JP2002141579A - ピエゾポジショナー及びその封止方法 - Google Patents

ピエゾポジショナー及びその封止方法

Info

Publication number
JP2002141579A
JP2002141579A JP2000338537A JP2000338537A JP2002141579A JP 2002141579 A JP2002141579 A JP 2002141579A JP 2000338537 A JP2000338537 A JP 2000338537A JP 2000338537 A JP2000338537 A JP 2000338537A JP 2002141579 A JP2002141579 A JP 2002141579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
envelope
piezo positioner
pressurized
piezo
positioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000338537A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Minami
信之 南
Takashi Yasuda
高志 安田
Kenji Kumamoto
憲二 熊本
Toru Ezaki
徹 江崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiheiyo Cement Corp filed Critical Taiheiyo Cement Corp
Priority to JP2000338537A priority Critical patent/JP2002141579A/ja
Publication of JP2002141579A publication Critical patent/JP2002141579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧環境下で用いても変位量を正確に検出で
きるピエゾポジショナーを提供すること。 【解決手段】 外囲器に封入されているピエゾポジショ
ナーであって、そのピエゾポジショナーが、3×105
Pa以上に加圧された6フッ化イオウガス中に封入され
ていることとしたピエゾポジショナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピエゾポジショナ
ー関し、特に外囲器に封入されているピエゾポジショナ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】圧電セラミックス製ピエゾ素子を用いた
ピエゾポジショナーは、通常、外部と隔絶する外囲器に
封入されて用いられている。その外囲器の内部には、湿
気が侵入するとピエゾ素子の電極間にマイグレーション
が発生するので、それを防ぐため、通常、常圧の乾燥窒
素が封入されている。このピエゾポジショナーは、最近
では、半導体の製造等に使われている加圧機器などに用
いられるケースが出ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このピ
エゾポジショナーは、加圧環境下で用いると、外囲器内
部の圧力が1気圧であるため、外囲器の内部と外部との
圧力差によりピエゾポジショナーの動きが抑え込まれ、
ピエゾポジショナーの変位量を正確に検出できないとい
う問題があった。
【0004】本発明は、上述した外囲器に封入されてい
るピエゾポジショナーが有する課題に鑑みなされたもの
であって、その目的は、加圧環境下で用いても変位量を
正確に検出できるピエゾポジショナーを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、外囲器の内部を加圧
雰囲気にすれば、加圧環境下で用いても変位量を正確に
検出できるピエゾポジショナーが得られるとの知見を得
て本発明を完成するに至った。
【0006】即ち本発明は、(1)外囲器に封入されて
いるピエゾポジショナーであって、そのピエゾポジショ
ナーが、3×105Pa以上に加圧された6フッ化イオ
ウガス中に封入されていることを特徴とするピエゾポジ
ショナー(請求項1)とし、(2)外囲器にピエゾポジ
ショナーを挿入し、その外囲器を3×105Pa以上に
加圧された6フッ化イオウガス中でレーザ溶接、電子ビ
ーム溶接、抵抗溶接することにより封止することを特徴
とするピエゾポジショナーの封止方法(請求項2)と
し、(3)外囲器にピエゾポジショナーを挿入し、その
外囲器を大気中でレーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶
接し、その溶接部分に排気用パイプを設け、そのパイプ
を通して外囲器内部に3×105Pa以上に加圧された
6フッ化イオウガスを封入した後、そのパイプを加締め
ることにより封止することを特徴とするピエゾポジショ
ナーの封止方法(請求項3)とすることを要旨とする。
以下さらに詳細に説明する。
【0007】上記で述べたように、本発明のピエゾポジ
ショナーとしては、そのピエゾポジショナーが、3×1
5Pa以上に加圧された6フッ化イオウガス中に封入
されていることとするピエゾポジショナーとした(請求
項1)。
【0008】外囲器内部を加圧雰囲気としたのは、外囲
器内部と外部の圧力が平衡にないとピエゾポジショナー
の変位量が正確に検出できないため、外囲器外部の加圧
雰囲気に合わせたものである。このように、外囲器内部
と外部の圧力が平衡になれば、加圧環境下でも変位量を
正確に検出できるようになる。
【0009】その加圧の度合いとしては、3×105
a以上とした。圧力が3×105Pa以上あれば、使用
される加圧環境下に平衡させることができる。また、そ
の加圧される雰囲気ガスとしては、6フッ化イオウガス
した。この6フッ化イオウガスは、耐熱性に優れ、無毒
で、3×105Pa以上の雰囲気下では絶縁油に匹敵す
る絶縁性を示す特徴を有するので、望ましい雰囲気ガス
となる。これにより、ピエゾポジショナーの変位量が正
確に検出できる。
【0010】そのピエゾポジショナーの封止方法として
は、先ず外囲器にピエゾポジショナーを挿入し、その外
囲器を3×105Pa以上に加圧された6フッ化イオウ
ガス中でレーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接するこ
とにより封止することとする封止方法とした(請求項
2)。
【0011】作業空間を加圧雰囲気にするのは、一旦、
ロータリーポンプやターボ分子ポンプ等でその作業空間
を真空状態にした後、その作業空間に加圧された6フッ
化イオウガスを充填すればよく、その作業空間で外囲器
のピエゾポジショナーを挿入する部分(外囲器のキャッ
プ部分)とピエゾ素子を支持しているステム部分とを溶
接すれば、外囲器内部を加圧雰囲気にすることができ
る。
【0012】他の封止方法としては、外囲器にピエゾポ
ジショナーを挿入し、その外囲器を大気中でレーザ溶
接、電子ビーム溶接、抵抗溶接し、その溶接部分に排気
用パイプを設け、そのパイプを通して外囲器内部に3×
105Pa以上に加圧された6フッ化イオウガスを封入
した後、そのパイプを加締めることにより封止すること
とする封止方法とした(請求項3)。
【0013】外囲器内部を加圧雰囲気にするのは、先ず
パイプを通してロータリーポンプなどで外囲器内部を吸
引して排気し、そのパイプを通して加圧された6フッ化
イオウガスを充填した後、そのパイプの途中を加締めれ
ばよい。この方法は、加圧雰囲気にする作業空間が必要
ないので、より簡単な方法となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を具体的な実施例を挙げて
説明する。先ずピエゾポジショナー(太平洋セメント社
製)を用意する。
【0015】そのピエゾポジショナーを外囲器に挿入
し、その外囲器に表1に示す圧力に加圧された6フッ化
イオウガスを表1に示す封止方法で封入する。それを用
いて表1に示す加圧環境下で150Vの電圧を印加して
変位量を調べた。その結果を表1に示す。なお、比較の
ために、従来の外囲器内部に1気圧の乾燥窒素を封入し
たピエゾポジショナーを用いて大気中で変位量を調べ
た。その結果も表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかなように、実施例では外囲
器内部の加圧雰囲気が全て本発明の範囲内にあるので、
変位量は封止方法に関わらず従来の比較例1とほぼ変わ
らず、正確に検出できた。このことは、外囲器内部を加
圧雰囲気にし、しかも本発明の範囲の加圧雰囲気にすれ
ば、加圧環境下でも変位量を正確に検出できることを示
している。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明のピエゾポジショナ
ーであれば、加圧環境下で使われても正確な変位量を検
出することのできるピエゾポジショナーとすることがで
きるようになった。このことにより、ピエゾポジショナ
ーの電子部品への展開が大きく広がった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊本 憲二 千葉県東金市子沼田1568−4 太平洋セメ ント株 式会社 中央研究所 第2研究部 電子技術センター (72)発明者 江崎 徹 千葉県東金市子沼田1568−4 太平洋セメ ント株 式会社 中央研究所 第2研究部 電子技術センター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外囲器に封入されているピエゾポジショ
    ナーであって、そのピエゾポジショナーが、3×105
    Pa以上に加圧された6フッ化イオウガス中に封入され
    ていることを特徴とするピエゾポジショナー。
  2. 【請求項2】 外囲器にピエゾポジショナーを挿入し、
    その外囲器を3×105Pa以上に加圧された6フッ化
    イオウガス中でレーザ溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接
    することにより封止することを特徴とするピエゾポジシ
    ョナーの封止方法。
  3. 【請求項3】 外囲器にピエゾポジショナーを挿入し、
    その外囲器を大気中でレーザ溶接、電子ビーム溶接、抵
    抗溶接し、その溶接部分に排気用パイプを設け、そのパ
    イプを通して外囲器内部に3×105Pa以上に加圧さ
    れた6フッ化イオウガスを封入した後、そのパイプを加
    締めることにより封止することを特徴とするピエゾポジ
    ショナーの封止方法。
JP2000338537A 2000-11-07 2000-11-07 ピエゾポジショナー及びその封止方法 Pending JP2002141579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000338537A JP2002141579A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 ピエゾポジショナー及びその封止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000338537A JP2002141579A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 ピエゾポジショナー及びその封止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002141579A true JP2002141579A (ja) 2002-05-17

Family

ID=18813737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000338537A Pending JP2002141579A (ja) 2000-11-07 2000-11-07 ピエゾポジショナー及びその封止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002141579A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047808A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社トッパン・コスモ 発泡積層シートの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015047808A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社トッパン・コスモ 発泡積層シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4545799A (en) Method of making direct seal between niobium and ceramics
JP5368705B2 (ja) 真空カプセル化したデバイスのリークレート測定方法
Sparks et al. Long-term evaluation of hermetically glass frit sealed silicon to Pyrex wafers with feedthroughs
US9557238B2 (en) Pressure sensor with geter embedded in membrane
JPH09237847A (ja) 電子構成品密閉構造体
CN107207244A (zh) 应力消除mems结构和封装
US20150346002A1 (en) Methods for fabricating apparatus having a hermetic seal
JP2002141579A (ja) ピエゾポジショナー及びその封止方法
JP6414449B2 (ja) ガスセンサ
JP5022352B2 (ja) アクチュエータ用気体加圧カプセル封入体
JP2002141578A (ja) ピエゾポジショナー及びその封止方法
EP1195862A3 (en) Semiconductor laser module and method of making the same
WO2005038909A3 (en) Integrated package design for a radiation sensing device and manufacturing method
JP2002141577A (ja) ピエゾポジショナー及びその封止方法
JPH05142075A (ja) 真空断熱パネルの圧力検査方法
CN112014028B (zh) 一种石英管组件及其真空检验方法
US7880113B2 (en) Plasma discharge method and structure for verifying a hermetical seal
JP2000292296A (ja) ダイヤフラム真空計
JP4483112B2 (ja) パッケージの真空封止方法
EP1146537A1 (en) High pressure discharge lamp arc tube and method of producing the same
JP2003187679A (ja) 真空インタラプタ
JP2016118542A (ja) ワイヤレス熱電子センサ
JP2016118543A (ja) ワイヤレス熱電子センサおよびこれを用いる方法
CN113782404A (zh) 一种空间阴极热子组件封装系统及封装方法
JP4274662B2 (ja) セラミックガスセンサ管