JP2002123436A - セッション管理システム、セッション管理方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
セッション管理システム、セッション管理方法およびコンピュータプログラムInfo
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- JP2002123436A JP2002123436A JP2000313484A JP2000313484A JP2002123436A JP 2002123436 A JP2002123436 A JP 2002123436A JP 2000313484 A JP2000313484 A JP 2000313484A JP 2000313484 A JP2000313484 A JP 2000313484A JP 2002123436 A JP2002123436 A JP 2002123436A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クライアントと対話的に処理を継続するのに
必要な情報をスレッドにおいて保持させ、処理を要求し
ているユーザと対応付けて保存すること。 【解決手段】 ブラウザを介してユーザからの処理要求
を受けるクライアントと、クライアントのブラウザから
の処理要求に応答を返すサーバとがネットワークで接続
されてなるセッション管理システムにおいて、クライア
ントのブラウザからの処理要求に対するセッションを確
立する手段と、クライアントのユーザ情報を管理するユ
ーザ情報管理手段と、クライアントからの要求処理のた
めに配置されるスレッドの実行状況を管理するスレッド
情報管理手段と、クライアントからの要求処理のために
配置されるスレッドの実行状況を管理するスレッド情報
管理手段と、各種情報が記憶されたデータベースに対し
サーバからアクセスするためのデータベース接続状況を
管理するデータベース接続情報管理手段と、ユーザ情報
およびスレッド情報並びにスレッド情報およびデータベ
ース接続情報を関連付ける関連付け手段とを備えるよう
構成する。
必要な情報をスレッドにおいて保持させ、処理を要求し
ているユーザと対応付けて保存すること。 【解決手段】 ブラウザを介してユーザからの処理要求
を受けるクライアントと、クライアントのブラウザから
の処理要求に応答を返すサーバとがネットワークで接続
されてなるセッション管理システムにおいて、クライア
ントのブラウザからの処理要求に対するセッションを確
立する手段と、クライアントのユーザ情報を管理するユ
ーザ情報管理手段と、クライアントからの要求処理のた
めに配置されるスレッドの実行状況を管理するスレッド
情報管理手段と、クライアントからの要求処理のために
配置されるスレッドの実行状況を管理するスレッド情報
管理手段と、各種情報が記憶されたデータベースに対し
サーバからアクセスするためのデータベース接続状況を
管理するデータベース接続情報管理手段と、ユーザ情報
およびスレッド情報並びにスレッド情報およびデータベ
ース接続情報を関連付ける関連付け手段とを備えるよう
構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバおよびクラ
イアント間の送受信に関するシステムに係わり、特に、
サーバとクライアントが対話的に通信を行うセッション
管理システムに関する。
イアント間の送受信に関するシステムに係わり、特に、
サーバとクライアントが対話的に通信を行うセッション
管理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＷＷＷは、インターネット上において、
情報をサービスする仕組みである。このＷＷＷにおい
て、最も多く利用されている通信プロトコルであるＨＴ
ＴＰは、クライアントからリクエストメッセージを送信
し、サーバからレスポンスメッセージを返すという１組
のメッセージペアにより成り立っている。したがって、
クライアントからサーバに、ある情報（ページ）の要求
があり、サーバから該当する情報（ページ）をクライア
ントに送るということで完結する。ＷＷＷサーバには、
クライアントから要求のあったページを送信するだけで
はなく、サーバで何らかの処理（プログラム）を実行
し、その結果をクライアントに返すこともできる。この
ようなサーバでの処理はＣＧＩプログラムや、Ｓｅｒｖ
ｅｒＳｉｄｅ ＪａｖａＳｃｒｉｐｔと呼ばれるものに
よって実現される。しかし、これらはＨＴＴＰによる通
信のため、クライアントから１つの要求を受け取り、処
理を実行し、その結果を返す、という一連の動作で終了
する。従って、通常のＨＴＴＰを基本としたＷＷＷサー
バでは、クライアントと対話的に通信しながら処理を行
なうことはできない。
情報をサービスする仕組みである。このＷＷＷにおい
て、最も多く利用されている通信プロトコルであるＨＴ
ＴＰは、クライアントからリクエストメッセージを送信
し、サーバからレスポンスメッセージを返すという１組
のメッセージペアにより成り立っている。したがって、
クライアントからサーバに、ある情報（ページ）の要求
があり、サーバから該当する情報（ページ）をクライア
ントに送るということで完結する。ＷＷＷサーバには、
クライアントから要求のあったページを送信するだけで
はなく、サーバで何らかの処理（プログラム）を実行
し、その結果をクライアントに返すこともできる。この
ようなサーバでの処理はＣＧＩプログラムや、Ｓｅｒｖ
ｅｒＳｉｄｅ ＪａｖａＳｃｒｉｐｔと呼ばれるものに
よって実現される。しかし、これらはＨＴＴＰによる通
信のため、クライアントから１つの要求を受け取り、処
理を実行し、その結果を返す、という一連の動作で終了
する。従って、通常のＨＴＴＰを基本としたＷＷＷサー
バでは、クライアントと対話的に通信しながら処理を行
なうことはできない。
【０００３】また、特開２０００−１２２９４６公報に
は、サーバ上で動作するアプリケーションとクライアン
トプログラムとでＨＴＴＰ通信を行い、連続して通信を
行う技術が開示されている。
は、サーバ上で動作するアプリケーションとクライアン
トプログラムとでＨＴＴＰ通信を行い、連続して通信を
行う技術が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上のよ
うな従来技術では、ＷＷＷサーバとクライアントの間は
１組のメッセージペアで完結するため、対話的な通信を
行ないながら、一連の処理をＷＷＷサーバで実行するこ
とはできなかった。本発明は前記事情に鑑みてなされた
もので、クライアントと対話的に通信しながら、一連の
処理をＷＷＷサーバで実行するためのセッション管理シ
ステムを提供することにある。
うな従来技術では、ＷＷＷサーバとクライアントの間は
１組のメッセージペアで完結するため、対話的な通信を
行ないながら、一連の処理をＷＷＷサーバで実行するこ
とはできなかった。本発明は前記事情に鑑みてなされた
もので、クライアントと対話的に通信しながら、一連の
処理をＷＷＷサーバで実行するためのセッション管理シ
ステムを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、ブラウザを介してユーザからの処理要求を受けるク
ライアントと、クライアントのブラウザからの処理要求
に応答を返すサーバとがネットワークで接続されてなる
セッション管理システムにおいて、クライアントのブラ
ウザからの処理要求に対するセッションを確立する手段
と、クライアントのユーザ情報を管理するユーザ情報管
理手段と、クライアントからの要求処理のために配置さ
れるスレッドの実行状況を管理するスレッド情報管理手
段と、クライアントからの要求処理のために配置される
スレッドの実行状況を管理するスレッド情報管理手段
と、各種情報が記憶されたデータベースに対しサーバか
らアクセスするためのデータベース接続状況を管理する
データベース接続情報管理手段と、ユーザ情報およびス
レッド情報並びにスレッド情報およびデータベース接続
情報を関連付ける関連付け手段とを備えたことを特徴と
するセッション管理システムである。 （２）上記課題を解決するために、本発明は、クライア
ントと前記クライアントからの処理要求に応答を返すサ
ーバとがネットワークで接続されてなるセッション管理
方法であって、クライアントからの処理要求に対するセ
ッションを確立するステップと、クライアントのユーザ
情報、クライアントからの要求処理のために配置される
スレッドの実行状況、クライアントからの要求処理のた
めに配置されるスレッドの実行状況および各種情報が記
憶されたデータベースに対しサーバからアクセスするた
めのデータベース接続状況を管理するステップと、ユー
ザ情報およびスレッド情報並びにスレッド情報およびデ
ータベース接続情報を関連付けるステップとを含むこと
を特徴とするセッション管理方法である。
に、ブラウザを介してユーザからの処理要求を受けるク
ライアントと、クライアントのブラウザからの処理要求
に応答を返すサーバとがネットワークで接続されてなる
セッション管理システムにおいて、クライアントのブラ
ウザからの処理要求に対するセッションを確立する手段
と、クライアントのユーザ情報を管理するユーザ情報管
理手段と、クライアントからの要求処理のために配置さ
れるスレッドの実行状況を管理するスレッド情報管理手
段と、クライアントからの要求処理のために配置される
スレッドの実行状況を管理するスレッド情報管理手段
と、各種情報が記憶されたデータベースに対しサーバか
らアクセスするためのデータベース接続状況を管理する
データベース接続情報管理手段と、ユーザ情報およびス
レッド情報並びにスレッド情報およびデータベース接続
情報を関連付ける関連付け手段とを備えたことを特徴と
するセッション管理システムである。 （２）上記課題を解決するために、本発明は、クライア
ントと前記クライアントからの処理要求に応答を返すサ
ーバとがネットワークで接続されてなるセッション管理
方法であって、クライアントからの処理要求に対するセ
ッションを確立するステップと、クライアントのユーザ
情報、クライアントからの要求処理のために配置される
スレッドの実行状況、クライアントからの要求処理のた
めに配置されるスレッドの実行状況および各種情報が記
憶されたデータベースに対しサーバからアクセスするた
めのデータベース接続状況を管理するステップと、ユー
ザ情報およびスレッド情報並びにスレッド情報およびデ
ータベース接続情報を関連付けるステップとを含むこと
を特徴とするセッション管理方法である。
【０００６】（３）上記課題を解決するために、本発明
は、クライアントとクライアントからの処理要求に応答
を返すサーバとがネットワークで接続されてなるセッシ
ョン管理のためのコンピュータプログラムであって、ク
ライアントからの処理要求に対するセッションを確立す
る機能と、クライアントのユーザ情報、前記クライアン
トからの要求処理のために配置されるスレッドの実行状
況、クライアントからの要求処理のために配置されるス
レッドの実行状況および各種情報が記憶されたデータベ
ースに対しサーバからアクセスするためのデータベース
接続状況を管理する機能と、ユーザ情報およびスレッド
情報並びにスレッド情報およびデータベース接続情報を
関連付ける機能とを実現させるコンピュータプログラム
である。従って、本発明によれば、ＷＷＷサーバにおい
て、クライアントと対話的に処理を継続するのに必要な
情報をスレッドにおいて保持させ、処理を要求している
ユーザと対応付けて保存することが可能になり、１組の
メッセージペアでしかないＨＴＴＰによる通信におい
て、継続した一連の処理を行なわせることができる。ま
た、データベース接続情報とスレッドを対応付けておく
ことで、ＨＴＴＰによる通信で一旦要求が切れても、継
続してデータベース接続情報を利用して、情報の続きを
取り出すことができる
は、クライアントとクライアントからの処理要求に応答
を返すサーバとがネットワークで接続されてなるセッシ
ョン管理のためのコンピュータプログラムであって、ク
ライアントからの処理要求に対するセッションを確立す
る機能と、クライアントのユーザ情報、前記クライアン
トからの要求処理のために配置されるスレッドの実行状
況、クライアントからの要求処理のために配置されるス
レッドの実行状況および各種情報が記憶されたデータベ
ースに対しサーバからアクセスするためのデータベース
接続状況を管理する機能と、ユーザ情報およびスレッド
情報並びにスレッド情報およびデータベース接続情報を
関連付ける機能とを実現させるコンピュータプログラム
である。従って、本発明によれば、ＷＷＷサーバにおい
て、クライアントと対話的に処理を継続するのに必要な
情報をスレッドにおいて保持させ、処理を要求している
ユーザと対応付けて保存することが可能になり、１組の
メッセージペアでしかないＨＴＴＰによる通信におい
て、継続した一連の処理を行なわせることができる。ま
た、データベース接続情報とスレッドを対応付けておく
ことで、ＨＴＴＰによる通信で一旦要求が切れても、継
続してデータベース接続情報を利用して、情報の続きを
取り出すことができる
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【０００７】図２は、本発明に係るセッション管理シス
テムの概要を示す構成図である。図中、ＷＷＷサーバ１
１は、複数のクライアント６１、６２、・・・、６ｉと
インターネット１２によって接続され、これら複数のク
ライアントに対してサービスを行なう。ＷＷＷサーバ１
１は、クライアント６１、６２、・・・、６ｉからの要
求に従って処理を行ないその結果を返すが、それぞれの
要求についての処理は、ＷＷＷサーバ内に配置されるス
レッド７１、７２、・・・、７ｎによって実行される。
また、データベース（ＤＢ）１３へのアクセスは、ＤＢ
ハンドラ８１、８２、・・・、８ｎを介して行なう。次
に、図１は、本発明に係るセッション管理システムの詳
細を示すを実施する図である。図中、セッション受付部
２は、クライアント６との通信を行ない、クライアント
６からの要求を受け取り、処理した結果をクライアント
６に送信する。ユーザ情報管理部３には、ユーザ識別子
情報３１、使用スレッド情報３２、ユーザ接続状況情報
３３が備わり、クライアント６を操作するそれぞれのユ
ーザについての情報を保持する。ユーザ識別子情報３１
は、クライアント６を操作してＷＷＷサーバ１での処理
を要求するユーザを識別する情報である。
テムの概要を示す構成図である。図中、ＷＷＷサーバ１
１は、複数のクライアント６１、６２、・・・、６ｉと
インターネット１２によって接続され、これら複数のク
ライアントに対してサービスを行なう。ＷＷＷサーバ１
１は、クライアント６１、６２、・・・、６ｉからの要
求に従って処理を行ないその結果を返すが、それぞれの
要求についての処理は、ＷＷＷサーバ内に配置されるス
レッド７１、７２、・・・、７ｎによって実行される。
また、データベース（ＤＢ）１３へのアクセスは、ＤＢ
ハンドラ８１、８２、・・・、８ｎを介して行なう。次
に、図１は、本発明に係るセッション管理システムの詳
細を示すを実施する図である。図中、セッション受付部
２は、クライアント６との通信を行ない、クライアント
６からの要求を受け取り、処理した結果をクライアント
６に送信する。ユーザ情報管理部３には、ユーザ識別子
情報３１、使用スレッド情報３２、ユーザ接続状況情報
３３が備わり、クライアント６を操作するそれぞれのユ
ーザについての情報を保持する。ユーザ識別子情報３１
は、クライアント６を操作してＷＷＷサーバ１での処理
を要求するユーザを識別する情報である。
【０００８】使用スレッド情報３２は、該当ユーザの要
求処理において使用しているスレッドを示す情報であ
る。ユーザ接続状況情報３３は、ユーザが現在ＨＴＴＰ
セッションを接続しているか否かを示す情報である。ス
レッド情報管理部４は、スレッド識別子情報４１、処理
内容識別子情報４２、セッション間継続情報４３、使用
ユーザ情報４４および使用ＤＢハンドラ情報４５を保持
し、ＷＷＷサーバ１上でクライアント６からの要求を処
理するために配置されるスレッドのそれぞれについての
実行状況を保持する。スレッド識別子情報４１は、クラ
イアント６からの要求に従って処理を行なうスレッドを
識別する情報である。処理内容識別子情報４２は、該当
スレッドにおいて一番最近に行なった処理の内容を示す
情報である。セッション間継続情報４３は、クライアン
ト６から続けて要求があった場合に必要となる直前まで
の処理で使用した情報である。使用ユーザ情報４４は、
該当スレッドを使用しているユーザを示す情報である。
ＤＢハンドラ情報４５は、該当スレッドにおいて保持し
ているＤＢハンドラを示す情報である。ＤＢ接続情報管
理部５は、ＤＢハンドラ情報５１および使用スレッド情
報５２を保持し、ＷＷＷサーバ１よりＤＢにアクセスす
るためのＤＢハンドラのそれぞれについての利用状況を
保持する。
求処理において使用しているスレッドを示す情報であ
る。ユーザ接続状況情報３３は、ユーザが現在ＨＴＴＰ
セッションを接続しているか否かを示す情報である。ス
レッド情報管理部４は、スレッド識別子情報４１、処理
内容識別子情報４２、セッション間継続情報４３、使用
ユーザ情報４４および使用ＤＢハンドラ情報４５を保持
し、ＷＷＷサーバ１上でクライアント６からの要求を処
理するために配置されるスレッドのそれぞれについての
実行状況を保持する。スレッド識別子情報４１は、クラ
イアント６からの要求に従って処理を行なうスレッドを
識別する情報である。処理内容識別子情報４２は、該当
スレッドにおいて一番最近に行なった処理の内容を示す
情報である。セッション間継続情報４３は、クライアン
ト６から続けて要求があった場合に必要となる直前まで
の処理で使用した情報である。使用ユーザ情報４４は、
該当スレッドを使用しているユーザを示す情報である。
ＤＢハンドラ情報４５は、該当スレッドにおいて保持し
ているＤＢハンドラを示す情報である。ＤＢ接続情報管
理部５は、ＤＢハンドラ情報５１および使用スレッド情
報５２を保持し、ＷＷＷサーバ１よりＤＢにアクセスす
るためのＤＢハンドラのそれぞれについての利用状況を
保持する。
【０００９】ＤＢハンドラ情報５１は、ＷＷＷサーバ１
においてＤＢをアクセスするためのＤＢハンドラを識別
する情報である。使用スレッド情報５２は、該当ＤＢハ
ンドラを使用しているスレッドを示すための情報であ
る。次に、上記システム構成において、クライアント６
と対話的に通信しながら処理を実行する手順について詳
述する。まず、図３は、あるクライアントからの処理を
行っている時点での、データの保持状況を示した図であ
る。ユーザ情報として、要求を受けたクライアントを操
作しているユーザの情報を保持する。 ユーザ識別子：ＵＳＥＲ１で示されるユーザが、ユーザ
接続状況：現在アクセス中で、その処理は、使用スレッ
ドで示されるスレッド管理情報が保持するスレッドによ
って行なわれていることを示す。スレッド管理情報とし
て、ＷＷＷサーバ１上でクライアント６からの要求を処
理するために配置されるスレッドのそれぞれについての
実行状況を保持する。 スレッド識別子：ＴＩＤ１で示されるスレッドにおい
て、処理内容識別子：ＰＲＯＣ１で示される処理を実行
中で、使用ユーザ情報で示されるユーザ情報が保持する
ユーザによる要求で、ＤＢハンドラ情報で示されるＤＢ
ハンドラによってＤＢにアクセスし、処理内容をセッシ
ョン間継続情報において管理していることを示す。
においてＤＢをアクセスするためのＤＢハンドラを識別
する情報である。使用スレッド情報５２は、該当ＤＢハ
ンドラを使用しているスレッドを示すための情報であ
る。次に、上記システム構成において、クライアント６
と対話的に通信しながら処理を実行する手順について詳
述する。まず、図３は、あるクライアントからの処理を
行っている時点での、データの保持状況を示した図であ
る。ユーザ情報として、要求を受けたクライアントを操
作しているユーザの情報を保持する。 ユーザ識別子：ＵＳＥＲ１で示されるユーザが、ユーザ
接続状況：現在アクセス中で、その処理は、使用スレッ
ドで示されるスレッド管理情報が保持するスレッドによ
って行なわれていることを示す。スレッド管理情報とし
て、ＷＷＷサーバ１上でクライアント６からの要求を処
理するために配置されるスレッドのそれぞれについての
実行状況を保持する。 スレッド識別子：ＴＩＤ１で示されるスレッドにおい
て、処理内容識別子：ＰＲＯＣ１で示される処理を実行
中で、使用ユーザ情報で示されるユーザ情報が保持する
ユーザによる要求で、ＤＢハンドラ情報で示されるＤＢ
ハンドラによってＤＢにアクセスし、処理内容をセッシ
ョン間継続情報において管理していることを示す。
【００１０】ＤＢ接続情報として、ＷＷＷサーバ１より
ＤＢにアクセスするためのＤＢハンドラのそれぞれにつ
いての利用状況を保持する。 ＤＢハンドラ：ＤＢ１で示されるＤＢハンドラを、使用
スレッド情報で示されるスレッドによって利用されてい
ることを示す。次に、図４により、クライアント６から
処理要求があった場合の、本発明における処理手順を詳
述する。ＷＷＷサーバ１では、クライアント６からの要
求を受け付け（Ｓ１１）、ユーザ名を取得する（Ｓ１
２）。該当ユーザ名からユーザ情報管理部３によって管
理しているユーザの情報を取得し、使用しているスレッ
ドがあるかを検査する（Ｓ１３）。既に使用しているス
レッドがある場合は、ユーザ接続状況をアクセス中に記
録する（Ｓ１５）。使用しているスレッドがない場合
は、使用できるスレッドを獲得し、スレッド情報管理部
４によって管理しているスレッド情報と、該当ユーザ情
報を対応付ける（Ｓ１４）。次に、スレッド情報に処理
内容識別子を記録する（Ｓ１６）。該当処理がＤＢアク
セスを必要とする処理か否かを検査する（Ｓ１７）。Ｄ
Ｂアクセスを使用しない処理の場合は、スレッドにおい
て要求された処理を実行する（Ｓ２０）。
ＤＢにアクセスするためのＤＢハンドラのそれぞれにつ
いての利用状況を保持する。 ＤＢハンドラ：ＤＢ１で示されるＤＢハンドラを、使用
スレッド情報で示されるスレッドによって利用されてい
ることを示す。次に、図４により、クライアント６から
処理要求があった場合の、本発明における処理手順を詳
述する。ＷＷＷサーバ１では、クライアント６からの要
求を受け付け（Ｓ１１）、ユーザ名を取得する（Ｓ１
２）。該当ユーザ名からユーザ情報管理部３によって管
理しているユーザの情報を取得し、使用しているスレッ
ドがあるかを検査する（Ｓ１３）。既に使用しているス
レッドがある場合は、ユーザ接続状況をアクセス中に記
録する（Ｓ１５）。使用しているスレッドがない場合
は、使用できるスレッドを獲得し、スレッド情報管理部
４によって管理しているスレッド情報と、該当ユーザ情
報を対応付ける（Ｓ１４）。次に、スレッド情報に処理
内容識別子を記録する（Ｓ１６）。該当処理がＤＢアク
セスを必要とする処理か否かを検査する（Ｓ１７）。Ｄ
Ｂアクセスを使用しない処理の場合は、スレッドにおい
て要求された処理を実行する（Ｓ２０）。
【００１１】一方、ＤＢアクセスを使用する処理の場合
は、処理を実行するスレッドがＤＢハンドラを保持して
いるか否かを検査する（Ｓ１８）。既にＤＢハンドラを
保持している場合には、スレッドにおいて要求された処
理を実行する（Ｓ２０）。一方、ＤＢハンドラを保持し
ていない場合には、使用できるＤＢハンドラを取得し
（Ｓ１９）、スレッドにおいて要求された処理を実行す
る（Ｓ２０）。次に、図５により、スレッドにおいて処
理が完了した後の本発明における処理手順を詳述する。
スレッドにおいて要求処理が完了し（Ｓ２１）、続いて
行なう処理において、現在行なっている処理が保持して
いるＤＢハンドラを継続して保持しておく必要があるか
否かを検査する（Ｓ２２）。ここで、保存しておく必要
がない場合、該当するスレッドのスレッド情報における
使用ＤＢハンドラ情報を初期化し（Ｓ２３）、ＤＢハン
ドラ情報の使用スレッド情報を初期化する（Ｓ２４）。
このことにより、スレッドがＤＢハンドラを保持してい
ない状況とする。さらに、続いて行なう処理において、
現在処理を行なっているスレッドと同じスレッドで処理
させるべきか否か（スレッドを継続するか否か）を検査
する（Ｓ２５）。同じスレッドで処理する必要がない
（継続する必要がない）場合、該当するユーザ情報の使
用スレッド情報を初期化し（Ｓ２６）、スレッド情報の
使用ユーザ情報を初期化し（Ｓ２７）、セッション間継
続情報を初期化（Ｓ２８）する。同じスレッドで処理す
る（継続する）場合は、ユーザ情報とスレッド管理情報
が対応付けられた状態のままとなっており、あるユーザ
が継続した処理を実行している状態であることを示され
る。最後にユーザ情報のユーザ接続状況を接続なしに記
録して（Ｓ２９）、クライアントに処理結果を送信す
る。
は、処理を実行するスレッドがＤＢハンドラを保持して
いるか否かを検査する（Ｓ１８）。既にＤＢハンドラを
保持している場合には、スレッドにおいて要求された処
理を実行する（Ｓ２０）。一方、ＤＢハンドラを保持し
ていない場合には、使用できるＤＢハンドラを取得し
（Ｓ１９）、スレッドにおいて要求された処理を実行す
る（Ｓ２０）。次に、図５により、スレッドにおいて処
理が完了した後の本発明における処理手順を詳述する。
スレッドにおいて要求処理が完了し（Ｓ２１）、続いて
行なう処理において、現在行なっている処理が保持して
いるＤＢハンドラを継続して保持しておく必要があるか
否かを検査する（Ｓ２２）。ここで、保存しておく必要
がない場合、該当するスレッドのスレッド情報における
使用ＤＢハンドラ情報を初期化し（Ｓ２３）、ＤＢハン
ドラ情報の使用スレッド情報を初期化する（Ｓ２４）。
このことにより、スレッドがＤＢハンドラを保持してい
ない状況とする。さらに、続いて行なう処理において、
現在処理を行なっているスレッドと同じスレッドで処理
させるべきか否か（スレッドを継続するか否か）を検査
する（Ｓ２５）。同じスレッドで処理する必要がない
（継続する必要がない）場合、該当するユーザ情報の使
用スレッド情報を初期化し（Ｓ２６）、スレッド情報の
使用ユーザ情報を初期化し（Ｓ２７）、セッション間継
続情報を初期化（Ｓ２８）する。同じスレッドで処理す
る（継続する）場合は、ユーザ情報とスレッド管理情報
が対応付けられた状態のままとなっており、あるユーザ
が継続した処理を実行している状態であることを示され
る。最後にユーザ情報のユーザ接続状況を接続なしに記
録して（Ｓ２９）、クライアントに処理結果を送信す
る。
【００１２】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形
することが可能である。また、実施形態に記載した手法
は、計算機に実行させることができるプログラムを読み
込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェ
ア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が
制御されることにより上述した処理を実行する。
るものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形
することが可能である。また、実施形態に記載した手法
は、計算機に実行させることができるプログラムを読み
込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェ
ア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が
制御されることにより上述した処理を実行する。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、Ｗ
ＷＷサーバにおいて、クライアントと対話的に処理を継
続するのに必要な情報をスレッドにおいて保持させ、処
理を要求しているユーザと対応付けて保存することが可
能になり、１組のメッセージペアでしかないＨＴＴＰに
よる通信において、継続した一連の処理を行なわせるこ
とができる。
ＷＷサーバにおいて、クライアントと対話的に処理を継
続するのに必要な情報をスレッドにおいて保持させ、処
理を要求しているユーザと対応付けて保存することが可
能になり、１組のメッセージペアでしかないＨＴＴＰに
よる通信において、継続した一連の処理を行なわせるこ
とができる。
【図１】本発明に係るセッション管理システムの一実施
例の形態を説明する図。
例の形態を説明する図。
【図２】本発明に係るセッション管理システムの概要を
示す図。
示す図。
【図３】図１に示すセッション管理システムの流れの概
要を示す図。
要を示す図。
【図４】本発明に係るセッション管理システムの流れを
示す図。
示す図。
【図５】本発明に係るセッション管理システムの流れの
一部を示す図。
一部を示す図。
１…ＷＷＷサーバ ２…セッション受付部 ３…ユーザ情報管理部 ４…スレッド情報管理部 ５…ＤＢ接続情報管理部 ６…クライアント
Claims (6)
- 【請求項１】 ブラウザを介してユーザからの処理要求
を受けるクライアントと、クライアントのブラウザから
の処理要求に応答を返すサーバとがネットワークで接続
されてなるセッション管理システムにおいて、 前記クライアントのブラウザからの処理要求に対するセ
ッションを確立する手段と、 前記クライアントのユーザ情報を管理するユーザ情報管
理手段と、 前記クライアントからの要求処理のために配置されるス
レッドの実行状況を管理するスレッド情報管理手段と、 前記クライアントからの要求処理のために配置されるス
レッドの実行状況を管理するスレッド情報管理手段と、 各種情報が記憶されたデータベースに対し前記サーバか
らアクセスするためのデータベース接続状況を管理する
データベース接続情報管理手段と、 前記ユーザ情報および前記スレッド情報並びに前記スレ
ッド情報および前記データベース接続情報を関連付ける
関連付け手段とを備えたことを特徴とするセッション管
理システム。 - 【請求項２】 クライアントと前記クライアントからの
処理要求に応答を返すサーバとがネットワークで接続さ
れてなるセッション管理方法であって、 前記クライアントからの処理要求に対するセッションを
確立するステップと、 前記クライアントのユーザ情報、前記クライアントから
の要求処理のために配置されるスレッドの実行状況、前
記クライアントからの要求処理のために配置されるスレ
ッドの実行状況および各種情報が記憶されたデータベー
スに対し前記サーバからアクセスするためのデータベー
ス接続状況を管理するステップと、 前記ユーザ情報および前記スレッド情報並びに前記スレ
ッド情報および前記データベース接続情報を関連付ける
ステップとを含むことを特徴とするセッション管理方
法。 - 【請求項３】 ネットワークで接続されるクライアント
からの要求によって処理を行ない、処理の結果を前記ク
ライアントに返すサーバにおけるセッション管理方法で
あって、 前記クライアントからの要求を受け付け、処理の結果を
前記クライアントに送信するステップと、 前記クライアントのユーザに関する情報を管理するステ
ップと、 前記サーバ上で前記クライアントからの要求を処理する
ために配置されるスレッドのそれぞれについての実行状
況を保持するステップと、 前記サーバからデータベースにアクセスするためのデー
タベース接続情報についての利用状況を保持するステッ
プと、 前記ユーザ情報と前記スレッド情報とを関連付けるステ
ップと、 前記スレッド情報と前記データベース接続情報とを関連
付けるステップとを含むことを特徴とするセッション管
理方法。 - 【請求項４】 クライアントと前記クライアントからの
処理要求に応答を返すサーバとがネットワークで接続さ
れてなるセッション管理のためのコンピュータプログラ
ムであって、 前記クライアントからの処理要求に対するセッションを
確立する機能と、 前記クライアントのユーザ情報、前記クライアントから
の要求処理のために配置されるスレッドの実行状況、前
記クライアントからの要求処理のために配置されるスレ
ッドの実行状況および各種情報が記憶されたデータベー
スに対し前記サーバからアクセスするためのデータベー
ス接続状況を管理する機能と、 前記ユーザ情報および前記スレッド情報並びに前記スレ
ッド情報および前記データベース接続情報を関連付ける
機能とを実現させるコンピュータプログラム。 - 【請求項５】 ネットワークで接続されるクライアント
からの要求によって処理を行ない、処理の結果を前記ク
ライアントに返すサーバにおけるセッション管理のため
のプログラムであって、 前記クライアントからの要求を受け付け、処理の結果を
前記クライアントに送信する機能と、 前記クライアントのユーザに関する情報を管理する機能
と、 前記サーバ上で前記クライアントからの要求を処理する
ために配置されるスレッドのそれぞれについての実行状
況を保持する機能と、 前記サーバからデータベースにアクセスするためのデー
タベース接続情報についての利用状況を保持する機能
と、 前記ユーザ情報と前記スレッド情報とを関連付ける機能
と、 前記スレッド情報と前記データベース接続情報とを関連
付ける機能とを実現させるコンピュータプログラム。 - 【請求項６】 クライアントと前記クライアントからの
処理要求に応答を返すサーバとがネットワークで接続さ
れてなるセッション管理方法であって、 クライアントからの要求を受け付けて、処理の結果をク
ライアントに送信するステップと、 前記クライアントを操作してサーバでの処理を要求する
ユーザを識別するユーザ識別子情報と、該当ユーザの要
求処理においてどのスレッドを使用しているかを示すた
めの使用スレッド情報と、ユーザが現在ＨＴＴＰセッシ
ョンを接続しているかを示すユーザ接続状況情報によ
り、クライアントを操作するそれぞれのユーザについて
の情報を保持するステップと、 前記クライアントからの要求についての処理を行なうス
レッドを識別するスレッド識別子情報と、該当スレッド
において一番最近に行なった処理の内容を示す処理内容
識別子情報と、クライアントから続けて要求があった場
合に必要となる直前までの処理で使用した情報を保存す
るセッション間継続情報と、該当スレッドを使用してい
るユーザを示すための使用ユーザ情報と、該当スレッド
において保持しているデータベース接続状況を示すため
の使用データベース接続情報により、サーバ上でクライ
アントからの要求を処理するために配置されるスレッド
のそれぞれについての実行状況を保持するステップと、 前記サーバにおいてデータベースと接続するためのデー
タベース接続状況を識別するデータベース接続情報と、
該当データベース接続情報を使用しているスレッドを示
すための使用スレッド情報により、前記サーバよりデー
タベースにアクセスするためのデータベース接続情報そ
れぞれについての利用状況を保持するステップと前記ユ
ーザ情報と前記スレッド情報とを関連付けるステップ
と、 前記スレッド情報と前記データベース接続情報を対応付
けるステップとを含むことを特徴とするセッション管理
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000313484A JP2002123436A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | セッション管理システム、セッション管理方法およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000313484A JP2002123436A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | セッション管理システム、セッション管理方法およびコンピュータプログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002123436A true JP2002123436A (ja) | 2002-04-26 |
Family
ID=18792893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000313484A Pending JP2002123436A (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | セッション管理システム、セッション管理方法およびコンピュータプログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002123436A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452834B1 (ko) * | 2002-05-17 | 2004-10-15 | 주식회사 로커스 | 유무선 인터넷 연동 서비스를 위한 통합 세션 관리 시스템및 방법 |
| KR100725066B1 (ko) | 2005-08-02 | 2007-06-08 | 한미아이티 주식회사 | 다수의 클라이언트와의 데이터 통신을 위한 시스템 서버 및데이터 처리 방법 |
| WO2015102213A1 (ko) * | 2013-12-30 | 2015-07-09 | 주식회사 시큐아이 | 멀티 스레드 기반 세션 관리 방법 |
-
2000
- 2000-10-13 JP JP2000313484A patent/JP2002123436A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452834B1 (ko) * | 2002-05-17 | 2004-10-15 | 주식회사 로커스 | 유무선 인터넷 연동 서비스를 위한 통합 세션 관리 시스템및 방법 |
| KR100725066B1 (ko) | 2005-08-02 | 2007-06-08 | 한미아이티 주식회사 | 다수의 클라이언트와의 데이터 통신을 위한 시스템 서버 및데이터 처리 방법 |
| WO2015102213A1 (ko) * | 2013-12-30 | 2015-07-09 | 주식회사 시큐아이 | 멀티 스레드 기반 세션 관리 방법 |
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