JP2002138941A - 波浪エネルギーの回収方法及び装置 - Google Patents

波浪エネルギーの回収方法及び装置

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JP2002138941A
JP2002138941A JP2000338719A JP2000338719A JP2002138941A JP 2002138941 A JP2002138941 A JP 2002138941A JP 2000338719 A JP2000338719 A JP 2000338719A JP 2000338719 A JP2000338719 A JP 2000338719A JP 2002138941 A JP2002138941 A JP 2002138941A
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telescopic cylinder
energy recovery
wave energy
recovery device
wave
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Yoichi Nishide
洋一 西出
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、波浪エネルギーを効率よく回
収する。 【解決手段】 水面S上に3以上の浮体34を浮かべ、
これら浮体34同士を伸縮シリンダ32を介して連結す
る。前記水面Sでの波浪による前記浮体34同士の相対
運動によって前記各伸縮シリンダ32を伸縮させ、この
伸縮により各伸縮シリンダ32から出力される流体圧を
回収して電気エネルギー等に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海洋等における水
面上で発生する波浪のエネルギーを効率よく回収するた
めの方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、波浪エネルギーを回収するための
方法及び装置として、次のようなものが知られている。
【0003】A)水平軸回りに揺動可能な揺動部材をケ
ーソンに支持し、波による前記揺動部材の揺動エネルギ
ーを伸縮シリンダによって流体圧エネルギーに変換する
(実開昭57−162969号マイクロフィルム)。
【0004】B)一対の舟形構造物の間に前後一対の浮
体を配し、各浮体を各船形構造物にリンク機構を介して
連結し、各浮体の運動に伴うリンク機構の運動のエネル
ギーを回収する(実開昭58−122791号マイクロ
フィルム)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】A)の技術は、単一の
揺動部材の揺動エネルギーを回収するものであるため、
揺動部材が大型であるわりには回収できるエネルギーが
少なく、効率が低い。特に、水面上が穏やかで波浪が小
さい時にはほとんどエネルギーの回収が望めない。
【0006】これに対してB)の技術は、複数の浮体を
用いるものであって、単一の浮体を用いる場合よりもエ
ネルギーの回収量は増えるが、波浪による各浮体の運動
エネルギーを各浮体ごとに個別に回収するだけなので、
浮体の個数を増やしてもそれにより得られる回収エネル
ギーは当該浮体の増加分だけ単純に増えるに過ぎない。
すなわち、浮体を増やすことによる相乗効果は全く期待
できない。従って、前記浮体の個数を増やして設備を大
掛かりにしてもそれによって得られるエネルギーの増加
分は少なく、A)と同様に飛躍的なエネルギー回収効率
の向上は望めない。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑み、簡単な構造
で波浪エネルギーを効率よく回収することができる方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】水面に波浪が生じたと
き、その水位は水平位置によって大きく変化する。従っ
て、複数の浮体を並べて浮かべた水面上に波浪が生じた
時、個々の浮体が運動することはもちろんのこと、それ
以上に浮体同士の激しい相対運動が生ずることになる。
【0009】本発明は、このような浮体同士の激しい相
対運動のエネルギーに着目してなされたものであり、水
面上に3以上の浮体を浮かべてこれら浮体同士を伸縮シ
リンダを介して連結し、前記水面での波浪による前記浮
体同士の相対運動によって前記各伸縮シリンダを伸縮さ
せ、この伸縮により各伸縮シリンダから出力される流体
圧を回収する波浪エネルギーの回収方法である。
【0010】また本発明は、水面上に浮かべられる3以
上の浮体と、これらの浮体同士を連結する伸縮シリンダ
とを備え、これらの伸縮シリンダの伸縮により当該伸縮
シリンダから流体圧が出力されるように構成されている
波浪エネルギーの回収装置である。
【0011】これらの構成によれば、水面上に浮かぶ3
以上の浮体同士の間にエネルギー回収用の伸縮シリンダ
が介在しているため、波浪による各浮体同士の激しい相
対運動のエネルギーが各伸縮シリンダによって回収され
る。従って、各浮体の運動エネルギーを個別に回収する
のみの従来技術(すなわち浮体同士の相対運動のエネル
ギーは回収しない従来技術)に比べ、より効率の高いエ
ネルギー回収が実現される。
【0012】前記装置では、各浮体の下方に配置される
床部を有する支持部材と、この支持部材の床部と前記各
浮体とを上下方向に連結する伸縮シリンダとを備え、こ
れらの伸縮シリンダの伸縮により当該伸縮シリンダから
流体圧が出力されるように構成されていることが、より
好ましい。
【0013】この構成によれば、各浮体がその下方の床
部に伸縮シリンダを介して拘束されているため、この伸
縮シリンダによっても各浮体のエネルギーを有効に回収
することができる。また、前記床部が浮体の下方にいわ
ゆる浅瀬を形成するため、当該床部がない場合よりも各
浮体を揺り動かす波のエネルギーを大きくすることがで
きる。
【0014】この効果は、前記床部が前記水面と略平行
な平面状の床面を有する場合に、より顕著となる。
【0015】前記床部は単独でもよいが、水面下に配せ
られる第1床部材と、この第1床部材と前記各浮体との
間に配せられる第2床部材と、これら第1床部材と第2
床部材との間及び第2床部材と各浮体との間にそれぞれ
介設される伸縮シリンダとを備え、これらの伸縮シリン
ダの伸縮により当該伸縮シリンダから流体圧が出力され
るように構成したものが、より好ましい。
【0016】この構成によれば、水面上の波のエネルギ
ーだけでなく、水面下の流れについても、その流れによ
る第1床部材と第2床部材との相対運動(特に上下運
動)を利用して両床部材間の伸縮シリンダからエネルギ
ーを効率良く回収することができる。また、第2床部材
の上下運動により、この第2床部材と各浮体との間に介
在する伸縮シリンダの伸縮も顕著となり、より効率の高
いエネルギー回収ができる。
【0017】また、前記支持部材の内部に各伸縮シリン
ダから出力される流体圧を集める集圧室を形成すれば、
支持部材の内部空間を利用したコンパクトな構造で流体
圧の回収ができる。
【0018】前記支持部材は、さらに、各浮体の上方に
配置される上側支持部を有し、この上側支持部と前記各
浮体との間に伸縮シリンダが介設され、これらの伸縮シ
リンダの伸縮により当該伸縮シリンダから流体圧が出力
されるように構成されているのが、より好ましい。
【0019】この構成により、波浪で揺れる浮体と上側
支持部との相対運動についてもそのエネルギーを流体圧
として回収でき、効率がさらに高まる。
【0020】さらに、前記上側支持部を支持部材の本体
に対して昇降可能に構成すれば、例えば波が強すぎて伸
縮シリンダや浮体に破損のおそれがある場合などに、各
浮体と床部とを切り離して上側支持部を上昇させること
により、この上側支持部と一体に各浮体を一斉に水面か
ら上方へ撤去することができる。
【0021】本発明では、前記各浮体よりも波浪方向下
流側の位置で波を止める止波壁が設けられているのが、
より好ましい。この構成によれば、各浮体が浮かぶ領域
を過ぎた波が前記止波壁ではね返り、反射波として再び
各浮体を揺り動かすので、さらに効率の高いエネルギー
回収ができる。
【0022】ここで、前記止波壁を開閉可能にすれば、
波が非常に強いときや、逆に波がほとんどなくて潮流を
利用したい場合には、前記止波壁を開いて水の流れを素
通りさせることができる。
【0023】本発明では、さらに、前記各浮体よりも波
浪方向上流側の位置で水面上に浮かべられ、かつ、前記
支持部材にその波浪方向に沿って移動可能となるように
連結される受波浮体と、この受波浮体と前記各浮体のう
ちのいずれかの浮体とを連結する伸縮シリンダとを備
え、この伸縮シリンダの伸縮により当該伸縮シリンダか
ら流体圧が出力されるように構成するのが、より好まし
い。
【0024】この構成によれば、装置に向かって押し寄
せる波がまず前記受波浮体に当たり、その衝撃力で当該
受波浮体が急速に後退することにより、この受波浮体と
その後方の浮体との間に介在する伸縮シリンダが急速に
収縮するため、この伸縮シリンダから高い流体圧を取り
出すことができる。
【0025】本発明において、前記各浮体を支持する支
持部材は水底等に固設されたものでもよいが、この支持
部材自体が水面上に浮かぶように構成すれば、その水位
にかかわらず常に各浮体を水面に対して好適な相対高さ
位置(すなわち水面上に浮体が浮かぶ高さ位置)に保持
することができる。
【0026】この場合、前記支持部材の外側にバランス
調節用浮体を張り出せば、支持部材の傾斜を抑制してそ
の浮遊状態を安定させることができる。
【0027】また、複数の支持部材が水平面上に並べて
浮かべられるとともに、これらの支持部材同士の間に伸
縮シリンダが介設され、これらの伸縮シリンダの伸縮に
より当該伸縮シリンダから流体圧が出力されるように構
成すれば、各支持部材での浮体の動きだけでなく、波浪
による支持部材同士の相対運動のエネルギーも回収する
ことができる。
【0028】また本発明は、以上記した波浪エネルギー
の回収装置と、この回収装置で生成される流体圧を回収
する集圧タンクと、この集圧タンクに回収された流体圧
を電気エネルギーに変換するエネルギー変換装置とを備
えた波浪エネルギーの回収システムである。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図14に基づいて説明する。
【0030】図1において、複数のエネルギー回収ブロ
ック(本発明にいう支持部材;以下、単に「ブロック」
と称する。)10が波浪方向と略直交する方向に並べて
浮かべられており、適当なブロック10が錨で水底につ
ながれている。また、各ブロック10同士の間にはエネ
ルギー回収用の伸縮シリンダ12が介設されている。
【0031】なお、本願の図面では各伸縮シリンダを便
宜上菱形のマークで表示する。また、各伸縮シリンダ1
2の構造については後に詳述する。
【0032】各ブロック10の構造の詳細を図2〜図9
に示す。
【0033】各ブロック10は、水面下に配される矩形
平板状の第1床タンク14を備え、この第1床タンク1
4の左右両縁部上にバランス用タンク16が立設される
とともに、同第1床タンク14の後縁部上には背壁18
が立設されている。
【0034】前記第1床タンク14の上方において、前
記両バランス用タンク16及び背壁18で囲まれた領域
には、前記第1床タンク14よりも一回り小さい矩形平
板状の第2床タンク36が第1床タンク14と略平行な
状態で水面下に配され、この第2床タンク36と第1床
タンク14との間に上下方向に伸縮可能なエネルギー回
収用の伸縮シリンダ32が介設されている。この伸縮シ
リンダ32の構造についても後に詳述する。
【0035】なお、前記第2床タンク36の後端には、
この第2床タンク36と背壁18との間を塞ぐようにゴ
ム板からなる弁体47が固定されている。この弁体47
は、第2床タンク36の下方から当該第2床タンク36
と背壁18との間を上向きに流れる水の力によって上向
きに撓み変形し(図9実線)、この撓み変形によって前
記上向きの流れを許容する一方、下向きの流れは規制す
るように構成されている。
【0036】前記両床タンク14,36及びバランス用
タンク16は中空状であり、それ自体が水面S上に浮か
ぶ浮体として構成されている。また、第2床タンク36
の上面は水面Sと平行な床面を構成している。
【0037】各バランス用タンク16上には複数本の支
柱20が立てられる一方、背壁18の左右両端部の上面
にはチャンネル(コ字状断面をもつ鋼材)からなる支柱
21が立てられ、これら支柱21同士の間にはH型鋼か
らなる支柱22が立てられている。これら支柱20〜2
2によって中空の作業室24が下から支えられるととも
に、この作業室24の上に制御室26が設置されてい
る。
【0038】前記作業室24内の四隅には図略のウイン
チが設置され、各ウインチから下方に引き出された索体
(例えばチェーン)28の下端に矩形状の天板(上側支
持部)30の四隅がつながれている。すなわち、天板3
0は前記ウインチから索体28を介して吊り下げ支持さ
れており、各ウインチの作動によって適宜昇降可能とな
っている。そして、この天板30の周縁部が金具29を
介して支柱20の中間部に着脱可能に連結されるように
なっている。すなわち、天板30は適当な高さ位置(図
2などに示す位置)で支柱20側に係止されるようにな
っている。
【0039】以上のように構成されたブロック10にお
いて、その天板30と第2床タンク36との間の空間
に、多数の浮体34が縦横に配列された状態で設けられ
ている。
【0040】これらの浮体34は、中空状をなし、その
上端及び下端がそれぞれ前記天板30及び第2床タンク
36に伸縮シリンダ32を介して連結されている。ま
た、浮体34同士も伸縮シリンダ32を介して水平方向
に連結され、左右両外側の浮体34はバランス用タンク
16の内側に形成された突出部17に伸縮シリンダ32
を介して左右方向に連結されている。また、最後方の浮
体34は後部の支柱21,22に伸縮シリンダ32を介
して前後方向に連結されている。
【0041】前記各浮体34は、水面S上に浮かぶよう
にその重量が設定されており、かつ、これらの浮体34
がちょうど水面上に浮かぶ高さに位置決めされるよう
に、第1床タンク14及び第2床タンク36の浮力が設
定されるようになっている。その構成を図4及び図5に
示す。
【0042】図4に示すように、前記第1床タンク14
内は、左右一対の前記バランスタンク16と、前後一対
のバランスタンク14aと、これらのバランスタンク1
6及び14aに囲まれた複数の集圧室14bと、これら
集圧室14bのさらに内側に形成されたタンク中央の浮
力調節室14cとを有している。
【0043】前記バランスタンク16,14aは、その
中にエアが密封されて流体の出入りが無いものであり、
第1床タンク14を水平状態にバランスさせるためのも
のである。
【0044】集圧室14bには、前記各伸縮シリンダ3
2から出力される空気圧が集められる。
【0045】浮力調節室14cの底面には、互いに逆向
きの逆止弁37A,37Bが設けられ、浮力調節室14
c内とタンク周囲との間で水が往来できるように構成さ
れるとともに、同調節室14c内に給排管38を通じて
エアが給排されるようになっている。そして、前記給排
管38から浮力調節室14c内にエアが供給されること
により、その供給分だけ浮力調節室14c内の水が逆止
弁37Aを通じて室外へ押し出されてその分第1床タン
ク14の浮力が高まる一方、前記浮力調節室14c内が
給排管38を通じて排気されることにより、その分だけ
タンク周囲から逆止弁37Bを通じて浮力調節室14c
内に水が流入し、その分だけ第1床タンクの浮力が低下
するようになっている。
【0046】このエアの給排は、前記制御室26に設け
られたコンピュータによって制御されるようになってい
る。このコンピュータは、図略の液面センサから入力さ
れる液面レベル信号を読み込み、その液面レベルを当該
液面上で前記各浮体34が浮かぶようなレベルに保つよ
うにフィードバック制御する(すなわちエアの給排を調
節する)ように構成されている。
【0047】一方、図5に示すように、前記第2床タン
ク36内は、その外周部に形成された集圧室36aと、
その内側に形成されたタンク中央の浮力調節室36bと
を有し、集圧室14b内に前記各伸縮シリンダ32から
出力される空気圧が回収される一方、浮力調節室36b
の底面に互いに逆向きの逆止弁37A,37Bが設けら
れ、前記浮力調節室14cと同様、浮力調節室36b内
にエアが給排されることによって第2床タンク36の浮
力が制御可能に構成されている。
【0048】図7等に示すように、支柱21と支柱22
との間、及び支柱22同士の間には、開閉可能なシャッ
タ(止波壁)40が設けられている。各シャッタ40は
水平なH型鋼を上下につなぎあわせることにより構成さ
れ、前記作業室24内に設けられたウインチにより上方
へ巻き取られることにより支柱間を開放する一方、前記
ウインチにより巻き下げられることにより支柱間をふさ
ぐように構成されている。
【0049】ブロック10の前後には、バランス調節用
浮体46が張り出されている。詳しくは、前後の支柱2
0同士をつなぐ梁42の前後両端部に左右方向のピン4
3を介してアーム44の一端が回動可能に連結され、こ
のアーム44の他端に同じく左右方向のピン45を介し
て前記浮体46が回動可能に連結されている。そして、
これら前後の浮体46が水面S上に浮かべられることに
よって、ブロック10全体が前後に傾くことが抑止され
るようになっている。
【0050】なお、この構造において前記アーム44と
ブロック10との間にも伸縮シリンダ32を介在させて
アーム44の回動エネルギーを回収することがより好ま
しい。
【0051】次に、前記各伸縮シリンダ32の構造を図
10に示す。
【0052】伸縮シリンダ32のシリンダ本体2内に
は、一対のピストン4が装填され、各ピストン4から互
いに反対の向きにロッド6が延びている。各ロッド6の
先端部には、当該シリンダ32とこのシリンダを連結す
べき部材とを結合するためのピンが挿通されるピン挿通
孔7が形成されている。
【0053】シリンダ本体2内において、各ピストン4
の外側に形成された作動室3内は、逆止弁8Aを介して
大気に連通されるとともに、逆止弁8Bを介して前記各
床タンク14,36の集圧室14b,36aに接続され
ている。従って、この伸縮シリンダ32が収縮する際
に、各作動室3内が膨張して大気が逆止弁8Aを通じて
各作動室3内に吸入され、その後伸縮シリンダ32が膨
張する際に各作動室3内が圧縮されて当該作動室3内の
エアが逆止弁8Bを通じて前記集圧室14b,36aに
圧送される。このようにして伸縮シリンダ32の伸縮が
繰り返されることにより、各集圧室14b,36a内に
空気圧が貯められていくこととなる。
【0054】なお、ブロック10同士をつなぐ伸縮シリ
ンダ12の構造も、基本的に図10に示したものと同等
である。
【0055】また、本発明ではエネルギー回収用伸縮シ
リンダの具体的な構造を問わず、例えば単一のピストン
をもつ伸縮シリンダを用いるようにしてもよい。要は、
その伸縮によって流体圧を生成できるものであればよ
い。また、作動流体は空気に限らず、例えば油圧や水圧
に変換するものであってもよい。
【0056】図11は、前記各伸縮シリンダ12,32
が出力する空気圧を回収して電気エネルギーに変換する
システムを示したものである。
【0057】図示のように、各ブロック10中に設けら
れた伸縮シリンダ32の出力する空気圧は、当該ブロッ
ク10に設けられている床タンク14,32の集圧室1
4b,32aに一旦回収される。すなわち、各ブロック
10ごとに空気圧の回収が行われる。そして、これらブ
ロック10で回収された空気圧及びブロック10同士を
つなぐ伸縮シリンダ12の出力する空気圧が、共通の集
圧タンク70に集められる。
【0058】この集圧タンク70から抜き出される空気
圧によって膨張タービン72が駆動され、当該空気圧が
電気エネルギーに変換される。そして、この膨張タービ
ン72の排圧が各装置吸気口(伸縮シリンダ12,32
の吸気側につながる入口)へフィードバックされるとと
もに、前述した各浮力調節室14c,32bのエア供給
に活用される。
【0059】なお、前記膨張タービン72は単段でもよ
いし、例えば高圧、中圧、低圧の順に複数段の膨張ター
ビン72を直列に設置するようにしてもよい。
【0060】さらにこの装置では、図3等に示すよう
に、前記各ブロック10における浮体34のうちの最前
列の浮体34に、当該浮体34よりも前方の位置で水面
上に浮かべられる受波浮体48が連結機構50を介して
連結されている。
【0061】この連結機構50は、図11に示すよう
に、最前列の浮体34に取付けられた伸縮シリンダ32
と前記受波浮体48とをつなぐ3本のリンク51,5
2,53と、前側支柱20同士を左右につなぐ梁17の
下面に設けられたスライダ56とを備え、このスライダ
56は前記梁17に対して前後方向にスライド可能に取
付けられている。そして、このスライダ56と、前記リ
ンク51〜53のうちリンク51,52同士をつなぐピ
ン54との間に上下方向の伸縮シリンダ32が介設され
ている。
【0062】前記スライダ56の取付構造を図13
(a)(b)に示す。前記梁17の下面には、前方に開
口するケース60が固定され、このケース60内にブロ
ック状のスライダ56が前後方向にスライド可能に装填
されている。スライダ56の下面には突出部56aが形
成され、この突出部56aがピン58を介して伸縮シリ
ンダ32におけるロッド6の上端に連結されている。
【0063】一方、前記ケース60の底壁には、前記突
出部56aの通過を許容する前後方向の貫通溝62が形
成されるとともに、その奥方にスライダ56の後退位置
を規制するストッパ66が突設されている。さらに、ス
ライダ56の後端面とケース60の奥壁との間に圧縮コ
イルばね64が装填され、その弾発力によってスライダ
56が前方に付勢されている。
【0064】次に、この装置の作用を説明する。
【0065】各ブロック10の前方から押し寄せる波
は、まず第1波として先頭の受波浮体48に当たり(図
14(a)の矢印W1)、この受波浮体48さらにはこ
れにつながるスライダ56を圧縮コイルばね64の弾発
力に抗して強い力で後方にスライドさせる。このスライ
ドによってリンク51(図12)と最前列の浮体34と
の間に介在する伸縮シリンダ32が素早く収縮し、これ
により高い空気圧が同シリンダ32から出力される。ま
た、前記スライダ56の後退に伴ってリンク51,5
2,53が連鎖運動をし、リンク51,52同士をつな
ぐピン54が上昇することにより、このピン54とスラ
イダ56とをつなぐ伸縮シリンダ32も収縮して高い空
気圧を出力する。
【0066】前記各受波浮体48の間を抜けた波は、第
2波として浮体34が浮かぶ空間内に侵入する(図14
(a)の矢印W2)。この波によって各浮体34は上下
左右に素早く揺れるのに対し、ブロック10を構成する
各タンク14,16,36等の揺れは遅いので、その相
対運動によって前記各タンク14,16,36等と各浮
体34とをつなぐ伸縮シリンダ32(例えば各浮体34
の上下に設けられた伸縮シリンダ32や外側の浮体34
とタンク等とをつなぐ伸縮シリンダ32)が伸縮し、高
い空気圧を出力する。
【0067】さらに、各浮体34の動きはその浮体34
の浮かぶ位置によって大きく異なるため、浮体34同士
は激しく相対運動することになる。従って、これら浮体
34同士をつなぐ水平方向の伸縮シリンダ32も激しく
伸縮し、高い空気圧を出力する。
【0068】しかも、各浮体34の下方に設けられた第
2床タンク36の上面が、浅瀬を形成する床面の役割を
果たすため、当該床面がない場合に比べて各浮体34を
揺らす波のエネルギーはさらに大きくなる。
【0069】一方、水面下の流れに着目すると、その流
れは図9に示すように第2床タンク36の上下に分かれ
て大きな第2床タンク36を上下に揺らすため、この第
2床タンク36と第1床タンク14との相対的な上下運
動によって両床タンク36,14を結ぶ伸縮シリンダ3
2が伸縮するとともに、第2床タンク36と各浮体34
とを結ぶ伸縮シリンダ32の伸縮もより著しいものにな
る。従って、これらの伸縮シリンダ32からも効率良く
エネルギーが回収されることになる。
【0070】さらに、図9に示すように各支柱21,2
2,…間のシャッタ(止波壁)40を降ろしている場合
には、浮体34の浮かぶ領域を抜けた波や水面下での水
の流れが前記シャッタ40や背壁18に当たり、反射波
としても各浮体34を揺らすことになる(図9二点鎖線
及び図14(a)の矢印W3,W4)。これにより、波
浪エネルギーの回収効率はさらに高められることにな
る。
【0071】なお、波が強すぎて各伸縮シリンダ32に
破損のおそれがある場合や、逆に波がほとんどなくて潮
流を利用するような場合には、前記シャッタ40を上げ
て後方空間を開放するようにすればよい。また潮流を利
用する場合には、図14(a)に示すように各浮体34
を縦横に整列させて流れを素通りさせるよりも、同図
(b)に示すように浮体34を千鳥状に配して流れを複
雑にした方が、各浮体34から伸縮シリンダ32を通じ
てエネルギーを回収する効率がより高まる。
【0072】さらに、前記シャッタ40を開いても破損
等のおそれがあるほど波が強い場合には、各浮体34と
伸縮シリンダ32とを切り離し、かつ、天板30を支柱
20側に係止する金具29を取り外して作業室24内の
ウインチで天板30を巻き上げるようにすればよい。こ
れにより、当該天板30につながっている各浮体34を
一斉に引き上げてその破損などを事前に回避することが
できる。
【0073】本発明の第2の実施の形態を図15及び図
16に示す。
【0074】ここでは、複数の舟形タンク100が互い
に平行な状態で並べて浮かべられ、各舟形タンク100
の船先が波浪と対向するように向けられている。
【0075】各舟形タンク100の底部には下向きの突
出部100aが形成され、これら突出部100a同士の
間に底板102が介在するとともに、各底板102と突
出部100aとの間にエネルギー回収用の伸縮シリンダ
32が介設されている。各底板102の上方であって水
面下の高さ位置には、前記第1の実施の形態で示した第
2床タンク36と同等の構成をもつ床タンク103が設
けられ、この床タンク103と底板102との間に複数
の伸縮シリンダ32が介在している。
【0076】一方、各舟形タンク100の上方において
は、当該タンク100同士の間に天板104が配設され
ている。各天板104の端部は、伸縮シリンダ32を介
して下方の舟形タンク100の上面に連結されるととも
に、伸縮シリンダ32を介して隣接する天板104の端
部にも連結されている。また、左右両外側の天板104
の外側端部は、左右両外側の舟形タンク100の上面か
ら突出する突出部100bに伸縮シリンダ32を介して
連結されている。
【0077】そして、この天板104と前記床タンク1
03との間に、前記第1の実施の形態で示した浮体34
と同等の多数の浮体34が設けられている。各浮体34
は、下側の床タンク36に伸縮シリンダ32を介して連
結されるとともに、上側の天板104から垂下された支
持棒106の下端にも伸縮シリンダ32を介して連結さ
れている。また、浮体34同士も水平方向の伸縮シリン
ダ32を介して相互連結され、左右両外側の浮体34は
伸縮シリンダ32を介して前記舟形タンク100の側壁
に連結されている。
【0078】各舟形タンク100は中空状をなし、その
内部に、前記各伸縮シリンダ32から出力される空気圧
を回収する集圧室(図示せず)が形成されている。ま
た、各舟形タンク100の浮力は、前記各浮体34がち
ょうど水面S上で浮かぶ高さ位置に保持されるように設
定されている。
【0079】このような構成においても、波浪による浮
体34同士の相対運動のエネルギーや、舟形タンク10
0同士の相対運動のエネルギーを、各伸縮シリンダ32
から出力される空気圧として効率良く回収することがで
きる。
【0080】本発明にかかる波浪エネルギー回収装置の
用途は広く、発電装置その他のエネルギー回収装置とし
て使用できることは勿論のこと、多数のブロック10を
組み合わせることにより、大型プラント、エアターミナ
ル、漁業施設、海洋資源開発、海洋調査研究、洋上保安
保全、洋上生産工場、洋上生物研究、さらには波防施設
としても活用することができる。
【0081】図17は、前記ブロック10を組み合わせ
た洋上プラントの一例を示したものである。各ブロック
10の上には発電室・制御室26が設けられ、さらにそ
の上に、集圧タンク70やヘリポート74が設置されて
いる。
【0082】なお、本発明では各浮体の形状や具体的な
個数を問わない。また、これを支持する支持部材につい
ても、その形状は自由に設定が可能である。
【0083】また本発明において、床部は単独でもよ
く、例えば前記第2床タンク36や床タンク103を適
宜省略することも可能である。また、各浮体を支持する
支持部材を水底等に固設するようにしてもよい。この場
合、水位の変化によって支持部材及び浮体の高さ位置を
変化させる高さアジャスト装置を支持部材に付設するこ
とが好ましい。
【0084】
【発明の効果】以上のように本発明は、水面上に3以上
の浮体を浮かべてこれら浮体同士を伸縮シリンダを介し
て連結し、前記水面での波浪による前記浮体同士の相対
運動によって前記各伸縮シリンダを伸縮させ、この伸縮
により各伸縮シリンダから出力される流体圧を回収する
ようにしたものであるので、簡単な構造で波浪エネルギ
ーを効率よく回収することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる波浪エネルギー回収装置の全体
図である。
【図2】前記回収装置にかかる各ブロックの一部断面正
面図である。
【図3】前記ブロックの一部断面側面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2のB−B線断面図である。
【図6】図2のC−C線断面図である。
【図7】図2のD−D線断面図である。
【図8】前記ブロックの背面図である。
【図9】前記ブロックの下部構造の詳細断面図である。
【図10】前記エネルギー回収装置に設けられる各伸縮
シリンダの断面図である。
【図11】前記エネルギー回収装置における空気圧回収
及び発電システムを示す図である。
【図12】前記ブロックに設けられる受波浮体及びその
設置構造を示す一部断面側面図である。
【図13】(a)は図12に示すスライダの取付構造を
示す断面側面図、(b)はその一部断面正面図である。
【図14】(a)(b)は前記ブロックにおける浮体の
レイアウト例を示す模式平面図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態にかかるエネルギ
ー回収装置の平面図である。
【図16】図15の装置の正面図である。
【図17】本発明にかかるエネルギー回収装置を利用し
た洋上プラントの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 波浪エネルギー回収ブロック(支持部材) 12,32 伸縮シリンダ 14 第1床タンク(第1床部材) 14b 集圧室 30 天板(上側支持部) 34 浮体 36 第2床タンク(第2床部材) 36a 集圧室 40 シャッタ(止波壁) 46 バランス調節用浮体 48 受波浮体 50 連結機構 70 集圧タンク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水面上に3以上の浮体を浮かべてこれら
    浮体同士を伸縮シリンダを介して連結し、前記水面での
    波浪による前記浮体同士の相対運動によって前記各伸縮
    シリンダを伸縮させ、この伸縮により各伸縮シリンダか
    ら出力される流体圧を回収することを特徴とする波浪エ
    ネルギーの回収方法。
  2. 【請求項2】 水面上に浮かべられる3以上の浮体と、
    これらの浮体同士を連結する伸縮シリンダとを備え、こ
    れらの伸縮シリンダの伸縮により当該伸縮シリンダから
    流体圧が出力されるように構成されていることを特徴と
    する波浪エネルギーの回収装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の波浪エネルギーの回収装
    置において、前記各浮体の下方に配置される床部を有す
    る支持部材と、この支持部材の床部と前記各浮体とを上
    下方向に連結する伸縮シリンダとを備え、これらの伸縮
    シリンダの伸縮により当該伸縮シリンダから流体圧が出
    力されるように構成されていることを特徴とする波浪エ
    ネルギーの回収装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の波浪エネルギーの回収装
    置において、前記床部は前記水面と略平行な平面状の床
    面を有することを特徴とする波浪エネルギーの回収装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の波浪エネルギー
    の回収装置において、前記床部は、水面下に配せられる
    第1床部材と、この第1床部材と前記各浮体との間に配
    せられる第2床部材と、これら第1床部材と第2床部材
    との間及び第2床部材と各浮体との間にそれぞれ介設さ
    れる伸縮シリンダとを備え、これらの伸縮シリンダの伸
    縮により当該伸縮シリンダから流体圧が出力されるよう
    に構成されていることを特徴とする波浪エネルギーの回
    収装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれかに記載の波浪エ
    ネルギーの回収装置において、前記支持部材の内部に各
    伸縮シリンダから出力される流体圧を集める集圧室が形
    成されていることを特徴とする波浪エネルギーの回収装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の波浪エ
    ネルギーの回収装置において、前記支持部材は、各浮体
    の上方に配置される上側支持部を有し、この上側支持部
    と前記各浮体との間に伸縮シリンダが介設され、これら
    の伸縮シリンダの伸縮により当該伸縮シリンダから流体
    圧が出力されるように構成されていることを特徴とする
    波浪エネルギーの回収装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の波浪エネルギーの回収装
    置において、前記上側支持部が支持部材の本体に対して
    昇降可能に構成されていることを特徴とする波浪エネル
    ギーの回収装置。
  9. 【請求項9】 請求項3〜8のいずれかに記載の波浪エ
    ネルギーの回収装置において、前記各浮体よりも波浪方
    向下流側の位置で波を止める止波壁が設けられているこ
    とを特徴とする波浪エネルギーの回収装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の波浪エネルギーの回収
    装置において、前記止波壁が開閉可能であることを特徴
    とする波浪エネルギーの回収装置。
  11. 【請求項11】 請求項3〜10のいずれかに記載の波
    浪エネルギーの回収装置において、前記各浮体よりも波
    浪方向上流側の位置で水面上に浮かべられ、かつ、前記
    支持部材にその波浪方向に沿って移動可能となるように
    連結される受波浮体と、この受波浮体と前記各浮体のう
    ちのいずれかの浮体とを連結する伸縮シリンダとを備
    え、この伸縮シリンダの伸縮により当該伸縮シリンダか
    ら流体圧が出力されるように構成されていることを特徴
    とする波浪エネルギーの回収装置。
  12. 【請求項12】 請求項3〜11のいずれかに記載の波
    浪エネルギーの回収装置において、前記支持部材自体が
    水面上に浮かぶように構成されていることを特徴とする
    波浪エネルギーの回収装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の波浪エネルギーの回
    収装置において、前記支持部材の外側にバランス調節用
    浮体が張り出されていることを特徴とする波浪エネルギ
    ーの回収装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または13記載の波浪エネ
    ルギーの回収装置において、複数の支持部材が水平面上
    に並べて浮かべられるとともに、これらの支持部材同士
    の間に伸縮シリンダが介設され、これらの伸縮シリンダ
    の伸縮により当該伸縮シリンダから流体圧が出力される
    ように構成されていることを特徴とする波浪エネルギー
    の回収装置。
  15. 【請求項15】 請求項2〜14のいずれかに記載の波
    浪エネルギーの回収装置と、この回収装置で生成される
    流体圧を回収する集圧タンクと、この集圧タンクに回収
    された流体圧を電気エネルギーに変換するエネルギー変
    換装置とを備えたことを特徴とする波浪エネルギーの回
    収システム。
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