JP2002129779A - 墓 石 - Google Patents

墓 石

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JP2002129779A
JP2002129779A JP2000327320A JP2000327320A JP2002129779A JP 2002129779 A JP2002129779 A JP 2002129779A JP 2000327320 A JP2000327320 A JP 2000327320A JP 2000327320 A JP2000327320 A JP 2000327320A JP 2002129779 A JP2002129779 A JP 2002129779A
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tombstone
edge
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stone
flat stone
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JP2000327320A
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Shigeo Hatatsu
畑津繁雄
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HATATSU SEKIZAI KK
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HATATSU SEKIZAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】御参りの際や墓石の掃除の際に、塔身に掛けた
水が拝石に流れて拝石を濡らしてしまうのを防ぐことが
でき、勢いよく流れ落ちてくる水を防ぐことのできる墓
であって、見た目に美しく、加工が容易で労力が少なく
てすみ、消費者に安価で提供でき、使用に際し丈夫で壊
れるおそれがなく、安全な墓石を提供することである。 【解決手段】基壇の前方の端部に縁が設けてあり、基壇
が後方の平石と前方の加工平石とからなり、加工平石の
頂面が一定の厚みで削り取られ、削り残された部分が縁
となる墓石を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、墓石、特に塔身
や花立等を乗せる基壇に工夫を施し、塔身にかけた水が
拝石に流れ落ちるのを防ぐようにした墓石に関する。
【0002】
【従来の技術】墓石の形態は、地方によって慣習が異な
り、必ずしも一定ではない(図9、図10、図11)。
しかし、いずれの墓石においても、塔身(20)や花立
(22)等を乗せる基壇(21)と、人が墓石の前で手
を合わせて御参りをする拝石(23)とが存在する点で
は共通するものが多い。
【0003】拝石の形態もまた様々であり、玉石を敷き
詰めたもの、表面を荒らした石を張ったもの等あるが、
見掛けが美しく清掃の容易な、表面を研磨した石を張っ
たものが、昨今では好まれている。
【0004】墓参りをする際、通常、塔身に上方から水
を掛けるが、その掛けられた水は、基壇を経てそのまま
下方に流れ落ち、拝石を濡らしてしまうのが常であっ
た。この際、拝石が表面を研磨した石で成る場合には、
たいへん滑りやすく、僧侶や御参りする者が足を滑らせ
てしまう事故が頻発していた。また、塔身から、基壇や
拝石に勢いよく流れ落ちる水が跳ね上がり、僧侶やお参
りする者が水しぶきを浴びることになってしまうのも問
題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、御参りの
際や墓石の掃除の際に、塔身に掛けた水が拝石に流れて
拝石を濡らしてしまうのを防ぐことができ、勢いよく流
れ落ちてくる水を防ぐことのできる墓石を提供すること
を課題とする。
【0006】また、見た目に美しく、加工が容易で労力
が少なくてすみ、消費者に安価で提供できる墓石を提供
することを課題とする。
【0007】さらに、使用に際し丈夫で壊れるおそれが
なく、安全な墓石を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】基壇の前方の端部に縁が
設けてあり、前記基壇が後方の平石と前方の加工平石と
からなり、前記加工平石の頂面が一定の厚みで削り取ら
れ、削り残された部分が前記縁となることを特徴とする
墓石を提供する。
【0009】前記墓石においては、基壇の前方の端部に
設けられた縁が上方から流れ落ちる水を止めるものとし
て機能し、加工平石の頂面の一定の厚みで削り取られた
部分が上方から流れ落ちる水の溜りとして機能し、削り
残された部分が前記縁として機能する。すなわち、基壇
の前方端部に縁を設けることによって、上方から水が流
れ落ちるのを防ぐことができる。基壇を前方の平石と後
方の平石とに分け、縁を形成するための加工を前方の平
石にのみ施すようにすることによって、加工を容易に
し、労力を抑えることができる。この結果、消費者に安
価で提供できる。
【0010】前記墓石であって、基壇に排水孔が設けて
あることを特徴とする墓石を提供する。
【0011】排水孔を設けることにより、前記溜りに溜
まった水が排水される。
【0012】前記墓石であって、前記加工平石に設けた
切り欠が前記排水孔となることを特徴とする墓石を提供
する。
【0013】排水孔が、前記縁の形成加工を施す平石に
さらに設けた切り欠によって構成されることにより、排
水孔の加工が容易となり、労力をいっそう抑えることが
できる。
【0014】前記墓石であって、基壇の頂面と花立の頂
部の間の距離と前記溜りの前後方向の幅とが、約5対3
であることを特徴とする墓石を提供する。また、前記墓
石であって、基壇の頂面と花立の頂部の間の距離と前記
溜りの前後方向の幅とが、約5対4であることを特徴と
する墓石を提供する。
【0015】このような比とすることによって、御参り
のし易さと墓石全体の美観を兼ね備えた墓石とすること
ができる。すなわち、各々の比に「約」なる語が付され
ているのは、ここにいう比が厳密な数値を示したものは
なく、墓石全体を目視して、5:3、あるいは5:4で
あることが認識できれば足りる。
【0016】前記墓石であって、前記縁の前後方向幅と
上下方向深さの比が、約3対2であることを特徴とする
墓石を提供する。
【0017】このような比とすることによって、「溜
り」と「縁」が、上方から流れ落ちる水がさらに下方に
流れるのを防ぐという機能を充分に果たしつつ、加工労
力を最小にすることができる。比に付された「約」の語
の意味については前記のとおりである。
【0018】前記墓石であって、前記縁の前後方向幅が
15mm〜18mmであることを特徴とする墓石を提供
する。
【0019】縁の幅を、このような長さにすることによ
って、「溜り」と「縁」が、上方から流れ落ちる水がさ
らに下方に流れるのを防ぐという機能を充分に果たしつ
つ、加工労力を最小にすることができる。比に付された
「約」の語の意味については前記のとおりである。
【実施例】図1に、本願に係る墓石の一例の、基壇に塔
身や花立を載せていない状態の斜視図を示す。図1に示
すのと同様の形態の墓石であって本願に係る基壇の加工
を施していないものを、対比のために図12に示す。
【0020】図1および図2に示すとおり、墓石1は、
基壇3および拝石2を有する。基壇3は、壁石6によっ
て拝石2よりも高い位置にある。基壇3は、平石5によ
って構成されており、平石5の前方には加工平石4が接
合されている。図12に示す墓石と対比すれば明らかな
とおり、図1および図2の基壇4は、平石5をそのまま
延長するような位置にあり、平石5に加工平石4が接合
される結果、図1の基壇3は図12に示す基壇3より
も、全体として広くなっている。図2は、図1の加工平
石4、平石5、壁石6の関係を示すべく、それぞれを分
解したものである。
【0021】図3に加工平石4の平面図を示し、図4に
加工平石の一部を切断した斜視図を示す。加工平石4
は、図に示すとおりの形態であり、一定の厚みを削り取
ることによって溜り10が構成されている。削れ取られ
なかった部分が縁11となって加工平石4の端部に途切
れなく存する。加工平石4の、縁11の反対側の辺に
は、切り欠12が設けられている。図1に示すとおり、
加工平石4を平石5に接合した際、切り欠12は、平石
5との接合で孔となり、排水孔として機能する。排水孔
には、ゴミよけの網皿を設けても良い。
【0022】排水孔の位置は、図3の符合12に示す位
置に限らない。例えば、図3の、符合13および13’
に示す位置に合計二つ設けても良い。また、排水孔を全
く設けなくても良い。特に、平石5よりも加工平石4が
多少でも高い位置にある場合には、水は拝石2の方向に
は流れずに平石5の方向に流れ、そのまま左右に落ち
る。この場合、図2に示すとおり、排水パイプ7を設け
ると、水はけの助けとなる。排水パイプ7は、特に、既
存の墓石のうち、図9、図10に示す形態のものには必
須となる。
【0023】墓石全体の美観を保ちつつ排水機能を得る
ため、図5に示すとおり、溜りの前後方向幅aと花立の
高さdとの関係、溜りの深さcと縁の幅bの関係等は、
以下のとおりである。溜りの前後方向幅aは花立の高さ
dの約6割〜8割であるのが好ましい。溜りの縁の幅b
は溜りの深さcの約1.3倍〜1.5倍であるのが好ま
しい。
【0024】図6に示すとおり、花立15’が多少高い
場合には、図5に示すのと同じ加工平石4を用い、花立
15’と花立台16を全体的に矢印eの方向に移動せし
め、溜りの前後方向幅aと花立の高さdとの見かけ上の
長さの関係が好ましくなるよう調節することもできる。
前述のとおり、前後方向幅aは花立の高さdの約6割〜
8割、すなわち、前後方向幅a:花立の高さdは3:
5、あるいは4対5である。
【0025】墓石全体からの観点で基壇の位置を考慮し
た場合、基壇が高い位置にあると水しぶきがあがらなく
て都合が良いが、あまりに高いと、図7に示すとおり御
参りがしにくい。そこで、基壇をある程度低い位置に配
置する必要がある。また、前後方向の幅の長い加工平石
4を用いて基壇を前後方向に広くすると、溜めることの
できる水が増加して一見都合がよいように思うが、御参
り等の際ひざがつかえてやはり御参りがしにくい。この
点も、花立の高さd、溜りの前後方向幅a、溜りの深さ
C、溜りの縁の幅の関係に付、前記のとおりが好ましい
とした所以である。
【0026】このような基壇の加工は、図9、図10、
図11に示す従来の墓石にも、同様に施すことができ
る。それぞれの図にAで示す部分が、実施例1と同様な
基壇の加工を施すことのできる部分である。
【0027】
【発明の効果】この発明によると、御参りの際や墓石の
掃除の際に、塔身に掛けた水が拝石に流れて拝石を濡ら
してしまうのを防ぐことができる。また、勢いよく流れ
落ちて水が跳ね上がるのを防ぐことのできる。
【0028】また、本願に係る墓石は、前記効果を維持
しつつ、かつ、見た目に美しく、加工が容易で労力少な
くてすむ。このため、消費者に安価で提供できる。
【0029】さらに、本願に係る墓石は、使用に際し丈
夫で壊れるおそれがなく、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る墓石の一部を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る墓石の一部を分解した説明図であ
る。
【図3】本発明に係る墓石の一部を示す平面図である。
【図4】本発明に係る墓石の一部を切断して示す斜視図
である。
【図5】本発明に係る墓石の一部を示す説明図である。
【図6】本発明に係る墓石の一部を示す説明図である。
【図7】本発明に係る墓石の好ましくない使用例を示す
説明図である。
【図8】本発明に係る墓石の好ましくない使用例を示す
説明図である。
【図9】従来の墓石を示す斜視図である。
【図10】従来の墓石を示す斜視図である。
【図11】従来の墓石を示す斜視図である。
【図12】従来の墓石を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・墓石 2・・・拝石 3・・・基壇 4・・・加工平石 5・・・平石 6・・・壁石 7・・・排水パイプ 10・・・溜り 11・・・縁 14・・・塔身 12・・・切り欠 13・・・切り欠 15・・・花立 16・・・花立台 20・・・塔身 21・・・基壇 22・・・花立 23・・・拝石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月25日(2001.1.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基壇の前方の端部に縁が設けてあり、前記
    基壇が後方の平石と前方の加工平石とからなり、前記加
    工平石の頂面が一定の厚みで削り取られ、削り残された
    部分が前記縁となることを特徴とする墓石。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の墓石であって、基壇に排
    水孔が設けてあることを特徴とする墓石。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の墓石であって、前記加工
    平石に設けた切り欠が前記排水孔となることを特徴とす
    る墓石。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    墓石であって、基壇の頂面と花立の頂部の間の距離と前
    記溜りの前後方向の幅との比が、約5対3であることを
    特徴とする墓石。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    墓石であって、基壇の頂面と花立の頂部の間の距離と前
    記溜りの前後方向の幅との比が、約5対4であることを
    特徴とする墓石。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    墓石であって、前記縁の前後方向幅と上下方向深さの比
    が、約3対2であることを特徴とする墓石。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    墓石であって、前記縁の前後方向幅が15mm〜18m
    mであることを特徴とする墓石。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326829U (ja) * 1989-07-25 1991-03-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326829U (ja) * 1989-07-25 1991-03-19

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