JP2002132532A - サーバの接続負荷テスト方法及びこの方法に使用されるプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

サーバの接続負荷テスト方法及びこの方法に使用されるプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002132532A
JP2002132532A JP2000318936A JP2000318936A JP2002132532A JP 2002132532 A JP2002132532 A JP 2002132532A JP 2000318936 A JP2000318936 A JP 2000318936A JP 2000318936 A JP2000318936 A JP 2000318936A JP 2002132532 A JP2002132532 A JP 2002132532A
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Yoshiro Moriyama
芳郎 森山
Shigeo Sato
薫生 佐藤
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4D COMMUNICATIONS Inc
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4D COMM Inc
4D COMMUNICATIONS Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 サーバのクラアント接続負荷テストを、容易
に、かつ非公開に行えるようにする。 【解決手段】 自動接続プログラム41が記憶媒体4に
記憶されて頒布される。セットアッププログラム43
は、自動接続が行われる旨の意思確認を行いながら、複
数の接続先のIPアドレスを記憶した接続先情報ファイ
ル42と共に自動接続プログラム41をインストールす
る。自動接続プログラム41は、特定の時間又は時間帯
が到来した際、接続先情報ファイル42を開き、特定の
WWWサーバ1にインターネット2を介して自動的に接
続要求を発する。正しく接続が行われてファイルが転送
されたかどうかの情報がテスト結果ファイル44に記憶
される。WWWサーバ1から送られたHTMLファイル
はディスプレイ39には表示されず、IPアドレスやU
RLも各クライアント3では判らない。テスト結果ファ
イル44は、各クライアント3では改ざんできない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、サーバ/クラ
イアントのネットワーク環境において、多数のクライア
ントの同時接続要求にサーバが耐えられるかどうかテス
トするサーバの接続負荷テスト方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータネットワークの技術は、I
T(情報技術)の中核的なものであり、一つの社会イン
フラとなりつつある。コンピュータネットワーク技術に
おいては、分散処理や並列処理等の要請やデスクトップ
パソコン等の安価で高性能なコンピュータの爆発的普及
を背景として、サーバ/クライアントと呼ばれるネット
ワークの考え方が一般的となってきた。例えば、インタ
ーネット上のウェッブページによる情報発信は、WWW
サーバ(ウェッブサーバ)がパソコン等のクライアント
にHTMLファイルを転送することにより行われてお
り、一つのサーバ/クラアント環境である。
【0003】このようなサーバ/クライアント環境のネ
ットワークにおいて、一つのサーバに多数のクライアン
トが同時に接続要求を発すると、サーバの技術的な許容
量の関係から、すべてのクライアントを接続することが
できなったり、サーバの処理能力が極端に低下してしま
ったり、最悪の場合、サーバがダウンして動作が停止し
てしまったりする問題が生ずる場合がある。従って、こ
のような問題が生じないかどうか、サーバの稼働開始前
に接続負荷テストすることが必要となっている。
【0004】このようなサーバの接続負荷テストを行う
には、多数の接続要求を仮想的にサーバに対して送信す
る専用の接続負荷テスト装置を使用する方法もあるが、
なるべく実際の環境に近い状態でテストすることが好ま
しい。つまり、所定数のクライアントから実際に接続要
求を送ってサーバがアクセスに耐えられるかどうかをテ
ストすることが好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法には、以下のような困難性がある。まず第一の問題
は、上記のような所定数のクライアントを確保すること
の困難性である。社内LAN等のイントラネットでは、
クライアントの数が限られており、それらが社内の資産
として確保されているので、それほど困難性はないが、
インターネット等の開放型のネットワークでは、同時に
アクセスするクライアントの数が数百から数千にも及ぶ
場合があり、このような多数のクライアントを接続負荷
テスト用に事前に確保することは殆ど不可能である。ま
た、多数のクライアントを確保できても、それを同時又
は同じ時間帯に操作してサーバに接続要求を発すること
は、マンパワーがかかりすぎ、不可能に近い。
【0006】第二の問題は、サーバの接続負荷テスト
は、非公開の状態で行うべき場合があることである。例
えば、新製品を紹介するウェッブページのURLは、新
製品の発表前には公表されず、一般にはアクセスできな
い状態とされる。そして、新製品の発表と同時に、この
URLを公表し、アクセスを受け付けて新製品を紹介す
る。この場合、新製品の発表時の多数のクライアントの
アクセスに耐えられるかどうか事前にテストする必要が
あるが、このテストの際も、そのウェッブページのUR
Lを公表せず、非公開でテストを行う必要がある。UR
Lを公表できれば、ネット上でクライアントに対しテス
トへの参加を募ることも可能であるが、URLを公表す
ると、新製品の情報を発表前に公表することになってし
まう。
【0007】本願の発明は、かかる課題を解決するため
になされたものであり、サーバがネットワークを介した
多数のクラアントの接続負荷に対して耐えられるかどう
かテストする接続負荷テストを、容易に、かつ場合によ
っては非公開に行えるようにする技術的意義がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明は、サーバがネットワー
クを介した多数のクラアントの接続負荷に対して耐えら
れるかどうかテストするサーバの接続負荷テスト方法で
あって、各クラアントにインストールされた自動接続プ
ログラムにより特定の時間又は時間帯が到来した際に自
動的に各クライアントがサーバに対して接続要求を発す
ることにより接続負荷を行う方法であるという構成を有
する。また、上記課題を解決するため、請求項2記載の
発明は、前記請求項1の構成において、前記自動接続プ
ログラムは、前記ネットワーク上での前記サーバの場所
を示す情報が各クライアントを操作する者に判らないよ
うにするものであるという構成を有する。また、上記課
題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記請求項
1又は2の構成において、前記自動接続プログラムは、
前記各クライアントにおいて、入力が所定時間無い場合
に自動接続を実行するものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明
は、前記請求項1、2又は3の構成において、前記自動
接続プログラムは、異なる複数のサーバに対して自動的
に接続要求を発することができるものであるという構成
を有する。また、上記課題を解決するため、請求項5記
載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成におい
て、前記各クライアントが前記サーバに接続要求を発し
た結果を収集するデータ収集を行うという構成を有す
る。また、上記課題を解決するため、請求項6記載の発
明は、前記請求項5の構成において、前記サーバに接続
要求を発した結果のデータを、各クライアントが備える
記憶手段に改ざんできない状態のファイルで記憶し、こ
のファイルを転送させることにより前記データ収集を行
うという構成を有する。また、上記課題を解決するた
め、請求項7記載の発明は、前記請求項1乃至6いずれ
かの構成において、前記ネットワークはインターネット
であり、前記サーバはWWWサーバであるという構成を
有する。また、上記課題を解決するため、請求項8記載
の発明は、前記請求項1乃至7いずれかに記載の方法に
使用される自動接続プログラムを記憶した記憶媒体であ
るという構成を有する。また、上記課題を解決するた
め、請求項9記載の発明は、前記請求項8の構成におい
て、前記自動接続プログラムが前記各クライアントにイ
ンストールされる際、自動接続が行われる旨の意思確認
をクライアントの保有者又は操作者に対して行うプログ
ラムを記憶しているという構成を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態(以
下、実施形態)について説明する。図1は、本願発明の
サーバの接続負荷テスト方法について説明する概略図で
ある。本実施形態では、接続負荷テストの対象としてW
WWサーバ1を採り上げている。WWWサーバ1には、
インターネット2を介して多数のクライアント3がつな
がっている。尚、WWWサーバ1は、所定のHTMLフ
ァイルをクライアント3に送って表示するものである。
クライアント3は、周知のように、パソコン等のコンピ
ュータである。クライアント3は、CPU(中央処理装
置)31、RAM32やROM33等のメモリ、ハード
ディスク34、CD−ROMドライブ35、フレキシブ
ルディスクドライブ36、不図示の各種インターフェー
ス、データの入力を行うキーボード37やマウス38、
データの表示を行うディスプレイ39等から成ってい
る。
【0010】クライアント3のハードディスク34に
は、実施形態の記憶媒体4から自動接続プログラム41
がインストールされている。図1に示すように、実施形
態の記憶媒体4は、自動接続プログラム41と、接続先
情報を記憶した接続先情報ファイル42と、自動接続プ
ログラム41を自動インストールするセットアッププロ
グラム43と、テスト結果を保存するテスト結果ファイ
ル44と、設定ファイル等の他の必要なファイル(不図
示)が記憶されている。
【0011】本実施形態の接続負荷テスト方法は、不特
定多数のクライアント3から同時に接続要求をWWWサ
ーバ1に対して出してもらうことにより行うものであ
る。これを可能にするため、実施形態の記憶媒体4は、
不特定多数の者に頒布されることを前提にしている。具
体的には、例えばパソコンショップの店頭に置かれて自
由に持ち帰ってもらうようにしたり、パッケージソフト
のおまけとして同封して頒布したりする。尚、記憶媒体
4は、CD−ROMの場合が多いが、フレキシブルディ
スク、ZIPディスク、光磁気ディスク、メモリーカー
ド、メモリースティック等であっても良い。
【0012】図2に示すセットアッププログラム43が
実行されると、自動接続プログラム41、接続先情報フ
ァイル42及びテスト結果ファイル44をクライアント
3上の所定の場所に転送する。不図示の設定ファイルや
ショートカットを作成するためのファイルも同様に転送
し、必要な設定が行われる。
【0013】図3は、自動接続プログラム41の概要を
示すフローチャートである。自動接続プログラム41
は、OSが起動した状態でマウス又はキーボード等から
の入力が一定時間無い場合に実行されるようになってい
る。このような処理は、アイドル処理等と呼ばれ、OnId
leというような名の関数で記述される。例えば、一定時
間入力が無い場合にアクティブとなるスクリーンセーバ
ーのようなプログラムを書き換えて自動接続プログラム
41は作られる。図3に示すように、自動接続プログラ
ム41が実行されると、まず、接続先情報ファイル42
を開く。図4は、接続先情報ファイル42の内容につい
て説明する図である。図4に示すように、接続先情報フ
ァイル42は、接続先を示すIPアドレスと、テスト予
定日時とをデータベース化したファイルである。図4で
は、テスト予定日時は、西暦、月、日、時間の順に表示
されている。
【0014】自動接続プログラム41が実行されると、
その実行開始時を基準にして接続先情報ファイル42が
検索され、テスト予定日時が一定時間内(例えば30分
以内、以下検索設定時間と呼ぶ)に迫っているものが無
いかどうか検索される。検索の結果、テスト予定日時が
検索設定時間内に迫っているものがあった場合、その接
続先のIPアドレスとテスト予定日時のデータが接続先
情報ファイル42から転送され、接続先のIPアドレス
をデスティネーションにする等、TCP/IP及びHT
TPプロトコルに従った接続要求コマンドが作成され
る。そして、テスト予定日時の時間になったら、接続要
求コマンドが実行される。
【0015】接続要求コマンドは、そのIPアドレスの
WWWサーバ1が有する特定のHTMLファイルを転送
してもらうGET関数を含んでいる。従って、TCP/
IPプロトコルに従って正しく接続が行われ(コネクシ
ョンが確立され)た場合、そのHTMLファイルがクラ
イアント3に転送される。そして、転送されたHTML
ファイルは、キャッシュメモリに記憶されるのみであ
り、その内容をディスプレイに表示したり、ハードディ
スク34に記憶したりするコマンドはこの自動接続プロ
グラム41には一切記述されていない。自動接続プログ
ラム41は、接続要求コマンドを実行した後、その結果
をテスト結果ファイル44に出力するようになってい
る。具体的には、例えばTCP/IPプロトコルに従っ
て接続が確立できずにタイムアウトになったとか、接続
は確立できたが、HTMLファイルが一定時間内に転送
されなかったとか、接続もファイル転送も正しくできた
とかの結果である。
【0016】図5は、テスト結果ファイル44の内容を
説明する図である。図5に示すように、テスト結果ファ
イル44は、接続テストを行うWWWサーバ1のIPア
ドレスと、テスト予定日時と、テスト実行有無と、テス
ト結果とをデータベース化したファイルである。テスト
結果は、上述したように、「接続確立できず」、「(接
続確立したが)ファイル転送不可」、「ファイル転送正
常」等である。その他、「その他」というようなものを
設け、プロトコルの実行の結果送られたエラーメッセー
ジなどをそのまま記憶するようにしても良い。
【0017】テスト結果ファイル44へのテスト結果の
出力が終了すると、自動接続プログラム41の一回の実
行(セッション)が終了する。上記セッションの間に、
マウス38又はキーボード37から入力があると、プロ
グラムの実行は中断される。この処理は、通常のプログ
ラムの実行状態で「キャンセル」ボタンがクリックされ
た場合と同様の処理となる。この場合、テスト結果ファ
イル44へ「ファイル転送正常」等のテスト結果の出力
が完了していない限り、テスト実行有無の項目には「テ
スト実行せず」が出力される。
【0018】一回のセッションが終了した段階で、まだ
クライアント3のOSが稼働しており、まだ入力が無い
状態(アイドル状態)が続いていれば、一定時間経過
後、再び次のセッションを実行する。この際の一定時間
(以下、セッションサイクルと呼ぶ)の経過は、前述し
たテスト予定日時の検索の際の検索設定時間と同じか、
好ましくは少し短くしておく。例えば検索設定時間が3
0分の場合、セッションサイクルは25分とされる。検
索設定時間及びセッションサイクルがともに30分であ
る場合、最初のセッションでの検索の際に丁度30分後
にテスト予定日時になると、接続テストが行われないこ
とがあるからである。
【0019】上記自動接続プログラム41の説明から解
るように、本実施形態の構成によれば、同じWWWサー
バ1に対し不特定多数のクライアント3から同時に接続
要求が行われることになる。つまり、実施形態の記憶媒
体4が不特定多数のものに頒布されて各クライアント3
にインストールされることで、OSが起動している限
り、各クライアント3が自動的に同時に接続要求を同一
のWWWサーバ1に対して発することになる。このよう
に、自動接続プログラム41を多数の者に頒布して使っ
てもらうことで接続負荷テストを行うため、WWWサー
バ1の運営主体が多数のクライアント3を事前に確保す
る必要はない。また、多数のオペレータを確保してクラ
イアント3を同時に操作する必要もなく、マンパワーも
必要がない。従って、極めて実用性が高い。
【0020】尚、より高い接続負荷のテストを行うため
には、より多くのクライアント3から接続要求を発して
もらう必要がある。このためには、記憶媒体4がより多
くの者に頒布されるよう工夫する必要があるとともに、
クライアント3を操作する者に対してインセンティブを
与える必要がある。具体的には、本実施形態では、接続
負荷テストの実行状況に応じて各クライアント3の保有
者又は操作者(以下、保有者等と呼ぶ)に報酬を与える
ようになっている。以下、この点について説明する。
【0021】図1に示すように、接続負荷テストが行わ
れるWWWサーバ1とは別に、テスト運営サーバ5が設
けられている。テスト運営サーバ5も、同様にインター
ネット2を介して各クライアント3につながっている。
テスト運営サーバ5は、各クライアント3からのテスト
結果ファイル44を転送を受け付けるよう構成されてい
る。各クライアント3は、氏名、住所、電話番号、電子
メールアドレス等の情報とともにテスト結果ファイル4
4を、ftpプロトコルに従ってテスト運営サーバ5に
送る。テスト運営サーバ5は、送られたテスト結果ファ
イル44を確認し、そのテスト結果ファイル44を送っ
たクライアント3の保有者等に報酬を与える。尚、送ら
れたテスト結果ファイル44の内容は、テスト運営サー
バ5(又はこれにつながる不図示のデータベースサー
バ)においてデータベース化され、テスト結果データベ
ース52が作られる。
【0022】報酬の与え方としては、接続負荷テストを
実際に行った回数即ちテスト結果ファイル44中の「テ
スト実行有り」の数に応じて行うことが好ましい。即
ち、「テスト実行有り」の数をポイント制とし、例えば
50ポイントになったら商品券を送るといった形であ
る。また、抽選により報酬を与えてもよい。即ち、テス
ト結果ファイル44を送ってもらった保有者等の中から
抽選で商品等をプレゼントするようにする。この場合、
ポイントがより高い者の方が当選し易くすると、よりイ
ンセンティブが与えられるので好ましい。
【0023】尚、上記テスト結果ファイル44の内容
は、クライアント3上では書き換えができないようにす
る必要がある。テスト結果ファイル44の内容が書き換
え可能であると、接続負荷テストを実行していないのに
もかかわらず、実行したかのように保有者等が書き換え
てテスト運営サーバ5に送る可能性があるからである。
従って、テスト結果ファイル44の内容は、正当なアク
セス権の無いクライアント3の保有者等では書き換えが
できないようになっている。また、本実施形態の構成で
は、接続負荷テストを行うWWWサーバ1のIPアドレ
スやURLが保有者等に判らないようにしてある。この
点について、以下に説明する。
【0024】まず、接続先情報ファイル42は、自動接
続プログラム41が呼び出す場合以外には、正当なアク
セス権が無い限り開けないようになっている。従って、
クライアント3の保有者等が接続先情報ファイル42の
内容を見ることができない。また、自動接続プログラム
41が前述した通り実行され、テスト予定日時が到来し
てクライアント3が接続要求を発している状態になって
も、クライアント3のディスプレイには接続先の情報は
何も表示されないようになっている。従って、クライア
ント3の保有者等は、どのウェッブサイトに接続しよう
としているのか、URLの形でもIPアドレスの形でも
知ることができない。但し、自動接続プログラム41が
実行中であることぐらいは保有者等に知らせた方が良い
ため、「自動接続プログラムを実行して接続負荷テスト
に参加しています。」というような表示をするようにす
ることが好ましい。
【0025】また、前述した通り、自動接続によりテス
ト先のWWWサーバ1から転送されたHTMLファイル
は、キャッシュメモリに記憶されるのみであり、そのH
TMLファイルをディスプレイに表示するコマンドは自
動接続プログラム41には含まれていない。そして、こ
のHTMLファイルも、正当なアクセス権が無い限り開
けないようになっている。従って、クライアント3の保
有者等がこのHTMLファイルの内容を見ることはでき
ない。このような構成は、前述したような接続負荷テス
トを非公開で行う必要性を考えてのことである。接続負
荷テストに参加する者にULRやウェッブページの内容
が公表されないため、本実施形態の構成は、新製品発表
のサイトの事前接続負荷テストのような場合に好適に用
いることができる。
【0026】尚、テスト結果ファイル44の内容は、前
述した通り保有者等は改変できないが、内容を一部見ら
れるようにしておくようにしても良い。即ち、テスト予
定日時やテスト実行有無といった接続先のIPアドレス
以外の情報をコピーして別の閲覧用ファイルを作り、こ
れを保有者等が閲覧可能にする。そして、テスト実行有
無のデータから、現在の獲得ポイント数を計算して同時
に表示する。保有者等は、自分が獲得している現在のポ
イントが判るので、さらにインセンティブが高まるメリ
ットがある。
【0027】このようにインセンティブを考慮するの
は、本実施形態における自動接続プログラム41が、最
低限OSが起動していることを動作条件にしているため
である。技術的には、ある日時になったらパソコンの電
源を自動的にオンにしてOSを起動させることも可能で
あるが、そこまで自動化するのは好ましくないと考えら
れる。逆に、テスト日時が到来した際にOSが起動して
いないと接続負荷テストへの参加が不可能であるから、
保有者等にテスト日時を頭に入れておいてもらって、テ
スト日時が到来する少し前に、パソコンを使う必要が無
くても、OSを起動してもらう必要がある。このような
ことを行ってもらうため、充分なインセンティブを保有
者等に与えるのである。
【0028】また、接続負荷テストへの参加には、電話
代等の実費がクライアント3の保有者等に発生する場合
があるので、事前に充分に意思確認をすることが好まし
い。これは、例えば頒布された記憶媒体4から自動接続
プログラム41をインストールする際に行うようにす
る。具体的には、インストールの画面において、接続負
荷テストには、プロバイダとの契約が完了しておりイン
ターネット2に接続できる環境が必要であること、電話
代等の実費を負担する必要があることなどを表示し、O
Kボタンをクリックしてもらうようにする。
【0029】尚、本実施形態における自動接続プログラ
ム41は、前述したように頒布された記憶媒体4により
保有者等が自分のクライアント3にインストールする場
合の他、ソフトウェアがプリインストールされて販売さ
れるパソコンの場合、そのプリインストールソフトウェ
アに自動接続プログラム41が含まれている場合もあ
る。また、自動接続プログラム41や接続先情報ファイ
ル42は、ftpサーバによりインターネット2を介し
てクライアント3にインストールされる場合もある。こ
のような場合にも、自動接続プログラム41のインスト
ールや実行の前に、上記の点を保有者等に確認してもら
うようにすることが好ましい。
【0030】上記実施形態の構成において、日時の経過
により、接続先情報ファイル42の内容はテスト日時が
過ぎてしまったものばかりとなるので、各クライアント
3のハードディスク34に記憶されている接続先情報フ
ァイル42は定期的に更新される。この点について、以
下に説明する。
【0031】まず、前述したテスト運営サーバ5は、新
しい接続先情報ファイル42を各クライアント3に配信
する機能も備えている。即ち、テスト運営サーバ5は、
ウェッブページを運営する主体(法人、個人、各種団体
等)に本実施形態のテスト方法を有料サービスとして提
供する会社(サービス提供会社)により保有・管理され
ている。テスト運営サーバ5は、各クライアント3に配
信する元になるファイルとして接続先情報マスタファイ
ル51を有している。サービス提供会社は、ウェッブペ
ージ運営主体から、接続負荷テストするWWWサーバ1
のIPアドレス又はURLの情報が提示される。サービ
ス提供会社は、この情報を接続先情報マスタファイル5
2に追加して登録する。同時に、既に接続負荷テストが
終了した接続先情報を接続先情報マスタファイル52か
ら削除する。
【0032】一方、各クライアント3は、定期的にテス
ト運営サーバ5にアクセスし、更新された接続先情報マ
スタファイル52を転送してもらい、接続先情報ファイ
ル42を上書きする。具体的には、例えば記憶媒体4が
クライアント3のパソコンにインストールされた後一週
間毎にテスト運営サーバ5に自動的に接続するようプロ
グラミングされる。そして、接続の後、テスト運営サー
バ5が保有する接続先情報マスタファイル52が前回の
アクセスのものから更新されている場合に限り、接続先
情報マスタファイル52を転送してもらうようにする。
そして、その内容で接続先情報ファイル42を上書きす
る。
【0033】このように、本実施形態の方法では、各ク
ライアント3には異なる接続先情報が逐次提供され、各
クライアント3はテスト予定日時の到来とともに自動的
に接続要求を発してテストに参加するようになってい
る。各クライアント3の保有者等は、自動接続プログラ
ム41のインストール等と同時にある種の会員(メンバ
ー)になる。そして、退会手続きを取らない限り自動的
に接続先情報ファイル42が更新され、アイドル状態の
ときに自動接続プログラム41が実行されて接続負荷テ
ストに参加する。尚、接続先情報としては、同じIPア
ドレスで異なるテスト予定時間の場合もある。これは、
同じWWWサーバ1の接続負荷テストを繰り返し行う場
合である。
【0034】上記実施形態では、OSが起動していてア
イドル状態の場合に自動接続プログラム41が実行され
るよう構成されたが、マウスやキーボードの操作中であ
っても実行される(即ちバックグラウンドとして実行さ
れる)ようプログラミングされても良い。また、OSが
起動していてインターネット2に接続されている場合に
限って(プロバイダを介していずれかのウェッブページ
を閲覧している場合に限って)自動接続プログラム41
を実行するようにしても良い。
【0035】また、本実施形態では、接続負荷テストを
行うサーバとしてWWWサーバ1を採り上げたが、DN
Sサーバやftpサーバ、メールサーバ等、他のサーバ
であっても良い。さらに、ネットワークとしては、イン
ターネット2の他、企業内LAN等のイントラネットの
場合もあり得る。尚、上記説明では、テスト予定日時は
特定の日時として限定されていたが、ある幅の時間帯を
指定してテストを行うようにしても良い。この場合は、
接続先情報ファイルのテスト予定日時の項目には、その
ような時間帯の情報が登録される。そして、セッション
を開始した際、検索設定時間がその時間帯に重なってい
れば、接続要求を発するようにする。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の請求項1又は
8記載の発明によれば、クラアントにインストールされ
た自動接続プログラムにより特定の時間又は時間帯が到
来した際に自動的に各クライアントがサーバに対して接
続要求を発することにより接続負荷を行う方法であるた
め、サーバの運営主体が多数のクライアントを事前に確
保して同時に操作する必要はない。従って、極めて実用
性が高い。また、請求項2記載の発明によれば、上記効
果に加え、サーバの場所を非公開にすることができるの
で、新製品発表を行うサーバの場合等にメリットがあ
る。また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加
え、クライアントを操作する者にとって負担にならない
ようテストを行うことができる。また、請求項4記載の
発明によれば、上記効果に加え、異なる複数のサーバに
対して自動的に接続要求を発することができるので、多
くの異なるサーバに対する接続負荷テストを同じ自動接
続プログラムで行うことができ、この点で実用性が高
い。また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加
え、テスト結果がクライアントから収集されるので、テ
スト結果の実行の度合いに応じた報酬等をクライアント
の保有者等に与えることができる。また、請求項6記載
の発明によれば、上記効果に加え、テスト結果の内容の
改ざんができないので、不正に報酬等を受け取ることを
防止することができる。また、請求項7記載の発明によ
れば、上記効果を得ながら、WWWサーバの接続負荷テ
ストを行うことができる。また、請求項9記載の発明に
よれば、上記効果に加え、接続負荷テストに参加する旨
の意思確認が事前に保有者等により行われるので、後に
トラブルが発生する恐れが少ないというメリットがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のサーバの接続負荷テスト方法につい
て説明する概略図である。
【図2】自動接続プログラム41の概要を示すフローチ
ャートである。
【図3】接続先情報ファイル42の内容を説明した図で
ある。
【図4】テスト結果ファイル44の内容を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 WWWサーバ 2 インターネット 3 クライアント 4 記憶媒体 41 自動接続プログラム 42 接続先情報ファイル 43 セットアッププログラム 44 テスト結果ファイル 5 テスト運営サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B048 AA18 EE05 5B085 AC08 BG07 5B089 GA11 GA21 GB02 HA10 JA35 JB19 KA04 KC29 KD02 KG04 MA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバがネットワークを介した多数のク
    ラアントの接続負荷に対して耐えられるかどうかテスト
    するサーバの接続負荷テスト方法であって、各クラアン
    トにインストールされた自動接続プログラムにより特定
    の時間又は時間帯が到来した際に自動的に各クライアン
    トがサーバに対して接続要求を発することにより接続負
    荷を行う方法であることを特徴とするサーバの接続負荷
    テスト方法。
  2. 【請求項2】 前記自動接続プログラムは、前記ネット
    ワーク上での前記サーバの場所を示す情報が各クライア
    ントを操作する者に判らないようにするものであること
    を特徴とする請求項1記載のサーバの接続負荷テスト方
    法。
  3. 【請求項3】 前記自動接続プログラムは、前記各クラ
    イアントにおいて、入力が所定時間無い場合に自動接続
    を実行するものであることを特徴とする請求項1又は2
    記載のサーバの接続負荷テスト方法。
  4. 【請求項4】 前記自動接続プログラムは、異なる複数
    のサーバに対して自動的に接続要求を発することができ
    るものであることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    のサーバの接続負荷テスト方法。
  5. 【請求項5】 前記各クライアントが前記サーバに接続
    要求を発した結果を収集するデータ収集を行うことを特
    徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のサーバの接続
    負荷テスト方法。
  6. 【請求項6】 前記サーバに接続要求を発した結果のデ
    ータを、各クライアントが備える記憶手段に改ざんでき
    ない状態のファイルで記憶し、このファイルを転送させ
    ることにより前記データ収集を行うことを特徴とする請
    求項5に記載のサーバの接続負荷テスト方法。
  7. 【請求項7】 前記ネットワークはインターネットであ
    り、前記サーバはWWWサーバであることを特徴とする
    請求項1乃至6いずれかに記載のサーバの接続負荷テス
    ト方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7いずれかに記載の方法に
    使用される自動接続プログラムを記憶した記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記自動接続プログラムが前記各クライ
    アントにインストールされる際、自動接続が行われる旨
    の意思確認をクライアントの保有者又は操作者に対して
    行うプログラムを記憶していることを特徴とする請求項
    8記載の記憶媒体。
JP2000318936A 2000-10-19 2000-10-19 サーバの接続負荷テスト方法及びこの方法に使用されるプログラムを記憶した記憶媒体 Pending JP2002132532A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006338484A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Sony Corp バス負荷試験装置およびそれを備えた処理システム
JP2012048668A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Nifty Corp ウェブシステムに対する負荷テストの管理方法及び管理装置
JP2012048670A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Nifty Corp ウェブシステムに対する負荷テストの管理方法及び管理装置
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