JP2002130484A - 軸流機械のケーシングシール構造 - Google Patents

軸流機械のケーシングシール構造

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JP2002130484A
JP2002130484A JP2000321468A JP2000321468A JP2002130484A JP 2002130484 A JP2002130484 A JP 2002130484A JP 2000321468 A JP2000321468 A JP 2000321468A JP 2000321468 A JP2000321468 A JP 2000321468A JP 2002130484 A JP2002130484 A JP 2002130484A
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thin
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seal structure
axial flow
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Toshihiko Yoshimura
敏彦 吉村
Takeshi Takano
剛 高野
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーシングの車室間の圧力差が大きく、かつケ
ーシング間の変位差が大きい場合でも、車室間の空気の
リーク量を低減できる軸流機械のケーシングシール構造
を提供する。 【解決手段】二股シール209を、周方向に数セグメン
トに分割された薄円板を少なくとも3枚重ね合わせた三
重構造とし、二股に分かれた2枚の薄円板406の間に
1枚の薄円板407を挟んだ構造とした。また薄円板4
07は、2枚の薄円板406に対して周方向に位相をず
らして設置し、セグメント間の周方向接続部の一方を、
薄円板407が薄円板406より突き出すように配置
し、周方向接続部の他方を、薄円板407が薄円板40
6より凹むように配置し、突き出し部と凹み部とを嵌合
させた周方向接続部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸流機械のケーシ
ングシール構造に関し、特に高い圧力差が存在し、ケー
シングの起動・停止における変位差が大きい車室間のリ
ーク防止に有効なタービンのケーシングシール構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タービン、圧縮機等の軸流機械の
ケーシングで形成された車室間のシール構造は、例えば
特開平10−153129号公報に記載されているよう
に、ストレート部、テーパ部、及び湾曲部からなり周方
向に数セグメントに分割された薄円板を2枚合わせた構
造を有していた。また、各セグメントの周方向接続部に
は、初期ギャップが設けられ、定常運転時にギャップか
らのリークをある程度許容する構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平10−15
3129号公報に記載のシール構造では、圧力差の大き
い車室間をシールする場合、定常運転時、周方向のセグ
メントギャップからの空気の漏れが多くなり、タービン
の性能を低下させるという問題があった。
【0004】また、シールするケーシング間の熱伸びが
大きいと、薄円板の高圧側の湾曲部の接触部がケーシン
グから離れ、シールは薄円板低圧側の接触部でのみ担う
ことになり、周方向からのリーク量が益々大きくなると
いう問題があった。本発明の目的は、上記問題を解決す
べく、ケーシングの車室間の圧力差が大きく、かつケー
シング間の変位差が大きい場合でも、車室間の空気のリ
ーク量を低減できる軸流機械のケーシングシール構造を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるケーシングシール構造の特徴とする
ところは、ケーシングにより形成された車室間の空気の
リークを防止する二股シールを、周方向に数セグメント
に分割された薄円板を少なくとも3枚重ね合わせた構成
とすることにある。
【0006】具体的には本発明は次に掲げるシール構造
を提供する。
【0007】本発明は、回転体を内包するケーシングに
より形成された車室間に設けられ前記車室間の空気のリ
ークを防止する二股シールを有する軸流機械のケーシン
グシール構造において、前記二股シールは、周方向に数
セグメントに分割された薄円板を少なくとも3枚重ね合
わせた構成であることを特徴とする軸流機械のケーシン
グシール構造を提供する。
【0008】また、本発明は、回転体を内包する内ケー
シング及び外ケーシングにより形成された高圧車室と低
圧車室との間に設けられ前記高圧車室から前記低圧車室
への空気のリークを防止する二股シールを有する軸流機
械のケーシングシール構造において、前記二股シール
は、周方向に数セグメントに分割された薄円板を3枚重
ね合わせた構成を有し、前記3枚重ね合わせた薄円板の
外周側が前記外ケーシングに嵌め込まれ、かつ前記3枚
重ね合わせた薄円板の内周側が前記内ケーシングに設け
られた溝部の内面に接触挿入されるように構成されてい
ることを特徴とする軸流機械のケーシングシール構造を
提供する。
【0009】好ましくは、前記二股シールは、前記3枚
重ね合わせた薄円板のうち両側の薄円板に挟まれた中間
の薄円板を前記周方向に位相をずらして構成され、前記
各セグメント間における周方向接続部の一方を、前記中
間の薄円板が前記両側の薄円板より突き出すように配置
し、前記周方向接続部の他方を、前記中間の薄円板が前
記両側の薄円板より引っ込むように配置し、前記突き出
し部と前記引っ込み部とを合体させた周方向接続部を有
する。
【0010】好ましくは、前記両側の薄円板のうち一方
の内周側は、前記内ケーシングに設けられた溝部の前記
高圧車室側の内面に接触し、他方の内周側は、前記内ケ
ーシングに設けられた溝部の前記低圧車室側の内面に接
触し、記中間の薄円板は、前記低圧車室側の内面に接触
する薄円板に略密着するように配置されている。
【0011】好ましくは、前記中間の薄円板を2枚以上
有し、前記各中間の薄円板は、互いに前記周方向の位相
がずれている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態例に
係る軸流機械のケーシングシール構造を、図を用いて説
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態例に係るケ
ーシングシール構造を用いたタービンの断面図である。
【0014】図1に示すように、圧縮機(図示せず)か
らの圧縮空気101が給気ケーシング102から導入さ
れ、燃焼器103内で燃料と混合して燃焼し、燃焼ガス
104がタービン動翼部に入る。燃焼ガス104が、ス
タッキングボルト105で締結されたデイスク106に
嵌合された初段動翼107及び2段動翼108を回転さ
せ、回転エネルギーを発電機(図示せず)に伝達する。
【0015】本タービンのケーシングは、給気ケーシン
グ102及び燃焼器103の外筒109が装着された吐
出ケーシング110、デイスク106及び初段動翼10
7、2段動翼108、初段静翼111、2段静翼112
等を内臓する内ケーシング113、内ケーシング113
を内蔵する外ケーシング114、さらに燃焼ガス104
を排気するための排気ケーシング115、内ケーシング
113と外ケーシング114との間の変形を吸収しシー
ル性を確保するための二股に分かれた二股シール20
9、から構成されている。
【0016】図2は、図1のタービンのタービンケーシ
ングのシール構造を装着する部位を示す概略図である。
タービンケーシングは、内ケーシング113と外ケーシ
ング114とから構成され、内ケーシング113はイン
ロー部201を介して外ケーシング114内に固定され
ている。
【0017】内ケーシング113は、垂直仕切り板20
2を境にして上流側車室203と下流側車室204との
間に圧力差が存在し、上流側車室203から下流側車室
204方向へ垂直仕切り板202を押すことになる。ま
た、上流側車室203は下流側車室204に比較してガ
ス温度が高いため、定常時は圧力差と熱変形により垂直
仕切り板202に対し下流側内車205が下流側へ移動
する。
【0018】また、内ケーシング113と外ケーシング
114との間に形成されたギャップ206は、定常時の
みならず起動・停止に伴って開閉する。そこで、タービ
ンガスパス側207の圧力は、下流側車室204の圧力
より低く、タービンガスパス側207への空気のリーク
208を極力低減するために、二股に分かれた二股シー
ル209が装着されている。
【0019】下流側車室204から冷却空気が、図1に
示す初段静翼111、2段静翼112へ導入され、初段
静翼111、2段静翼112の高温熱応力による破損を
防止する構造を形成している。
【0020】ここで、タービンガスパス側207への空
気のリーク208が増加すると、初段静翼111、2段
静翼112の冷却性能が低下し、熱応力による破損が懸
念されると共に、タービンの性能と効率の低下を招く。
【0021】また、タービンガスパス側207への空気
のリーク208が存在した状態で、初段静翼111、2
段静翼112の冷却性能を確保するためには、さらなる
冷却空気が必要となり、タービンの効率が低下すること
になる。
【0022】以上のような内ケーシング113と外ケー
シング114との変位に追従して変形し、十分なシール
性を確保するために、二股シール209を装着する。
【0023】図3は、外ケーシング114及び二股シー
ル209を図2の下流側210より見た場合の概略図で
ある。外ケーシング114は、上半ケーシング301と
下半ケーシング302に分割され、上半ケーシング30
1及び下半ケーシング302は各々水平フランジ303
を有する。水平フランジ303はボルト304で締結さ
れ、上半ケーシング301と下半ケーシング302間の
リークを防止する構造となっている。
【0024】また、二股シール209は、周方向に円弧
状に配置された複数のセグメントで構成されている。
【0025】図4は、二股シール209のタービン軸方
向断面図である。図4に示すように、二股シール209
は、断面形状的には、直線部401と、テーパ部402
と、Rの付いた湾曲部403とから構成されている。直
線部401は、外ケーシング114の溝部404に嵌め
込まれ、かしめ等によって固定される。内周側の湾曲部
403は内ケーシング113の溝部405に初期締め代
を与えて挿入される。
【0026】また、二股シール209は、構造的には、
成形加工した二枚板406の間に薄板407を挟んだ三
重構造となっている。中間の薄板407は直線部とテー
パ部のみを有し、両側の二枚板406のタービンガスパ
ス側207の二枚板406に形状を合わせ密着されてい
る。
【0027】加工上及び密着性の問題から、薄板407
には、湾曲部を付加しない。また、薄板407に湾曲部
を形成させると、密着性を低下させないためには加工精
度が必要とされ、コスト高になる。また仮に薄板407
に湾曲部を形成させても、薄板407とタービンガスパ
ス側207の二枚板406との間の密着性を確保するこ
とは困難となる。
【0028】本実施の形態例では、薄板407に湾曲部
を形成させないため、テーパ部402における二枚板4
06の下流側板と薄板407の密着性が高まり、シール
性を向上できるという効果がある。
【0029】図5は、二股シール209をタービン軸垂
直方向より見た図である。二股シール209は、周方向
に6個のセグメントに分割された薄円板を3枚重ね合わ
せた構成になっており、また、水平面501に端部を有
する4個の水平セグメント502と、水平面501から
60°の位置に端部を有する2個の垂直セグメント50
3とから構成されている。
【0030】二股シール209の材質には、例えばNi基
合金が用いられるので、タービン稼動中ケーシング温度
が400℃程度に上昇すると、二股シール209も同様な
温度になる。この際、ケーシング材よりも二股シール材
の方が線膨張係数が大きいため、熱伸び差が生じる。熱
伸び差を吸収するために、セグメントに分割し各セグメ
ント間にギャップを設ける必要がある。
【0031】二股シール209を周方向に分割されない
1リング構造にすると、上半ケーシング301と下半ケ
ーシング302との組み立てが困難になる。さらに、上
半ケーシング301と下半ケーシング302に対応させ
て、180°で分割する構造をとると、加工精度の問題か
ら周方向にうねりが生じることが懸念される。逆にセグ
メント数を増加させると、リーク個所が増加するという
問題も生じる。以上のことから、セグメント数は6〜1
0程度が妥当になる。
【0032】図6は、図5の水平面セグメントと垂直セ
グメントとの嵌合部の横断面図である。水平面セグメン
ト502には、薄板407を周方向に突き出させた周方
向突出部601が形成されている。一方、垂直セグメン
ト503には、薄板407を周方向に引っ込ませた周方
向溝部602が形成されている。周方向突出部601を
周方向溝部602に嵌合させる。
【0033】また、水平面501での上半ケーシング3
01側の水平面セグメント502と下半ケーシング30
2側の水平面セグメント502との接触部は、初期ギャ
ップが0になるように合わせられている。
【0034】下流側車室204とタービンガスパス側2
07との圧力差により、周方向突出部601は周方向溝
部602のタッチ面603で接触する。従来技術は薄板
407がなかったために、周方向ギャップ604を介し
てリークしていたが、周方向突出部601を周方向溝部
602に嵌合させこれにより、リーク208が大幅に低
減できる。さらに、二枚板406の間に挿入する薄板4
07の枚数を2枚以上に増やし、周方向溝部602を多
段にすると、リーク208をより低減することができ
る。
【0035】図7は、本発明の他の実施の形態例を示
し、薄板407を2枚にした二股シールのタービン軸方
向断面図である。薄板407にもう1枚の付加薄板70
1を重ね合わせる。付加薄板701は薄板407と同様
に直線部とテーパ部のみを有し、薄板407に形状を合
わせ密着させた四重二股シール702を形成している。
【0036】図8は、四重二股シール702をタービン
軸垂直方向より見た図である。四重二股シール702も
図5の三重の二股シール209と同様に、周方向に6個
のセグメントに分割されている。これらのセグメント
は、水平面801に端部を有する4個の水平セグメント
802と、水平面801から60°の位置に端部を有す
る2個の垂直セグメント803から構成されている。
【0037】図9は、図8の水平面セグメントと垂直セ
グメントとの嵌合部の横断面図である。水平面セグメン
ト802には、薄板407を周方向に突き出させた周方
向突出部901、及び付加薄板408を周方向に突き出
させた周方向突起部902が形成されている。
【0038】一方、水平面801から60°の位置に端
部を有する垂直セグメント803には、薄板407を周
方向に引っ込ませた周方向溝部903、及び付加薄板4
08を周方向に引っ込ませた周方向溝部904が形成さ
れている。周方向突出部901を周方向溝部903に、
周方向突起部902を周方向溝部904にそれぞれ周方
向に嵌合させる。
【0039】また、水平面801での上半ケーシング3
01側の水平面セグメント802と下半ケーシング30
2側の水平面セグメント802との接触部は、初期ギャ
ップが0になるように合わせられている。
【0040】下流側車室204とタービンガスパス側2
07との圧力差により、前記周方向突出部901は周方
向溝部903のタッチ面905で接触し、周方向突出部
902は周方向溝部904のタッチ面906で接触す
る。図6の三重シール構造では、タッチ面603のみの
1個所で接触していたのに対して、本四重シール構造で
はタッチ面905とタッチ面906の2個所で接触する
ため、リーク208をより一層低減することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、車室間の圧力差が大き
く、かつ内ケーシングと外ケーシング間の変位差が大き
い場合でも、内ケーシングと外ケーシング間の空気のリ
ーク量を低減することができる。その結果、タービン、
圧縮機等の軸流機械の性能と効率向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例に係るケーシングシー
ル構造を用いたタービンの断面図である。
【図2】図1のタービンのタービンケーシングのシール
構造を装着する部位を示す概略図である。
【図3】外ケーシング及び二股シールを図2の下流側よ
り見た場合の概略図である。
【図4】図1のケーシングシール構造を構成する二股シ
ールのタービン軸方向断面図である。
【図5】図4の二股シールをタービン軸垂直方向より見
た図である。
【図6】図5の水平面セグメントと垂直セグメントとの
嵌合部の横断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態例を示し、薄板を2枚
にした二股シールのタービン軸方向断面図である。
【図8】図7の四重の二股シールをタービン軸垂直方向
より見た図である。
【図9】図8の水平面セグメントと垂直セグメントとの
嵌合部の横断面図である。
【符号の説明】
101…圧縮空気、102…給気ケーシング、103…
燃焼器、104…燃焼ガス、105…スタッキングボル
ト、106…デイスク、107…初段動翼、108…2
段動翼、109…外筒、110…吐出ケーシング、11
1…初段静翼、112…2段静翼、113…内ケーシン
グ、114…外ケーシング、115…排気ケーシング、
201…インロー部、202…垂直仕切り板、203…
上流側車室、204…下流側車室、205…下流側内
車、206…ギャップ、207…タービンガスパス側、
208…リーク、209…二股シール、301上半ケー
シング、302下半ケーシング、303水平フランジ、
401…直線部、402…テーパ部、403…Rの付い
た湾曲部、404…外ケーシングの溝部、405…内ケ
ーシングの溝部、406…二枚板、407…薄板、40
8…タービンガスパス側の板、501,801…水平
面、502,802…水平セグメント、503,803…
垂直セグメント、601,901,902…周方向突出
部、602,903,904…周方向溝部、603,90
6…タッチ面、604…周方向ギャップ、701…付加
薄板、702…四重二股シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16J 15/08 F16J 15/08 A Fターム(参考) 3H022 AA03 BA06 CA22 3J040 AA01 AA12 AA17 BA07 EA18 EA27 FA01 HA02 HA09 HA15 3J043 AA16 BA03 CA02 CB20 DA10 HA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体を内包するケーシングにより形成さ
    れた車室間に設けられ前記車室間の空気のリークを防止
    する二股シールを有する軸流機械のケーシングシール構
    造において、 前記二股シールは、周方向に数セグメントに分割された
    薄円板を少なくとも3枚重ね合わせた構成であることを
    特徴とする軸流機械のケーシングシール構造。
  2. 【請求項2】回転体を内包する内ケーシング及び外ケー
    シングにより形成された高圧車室と低圧車室との間に設
    けられ前記高圧車室から前記低圧車室への空気のリーク
    を防止する二股シールを有する軸流機械のケーシングシ
    ール構造において、 前記二股シールは、周方向に数セグメントに分割された
    薄円板を3枚重ね合わせた構成を有し、前記3枚重ね合
    わせた薄円板の外周側が前記外ケーシングに嵌め込ま
    れ、かつ前記3枚重ね合わせた薄円板の内周側が前記内
    ケーシングに設けられた溝部の内面に接触挿入されるよ
    うに構成されていることを特徴とする軸流機械のケーシ
    ングシール構造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記二
    股シールは、前記3枚重ね合わせた薄円板のうち両側の
    薄円板に挟まれた中間の薄円板を前記周方向に位相をず
    らして構成され、前記各セグメント間における周方向接
    続部の一方を、前記中間の薄円板が前記両側の薄円板よ
    り突き出すように配置し、前記周方向接続部の他方を、
    前記中間の薄円板が前記両側の薄円板より引っ込むよう
    に配置し、前記突き出し部と前記引っ込み部とを合体さ
    せた周方向接続部を有することを特徴とする軸流機械の
    ケーシングシール構造。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記両側の薄円板のう
    ち一方の薄円板の内周側は、前記内ケーシングに設けら
    れた溝部の前記高圧車室側の内面に接触し、他方の薄円
    板の内周側は、前記内ケーシングに設けられた溝部の前
    記低圧車室側の内面に接触し、前記中間の薄円板は、前
    記低圧車室側の内面に接触する薄円板に略密着するよう
    に配置されていることを特徴とする軸流機械のケーシン
    グシール構造。
  5. 【請求項5】請求項3において、前記中間の薄円板を2
    枚以上有し、前記各中間の薄円板は、互いに前記周方向
    の位相がずれていることを特徴とする軸流機械のケーシ
    ングシール構造。
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