JP2002139139A - 変速比無限大無段変速機の変速制御装置 - Google Patents

変速比無限大無段変速機の変速制御装置

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JP2002139139A
JP2002139139A JP2000335396A JP2000335396A JP2002139139A JP 2002139139 A JP2002139139 A JP 2002139139A JP 2000335396 A JP2000335396 A JP 2000335396A JP 2000335396 A JP2000335396 A JP 2000335396A JP 2002139139 A JP2002139139 A JP 2002139139A
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vehicle speed
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Masayuki Yasuoka
正之 安岡
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車速ゼロでも目標駆動力に応じて目標速度比
が決定されることで、車速ゼロでの駆動力制御を可能と
することができる変速比無限大無段変速機の変速制御装
置を提供すること。 【解決手段】 車両の目標駆動力を決定する目標駆動力
決定部14aと、目標駆動力と検出車速とからIVT1
0の目標入力軸回転速度を決定する目標IVT入力軸回
転速度決定部14bと、少なくとも目標駆動力と車両重
量とから仮想車速を演算する仮想車速演算部14cと、
目標IVT速度比決定部14eへ出力する信号として、
仮想車速と検出車速とを切り替える車速信号切替部14
dと、車速信号切替部14dからの車速信号と目標入力
回転速度とからIVT10の目標速度比を決定する目標
IVT速度比決定部14eと、決定された目標速度比を
得る指令をIVT10に設けられたステップモータに出
力するIVT速度比制御部14fとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力経路が機械的
に結合した状態で変速比=∞、すなわち出力を中立状態
にできる変速比無限大無段変速機(Infinitely Variabl
e Transmission=IVT)が搭載された車両で変速比無
限大無段変速機の変速比を制御する変速制御装置の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンと無段変速機とを組み合
わせたパワーユニットを搭載した車両で、車両の運転状
態に応じた目標出力軸トルクと、無段変速機の変速比か
ら目標エンジントルクを演算し、最適な燃費となるよう
に、エンジンの電子制御スロットルを駆動制御する駆動
力制御装置が、例えば、特開平11−78619号公報
等で知られている。
【0003】一方、既に実用化されているVベルト式無
段変速機やトロイダル型無段変速機の変速領域をさらに
拡大するために、これらの無段変速機に遊星歯車機構を
組み合わせて変速比を無限大まで制御可能とする変速比
無限大無段変速機が、例えば、特開平9−210175
号公報等で知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平11−78619号公報での無段変速機に代え、特
開平9−210175号公報での変速比無限大無段変速
機に置き換えて適用すると、変速比無限大無段変速機の
動力循環モードでは実際の変速機出力軸トルクが低下す
るという問題がある。すなわち、車両の運転状態応じた
目標出力軸トルクと、変速比無限大無段変速機の変速比
から目標エンジントルクを演算すると、変速比無限大無
段変速機に特有の動力循環モードでは、無段変速機構の
変速比による直結モードに比べてトルク伝達効率が低下
することによる。
【0005】さらに、変速比無限大無段変速機において
は、停車状態等で変速機出力軸の回転速度が0となる変
速比が無限大(ギアード・ニュートラル・ポイントGN
Pという)のとき、マイクロコンピュータを用いて目標
エンジントルクを演算するに際に、0の除算(目標変速
比=目標入力軸回転速度/0)等に応じた例外処理を行
う必要があり、演算処理の負荷が増大したり、演算精度
の低下を招く場合がある。
【0006】そこで、本出願人は、上記問題点を解決す
るべく、特願平11−255177号出願の明細書にお
いて、アクセルペダル踏み込み量と車速に基づいて目標
出力軸トルクを演算し、変速比無限大無段変速機の速度
比を、出力軸回転速度/入力軸回転速度の式を用いて演
算し、この速度比に基づいて変速比無限大無段変速機の
トルク比を演算し、前記目標出力軸トルクとトルク比と
から原動機の目標トルクを決定する技術を提案した。
【0007】しかし、この先行技術にあっては、車速=
0、つまり、速度比が0で変速比無限大無段変速機の出
力軸回転速度が0の場合は、前記車両の駆動力制御装置
から目標出力軸トルクに応じた目標入力軸回転速度が出
力されても、変速比無限大無段変速機の目標速度比は0
のままとなり、駆動力が制御できない。
【0008】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、車速ゼロでも目標駆
動力に応じて目標速度比が決定されることで、車速ゼロ
での駆動力制御を可能とすることができる変速比無限大
無段変速機の変速制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、原動機に連結されると共
に、変速比が無限大を含んで連続的に変更可能な変速比
無限大無段変速機と、車両の目標駆動力を決定する目標
駆動力決定手段と、前記変速比無限大無段変速機の目標
入力軸回転速度を決定する目標入力軸回転速度決定手段
と、少なくとも前記目標駆動力と、車両重量とから仮想
車速を演算する仮想車速演算手段と、該仮想車速と前記
目標入力軸回転速度とから目標速度比を決定する目標速
度比決定手段と、決定された目標速度比を得る指令を前
記変速比無限大無段変速機の速度比制御アクチュエータ
に出力する速度比制御手段と、を備えていることを特徴
とする。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
の変速比無限大無段変速機の変速制御装置において、前
記仮想車速演算手段は、目標駆動力と、車両重量と、路
面抵抗とから仮想加速度を演算する仮想加速度演算部
と、該仮想加速度から仮想車速を求める仮想車速演算部
を有する手段であることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項1に記載
の変速比無限大無段変速機の変速制御装置において、前
記仮想車速演算手段は、目標駆動力と、車両重量と、路
面抵抗と、ブレーキ操作量検出値とから仮想車速を演算
する手段であることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項1に記載
の変速比無限大無段変速機の変速制御装置において、前
記仮想車速演算手段は、目標駆動力と、車両重量と、路
面抵抗と、路面勾配検出値とから仮想車速を演算する手
段であることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明では、請求項1乃至請
求項4に記載の変速比無限大無段変速機の変速制御装置
において、前記仮想車速演算手段からの仮想車速と車速
検出手段からの検出車速とを切り替える車速信号切替手
段を設け、前記目標速度比決定手段は、検出車速が所定
値未満の時は仮想車速と目標入力回転速度から目標速度
比を決定し、検出車速が所定値以上の場合は検出車速と
目標入力回転速度とから目標速度比を決定する手段であ
ることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明では、請求項5に記載
の変速比無限大無段変速機の変速制御装置において、前
記車速信号切替手段は、仮想車速と検出車速との切り替
え時、その変化量を所定値以下とする手段であることを
特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明では、請求項5または
請求項6に記載の変速比無限大無段変速機の変速制御装
置において、前記車速信号切替手段は、仮想車速に上限
値を設ける手段であることを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明では、請求項1乃至請
求項7に記載の変速比無限大無段変速機の変速制御装置
において、前記仮想車速演算手段は、車速検出手段によ
る検出車速が0であり、かつ、ブレーキ操作が検出され
ている場合には仮想車速を0とする手段であることを特
徴とする。
【0017】
【発明の作用および効果】請求項1記載の発明にあって
は、目標駆動力決定手段において、車両の目標駆動力が
決定され、目標入力軸回転速度決定手段において、変速
比無限大無段変速機の目標入力軸回転速度が決定され、
仮想車速演算手段において、少なくとも目標駆動力と、
車両重量とから仮想車速が演算され、目標速度比決定手
段において、仮想車速と目標入力軸回転速度とから目標
速度比が決定され、速度比制御手段において、決定され
た目標速度比を得る指令が変速比無限大無段変速機の速
度比制御アクチュエータに出力される。このように、仮
想車速と目標入力軸回転速度とから目標速度比を決定す
る構成としたため、車速ゼロでも目標駆動力に応じた目
標速度比が決定されることで、車速ゼロでの駆動力制御
を可能とすることができる。
【0018】請求項2記載の発明にあっては、仮想車速
演算手段が仮想加速度演算部と仮想車速演算部を有する
手段であり、仮想加速度演算部において、目標駆動力
と、車両重量と、路面抵抗とから仮想加速度が演算さ
れ、仮想車速演算部において、仮想加速度から仮想車速
が求められる。よって、目標駆動力と車両重量以外に、
路面抵抗を考慮して仮想車速を演算する構成としたの
で、路面抵抗の大小にかかわらず、精度の高い仮想車速
を演算することが可能となる。
【0019】請求項3記載の発明にあっては、仮想車速
演算手段において、目標駆動力と、車両重量と、路面抵
抗と、ブレーキ操作量検出値とから仮想車速が演算され
る。よって、目標駆動力と車両重量と路面抵抗以外に、
ブレ一キ操作量検出値を考慮して仮想車速を演算する構
成としたので、ブレーキ操作時にも精度の高い仮想車速
を演算することが可能となる。
【0020】請求項4記載の発明にあっては、仮想車速
演算手段において、目標駆動力と、車両重量と、路面抵
抗と、路面勾配検出値とから仮想車速が演算される。よ
って、目標駆動力と車両重量と路面抵抗以外に、路面勾
配検出値を考慮して仮想車速を演算する構成としたの
で、坂道などにおいても精度の高い仮想車速を演算する
ことが可能となる。
【0021】請求項5記載の発明にあっては、仮想車速
演算手段からの仮想車速と車速検出手段からの検出車速
とを切り替える車速信号切替手段が設けられ、目標速度
比決定手段において、検出車速が所定値未満の時は仮想
車速と目標入力回転速度から目標速度比が決定され、検
出車速が所定値以上の場合は検出車速と目標入力回転速
度とから目標速度比が決定される。よって、車速ゼロの
近傍では仮想車速を用い、ある程度車速が上がると実車
速を用いて目標速度比が決定されるため、広い車速領域
で精度の高い目標速度比を決定することが可能となる。
【0022】請求項6記載の発明にあっては、車速信号
切替手段において、仮想車速と検出車速との切り替え
時、その変化量が所定値以下とされる。よって、仮想車
速と検出車速との車速信号の切り替え時、目標速度比の
急変を防止することが可能となる。
【0023】請求項7記載の発明にあっては、車速信号
切替手段において、仮想車速に上限値が設けられる。す
なわち、仮想車速に上限値を設ける構成としたので、何
らかの原因で実車速が上昇しない場合にも仮想車速のみ
が上昇を続けることを防止することができる。よって、
目標速度比演算に用いる車速を仮想車速から検出車速に
切り替える際、両車速の差が無意味に大きくなることを
防止でき、結果として目標速度比の急変を防止すること
が可能となる。
【0024】請求項8記載の発明にあっては、仮想車速
演算手段において、車速検出手段による検出車速が0で
あり、かつ、ブレーキ操作が検出されている場合には仮
想車速が0とされる。よって、ブレ一キを操作して停車
している場合には目標速度比を0とすることが可能とな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)まず、構成を説
明する。
【0026】図1は変速比無限大無段変速機(以下、I
VTという)の機械的構成を示す骨子図であり、このI
VT10は、エンジン1の出力軸2にトーショナルダン
パ3を介して連結されたインプットシャフト11と、該
シャフト11の外側に遊嵌合された中空のプライマリシ
ャフト12と、これらのシャフト11,12に平行に配
置されたセカンダリシャフト13とを有し、これらのシ
ャフト11,12,13が、いずれも当該車両の横方向
に延びるように配置されている。
【0027】また、このIVT10における上記インプ
ットシャフト11及びプライマリシャフト12の軸線上
には、トロイダル式の第1無段変速機構(以下、第1ト
ロイダルCVT)20及び第2無段変速機構(以下、第
2トロイダルCVT)30と、ローディングカム40と
が配設されていると共に、セカンダリシャフト13の軸
線上には、動力循環モードクラッチ60及びCVT直結
モードクラッチ70とが配設されている。そして、イン
プットシャフト11及びプライマリシャフト12の軸線
と、セカンダリシャフト13の軸線との間に、動力循環
ギア列80と、直結ギア列90とが介設されている。
【0028】上記第1,第2トロイダルCVT20,3
0は、ほぼ同一の構成であり、いずれも、対向面がトロ
イダル面とされた入力ディスク21,31と出力ディス
ク22,32とを有し、これらの対向面間に、両ディス
ク21,22間と両ディスク31,32間でそれぞれ動
力を伝達するパワーローラ23,33が2つづつ介設さ
れている。
【0029】そして、エンジン1から遠い方に配置され
た第1トロイダルCVT20は、入力ディスクが反エン
ジン側に、出力ディスクがエンジン側に配置され、ま
た、エンジンに近い方に配置された第2トロイダルCV
T30は、入力ディスク31がエンジン側に、出力ディ
スク32が反エンジン側に配置されており、かつ、両ト
ロイダルCVT20,30の入力ディスク21,31は
プライマリシャフト12の両端部にそれぞれ結合され、
また、出力ディスク22,32(以下、「一体化出力デ
ィスク34」と記す)は一体化されて、該プライマリシ
ャフト12の中間部に回転自在に支持されている。
【0030】また、インプットシャフト11の反エンジ
ン側の端部には、上記動力循環ギア列80を構成する第
1ギア81が結合されていると共に、該第1ギア81と
上記第1トロイダルCVT20の入力ディスク21との
間にローディングカム40が介設されており、さらに、
第1,第2トロイダルCVT20,30の一体化出力デ
ィスク34の外周に、上記直結ギア列90を構成する第
1ギア91が設けられている。
【0031】一方、セカンダリシャフト13の反エンジ
ン側の端部には、上記動力循環ギア列80を構成する第
2ギア82が回転自在に支持されていて、アイドルギア
83を介して上記第1ギア81に噛み合わされていると
共に、該セカンダリシャフト13の中間部には、上記遊
星歯車機構50が配設されている。
【0032】そして、該遊星歯車機構50のピニオンキ
ャリヤ51と、上記動力循環ギア列80の第2ギア82
との間に、これらを連結もしくは切断する動力循環モー
ドクラッチ60が介設されている。
【0033】また、遊星歯車機構50のエンジン側に
は、一体化出力ディスク34の外周に設けられた直結ギ
ア列90の第1ギア91に噛み合う第2ギア92が回転
自在に支持され、該第2ギア92と遊星歯車機構50の
サンギア52とが連結されていると共に、該遊星歯車機
構50のリングギア53がセカンダリシャフト13に結
合されており、また、該遊星歯車機構50のエンジン側
に、上記直結ギア列90の第2ギア92とセカンダリシ
ャフト13を連結もしくは切断するCVT直結モードク
ラッチ70が介設されている。
【0034】そして、上記セカンダリシャフト13のエ
ンジン側の端部に、第1,第2ギア4a,4bとアイド
ルギア4cにより構成された出力ギア列4を介してディ
ファレンシャル装置5が連結されており、このディファ
レンシャル装置5から左右に延びる駆動軸6a,6bを
介して左右の駆動輪に動力を伝達するようになってい
る。
【0035】図2はIVT10の電子制御構成を示すブ
ロック図であり、入力情報に基づいて制御指令を出力す
るIVTコントローラ14には、車速センサ15による
検出車速とアクセル操作量センサ16によるアクセル操
作量から車両の目標駆動力を決定する目標駆動力決定部
14a(目標駆動力決定手段)と、目標駆動力と車速セ
ンサ15による検出車速とから変速比無限大無段変速機
10の目標入力軸回転速度を決定する目標IVT入力軸
回転速度決定部14b(目標入力軸回転速度決定手段)
と、目標駆動力と、車両重量と、路面勾配検出装置17
からの路面勾配と、ブレーキ操作量検出装置18からの
ブレーキ操作量と、から仮想車速を演算する仮想車速演
算部14c(仮想車速演算手段)と、目標IVT速度比
決定部14eへ出力する信号を、仮想車速演算部14c
からの仮想車速と車速センサ15からの検出車速とを切
り替える車速信号切替部14d(車速信号切替手段)
と、車速信号切替部14dからの車速信号と目標入力回
転速度とから変速比無限大無段変速機10の目標速度比
を決定する目標IVT速度比決定部14e(目標速度比
決定手段)と、決定された目標速度比を得る指令を変速
比無限大無段変速機10に設けられた図外のステップモ
ータ(速度比制御アクチュエータ)に出力するIVT速
度比制御部14f(速度比制御手段)とを備えている。
【0036】次に、図3に示すIVT速度比特性(縦軸
をIVT速度比=1/IVT変速比=出力軸回転速度/
入力軸回転速度とし、横軸をCVT変速比とする。)に
ついて説明する。
【0037】変速比無限大無段変速機10は、動力循環
モードクラッチ60の締結とCVT直結モードクラッチ
70の解放により、IVT変速比が無限大(IVT速度
比=0)のGNPを含んで動力を伝達する動力循環モー
ドと、CVT直結モードクラッチ70の締結と動力循環
モードクラッチ60の解放により、トロイダルCVT2
0,30の出力に応じて動力を伝達するCVT直結モー
ドとを有し、両モードはIVT速度比が一致する回転同
期点(RSP;モード切換点ともいう)等で切り換えら
れる。
【0038】上記動力循環モードの場合、遊星歯車機構
50のピニオンキャリヤ51は、動力循環モードクラッ
チ60の締結により入力回転速度が動力循環ギア列80
により減速された一定回転速度で回り、サンギア52は
CVT変速比の変化に応じて回転速度が変わり、リング
ギア53の回転はIVT10の出力軸回転となる。よっ
て、図3に示すように、動力循環モードでは、CVT変
速比がハイからローへ変化するのに応じて、IVT速度
比は、後退→中立→前進となる。
【0039】また、CVT直結モードの場合、遊星歯車
機構50のピニオンキャリヤ51は動力循環モードクラ
ッチ60の解放により自由に回転でき、リングギア53
はCVT直結モードクラッチ70の締結によりサンギア
52と結合し、同一の回転速度で回転する。よって、図
3に示すように、CVT直結モードでは、CVT変速比
がローからハイへ変化するのに応じて、IVT速度比
は、前進方向のロー→ハイとなる。
【0040】次に、作用を説明する。
【0041】[速度比制御処理]図4はIVTコントロ
ーラ14で行われる速度比制御処理の流れを示すフロー
チャートで、以下、各ステップについて説明する。これ
は、例えば10ms周期で繰り返し演算されるものであ
る。
【0042】step1では、目標駆動力:tFd、目
標IVT入力回転速度:tNin、ブレーキ液圧:P
b、路面勾配:θ、検出車速:Vspが読み込まれる。
ここで、路面勾配θは、例えば一般に知られている傾斜
センサの出力である。また、目標駆動力tFdは、図5
に示すように、車速センサ15による検出車速Vsp
と、アクセル操作量センサ16によるアクセル操作量A
PSから決定される。また、目標IVT入力回転速度t
Ninは、図6に示すように、目標駆動力tFdと、車
速センサ15による検出車速Vspとから決定される。
【0043】step2では、検出車速Vspが0、か
つ、ブレーキ液圧Pbが所定値Pb0(例えば0.5MP
a)より大きいかどうかが判定される。YESの場合に
はstep4ヘ、NOの場合にはstep3へ分岐す
る。
【0044】step3では、仮想加速度:vAccが
次式により演算される。 vAcc=(tFd一Fbrk−Mv×g×sinθ−
FRL)/Mv ここで、Fbrkはブレーキ力で、次式により演算す
る。 Fbrk=Kb×Pb Kbはブレーキ液圧をブレ一キ力に換算する係数で、例
えば800である。また、Mvは車両重量であり、例え
ば1500kgである。gは重力加速度である。FRL
は路面抵抗であり、例えば220Nである。
【0045】step4では、仮想車速vVspが0に
設定され、step15へ進む。
【0046】step5では、仮想車速vVspが次式
により演算される。 vVsp=vVsp(−1)+vAcc×dt vVsp(−1)は、1演算周期前の仮想車速vVsp
であり、dtは本フローの演算周期であり、例えば10
msである。
【0047】step6では、仮想車速vVspが所定
値:vVspH(例えば2km/h)より小さいかどう
かが判定される。vVsp<vVspHの場合はste
p8ヘ進み、vVsp≧vVspHの場合はstep7
へ進む。
【0048】step7では、仮想車速vVspとして
所定値vVspHが設定される。
【0049】step8〜step24は、IVT出力
軸回転速度計算用の車速の切り替えを判断し、切り替え
条件成立時に仮想車速vVspと検出車速Vspとを段
階的に切り換える処理を行うものである。
【0050】step8では、検出車速Vspが所定
値:Vsp0(例えば2km/h)より小さいかどうか
が判定される。Vsp<Vsp0の場合はstep9ヘ
進み、Vsp≧Vsp0の場合はstep17へ分岐す
る。
【0051】step9では、前回のこのフローチャー
トの処理時にVsp<Vsp0が成立していたかどうか
を示すフラグ:fVspが0であるか、または、仮想車
速vVspと検出車速Vspとの段階的切り替え処理を
実行中かどうかを示すフラグ:fVtrnが1であるか
どうかが判定される。少なくともfVsp=0と、fV
trn=1のどちらか一方が成立している場合は、st
ep10ヘ進み、そうでない場合はstep15へ分岐
する。
【0052】step10では、仮想車速vVspと検
出車速Vspとの加重平均係数:aの値を所定値:da
だけ増加させる。ここで、0≦a≦1,da>0で、例
えばda=0.01である。
【0053】step11では、仮想車速vVspと検
出車速Vspとの加重平均を演算し、IVT出力軸回転
速度演算用車速Vに加重平均値が設定される。
【0054】step12では、加重係数aが1以上と
なったかどうか、即ち段階的切り替えが終了したかどう
かが判定される。a≧1の場合はstep13ヘ進み、
そうでない場合はstep14へ分岐する。
【0055】step13では、段階的切り替え処理を
実行中かどうかを示すフラグfVtrnが0に設定され
る。
【0056】step14では、段階的切り替え処理を
実行中かどうかを示すフラグfVtrnが1に設定され
る。
【0057】step15では、IVT出力軸回転速度
演算用車速Vとして仮想車速vVspが設定されると共
に、加重平均係数aに1が設定される。
【0058】step16では、今回のこのフローチャ
ートの処理でVsp<Vsp0が成立していたことを示
すフラグfVspが1に設定される。
【0059】step17では、前回のこのフローチャ
ートの処理時にVsp<Vsp0が成立していたかどう
かを示すフラグfVspが1であるか、または、仮想車
速vVspと検出車速Vspとの段階的切り替え処理を
実行中かどうかを示すフラグfVtrnが1であるかど
うかが判定される。少なくともどちらかが1の場合はs
tep18ヘ進み、そうでない場合はstep23へ分
岐する。
【0060】step18では、仮想車速vVspと検
出車速Vspとの加重平均係数:aの値が所定値:da
だけ減少される。ここで、0≦a≦1,da>0で、例
えばda=0.01である。
【0061】step19では、仮想車速vVspと検
出車速Vspとの加重平均が演算され、IVT出力軸回
転速度演算用車速Vに加重平均値が設定される。
【0062】step20では、加重係数aが0以上と
なったかどうか、即ち段階的切り換えが終了したかどう
かが判定される。a≦0の場合はstep21ヘ進み、
そうでない場合はstep22へ分岐する。
【0063】step21では、段階的切り替え処理を
実行中かどうかを示すフラグfVtrnが0に設定され
る。
【0064】step22では、段階的切り替え処理を
実行中かどうかを示すフラグfVtrnが1に設定され
る。
【0065】step23では、IVT出力軸回転速度
演算用車速Vとして検出車速Vspが設定されると共
に、加重平均係数aが0に設定される。
【0066】step16では、今回のこのフローチャ
ートの処理でVsp<Vsp0が成立していたことを示
すフラグfVspが0に設定される。
【0067】step25では、IVT出力軸回転速
度:Noutが次式により演算される。 Nout=V×Kv Kvは車速をIVT出力軸回転速度に変換する係数で、
タイヤ半径:R、ファイナルギア比:Gfから次式で求
めることができる。 Kv=Gf/R step26では、IVT目標速度比:tSRが次式に
より演算される。 tSR=Nout/tNin step27では、IVT目標速度比:tSRがIVT
速度比制御部14fに出力される。
【0068】以上で1サイクルの演算を終了する。な
お、vVspHやVsp0は、例えばアクセル操作量や
目標駆動力に応じて、例えばアクセル操作量や目標駆動
力が大きくなるとvVspHやVsp0も大きくなるよ
うに設定することも可能である。また、daは、例えば
vVspとVspとの差に応じて、例えば差が大きくな
るとdaが小さくなるように設定することも可能であ
る。
【0069】[発進加速時の速度比制御作用]図7は本
発明によらない場合の発進加速時における各種状態量の
時間的変化を示すタイムチャートである。車速0の時に
アクセルが操作され、目標駆動力が上昇し、それに伴い
目標IVT入力回転速度が上昇しても、車速が0である
ため目標IVT速度比は0となり、従って実速度比も0
のままとなり、結局、車速は0のままとなる。このと
き、実入力回転速度がどのように変化しても実速度比は
0である。
【0070】図8は実施の形態1の発明を適用した場合
の発進加速時における各種状態量の時間的変化を示すタ
イムチャ一トである。車速0の時にアクセルが操作さ
れ、目標駆動力が上昇すると仮想車速は上昇し、それに
伴い目標IVT速度比も上昇するので実速度比がそれに
応じて制御され、結果として車速が上昇する。
【0071】次に、効果を説明する。 (1) IVT出力軸回転速度演算用車速Vとして仮想車速
vVspが設定される場合は、仮想車速vVspと目標
IVT入力回転速度tNinとからIVT目標速度比t
SRを決定する構成としたため、車速ゼロでも目標駆動
力tFdに応じたIVT目標速度比tSRが決定される
ことで、車速ゼロでの駆動力制御を可能とすることがで
きる。 (2) step3において、目標駆動力tFdと、車両重
量Mvと、路面抵抗FRLと、ブレーキ力Fbrkと、
路面勾配θとから仮想加速度vAccを求め、step
5において、1演算周期前の仮想車速vVsp(−1)
に、仮想加速度vAccを用いた1演算周期での仮想車
速変化量を加算することで仮想車速vVspを求めるよ
うにしているため、路面抵抗FRLの大小や、ブレーキ
操作の有無や、路面勾配θにかかわらず、精度の高い仮
想車速vVspを演算することが可能となる。 (3) step8において、検出車速Vspが所定値Vs
p0より小さいかどうかが判定され、Vsp<Vsp0
の場合はstep9〜step16ヘ進み、IVT出力
軸回転速度演算用車速Vとして仮想車速vVspが設定
され、Vsp≧Vsp0の場合はstep17〜ste
p24へ進み、IVT出力軸回転速度演算用車速Vとし
て検出車速Vspが設定され、IVT出力軸回転速度演
算用車速Vと目標IVT入力回転速度tNinとからI
VT目標速度比tSRを決定する構成としたため、車速
ゼロの近傍では仮想車速vVspを用いてIVT目標速
度比tSRが決定され、ある程度車速が上がると実車速
である検出車速Vspを用いてIVT目標速度比tSR
が決定されるため、広い車速領域で精度の高いIVT目
標速度比tSRを決定することが可能となる。 (4) step11及びstep19において、IVT出
力軸回転速度演算用車速Vを仮想車速vVspと検出車
速Vspとの加重平均の演算により設定し、仮想車速v
Vspと検出車速Vspとの切り替え時、その変化量が
所定値以下とされるため、仮想車速vVspと検出車速
Vspとの車速信号の切り替え時、IVT目標速度比t
SRの急変を防止することが可能となる。 (5) step6において、仮想車速vVspが所定値v
VspHより小さいかどうかが判定され、vVsp≧v
VspHの場合はstep7において、仮想車速vVs
pとして所定値vVspHが設定されるというように、
仮想車速vVspの上限値を所定値vVspHとする構
成としたので、何らかの原因で実車速が上昇しない場合
にも仮想車速vVspのみが上昇を続けることを防止す
ることができる。よって、IVT目標速度比演算に用い
る車速を仮想車速vVspから検出車速Vspに切り替
える際、両車速vVsp,Vspの差が無意味に大きく
なることを防止でき、結果としてIVT目標速度比tS
Rの急変を防止することが可能となる。 (6) step2において、検出車速Vspが0、かつ、
ブレーキ液圧Pbが所定値Pb0より大きいかどうかが
判定され、YESの場合にはstep4ヘ進み、仮想車
速vVspが0とされるため、ブレ一キを操作して停車
している場合にはIVT目標速度比tSRを0とするこ
とが可能となる。
【0072】(他の実施の形態)以上、実施の形態1に
より説明してきたが、具体的な構成は、この実施の形態
1に限られるものではない。
【0073】実施の形態1では、目標駆動力tFdと、
車両重量Mvと、路面抵抗FRLと、ブレーキ力Fbr
kと、路面勾配θとから仮想加速度vAccを求め、こ
の仮想加速度vAccから仮想車速vVspを求める好
ましい例を示したが、少なくとも目標駆動力tFdと、
車両重量Mvに基づいて仮想車速vVspを求めるもの
であれば請求項1に記載の発明に含まれる。
【0074】例えば、目標駆動力tFdと、車両重量M
vと、路面抵抗FRLとから仮想加速度vAccを求
め、この仮想加速度vAccから仮想車速vVspを求
めるようにしても良い。この場合、路面抵抗FRLの大
小にかかわらず、精度の高い仮想車速を演算することが
可能となる(請求項2記載の発明)。
【0075】また、目標駆動力tFdと、車両重量Mv
と、路面抵抗FRLと、ブレーキ力Fbrkに基づいて
仮想車速vVspを求めるようにしても良い。この場
合、ブレーキ操作時にも精度の高い仮想車速を演算する
ことが可能となる(請求項3記載の発明)。
【0076】また、目標駆動力tFdと、車両重量Mv
と、路面抵抗FRLと、路面勾配θに基づいて仮想車速
vVspを求めるようにしても良い。この場合、坂道な
どにおいても精度の高い仮想車速を演算することが可能
となる(請求項4記載の発明)。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の変速制御装置が適用された変速
比無限大無段変速機の機械的構成を示す骨子図である。
【図2】実施の形態1の変速比無限大無段変速機におけ
る変速制御システムを示す制御ブロック図である。
【図3】実施の形態1の変速比無限大無段変速機におけ
るIVT速度比特性を示す図である。
【図4】実施の形態1のIVTコントローラで行われる
速度比制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】アクセル操作量をパラメータとする車速に対す
る目標駆動力特性図である。
【図6】目標駆動力をパラメータとする車速に対する目
標IVT入力回転速度特性図である。
【図7】本発明によらない場合の、発進加速時の各種状
態量の時間的変化を示すタイムチャートである。
【図8】本発明を適用した場合の、発進加速時の各種状
態量の時間的変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 出力軸 3 トーショナルダンパ 4 出力ギア列 4a 第1ギア 4b 第2ギア 4c アイドルギア 5 ディファレンシャル装置 6a,6b 駆動軸 10 変速比無限大無段変速機(IVT) 11 インプットシャフト 12 プライマリシャフト 13 セカンダリシャフト 14 IVTコントローラ 14a 目標駆動力決定部(目標駆動力決定手段) 14b 目標IVT入力軸回転速度決定部(目標入力軸
回転速度決定手段) 14c 仮想車速演算部(仮想車速演算手段) 14d 車速信号切替部(車速信号切替手段) 14e 目標IVT速度比決定部(目標速度比決定手
段) 14f IVT速度比制御部(速度比制御手段) 15 車速センサ(車速検出手段) 16 アクセル操作量センサ 17 路面勾配検出装置 18 ブレーキ操作量検出装置 20 第1無段変速機構(第1トロイダルCVT) 21 入力ディスク 22 出力ディスク 23 パワーローラ 30 第2無段変速機構(第2トロイダルCVT) 31 入力ディスク 32 出力ディスク 33 パワーローラ 34 一体化出力ディスク 40 ローディングカム 50 遊星歯車機構 51 ピニオンキャリヤ 52 サンギア 53 リングギア 60 動力循環モードクラッチ 70 CVT直結モードクラッチ 80 動力循環ギア列 81 第1ギア 82 第2ギア 83 アイドルギア 90 直結ギア列 91 第1ギア 92 第2ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:52 F16H 59:52 59:54 59:54 59:66 59:66 63:06 63:06 Fターム(参考) 3J552 MA09 MA26 MA29 NA01 NB01 PA20 PA31 PA54 RA20 RB02 RB03 RB20 RB22 RB23 RB26 SA47 SB02 TA10 TB11 VA32W VA32Y VA74W VA74Y VB01W VB04W VB08W VB09W VB20W VD02Z VD11W VE03W VE04W VE05W

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機に連結されると共に、変速比が無
    限大を含んで連続的に変更可能な変速比無限大無段変速
    機と、 車両の目標駆動力を決定する目標駆動力決定手段と、 前記変速比無限大無段変速機の目標入力軸回転速度を決
    定する目標入力軸回転速度決定手段と、 少なくとも前記目標駆動力と、車両重量とから仮想車速
    を演算する仮想車速演算手段と、 該仮想車速と前記目標入力軸回転速度とから目標速度比
    を決定する目標速度比決定手段と、 決定された目標速度比を得る指令を前記変速比無限大無
    段変速機の速度比制御アクチュエータに出力する速度比
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする変速比無限大無段変速機
    の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変速比無限大無段変速
    機の変速制御装置において、 前記仮想車速演算手段は、目標駆動力と、車両重量と、
    路面抵抗とから仮想加速度を演算する仮想加速度演算部
    と、該仮想加速度から仮想車速を求める仮想車速演算部
    を有する手段であることを特徴とする変速比無限大無段
    変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の変速比無限大無段変速
    機の変速制御装置において、 前記仮想車速演算手段は、目標駆動力と、車両重量と、
    路面抵抗と、ブレーキ操作量検出値とから仮想車速を演
    算する手段であることを特徴とする変速比無限大無段変
    速機の変速制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の変速比無限大無段変速
    機の変速制御装置において、 前記仮想車速演算手段は、目標駆動力と、車両重量と、
    路面抵抗と、路面勾配検出値とから仮想車速を演算する
    手段であることを特徴とする変速比無限大無段変速機の
    変速制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載の変速比無
    限大無段変速機の変速制御装置において、 前記仮想車速演算手段からの仮想車速と車速検出手段か
    らの検出車速とを切り替える車速信号切替手段を設け、 前記目標速度比決定手段は、検出車速が所定値未満の時
    は仮想車速と目標入力回転速度から目標速度比を決定
    し、検出車速が所定値以上の場合は検出車速と目標入力
    回転速度とから目標速度比を決定する手段であることを
    特徴とする変速比無限大無段変速機の変速制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の変速比無限大無段変速
    機の変速制御装置において、 前記車速信号切替手段は、仮想車速と検出車速との切り
    替え時、その変化量を所定値以下とする手段であること
    を特徴とする変速比無限大無段変速機の変速制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の変速比
    無限大無段変速機の変速制御装置において、 前記車速信号切替手段は、仮想車速に上限値を設ける手
    段であることを特徴とする変速比無限大無段変速機の変
    速制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7に記載の変速比無
    限大無段変速機の変速制御装置において、 前記仮想車速演算手段は、車速検出手段による検出車速
    が0であり、かつ、ブレーキ操作が検出されている場合
    には仮想車速を0とする手段であることを特徴とする変
    速比無限大無段変速機の変速制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016028205A (ja) * 2014-07-08 2016-02-25 本田技研工業株式会社 車両用無段変速機

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