JP2002125717A - バックル - Google Patents
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- JP2002125717A JP2002125717A JP2000324956A JP2000324956A JP2002125717A JP 2002125717 A JP2002125717 A JP 2002125717A JP 2000324956 A JP2000324956 A JP 2000324956A JP 2000324956 A JP2000324956 A JP 2000324956A JP 2002125717 A JP2002125717 A JP 2002125717A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 斬新であり、機能性に優れたバックルを提供
する。 【解決手段】 同一構成からなり、一端が対向配置され
たバックル構成部材１、２と、該バックル構成部材１、
２の前記対向部に形成された嵌合部Ａ１、Ａ２と、バッ
クル構成部材１、２の前記嵌合部Ａ１，Ａ２の一方に着
脱自在にまたは固定的に取り付けられ、バックル構成部
材１、２の他方に設けられた嵌合部Ａ１、Ａ２に着脱自
在に嵌合される嵌合部材１４とを設けて、バックル構成
部材１、２の各々他端に設けられた被着部Ｂ１、Ｂ２
に、被着部材を保持させる。
する。 【解決手段】 同一構成からなり、一端が対向配置され
たバックル構成部材１、２と、該バックル構成部材１、
２の前記対向部に形成された嵌合部Ａ１、Ａ２と、バッ
クル構成部材１、２の前記嵌合部Ａ１，Ａ２の一方に着
脱自在にまたは固定的に取り付けられ、バックル構成部
材１、２の他方に設けられた嵌合部Ａ１、Ａ２に着脱自
在に嵌合される嵌合部材１４とを設けて、バックル構成
部材１、２の各々他端に設けられた被着部Ｂ１、Ｂ２
に、被着部材を保持させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンツ、スカート
などの衣料品の開閉部分を閉じたり、ベルトの両端等を
連結するバックルに関する。
などの衣料品の開閉部分を閉じたり、ベルトの両端等を
連結するバックルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、パンツ、スカートなどの衣料
品の開閉部分やベルト両端の連結部には各種のバックル
が用いられている。
品の開閉部分やベルト両端の連結部には各種のバックル
が用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は連結部が左右
対称に構成されて斬新であり、機能性に優れ、しかも安
価なバックルを提供することを目的とする。
対称に構成されて斬新であり、機能性に優れ、しかも安
価なバックルを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
請求項１に示すバックルは、同一構成からなり、一端が
対向配置されたバックル構成部材と、該バックル構成部
材の前記対向部に形成された嵌合部と、前記バックル構
成部材の前記嵌合部の一方に着脱自在にまたは固定的に
取り付けられて、前記バックル構成部材の他方に設けら
れた前記嵌合部に着脱自在に嵌合される嵌合部材とを設
けて、前記バックル構成部材の各々他端に設けられた被
着部に、被着部材を保持させるようにしたものである。
請求項１に示すバックルは、同一構成からなり、一端が
対向配置されたバックル構成部材と、該バックル構成部
材の前記対向部に形成された嵌合部と、前記バックル構
成部材の前記嵌合部の一方に着脱自在にまたは固定的に
取り付けられて、前記バックル構成部材の他方に設けら
れた前記嵌合部に着脱自在に嵌合される嵌合部材とを設
けて、前記バックル構成部材の各々他端に設けられた被
着部に、被着部材を保持させるようにしたものである。
【０００５】これにより、バックル構成部材に設けられ
た嵌合部に嵌合部材を嵌め込むことで、その嵌合部材を
介して各バックル構成部材が左右対称に一体連結され
る。
た嵌合部に嵌合部材を嵌め込むことで、その嵌合部材を
介して各バックル構成部材が左右対称に一体連結され
る。
【０００６】また、請求項２の実施の一形態にかかるバ
ックルは、前記嵌合部を、前記バックル構成部材の対向
面に開口するように設けられた嵌合部材挿入孔と、前記
バックル構成部材の裏面側に、前記嵌合部材挿入孔に連
通するように開口し、前記嵌合部材に設けられた嵌合爪
片を前記嵌合部材挿入孔を通して着脱可能に嵌合保持す
る嵌合爪保持孔とから構成したものである。
ックルは、前記嵌合部を、前記バックル構成部材の対向
面に開口するように設けられた嵌合部材挿入孔と、前記
バックル構成部材の裏面側に、前記嵌合部材挿入孔に連
通するように開口し、前記嵌合部材に設けられた嵌合爪
片を前記嵌合部材挿入孔を通して着脱可能に嵌合保持す
る嵌合爪保持孔とから構成したものである。
【０００７】また、請求項３の実施の一形態にかかるバ
ックルは、前記嵌合部を、前記バックル構成部材の対向
面に開口するように設けられた嵌合部材挿入孔と、前記
バックル構成部材の一方の上面側および他方の下面側に
それぞれ前記嵌合部材挿入孔に連通するように開口し、
前記嵌合部材に設けられた嵌合爪片を前記嵌合部材挿入
孔を通して着脱自在に嵌合保持する嵌合爪保持孔とから
構成したものである。
ックルは、前記嵌合部を、前記バックル構成部材の対向
面に開口するように設けられた嵌合部材挿入孔と、前記
バックル構成部材の一方の上面側および他方の下面側に
それぞれ前記嵌合部材挿入孔に連通するように開口し、
前記嵌合部材に設けられた嵌合爪片を前記嵌合部材挿入
孔を通して着脱自在に嵌合保持する嵌合爪保持孔とから
構成したものである。
【０００８】また、請求項４の実施の一形態にかかるバ
ックルは、前記被着部を、前記各バックル構成部材の対
向面とは反対側の面に開口するように設けられたベルト
端挿入孔と、前記バックル構成部材の裏面側に前記ベル
ト端挿入孔に連通するように開口する第１のベルト端保
持孔と、前記ベルト端挿入孔および第１のベルト端保持
孔を順次通して挿通された前記ベルト端部を第１のベル
ト端保持孔とともに着脱可能に嵌合保持する第２のベル
ト端保持孔とから構成したものである。
ックルは、前記被着部を、前記各バックル構成部材の対
向面とは反対側の面に開口するように設けられたベルト
端挿入孔と、前記バックル構成部材の裏面側に前記ベル
ト端挿入孔に連通するように開口する第１のベルト端保
持孔と、前記ベルト端挿入孔および第１のベルト端保持
孔を順次通して挿通された前記ベルト端部を第１のベル
ト端保持孔とともに着脱可能に嵌合保持する第２のベル
ト端保持孔とから構成したものである。
【０００９】また、請求項５の発明にかかるバックル
は、前記ベルト保持部を前記バックル構成部材の裏面に
設けられて、被装着部分に対し縫着されるボタン足とし
たものである。
は、前記ベルト保持部を前記バックル構成部材の裏面に
設けられて、被装着部分に対し縫着されるボタン足とし
たものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
について説明する。図１は本発明のバックルを示す斜視
図、図２は同じく横断面図である。同図において、１、
２は同一構成のバックル構成部材であり、対向配置して
使用され、これらのバックル構成部材１、２は、例えば
ＡＢＳ樹脂の成形品として作られ、表面に金属メッキそ
の他、模様等が自由に施される。
について説明する。図１は本発明のバックルを示す斜視
図、図２は同じく横断面図である。同図において、１、
２は同一構成のバックル構成部材であり、対向配置して
使用され、これらのバックル構成部材１、２は、例えば
ＡＢＳ樹脂の成形品として作られ、表面に金属メッキそ
の他、模様等が自由に施される。
【００１１】つぎに前記バックル構成部材１、２には、
図３および図４に示すように、これらの対向面１ａ、２
ａ側に嵌合部材挿入孔３、４が設けられ、そのバックル
構成部材１、２の裏面側に、前記嵌合部材挿入孔３、４
に連通する嵌合爪保持孔５、６が設けられている。な
お、これらの嵌合部材挿入孔３、４および嵌合爪保持孔
５、６はそれぞれ嵌合部Ａ１、Ａ２を構成している。
図３および図４に示すように、これらの対向面１ａ、２
ａ側に嵌合部材挿入孔３、４が設けられ、そのバックル
構成部材１、２の裏面側に、前記嵌合部材挿入孔３、４
に連通する嵌合爪保持孔５、６が設けられている。な
お、これらの嵌合部材挿入孔３、４および嵌合爪保持孔
５、６はそれぞれ嵌合部Ａ１、Ａ２を構成している。
【００１２】さらに、前記バックル構成部材１、２に
は、中央部裏面側に開口する第１のベルト端保持孔７、
８がそれぞれ設けられている。
は、中央部裏面側に開口する第１のベルト端保持孔７、
８がそれぞれ設けられている。
【００１３】また、前記バックル構成部材１、２は、前
記対向面１ａ、２ａ側とは反対側の部位で幾分肉厚に形
成されており、その肉厚部の各端面（前記対向面１ａ、
２ａとは反対側の端面）１ｂ、２ｂ側に開口するベルト
端挿入孔９、１０と、そのバックル構成部材１、２の裏
面側に、第１のベルト保持孔７、８および前記ベルト端
挿入孔９、１０にそれぞれ連通するように開口する第２
のベルト端保持孔１１、１２がそれぞれ設けられてい
る。
記対向面１ａ、２ａ側とは反対側の部位で幾分肉厚に形
成されており、その肉厚部の各端面（前記対向面１ａ、
２ａとは反対側の端面）１ｂ、２ｂ側に開口するベルト
端挿入孔９、１０と、そのバックル構成部材１、２の裏
面側に、第１のベルト保持孔７、８および前記ベルト端
挿入孔９、１０にそれぞれ連通するように開口する第２
のベルト端保持孔１１、１２がそれぞれ設けられてい
る。
【００１４】なお、前記ベルト端挿入孔９、１０はそれ
ぞれこれらに挿通されるベルト１３の厚みの約２倍の幅
寸法Ｗを有する。１３ａ、１３ｂはベルト１３のベルト
端である。そして、前記第１のベルト端保持孔７、８、
ベルト端挿入孔９、１０および第２のベルト端保持孔１
１、１２は、それぞれ被着部としてのベルト保持部Ｂ
１、Ｂ２を構成している。
ぞれこれらに挿通されるベルト１３の厚みの約２倍の幅
寸法Ｗを有する。１３ａ、１３ｂはベルト１３のベルト
端である。そして、前記第１のベルト端保持孔７、８、
ベルト端挿入孔９、１０および第２のベルト端保持孔１
１、１２は、それぞれ被着部としてのベルト保持部Ｂ
１、Ｂ２を構成している。
【００１５】ベルト１３は、これの両端部であるベルト
端１３ａ、１３ｂを各バックル構成部材１、２のベルト
端挿入孔９、１０から挿入され、第１のベルト保持孔
７、８から外へ引き出され、さらに第２のベルト端保持
孔１１、１２からベルト端挿入孔９、１０内に挿入さ
れ、さらにそのベルト端挿入孔９、１０内から外へ導出
されるようにして、各バックル構成部材１、２に抜け止
め状態にて取り付けられる。この状態を図２に詳細に示
す。
端１３ａ、１３ｂを各バックル構成部材１、２のベルト
端挿入孔９、１０から挿入され、第１のベルト保持孔
７、８から外へ引き出され、さらに第２のベルト端保持
孔１１、１２からベルト端挿入孔９、１０内に挿入さ
れ、さらにそのベルト端挿入孔９、１０内から外へ導出
されるようにして、各バックル構成部材１、２に抜け止
め状態にて取り付けられる。この状態を図２に詳細に示
す。
【００１６】なお、ベルト１３のベルト保持部Ｂ１、Ｂ
２による保持によって、ベルト１３がこれらから容易に
脱抜しない構成となっているが、この脱抜防止手段とし
て、従来から知られている種々のベルト端保持構成を採
用することは任意である。
２による保持によって、ベルト１３がこれらから容易に
脱抜しない構成となっているが、この脱抜防止手段とし
て、従来から知られている種々のベルト端保持構成を採
用することは任意である。
【００１７】図２および図３において、１４は潤滑性の
あるプラスチック材料からなる肉薄の嵌合部材で、これ
が略長方形の板体に二つの対称なコ字状溝１４ａ、１４
ｂを有し、このコ字状溝１４ａ、１４ｂの間に、各一の
弾性の嵌合爪片１５、１６が設けられている。なお、こ
の嵌合部材１４の厚みは各挿入孔３、４に出入自在な大
きさとされる。これらの嵌合爪片１５、１６は、前面位
置が前記板体の肉厚内に収まるものの、後面位置はその
板体の肉厚の外に、すなわち図３に示すように円弧状に
突出しており、その円弧面Ｐ１，Ｐ２に連続する端面
は、前記嵌合爪保持孔５、６の各一側縁に嵌合する嵌合
面Ｑ１，Ｑ２とされている。なお、前記円弧面Ｐ１，Ｐ
２は潤滑面とされている。
あるプラスチック材料からなる肉薄の嵌合部材で、これ
が略長方形の板体に二つの対称なコ字状溝１４ａ、１４
ｂを有し、このコ字状溝１４ａ、１４ｂの間に、各一の
弾性の嵌合爪片１５、１６が設けられている。なお、こ
の嵌合部材１４の厚みは各挿入孔３、４に出入自在な大
きさとされる。これらの嵌合爪片１５、１６は、前面位
置が前記板体の肉厚内に収まるものの、後面位置はその
板体の肉厚の外に、すなわち図３に示すように円弧状に
突出しており、その円弧面Ｐ１，Ｐ２に連続する端面
は、前記嵌合爪保持孔５、６の各一側縁に嵌合する嵌合
面Ｑ１，Ｑ２とされている。なお、前記円弧面Ｐ１，Ｐ
２は潤滑面とされている。
【００１８】従って、このような嵌合部材１４は、ベル
ト端１３ａ、１３ｂに前記のようにして取り付けられた
各バックル構成部材１、２の嵌合部材挿入孔３、４内
に、図３の矢印方向にそれぞれ挿し込まれて、図１およ
び図２に示すようにされる。この挿し込み操作時には、
前記板状の嵌合部材１４裏面に突出している嵌合爪片１
５、１６の各円弧面Ｐ１，Ｐ２が、その嵌合部材挿入孔
３、４内を変位しながらくぐり抜ける。
ト端１３ａ、１３ｂに前記のようにして取り付けられた
各バックル構成部材１、２の嵌合部材挿入孔３、４内
に、図３の矢印方向にそれぞれ挿し込まれて、図１およ
び図２に示すようにされる。この挿し込み操作時には、
前記板状の嵌合部材１４裏面に突出している嵌合爪片１
５、１６の各円弧面Ｐ１，Ｐ２が、その嵌合部材挿入孔
３、４内を変位しながらくぐり抜ける。
【００１９】そして、それ自身の反発力により、各円弧
面Ｐ１，Ｐ２が各嵌合爪保持孔５、６内に突出する。こ
れによって、各嵌合爪片１５、１６の嵌合面Ｑ１，Ｑ２
が各嵌合爪保持孔５、６の一方の開口側縁に係止する。
従って、嵌合部材１４は、各バックル構成部材１、２に
互いに引っ張り方向の操作力が加わっても、脱抜不能に
連結される。
面Ｐ１，Ｐ２が各嵌合爪保持孔５、６内に突出する。こ
れによって、各嵌合爪片１５、１６の嵌合面Ｑ１，Ｑ２
が各嵌合爪保持孔５、６の一方の開口側縁に係止する。
従って、嵌合部材１４は、各バックル構成部材１、２に
互いに引っ張り方向の操作力が加わっても、脱抜不能に
連結される。
【００２０】また、この連結を解除するには、前記嵌合
爪保持孔５、６内に係合されている嵌合部材１４の嵌合
爪片１５または嵌合爪片１６の円弧面Ｐ１またはＰ２
を、嵌合爪片１５、１６の嵌合面Ｑ１、Ｑ２が各嵌合爪
保持孔５、６の開口側縁から外れる方向に、指で押圧し
ながら、バックル構成部材１または２を嵌合部材１４か
ら引き抜き操作する。
爪保持孔５、６内に係合されている嵌合部材１４の嵌合
爪片１５または嵌合爪片１６の円弧面Ｐ１またはＰ２
を、嵌合爪片１５、１６の嵌合面Ｑ１、Ｑ２が各嵌合爪
保持孔５、６の開口側縁から外れる方向に、指で押圧し
ながら、バックル構成部材１または２を嵌合部材１４か
ら引き抜き操作する。
【００２１】これにより、前記円弧面Ｐ１，Ｐ２は各嵌
合爪保持孔５、６内をくぐり抜けて、当接面１ａ、２ａ
から外方へ抜け出る。このようにして、バックルのワン
タッチによる連結操作と、分離操作が行われる。
合爪保持孔５、６内をくぐり抜けて、当接面１ａ、２ａ
から外方へ抜け出る。このようにして、バックルのワン
タッチによる連結操作と、分離操作が行われる。
【００２２】なお、前記実施の形態では、バックル構成
部材１、２の両方に嵌合部Ａ１、Ａ２を設けるととも
に、バックル構成部材１、２の各嵌合部Ａ１、Ａ２にそ
れぞれ着脱自在な嵌合部材１４を設けた場合を説明した
が、例えば前記嵌合部Ａ２を一方のバックル構成部材２
にのみ設け（バックル構成部材１には嵌合部Ａ１が設け
られない）、他方のバックル構成部材１に固定された嵌
合部材１４の一方の嵌合片１６（嵌合片１５は無い）
を、前記嵌合部Ａ２の嵌合部材挿入孔４の中に挿入し
て、前記のように嵌合爪保持孔６に嵌合させるようにし
てもよい。
部材１、２の両方に嵌合部Ａ１、Ａ２を設けるととも
に、バックル構成部材１、２の各嵌合部Ａ１、Ａ２にそ
れぞれ着脱自在な嵌合部材１４を設けた場合を説明した
が、例えば前記嵌合部Ａ２を一方のバックル構成部材２
にのみ設け（バックル構成部材１には嵌合部Ａ１が設け
られない）、他方のバックル構成部材１に固定された嵌
合部材１４の一方の嵌合片１６（嵌合片１５は無い）
を、前記嵌合部Ａ２の嵌合部材挿入孔４の中に挿入し
て、前記のように嵌合爪保持孔６に嵌合させるようにし
てもよい。
【００２３】図５および図６は本発明の実施の他の形態
を示す。同図において、２１、２２は同一構成のバック
ル構成部材であり、これらの裏面側には、これら相互の
対向面２１ａ、２２ａに向って開口する嵌合部材挿入孔
２３、２４を持った肉厚の嵌合部Ｃ１、Ｃ２がそれぞれ
突設されている。
を示す。同図において、２１、２２は同一構成のバック
ル構成部材であり、これらの裏面側には、これら相互の
対向面２１ａ、２２ａに向って開口する嵌合部材挿入孔
２３、２４を持った肉厚の嵌合部Ｃ１、Ｃ２がそれぞれ
突設されている。
【００２４】そして、一方のバックル構成部材２１側の
嵌合部Ｃ１には、上方に開口する嵌合爪保持孔２５が設
けられている。この嵌合爪保持孔２５は嵌合部材挿入孔
２３に連通している。また、地方のバックル構成部材２
２側の嵌合部Ｃ２には、下方に開口する嵌合爪保持孔２
６が設けられている。この嵌合爪保持孔２６は嵌合部材
挿入孔２４に連通している。
嵌合部Ｃ１には、上方に開口する嵌合爪保持孔２５が設
けられている。この嵌合爪保持孔２５は嵌合部材挿入孔
２３に連通している。また、地方のバックル構成部材２
２側の嵌合部Ｃ２には、下方に開口する嵌合爪保持孔２
６が設けられている。この嵌合爪保持孔２６は嵌合部材
挿入孔２４に連通している。
【００２５】さらに、前記バックル構成部材２１、２２
の裏面であって、各嵌合部Ｃ１、Ｃ２とは反対側の位置
には、被着部としての二個ずつのボタン足２７ａ、２７
ｂおよび２８ａ、２８ｂがそれぞれ突設されている。な
お、これらのバックル構成部材２１、２２も例えばＡＢ
Ｓ樹脂の成形品として作られ、表面には光沢のある金属
メッキ、その他模様等が施されている。
の裏面であって、各嵌合部Ｃ１、Ｃ２とは反対側の位置
には、被着部としての二個ずつのボタン足２７ａ、２７
ｂおよび２８ａ、２８ｂがそれぞれ突設されている。な
お、これらのバックル構成部材２１、２２も例えばＡＢ
Ｓ樹脂の成形品として作られ、表面には光沢のある金属
メッキ、その他模様等が施されている。
【００２６】また、２９は潤滑性のプラスチック材料か
らなる肉薄の嵌合部材で、これが略長方形の板体に二つ
の略Ｌ字状溝２９ａ、２９ｂを有し、これらによって上
下一本ずつの片持ち形の弾性片３０ａ、３０ｂが形成さ
れている。これらのうち上方の弾性片３０ａは先端部に
上方に突出する嵌合爪片Ｒを有し、下方の弾性片３０ｂ
は先端部に下方に突出する嵌合爪片Ｓを有する。
らなる肉薄の嵌合部材で、これが略長方形の板体に二つ
の略Ｌ字状溝２９ａ、２９ｂを有し、これらによって上
下一本ずつの片持ち形の弾性片３０ａ、３０ｂが形成さ
れている。これらのうち上方の弾性片３０ａは先端部に
上方に突出する嵌合爪片Ｒを有し、下方の弾性片３０ｂ
は先端部に下方に突出する嵌合爪片Ｓを有する。
【００２７】この実施の形態によるバックルでは、衣類
の各開閉端部に、バックル構成部材２１、２２のボタン
足２７ａ、２７ｂおよび２８ａ、２８ｂをそれぞれ縫い
糸で縫い着け、対向する当接面２１ａ、２２ａから嵌合
部挿入孔２３、２４に対し嵌合部材２９の両端部を挿し
込む。こうすることにより、各嵌合爪片Ｒ、Ｓはそれぞ
れ嵌合爪保持孔２５、２６に嵌合され、従って、二つの
構成部材２１、２２は連結されて、衣類の開閉端部を閉
じることとなる。
の各開閉端部に、バックル構成部材２１、２２のボタン
足２７ａ、２７ｂおよび２８ａ、２８ｂをそれぞれ縫い
糸で縫い着け、対向する当接面２１ａ、２２ａから嵌合
部挿入孔２３、２４に対し嵌合部材２９の両端部を挿し
込む。こうすることにより、各嵌合爪片Ｒ、Ｓはそれぞ
れ嵌合爪保持孔２５、２６に嵌合され、従って、二つの
構成部材２１、２２は連結されて、衣類の開閉端部を閉
じることとなる。
【００２８】なお、前記嵌合部材２９両端部の嵌合部材
挿入孔２３、２４への挿入時には、嵌合爪片Ｒ、Ｓが嵌
合部材挿入孔２３、２４内に進入する際に弾性片３０
ａ、３０ｂが撓み、嵌合爪片Ｒ、Ｓが前記のようにそれ
ぞれ嵌合爪保持孔２５、２６に嵌まり込むことにより、
弾性片３０ａ、３０ｂは撓みから開放される。
挿入孔２３、２４への挿入時には、嵌合爪片Ｒ、Ｓが嵌
合部材挿入孔２３、２４内に進入する際に弾性片３０
ａ、３０ｂが撓み、嵌合爪片Ｒ、Ｓが前記のようにそれ
ぞれ嵌合爪保持孔２５、２６に嵌まり込むことにより、
弾性片３０ａ、３０ｂは撓みから開放される。
【００２９】この状態では、嵌合爪片Ｒ、Ｓは、嵌合爪
保持孔２５、２６の各側縁に係止され、各嵌合部材挿入
孔２３、２４からの脱抜が阻止される。従って、バック
ル構成部材２１、２２は、各当接面２１ａ、２２ａにて
略当接された状態にて連結保持される。なお、これらの
係止状態は嵌合爪片ＲまたはＳを指で押圧しながら、バ
ックル構成部材２１に対しバックル構成部材２２を引き
離すことにより、簡単に解除される。
保持孔２５、２６の各側縁に係止され、各嵌合部材挿入
孔２３、２４からの脱抜が阻止される。従って、バック
ル構成部材２１、２２は、各当接面２１ａ、２２ａにて
略当接された状態にて連結保持される。なお、これらの
係止状態は嵌合爪片ＲまたはＳを指で押圧しながら、バ
ックル構成部材２１に対しバックル構成部材２２を引き
離すことにより、簡単に解除される。
【００３０】図６はこの発明の実施のさらに他の形態を
示す。これが図５に示したものと異なる点は、バックル
構成部材２１、２２の裏面にボタン足２７ａ、２７ｂお
よび２８ａ、２８ｂを設ける代りに、ベルト３３などを
通すための被着部Ｄ１、Ｄ２としての挿通孔３１、３２
を設けたことである。この場合には、挿通孔３１、３２
に通されて折り返されたベルト端を、縫い糸３４でそれ
ぞれ縫い合わせたり、接着剤や接着テープで貼り合わせ
たりすることにより、ベルト端をその各バックル構成部
材２１、２２に対し脱抜不能に取り付けることができ
る。
示す。これが図５に示したものと異なる点は、バックル
構成部材２１、２２の裏面にボタン足２７ａ、２７ｂお
よび２８ａ、２８ｂを設ける代りに、ベルト３３などを
通すための被着部Ｄ１、Ｄ２としての挿通孔３１、３２
を設けたことである。この場合には、挿通孔３１、３２
に通されて折り返されたベルト端を、縫い糸３４でそれ
ぞれ縫い合わせたり、接着剤や接着テープで貼り合わせ
たりすることにより、ベルト端をその各バックル構成部
材２１、２２に対し脱抜不能に取り付けることができ
る。
【００３１】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、同一構
成からなり、一端が対向配置されたバックル構成部材
と、該バックル構成部材の前記対向部に形成された嵌合
部と、前記バックル構成部材の前記嵌合部の一方に着脱
自在にまたは固定的に取り付けられて、前記バックル構
成部材の他方に設けられた前記嵌合部に着脱自在に嵌合
される嵌合部材とを設けて、前記バックル構成部材の各
々他端に設けられた被着部に、この被着部材を保持させ
る被着部とを備えるようにしたので、ベルトなどの被着
部材に取り付けられた各一のバックル構成部材が、これ
に設けられた嵌合部に嵌合部材を嵌め込むことで、その
嵌合部材を介して一体連結できる。従って、これらのバ
ックル構成部材を、パンツ、スカートなどの衣料品の開
閉部分や、ベルトの両端部に取り付けることで、これら
の開閉操作を簡素化でき、しかも左右対称の斬新なデザ
インのバックルとして市場に提供できる。また二つのバ
ックル構成部材および嵌合部材はそれぞれ任意かつ簡単
に分離、分解可能であるとともに、前記バックル構成部
材が同一構成であるため、成形用の形枠も一種類で足り
経済的である。
成からなり、一端が対向配置されたバックル構成部材
と、該バックル構成部材の前記対向部に形成された嵌合
部と、前記バックル構成部材の前記嵌合部の一方に着脱
自在にまたは固定的に取り付けられて、前記バックル構
成部材の他方に設けられた前記嵌合部に着脱自在に嵌合
される嵌合部材とを設けて、前記バックル構成部材の各
々他端に設けられた被着部に、この被着部材を保持させ
る被着部とを備えるようにしたので、ベルトなどの被着
部材に取り付けられた各一のバックル構成部材が、これ
に設けられた嵌合部に嵌合部材を嵌め込むことで、その
嵌合部材を介して一体連結できる。従って、これらのバ
ックル構成部材を、パンツ、スカートなどの衣料品の開
閉部分や、ベルトの両端部に取り付けることで、これら
の開閉操作を簡素化でき、しかも左右対称の斬新なデザ
インのバックルとして市場に提供できる。また二つのバ
ックル構成部材および嵌合部材はそれぞれ任意かつ簡単
に分離、分解可能であるとともに、前記バックル構成部
材が同一構成であるため、成形用の形枠も一種類で足り
経済的である。
【図１】本発明の実施の一形態によるバックルを示す背
面斜視図である。
面斜視図である。
【図２】図１に示すバックルの横断面図である。
【図３】図１に示すバックルの分解斜視図である。
【図４】図１における一方のバックル構成部材を嵌合部
材から外して示す背面斜視図である。
材から外して示す背面斜視図である。
【図５】本発明の他の実施の一形態によるバックルを示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図６】本発明のさらに他の実施の一形態を示す分解斜
視図である。
視図である。
１、２、２１、２２ バックル構成部材 １ａ、２ａ、２１ａ、２２ａ 当接面 ３、４、２３、２４ 嵌合部材挿入孔 ５、６ ２５、２６ 嵌合爪保持孔 ９、１０ ベルト端挿入孔 １１、１２ ベルト端保持孔 １４、２９ 嵌合部材 １５、１６、Ｒ、Ｓ 嵌合爪片 ２７ａ、２７ｂ、２８ａ、２８ｂ ボタン足 Ａ１、Ａ２、Ｃ１、Ｃ２ 嵌合部 Ｂ１、Ｂ２ ベルト保持部（被着部）
Claims (5)
- 【請求項１】 同一構成からなり一端が対向配置された
バックル構成部材と、該バックル構成部材の前記対向部
に形成された嵌合部と、前記バックル構成部材の前記嵌
合部の一方に着脱自在にまたは固定的に取り付けられ
て、前記バックル構成部材の他方に設けられた前記嵌合
部に着脱自在に嵌合される嵌合部材と、前記バックル構
成部材の各々他端に設けられて、被着部材に保持される
被着部とを備えたことを特徴とするバックル。 - 【請求項２】 前記嵌合部が、前記バックル構成部材の
対向面に開口するように設けられた嵌合部材挿入孔と、
前記バックル構成部材の裏面側に前記嵌合部材挿入孔に
連通するように開口し、前記嵌合部材に設けられた嵌合
爪片を前記嵌合部材挿入孔を通して着脱可能に嵌合保持
する嵌合爪保持孔とから構成されていることを特徴とす
る請求項１に記載のバックル。 - 【請求項３】 前記嵌合部が、前記バックル構成部材の
対向面に開口するように設けられた嵌合部材挿入孔と、
前記バックル構成部材の一方の上面側および他方の下面
側にそれぞれ前記嵌合部材挿入孔に連通するように開口
し、前記嵌合部材に設けられた嵌合爪片を前記嵌合部材
挿入孔を通して着脱自在に嵌合保持する嵌合爪保持孔と
から構成されていることを特徴とする請求項１に記載の
バックル。 - 【請求項４】 前記被着部が、前記各バックル構成部材
の対向面とは反対側の面に開口するように設けられたベ
ルト端挿入孔と、前記バックル構成部材の裏面側に前記
ベルト端挿入孔に連通するように開口する第１のベルト
端保持孔と、前記ベルト端挿入孔および第１のベルト端
保持孔を順次通して挿通された前記ベルト端部を第１の
ベルト端保持孔とともに着脱可能に嵌合保持する第２の
ベルト端保持孔とから構成されていることを特徴とする
請求項１に記載のバックル。 - 【請求項５】 前記被着部が、前記バックル構成部材の
裏面に設けられて、被装着部材に対し縫着されるボタン
足であることを特徴とする請求項１に記載のバックル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000324956A JP2002125717A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | バックル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000324956A JP2002125717A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | バックル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002125717A true JP2002125717A (ja) | 2002-05-08 |
Family
ID=18802405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000324956A Pending JP2002125717A (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | バックル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002125717A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7495585B2 (ja) | 2020-07-03 | 2024-06-05 | 大下産業株式会社 | バックル結合構造およびベルト結束方法 |
-
2000
- 2000-10-25 JP JP2000324956A patent/JP2002125717A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7495585B2 (ja) | 2020-07-03 | 2024-06-05 | 大下産業株式会社 | バックル結合構造およびベルト結束方法 |
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