JP2002135307A - ストリーム状態通知方法および装置、ならびにプログラム記録媒体 - Google Patents
ストリーム状態通知方法および装置、ならびにプログラム記録媒体Info
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- JP2002135307A JP2002135307A JP2000318939A JP2000318939A JP2002135307A JP 2002135307 A JP2002135307 A JP 2002135307A JP 2000318939 A JP2000318939 A JP 2000318939A JP 2000318939 A JP2000318939 A JP 2000318939A JP 2002135307 A JP2002135307 A JP 2002135307A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】大規模ストリーム配信を行う際に、輻輳状態に
応じてサーバ側の状態をクライアントに通知することが
でき、クライアント側からの再要求によるさらなる要求
過多を防止でき、効率的にクライアントの配信要求処理
を行う。 【解決手段】回線101を介してクライアントからのパ
ケットを受信部103で受信し、共通メモリ104に書
込み、プロトコル処理部109で解析してストリーム設
定要求プロトコルであることを同定し、計数部110で
計数した現在配信中のストリームコネクション数と設定
部112で設定された閾値とを比較部111で比較し
て、コネクション数が閾値より大きい場合には、輻輳状
態である旨を通知する情報をコンテンツ格納部108か
ら読み出し、送信部102からクライアントに送出す
る。
応じてサーバ側の状態をクライアントに通知することが
でき、クライアント側からの再要求によるさらなる要求
過多を防止でき、効率的にクライアントの配信要求処理
を行う。 【解決手段】回線101を介してクライアントからのパ
ケットを受信部103で受信し、共通メモリ104に書
込み、プロトコル処理部109で解析してストリーム設
定要求プロトコルであることを同定し、計数部110で
計数した現在配信中のストリームコネクション数と設定
部112で設定された閾値とを比較部111で比較し
て、コネクション数が閾値より大きい場合には、輻輳状
態である旨を通知する情報をコンテンツ格納部108か
ら読み出し、送信部102からクライアントに送出す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模ストリーム
配信を行う場合に、クライアントから多数のストリーム
配信要求メッセージが来たときでも、輻輳状況に応じて
サーバ側の状態を通知することが可能なストリーム状態
通知方法および装置、ならびにプログラム記録媒体に関
する。
配信を行う場合に、クライアントから多数のストリーム
配信要求メッセージが来たときでも、輻輳状況に応じて
サーバ側の状態を通知することが可能なストリーム状態
通知方法および装置、ならびにプログラム記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、インターネット上でストリーム配
信を行う場合、一般的にはストリームコンテンツの要求
および設定を行うストリーム設定プロトコルを用いて、
ストリーム配信するためのコネクションの設定をサーバ
ークライアント間で行う。インターネットの標準化組織
であるIETF(Internet Engineer
ing Task Force)で規定されるプロトコ
ルとしては、RTSP(Real Time Stre
aming Protocol:RFC2326)が挙
げられる。また、これら以外のプロトコルを用いてスト
リーム配信を行う際にも、上記機能を持ったプロトコル
が利用されている。例えば、Microsoft社のM
MSプロトコルや、Real Network社のPN
Aプロトコルなどが挙げられる。なお、上記のRTSP
は、ストリーム配信の制御を行うアプリケーションレベ
ルのプロトコルであって、クライアントからのストリー
ム受信要求や、それに対するサーバからの応答をやりと
りするためのプロトコルである。有名歌手のインターネ
ットライブストリーム放送など、多数の視聴要求がある
ストリームコンテンツの場合、ライブストリーム配信開
始時刻近辺に、ストリーム配信要求がクライアントから
多数送出されてしまうことが多く、サーバでその要求を
受け付けることができなくなってしまい、ストリーム配
信サービスを提供できなくなってしまうという問題が生
じていた。
信を行う場合、一般的にはストリームコンテンツの要求
および設定を行うストリーム設定プロトコルを用いて、
ストリーム配信するためのコネクションの設定をサーバ
ークライアント間で行う。インターネットの標準化組織
であるIETF(Internet Engineer
ing Task Force)で規定されるプロトコ
ルとしては、RTSP(Real Time Stre
aming Protocol:RFC2326)が挙
げられる。また、これら以外のプロトコルを用いてスト
リーム配信を行う際にも、上記機能を持ったプロトコル
が利用されている。例えば、Microsoft社のM
MSプロトコルや、Real Network社のPN
Aプロトコルなどが挙げられる。なお、上記のRTSP
は、ストリーム配信の制御を行うアプリケーションレベ
ルのプロトコルであって、クライアントからのストリー
ム受信要求や、それに対するサーバからの応答をやりと
りするためのプロトコルである。有名歌手のインターネ
ットライブストリーム放送など、多数の視聴要求がある
ストリームコンテンツの場合、ライブストリーム配信開
始時刻近辺に、ストリーム配信要求がクライアントから
多数送出されてしまうことが多く、サーバでその要求を
受け付けることができなくなってしまい、ストリーム配
信サービスを提供できなくなってしまうという問題が生
じていた。
【0003】図5は、従来におけるサーバとクライアン
トの接続構成例を示す図、図6はサーバとクライアント
とのストリーム配信要求シーケンスチャートである。従
来のストリーム配信技術では、前述のように、あるスト
リームコンテンツを受信しようとする際には、ストリー
ム設定プロトコルを用いて要求をクライアントから送出
する。多数の視聴要求があるストリームコンテンツの場
合には、クライアントからのストリーム配信要求が集中
してしまい、サーバで要求処理を行うことが困難もしく
は不可能となってしまう場合がある。これを企画輻輳と
呼ぶことがある。この状態におけるサーバとクライアン
トとのシーケンス例を説明する。図5において、ストリ
ームサーバ装置100が配信網200を介して複数のク
ライアント300a〜300dと接続されている。この
場合のストリームサーバ装置100とクライアント30
0aとのストリーム配信要求シーケンスは、図6のよう
になる。先ず、クライアント300aは、受信要求する
ストリームコンテンツに対して、Requestメッセ
ージaをサーバ100に対して送出する。
トの接続構成例を示す図、図6はサーバとクライアント
とのストリーム配信要求シーケンスチャートである。従
来のストリーム配信技術では、前述のように、あるスト
リームコンテンツを受信しようとする際には、ストリー
ム設定プロトコルを用いて要求をクライアントから送出
する。多数の視聴要求があるストリームコンテンツの場
合には、クライアントからのストリーム配信要求が集中
してしまい、サーバで要求処理を行うことが困難もしく
は不可能となってしまう場合がある。これを企画輻輳と
呼ぶことがある。この状態におけるサーバとクライアン
トとのシーケンス例を説明する。図5において、ストリ
ームサーバ装置100が配信網200を介して複数のク
ライアント300a〜300dと接続されている。この
場合のストリームサーバ装置100とクライアント30
0aとのストリーム配信要求シーケンスは、図6のよう
になる。先ず、クライアント300aは、受信要求する
ストリームコンテンツに対して、Requestメッセ
ージaをサーバ100に対して送出する。
【0004】ところが、企画輻輳時には、サーバ100
では、他のクライアントからの要求が多数到着してしま
っているために、それらのメッセージの処理が行えない
状態になってしまい、応答をクライアント300aに対
して送出することができない。クライアント300aで
は、メッセージaに対する応答が帰ってこないため、ス
トリーム配信プロトコルで規定されたタイムアウト時
間、もしくは通常、ストリーム配信プロトコルはTCP
(Transmission ControlProt
ocol)を用いているために、TCPのタイムアウト
時間まで処理を待ち続ける。次に、上記いずれかのタイ
ムアウト時間が過ぎると、クライアント300aは本ス
トリーム配信要求を削除し、コネクション設定リソース
の開放を行うために、Disconnectメッセージ
bをサーバ100に対して送出する。サーバ100は、
このメッセージbの処理が行えない場合、メッセージa
と同様にタイムアウト時間まで処理を待ち続ける。タイ
ムアウト時間まで待ったにもかかわらず、応答メッセー
ジが帰ってこない場合には、FINメッセージcを送出
し、クライアント側のストリーム要求処理およびコネク
ション設定リソースの開放を行う。
では、他のクライアントからの要求が多数到着してしま
っているために、それらのメッセージの処理が行えない
状態になってしまい、応答をクライアント300aに対
して送出することができない。クライアント300aで
は、メッセージaに対する応答が帰ってこないため、ス
トリーム配信プロトコルで規定されたタイムアウト時
間、もしくは通常、ストリーム配信プロトコルはTCP
(Transmission ControlProt
ocol)を用いているために、TCPのタイムアウト
時間まで処理を待ち続ける。次に、上記いずれかのタイ
ムアウト時間が過ぎると、クライアント300aは本ス
トリーム配信要求を削除し、コネクション設定リソース
の開放を行うために、Disconnectメッセージ
bをサーバ100に対して送出する。サーバ100は、
このメッセージbの処理が行えない場合、メッセージa
と同様にタイムアウト時間まで処理を待ち続ける。タイ
ムアウト時間まで待ったにもかかわらず、応答メッセー
ジが帰ってこない場合には、FINメッセージcを送出
し、クライアント側のストリーム要求処理およびコネク
ション設定リソースの開放を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、企画
輻輳時に、サーバから応答がない場合には、要求を出し
たクライアントはタイムアウト時間まで処理を待ち続け
るため、無駄なリソースや時間を消費してしまってい
た。 ストリームクライアントの中には、要求処理待ち時に
は、他のアプリケーション処理を受け付けないものもあ
り、ストリームコンテンツを視聴しようとするユーザに
対して非常に大きなストレスを与えているという問題点
があった。 この場合、ユーザに対してはどのような理由で処理待
ちとなっているのかが分からないため、ネットワークに
不具合があるのか、サーバに不具合が生じているのかが
分からない、という問題点もあった。 また、ストリームサーバの中には、接続上限値を事前
に設定し、それ以上の要求があった場合には、受け付け
を拒否するものもあるが、この場合、ユーザは配信要求
が受け付けられるまで、要求を送信し続けることが多々
あり、この結果、サーバに対してさらに多くの配信要求
が到着することになってしまい、さらに長時間の企画輻
輳が起こってしまうという問題点もあった。
輻輳時に、サーバから応答がない場合には、要求を出し
たクライアントはタイムアウト時間まで処理を待ち続け
るため、無駄なリソースや時間を消費してしまってい
た。 ストリームクライアントの中には、要求処理待ち時に
は、他のアプリケーション処理を受け付けないものもあ
り、ストリームコンテンツを視聴しようとするユーザに
対して非常に大きなストレスを与えているという問題点
があった。 この場合、ユーザに対してはどのような理由で処理待
ちとなっているのかが分からないため、ネットワークに
不具合があるのか、サーバに不具合が生じているのかが
分からない、という問題点もあった。 また、ストリームサーバの中には、接続上限値を事前
に設定し、それ以上の要求があった場合には、受け付け
を拒否するものもあるが、この場合、ユーザは配信要求
が受け付けられるまで、要求を送信し続けることが多々
あり、この結果、サーバに対してさらに多くの配信要求
が到着することになってしまい、さらに長時間の企画輻
輳が起こってしまうという問題点もあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、大規模なストリーム配信を行う際に、クラ
イアントから多数のストリーム配信要求メッセージが来
たときでも、輻輳状況に応じてサーバ側の状態を通知す
ることが可能なストリーム状態通知方法および装置、な
らびにプログラム記録媒体を提供することにある。
題を解決し、大規模なストリーム配信を行う際に、クラ
イアントから多数のストリーム配信要求メッセージが来
たときでも、輻輳状況に応じてサーバ側の状態を通知す
ることが可能なストリーム状態通知方法および装置、な
らびにプログラム記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のストリーム状態通知方法は、クライアン
トから送信されたパケットを受信し、当該パケットのヘ
ッダ情報を解析してストリーム設定要求プロトコルであ
ることを同定し、現在配信中のストリームコネクション
数と閾値とを比較して、上記ストリームコネクション数
が閾値より大きい場合には、輻輳状態である旨を通知す
る情報を送出することを特徴としている。 また、現在配信中のストリームの総帯域と回線利用上
限値とを比較することも特徴としている。 要求を送信してきたクライアントが再度要求を出すま
での待ち時間を算出し、その待ち時間を通知して、待ち
時間経過後に同一要求プロトコルをクライアントから送
出させることも特徴としている。
め、本発明のストリーム状態通知方法は、クライアン
トから送信されたパケットを受信し、当該パケットのヘ
ッダ情報を解析してストリーム設定要求プロトコルであ
ることを同定し、現在配信中のストリームコネクション
数と閾値とを比較して、上記ストリームコネクション数
が閾値より大きい場合には、輻輳状態である旨を通知す
る情報を送出することを特徴としている。 また、現在配信中のストリームの総帯域と回線利用上
限値とを比較することも特徴としている。 要求を送信してきたクライアントが再度要求を出すま
での待ち時間を算出し、その待ち時間を通知して、待ち
時間経過後に同一要求プロトコルをクライアントから送
出させることも特徴としている。
【0008】本発明のストリーム状態通知装置は、ク
ライアントから送出されたパケットを受信する手段と、
当該パケット情報を解析して、ストリーム設定要求プロ
トコルであることを同定する手段と、現在配信中のスト
リームコネクション数を計数して、計数結果を記憶する
手段と、閾値を設定して、該閾値を記憶する手段と、上
記コネクション数と上記閾値とを比較する手段と、メッ
セージを生成する手段とを具備することを特徴としてい
る。 また、現在配信中のストリームの総帯域を算出する手
段と、回線利用上限値を設定する手段と、上記ストリー
ム総帯域と上記回線利用上限値とを比較する手段とを具
備することも特徴としている。 また、待ち時間を算出する手段を具備することも特徴
としている。上記構成を持つことにより、クライアント
から多数のストリーム配信要求メッセージを受信した際
に、輻輳状況に応じてサーバ側の状態を通知することが
可能になり、さらに再要求をクライアント側で送出する
時間をサーバ側で設定することにより、クライアント側
からの再要求によるさらなる要求過多を防止することが
可能になる。その結果、効率的にクライアントの配信要
求処理を行うことが可能になる。
ライアントから送出されたパケットを受信する手段と、
当該パケット情報を解析して、ストリーム設定要求プロ
トコルであることを同定する手段と、現在配信中のスト
リームコネクション数を計数して、計数結果を記憶する
手段と、閾値を設定して、該閾値を記憶する手段と、上
記コネクション数と上記閾値とを比較する手段と、メッ
セージを生成する手段とを具備することを特徴としてい
る。 また、現在配信中のストリームの総帯域を算出する手
段と、回線利用上限値を設定する手段と、上記ストリー
ム総帯域と上記回線利用上限値とを比較する手段とを具
備することも特徴としている。 また、待ち時間を算出する手段を具備することも特徴
としている。上記構成を持つことにより、クライアント
から多数のストリーム配信要求メッセージを受信した際
に、輻輳状況に応じてサーバ側の状態を通知することが
可能になり、さらに再要求をクライアント側で送出する
時間をサーバ側で設定することにより、クライアント側
からの再要求によるさらなる要求過多を防止することが
可能になる。その結果、効率的にクライアントの配信要
求処理を行うことが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例を示す
ストリーム状態通知装置のブロック図である。本実施例
のストリーム状態通知装置は、図5に示すストリームサ
ーバ装置100に実装されるものである。ストリームサ
ーバ装置100は、収容する回線101と、回線101
にメッセージパケットを送信する送信部102、共通メ
モリ104からメッセージパケットのヘッダ情報を読み
出して処理をする読出処理部103と、メッセージやデ
ータを記憶する共通メモリ104と、回線101からの
メッセージパケットを受信する受信部105と、受信し
たメッセージを共通メモリ104に書き込む書込処理部
106と、ストリームを生成して共通メモリ104に書
き込むストリーム生成部107と、テキスト、静止画、
動画、音声などを含む素材であるコンテンツを格納して
おくコンテンツ格納部108と、パケットのヘッダ情報
を解析して、プロトコル処理を行うプロトコル処理部1
09と、現在までのコネクション数を計数するコネクシ
ョン計数部110と、コネクション数の限界を示す閾値
を設定する閾値設定部112と、現在までのコネクショ
ン数と設定された閾値とを比較する閾値比較部111と
から構成されている。
より詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例を示す
ストリーム状態通知装置のブロック図である。本実施例
のストリーム状態通知装置は、図5に示すストリームサ
ーバ装置100に実装されるものである。ストリームサ
ーバ装置100は、収容する回線101と、回線101
にメッセージパケットを送信する送信部102、共通メ
モリ104からメッセージパケットのヘッダ情報を読み
出して処理をする読出処理部103と、メッセージやデ
ータを記憶する共通メモリ104と、回線101からの
メッセージパケットを受信する受信部105と、受信し
たメッセージを共通メモリ104に書き込む書込処理部
106と、ストリームを生成して共通メモリ104に書
き込むストリーム生成部107と、テキスト、静止画、
動画、音声などを含む素材であるコンテンツを格納して
おくコンテンツ格納部108と、パケットのヘッダ情報
を解析して、プロトコル処理を行うプロトコル処理部1
09と、現在までのコネクション数を計数するコネクシ
ョン計数部110と、コネクション数の限界を示す閾値
を設定する閾値設定部112と、現在までのコネクショ
ン数と設定された閾値とを比較する閾値比較部111と
から構成されている。
【0010】第1の実施例では、コネクション計数部1
10と閾値設定部112と閾値比較部111が新たに設
置され、また従来から存在しているコンテンツ格納部1
08に輻輳を示すコンテンツを格納しておき、輻輳時
に、エラー情報を送出するのみならず、輻輳を示すコン
テンツをストリーム配信する点が新規事項である。すな
わち、第1の実施例では、予めこれ以上のコネクション
数に到達したとき輻輳状態になるという限界値(閾値)
を設定し、コネクションを設定する毎に比較部111で
閾値と比較していき、閾値を超えた時点で輻輳状態と判
断するのである。待ち時間やコネクションの総帯域に関
係なく、コネクション数だけで輻輳状態を決定するもの
である。
10と閾値設定部112と閾値比較部111が新たに設
置され、また従来から存在しているコンテンツ格納部1
08に輻輳を示すコンテンツを格納しておき、輻輳時
に、エラー情報を送出するのみならず、輻輳を示すコン
テンツをストリーム配信する点が新規事項である。すな
わち、第1の実施例では、予めこれ以上のコネクション
数に到達したとき輻輳状態になるという限界値(閾値)
を設定し、コネクションを設定する毎に比較部111で
閾値と比較していき、閾値を超えた時点で輻輳状態と判
断するのである。待ち時間やコネクションの総帯域に関
係なく、コネクション数だけで輻輳状態を決定するもの
である。
【0011】図2は、本発明の第1の実施例を示すスト
リーム装置とクライアントとのストリーム設定プロトコ
ルの流れのシーケンスチャートである。なお、図2で
は、クライアントからのストリーム配信要求が多数到着
している企画輻輳の状態となっている場合について説明
する。 (ストリーム装置100でのメッセージaの処理) 1)輻輳時、プロトコル処理部109において、現在輻
輳中である旨を記載したResponseメッセージを
生成し、共通メモリ104に書き込み、送出する。 2)プロトコル処理部109からストリーム生成部10
7に対して、輻輳状態を示すコンテンツ(A)のストリ
ーム配信を指示する。 3)ストリーム生成部107は、その指示に従い、コン
テンツ格納部106に格納されたコンテンツAを取り出
し、ストリーム配信可能なパケットに変換して、共通メ
モリ104に書き込み、クライアント300aに対して
ストリーム配信を行う。ストリーム装置100は、上記
のような流れに従って処理を行う。図2のシーケンス
で、Request/ResponseメッセージはR
TSPプロトコルを用いてやりとりされ、ストリーム配
信はRTPプロトコルを用いて行われる。上記のRTP
は、ストリームコンテンツの入ったパケットをカプセル
化して転送するためのプロトコルである。
リーム装置とクライアントとのストリーム設定プロトコ
ルの流れのシーケンスチャートである。なお、図2で
は、クライアントからのストリーム配信要求が多数到着
している企画輻輳の状態となっている場合について説明
する。 (ストリーム装置100でのメッセージaの処理) 1)輻輳時、プロトコル処理部109において、現在輻
輳中である旨を記載したResponseメッセージを
生成し、共通メモリ104に書き込み、送出する。 2)プロトコル処理部109からストリーム生成部10
7に対して、輻輳状態を示すコンテンツ(A)のストリ
ーム配信を指示する。 3)ストリーム生成部107は、その指示に従い、コン
テンツ格納部106に格納されたコンテンツAを取り出
し、ストリーム配信可能なパケットに変換して、共通メ
モリ104に書き込み、クライアント300aに対して
ストリーム配信を行う。ストリーム装置100は、上記
のような流れに従って処理を行う。図2のシーケンス
で、Request/ResponseメッセージはR
TSPプロトコルを用いてやりとりされ、ストリーム配
信はRTPプロトコルを用いて行われる。上記のRTP
は、ストリームコンテンツの入ったパケットをカプセル
化して転送するためのプロトコルである。
【0012】先ず、クライアント300aから、あるス
トリームコンテンツを受信するための要求を行うため
に、ストリーム設定プロトコルを用いて、Reques
tメッセージaをストリームサーバ装置100に対して
送出する。ストリームサーバ装置100においては、図
1に示す回線101を介してそのメッセージaを受信部
105で受信する。受信したメッセージを書込処理部1
06により共通メモリ104に書き込む。次に、プロト
コル処理部109によりそのメッセージの解析を行い、
ストリーム設定要求プロトコルであることを同定する。
次に、コネクション計数部110により計数された現在
配信中のストリームコネクション数と、閾値設定部11
2により事前に設定された閾値とを、閾値比較部111
において比較する。比較の結果、現在のコネクション数
が設定された閾値を超えている場合には、プロトコル処
理部109が現在輻輳中である旨を記載したRespo
nseメッセージを生成し、共通メモリ104に書き込
むことにより、読出処理部103がこれを読み出して、
送信部102から回線101を介してクライアント30
0aにResponseメッセージdを送信する。次
に、プロトコル処理部109からストリーム生成部10
7に対して輻輳状態を示すコンテンツ(A)のストリー
ム配信を指示する。これにより、ストリーム生成部10
7はその指示に従ってコンテンツ格納部108から該当
するコンテンツAを取り出し、ストリーム配信可能なパ
ケットに変換して、これを共通メモリ104に書き込
む。読出処理部103がこれを読み出して送信部102
に渡すことにより、送信部102から回線を介してクラ
イアント300aにストリーム配信を行う。
トリームコンテンツを受信するための要求を行うため
に、ストリーム設定プロトコルを用いて、Reques
tメッセージaをストリームサーバ装置100に対して
送出する。ストリームサーバ装置100においては、図
1に示す回線101を介してそのメッセージaを受信部
105で受信する。受信したメッセージを書込処理部1
06により共通メモリ104に書き込む。次に、プロト
コル処理部109によりそのメッセージの解析を行い、
ストリーム設定要求プロトコルであることを同定する。
次に、コネクション計数部110により計数された現在
配信中のストリームコネクション数と、閾値設定部11
2により事前に設定された閾値とを、閾値比較部111
において比較する。比較の結果、現在のコネクション数
が設定された閾値を超えている場合には、プロトコル処
理部109が現在輻輳中である旨を記載したRespo
nseメッセージを生成し、共通メモリ104に書き込
むことにより、読出処理部103がこれを読み出して、
送信部102から回線101を介してクライアント30
0aにResponseメッセージdを送信する。次
に、プロトコル処理部109からストリーム生成部10
7に対して輻輳状態を示すコンテンツ(A)のストリー
ム配信を指示する。これにより、ストリーム生成部10
7はその指示に従ってコンテンツ格納部108から該当
するコンテンツAを取り出し、ストリーム配信可能なパ
ケットに変換して、これを共通メモリ104に書き込
む。読出処理部103がこれを読み出して送信部102
に渡すことにより、送信部102から回線を介してクラ
イアント300aにストリーム配信を行う。
【0013】(クライアント300aでのメッセージd
の処理)図示省略しているが、クライアント300aの
端末構成は、受信部と表示部とから構成される。クライ
アント300aは、メッセージdを受信すると、受信処
理を行った後、メッセージd中に格納されたコンテンツ
の表示処理を行い、画面に表示する。以上のようにし
て、第1の実施例では、クライアントから多数のストリ
ーム配信要求メッセージが来ることにより企画輻輳が生
じた場合、サーバ側の状態をクライアントに対して通知
することが可能になる。その結果、クライアント側は、
どのような理由で要求されたストリームコンテンツの配
信が行われないのかを知ることができる。また、ストリ
ームサーバ装置100からの応答コンテンツの表示終了
まで、クライアントでの再要求を待たせることが可能と
なるため、さらなる企画輻輳を防止することができる。
なお、本実施例では、コネクション数と設定された閾値
とを比較したが、現在の配信ストリーム総帯域を計測し
て、予め定められた回線利用可能な上限値と比較するこ
とによっても、上記説明と同様の処理を行うことができ
る。また、本実施例では、ストリーム状態通知装置をス
トリームサーバ装置100に実装した例を説明したが、
ストリームサーバ機能を有する配信装置に実装しても差
し支えない。
の処理)図示省略しているが、クライアント300aの
端末構成は、受信部と表示部とから構成される。クライ
アント300aは、メッセージdを受信すると、受信処
理を行った後、メッセージd中に格納されたコンテンツ
の表示処理を行い、画面に表示する。以上のようにし
て、第1の実施例では、クライアントから多数のストリ
ーム配信要求メッセージが来ることにより企画輻輳が生
じた場合、サーバ側の状態をクライアントに対して通知
することが可能になる。その結果、クライアント側は、
どのような理由で要求されたストリームコンテンツの配
信が行われないのかを知ることができる。また、ストリ
ームサーバ装置100からの応答コンテンツの表示終了
まで、クライアントでの再要求を待たせることが可能と
なるため、さらなる企画輻輳を防止することができる。
なお、本実施例では、コネクション数と設定された閾値
とを比較したが、現在の配信ストリーム総帯域を計測し
て、予め定められた回線利用可能な上限値と比較するこ
とによっても、上記説明と同様の処理を行うことができ
る。また、本実施例では、ストリーム状態通知装置をス
トリームサーバ装置100に実装した例を説明したが、
ストリームサーバ機能を有する配信装置に実装しても差
し支えない。
【0014】(第2の実施例)図3は、本発明の第2の
実施例を示すストリーム状態通知装置の構成図である。
図3に示すように、本実施例が第1の実施例と異なる点
は、クライアントの再要求送出までの待ち時間を算出す
る待ち時間算出部113と、メッセージを生成するメッ
セージ生成部114が追加されていることである。その
他の構成は、図1と殆んど同じである。なお、待ち時間
算出部113は、メッセージを送出してきたクライアン
トが当該コンテンツに対して再要求を送出することが可
能になる時間を乱数により算出するものであり、メッセ
ージ生成部114は、待ち時間算出部113で算出され
た待ち時間(Duration)情報を内容とするテキ
ストを生成するものである。また、メッセージ生成部1
14とストリーム生成部107との機能上の相違点を述
べると、メッセージ生成部114は、待ち時間メッセー
ジ入りコンテンツを生成して、コンテンツ格納部108
に格納する処理部であるのに対して、ストリーム生成部
107は、コンテンツ格納部108に格納されているコ
ンテンツを取り出し、これをストリームパケットに変換
して共通メモリ104に書き込む処理を行う処理部であ
る。本実施例によれば、ストリームサーバ装置側におい
て、クライアントにおける再要求までの時間を管理する
ことができるので、再要求メッセージを効率的に処理で
きる。
実施例を示すストリーム状態通知装置の構成図である。
図3に示すように、本実施例が第1の実施例と異なる点
は、クライアントの再要求送出までの待ち時間を算出す
る待ち時間算出部113と、メッセージを生成するメッ
セージ生成部114が追加されていることである。その
他の構成は、図1と殆んど同じである。なお、待ち時間
算出部113は、メッセージを送出してきたクライアン
トが当該コンテンツに対して再要求を送出することが可
能になる時間を乱数により算出するものであり、メッセ
ージ生成部114は、待ち時間算出部113で算出され
た待ち時間(Duration)情報を内容とするテキ
ストを生成するものである。また、メッセージ生成部1
14とストリーム生成部107との機能上の相違点を述
べると、メッセージ生成部114は、待ち時間メッセー
ジ入りコンテンツを生成して、コンテンツ格納部108
に格納する処理部であるのに対して、ストリーム生成部
107は、コンテンツ格納部108に格納されているコ
ンテンツを取り出し、これをストリームパケットに変換
して共通メモリ104に書き込む処理を行う処理部であ
る。本実施例によれば、ストリームサーバ装置側におい
て、クライアントにおける再要求までの時間を管理する
ことができるので、再要求メッセージを効率的に処理で
きる。
【0015】図4は、図3におけるストリームサーバ装
置とクライアントとのストリーム設定プロトコルの流れ
のシーケンスチャートである。なお、本実施例では、第
1の実施例と同様に、クライアントからのストリーム配
信要求が多数到着している企画輻輳の状態になっている
場合について説明する。 (ストリームサーバ装置100でのメッセージaの処
理)第2の実施例に関して、ストリームサーバ装置10
0の処理は、下記のように整理される。 1)輻輳時、プロトコル処理部109において、現在輻
輳中である旨を記載したResponseメッセージを
生成し、共通メモリ104に書き込み、これを送出す
る。 2)待ち時間算出部113により再要求可能な時間とし
て待ち時間(Duration)を算出し、メッセージ
生成部114に通知する。 3)メッセージ生成部114では、通知された待ち時間
に応じたメッセージを含んだ、輻輳状態を示すコンテン
ツを作成し、コンテンツ格納部108に格納する。 4)プロトコル処理部109からストリーム生成部10
7に対して、輻輳状態を示すコンテンツ(A)のストリ
ーム配信を指示する。 5)ストリーム生成部107は、その指示に従ってコン
テンツ格納部108に格納されたコンテンツAを取り出
し、ストリーム配信可能なパケットに変換して、共通メ
モリ104に書き込み、クライアントに対してストリー
ム配信を行う。
置とクライアントとのストリーム設定プロトコルの流れ
のシーケンスチャートである。なお、本実施例では、第
1の実施例と同様に、クライアントからのストリーム配
信要求が多数到着している企画輻輳の状態になっている
場合について説明する。 (ストリームサーバ装置100でのメッセージaの処
理)第2の実施例に関して、ストリームサーバ装置10
0の処理は、下記のように整理される。 1)輻輳時、プロトコル処理部109において、現在輻
輳中である旨を記載したResponseメッセージを
生成し、共通メモリ104に書き込み、これを送出す
る。 2)待ち時間算出部113により再要求可能な時間とし
て待ち時間(Duration)を算出し、メッセージ
生成部114に通知する。 3)メッセージ生成部114では、通知された待ち時間
に応じたメッセージを含んだ、輻輳状態を示すコンテン
ツを作成し、コンテンツ格納部108に格納する。 4)プロトコル処理部109からストリーム生成部10
7に対して、輻輳状態を示すコンテンツ(A)のストリ
ーム配信を指示する。 5)ストリーム生成部107は、その指示に従ってコン
テンツ格納部108に格納されたコンテンツAを取り出
し、ストリーム配信可能なパケットに変換して、共通メ
モリ104に書き込み、クライアントに対してストリー
ム配信を行う。
【0016】以下、第2の実施例の動作を述べる。先
ず、クライアント300aから、あるストリームコンテ
ンツを受信するための要求を行うために、ストリーム設
定プロトコルを用いてRequestメッセージaをス
トリームサーバ装置100に対して送出する。ストリー
ムサーバ装置100は、受信したメッセージaの受信処
理および解析処理を行い、ストリーム設定要求プロトコ
ルであることを同定する。なお、第1図の第1の実施例
による処理と同じ場合には、説明を省略する。次に、現
在配信中のストリームコネクション数と設定された閾値
とを、閾値比較部111により比較し、比較の結果、コ
ネクション数が閾値を超えている場合には、プロトコル
処理部109は現在輻輳中である旨を示すRespon
seメッセージeを生成し、これを共通メモリ104に
書き込む。次に、読出処理部103が共通メモリ104
からこのResponseメッセージeを読み出し、送
信部102から回線101を介してクライアント300
aに送信する。次に、待ち時間算出部113により当該
クライアントが当該コンテンツに対して再要求を送出す
ることが可能になる時間を乱数により算出し、その値を
Duration情報とする。このDuration情
報をメッセージ生成部114に通知すると、メッセージ
生成部114は、コンテンツ格納部18から通知された
待ち時間に応じたメッセージを含んだ、輻輳状態を示す
コンテンツを作成し、コンテンツ格納部108に格納す
る。次に、プロトコル処理部109からストリーム生成
部107に対して、輻輳状態を示すコンテンツ(A)の
ストリーム配信を指示することにより、ストリーム生成
部107は、その指示に従ってコンテンツ格納部108
に格納されたコンテンツAを取り出し、ストリーム配信
可能なパケットに変換して、共通メモリ104に書き込
む。読出処理部103は、共通メモリ104からストリ
ーム配信可能なパケットを読み出し、送信部102から
回線101を介してクライアント300aに対してスト
リーム配信を行う。
ず、クライアント300aから、あるストリームコンテ
ンツを受信するための要求を行うために、ストリーム設
定プロトコルを用いてRequestメッセージaをス
トリームサーバ装置100に対して送出する。ストリー
ムサーバ装置100は、受信したメッセージaの受信処
理および解析処理を行い、ストリーム設定要求プロトコ
ルであることを同定する。なお、第1図の第1の実施例
による処理と同じ場合には、説明を省略する。次に、現
在配信中のストリームコネクション数と設定された閾値
とを、閾値比較部111により比較し、比較の結果、コ
ネクション数が閾値を超えている場合には、プロトコル
処理部109は現在輻輳中である旨を示すRespon
seメッセージeを生成し、これを共通メモリ104に
書き込む。次に、読出処理部103が共通メモリ104
からこのResponseメッセージeを読み出し、送
信部102から回線101を介してクライアント300
aに送信する。次に、待ち時間算出部113により当該
クライアントが当該コンテンツに対して再要求を送出す
ることが可能になる時間を乱数により算出し、その値を
Duration情報とする。このDuration情
報をメッセージ生成部114に通知すると、メッセージ
生成部114は、コンテンツ格納部18から通知された
待ち時間に応じたメッセージを含んだ、輻輳状態を示す
コンテンツを作成し、コンテンツ格納部108に格納す
る。次に、プロトコル処理部109からストリーム生成
部107に対して、輻輳状態を示すコンテンツ(A)の
ストリーム配信を指示することにより、ストリーム生成
部107は、その指示に従ってコンテンツ格納部108
に格納されたコンテンツAを取り出し、ストリーム配信
可能なパケットに変換して、共通メモリ104に書き込
む。読出処理部103は、共通メモリ104からストリ
ーム配信可能なパケットを読み出し、送信部102から
回線101を介してクライアント300aに対してスト
リーム配信を行う。
【0017】(クライアント300aでのメッセージe
の処理)ストリームサーバ装置100から送出されたR
esponseメッセージeは、配信網200を介して
クライアント300aに到着する。クライアント300
aは、メッセージeの受信処理を行い、メッセージe中
に格納されているコンテンツの表示処理を行い、画面に
表示する。さらに、クライアント300aは、図4に示
すように、メッセージ中に格納されたDuration
情報の時間だけ、コンテンツ配信要求の再送出を待つ。
Duration時間の経過後、クライアント300a
は、ストリームサーバ装置100に対して再度Requ
estメッセージaを送出する。ストリームサーバ装置
100は、当該メッセージaを処理し、ストリーム配信
処理が可能となっていれば、Responseメッセー
ジfをクライアント300aに対して送出する。このR
esponseメッセージfには、クライアントが要求
しているストリームコンテンツの配信が可能である旨が
記載されている。従って、その後、通常のコネクション
設定処理が行われ、その後に要求したストリームコンテ
ンツのストリーム配信が行われる。もし、Durati
on時間待たせたにもかかわらず、未だ企画輻輳が終了
していない場合には、待ち時間算出部113により再度
待ち時間を算出し、メッセージ生成部114でResp
onseメッセージfを生成し、再度送信部102から
クライアント300aに対して輻輳状態である旨を通知
する。
の処理)ストリームサーバ装置100から送出されたR
esponseメッセージeは、配信網200を介して
クライアント300aに到着する。クライアント300
aは、メッセージeの受信処理を行い、メッセージe中
に格納されているコンテンツの表示処理を行い、画面に
表示する。さらに、クライアント300aは、図4に示
すように、メッセージ中に格納されたDuration
情報の時間だけ、コンテンツ配信要求の再送出を待つ。
Duration時間の経過後、クライアント300a
は、ストリームサーバ装置100に対して再度Requ
estメッセージaを送出する。ストリームサーバ装置
100は、当該メッセージaを処理し、ストリーム配信
処理が可能となっていれば、Responseメッセー
ジfをクライアント300aに対して送出する。このR
esponseメッセージfには、クライアントが要求
しているストリームコンテンツの配信が可能である旨が
記載されている。従って、その後、通常のコネクション
設定処理が行われ、その後に要求したストリームコンテ
ンツのストリーム配信が行われる。もし、Durati
on時間待たせたにもかかわらず、未だ企画輻輳が終了
していない場合には、待ち時間算出部113により再度
待ち時間を算出し、メッセージ生成部114でResp
onseメッセージfを生成し、再度送信部102から
クライアント300aに対して輻輳状態である旨を通知
する。
【0018】以上のようにして、第2の実施例において
は、クライアントから多数のストリーム配信要求メッセ
ージが来たことにより企画輻輳が生じた時、サーバ側の
状態をクライアントに対して通知することが可能にな
り、クライアント(ユーザ)はどのような理由で要求さ
れたストリームコンテンツの配信が行われないのかを知
ることができる。また、クライアントからの再要求を、
ストリームサーバ装置側で管理することができるので、
クライアントからの再要求メッセージを効率的に処理す
ることが可能になる。なお、本実施例では、待ち時間を
乱数により定めているが、ある分布関数に従って待ち時
間を定めても構わない。
は、クライアントから多数のストリーム配信要求メッセ
ージが来たことにより企画輻輳が生じた時、サーバ側の
状態をクライアントに対して通知することが可能にな
り、クライアント(ユーザ)はどのような理由で要求さ
れたストリームコンテンツの配信が行われないのかを知
ることができる。また、クライアントからの再要求を、
ストリームサーバ装置側で管理することができるので、
クライアントからの再要求メッセージを効率的に処理す
ることが可能になる。なお、本実施例では、待ち時間を
乱数により定めているが、ある分布関数に従って待ち時
間を定めても構わない。
【0019】図2および図4に示す第1の実施例および
第2の実施例の処理シーケンスチャートをプログラムに
変換し、変換されたプログラムをCD−ROMなどの記
録媒体に格納しておけば、この記録媒体を任意のコンピ
ュータに実装し、プログラムをインストールした後、実
行することにより、本発明が容易に実現できる。また、
プログラムをネットワークを介して他のコンピュータに
ダウンロードして、実行させることにより、任意の他の
コンピュータにおいても本発明が容易に実現できる。
第2の実施例の処理シーケンスチャートをプログラムに
変換し、変換されたプログラムをCD−ROMなどの記
録媒体に格納しておけば、この記録媒体を任意のコンピ
ュータに実装し、プログラムをインストールした後、実
行することにより、本発明が容易に実現できる。また、
プログラムをネットワークを介して他のコンピュータに
ダウンロードして、実行させることにより、任意の他の
コンピュータにおいても本発明が容易に実現できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大規模ストリーム配信を行う際に、クライアントから多
数のストリーム配信要求メッセージが来た場合でも、輻
輳状態に応じてサーバ側の状態をクライアントに通知す
ることができるとともに、さらにクライアント側から再
要求を送出する時間をサーバ側で設定することができる
ので、クライアント側からの再要求によるさらなる要求
過多を防止することができ、効率的にクライアントの配
信要求処理を行うことが可能となる。
大規模ストリーム配信を行う際に、クライアントから多
数のストリーム配信要求メッセージが来た場合でも、輻
輳状態に応じてサーバ側の状態をクライアントに通知す
ることができるとともに、さらにクライアント側から再
要求を送出する時間をサーバ側で設定することができる
ので、クライアント側からの再要求によるさらなる要求
過多を防止することができ、効率的にクライアントの配
信要求処理を行うことが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すストリーム状態通
知装置の構成図である。
知装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すサーバとクライア
ントのストリーム設定プロトコルの流れのシーケンスチ
ャートである。
ントのストリーム設定プロトコルの流れのシーケンスチ
ャートである。
【図3】本発明の第2の実施例を示すストリーム状態通
知装置の構成図である。
知装置の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すサーバとクライア
ントのストリーム設定プロトコルの流れのシーケンスチ
ャートである。
ントのストリーム設定プロトコルの流れのシーケンスチ
ャートである。
【図5】従来におけるサーバとクライアントの接続構成
図である。
図である。
【図6】従来におけるサーバとクライアントのストリー
ム配信要求シーケンスチャートである。
ム配信要求シーケンスチャートである。
100…ストリームサーバ装置、101…回線、102
…送信部、103…読出処理部、104…共通メモリ、
105…受信部、106…書込処理部、107…ストリ
ーム生成部、108…コンテンツ格納部、109…プロ
トコル処理部、110…コネクション計数部、111…
閾値比較部、112…閾値設定部、113…待ち時間算
出部、114…メッセージ生成部、200…配信網、3
00a〜300d…クライアント。
…送信部、103…読出処理部、104…共通メモリ、
105…受信部、106…書込処理部、107…ストリ
ーム生成部、108…コンテンツ格納部、109…プロ
トコル処理部、110…コネクション計数部、111…
閾値比較部、112…閾値設定部、113…待ち時間算
出部、114…メッセージ生成部、200…配信網、3
00a〜300d…クライアント。
Claims (7)
- 【請求項1】 ストリーム配信ネットワークにおいて、 クライアントから送出されたパケットを受信し、 該パケットのヘッダ情報を解析して、ストリーム設定要
求プロトコルであることを同定し、 現在配信中のストリームコネクション数と予め設定され
た閾値とを比較し、 比較の結果、上記コネクション数が閾値よりも大きい場
合には、輻輳状態であることを示す情報を上記クライア
ントに送信することを特徴とするストリーム状態通知方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のストリーム状態通知方
法において、 前記現在配信中のストリームコネクション数と閾値を比
較する代りに、現在配信中のストリームの総帯域と、回
線利用上限値とを比較して、総帯域が上限値より大きい
ときに輻輳状態であることを示す情報を送信することを
特徴とするストリーム状態通知方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載のストリーム状態通知方
法において、 前記クライアントが再度ストリーム設定要求を出すまで
の待ち時間を算出し、 算出した待ち時間の経過後に、同一要求プロトコルを該
クライアントから送出させることを特徴とするストリー
ム状態通知方法。 - 【請求項4】 ストリーム配信ネットワークにおいて、 クライアントから送出されたパケットを受信する手段
と、当該パケットのヘッダ情報を解析し、ストリーム設
定要求プロトコルであることを同定する手段と、 現在配信中のストリームコネクション数を計数して、計
数結果値を記憶する手段と、予め閾値を設定して、設定
された閾値を記憶する手段と、上記コネクション数と上
記閾値とを比較する手段と、比較の結果に応じて上記ク
ライアントへのメッセージを生成する手段とを具備する
ことを特徴とするストリーム状態通知装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載のストリーム状態通知装
置において、 前記ストリームコネクション数計数手段に代って、ある
いは追加して、現在配信中のストリームの総帯域を算出
する手段と、 前記閾値設定手段に代って、あるいは追加して、回線利
用上限値を設定する手段と、 前記コネクション数と閾値とを比較する手段に代って、
あるいは追加して、該ストリームの総帯域と該回線利用
上限値とを比較する手段とを具備することを特徴とする
ストリーム状態通知装置。 - 【請求項6】 請求項4に記載のストリーム状態通知装
置において、 前記各手段に加えて、待ち時間を算出する手段を具備す
ることを特徴とするストリーム状態通知装置。 - 【請求項7】 請求項1項ないし3項のいずれかに記載
のストリーム状態通知方法の各処理ステップをプログラ
ムに変換し、該プログラムを記録媒体に記録したことを
特徴とするコンピュータで読み取り可能なプログラム記
録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318939A JP2002135307A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | ストリーム状態通知方法および装置、ならびにプログラム記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318939A JP2002135307A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | ストリーム状態通知方法および装置、ならびにプログラム記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002135307A true JP2002135307A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18797484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000318939A Pending JP2002135307A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | ストリーム状態通知方法および装置、ならびにプログラム記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002135307A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007513401A (ja) * | 2003-10-20 | 2007-05-24 | ソニー・コンピュータ・エンタテインメント・アメリカ・インク | ピアツーピアリレーネットワークにおける観客 |
JP2011077793A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Oki Electric Industry Co Ltd | サーバー、ネットワーク機器、クライアント及びこれらから構成されるネットワークシステム |
JP2014183477A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Pfu Ltd | 情報処理装置、方法およびプログラム |
WO2016208568A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | 日本電気株式会社 | データ圧縮装置及びデータ圧縮承認装置 |
-
2000
- 2000-10-19 JP JP2000318939A patent/JP2002135307A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007513401A (ja) * | 2003-10-20 | 2007-05-24 | ソニー・コンピュータ・エンタテインメント・アメリカ・インク | ピアツーピアリレーネットワークにおける観客 |
JP2011077793A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Oki Electric Industry Co Ltd | サーバー、ネットワーク機器、クライアント及びこれらから構成されるネットワークシステム |
JP2014183477A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Pfu Ltd | 情報処理装置、方法およびプログラム |
WO2016208568A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | 日本電気株式会社 | データ圧縮装置及びデータ圧縮承認装置 |
JPWO2016208568A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2018-04-12 | 日本電気株式会社 | データ圧縮装置及びデータ圧縮承認装置 |
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