JP2002143753A - 塗装用具 - Google Patents

塗装用具

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JP2002143753A
JP2002143753A JP2000339554A JP2000339554A JP2002143753A JP 2002143753 A JP2002143753 A JP 2002143753A JP 2000339554 A JP2000339554 A JP 2000339554A JP 2000339554 A JP2000339554 A JP 2000339554A JP 2002143753 A JP2002143753 A JP 2002143753A
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JP2000339554A
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Keizo Oshima
計三 大嶋
Yasuo Fukuchi
康生 福地
Hiroshi Kosuga
浩志 小須賀
Toshiyuki Fujimoto
敏幸 藤本
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TEKKU C KK
Chubu Electric Power Co Inc
C Tech Corp
Original Assignee
TEKKU C KK
Chubu Electric Power Co Inc
C Tech Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧送電線鉄塔のメンテナンスのために施さ
れる塗装作業に用いられる塗装用具において、使い勝手
のよい塗装用具を提供する。 【解決手段】 操作棒2の先端に塗装用の刷毛20及び
塗料供給用のノズル30を備えた塗装用具において、操
作棒2に筒体からなる格納容器8を設ける。その格納容
器8に塗料を封入した伸縮自在な蛇腹式の塗料封入容器
18を格納する。操作棒2の手元側に設けたエアポンプ
34によって格納容器8内に圧縮空気を送り込み、塗料
封入容器18を塗料の供給方向に加圧し、押し潰すこと
によって塗料をノズル30へ送り出すようにした。使用
後の塗料封入容器18は、未使用の塗料封入容器18と
交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高圧送電線
鉄塔や変電所の高圧設備等に防錆塗装を施す塗装作業に
用いられる塗装用具に関する。なお、本発明でいう塗装
作業とは、塗装面に塗料を塗布する作業は勿論のこと、
その前処理として行われる塗装面の汚れ落とし作業や塗
装時に生ずる滴下塗料の処理作業等を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧送電線鉄塔のメンテナンスの
ために防錆塗装が施されるが、この塗装作業は、足場の
悪い高所でかつ高圧活線の近くでの作業となることか
ら、使い勝手の良い塗装用具が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来より種
々の塗装用具が提案され、使い勝手の向上が図られてい
るが、必ずしも上記の要望に対して十分に応えていると
は言えず、未だ改良の余地がある。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、従来品
に比べて使い勝手が向上された塗装用具を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る塗装用具は、特許請求の範囲の各請求
項に記載の通りの構成を備えた。請求項1に記載の発明
によれば、例えば高圧送電線鉄塔に塗装する場合におい
て、加圧手段を操作して塗料封入容器を加圧することに
よって塗料をノズルへ送り込み、ノズルから流出される
塗料を刷毛によって塗装することができる。この場合、
塗料封入容器を伸縮自在な蛇腹式としたので、加圧され
た塗料封入容器は、規則的に押し潰されることになり、
塗料を安定したかつ連続する流れでノズルへ供給でき
る。かくして、使い勝手の良い塗装用具が提供される。
【0006】また、請求項2に記載の発明においては、
操作棒に備えた格納容器に塗料封入容器を交換可能に格
納したものである。すなわち、塗料封入容器をカートリ
ッジ式とし、交換できるようにしたものである。従っ
て、例えば塗料タンクを固定的に備えたものであれば、
塗料タンクに対して塗料を補給するという煩わしい作業
を伴うものであるが、請求項2の発明では、塗料封入容
器が空になったときは、新しいものと交換することで対
応できるため、頗る使い勝手の良い塗装用具が提供され
る。
【0007】また、請求項3に記載の発明においては、
塗料封入容器を格納するための格納容器を密閉構造とす
る一方、加圧手段をエアポンプによって構成したもので
ある。従って、エアポンプを操作して格納容器内に圧縮
空気を送り込むことによって蛇腹式の塗料封入容器を軸
方向に押し潰し、該塗料封入容器内の塗料をノズルへ供
給することができる。
【0008】また、請求項4に記載の発明によれば、塗
料封入容器を交換する場合には、格納容器から蓋板を取
り外したのち、使用後の塗料封入容器を塗料供給管から
抜き取る。次いで、その塗料供給管に未使用の塗料封入
容器の出口を差し込んだのち、該塗料封入容器を格納容
器内に挿入するとともに蓋板を塗料封入容器に取り付け
る。かくして、塗料封入容器の交換作業を迅速かつ簡単
に行うことができる。
【0009】請求項5に記載の発明は、操作棒と、その
操作棒の先端に取り付けられる掻取器とからなる塗装用
具であって、前記掻取器は、汚れ掻き取り用のスクレー
パを平板状の支持板とクリップとによって挟持可能とし
たものである。従って、この塗装用具を使って、例えば
高圧送電線鉄塔にメンテナンスとしての塗装を行うに先
だち、塗装面から古い塗装膜や錆等の汚れを掻き落とす
といった塗装面の表面処理作業を行うことができる。ス
クレーパは、クリップによって支持板に挟着保持される
構造のため、反転使用或いは未使用のスクレーパとの交
換等を簡単に行うことができる。
【0010】また、請求項6に記載の発明は、操作棒
と、前記操作棒の先端に取り付けられた滴下塗料、ゴミ
等を受ける受け皿とを備えた塗装用具であって、前記受
け皿は、先端から基部側にかけて所定幅で延びる中高部
を有するとともに、その中高部の先端面から基部側にか
けて設けられた切り割り線から拡開可能とされ、しかも
前記中高部の中程には切り割り線を跨いで開口が形成さ
れていることを特徴とするものである。従って、例えば
高圧送電線鉄塔の塗装作業時に滴下する塗料、あるいは
塗装に先立ち塗装面から古い塗装滓や錆等を掻き落とす
ために行われる塗装面の処理作業時に落下するゴミ等を
下から受けることによって、滴下塗料やゴミの落下に起
因するトラブルを解消できる。この場合において、受け
皿は、切り割り線から拡開可能とされ、かつ開口を有す
る構造としたので、例えば懸垂状態の碍子の軸部に開口
が嵌合するように差し込み碍子の上方で塗料やゴミ等を
受けることができる。また、引き抜くときは中高部があ
ることで、受けた塗料やゴミ等が受け皿から落下するこ
とがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先ず、請求項1に記載の発明に対
応する第1の実施形態を図1及び図2に基づいて説明す
る。この実施の形態は塗料を塗装面に塗布する塗装用具
に関する。従来より知られているこの種の塗装用具とし
ては、例えば特公昭51−39864号公報がある。上
記公報記載の塗装用具は、絶縁材料からなる操作棒を有
しており、その操作棒の先端には刷毛を、途中には塗料
を収容する塗料タンクを、更に手元にはエアポンプをそ
れぞれ備えた構成となっている。そして、エアポンプを
操作することによって塗料タンク内にホースを経て圧縮
空気を送り込み、その圧縮空気によって塗料タンク内の
塗料をパイプを経て刷毛に給送できるようにしたもので
ある。
【0012】上記公報記載の塗装用具に用いられている
塗料タンクは、空になったとき、或いは塗料が減少した
ときには、蓋を取り外して塗料を補給する形式であり、
補給が面倒で使い勝手が悪い。また、塗料タンク内に直
接圧縮空気を送り込むため、塗料に空気が混入して塗料
流れが不安定化する可能性がある。そこで、本実施の形
態は、上述した従来の問題点に鑑み、使い勝手が良く、
塗料を安定した流れで供給することが可能な塗装用具を
提供することを、その目的としている。
【0013】図1は塗装用具の全体を示す一部切断正面
図、図2は塗装用具の先端側を示す平面図である。本実
施の形態に係る塗装用具は、高圧送電線鉄塔や変電所の
高圧設備等の塗装作業に適用されるものであり、図示の
ように、絶縁材料からなる円筒形の操作棒2を有してい
る。操作棒2は約2m前後の長さを有し、その一端側
(基部側)には、肩掛けバンド6が取り付けられた握り
部4が設けられている。なお、操作棒2は基部側は閉鎖
されているが、先端は開放されている。
【0014】操作棒2の先端には、塗料封入容器18を
格納するための格納容器8が取り付けられている。格納
容器8は、一端が底板8aにて塞がれ、他端が開口され
た円筒体からなり、閉鎖側(基部側)にはボス部10を
有し、開口側には蓋板14を有する。ボス部10は操作
棒2の先端外周に嵌合された状態でボルト12によって
固定されている。すなわち、格納容器8はボルト12を
外すことによって操作棒2から離脱可能とされている。
なお、操作棒2の先端は底板8aを貫通して格納容器8
内に開口している。蓋板14は、格納容器8の開口側に
設けた取付フランジ8bにボルト16によって着脱可能
とされている。なお、取付フランジ8bと蓋板14との
接合面にはシール材(図示省略)が介在される。
【0015】塗料が封入された塗料封入容器18は、ゴ
ム又は樹脂等の柔軟材料からなる密閉された円筒体であ
り、軸方向の一端には塗料の出口18aを有し、その側
部が蛇腹状に形成されている。すなわち、塗料封入容器
18は塗料供給(流出)方向に伸縮自在に構成されてい
る。
【0016】蓋板14には、塗料塗布用の刷毛20を支
持する取付ブラケット24が固着されている。取付ブラ
ケット24は適宜間隔を隔てて対向する2枚のプレート
からなり、両プレートの先端が重ね合わせられるととも
に、その先端に絶縁材としての合成ゴム26を介在した
状態で刷毛20の柄22が軸28によって角度調整可能
に取り付けられている。また、柄22はその途中でピン
22aにて屈曲可能とされている。すなわち、刷毛20
は軸28とピン22aとの2点を支点にして方向転換が
可能とされ、方向転換の自由度が高いものとなってい
る。
【0017】また、刷毛20に接近して塗料流出用の複
数本のノズル30が配設されており、このノズル30
は、蓋板14に固着された硬質の塗料供給管32の先端
に取り付けられている。塗料供給管32は蓋板14を貫
通した状態で取り付けられ、その貫通先端部が塗料封入
容器18の出口18aに差し込まれることによって塗料
封入容器18内の塗料がノズル30に供給可能となる。
なお、ノズル30は可撓性のホース30aを含み、柄2
2の先端部分に結合されて刷毛20の方向転換に対応で
きるようになっている。また、ノズル30の先端部分
は、図1に点線で示すように刷毛20の内部に通され、
放射状に配置されている。
【0018】操作棒2の基部側には、塗料封入容器18
を加圧して塗料を送り出す加圧手段としての手動式のエ
アポンプ34が備えられている。エアポンプ34には圧
縮空気を格納容器8内に導くための可撓性の材料からな
るホース36の一端が接続され、このホース36の他端
は操作棒2に接続されている。従って、エアポンプ34
から送り込まれた空気は、ホース36から操作棒2を通
して格納容器8内に送り込まれる。また、エアポンプ3
4には逆止弁付きの空気抜き38が設けられている。
【0019】本実施の形態に係る塗装用具は、上記のよ
うに構成したものであるから、エアポンプ34を操作
(伸縮操作)して圧縮空気を格納容器8内に送り込む
と、塗料封入容器18が加圧されて軸方向に押し潰され
る。このため、塗料封入容器18内の塗料が塗料供給管
32を経てノズル30から流出されるので、作業者はこ
の塗料を刷毛20によって塗装面に塗布することができ
る。
【0020】この場合、本実施の形態においては、塗料
封入容器18を蛇腹式とすることによって塗料供給方向
に向かって伸縮自在に構成してあるので、塗料封入容器
18は塗料の出口18a側に向かって規則的に潰され
る。このため、塗料を安定流れで連続的にノズル30へ
供給することができる。また、ノズル30が刷毛20内
に通され、しかも複数のノズル30が放射状に配置され
ているため、刷毛20全体に塗料が行き渡り、刷毛20
からの液垂れが防止されるとともに、斑塗りが減少す
る。また、エアポンプ34による加圧作用を中断すれ
ば、ノズル30からの塗料の流出を停止できるが、その
場合、エアポンプ34の空気抜き38を操作して格納容
器8内の空気を抜けば、それに対応して蛇腹からなる塗
料封入容器18が伸びることで刷毛20に付いた塗料を
吸い込むことができる。つまり、エアポンプ34の操作
によって刷毛20に対する塗料の供給量の調整が容易と
なり、過不足のない適正供給が可能となる。
【0021】塗料封入容器18が空になったときは、こ
れを未使用の塗料封入容器18と交換することで対応す
る。すなわち、塗料封入容器18の交換は、格納容器8
から蓋板14を取り外して行うが、このとき、蓋板14
に付いている刷毛20及びノズル30が同時に取り外さ
れることになるため、塗料封入容器18の交換作業を邪
魔することがない。空になった使用後の塗料封入容器1
8は塗料供給管32から抜き取られ、代わって未使用の
塗料封入容器18の出口18aが塗料供給管32に差し
込まれる。その状態で塗料封入容器18が格納容器8内
に挿入されるとともに、蓋板14が格納容器8に取り付
けられ、かくして塗料封入容器18の交換作業が完了す
る。このように、本実施の形態によれば、塗料の補給
は、塗料封入容器18の交換による対応のため、簡便で
ある。
【0022】次に、本発明の第2の実施の形態を図3及
び図4に基づいて説明する。この実施の形態は、請求項
5に記載の発明に対応するものであって、高圧送電線鉄
塔にメンテナンスとしての塗装を行うに先だち、前処理
として、塗装面から古い塗装膜や錆等を不要なゴミとし
て掻き落とすような塗装面の表面処理作業に用いられる
塗装用具に関する。
【0023】従来のこの種の塗装用具は、スクレーパ
(掻き取り具)としての金束子や金属ブラシ等を操作棒
の先端に固着した構造が一般的であり、これではスクレ
ーパが不良化したときの交換が面倒であるという問題が
ある。そこで、この実施の形態では、上述した従来の問
題点に鑑み、スクレーパを容易に交換することが可能な
塗装用具を提供することを、その目的としている。
【0024】図3は塗装用具の全体を示す正面図であ
り、図4は掻取具の平面図である。本実施の形態に係る
塗装用具は、図示のように、絶縁材料からなる円筒形の
操作棒40を有している。操作棒40は約2m前後の長
さを有し、その先端に汚れ落とし用の掻取器42が取り
付けられている。この掻取器42は、板状に形成された
金束子や金属ブラシ様のスクレーパ58を支持するため
の長方形状の支持板44と、その支持板44の両面基部
側にそれぞれ設けられ、支持板44と協同してスクレー
パ58を挟持する取手50a付きのクリップ50とから
構成されている。
【0025】支持板44の基部にはボス部46が設けら
れ、そのボス部46が操作棒40の先端外周に嵌合さ
れ、ボルト48にて固定されている。従って、掻取器4
2は操作棒40に対して着脱可能となっている。クリッ
プ50は支持板44にヒンジ52を介して回動操作可能
に取り付けられるとともに、ヒンジピン54回りに配置
された捻りバネ56によって支持板44側に向かって付
勢されている。
【0026】上記のように構成された塗装用具によれ
ば、板状に形成された汚れ掻き取り用のスクレーパ58
を支持板44の両面にクリップ50によって挟持し、鉄
塔の塗装作業に先立って、塗装面の汚れを掻き落として
掃除することができる。この場合、本実施の形態におい
ては、スクレーパ58を支持板44にクリップ50によ
って挟持する構成のため、スクレーパ58が汚れたとき
には支持板44から外して洗浄することができ、また片
面が損耗したような場合には反転して使用することがで
き、更には使い古したときは交換できる。
【0027】次に、本発明の第3の実施の形態を図5〜
図7に基づいて説明する。この実施の形態は、請求項6
に記載の発明に対応するものであって、高圧送電線鉄塔
の塗装作業時に滴下する塗料、あるいは塗装に先立ち塗
装面から古い塗装滓や錆等を掻き落とすために行われる
塗装面の処理作業時に落下するゴミ等を下から受けるこ
とによって、滴下塗料やゴミ等の落下に起因するトラブ
ルを解消するための塗装用具に関する。
【0028】従来のこの種の塗装用具としては、操作棒
の先端に受け皿を設けたものが一般的である。ところ
が、このような構造のものでは、例えば、懸垂タイプの
碍子の上方で塗装するとき、塗料やゴミ等が碍子上面に
滴下しないように受けることが難しく、使い勝手の悪い
ものであった。そこで、この実施の形態は、上述した従
来の問題点に鑑み、懸垂タイプの碍子上面に塗料やゴミ
等が滴下しないように塗料やゴミ等を受け取ることがで
きる使い勝手の良い塗装用具を提供することを、その目
的とする。
【0029】図5は塗装用具の平面図であり、図6は塗
料受けを示す斜視図であり、図7は図6のA−A線断面
図である。図示のように、本実施の形態に係る塗装用具
は、絶縁材料からなる円筒形の操作棒60を有してい
る。操作棒60は約2m前後の長さを有し、その先端に
受け具62が取り付けられている。受け具62は硬質材
料からなる強度部材としてのフレーム64と、そのフレ
ーム64によって下面側から支持されるゴム製の受け皿
70とによって構成されている。フレーム64は一端に
ボス部66を有し、操作棒60の先端外周に嵌合され、
ボルト68によって固定されている。従って、受け具6
2は操作棒60に対して着脱可能となっている。
【0030】受け皿70は、図6に示すように、方形状
に形成されるとともに、その中央部には先端側から基部
側にかけて延びる中高部72を有しており、その中高部
72を挟んで両側が塗料等の受け皿部74となってい
る。なお、中高部72の上面は滴下塗料等が左右の受け
皿部74に向かって流れるように傾斜していることが好
ましい。中高部72は先端側から基部側にかけてその幅
が順次狭まるように設定されるとともに、先端面中央か
ら基部側に向かって真っ直ぐに延びる切り割り線76を
有している。従って、受け皿70は、この切り割り線7
6から左右に拡開可能とされている。そして、中高部7
2の略中央部には切り割り線76を跨いで円形の開口7
8が形成されており、この開口78は碍子80の軸部8
0aが嵌合できる程度の大きさに設定されている。な
お、フレーム64は、切り割り線76に対応する部位が
切り欠かれている。
【0031】本実施の形態に係る塗装用具は、上記のよ
うに構成されている。従って、図5に示すように、受け
具62を碍子80の軸部80aに向かって差し込むよう
に操作すれば、受け皿70が切り割り線76から左右に
割れて拡開する。そして、軸部80aが開口78に達す
れば、図7に示すように、拡開された受け皿70は元の
状態に弾性復帰する。すなわち、本実施の形態の塗装用
具によれば、碍子80の上面を覆うように受け皿70を
配置し、滴下塗料やゴミ等を確実に受け取ることができ
る。なお、この場合、受け皿70に中高部72を設け、
その中高部72に切り割り線76を形成してあるため、
碍子80の軸部80aから引き抜くときに受け皿部74
から塗料やゴミ等が流出するおそれがない。
【0032】なお、第1〜第3の実施の形態で説明した
ように、操作棒2,40,60に対して、格納容器8、
掻取器42、受け具62は、全て着脱可能に構成されて
いる。従って、操作棒2,40,60については、兼用
することができる。
【0033】なお、第1の実施の形態では、塗料封入容
器18を蛇腹式として伸縮自在に構成したが、蛇腹以外
であっても伸縮可能な構造であれば、差し支えない。ま
た、操作棒2をエアポンプ34から送られる空気の供給
通路として利用したが、ホース36を直に格納容器8に
接続する構成に変更してもよい。また、第2の実施の形
態におけるクリップ50の構造は、必ずしも図示のもの
に限定されるものではなく、要はスクレーパ58を挟持
できる構造であればよい。更に第3の実施の形態におけ
る受け皿70の形状及び材質についても、図示の方形状
或いはゴムに限るものではなく、柔軟性を備えた材質で
あれば良く、形状についても任意に設定可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
従来に比べて使い勝手が向上された塗装用具を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る塗装用具を示す一部切
断正面図である。
【図2】塗装用具の先端側の平面図である。
【図3】第2の実施の形態に係る塗装用具を示す正面図
である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】第3の実施の形態に係る塗装用具の平面図であ
る。
【図6】塗料受けを示す斜視図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【符号の説明】
2 操作棒 8 格納容器 14 蓋板 18 塗料封入容器 20 刷毛 30 ノズル 34 エアポンプ 40 操作棒 42 掻取器 50 クリップ 60 操作棒 70 受け皿 72 中高部 76 切り割り線 78 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福地 康生 愛知県岡崎市戸崎町大道東7 中部電力株 式会社岡崎電力センター内 (72)発明者 小須賀 浩志 愛知県名古屋市港区遠若町3の7の1 株 式会社シーテック塗装部内 (72)発明者 藤本 敏幸 愛知県名古屋市港区遠若町3の7の1 株 式会社シーテック塗装部内 Fターム(参考) 3B116 AA31 AB52 BA03 BA22 4F042 AA16 AA18 FA22 FA24 FA30 FA37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作棒に、塗装用の刷毛及びノズルと、
    前記ノズルへ供給される塗料を封入した伸縮自在な蛇腹
    式の塗料封入容器と、前記塗料封入容器を加圧すること
    によって塗料を前記ノズルへ送り込む加圧手段とを備え
    ていることを特徴とする塗装用具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の塗装用具であって、前
    記塗料封入容器は、前記操作棒に備え付けの格納容器内
    に交換可能に格納されていることを特徴とする塗装用
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の塗装用具であっ
    て、前記格納容器が密閉構造であり、前記加圧手段が前
    記格納容器内に圧縮空気を送り込むエアポンプであるこ
    とを特徴とする塗装用具。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の塗装用具であっ
    て、前記格納容器に着脱可能に設けた蓋板には、前記塗
    料封入容器と前記ノズルとを接続する塗料供給管が貫通
    状態で固定されており、その貫通先端部が前記塗料封入
    容器の出口に差し込まれることで接続される構成とした
    ことを特徴とする塗装用具。
  5. 【請求項5】 操作棒と、前記操作棒の先端に取り付け
    られた掻取器とを備えており、前記掻取器は、汚れ掻き
    取り用のスクレーパを平板状の支持板とクリップとによ
    って挟持可能としたことを特徴とする塗装用具。
  6. 【請求項6】 操作棒と、前記操作棒の先端に取り付け
    られた滴下塗料、ゴミ等を受ける受け皿とを備えてお
    り、前記受け皿は、先端から基部側にかけて所定幅で延
    びる中高部を有するとともに、その中高部の先端面から
    基部側にかけて設けられた切り割り線から拡開可能とさ
    れ、しかも前記中高部の中程には切り割り線を跨いで開
    口が形成されていることを特徴とする塗装用具。
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