JP2002142256A - 本人認証システム - Google Patents

本人認証システム

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JP2002142256A
JP2002142256A JP2000332059A JP2000332059A JP2002142256A JP 2002142256 A JP2002142256 A JP 2002142256A JP 2000332059 A JP2000332059 A JP 2000332059A JP 2000332059 A JP2000332059 A JP 2000332059A JP 2002142256 A JP2002142256 A JP 2002142256A
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JP2000332059A
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Hiroshi Kamata
弘 鎌田
Tsutomu Akasaka
勉 赤坂
Rika Kanehira
里佳 兼平
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイオメトリクスを用いた本人認証シス
テムにおいて本人の認証を確実に行うこと。 【解決手段】 通信端末ユーザが、本人に極めて特徴的
な身体の一部分を通信端末100に備えられた撮像部1
03を用いて複数撮影した後、ユーザID番号を通信端
末100に備えられた操作部101を用いて入力し、送
信データ処理部104が、ユーザID番号と身体の一部
分の画像とが含まれたパケット信号を作成し、送受信部
105が、パケット信号を認証サーバ200に送信し、
認証サーバ200が、認証情報データベース204にユ
ーザID番号に対応させて身体の一部分の画像を複数登
録し、認証部205が、身体の一部分の画像を複数照合
することにより本人認証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本人認証システム
に関し、特に人間の生体的特徴に関する情報を利用する
バイオメトリクスを用いた本人認証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機密性の高いデータへのアクセス
や、電子決済等を行う際に、本人であるか否かを認証す
るには、パスワードや磁気カードを用いて行うのが一般
的であった。しかし、パスワードや磁気カードを用いて
行う本人認証では、パスワードの漏洩や磁気カードの盗
難等によって、本人以外が本人になりすますおそれがあ
り、安全性が高いとはいえない。
【0003】そこで、最近、バイオメトリクスを用いた
認証が注目されている。バイオメトリクスを用いた本人
認証システムは、指紋、顔、音声および筆跡等の人間の
生体的特徴を用いて認証を行うため、パスワードや磁気
カードのように漏洩や盗難の心配がなく、安全性が高い
認証システムであるといえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイオ
メトリクスを用いた従来の認証システムでは、指紋、
顔、音声および筆跡等のうちいずれか1つを用いて認証
を行うため、生体的特徴が類似する人がいる場合には、
本人の認証を確実に行うことができないという問題があ
った。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、本人の認証を確実に行うことができる本人認証シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の本人認証システ
ムは、通信端末装置と認証装置とから構成され、通信端
末使用者の生体的特徴を用いて本人認証を行う本人認証
システムであり、前記通信端末装置が、通信端末使用者
が任意に選択した複数の生体的特徴の情報を認証装置に
送信し、前記認証装置が、前記複数の生体的特徴と、予
め登録されている前記通信端末使用者の複数の生体的特
徴とを照合することにより本人認証を行って、認証結果
を示す信号を前記通信端末装置に送信する構成を採る。
【0007】この構成によれば、複数の生体的特徴を用
いて本人認証を行うため、本人認証の精度を高めること
ができる。
【0008】本発明の本人認証システムは、認証装置に
複数の生体的特徴を登録する際には、通信端末使用者
が、本人に極めて特徴的な身体の一部分を通信端末装置
に備えられた撮像手段を用いて複数撮影した後、使用者
番号を前記通信端末装置に備えられた操作手段を用いて
入力し、前記通信端末装置が、前記使用者番号と身体の
一部分の画像とが含まれた信号を認証装置に送信し、前
記認証装置が、前記使用者番号に対応させて身体の一部
分の画像を複数登録する構成を採る。
【0009】本発明の本人認証システムは、本人認証を
行う際には、通信端末使用者が、予め登録した身体の一
部分を通信端末装置に備えられた撮像手段を用いて複数
撮影した後、使用者番号を前記通信端末装置に備えられ
た操作手段を用いて入力し、前記通信端末装置が、前記
使用者番号と身体の一部分の画像とが含まれた信号を認
証装置に送信し、前記認証装置は、登録されている画像
のうち前記使用者番号に対応する複数の画像と、前記通
信端末装置から送信された複数の画像とを照合し、すべ
ての画像が一致する場合に、前記通信端末使用者が本人
であると認証する構成を採る。
【0010】本発明の通信端末装置は、通信端末使用者
が本人に極めて特徴的な身体の一部分を複数撮影する撮
像手段と、前記通信端末使用者が使用者番号を入力する
操作手段と、前記撮像手段にて撮影された複数の画像と
前記使用者番号とが含まれる信号を認証装置に送信する
送信手段と、前記認証装置から送信された本人認証の成
否を示す信号を受信する受信手段と、前記成否を前記通
信端末使用者に知らせる通知手段と、を具備する構成を
採る。
【0011】本発明の認証装置は、各通信端末使用者に
極めて特徴的な身体の一部分の画像を使用者番号に対応
させて複数登録する登録手段と、通信端末装置から送信
された複数の画像と、前記登録手段に登録されている画
像のうち前記使用者番号で特定される複数の画像とを照
合して、すべての画像が一致する場合に通信端末使用者
が本人であると認証する認証手段と、本人認証の成否を
示す信号を前記通信端末装置に送信する送信手段と、を
具備する構成を採る。
【0012】本発明の通信端末装置は、通信端末使用者
が本人に極めて特徴的な身体の一部分を複数撮影する撮
像手段と、前記撮像手段にて撮影された複数の画像を登
録する登録手段と、予め前記登録手段に登録されている
複数の画像と、前記撮像手段にて撮影された複数の画像
とを照合して、すべての画像が一致する場合に通信端末
使用者が本人であると認証する認証手段と、本人認証の
成否を通信端末使用者に知らせる通知手段と、を具備す
る構成を採る。
【0013】これらの構成によれば、本人に極めて特徴
的な身体の一部分を複数用いて本人認証を行うため、本
人認証の精度をさらに高めることができる。また、これ
らの構成によれば、通信端末使用者が自分に特徴的であ
ると思う部分を自由に選択するため、各人毎にそれぞれ
特徴的な部分が確実に選択されるので、本人認証を確実
に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
本人認証システムの構成を示すブロック図である。本実
施の形態に係る本人認証システムは、本人認証を要求す
る通信端末100と、その要求に応じて本人認証を行う
認証サーバ200とで構成される。
【0015】まず、通信端末100の構成について説明
する。通信端末100において、操作部101は、ユー
ザID番号等の入力に使用するものである。音声取得部
102は、通信端末ユーザの音声を取得する。撮像部1
03は、通信端末ユーザを撮影する。送信データ処理部
104は、ID番号、音声信号および画像信号を送信デ
ータに変換する。送受信部105は、送信データをアン
テナ106から認証サーバ200に送信する。
【0016】また、送受信部105は、アンテナ106
で受信されたデータを受信データ処理部107に入力す
る。受信データ処理部107は、受信データの種類を判
別して画像出力部109と音声出力部108とに振り分
ける。画像出力部109は、画像を表示する。音声出力
部108は、音声を出力する。
【0017】図1に示す通信端末100は、具体的には
例えば、図2に示す携帯電話300である。この場合、
小型カメラ301が撮像部103に、ディスプレー30
2が画像出力部109に、操作ボタン303が操作部1
01に、マイクロホン304が音声取得部102に、ス
ピーカー305が音声出力部108に、それぞれ相当す
る。
【0018】次いで、認証サーバ200の構成について
説明する。認証サーバ200において、送受信部202
は、アンテナ201で受信されたデータをデータ制御部
203に入力する。また、送受信部202は、認証部2
05から入力された認証の成否を示す信号をアンテナ2
01から通信端末100に送信する。データ制御部20
3は、認証情報の登録時には受信データを認証情報デー
タベース204に入力し、本人認証時には受信データを
認証部205に入力する。認証情報データベース204
は、通信端末ユーザごとに生体的特徴に関するデータを
複数登録する。認証部205は、認証情報データベース
204に登録されているデータと通信端末100から送
られたデータとを比較して、本人認証を行う。
【0019】次いで、上記構成を有する本人認証システ
ムの動作について説明する。まず、認証データ登録時の
動作について説明する。
【0020】まず、通信端末ユーザは、図3(a)に示
すようにして、撮像部103(小型カメラ301)を用
いて、自分の特徴ある部分を複数撮影する。この際、通
信端末ユーザは、自分で特徴あると思われる部分を任意
に選んで撮影する。また、通信端末ユーザは、例えば顔
を撮影する場合には、顔全体を撮影するのではなく、図
3(b)に示すように、顔の各構成部分をそれぞれ撮影
する。例えば、まゆ毛の形と耳の形に特徴がある通信端
末ユーザであれば、まゆ毛と耳をそれぞれ撮影する。撮
影された複数の画像は、撮像部103(小型カメラ30
1)から送信データ処理部104に入力される。
【0021】また、通信端末ユーザは、自分の声が特徴
的であると思われる場合には、音声取得部102(マイ
クロホン304)に自分の声を入力する。その音声は、
送信データ処理部104に入力される。
【0022】通信端末ユーザは、撮影および音声入力終
了後、ユーザID番号を操作部101(操作ボタン30
3)を用いて入力する。ユーザID番号は送信データ処
理部104に入力される。また、このとき、通信端末ユ
ーザは、認証情報の登録要求を操作部101(操作ボタ
ン303)を用いて行う。登録要求信号は送信データ処
理部104に入力される。
【0023】送信データ処理部104では、画像信号と
音声信号とユーザID番号と登録要求信号とが多重され
た後パケットデータにされる。そのパケットデータが、
送受信部105からアンテナ106を介して認証サーバ
200に送信される。
【0024】認証サーバ200では、データ制御部20
3が、受信データに登録要求信号が含まれていることを
検知して、受信データを認証情報データベース204に
入力する。そして、認証情報データベース204では、
ユーザID番号と対応させて複数の生体的特徴が登録さ
れる。例えば、まゆ毛の形と、耳の形と、音声のデータ
が送られてきた場合には、認証情報データベース204
には、ユーザID番号と対応させて、まゆ毛の形の情報
と、耳の形の情報と、音声の情報とが登録される。
【0025】次いで、本人認証時の動作について説明す
る。まず、通信端末ユーザは、認証データ登録時と同様
にして、登録した生体的特徴(ここでは、まゆ毛と耳)
を撮像部103(小型カメラ301)を用いて撮影す
る。また、声を登録した場合には、声を音声取得部10
2(マイクロホン304)に入力する。撮影された複数
の画像および音声は、送信データ処理部104に入力さ
れる。
【0026】そして、通信端末ユーザは、撮影および音
声入力終了後、ユーザID番号を操作部101(操作ボ
タン303)を用いて入力する。また、このとき、通信
端末ユーザは、本人認証の要求を操作部101(操作ボ
タン303)を用いて行う。ユーザID番号および本人
認証要求信号は送信データ処理部104に入力される。
【0027】送信データ処理部104では、画像信号と
音声信号とユーザID番号と本人認証要求信号とが多重
された後パケットデータにされる。そのパケットデータ
が、送受信部105からアンテナ106を介して認証サ
ーバ200に送信される。
【0028】認証サーバ200では、データ制御部20
3が、受信データに本人認証要求信号が含まれているこ
とを検知して、受信データを認証部205に入力する。
【0029】認証部205では、まず、ユーザID番号
に基づいて認証情報データベース204を参照し、当該
通信端末ユーザの生体的特徴として登録されている情報
を読み出す。そして、受信データに含まれる生体的特徴
と認証情報データベース204に登録されている生体的
特徴を照合する。よって、ここでは、まゆ毛の形と、耳
の形と、音声がそれぞれ照合される。このとき、認証部
205では、複数の生体的特徴の照合順を変更すること
により認証率を適宜変更することが可能である。
【0030】そして、これら複数の生体的特徴がすべて
一致した場合には、本人として認証される。逆に、これ
ら複数の生体的特徴のうちいずれか1つでも不一致とな
る場合には、本人として認証されない。認証部205
は、本人認証の成否を示す信号を作成して送受信部20
2に入力する。送受信部202は、本人認証の成否を示
す信号をアンテナ201より通信端末100に送信す
る。
【0031】通信端末100では、送受信部105で受
信された本人認証の成否を示す信号が受信データ処理部
107に入力される。本人認証の成否を示す信号が音声
信号である場合には、受信データ処理部107がその信
号を音声出力部108(スピーカー305)に入力する
ことにより、本人認証の成否が音声で通信端末ユーザに
知らされる。また、本人認証の成否を示す信号がテキス
トデータである場合には、受信データ処理部107がそ
の信号を画像出力部109(ディスプレー302)に入
力することにより、本人認証の成否が文字で通信端末ユ
ーザに知らされる。
【0032】このように、本実施の形態によれば、複数
の生体的特徴を用いて本人認証を行うため、本人認証の
精度を高めることができる。また、顔全体ではなく顔の
各構成部分というように、本人に極めて特徴的な身体の
一部分を複数用いて本人認証を行うため、本人認証の精
度をさらに高めることができる。
【0033】また、本実施の形態では、通信端末ユーザ
が自分に特徴的であると思う部分を自由に選択するた
め、各人毎にそれぞれ特徴的な部分が確実に選択される
ので、本人認証を確実に行うことができる。つまり、本
実施の形態では、すべての人に対して同じ対象物を用い
て本人認証を行うのではなく、各人にそれぞれ特徴的な
部分を用いて本人認証を行うため、本人認証時に使用す
る生体的特徴が他人と類似してしまう可能性を低くする
ことができ、本人認証を確実に行うことができる。
【0034】さらに、本実施の形態では、選択する生体
的特徴を変更するこにより認証率を変更することが可能
である。また、生体的特徴の照合順を変更することによ
っても認証率を変更することが可能である。
【0035】さらに、本実施の形態では、本人認証に必
要なデータはパケット化されて伝送されるため、通信回
線を効率良く使用することができる。
【0036】なお、本実施の形態では、生体的特徴とし
て顔の各構成部分を一例に挙げて説明したが、本実施の
形態で対象とする生体的特徴はこれに限られるものでは
ない。例えば、手や爪等、人間の身体の一部であればす
べて対象とすることができる。
【0037】また、本実施の形態では、認証データの登
録機能と本人認証機能とを通信端末に持たせる構成とし
てもよい。つまり、認証サーバを用いずに、各通信端末
がそれぞれ単独で本人認証を行う構成としてもよい。
【0038】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
係る本人認証方法は、筆跡(署名)と音声と唇の動きか
ら本人認証を行うものである。
【0039】図4は、本発明の実施の形態2に係る本人
認証方法を用いて本人認証を行う通信端末の構成を示す
ブロック図である。図4に示す通信端末400におい
て、署名入力部401は、通信端末ユーザが署名を入力
する際に使用するものである。座標情報取得部402
は、署名入力部401に入力された署名を座標軸上での
データとして表す。フィルタ403は、座標情報取得部
402から入力される波形を滑らかにする。
【0040】音声取得部404は、通信端末ユーザが自
分の声を入力する際に使用するものである。増幅部40
5は、音声信号を増幅する。
【0041】撮像部406は、通信端末ユーザが唇の動
きを撮影する際に使用するものである。変位取得部40
7は、撮像部406で撮影された唇の動きの変位を座標
軸上でのデータとして表す。
【0042】スイッチ408は、照合部410からの指
示に従ってフィルタ403、増幅部405および変位取
得部407と照合部410との接続を切り替える。記憶
部409には、通信端末ユーザの署名に関する情報(署
名を示す波形)、音声に関する情報(音声を示す波形)
および唇の動きに関する情報(唇の動きを示す波形)が
予め記憶されている。照合部410は、スイッチ408
から入力される各波形(署名を示す波形、音声を示す波
形、唇の動きを示す波形)と、記憶部409に記憶され
ている各波形とを照合することにより本人認証を行う。
結果表示部411は、本人認証の成否を表示する。
【0043】図4に示すように、本実施の形態では、1
つの照合部410が、署名の照合、音声の照合、および
唇の動きの照合の3つの照合をすべて行う。署名を示す
波形と音声を示す波形と唇の動きを示す波形とは、図5
の(a)〜(c)に示すように、時間に対する変化がほ
ぼ同じである(但し、署名を示す波形はフィルタ403
によって滑らかにされた後の波形である)。よって、3
つの波形に対して同じ照合方法(同じアルゴリズム)を
用いて照合を行うことができるので、署名の照合、音声
の照合、および唇の動きの照合で照合部を共用すること
が可能である。つまり、本実施の形態の通信端末では、
照合部を1つ備えれば足りる。よって、通信端末の装置
規模を小さくすることができる。なお、各波形は所定の
規格化処理を施した後に照合に使用する。
【0044】ここで、図4に示す通信端末400は、具
体的には例えば、図6に示す携帯電話500である。こ
の場合、小型カメラ501が撮像部406に、タッチパ
ネル502が署名入力部401および結果表示部411
に、マイクロホン503が音声取得部404に、それぞ
れ相当する。この携帯電話500では、通信端末ユーザ
は、署名の入力をタッチパネル502を用いて行う。
【0045】また、図4に示す通信端末400を、図7
に示す携帯電話600とすることもできる。この場合、
小型カメラ601が撮像部406に、ロール収納型タブ
レット602が署名入力部401に、ディスプレー60
3が結果表示部411に、マイクロホン604が音声取
得部404に、それぞれ相当する。この携帯電話600
では、通信端末ユーザは、署名の入力をロール収納型タ
ブレット602を用いて行う。また、ロール収納型タブ
レット602は、署名入力時以外は携帯電話内に巻き込
まれて収納されるため、携帯電話600の携帯性を損な
わない。
【0046】また、図4に示す通信端末400を、図8
に示す携帯電話700とすることもできる。但し、この
場合は、携帯電話700は署名入力部401を備えず、
通信端末ユーザは署名の入力を図8に示す無線タブレッ
ト704を用いて行う。無線タブレット704に入力さ
れた署名を示す波形は、所定の伝送方式で携帯電話70
0に転送される。すなわち、携帯電話700において
は、小型カメラ701が撮像部406に、ディスプレー
702が結果表示部411に、マイクロホン703が音
声取得部404に、それぞれ相当する。
【0047】次いで、上記構成を有する通信端末を用い
て行う本人認証について説明する。図9は、本発明の実
施の形態2に係る本人認証の手順を説明するためのフロ
ー図である。
【0048】まず、ステップ(以下「ST」という)8
01では、通信端末ユーザが署名入力部401に署名を
入力する。入力された署名は、座標情報取得部402で
署名を示す波形として表され、フィルタ403で滑らか
にされる。このとき、スイッチ408はフィルタ403
と照合部410とを接続する状態となっているため、署
名の波形(すなわち、図5(a)に示す波形)は照合部
410に入力される。
【0049】次いで、ST802において、照合部41
0によって、入力された署名の波形と記憶部409に記
憶されている署名の波形とが照合される。照合部410
には、認証率の所定のしきい値が予め設定されており、
このしきい値を超えた場合に、本人の署名であると認証
される。つまり、波形の一致度合いが所定のしきい値を
超えた場合に、本人の署名であると認証される。
【0050】本人の署名であると認証された場合には、
ST803において、照合部410は、スイッチ408
の接続状態を切り替えて、増幅部405と照合部410
とを接続する。一方、本人の署名であると認証されない
場合には、ST810において、照合部410によっ
て、本人であることを認証できなかった旨が結果表示部
411に表示され、認証処理を終える。
【0051】次いで、ST804では、通信端末ユーザ
が音声取得部404に自分の声を入力する。入力された
音声は、増幅部405で増幅される。このとき、スイッ
チ408は増幅部405と照合部410とを接続する状
態となっているため、音声の波形(すなわち、図5
(b)に示す波形)は照合部410に入力される。
【0052】次いで、ST805において、照合部41
0によって、入力された音声の波形と記憶部409に記
憶されている音声の波形とが照合される。そして、波形
の一致度合いが所定のしきい値を超えた場合に、本人の
音声であると認証される。
【0053】本人の音声であると認証された場合には、
ST806において、照合部410は、スイッチ408
の接続状態を切り替えて、変位取得部407と照合部4
10とを接続する。一方、本人の音声であると認証され
ない場合には、ST810において、照合部410によ
って、本人であることを認証できなかった旨が結果表示
部411に表示され、認証処理を終える。
【0054】次いで、ST807では、通信端末ユーザ
が撮像部406によって唇の動きを撮影する。このと
き、通信端末ユーザは、例えば「アイウエオ」と言いな
がら、唇の動きを撮影する。同じ言葉を発しても、各人
で唇の動きは相違するので、唇の動きを本人認証に使用
することが可能である。
【0055】撮影された唇の動きは、変位取得部407
で唇の動きを示す波形として表される。このとき、スイ
ッチ408は変位取得部407と照合部410とを接続
する状態となっているため、唇の動きの波形(すなわ
ち、図5(c)に示す波形)は照合部410に入力され
る。
【0056】次いで、ST808において、照合部41
0によって、入力された唇の動きの波形と記憶部409
に記憶されている唇の動きの波形とが照合される。そし
て、波形の一致度合いが所定のしきい値を超えた場合
に、本人の唇の動きであると認証される。
【0057】本人の唇の動きであると認証された場合に
は、ST809において、照合部410によって、本人
であることを認証できた旨が結果表示部411に表示さ
れる。一方、本人の唇の動きであると認証されない場合
には、ST810において、照合部410によって、本
人であることを認証できなかった旨が結果表示部411
に表示される。つまり、本実施の形態では、署名、音声
および唇の動きがすべて本人のものである場合に、本人
であると認証される。換言すれば、署名、音声および唇
の動きのいずれか1つでも本人のものでなければ、本人
と認証されない。
【0058】このように本実施の形態では、複数の生体
的特徴を用いて本人認証を行うため、本人認証の精度を
高めることができる。また、時間に対する変化(波形)
が類似する署名、音声、および唇の動きを生体的特徴と
して用いるため、これらの照合を1つの照合回路で行う
ことが可能となるので、回路構成が簡易になり通信端末
の装置規模を小さくすることができる。これにより、本
人認証を行う通信端末を低価格で提供することが可能と
なる。つまり、本実施の形態によれば、安価かつ簡易に
精度のよい本人認証を行うことができる。
【0059】なお、本人認証までにかかる時間を短縮す
る必要がある場合には、通信端末の構成を図10に示す
構成とし、音声の照合と唇の動きの照合とを並行して行
ってもよい。図10は、本発明の実施の形態2に係る本
人認証方法を用いて本人認証を行う通信端末の別の構成
を示すブロック図である。なお、図10において図4と
同一の構成には同一の符合を付し、詳しい説明は省略す
る。
【0060】図10に示す通信端末900において、ス
イッチ901は、照合部A903からの指示に従ってフ
ィルタ403および増幅部405と照合部A903との
接続を切り替える。記憶部A902には、通信端末ユー
ザの署名を示す波形および音声を示す波形が予め記憶さ
れている。照合部A903は、スイッチ901から入力
される各波形(署名を示す波形または音声を示す波形)
と、記憶部A902に記憶されている各波形とを照合す
る。
【0061】記憶部B904には、通信端末ユーザの唇
の動きを示す波形が予め記憶されている。照合部B90
5は、変位取得部407から入力される唇の動きを示す
波形と、記憶部B904に記憶されている波形とを照合
する。判定部906は、照合部A903での照合結果
と、照合部B905での照合結果とに従って、本人認証
を行う。
【0062】次いで、図10に示す構成を採る通信端末
を用いて行う本人認証について説明する。ここで、通信
端末ユーザは、音声を発するときは必ず唇を動かすの
で、通信端末では、音声と唇の動きとを同時に取得する
ことができる。よって、図10に示す通信端末900で
は、署名の照合後、音声の照合と唇の動きの照合とを並
行して行う。
【0063】つまり、署名の照合で本人の署名であると
認証された場合には、照合部A903は、スイッチ90
1の接続状態を切り替えて、増幅部405と照合部A9
03とを接続する。そして、通信端末ユーザは、音声取
得部404に音声を入力しながら、撮像部406で唇の
動きを撮影する。よって、照合部A903には音声の波
形が入力され、同時に、照合部B905には唇の動きの
波形が入力される。そして、照合部A903での音声の
波形の照合と、照合部B905での唇の動きの波形の照
合とが、並行して行われる。それぞれの照合結果は、判
定部906に入力される。
【0064】そして、判定部906は、照合部A903
で署名および音声が本人のものであると認証され、かつ
照合部B905で唇の動きが本人のものであると認証さ
れた場合に、本人と認証する。
【0065】このように、図10に示す構成を採ること
により、音声の照合と唇の動きの照合とを並行して行う
ことができるので、本人認証までにかかる時間を短縮す
ることができる。
【0066】なお、上記実施の形態1および2では、通
信端末の一例として携帯電話を挙げたが、通信端末の種
類はこれに限られるものではない。例えば、有線の通信
システムで使用される電話等の通信端末にも上記実施の
形態1および2を適用可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本人の認証を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る本人認証システム
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係る本人認証システム
で使用される携帯電話を示す図
【図3】本発明の実施の形態1に係る本人認証システム
で行われる撮影の様子を示す図
【図4】本発明の実施の形態2に係る本人認証方法を用
いて本人認証を行う通信端末の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に係る本人認証方法で用
いる署名、音声、唇の動きのそれぞれの波形を示す図
【図6】本発明の実施の形態2に係る本人認証方法を用
いて本人認証を行う携帯電話を示す図
【図7】本発明の実施の形態2に係る本人認証方法を用
いて本人認証を行う別の携帯電話を示す図
【図8】本発明の実施の形態2に係る本人認証方法を用
いて本人認証を行う別の携帯電話と無線タブレットとを
示す図
【図9】本発明の実施の形態2に係る本人認証の手順を
説明するためのフロー図
【図10】本発明の実施の形態2に係る本人認証方法を
用いて本人認証を行う通信端末の別の構成を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
100 通信端末 101 操作部 102 音声取得部 103 撮像部 104 送信データ処理部 107 受信データ処理部 108 音声出力部 109 画像出力部 200 認証サーバ 203 データ制御部 204 認証情報データベース 205 認証部 401 署名入力部 404 音声取得部 406 撮像部 409 記憶部 410 照合部 411 結果表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼平 里佳 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA75 AA76 CC11 GG05 5K067 AA32 BB04 DD17 DD52 FF23 FF25 HH22 HH23 5K101 LL12 NN03 NN06 NN18 NN21 NN34 PP03 RR11 SS07 TT06 UU16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末装置と認証装置とから構成さ
    れ、通信端末使用者の生体的特徴を用いて本人認証を行
    う本人認証システムにおいて、前記通信端末装置は、通
    信端末使用者が任意に選択した複数の生体的特徴の情報
    を認証装置に送信し、前記認証装置は、前記複数の生体
    的特徴と、予め登録されている前記通信端末使用者の複
    数の生体的特徴とを照合することにより本人認証を行っ
    て、認証結果を示す信号を前記通信端末装置に送信する
    ことを特徴とする本人認証システム。
  2. 【請求項2】 認証装置に複数の生体的特徴を登録する
    際には、通信端末使用者が、本人に極めて特徴的な身体
    の一部分を通信端末装置に備えられた撮像手段を用いて
    複数撮影した後、使用者番号を前記通信端末装置に備え
    られた操作手段を用いて入力し、前記通信端末装置が、
    前記使用者番号と身体の一部分の画像とが含まれた信号
    を認証装置に送信し、前記認証装置が、前記使用者番号
    に対応させて身体の一部分の画像を複数登録することを
    特徴とする請求項1記載の本人認証システム。
  3. 【請求項3】 本人認証を行う際には、通信端末使用者
    が、予め登録した身体の一部分を通信端末装置に備えら
    れた撮像手段を用いて複数撮影した後、使用者番号を前
    記通信端末装置に備えられた操作手段を用いて入力し、
    前記通信端末装置が、前記使用者番号と身体の一部分の
    画像とが含まれた信号を認証装置に送信し、前記認証装
    置は、登録されている画像のうち前記使用者番号に対応
    する複数の画像と、前記通信端末装置から送信された複
    数の画像とを照合し、すべての画像が一致する場合に、
    前記通信端末使用者が本人であると認証することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の本人認証システ
    ム。
  4. 【請求項4】 通信端末使用者が本人に極めて特徴的な
    身体の一部分を複数撮影する撮像手段と、前記通信端末
    使用者が使用者番号を入力する操作手段と、前記撮像手
    段にて撮影された複数の画像と前記使用者番号とが含ま
    れる信号を認証装置に送信する送信手段と、前記認証装
    置から送信された本人認証の成否を示す信号を受信する
    受信手段と、前記成否を前記通信端末使用者に知らせる
    通知手段と、を具備することを特徴とする通信端末装
    置。
  5. 【請求項5】 各通信端末使用者に極めて特徴的な身体
    の一部分の画像を使用者番号に対応させて複数登録する
    登録手段と、通信端末装置から送信された複数の画像
    と、前記登録手段に登録されている画像のうち前記使用
    者番号で特定される複数の画像とを照合して、すべての
    画像が一致する場合に通信端末使用者が本人であると認
    証する認証手段と、本人認証の成否を示す信号を前記通
    信端末装置に送信する送信手段と、を具備することを特
    徴とする認証装置。
  6. 【請求項6】 通信端末使用者が本人に極めて特徴的な
    身体の一部分を複数撮影する撮像手段と、前記撮像手段
    にて撮影された複数の画像を登録する登録手段と、予め
    前記登録手段に登録されている複数の画像と、前記撮像
    手段にて撮影された複数の画像とを照合して、すべての
    画像が一致する場合に通信端末使用者が本人であると認
    証する認証手段と、本人認証の成否を通信端末使用者に
    知らせる通知手段と、を具備することを特徴とする通信
    端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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