JP2002147441A - スラスト軸受及びそれを用いた縦型水車用発電機 - Google Patents

スラスト軸受及びそれを用いた縦型水車用発電機

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JP2002147441A JP2000346398A JP2000346398A JP2002147441A JP 2002147441 A JP2002147441 A JP 2002147441A JP 2000346398 A JP2000346398 A JP 2000346398A JP 2000346398 A JP2000346398 A JP 2000346398A JP 2002147441 A JP2002147441 A JP 2002147441A
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Japan
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thrust
runner
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permanent magnet
bearing
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JP2000346398A
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Masayuki Fukuzawa
正之 福澤
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2380/00Electrical apparatus
    • F16C2380/26Dynamo-electric machines or combinations therewith, e.g. electro-motors and generators

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラスト軸受において、スラストメタル及び
スラストランナ表面の摩耗を減少し、メタル焼損を無く
し、軸受損失を低減する。 【解決手段】 スラストランナ2及びスラストメタル3
それぞれに、スラストランナ側永久磁石4及びスラスト
メタル側永久磁石5を互いに反発するような配置で埋め
込み、これらの磁気反発力で、スラスト軸受にかかるス
ラスト荷重の一部を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスラスト軸受及びそ
れを用いた縦型水車用発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】図14を参照して、従来の縦型水車用発
電機に用いられているスラスト軸受を説明する。
【0003】図14において、10は縦型水車用発電機
の主軸(以降「発電機主軸」と呼ぶ)、21は案内軸
受、31はスラスト軸受を示す。発電機主軸10には縦
型水車用発電機(図示省略)のロータ部分が装備され、
更に、水車ランナ(図示省略)が連結される。発電機主
軸10の周りにスラストボス11が固定され、このスラ
ストボス11と、案内軸受21及びスラスト軸受31が
ブラケット12等により構成されるケーシング13内に
配置される。
【0004】案内軸受21はスラストボス11を介し
て、発電機主軸10の半径方向の変位(ラジアル変位)
を規制する。スラスト軸受31はスラストランナ32と
スラストメタル33を有し、スラストボス11を介し
て、発電機主軸10の軸方向の荷重(スラスト荷重)
を、水車ランナのスラスト荷重を含め、支える。
【0005】スラストランナ32は発電機主軸10のス
ラストボス11の下端に、ボルト14で取り付けられ
る。スラストメタル33はスラストランナ32に下方か
ら対面し、スラストランナ32と同軸になるように、受
台15、ピボット軸16及び皿ばね17を介して、ブラ
ケット12に取り付けられる。
【0006】これらスラストランナ32とスラストメタ
ル33は、ケーシング内に設けられるスラスト軸受油槽
18内に配置され、通常、水車用発電機の運転時はスラ
ストメタル33とスラストランナ32の間に形成される
油膜6により、金属接触しないようにされる。
【0007】油膜6の形成は、水車用発電機の始動時
に、ジャッキアップしてスラストメタル33とスラスト
ランナ32間に隙間を作り、そこに油を入れることによ
り行われる。
【0008】スラストメタル33は、水車用発電機の運
転時において水車ランナが受けるスラスト荷重を支える
ために、通常、スラスト荷重の大きさにより6枚〜8枚
等、複数枚のパッドで構成される。
【0009】図14中、19はスパイダー、20は給油
管、32aは油通路を示す。油通路32aはスラストラ
ンナ32内に半径方向に貫通して明けられ、給油管20
から供給される油が油通路32aを通り、スラスト軸受
油槽18に至る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、縦型水車用発
電機の始動時は、油膜6が形成されるまでの間に、スラ
ストランナ32がスラストメタル33に対して金属接触
に近い状態で回転するので、長い間にスラストランナ3
2及びスラストメタル33の表面に摩耗が進行する。そ
こで、通常、例えば10年毎のオーバーホールにおい
て、スラストランナ32とスラストメタル33を工場に
持ち込み、表面の研磨を実施している。
【0011】また、油膜6が切れると、スラストランナ
32及びスラストメタル33の焼損(以降、これを「メ
タル焼損」と呼ぶ)が起こる。
【0012】更に、油膜6を介してスラスト荷重を全て
スラストメタル33で支えるので、軸受損失が無視でき
ず、縦型水車用発電機の効率の低下につながる。
【0013】本発明の課題は、従来のスラスト軸受にお
ける上記問題点に鑑み、スラストメタル及びスラストラ
ンナ表面の摩耗を減少し、メタル焼損を無くし、軸受損
失を低減することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明はス
ラスト軸受であり、回転軸に取付けられるスラストラン
ナと、該スラストランナに対面して支持部材に取り付け
られ、前記回転軸のスラスト荷重を支えるスラストメタ
ルを有するスラスト軸受において、前記スラストランナ
に設けられる永久磁石と、前記スラストランナ側の永久
磁石に対して磁気的に反発する極性の磁極が前記スラス
トメタルに設けられる永久磁石とを具備し、前記スラス
トランナ側の永久磁石と前記スラストメタル側の永久磁
石間の磁気反発力により、前記スラストメタルにかかる
荷重の一部を保持することを特徴とする。
【0015】請求項2に係る発明は縦型水車用発電機で
あり、請求項1に係る発明のスラスト軸受を有すること
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態例を説明する。 [第1実施形態例]図1〜図3を参照し、本発明の第1
実施形態例として、スラスト軸受及びそれを有する縦型
水車用発電機を説明する。図1は、縦型水車用発電機の
軸受部付近を示す。図1中、図14と同一の部材には同
一符号を付し、説明の重複を省く。図2は、図1中のス
ラストランナの底面図である。図3は、図1中のスラス
トメタルの上面図である。
【0017】図1に示すように、スラスト軸受1はスラ
ストランナ2と、スラストメタル3と、スラストランナ
2に設けられるスラストランナ側永久磁石4と、スラス
トメタル3に設けられるスラストメタル側永久磁石5を
有し、スラストランナ側永久磁石4とスラストメタル側
永久磁石5間の磁気反発力により、スラストメタル3に
かかるスラスト荷重の一部が保持される。油膜6はスラ
ストランナ2とスラストメタル3間に形成される微小な
隙間に形成される。
【0018】本例では、スラストランナ2は縦型水車用
発電機の発電機主軸10のスラストボス11の下端に、
発電機主軸10と同軸にボルト14で取付けられる。ス
ラストランナ2は中央に貫通孔を持つ円板形状を成し、
この貫通孔に発電機主軸10が通される。
【0019】これに対応し、スラストメタル3はスラス
トランナ2に下方から対面して、発電機主軸10と同軸
に支持部材に取り付けられ、水車ランナのスラスト荷重
を含め、発電機主軸10のスラスト荷重を支える。スラ
ストメタル3は中央に貫通孔を持つ円板形状を成し、こ
の貫通孔に発電機主軸10が通される。前記支持部材
は、ブラケット12、受台15、ピボット軸16及び皿
ばね17で構成されている。
【0020】スラストランナ側永久磁石4は、SとNい
ずれか一方の磁極、本例ではN極がスラストメタル3に
向いた状態で、スラストランナ2の下表面に埋め込み、
強固に取り付けられている。
【0021】スラストメタル側永久磁石5は、永久磁石
4に対して磁気的に反発する極性の磁極、本例ではN極
がスラストランナ2に向いた状態で、スラストメタル3
の上表面に埋め込み、強固に取付けられている。
【0022】永久磁石4及び永久磁石5の各N極はスラ
ストランナ2及びスラストメタル3の各表面に露出して
いるが、各S極は完全に埋まっている。
【0023】これらスラストランナ側永久磁石4及びス
ラストメタル側永久磁石5の数、形状及び配置は、スラ
ストランナ2の回転位置に関わらず、それぞれの同じ極
性の磁極が常に対向して磁気的に反発しあう限り、任意
に定めることができる。
【0024】本例では、同形状、同寸法の永久磁石4を
複数用い、図2に示すように、N極のみをスラストメタ
ル3に向けた状態で、スラストランナ2と同軸の円周上
に均等に配置して、スラストランナ2に埋め込んであ
る。
【0025】同様に、永久磁石5も同形状、同寸法のも
のを複数用い、図3に示すように、N極のみをスラスト
ランナ2に向けた状態で、スラストメタル3と同軸で、
永久磁石4が配置される円に対応した円周上に、具体的
には同じ直径の円周上に埋め込んである。
【0026】永久磁石4のN極及び永久磁石5のN極は
それぞれスラストランナ2の表面及びスラストメタル3
の表面から突出しない。これは、永久磁石4、5間の磁
気反発力だけではスラストランナ2を完全に浮かせるこ
とができないことを前提としているためである。本例で
は、永久磁石4のN極表面をスラストランナ2の表面と
同一面にし、永久磁石5のN極表面もスラストメタル3
の表面と同一面にしてある。永久磁石4、5の磁力が強
く、両者間の磁気反発力だけスラストランナ2を完全に
浮かせることができる場合は、永久磁石4のN極及び永
久磁石5の一方又は両方がそれぞれスラストランナ2の
表面及びスラストメタル3の表面から突出してもかまわ
ない。
【0027】なお、永久磁石4のS極とN極が磁気的に
短絡されず、かつ、永久磁石5がS極とN極が磁気的に
短絡されない限り、永久磁石4のN極がスラストランナ
2の表面より凹んでいても、永久磁石5のN極がスラス
トメタル3の表面から凹んでいても構わない。この場
合、凹み部に油が溜まるという効果がある。
【0028】更に、スラストランナ2の回転中常に、永
久磁石4と永久磁石5のどれかの組が必ず磁気反発する
ように、スラストランナ側の複数の永久磁石4に関し
て、永久磁石4の円周方向に沿う長さをL1、隣接する
永久磁石4の端間の円周方向に沿う間隔をD1とし、ま
た、スラストメタル側の複数の永久磁石5に関して、永
久磁石5の円周方向に沿う長さをL2、隣接する永久磁
石4の端間の円周方向に沿う間隔をD2とするとき、常
に下式(1)を満足するように、これらの寸法を定めて
ある。 L1>D2、かつ、L2>D1 ……式(1)
【0029】本例では、図2、図3に示すように、大き
なスラスト荷重を支えるため、スラストランナ2が8枚
のパッド7を並べて構成され、また、スラストメタル3
も8枚のパッド8を並べて構成されているので、スラス
トランナ2のパッド7毎に永久磁石4を1つ埋め込み、
スラストメタル3のパッド8毎に永久磁石5を1つ埋め
込んである。
【0030】この場合、各永久磁石4の形状は、8個の
永久磁石4が配置される円の8分の1弱に相当する円弧
形状であり、永久磁石4の隣接端間の隙間D1は極めて
小さい。また、各永久磁石5の形状も、8個の永久磁石
5が配置される円の8分の1弱に相当する円弧形状にで
あり、永久磁石4の隣接端間の隙間D2も極めて小さ
い。
【0031】油膜6はスラストランナ2とスラストメタ
ル3間に形成される微小な隙間に形成される。
【0032】即ち、スラストランナ2とスラストメタル
3間にスラスト軸受油槽18の油が入り込んで油膜6が
形成され、この油膜6によってスラストランナ2とスラ
ストメタル3が直接接触しないようにされる。
【0033】なお、図1において、スラストボス11は
発電機主軸10の周りに固定されており、スラストボス
11を介して、案内軸受21が発電機主軸10のラジア
ル変位を規制する。発電機主軸10に縦型水車用発電機
のロータ部分が装備され、更に水車のランナが連結され
る。スラスト軸受1、スラストボス11及び案内軸受2
1は、ブラケット12等により構成されるケーシング1
3内に配置される。スラストランナ2には半径方向に貫
通して油通路2aが明けられ、給油管20から供給され
る油が油通路2aを通り、スラスト軸受油槽18に至
る。19はスパイダーである。
【0034】上記のように永久磁石4及び永久磁石5を
互いに磁気反発するような配置でスラストランナ2及び
スラストメタル3それぞれに設けることにより、永久磁
石4、5間の磁気反発力によりスラスト荷重の一部が保
持される。従って、下記の作用効果を得る。 (1) 磁気反発力によりスラスト荷重の一部が保持される
から、スラストランナ2とスラストメタル3の表面の摩
耗が減少し、スラスト軸受1が長寿命化する。 (2) 同じく磁気反発力によりスラスト荷重の一部が保持
されるから、油膜6が切れ難く、安定化する。これによ
り、スラスト軸受1が長寿命化する。 (3) 同じく磁気反発力によってスラスト荷重の一部が保
持されるから、軸受損失が低減し、縦型水車用発電機の
効率が向上する。 (4) 同じく磁気反発力によってスラスト荷重の一部が保
持されるから、縦型水車用発電機の始動時に油膜6形成
用の微小隙間を容易に設けることができる。 (5) スラスト軸受1は縦型水車用発電機以外、任意の回
転機器に使用してスラスト荷重支えることができる。
【0035】また、複数の永久磁石4及び複数の永久磁
石5をそれぞれ円周上に均等に配置することにより、磁
気反発力が安定し、安定した油膜6が得られる。
【0036】更に、永久磁石4のN極表面がスラストラ
ンナ2の表面と同一面であり、永久磁石5のN極表面も
スラストメタル3の表面と同一面であるから、スラスト
ランナ2及びスラストメタル3の表面に凹凸が無く、油
膜6が良好に形成される。
【0037】また、スラストランナ2のパッド7毎に永
久磁石4を少なくとも1つ設け、スラストメタル3のパ
ッド8毎に永久磁石5を少なくとも1つ設けることによ
り、安定した磁気反発力が得られる。
【0038】更に、複数の永久磁石4及び複数の永久磁
石5の寸法と配置を、上記式(1)を満足するように設
定することにより、スラストランナ2の回転位置に関わ
らず、同極、本例ではN極どうしが常に対向し、安定し
た磁気反発力が得られる。
【0039】[第2実施形態例]次に、図4〜図6を参
照して、本発明の第2実施形態例に係るスラスト軸受を
説明する。図4はスラスト軸受の要部の断面図、図5は
図4中のスラストランナの底面図、図6は図4中のスラ
ストメタルの上面図である。
【0040】本例は、図1〜図3に示した例と比べる
と、複数の永久磁石4を内外複数の円周上に配置してス
ラストランナ2に設ける点と、これに対応して、複数の
永久磁石5も内外同数の円周上に配置してスラストメタ
ル3に設ける点が異なる。
【0041】即ち、図4、図5に示すように、スラスト
ランナ2においては、複数の永久磁石4を、全ての永久
磁石4のN極だけをスラストメタル3に向け、スラスト
ランナ2と同軸の内外2つの円周上にそれぞれ均等に配
置してスラストランナ2に埋め込み、強固に取り付けて
ある。また、図4、図6に示すように、スラストメタル
3においても、複数の永久磁石5を、全ての永久磁石5
のN極だけをスラストランナ2に向け、スラストメタル
3と同軸の内外2つの円周上にそれぞれ均等に配置して
スラストメタル3に埋め込み、強固に取り付けてある。
永久磁石5が配置される2つの円は、永久磁石4が配置
される2つの円周に対応しており、それぞれ同じ直径で
ある。
【0042】本例でも、全ての永久磁石4のN極はスラ
ストランナ2から露出するが、そのN極表面はスラスト
ランナ2の表面と同一面であり、また、全ての永久磁石
5のN極もスラストメタル3から露出するが、そのN極
表面もスラストメタル3の表面と同一面である。
【0043】また、スラストランナ2が8枚のパッド7
で構成されるので、パッド7毎に、各円周上にて永久磁
石4が1つずつ埋め込まれる。永久磁石4の形状は、8
個の永久磁石4が配置される円の8分の1弱に相当する
円弧形状である。スラストメタル3も8枚のパッド8で
構成されるので、パッド8毎に、各円周上にて永久磁石
5が1つずつ埋め込まれる。同様に、永久磁石5の形状
は、8個の永久磁石5が配置される円の8分の1弱に相
当する円弧形状である。
【0044】本例のように複数の永久磁石4及び複数の
永久磁石5を、それぞれ内外複数の円周上にて、スラス
トランナ2及びスラストメタル3に設けることにより、
大きな磁気反発力が得られるから、スラスト軸受1は大
きなスラスト荷重を支えることができる。
【0045】[第3実施形態例]次に、図7〜図9を参
照して、本発明の第3実施形態例に係るスラスト軸受を
説明する。図7はスラスト軸受の要部の断面図、図8は
図7中のスラストランナの底面図、図9は図7中のスラ
ストメタルの上面図である。
【0046】本例は、図4〜図6に示した例と比べる
と、複数の永久磁石4及び複数の永久磁石5がそれぞれ
予めリング形状に形成されたものである点と、スラスト
ランナ2及びスラストメタル3が1枚のパッドで構成さ
れている点が異なる。
【0047】即ち、図7、図8に示すように、スラスト
ランナ2においては、予め大小異なる径でリング形状に
形成したスラストランナ側環状永久磁石4を2個、全て
N極だけをスラストメタル3に向け、スラストランナ2
と同軸にそれぞれ配置して埋め込み、スラストランナ2
に強固に取り付けてある。また、図7、図9に示すよう
に、スラストメタル3においても、予め大小異なる径で
リング形状に形成したスラストメタル側環状永久磁石5
を2個、全てN極だけをスラストランナ2に向け、スラ
ストメタル3と同軸にそれぞれ配置して埋め込み、スラ
ストメタル3に強固に取り付けてある。環状永久磁石5
の径と環状永久磁石4の径は、小さいものどうし、大き
いものどうし、それぞれ同じである。
【0048】本例でも、環状永久磁石4のN極は全てス
ラストランナ2から露出し、そのN極表面はスラストラ
ンナ2の表面と同一面であり、環状永久磁石5のN極も
全てスラストメタル3から露出し、そのN極表面もスラ
ストメタル3の表面と同一面である。
【0049】本例のように、リング形状に予め形成した
永久磁石4及びリング形状に予め形成した永久磁石5を
それぞれスラストランナ2及びスラストメタル3に設け
る構成のスラスト軸受1では、永久磁石4、5の数が少
なくなるから、スラスト軸受1の製造工数が低減する。
【0050】スラスト荷重の大きさによって、環状永久
磁石4及び環状永久磁石5の数を増加したり、あるい
は、1つずつにすることができる。
【0051】[第4実施形態例]次に、図10、図11
を参照して、本発明の第4実施形態例に係るスラスト軸
受を説明する。図10はスラストランナの底面図、図1
1はスラストメタルの上面図である。
【0052】本例は、図7〜図9に示した例と比べる
と、スラストメタル3が複数枚のパッドで構成され、ス
ラストメタル側永久磁石5は予めリング形状に形成され
たものでなく、1つの円周上毎に、複数の永久磁石5が
均等に埋め込まれる点が異なる。
【0053】即ち、図10に示すように、スラストラン
ナ2は1枚のパッドで構成され、予め大小異なる径でリ
ング形状に形成された環状永久磁石4を2個、全てN極
だけをスラストメタル3に向け、スラストランナ2と同
軸にそれぞれ配置して埋め込み、スラストランナ2に強
固に取り付けてある。
【0054】一方、図11に示すように、スラストメタ
ル3は8枚のパッド8で構成され、パッド8毎に、2つ
の円周上にそれぞれ永久磁石5を1つずつN極だけをス
ラストランナ2に向けて埋め込み、強固に取り付けてあ
る。
【0055】スラストメタル側永久磁石5が配置される
大小2つの円は、2つのスラストランナ側環状永久磁石
4の径と、小さいものどうし、大きいものどうし、それ
ぞれ同じにしてある。
【0056】また、永久磁石4のN極は全てスラストラ
ンナ2から露出し、そのN極表面はスラストランナ2の
表面と同一面であり、永久磁石5のN極も全てスラスト
メタル3から露出し、そのN極表面もスラストメタル3
の表面と同一面である。
【0057】本例のように、リング形状に予め形成した
環状永久磁石4と、リング形状には予め形成されてない
永久磁石5を使い分けることにより、1枚のパッドで構
成されるスラストランナ2と複数枚のパッドで構成され
るスラストメタル3の表面摩耗を減少させることができ
る。
【0058】スラスト荷重の大きさによって、スラスト
ランナ側環状永久磁石4の数及びスラストメタル側永久
磁石5が配置される円の数を増加したり、あるいは、1
つずつにすることができる。
【0059】[第5実施形態例]次に、図12、図13
を参照して、本発明の第5実施形態例に係るスラスト軸
受を説明する。図12はスラストランナの底面図、図1
3はスラストメタルの上面図である。
【0060】本例は、図10、図11に示した例とは逆
に、スラストランナ2が複数枚のパッドで構成され、ス
ラストランナ側永久磁石4は予めリング形状に形成され
たものではなく、1つの円周上毎に、複数の永久磁石4
が均等に埋め込まれる点が異なる。
【0061】即ち、図12に示すように、スラストラン
ナ2は8枚のパッド7で構成され、パッド7毎に、内外
2つの円周上にそれぞれ永久磁石4を1つずつN極だけ
をスラストメタル3に向けて埋め込み、強固に取り付け
てある。
【0062】一方、図13に示すように、スラストメタ
ル3は1枚のパッドで構成され、予め大小異なる径でリ
ング形状に形成した環状永久磁石5を2個、全てN極だ
けをスラストランナ2に向け、スラストメタル3と同軸
にそれぞれ配置して埋め込み、スラストメタル3に強固
に取り付けてある。
【0063】スラストランナ側永久磁石4が配置される
大小2つの円は、2つのスラストメタル側環状永久磁石
4の径と、小さいものどうし、大きいものどうし、それ
ぞれ同じにしてある。
【0064】また、永久磁石4のN極は全てスラストラ
ンナ2から露出し、そのN極表面はスラストランナ2の
表面と同一面であり、永久磁石5のN極も全てスラスト
メタル3から露出し、そのN極表面もスラストメタル3
の表面と同一面である。
【0065】本例のように、リング形状には予め形成さ
れてない永久磁石4と、リング形状に予め形成した環状
永久磁石5を使い分けることにより、複数枚のパッドで
構成されるスラストランナ2と1枚のパッドで構成され
るスラストメタル3の表面摩耗を減少させることができ
る。
【0066】スラスト荷重の大きさによって、スラスト
ランナ側永久磁石4が配置される円の数及びスラストメ
タル側環状永久磁石5の数を増加したり、あるいは、1
つずつにすることができる。
【0067】[第6実施形態例]上記各実施形態例に示
したスラスト軸受1は縦型水車用発電機以外でも、例え
ば電動機等、適宜な縦型回転機器のスラスト軸受として
使用できる。スラスト軸受1を使用する回転機器におい
ては、磁気反発力がスラスト荷重の少なくとも一部を保
持するから、スラストランナ2とスラストメタル3の摩
耗が減少し、軸受損失が低減し、効率が向上する。ま
た、回転機器の始動時にスラストランナ2をジャッキア
ップしたりして油膜6を形成する際の作業が容易にな
る。更に、油膜6が安定化し、メタル焼損が減少する。
【0068】上記各実施形態例では、縦型回転軸のスラ
スト荷重をスラスト軸受1で支えているが、横型の回転
軸のスラスト荷重を支えることも可能である。
【0069】また、スラストランナ及びスラストメタル
の材料には多くの場合金属が使用されるが、上記各実施
形態例のスラスト軸受1では磁気反発力がスラスト荷重
の一部を保持するから、スラストランナ2とスラストメ
タル3の摩耗が減少するため、スラストランナ及びスラ
ストメタルを金属以外の材料を用いて作製することがで
きる。
【0070】以上の説明から判るように、各実施形態例
に係るスラスト軸受1は、SとNいずれか一方の磁極が
スラストメタル3に向き、スラストランナ2に設けられ
る永久磁石4と、スラストランナ側永久磁石4に対して
磁気的に反発する極性の磁極がスラストランナ2に向
き、スラストメタル3に設けられる永久磁石5とを具備
し、スラストランナ側永久磁石4とスラストメタル側永
久磁石5間の磁気反発力がスラスト軸受にかかるスラス
ト荷重の少なくとも一部を保持するようにしたものであ
るから、本発明には、以下に示す種々の構成のスラスト
軸受が含まれる。 (1) スラストランナ側永久磁石4が複数あり、これら複
数のスラストランナ側永久磁石4はスラストランナ2と
同軸の円周上に均等に配置され、かつ、同極性の磁極が
スラストメタル3に向いており、スラストメタル側永久
磁石5も複数あり、これら複数のスラストメタル側永久
磁石5は複数のスラストランナ側永久磁石4が配置され
る円周に対応する円周上に均等に配置され、かつ、同極
性の磁極がスラストランナ2に向いているスラスト軸
受。このスラスト軸受によれば、スラストランナ側永久
磁石4もスラストランナ側永久磁石5もそれぞれ円周上
に複数均等に配置されるので、安定した磁気反発力が得
られる。 (2) 上記(1) のスラスト軸受において、複数のスラスト
ランナ側永久磁石4のスラストメタル3に向いた磁極の
表面がスラストランナ2の表面と同一面であり、複数の
スラストメタル側永久磁石5のスラストランナ2に向い
た磁極の表面がスラストメタル3の表面と同一面である
スラスト軸受。このスラスト軸受によれば、スラストラ
ンナ側永久磁石4の磁極表面がスラストランナ2の表面
と同一面であり、スラストランナ側永久磁石5の磁極表
面もスラストメタル3の表面と同一面であるから、スラ
ストランナ2及びスラストメタル3の表面に凹凸が生じ
ない。従って、油膜6が良好に形成される。 (3) 上記(1) のスラスト軸受において、スラストメタル
2は複数枚のパッド8で構成され、パッド8毎に少なく
とも1つの永久磁石4が配置されるスラスト軸受。この
スラスト軸受によれば、スラストメタル3のパッド毎8
にスラストランナ側永久磁石5が少なくとも1つ配置さ
れるから、安定した磁気反発力が得られる。 (4) 上記(1) のスラスト軸受において、スラストランナ
2は複数枚のパッド7で構成され、パッド7毎に少なく
とも1つの永久磁石4が配置されるスラスト軸受。この
スラスト軸受によれば、スラストランナ2のパッド7毎
にスラストランナ側永久磁石4が少なくとも1つ配置さ
れるから、安定した磁気反発力が得られる。 (5) 上記(1) のスラスト軸受において、複数のスラスト
ランナ側永久磁石4は内外複数の円周上に配置され、複
数のスラストメタル側永久磁石5も、複数のスラストラ
ンナ側永久磁石4が配置される円周に対応する内外複数
の円周上に配置されるスラスト軸受。このスラスト軸受
によれば、複数のスラストランナ側永久磁石4及び複数
のスラストメタル側永久磁石5ともに、内外複数の円周
上にて、スラストランナ2及びスラストメタル3に配置
されるから、大きな磁気反発力を得ることができ、大き
なスラスト荷重を支えることができる。
【0071】(6) スラストランナ側永久磁石4は予めリ
ング形状に形成されているスラストランナ側環状永久磁
石であり、スラストランナ2と同軸に配置され、スラス
トメタル側永久磁石5は複数あり、これら複数のスラス
トメタル側永久磁石5はスラストランナ側環状永久磁石
4に対応する円周上に均等に配置され、かつ、同極性の
磁極がスラストランナ2に向いているスラスト軸受。こ
のスラスト軸受によれば、スラストランナ2にはリング
形状に予め形成した永久磁石4が配置され、スラストメ
タル3にはリング形状には予め形成されてない永久磁石
5が配置されるから、1枚のパッドで構成されるスラス
トランナ2と複数枚のパッドで構成されるスラストメタ
ル3の摩耗を減少することができる。また、永久磁石
4、5の数が少なくなるから、スラスト軸受の製造工数
が低減する。 (7) 上記(6) のスラスト軸受において、スラストランナ
側環状永久磁石4のスラストメタル3に向いた磁極の表
面がスラストランナ2の表面と同一面であり、複数のス
ラストメタル側永久磁石5のスラストランナ2に向いた
磁極の表面がスラストメタル3の表面と同一面であるス
ラスト軸受。このスラスト軸受によれば、スラストラン
ナ2及びスラストメタル3の表面に凹凸が生じない。こ
れにより、油膜6が良好に形成される。 (8) 上記(6) のスラスト軸受において、スラストランナ
側環状永久磁石4は複数あり、これら複数のスラストラ
ンナ側環状永久磁石4は互いに径が異なり、スラストラ
ンナ2と同軸に配置され、複数のスラストメタル側永久
磁石5は、複数のスラストランナ側環状永久磁石4に対
応する内外複数の円周上に配置されるスラスト軸受。こ
のスラスト軸受によれば、大きな磁気反発力が得られ、
大きなスラスト荷重を支えることができる。
【0072】(9) スラストメタル側永久磁石5は予めリ
ング形状に形成されているスラストメタル側環状永久磁
石であり、スラストメタル3と同軸に配置され、スラス
トランナ側永久磁石4は複数あり、これら複数のスラス
トランナ側永久磁石4はスラストメタル側環状永久磁石
5に対応する円周上に均等に配置され、かつ、同極性の
磁極がスラストメタル3に向いているスラスト軸受。こ
のスラスト軸受によれば、スラストメタル3にはリング
形状に予め形成した永久磁石5が配置され、スラストラ
ンナ2にはリング形状には予め形成されてない永久磁石
4が配置されるから、複数枚のパッドで構成されるスラ
ストランナ2と1枚のパッドで構成されるスラストメタ
ル3の摩耗を減少することができる。また、永久磁石
4、5の数が少なくなるから、スラスト軸受の製造工数
が低減する。 (10) 上記(9) のスラスト軸受において、複数のスラス
トランナ側永久磁石4のスラストメタル3に向いた磁極
の表面がスラストランナ2の表面と同一面であり、スラ
ストメタル側環状永久磁石5のスラストランナ2に向い
た磁極の表面がスラストメタル3の表面と同一面である
スラスト軸受。このスラスト軸受によれば、スラストラ
ンナ2及びスラストメタル3の表面に凹凸が生じない。
これにより、油膜6が良好に形成される。 (11) 上記(9) のスラスト軸受において、スラストメタ
ル側環状永久磁石5は複数あり、これら複数のスラスト
メタル側環状永久磁石5は互いに径が異なり、スラスト
メタル3と同軸に配置され、複数のスラストランナ側永
久磁石4は、複数のスラストメタル側環状永久磁石5に
対応する内外複数の円周上に配置されるスラスト軸受。
このスラスト軸受によれば、大きな磁気反発力が得ら
れ、大きなスラスト荷重を支えることができる。
【0073】(12) スラストランナ側永久磁石4は予め
リング形状に形成されているスラストランナ側環状永久
磁石であり、スラストランナ2と同軸に配置され、スラ
ストメタル側永久磁石5は、スラストランナ側環状永久
磁石5と同じ径で予めリング形状に形成されているスラ
ストメタル側環状永久磁石であり、スラストメタル3と
同軸に配置されるスラスト軸受。このスラスト軸受によ
れば、スラストランナ2にもスラストメタル3にもリン
グ形状に予め形成した永久磁石4、5が配置されるか
ら、ともに1枚のパッドで構成されるスラストランナ2
及びスラストメタル3の摩耗を減少させることができ
る。また、永久磁石4、5の数が少なくなるから、スラ
スト軸受の製造工数が低減する。 (13) 上記(12)のスラスト軸受において、スラストラン
ナ側環状永久磁石4のスラストメタル3に向いた磁極の
表面がスラストランナ2の表面と同一面であり、スラス
トメタル側環状永久磁石5のスラストランナ2に向いた
磁極の表面がスラストメタル3の表面と同一面であるス
ラスト軸受。このスラスト軸受によれば、スラストラン
ナ2及びスラストメタル3の表面に凹凸が生じない。こ
れにより、油膜6が良好に形成される。 (14) 上記(12)のスラスト軸受において、スラストラン
ナ側環状永久磁石4は複数あり、これら複数のスラスト
ランナ側環状永久磁石4は互いに径が異なり、スラスト
ランナ2と同軸に配置されること、スラストメタル側環
状永久磁石5は複数あり、これら複数のスラストメタル
側環状永久磁石5は複数のスラストランナ側環状永久磁
石4のそれぞれに対応して互いに径が異なり、スラスト
メタル3と同軸に配置されるスラスト軸受。このスラス
ト軸受によれば、大きな磁気反発力が得られ、大きなス
ラスト荷重を支えることができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1に係る発明のスラスト軸受によ
れば、スラストランナ及びスラストメタルそれぞれにス
ラストランナ側永久磁石及びスラストメタル側永久磁石
が互いに反発するような配置で固定され、スラストラン
ナ側永久磁石とスラストメタル側永久磁石間の磁気反発
力によりスラスト軸受にかかるスラスト荷重の一部が保
持されるので、下記の効果が得られる。 (1) スラスト荷重の一部が磁気反発力で保持されるの
で、スラストランナとスラストメタルの表面の摩耗が減
少する。 (2) スラストランナとスラストメタルの表面の摩耗が減
少するから、スラスト軸受が長寿命化する。 (3) スラスト荷重の一部が磁気反発力で保持されるの
で、油膜が安定化し、メタル焼損が減少する。 (4) 水車用発電機等、任意の回転機器のスラスト軸受と
して使用できる。 (5) スラスト荷重の一部が磁気反発力で保持されるの
で、軸受損失が低減し、水車用発電機等、回転機器の効
率が向上する。 (6) スラスト荷重の一部が磁気反発力で保持されるの
で、水車用発電機等、回転機器の始動時にスラストラン
ナとスラストメタル間にジャッキアップ等で油膜を形成
する作業が容易になる。
【0075】請求項2に係る発明の縦型水車用発電機に
よれば、スラストランナ側永久磁石とスラストメタル側
永久磁石間の磁気反発力によりスラスト軸受にかかるス
ラスト荷重の一部が保持されるので、下記の効果が得ら
れる。 (1) スラストランナとスラストメタルの表面の摩耗が減
少し、メタル焼損が減少するので、縦型水車用発電機が
長期間安定に運転できる。 (2) 軸受損失が低減し、縦型水車用発電機の効率が向上
する。 (3) 磁気反発力でスラスト荷重の一部が保持されるか
ら、始動時に縦型水車用発電機のジャッキアップ等で油
膜を形成する作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る縦型水車用発電
機の軸受部付近の断面図。
【図2】図1中のスラストランナの底面図。
【図3】図1中のスラストメタルの上面図。
【図4】本発明の第2実施形態例に係るスラスト軸受の
要部の断面図。
【図5】図4中のスラストランナの底面図。
【図6】図4中のスラストメタルの上面図。
【図7】本発明の第3実施形態例に係るスラスト軸受の
要部の断面図。
【図8】図7中のスラストランナの底面図。
【図9】図7中のスラストメタルの上面図。
【図10】本発明の第4実施形態例に係るスラスト軸受
のスラストランナの底面図。
【図11】本発明の第4実施形態例に係るスラスト軸受
のスラストメタルの上面図。
【図12】本発明の第5実施形態例に係るスラスト軸受
のスラストランナの底面図。
【図13】本発明の第5実施形態例に係るスラスト軸受
のスラストメタルの上面図。
【図14】従来の縦型水車用発電機における軸受部付近
の断面図。
【符号の説明】
1 スラスト軸受 2 スラストランナ 2a 油通路 3 スラストメタル 4 スラストランナ側永久磁石 5 スラストメタル側永久磁石 6 油膜 7 スラストランナのパッド 8 スラストメタルのパッド 10 発電機主軸 11 スラストボス 12 ブラケット 13 ケーシング 14 ボルト 15 受台 16 ピボット軸 17 皿ばね 18 スラスト軸受油槽 19 スパイダー 20 給油管 21 案内軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に取付けられるスラストランナ
    と、該スラストランナに対面して支持部材に取り付けら
    れ、前記回転軸のスラスト荷重を支えるスラストメタル
    を有するスラスト軸受において、前記スラストランナに
    設けられる永久磁石と、前記スラストランナ側の永久磁
    石に対して磁気的に反発する極性の磁極が前記スラスト
    メタルに設けられる永久磁石とを具備し、前記スラスト
    ランナ側の永久磁石と前記スラストメタル側の永久磁石
    間の磁気反発力により、前記スラストメタルにかかるス
    ラスト荷重の一部を保持することを特徴とするスラスト
    軸受。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスラスト軸受を有するこ
    とを特徴とする縦型水車用発電機。
JP2000346398A 2000-11-14 2000-11-14 スラスト軸受及びそれを用いた縦型水車用発電機 Withdrawn JP2002147441A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110594288A (zh) * 2019-09-29 2019-12-20 中国矿业大学 一种基于纳米磁性液体的磁控柔性瓦块推力滑动轴承

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110594288A (zh) * 2019-09-29 2019-12-20 中国矿业大学 一种基于纳米磁性液体的磁控柔性瓦块推力滑动轴承
CN110594288B (zh) * 2019-09-29 2024-03-08 中国矿业大学 一种基于纳米磁性液体的磁控柔性瓦块推力滑动轴承

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