JP2002128126A - 易開封性容器 - Google Patents

易開封性容器

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JP2002128126A
JP2002128126A JP2000324014A JP2000324014A JP2002128126A JP 2002128126 A JP2002128126 A JP 2002128126A JP 2000324014 A JP2000324014 A JP 2000324014A JP 2000324014 A JP2000324014 A JP 2000324014A JP 2002128126 A JP2002128126 A JP 2002128126A
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JP2000324014A
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Inventor
Takashi Fujimoto
高志 藤本
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の薬液や液状食品などを成形同時充填包
装した容器であって、キャップの回転操作によってより
簡単に且つ一層確実に容器本体を開封し得る様に改良さ
れた易開封性容器を提供する。 【解決手段】 易開封性容器は、肉薄の脆弱帯を介して
首部(12)の上端に本体頭部(13)が形成された容
器本体(1)と、首部(12)に回転可能に装着された
キャップ(2)と、キャップ(2)の回転によって本体
頭部(13)を首部(12)から切り離す開封機構
(3)とから構成される。開封機構(3)は、本体頭部
(13)の外周面に設けられた螺子と、本体頭部(1
3)に螺合する内螺子を備えた内筒部(23)とから成
る。また、内筒部(23)の周面には、液体を通過させ
る貫通孔が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、易開封性容器に関
するものであり、詳しくは、各種の薬液や液状食品など
を成形同時充填包装した容器であって、キャップの回転
操作によってより簡単に且つ一層確実に容器本体を開封
し得る易開封性容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】成形同時充填包装は、容器の成形と同時
に当該容器に液体を充填する包装形態であり、衛生管理
の点で優れているため、点眼液などの医薬品、各種の液
状食品などの包装に好適である。特開平10−1199
95号公報には、首部の上端に頭部が形成された容器本
体と、首部に螺着されるスパイクキャップ(外蓋部材)
とを備え、スパイクキャップ天井面のスパイク(穿刺針
部材)によって頭部の上端面に液体取出穴を開口する
「樹脂製密封複合容器」が記載されている。斯かる容器
においては、スパイク内部に形成された液体流路(通液
路)を通じ、開封後の容器本体から液体を取り出す様に
なされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の様な
容器は、スパイクによる容器本体(頭部)の開封に比較
的大きな力を必要とする。すなわち、上記の容器は、通
常、内容物や用途によって容器本体の合成樹脂の種類お
よび肉厚を規定され、また、容器本体よりも硬い樹脂材
料でスパイクを構成されるが、本来、合成樹脂自体が弾
性変形する材料であるため、スパイクを先鋭に形成した
だけでは本体頭部に対する十分な穿孔力が得られない。
また、穿孔力の観点からすると、スパイクの直径をさほ
ど大きく設計できないため、液体流路の口径も制限さ
れ、十分な流量を得難い。
【0004】本発明は、上記の実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、各種の薬液や液状食品などを成形
同時充填包装した容器であって、キャップの回転操作に
よってより簡単に且つ一層確実に容器本体を開封し得る
様に改良された易開封性容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の易開封性容器は、肉薄の脆弱帯を介して首
部の上端に本体頭部が形成された容器本体と、頂部に流
出口を有し且つ首部に回転可能に装着されたキャップ
と、キャップの回転によって本体頭部を首部から切り離
す開封機構とから主として構成された易開封性容器であ
って、開封機構は、本体頭部の外周面に設けられた螺子
と、キャップの上端から内部に向けて伸長され且つ本体
頭部に螺合する内螺子を備えた内筒部とから成り、そし
て、内筒部の周面には、液体を通過させる貫通孔が設け
られていることを特徴とする。
【0006】すなわち、上記の易開封性容器において、
容器本体の首部に装着されたキャップを回転させると、
開封機構は、その内筒部の内螺子が本体頭部外周面の螺
子に螺合し、首部から引き離す方向へ本体頭部を移動さ
せ、そして、脆弱帯を破断し、本体頭部を首部から切り
離す。その結果、容器本体に収容された液体は、首部上
端の開封部分から内筒部の貫通孔を通じてキャップの流
出口に流れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る易開封性容器の一実
施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一
例としての易開封性容器を一部破断して示す側面図であ
る。図2は、図1の易開封性容器における開封前の主要
部の構造を軸線に沿って破断して示す縦断面図であり、
図3は、図1の易開封性容器における開封後の主要部の
構造を軸線に沿って破断して示す縦断面図である。ま
た、図4は、図1のIV−IV線に沿った破断面を示す水平
断面図であり、キャップの回転案内機構および回り止め
構造の一例を示す図である。以下、実施形態の説明にお
いては、易開封性容器を「容器」と略記する。
【0008】本発明の容器は、前述の通り、点眼液、生
理食塩水、浣腸液などの医薬品、コンタクトレンズの洗
浄液、化粧水、各種の液状食品などの液体または液状物
(以下「液体」と言う。)の成形同時充填包装に適用さ
れる容器であり、例えば、図1に示す様な浣腸容器とし
て構成される。
【0009】本発明の容器は、図1に示す様に、肉薄の
脆弱帯(15)(図2参照)を介して首部(12)の上
端に本体頭部(13)が形成された容器本体(1)と、
頂部に流出口(25)を有し且つ首部(12)に回転可
能に装着されたキャップ(2)と、キャップ(2)の回
転によって本体頭部(13)を首部(12)から切り離
す開封機構(3)とから主として構成されている。
【0010】容器本体(1)は、ダイレクトブロー成形
システム又は成形同時充填包装システムによって容器本
体(1)が構成されている。すなわち、容器本体(1)
は、公知のダイレクトブロー成形装置を使用した直接型
締による成形、または、ブロー・フィル・シール装置
(成形同時充填装置)を使用した成形によりシールモー
ルド容器として一体に成形されている。容器本体(1)
を構成する樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹
脂、ポリメチルブテン、ポリメチルペンテン等の樹脂が
挙げられる。上記ポリオレフィン樹脂のうち、低密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレンは、開封性に優れてい
るために好適な材料であり、また、低密度ポリエチレン
は、上記の成形法においてバリ離脱性が良好なので好ま
しい。
【0011】容器本体(1)の内容積は、用途に応じ
て、例えば、30〜150cm3程度に設計され、ま
た、容器本体(1)の肉厚は、内容積や必要とされる強
度に応じて0.2〜0.5mm程度とされる。容器本体
(1)の首部(12)は、図2に示す様に、ダイレクト
ブロー成形の際に前駆体(パリソン)を保持するために
小径に形成された首基部(12a)と、上記キャップ
(2)を装着するために首基部(12a)の上部に段差
を形成する拡径部(12b)と、拡径部(12b)の上
端部にキャップ(2)のシール面としての段差を形成す
る小径部(12c)とを備えている。
【0012】本体頭部(13)は、容器本体(1)の内
部に液体を充填した後、容器本体(1)を封止した口部
であり、後述する開封機構(3)の内筒部(23)に係
合する様に、凡そ逆有底円筒状に形成されている。本体
頭部(13)は、上記の首部(12)から更に上部へ立
ち上げられ且つ当該本体頭部よりも一層小径に形成され
た首先端部に対し、外周側へフランジ状に張出した脆弱
帯(15)を介して連続している。
【0013】脆弱帯(15)は、金型の調製により容器
本体(1)の他の部位に比べて肉薄に形成されている。
脆弱帯(15)は、開封機構(3)による本体頭部(1
3)の引上げ操作によって容易に破れる必要があり、通
常、脆弱帯(15)の厚さは、首部(12)や本体頭部
(13)の肉厚の20〜50%、具体的には0.1〜
0.3mm程度、脆弱帯(15)の幅は、0.1〜0.
3mm程度に設計される。
【0014】キャップ(2)は、通常、射出成形により
一体に成形され、別途成形された容器本体(1)の首部
(12)に被せられる。キャップ(2)を構成する合成
樹脂としては、容器本体(1)よりも高い硬度が得られ
る樹脂、典型的には、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、ポリオキシメチレン、ポリアマイド、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体などの汎用の熱可
塑性樹脂が挙げられる。
【0015】キャップ(2)の外形は、略円筒状に形成
されており、その上半部は、下半部に比べて小径に形成
されている。そして、キャップ(2)の上半部の外周に
は、当該キャップの回転操作の際に把持し易い様に、例
えば、4方向に張出すリブ状の張出片(27)が軸線と
平行に設けられている。
【0016】キャップ(2)の内周部の下端側には、首
部(12)に被せたキャップ(2)が外れない様に、上
記の拡径部(12b)の下端の段差に引っ掛かる膨出部
(21a)が円環状に形成されている。更に、膨出部
(21a)は、小径の首基部(12a)の外周面によっ
て案内される被ガイド部として機能する。また、キャッ
プ(2)の内周部の略中央には、断面視した場合に下方
へ湾曲し且つ先鋭になされた環状突起(21c)が形成
されており、斯かる環状突起(21c)の先端縁は、首
部(12)にキャップ(2)を被せた場合、拡径部(1
2b)の上端の段差に気密に当接することにより、キャ
ップ(2)と首部(12)との間のシール機能を発揮す
る。
【0017】キャップ(2)の流出口(25)は、通
常、キャップ(2)の軸線に沿った位置、すなわち、後
述する内筒部(23)の中心に配置されている。流出口
(25)の形態としては、キャップ(2)の頂部外面に
蓋を設け、開封後は蓋の着脱によって流出口(25)を
開閉する構造などの種々の形態が挙げられる。例えば、
図1に示した浣腸容器においては、キャップ(2)にカ
テーテル(5)を連結するため、キャップ(2)は、そ
の頂部から更に管状部を突出させた形状を備え且つ逆止
弁(7)が備えられている。すなわち、キャップ(2)
頂部の流出口(25)には、逆止弁(7)が備えられ且
つカテーテル(5)が装着されており、斯かる態様にお
いて、キャップ(2)は、容器本体(1)の首部(1
2)とカテーテル(5)とを結合するアダプターとして
機能する。
【0018】逆止弁(7)は、図2に示す様に、キャッ
プ(2)から突出する管状部の流路(25n)の拡径部
に挿入された球体(70)によって構成されている。球
体(70)は、上記の流路(25n)の拡径部に挿入さ
れ且つ当該流路の先端側内壁に形成された突部(25
t)により、前記の拡径部から脱落しない様に配置され
ている。逆止弁(7)は、カテーテル(5)からの液体
の逆流を防止するのに有効である。周知の通り、カテー
テル(5)は、図1に示す様に、先端に薬剤投与穴(5
1)が設けられた軟弾性を有する挿入用チューブであ
る。
【0019】本発明の容器は、キャップ(2)の回転操
作によって本体頭部(13)を首部(12)から切り離
す様になされている。本体頭部(13)を切り離すため
の開封機構(3)は、本体頭部(13)の外周面に設け
られた螺子(13s)と、キャップ(2)の上端から内
部に向けて伸長され且つ本体頭部(13)に螺合する内
螺子(23s)を備えた内筒部(23)とから構成され
ている。
【0020】すなわち、キャップ(2)の内部には、本
体頭部(13)の外径と略同内径の円筒状の内筒部(2
3)が軸線に沿って設けられており、内筒部(23)の
内周面には、内螺子(23s)が形成されている。他
方、本体頭部(13)の外周面にも、螺子(13s)が
形成されており、内筒部(23)は、キャップ(2)の
回転操作によって本体頭部(13)の螺子(13s)に
螺合する様に構成されている。これにより、キャップ
(2)の回転操作により、本体頭部(13)を首部(1
2)から引き離す方向に引上げ、脆弱帯(15)を破断
することが出来る(図3参照)。
【0021】更に、本体頭部(13)を切り離す場合
は、引上げストロークをより大きくし、より少ない回転
操作、例えば90〜180°の回転操作で一層容易に切
り離せる様に、本体頭部(13)外周面の螺子(13
s)と内筒部(23)の内螺子(23s)は、2条螺子
などの多条螺子構造に構成されているのが好ましい。
【0022】また、本発明のより好ましい態様において
は、上記の様に少ない回転操作で開封する場合に開封機
構(3)を確実に機能させるため、図1及び図4に示す
様に、キャップ(2)の回転範囲を規定する回転案内機
構(6)が備えられている。すなわち、キャップ(2)
は、開封機構(3)の内筒部(23)が本体頭部(1
3)に螺合する直前の位置または僅かに螺合した位置、
換言すれば、螺合開始位置に予め装着されており、そし
て、上記の回転案内機構(6)は、開封機構(3)の螺
合開始位置から本体頭部(13)が切り離される位置ま
での範囲でキャップ(2)の回転を許容する様になされ
ている。
【0023】具体的には、図4に示す様に、回転案内機
構(6)は、容器本体(1)の首部(12)の外周面に
例えば半周に亙り円周方向に沿って設けられた案内用の
溝(16)と、キャップ(2)の下端側内周面に設けら
れて溝(16)に嵌合する爪(26)とから構成され、
キャップ(2)を回転操作した場合、溝(16)に倣っ
て爪(26)が一定範囲を移動することにより、例えば
半周だけキャップ(2)を回転させる様になされてい
る。
【0024】更に、上記の回転案内機構(6)において
は、キャップ(2)の回転操作の完了点を容易に確認し
得る様に、すなわち、容易に開封を確認し得る様に、キ
ャップ(2)の回転終端を規定する回り止め構造(6
0)が設けられている。回り止め構造(60)は、溝
(16)の終端側に形成された突出部(16p)と、当
該突出部と溝(16)の終端との間の凹部(16h)と
から構成され、凹部(16h)は、キャップ(2)の回
転操作により溝(16)に倣って旋回した爪(26)が
嵌合可能に構成されている。
【0025】また、本発明の容器においては、本体頭部
(13)を切り離した場合、容器本体(1)の液体は首
部(12)の上端の開封部分から流出するが、その際、
開封部分から流出した液体が流出口(25)へ円滑に流
れる様に、内筒部(23)の周面には、図2及び図3に
示す様に、液体を通過させる貫通孔(23e)が設けら
れている。貫通孔(23e)は、キャップ(2)の成形
を容易にするため、通常は内筒部(23)の上端から他
端へ向けて切り欠かれたスリットとして形成されてお
り、斯かるスリットは、例えば、軸線周りに対称な位置
に2箇所設けられている。なお、十分な流量を確保する
ため、貫通孔(23e)の開口面積は、流出口(25)
における最小面積よりも大きく設定される。
【0026】本発明の容器は、容器本体(1)の首部
(12)に装着されたキャップ(2)を回転させて開封
する。キャップ(2)を回転させる場合、上記の回転案
内機構(6)は、爪(26)が案内用の溝(16)の基
端に嵌合しており、溝(16)の伸長方向に沿った例え
ば時計方向(図4中の矢印の方向)へのキャップ(2)
の回転を許容する。すなわち、回転範囲を規定する回転
案内機構(6)により、一方向へキャップ(2)を回転
できる。
【0027】回転案内機構(6)に従ってキャップ
(2)を例えば半周ほど回転させる間、開封機構(3)
は、その内筒部(23)の内螺子(23s)が本体頭部
(13)外周面の螺子(13s)に螺合し、首部(1
2)から引き離す方向へ本体頭部(13)を移動させ
る。その際、本体頭部(13)外周面の螺子(13s)
と内筒部(23)の内螺子(23s)で構成された多条
螺子構造は、より大きなストロークで本体頭部(13)
を引き離すことが出来る。そして、上記の様なキャップ
(2)の回転操作により、図3に示す様に、開封機構
(3)は、脆弱帯(15)を破断し、本体頭部(13)
を首部(12)から切り離す。
【0028】また、上記の様に半周ほどキャップ(2)
を回転させると、回転案内機構(6)に設けられた回り
止め構造(60)は、その爪(26)が突出部(16
p)を乗り越え、溝(16)の終端との間の凹部(16
h)に嵌り込むため、本体頭部(13)が切り離された
位置でキャップ(2)を固定する。すなわち、本発明の
容器は、例えば、時計方向へ約半周程度、引っ掛かりを
感じるまでキャップ(2)を回転させることにより、簡
単かつ確実に容器本体(1)を開封できる。その結果、
容器本体(1)に収容された液体は、首部(12)上端
の開封部分から内筒部(23)の貫通孔(23e)を通
じてキャップ(2)の流出口(25)に流れる。
【0029】本発明の容器においては、上記の様に、脆
弱帯(15)の破断によって本体頭部(13)を切り離
すため、換言すれば、僅かに偏心した状態で脆弱帯(1
5)に引き離す力を作用させる螺子構造の開封機構
(3)により、微小な破断点を中心に小さな力でも脆弱
帯(15)を破断できるため、キャップ(2)の少ない
回転操作によっても簡単に且つ一層確実に容器本体
(1)を開封できる。特に、開封機構(3)の螺子部分
が多条螺子構造に構成されている場合には、より大きな
ストロークで首部(12)から本体頭部(13)を引き
離すことが出来るため、一層少ないキャップ(2)の回
転で簡単に開封できる。
【0030】また、本発明の容器においては、首部(1
2)の先端から完全に本体頭部(13)を切り離すた
め、首部(12)の先端を全て開口でき、しかも、開封
機構(3)による脆弱帯(15)の破断は、首部(1
2)から本体頭部(13)をある程度引き離した状態で
発生するため、本体頭部(13)を切り離した場合、切
り離された本体頭部(13)と開封された首部(12)
の上端との間には、液体が流出するに十分な隙間を形成
できる。従って、本発明の容器は、十分な流量で液体を
取り出すことが出来る。
【0031】
【発明の効果】本発明の易開封性容器によれば、脆弱帯
を破断し且つ本体頭部を首部から切り離す特定の開封機
構により、キャップの回転だけで簡単に且つ一層確実に
容器本体を開封できる。しかも、首部の先端から本体頭
部を切り離すため、首部の先端を全て開口でき、十分な
流量で液体を取り出すことが出来る。
【0032】また、本体頭部の螺子と内筒部の内螺子が
多条螺子構造に構成された本発明の易開封性容器によれ
ば、より大きなストロークで本体頭部を引き離すことが
出来るため、一層少ないキャップの回転で簡単に開封で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としての易開封性容器を一部破断
して示す側面図
【図2】図1の易開封性容器における開封前の主要部の
構造を軸線に沿って破断して示す縦断面図
【図3】図1の易開封性容器における開封後の主要部の
構造を軸線に沿って破断して示す縦断面図
【図4】キャップの回転案内機構および回り止め構造の
一例を図1のIV−IV線に沿った破断面で示す水平断面図
【符号の説明】
1 :容器本体 12 :首部 12a:首基部 12b:拡径部 12c:小径部 13 :本体頭部 13s:螺子 15 :肉薄の脆弱帯 16 :溝 16h:凹部 16p:突出部 2 :キャップ 21a:膨出部 21c:環状突起 23 :内筒部 23e:貫通孔 23s:内螺子 25 :流出口 26 :爪 3 :開封機構 5 :カテーテル 6 :回転案内機構 60 :回り止め構造 7 :逆止弁
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA06 AA12 AA24 AA25 AA26 AB05 BA01 CA01 CB02 CC03 CC05 DA01 DB09 DB12 DB13 DC03 DC05 FA09 FB01 FB07 GA03 GA08 GB03 GB12 GB17 KB01 LA01 LD03 LD16 4C066 AA02 BB01 CC01 DD09 EE03 EE04 FF02 GG01 GG05 GG19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉薄の脆弱帯(15)を介して首部(1
    2)の上端に本体頭部(13)が形成された容器本体
    (1)と、頂部に流出口(25)を有し且つ首部(1
    2)に回転可能に装着されたキャップ(2)と、キャッ
    プ(2)の回転によって本体頭部(13)を首部(1
    2)から切り離す開封機構(3)とから主として構成さ
    れた易開封性容器であって、開封機構(3)は、本体頭
    部(13)の外周面に設けられた螺子(13s)と、キ
    ャップ(2)の上端から内部に向けて伸長され且つ本体
    頭部(13)に螺合する内螺子(23s)を備えた内筒
    部(23)とから成り、そして、内筒部(23)の周面
    には、液体を通過させる貫通孔(23e)が設けられて
    いることを特徴とする易開封性容器。
  2. 【請求項2】 ダイレクトブロー成形または成形同時充
    填包装システムによって容器本体(1)が構成されてい
    る請求項1に記載の易開封性容器。
  3. 【請求項3】 本体頭部(13)外周面の螺子(13
    s)と内筒部(23)の内螺子(23s)は、多条螺子
    構造に構成されている請求項1又は2に記載の易開封性
    容器。
  4. 【請求項4】 開封機構(3)における螺合開始位置か
    ら本体頭部(13)の切離し位置までのキャップ(2)
    の回転範囲を規定する回転案内機構(6)が備えられ、
    回転案内機構(6)は、容器本体(1)の首部(12)
    の外周面に設けられた案内用の溝(16)と、キャップ
    (2)の下端側内周面に設けられ且つ溝(16)に嵌合
    する爪(26)とから構成されている請求項1〜3の何
    れかに記載の易開封性容器。
  5. 【請求項5】 回転案内機構(6)には、キャップ
    (2)の回転終端を規定する回り止め構造(60)が設
    けられ、回り止め構造(60)は、溝(16)の終端側
    に形成された突出部(16p)と、突出部(16p)と
    溝(16)の終端との間の凹部(16h)とから構成さ
    れている請求項4に記載の易開封性容器。
  6. 【請求項6】 キャップ(2)頂部の流出口(25)に
    逆止弁(7)が備えられ且つカテーテル(5)が装着さ
    れることにより、浣腸容器として構成されている請求項
    1〜5の何れかに記載の易開封性容器。
JP2000324014A 2000-10-24 2000-10-24 易開封性容器 Pending JP2002128126A (ja)

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