JP2002126310A - 識別情報を持つ装置と、その装置の実現に用いられるプログラム記録媒体 - Google Patents

識別情報を持つ装置と、その装置の実現に用いられるプログラム記録媒体

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JP2002126310A
JP2002126310A JP2000323424A JP2000323424A JP2002126310A JP 2002126310 A JP2002126310 A JP 2002126310A JP 2000323424 A JP2000323424 A JP 2000323424A JP 2000323424 A JP2000323424 A JP 2000323424A JP 2002126310 A JP2002126310 A JP 2002126310A
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Eiji Ikeda
英二 池田
Yoshiyuki Yamada
祥之 山田
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、識別情報を他装置に通知することで
処理を行う識別情報を持つ装置に関し、装置を構成する
部品が交換されるようなことがあっても、装置の持つ識
別情報が変更されることがないようにすることを目的と
する。 【解決手段】初期導入の装置立ち上げ時に、装置内に実
装される不揮発性メモリから識別情報を入手する入手手
段と、入手される識別情報を多重化バックアップ機構に
保持させる登録手段と、初期導入以外の装置立ち上げ時
に、多重化バックアップ機構に保持される識別情報を取
得して、それから装置の持つ識別情報を特定する特定手
段とを備えるように構成する。この構成に従って、識別
情報を記憶する不揮発性メモリを実装するボードなどが
部品交換されるようなことがあっても、初期導入の装置
立ち上げ時に設定された識別情報が変えられてしまうと
いうような不都合の発生を確実に防止できるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別情報を保持し
て、その識別情報を他装置に通知することで処理を行う
識別情報を持つ装置と、その装置の実現に用いられるプ
ログラムを記録したプログラム記録媒体とに関し、特
に、装置を構成する部品が交換されるようなことがあっ
ても、装置の持つ識別情報が変更されることがないよう
にすることを実現する識別情報を持つ装置と、その装置
の実現に用いられるプログラムを記録したプログラム記
録媒体とに関する。
【0002】
【従来の技術】ホスト装置は、その配下の装置のIDを
把握することで、その配下の装置との間の接続処理を実
現する。これから、ホスト装置に接続される装置は、通
信ポートなどのIDをホスト装置に通知する必要があ
る。
【0003】ホスト装置とその配下の装置とのインタフ
ェースとして、SCSI・インタフェースが広く用いら
れている。
【0004】このSCSI・インタフェースでは、ホス
ト装置配下の装置は、ディップスイッチを使って自装置
のIDを設定して、それをホスト装置に通知するように
処理している。
【0005】SCSI・インタフェースは、たかだか1
6個程度のIDの登録を可能とするインタフェースであ
る。これから、ホスト装置に接続される装置は、ディッ
プスイッチを使ってIDを設定する構成を採って、それ
をホスト装置に通知するように処理しているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、最近、ホスト装
置とストレージ装置などとの間のインタフェースとし
て、Fibre Channel インタフェースが用いられつつあ
る。
【0007】このFibre Channel インタフェースでは、
8バイトのワールドワイドネーム(WWN)と呼ばれる
世界で唯一の識別情報の登録が可能になっている。
【0008】このような8バイトのワールドワイドネー
ムに関しては、ディップスイッチなどを使って設定する
ことは不可能である。
【0009】これから、Fibre Channel インタフェース
では、装置内に実装するROMや不揮発性のRAM(N
VRAM)に、その装置のワールドワイドネームを記憶
する構成を採って、それを読み出してホスト装置に通知
するように処理している。
【0010】しかしながら、このような構成に従ってい
ると、ワールドワイドネームを記憶するROMなどを実
装するCPUボードなどが部品交換されるときにあっ
て、新たに装着する部品のROMなどに記憶されるワー
ルドワイドネームが交換前のものと一致しないことが起
こると、装置のワールドワイドネームが変更されてしま
うことが起こる。
【0011】このようなことが起こると、ホスト装置
は、接続される装置が変更されたと認識することになる
ので、システム全体に多大な影響を与える。
【0012】Fibre Channel インタフェースは最近にな
って提案されたインタフェースであり、このような問題
点の認識すらされていないのが実情である。
【0013】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、装置を構成する部品が交換されるようなこと
があっても、装置の持つ識別情報が変更されることがな
いようにすることを実現する新たな識別情報を持つ装置
と、その装置の実現に用いられるプログラムを記録した
新たなプログラム記録媒体の提供とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の概要構成
を図示する。
【0015】図中、1は本発明を具備する装置であっ
て、識別情報を保持して、その識別情報を他装置に通知
することで処理を行うもの、2は本発明を具備する装置
1に接続されるホスト装置であって、本発明を具備する
装置1から識別情報を受け取り、それに基づいて、本発
明を具備する装置1との間でやり取りを行うもの、3は
多重化バックアップ機構であって、本発明を具備する装
置1とは別に設けられるディスクや、本発明を具備する
装置1に実装されるメモリなどにより構成されて、消失
してはならない情報を多重化構成で保持するものであ
る。
【0016】本発明を具備する装置1は、インタフェー
ス手段10と、不揮発性メモリ11と、登録手段12
と、検出手段13と、入手手段14と、特定手段15
と、更新手段16とを備える。
【0017】このインタフェース手段10は、ホスト装
置2との間のインタフェース処理を実行する。不揮発性
メモリ11は、本発明を具備する装置1の持つ識別情報
を記憶する。
【0018】登録手段12は、不揮発性メモリ11から
入手される識別情報を多重化バックアップ機構3に登録
したり、初期導入の装置立ち上げを終えているのか否か
を示す記録情報を多重化バックアップ機構3に登録す
る。
【0019】検出手段13は、装置立ち上げ時に、多重
化バックアップ機構3に保持される初期導入の装置立ち
上げを終えているのか否かを示す記録情報を取得して、
それから初期導入の装置立ち上げであるのか、初期導入
以外の装置立ち上げであるのかを検出する。
【0020】入手手段14は、検出手段13により初期
導入の装置立ち上げであることが検出される場合に、不
揮発性メモリ11から本発明を具備する装置1の持つ識
別情報を入手する。
【0021】特定手段15は、検出手段13により初期
導入以外の装置立ち上げであることが検出される場合
に、多重化バックアップ機構3に保持される識別情報を
取得して、それらの多数決をとることで、本発明を具備
する装置1の持つ識別情報を特定する。
【0022】更新手段16は、特定手段15の特定する
識別情報に従って、多重化バックアップ機構3に保持さ
れる識別情報を更新する。
【0023】ここで、本発明を具備する装置1の持つ機
能は具体的にはプログラムで実現されるものであり、こ
のプログラムは、計算機が読み取り可能な半導体メモリ
などの適当な記録媒体に格納することができる。
【0024】このように構成される本発明を具備する装
置1では、初期導入の装置立ち上げを終えていない場合
には、多重化バックアップ機構3には、初期値として、
初期導入の装置立ち上げを終えていないことを示す記録
情報が保持されている。
【0025】これから、ユーザからの要求に応答して初
期導入の装置立ち上げが行われると、検出手段13は、
初期導入の装置立ち上げであることを検出し、これを受
けて、入手手段14は、不揮発性メモリ11から本発明
を具備する装置1の持つ識別情報を入手する。
【0026】この識別情報の入手を受けて、登録手段1
2は、入手された識別情報を多重化バックアップ機構3
に登録するとともに、初期導入の装置立ち上げを終えて
いることを示す記録情報を多重化バックアップ機構3に
登録する。
【0027】そして、インタフェース手段10は、入手
された識別情報をホスト装置2に通知することで、ホス
ト装置2との間のインタフェース処理を実行する。
【0028】この後、本発明を具備する装置1の処理が
終了し、その後で、ユーザからの要求に応答して再び装
置立ち上げが行われると、検出手段13は、今度は、初
期導入以外の装置立ち上げであることを検出し、これを
受けて、特定手段15は、多重化バックアップ機構3に
保持される識別情報を取得して、それらの多数決をとる
ことで、本発明を具備する装置1の持つ識別情報を特定
する。
【0029】この識別情報の特定を受けて、更新手段1
6は、多重化バックアップ機構3に保持される識別情報
に一致しないものがある場合には、特定された識別情報
に従って、その不一致の識別情報を更新する。
【0030】そして、インタフェース手段10は、特定
された識別情報をホスト装置2に通知することで、ホス
ト装置2との間のインタフェース処理を実行する。
【0031】このように、本発明では、初期導入の装置
立ち上げ時に、装置内に実装される不揮発性メモリ11
から装置の持つ識別情報を入手すると、それを多重化バ
ックアップ機構3に保持させ、初期導入以外の装置立ち
上げ時には、不揮発性メモリ11から装置の持つ識別情
報を入手するのではなくて、その多重化バックアップ機
構3に保持させた識別情報を使って装置の持つ識別情報
を特定するように処理することから、識別情報を記憶す
る不揮発性メモリ11を実装するボードなどが部品交換
されるようなことがあっても、初期導入の装置立ち上げ
時に設定された識別情報が変えられてしまうというよう
な不都合の発生を防止できるようになる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0033】図2に、本発明を具備するRAID装置2
0の一実施形態例を図示する。
【0034】この図に示すように、本発明を具備するR
AID装置20は、複数のCPUボード30と、各CP
Uボード30に対応付けて設けられて、Fibre Channel
インタフェースを実装するFCボード40と、多重化さ
れたバックアップディスク51を用意する複数のディス
ク50とで構成されて、ホスト装置100からのデータ
の書込要求や読出要求に対してRAID機能を実現す
る。
【0035】ここで、各CPUボード30には、別々の
バックアップディスク51(複数のこともある)が割り
当てられている。
【0036】このCPUボード30は、Fibre Channel
インタフェースの必要とする8バイトのワールドワイド
ネームを記憶するROM31と、多重化されたフラッシ
ュメモリを実装するフラッシュメモリボード32と、C
PU上で走行するプログラムで構成されて、マスタとな
るCPUボード30上で動作するWWN処理ルーチン3
3aと、CPU上で走行するプログラムで構成されて、
スレーブとなるCPUボード30上で動作するWWN処
理ルーチン33bとを備える。
【0037】ここで、これらのWWN処理ルーチン33
a,bは、計算機が読み取り可能な半導体メモリなどの
適当な記録媒体に格納することができる。
【0038】各ROM31に格納されるワールドワイド
ネームは、そのROM31を実装するCPUボード30
に対応付けて定義されるネーム部分で構成されており、
そのネーム部分から、そのCPUボード30の持つ各F
Cボード40が必要とするワールドワイドネームが生成
されることになる。例えば、ROM31に格納されるワ
ールドワイドネームがCPUボード30に対応付けて
“2000”と定義されているときに、そのCPUボー
ド30の持つFCボード40のワールドワイドネームと
して例えば“2100”や“2200”が生成されるこ
とになる。
【0039】バックアップディスク51やフラッシュメ
モリボード32に実装されるフラッシュメモリは、ディ
スク50の台数や位置番号やRAIDレベルや各部品の
状態などといったような、RAID装置20の制御を行
う上で必要となる装置構成情報を保持している。この装
置構成情報は非常に重要な情報であることから、各CP
Uボード30に割り当てられるバックアップディスク5
1や、各CPUボード30の持つフラッシュメモリに多
重化されて保持されることになる。
【0040】このようにして保持される装置構成情報
は、装置の構成が変更されるときには、それに合わせて
変更され、このとき、装置構成情報の持つ版数情報につ
いても、それに合わせて更新されるという構成が採られ
ている。
【0041】ROM31に記憶されるワールドワイドネ
ームは、工場出荷時に書き込まれるものであり、RAI
D装置20とそのROM31を実装するCPUボード3
0とに固有なユニークな値となる。これから、CPUボ
ード30が交換されるときにあって、新たなCPUボー
ド30の持つROM31に記憶されるワールドワイドネ
ームは、交換前のCPUボード30の持つROM31に
記憶されるワールドワイドネームと同じでなければなら
ない筈であるが、これが誤って変えられてしまうことが
起こる。
【0042】この問題点を解決するために、本発明に特
徴的な処理を行うWWN処理ルーチン33a(マスタと
なるCPUボード30上で動作する)と、そのWWN処
理ルーチン33aの指示に応答して、自CPUボード3
0の持つフラッシュメモリや自CPUボード30に割り
当てられるバックアップディスク51へのアクセスを行
うWWN処理ルーチン33b(スレーブとなるCPUボ
ード30上で動作する)とが用意される。
【0043】図3ないし図5に、このWWN処理ルーチ
ン33aの実行する処理フローの一実施形態例を図示す
る。次に、この処理フローに従って、本発明について詳
細に説明する。
【0044】WWN処理ルーチン33aは、RAID装
置20の装置立ち上げ(電源投入)に応答して起動され
ると、図3ないし図5の処理フローに示すように、先ず
最初に、ステップ1で、現在実装されているハードウェ
ア構成の情報を収集する。
【0045】続いて、ステップ2で、自CPUボード3
0の持つ多重化されたフラッシュメモリに格納されてい
る装置構成情報と、自CPUボード30に割り当てられ
ている多重化されたバックアップディスク51に格納さ
れている装置構成情報とを読み取る。
【0046】続いて、ステップ3で、それらの装置構成
情報の全ての読み取りに成功したのか否かを判断して、
全読み取りに成功しなかったことを判断するときには、
ステップ4に進んで、読み取りに失敗した装置構成情報
については取り除く処理を行う。
【0047】続いて、ステップ5で、スレーブとなるW
WN処理ルーチン33bを展開する他CPUボード30
と通信を行うことで、他CPUボード30の持つ多重化
されたフラッシュメモリに格納されている装置構成情報
と、他CPUボード30に割り当てられている多重化さ
れたバックアップディスク51に格納されている装置構
成情報とを入手する。
【0048】続いて、ステップ6で、それらの装置構成
情報の全ての入手に成功したのか否かを判断して、全入
手に成功しなかったことを判断するときには、ステップ
7に進んで、入手に失敗した装置構成情報については取
り除く処理を行う。
【0049】続いて、ステップ8で、ステップ2で読み
取った装置構成情報とステップ5で入手した装置構成情
報の中から、最新の版数のものを抽出する。すなわち、
装置構成情報は版数情報を持っているので、その版数情
報に従って、最新版数の装置構成情報を抽出するのであ
る。
【0050】続いて、ステップ9で、それらの抽出した
最新版数の装置構成情報が全て一致しているのか否かを
判断して、一致していることを判断するときには、ステ
ップ10に進んで、それらの抽出した装置構成情報をそ
のまま処理対象として設定する。
【0051】一方、一致していないことを判断するとき
には、ステップ11に進んで、フラッシュメモリに格納
されている装置構成情報をバックアップディスク51に
格納されている装置構成情報よりも優先するとともに、
CPU番号の若い方に格納されている装置構成情報を優
先する形で、一致しない装置構成情報の中から装置構成
情報を選択することで、処理対象となる装置構成情報を
設定する。
【0052】続いて、ステップ12で、処理対象として
設定した装置構成情報から、多数決の論理に従って、本
来の装置構成情報と、ワールドワイドネーム(WWN)
と、WWN獲得済みフラグ値とを特定する。
【0053】すなわち、これから説明するように、この
実施形態例では、装置構成情報に埋め込む形で、各RO
M31に格納されるワールドワイドネームを保存すると
ともに、その保存処理に入ったのか否かを示すWWN獲
得済みフラグのフラグ値を保存するという構成を採って
いるので、処理対象として設定した装置構成情報から、
多数決の論理に従って、このワールドワイドネームとW
WN獲得済みフラグ値とを特定する処理を行うのであ
る。
【0054】続いて、ステップ13で、この特定したW
WN獲得済みフラグ値がONを示しているのか否かを判
断して、ONではなくて初期値であるOFFを示してい
ることを判断するときは、初期導入の装置立ち上げ(最
初の装置立ち上げ)であることを判断して、ステップ1
4に進んで、自CPUボード30の持つROM31に格
納されているワールドワイドネームを獲得する。
【0055】続いて、ステップ15で、スレーブとなる
WWN処理ルーチン33bを展開する他CPUボード3
0と通信を行うことで、他CPUボード30の持つRO
M31に格納されているワールドワイドネームを獲得す
る。
【0056】続いて、ステップ16で、初期導入の装置
立ち上げを終えたこと(正確には、これからの処理を実
行することで終えることになる)を表示すべくWWN獲
得済みフラグ値をONに書き替える。
【0057】続いて、ステップ17で、ステップ12で
特定した本来の装置構成情報(ワールドワイドネームと
WWN獲得済みフラグ値を除いた情報部分)と、ステッ
プ1で収集したハードウェア構成情報とから、現時点に
おける装置構成情報を決定する。
【0058】続いて、ステップ18で、ステップ14/
ステップ15で獲得したワールドワイドネームと、ON
に設定したWWN獲得済みフラグ値とを、その決定した
装置構成情報に埋め込むことで、装置構成情報を更新す
る。
【0059】続いて、ステップ19で、その更新した装
置構成情報に従って、自CPUボード30の持つ多重化
されたフラッシュメモリに格納されている装置構成情報
と、自CPUボード30に割り当てられている多重化さ
れたバックアップディスク51に格納されている装置構
成情報とを更新する。このとき、装置構成情報の持つ版
数についても更新する処理を行う。
【0060】続いて、ステップ20で、スレーブとなる
WWN処理ルーチン33bを展開する他CPUボード3
0と通信を行うことで、他CPUボード30の持つ多重
化されたフラッシュメモリに格納されている装置構成情
報と、他CPUボード30に割り当てられている多重化
されたバックアップディスク51に格納されている装置
構成情報とを更新する。このとき、装置構成情報の持つ
版数についても更新する処理を行う。
【0061】すなわち、ステップ19/ステップ20の
処理に従って、装置構成情報が消失してしまったバック
アップ域(フラッシュメモリやバックアップディスク5
1)や、装置構成情報の一部が欠落したり書き替えられ
てしまったバックアップ域(フラッシュメモリやバック
アップディスク51)に対して、正確な装置構成情報を
保存させるように処理するのである。
【0062】続いて、ステップ21で、ステップ14で
獲得したワールドワイドネームから、自CPUボード3
0の持つ各FCボード40のワールドワイドネームを生
成して、それをそれぞれのFCボード40に通知しつつ
イネーブル化することで、装置立ち上げ時の処理を終了
する。
【0063】一方、ステップ13で、装置構成情報から
特定したWWN獲得済みフラグ値がONを示しているこ
とを判断するとき、すなわち、初期導入以外の装置立ち
上げであることを判断するときには、ステップ22に進
んで、ステップ12で特定した本来の装置構成情報(ワ
ールドワイドネームとWWN獲得済みフラグ値を除いた
情報部分)と、ステップ1で収集したハードウェア構成
情報とから、現時点における装置構成情報を決定する。
【0064】続いて、ステップ23で、その決定した装
置構成情報と、ステップ12で特定したワールドワイド
ネームと、ステップ12で特定したWWN獲得済みフラ
グ値(ONである)とに従って、装置構成情報を更新す
る。
【0065】続いて、ステップ24で、その更新した装
置構成情報に従って、自CPUボード30の持つ多重化
されたフラッシュメモリに格納されている装置構成情報
と、自CPUボード30に割り当てられている多重化さ
れたバックアップディスク51に格納されている装置構
成情報とを更新する。このとき、装置構成情報の持つ版
数についても更新する処理を行う。
【0066】続いて、ステップ25で、スレーブとなる
WWN処理ルーチン33bを展開する他CPUボード3
0と通信を行うことで、他CPUボード30の持つ多重
化されたフラッシュメモリに格納されている装置構成情
報と、他CPUボード30に割り当てられている多重化
されたバックアップディスク51に格納されている装置
構成情報とを更新する。このとき、装置構成情報の持つ
版数についても更新する処理を行う。
【0067】すなわち、ステップ24/ステップ25の
処理に従って、装置構成情報が消失してしまったバック
アップ域(フラッシュメモリやバックアップディスク5
1)や、装置構成情報の一部が欠落したり書き替えられ
てしまったバックアップ域(フラッシュメモリやバック
アップディスク51)に対して、正確な装置構成情報を
保存させるように処理するのである。
【0068】続いて、ステップ26で、ステップ12で
特定したワールドワイドネームから、自CPUボード3
0の持つ各FCボード40のワールドワイドネームを生
成して、それをそれぞれのFCボード40に通知しつつ
イネーブル化することで、装置立ち上げ時の処理を終了
する。
【0069】なお、この処理フローでは図示していない
が、スレーブとなるWWN処理ルーチン33bは、初期
導入の装置立ち上げ時には、自CPUボード30の持つ
ROM31から獲得したワールドワイドネームに従っ
て、自CPUボード30の持つ各FCボード40のワー
ルドワイドネームを生成して、それをそれぞれのFCボ
ード40に通知しつつイネーブル化する処理を行うこと
になる。
【0070】そして、初期導入以外の装置立ち上げ時に
は、マスタとなるWWN処理ルーチン33aから通知さ
れる自CPUボード30のワールドワイドネームに従っ
て、自CPUボード30の持つ各FCボード40のワー
ルドワイドネームを生成して、それをそれぞれのFCボ
ード40に通知しつつイネーブル化する処理を行うこと
になる。
【0071】このようにして、マスタとなるCPUボー
ド30上で動作するWWN処理ルーチン33aは、初期
導入の装置立ち上げ時に、各CPUボード30の持つ各
ROM31からワールドワイドネームを取得して、それ
を多重化されたフラッシュメモリやバックアップディス
ク51に保持させ、初期導入以外の装置立ち上げ時に
は、その多重化されたフラッシュメモリやバックアップ
ディスク51からワールドワイドネームを取得するよう
に処理するのである。
【0072】これにより、ワールドワイドネームを記憶
するROM31を持つCPUボード30が交換されるよ
うなことがあっても、ワールドワイドネームが変更され
てしまうというような不都合は起こらない。
【0073】図示実施形態例に従って本発明を説明した
が、本発明はこの実施形態例に限定されるものではな
い。例えば、実施形態例では、Fibre Channel インタフ
ェースの必要とするワールドワイドネームを具体例にし
て本発明を説明したが、本発明はワールドワイドネーム
以外の識別情報に対してもそのまま適用できる。また、
実施形態例では、RAID装置への適用を具体例にして
本発明を説明したが、本発明はRAID装置以外の装置
に対してもそのまま適用できる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、初期
導入の装置立ち上げ時に、装置内に実装される不揮発性
メモリから装置の持つ識別情報を入手すると、それを多
重化バックアップ機構に保持させ、初期導入以外の装置
立ち上げ時には、不揮発性メモリから装置の持つ識別情
報を入手するのではなくて、その多重化バックアップ機
構に保持させた識別情報を使って装置の持つ識別情報を
特定するように処理することから、識別情報を記憶する
不揮発性メモリを実装するボードなどが部品交換される
ようなことがあっても、初期導入の装置立ち上げ時に設
定された識別情報が変えられてしまうというような不都
合の発生を防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要構成図である。
【図2】本発明を具備するRAID装置の一実施形態例
である。
【図3】WWN処理ルーチンの実行する処理フローの一
実施形態例である。
【図4】WWN処理ルーチンの実行する処理フローの一
実施形態例である。
【図5】WWN処理ルーチンの実行する処理フローの一
実施形態例である。
【符号の説明】
1 装置 2 ホスト装置 3 多重化バックアップ機構 10 インタフェース手段 11 不揮発性メモリ 12 登録手段 13 検出手段 14 入手手段 15 特定手段 16 更新手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別情報を保持して、その識別情報を他
    装置に通知することで処理を行う装置において、 初期導入の装置立ち上げ時に、装置内に実装される不揮
    発性メモリから上記識別情報を入手する入手手段と、 上記入手される上記識別情報を多重化バックアップ機構
    に保持させる登録手段と、 初期導入以外の装置立ち上げ時に、上記多重化バックア
    ップ機構に保持される上記識別情報を取得して、それか
    ら装置の持つ上記識別情報を特定する特定手段とを備え
    ることを、 特徴とする識別情報を持つ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される識別情報を持つ装
    置において、 上記登録手段は、初期導入の装置立ち上げを終えている
    のか否かを示す記録情報についても、上記多重化バック
    アップ機構に保持させるように処理し、 かつ、装置立ち上げ時に、上記多重化バックアップ機構
    に保持される上記記録情報を取得して、それから初期導
    入の装置立ち上げであるのか否かを検出する検出手段を
    備えることを、特徴とする識別情報を持つ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載される識別情報を
    持つ装置において、 上記特定手段は、上記取得する上記識別情報の多数決を
    とることで、装置の持つ上記識別情報を特定するように
    処理することを、 特徴とする識別情報を持つ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    される識別情報を持つ装置において、 上記特定手段の特定する上記識別情報に従って、上記多
    重化バックアップ機構に保持される上記識別情報を更新
    する更新手段を備えることを、 特徴とする識別情報を持つ装置。
  5. 【請求項5】 識別情報を保持して、その識別情報を他
    装置に通知することで処理を行う装置の実現に用いられ
    るプログラムを記録したプログラム記録媒体であって、 初期導入の装置立ち上げ時に、装置内に実装される不揮
    発性メモリから上記識別情報を入手する処理と、 上記入手される上記識別情報を多重化バックアップ機構
    に保持させる処理と、 初期導入以外の装置立ち上げ時に、上記多重化バックア
    ップ機構に保持される上記識別情報を取得して、それか
    ら装置の持つ上記識別情報を特定する処理とをコンピュ
    ータに実行させるプログラムを記録したことを、 特徴とするプログラム記録媒体。
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