JP2002122767A - 糸巻付け方法及びその装置 - Google Patents

糸巻付け方法及びその装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線条体に糸を高速で巻き付けつつ、線条体を
安定して所定の外径寸法に成形することのできる糸巻付
け方法とその装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバ2と糸状の介在3とをそれぞ
れ連続的に挿通させつつ集合させて線条体4を成形する
集合ダイス5の下流側に、糸巻きボビン8を線条体4周
り回転自在に設け、糸巻きボビン8の下流側の所定位置
で線条体4に糸巻きボビン8から繰り出される糸9を巻
き付けて線条体4を所定の外径に成形する糸巻付け方法
において、集合ダイス5の下流側に線条体4の外径を保
持するためのガイドパイプ6を設けると共に、糸9の巻
付け位置の直後に線条体4の外径を調整するための成形
ダイス14を設け、集合ダイス5で線条体4を所定の外
径に形成したのち、ガイドパイプ6内に挿通させて外径
を保持しつつ下流側へ送り、巻付け位置の直後で成形ダ
イス14内に挿通させて所定の外径に絞るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの外周
に糸状の介在を配列してなる線条体を所定の外径に形成
すべく、線条体に糸を巻き付ける方法とその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、糸巻付け装置50
は、複数本の光ファイバ2の周りにやわらかなヤーン介
在(糸状の介在)3を配列して線条体4を形成したの
ち、線条体4の外周に糸9を巻き付けて線条体4を所定
の外径に成形するものである。
【0003】糸巻付け装置50は、複数本の光ファイバ
2とヤーン介在3とを連続的に集合させる集合ダイス5
1と、集合ダイス51の下流側に線条体4周り回転自在
に設けられたフライヤ52と、線条体4と平行なボビン
シャフト53を介してフライヤ52に回転自在に設けら
れた糸巻きボビン54とからなり、フライヤ52を回転
させることで糸巻きボビン54から糸9を引き出して線
条体4に巻き付けるようになっている。
【0004】また、図4に示すように、フライヤ60の
中心軸上に糸巻きボビン61を配置したタイプの糸巻付
け装置62もある。この糸巻付け装置62は、回転自在
なフライヤ60にヒステリシスブレーキ63を介して糸
巻きボビン61を設けたものであり、フライヤ60に対
して糸巻きボビン61を相対回転させることで糸巻きボ
ビン61から繰り出される糸9にテンションをかけるよ
うになっている。
【0005】そして、図5に示すように、フライヤ70
の回転軸71に糸巻きボビン72を一体に設けたタイプ
の糸巻付け装置73もある。この糸巻付け装置73は、
糸巻きボビン72からの糸9をガイドすべく回転軸71
に対して回転可能に設けられた糸ガイド74と、この糸
ガイド74に接触して糸ガイド74の回転を制動するブ
レーキ75とを有するものであり、糸巻きボビン72か
ら繰り出される糸9に糸ガイド74でテンションをかけ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3に示す
糸巻付け装置50は、糸巻きボビン54を複数個取り付
けることができたり、線条体4を切ることなしに糸巻き
ボビン54を交換できるなど利点もあるが、糸巻きボビ
ン54の巻量が変わるなどして糸巻きボビン54の重量
が変わったり、フライヤ52の回転数の増減によって遠
心力が変化すると、糸張力が変動してしまい、線条体4
の外径を一定に仕上げることは難しかった。
【0007】また、図4に示す糸巻付け装置62は、遠
心力の影響をなくして糸巻量の変化を電気的なヒステリ
シスブレーキ63を制御することで糸張力を均一にしよ
うとする方式であるが、糸巻きボビン61や、ヒステリ
シスブレーキ63から延びて糸巻きボビン61を支持す
るボビン軸64の重量による摩擦抵抗のベースが高いた
め、数百グラム程度の巻付け張力の制御は可能である
が、極低張力の巻き付けは困難であった。
【0008】そして、図5に示す糸巻付け装置73は、
糸ガイド74で糸9を張るようになっており、線条体4
に糸9を巻き付けた分だけ糸ガイド74を回動させて糸
巻きボビン72から糸9を繰り出すようになっているた
め、糸巻きボビン72の巻量が減少すると、糸巻きボビ
ン72に対して糸ガイド74をより速く回転させる必要
があり、糸9の張力が増加して変動してしまう。
【0009】また、糸ガイド74に安定して微小なブレ
ーキをかけ続けるのが難しく、もし、電気的なブレーキ
等で実現しようとしても、大がかりで複雑な構造のう
え、高価なものとなってしまう。このことは、図3及び
図4に示す糸巻付け装置50,62においても同様であ
る。
【0010】以上のように、いずれの方式にあっても糸
9の巻付け張力で柔らかなヤーン介在3を所定の外径に
仕上げるものであるため、糸9を常に所定の低張力で巻
き付ける必要があり、さらに張力の変動も極力小さくす
る必要があるが、困難であり、巻付け回転数を毎分数百
回転まで下げて張力の増加と変動の要因を少なくするこ
とで対応していた。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、線条体に糸を高速で巻き付けつつ、線条体を安定し
て所定の外径寸法に成形することのできる糸巻付け方法
とその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は光ファイバと糸状の介在とをそれぞれ連続的
に挿通させつつ集合させて線条体を成形する集合ダイス
の下流側に、糸巻きボビンを上記線条体周り回転自在に
設け、該糸巻きボビンの下流側の所定位置で上記線条体
に上記糸巻きボビンから繰り出される糸を巻き付けて上
記線条体を所定の外径に成形する糸巻付け方法におい
て、上記集合ダイスの下流側に上記線条体の外径を保持
するためのガイドパイプを設けると共に、上記糸の巻付
け位置の直後に線条体の外径を調整するための成形ダイ
スを設け、上記集合ダイスで線条体を所定の外径に形成
したのち、上記ガイドパイプ内に挿通させて外径を保持
しつつ下流側へ送り、上記巻付け位置の直後で上記成形
ダイス内に挿通させて所定の外径に絞るものである。
【0013】また、その糸巻付け装置は、上記集合ダイ
スを、上記線条体を所定の外径に絞るように形成すると
共に、集合ダイスの下流側に集合ダイスからの線条体を
挿通させて外径を保持するガイドパイプを設け、上記糸
の巻付け位置の直後に上記ガイドパイプからの線条体を
挿通させて外径を絞るための成形ダイスを設けるものと
する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0015】図1に示すように、糸巻付け装置1は、光
ファイバ2とヤーン介在(糸状の介在)3とをそれぞれ
連続的に挿通させつつ集合させて線条体4を成形するた
めの集合ダイス5と、集合ダイス5の下流側に設けられ
集合ダイス5からの線条体4を挿通させて外径を保持す
るためのガイドパイプ6と、ガイドパイプ6の周りに同
心状に回転自在に設けられた中空の回転軸7と、回転軸
7の外周に同心状に設けられた糸巻きボビン8と、回転
軸7の外周に後述するスリーブ29を介して回転可能に
設けられ糸巻きボビン8から繰り出される糸9をガイド
するための回転リング10と、回転軸7の下流端に下流
側へ延びるように同軸状に設けられ下流端近傍の外周に
環状の溝11を有する円筒状のガイド体12と、ガイド
体12の溝11に緩く嵌め込まれた巻付けリング13
と、ガイド体12から下流側へ突出するガイドパイプ6
の下流端に近接して設けられガイドパイプ6からの線条
体4を挿通させて外径を絞るための成形ダイス14とか
らなる。
【0016】集合ダイス5は、光ファイバ2とヤーン介
在3を挿通させるためのダイス穴15を有する。ダイス
穴15は、線条体4を所定の外径に絞るように形成され
ている。
【0017】ガイドパイプ6は、一方の開口16を集合
ダイス5のダイス穴15に突き合わせるように近接さ
せ、パイプホルダ17にて回転しないように支持されて
いる。パイプホルダ17は、スタンド18に一体に設け
られている。ガイドパイプ6の内径は、ガイドパイプ6
内に線条体4を挿通させたときに線条体4を拡径させな
い程度に形成されている。
【0018】回転軸7は、筒状に形成されており、上流
側をスタンド18にベアリング19を介して回転自在に
枢支されている。回転軸7の内部にはガイドパイプ6を
挿通させるようになっており、両端からガイドパイプ6
を延出させるようになっている。
【0019】回転軸7の上流側の端には、駆動モータ2
0からの駆動力を受けるための受動プーリ21が一体に
設けられている。駆動モータ20は、スタンド18に設
けられており、駆動軸22に一体に設けられた駆動プー
リ23からベルト24を介して受動プーリ21に回転駆
動力を伝達するようになっている。また、駆動モータ2
0は図示しない電気制御操作盤により必要な糸巻きピッ
チが出るように線条体4の線速と同調して駆動されるよ
うになっている。
【0020】そして、回転軸7には、糸巻きボビン8の
回転を安定させるためのフライヤ25が一体に設けられ
ている。フライヤ25は、糸巻きボビン8の上流側から
径方向外方へ延びる円盤部26と、円盤部26の外周端
から下流側へ延びる筒部27とからなり、筒部27で糸
巻きボビン8の外周を囲むようになっている。回転軸7
の中間位置には、フライヤ25の円盤部26を位置決め
すると共に、糸巻きボビン8を位置決めするための拡径
部28が形成されている。
【0021】糸巻きボビン8は、回転軸7と一体に回転
し、かつ、回転軸7に対して下流側から取り外しできる
ようにキー(図示せず)などを介して装着されており、
上流側の端を回転軸7の拡径部28に当てて位置決めさ
れるようになっている。また、回転軸7には、糸巻きボ
ビン8の下流側の位置に、同様にスリーブ29が取り外
し可能に取り付けられるようになっており、糸巻きボビ
ン8の軸方向の移動を規制するようになっている。
【0022】回転リング10は、糸巻きボビン8に巻か
れた糸9を糸巻きボビン8の外周側から引き出すように
案内するためのものであり、糸巻きボビン8より十分大
きな外径に形成されている。また、回転リング10は、
スリーブ29の外周にベアリング30を介して回転自在
に取り付けられており、糸巻きボビン8から引き出され
る糸9に周方向の抵抗を与えないようになっている。
【0023】ガイド体12は、回転軸7より小径に形成
されており、回転リング10から送られてくる糸9を所
定の巻付け位置に所定の入射角度で送るようになってい
る。
【0024】巻付けリング13は、軽いプラスチックで
形成されており、ガイド体12の溝11上で自在に回る
程度に緩く嵌め込まれている。そして、巻付けリング1
3は、溝11との間に糸9を軽く挟み、糸9に動かされ
ながら微小の接触摩擦を糸9との間に発生させ、糸9に
ほぼ一定の低張力を付与するようになっている。
【0025】成形ダイス14は、ダイススタンド31に
筒状のダイスホルダ32を介して設けられている。ダイ
ススタンド31は、上流側へ向けて筒状に延びる支持部
33を有し、支持部33内にダイスホルダ32が同心状
に軸方向の位置を調整可能に設けられている。
【0026】成形ダイス14は特にダイスホルダ32の
上流端の位置に、ダイスホルダ32内に同心状に埋め込
まれるように設けられており、ダイスホルダ32の位置
を調整することで成形ダイス14を糸9の巻付け位置の
直後に位置されるようになっている。
【0027】また、ダイススタンド31の支持部33に
は、フライヤ25などの回転によって空気に乱流が発生
するのを防ぐための風防カバー34が取り付けられてい
る。風防カバー34は、支持部33の外周から上流側へ
向けてラッパ状に開くように、かつ、糸9の通路に近接
するようにスリムに形成されており、フライヤ25の筒
部27の外周を一部覆うようになっている。
【0028】そして、風防カバー34は、支持部33に
対して軸方向移動可能に設けられており、糸巻きボビン
8交換時などに下流側へ逃げてフライヤ25との間にス
ペースを開けるようになっている。
【0029】次に作用を述べる。
【0030】光ファイバ2とヤーン介在3は、線条体4
が糸巻付け装置1の下流側から引かれることによってそ
れぞれ走行され、目板35を挿通したのち、集合ダイス
5内に挿通される。
【0031】目板35は、複数本の光ファイバ2を中央
に挿通させると共に、複数本のヤーン介在3を光ファイ
バ2の周りに挿通させ、光ファイバ2を中心に回転して
いる。目板35を通過したヤーン介在3は、集合ダイス
5の入口近傍で光ファイバ2の周りに巻き付けられ、配
列される。
【0032】そして、複数本の光ファイバ2とヤーン介
在3は、集合ダイス5内にて所定の外径に絞られて線条
体4に形成される。
【0033】集合ダイス5内から送られる線条体4は、
すぐにガイドパイプ6内に入る。ガイドパイプ6は、パ
イプホルダ17を介してスタンド18に一体に設けられ
ているため、回転することはない。ガイドパイプ6内に
入った線条体4は、常にガイドパイプ6の内周に外接
し、ガイドパイプ6によって外径を保持されながら下流
側へ送られる。
【0034】他方、回転軸7は、駆動モータ20の回転
駆動力を受けてガイドパイプ6の周りを回転されてい
る。回転軸7は、回転軸7に設けられたフライヤ25
と、糸巻きボビン8と、ガイド体12とを一体に回転さ
せる。
【0035】糸巻きボビン8から延びる糸9は、回転リ
ング10の外周側を巡ったのち、巻付けリング13と溝
11の間を巡り、ガイドパイプ6の下流端に近接される
成形ダイス14の入口で線条体4に巻き付いているた
め、糸巻きボビン8が回転されることで糸巻きボビン8
から延びる糸9も回転リング10と共に回転し、線条体
4の周りを回転しながら線条体4に巻き付く。
【0036】このとき、糸9は、線条体4に巻き付いた
分だけ糸巻きボビン8から軸方向に振りほどかれる。糸
巻きボビン8から振りほどかれた糸9は巻付けリング1
3とガイド体12の溝11との間に送られる。
【0037】巻付けリング13は溝11にガタガタに緩
く嵌め込まれているため、糸9は巻付けリング13の内
周に沿って回転されながら、巻付けリング13に微小に
接触摩擦され、極低張力を付与される。これにより、線
条体4に糸9を常に所定の極低張力で安定して巻き付け
ることができる。
【0038】また、ガイドパイプ6の下流端近傍の位置
で線条体4に糸9を巻き付かせるため、線条体4が拡径
する前に糸9を巻き付けて所定の外径に固めることがで
き、糸9に若干の張力変動があっても線条体4をほぼ一
定の外径にすることができる。
【0039】この巻付け位置で糸9を巻き付けられた線
条体4は速やかに成形ダイス14内に挿通される。線条
体4は、成形ダイス14内にて再び所定の径に絞られ、
線条体4に巻き付いた糸9は、線条体4が絞られること
で微小な弛みを発生させ、その弛みは成形ダイス14の
上流側へ戻される。このため、線条体4を再度所定の外
径に調整することができ、安定して所定の外径に成形す
ることができる。
【0040】また、糸9の通路の外周側は風防カバー3
4によって覆われているため、フライヤ25等の回転に
よって空気の流れが乱れることはなく、空気の乱れによ
って糸9の張力が変動されるのを防ぐことができる。
【0041】このように、ダイスの下流側に線条体4の
外径を保持するためのガイドパイプ6を設けると共に、
糸9の巻付け位置の直後に線条体4の外径を調整するた
めの成形ダイス14を設け、集合ダイス5で線条体4を
所定の外径に形成したのち、ガイドパイプ6内に挿通さ
せて外径を保持しつつ下流側へ送り、巻付け位置の直後
で成形ダイス14内に挿通させて所定の外径に絞るよう
にしたため、線条体4に糸9を高速で巻き付けても、線
条体4を安定して所定の外径寸法に成形することができ
る。
【0042】また、ガイドパイプ6を巻付け位置の直前
位置まで延ばすため、線条体4が拡径するまえに糸9を
巻き付けることができ、糸9を極低張力で巻き付けても
線条体4を容易に所定の外径に成形することができ、糸
9に多少の張力変動があっても線条体4を安定して所定
の外径に形成することができる。
【0043】そして、糸巻きボビン8を回転軸7と一体
に回転するものとし、遠心力や風の流れで糸巻きボビン
8から糸9を自然に振りほどくものとしたため、容易に
糸9を極々低張力で繰り出すことができる。
【0044】また、回転軸7に小径のガイド体12を下
流側に延びるように設け、ガイド体12の下流端近傍に
形成した溝11上に巻付けリング13を嵌め込むように
したため、巻付け位置の近くで糸9に微小の摩擦抵抗分
の張力を与えることができ、張力の変動を極力抑えるこ
とができる。
【0045】なお、上述の実施の形態ではスリーブ29
の外周に回転リング10をベアリング30を介して回転
自在に取り付けるものとしたが、これに限るものではな
く、スリーブ29に回転リング10を一体に取り付ける
ものとしてもよい。
【0046】この場合、装置を起動させたり停止させた
りする作業始めと作業終わりに製品不良となってしまう
ため、それでも問題のないラインなどに使用するとよ
い。そして、回転リング10の外周にテフロン(登録商
標)などの潤滑材(図示せず)を設け、糸9の滑りを良
くしてもよい。
【0047】また、巻付けリング13とガイド体12を
回転軸7に設けないものとしてもよい。この場合、上述
の場合と同様、作業始めと作業終わりに製品不良となっ
てしまうため、それでも問題のないラインなどに使用す
るとよいそして、図2に示すように、糸巻きボビン40
は、引き出し側(下流側)へ向けて径を窄めるように形
成してもよい。糸9をより容易に振りほどくことがで
き、上述の実施の形態よりも更に高速な毎分数千回転へ
の対応も可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
【0049】(1)線条体に糸を高速で巻き付けつつ、
線条体を安定して所定の外径寸法に成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す糸巻付け装置の
側面図である。
【図2】他の実施の形態を示す糸巻付け装置の要部側面
図である。
【図3】従来の糸巻付け装置の側面図である。
【図4】従来の糸巻付け装置の側面図である。
【図5】従来の糸巻付け装置の側面図である。
【符号の説明】
1 糸巻付け装置 2 光ファイバ 3 ヤーン介在(介在) 4 線条体 5 集合ダイス 6 ガイドパイプ 8 糸巻きボビン 9 糸 14 成形ダイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 好之 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 菅納 隆 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 2H001 DD15 DD18 DD21 MM02 MM04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバと糸状の介在とをそれぞれ連
    続的に挿通させつつ集合させて線条体を成形する集合ダ
    イスの下流側に、糸巻きボビンを上記線条体周り回転自
    在に設け、該糸巻きボビンの下流側の所定位置で上記線
    条体に上記糸巻きボビンから繰り出される糸を巻き付け
    て上記線条体を所定の外径に成形する糸巻付け方法にお
    いて、上記集合ダイスの下流側に上記線条体の外径を保
    持するためのガイドパイプを設けると共に、上記糸の巻
    付け位置の直後に線条体の外径を調整するための成形ダ
    イスを設け、上記集合ダイスで線条体を所定の外径に形
    成したのち、上記ガイドパイプ内に挿通させて外径を保
    持しつつ下流側へ送り、上記巻付け位置の直後で上記成
    形ダイス内に挿通させて所定の外径に絞ることを特徴と
    する糸巻付け方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバと糸状の介在とをそれぞれ連
    続的に挿通させつつ集合させて線条体を成形する集合ダ
    イスの下流側に、糸巻きボビンを上記線条体周り回転自
    在に設け、該糸巻きボビンの下流側の所定位置で上記線
    条体に上記糸巻きボビンから繰り出される糸を巻き付け
    て上記線条体を所定の外径に成形する糸巻付け装置にお
    いて、上記集合ダイスを、上記線条体を所定の外径に絞
    るように形成すると共に、該集合ダイスの下流側に集合
    ダイスからの線条体を挿通させて外径を保持するガイド
    パイプを設け、上記糸の巻付け位置の直後に上記ガイド
    パイプからの線条体を挿通させて外径を絞るための成形
    ダイスを設けたことを特徴とする糸巻付け装置。
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