JP2002127810A - 積載物の固縛保定用簡易型シートおよびこれの折畳・シート掛け・固縛作業方法 - Google Patents

積載物の固縛保定用簡易型シートおよびこれの折畳・シート掛け・固縛作業方法

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JP2002127810A
JP2002127810A JP2000323382A JP2000323382A JP2002127810A JP 2002127810 A JP2002127810 A JP 2002127810A JP 2000323382 A JP2000323382 A JP 2000323382A JP 2000323382 A JP2000323382 A JP 2000323382A JP 2002127810 A JP2002127810 A JP 2002127810A
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Akiyoshi Shimamura
明美 島村
Takeshi Ueno
武志 上野
Michiaki Aikei
通顕 愛敬
Sadao Sato
定夫 佐藤
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Seitetsu Unyu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積荷上に登らずに積荷の保定固縛作業工程を
地上で行なうことを可能にし、高所作業が回避でき、作
業中の転落事故の防止、積荷の破損・汚損等の防止を可
能にする。 【解決手段】 本発明に係る積載物の固縛保定用簡易型
シートは、シート部材1の左右両サイドに連設形成した
複数の止めゴム取付部Aと、シート部材1の前部に設け
た仮止め紐材取付部Bと、シート部材1の後部に設けた
シート部材展開用のロープ取付部Cとを備えている。そ
して、シート部材1の左右両サイドを内側に向けてシー
ト部材1の中央線に合わせるようにして折り込み、再
度、左右両サイドを内側に向けて中央線に合わせるよう
にして2度折り込み、展開用ロープ7をシート部材1後
部に取り付けてシート部材1上に平行にして前部に伸ば
した状態とし、シート部材1後部の展開用ロープ7位置
に、筒状の芯体8を載せ、シート部材1上に伸ばした展
開用ロープ7と一緒にシート部材1を後部から芯体8に
巻き付けた後、展開用ロープ7の端部に、ヒービング用
の補助ロープ9を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送業におけるト
ラック・トレーラー等の車両積載物の固縛保定、あるい
は倉庫保管業における倉庫内保管製品の粉塵避けシート
掛け、地上野積み保管製品の防水シート掛け、砂状保管
物の粉塵飛散防止用シート掛け等に使用される積載物の
固縛保定用簡易型シートおよびこれの折畳・シート掛け
・固縛作業方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両荷台に積載された運送物を固
縛保定する場合において、重量物輸送や長尺・幅広の貨
物輸送等では、一般に平ボディ型車両が使用される。一
方、嵩物輸送では保定・固縛作業が困難で手間取るた
め、一般にバン型車両またはウイング型車両が使用され
る。そして、平ボディ型車両に積載した貨物の保定手順
としては、まず車両荷台へ貨物を積み込み、ロープ、ま
たはワイヤーと荷締め機とを併用して固縛していた。こ
のようなロープを使用する場合は、作業者が積荷上に登
らずに地上からでも固縛が行なえるものの、図4(a)
に示すように、積荷と積荷との隙間にロープが挟まった
りしてロープを掛ける位置合わせが非常に難しかった。
【0003】また、ワイヤーと荷締め機による固縛で
は、図4(b)に示すように、積荷上で荷締め機を締め
付けるため、積荷の上に作業員が直接登らなければ固縛
が行なえなかった。しかも、ワイヤーと積荷が直接接触
した状態で締め付けるため、特に両サイドの角部におい
ては積荷にワイヤーによる摩擦傷がつき易くなる。この
ような摩擦傷を防止するためには、積荷上に作業員が登
って積荷の両サイド角部に当て物を施さなければならな
かった。
【0004】さらに、シート掛けの場合には、図4
(c)に示すように、積荷の上に作業員が登って、予め
折り畳んだシートを積荷上で転がしながら広げて積荷に
被せるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例における平ボディ型車両では、積荷上に登って高所
において固縛やシート掛け等の保定作業を行なうため、
常に転落災害の危険を伴うものであった。しかも、トラ
ック・トレーラー等に積荷保定を行なう際の転落防止設
備を常備することは困難であり、有効な転落防止対策が
講じられていないのが実情である。例えば、積荷の上に
作業者が登った場合、積荷の荷崩れや作業者の躓き・転
落等による転落災害が発生する虞れがあったのである。
また、積荷の上に作業者が登って作業を行なうため、積
荷の破損・荷崩れや汚物の付着も発生する。このように
平ボディー型車両で積載できる貨物には制約が伴うた
め、車両の実車走行率向上の支障となっており、結果的
に社会全体の走行車両削減を阻害し、排ガス・騒音等の
環境汚染に悪影響を与えている等の問題点を有してい
た。
【0006】さらに、平ボディ型車両の特徴は、重量物
輸送や長尺・幅広の貨物輸送等、積載貨物の選択肢は広
いものの、安定性の悪い嵩物輸送では積荷の保定作業時
に転落等の危険が伴う。また、積付け万能型で、クレー
ン等による上部からの積付け・フォークリフト等による
車両サイドからの積付け・後部への「はみ出し」積付け
等、幅広い対応が可能である。さらに、車両構造が簡易
で、車両価格も安い。
【0007】一方、バン型・ウイング型車両の特徴は、
軽量嵩物や転倒しやすい貨物の輸送には適すが、集中荷
重がかかる重量物輸送には適さない。また、積付けは、
車両サイドからのフォークリフトによる積作業、または
荷台までフォークリフトを乗り入れての積作業等でもっ
て行ない、上部からのクレーン・レッカー積は不可能で
ある。さらに、アルミニウム製やジュラルミン製等のバ
ンやウイングを取り付けるため、車両価格が高くなる。
【0008】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創出されたもので、トラック・トレーラー
の積荷上に登らずに積荷の保定固縛作業工程を地上で行
なうことを可能にすることで高所作業が回避でき、作業
中の転落事故の防止、積荷の破損・汚損等の防止が可能
となり、積載貨物の品種が限定されがちな平ボディー型
車両でも嵩物輸送が容易であり、平ボディー型車両の輸
送貨物選択肢が広がることで実車運行率が向上し、車両
の総運行台数も抑制できることから排ガス・騒音等によ
る環境汚染防止にも有効となり、しかも車両輸送に限ら
ず、倉庫での製品保管、不安定形状物へのシート掛け等
としても幅広く利用できるものとした積載物の固縛保定
用簡易型シートおよびこれの折畳・シート掛け・固縛作
業方法を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
積載物の固縛保定用簡易型シートにあっては、シート部
材1の左右両サイドに連設形成した複数の止めゴム取付
部Aと、シート部材1の前部に設けた仮止め紐材取付部
Bと、シート部材1の後部に設けたシート部材展開用の
ロープ取付部Cとから構成したことで、上述した課題を
解決した。
【0010】また、本発明に係る積載物の固縛保定用簡
易型シートの折畳作業方法にあっては、シート部材1の
左右両サイドを内側に向けてシート部材1の中央線に合
わせるようにして折り込む工程と、再度、左右両サイド
を内側に向けてシート部材1の中央線に合わせるように
して2度折り込む工程と、シート部材1よりも長い展開
用ロープ7をシート部材1後部に取り付けてシート部材
1上に2本平行にして前部に伸ばした状態とする工程
と、シート部材1後部の展開用ロープ7位置に、筒状の
芯体8を載せ、シート部材1上に伸ばした展開用ロープ
7と一緒にシート部材1を後部から芯体8に巻き付ける
工程と、シート部材1を全て芯体8に巻き付けてから、
展開用ロープ7の端部に、シート部材1を広げる際に引
くためのヒービング用の補助ロープ9を取り付ける工程
とから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
【0011】そして、本発明に係る積載物の固縛保定用
簡易型シートのシート掛け作業方法にあっては、積荷の
積み込み作業前に、荷台前方のシートキャリアまたはキ
ャビンの屋根上に、事前に折り畳んで準備してあるシー
ト部材1を載せ、荷台前方側の昇降ステップから登っ
て、前記シート部材1を積荷の上に載せて移し、シート
掛け中にシート部材1が飛散しないように仮止め紐材5
を車両に縛着固定し、地上からカギ棒10を使って補助
ロープ9を荷台後方に伸ばし、車両後方に移動してカギ
棒10を使用しながら補助ロープ9を引いてシート部材
1を積荷後部に広げ、積荷上に前後方向に広がったシー
ト部材1を、地上から左右両サイドに引き下ろして広
げ、荷台全体を覆うシート部材1と車体との間に隙間が
生じないようにシート部材1を止めゴム3で縛着固定す
ることで、同じく上述した課題を解決した。
【0012】さらに、本発明に係る積載物の固縛保定用
簡易型シートの固縛作業方法にあっては、固縛は地上で
行なうものとし、ナイロンロープ11を車両サイドから
反対側に投げて、シート部材1の上からオーバーラッシ
ングし、最後部は上記オーバーラッシングとは別途に、
ナイロンロープ12等でX型に前引きして固縛すること
で、同じく上述した課題を解決した。
【0013】本発明に係る積載物の固縛保定用簡易型シ
ートにおいては、シート部材1の左右両サイドの止めゴ
ム取付部Aと、シート部材1の前部の仮止め紐材取付部
Bと、シート部材1の後部のシート部材展開用のロープ
取付部Cとから構成されており、トラック・トレーラー
の積荷上に登らずに積荷の保定固縛作業工程を地上で行
なうことを可能にし、しかも積載貨物の品種が限定され
がちな平ボディー型車両でも嵩物輸送が容易となる。
【0014】また、積載物の固縛保定用簡易型シートの
折畳・シート掛け・固縛作業方法においては、高所作業
が回避でき、作業中の転落事故の防止、積荷の破損・汚
損等の防止が可能となり、積載貨物の品種が限定されが
ちな平ボディー型車両でも嵩物輸送が容易となり、平ボ
ディー型車両の輸送貨物選択肢が広がることで実車運行
率が向上する。しかも、車両輸送に限らず、倉庫での製
品保管、不安定形状物へのシート掛け等として幅広い利
用を可能にする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。本発明に係る積載物の固縛保定
用簡易型シートは、例えば軽量UVシート製材等の防水
性のある材質により形成されている。そして、図1
(a)に示すように、シート部材1の左右両サイドに連
設形成した複数の止めゴム取付部Aと、シート部材1の
前部に2個所設けた仮止め紐材取付部Bと、シート部材
1の後部に2個所設けたシート部材展開用のロープ取付
部Cとを備えている。
【0016】すなわち、図1(b)に示すように、積荷
の落下飛散防止用として、シート部材1の左右両サイド
に約30〜40cm程度の間隔で止めゴム取付用鳩目孔
2を形成し、シート部材1を固定するための止めゴム3
を取り付けてある。また、シート掛けの際に強風でシー
ト部材1が飛ばされないようにするため、シート部材1
の前部に仮止め紐材取付用鳩目孔4を2個所設けて、仮
止め紐材5を2本取り付けてある。さらに、シート部材
1を広げる際に使用する後述する展開用ロープ7を取付
けるためのロープ取付用鳩目孔6をシート部材1の後部
に2個所設けてある。
【0017】次に、シート部材1の折畳作業方法につい
て説明する。まず、図1(c)に示すように、シート部
材1の左右両サイドを内側に向けてシート部材1の中央
線に合わせるようにして折り込む。このとき、止めゴム
取付用鳩目孔2の位置が仮止め紐材取付用鳩目孔4と略
同一直線上に重なるようにする。次に、図1(d)に示
すように、再度、左右両サイドを内側に向けてシート部
材1の中央線に合わせるようにして2度折り込む。この
とき、前部の仮止め紐材取付用鳩目孔4が上側に向いた
状態となり、後部のロープ取付用鳩目孔6は、内側に折
り込まれた状態となる。次に、図1(e)に示すよう
に、シート部材1よりも長く、片側にフックを取り付け
た、例えばナイロン製等の展開用ロープ7を2本用意
し、後部のロープ取付用鳩目孔6にこのフックを掛けて
シート部材1上に2本平行にして前部に伸ばした状態と
する。さらに、シート部材1の後部のロープ取付用鳩目
孔6に展開用ロープ7のフックを掛けた位置に、筒状の
芯体8を載せ、図1(f)に示すように、シート部材1
上に伸ばした展開用ロープ7と一緒にシート部材1を後
部から芯体8に巻き付ける。シート部材1を全て芯体8
に巻き付けてから、図1(g)に示すように、2本の展
開用ロープ7の端部(フックと反対側)に、シート部材
1を広げる際に引くための、例えばナイロン製等のヒー
ビング用の補助ロープ9を取り付ける。以上のようにし
て、シート部材1を事前に折り畳んで準備しておく。
【0018】次に、シート部材1によるシート掛け作業
方法について説明する。まず、図2(a)に示すよう
に、積荷の積み込み作業前に、荷台前方のシートキャリ
アまたはキャビンの屋根上に、事前に折り畳んで準備し
てあるシート部材1を載せておく。そして、荷台前方側
の昇降ステップから登って、上記シート部材1を積荷の
上に載せて移す。このとき、シート掛け中にシート部材
1が飛散しないように仮止め紐材5を車両に縛着固定し
ておく。尚、この仮止め紐材5自体は、積荷を積む前に
あらかじめ車両に固定しておくこくともあり、あるいは
積荷を車両前半分に積んでおいてから固定することもあ
る。そして、地上からカギ棒10を使って補助ロープ9
を荷台後方に伸ばし、車両後方に移動してカギ棒10を
使用しながら補助ロープ9を引いてシート部材1を積荷
後部に広げる。次に、図2(b)に示すように、積荷上
に前後方向に広がったシート部材1を、地上から左右両
サイドに引き下ろして広げる。このように補助ロープ9
を単に引っ張るだけで、シート部材1を前後左右方向に
簡単に広げることができる。シート部材1は、荷台全体
を覆い、シート部材1と車体の間に隙間が生じないよう
にシート部材1を止めゴム3で縛着固定する。すなわ
ち、シート部材1の左右両サイドは煽りの外側まで掛け
て、シート部材1と煽りとの間に隙間ができないように
し、後方も同様に煽りの外側まで掛けて、シート部材1
と煽りとの間に隙間ができないようにする。そして、シ
ート部材1の止めゴム3を車両のフックに掛けて、積荷
が落下飛散しないようにシート部材1を固定する。
【0019】次に、シート部材1の固縛作業方法につい
て説明する。まず、図3(a)・(b)に示すように、
固縛は地上で行ない、車両サイドからナイロンロープ1
1を反対側に投げて、シート部材1の上からオーバーラ
ッシングする。そして、図3(c)に示すように、最後
部は上記オーバーラッシングとは別途に、ナイロンロー
プ12等でX型に前引きして固縛する。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
トラック・トレーラーの積荷上に登らずに積荷の保定固
縛作業工程を地上で行なうことを可能にすることで高所
作業が回避でき、作業中の転落事故の防止、積荷の破損
・汚損等の防止が可能となり、積載貨物の品種が限定さ
れがちな平ボディー型車両でも嵩物輸送が容易であり、
平ボディー型車両の輸送貨物選択肢が広がることで実車
運行率が向上し、車両の総運行台数も抑制できることか
ら排ガス・騒音等による環境汚染防止にも有効となり、
しかも車両輸送に限らず、倉庫での製品保管、不安定形
状物へのシート掛け等としても幅広く利用できる積載物
の固縛保定用簡易型シートおよびこれを用いたシート掛
け・固縛作業方法を提供することができる。
【0021】すなわち、本発明に係る積載物の固縛保定
用簡易型シートによれば、シート部材1の左右両サイド
に連設形成した複数の止めゴム取付部Aと、シート部材
1の前部に2個所設けた仮止め紐材取付部Bと、シート
部材1の後部に設けたシート部材展開用のロープ取付部
Cとから構成したので、トラック・トレーラーの積荷上
に登らずに積荷の保定固縛作業工程を地上で行なうこと
を可能にし、しかも積載貨物の品種が限定されがちな平
ボディー型車両でも嵩物輸送が容易となる。
【0022】また、本発明に係る積載物の固縛保定用簡
易型シートの折畳作業方法にあっては、シート部材1の
左右両サイドを内側に向けてシート部材1の中央線に合
わせるようにして折り込む工程と、再度、左右両サイド
を内側に向けてシート部材1の中央線に合わせるように
して2度折り込む工程と、シート部材1よりも長い展開
用ロープ7をシート部材1後部に取り付けてシート部材
1上に2本平行にして前部に伸ばした状態とする工程
と、シート部材1後部の展開用ロープ7位置に、筒状の
芯体8を載せ、シート部材1上に伸ばした展開用ロープ
7と一緒にシート部材1を後部から芯体8に巻き付ける
工程と、シート部材1を全て芯体8に巻き付けてから、
展開用ロープ7の端部に、シート部材1を広げる際に引
くためのヒービング用の補助ロープ9を取り付ける工程
とから成るので、高所作業が回避でき、作業中の転落事
故の防止、積荷の破損・汚損等の防止が可能となり、積
載貨物の品種が限定されがちな平ボディー型車両でも嵩
物輸送が容易となり、平ボディー型車両の輸送貨物選択
肢が広がることで実車運行率が向上する。しかも車両輸
送に限らず、倉庫での製品保管、不安定形状物へのシー
ト掛け等として幅広い利用を可能にする。
【0023】そして、本発明に係る積載物の固縛保定用
簡易型シートのシート掛け作業方法にあっては、積荷の
積み込み作業前に、荷台前方のシートキャリアまたはキ
ャビンの屋根上に、事前に折り畳んで準備してあるシー
ト部材1を載せ、荷台前方側の昇降ステップから登っ
て、前記シート部材1を積荷の上に載せて移し、シート
掛け中にシート部材1が飛散しないように仮止め紐材5
を車両に縛着固定し、地上からカギ棒10を使って補助
ロープ9を荷台後方に伸ばし、車両後方に移動してカギ
棒10を使用しながら補助ロープ9を引いてシート部材
1を積荷後部に広げ、積荷上に前後方向に広がったシー
ト部材1を、地上から左右両サイドに引き下ろして広
げ、荷台全体を覆うシート部材1と車体との間に隙間が
生じないようにシート部材1を止めゴム3で縛着固定す
るので、高所作業が回避でき、作業中の転落事故の防
止、積荷の破損・汚損等の防止が可能となり、積載貨物
の品種が限定されがちな平ボディー型車両でも嵩物輸送
が容易となり、平ボディー型車両の輸送貨物選択肢が広
がることで実車運行率が向上する。しかも車両輸送に限
らず、倉庫での製品保管、不安定形状物へのシート掛け
等として幅広い利用を可能にする。また、補助ロープ9
を単に引っ張るだけでシート部材1を前後左右方向に簡
単に広げることができ、一人でも容易にシート掛け作業
を行うことができる。
【0024】さらに、本発明に係る積載物の固縛保定用
簡易型シートの固縛作業方法にあっては、固縛は地上で
行なうものとし、ナイロンロープ11を車両サイドから
反対側に投げて、シート部材1の上からオーバーラッシ
ングし、最後部は上記オーバーラッシングとは別途に、
ナイロンロープ12等でX型に前引きして固縛するの
で、高所作業が回避でき、作業中の転落事故の防止、積
荷の破損・汚損等の防止が可能となり、積載貨物の品種
が限定されがちな平ボディー型車両でも嵩物輸送が容易
となり、平ボディー型車両の輸送貨物選択肢が広がるこ
とで実車運行率が向上する。しかも車両輸送に限らず、
倉庫での製品保管、不安定形状物へのシート掛け等とし
て幅広い利用を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示した固縛保定用簡易
型シートの平面図であり、(a)乃至(g)は、その折
畳方法の手順を示している。
【図2】同じく固縛保定用簡易型シートのシート掛け作
業方法の説明図であり、(a)はカギ棒で補助ロープを
引いてシート部材を車両後方に広げる作業状態、(b)
はシート部材を左右両サイドに広げる状態を示してい
る。
【図3】同じく固縛保定用簡易型シートの固縛作業方法
を示すものであり、(a)はオーバーラッシング作業状
態、(b)は固縛作業後の車両の側面図、(c)は固縛
作業後の車両の背面面である。
【図4】従来技術を示した説明図であり、(a)はロー
プによる固縛状態、(b)はワイヤーと荷締め機による
固縛作業状態、(c)はシート掛け作業状態を示してい
る。
【符号の説明】
A…止めゴム取付部 B…仮止め紐材
取付部 C…シート部材展開用のロープ取付部 1…シート部材 2…止めゴム取
付用鳩目孔 3…止めゴム 4…仮止め紐材
取付用鳩目孔 5…仮止め紐材 6…ロープ取付
用鳩目孔 7…展開用ロープ 8…芯体 9…補助ロープ 10…カギ棒 11、12…ナイロンロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 愛敬 通顕 千葉県君津市君津1番地 製鐵運輸株式会 社内 (72)発明者 佐藤 定夫 千葉県君津市君津1番地 製鐵運輸株式会 社内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AC03 BA18A DA03 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート部材の左右両サイドに連設形成し
    た複数の止めゴム取付部と、シート部材の前部に設けた
    仮止め紐材取付部と、シート部材の後部に設けたシート
    部材展開用のロープ取付部とから構成したことを特徴と
    する積載物の固縛保定用簡易型シート。
  2. 【請求項2】 シート部材の左右両サイドを内側に向け
    てシート部材の中央線に合わせるようにして折り込む工
    程と、再度、左右両サイドを内側に向けてシート部材の
    中央線に合わせるようにして2度折り込む工程と、シー
    ト部材よりも長い展開用ロープをシート部材後部に取り
    付けてシート部材上に2本平行にして前部に伸ばした状
    態とする工程と、シート部材後部の展開用ロープ位置
    に、筒状の芯体を載せ、シート部材上に伸ばした展開用
    ロープと一緒にシート部材を後部から芯体に巻き付ける
    工程と、シート部材を全て芯体に巻き付けてから、展開
    用ロープの端部に、シート部材を広げる際に引くための
    ヒービング用の補助ロープを取り付ける工程とから成る
    ことを特徴とする積載物の固縛保定用簡易型シートの折
    畳作業方法。
  3. 【請求項3】 積荷の積み込み作業前に、荷台前方のシ
    ートキャリアまたはキャビンの屋根上に、事前に折り畳
    んで準備してあるシート部材を載せ、荷台前方側の昇降
    ステップから登って、前記シート部材を積荷の上に載せ
    て移し、シート掛け中にシート部材が飛散しないように
    仮止め紐材を車両に縛着固定し、地上からカギ棒を使っ
    て補助ロープを荷台後方に伸ばし、車両後方に移動して
    カギ棒を使用しながら補助ロープを引いてシート部材を
    積荷後部に広げ、積荷上に前後方向に広がったシート部
    材を、地上から左右両サイドに引き下ろして広げ、荷台
    全体を覆うシート部材と車体との間に隙間が生じないよ
    うにシート部材を止めゴムで縛着固定することを特徴と
    する積載物の固縛保定用簡易型シートのシート掛け作業
    方法。
  4. 【請求項4】 固縛は地上で行なうものとし、ナイロン
    ロープを車両サイドから反対側に投げて、シート部材の
    上からオーバーラッシングし、最後部は上記オーバーラ
    ッシングとは別途に、ナイロンロープ等でX型に前引き
    して固縛することを特徴とする積載物の固縛保定用簡易
    型シートの固縛作業方法。
JP2000323382A 2000-10-23 2000-10-23 積載物の固縛保定用簡易型シートおよびこれの折畳・シート掛け・固縛作業方法 Withdrawn JP2002127810A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010163266A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The シールベルト拘束装置
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