JP2002126733A - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JP2002126733A JP2000327434A JP2000327434A JP2002126733A JP 2002126733 A JP2002126733 A JP 2002126733A JP 2000327434 A JP2000327434 A JP 2000327434A JP 2000327434 A JP2000327434 A JP 2000327434A JP 2002126733 A JP2002126733 A JP 2002126733A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過水出口から流出する透過水の不純物濃度
の上昇を防止し、かつ貯水タンクを不要にして衛生的な
純水を供給可能にするとともに逆浸透膜の耐久寿命を長
期ならしめ、また、注水時における濾過手段の造水能力
が低下することを防止できる浄水装置、及びそれを装備
した純水の自動販売機を提供すること。 【解決手段】 逆浸透膜型濾過手段20により原水を濾
過して透過水と濃縮水とに分離し、注水操作に応じて所
定量の透過水を注水口12より注水する浄水装置におい
て、前記濾過手段20が、原水の取水口22、透過水出
口23及び濃縮水出口24を有する逆浸透膜ユニット2
1,21aで構成され、その透過水出口23から流出す
る透過水と濃縮水出口から流出する濃縮水との混合水を
前記取水口22へ給水する循環手段25を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水などの原水
から純水を作り注水するようにした浄水装置、さらに詳
しくは、逆浸透膜型濾過手段により原水を濾過して透過
水(純水)と非透過水(濃縮水)とに分離し、注水操作
に応じて所定量の純水を注水口より注水する浄水装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道水の浄水装置として、水道水
を取水口から取り入れ逆浸透膜に透過させて透過水と非
透過水とに分離する逆浸透膜型の濾過手段を用いた装置
が普及しており(特開平11−319827号公報参
照)、その透過水を純水として注水口から注水するもの
である。しかしながら、逆浸透型の濾過手段は、逆浸透
膜の造水能力(透過水量)が非常に低いので、必要十分
な注水量を確保するために、また、注水停止時における
不純物濃度が上昇するので、それを稀釈するために、濾
過した純水を一旦貯水しておく貯水タンクを必須なもの
としていた(前褐公報および特公昭62−18228号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
浄水装置は、濾過した純水を貯水タンクに滞留しておく
ために水質の劣化、特に滅菌のため水道水に投入されて
いる塩素系殺菌剤が除去された後に貯溜しておくため細
菌などが発生するなど衛生上好ましくないという問題が
あった。本発明は、上記従来事情に鑑みその問題点を解
決すべく、透過水出口から流出する透過水の不純物濃度
の上昇を防止し、かつ貯水タンクを不要にして衛生的な
純水を供給可能にするとともに逆浸透膜の耐久寿命を長
期ならしめ、また、注水時における濾過手段の造水能力
が低下することを防止できる浄水装置を提供することを
目的とする。さらに、本発明は、一回の注水量が比較的
少量であり、しかも注水していない時間が長い純水の自
動販売機に好適な浄水装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯る本発明は、逆浸透膜
型濾過手段により原水を濾過して透過水と濃縮水とに分
離し、注水操作に応じて所定量の透過水を注水口より注
水する浄水装置において、前記濾過手段が、原水の取水
口、透過水出口及び濃縮水出口を有する逆浸透膜ユニッ
トで構成され、その透過水出口から流出する透過水と濃
縮水出口から流出する濃縮水との混合水を前記取水口へ
給水する循環手段を設けたことを特徴とする(請求項
1)。本発明によれば、注水口から注水していない間で
も逆浸透膜型濾過手段に透過水と濃縮水との混合水が循
環しているので、逆浸透膜を境にして濃度を均衡させよ
うとする浸透作用による透過水の不純物濃度の上昇が防
止されて純度の高い純水をいつでも注水することがで
き、不純物濃度を薄めるための貯水タンクを不要ならし
める。また、貯水タンクがなくとも必要十分な注水量を
確保する観点からは、上記濾過手段の単位時間当りの造
水能力を、濾過手段を構成する逆浸透膜ユニットを多段
状に多数配設する等の構成により、前記透過水の要求さ
れる注水能力に略等しくなるようにする(請求項2)。
【0005】一方、上記循環手段により循環する混合水
には不純物を含有する濃縮水も含むので、この循環手段
により混合水が常時循環している場合には、逆浸透膜の
透過効率(濾過効率)が低下して耐久寿命の短縮とな
る。そのため、記循環手段は所定のタイミングで動作す
るように制御することが好ましい(請求項3)。また、
注水時にも透過水を循環路に廻してしまうと供給される
純水量が減少することになるので、造水能力を有効に活
用するために、上記循環手段は、透過水の注水時に少な
くとも透過水の循環動作を停止させるようにする(請求
項4)。さらに、上記濾過手段内に不純物の多い濃縮水
を長時間滞留することは逆浸透膜の透過効率や原水の利
用効率を低下させる原因となるので、それを回避するた
めに、濃縮水を適時に、好ましくは上記透過水を注水口
から注水した後に濃縮水を外部へ排水するようにする
(請求項5)。
【0006】そして、上記浄水装置の特に好適な適用
は、純水の自動販売機、すなわち、自動販売機能を有す
る制御部の注水操作により、上記注水口から所定量の透
過水が注水されるようにすることである(請求項6)。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明すれば、図1及び図2は、本発明の浄水装置1
0を装備した純水自動販売機1を示す。純水自動販売機
1は、一般的な飲料の自動販売機と同様の外観を呈し、
正面に容器(ボトル)2(図3参照)を出し入れする容
器載せ部3を備え、該載せ部3の前面に扉4を開閉可能
に設けており、中央部にはコイン投入口5を備え、その
上下に注水ボタン6,7を配設している。注水ボタン
6,7は注水量を違えた操作ボタンであり、例えば、注
水ボタン6は1.9リットル用、注水ボタン7は3.8
リットル用であって、コイン投入口5に所定金額のコイ
ンが投入されると注水ボタン6,7が点灯し、所望の注
水ボタン6又は7を押すことにより浄水装置10から純
水が注水され、その注水量が所定量(1.9リットル又
は3.8リットル)に達すると注水を停止する。すなわ
ち、純水自動販売機1は、周知の自動販売機能を有する
制御部により制御されて純水を定量販売するものであ
る。
【0008】浄水装置10の詳細を図3に示す。浄水装
置10は、一端側を原水である水道水を供給する水道管
11に連結し、他端側に前記純水自動販売機1の容器載
せ部3に配置された注水口12を設け、その水道管11
と注水口12との間に逆浸透膜型濾過手段20を配設す
るとともに、水道管11と前記濾過手段20との間の給
水用配管路13および前記濾過手段20と注水口12と
の間の注水用配管路14にそれぞれ作動部材を配設して
構成される。
【0009】具体的には、給水用配管路13には、水道
水を供給又は停止させる手動バルブV1、電磁弁SV
1、セディメント(比較的大きな不純物を除去するフィ
ルター)F1を設け、二つの分岐路13a,13bにそ
れぞれプリカーボンF2,F3及び各4基のポンプ(合
計8基)Pを配設して前記濾過手段20に連結する。ま
た、注水用配管路14には、ポストカーボンF4、除菌
部F5、電磁弁SV2及び流量計FMを配設して前記注
水口12に連結する。上記プリカーボンF2,F3は、
活性炭フィルターであって、逆浸透膜を劣化させる塩素
を除去するために設けたものである。上記ポストカーボ
ンF4は、濾過手段20から流出した透過水の僅かな臭
いを除去するための活性炭フィルターである。上記除菌
部F5は、紫外線照射によって殺菌を行うものであり、
除菌フィルターと呼ばれているものであってもよい。
【0010】逆浸透膜型濾過手段20は、逆浸透膜を収
納して、一側(図3の左側)に取水口22を、他側(同
右側)に透過水出口23を、下面に濃縮水出口24を備
えた逆浸透膜ユニット21,21aの多数を並列及び直
列に配列して構成される。具体的には、並列に配設した
2個の逆浸透膜ユニット21,21を組として8組(1
6個)を並列に配設し、それら各逆浸透膜ユニット21
の取水口22を前記ポンプPの排水側に接続する給水管
路15に連結する。また、各組の逆浸透膜ユニット2
1,21ごとに1個の逆浸透膜ユニット21aを割り当
て、該ユニット21aの取水口22に逆浸透膜ユニット
21,21の各濃縮水出口24を連結する。すなわち、
図においては24個の逆浸透膜ユニットを配列した場合
を例示している。そして、上記各逆浸透膜ユニット2
1,21aは、それぞれの透過水出口23を集水管路1
6に連結して該管路16を介し前記配管路14に接続さ
れる。
【0011】上記逆浸透膜ユニット21,21aは同一
の構造を有する濾過手段であって、図3に示すように、
各逆浸透膜ユニット21は、ポンプPにより圧送された
水道水を取水口22から取り入れて、逆浸透膜を透過し
濾過された透過水(純水)と逆浸透膜を透過せず不純物
を含む濃縮水(非透過水)とに分離し、その透過水を透
過水出口23から前記集水管路16へ流出する。一方、
濃縮水は濃縮水出口24から流出して逆浸透膜ユニット
21aの取水口21から該ユニット21a内に流入して
同様の濾過機能により透過水(純水)と濃縮水(非透過
水)とに分離され、その透過水は透過水出口23から前
記集水管路16へ流出する。
【0012】上記集水管路16へ流出する透過水は、前
述した純水自動販売機1の注水操作、すなわちコイン投
入口5にコインを投入し注水ボタン6又は7を押す操作
により、配管路14の電磁弁SV2が開動するので、配
管路14を流動しポストカーボンF4により脱臭され、
除菌部F5により除菌された後に、流量計FMで計量さ
れる所定量が純水として注水口12から容器2へ注水さ
れる。また、上記各逆浸透膜ユニット21aは、それぞ
れの濃縮水出口24を排水管路17に連結し、その排水
管路17には排水用電磁弁SV3が配設され、該電磁弁
SV3が開動する適時に各逆浸透膜ユニット21a内の
濃縮水が排水管路17を通り排水管18へ排水される。
【0013】上記逆浸透膜型濾過手段20は、透過水が
流出する前記集水管路16に純水迂回管路26を連結
し、濃縮水が流出する前記排水管路17に濃縮水迂回管
路27を連結するとともに、両迂回管路26,27を接
続して合流させる混合管路28を配管して構成される循
環手段25を設ける。循環手段25は、前記純水迂回管
路26に循環用電磁弁SV4を設け、前記濃縮水迂回管
路27に循環用電磁弁SV5を設けるとともに、前記混
合管路28を前記給水用配管路13の分岐路13a,1
3b、詳しくはポンプPの上流位置に連結する。それに
より、上記電磁弁SV4及びSV5が開動する所定のタ
イミングで、透過水と濃縮水が迂回管路26,27を通
り混合管路28へ流入して混合し、それらの混合水がポ
ンプPにより給水管路15を介して各逆浸透膜ユニット
21へ給水される循環動作をする。
【0014】上記純水自動販売機1の注水動作など自動
販売機能や循環手段25による混合水の循環動作等は、
注水ボタン6,7の動作検出、各電磁弁SV1〜SV5
の開閉動作、ポンプP及び流量計FMの動作制御により
自動的に行われるが、それらは図示しない制御部(CP
U)により制御される。それらの動作例を図4のフロー
チャートにより説明する。
【0015】(ステップ1)純水購入者が自動販売機1
の注水操作をしたか否かを判断する。すなわち、購入者
がコイン投入口5にコインを投入し注水ボタン6又は7
を選択して押したか否かを判断し、注水操作をした場合
にはステップ2へ移行し、操作していない場合にはステ
ップ6へ移行する。 (ステップ2)全ての電磁弁SV1〜SV5を一旦閉
じ、ポンプPを停止する。循環手段25により透過水及
び濃縮水の混合水が循環動作をしている場合でも、その
循環が停止される。 (ステップ3)ステップ2の直後に電磁弁SV1及びS
V2を開き、ポンプPを作動させる。それにより、逆浸
透膜型濾過手段20により精製された透過水が注水用配
管路14を経て注水口12から純水として容器2へ所定
量注水される。すなわち、注水動作が行われる。
【0016】(ステップ4)ステップ3の終了により電
磁弁SV1及びSV2が閉じ、ポンプPが停止した後も
所定時間(例えば、5分間)その状態を維持する。すな
わち、循環手段25による混合水の循環動作を所定時間
停止しておく。その間でもステップ1の注水操作がなさ
れた場合にはステップ2,3へ移行し注水動作が行われ
る。 (ステップ5)所定時間経過後に電磁弁SV3を開き、
排水管路17を経て濃縮水を排水管18へ排水する。そ
の後に電磁弁SV3を閉じる。そして、電磁弁SV1を
開いて原水を補給する。
【0017】(ステップ6)電磁弁SV4及びSV5を
開き、ポンプPを作動させて循環手段25により透過水
及び濃縮水の混合水を所定時間(例えば、1分間)循環
させる。 (ステップ7)ステップ6における1分間の循環動作
後、電磁弁SV4及びSV5を閉じ、ポンプPを停止さ
せて所定時間(例えば、5分間)循環を停止する。その
所定時間の間でも、注水操作があればステップ1→ステ
ップ2→ステップへ移行して注水動作がなされる。ま
た、注水操作がない場合でも所定時間の経過後にステッ
プ1からステップ6へ飛んで循環動作が行われる。すな
わち、注水操作のない待機時間が長い場合でも、所定時
間(前記1分間)の循環動作と所定時間(前記5分間)
の循環停止が繰り返される。
【0018】上述した逆浸透膜型濾過手段20を用いた
浄水装置10は、水道水の温度が18℃、ポンプPの圧
力が0.55MPa(メガパスカル)の場合で、不純物
除去率93%、造水効率(回収率:純水量/給水量)6
2%の濾過能力があり、また、純水の残存容量は2.1
リットルである。
【0019】次に、上記浄水装置10を用いて不純物濃
度に関する本発明の実験例及び比較例を示す。なお、実
験例及び比較例は、上記浄水装置10のうちポストカー
ボンF4及び除菌部F5を取り除いた状態で逆浸透膜型
濾過手段20により精製した純水を容器(3.8リット
ルボトル)に注水し、実験前には、注水を90秒間行っ
て純水の不純物濃度を7ppmに安定させてから実験を
開始した。また、水道水の温度は18℃、不純物濃度は
102ppmであった。
【0020】(実験例)浄水装置10の循環手段25
を、5分間の停止と1分間の循環動作とを5回繰り返
し、最後に5分間停止させた後(合計で35分後)に、
注水動作をさせて容器に純水を一杯注水した。その結
果、純水の不純物濃度は14ppmであった。 (比較例)循環手段25による循環動作をさせることな
く浄水装置10を完全に停止した状態で35分間放置
し、その後に注水動作をさせて容器に純水を一杯注水し
た。その結果、純水の不純物濃度は48ppmであっ
た。
【0021】上記本発明の実験例によれば、循環動作を
させない比較例に比べて純水の不純物濃度が約1/3強
に減少することが確認された。なお、実験例の不純物濃
度14ppmは、実験開始前の7ppmに比べれば劣化
している。しかし、これは最後の5分間停止の間に、透
過水(純水)側と原水(水道水)側とで加圧がないため
に生じる濃度を均衡させようとする浸透作用による透過
水側の不純物濃度の上昇分であり、透過水側の残存容量
をより減少できる構造であれば、この上昇をより小さく
することができる。
【0022】上記実施の形態においては浄水の自動販売
機について説明したが、注水動作間の待機時間が長い浄
水装置、あるいは一回の注水量が少量である浄水装置で
あれば自動販売機に限らず適用できるものである。ま
た、上記循環手段25の動作による循環時間および停止
時間は上記例示(1分間および5分間)に限定されるも
のではなく、使用条件に適合するよう任意に設定可能で
あり、あるいは他の条件により循環動作を開始させるこ
ともよい。例えば、上記注水用配管路14又は注水口1
2に透過水の不純物濃度を検出するセンサーを設け、該
センサーが純水(透過水)の劣化(不純物濃度が一定値
を超えた状態)を検出したときに循環を開始させるよう
にする。
【0023】また、上記実施の形態において上記逆浸透
膜ユニットを複数多段に24個配列した場合を説明した
が、造水能力が十分であればそのユニット数を少なくす
ることもでき、また一段(16個)のみとすることもよ
い。さらに、実施の形態における循環動作は、透過水と
共に全ての濃縮水を循環させるようにしたが、濃縮水の
一部のみを循環させ、他を排水管18より排水するよう
にし、その分を水道水(原水)を補給するようにしても
よい。その場合は、逆浸透膜の透過効率を上昇させるこ
とができるが、原水の造水効率(回収率)が低下するこ
とになる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、注水口から注水してい
ない間、循環手段により透過水と濃縮水との混合水を循
環させることで透過水の不純物濃度の上昇が防止され純
度の高い純水を得ることができる。したがって、注水停
止時に浸透作用により不純物濃度が上昇した透過水を、
一旦貯水タンク内の浄水に混ぜて濃度を稀釈させる必要
がないので、従来装置に必須としていた貯水タンクを不
要にし、所謂タンクレスの浄水装置を提供することがで
きる。また上記循環動作において原水を補給しなくとも
よいので、原水に対する造水効率を高く維持することが
できる。
【0025】また、請求項2によれば、上記貯水タンク
がなくとも必要な注水能力を得ることができることに加
えて、常に衛生的な純水を注水操作に即応して注水する
ことができ、請求項3によれば、上記循環手段により混
合水が常時循環しているわけではないので、逆浸透膜の
透過効率の低下を抑制して耐久寿命を長く保持すること
ができる。さらに、請求項4によれば、純水の注水時に
は透過水の循環が停止するので、逆浸透膜型濾過手段の
造水能力を有効に活用することができ、注水時に供給さ
れる純水量を確保することができる。また、請求項5に
よれば、濃縮水を所定時に外部へ排水するので、逆浸透
膜の透過効率や原水の造水効率を高く維持することがで
きる。
【0026】そして、請求項6によれば、一回の注水量
が比較的少なく、また注水動作間の待機時間が長いこと
の多い純水の自動販売機に適用して特に好適な浄水装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の浄水装置を装備した純水自動販売機
の正面図である。
【図2】 図1の一部切欠せる側面図である。
【図3】 本発明浄水装置の概要を示す配管図である。
【図4】 浄水装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1:純水自動販売機 2:容器
3:容器載せ部 10:浄水装置 11:水道管
12:注水口 13:給水用配管路 14:注水用配管路
15:給水管路 16:集水管路 17:排水管路
18:排水管 20:逆浸透膜型濾過手段 21,21a:
逆浸透膜ユニット 22:取水口 23:透過水出口
24:濃縮水出口 25:循環手段 26:純水迂回管路
27:濃縮水迂回管路 28:混合管路 SV1〜SV5:
電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 13/00 G07F 13/00 Z (72)発明者 千田 浩昭 岩手県胆沢郡前沢町字高畑31 株式会社寺 岡岩手製作所内 Fターム(参考) 3E047 BA10 GA10 4D006 GA03 KA02 KA17 KA63 KB04 KB12 KD19 KE24Q KE24R KE28Q KE28R PA01 PB06 PC80 4D024 AA02 AB11 BA02 CA11 DB05 DB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆浸透膜型濾過手段により原水を濾過し
    て透過水と濃縮水とに分離し、注水操作に応じて所定量
    の透過水を注水口より注水する浄水装置において、 前記濾過手段が、原水の取水口、透過水出口及び濃縮水
    出口を有する逆浸透膜ユニットで構成され、その透過水
    出口から流出する透過水と濃縮水出口から流出する濃縮
    水との混合水を前記取水口へ給水する循環手段を設けた
    ことを特徴とする浄水装置。
  2. 【請求項2】 上記濾過手段の単位時間当りの造水能力
    を、前記透過水の要求される注水能力に略等しくなるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の浄水装置。
  3. 【請求項3】 上記循環手段が所定のタイミングで動作
    するように制御することを特徴とする請求項1又は2記
    載の浄水装置。
  4. 【請求項4】 上記循環手段は、透過水の注水時に少な
    くとも透過水の循環動作を停止させることを特徴とする
    請求項1〜3の何れか1項記載の浄水装置。
  5. 【請求項5】 上記透過水を注水口から注水した後に濃
    縮水を外部へ排水するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜4の何れか1項記載の浄水装置。
  6. 【請求項6】 自動販売機能を有する制御部の注水操作
    により、上記注水口から所定量の透過水が注水されるよ
    うにした請求項1〜5の何れか1項記載の浄水装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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