JP2002148141A - 風洞実験装置及び方法 - Google Patents
風洞実験装置及び方法Info
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- JP2002148141A JP2002148141A JP2000346413A JP2000346413A JP2002148141A JP 2002148141 A JP2002148141 A JP 2002148141A JP 2000346413 A JP2000346413 A JP 2000346413A JP 2000346413 A JP2000346413 A JP 2000346413A JP 2002148141 A JP2002148141 A JP 2002148141A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実
験装置に関し、模型または模型周辺の風環境を、乱流強
度を含めて短時間で測定することが可能で、測定時間と
費用を低減することができる風洞実験装置及びその方法
を提供する。 【解決手段】 上記模型1または模型周辺に設置された
感温液晶2と、該感温液晶2を加熱する加熱手段6と、
上記感温液晶2を撮影する撮影装置3と、該撮影装置3
による上記感温液晶2の画像を解析する画像解析装置4
aとを備えた。
験装置に関し、模型または模型周辺の風環境を、乱流強
度を含めて短時間で測定することが可能で、測定時間と
費用を低減することができる風洞実験装置及びその方法
を提供する。 【解決手段】 上記模型1または模型周辺に設置された
感温液晶2と、該感温液晶2を加熱する加熱手段6と、
上記感温液晶2を撮影する撮影装置3と、該撮影装置3
による上記感温液晶2の画像を解析する画像解析装置4
aとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は模型周辺の風環境を
測定する際に使用される風環境定量化風洞実験装置(以
下、単に風洞実験装置と呼ぶ)及びその方法に関する。
測定する際に使用される風環境定量化風洞実験装置(以
下、単に風洞実験装置と呼ぶ)及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高層ビルや客船の甲板上等の構造物周辺
部での風環境は複雑であり、特にビル風と呼ばれる強風
による影響を十分に考慮する必要がある。よって、実際
に構造物を建造する前には、構造物と相似させた模型を
使用することで構造物周辺の風環境を測定、予測し、局
部的な強風が発生するようであれば防風板や樹木などの
強風対策手段を講じて、その効果を確認することが行な
われる。
部での風環境は複雑であり、特にビル風と呼ばれる強風
による影響を十分に考慮する必要がある。よって、実際
に構造物を建造する前には、構造物と相似させた模型を
使用することで構造物周辺の風環境を測定、予測し、局
部的な強風が発生するようであれば防風板や樹木などの
強風対策手段を講じて、その効果を確認することが行な
われる。
【0003】上記模型周辺の風環境を予測する手段とし
ては風洞実験装置が挙げられる。該風洞実験装置を使用
して模型周辺の風環境を測定する際の概略構成図を図8
及び図9に示す。
ては風洞実験装置が挙げられる。該風洞実験装置を使用
して模型周辺の風環境を測定する際の概略構成図を図8
及び図9に示す。
【0004】図8において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、24は熱線風速計、15bは風速
解析装置、25は熱線風速計24と風速解析装置15b
とを繋ぐ信号ケーブルであり、7は図示しない送風機等
によって模型周辺に供給される風を示す。
1に設置された模型、24は熱線風速計、15bは風速
解析装置、25は熱線風速計24と風速解析装置15b
とを繋ぐ信号ケーブルであり、7は図示しない送風機等
によって模型周辺に供給される風を示す。
【0005】図8に示す風洞実験装置では、熱線風速計
24を移動させながら模型周辺の多数点で風速を測定す
る。そして、信号ケーブル25を通じ、測定信号を風速
解析装置15bに入力して平均風速(U1)、乱流強度
(U2)及び真の風速(U)を解析する。
24を移動させながら模型周辺の多数点で風速を測定す
る。そして、信号ケーブル25を通じ、測定信号を風速
解析装置15bに入力して平均風速(U1)、乱流強度
(U2)及び真の風速(U)を解析する。
【0006】一方、図9において、1は風洞実験装置の
床面11に設置された模型、14は熱式風速計、15a
は風速解析装置、16は熱式風速計14と風速解析装置
15aとを繋ぐ信号ケーブルであり、7は図示しない送
風機等によって模型周辺に供給される風を示す。
床面11に設置された模型、14は熱式風速計、15a
は風速解析装置、16は熱式風速計14と風速解析装置
15aとを繋ぐ信号ケーブルであり、7は図示しない送
風機等によって模型周辺に供給される風を示す。
【0007】図9に示す風洞実験装置では、熱式風速計
14を模型周辺に多数設置することで、複数箇所の風速
を同時に測定できる。そして、信号ケーブル16を通
じ、測定信号を風速解析装置15aに入力して平均風速
(U1)、乱流強度(u2)及び風速(U’)を解析す
る。
14を模型周辺に多数設置することで、複数箇所の風速
を同時に測定できる。そして、信号ケーブル16を通
じ、測定信号を風速解析装置15aに入力して平均風速
(U1)、乱流強度(u2)及び風速(U’)を解析す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す風洞実験装置では各測定点毎に熱線風速計24を一
定時間(約1分間)保持して風速を測定する必要があ
り、それを多数の測定点(約100点以上)で繰り返さ
なければならない。よって、全測定点での測定時間は膨
大なものとなり、それに伴なう実験費用も膨大となる。
また、平均風速(U1)と乱流強度(U2)が出力され
るまでにも時間が掛かるから、防風板や樹木などの強風
対策手段を追加しても、直ぐにその効果を確認すること
ができず、最終的に効果的な対策を見いだすまでには膨
大の時間と費用が必要であった。
示す風洞実験装置では各測定点毎に熱線風速計24を一
定時間(約1分間)保持して風速を測定する必要があ
り、それを多数の測定点(約100点以上)で繰り返さ
なければならない。よって、全測定点での測定時間は膨
大なものとなり、それに伴なう実験費用も膨大となる。
また、平均風速(U1)と乱流強度(U2)が出力され
るまでにも時間が掛かるから、防風板や樹木などの強風
対策手段を追加しても、直ぐにその効果を確認すること
ができず、最終的に効果的な対策を見いだすまでには膨
大の時間と費用が必要であった。
【0009】一方、図9に示す風洞実験装置では安価で
ある熱式風速計14を模型周辺に多数設置して、一度に
風速を測定することが可能であり、測定時間を短縮する
ことができるが、設置作業や測定結果が出力されるまで
にはやはり多大な時間を要する。また、熱式風速計14
は平均風速(U1)を正確に測定できるが、応答性が十
分でないため、乱流強度(u2)を正確に測定できな
い。したがって、平均風速(U1)と乱流強度(u2)
とを加えた風速(U’)も真の風速(U)とは異なり、
過小評価となる。例えば、客船甲板上の風環境を測定す
る際には、弱風域と強風域を把握すると共に、平均風速
(U1)、乱流強度(U2)及び真の風速(U)が許容
範囲内に入っていることを確認する必要があるから、こ
のような実験では、熱式風速計14は不十分であった。
ある熱式風速計14を模型周辺に多数設置して、一度に
風速を測定することが可能であり、測定時間を短縮する
ことができるが、設置作業や測定結果が出力されるまで
にはやはり多大な時間を要する。また、熱式風速計14
は平均風速(U1)を正確に測定できるが、応答性が十
分でないため、乱流強度(u2)を正確に測定できな
い。したがって、平均風速(U1)と乱流強度(u2)
とを加えた風速(U’)も真の風速(U)とは異なり、
過小評価となる。例えば、客船甲板上の風環境を測定す
る際には、弱風域と強風域を把握すると共に、平均風速
(U1)、乱流強度(U2)及び真の風速(U)が許容
範囲内に入っていることを確認する必要があるから、こ
のような実験では、熱式風速計14は不十分であった。
【0010】したがって本発明の目的は模型または模型
周辺の風環境を、乱流強度を含めて短時間で測定するこ
とが可能で、測定時間と費用を低減することができる風
洞実験装置及びその方法を提供することにある。
周辺の風環境を、乱流強度を含めて短時間で測定するこ
とが可能で、測定時間と費用を低減することができる風
洞実験装置及びその方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するため、以下のような手段を提供するものであ
る。風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、 (1)上記模型周辺に設置された感温液晶と、該感温液
晶を加熱する加熱手段と、上記感温液晶を撮影する撮影
装置と、該撮影装置による上記感温液晶の画像を解析す
る画像解析装置とを備えたことを特徴とする風洞実験装
置。 (2)上記模型周辺に設置された感圧紙と、該感圧紙を
撮影する撮影装置と、該撮影装置による上記感圧紙の画
像を解析する画像解析装置とを備えたことを特徴とする
風洞実験装置。 (3)上記模型周辺を加熱する加熱手段と、上記模型周
辺を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメラの画像を
解析する画像解析装置とを備えたことを特徴とする風洞
実験装置。 (4)上記加熱手段が赤外線ランプまたは電気ヒータで
あることを特徴とする上記(3)に記載の風洞実験装
置。 (5)上記模型周辺に設置された格子状の発熱体と、該
発熱体を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメラの画
像を解析する画像解析装置とを備えたことを特徴とする
風洞実験装置。 (6)上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を解析
すると共に、上記解析結果と校正線図とから乱流強度を
解析することを特徴とする風洞実験方法。 (7)上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を解析
すると共に、上記模型周辺に設置したタフトの振れ幅を
測定して、乱流強度を解析することを特徴とする風洞実
験方法。
を解決するため、以下のような手段を提供するものであ
る。風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、 (1)上記模型周辺に設置された感温液晶と、該感温液
晶を加熱する加熱手段と、上記感温液晶を撮影する撮影
装置と、該撮影装置による上記感温液晶の画像を解析す
る画像解析装置とを備えたことを特徴とする風洞実験装
置。 (2)上記模型周辺に設置された感圧紙と、該感圧紙を
撮影する撮影装置と、該撮影装置による上記感圧紙の画
像を解析する画像解析装置とを備えたことを特徴とする
風洞実験装置。 (3)上記模型周辺を加熱する加熱手段と、上記模型周
辺を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメラの画像を
解析する画像解析装置とを備えたことを特徴とする風洞
実験装置。 (4)上記加熱手段が赤外線ランプまたは電気ヒータで
あることを特徴とする上記(3)に記載の風洞実験装
置。 (5)上記模型周辺に設置された格子状の発熱体と、該
発熱体を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメラの画
像を解析する画像解析装置とを備えたことを特徴とする
風洞実験装置。 (6)上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を解析
すると共に、上記解析結果と校正線図とから乱流強度を
解析することを特徴とする風洞実験方法。 (7)上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を解析
すると共に、上記模型周辺に設置したタフトの振れ幅を
測定して、乱流強度を解析することを特徴とする風洞実
験方法。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を、図
1により説明する。図1において、1は風洞実験装置の
床面11に設置された模型、2は感温液晶、3はビデオ
カメラ、4aは画像解析装置、5aはビデオカメラ3と
画像解析装置4aとを繋ぐ信号ケーブル、6は赤外線ラ
ンプである。
1により説明する。図1において、1は風洞実験装置の
床面11に設置された模型、2は感温液晶、3はビデオ
カメラ、4aは画像解析装置、5aはビデオカメラ3と
画像解析装置4aとを繋ぐ信号ケーブル、6は赤外線ラ
ンプである。
【0013】模型周辺に設置された感温液晶2は赤外線
ランプ6によって一様に加熱され、一定温度に保持され
ている。その状態で、図示しない送風機等によって風7
が供給されると、模型周辺の強風域8aでは風7によっ
て熱が奪われて温度が低下するから、感温液晶2の色に
も変化が生じる。それをビデオカメラ3にて撮影し、信
号ケーブル5aを通じて画像解析装置4aに入力するこ
とにより、模型周辺の風速分布が解析される。
ランプ6によって一様に加熱され、一定温度に保持され
ている。その状態で、図示しない送風機等によって風7
が供給されると、模型周辺の強風域8aでは風7によっ
て熱が奪われて温度が低下するから、感温液晶2の色に
も変化が生じる。それをビデオカメラ3にて撮影し、信
号ケーブル5aを通じて画像解析装置4aに入力するこ
とにより、模型周辺の風速分布が解析される。
【0014】本発明の第1の実施の形態によれば、感温
液晶2の表面温度が風速によって変化する現象を利用す
ると共に、ビデオカメラ3と画像解析装置4aとを利用
することで、測定器等を移動させることなく一度に広範
囲の測定が可能となり、風速分布を定性的に把握するこ
とができる。しかも、測定点毎の断片的な出力となる熱
線風速計や熱式風速計での測定とは異なり、連続的な画
像として風速分布を解析できるから測定精度も高くな
る。また、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に画像と
して解析できるから、防風板や樹木などの強風対策手段
の効果を即座に確認でき、短時間で効果的な防風手段を
決定することが可能となる。
液晶2の表面温度が風速によって変化する現象を利用す
ると共に、ビデオカメラ3と画像解析装置4aとを利用
することで、測定器等を移動させることなく一度に広範
囲の測定が可能となり、風速分布を定性的に把握するこ
とができる。しかも、測定点毎の断片的な出力となる熱
線風速計や熱式風速計での測定とは異なり、連続的な画
像として風速分布を解析できるから測定精度も高くな
る。また、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に画像と
して解析できるから、防風板や樹木などの強風対策手段
の効果を即座に確認でき、短時間で効果的な防風手段を
決定することが可能となる。
【0015】さらに、事前に感温液晶2の表面温度と風
速との関係を実験的に確認しておけば、ビデオ信号の画
像解析結果から定量的な風速分布を求めることもでき
る。
速との関係を実験的に確認しておけば、ビデオ信号の画
像解析結果から定量的な風速分布を求めることもでき
る。
【0016】なお、感温液晶2としてはコレステリック
混合液晶が適当である。また、図1では感温液晶2を加
熱する手段として赤外線ランプ6を用いているが、例え
ば電気ヒ−タを使用することも可能であり、感温液晶2
を一様に加熱し、一定温度に保持できるものであれば手
段は限定されない。
混合液晶が適当である。また、図1では感温液晶2を加
熱する手段として赤外線ランプ6を用いているが、例え
ば電気ヒ−タを使用することも可能であり、感温液晶2
を一様に加熱し、一定温度に保持できるものであれば手
段は限定されない。
【0017】次に本発明の第2の実施の形態を図2によ
り説明する。図2において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、9は感圧紙、3はビデオカメラ、
4aは画像解析装置、5aはビデオカメラ3と画像解析
装置4aとを繋ぐ信号ケーブルである。
り説明する。図2において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、9は感圧紙、3はビデオカメラ、
4aは画像解析装置、5aはビデオカメラ3と画像解析
装置4aとを繋ぐ信号ケーブルである。
【0018】感圧紙9の下面にはマイクロカプセル化し
た発色剤が塗布してあって、感圧紙9は模型1の周辺に
設置されている。そして、図示しない送風機等によって
風7が供給されると、模型周辺の強風域8bでは風7に
よって静圧が低下するのに伴ない感圧紙が加圧され、マ
イクロカプセルが破裂することで発色する。それをビデ
オカメラ3にて撮影し、信号ケーブル5aを通じて画像
解析装置4aに入力することにより、模型周辺の風速分
布が解析される。
た発色剤が塗布してあって、感圧紙9は模型1の周辺に
設置されている。そして、図示しない送風機等によって
風7が供給されると、模型周辺の強風域8bでは風7に
よって静圧が低下するのに伴ない感圧紙が加圧され、マ
イクロカプセルが破裂することで発色する。それをビデ
オカメラ3にて撮影し、信号ケーブル5aを通じて画像
解析装置4aに入力することにより、模型周辺の風速分
布が解析される。
【0019】本発明の第2の実施の形態によれば、風7
により模型周辺の動圧が増加し、静圧が低下すること
と、感圧紙9の色が風速によって変化する現象を利用す
ると共に、ビデオカメラ3と画像解析装置4aとを利用
することで、測定器等を移動させることなく一度に広範
囲の測定が可能となり、風速分布を定性的に把握するこ
とができる。しかも、測定点毎の断片的な出力となる熱
線風速計や熱式風速計での測定とは異なり、連続的な画
像として風速分布を解析できるから測定精度も高くな
る。また、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に画像と
して解析できるから、防風板や樹木などの強風対策手段
の効果を即座に確認でき、短時間で効果的な防風手段を
決定することが可能となる。
により模型周辺の動圧が増加し、静圧が低下すること
と、感圧紙9の色が風速によって変化する現象を利用す
ると共に、ビデオカメラ3と画像解析装置4aとを利用
することで、測定器等を移動させることなく一度に広範
囲の測定が可能となり、風速分布を定性的に把握するこ
とができる。しかも、測定点毎の断片的な出力となる熱
線風速計や熱式風速計での測定とは異なり、連続的な画
像として風速分布を解析できるから測定精度も高くな
る。また、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に画像と
して解析できるから、防風板や樹木などの強風対策手段
の効果を即座に確認でき、短時間で効果的な防風手段を
決定することが可能となる。
【0020】また、事前に感圧紙9の色と風速との関係
を実験的に確認しておけば、ビデオ信号の画像解析結果
から定量的な風速分布を求めることもできる。
を実験的に確認しておけば、ビデオ信号の画像解析結果
から定量的な風速分布を求めることもできる。
【0021】次に本発明の第3の実施の形態を図3によ
り説明する。図3において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、6は赤外線ランプ、10は赤外線
カメラ、4bは画像解析装置、5bは赤外線カメラ10
と画像解析装置4bとを繋ぐ信号ケーブルである。
り説明する。図3において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、6は赤外線ランプ、10は赤外線
カメラ、4bは画像解析装置、5bは赤外線カメラ10
と画像解析装置4bとを繋ぐ信号ケーブルである。
【0022】模型周辺の床面11は赤外線ランプ6によ
って一様に加熱され、一定温度に保持されている。その
状態で、図示しない送風機等によって風7が供給される
と、模型周辺の強風域8cでは風7によって熱が奪われ
て温度が低下するから、床面11の温度にも変化が生じ
る。それを赤外線カメラ10にて撮影し、信号ケーブル
5bを通じて画像解析装置4bに入力することで、模型
周辺の風速分布が解析される。
って一様に加熱され、一定温度に保持されている。その
状態で、図示しない送風機等によって風7が供給される
と、模型周辺の強風域8cでは風7によって熱が奪われ
て温度が低下するから、床面11の温度にも変化が生じ
る。それを赤外線カメラ10にて撮影し、信号ケーブル
5bを通じて画像解析装置4bに入力することで、模型
周辺の風速分布が解析される。
【0023】本発明の第3の実施の形態によれば、風7
により模型周辺の温度が低下する現象を利用すると共
に、赤外線カメラ10と画像解析装置4bとを利用する
ことで、測定器等を移動させることなく一度に広範囲の
測定が可能となり、風速分布を定性的に把握することが
できる。しかも、測定点毎の断片的な出力となる熱線風
速計や熱式風速計での測定とは異なり、連続的な画像と
して風速分布を解析できるから測定精度も高くなる。更
に、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に画像として解
析できるから、防風板や樹木などの強風対策手段の効果
を即座に確認でき、短時間で効果的な防風手段を決定す
ることが可能となる。
により模型周辺の温度が低下する現象を利用すると共
に、赤外線カメラ10と画像解析装置4bとを利用する
ことで、測定器等を移動させることなく一度に広範囲の
測定が可能となり、風速分布を定性的に把握することが
できる。しかも、測定点毎の断片的な出力となる熱線風
速計や熱式風速計での測定とは異なり、連続的な画像と
して風速分布を解析できるから測定精度も高くなる。更
に、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に画像として解
析できるから、防風板や樹木などの強風対策手段の効果
を即座に確認でき、短時間で効果的な防風手段を決定す
ることが可能となる。
【0024】また、事前に赤外線カメラ10の画像と風
速との関係を実験的に確認しておけば、赤外線信号の画
像解析結果から定量的な風速分布を求めることもでき
る。
速との関係を実験的に確認しておけば、赤外線信号の画
像解析結果から定量的な風速分布を求めることもでき
る。
【0025】なお、図3では床面11を加熱する手段と
して赤外線ランプ6を用いているが、例えば図4に示す
ように電気ヒ−タ12を設置しても良く、床面11を一
様に加熱し、一定温度に保持できるものであれば手段は
限定されない。
して赤外線ランプ6を用いているが、例えば図4に示す
ように電気ヒ−タ12を設置しても良く、床面11を一
様に加熱し、一定温度に保持できるものであれば手段は
限定されない。
【0026】次に本発明の第4の実施の形態を図5によ
り説明する。図5において、1は模型、13は格子ヒ−
タ、10は赤外線カメラ、4bは画像解析装置、5bは
赤外線カメラ10と画像解析装置4bとを繋ぐ信号ケー
ブルである。
り説明する。図5において、1は模型、13は格子ヒ−
タ、10は赤外線カメラ、4bは画像解析装置、5bは
赤外線カメラ10と画像解析装置4bとを繋ぐ信号ケー
ブルである。
【0027】模型1の近傍には格子ヒ−タ13が設置さ
れ、該ヒ−タ13は一定温度に保持されている。その状
態で、図示しない送風機等によって風7が供給される
と、模型周辺の強風域では風7によって熱が奪われて格
子ヒータ13の温度が低下する。それを赤外線カメラ1
0にて撮影し、信号ケーブル5bを通じて画像解析装置
4bに入力することにより、模型周辺の風速分布が解析
される。
れ、該ヒ−タ13は一定温度に保持されている。その状
態で、図示しない送風機等によって風7が供給される
と、模型周辺の強風域では風7によって熱が奪われて格
子ヒータ13の温度が低下する。それを赤外線カメラ1
0にて撮影し、信号ケーブル5bを通じて画像解析装置
4bに入力することにより、模型周辺の風速分布が解析
される。
【0028】本発明の第4の実施の形態によれば、風7
により模型周辺の温度が低下する現象を利用すると共
に、赤外線カメラ10と画像解析装置4bとを利用する
ことで、測定器等を移動させることなく一度に広範囲の
測定が可能となり、風速分布を定性的に把握することが
できる。しかも、格子のメッシュを細かくすることで測
定精度を高くすることもできる。また、実験条件毎の測
定結果をほぼ瞬間的に画像として解析できるから、防風
板や樹木などの強風対策手段の効果を即座に確認でき、
短時間で効果的な防風手段を決定することが可能とな
る。
により模型周辺の温度が低下する現象を利用すると共
に、赤外線カメラ10と画像解析装置4bとを利用する
ことで、測定器等を移動させることなく一度に広範囲の
測定が可能となり、風速分布を定性的に把握することが
できる。しかも、格子のメッシュを細かくすることで測
定精度を高くすることもできる。また、実験条件毎の測
定結果をほぼ瞬間的に画像として解析できるから、防風
板や樹木などの強風対策手段の効果を即座に確認でき、
短時間で効果的な防風手段を決定することが可能とな
る。
【0029】また、事前に赤外線カメラ10の画像と風
速との関係を実験的に確認しておけば、赤外線信号の画
像解析結果から定量的な風速分布を求めることもでき
る。さらに、格子ヒ−タ13を水平に設置すれば、水平
面での風速分布を測定でき、格子ヒ−タ13を鉛直に設
置すれば、鉛直断面での風速分布を測定することもでき
る。
速との関係を実験的に確認しておけば、赤外線信号の画
像解析結果から定量的な風速分布を求めることもでき
る。さらに、格子ヒ−タ13を水平に設置すれば、水平
面での風速分布を測定でき、格子ヒ−タ13を鉛直に設
置すれば、鉛直断面での風速分布を測定することもでき
る。
【0030】次に本発明の第5の実施の形態を図6によ
り説明する。図6において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、14は熱式風速計、15aは風速
解析装置、16は熱式風速計14と風速解析装置15a
とを繋ぐ信号ケーブルであり、17は校正線図を示す。
り説明する。図6において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、14は熱式風速計、15aは風速
解析装置、16は熱式風速計14と風速解析装置15a
とを繋ぐ信号ケーブルであり、17は校正線図を示す。
【0031】ここで、校正線図17は、熱式風速計14
の応答性(測定部の感度)が十分でなく、測定による乱
流強度(u2)が実際の乱流強度(U2)よりも過小評
価となり、測定による風速(U’)と真の風速(U)と
が相違する問題があることから、事前に熱式風速計14
の乱流強度と応答性の良い熱線風速計の乱流強度との関
係を求めたものであり、図6におけるaは実験により算
出される熱式風速計と熱線風速計との係数である。
の応答性(測定部の感度)が十分でなく、測定による乱
流強度(u2)が実際の乱流強度(U2)よりも過小評
価となり、測定による風速(U’)と真の風速(U)と
が相違する問題があることから、事前に熱式風速計14
の乱流強度と応答性の良い熱線風速計の乱流強度との関
係を求めたものであり、図6におけるaは実験により算
出される熱式風速計と熱線風速計との係数である。
【0032】本発明の第5の実施の形態によれば、校正
線図17を用いて、真の乱流強度(U2)を求めること
ができるから、応答性が十分でない熱式風速計を用いて
も乱流強度を正確に解析することができる。よって、平
均風速(U1)、乱流強度(U2)及び真の風速(U)
が設定された許容範囲内に入っていることを確認する必
要がある客船甲板上等の風環境を解析する際にも適用す
ることができる。また、実験条件毎の測定結果を従来よ
りも短時間で解析できるから、防風板や樹木などの強風
対策手段の効果を従来よりも早く確認でき、効果的に防
風手段を決定することが可能となる。
線図17を用いて、真の乱流強度(U2)を求めること
ができるから、応答性が十分でない熱式風速計を用いて
も乱流強度を正確に解析することができる。よって、平
均風速(U1)、乱流強度(U2)及び真の風速(U)
が設定された許容範囲内に入っていることを確認する必
要がある客船甲板上等の風環境を解析する際にも適用す
ることができる。また、実験条件毎の測定結果を従来よ
りも短時間で解析できるから、防風板や樹木などの強風
対策手段の効果を従来よりも早く確認でき、効果的に防
風手段を決定することが可能となる。
【0033】次に本発明の第6の実施の形態を図7によ
り説明する。図7において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、3はビデオカメラ、4aは画像解
析装置、5aはビデオカメラ3と画像解析装置4aとを
繋ぐ信号ケーブル、14は熱式風速計、18はタフト、
15aは風速解析装置、16は熱式風速計14と風速解
析装置15aとを繋ぐ信号ケーブルであり、20はタフ
トの振れ幅、21はタフトの積算画像、22は校正線図
を示す。
り説明する。図7において、1は風洞実験装置の床面1
1に設置された模型、3はビデオカメラ、4aは画像解
析装置、5aはビデオカメラ3と画像解析装置4aとを
繋ぐ信号ケーブル、14は熱式風速計、18はタフト、
15aは風速解析装置、16は熱式風速計14と風速解
析装置15aとを繋ぐ信号ケーブルであり、20はタフ
トの振れ幅、21はタフトの積算画像、22は校正線図
を示す。
【0034】ここで、校正線図22は事前にタフトの振
れ幅20と熱線風速計による乱流強度との関係を求めた
ものであり、図7におけるbは実験により算出される熱
式風速計とタクトの振れ幅との係数である。
れ幅20と熱線風速計による乱流強度との関係を求めた
ものであり、図7におけるbは実験により算出される熱
式風速計とタクトの振れ幅との係数である。
【0035】模型周辺には多数の熱式風速計14とタフ
ト18が設置されており、その状態で、図示しない送風
機等によって風7が供給される。すると、模型周辺の熱
式風速計14は風7によって温度が低下する。この温度
変化を信号ケーブル16を通じて風速解析装置15aに
入力することにより、模型周辺の平均風速(U1)が解
析される。一方、タフト18をビデオカメラ3にて撮影
し、このビデオ信号を画像解析装置4aにより信号ケー
ブル19を通じて積算画像21として解析し、一定時間
のタフトの振れ幅(w)と校正線図22とから乱流強度
(U2)を求める。
ト18が設置されており、その状態で、図示しない送風
機等によって風7が供給される。すると、模型周辺の熱
式風速計14は風7によって温度が低下する。この温度
変化を信号ケーブル16を通じて風速解析装置15aに
入力することにより、模型周辺の平均風速(U1)が解
析される。一方、タフト18をビデオカメラ3にて撮影
し、このビデオ信号を画像解析装置4aにより信号ケー
ブル19を通じて積算画像21として解析し、一定時間
のタフトの振れ幅(w)と校正線図22とから乱流強度
(U2)を求める。
【0036】本発明の第6の実施の形態によれば、校正
線図22を用いて、真の乱流強度(U2)を求めること
ができるから、応答性が十分でない熱式風速計を用いて
も乱流強度を正確に解析することができる。よって、平
均風速(U1)、乱流強度(U2)及び風速(U)が設
定された許容範囲内に入っていることを確認する必要が
ある客船甲板上等の風環境を解析する際にも適用するこ
とができる。また、実験条件毎の測定結果を従来よりも
短時間で解析できるから、防風板や樹木などの強風対策
手段の効果を従来よりも早く確認でき、効果的に防風手
段を決定することが可能となる。
線図22を用いて、真の乱流強度(U2)を求めること
ができるから、応答性が十分でない熱式風速計を用いて
も乱流強度を正確に解析することができる。よって、平
均風速(U1)、乱流強度(U2)及び風速(U)が設
定された許容範囲内に入っていることを確認する必要が
ある客船甲板上等の風環境を解析する際にも適用するこ
とができる。また、実験条件毎の測定結果を従来よりも
短時間で解析できるから、防風板や樹木などの強風対策
手段の効果を従来よりも早く確認でき、効果的に防風手
段を決定することが可能となる。
【0037】ところで、上記本発明の第1の実施の形
態、第2の実施の形態及び第6の実施の形態において撮
影装置はビデオカメラを用いて説明しているが、画像解
析装置への入力はビデオ信号またはディジタル信号であ
れば良いことから、ディジタルカメラを使用しても良
い。また、スチルカメラにて撮影したものをスキャナ等
でディジタル信号へ変換してもよい。
態、第2の実施の形態及び第6の実施の形態において撮
影装置はビデオカメラを用いて説明しているが、画像解
析装置への入力はビデオ信号またはディジタル信号であ
れば良いことから、ディジタルカメラを使用しても良
い。また、スチルカメラにて撮影したものをスキャナ等
でディジタル信号へ変換してもよい。
【0038】
【発明の効果】本願の請求項1に記載された発明による
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺に設置された感温液晶と、該感
温液晶を加熱する加熱手段と、上記感温液晶を撮影する
撮影装置と、該撮影装置による上記感温液晶の画像を解
析する画像解析装置とを備えたことにより、実験条件毎
の測定結果をほぼ瞬間的に解析することが可能となるか
ら、測定時間と費用を低減することができる。
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺に設置された感温液晶と、該感
温液晶を加熱する加熱手段と、上記感温液晶を撮影する
撮影装置と、該撮影装置による上記感温液晶の画像を解
析する画像解析装置とを備えたことにより、実験条件毎
の測定結果をほぼ瞬間的に解析することが可能となるか
ら、測定時間と費用を低減することができる。
【0039】本願の請求項2に記載された発明による
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺に設置された感圧紙と、該感圧
紙を撮影する撮影装置と、該撮影装置による上記感圧紙
の画像を解析する画像解析装置とを備えたことにより、
実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に解析することが可
能となるから、測定時間と費用を低減することができ
る。
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺に設置された感圧紙と、該感圧
紙を撮影する撮影装置と、該撮影装置による上記感圧紙
の画像を解析する画像解析装置とを備えたことにより、
実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に解析することが可
能となるから、測定時間と費用を低減することができ
る。
【0040】本願の請求項3に記載された発明による
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺を加熱する加熱手段と、上記模
型周辺を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメラの画
像を解析する画像解析装置とを備えたことにより、実験
条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に解析することが可能と
なるから、測定時間と費用を低減することができる。
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺を加熱する加熱手段と、上記模
型周辺を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメラの画
像を解析する画像解析装置とを備えたことにより、実験
条件毎の測定結果をほぼ瞬間的に解析することが可能と
なるから、測定時間と費用を低減することができる。
【0041】本願の請求項4に記載された発明による
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺を加熱する赤外線ランプまたは
電気ヒータと、上記模型周辺を撮影する赤外線カメラ
と、該赤外線カメラの画像を解析する画像解析装置とを
備えたことにより、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的
に解析することが可能となるから、測定時間と費用を低
減することができる。
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺を加熱する赤外線ランプまたは
電気ヒータと、上記模型周辺を撮影する赤外線カメラ
と、該赤外線カメラの画像を解析する画像解析装置とを
備えたことにより、実験条件毎の測定結果をほぼ瞬間的
に解析することが可能となるから、測定時間と費用を低
減することができる。
【0042】本願の請求項5に記載された発明による
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺に設置された格子状の発熱体
と、該発熱体を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメ
ラの画像を解析する画像解析装置とを備えたことによ
り、上記発熱体の設置位置を容易に変えることが可能と
なるから、水平面や鉛直断面等での風速分布を容易に測
定することができる。
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺に設置された格子状の発熱体
と、該発熱体を撮影する赤外線カメラと、該赤外線カメ
ラの画像を解析する画像解析装置とを備えたことによ
り、上記発熱体の設置位置を容易に変えることが可能と
なるから、水平面や鉛直断面等での風速分布を容易に測
定することができる。
【0043】本願の請求項6に記載された発明による
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を
解析すると共に、上記解析結果と校正線図とから乱流強
度を正確に解析することができるから、応答性が十分で
ない測定機器を用いても乱流強度を正確に解析できる。
また、測定条件毎の測定結果を従来よりも短時間で解析
することが可能となるから、測定時間と費用を低減する
ことができる。
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を
解析すると共に、上記解析結果と校正線図とから乱流強
度を正確に解析することができるから、応答性が十分で
ない測定機器を用いても乱流強度を正確に解析できる。
また、測定条件毎の測定結果を従来よりも短時間で解析
することが可能となるから、測定時間と費用を低減する
ことができる。
【0044】本願の請求項7に記載された発明による
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を
解析すると共に、上記模型周辺に設置したタフトの振れ
幅から乱流強度を正確に解析することができるから、応
答性が十分でない測定機器を用いても乱流強度を正確に
解析できる。また、測定条件毎の測定結果を従来よりも
短時間で解析することが可能となるから、測定時間と費
用を大幅に低減することができる。
と、風洞内に設置した模型に風を供給する風洞実験装置
において、上記模型周辺の風速を測定して、風速分布を
解析すると共に、上記模型周辺に設置したタフトの振れ
幅から乱流強度を正確に解析することができるから、応
答性が十分でない測定機器を用いても乱流強度を正確に
解析できる。また、測定条件毎の測定結果を従来よりも
短時間で解析することが可能となるから、測定時間と費
用を大幅に低減することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る風洞実験装置
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は上視図
を示す。
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は上視図
を示す。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る風洞実験装置
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は上視図
を示す。
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は上視図
を示す。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る風洞実験装置
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は上視図
を示す。
の概略構成図であり、(a)は正面図、(b)は上視図
を示す。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る風洞実験装置
の概略構成図であって、図3と異なる一例を示し、
(a)は正面図、(b)は上視図を示す。
の概略構成図であって、図3と異なる一例を示し、
(a)は正面図、(b)は上視図を示す。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る風洞実験装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係る風洞実験装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態に係る風洞実験装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図8】熱線風速計による従来の一般的な風洞実験装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図9】熱式風速計による従来の一般的な風洞実験装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
1 模型 2 感温液晶 3 ビデオカメラ 4a、4b 画像解析装置 5a、5b 信号ケーブル 6 赤外線ランプ 7 風 8a、8b、8c、8d 強風域 9 感圧紙 10 赤外線カメラ 11 床面 12 電気ヒ−タ 13 格子ヒ−タ 14 熱式風速計 15 風速解析装置 16 信号ケーブル 17 校正線図 18 タフト 19 信号ケーブル 20 タフトの振れ幅 21 積算画像 22 校正線図 23 信号ケーブル 24 熱線風速計 25 信号ケーブル
Claims (7)
- 【請求項1】 風洞内に設置した模型に風を供給する風
洞実験装置において、上記模型周辺に設置された感温液
晶と、該感温液晶を加熱する加熱手段と、上記感温液晶
を撮影する撮影装置と、該撮影装置による上記感温液晶
の画像を解析する画像解析装置とを備えたことを特徴と
する風洞実験装置。 - 【請求項2】 風洞内に設置した模型に風を供給する風
洞実験装置において、上記模型周辺に設置された感圧紙
と、該感圧紙を撮影する撮影装置と、該撮影装置による
上記感圧紙の画像を解析する画像解析装置とを備えたこ
とを特徴とする風洞実験装置。 - 【請求項3】 風洞内に設置した模型に風を供給する風
洞実験装置において、上記模型周辺を加熱する加熱手段
と、上記模型周辺を撮影する赤外線カメラと、該赤外線
カメラの画像を解析する画像解析装置とを備えたことを
特徴とする風洞実験装置。 - 【請求項4】 上記加熱手段が赤外線ランプまたは電気
ヒータであることを特徴とする請求項3に記載の風洞実
験装置。 - 【請求項5】 風洞内に設置した模型に風を供給する風
洞実験装置において、上記模型周辺に設置された格子状
の発熱体と、該発熱体を撮影する赤外線カメラと、該赤
外線カメラの画像を解析する画像解析装置とを備えたこ
とを特徴とする風洞実験装置。 - 【請求項6】 風洞内に設置した模型に風を供給する風
洞実験装置において、上記模型周辺の風速を測定して、
風速分布を解析すると共に、上記解析結果と校正線図と
から乱流強度を解析することを特徴とする風洞実験方
法。 - 【請求項7】 風洞内に設置した模型に風を供給する風
洞実験装置において、上記模型周辺の風速を測定して、
風速分布を解析すると共に、上記模型周辺に設置したタ
フトの振れ幅を測定して、乱流強度を解析することを特
徴とする風洞実験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000346413A JP2002148141A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 風洞実験装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000346413A JP2002148141A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 風洞実験装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002148141A true JP2002148141A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18820284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000346413A Withdrawn JP2002148141A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 風洞実験装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002148141A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009192470A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | フランジ用アタッチメント、ガス漏れ検知システムおよびコンピュータプログラム |
CN102706530A (zh) * | 2012-06-29 | 2012-10-03 | 上海理工大学 | 一种用液体模拟气体速度和温度变化的方法 |
CN110455490A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-15 | 中国人民解放军国防科技大学 | 超声速和高超声速风洞流场湍流度的计算方法及装置 |
CN111766039A (zh) * | 2020-07-10 | 2020-10-13 | 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 | 一种亚声速风洞可压缩流体扰动模态测量结果解算方法 |
-
2000
- 2000-11-14 JP JP2000346413A patent/JP2002148141A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009192470A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | フランジ用アタッチメント、ガス漏れ検知システムおよびコンピュータプログラム |
CN102706530A (zh) * | 2012-06-29 | 2012-10-03 | 上海理工大学 | 一种用液体模拟气体速度和温度变化的方法 |
CN110455490A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-15 | 中国人民解放军国防科技大学 | 超声速和高超声速风洞流场湍流度的计算方法及装置 |
CN111766039A (zh) * | 2020-07-10 | 2020-10-13 | 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 | 一种亚声速风洞可压缩流体扰动模态测量结果解算方法 |
CN111766039B (zh) * | 2020-07-10 | 2022-04-15 | 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 | 一种亚声速风洞可压缩流体扰动模态测量结果解算方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |