JP2002141890A - 通信妨害装置 - Google Patents

通信妨害装置

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JP2002141890A
JP2002141890A JP2000330887A JP2000330887A JP2002141890A JP 2002141890 A JP2002141890 A JP 2002141890A JP 2000330887 A JP2000330887 A JP 2000330887A JP 2000330887 A JP2000330887 A JP 2000330887A JP 2002141890 A JP2002141890 A JP 2002141890A
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waves
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JP2000330887A
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Yoshinori Koge
芳徳 高家
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空界に存在する複数の周波数ホッピング通信
系の中から目標とする周波数ホッピング通信系の通信だ
け選択して妨害を行う。 【解決手段】 周波数ホッピング通信を行う通信系の通
信波に対して妨害を行う通信妨害装置において、複数の
通信系からの通信波を受信する受信手段と、この受信手
段により受信された複数の通信波の受信タイミングによ
る相関処理を行い、上記複数の通信波をホッピング速度
毎に検出する相関処理手段と、この相関処理手段の検出
結果から目標とする通信波の受信タイミングを選択する
目標タイミング選択手段と、この目標タイミング選択手
段により選択された上記目標とする通信波の受信タイミ
ング及びこの受信タイミングにより受信した通信波の周
波数に基づいて妨害波の設定を行う妨害波設定手段とを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の周波数ホ
ッピング通信系の中から目標とする周波数ホッピング通
信系を識別し、当該通信系から送信された通信波に対し
て妨害を行う通信妨害装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、周波数ホッピング通信方式の通信
系に対する通信妨害装置として、例えば、特開平11−
177535号公報に記載された通信妨害装置、あるい
は特開平11−284602号公報に記載された通信妨
害装置等が提案されている。前者は周波数ホッピング通
信波(以下、FH波という)と連続波(以下、非FH波
という)とが混在する状況からFH波の識別を行い、当
該FH波による通信に対してのみ妨害を行うようにした
もの、後者は周波数ホッピング電波の受信動作と妨害電
波を送信する妨害動作との切換えの間隔を上記周波数ホ
ッピング電波の1ホップの時間よりも短くし、周波数ホ
ッピング電波のランダムの周波数変更に追随して妨害電
波の送信ができるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の通信妨
害装置は以上のように構成されているので、複数の周波
数ホッピング通信系から送信された複数のFH波が受信
された場合には、これら各FH波について識別を行うこ
とができず、その結果、複数のFH波の中から所望のF
H波を目標とするFH波として選択して妨害を行うこと
ができず、これら全てのFH波に対して妨害を行わなけ
れば所望のFH波を妨害することができない等、妨害効
率が劣化するという問題点があった。
【0004】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、複数のFH通信系から送信された
複数のFH波及び非FH波が混在するような電波環境下
において、これら複数のFH波の中から所望のFH波を
目標とするFH波として選択することができ、この目標
とするFH波に対してのみ妨害を行うことにより妨害効
率をより向上させることができる新規な構成の通信妨害
装置を提供することを目的とする。
【0005】また、目標とする通信系を構成する通信装
置のうち、特定の通信装置から送信された通信波に対し
て妨害を行うことができる新規な構成の通信妨害装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る通
信妨害装置は、周波数ホッピング通信を行う通信系の通
信波に対して妨害を行う通信妨害装置において、複数の
通信系からの通信波を受信する受信手段と、この受信手
段により受信された複数の通信波の受信タイミングによ
る相関処理を行い、上記複数の通信波をホッピング速度
毎に検出する相関処理手段と、この相関処理手段の検出
結果から目標とする通信波の受信タイミングを選択する
目標タイミング選択手段と、この目標タイミング選択手
段により選択された上記目標とする通信波の受信タイミ
ング及びこの受信タイミングにより受信した通信波の周
波数に基づいて妨害波の設定を行う妨害波設定手段とを
備えたものである。
【0007】請求項2の発明に係る通信妨害装置は、周
波数ホッピング通信を行う通信系の通信波に対して妨害
を行う通信妨害装置において、複数の通信系からの通信
波を受信する受信手段と、この受信手段により受信され
た複数の通信波をホッピング速度毎に検出する相関処理
手段と、この相関処理手段により検出された上記ホッピ
ング速度毎の通信波についてカルマンフィルタによる分
離処理を行い、上記ホッピング速度毎の通信波を通信系
毎に分離する分離手段と、この分離手段の分離結果から
目標とする通信波の受信タイミングを選択する目標タイ
ミング選択手段と、この目標タイミング選択手段により
選択された上記目標とする通信波の受信タイミング及び
この受信タイミングにより受信した通信波の周波数に基
づいて妨害波の設定を行う妨害波設定手段とを備えたも
のである。
【0008】請求項3の発明に係る通信妨害装置は、上
記相関処理手段が非周波数ホッピング通信波を除外した
上記複数の通信波を相関処理の対象とするものである。
【0009】請求項4の発明に係る通信妨害装置は、上
記目標タイミング選択手段が2以上の通信波の受信タイ
ミングを選択し、上記妨害波設定手段が上記目標波選択
手段により選択された上記2以上の通信波に対して妨害
波の設定を行うものである。
【0010】請求項5の発明に係る通信妨害装置は、重
複する上記2以上の通信波に対して時分割の妨害を加え
る妨害波の設定を行うものである。
【0011】請求項6の発明に係る通信妨害装置は、周
波数ホッピング通信を行う通信系の通信波に対して妨害
を行う通信妨害装置において、複数の通信系からの通信
波を受信する受信手段と、この受信手段により受信され
た複数の通信波の受信タイミングによる相関処理を行
い、目標とする通信波の受信タイミングを選択する検出
時間制御手段と、この目標タイミング選択手段により選
択された上記目標とする通信波の受信タイミング及びこ
の受信タイミングにより受信した通信波の周波数に基づ
いて妨害波の設定を行う妨害波設定手段と、上記検出時
間制御手段により選択された上記目標とする通信波を送
信した通信装置の方位を判定し、上記通信装置から送信
された通信波を受信したとき上記妨害波設定手段により
設定された妨害波を送信機に送信させる方位判定手段段
とを備えたものである。
【0012】請求項7の発明に係る通信妨害装置は、周
波数ホッピング通信を行う通信系の通信波に対して妨害
を行う通信妨害装置において、複数の通信系からの通信
波を受信する受信手段と、この受信手段により受信され
た複数の通信波の受信タイミングによる相関処理を行
い、上記複数の通信波をホッピング速度毎に検出する相
関処理手段と、この相関処理手段の検出結果から目標と
する通信波の受信タイミングを選択する目標タイミング
選択手段と、この目標タイミング選択手段により選択さ
れた上記目標とする通信波のホッピング周波数に応じて
上記受信手段の受信周波数範囲を設定する周波数範囲設
定手段とを備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態について図1乃至図6を用いて説明する。
図1はこの発明に係る通信妨害装置の基本構成であり、
実施の形態1.による通信妨害装置を示すブロック構成
図、図2は図1に示す検出時間制御手段8の具体的構成
を示すブロック構成図である。図1において、1は空界
を飛び交う複数の周波数ホッピング通信波(以下、FH
波という)、連続波等の非周波数ホッピング通信波(以
下、非FH波)を受信する空中線、2は空中線1を介し
て受信したFH波、非FH波を所望の電力レベルまで増
幅する受信機、3は受信機2により増幅処理された通信
波の周波数を検出し、かつ、当該周波数の検出タイミン
グ、すなわち空中線1を介して受信された各通信波の受
信タイミングを後述する検出時間制御手段にタイミング
データとして出力する周波数検出手段であり、空中線1
及び受信機2により受信手段を構成している。
【0014】また、4は周波数検出手段3により検出さ
れた通信波の周波数情報に基づいて妨害電波として送信
する発振電波の周波数を設定し、かつ、目標FH波の受
信タイミング、すなわち周波数切り換えタイミングに基
づいて妨害電波の送信時間を設定する妨害波設定手段、
5は妨害波設定手段4により設定された周波数で発振す
る発振機(図示省略する)を有し、その設定された周波
数で発振した発振電波を空中線6から妨害電波として空
間に送信する送信機、7は受信機2及び送信機6の送受
信動作を切り換える送受信切換手段、8は周波数検出手
段3からのタイミングテータを相関処理して、さらにこ
の相関処理の結果をカルマンフィルタにより分離処理
し、この分離結果から所望のFH波を目標とする周波数
ホッピング通信系(以下、目標FH通信系という)から
送信された通信波として選択し、その目標FH通信系か
ら送信されたFH波(以下、目標FH波という)の受信
タイミング及び受信時間に基づいて周波数検出手段4の
動作を制御する検出時間制御手段である。
【0015】また、図2において、9は周波数検出手段
4からの受信タイミングテータによる相関処理、例えば
PRI(Pulse Repetition Inte
rval:以下、PRIという)変換手段による変換処
理を行い、受信手段2により受信された複数のFH波を
ホッピング速度毎に検出する相関処理手段、10は相関
処理手段9により検出されたホッピング速度毎の各受信
タイミングデータが入力され、相関処理手段9において
繰り返し周期が同一、すなわち同一ホッピング速度と判
断された複数のFH波を例えばカルマンフィルタによる
分離処理によってさらに各FH通信系毎のFH波に分離
する分離手段、11は分離手段11の分離結果から目標
FH波を選択し、その目標FH波の受信タイミング及び
受信時間のデータを周波数検出手段3における検出時間
の制御データとして周波数検出手段3に出力する目標タ
イミング選択手段である。
【0016】次に、動作についてさらに図3乃至図6を
用いて詳細に説明する。まず、空界を飛び交う複数の通
信系からの各通信波は、空中線1を介して受信され、受
信機2により増幅処理された後、周波数検出手段3に入
力される。図3(a)は本発明に係る通信妨害装置がお
かれる電波環境をイメージ的に例示した電波環境説明図
であり、図3(a)に示すような複数の通信系からの各
通信波が受信手段により受信され周波数検出手段3に入
力される。図3(a)に示すように、本発明に係る通信
妨害装置がおかれる電波環境下では、目標FH通信系か
らのFH波の他に、他のFH通信系(以下、他FH通信
系という)からのFH波及び連続波等の非FH波がそれ
ぞれ混在しており、また、各FH通信系からのFH波は
他FH通信系からのFH波と時間的に重複する部分が生
じている。
【0017】周波数検出手段3では、各FH波、非FH
波についての周波数及びその受信タイミング(受信時間
を含む)がそれぞれ検出され、これら周波数出現のタイ
ミングデータが検出時間制御手段9に入力される。な
お、図3(b)は目標FH波にの受信タイミング、図3
(c)は他FH通信系aからのFH波(以下、他系FH
波aという)の受信タイミング、図3(d)は他FH通
信系bからのFH波(以下、他系FH波bという)の受
信タイミング、図3(e)は図3(b)乃至図3(d)
に示す各受信タイミングを時間軸上に並べた各FH波
(目標FH波、他系FH波a,b)についての周波数の
出現タイミングをそれぞれ示す受信タイミング説明図で
あり、図3(e)に示すような周波数出現のタイミング
データが検出時間制御手段9に入力される。
【0018】検出時間制御手段9に入力された図3
(e)に示すようなタイミングデータは、まず相関処理
手段9に入力されPRI変換処理等の相関処理が行われ
る。この相関処理により受信手段において受信された複
数のFH波について図4に示すようなホッピングレート
の検出が行われる。図4は相関処理手段9により検出さ
れた複数のFH波についてのホッピングレート示すホッ
ピングレート図であり、図4では相関処理手段9による
相関処理の結果、繰り返し周期、すなわちPRIが4m
sのFH波が3つ検出されたことを示している。なお、
非FH波はFH波のように一定の繰り返し周期が存在し
ないため、ホッピングレートは何ら検出されない。な
お、図4ではPRIが4msのFH波(ホッピング速度
は250hop/s)しか検出されていないが、受信手
段2において受信されたFH波の中にPRIが5msの
FH波(ホッピング速度は200hop/s)があれば
そのFH波のホッピングレートも検出される。
【0019】このように相関処理手段9の相関処理によ
り受信手段2において受信された複数のFH波をPRI
毎のFH波に分離することができる。したがって、同一
PRIのFH波が存在しない場合、すなわち相関処理手
段9により検出されたホッピングレート中、同一PRI
における検出結果が1の場合には、この相関処理手段9
の相関処理だけで受信手段において受信された複数のF
H波を通信系毎のFH波に分離することができる。ただ
し、図4に示すように同一のPRIによるFH波は1つ
だけとは限らず、同一PRIのFH波が複数受信された
場合には相関処理手段9の相関処理だけで複数のFH波
を各通信系毎に識別することができないので、本実施の
形態による通信妨害装置ではこの相関処理手段9の処理
結果について分離手段10による分離処理を行う。
【0020】分離手段10では、例えばカルマンフィル
タによる分離処理を行い同一PRIの複数のFH波を各
FH通信系毎に分離する。図5は分離手段11により分
離された各FH波の周波数切り換えタイミングを示す周
波数切り換えタイミング説明図であり、図5(a)は目
標FH波の周波数切り換えタイミング、図5(b)は他
系FH波aの周波数切り換えタイミング、図5(c)は
他系FH波bの周波数切り換えタイミングをそれぞれ示
している。図5に示すように、相関処理手段9の相関処
理により同一PRIと判断された複数のFH波は分離手
段10の分離処理により各FH通信系毎に分離され、そ
れら各FH波のPRI(ホッピング速度)及び受信タイ
ミングの情報が目標タイミング選択手段11に出力され
る。
【0021】目標タイミング選択手段11では、分離手
段10により分離された複数のFH波の中から所望のF
H波を、目標FH通信系から送信されたFH波として選
択し、この目標FH波のPRI、受信タイミング等のデ
ータを検出時間制御データとして周波数検出手段3に出
力し、周波数検出手段3の検出動作を制御する。なお、
目標タイミング選択手段11による目標FH波の選択
は、例えば、予め我が通信系におけるFH波のPRI
(ホッピング速度)、受信タイミング等の情報を記憶手
段(図示省略する)に記憶しておき、これらの情報に基
づいて我が通信系以外のFH通信系から送信されたFH
波を目標FH波として選択すればよい。なお、我が通信
系におけるFH波のPRI又はホッピング速度、受信タ
イミング等の情報であれば予めデータとして入手するこ
とができない場合でも、我が通信系の通信装置を設けて
おき、この通信装置から当該FH波のPRI等の情報を
検出して目標タイミング選択手段11に与えることもで
きる。ここで、我が通信系とは、予め自己の加入が認め
られたFH通信系のことであり、一つのFH通信系に限
られるものではない。
【0022】周波数検出手段3は検出時間制御手段8に
よる検出時間の制御が行われると、以後、目標FH通信
系から送信された目標FH波についての周波数及び受信
タイミングだけを検出することができ、検出された目標
FH波についての周波数、受信タイミング等の情報を妨
害波設定手段4に入力する。妨害波設定手段4は周波数
検出手段3により検出された周波数情報に基づいて妨害
電波として送信させる発振電波の周波数を設定し、か
つ、目標FH波の受信タイミング、すなわち周波数切り
換えタイミングに基づいて妨害電波の送信時間を送信機
5に指示する。送信機5は妨害波設定手段4により設定
された周波数で発振機を発振させ、その発振電波を所定
電力レベルに増幅処理した後、空中線6から妨害電波と
して空間に送信する。これにより、複数のFH通信系か
ら送信された複数のFH波の中から所望のFH波を目標
FH波として選択することができ、選択した目標FH波
に対して追随した妨害電波を送信することができる。
【0023】図6は空中線6を介して送信された妨害電
波と受信手段において受信された各通信系からの通信波
との関係を示す妨害状況説明図である。図6に示すよう
に、空中線6から送信された妨害電波は目標FH通信系
の通信装置から送信された目標FH波に重複するように
送信時間が調整されて送信されているので、目標FH通
信系、すなわち目標FH通信系を構成する各通信装置か
ら送信された各目標FHに対して確実に妨害を行うこと
ができる。
【0024】以上のように、本実施の形態による通信妨
害装置では、検出時間制御手段8における相関処理及び
分離処理によって受信手段において受信された複数のF
H波を各FH通信系毎に分離することができるので、複
数のFH通信系から送信された複数のFH波、非FH波
が混在するような電波環境下においても、これら複数の
FH波の中から所望のFH波を目標FH波として選択す
ることができ、目標FH通信系を構成する各通信装置間
の通信を確実に妨害することができる。なお、本実施の
形態による通信妨害装置では図3(a)に示すように3
つのFH波が混在している場合について説明したが、そ
れ以上のFH波(例えば、10種類以上)が混在してい
る場合も同様である。また、本実施の形態よる通信妨害
装置では受信側の空中線1と送信側の空中線7とを別々
に構成したが、サーキュレータ等の送受信切換器を設け
て送受信共通の空中線としてもよい。
【0025】実施の形態2.次にこの発明の実施形態
2.による通信妨害装置について図7及び図8を用いて
説明する。本実施の形態による通信妨害装置は、相関処
理手段3における相関処理の対象から非FH波を除外し
て検出時間制御手段8の処理負荷を軽減するものであ
る。図7は実施の形態2.による通信妨害装置を示すブ
ロック構成図、図8は図7に示す検出時間制御手段8b
の具体的構成を示すブロック構成図である。図7及び図
8において、12は周波数検出手段3により検出された
各通信波の受信タイミングデータの中から一定期間周波
数の変化がないものを非FH波であると判断し、非FH
波についてのデータをタイミングデータから除外する非
FH波除外手段、8bは非FH波除外手段12を設けた
検出時間制御である。なお、図中、同一符号は同一又は
相当部分を示す。
【0026】本実施の形態による通信妨害装置では、非
FH波除外手段12が周波数検出手段3により検出され
たタイミングデータの中から、例えば一定期間周波数変
化がないものを非FH波についてのデータとして除外す
るので、相関処理手段9における相関処理の処理負荷を
軽減することができ、処理時間を短縮することができる
一方、その短縮された時間分だけ妨害信号の送信時間を
長く設定することが可能となり、上記実施の形態1.に
よる通信妨害装置よりもさらに妨害効率を向上させるこ
とができる。
【0027】実施の形態3.次にこの発明の実施の形態
3.による通信妨害装置について図9及び図11を用い
て説明する。上記実施の形態による通信妨害装置はいず
れも1つのFH通信系からのFH波を選択して妨害を行
うものであったが、本実施の形態による通信妨害装置は
複数のFH通信系から送信された複数のFH波を妨害対
象とするものである。図9は実施の形態3.による通信
妨害装置を示すブロック構成図、図10は図9に示す検
出時間制御手段8cの具体的構成を示すブロック構成図
である。図9及び図10において、13は分離手段10
の分離結果から所望のFH波を目標FH波として選択す
る目標タイミング選択手段であって、複数のFH波を目
標FH波として選択する複数タイミング選択手段、8c
は複数タイミング選択手段13を設けた検出時間制御手
段、3cは検出時間制御手段8cからの検出時間制御デ
ータにより制御され、複数の目標FH波についての周波
数及び受信タイミングを検出する周波数検出手段、4c
は周波数検出手段3cにより検出された複数の目標FH
波についての周波数及び受信タイミングの情報に基づい
て妨害電波として送信させる各発振電波の周波数を設定
し、かつ、目標FH波の受信タイミング、すなわち周波
数切り換えタイミングに基づいて妨害電波の送信時間を
それぞれ設定する妨害波設定手段である。なお、図中、
同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0028】本実施の形態による通信妨害装置では、検
出時間制御手段8cの複数タイミング選択手段13から
出力された検出時間制御データにより周波数検出手段3
cの動作が制御され、この周波数検出手段3cにより複
数の目標FH波についての周波数及び受信タイミングの
情報がそれぞれ継続的に入手されるので、妨害波設定手
段4cはこれら複数の目標FH波についての情報から各
目標FH波に対する妨害電波の設定を行うことができ、
複数のFH通信系からのFH波を妨害対象とする場合に
もこれら複数の目標FH波に対して確実に妨害を行うこ
とができる。
【0029】なお、妨害波設定手段4cにおいては、時
分割された妨害電波の送信ができるように時分割の妨害
電波の設定を行うようにしてもよい。すなわち、各FH
通信系から送信されたFH波は他のFH通信系から送信
されたFH波と時間的に重複する場合が生じるので、単
一の送信手段しか備えていない場合にはこれら重複する
複数の目標FH波を確実に妨害することが困難となる。
したがって、複数の目標FH波についての受信タイミン
グの情報から、目標FH波の数の分だけ時分割した妨害
電波の設定を行うことによりこれら複数の目標FH波に
対して確実に妨害を行うことができる。
【0030】この場合、妨害電波の送信時間は目標とす
るFH通信系が1つの場合よりも制限されてしまうた
め、各目標FH波に対して出力される妨害電波はより多
くの通信内容について妨害を行うことができるよう送信
時間の調整が行われることが望ましい。例えば、FH波
の同期信号はFH波の最初の部分に設けられていること
が多く、妨害電波設定手段4cはこのような同期信号の
部分について妨害を加えることができるように妨害電波
の送信時間の調整を行う。
【0031】図11は複数の目標FH波に対して時分割
された妨害電波による通信妨害を行った状況を示す妨害
状況説明図である。図11に示すように、複数のFH通
信系からのFH波が混在する電波環境下では、複数の目
標FH波(例えば、f1,f2,f3)が時間的に重複
する場合が生じ、この際、1つの送信手段ではこれら各
目標FH波に対して妨害電波を送信することはできない
が、上述したように、各目標FH波毎に分割した時分割
の妨害電波の設定・送信を行うように妨害波設定手段4
cを構成することにより、1つの送信手段しか備えてい
ない場合においても全ての目標FH波について確実な妨
害を行うことができる。
【0032】実施の形態4.次にこの発明の実施の形態
4.による通信妨害装置について図12及び図13を用
いて説明する。本実施の形態による通信妨害装置は、検
出時間制御手段8の制御に基づいて目標FH波に対する
妨害を行うものであって、目標FH通信系を構成する複
数の通信装置のうち、特定の通信装置から送信されたF
H波に対して妨害を行うものである。図12は実施の形
態4.による通信妨害装置を示すブロック構成図、図1
3は図12に示す通信妨害装置と目標FH通信系との位
置関係等を示す関係説明図である。図12において、1
4は受信機2により受信処理された受信信号が入力さ
れ、目標FH通信系を構成する各通信装置の方位を判定
し、特定の通信装置から送信されたFH波の受信タイミ
ングに応じて送信機5を動作させる方位判定手段であ
り、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。また、
図13において、15は図12に示す通信妨害装置、1
6は例えば通信装置A乃至Dにより構成される目標FH
通信系であり、本実施の形態による通信妨害装置ではこ
のような通信装置A乃至Dの特定の通信装置(例えば、
通信装置A)から送信されたFH波に対して妨害電波の
送信を行う。すなわち通信装置(例えば、通信装置B,
C又はD)の受信動作を妨害する。
【0033】次に動作について説明する。方位判定手段
14では、まず受信機2により増幅処理された受信信号
に基づいて目標FH通信系16を構成している各通信装
置A乃至Dの位置が測定されこれら各通信装置A乃至D
の位置と自己の位置とから各通信装置A乃至Dの方位を
判定する。そして、受信機2により受信されたFH波が
特定の通信装置(例えば、通信装置A)から送信された
FH波の場合には送信機5を動作させ、それ以外の通信
装置(例えば、通信装置B,C又はD)から送信された
FH波の場合には送信機の動作を停止させる。これによ
り特定の通信装置Aから送信されたFH波のみに追随し
た妨害電波を送信することができる。
【0034】本実施の形態による通信妨害装置では、目
標FH通信系16を構成する通信装置A乃至Dの特定の
通信装置(例えば、通信装置A)から送信されたFH波
に対してのみ妨害電波を送信することができるので、受
信動作を妨害された通信装置(例えば、通信装置B,C
又はD)においては、他の装置から通信妨害を受けてい
ることを俄かに判断することができず(通常、特定の通
信装置との通信のみに異常がある場合は、特定の通信装
置の方に異常があると考えることもできるので、他の通
信装置との通信が正常である場合には妨害を受けている
と俄かに判断することは困難である)、目標とするFH
通信系に対する妨害効果をさらに向上させることができ
る。
【0035】実施の形態5.次にこの発明の実施の形態
5.による通信妨害装置について図14及び図15を用
いて説明する。本実施の形態による通信妨害装置は、図
1に示すような通信妨害装置において、受信機2の周波
数範囲を目標タイミング選択手段11により選択された
目標FH波のホッピング周波数に対応した周波数範囲に
設定するものである。図14は実施の形態5.による通
信妨害装置を示すブロック構成図、図15は図14に示
す検出時間制御手段8eの具体的構成を示すブロック構
成図である。図14及び図15において、17は目標タ
イミング選択手段11により選択された目標FH波のホ
ッピング周波数についての情報を受け、このホッピング
周波数の情報から目標FH波の周波数範囲を判定する周
波数範囲設定手段、8eは周波数範囲判定手段17を設
けた検出時間制御手段、2eは受信周波数範囲を可変と
することができ、周波数範囲判定手段17により判定さ
れた目標FH波の周波数範囲に応じて受信周波数範囲が
設定され、その周波数範囲において受信されたFH波を
受信処理する受信機である。なお、図中、同一符号は同
一又は相当部分を示す。
【0036】本実施の形態による通信妨害装置では、受
信機2eの受信周波数範囲を可変とし、この受信機2e
の受信周波数範囲を周波数範囲判定手段17により判定
された目標FH波のホッピング周波数に応じて設定する
ようにしたので、後段に設けられた周波数検出手段3、
検出時間制御手段8e等の処理負荷を軽減することがで
き、複数のFH通信系が混在するような電波環境下にお
いてより高速の妨害動作を行うことができる。
【0037】なお、上記各実施の形態による通信妨害装
置では、いずれも相関処理処理9と分離手段10の両方
を備えているが、上述したように、空界に同一PRIの
FH波が複数存在しないような場合には相関処理手段9
だけで複数のFH波を各通信系毎に分離することがで
き、相関処理手段9だけを設けるようにしてもよい。そ
の場合、目標タイミング選択手段11は相関処理手段9
の検出結果から目標とするFH波を選択する。また、上
記各実施の形態による通信妨害装置については、これら
を任意に組合せて実施するように構成してもよい。例え
ば、図7に示す通信妨害装置と図9に示すような通信妨
害装置とを組合せることにより、複数の目標FH通信系
を妨害対象とする通信妨害装置において妨害信号の送信
時間をより長く設定することができる妨害効率の向上し
た通信妨害装置を得ることができ、また、図7に示す通
信妨害装置、図9に示す通信妨害装置及び図11に示す
ような通信妨害装置等を組合せることにより、これら各
通信妨害装置における技術的効果を兼ね備えた通信妨害
装置を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、周波数ホッピング通信を行う通信系の通信波に対
して妨害を行う通信妨害装置において、複数の通信系か
らの通信波を受信する受信手段と、この受信手段により
受信された複数の通信波の受信タイミングによる相関処
理を行い、上記複数の通信波をホッピング速度毎に検出
する相関処理手段と、この相関処理手段の検出結果から
目標とする通信波の受信タイミングを選択する目標タイ
ミング選択手段と、この目標タイミング選択手段により
選択された上記目標とする通信波の受信タイミング及び
この受信タイミングにより受信した通信波の周波数に基
づいて妨害波の設定を行う妨害波設定手段とを設けたの
で、複数のFH通信系からの各FH波及び非FH波が混
在するような電波環境下において、目標とするFH通信
系から送信された目標FH波を選択してこの目標FH波
だけを妨害することができ、妨害効率を向上させること
ができる。
【0039】また、請求項2に係る発明によれば、周波
数ホッピング通信を行う通信系の通信波に対して妨害を
行う通信妨害装置において、複数の通信系からの通信波
を受信する受信手段と、この受信手段により受信された
複数の通信波をホッピング速度毎に検出する相関処理手
段と、この相関処理手段により検出された上記ホッピン
グ速度毎の通信波についてカルマンフィルタによる分離
処理を行い、上記ホッピング速度毎の通信波を通信系毎
に分離する分離手段と、この分離手段の分離結果から目
標とする通信波の受信タイミングを選択する目標タイミ
ング選択手段と、この目標タイミング選択手段により選
択された上記目標とする通信波の受信タイミング及びこ
の受信タイミングにより受信した通信波の周波数に基づ
いて妨害波の設定を行う妨害波設定手段とを設けたの
で、受信手段において受信された複数のFH波の中に同
一ホッピング速度のFH波が複数存在する場合において
も、目標とするFH通信系から送信された目標FH波を
選択することができ、より妨害効率を向上させることが
できる。
【0040】また、請求項3に係る発明によれば、上記
相関処理手段は非周波数ホッピング通信波を除外した上
記複数の通信波を相関処理の対象とするので、相関処理
の処理負荷を軽減し、処理時間を短縮することができる
一方、妨害信号の送信時間を長く設定することができ、
さらに妨害効率を向上させることができる。
【0041】また、請求項4に係る発明によれば、上記
目標タイミング選択手段が2以上の通信波の受信タイミ
ングを選択し、上記妨害波設定手段が上記目標波選択手
段により選択された上記2以上の通信波に対して妨害波
の設定を行うので、複数の目標FH通信系から送信され
た複数の目標FH波に対して妨害を行うことができ、妨
害効率をさらに向上させることができる。
【0042】また、請求項5に係る発明によれば、重複
する上記2以上の通信波に対して時分割の妨害を加える
妨害波の設定を行うので、1つの送信手段しか備えてい
ないような場合においても、重複する2つ以上の周波数
ホッピング通信波に対して効率的な妨害を行うことがで
きる。
【0043】また、請求項6に係る発明によれば、周波
数ホッピング通信を行う通信系の通信波に対して妨害を
行う通信妨害装置において、複数の通信系からの通信波
を受信する受信手段と、この受信手段により受信された
複数の通信波について受信タイミングによる相関処理を
行い、目標とする通信波の受信タイミングを選択する検
出時間制御手段と、この目標タイミング選択手段により
選択された上記目標とする通信波の受信タイミング及び
この受信タイミングにより受信した通信波の周波数に基
づいて妨害波の設定を行う妨害波設定手段と、上記検出
時間制御手段により選択された上記目標とする通信波を
送信した通信装置の方位を判定し、上記通信装置から送
信された通信波を受信したとき上記妨害波設定手段によ
り設定された妨害波を送信機に送信させる方位判定手段
段とを設けたので、妨害された通信装置においては、他
の装置から通信妨害を受けていることを俄かに判断する
ことができず、目標とする周波数ホッピング通信系に対
する妨害効果をさらに向上させることができる。
【0044】また、請求項7に係る発明によれば、周波
数ホッピング通信を行う通信系の通信波に対して妨害を
行う通信妨害装置において、複数の通信系からの通信波
を受信する受信手段と、この受信手段により受信された
複数の通信波の受信タイミングによる相関処理を行い、
上記複数の通信波をホッピング速度毎に検出する相関処
理手段と、この相関処理手段の検出結果から目標とする
通信波の受信タイミングを選択する目標タイミング選択
手段と、この目標タイミング選択手段により選択された
上記目標とする通信波のホッピング周波数に応じて上記
受信手段の受信周波数範囲を設定する周波数範囲設定手
段とを設けたので、受信手段における受信処理時間を短
縮することができる一方、妨害信号の送信時間を長く設
定することができ、妨害効率をさらに向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1.による通信妨害装
置を示すブロック構成図である。
【図2】 図1に示す検出時間制御手段8の具体的構成
を示すブロック構成図である。
【図3】 図1に示す通信妨害装置の電波環境等を示す
電波環境説明図及び受信手段において受信された各FH
波の受信タイミング説明図である。
【図4】 図2に示す相関処理手段9により検出された
ホッピング速度毎のホッピングレートを示すホッピング
レート図である。
【図5】 図2に示す分離手段10により分離された各
FH波の周波数切り換えタイミングを示す周波数切り換
えタイミング説明図である。
【図6】 図1に示す通信妨害装置から送信された妨害
電波の妨害状況を示す妨害状況説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態2.による通信妨害装
置を示すブロック構成図である。
【図8】 図7に示す検出時間制御手段8bの具体的構
成を示すブロック構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態3.による通信妨害装
置を示すブロック構成図である。
【図10】 図9に示す検出時間制御手段8cの具体的
構成を示すブロック構成図である。
【図11】 図9に示す通信妨害装置から送信された時
分割の妨害電波と複数の目標FH波(f1乃至f3)と
の関係を示す妨害状況説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態4.による通信妨害
装置を示すブロック構成図である。
【図13】 図12に示す通信妨害装置と目標とするF
H通信系との位置関係等を示す関係説明図である。
【図14】 この発明の実施の形態5.による通信妨害
装置を示すブロック構成図である。
【図15】 図14に示す検出時間制御手段8eの具体
的構成を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1,6 空中線、2,2e 受信機、3,3c 周波数
検出手段、4,4c 妨害波設定手段、5,5d 送信
機、7 送受信切換手段、8,8b,8c,8e 検出
時間制御手段、9 相関処理手段、10 分離手段、1
2 目標タイミング選択手段、13複数タイミング選択
手段、14 方位判定手段、15 通信妨害装置、16
目標とするFH通信系、17 周波数範囲判定手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数ホッピング通信を行う通信系の通
    信波に対して妨害を行う通信妨害装置において、複数の
    通信系からの通信波を受信する受信手段と、この受信手
    段により受信された複数の通信波の受信タイミングによ
    る相関処理を行い、上記複数の通信波をホッピング速度
    毎に検出する相関処理手段と、この相関処理手段の検出
    結果から目標とする通信波の受信タイミングを選択する
    目標タイミング選択手段と、この目標タイミング選択手
    段により選択された上記目標とする通信波の受信タイミ
    ング及びこの受信タイミングにより受信した通信波の周
    波数に基づいて妨害波の設定を行う妨害波設定手段とを
    備えたことを特徴とする通信妨害装置。
  2. 【請求項2】 周波数ホッピング通信を行う通信系の通
    信波に対して妨害を行う通信妨害装置において、複数の
    通信系からの通信波を受信する受信手段と、この受信手
    段により受信された複数の通信波をホッピング速度毎に
    検出する相関処理手段と、この相関処理手段により検出
    された上記ホッピング速度毎の通信波についてカルマン
    フィルタによる分離処理を行い、上記ホッピング速度毎
    の通信波を通信系毎に分離する分離手段と、この分離手
    段の分離結果から目標とする通信波の受信タイミングを
    選択する目標タイミング選択手段と、この目標タイミン
    グ選択手段により選択された上記目標とする通信波の受
    信タイミング及びこの受信タイミングにより受信した通
    信波の周波数に基づいて妨害波の設定を行う妨害波設定
    手段とを備えたことを特徴とする通信妨害装置。
  3. 【請求項3】 上記相関処理手段は、非周波数ホッピン
    グ通信波を除外した上記複数の通信波を相関処理の対象
    とすることを特徴とする請求項1記載の通信妨害装置。
  4. 【請求項4】 上記目標タイミング選択手段は2以上の
    通信波の受信タイミングを選択し、上記妨害波設定手段
    は上記目標波選択手段により選択された上記2以上の通
    信波に対して妨害波の設定を行うことを特徴とする請求
    項1記載の通信妨害装置。
  5. 【請求項5】 上記妨害波設定手段は、重複する上記2
    以上の通信波に対して時分割の妨害を加える妨害波の設
    定を行うことを特徴とする請求項4記載の通信妨害装
    置。
  6. 【請求項6】 周波数ホッピング通信を行う通信系の通
    信波に対して妨害を行う通信妨害装置において、複数の
    通信系からの通信波を受信する受信手段と、この受信手
    段により受信された複数の通信波について受信タイミン
    グによる相関処理を行い、目標とする通信波の受信タイ
    ミングを選択する検出時間制御手段と、この目標タイミ
    ング選択手段により選択された上記目標とする通信波の
    受信タイミング及びこの受信タイミングにより受信した
    通信波の周波数に基づいて妨害波の設定を行う妨害波設
    定手段と、上記検出時間制御手段により選択された上記
    目標とする通信波を送信した通信装置の方位を判定し、
    上記通信装置から送信された通信波を受信したとき上記
    妨害波設定手段により設定された妨害波を送信機に送信
    させる方位判定手段段とを備えたことを特徴とする通信
    妨害装置。
  7. 【請求項7】 周波数ホッピング通信を行う通信系の通
    信波に対して妨害を行う通信妨害装置において、複数の
    通信系からの通信波を受信する受信手段と、この受信手
    段により受信された複数の通信波の受信タイミングによ
    る相関処理を行い、上記複数の通信波をホッピング速度
    毎に検出する相関処理手段と、この相関処理手段の検出
    結果から目標とする通信波の受信タイミングを選択する
    目標タイミング選択手段と、この目標タイミング選択手
    段により選択された上記目標とする通信波のホッピング
    周波数に応じて上記受信手段の受信周波数範囲を設定す
    る周波数範囲設定手段とを備えたことを特徴とする通信
    妨害装置。
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