JP2002135781A - 画像符号化装置、画像復号装置、及びそれらの方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号装置、及びそれらの方法並びに記憶媒体

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JP2002135781A
JP2002135781A JP2000325590A JP2000325590A JP2002135781A JP 2002135781 A JP2002135781 A JP 2002135781A JP 2000325590 A JP2000325590 A JP 2000325590A JP 2000325590 A JP2000325590 A JP 2000325590A JP 2002135781 A JP2002135781 A JP 2002135781A
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Makoto Sato
眞 佐藤
Tomohiko Matsuura
友彦 松浦
Hiroyuki Arahata
弘之 新畠
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像をビットプレーン符号化或いはビット
プレーン復号する際に、ノイズを除去することでより高
い画質の画像を生成すること。 【解決手段】 符号列からLLサブバンドの係数を復元
し(S101)、LLサブバンドの係数値から下限ビッ
トプレーンを設定する(S103)。LL以外のサブバ
ンドから1つを選択し、このサブバンドに応じた符号列
から、ROIに含まれる量子化インデックスを復元する
(S104)。さらに非ROIに属する量子化インデッ
クスに対し、下限ビットプレーンの位置までのビットプ
レーンに対して復号処理する(S105,S106)。
次に、値が2^Bを超える量子化インデックスを下方向
にBビット分シフトし、復号されなかったビットには全
て0が設定され、全量子化インデックスに対して逆量子
化を行う(S107)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、画像データに対して符
号化を行う画像符号化装置、符号化データを復号し、画
像データを復元する画像復号装置、及びそれらの方法並
びに記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からX線による医療画像は撮像後フ
ィルムに現像され診断に用いられることが広く行われて
きた。しかし、近年のコンピュータの性能向上、記憶媒
体の大容量化等から医療画像を電子フォーマットとして
保存または伝送し、診断の用途に用いられることが行わ
れるようになってきている。
【0003】図15は医療画像を電子フォーマットとし
て扱う場合の一連の処理を行う画像処理装置の構成を示
したものである。同図において、画像入力装置1501
はX線撮像装置などの撮像装置であり、用途に応じたセ
ンサにより必要な画像を生成し出力する。ここで生成さ
れる画像は例えば縦横の画素数が各々2500画素、ま
たはそれ以上の解像度を持ち、各画素の精度は1画素あ
たり12ビットで表現されている。このように解像度が
高く、しかも画素精度が高い画像をそのままの形で保存
するためには大きな容量の記憶媒体が必要となるため、
必要に応じ、画像は圧縮符号化される。
【0004】図15における画像符号化装置1502は
このような画像を圧縮するために用いられ、入力した画
像を所定の方式により可逆または非可逆で圧縮符号化し
て出力する。ここで医療画像においては、その用途から
画像に含まれる情報を完全に保存する可逆圧縮が用いら
れることが多い。そのため圧縮符号化方式としては、例
えばISOおよびITU-Tにより勧告された圧縮符号化方式で
あるJPEGにおける可逆圧縮モードが用いられる。圧
縮符号化された画像信号は符号列として後続のファイル
出力装置1503に出力される。
【0005】ファイル出力装置1503は、画像符号化
装置1502により圧縮符号化された符号列に対し、診
断に必要な情報、例えば患者の氏名、撮像時の条件を追
加したファイルフォーマットに構成し、記憶・伝送装置
1504に対して出力する。記憶・伝送装置1504は
このようにして構成された所定のフォーマットを持つデ
ータをファイルとして記憶或いは他の装置に対して伝送
する。
【0006】ここで、記憶媒体としてはハードディス
ク、MOなどが用いられ、伝送に際してはネットワーク等
が用いられる。次にこのように記憶・伝送されたデータ
を表示する際には次のように処理が行われる。
【0007】記憶・伝送装置1504から出力されたフ
ァイルはファイル入力装置1505により読み込まれ、
必要な情報が抽出された後、符号列が後続の画像復号装
置1506に出力される。画像復号装置1506は入力
した符号化列を復号し、元の画像信号に再生して後続の
画像表示装置1507に対して出力する。画像表示装置
1507は入力した画像信号を表示し、表示された画像
は診断等の用途に用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した画像処理装置
において、画像入力装置1501には例えばX線を用い
た撮像装置が用いられることが多いが、被験者に与える
影響などから撮像時のX線量は少ないことが望ましい。
しかし、X線量を小さくすることにより撮像された画像
には量子ノイズが多く含まれることが知られており、こ
のような量子ノイズは画像表示装置1507により診断
を行う際の妨害となる。医療画像におけるこのような量
子ノイズを削減する方法としては、特開平09−212
623号公報に開示されているように、多重解像度解析
を応用したものがあるが、図15に示すような装置に組
み込むためには、ノイズ除去用の処理を別途付加する必
要があった。
【0009】本発明は以上の問題点に対して鑑みたもの
であり、画像をビットプレーン符号化或いはビットプレ
ーン復号する際に、ノイズを除去することでより高い画
質の画像を生成することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、例えば本発明の画像符号化装置は以下の構成を
備える。すなわち、画像データに対して離散ウェーブレ
ット変換を施すことで、周波数サブバンド毎の変換係数
を生成する変換手段と、前記変換係数のうち、一部のサ
ブバンドに含まれる変換係数群に基づいて注目領域を設
定する設定手段と、前記変換手段による変換係数のう
ち、前記注目領域に含まれる前記量子化インデックスを
所定のビット数シフトするビットシフト手段と、前記ビ
ットシフト手段により得られた各変換係数を2進表記し
た際、同じ位置のビットにより構成されるビットプレー
ンに対し、各々ビットプレーン符号化を施す符号化手段
とを備え、前記符号化手段は、前記一部のサブバンド内
の第1の変換係数群に基づいて、該サブバンド以外のサ
ブバンド内の第2の変換係数群の下限ビットプレーン位
置を特定し、前記第2の変換係数群を符号化する際には
前記下限ビットプレーン位置までをビットプレーン符号
化する。
【0011】本発明の目的を達成するために、例えば本
発明の画像符号化装置は以下の構成を備える。すなわ
ち、画像データに対して符号化を行う画像符号化装置で
あって、画像データに対して離散ウェーブレット変換を
施すことで、周波数サブバンド毎の変換係数を生成する
変換手段と、前記変換係数のうち、最低周波数サブバン
ドに含まれる変換係数群に基づいて注目領域を設定する
設定手段と、前記変換手段による変換係数に対して量子
化を行うことで量子化インデックスを生成すると共に、
当該量子化インデックスのうち、前記注目領域に含まれ
る前記量子化インデックスを所定のビット数シフトする
量子化手段と、前記量子化手段による量子化インデック
スを2進表記した際、同じ位置のビットにより構成され
るビットプレーンを用いてビットプレーン符号化を行う
符号化手段とを備え、前記符号化手段は、前記最低周波
数サブバンドに含まれる第1の変換係数群に基づいて、
前記最低周波数サブバンド以外のサブバンド内の第2の
変換係数群の下限ビットプレーン位置を特定し、前記第
2の変換係数群を符号化する際には前記下限ビットプレ
ーン位置までをビットプレーン符号化する。
【0012】本発明の目的を達成するために、例えば本
発明の画像符号化装置は以下の構成を備える。すなわ
ち、画像データに対して符号化を行う画像符号化装置で
あって、前記画像データに対して、離散ウェーブレット
変換を施すことで周波数サブバンド毎の変換係数を生成
する変換手段と、当該変換手段による各サブバンドを所
定のサイズを有する矩形領域に分割する分割手段と、最
低周波数サブバンド以外の注目周波数サブバンド内の矩
形領域に対応する、最低周波数サブバンド内の変換係数
群を特定する変換係数群特定手段と、当該変換係数群特
定手段により特定された変換係数群に基づいて、前記注
目周波数サブバンド内の矩形領域に含まれる変換係数群
の下限ビットプレーン位置を特定する下限ビットプレー
ン位置特定手段と、前記変換手段による変換係数に対し
て量子化を行うことで量子化インデックスを生成する量
子化手段と、当該量子化手段による量子化インデックス
に対して、前記分割手段による矩形領域毎に、前記下限
ビットプレーン位置特定手段による下限ビットプレーン
位置まで、ビットプレーン符号化を行う符号化手段とを
備える。
【0013】本発明の目的を達成するために、例えば本
発明の画像復号装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像符号化データに対して復号を行う画像復号装置であ
って、画像符号化データからビットプレーンのデータを
復号するビットプレーン復号手段と、前記ビットプレー
ン復号手段がビットプレーンの復号を行う際の下限ビッ
トプレーン位置を特定する下限ビットプレーン位置特定
手段と、前記画像符号化データのうち、注目領域を特定
する注目領域特定手段と、前記下限ビットプレーン位置
特定手段により特定された前記下限ビットプレーン位置
まで前記ビットプレーン復号手段によるビットプレーン
を復号処理を行い、量子化インデックスを復号すると共
に、前記注目領域内の量子化インデックスに対しては、
所定のビット数シフトする復号手段と、前記復号手段に
よる量子化インデックスに対して逆量子化を施すこと
で、変換係数を得る逆量子化手段と、前記変換係数に対
して逆離散ウェーブレット変換を施すことで画像を復元
する逆変換手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明を
好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0015】[第1の実施形態]図1は本実施形態の画
像符号化装置及び画像復号装置における各処理を説明す
る為の、夫々の概略構成を示す図である。
【0016】同図において、画像符号化装置を構成する
1から7までの各部分の機能および全体の処理概要は従
来の技術において、図15を用いて説明したもの(15
01から1507)と基本的に同じであるため、処理の
概要について再度の説明は省略する。以降では、本実施
形態における画像符号化装置を構成する各部分の動作の
詳細について順次説明を行う。
【0017】図1において、画像入力装置1から入力さ
れた画像信号は符号化装置2により圧縮符号化される。
図2は符号化装置2の構成を示した図であり、入力され
た画像信号は離散ウェーブレット変換部201において
離散ウェーブレット変換が施され、その結果変換係数が
生成され、該係数は量子化部202において量子化さ
れ、さらにエントロピ符号化部203により符号化され
る。以下各部の動作について説明する。
【0018】離散ウェーブレット変換部201は、入力
した画像信号に対して2次元の離散ウェーブレット変換
処理を行い、変換係数を計算して出力するものである。
図3(a)は離散ウェーブレット変換部201の基本構
成を表したものであり、入力された画像信号はメモリ2
01Aに記憶され、処理部201Bにより順次読み出さ
れて変換処理が行われ、再びメモリ201Aに書きこま
れており、本実施形態においては、処理部201Bにお
ける処理の構成は同図(b)に示すものとする。同図に
おいて、入力された画像信号は遅延素子およびダウンサ
ンプラの組み合わせにより、偶数アドレスおよび奇数ア
ドレスの信号に分離され、2つのフィルタpおよびuに
よりフィルタ処理が施される。同図sおよびdは、各々
1次元の画像信号に対して1レベルの分解を行った際の
ローパス係数およびハイパス係数を表しており、次式に
より計算されるものとする。
【0019】 d(n)=x(2n+1)− floor((x(2n)+x(2n+2))/2) (式1) s(n)=x(2n)+ floor((d(n−1)+d(n))/4) (式2) ただし、x(n)は変換対象となる画像信号で、flo
or(x)はxを超えない最大の整数値を返す関数であ
る。以上の処理により、画像信号に対する1次元の離散
ウェーブレット変換処理が行われ、変換係数が生成され
る。2次元の離散ウェーブレット変換は、1次元の変換
を画像の水平・垂直方向に対して順次行うものであり、
その詳細は公知であるのでここでは説明を省略する。図
3(c)は2次元の変換処理により得られる2レベルの
変換係数群の構成例であり、画像信号は異なる周波数サ
ブバンドの係数列HH1、HL1、LH1、…、LLに
分解される。なお、以降の説明ではこれらの係数列をサ
ブバンドと呼ぶ。各サブバンドの係数は後続の量子化部
202に出力される。
【0020】量子化部202は、入力した係数を所定の
量子化ステップにより量子化し、その量子化値に対する
インデックス(量子化インデックス)を出力する。ここ
で、量子化は次式により行われる。
【0021】 q=sign(c)floor(abs(c)/Δ) (式3) sign(c)= 1; c>=0 (式4) sign(c)=−1; c< 0 (式5) ここで、cは量子化対象となる係数である。また、本実
施形態においてはΔの値として1を含むものとし、この
場合実際に量子化は行われない。このようにして得られ
た量子化インデックスはエントロピ符号化部203に出
力される。
【0022】一方、領域指定部204は符号化対象とな
る画像内で注目領域ROI(Region Of In
terest)を決定し、入力した画像を離散ウェーブ
レット変換した際に、どの係数が注目領域ROIに属し
ているかを示すマスク情報を生成する。本実施形態にお
いては、図3(c)に示すようなサブバンド構造におい
て、LLで表されるサブバンド内の係数が、所定の値以
上となる係数により構成される領域を注目領域ROIと
して決定する。図4(a)左側は胸部画像の場合におけ
る一例を示した図であり、輝度レベルの高い肺の部分
(領域)が注目領域ROIとして選択されている。
【0023】更に、図4(a)はマスクを生成する際の
一例を示したものである。同図左側に示す様に注目領域
ROIが指定された場合、離散ウェーブレット変換部2
01がこの指定された注目領域ROIを含む画像を離散
ウェーブレット変換する際、領域指定部204は、該指
定された注目領域ROIが各サブバンドに占める部分を
計算する。またマスク情報の示す領域は、指定された注
目領域ROI境界上の画像信号を復元する際に必要な、
周囲の変換係数を含む範囲となっている。
【0024】図4(a)において、肺の部分が指定され
た注目領域ROIであり、この領域内のマスク情報のビ
ットは1、それ以外のマスク情報のビットは0となって
いる。これらマスク情報全体は2次元離散ウェーブレッ
ト変換による変換係数の構成と同じであるため、マスク
情報内のビットを検査することで、対応する位置の係数
が指定された注目領域ROI内に属しているかどうかを
識別することができる。このように生成されたマスク情
報はエントロピ符号化部203に出力される。
【0025】エントロピ符号化部203は図4(c)に
示すように、当該サブバンドにおいて注目領域ROIに
属する量子化インデックスを2進表現した際の全ビット
プレーンが、非注目領域の量子化インデックスのビット
プレーンに対し重ならなくなるまでシフトアップした場
合のシフト量Bを計算する。さらにエントロピ符号化部
203は、シフト量B及び領域指定部204から入力し
たマスク情報に基づき、次式により量子化インデックス
を変更する。なおx^yはxのy乗を意味する。
【0026】 q’=q×2^B; m=1 (式6) q’=q ; m=0 (式7) ここで、mは当該量子化インデックスの位置におけるマ
スクの値である。図4(b)および(c)はこのシフト
アップによる量子化インデックスの変化を示したもので
ある。図4(b)において、計6個の注目領域ROIに
属する量子化インデックスが存在しており、シフト後の
量子化インデックスは図4(c)のようになる。以上の
処理により、領域指定部204において指定された、注
目領域ROIに属する量子化インデックスのみがBビッ
ト上方にシフトアップされ、その後エントロピ符号化部
203により、ビットプレーン単位の符号化が行われ
る。
【0027】エントロピ符号化部203は、入力した量
子化インデックスに対しサブバンドを所定の大きさに分
割した矩形領域(以下コードブロックと称す)を単位と
して、量子化インデックスをビットプレーンに分解し、
ビットプレーンを単位に2値算術符号化を行ってコード
ストリームを出力する。
【0028】図5(a)はコードブロックCBに分割さ
れたサブバンドを示す図である。同図において例えばL
LサブバンドはCB0からCB3の4つのコードブロッ
クに分割されており、各コードブロック内の量子化イン
デックスはCB0,CB1,CB2,CB3の順にビッ
トプレーン符号化される。
【0029】エントロピ符号化部203はまずサブバン
ド全体を走査して最大値Mを求め、次式により最大値M
を示す量子化インデックスを表現するために必要なビッ
ト数Sを計算する。
【0030】 S=ceil(log2( abs(M) )) (式8) ここでceil(x)はx以上の整数の中で最も小さい
整数値を表す。さらに、各コードブロック内においても
同様に最大の量子化インデックスの値から最大ビット数
SBを計算する。図5(b)はエントロピ符号化部20
3におけるビットプレーン符号化の動作を説明する図で
あり、この例においては4×4の大きさを持つコードブ
ロック内の領域において非0の量子化インデックスが3
個存在しており、それぞれ+13,−6,+3の値を持
っている。エントロピ符号化部203はまずコードブロ
ック全体を走査して最大値MBを求め、次式により最大
の量子化インデックスを表現するために必要なビット数
SBを計算する。
【0031】 SB=ceil(log2( abs(MB) )) (式9) 図5(b)においては、最大の係数値MBは13である
ので、(式9)によりSBは4であり、コードブロック
中の16個の量子化インデックスは同図(c)に示すよ
うに4つのビットプレーンを単位として処理が行われ
る。最初にエントロピ符号化部203は最上位ビットプ
レーン(同図MSBで表す)の各ビットを2値算術符号化
し、ビットストリームとして出力する。次にビットプレ
ーンを1レベル下げ、以下同様に対象ビットプレーンが
最下位ビットプレーン(同図LSBで表す)に至るま
で、ビットプレーン内の各ビットを符号化する。この
時、各量子化インデックスの符号は、ビットプレーン走
査において最初の非0ビットが検出されるとそのすぐ後
に当該量子化インデックスの符号がエントロピ符号化さ
れる。
【0032】なお本実施形態においては各ビットプレー
ンは1つのパスで実行されているが、複数のパスに分割
して実行しても良い。
【0033】以上述べた量子化インデックスの符号化過
程において、エントロピ符号化部203は符号化に先立
ち、注目領域ROIに属する量子化インデックスの値を
Bビット分シフトアップした後、上位ビットプレーンか
ら符号化を行っている。これにより、各コードブロック
において注目領域ROIの量子化インデックスのビット
が符号化データの前半部分を占めるようになる。
【0034】図6は、このようにして生成され出力され
る符号列の構成を表した概略図である。同図(a)は符
号列の全体の構成を示したものであり、MHはメインヘ
ッダ、THはタイルヘッダ、BSはビットストリームで
ある。メインヘッダMHは同図(b)に示すように、符
号化対象となる画像のサイズ(水平および垂直方向の画
素数)、画像を複数の矩形領域であるタイルに分割した
際のサイズ、各色成分数を表すコンポーネント数、各成
分の大きさ、ビット精度を表すコンポーネント情報から
構成されている。なお、本実施形態では画像はタイルに
分割されていないので、タイルサイズと画像サイズは同
じ値を取り、対象画像がモノクロの多値画像の場合コン
ポーネント数は1である。
【0035】次にタイルヘッダTHの構成を図6(c)
に示す。タイルヘッダTHには当該タイルのビットスト
リーム長とヘッダ長を含めたタイル長および当該タイル
に対する符号化パラメータ、および指定された注目領域
ROIに属する量子化インデックスに対する各サブバン
ド毎のビットシフト数から構成される。符号化パラメー
タには離散ウェーブレット変換のレベル、各サブバンド
の最大ビットプレーン数S等が含まれている。
【0036】次に本実施形態におけるビットストリーム
の構成を同図(d)に示す。同図(d)において、ビッ
トストリームは各サブバンド毎にまとめられ、解像度の
低いサブバンドを先頭として順次解像度が高くなる順番
に配置されている。さらに、各サブバンド内は上位ビッ
トプレーンから下位ビットプレーンに向かい、ビットプ
レーンを単位として符号が配列されている。
【0037】さらに、各ビットプレーンの符号は同図
(e)に示すようにコードブロックを単位として構成さ
れておりPHは各コードブロックの最大ビットプレーン
のビット数SBと、該当するビットプレーンのビット数
Sとの差分、コードブロック内の量子化インデックスが
全て0の場合など有意な符号列が含まれていない場合に
はそれを示す情報等が含まれている。
【0038】なおビット数がSに満たないコードブロッ
ク(ビット数SB)のビット数SB以上のビットのデー
タは0として処理される。
【0039】このようにして生成された符号列は、ファ
イル出力装置3に出力される。
【0040】ファイル出力装置3は、符号化装置2より
入力した符号列と、画像入力装置1から入力した後述の
データから、保存または伝送するファイルを構成する。
この時画像入力装置1からは撮影対象となる患者の氏
名、撮像年月日および撮像時のX線量等が入力され、前
述した符号列と組み合わせて、記憶・伝送装置4に対し
て出力する。記憶・伝送装置4は入力したファイルを用
途に応じて記憶またはネットワーク等を介して外部に出
力する。
【0041】次に、本実施形態における画像復号装置に
おける画像表示時の動作について説明する。記憶・伝送
装置4により記憶された画像ファイルは図1においてフ
ァイル入力装置5により読み込まれる。ファイル入力装
置5は、入力した画像ファイルを解析し、前述したファ
イル出力装置3により付加された上述の情報の部分と、
符号化装置2により生成された符号列を分離し、該符号
列に関しては復号処理のため後続の復号装置6に出力す
る。
【0042】以下に復号装置6の動作について説明する
が、まず各部の機能を、次いで画像復号装置6の全体的
な動作について説明する。
【0043】図7は画像復号装置6の構成を表すブロッ
ク図であり、601は符号入力部、602はエントロピ
復号部、603は逆量子化部、604は逆離散ウェーブ
レット変換部である。
【0044】符号入力部601は符号列を入力し、それ
に含まれるヘッダを解析して後続の処理に必要なパラメ
ータを抽出し、必要な場合は処理の流れを制御し、ある
いは後続の処理ユニットに対して該当するパラメータを
送出するものである。また、符号列に含まれるビットス
トリームはエントロピ復号部602に出力される。
【0045】エントロピ復号部602はビットストリー
ムをビットプレーン単位で復号し、出力する。この時の
様子を図8に示す。同図(a)は復号対象となるサブバ
ンドの一領域をビットプレーン単位で順次復号する流れ
を図示したものであり、同図の矢印の順にビットプレー
ンが復号され量子化インデックスが復元される。
【0046】復元された量子化インデックスは後続の逆
量子化部603に出力されるが、この時エントロピ復号
部602は、タイルヘッダTHから読み出された当該サ
ブバンドのビットシフト数Bに基づき、値が2^Bを超
える値をとる量子化インデックスに対して次式により下
方向にシフトする。
【0047】 q=q/2^B; q≠0 (式10) q=0 ; q=0 (式11) ここで、qは量子化インデックス、Bはタイルヘッダか
ら読み出された前述のビットシフト数である。これによ
り、図4(c)で示したように、上方にシフトされた量
子化インデックスは同図(b)に示したように注目領域
ROIと非注目領域の量子化インデックスの各ビットプ
レーンがビットシフト前の状態に揃えられ、後続の逆量
子化部603に出力される。
【0048】逆量子化部603は入力した量子化インデ
ックスから、次式に基づいて離散ウェーブレット変換係
数を復元する。
【0049】 c’=Δ×q ; q≠0(式12) c’=0 ; q=0(式13) ここで、qは量子化インデックス、Δは量子化ステップ
であり、Δは符号化時に用いられたものと同じ値であ
る。c’は復元された離散ウェーブレット変換係数であ
る。
【0050】図9は逆離散ウェーブレット変換部604
の構成および処理のブロック図を示したものである。同
図(a)において、入力された変換係数はメモリ604
Aに記憶される。処理部604Bは1次元の逆離散ウェ
ーブレット変換を行い、メモリ604Aから順次変換係
数を読み出して処理を行うことで、2次元の逆離散ウェ
ーブレット変換を実行する。2次元の逆離散ウェーブレ
ット変換は、順変換と逆の手順により実行されるが、詳
細は公知であるので説明を省略する。また同図(b)は
処理部604Bの処理ブロックを示したものであり、入
力された変換係数はuおよびpの2つのフィルタ処理を
施され、アップサンプリングされた後に重ね合わされて
画像信号x’が出力される。これらの処理は次式により
行われる。
【0051】 x’(2n)=s’(n)− floor((d’(n−1)+d’(n)+2)/4) (式14) x’(2n+1)=d’(n)+ floor((x’(2n)+x’(2n+2))/2) (式15) ここで、(式1)、(式2)、(式14)、(式15)
による順方向および逆方向の離散ウェーブレット変換は
完全再構成条件を満たしているため、本実施形態におい
て量子化ステップΔが1であり、ビットプレーン復号に
おいて全てのビットプレーンが復号されていれば、復元
された画像信号x’は原画像の信号xと一致する可逆圧
縮となる。
【0052】以上の画像符号化装置、画像復号装置にお
ける、上述の画像符号化処理、画像復号処理のフローチ
ャートを夫々図16,10に示す。なお、夫々のフロー
チャートに従ったプログラムコードは画像符号化装置、
画像復号装置内の不図示のROMもしくはRAM等のメ
モリ内に格納され、不図示のCPUにより読み出され、
実行されるものとする。
【0053】まず図16に示した画像符号化装置におけ
る上述の画像符号化処理のフローチャートについて説明
する。
【0054】画像入力装置1から入力された画像信号に
対して、符号化装置2はまず離散ウェーブレット変換を
行う(ステップS1601)。この離散ウェーブレット
変換により生成される係数値のうち、LLサブバンド内
の係数値に基づいて、領域指定部204は上述の通り注
目領域ROIを決定し、この注目領域ROIを示すマス
ク情報を作成する(ステップS1602)。
【0055】そして、ステップS1601において求め
た全係数は量子化部202によって量子化され、量子化
インデックスを生成する(ステップS1603)。次に
エントロピ符号化部203は上述で説明したとおりの方
法で量子化インデックスのシフト量Bを求める(ステッ
プS1604)。そしてエントロピ符号化部203は、
ステップS1603において生成された量子化インデッ
クスに対して、ステップS1602において作成された
マスク情報を用いてROI内の量子化インデックスを特
定し、特定されたROI内の量子化インデックスに対し
てステップS1604において求めたシフト量Bビット
分シフトする(ステップS1605)。
【0056】以上の処理の結果、得られる量子化インデ
ックスに対して、コードブロック毎にビットプレーン単
位で2値算術符号化を行う(ステップS1606)。そ
して、この符号化による符号列と、上述の各種のヘッダ
により、図6に示したビットストリームを生成し(ステ
ップS1607)、ファイル出力装置3によってこのビ
ットストリームと画像入力装置1からの上述の情報とを
用いてファイルを生成し、このファイルを記憶・伝送装
置4によって外部(例えばファイル入力装置5)に出力
する(ステップS1608)。なおステップS1608
において、ファイルの出力先は外部には限らず、例え
ば、画像符号化装置内の不図示の所定のメモリにファイ
ルを出力し、この不図示の所定のメモリ内に格納しても
良い。なお、この不図示の所定のメモリが図1に図示し
た記憶・伝送装置4であってもよい。
【0057】次に、図10に示した画像復号装置におけ
る上述の画像復号処理のフローチャートについて説明す
る。なお、本実施形態では、ビットプレーンの復号の際
に、上述の復号処理に加えて、復号する下限のビットプ
レーンを設定し(ステップS103)、下限のビットプ
レーン以下のビットプレーンに対しては復号処理を行わ
ず(ステップS106)、逆量子化の処理において、復
号処理を行わなかったビットプレーンに含まれるビット
に対して0を設定してから逆量子化を行う(ステップS
107)。
【0058】まず、ファイル入力装置5に入力されたフ
ァイルに含まれる符号列と、ファイル出力装置3により
付加された情報とがファイル入力装置5により分離され
(ステップS100)、画像復号装置6は符号列からL
Lサブバンドに相当する符号のみを読み出し、復号およ
び逆量子化を施してLLサブバンドの係数を復元し、不
図示のメモリに記憶する(ステップS101)。
【0059】次に、画像復号装置6は、後続の符号列か
ら1つのサブバンドに相当する符号列を読み出す(ステ
ップS102)。ここでのサブバンドはLL以外のハイ
パス係数を含むいずれかのサブバンドの中の1つであ
る。
【0060】次に、画像復号装置6は先に不図示のメモ
リに記憶したLLサブバンドにおける係数の値から、非
注目領域に属する離散ウェーブレット変換係数を復号す
る際の下限ビットプレーンを設定し、記憶する(ステッ
プS103)。下限ビットプレーン位置の設定方法は、
例えば、LLサブバンド内の係数の値の平均値を用い
る。
【0061】次に、エントロピ復号部602は、ステッ
プS102において読みこまれたサブバンドの符号列に
おいて、この符号列に含まれる注目領域ROIに属する
量子化インデックスの全てのビットプレーンを復号する
(ステップS104)。つまり、ステップS102にお
いて読み込まれたサブバンドの符号列から注目領域RO
Iに含まれる量子化インデックスを復元する。これによ
り図11(a)のROIで示される部分が復号される。
【0062】さらにエントロピ復号部602は非注目領
域に属する量子化インデックスに対し、1ビットプレー
ン分に相当する符号を復号し、当該ビットプレーンを復
元する(ステップS105)。
【0063】ステップS105において復元したビット
プレーンが、ステップS103で決定された下限ビット
プレーンかどうかを判断し、下限ビットプレーンであっ
た場合は処理をステップS107に移行し、そうでない
場合はステップS105に戻り、次の下位ビットプレー
ンに対する復元処理を継続する(ステップS106)。
【0064】なお、ステップS106において、ステッ
プS105において復元したビットプレーンが下限ビッ
トプレーンか否かを判断する際には、ステップS103
において、下限ビットプレーンを特定する番号(例えば
MSBから何番目のビットプレーンかを表す番号)を記
憶しておく。そして、本フローチャートに従った処理前
に予め0に初期化された変数に対して、ステップS10
5において上述の復号を行うたびに1づつ加算し、この
変数の値と、ステップS103に記憶した前述の番号と
の比較を行って、判断すればよい。
【0065】次に、値が2^Bを超える量子化インデッ
クス(注目領域ROI内の量子化インデックス)を下方
向にBビット分シフトし、シフト後、全量子化インデッ
クスに対して逆量子化部603によって逆量子化を行う
(ステップS107)。この時、非注目領域に属する量
子化インデックスにおいて復号されなかったビットには
全て0が設定されて逆量子化が行われる。図11(c)
は、下方にBビット分シフトされた後の量子化インデッ
クスの状態を表した図であり、同図において非注目領域
の量子化インデックスにおいて×印のついているビット
が復号されず、強制的に0が設定されている。
【0066】次に、全てのサブバンドに対する復元処理
が終了したかどうかを判断し、終了していない場合はス
テップS102に戻り、再度前述のステップS102以
降の処理をも処理のサブバンドに対して行う(ステップ
S108)。
【0067】次に、逆量子化によって得られた変換係数
に対して、逆離散ウェーブレット変換部604によって
逆離散ウェーブレット変換を施し、画像を復元して画像
表示装置7に出力する(ステップS109)。
【0068】以上の処理により、画像が復元されて画像
表示装置7により表示される。これにより次の効果を得
ることができる。
【0069】すなわち、符号化時において設定された注
目領域ROIに関しては、全ての量子化インデックスは
完全に復元されるが、非注目領域に関してはその下位ビ
ットは破棄されるために離散ウェーブレット変換係数の
値は、その細かい変動が除去される。従って、撮像され
た画像にノイズが含まれていた場合、復号時において復
元するビットプレーンを適切に選ぶことにより、細かい
ノイズ成分が除去された画像を得ることができる。
【0070】更に本実施形態においては、符号化時にL
Lサブバンドの係数値に基づいて注目領域ROIの設定
を行ったが、更にこの際に量子ノイズの多い低輝度領域
を係数値から判断し非注目領域とすることで、より高い
ノイズ除去の効果を得ることができる。
【0071】なお、本実施形態において、量子化ステッ
プΔの値に1を用いた場合、量子化インデックスの値は
離散ウェーブレット変換係数の値と同じになるため、注
目領域ROIに関しては元の画像が完全に復元される。
【0072】また、本実施形態において復号時に非注目
領域における復号されないビットには0が設定されたが
0以外の適当な値、例えば、下限ビットプレーンから決
定される係数範囲の1/2の値を設定するようにしても
よい。
【0073】[第2の実施形態]前述した第1の実施形
態においては、画像を復号する際に注目領域ROIの量
子化インデックスに対して、そのビットプレーンが非注
目領域の量子化インデックスと完全に分離するように、
シフト量Bを決定したが、異なる形態を取ることも可能
である。以下に本実施形態において第1の実施形態と異
なる部分について説明する。
【0074】図12は本実施形態においてエントロピ符
号化部203が注目領域ROIの量子化インデックスに
対してビットシフトを行った状態を表す図である。同図
において、注目領域ROIの量子化インデックスはBビ
ット上方にシフトされているが、第1の実施形態と異な
り、注目領域ROIの量子化インデックスは非注目領域
の量子化インデックスとビットプレーンが重なり合う状
態となっている。ただし本実施形態において、シフト量
BはLLサブバンドの係数から決定されるノイズの大き
さに基づき選択される。すなわち、ノイズの大きさをε
とした時に、 B=ceil(log2(ε)) (式16) となるBを選択する。このようにすることで、ノイズの
量に応じてシフト量Bを調節することができ、更に、復
号ビットプレーンの下限位置をも調節することができ
る。なお、ノイズの大きさεの算出方法は本実施形態で
は特には限定せず、公知の方法でよい。
【0075】このように量子化インデックスを、(式1
6)によるシフト量Bに基づいてシフトした後に、第1
の実施形態と同様に符号化が行われる。さらに、本実施
形態においては、注目領域ROIの形状を表すデータが
符号列に含まれた形で構成されるが、その他の部分につ
いては同様である。
【0076】図13は本実施形態における画像復号装置
6の構成を示す図である。符号入力部601は、入力し
た符号列から上述した注目領域ROIの形状データをマ
スク生成部605に出力する。マスク生成部605は符
号化時と同じ方法により、各サブバンドにおける注目領
域ROIに属する係数を表すマスクを生成し、エントロ
ピ復号部602に対して出力する。
【0077】次に、本実施形態における画像復号装置6
の動作の流れを図14のフローチャートに基づき説明す
る。
【0078】まず画像復号装置6は、後続の符号列から
1つのサブバンドに相当する符号列を読み出す(ステッ
プS201)。そしてエントロピ復号過程における復号
の下限ビットプレーンを符号列に含まれた当該サブバン
ドのビットシフト数Bに設定する(ステップS20
2)。
【0079】そして、量子化インデックスに対して、1
ビットプレーン分に相当する符号を復号し、当該ビット
プレーンを復元する(ステップS203)。ステップS
203において復元されたビットプレーンが、先に決定
された下限ビットプレーンかどうかを判断し(ステップ
S204)、下限ビットプレーンであった場合はステッ
プS205に処理を進め、そうでない場合はステップS
203に戻り、次の下位ビットプレーンに対する処理を
継続する。
【0080】次に、先にマスク生成部605から入力し
たマスクを参照し、注目領域ROIに属する量子化イン
デックスを下方向にBビットシフトし、逆量子化を行う
(ステップS205)。この時、非注目領域に属する量
子化インデックスにおいて復号されなかったビットプレ
ーンに含まれるビット(非注目領域内に含まれるビット
プレーンに含まれるビット)には全て0が設定される。
図11(c)は下方シフトされた後の量子化インデック
スの状態を表した図であり、同図において非着目領域の
量子化インデックスにおいて×印のついているビットが
復号されず強制的に0が設定されている。
【0081】次に、全てのサブバンドに対する処理が終
了したかどうかを判断し(ステップS206)、そうで
ない場合はステップS201に戻り、後続の処理を行
う。そして、得られた変換係数に対し、逆離散ウェーブ
レット変換を施し、画像を復元して画像表示装置7に出
力する。
【0082】以上の処理により、本実施形態ではノイズ
の量に応じてシフト量Bを算出するので、ノイズの量に
応じて下限ビットプレーンを設定する幅が変わり、その
結果上述の復号処理を行うことで、より高いノイズの除
去効果を得ることができる。
【0083】[第3の実施形態]以上述べた第1及び第
2の実施形態においては、LLサブバンドの値を用いて
下限ビットプレーンを決定した。しかし下限ビットプレ
ーンの決定に際しては、LLサブバンドの係数値ではな
く、所定の高周波サブバンドにおいて所定の領域を定
め、ノイズ量を該領域内での係数値のばらつきから推定
し、これを元に下限ビットプレーンを決定しても良い。
【0084】また第1の実施形態において、復号の下限
ビットプレーンの決定においてはLLサブバンドの係数
値を参照したが、撮像時のX線量を符号列にパラメータ
として含め、これを元に復号の下限ビットプレーンを決
定しても良い。また、第2の実施形態における符号化時
のシフト量Bの決定に直接撮像時のX線量を用いても良
い。
【0085】[第4の実施形態]本実施形態における画
像符号化装置及び画像復号装置について説明する。なお
本実施形態では、第1の実施形態で示した注目領域RO
Iは設定せずに、画像符号化において、符号化するビッ
トプレーン数を制御することで、ノイズ除去処理を行
う。
【0086】まず画像符号化装置の構成について以下説
明する。本実施形態における画像符号化装置の構成は、
符号化装置2以外は第1の実施形態における画像符号化
装置と同じ構成である。本実施形態における画像符号化
装置が有する符号化装置の構成は、図17に示した構成
である。
【0087】図17において、第1の実施形態における
符号化装置2の構成(図2)と異なる点は、領域指定部
204の代わりに下限ビットプレーン指定部1705が
備わっている点と、新たに符号列構成部1704が加わ
っている点である。よってそれ以外の各部(201,2
02,203)が行う各処理は第1の実施形態と同じ処
理である。
【0088】図17において、下限ビットプレーン指定
部1705は、離散ウェーブレット変換部201におい
て生成されるLLサブバンドの変換係数群を用いて以下
の処理を行う。
【0089】下限ビットプレーン指定部205は離散ウ
ェーブレット変換部201から入力したLLサブバンド
のデータを不図示のメモリに記憶する。下限ビットプレ
ーン指定部205は、入力したLLサブバンドの係数か
ら、後述するエントロピ符号化部203において各コー
ドブロックをビットプレーン符号化する際の下限ビット
プレーンを求める。
【0090】図18は、2レベルの離散ウェーブレット
変換を行った際の変換係数群における、LLサブバンド
と下限ビットプレーンを求める対象となるコードブロッ
クの関係を表した図である。同図において、下限ビット
プレーンを求めるコードブロックはQで示されており、
Qに対応するLLサブバンドの係数領域は同図Pに対応
する。
【0091】本実施形態による離散ウェーブレット変換
により生成されるサブバンドの構造は、1レベルの分解
により得られる解像度が1/2の低周波サブバンドを再
帰的に分割したものであるから、QからPを求めるため
には、Qに対応する係数の位置を表す座標に対して1/
2となる値の座標を必要なレベル数求めればよい。下限
ビットプレーン指定部205は、Pに属する係数の値C
(i、j)の平均値を 求め、 BL=0 ; {ΣC(i、j)}/N >= Th (式6) BL=m ; {ΣC(i、j)}/N < Th (式7) としてコードブロックBの下限ビットプレーンBLを求
める。ただし、C(i、j)はP内におけるローカル座
標系での(i、j)の位置における係数値であり、mお
よびThは予め定められた下限ビットプレーンおよび閾
値の値である。またΣはi、jに対する総和演算の演算
子である。
【0092】下限ビットプレーンは各コードブロック毎
に計算され、エントロピ符号化部203に出力されて不
図示のメモリに記憶される。なお、下限ビットプレーン
が設定される対象となるのは、LLを除いた高周波サブ
バンドであり、LLについては全てのビットプレーンが
符号化の対象となる。また、どの分解レベルに属するサ
ブバンドを対象とするかは予めノイズの特性等から決定
されているものとする。例えば、レベル1のみを対象と
した場合、下限ビットプレーンを設定するサブバンド
は、HL1、LH1、HH1の3つが対象となる。
【0093】以上、下限ビットプレーンが設定された
ら、画像符号化装置は、前記変換係数を量子化した際に
生成され得る量子化インデックスに対して、MSBから
順番にビットプレーンの符号化を行い、この下限ビット
プレーンに至るまでビットプレーンの符号化を行う。
【0094】また、符号列構成部204はエントロピ符
号化部203による符号列を入力し、入力した符号列を
ファイル出力装置3に出力するために所定のヘッダ情報
等を付加した符号列を構成する。つまり第1の実施形態
で説明したファイル出力装置3における処理の一部を行
っている。
【0095】以上の本実施形態における画像符号化装置
における各処理のフローチャートを図21に示す。な
お、同図における説明は以上で述べた説明と重複するの
で、簡単に説明する。
【0096】まず、画像信号に対して離散ウェーブレッ
ト変換を行い、変換係数を生成する(ステップS210
1)。次に、LLサブバンド以外サブバンドを一つ決め
る。ここでは例としてHL1のサブバンドを選択する。
HL1のサブバンド内のコードブロックにおいて、下限
ビットプレーンを求めるコードブロックに対応するLL
サブバンド内の係数領域を上述の方法により特定する
(ステップS2102)。次にステップS2102にお
いて特定されたLLサブバンド内の係数領域内の変換係
数の平均値を上述の通り求める(ステップS210
3)。
【0097】そしてこの平均値がTh以上であるか否か
の判断を行い(ステップS2104)、この判断結果に
従って、(式6)、(式7)に示したとおり、下限ビッ
トプレーンの位置を特定する(ステップS2105,ス
テップS2106)。
【0098】そしてステップS2102からステップS
2106までの処理を全てのコードブロックに対して行
ったか否かを判断し(ステップS2107)、全て行っ
ていれば、処理をステップS2108に移行し、全て行
っていなければ、再度ステップS2102に戻り、上述
の処理を未処理のコードブロックに対して行う。
【0099】そして以下、変換係数に対して量子化を行
って量子化インデックスを生成し(ステップS210
8)、この量子化インデックスをビットプレーンに展開
し(ステップS2109)、このビットプレーンに対し
て各コードブロック毎に、各コードブロック毎に求めた
下限ビットプレーン位置までビットプレーン符号化を行
う(ステップS2110,ステップS2111)。そし
て上述の符号列を生成する(ステップS2112)。
【0100】次に、本実施形態における画像復号装置に
ついて説明する。この画像復号装置の構成は第1の実施
形態における同装置と同じ構成であり、画像復号処理
は、符号入力部601を介して入力した符号列に含まれ
る各ビットプレーンの符号化データに対して、エントロ
ピ復号部602はエントロピ復号処理を行い、その結果
得られたピットプレーンによる量子化インデックスに対
して、逆量子化部603は逆量子化を行い、離散ウェー
ブレット変換の変換係数を得る。そしてこの変換係数を
用いて逆離散ウェーブレット変換部604は逆離散ウェ
ーブレット変換処理を行い、画像信号を復元する。な
お、本実施形態における画像復号装置における上述の処
理については通常の処理なので、ここではその処理のフ
ローチャートは省略する。
【0101】以上の各処理により、符号化において下限
ビットプレーンが0以外の値に設定されたコードブロッ
クに対応する画像信号に関しては、所定の下位ビットプ
レーンが破棄されているため、高周波サブバンドの信号
が制限される結果となる。したがって、画像信号中に量
子ノイズ等が含まれていた場合は、符号化の過程でそれ
を除去した画像を得て圧縮し、伝送または記憶すること
ができる。
【0102】さらに、ノイズがより多く含まれているビ
ットプレーンに関しては符号化を打ち切っているため、
ノイズによる圧縮効率の低下を防ぐことができる。
【0103】[第5の実施形態]上述した実施形態にお
いては、図6に示した符号列を構成する段階において各
コードブロックは順次符号化され符号列が構成された
が、異なる符号列の構成方法も可能である。図19は本
実施形態における符号化装置の構成を示した図である。
1901は、後述の目標圧縮率を入力するキーボードや
マウスなどの目標圧縮率入力部である。
【0104】同図において、下限ビットプレーン指定部
1705により決定された、各コードブロック毎の下限
ビットプレーンは符号列構成部1704に出力される。
【0105】符号列構成部204は、エントロピ符号化
部203により生成された符号を一度不図示のバッファ
に記憶し、目標圧縮率入力部1901から入力される目
標圧縮率に応じて符号列を構成する。この目標圧縮率
は、予め符号列を記憶する記憶媒体を検知する図不示の
ドライバが、この記憶媒体の最大記憶容量を検知し、検
知したこの記憶媒体の最大記憶容量と符号列のサイズと
に基づいて算出された目標圧縮率を符号列記憶部204
に入力しても良い。
【0106】この時、符号列構成部204は与えられた
目標圧縮率に対応する符号量に対し、復号において復元
される画像の画質が最大となるように各コードブロック
の符号を上位ビットプレーンから適宜選択して符号列を
構成する。
【0107】この様子を図20を参照して説明する。同
図において、コードブロックCB0からCB2の符号列
は上述したように符号列構成部204内のメモリに記憶
されており、CB0は5ビットプレーン、CB1は3ビ
ットプレーン、CB2は4ビットプレーンに相当する符
号が存在する。符号列構成部204は記憶された各コー
ドブロックの符号列からビットプレーンを適宜選択し、
レイヤーを形成する。レイヤーは図に示すように複数の
コードブロックから選択されたビットプレーンの符号か
ら構成されており、例えばレイヤー0はCB0及びCB
2の最上位ビットプレーンから構成され、レイヤー1は
CB0のビット3、CB1のビット2、CB2のビット
2から構成される。選択するコードブロックの選択は所
定の基準、例えば当該符号列を復号した際の、復号画像
における歪の改善率に基づき、最も歪の改善率が大きく
なるようにコードブロックを選択するようにすればよ
い。
【0108】従って、図20においては上述した実施形
態とは異なり、コードブロックの符号列は同じビットプ
レーン毎にまとめられているとは限らない。1つのレイ
ヤーにどのコードブロックが含まれているかの情報はヘ
ッダPHに含まれる。
【0109】このような符号列を構成する際、符号列構
成部204は下限ビットプレーン指定部205により決
定された各コードブロック毎の下限ビットプレーンを参
照し、各レイヤーに下限ビットプレーンより下のビット
プレーンに対応する符号列を選択しないよう、コードブ
ロックの選択方法を切り替える。
【0110】さらに、符号列選択部204は構成された
符号列の最終的な長さが、指定された圧縮率となるよう
符号列を調整する。これは下位のレイヤーの符号列を所
定の符号量となるように切り詰めることで実現されてい
る。
【0111】上述した方法によると、構成された符号列
は与えられた圧縮率に対して歪が最小となるように構成
されるが、特定のコードブロックに対して下限ビットプ
レーンを設けているため、ノイズに相当する成分に関し
ては歪改善において考慮されないので、この符号列を復
号すると全体的な画質を向上させかつノイズを抑制した
画像を得ることができる。
【0112】[その他の実施形態]なお、上述した実施
形態(第1から第5の実施形態)において量子化処理を
行わない様に設計した場合も、本発明の範疇に含まれ
る。その場合には、離散ウェーブレット変換後の変換係
数を上述の量子化インデックスに見立て、上記変換係数
の一部をビットシフト処理した後、ビットプレーン符号
化することで符号化処理は実現可能である。
【0113】さらに、本発明は上記実施の形態を実現す
るための装置及び方法のみに限定されるものではなく、
上記システム又は装置内のコンピュータ(CPUあるいはM
PU)に、上記実施の形態を実現するためのソフトウエア
のプログラムコードを供給し、このプログラムコードに
従って上記システムあるいは装置のコンピュータが上記
各種デバイスを動作させることにより上記実施の形態を
実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0114】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的
には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
の範疇に含まれる。
【0115】この様なプログラムコードを格納する記憶
媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD
-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
【0116】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけ
ではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼
働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他
のアプリケーションソフト等と共同して上記実施の形態
が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明
の範疇に含まれる。更に、この供給されたプログラムコ
ードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータ
に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納さ
れた後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機
能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記
実施の形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれ
る。
【0117】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図10、及び/又は図
14、及び/又は図16、及び/又は図21に示す)フ
ローチャートに対応するプログラムコードが格納される
ことになる。
【0118】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、画
像をビットプレーン符号化或いはビットプレーン復号す
る際に、ノイズを除去することでより高い画質の画像を
生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像符号化装
置及び画像復号装置における各処理を説明する為に、夫
々の概略構成を示す図である。
【図2】符号化装置2の構成を示す図である。
【図3】(a)は離散ウェーブレット変換部201の基
本構成を示す図であり、(b)は処理部201Bにおけ
る処理の構成を示す図であり、(c)は2次元の変換処
理により得られる2レベルの変換係数群の構成例を示す
図である。
【図4】(a)はマスクを生成する際の一例を示した図
であり、(b)はシフトアップ前の量子化インデックス
を示す図であり、(c)はシフトアップ後の量子化イン
デックスを示す図である。
【図5】(a)はコードブロックCBに分割されたサブ
バンドを示す図であり、(b)はエントロピ符号化部2
03におけるビットプレーン符号化の動作を示す図であ
り、(c)はビットプレーン毎に行うビットプレーン符
号化処理を説明する図である。
【図6】(a)は符号列全体の構成を示す図であり、
(b)はメインヘッダMHを示す図であり、(c)はタ
イルヘッダTHを示す図であり、(d)はビットストリ
ームの構成を示す図であり、(e)はビットプレーンの
構成を示す図である。
【図7】画像復号装置6の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】(a)は復号対象となるサブバンドの一領域を
ビットプレーン単位で順次復号する流れを示した図であ
り、(b)は復号された量子化インデックスを示す図で
ある。
【図9】(a)は離散ウェーブレット変換部604の構
成及び処理を示すブロック図であり、(b)は処理部6
04Bの処理ブロックを示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における画像復号装
置が行う画像復号処理のフローチャートである。
【図11】注目領域ROIの量子化インデックスを下方
にBビット分シフトする際の処理を表した図である。
【図12】本発明の第2の実施形態におけるエントロピ
符号化部203が注目領域ROIの量子化インデックス
に対してビットシフトを行った状態を表す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態における画像復号装
置6の構成を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態における画像復号装
置6の動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】医療画像卯を電子フォーマットとして扱う場
合の一連の処理を行う画像処理装置の構成を示す図であ
る。
【図16】本発明の第1の実施形態における画像符号化
装置における画像符号化処理のフローチャートである。
【図17】本発明の第4の実施形態における符号化装置
の構成を示す図である。
【図18】LLサブバンドと下限ビットプレーンを求め
る対象となるコードブロックの関係を表した図である。
【図19】本発明の第5の実施形態における符号化装置
の構成を示した図である。
【図20】本発明の第5の実施形態における符号列構成
部204が生成する符号列の構成を示す図である。
【図21】本発明の第5の実施形態における画像符号化
装置が行う各種の処理のフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新畠 弘之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK01 MA00 MA24 MA35 MA41 MC00 MC11 ME01 PP21 TA00 TA36 TA60 TB08 TC00 TC04 TD02 UA02 UA05 UA12 UA14 5C078 BA53 CA21 DA01 DA02 DB19 5J064 BA13 BA16 BB07 BC01 BC16 BD03

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに対して離散ウェーブレット
    変換を施すことで、周波数サブバンド毎の変換係数を生
    成する変換手段と、 前記変換係数のうち、一部のサブバンドに含まれる変換
    係数群に基づいて注目領域を設定する設定手段と、 前記変換手段による変換係数のうち、前記注目領域に含
    まれる前記量子化インデックスを所定のビット数シフト
    するビットシフト手段と、 前記ビットシフト手段により得られた各変換係数を2進
    表記した際、同じ位置のビットにより構成されるビット
    プレーンに対し、各々ビットプレーン符号化を施す符号
    化手段とを備え、 前記符号化手段は、前記一部のサブバンド内の第1の変
    換係数群に基づいて、該サブバンド以外のサブバンド内
    の第2の変換係数群の下限ビットプレーン位置を特定
    し、前記第2の変換係数群を符号化する際には前記下限
    ビットプレーン位置までをビットプレーン符号化するこ
    とを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 画像データに対して符号化を行う画像符
    号化装置であって、 画像データに対して離散ウェーブレット変換を施すこと
    で、周波数サブバンド毎の変換係数を生成する変換手段
    と、 前記変換係数のうち、最低周波数サブバンドに含まれる
    変換係数群に基づいて注目領域を設定する設定手段と、 前記変換手段による変換係数に対して量子化を行うこと
    で量子化インデックスを生成すると共に、当該量子化イ
    ンデックスのうち、前記注目領域に含まれる前記量子化
    インデックスを所定のビット数シフトする量子化手段
    と、 前記量子化手段による量子化インデックスを2進表記し
    た際、同じ位置のビットにより構成されるビットプレー
    ンを用いてビットプレーン符号化を行う符号化手段とを
    備え、 前記符号化手段は、前記最低周波数サブバンドに含まれ
    る第1の変換係数群に基づいて、前記最低周波数サブバ
    ンド以外のサブバンド内の第2の変換係数群の下限ビッ
    トプレーン位置を特定し、前記第2の変換係数群を符号
    化する際には前記下限ビットプレーン位置までをビット
    プレーン符号化することを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記変換手段による各サブバンド
    を所定のサイズを有する矩形領域に分割する領域分割手
    段を備え、 前記量子化手段は前記矩形領域毎に量子化を行うことを
    特徴とする請求項2に記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記最低周波数サブバ
    ンドに含まれる変換係数群において、所定の値以上とな
    る係数により構成される領域を前記注目領域として設定
    することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像符号
    化装置。
  5. 【請求項5】 前記量子化手段は、前記所定のビット数
    を算出するビット数算出手段を更に備えることを特徴と
    する請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像符号化
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ビット数算出手段は、前記注目領域
    に含まれる量子化インデックスと、前記注目領域以外の
    領域に含まれる量子化インデックスとが重ならないよう
    に、前記所定のビット数を算出することを特徴とする請
    求項5に記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記ビット数算出手段は、前記最低周波
    数サブバンドに含まれる変換係数群から算出されるノイ
    ズの大きさに基づいて、前記所定のビット数を算出する
    ことを特徴とする設定されることを特徴とする請求項5
    に記載の画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記符号化手段はヘッダを生成し、当該
    ヘッダには、前記所定のビット数が記載されていること
    を特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画
    像符号化装置。
  9. 【請求項9】 画像データに対して符号化を行う画像符
    号化装置であって、前記画像データに対して、離散ウェ
    ーブレット変換を施すことで周波数サブバンド毎の変換
    係数を生成する変換手段と、 当該変換手段による各サブバンドを所定のサイズを有す
    る矩形領域に分割する分割手段と、 最低周波数サブバンド以外の注目周波数サブバンド内の
    矩形領域に対応する、最低周波数サブバンド内の変換係
    数群を特定する変換係数群特定手段と、 当該変換係数群特定手段により特定された変換係数群に
    基づいて、前記注目周波数サブバンド内の矩形領域に含
    まれる変換係数群の下限ビットプレーン位置を特定する
    下限ビットプレーン位置特定手段と、 前記変換手段による変換係数に対して量子化を行うこと
    で量子化インデックスを生成する量子化手段と、 当該量子化手段による量子化インデックスに対して、前
    記分割手段による矩形領域毎に、前記下限ビットプレー
    ン位置特定手段による下限ビットプレーン位置まで、ビ
    ットプレーン符号化を行う符号化手段とを備えることを
    特徴とする画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記下限ビットプレーン位置特定手段
    は、前記変換係数群特定手段により特定された変換係数
    群の平均値を求め、当該平均値が所定の値以上であるか
    否かを判断し、この判断結果に応じて前記注目周波数サ
    ブバンド内の前記矩形領域に含まれる変換係数群の下限
    ビットプレーン位置を特定することを特徴とする請求項
    9に記載の画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 更に、目標圧縮率を指示する指示手段
    と、 前記指示手段により指示された前記目標圧縮率に応じ
    て、前記符号化手段による矩形領域毎のビットプレーン
    符号化データからいくつかを、上位のビットプレーンの
    符号化データから選択する選択手段と、 当該選択手段により選択された各ビットプレーンの符号
    化データにより構成されるレイヤを形成するレイヤ形成
    手段とを備え、 レイヤ形成手段により形成された複数のレイヤにより、
    各周波数サブバンドにおける符号化データを生成するこ
    とを特徴とする請求項9又は10に記載の画像符号化装
    置。
  12. 【請求項12】 前記選択手段は、前記下限ビットプレ
    ーン位置特定手段による下限のビットプレーン位置以上
    のビットプレーンを選択することを特徴とする請求項1
    1に記載の画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 前記符号化手段は各レイヤに含まれる
    ビットプレーンの符号化データがどの矩形領域のものか
    を特定する情報を記載したヘッダを生成することを特徴
    とする請求項11又は12に記載の画像符号化装置。
  14. 【請求項14】 画像符号化データに対して復号を行う
    画像復号装置であって、 画像符号化データからビットプレーンのデータを復号す
    るビットプレーン復号手段と、 前記ビットプレーン復号手段がビットプレーンの復号を
    行う際の下限ビットプレーン位置を特定する下限ビット
    プレーン位置特定手段と、 前記画像符号化データのうち、注目領域を特定する注目
    領域特定手段と、 前記下限ビットプレーン位置特定手段により特定された
    前記下限ビットプレーン位置まで前記ビットプレーン復
    号手段によるビットプレーンを復号処理を行い、量子化
    インデックスを復号すると共に、前記注目領域内の量子
    化インデックスに対しては、所定のビット数シフトする
    復号手段と、 前記復号手段による量子化インデックスに対して逆量子
    化を施すことで、変換係数を得る逆量子化手段と、 前記変換係数に対して逆離散ウェーブレット変換を施す
    ことで画像を復元する逆変換手段とを備えることを特徴
    とする画像復号装置。
  15. 【請求項15】 前記下限ビットプレーン位置特定手段
    は、前記復号手段により復号された最低周波数サブバン
    ドに含まれる変換係数群に基づいて、下限ビットプレー
    ン位置を特定することを特徴とする請求項14に記載の
    画像復号装置。
  16. 【請求項16】 前記下限ビットプレーン位置特定手段
    は、前記最低周波数サブバンドに含まれる変換係数群か
    ら算出されるノイズの大きさに基づいて、前記下限ビッ
    トプレーン位置を特定することを特徴とする請求項14
    又は15に記載の画像復号装置。
  17. 【請求項17】 前記下限ビットプレーン位置特定手段
    は、所定の高周波数サブバンドにおいて所定の領域を定
    め、ノイズ量を当該領域内での変換係数値のばらつきか
    ら推定し、該推定に基づいて下限ビットプレーン位置を
    決定することを特徴とする請求項14に記載の画像復号
    装置。
  18. 【請求項18】 前記下限のビットプレーン位置特定手
    段は、前記画像データを生成する際の状況により決定さ
    れることを特徴とする請求項14に記載の画像復号装
    置。
  19. 【請求項19】 前記注目領域特定手段は、注目領域内
    外を異なる値で示したマスク情報を参照することを特徴
    とする請求項14乃至18のいずれか1項に記載の画像
    復号装置。
  20. 【請求項20】 前記復号手段は、前記下限ビットプレ
    ーン位置特定手段による下限ビットプレーン位置以下の
    ビットプレーンに含まれるビットに対して所定の値を与
    えることを特徴とする請求項14乃至19のいずれか1
    項に記載の画像復号装置。
  21. 【請求項21】 前記所定のビット数は、前記画像符号
    化データに添付されたヘッダに記載されていることを特
    徴とする請求項14に記載の画像復号装置。
  22. 【請求項22】 画像データに対して離散ウェーブレッ
    ト変換を施すことで、周波数サブバンド毎の変換係数を
    生成する変換工程と、 前記変換係数のうち、一部のサブバンドに含まれる変換
    係数群に基づいて注目領域を設定する設定工程と、 前記変換工程による変換係数のうち、前記注目領域に含
    まれる前記量子化インデックスを所定のビット数シフト
    するビットシフト工程と、 前記ビットシフト工程で得られた各変換係数を2進表記
    した際、同じ位置のビットにより構成されるビットプレ
    ーンに対し、各々ビットプレーン符号化を施す符号化工
    程とを備え、 前記符号化工程では、前記一部のサブバンド内の第1の
    変換係数群に基づいて、該サブバンド以外のサブバンド
    内の第2の変換係数群の下限ビットプレーン位置を特定
    し、前記第2の変換係数群を符号化する際には前記下限
    ビットプレーン位置までをビットプレーン符号化するこ
    とを特徴とする画像符号化方法。
  23. 【請求項23】 画像データに対して符号化を行う画像
    符号化方法であって、 画像データに対して離散ウェーブレット変換を施すこと
    で、周波数サブバンド毎の変換係数を生成する変換工程
    と、 前記変換係数のうち、最低周波数サブバンドに含まれる
    変換係数群に基づいて注目領域を設定する設定工程と、 前記変換工程による変換係数に対して量子化を行うこと
    で量子化インデックスを生成すると共に、当該量子化イ
    ンデックスのうち、前記注目領域に含まれる前記量子化
    インデックスを所定のビット数シフトする量子化工程
    と、 前記量子化工程による量子化インデックスを2進表記し
    た際、同じ位置のビットにより構成されるビットプレー
    ンを用いてビットプレーン符号化を行う符号化工程とを
    備え、 前記符号化工程では、前記最低周波数サブバンドに含ま
    れる第1の変換係数群に基づいて、前記最低周波数サブ
    バンド以外のサブバンド内の第2の変換係数群の下限ビ
    ットプレーン位置を特定し、前記第2の変換係数群を符
    号化する際には前記下限ビットプレーン位置までをビッ
    トプレーン符号化することを特徴とする画像符号化方
    法。
  24. 【請求項24】 画像データに対して符号化を行う画像
    符号化方法であって、 前記画像データに対して、離散ウェーブレット変換を施
    すことで周波数サブバンド毎の変換係数を生成する変換
    工程と、 当該変換工程による各サブバンドを所定のサイズを有す
    る矩形領域に分割する分割工程と、 最低周波数サブバンド以外の注目周波数サブバンド内の
    矩形領域に対応する、最低周波数サブバンド内の変換係
    数群を特定する変換係数群特定工程と、 当該変換係数群特定工程により特定された変換係数群に
    基づいて、前記注目周波数サブバンド内の矩形領域に含
    まれる変換係数群の下限ビットプレーン位置を特定する
    下限ビットプレーン位置特定工程と、 前記変換工程による変換係数に対して量子化を行うこと
    で量子化インデックスを生成する量子化工程と、 当該量子化工程による量子化インデックスに対して、前
    記分割工程による矩形領域毎に、前記下限ビットプレー
    ン位置特定工程による下限ビットプレーン位置まで、ビ
    ットプレーン符号化を行う符号化工程とを備えることを
    特徴とする画像符号化方法。
  25. 【請求項25】 画像符号化データに対して復号を行う
    画像復号方法であって、 画像符号化データからビットプレーンのデータを復号す
    るビットプレーン復号工程と、 前記ビットプレーン復号工程でビットプレーンの復号を
    行う際の下限ビットプレーン位置を特定する下限ビット
    プレーン位置特定工程と、 前記画像符号化データのうち、注目領域を特定する注目
    領域特定工程と、 前記下限ビットプレーン位置特定工程で特定された前記
    下限ビットプレーン位置まで前記ビットプレーン復号工
    程によるビットプレーンを復号処理を行い、量子化イン
    デックスを復号すると共に、前記注目領域内の量子化イ
    ンデックスに対しては、所定のビット数シフトする復号
    工程と、 前記復号工程による量子化インデックスに対して逆量子
    化を施すことで、変換係数を得る逆量子化工程と、 前記変換係数に対して逆離散ウェーブレット変換を施す
    ことで画像を復元する逆変換工程とを備えることを特徴
    とする画像復号方法。
  26. 【請求項26】 プログラムコードを格納し、コンピュ
    ータが読み込み可能な記憶媒体であって、 画像データに対して離散ウェーブレット変換を施すこと
    で、周波数サブバンド毎の変換係数を生成する変換工程
    のプログラムコードと、 前記変換係数のうち、一部のサブバンドに含まれる変換
    係数群に基づいて注目領域を設定する設定工程のプログ
    ラムコードと、 前記変換工程による変換係数のうち、前記注目領域に含
    まれる前記量子化インデックスを所定のビット数シフト
    するビットシフト工程のプログラムコードと、 前記ビットシフト工程で得られた各変換係数を2進表記
    した際、同じ位置のビットにより構成されるビットプレ
    ーンに対し、各々ビットプレーン符号化を施す符号化工
    程のプログラムコードとを備え、 前記符号化工程では、前記一部のサブバンド内の第1の
    変換係数群に基づいて、該サブバンド以外のサブバンド
    内の第2の変換係数群の下限ビットプレーン位置を特定
    し、前記第2の変換係数群を符号化する際には前記下限
    ビットプレーン位置までをビットプレーン符号化するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  27. 【請求項27】 画像データに対して符号化を行う画像
    符号化処理のプログラムコードを格納し、コンピュータ
    が読み込み可能な記憶媒体であって、 画像データに対して離散ウェーブレット変換を施すこと
    で、周波数サブバンド毎の変換係数を生成する変換工程
    のプログラムコードと、 前記変換係数のうち、最低周波数サブバンドに含まれる
    変換係数群に基づいて注目領域を設定する設定工程のプ
    ログラムコードと、 前記変換工程による変換係数に対して量子化を行うこと
    で量子化インデックスを生成すると共に、当該量子化イ
    ンデックスのうち、前記注目領域に含まれる前記量子化
    インデックスを所定のビット数シフトする量子化工程の
    プログラムコードと、 前記量子化工程による量子化インデックスを2進表記し
    た際、同じ位置のビットにより構成されるビットプレー
    ンを用いてビットプレーン符号化を行う符号化工程のプ
    ログラムコードとを備え、 前記符号化工程では、前記最低周波数サブバンドに含ま
    れる第1の変換係数群に基づいて、前記最低周波数サブ
    バンド以外のサブバンド内の第2の変換係数群の下限ビ
    ットプレーン位置を特定し、前記第2の変換係数群を符
    号化する際には前記下限ビットプレーン位置までをビッ
    トプレーン符号化することを特徴とする記憶媒体。
  28. 【請求項28】 画像データに対して符号化を行う画像
    符号化処理のプログラムコードを格納し、コンピュータ
    が読み込み可能な記憶媒体であって、 前記画像データに対して、離散ウェーブレット変換を施
    すことで周波数サブバンド毎の変換係数を生成する変換
    工程のプログラムコードと、 当該変換工程による各サブバンドを所定のサイズを有す
    る矩形領域に分割する分割工程のプログラムコードと、 最低周波数サブバンド以外の注目周波数サブバンド内の
    矩形領域に対応する、最低周波数サブバンド内の変換係
    数群を特定する変換係数群特定工程のプログラムコード
    と、 当該変換係数群特定工程により特定された変換係数群に
    基づいて、前記注目周波数サブバンド内の矩形領域に含
    まれる変換係数群の下限ビットプレーン位置を特定する
    下限ビットプレーン位置特定工程のプログラムコード
    と、 前記変換工程による変換係数に対して量子化を行うこと
    で量子化インデックスを生成する量子化工程のプログラ
    ムコードと、 当該量子化工程による量子化インデックスに対して、前
    記分割工程による矩形領域毎に、前記下限ビットプレー
    ン位置特定工程による下限ビットプレーン位置まで、ビ
    ットプレーン符号化を行う符号化工程のプログラムコー
    ドとを備えることを特徴とする記憶媒体。
  29. 【請求項29】 画像符号化データに対して復号を行う
    画像復号処理のプログラムコードを格納し、コンピュー
    タが読み込み可能な記憶媒体であって、 画像符号化データからビットプレーンのデータを復号す
    るビットプレーン復号工程のプログラムコードと、 前記ビットプレーン復号工程でビットプレーンの復号を
    行う際の下限ビットプレーン位置を特定する下限ビット
    プレーン位置特定工程のプログラムコードと、 前記画像符号化データのうち、注目領域を特定する注目
    領域特定工程のプログラムコードと、 前記下限ビットプレーン位置特定工程で特定された前記
    下限ビットプレーン位置まで前記ビットプレーン復号工
    程によるビットプレーンを復号処理を行い、量子化イン
    デックスを復号すると共に、前記注目領域内の量子化イ
    ンデックスに対しては、所定のビット数シフトする復号
    工程のプログラムコードと、 前記復号工程による量子化インデックスに対して逆量子
    化を施すことで、変換係数を得る逆量子化工程のプログ
    ラムコードと、 前記変換係数に対して逆離散ウェーブレット変換を施す
    ことで画像を復元する逆変換工程のプログラムコードと
    を備えることを特徴とする記憶媒体。
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