JP2002141092A - 燃料電池装置の制御方法 - Google Patents

燃料電池装置の制御方法

Info

Publication number
JP2002141092A
JP2002141092A JP2000334372A JP2000334372A JP2002141092A JP 2002141092 A JP2002141092 A JP 2002141092A JP 2000334372 A JP2000334372 A JP 2000334372A JP 2000334372 A JP2000334372 A JP 2000334372A JP 2002141092 A JP2002141092 A JP 2002141092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
battery
current
output
efficiency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000334372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4686842B2 (ja
Inventor
Kenji Kato
憲二 加藤
Munehisa Horiguchi
宗久 堀口
Koichi Shiraishi
剛一 白石
Masataka Ueno
正隆 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP2000334372A priority Critical patent/JP4686842B2/ja
Publication of JP2002141092A publication Critical patent/JP2002141092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4686842B2 publication Critical patent/JP4686842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池及びバッテリに流れる電流の分配状態
を適切に制御して、バッテリの容量を増大させることな
く、適切にバッテリを充電することができ、また、燃料
電池及びバッテリの出力配分を所定の状態に維持して、
燃料電池装置全体として効率ができるだけ高くなるよう
に燃料電池及びバッテリを作動させることができるよう
にする。 【解決手段】両端子が負荷に接続された燃料電池11
と、昇圧回路、充電回路及び2次電池を含み、前記燃料
電池11に並列に接続された2次電池回路とを備える燃
料電池装置の前記燃料電池11から前記負荷に供給され
る電流を、前記燃料電池11のシステムとしての効率が
可能な限り高くなるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池装置の制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料電池は発電効率が高く、有害
物質を排出しないので、産業用、家庭用の発電装置とし
て、又は、人工衛星や宇宙船などの動力源として実用化
されてきたが、近年は、乗用車、バス、トラック等の車
両用の動力源として開発が進んでいる。
【0003】そして、前記車両は、照明装置、ラジオ、
パワーウインドウ等の車両の停車中にも使用される電気
を消費する補機類を多数備えていて、また、走行パター
ンが多様であり動力源に要求される出力範囲が極めて広
いので、前記燃料電池を車両用の動力源として使用する
場合には、バッテリ(蓄電池又は二次電池)を併用した
ハイブリッドとすることが一般的である。
【0004】図2は従来の燃料電池装置を示す図であ
る。
【0005】図において、101は燃料電池であり、ア
ルカリ水溶液型(AFC)、リン酸型(PAFC)、溶
融炭酸塩型(MCFC)、固体酸化物型(SOFC)、
直接型メタノール(DMFC)等のものであってもよい
が、固体高分子型燃料電池(PEMFC)が一般的であ
る。
【0006】また、102は充電によって放電を繰り返
すことができるバッテリであり、鉛蓄電池、ニッケルカ
ドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電
池、ナトリウム硫黄電池等が一般的である。
【0007】さらに、103はインバータ(INV)で
あり、前記燃料電池101又はバッテリ102からの直
流電流を交流電流に変換して、車両の車輪を回転させる
駆動源である図示されない交流モータに供給する。な
お、前記駆動源が直流モータである場合は、前記燃料電
池101又はバッテリ102からの直流電流は、前記イ
ンバータ103を介さずに駆動源に直接供給される。
【0008】そして、前記構成の燃料電池装置において
は、前記燃料電池101及びバッテリ102が並列に接
続されて、前記インバータ103に電流を供給するよう
になっているので、例えば、車両の停止時に前記燃料電
池101が停止した場合、坂道等の高負荷運転時に前記
燃料電池101からの電流だけでは要求電流に満たない
場合等には、前記バッテリ102からインバータ103
に電流が自動的に供給される。
【0009】また、前記駆動源である交流モータが、車
両の減速運転時には発電器として機能して、いわゆる回
生電流を発生する場合には、前記車両の減速運転時に回
生電流がバッテリ102に供給され、該バッテリ102
が再充電される。さらに、前記回生電流が供給されない
場合であっても、前記バッテリ102が放電して端子電
圧が低下すると、前記燃料電池101が発生する電流が
自動的に前記バッテリ102に供給される。
【0010】このように、前記燃料電池装置において
は、前記バッテリ102が常時充電され、前記燃料電池
101からの電流だけでは要求電流に満たない場合等に
は、前記バッテリ102からインバータ103に電流が
自動的に供給されるようになっているので、車両は各種
の走行モードにおいて、安定して走行することができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の燃料電池装置においては、燃料電池101及びバッ
テリ102が並列に接続されているだけであり、前記燃
料電池101及びバッテリ102に流れる電流の分配状
態が何ら制御されていないので、前記燃料電池101及
びバッテリ102の電流−電圧特性によってそれぞれに
流れる電流量が決まってしまう。
【0012】図3は従来の燃料電池装置における燃料電
池及びバッテリの特性を示す図である。なお、図におい
て、横軸に電流を、縦軸に電圧及び電力を採ってある。
【0013】図において、105は燃料電池101(図
2)の電圧−電流特性を示す曲線、106はバッテリ1
02の電圧−電流特性を示す曲線、107は燃料電池1
01及びバッテリ102を合計した場合の本来の電圧−
電流特性を示す曲線、108は燃料電池101及びバッ
テリ102を合計した場合の本来の電力特性を示す曲線
である。
【0014】例えば、車両の定負荷運転時には、前記燃
料電池101からの電流だけで要求電流を満たしている
ので、本来、前記バッテリ102からインバータ103
に電流が供給される必要がないにも関わらず、曲線10
6が示すように、前記バッテリ102は低電流領域から
出力を開始するので、前記バッテリ102からも前記イ
ンバータ103に電流が供給されてしまう。このよう
に、前記バッテリ102から常時電流が流れるようにな
っているので、前記バッテリ102の容量を増大させる
必要があるが、一般的に、バッテリは大きく、重く、か
つ、高価であり、前記バッテリ102の容量を増大させ
ると、前記車両の体積、重量が増し、コストも高くなっ
てしまう。
【0015】また、前記燃料電池101及びバッテリ1
02のそれぞれの端子電圧を、両者間の電圧差が小さく
なるように設定すると、前記バッテリ102が放電して
端子電圧が低下した時であっても、曲線106が示すよ
うに、前記燃料電池101からの電流が前記バッテリ1
02に流れにくく、該バッテリ102の充電に時間がか
かってしまう。このため、車両の走行が制限され、最悪
の場合には、曲線106が示すように、前記バッテリ1
02が上がってしまう。
【0016】逆に、前記電圧差が大きくなるように設定
すると、大電流が前記燃料電池101からバッテリ10
2に流れるので、該バッテリ102が過充電されること
によって破壊されてしまう。
【0017】さらに、通常、前記燃料電池101を作動
させるためには、水素ガス、酸素ガス等の燃料ガスや水
分等の排出物を供給又は排出したり燃料電池を冷却する
ためのファン、ポンプ等の補機類を駆動させる必要があ
る。ここで、前記補機類には、前記燃料電池101から
供給される電流量に応じて駆動させるためのエネルギー
が変動するものと、変動しないものとがあるが、前記燃
料電池101から供給される電流量が少ない範囲におい
ては、駆動させるためのエネルギーが変動しないものの
割合が大きくなっている。したがって、前記補機類を駆
動させるために必要なエネルギーは、前記燃料電池10
1から供給される電流量が少なくなってもあまり低下し
ない。そのため、前記燃料電池101から供給される電
流量がごく少ない範囲においては、前記燃料電池101
から供給される電流の相当程度の割合を前記補機類に供
給することになり、該補機類を含めた燃料電池101の
システムとしての効率が極めて低くなってしまう。
【0018】本発明は、前記従来の燃料電池装置の問題
点を解決して、燃料電池及びバッテリに流れる電流の分
配状態を適切に制御して、バッテリの容量を増大させる
ことなく、適切にバッテリを充電することができ、ま
た、燃料電池及びバッテリの出力配分を所定の状態に維
持して、燃料電池装置全体として効率ができるだけ高く
なるように燃料電池及びバッテリを作動させることがで
きる燃料電池装置の制御方法を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の燃
料電池装置の制御方法においては、両端子が負荷に接続
された燃料電池と、昇圧回路、充電回路及び2次電池を
含み、前記燃料電池に並列に接続された2次電池回路と
を備える燃料電池装置の前記燃料電池から前記負荷に供
給される電流を、前記燃料電池のシステムとしての効率
が可能な限り高くなるように要求電力に対する燃料電池
からの出力と2次電池からの出力の配分を制御する。
【0020】本発明の他の燃料電池装置の制御方法にお
いては、さらに、前記燃料電池のシステムとしての効率
と前記2次電池の効率が等しくなるように制御する。
【0021】本発明の更に他の燃料電池装置の制御方法
においては、さらに、あらかじめ求められた前記燃料電
池のシステムの特性曲線と前記2次電池の特性曲線とに
基づいて制御する。
【0022】本発明の更に他の燃料電池装置の制御方法
においては、さらに、前記燃料電池のシステムとしての
効率が一定値以上のときにのみ前記2次電池に充電す
る。
【0023】本発明の更に他の燃料電池装置の制御方法
においては、さらに、前記2次電池のSOCが一定値以
下のときにのみ前記2次電池に充電する。
【0024】本発明の更に他の燃料電池装置の制御方法
においては、さらに、前記負荷に供給される電流が一定
値以下のとき、前記燃料電池を停止する。
【0025】本発明の更に他の燃料電池装置の制御方法
においては、さらに、前記燃料電池を停止するとき、前
記燃料電池の補機類の少なくとも一部を停止する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施の形態における
燃料電池装置の概念図である。
【0028】図1において、10は燃料電池(FC)回
路であり、乗用車、バス、トラック等の車両用の動力源
として使用される。ここで、前記車両は、照明装置、ラ
ジオ、パワーウインドウ等の車両の停車中にも使用され
る電気を消費する補機類を多数備えていて、また、走行
パターンが多様であり動力源に要求される出力範囲が極
めて広いので、動力源として燃料電池11とバッテリ1
2とを併用して使用する。
【0029】そして、11は燃料電池であり、アルカリ
水溶液型(AFC)、リン酸型(PAFC)、溶融炭酸
塩型(MCFC)、固体酸化物型(SOFC)、直接型
メタノール(DMFC)等のものであってもよいが、固
体高分子型燃料電池(PEMFC)であることが望まし
い。
【0030】なお、更に望ましくは、水素を燃料とし、
酸素又は空気を酸化剤とするPEMFC(proton
exchange membrance fuel
cell)型燃料電池、又はPEM(proton e
xchange membrance)型燃料電池と呼
ばれるものである。ここで、該PEM型燃料電池は、一
般的に、プロトン等のイオンを透過する高分子膜の両側
に触媒、電極及びセパレータを結合したセル(fuel
cell)を複数直列に結合したスタック(stac
k)から成る(特開平11−317236号公報等参
照)。
【0031】例えば、本実施の形態においては、1例と
して、PEM型燃料電池であり、400枚のセルを直列
に接続したスタックを使用する。この場合、総電極面積
は300〔cm 2〕であり、開放端子電圧は約350
〔V〕、出力は約50〔kW〕である。そして、定常動
作時の温度は50〜90〔℃〕程度である。
【0032】なお、燃料である水素は、図示されない改
質装置によってメタノール、ガソリン等を改質して取り
出した水素を燃料電池に直接供給することもできるが、
車両の高負荷運転時にも安定して十分な量の水素を供給
することができるようにするためには、水素吸蔵合金、
水素ガスボンベ等に貯蔵した水素を供給することが望ま
しい。これにより、水素がほぼ一定の圧力で常に十分に
供給されるので、前記燃料電池11は車両の負荷の変動
に遅れることなく追随して、必要な電流を供給すること
ができる。
【0033】この場合、前記燃料電池11の出力インピ
ーダンスは極めて低く、0に近似することが可能であ
る。
【0034】また、12は充電によって放電を繰り返す
ことができる2次電池としてのバッテリ(蓄電池)であ
り、鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素
電池、リチウムイオン電池、ナトリウム硫黄電池等が一
般的であるが、電気自動車等に使用される高性能鉛蓄電
池、リチウムイオン電池、ナトリウム硫黄電池等が望ま
しい。
【0035】例えば、本実施の形態においては、1例と
して、高性能鉛蓄電池を使用する。この場合、開放端子
電圧は約210〔V〕であり、約10〔kW〕の電流を
5〜20分程度供給することができる程度の容量を有す
る。
【0036】さらに、13は負荷としての駆動制御装置
であるインバータ装置であり、前記燃料電池11又はバ
ッテリ12からの直流電流を交流電流に変換して、車両
の車輪を回転させる駆動モータとしてのモータ14に供
給する。ここで、前記モータ14は発電機としても機能
するものであり、車両の減速運転時には、いわゆる回生
電流を発生する。この場合、前記モータ14は車輪によ
って回転させられて発電するので、前記車輪にブレーキ
をかける、すなわち、車両の制動装置(ブレーキ)とし
て機能する。そして、後述されるように、前記回生電流
がバッテリ12に供給されて該バッテリ12が充電され
る。
【0037】また、15はバッテリ充電制御回路であ
り、充電用スイッチング素子としての高速スイッチング
素子であるIGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トラン
ジスタ)15aとサイリスタ15bとの並列回路であ
る。ここで、前記IGBT15aは200〔A〕程度の
電流を許容するものである。
【0038】一方、16は昇圧制御回路としてのバッテ
リ放電制御回路であり、前記バッテリ充電制御回路と同
様に、昇圧用スイッチング素子としてのIGBT16a
とサイリスタ16bの並列回路である。ここで、前記I
GBT16aは200〔A〕程度の電流を許容するもの
である。
【0039】そして、17は200〔A〕程度の電流を
許容するリアクトルであり、前記バッテリ放電制御回路
16と共に昇圧回路を構成し、前記バッテリ12の出力
電圧を昇圧する。
【0040】ここで、前記バッテリ放電制御回路16に
おけるIGBT16aは所定周期(例えば、20〔kH
z〕程度)のスイッチング信号によってオンオフされ
る。前記IGBT16aをオンにしたときには、前記バ
ッテリ12から出力された直流電流がリアクトル17に
流れてエネルギーが蓄積され、前記IGBT16aをオ
フにしたときには、前記リアクトル17に蓄積されたエ
ネルギーに応じた電圧が、前記バッテリ12の出力電圧
に加算されて昇圧される。なお、昇圧された前記バッテ
リ12の出力電圧は前記スイッチング信号によって適宜
調節することができるが、おおよそ前記燃料電池11の
出力電圧よりわずかに高い程度に調節される。
【0041】また、前記バッテリ放電制御回路16にお
けるサイリスタ16bは、前記IGBT16aをオフに
したときに該IGBT16aのエミッタとコレクタとの
間に発生する逆起電力によって、前記エミッタとコレク
タとの間の絶縁が破壊されることを防止する。
【0042】そして、18は回路を流れる電流値を測定
する電流センサであり、19は、負荷又は2次電池から
の電流が燃料電池に供給されないように配設されたダイ
オード素子としての、サイリスタである。
【0043】また、20はハイブリッド回路電子制御ユ
ニットであり、CPU等の演算手段、半導体メモリ等の
記憶手段、入出力インターフェイス等を備え、前記燃料
電池回路10における電流値、電圧値等を測定するとと
もに、前記バッテリ充電制御回路15及びバッテリ放電
制御回路16の動作を制御する。さらに、前記ハイブリ
ッド回路電子制御ユニット20は、車両における他のセ
ンサ、及び後述される車両用電子制御ユニット21、燃
料電池電子制御ユニット22、イグニッション制御装置
24等の他の制御装置と通信可能に接続され、他のセン
サ及び他の制御装置と連携して前記燃料電池回路10の
動作を統括的に制御する。
【0044】なお、前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20は独立に存在するものであってもよく、例え
ば、車両用電子制御ユニット21等の他の制御装置の一
部として存在するものであってもよい。
【0045】ここで、例えば、本実施の形態において
は、前記ハイブリッド回路電子制御ユニット20は、2
つの電流センサ18との入出力インターフェイス、電圧
計測用の2つの入出力インターフェイス、バッテリ充電
制御回路15用の入出力インターフェイス、バッテリ放
電制御回路16用の入出力インターフェイス、車両用電
子制御ユニット21用の入出力インターフェイス、燃料
電池電子制御ユニット22用の入出力インターフェイ
ス、及びイグニッション制御装置24用の入出力インタ
ーフェイスを備える。また、前記ハイブリッド回路電子
制御ユニット20は、電源としての電源バッテリ23に
接続される電源インターフェイスも備える。
【0046】次に、車両用電子制御ユニット21は、C
PU等の演算手段、半導体メモリ等の記憶手段、入出力
インターフェイス等を備え、車速、気温、アクセル開度
等を検出して変速機、制動装置等を含む車両全般の動作
を統括的に制御する。
【0047】また、燃料電池電子制御ユニット22は、
CPU等の演算手段、半導体メモリ等の記憶手段、入出
力インターフェイス等を備え、燃料電池11に供給され
る水素、酸素、空気等の流量、温度、出力電圧等を検出
して前記燃料電池11の動作を制御する。
【0048】そして、前記電源バッテリ23は、充電に
よって放電を繰り返すことができる鉛蓄電池、ニッケル
カドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電
池、ナトリウム硫黄電池等のバッテリから成り、12
〔V〕の直流電流を前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20に供給する。なお、前記電源バッテリ23は、
車両のラジオ、パワーウインドウ等の補機類にも電源と
して直流電流を供給してもよい。
【0049】また、前記イグニッション制御装置24は
燃料電池回路を起動させるための装置であり、車両の運
転者がスイッチをオンにすると、その信号を前記ハイブ
リッド回路電子制御ユニット20やその他の装置に伝達
する。
【0050】次に、前記構成の燃料電池装置の動作につ
いて説明する。
【0051】図4は本発明の第1の実施の形態における
燃料電池の特性を示す図、図5は本発明の第1の実施の
形態における燃料電池及びバッテリの特性を示す図であ
る。なお、図4において、横軸に電流値Aを、縦軸に電
圧V、電力kW及び効率%を採ってあり、図5におい
て、横軸に電力kWを、縦軸に効率%及び水素量L/m
inを採ってある。
【0052】図4において、31は燃料電池11(図
1)の電圧−電流特性を示す曲線である。前記燃料電池
11の電圧−電流特性を示す曲線31は、通常のPEM
型燃料電池の場合と同様に、全体として電流の増大と共
に電圧が低下していく右下がり曲線である。なお、前述
されたように、前記燃料電池11は出力インピーダンス
がほぼ0の電源である。
【0053】そして、前記電圧−電流特性を示す曲線3
1から、次式(1)に基づいて、前記燃料電池11単体
としての効率であるスタック効率を示す曲線32を得る
ことができる。
【0054】 スタック効率=燃料電池11の出力電力÷(水素消費量×単位量当たりの水素 の保有する燃焼エネルギー量)・・・(1) また、前記電圧−電流特性を示す曲線31から、次式
(2)に基づいて、前記燃料電池11のシステムとして
の効率であるシステム効率を示す曲線33を得ることが
できる。
【0055】 システム効率=(燃料電池11の出力電力−補機類駆動エネルギー)÷(水素 消費量×単位量当たりの水素の保有する燃焼エネルギー量)・・・(2) ここで、前記補機類駆動エネルギーは、前記燃料電池1
1を作動させるために使用される補機類を駆動させるた
めに必要なエネルギーである。なお、前記補機類は、例
えば、水素、酸素等の燃料ガスや水分等の排出物を供給
又は排出したり、燃料電池11を冷却するためのバル
ブ、ファン、ポンプ等である。
【0056】さらに、前記電圧−電流特性を示す曲線3
1から、前記燃料電池11の出力電流−出力電力特性を
示す曲線34を得ることができる。
【0057】そして、前記システム効率を示す曲線33
から、前記燃料電池11のシステムとしての効率は、前
記燃料電池11の出力電力が10〜20〔A〕程度をピ
ークとし、それ以上の範囲において、出力電力の増加に
伴って、緩やかに低下していくが、前記ピーク以下の範
囲において、出力電力の減少に伴って、急激に低下して
いくことがわかる。
【0058】このことから、図において前記燃料電池1
1のシステム効率の前記ピーク付近よりも左側の範囲、
すなわち、前記燃料電池11の出力電力が10〜20
〔A〕程度より低い場合には、前記燃料電池11のシス
テムとしての効率が極めて低いので、前記燃料電池11
を使用しないほうがよいことがわかる。
【0059】次に、図5において、41は燃料電池11
の水素燃焼エネルギー換算効率−出力電力特性を示す曲
線であり、図4に示される燃料電池11の電圧−電流特
性を示す曲線31に基づいて得ることができる。
【0060】そして、42は、燃料電池11から8〔k
W〕の充電を行う場合の、バッテリ12の効率−出力電
力特性を示す曲線である。なお、前記バッテリ12の効
率は水素燃焼エネルギーに換算して示されている。
【0061】また、43は燃料電池11における水素消
費量−出力電力特性を示す曲線である。
【0062】ここで、前記図4において前記燃料電池1
1のシステム効率の前記ピーク付近よりも左側の範囲に
対応する範囲である、図5において点Aよりも左側の範
囲においては、前記燃料電池11のシステムとしての効
率が極めて低い。そのため、前記点Aより左側の範囲、
すなわち、要求電力の値がA未満の範囲においては、前
記燃料電池11を使用せずに、前記バッテリ12のみか
ら電流が供給されるようにすればよいことがわかる。こ
の場合、曲線42から、要求電力の値がA未満の範囲に
おいて、前記バッテリ12の効率が高いことが分かる。
【0063】また、前記バッテリ12の効率が最も高い
のは、出力電力が0である時であって、その効率は図5
におけるBの点である。一方、図5において点Aよりも
右側の範囲において、前記燃料電池11のシステムとし
ての効率は出力電力の増加に伴って緩やかに低下してゆ
き、点Cにおいて、前記点Bと同一の値になる。
【0064】このことから、図5において点Aよりも右
側の範囲であって、前記点Cに対応する点Dまでの範囲
においては、前記バッテリ12を使用せずに、前記燃料
電池11のみから電流が供給されるようにすればよいこ
とがわかる。
【0065】そして、図5において点Dよりも右側の範
囲では、前記燃料電池11とバッテリ12の効率が等し
くなるように、かつ、前記燃料電池11の出力電力とバ
ッテリ12の出力電力との和が要求電力に等しくなるよ
うに、前記燃料電池11とバッテリ12との出力を、前
記曲線41及び42に基づいて、それぞれ制御すればよ
いことが分かる。従って、燃料電池の制御装置は、前記
燃料電池11のシステムとしての効率とバッテリ12の
効率が等しくなるように、及び/または然料電池の出力
電力とバッテリ12の出力電力の和が要求電力に等しく
なるようにそれぞれの効率特性に基づいて制御する。
【0066】本実施の形態においては、ハイブリッド回
路電子制御ユニット20の記憶手段には、図4及び5に
示されるような燃料電池11及びバッテリ12の特性が
あらかじめ格納されている。そして、車両用電子制御ユ
ニット21から送信された車両の車速、アクセル開度等
の信号に基づいて、モータ14に供給すべき要求電力が
演算手段によって算出され、該要求電力の値が、図5に
示されるような燃料電池11及びバッテリ12の特性に
基づいて見い出される。
【0067】なお、前記図4及び5に示されるような燃
料電池11及びバッテリ12の特性は、グラフの形態で
記憶手段に格納されていてもよいし、マップの形態で記
憶手段に格納されていてもよいし、また、テーブルの形
態で記憶手段に格納されていてもよい。さらに、前記図
4及び5に示されるような燃料電池11及びバッテリ1
2の特性をあらかじめ関数にして記憶手段に格納し、必
要に応じて前記関数を読み出して、数値を代入して、必
要な値を算出するようにすることもできる。
【0068】そこで、ここでは、図5に示されるような
燃料電池11及びバッテリ12の特性に基づいた燃料電
池回路10の基本的な動作について説明する。
【0069】まず、要求電力の値が図5におけるA未満
の場合は、前記バッテリ12だけから電流を供給する。
この場合には、前記バッテリ充電制御回路15及びバッ
テリ放電制御回路16におけるIGBT15a、16a
をオフの状態とする。このため、要求電力の値が変動し
ても、前記バッテリ12からは要求電力の値に応じた値
の電流が自動的に供給される。
【0070】一方、前記燃料電池11を作動させるため
の補機類を停止させるので、前記燃料電池11には燃料
である水素及び酸化剤である酸素又は空気が供給され
ず、前記燃料電池11からは電流が供給されない。な
お、前記燃料電池11をいつでも作動させることができ
る状態を保つ、すなわちスタンバイさせておくために、
最低限度の補機類、例えば、水素供給用バルブ、空気フ
ァン等は最低限の能力で作動を継続させる。この場合、
作動を継続する補機類には、前記バッテリ12又は電源
バッテリ23から電力が供給される。
【0071】なお、前記バッテリ12から供給される電
流の値は、電流センサ18によって測定され、また、電
圧についても前記ハイブリッド回路電子制御ユニット2
0によって測定される。そして、前記電流及び電圧の値
に基づいて、前記バッテリ12が供給する電力の値がA
未満であるか否かが、前記ハイブリッド回路電子制御ユ
ニット20によって、常時検出される。
【0072】次に、要求電力の値が図5におけるA以上
となった場合であって、前記要求電力の値が図5におけ
るD未満の場合には、前記燃料電池11のシステムとし
ての効率が前記バッテリ12の効率よりも高いので、前
記バッテリ12を使用せずに、前記燃料電池11のみか
ら電流が供給されるようにする。
【0073】そして、前記燃料電池11だけから電流を
供給する場合には、前記燃料電池11を作動させるため
の補機類をすべて作動させるとともに、前記バッテリ充
電制御回路15及びバッテリ放電制御回路16における
IGBT15a、16aをオフの状態とする。ここで、
前記燃料電池11の開放端子電圧のほうが前記バッテリ
12の開放端子電圧よりも高いので、前記バッテリ12
からは電流が供給されず、自動的に、前記燃料電池11
だけから電流が供給される。
【0074】この場合、前記燃料電池11には燃料であ
る水素及び酸化剤である酸素又は空気が常に十分に供給
されるようになっているので、要求電流の値が変動して
も、前記燃料電池11からは要求電流の値に応じた値の
電流が自動的に供給される。したがって、前記燃料電池
11の出力電流を要求電流の値の変動に応じて制御する
必要がない。なお、前記燃料電池11から供給される電
流の値は、電流センサ18によって測定され、また、電
圧についても前記ハイブリッド回路電子制御ユニット2
0によって測定される。そして、前記電流及び電圧の値
に基づいて、前記燃料電池11が供給する電力の値がA
以上であってD未満であるか否かが、前記ハイブリッド
回路電子制御ユニット20によって、常時検出される。
【0075】次に、要求電力の値が図5におけるD以上
となった場合、前記燃料電池11のシステムとしての効
率は、出力が0の場合の前記バッテリの効率よりも低く
なるので、前記バッテリ12を併用して、前記燃料電池
11からの出力に加えて前記バッテリ12からも電流が
供給されるようにする。
【0076】ここで、前記バッテリ12からも積極的に
電流を供給しようとするためには、前記ハイブリッド回
路電子制御ユニット20は前記バッテリ放電制御回路1
6におけるIGBT16aを所定周期(例えば、20
〔kHz〕程度)のスイッチング信号によってオンオフ
する。前記IGBT16aをオンにしたときには、前記
バッテリ12から出力された直流電流がリアクトル17
に流れてエネルギーが蓄積され、前記IGBT16aを
オフにしたときには、前記リアクトル17に蓄積された
エネルギーに応じた電圧が、前記バッテリ12の出力電
圧に加算され、その合計が前記燃料電池11の出力電圧
とほぼ等しくなる。
【0077】このようにして、前記バッテリ12の出力
電圧を前記記燃料電池11の端子電圧にまで昇圧させ
て、前記燃料電池11及びバッテリ12からの電流を併
せて出力させる。
【0078】ただし、図5における曲線42から分かる
ように、前記バッテリ12の効率は、出力する電力の増
加に伴って緩やかにではあるが減少する。そのため、図
5における曲線42から求められる前記バッテリ12の
効率が、図5における曲線41から求められる前記燃料
電池11のシステムとしての効率に等しくなるように、
前記IGBT16aの作動を制御する。この場合、曲線
41及び42から求められる前記燃料電池11の出力電
力とバッテリ12の出力電力との和が要求電力に等しく
なるように、前記IGBT16aの作動を制御する。
【0079】これにより、要求電力がいかなる値であっ
ても、前記燃料電池11は、図5においてできる限り左
方に近い範囲、すなわち、システムとしての効率ができ
る限り高い範囲で、作動させられるので、いかなる運転
条件においても、燃料電池装置の効率が向上する。
【0080】次に、前記バッテリ12のSOC(sta
te of charge:残存容量)が低下したため
に前記バッテリ12を充電する場合の燃料電池回路10
の基本的な動作について説明する。
【0081】まず、車両の減速運転時に前記モータ14
が発電機として機能し、交流の回生電流を発生し、続い
て、該交流の回生電流は前記インバータ13によって直
流の回生電流に変換される。この時、前記ハイブリッド
回路電子制御ユニット20は、前記バッテリ充電制御回
路15におけるIGBT15aをスイッチング信号によ
ってオンにする。したがって、前記直流の回生電流は前
記IGBT15aを通って前記バッテリ12に供給され
るので、該バッテリ12は充電される。
【0082】なお、前記回生電流の値は、電流センサ1
8によって測定され、前記ハイブリッド回路電子制御ユ
ニット20によって常時チェックされる。また、電圧に
ついても前記ハイブリッド回路電子制御ユニット20に
よって常時チェックされる。また、前記回生電流の値が
過大である場合は、前記IGBT15aを所定周期のス
イッチング信号によってオンオフして、前記IGBT1
5aを流れる電流の値を制御する。
【0083】したがって、前記バッテリ12のSOCが
十分に高い場合に充電したり、大電流を前記バッテリ1
2に供給したりすることがないので、該バッテリ12が
過充電されることによって破壊されてしまうことがな
い。
【0084】また、前記バッテリ12のSOCが低下し
て充電が必要な場合であり、前記回生電流が発生しない
場合には、前記燃料電池11から電流を供給してバッテ
リ12を充電する。この場合、前記ハイブリッド回路電
子制御ユニット20は、前記バッテリ充電制御回路15
におけるIGBT15aをスイッチング信号によってオ
ンにするので、直流の回生電流は前記IGBT15aを
通ってバッテリ12に供給される。したがって、該バッ
テリ12は充電される。
【0085】なお、前記燃料電池11からの電流の値及
び前記バッテリ12に供給される電流の値は、電流セン
サ18によって測定され、前記ハイブリッド回路電子制
御ユニット20によって常時チェックされる。また、電
圧についても前記ハイブリッド回路電子制御ユニット2
0によって常時チェックされる。そして、前記バッテリ
12のSOCが十分に上昇した場合、前記燃料電池11
から供給される電流の値が前記電流値Aとなった場合、
及び前記インバータ13を介してモータ14に供給され
る要求電流の値が大きい場合には、前記IGBT15a
はオフにされる。また、前記バッテリ12に供給される
電流の値が過大である場合は、前記IGBT15aを所
定周期のスイッチング信号によってオンオフして、前記
IGBT15aを流れる電流の値を制御する。
【0086】したがって、前記バッテリ12のSOCが
十分に高い場合に充電したり、大電流を前記バッテリ1
2に供給したりすることがないので、該バッテリ12が
過充電されることによって破壊されてしまうことがな
い。また、前記燃料電池11に過大な負荷をかけること
も、前記要求電流に対応することができなくなってしま
うこともない。
【0087】次に、本実施の形態における車両の状態に
対応する燃料電池回路10の制御方法について詳細に説
明する。
【0088】図6は本発明の第1の実施の形態における
燃料電池装置の制御方法を示すフローチャート、図7は
図6のフローチャートのサブルーチンを示すフローチャ
ート、図8は図7のフローチャートのサブルーチンを示
すフローチャートである。
【0089】本実施の形態においては、前記燃料電池1
1をシステムとしての効率が可能な限り高い範囲で作動
させて、いかなる運転条件においても、燃料電池装置の
効率が所定の高い範囲となるように、燃料電池回路10
(図1)を制御する。
【0090】まず、車両用電子制御ユニット21は、図
6に示されるように、運転者が踏み込んだ車両のアクセ
ルの開度、すなわち、アクセル開度を検出(ステップS
1)し、続いて、車両の速度、すなわち、車両速度を検
出(ステップS2)して、ハイブリッド回路電子制御ユ
ニット20に送信する。
【0091】すると、該ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20は、前記アクセル開度及び車両速度に基づい
て、モータ14の発生すべき出力、すなわち、モータ出
力を算出(ステップS3)し、続いて、該モータ出力を
発生するのに必要な電力、すなわち、要求電力を算出
(ステップS4)する。
【0092】次に、前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20は前記要求電力を出力する場合に最適な燃料電
池11の出力及びバッテリ12の出力を算出(ステップ
S5)する。
【0093】ここで、前記燃料電池11の出力及びバッ
テリ12の出力の算出は、図7に示されるようなサブル
ーチンにしたがって、行われる。
【0094】まず、電流センサ18はバッテリ12の充
電電流を検出(ステップS7)してハイブリッド回路電
子制御ユニット20に送信すると、前記充電電流の値
は、前記ハイブリッド回路電子制御ユニット20の記憶
手段に格納される。
【0095】次に、前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20は前記バッテリ12における出力と効率の関係
を算出(ステップS8)する。
【0096】次に、前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20は前記要求電力を出力する場合に効率が最大と
なるような燃料電池11の出力及びバッテリ12の出力
を算出(ステップS9)する。
【0097】このようにして、最適な燃料電池11の出
力及びバッテリ12の出力が算出されると、前記ハイブ
リッド回路電子制御ユニット20はそれに基づいて、燃
料電池11の出力及びバッテリ12から電流が出力され
るように各種制御装置の操作を制御(ステップS6)す
る。
【0098】ここで、ステップS9において、前記燃料
電池11の出力及びバッテリ12の出力を算出する1例
を、図8に示されるようなサブルーチンにしたがって、
説明する。
【0099】まず、前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20は前記要求電力が図5における点Dの値、例え
ば20〔kW〕、未満か否かを判定(ステップS10)
する。
【0100】そして、前記要求電力が図5における点D
の値未満の場合、前記ハイブリッド回路電子制御ユニッ
ト20は、バッテリ充電制御回路15及びバッテリ放電
制御回路16におけるIGBT15a、16aをオフの
状態とする。これにより、前記燃料電池11の開放端子
電圧のほうが前記バッテリ12の開放端子電圧よりも高
いので、前記バッテリ12からは電流が供給されず、自
動的に、前記燃料電池11だけから電流が供給(ステッ
プS12)される。
【0101】一方、前記要求電力が図5における点Dの
値未満でない場合、前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20は、前記バッテリ放電制御回路16におけるI
GBT16aを所定周期(例えば、20〔kHz〕程
度)のスイッチング信号によってオンオフする。する
と、前記IGBT16aをオンにしたときには、前記バ
ッテリ12から出力された直流電流がリアクトル17に
流れてエネルギーが蓄積され、前記IGBT16aをオ
フにしたときには、前記リアクトル17に蓄積されたエ
ネルギーに応じた電圧が、前記バッテリ12の出力電圧
に加算され、その合計が前記燃料電池11の出力電圧と
ほぼ等しくなる。
【0102】このようにして、前記バッテリ12の出力
電圧を前記記燃料電池11の端子電圧にまで昇圧させ
て、前記燃料電池11及びバッテリ12からの電流を併
せて出力(ステップS11)させる。
【0103】この場合、前記ハイブリッド回路電子制御
ユニット20は、図5における曲線42から求められる
前記バッテリ12の効率が、曲線41から求められる前
記燃料電池11のシステムとしての効率に等しくなるよ
うに、前記IGBT16aの作動を制御する。なお、曲
線41及び42から求められる前記燃料電池11の出力
電力とバッテリ12の出力電力との和が要求電力に等し
くなるように、前記IGBT16aの作動を制御する。
【0104】例えば、前記要求電力が35〔kW〕であ
る場合、前記燃料電池11の出力電力を22.5〔k
W〕程度とし、前記バッテリ12の出力電力を12.5
〔kW〕程度とすると、前記燃料電池11のシステムと
しての効率と前記バッテリ12の効率がほぼ等しくなる
ことが、図5から分かる。
【0105】なお、前記ハイブリッド回路電子制御ユニ
ット20の記憶手段には、図5に示されるような燃料電
池11及びバッテリ12の特性があらかじめ格納されて
いる。この場合、前記燃料電池11及びバッテリ12の
特性は、グラフの形態で記憶手段に格納されていてもよ
いし、マップの形態で記憶手段に格納されていてもよい
し、また、テーブルの形態で記憶手段に格納されていて
もよい。
【0106】また、前記燃料電池11及びバッテリ12
の特性をあらかじめ関数にして記憶手段に格納し、前記
ハイブリッド回路電子制御ユニット20の演算手段が、
必要に応じて前記関数を記憶手段から読み出して、数値
を代入して、必要な値を算出するようにすることもでき
る。さらに、前記バッテリ12のSOCの値に応じて前
記燃料電池11及びバッテリ12の出力電力を決定する
ようにしてもよい。
【0107】このように、本実施の形態においては、図
5に示されるような燃料電池11及びバッテリ12の特
性に基づいて、バッテリ放電制御回路16におけるIG
BT16aの作動を制御して、前記燃料電池11をシス
テムとしての効率が所定の高い範囲で作動させるよう
に、かつ、前記燃料電池11の出力電力とバッテリ12
の出力電力との和が要求電力に等しくなるように前記燃
料電池11及びバッテリ12の出力電力を制御する。
【0108】したがって、いかなる運転条件において
も、燃料電池装置の効率を可能な限り高くすることがで
きる。
【0109】次に、本発明の第2の実施の形態における
車両の状態に対応する燃料電池回路10の制御方法につ
いて説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有
するもの及び同じ動作については、その説明を省略す
る。
【0110】図9は本発明の第2の実施の形態における
燃料電池装置の制御方法を示すフローチャートである。
【0111】まず、ハイブリッド回路電子制御ユニット
20は、バッテリ12の開放端子電圧に基づいて、前記
バッテリ12のSOCの値を算出する。続いて、算出し
た前記SOCが所定の割合、例えば、50〔%〕、より
大きいか否かを判定(ステップS101)する。
【0112】そして、前記SOCが前記所定の割合(5
0〔%〕)より大きい場合、前記ハイブリッド回路電子
制御ユニット20は現在の制御を引き続き継続する。
【0113】一方、前記SOCが前記所定の割合値(5
0〔%〕)より大きくない場合、前記ハイブリッド回路
電子制御ユニット20は、前記第1の実施の形態と同様
に、車両用電子制御ユニット21が検出したアクセル開
度及び車両速度に基づいて、要求電力を算出する。そし
て、該要求電力が所定の出力、例えば、6〔kW〕、よ
り大きいか否かを判定(ステップS102)する。ここ
で、前記所定の出力は、図4においてシステム効率を示
す曲線33の最高点に対応する出力である。
【0114】そして、前記要求電力が前記所定の出力
(6〔kW〕)より大きい場合、前記ハイブリッド回路
電子制御ユニット20は現在の制御を引き続き継続す
る。
【0115】一方、前記要求電力が前記所定の出力(6
〔kW〕)より大きくない場合、前記ハイブリッド回路
電子制御ユニット20は、バッテリ充電制御回路15に
おけるIGBT15aの作動を制御して、前記所定の出
力と要求電力との差分に対応する電流を前記バッテリ1
2に供給して、前記バッテリ12の充電を行う(ステッ
プS103)。
【0116】なお、本実施の形態において、前記所定の
出力を、図4においてシステム効率を示す曲線33の最
高点の95〔%〕に対応する出力とすることもできる。
この場合、比較的広範囲な車両の走行状況下において、
バッテリ12の充電を行うことができる。
【0117】このように、本実施の形態においては、バ
ッテリ12のSOCが所定の割合以下の時であり、か
つ、燃料電池11のシステムとしての効率が一定の範囲
内にある時にだけバッテリ12の充電を行うようにして
いるので、バッテリ12のSOCを常に適切な範囲に維
持することができ、かつ、燃料電池装置の効率を可能な
限り高くすることができる。
【0118】次に、本発明の第3の実施の形態における
車両の状態に対応する燃料電池回路10の制御方法につ
いて説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ
構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を
省略する。
【0119】図10は本発明の第3の実施の形態におけ
る燃料電池装置の制御方法を示すフローチャートであ
る。
【0120】まず、ハイブリッド回路電子制御ユニット
20は、前記第1及び第2の実施の形態と同様に、車両
用電子制御ユニット21が検出したアクセル開度及び車
両速度に基づいて、要求電力を算出する。そして、該要
求電力が所定の出力、例えば、6〔kW〕、より大きい
か否かを判定(ステップS201)する。ここで、前記
所定の出力は、前記第2の実施の形態と同様に、図4に
おいてシステム効率を示す曲線33の最高点に対応する
出力である。
【0121】そして、前記要求電力が前記所定の出力
(6〔kW〕)より大きい場合、前記ハイブリッド回路
電子制御ユニット20は、燃料電池11の補機類を作動
させ(ステップS202)、続いて、前記燃料電池11
を作動させる(ステップS203)。
【0122】一方、前記要求電力が前記所定の出力(6
〔kW〕)より大きくない場合、前記ハイブリッド回路
電子制御ユニット20は、前記燃料電池11を停止させ
(ステップS204)、続いて、前記燃料電池11を作
動させるための補機類を停止させる(ステップS20
5)。
【0123】なお、本実施の形態においても、前記第2
の実施の形態と同様に、前記所定の出力を、図4におい
てシステム効率を示す曲線33の最高点の95〔%〕に
対応する出力とすることもできる。この場合、比較的広
範囲な車両の走行状況下において、バッテリ12の充電
を行うことができる。
【0124】このように、本実施の形態においては、燃
料電池11のシステムとしての効率が低い範囲にある時
は、前記燃料電池11を停止して、バッテリ12だけか
ら電流が供給されるようにしている。
【0125】したがって、いかなる運転条件においても
燃料電池装置の効率が向上する。
【0126】次に、本発明の第4の実施の形態における
車両の状態に対応する燃料電池回路10の制御方法につ
いて説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同じ構
造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省
略する。
【0127】図11は本発明の第4の実施の形態におけ
る燃料電池装置の制御方法を示すフローチャートであ
る。
【0128】まず、ハイブリッド回路電子制御ユニット
20は、前記第1〜第3の実施の形態と同様に、車両用
電子制御ユニット21が検出したアクセル開度及び車両
速度に基づいて、要求電力を算出する。そして、該要求
電力が所定の出力、例えば、6〔kW〕より大きいか否
かを判定(ステップS301)する。ここで、前記所定
の出力は、前記第2及び第3の実施の形態と同様に、図
4においてシステム効率を示す曲線33の最高点に対応
する出力である。
【0129】そして、前記要求電力が前記所定の出力
(6〔kW〕)より大きい場合、前記ハイブリッド回路
電子制御ユニット20は、燃料電池11の補機類をすべ
て作動させ(ステップS302)、続いて、前記燃料電
池11を作動させる(ステップS303)。
【0130】一方、前記要求電力が前記所定の出力(6
〔kW〕)より大きくない場合、前記ハイブリッド回路
電子制御ユニット20は、前記燃料電池11を停止させ
(ステップS304)、続いて、前記燃料電池11を作
動させるための補機類を停止させる(ステップS30
5)。この場合、前記燃料電池11をスタンバイさせて
おくために、最低限度の補機類、例えば、水素供給用バ
ルブ、空気ファン等は最低限の能力で作動を継続させ
る。なお、作動を継続する補機類には、前記バッテリ1
2又は電源バッテリ23から電力が供給される。
【0131】なお、本実施の形態においても、前記第2
及び第3の実施の形態と同様に、前記所定の出力を、図
4においてシステム効率を示す曲線33の最高点の95
〔%〕に対応する出力とすることもできる。この場合、
比較的広範囲な車両の走行状況下において、バッテリ1
2の充電を行うことができる。
【0132】このように、本実施の形態においては、燃
料電池11のシステムとしての効率が低い範囲にある時
は、前記燃料電池11を停止して、バッテリ12だけか
ら電流が供給されるようにしている。
【0133】したがって、いかなる運転条件においても
燃料電池装置の効率が向上する。
【0134】しかも、前記燃料電池11が停止している
時も、最低限度の補機類が作動しているので、前記燃料
電池11をいつでも作動させることができるようにスタ
ンバイさせておくことができる。
【0135】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0136】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、燃料電池装置の制御方法においては、両端子が負
荷に接続された燃料電池と、昇圧回路、充電回路及び2
次電池を含み、前記燃料電池に並列に接続された2次電
池回路とを備える燃料電池装置の前記燃料電池から前記
負荷に供給される電流を、前記燃料電池のシステムとし
ての効率が可能な限り高くなるように前記燃料電池から
の出力と、前記2次電池からの出力を制御する。
【0137】この場合、いかなる運転条件においても、
燃料電池装置の効率が向上する。したがって、燃料電池
装置を高効率で運転することになるので、燃料使用量が
少なくて済む。
【0138】他の燃料電池装置の制御方法においては、
さらに、前記燃料電池のシステムとしての効率と前記2
次電池の効率が等しくなるように制御する。
【0139】この場合、前記燃料電池のシステムとして
の効率を常に高く維持することができる。
【0140】更に他の燃料電池装置の制御方法において
は、さらに、あらかじめ求められた前記燃料電池のシス
テムの特性曲線と前記2次電池の特性曲線とに基づいて
制御する。
【0141】この場合、前記燃料電池のシステムとして
の効率と前記2次電池の効率とを常に高く維持すること
ができる。
【0142】更に他の燃料電池装置の制御方法において
は、さらに、前記燃料電池のシステムとしての効率が一
定値以上のときにのみ前記2次電池に充電する。
【0143】この場合、前記燃料電池のシステムとして
の効率を高く維持した状態で、前記2次電池の充電状態
を適切に制御することができる。
【0144】更に他の燃料電池装置の制御方法において
は、さらに、前記2次電池のSOCが一定値以下のとき
にのみ前記2次電池に充電する。
【0145】この場合、前記2次電池が過充電されるこ
とによって破壊されてしまうことがない。また、前記燃
料電池に過大な負荷をかけることも、前記負荷に供給さ
れる電流に対応することができなくなってしまうことも
ない。
【0146】更に他の燃料電池装置の制御方法において
は、さらに、前記負荷に供給される電流が一定値以下の
とき、前記燃料電池を停止する。
【0147】この場合、前記燃料電池のシステムとして
の効率が低い範囲で前記燃料電池を停止するので、燃料
電池装置の効率が低下することがない。
【0148】更に他の燃料電池装置の制御方法において
は、さらに、前記燃料電池を停止するとき、前記燃料電
池の補機類の少なくとも一部を停止する。
【0149】この場合、前記燃料電池が停止していると
き、補機類の消費する電力を節約することができるの
で、燃料電池装置の効率が低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における燃料電池装
置の概念図である。
【図2】従来の燃料電池装置を示す図である。
【図3】従来の燃料電池装置における燃料電池及びバッ
テリの特性を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における燃料電池の
特性を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における燃料電池及
びバッテリの特性を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における燃料電池装
置の制御方法を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートのサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】図7のフローチャートのサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態における燃料電池装
置の制御方法を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態における燃料電池
装置の制御方法を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第4の実施の形態における燃料電池
装置の制御方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 燃料電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 10/48 H01M 10/48 P (72)発明者 白石 剛一 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 (72)発明者 上野 正隆 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CX05 5H027 AA06 BA01 BA13 DD03 KK22 KK25 KK41 KK52 KK54 KK56 MM27 5H030 AA01 AS08 BB04 BB08 BB22 FF00 FF41 FF42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端子が負荷に接続された燃料電池と、昇
    圧回路、充電回路及び2次電池を含み、前記燃料電池に
    並列に接続された2次電池回路とを備える燃料電池装置
    の前記燃料電池から前記負荷に供給される電流を、前記
    燃料電池のシステムとしての効率が可能な限り高くなる
    ように前記燃料電池からの出力と、前記2次電池からの
    出力を制御することを特徴とする燃料電池装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】前記燃料電池のシステムとしての効率と前
    記2次電池の効率が等しくなるように制御する請求項1
    に記載の燃料電池装置の制御方法。
  3. 【請求項3】あらかじめ求められた前記燃料電池のシス
    テムの特性曲線と前記2次電池の特性曲線とに基づいて
    制御する請求項1又は2に記載の燃料電池装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】前記燃料電池のシステムとしての効率が一
    定値以上のときにのみ前記2次電池に充電する請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の燃料電池装置の制御方法。
  5. 【請求項5】前記2次電池のSOCが一定値以下のとき
    にのみ前記2次電池に充電する請求項4に記載の燃料電
    池装置の制御方法。
  6. 【請求項6】前記負荷に供給される電流が一定値以下の
    とき、前記燃料電池を停止する請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の燃料電池装置の制御方法。
  7. 【請求項7】前記燃料電池を停止するとき、前記燃料電
    池の補機類の少なくとも一部を停止する請求項6に記載
    の燃料電池装置の制御方法。
JP2000334372A 2000-11-01 2000-11-01 燃料電池装置の制御方法 Expired - Fee Related JP4686842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334372A JP4686842B2 (ja) 2000-11-01 2000-11-01 燃料電池装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000334372A JP4686842B2 (ja) 2000-11-01 2000-11-01 燃料電池装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002141092A true JP2002141092A (ja) 2002-05-17
JP4686842B2 JP4686842B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=18810301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000334372A Expired - Fee Related JP4686842B2 (ja) 2000-11-01 2000-11-01 燃料電池装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4686842B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002063923A (ja) * 2000-08-14 2002-02-28 Equos Research Co Ltd 燃料電池回路
JP2005071797A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Toyota Motor Corp 燃料電池システム及び車両
JP2006196221A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Denso Corp 燃料電池システム
JP2007244179A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Sanyo Electric Co Ltd ハイブリッド電源装置
WO2008096801A1 (ja) * 2007-02-05 2008-08-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システム
JP2008310985A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
US10981471B2 (en) 2018-03-07 2021-04-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system, vehicle including fuel cell system, and control method of fuel cell system

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5910439B2 (ja) 2012-09-28 2016-04-27 三菱自動車工業株式会社 電力制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03276573A (ja) * 1990-03-26 1991-12-06 Fuji Electric Co Ltd 車両搭載用燃料電池の制御方式
JPH07123609A (ja) * 1993-10-22 1995-05-12 Fuji Electric Co Ltd 燃料電池給電システム
JPH07240213A (ja) * 1994-02-24 1995-09-12 Aqueous Res:Kk ハイブリッド電源装置
JPH11288731A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用燃料電池システムの圧縮機制御装置
JPH11339833A (ja) * 1998-05-31 1999-12-10 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池発電装置
JP2002063923A (ja) * 2000-08-14 2002-02-28 Equos Research Co Ltd 燃料電池回路

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03276573A (ja) * 1990-03-26 1991-12-06 Fuji Electric Co Ltd 車両搭載用燃料電池の制御方式
JPH07123609A (ja) * 1993-10-22 1995-05-12 Fuji Electric Co Ltd 燃料電池給電システム
JPH07240213A (ja) * 1994-02-24 1995-09-12 Aqueous Res:Kk ハイブリッド電源装置
JPH11288731A (ja) * 1998-04-02 1999-10-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用燃料電池システムの圧縮機制御装置
JPH11339833A (ja) * 1998-05-31 1999-12-10 Aisin Seiki Co Ltd 燃料電池発電装置
JP2002063923A (ja) * 2000-08-14 2002-02-28 Equos Research Co Ltd 燃料電池回路

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002063923A (ja) * 2000-08-14 2002-02-28 Equos Research Co Ltd 燃料電池回路
JP2005071797A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Toyota Motor Corp 燃料電池システム及び車両
JP2006196221A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Denso Corp 燃料電池システム
JP4710323B2 (ja) * 2005-01-11 2011-06-29 株式会社デンソー 燃料電池システム
JP2007244179A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Sanyo Electric Co Ltd ハイブリッド電源装置
JP4509051B2 (ja) * 2006-03-13 2010-07-21 三洋電機株式会社 ハイブリッド電源装置
WO2008096801A1 (ja) * 2007-02-05 2008-08-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システム
JP2008192468A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
KR101136502B1 (ko) 2007-02-05 2012-04-20 도요타 지도샤(주) 연료전지시스템
US8802310B2 (en) 2007-02-05 2014-08-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
JP2008310985A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システム
US10981471B2 (en) 2018-03-07 2021-04-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system, vehicle including fuel cell system, and control method of fuel cell system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4686842B2 (ja) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4218202B2 (ja) 燃料電池を有する直流電源
US7807306B2 (en) Power system for a hybrid fuel cell vehicle that employs a floating base load strategy
US6893757B2 (en) Fuel cell apparatus and method of controlling fuel cell apparatus
US8018196B2 (en) DC power source with fuel cell and electric power storage device
US6781343B1 (en) Hybrid power supply device
US7831343B2 (en) Efficiency optimized hybrid operation strategy
JP4438232B2 (ja) 燃料電池装置及び燃料電池装置の制御方法
JP4085642B2 (ja) 燃料電池システム
JP2003333708A (ja) 電気自動車のためのハイブリッド・エネルギー・システム
US10128523B2 (en) Fuel cell system and control method for the same
US20140145500A1 (en) Power distribution device and method for fuel cell-supercapacitor hybrid vehicle
US20070284166A1 (en) Advanced controls concept for hybrid fuel cell systems
JP2008527648A (ja) 再充電可能な蓄電装置の使用による電圧サイクリングにより引き起こされる電圧損失の減少
CN104205454A (zh) 燃料电池系统
KR101759140B1 (ko) 연료전지의 출력 제어 방법 및 장치
JP4517500B2 (ja) 燃料電池装置
KR101151750B1 (ko) 연료전지시스템
JP4615379B2 (ja) 燃料電池システム
US10029579B2 (en) Power supply system
JP4686842B2 (ja) 燃料電池装置の制御方法
JP4438231B2 (ja) 燃料電池装置及び燃料電池装置の制御方法
JP4731664B2 (ja) 燃料電池回路
JP4831063B2 (ja) 燃料電池システム
JP2005302446A (ja) 燃料電池電源装置
WO2013150619A1 (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4686842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees