JP2002125594A - ホオズキ入りのチョコレートボンボン及びその製造方法 - Google Patents

ホオズキ入りのチョコレートボンボン及びその製造方法

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JP2002125594A
JP2002125594A JP2000325646A JP2000325646A JP2002125594A JP 2002125594 A JP2002125594 A JP 2002125594A JP 2000325646 A JP2000325646 A JP 2000325646A JP 2000325646 A JP2000325646 A JP 2000325646A JP 2002125594 A JP2002125594 A JP 2002125594A
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chocolate
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Koji Harada
浩司 原田
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CHIDORIYA FACTORY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斬新な素材を用いて斬新な味を醸し出し、し
かも、衛生的に食することのできる菓子を提供するこ
と。 【解決手段】 この発明は、ホオズキの袋状の萼を基部
を残して複数枚の萼片に分割し、核果の基部から反転し
て束ねると共に、萼を分割反転することにより露見した
核果をチョコレートで被覆し、被覆したチョコレートか
ら束ねた萼片を突出させて摘み部としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホオズキ入りの
チョコレートボンボン及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、チョコレート菓子として、チョコ
レートの塊の中にウイスキーを内蔵させた、いわゆるチ
ョコレートボンボンが知られている。また、同じような
チョコレート菓子として、栗やさくらんぼや梅などの殻
斗果、核果、梨果をチョコレートで包被した球状のチョ
コレート菓子があり、このようにチョコレート素材と異
なる素材をチョコレートで包被した菓子類は多数ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらのチ
ョコレート菓子はいずれも内包する素材がありふれた一
般的な素材で味も周知のものであり、斬新性に欠けてい
るとともに形状も球形状か内包する素材にあわせた形状
であって特異性もなく、陳腐な形状であり、更には、こ
れらのチョコレート菓子を食するために摘む場合も、全
体が塊となった形状であるため、直接に指で摘むか、フ
ォーク状の道具を使用するしかなく、非衛生的であった
り、食しにくいなどの欠点を有していた。
【0004】この発明では、ホオズキという特異な素材
を用い、しかも核果を覆う袋状の萼を有効に利用して上
記欠点を解消することができるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ホオズキの
袋状の萼を基部を残して複数枚の萼片に分割し、核果の
基部から反転して束ねると共に、萼を分割反転すること
により露見した核果をチョコレートで被覆し、被覆した
チョコレートから束ねた萼片を突出させて摘み部とした
ことを特徴とするホオズキ入りのチョコレートボンボン
を提供せんとするものである。
【0006】また、核果をチョコレートで被覆する前
に、核果の表面に予め砂糖を付着することにも特徴を有
する。
【0007】また、ホオズキの袋状の萼を基部を残して
複数枚の萼片に分割し、核果の基部から反転して束ねる
工程と、束ねた萼片を摘んで、露見した核果を粘稠性の
チョコレート中に浸漬して核果の表面にチョコレートを
被覆する工程と、チョコレートから束ねた萼片を上方に
突出させて摘み部とする工程とよりなる製造工程にも特
徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明では、チョコレート菓子
の核に使用する素材をホオズキの核果とし、ホオズキの
核果の周囲を袋状に覆う萼をその基部を残して萼片に分
割して基部から反転して束ねて摘み部とし、萼を分割反
転して露見した核果を粘稠性のチョコレート中に浸漬し
てチョコレートで被覆した状態とし、チョコレートの一
部から束の萼片を突出させた状態としたものであり、食
する時にチョコレートを噛むとホオズキの核果の甘酸っ
ぱい味と核果の果汁がチョコレートの中から口中に拡が
りチョコレートに含まれたカカオの苦味と溶け合って従
来にない呈味を醸し出すものであり、更には、ホオズキ
の核果が果皮ごとチョコレートで包被されているため噛
む時に果皮の歯ごたえが噛み心地を良好にし、核果の存
在感を確認しながらチョコレートの味とのハーモニーを
更に向上させ、従来にないチョコレート菓子の楽しみを
増大させるものである。
【0009】更には、ホオズキの萼を萼片に分割して反
転し束にしているために、チョコレートを包被する作業
時や食する時にこの反転した束の萼片を摘み部として摘
みながら各種作業を行ない食することができるので、チ
ョコレート菓子の取り扱いが容易となり衛生的であり、
更には、植物の萼の束がチョコレートの塊から突出した
形状が特異であり見る者に意外性を与え、かつ形状的に
可愛らしさを呈するものである。
【0010】また、チョコレートで被覆する前に砂糖を
核果に付着するので味を円やかにすることができると共
に、乾燥後のチョコレートの剥離を防止できるものであ
る。
【0011】また、このように核果の萼片を束にして反
転してチョコレートの被覆作業を行なう製造工程である
ために、萼片を摘みとして製造作業を簡素化できるもの
である。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面に基き
具体的に説明する。
【0013】本発明に係るホオズキ入りのチョコレート
ボンボン1は、図1に示すように、ホオズキ2の袋状の
萼3を基部を残して複数枚の萼片4に分割し、核果5の
基部から反転して束ねると共に、萼3を分割反転するこ
とにより露見した核果5を砂糖7とチョコレート9とで
被覆し、被覆したチョコレート9から束ねた萼片4を突
出させて摘み部10としたものである。
【0014】かかるホオズキ入りのチョコレートボンボ
ン1は、以下に示す製造方法により製造される。
【0015】まず、食用に供するホオズキ2の袋状の萼
3を基部を残して5枚の萼片4に分割し、その後、各萼
片4を核果5の基部から上方に向けて表裏反転し、それ
ら5枚の萼片4を捻って束ねる(図2(a)〜(d)参照)。
【0016】次に、束ねた萼片4を摘み、露見した核果
5を、約40℃のフォンダンにアルコール度数約60の
コアントロー又はキルシュワッサーを約3%加えた砂糖
水6中に1〜2秒間程浸漬して、核果5の表面全体に予
め砂糖7を付着する(図2(e)参照)。
【0017】その後、4〜5秒間程そのままで放置し
て、核果5の表面に付着させた砂糖7を膜状に固める
(図2(f)参照)。
【0018】このように、核果5の表面全体をアルコー
ルを含んだ砂糖7で被覆することによって、核果5が腐
るのを防止して、長期間保存することができるようにし
ている。また、砂糖7に含まれるアルコールによって香
りや味を良好なものにしている。
【0019】次に、束ねた萼片4を摘んで露見した核果
5を、約30℃の粘稠性を有するスィートチョコレート
8中に1〜2秒間程浸漬して、核果5の表面全体にチョ
コレート9を付着する(図2(g)参照)。
【0020】その後、4〜5秒間程そのままで放置し
て、核果5の表面に付着させたチョコレート9を膜状に
固める(図2(h)参照)。
【0021】更に、もう一度上記した核果5の表面にチ
ョコレート9を付着する行程を繰り返す(テンパリン
グ)。すなわち、束ねた萼片4を摘んで露見した核果5
を、約30℃の粘稠性を有するスィートチョコレート8
中に1〜2秒間程浸漬して、核果5の表面全体にチョコ
レート9を付着した後、4〜5秒間程そのままで放置し
て、核果5の表面に付着させたチョコレート9を膜状に
固めて、核果5の表面にチョコレート9を被覆する(図
2(i),(j)参照)。
【0022】このように、2度にわたって核果5をスィ
ートチョコレート8中に浸漬することによって、核果5
の底部の砂糖7が固まる際にスィートチョコレート8の
皮膜を突き破ってスィートチョコレート8の表面に染み
出るのを防止して、見た目が良好なものとなるにしてい
る。
【0023】最後に、チョコレート9の表面に飾りとし
て金粉12を振りかけ、束ねた萼片4をチョコレート9の
上方に突出させて摘み部10を形成する(図2(j)参
照)。
【0024】このように、ホオズキ入りのチョコレート
ボンボン1を製造するに際して、萼片4を核果5の基部
から上方に向けて表裏反転するとともに捻って束ね、そ
の束を摘んで砂糖7やチョコレート9の包被作業や乾燥
作業や更には搬送作業を行うことができるので、製造時
の各種作業が容易なものとなり製造工程の効率化を図る
ことができるとともに、実際に食される核果5、砂糖7
及びチョコレート9には作業者の指が直接触れることが
ないために、製造工程を衛生的に行うことができる。
【0025】そして、上記製造工程によって製造された
ホオズキ入りのチョコレートボンボン1は、ホオズキ2
の核果5をチョコレート9で包被しているため、ホオズ
キ2の甘酸っぱい味とチョコレート9のカカオの苦味と
のハーモニーによって斬新な味を醸し出し、更には、ホ
オズキ2の果皮11が歯ごたえとして食感に存在感を与え
全体の噛み心地を良好にし、味に微妙な刺激を与えるこ
とができる。
【0026】しかも、食する時には摘み部10を摘んで食
することができるので、直接にチョコレート9に指が触
れることがなく衛生的に食することができ、また、チョ
コレート9が食する者の指に付着することがないため
に、食する者に不快感を与えることもない。
【0027】また、外観的にはチョコレート9の塊の上
端から萼片4の束の摘み部10が突出した形状となり、全
体として一見羽子板の追羽根の形状風となって外観上特
徴のある菓子形状を呈し、食味のみならず外観的にも楽
しみを与えることができるとともに、束の苞葉が植物の
構成部材であるため自然の感触を与えて見た目に安らぎ
を与えることができる。
【0028】特に、核果5をチョコレート9で被覆する
前に核果5の表面に予め砂糖7を付着するために、ホオ
ズキ2の酸っぱい味が砂糖7により緩和されて甘味を呈
するとともに、チョコレート9の付きが良好となり菓子
全体の一体感ができ、乾燥後チョコレート9が核果5の
表面から剥離するのを防止できる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0030】すなわち、請求項1に係る本発明によれ
ば、チョコレートで包被する素材をホオズキの核果とし
たためにホオズキの甘酸っぱい味とチョコレートのカカ
オの苦味とのハーモニーが斬新な味を醸し出すことがで
きる効果がある。
【0031】また、ホオズキの核果は、果皮ごとチョコ
レートにて包被するために、食する時に果皮が歯ごたえ
として食感に存在感を与え全体の噛み心地を良好にし、
味に微妙な刺激を与えることができる効果がある。
【0032】また、萼片を分割して反転した束を摘み部
としたので、チョコレートの包被作業時や乾燥作業時や
搬送作業時などにこの萼片の摘み部を指で摘むことがで
きるため、製造時の各種作業が容易となり製造工程の効
率化をはかることが出来る効果があり、更には、食する
時にはこの摘み部を摘んで食することができるので、直
接にチョコレート部分に指が触れることがなく衛生的に
食することができる効果があり、また外観的にはチョコ
レートの塊の上端から萼片の束の摘み部が突出した形状
となり、全体として一見羽子板の追羽根の形状風となっ
て外観上特徴のある菓子形状を呈し、食味のみならず外
観的にも楽しみを与えることが出来る効果を有し、更に
は、束の苞葉が植物の構成部材であるため自然の感触を
与えて見た目に安らぎを与える効果を有する。
【0033】また、請求項2に係る本発明によれば、核
果をチョコレートで被覆する前に核果の表面に予め砂糖
を付着するために、ホオズキの酸っぱい味が砂糖により
緩和されて甘味を呈し、しかも核果の表面に砂糖を付着
し、更にその上からチョコレートを被覆するためにチョ
コレートの付きが良好となり菓子全体の一体感ができ、
乾燥後チョコレートが核果表面から剥離する虞がない効
果がある。
【0034】また、請求項3に係る本発明によれば、ホ
オズキの袋状の萼を基部を残して複数枚の萼片に分割
し、核果の基部から反転して束ねる工程と、束ねた萼片
を摘んで、露見した核果を粘稠性のチョコレート中に浸
漬して核果の表面にチョコレートを被覆する工程と、チ
ョコレートから束ねた萼片を上方に突出させて摘み部と
する工程とよりなるために、製造工程の各種作業を行な
う際に萼片の束を摘んで行なうことができ、作業工程を
簡素化できる効果があり、製品化後は摘み部が形状の特
異性を醸し、食する人に珍しさと見た目の楽しさを与え
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホオズキ入りのチョコレートボン
ボンを示す一部切欠正面図。
【図2】ホオズキ入りのチョコレートボンボンの製造工
程を示す説明図。
【符号の説明】
1 ホオズキ入りのチョコレートボンボン 2 ホオズキ 3 萼 4 萼片 5 核果 6 砂糖水 7 砂糖 8 スィートチョコレート 9 チョコレート 10 摘み部 11 果皮 12 金粉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホオズキの袋状の萼を基部を残して複数
    枚の萼片に分割し、核果の基部から反転して束ねると共
    に、萼を分割反転することにより露見した核果をチョコ
    レートで被覆し、被覆したチョコレートから束ねた萼片
    を突出させて摘み部としたことを特徴とするホオズキ入
    りのチョコレートボンボン。
  2. 【請求項2】 核果をチョコレートで被覆する前に、核
    果の表面に予め砂糖を付着することを特徴とする請求項
    1に記載のホオズキ入りのチョコレートボンボン。
  3. 【請求項3】 ホオズキの袋状の萼を基部を残して複数
    枚の萼片に分割し、核果の基部から反転して束ねる工程
    と、束ねた萼片を摘んで、露見した核果を粘稠性のチョ
    コレート中に浸漬して核果の表面にチョコレートを被覆
    する工程と、束ねた萼片をチョコレートの上方に突出さ
    せて摘み部とする工程とよりなることを特徴とするホオ
    ズキ入りのチョコレートボンボンの製造方法。
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