JP2002148010A - 膜厚測定方法 - Google Patents

膜厚測定方法

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JP2002148010A
JP2002148010A JP2000339083A JP2000339083A JP2002148010A JP 2002148010 A JP2002148010 A JP 2002148010A JP 2000339083 A JP2000339083 A JP 2000339083A JP 2000339083 A JP2000339083 A JP 2000339083A JP 2002148010 A JP2002148010 A JP 2002148010A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定対象の導電性薄膜を直接精度良く測定でき
る技術を提供する。 【解決手段】インダクタンスブリッジが配置されたセン
サー7に基板を近づけない状態で、インダクタンスブリ
ッジを構成する測定コイルのドリフト量Ldriftを測定
しておき、基板5をセンサー7に近づけ、測定コイルの
ドリフト量Ldriftと渦電流の影響による変化量ΔLの
和を測定する。減算によりドリフト量Ldriftが消去さ
れ、変化量ΔLが求められる。距離測定装置9により、
基板5表面の導電性薄膜と測定コイルとの間の距離を測
定し、データベースに照合すると、変化量ΔLと距離か
ら、導電性薄膜の膜厚が求められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膜厚測定の技術分
野にかかり、特に、導電性薄膜内に渦電流を生成し、渦
電流の影響によるインダクタンス成分の変化を測定して
膜厚を求める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の膜厚測定方法の一例を説明す
る。図11(a)の符号110は、シリコン基板等の基板
本体を示しており、該基板本体110上には、金属薄膜
から成る導電性薄膜111が形成されている。
【0003】この導電性薄膜111の膜厚を測定しよう
とする場合、同図(b)に示すように、導電性薄膜111
の一部を除去して開口112を形成し、導電性薄膜11
1表面に探針の先端を接触させ、開口112を横切ると
きに、導電性薄膜111表面と開口112底面の基板本
体110表面との間の段差を探針によって感知し、導電
性薄膜111の厚さを測定している(触針式膜厚測定方
法)。
【0004】この膜厚測定方法は、基板本体110等の
歪みやそりに影響されない正確な値が得られるため、薄
膜を成長させるプロセスや、薄膜をエッチングするプロ
セスの評価等に用いられている。
【0005】しかしながら、上記の測定方法は煩雑であ
る。しかも、製品となる半導体基板には開口を形成でき
ないため、膜厚測定用の基板を別途用意し、製品と同じ
プロセスで導電性薄膜を形成し、その導電性薄膜の膜厚
を測定することで、実際に形成される導電性薄膜の膜厚
を推定する必要がある。従って、上記方法では、間接的
な膜厚測定である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、測定対象の
導電性薄膜を直接精度良く測定できる技術を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
不都合を解決するために創作されたものであり、請求項
1記載の発明は、基準コイルと測定コイルが直列接続さ
れた回路と、2個の基準抵抗が直列接続された回路とが
並列接続されたインダクタンスブリッジを用い、前記基
準コイルよりも前記測定コイルに近接した位置に導電性
薄膜を配置し、前記インダクタンスブリッジに交流電圧
を印加して前記導電性薄膜中に渦電流を発生させ、前記
接続中点間に現れた電圧を測定する第1の工程を有し、
前記接続中点間に現れた電圧から、前記導電性薄膜の膜
厚Dを求める膜厚測定方法であって、前記金属薄膜を前
記基準コイルと前記測定コイルに近づけない状態で前記
インダクタンスブリッジに交流電圧を印加し、前記直列
接続回路の接続中点間に現れる交流電圧を測定する第2
の工程を有し、前記第1の工程の測定結果と、前記第2
の工程の測定結果から、前記導電性薄膜の膜厚Dを求め
る膜厚測定方法である。請求項2記載の発明は、前記第
1の工程は、前記第2の工程を行った直前又は直後に行
う請求項1記載の膜厚測定方法である。第2の工程で
は、後述するように測定コイルのドリフト量Ldrift
測定され、第1の工程では、ドリフト量Ldriftに加
え、渦電流の影響によるインダクタンス成分の変化量Δ
Lが測定される。ドリフト量Ldriftは経時変化によっ
て変動するので、第2の工程による測定後、できれば数
分以内、少なくとも1時間以内に第1の工程による測定
を行い、ドリフト量Ldriftの影響を消去するようにす
るとよい。即ち、第2の工程後、第1の工程を可及的速
やかに行うとよい。請求項3記載の発明は、予め、既知
の異なる膜厚Dに対する前記第1の工程の測定結果を求
めデータベースとして求めておき、前記第1、第2の工
程の測定結果を、前記データベースに照合し、前記膜厚
Dを逆算する請求項3記載の膜厚測定方法である。請求
項4記載の発明は、前記データベースには、前記第1の
工程の測定結果を与える前記測定コイルと前記導電性薄
膜との間の距離Wを含み、測定対象となる導電性薄膜の
膜厚Dを求める際に、前記測定コイルと前記導電性薄膜
との距離Wを測定し、前記第1、第2の工程の測定結果
と、測定した前記距離Wを前記データベースに照合する
請求項3記載の膜厚測定方法である。請求項5記載の発
明は、前記導電性薄膜の膜厚変化を検出する請求項1乃
至請求項4のいずれか1項記載の膜厚測定方法であっ
て、前記第1の工程は、前記導電性薄膜の膜厚変化中に
二回以上行う膜厚測定方法である。
【0008】先ず、本発明の測定原理を説明する。図2
の符号10は、Maxwellブリッジと呼ばれるイン
ダクタンスブリッジを示している。
【0009】このインダクタンスブリッジ10は、測定
コイル11と、基準コイル12と、第1、第2の基準抵
抗14、15を有している。
【0010】測定コイル11と基準コイル12とは、接
続中点23において互いに直列接続されており、また、
第1、第2の基準抵抗14、15は、同様に、接続中点
24において互いに直列接続されている。
【0011】測定コイル11と基準コイル12の直列接
続回路と、第1、第2の基準抵抗14、15の直列接続
回路は、その両端の並列接続点21、22において互い
に並列接続されている。
【0012】測定コイル11のインダクタンス成分の大
きさと基準コイル12のインダクタンス成分の大きさを
等しくし、また、第1、第2の基準抵抗14、15の抵
抗成分を等しくすると、インダクタンスブリッジ10の
バランスがとれ、並列接続点21、22に交流電圧VD
を印加しても、接続中点23、24の間に電圧は現われ
ない。
【0013】しかし、インダクタンスブリッジ10のバ
ランスが取れていても、測定コイル11に基板5を近づ
けた場合、基板5の内部や、基板5の表面に形成されて
いる導電性薄膜中に渦電流が生じるため、その渦電流の
影響によって測定コイル11のインダクタンス成分の大
きさが変化し、インダクタンスブリッジ10のバランス
がくずれる。その結果、接続中点23、24の間に交流
電圧VSが現れる。
【0014】インダクタンスブリッジ10に印加する交
流電圧VDを、 VD = VD0・exp(iωt) で表した場合、接続中点23、24の間に現れる交流電
圧VSは、 VS = VS0・exp(iωt+φ) =VS0・exp(i
ωt)・cos(φ) +i・VS0・exp(iωt)・si
n(φ) で表される。
【0015】この接続中点23、24に現れる交流電圧
Sのうち、印加した交流電圧VDに同期した位相の電圧
と、90°ずれた位相の電圧とを求めると、その比か
ら、渦電流の影響によって測定コイル11のインダクタ
ンス成分が変化した大きさ、即ち、測定コイル11のイ
ンダクタンス成分の変化量ΔLが求められる。
【0016】インダクタンス成分の変化量ΔLは、基板
5中の渦電流損失に対応した値であり、交流電圧VD
周波数は既知であるから、基板5や基板5表面の導電性
薄膜(例えば銅薄膜)の比抵抗が既知であれば、膜厚が求
められる。
【0017】一般に、基板5の本体が絶縁性基板であれ
ば、導電性薄膜中にだけ渦電流が生じ、他方、基板5の
本体が半導体基板であっても、導電性薄膜に比較して導
電率が低く、半導体基板中に生じた渦電流は無視できる
ため、インダクタンス成分の変化量ΔLは、導電性薄膜
中に生じた渦電流による影響と見てよい。
【0018】但し、測定コイル11のインダクタンス成
分の変化量ΔLは、導電性薄膜の材質の他、測定コイル
11と基板5表面の導電性薄膜との距離Wによっても影
響される。
【0019】逆に、既知の膜厚Dを有する導電性薄膜に
対し、距離Wと、インダクタンス成分の変化量ΔLとを
測定し、それらを対応付けて記憶データとし、データベ
ースを構成しておくと、未知の膜厚Dを有する基板を測
定コイル11に近づけ、距離Wとインダクタンス成分の
変化量ΔLを測定し、データベースに照合することで、
未知の膜厚Dを求めることが可能になる。但し、データ
ベースを作製したときの導電性薄膜と未知の膜厚Dの導
電性薄膜の材質が同じである等、導電率が一定である場
合である。
【0020】実際には、予め、膜厚が異なる導電性薄膜
を有する複数の基板を用意し、触針式の膜厚測定装置等
で各基板の導電性薄膜の膜厚Dを測定しておき、距離W
を変えて、各基板に対するインダクタンス成分の変化量
ΔLを測定し、膜厚D、距離W、変化量ΔLの測定値と
共に記憶データとして記憶装置中に記憶しておくとデー
タベースが得られる。
【0021】図4は、距離Wとインダクタンス成分の変
化量ΔLの関係を説明するためのグラフであり、横軸は
距離W、縦軸はインダクタンス成分の変化量ΔLであ
る。
【0022】グラフ中のプロットはデータベース中の記
憶データの一例であり、導電性薄膜の膜厚Dが、43
5.5nm、752.3nm、949.8nm、116
8.0nm、1851.7nmの基板を用い、距離W
を、200μm、250μm、300μm、350μ
m、400μmと変化させたときの、測定コイル11の
インダクタンス成分の変化量ΔLの記憶データを示して
いる。
【0023】なお、インダクタンスブリッジ10に印加
する交流電圧VDの大きさは、例えば数V程度、周波数
は1MHz〜10MHz程度である。
【0024】また、符号a1〜a5の曲線は、膜厚Dが異
なる基板毎にデータベース中の記憶データを結んだ曲線
である。このグラフから、インダクタンス成分の変化量
ΔLは、距離Wと膜厚Dの関数(ΔL = f(W,D))に
なっていることが分かる。
【0025】図5は、横軸にインダクタンス成分の変化
量ΔL、縦軸に膜厚Dをとったグラフであり、符号b1
〜b5は、図4のデータベース中で、距離Wが同じ記憶
データ同士を3次スプライン補間して結んだ曲線であ
る。
【0026】ここでは、記憶データが存在する200μ
m、250μm、300μm、350μm、400μm
の5本の曲線b1〜b5しか示されていないが、上記以外
の大きさの任意の距離Wに対しても、上記測定結果を補
間して3次スプライン曲線を得ることができる。
【0027】従って、膜厚Dが未知の基板を測定コイル
11に近づけ、距離Wとインダクタンス成分の変化量Δ
Lを測定すると、その測定結果とデータベース中の記憶
データから、測定結果を通る3次スプライン曲線を得る
ことができる。
【0028】この3次スプライン曲線に、測定したイン
ダクタンス成分の変化量ΔLを与えると、未知の膜厚D
が求められる。
【0029】距離Wと変化量ΔLを測定し、データベー
スに照合して膜厚Dを求めることができる導電性薄膜
は、その導電率が、データベースを構成する記憶データ
を得たときの導電性薄膜と同じ値である必要がある。導
電性薄膜には、銅薄膜、アルミニウム薄膜、合金薄膜等
の種類があるが、測定対象の導電性薄膜の材質毎にデー
タベースを作製しておくとよい。
【0030】以上説明したように本発明方法を用いれ
ば、基板や測定コイル11を動かして距離Wを一定にす
る必要がないので、基板又は測定コイル11を上下方向
に動かすための機構は不要であり、また、上下方向の移
動時間が不要であるから、低コストで高速な測定が可能
である。
【0031】図8〜図10のグラフは、本発明方法と他
の膜厚測定方法の測定精度を示すグラフである。
【0032】図8のグラフは、シリコン基板の表面に形
成した銅薄膜の膜厚分布を測定した例であり、横軸は、
基板中心をゼロとした場合の基板中心から測定点までの
距離を示しており、縦軸は、測定した膜厚を示してい
る。
【0033】符号d1は、基板又は測定コイル11を上
下方向に動かし、銅薄膜と測定コイル11の間の距離W
を一定にし、インダクタンス成分の変化量ΔLを測定
し、求めた膜厚Dを結んだ曲線であり(距離調整法)、符
号d2は、四探針法によって抵抗値を測定し、膜厚Dに
換算した結果を結んだ曲線であり、符号d3は、本発明
方法によって求めた膜厚Dを結んだ線分である。
【0034】本発明方法によれば、距離Wを一定にしな
くても、精度良く求められていることが分かる。
【0035】図9のグラフは、シリコン基板表面にスパ
ッタリング法によって形成したシード層用の銅薄膜の面
内膜厚分布を測定した結果である。符号e1は、銅薄膜
と測定コイル11との間の距離Wを一定にしてインダク
タンス成分の変化量ΔLを測定した場合の膜厚Dを結ん
だ曲線であり(距離調節法)、符号e2で示した2本の曲
線は、本発明方法による2回の測定結果である。
【0036】図10のグラフは、図9のグラフを求めた
ときに使用した基板の銅薄膜表面に、さらにメッキ法に
よって配線用の銅薄膜を積層させた場合の測定結果を示
している。符号f1は、図9の曲線e1と同様に、距離W
を一定にした場合の測定結果を結んだ曲線であり、符号
2で示した2本の曲線は、本発明方法によって得られ
た膜厚分布である。
【0037】以上のように、本発明方法は、距離Wを一
定にした場合と同程度の精度が得られている。
【0038】次に、インダクタンス成分の変化量ΔLの
正確な求め方について説明する。インダクタンス素子に
はドリフト現象が存在することが知られており、インダ
クタンスブリッジ10がバランスし、接続中点23、2
4間に電圧が現れない状態を作っても、時間が経過する
とバランスが崩れ、接続中点23、24に電圧が現れる
ことが確認されている。
【0039】ドリフト現象は、温度変化の影響であると
か、周囲の磁気の影響であるとか言われているが、その
原因は未だはっきりつかめていないのが実状である。
【0040】ドリフト現象の一例を図6に示す。この図
6の縦軸は、インダクタンスブリッジ10の接続中点2
3、24に現れる交流電圧から求めた測定コイル11の
インダクタンス成分の大きさを示しており、横軸は時間
を示している。
【0041】符号c1は、測定コイル11に基板を近づ
けない状態で測定した場合の測定値を結んだ曲線であり
(右側の縦軸の値)、符号c2は、一定の膜厚の導電性薄
膜を有する基板を測定コイル11に近づけた場合の測定
値を結んだ曲線である(左側の縦軸の値)。
【0042】このように、基板の有無によらず、測定コ
イル11のインダクタンス成分の大きさが変化している
ことが分かる。
【0043】測定コイル11のインダクタンス成分の真
値をL0、時間変化によるドリフト量をLdrift、導電性
薄膜に生じた渦電流の影響によるインダクタンス成分の
変化量をΔLとすると、渦電流の影響が無いときの測定
コイル11のインダクタンス成分の大きさL1と、渦電
流の影響がある場合のインダクタンス成分の大きさL2
は、 L1 = L0+Ldrift2 = L0+Ldrift+ΔL となる。
【0044】インダクタンスブリッジ10によって導電
性薄膜の膜厚を測定する直前に、先ず、基板を測定コイ
ル11に近づけない状態で接続中点23、24の間の交
流電圧を測定すると、その電圧は、ドリフト量Ldrift
の大きさを示しており、次いで、直ちに基板を測定コイ
ル11に近づけ、接続中点23、24の間の交流電圧を
測定すると、その交流電圧は、Ldrift+ΔLの大きさ
を示している。従って、この2回の測定値を引き算する
とドリフト量Ldriftが消去され、変化量ΔLの大きさ
が求められる。
【0045】この引き算は、接続中点23、24に現れ
る交流電圧の測定値を引き算した後、インダクタンス成
分の変化量ΔLに換算してもよいし、測定結果を、それ
ぞれドリフト量Ldriftと、ドリフト量Ldrift+変化量
ΔLの和に換算した後、引き算して変化量ΔLを求めて
もよい。
【0046】以上のように、ドリフト量Ldriftを消去
すると、正確な変化量ΔLが求められる。膜厚が未知の
導電性薄膜を測定する場合に限らず、データベースを作
製する際にもドリフト量Ldriftを消去し、正確な変化
量ΔLを測定するとよい。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明方法を図面を用いて説明す
る。
【0048】図1(a)の符号40は膜厚測定機構の収容
室を示している。この収容室40内には、基板搬送ロボ
ット41が配置されている。基板搬送ロボット41は、
折り曲げ可能なアーム43と、アーム43の先端に取り
付けられたハンド42とを有している。アーム43は、
折り曲げ自在に構成されており、図示しないモータによ
り、アーム43の折り曲げを制御すると、アーム43が
水平面内で伸縮するようになっている。このアーム43
の伸縮により、ハンド42は水平面内で移動される。
【0049】収容室40の天井には、膜厚センサー7と
距離測定装置9とが取り付けられている。図1(b)は、
アーム43を伸ばし、ハンド42を膜厚センサー7の下
方位置に静止させた状態を示している。
【0050】膜厚センサー7内には、図2に示したイン
ダクタンスブリッジ10が内蔵されている。インダクタ
ンスブリッジ10は、上述したように、測定コイル11
と、該測定コイル11に対して直列接続された基準コイ
ル12と、互いに直列接続された第1、第2の基準抵抗
14、15を有している。測定コイル11と基準コイル
12の直列接続回路と、第1、第2の基準抵抗14、1
5の直列接続回路は、並列接続点21、22において互
いに並列接続されて構成されている。
【0051】収容室40の外部には、測定装置8が配置
されている。測定装置8内には、交流電圧源26と、測
定回路27とが配置されており、並列接続点21、22
は、交流電圧源26に接続され、交流電圧が印加される
ように構成されている。
【0052】測定コイル11と基準コイル12とが互い
に接続された接続中点23と、第1、第2の基準抵抗1
4、15が互いに接続された接続中点24は、測定回路
27に接続されており、インダクタンスブリッジ10に
交流電圧が印加されたときに、接続中点23、24に現
れる交流電圧は測定回路27によって測定されるように
構成されている。
【0053】測定コイル11と基準コイル12は、膜厚
センサー7内で、図3に示すように、測定コイル11が
下方に位置し、基準コイル12は測定コイル11よりも
上方に位置するように配置されている。
【0054】従って、膜厚センサー7の下方位置にハン
ド42を静止させた状態では、測定コイル11がハンド
42に近接し、基準コイル12は、測定コイル11より
もハンド42から離れたところに位置するようになって
いる。
【0055】その状態で、インダクタンスブリッジ10
に交流電圧を印加すると、インダクタンスブリッジ10
が予めバランスされている場合であっても、接続中点2
3、24の間に、ドリフト量Ldriftに応じた交流電圧
が現れる。このドリフト量Ldriftを測定回路8によっ
て求め、記憶しておく。
【0056】次に、図1(c)に示すように、基板5をハ
ンド42上に乗せ、基板5を測定コイル11と距離測定
装置9の真下位置に移動させ、静止させる。
【0057】基板5は、シリコン等の半導体のウェハ
や、板状のガラス等から成る基板本体30と、該基板本
体30表面に形成された導電性薄膜(例えば銅薄膜)31
とを有している。
【0058】この基板5は、導電性薄膜31を上側に向
けた状態でハンド42上に配置されており、従って、測
定コイル11は、基準コイル12よりも導電性薄膜31
の近くに位置している。
【0059】基板5には、反りや歪みがあるため、ハン
ド42と測定コイル11との距離が一定でも、基板5表
面と距離測定装置9との間の距離Wは一定にならない。
【0060】距離測定装置9は、レーザー光を測定対象
物に照射し、反射光から測定対象物との間の距離を測定
する装置である。基板5の導電性薄膜31表面にレーザ
光を射出し、距離測定装置9と導電性薄膜31との間の
距離を求め、距離測定装置9と測定コイル11の高さの
差から、測定コイル11と導電性薄膜31との間の距離
Wを求めることができる。
【0061】導電性薄膜31と測定コイル11の間の距
離Wは、基板5の面内でばらつくため、基板5を水平に
移動させ、基板5の距離Wを測定した部分を測定コイル
11の真下に位置させる。
【0062】その状態でインダクタンスブリッジ10に
交流電圧を印加し、導電性薄膜31中に渦電流を生じさ
せ、接続中点23、24間に現れた交流電圧を測定する
と、測定コイル11のインダクタンス成分のドリフト量
driftと、渦電流の影響による測定コイル11のイン
ダクタンス成分の変化量ΔLとを合計した値が求められ
る。
【0063】ドリフト量Ldriftと変化量ΔLとを合計
した値から、予め求めておいたドリフト量Ldriftを差
し引くと、変化量ΔLが求められる。
【0064】この変化量ΔLと、測定した距離Wとをデ
ータベースに照合し、対応する三次スプライン曲線を求
めると、その三次スプライン曲線から、導電性薄膜31
の膜厚Dを正確に求めることができる。
【0065】なお、このとき使用したデータベース中の
記憶データは、先ず、渦電流の影響が無い状態で接続点
23、24間の交流電圧を測定し、次いで、既知の膜厚
Dの基板を用い、距離Wと接続点23、24間の交流電
圧を測定し、ドリフト量Ldr iftを消去し、正確な変化
量ΔLを用いている。
【0066】以上のように、本発明では、予め導電性薄
膜31と測定コイル11との間の距離Wと、導電性薄膜
31の膜厚Dと、インダクタンス成分の変化量ΔLとを
測定し、データベースにしておいてあるので、距離Wと
変化量ΔLを測定することで膜厚Dを求めることができ
る。距離Wが一定であれば、変化量ΔLを測定するだけ
で、膜厚Dを求めることができる。
【0067】なお、上記実施例では、渦電流の影響が無
い状態でドリフト量Ldriftを測定した後、実際に測定
対象物を測定コイル11に近づけ、ドリフト量Ldrift
と変化量ΔLの和を測定したが、逆に、ドリフト量L
driftと変化量ΔLの和を測定した後、渦電流の影響が
無い状態でドリフト量Ldriftを測定し、ドリフト量Ld
riftの値を消去してもよい。
【0068】以上は、導電性薄膜31と測定コイル11
との間の距離をレーザを用いて測定したが、本発明はそ
れに限定されるものではない。例えば、膜厚センサー7
に電極を設け、その電極と導電性薄膜31との間に形成
されるキャパシタンス成分を測定して測定コイル11と
導電性薄膜31との間の距離Wを求めてもよい。
【0069】キャパシタンス成分の測定によって距離を
求める場合、距離を測定した部分と同じ部分を、基板5
を動かさずに、膜厚センサー7によって膜厚測定できる
ため、距離Wを正確に求めることができる。
【0070】要するに、本発明は、基板5と測定コイル
11との間の距離が変動する場合は、実際の距離Wを求
められればよく、その方法によって限定されるものでは
ない。
【0071】また、以上は、インダクタンス成分の変化
量ΔLを測定する際に、測定対象物の基板5を基板搬送
ロボット41のハンド42上に配置していたが、本発明
の膜厚測定方法は、それに限定されるものではない。
【0072】例えば、成膜装置やエッチング装置内に固
定された台上に基板を配置し、導電性薄膜の成長途中や
導電性薄膜のエッチング中に、導電性薄膜の膜厚を測定
することができる。
【0073】その例を説明すると、図7の符号50は真
空処理装置である。ここでは、真空処理装置50の例と
して、スパッタリング装置が示されている。
【0074】この真空処理装置50は、真空槽51を有
しており、その底壁上には、台52が配置されている。
台52の表面には穴60が設けられており、この穴60
の内部に、上記の膜厚センサー7が配置されている。
【0075】穴60内では、測定コイル11が台52の
表面側の位置に配置され、他方、基準コイル12は測定
コイル11の下方の位置に配置されている。
【0076】膜厚センサー7内では、上記のインダクタ
ンスブリッジ10が構成されており、そのインダクタン
スブリッジ10は、真空槽51外に配置された膜厚測定
装置8に接続されている。
【0077】真空槽51の上部は、絶縁物54を介して
カソード電極55が取り付けられており、カソード電極
55の真空槽51の底面に向いた面には、導電性材料か
ら成るターゲット56が配置されている。
【0078】台52内には、静電吸着電極621、622
が配置されており、台52上に導電性薄膜31をターゲ
ット56側に向けて基板5を配置し、静電吸着電極62
1、622に正負の直流電圧を印加すると、基板5は台5
2の表面に静電吸着される。
【0079】測定コイル11は、穴60内で、基板5と
は非接触で近接した位置に固定されており、基板5が台
52上に静電吸着された状態では、測定コイル11と導
電性薄膜31との間の距離Wは、測定コイル11と基板
5裏面(基板本体30表面)の距離に、基板本体30の
厚みを加算した大きさになる。
【0080】先ず、台52上に基板を配置しない状態で
ドリフト量Ldriftを測定し、次いで、直ちに既知の膜
厚Dの導電性薄膜31を有する基板5を台52上に配置
し(導電性薄膜31はターゲット56側に向けてお
く)、静電吸着した状態で、膜厚Dに対するインダクタ
ンス成分の変化量ΔLを測定しておく。
【0081】基板本体30の厚みは既知であるから、導
電性薄膜31と測定コイル11との間の距離Wも既知で
あり、従って、距離Wを測定しなくても、膜厚Dとイン
ダクタンス成分の変化量ΔLとの関係からデータベース
が作製される。
【0082】そして、実際の薄膜形成工程では、真空槽
51内部を真空雰囲気にした状態で台52上に基板を配
置する前に、ドリフト量Ldriftを測定し、次いで、真
空雰囲気を維持しながら成膜対象の基板本体30を台5
2上に配置し、基板本体30を台52上に静電吸着した
状態で真空槽51内にスパッタリングガスを導入し、タ
ーゲット56をスパッタリングし、基板本体30表面に
導電性薄膜31を成長させる。
【0083】導電性薄膜31の成長途中で、インダクタ
ンスブリッジ10に交流電圧を印加し、ドリフト量L
driftと変化量ΔLの和を測定し、予め求めておいたド
リフト量Ldriftを用いて変化量ΔLを算出する。基板
本体30の厚みがデータベースを作製したときに用いた
基板5の基板本体30の厚みと同じであれば、距離Wを
測定する必要がなく、変化量ΔLとデータベース中の記
憶データとから、成長途中の導電性薄膜31の膜厚Dを
求めることができる。
【0084】以上説明したように、真空処理装置50の
台52中に膜厚センサー7を配置した場合には、成長途
中の導電性薄膜31の膜厚Dを測定することができる。
【0085】従って、繰り返し膜厚Dを測定しながら導
電性薄膜31を成長させると、導電性薄膜31の膜厚D
が所定値に達したことを正確に検出することができる。
そして、その時点でスパッタリングを終了させれば、膜
厚精度のよい導電性薄膜31が得られる。
【0086】なお、図7の符号61は加熱装置であり、
スパッタリング中に基板5を加熱することもできる。こ
の場合、実際に導電性薄膜を成長させるときの台52の
温度と同じ温度でデータベースを作製しておくとよい。
【0087】上記真空処理装置50はスパッタリング装
置であったが、本発明はスパッタリング装置に限定され
るものではなく、CVD装置、蒸着装置等の導電性薄膜
を成長させる装置の他、エッチング装置等の導電性薄膜
の膜厚を減少させる装置にも応用することができる。
【0088】エッチング装置に応用した場合、導電性薄
膜31のエッチング途中に膜厚Dを測定することができ
るので、終点検出が正確に行える。
【0089】また、本発明は、真空雰囲気で処理を行う
装置に限定されるものではない。即ち、真空雰囲気で膜
厚測定を行うこともできるし、大気雰囲気や加圧雰囲気
で成膜又はエッチングする装置に用いたり、また、大気
圧下や加圧下で膜厚測定を行うこともできる。
【0090】なお、本発明によって測定できる導電性薄
膜は、基板5の表面に露出しているものに限定されるも
のではない。例えば、基板本体30の表面に形成された
導電性薄膜31の表面に、更に絶縁性薄膜が形成されて
いる場合であっても測定することができる。この場合
は、導電性薄膜31と測定コイル11との距離Wを直接
測定してもよいし、導電性薄膜表面の絶縁性薄膜と測定
コイル11との間の距離を測定し、絶縁性薄膜の膜厚を
差し引いて、間接的に導電性薄膜31と測定コイル11
との間の距離Wを求めてもよい。
【0091】また、上記例では、データベース中の記憶
データと測定結果を用い、3次スプライン補間して膜厚
Dを求めたが、補間法はそれに限定されるものではな
く、他の近似曲線を用いてもよい。要するに、データベ
ース中に記憶されていない値の距離Wや変化量ΔLと、
記録データとから、精度良く未知の膜厚Dを求められる
補間法であればよい。
【0092】
【発明の効果】本発明方法によれば、インダクタンス成
分のドリフト量Ldriftの影響を消去できるので、正確
な膜厚測定を行うことができる。また、予め作製してお
いたデータベースに照合し、近似曲線から膜厚Dを求め
られるので、距離Wが変動する場合であっても、基板又
は測定コイルを動かして距離Wを一定にする必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c):本発明方法の手順を説明するため
の図
【図2】本発明方法の測定原理を説明するための図
【図3】測定コイルと基準コイルの相対的な位置関係を
説明するための図
【図4】データベースを構成する測定値を、距離Wに対
してインダクタンス成分の変化量ΔLをプロットしたグ
ラフ
【図5】同じ測定値の膜厚Dをインダクタンス成分の変
化量ΔLに対して関係付けたグラフ
【図6】インダクタンス成分の値の経時変化を説明する
ためのグラフ
【図7】本発明方法を用いることができる真空処理装置
の一例
【図8】基板面内の膜厚分布を測定した例(1)
【図9】基板面内の膜厚分布を測定した例(2)
【図10】基板面内の膜厚分布を測定した例(3)
【図11】触針式膜厚計による膜厚測定方法を説明する
ための図
【符号の説明】
10……インダクタンスブリッジ 11……測定コイル 12……基準コイル 14、15……基準抵抗 31……導電性薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 静雄 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500番地 日本真空 技術株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA16 BA26 BB02 BB05 BC06 BC09 CB04 DA01 DA05 DD08 GA08 JA04 LA27 ZA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準コイルと測定コイルが直列接続された
    回路と、2個の基準抵抗が直列接続された回路とが並列
    接続されたインダクタンスブリッジを用い、 前記基準コイルよりも前記測定コイルに近接した位置に
    導電性薄膜を配置し、前記インダクタンスブリッジに交
    流電圧を印加して前記導電性薄膜中に渦電流を発生さ
    せ、前記接続中点間に現れた電圧を測定する第1の工程
    を有し、 前記接続中点間に現れた電圧から、前記導電性薄膜の膜
    厚Dを求める膜厚測定方法であって、 前記金属薄膜を前記基準コイルと前記測定コイルに近づ
    けない状態で前記インダクタンスブリッジに交流電圧を
    印加し、前記直列接続回路の接続中点間に現れる交流電
    圧を測定する第2の工程を有し、 前記第1の工程の測定結果と、前記第2の工程の測定結
    果から、前記導電性薄膜の膜厚Dを求める膜厚測定方
    法。
  2. 【請求項2】前記第1の工程は、前記第2の工程を行っ
    た直前又は直後に行う請求項1記載の膜厚測定方法。
  3. 【請求項3】予め、既知の異なる膜厚Dに対する前記第
    1の工程の測定結果を求めデータベースとして求めてお
    き、 前記第1、第2の工程の測定結果を、前記データベース
    に照合し、前記膜厚Dを逆算する請求項3記載の膜厚測
    定方法。
  4. 【請求項4】前記データベースには、前記第1の工程の
    測定結果を与える前記測定コイルと前記導電性薄膜との
    間の距離Wを含み、 測定対象となる導電性薄膜の膜厚Dを求める際に、前記
    測定コイルと前記導電性薄膜との距離Wを測定し、前記
    第1、第2の工程の測定結果と、測定した前記距離Wを
    前記データベースに照合する請求項3記載の膜厚測定方
    法。
  5. 【請求項5】前記導電性薄膜の膜厚変化を検出する請求
    項1乃至請求項4のいずれか1項記載の膜厚測定方法で
    あって、前記第1の工程は、前記導電性薄膜の膜厚変化
    中に二回以上行う膜厚測定方法。
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