JP2002122760A - フリップチップアセンブリに適した自己整列ファイバーホルダーを具えるモノリシック光子レシーバー - Google Patents

フリップチップアセンブリに適した自己整列ファイバーホルダーを具えるモノリシック光子レシーバー

Info

Publication number
JP2002122760A
JP2002122760A JP2001249965A JP2001249965A JP2002122760A JP 2002122760 A JP2002122760 A JP 2002122760A JP 2001249965 A JP2001249965 A JP 2001249965A JP 2001249965 A JP2001249965 A JP 2001249965A JP 2002122760 A JP2002122760 A JP 2002122760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
front surface
crystal plane
photon receiver
receiver device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001249965A
Other languages
English (en)
Inventor
Dean Tran
ディーン・トラン
M Hirschberg Alan
アラン・エム・ハーシュバーグ
Luis M Rochin
ルイス・エム・ロチン
Ronald L Strijek
ロナルド・エル・ストリジェク
Eric R Anderson
エリック・アール・アンダーソン
Edward A Rezek
エドワード・エイ・レゼク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Northrop Grumman Space and Mission Systems Corp
Original Assignee
TRW Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRW Inc filed Critical TRW Inc
Publication of JP2002122760A publication Critical patent/JP2002122760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4204Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms
    • G02B6/4214Packages, e.g. shape, construction, internal or external details the coupling comprising intermediate optical elements, e.g. lenses, holograms the intermediate optical element having redirecting reflective means, e.g. mirrors, prisms for deflecting the radiation from horizontal to down- or upward direction toward a device
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/4201Packages, e.g. shape, construction, internal or external details
    • G02B6/4219Mechanical fixtures for holding or positioning the elements relative to each other in the couplings; Alignment methods for the elements, e.g. measuring or observing methods especially used therefor
    • G02B6/4228Passive alignment, i.e. without a detection of the degree of coupling or the position of the elements
    • G02B6/423Passive alignment, i.e. without a detection of the degree of coupling or the position of the elements using guiding surfaces for the alignment

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ディバイスと光電子ディバイスとを光学
的に結合するためのモノリシック集積光子レシーバーデ
ィバイスおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 モノリシック光子レシーバーディバイス
には、チップの前面上に成長せしめられた光電子ディバ
イス、チップ前面の反対側の背面上におけるチップの第
一結晶面中に異方性エッチングされた反射鏡、およびチ
ップ背面上における第二結晶面中に、上記のエッチング
で形成された反射鏡の面と交差するように異方性エッチ
ングされたチャンネルが与えられている。光学ディバイ
スとこの光電子ディバイスとの間の光学的結合は、光学
ディバイスにより伝播される光信号が上記チャンネルに
沿って走行し、上記反射鏡のエッチングされた表面で反
射し、そして上記光電子ディバイスの活性領域に入射、
到達するときに達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【相互参照関係】本発明は、発明者・D.トラン(D. T
ran)、エリック・アンダーソン(EricAnderson)、ロ
ン・ストリジェク(Ron Strijek)およびエド・レゼク
(Ed Rezek)により1998年5月5日に出願された、
「光集積回路マイクロベンチシステム(Optical Integr
ated Circuit Microbench System)」と題される米国特
許出願第09/074,188号、および発明者・D.
トラン、エリック・アンダーソン、ロン・ストリジェク
およびエド・レゼクにより1998年4月28日に出願
された、「スナップオン熱圧縮ボンディングのための装
置と方法(Apparatus and Method for Snap-On Thermo-
Compression Bonding)」と題される米国特許出願第0
9/067,222号に関係するものであって、これら
両特許出願は本出願と同一の譲受人に譲渡され、そして
それら両出願の開示は本明細書に含まれるものである。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップボ
ンディングに適したモノリシック集積光子レシーバーデ
ィバイス(monolithically integrated photonic recei
ver device)および同ディバイスの製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】最近では、光電子ディバイスと光ディバ
イスとの間に効率的な結合を得るために色々な技術が用
いられている。例えば、光学的結合システムは、フラッ
トパッケージの側壁に取り付けられているファイバーフ
ェルール中に固定されているファイバー、およびフォト
ダイオードチップ上にモノリシック加工されているマイ
クロレンズを含み、この場合そのフォトダイオードチッ
プは上記フラットパッケージにフリップチップボンディ
ング法で結合されている。刊行文献・Journal ofLightw
ave Technology、第12巻、第2号、第343−352
頁、1994年2月号の、オイカワ(Oikawa)等による
「10−Gb/aフォトレシーバーモジュールのための
パッケージ化技術(Packaging Technology for a 10-Gb
/a Photoreceiver Module)」が上記のようなシステム
を開示している。このオイカワ等の刊行文献では、光信
号はファイバーに水平に入り、そしてファイバーの端で
フォトダイオードチップの感光性区域に対して垂直に反
射される。ファイバーはフォトダイオードチップの上方
に垂下されているファイバーフェルールで専ら保持され
ているので、ファイバーフェルールに対する機械的応力
またはシステム全体の熱変動の結果として、ファイバー
とフォトダイオードチップとの間でミスアライメント
(misalignment)が起こる可能性がある。その結果、フ
ァイバーとフォトダイオードチップとの間でそれらのア
ライメントを維持するには独特の構造耐性が必要とさ
れ、この結果製造コストの上昇がもたらされる。
【0004】他の光学的結合システム、例えば米国特許
第5,696,862号および同第5,764,832
号明細書に開示される結合システムは、支持体チップ中
に異方性エッチングされた凹部または溝の中に固定され
ている透過性光ファイバー、およびその支持体チップの
側壁外面に搭載し、取り付けられているフォトダイオー
ド素子を含むものである。フォトダイオードの上記搭
載、取り付けは、透過性ファイバーからの光束が、エッ
チングされた凹部の側面に衝突し、そして支持体基板へ
と、その光束が支持体チップのある1つの側壁に搭載
し、取り付けられているその受光用フォトダイオード素
子の所で出ていくのを可能にする角度で屈折されるよう
になされる。米国特許第5,883,988号明細書
は、支持基板上に搭載し、取り付けられている光導波
路、およびその支持基板上にはんだバンプを用いて直接
搭載し、取り付けられているフォトリセプションディバ
イス基板を含む同様の光モジュールを開示している。そ
のディバイス基板の一部には傾斜表面が、その表面が光
導波路から伝播され、またその光導波路に入射する光線
の偏向を引き起こしてフォトリセプションディバイスチ
ップの光検出区域に偏向させるように形成されている。
開示されている支持体チップの外面にフォトダイオード
素子および/または導波路を前記の方法で搭載し、取り
付けることによっても、熱変動、または支持体基板およ
び/または外面フォトダイオードに対する機械的応力の
結果として、ファイバーとフォトダイオードチップとの
間でミスアライメントが起こる可能性がある。
【0005】多くの他のシステムにおいて、光ファイバ
ーまたは光導波路と光電子ディバイスとの間で光エネル
ギーを結合するのに外部レンズが用いられる。例えば、
米国特許第5,600,741号明細書は、支持体基板
と、支持体チップの上面に搭載し、取り付けられている
フォトダイオードとが開示されている。エッチングで形
成された支持体チップのキャビティに挿入されているフ
ァイバーから出る光線は、エッチングされたチップの表
面で屈折した後、基板垂線に対して6.8度の角度で斜
め上方に偏向される。基板上面上においては、光線は、
外部半球レンズが挿入、固定されている平坦なベース表
面を有する、異方性エッチングされたキャビティまたは
凹部に対して入射する。この半球レンズは光線をそのフ
ォトダイオードの活性区域の中に収束する。そのため、
このような外部マイクロレンズを用いると、光学的結合
が複雑になり、ほとんどの場合アライメント性や構造安
定性を含めて色々な理由から信頼できなくなる。
【0006】常用の光学的結合技術は多数の部品を使用
し、複雑な組立プロセスを要し、そしてコンパクトでも
ない。加えて、常用の光学的結合システムは、一般的に
は、異なる熱膨張率を有する異なる材料から作られる。
これらの違いは、多くの軍事用途や宇宙用途では普通で
ある温度変化中に光学的ミスアライメントを引き起こす
可能性がある。さらに、別々のバルク光学部品を使用す
ると、心合わせさせるべきより多くの個別部品が存在す
るので、組立プロセスの複雑さが増す。複雑さが増す
と、組立コストが増大し、信頼性が低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、必要とされる
ものは、ファイバーまたは導波路と光電子ディバイスと
の間で光信号を結合するためのモノリシック集積光子レ
シーバーディバイスを形成することによって、超小型電
子アセンブリにおけるシステムの収率および信頼性を改
善し、それによって混成集積部品の数を少なくし、かつ
複雑さを緩和する方法である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本明細書に開示される方
法は、損失の少ない経済的なシステムをもたらすもので
あって、そのバルクが最小限に抑えられるために、標準
的なマイクロ波パッケージを持つアセンブリにさらに適
したディバイスが製造される。
【0009】発明の概要 本発明の1つの面は、チップ前面上で成長せしめられた
光電子ディバイス、およびそのチップ前面の反対側のウ
ェーハ背面上に形成された反射鏡とチャンネルを有する
チップから形成されている光子レシーバーディバイスを
提供するものである。反射鏡は、それがチップ前面上に
形成された光電子ディバイスの反対側に選択的に整列さ
れるように、チップの第一結晶面中において、チップ背
面上にエッチングされる。チャンネルは、それがチップ
第一結晶面と交差するように、チップの第二結晶面中に
おいて、チップ背面上にエッチングされる。
【0010】また、本発明のもう1つの面は、光子レシ
ーバーディバイスの製造方法を提供するものである。こ
の方法は、前面、その前面の反対側の背面、第一結晶面
および第二結晶面を有するチップを用意する工程を含
む。光電子ディバイスがチップの前面上に形成される。
そして、チップ背面を第一結晶面に沿ってエッチングす
ることにより反射鏡が形成される。次に、チップ背面を
第二結晶面に沿ってエッチングすることにより、上記反
射鏡と交差するチャンネルが形成される。最後に、反射
鏡の表面は金属鏡面材料で被覆される。
【0011】もう1つの面において、本発明は、パッケ
ージ;そのパッケージの平らなベースに取り付けられて
いるチップ支持体(tip carrier);光子レシーバーデ
ィバイスにして、その光子レシーバーディバイス内部に
含まれるファイバーチャンネルが露出され、そしてその
光子レシーバーディバイス内に同様に含まれる光電子レ
シーバー構造がチップ支持体表面に隣接して配置される
ように、そのチップ支持体の1つの表面に搭載し、取り
付けられているそのような光子レシーバーディバイス;
光信号を出す手段;およびパッケージカバーを有する、
パッケージ化光子レシーバーモジュールを提供する。こ
のパッケージは、その平らなベースに取り付けられてい
る複数の側壁;その平らなベースの反対側の開口;およ
び管状ケーシングにして、その管状ケーシングがそれら
側壁の1つを水平に貫通、延在するようにその側壁に取
り付けられているそのような管状ケーシングを含む。光
子レシーバーディバイスは、ファイバーチャンネルおよ
び光電子レシーバー構造を含んでいることに加えて、そ
の光電子レシーバー構造が成長せしめられる前面を有す
るチップも含んでいる。上記の光子レシーバーディバイ
スは、チップ前面の反対側のチップ背面上におけるチッ
プの第一結晶面中にエッチングされている反射鏡を含
む。この光子レシーバーディバイスは第二結晶面を含
み、この場合チャンネルはチップ背面上のチップ第二結
晶面中にエッチングされ、そしてそのチャンネルはチッ
プ第一結晶面と交差している。光信号伝播手段は、光信
号がパッケージの管状ケーシングを通って光子レシーバ
ーディバイスのチップチャンネルに入り、そしてその信
号が反射鏡において反射してその光子レシーバーの光電
子ディバイスに入射して到達するように含められる。
【0012】発明の詳しい説明 今度は、次の発明の詳しい説明および添付図面を参照す
る。図1を参照して説明すると、本発明による光子レシ
ーバーディバイス10が開示される。光子レシーバーデ
ィバイス10は、チップ12、チップ12の前面16の
上に形成された光電子レシーバー構造14、異方性エッ
チングされた反射鏡18および異方性エッチングされた
チャンネル20を含み、それら反射鏡およびチャンネル
は共にレシーバー構造14の反対側の、チップ12の背
面22上に形成されている。光電子レシーバー構造1
4、反射鏡18およびチャンネル20はモノリシック集
積されて光子レシーバーディバイス10を形成してい
る。その形成は、光子レシーバーディバイス10が光フ
ァイバーを受動的かつ正確に整列させ、そして光エネル
ギーを光ファイバーから光電子レシーバー構造14に再
指向させ、かつ収束させるようになされる。そして、こ
の光子レシーバーディバイス10は、そのバルクが小さ
いが故に、常用のフォトニクスパッケージ内で組み立て
るのに特に適している。
【0013】チップ12は、半絶縁性インジウムリン
(InP)、半絶縁性インジウムヒ素(InAs)、半絶縁性
ガリウムリン(GaP)または半絶縁性ガリウムヒ素(GaA
s)のような、不純物をドープされた半絶縁性を有して
いる第III−V族半導体材料から形成することができ
る。これらの第III−V族半導体化合物において用い
られる不純物ドーピング物質として、好ましくは、限定
されるものではないが、鉄(Fe)またはコバルト(Co)
が挙げられる。第III−V族半導体材料の独特の結晶
面特性が、チップ12の1つの結晶面での(以下におい
て説明される)反射鏡18の優先的エッチング、および
チップ12の反対側の結晶面上での(以下において説明
される)交差チャンネル20のエッチングを可能にし
て、高い光信号結合効率、機械的信頼性および低い組立
て複雑さとコストをもたらす。
【0014】光電子レシーバー構造14、好ましくは光
検出ディバイスは、後に本明細書中で説明されるエピタ
キシャル結晶成長技術、フォトリソグラフィ技術および
エッチング技術を用いて、チップ12の前面16の上に
形成される。構造14は、常用の光電子MMICディバイス
構造80を含んでいてもよい超大規模集積(VLSI)ディ
バイスであるのが好ましい。
【0015】反射鏡18は、約36〜53度の自然の結
晶面角度を有する、好ましくはチップ12の(111)
結晶面中にエッチングされている平らな反射表面を含ん
でいる。反射鏡18はフォトレシーバー構造14の反対
側に整列状態で形成され、光エネルギーの発散出力を
(図示されない)光ファイバーからフォトレシーバー1
4の活性領域の方に再指向させ、収束させるために用い
られる。或いはまた、反射鏡18は、同様にチップ12
の(111)結晶面中にエッチングされた放物面形状で
曲がった反射表面を含んでいることができる。本発明
は、本明細書で後に参照される制御されたエッチング技
術を用いることによって、最適の原子層平滑性を有す
る、低コスト、高品質の反射表面を作ることができるよ
うに、(111)結晶面のエッチングに焦点を合わせて
平らなまたは曲がった反射表面を形成するものである。
【0016】エッチングされたチャンネル20は、チャ
ンネル20の端部が反射鏡18の平面と交差するよう
に、チップ12の(001)結晶面上に、直交方向に形
成される。チャンネル20は、光ファイバーから送られ
た光エネルギーが、反射鏡18のエッチングされた表面
において、フォトレシーバー構造14の活性領域におけ
る集束のために再指向されるように、光ファイバーを精
密に位置決め、配置する自然の溝となる。半円形状断面
またはu字形状断面を有するチャンネル20を形成する
のが好ましいが、v字形状断面を有するチャンネル20
を形成することもできる。しかし、半円形状のチャンネ
ル20が、同等のv字形状構造に比較すると、半円形状
チャンネル20が、そのチャンネルと丸い光ファイバー
とがより大きな表面積で接触するのを可能にし、その結
果、熱変動および機械的応力がある期間中のパッケージ
化フォトニクスレシーバーモジュール24(図2を参照
されたい)の安定性を高めるので好ましい。
【0017】図2を参照して説明すると、本発明により
教示されるモノリシック集積光子レシーバーディバイス
10、チップ支持体32、常用のフォトニクスパッケー
ジ28および光ファイバー30を含んでいるパッケージ
化フォトニクスレシーバーモジュール24が図解されて
いる。このディバイスまたは多重ディバイス10は、チ
ップ38を形成するためにスクライビングすることがで
きる。チップ38はチップ支持体32に取り付けられ、
そして光ファイバー30と集成されて標準的な金属また
はプラスチック製ディバイスパッケージ28、例えばデ
ュアルインラインディバイスパッケージ、ボールグリッ
ドアレイ(BGA)ディバイスパッケージまたは表面実装
技術(SMT)ディバイスパッケージとされる。チップ支
持体32は、整合ネットワーク回路部品(matching net
work circuitry)のような受動回路部品を含んでいる標
準的なチップ支持体であることができる。本明細書で後
に説明されるが、熱圧縮フリップチップボンディングロ
ッド33とロッドリセプタ構造34を用いて、光子レシ
ーバーディバイス(1つまたは複数)10を含むチップ
38が、チップ支持体32の表面40に、フォトレシー
バー構造14がチップ支持体表面40に隣接するように
実装される。チップ前面16上に形成されているロッド
33は、各々、チップ支持体32上に形成されている1
つの対応するロッドリセプタ34と接触している外側周
壁を有する。各ロッド33は、軟質金(Au)のような、
導電性でかつ熱誘発応力に追従する材料から形成される
のが好ましい。ロッド33とそれに対応するリセプタ3
4とは、熱および力を加えながら心合わせされ、一緒に
されると、そのロッド33は変形し、その相補型リセプ
タ34とインターロックする。
【0018】光子レシーバーディバイス10およびチッ
プ支持体32を含んでいるアセンブリは、ディバイスパ
ッケージ28の平らなベース36に、金−スズ(Au/S
n)合金はんだのような常用技術を用いて、ファイバー
チャンネル20を含んでいる光子レシーバーディバイス
の背面22が露出されるように固定される。平らなベー
ス36は複数の別々に分かれている電子部品、およびそ
れらに取り付けられている複数の相互接続導体を含んで
いてもよい。パッケージ28はパッケージ側壁44に取
り付けられている概ね管状のケーシング42を含み、そ
の取り付けは、在来のファイバーピグテーリング(pigt
ailing)の配置を容易にできるようにするために、管状
ケーシング42が側壁44を水平に貫通、延在してパッ
ケージ28の中まで入るようになされる。光ファイバー
30、好ましくはレンズドファイバー(lensed fiber)
または突き合わせファイバー(butt fiber)が側壁44
の所で管状ケーシング42を通して挿入され、そして、
光子レシーバーディバイス10のエッチングで形成され
たファイバーチャンネル20内にAu/Sn共晶はんだを含
む技術を用いて固定される。これに代わる方法として、
管状ケーシング42の突出部(図示されず)を可撓性の
ポリプロピレンゴムにより壁44の外側に成形法で形成
して、ファイバーピグテールが破断するか、さもなけれ
ば乱れされたりすることがないように保護することもで
きる。
【0019】光子レシーバーディバイス10はモノリシ
ック集積のものであるので、光ファイバー30のファイ
バーチャンネル20内における位置が、ファイバー30
から伝播され、反射鏡18においてフォトレシーバー構
造14へと反射される光信号17を効率的に光学結合さ
せるための、反射鏡18およびフォトレシーバー構造1
4との正確な光学的アライメントを受動的に引き受ける
のを可能にする。しかも、反射鏡18、ファイバーチャ
ンネル20およびフォトレシーバー構造14は同一チッ
プ12からモノリシック集積されているから、熱変動ま
たは機械的応力に起因する光ファイバー30とフォトレ
シーバー構造14との間の光学的ミスアライメントは有
意に低下される。カバー48がパッケージ28を閉囲す
るために含められる。カバー48は、パッケージの側壁
44に、パッケージ28の開口50において、金属製デ
ィバイスパッケージと共に使用するのに適した常用の継
目シーラー(seam sealer)若しくはレーザーウェルダ
ー(laser welder)技術、またはプラスチック製ディバ
イスパッケージと共に使用するのに適したプラスチック
成形技術を用いて固定される。
【0020】図3Aを参照して説明すると、チップ12
の前面16上でのフォトレシーバー構造14の製作から
始まる光子レシーバーディバイス10の製造方法が説明
される。フォトレシーバー構造14の製作は、半絶縁性
半導体チップ12を製造することで始まる。好ましいチ
ップ材料は半絶縁性インジウムリン(InP)であって、
それは第III−V族結晶特性の点から選ばれる。しか
し、チップ材料は、また、半絶縁性ガリウムヒ素(GaA
s)、半絶縁性ガリウムリン(GaP)、半絶縁性インジウ
ムヒ素(InAs)および半絶縁性インジウムリン(InP)
を含めて他の半絶縁性第III−V族半導体材料から選
ぶこともできる。
【0021】チップ12が、まず、その前面側の表面1
6上に、インジウム系チップ材料について1,1,1−
トリクロロエチレン(TCE)、アセトン(ACE)、イソプ
ロパノール(IPA)、脱イオン水(DI)および水酸化カ
リウム(KOH)を用いるか、またはガリウム系チップ材
料について塩酸(HCl)を用いることを含むことができ
る標準的な洗浄法で作られる。インジウム系チップ材料
の上記に代わる洗浄法は、チップ12の前表面16をク
ロム酸と硫酸との混合物でエッチングし、続いて脱イオ
ン水(DI)によるリンス、KOH中浸漬(soak)、最後に
第二のDIによるリンスを行うことを含む。洗浄プロセス
を行った後で、フォトレシーバー構造14の能動層をエ
ピタキシャル結晶成長法により形成する前に、その半導
体チップ12を脱イオン水(DI)でリンスし、次いで硫
酸:過酸化水素:脱イオン水溶液で約5〜10分間エッ
チングし、続いて脱イオン水(DI)でのリンスを約15
〜30分間行う。このエッチングでチップ12から酸化
物および欠陥格子が除去され、またDIによるリンスでチ
ップ12からエッチング剤が除去される。
【0022】図3Bを参照して説明すると、フォトレシ
ーバーディバイス構造14の能動層52は、チップ前面
16上に在来エピタキシャル結晶成長法を用いて形成す
ることができる。ここで必要とされるディバイス層成長
法は何らかの特定の方法に限定されるものではなく、そ
の方法として分子−電子線エピタキシャル(MBE)結晶
成長法、金属有機化学蒸着法(MOCVD)、液相エピタキ
シャル結晶成長(LPE)法または他の同様に適した成長
法を挙げることができることに気付くことが重要であ
る。
【0023】図3Cを参照して説明すると、フォトレシ
ーバー構造14の製作法の残っている工程に、フォトリ
ソグラフィ工程とエッチング工程がある。超大規模集積
(VSLI)ディバイスの製作法は、本明細書に記載される
ディバイス製作法と同様に、フォトリソグラフィ工程お
よびエッチング処理工程の約20〜100回の反復より
成るが、本発明を説明する目的のためにこのような反復
は説明されない。
【0024】図3Cをなおも参照して説明すると、フォ
トリソグラフィ工程はエピタキシャル成長ディバイス層
52の上をフォトレジスト材料54の層で被覆し、そし
てそのフォトレジスト材料54に所望の曲率を与えるた
めに、そのフォトレジスト54を90〜100℃の温度
で約45分間ソフトベーキング(soft baking)するこ
とを含む。
【0025】図3Dを参照して説明すると、フォトレジ
スト材料の層54の上にパターンマスク56を整列配置
し、そしてUV露光法を用いてそのマスクパターン56を
フォトレジスト層54に転写する。図3Eに示される上
記転写パターンを現像し、そしてフォトレジスト残分
を、酸素プラズマ除スカムガス混合物(oxygen plasmad
escum gas mixture)を用いて除去すると、チップ前表
面16に配置されているエピ層52の上にフォトレジス
トマスク58が残る。フォトレジストマスク58は、フ
ォトレシーバー構造14が後続のエッチング工程中にメ
サ様構造に形成されるのを可能にする。
【0026】図3Fを参照して説明すると、チップ表面
16上に形成されたエピタキシャル成長層52は、フォ
トレジストマスク58で保護されていないそのような区
域で優先的にエッチングされて、メサ形状フォトレシー
バーディバイス構造14を形成する。チップ12上のエ
ピタキシャル成長層52は、ディバイス構造14の材料
組成に依存して、リン酸:脱イオン水(H3PO4:H2O)溶
液、リン酸:過酸化水素(H3PO4:H2O2:H2O)溶液、こ
はく酸(H2O2:H2O)溶液または同様の酸若しくはアル
カリに基づく溶液のような適切なエッチング剤を用いて
湿式化学エッチングされる。別法として、エピ層52
は、電子サイクロトロン共鳴エッチング(ECR)または
反応性イオンエッチング(RIE)を挙げることができる
標準的な乾式エッチング法を用いて乾式エッチングする
こともできる。次に、図3Gに図解されるように、残っ
ている全てのフォトレジスト材料をエピ層52からアセ
トン溶液、フォトレジスト除去溶液または同様に相溶性
の溶液を用いて除去し、それによってフォトレシーバー
構造14のメサ様構造を露出させる。
【0027】図3H〜3Nに示されるように、光子レシ
ーバーディバイス10を容易にパッケージ化できるよう
にするために、チップ12の前面16に対してパッシベ
ーション工程とメタライゼーション工程が行われる。誘
電材料の「パッシベーション」層は、普通は、集積回路
構造を含む下層ディバイス層の上にそれを覆って与えら
れる。パッシベーション層は絶縁層として機能して、下
層構造を、腐食および短絡を引き起こしてその構造を損
傷または破壊する可能性がある湿気およびイオン汚染か
ら保護する作用を奏する。
【0028】チップ12はメタライゼーションされて電
気コンタクトを形成し、また前記トラン等の相互参照特
許出願「スナップオン熱圧縮ボンディングのための装置
と方法」により教示されるロッド形状接続を形成する。
各ロッド(番号33、図3Pを参照されたい)は外周壁
を有するチップ前面16の上に形成される。ここで、そ
の外周壁はチップ支持体(番号32、図6を参照された
い)の上に形成されている対応するロッドリセプタ(番
号34、図6を参照されたい)と接触する。ロッド33
は、軟質金(Au)のような導電性でかつ熱誘発応力に追
従する材料から形成されるのが好ましい。ロッド33と
相補型リセプタ34とが整合され、一緒にされると、ロ
ッド33は変形し、その相補型リセプタ34とインター
ロックする。この取り付けプロセスは熱および圧力(熱
圧縮)を適用しながら行われ、それにより強いインター
ロック結合が形成される。
【0029】図3Hを参照して説明すると、パッシベー
ション工程はディバイス構造14およびチップ前表面1
6の上にそれらを覆って絶縁膜(dielectric film)6
0を堆積することを含む。好ましい絶縁膜材料は窒化ケ
イ素であって、それは化学蒸着法(CVD)、電子線(E
−ビーム)堆積法または同様のスパッタ堆積法を用いて
堆積させることができる。あるいはまたは、絶縁膜材料
として、二酸化ケイ素層、窒化ケイ素層、堆積窒化ケイ
素若しくは二酸化ケイ素層、または同様に湿気、その他
の汚染物を浸透させない他の誘電材料のような薄膜誘電
材料を挙げることができる。上記のスパッタ法に加え
て、絶縁膜の堆積はガラスまたはポリイミド・スピン−
オン法によっても達成することができる。しかし、スピ
ン法は、一般に、上記の堆積法ほどには信頼性が高くな
いことに気付くことが重要である。
【0030】図3Iを参照して説明すると、絶縁膜層6
0中にはウインドウ領域62が作られて、後続のメタラ
イゼーション工程中に電気コンタクト領域の形成を容易
に行えるようにする。これらのウインドウ領域62はフ
ォトリソグラフィ技術および乾式エッチング技術を利用
して作られる。ここで選ばれる特定の乾式エッチング技
術は、パッシベーション中に用いられる絶縁膜材料に依
存する。例えば、RFプラズマエッチング法、DCプラ
ズマエッチング法、反応性イオンエッチング(RIE)
法、電子サイクロトロン共鳴ラジオ周波数イオンエッチ
ング(ECR)法およびレーザー誘導エッチング(LIE)法
が、フレオン14(CF4)ガスまたはフレオン22(H2F
C-CH2F)ガスと併用して二酸化ケイ素、窒化ケイ素また
は同様の絶縁薄膜材料をエッチングすることができる各
エッチング技術である。
【0031】図3Jを参照して説明すると、チップ前面
16のメタライゼーションは、フォトリソグラフィ工程
を用いて電気コンタクト領域(図3Kを参照されたい)
を形成するためのマスクパターンを作り出すことで始ま
る。好ましいフォトリソグラフィ法は、チップ前側表面
16を約2〜6ミクロンの厚いフォトレジスト層で被覆
することを含む。このフォトレジスト層のソフトベーキ
ングの後で、マスク合わせ前に、そのフォトレジスト層
をクロロベンゼン溶液中に浸漬し、続いてUV露光を行
い、そして後続ベーキングを適用してマスク64を形成
する。この工程は特定のフォトリソグラフィ技術を必要
とせず、ダブルフォトレジスト被覆法のような代替法も
使用できることに気付くことが重要である。
【0032】図3Kを参照して説明すると、電気コンタ
クト領域を形成するために、チップ前面16上でe−ビ
ーム蒸着法または同様の蒸着法を用いて金属堆積プロセ
スを実施する。特に、フォトレシーバー構造14の最上
半導体層と金属相溶性である金属化合物68がチップ前
面16にそれを覆って蒸着される。金属化合物68は、
コンタクト66の極性に依存して、厚さ400:100
0:2000オングストロームの、Ti/Pt/Au、合金化Au
Ge:Ni:Au、またはある種の同様に相溶性の金属化合物の
ようなコンタクト用金属化合物であるのが好ましい。
【0033】図3Lを参照して説明すると、チップ前面
16をアセトン噴霧法で被覆するか、またはその表面1
6を温アセトン溶液で約10分〜2時間、即ちフォトレ
ジストが全部剥離除去されるまで浸漬することによっ
て、フォトレジストマスク64のリフトオフが行われ
る。アセトンはフォトレジストマスク材料を溶解し、後
に電気コンタクト領域66を残すように作用する。アセ
トン処理に続いて、チップ12をイソプロパノール(IP
A)および脱イオン水(DI)溶液を用いて洗浄する。図
3Mを参照して説明すると、約1000〜2000オン
グストロームの厚さを有するアルミニウムの薄膜70で
チップ前面側の全表面16が被覆される。このアルミニ
ウム薄膜70は、以下において説明されるメッキプロセ
スにおいて用いられる導電性層を形成する。
【0034】図3Nを参照して説明すると、チップ前面
16上でのロッドコンタクト33の形成(図3Pを参照
されたい)は、フォトリソグラフィ工程を用いて、ロッ
ドコンタクト33に望まれる構造に相当するマスクを作
ることで始まる。チップ12の前面の表面16に、それ
を覆って、メサ形状のフォトレシーバーディバイス構造
14の高さ、即ち約10〜15ミクロンより大きい厚さ
を有するフォトレジストの層72が被覆される。図3O
に図解されるように、金(Au)層74がチップ前面16
の上にそれを覆ってメサ14よりも約5〜9ミクロン高
い厚さでメッキし、それによりロッドコンタクト33を
形成する。しかも、図3Pに示されるように、常用のフ
ォトレジスト現像剤を用いると、フォトレジスト層72
とそのフォトレジスト72の真下に配置されているアル
ミニウム膜70とが、チップ前面16から同時に除去さ
れる。
【0035】図4を参照して説明すると、チップ12を
裏返してその背面22を現し、そしてそのチップ12を
ウェーハ支持体76に搭載し、取り付ける。前記ディー
ン等の相互参照特許出願「光集積回路マイクロベンチシ
ステム」に記載されるように、チップ背面22上には反
射鏡18および相互作用チャンネル20が形成される。
チップ12をウェーハ支持体76から取り外し、イソプ
ロパノール(IPA)、トリクロロエチレンまたはアセト
ン溶液を用いて洗浄し、脱イオン水溶液でリンスし、そ
して吹き付け乾燥する。次に、チップ12を反射鏡18
が金属蒸気に曝露されるように傾斜させて搭載し、取り
付けることによって、鏡面18を金属、好ましくはTi:A
u、Ti:AgまたはAl:Ag:Auの蒸気で被覆し、かくして反射
鏡18が形成される。最後に、チップ12を再びウェー
ハ支持体76からリフトオフし、そして前記の技術を用
いて洗浄する。
【0036】図5を参照して説明すると、MMIC、HBTま
たはHEMT回路部品のような能動電子回路部品80および
1つまたは多数のモノリシックフォトレシーバーディバ
イス10を含んでいるチップ38を形成するために、チ
ップ12をダイヤモンドスクライブ法または同様の方法
を用いてカットすることができる。特に、図5Aは多重
ディバイス10を含んでいるそのようなチップ38の上
面説明図を示す。図5Bは図5Aに図解されるチップ3
8の底面説明図を示し、そして図5Cおよび5Dは、そ
れぞれ、チップ38に含まれるモノリシックレシーバー
ディバイス10の分解断面説明図および上面説明図を示
す。
【0037】図6を参照して説明すると、整合ネットワ
ーク回路部品およびバイアホール相互接続86のよう
な、本発明で参照される前記トラン等の特許出願「スナ
ップオン熱圧縮ボンディングのための装置と方法」によ
り教示されるチップ支持体32の表面に形成された複数
のロッドリセプタ34を有する受動回路部品84を含ん
でいる標準的なチップ支持体32が与えられている。各
ロッドリセプタ34は一般に円筒状形状とされ、チップ
支持体32上にメッキされたときにロッド33(図示さ
れず)を受容するための中央配置の井戸をなす中空中間
部を有する。ロッド33と嵌合、係合するためのロッド
リセプタ34の端部または口部にはリップ部35が形成
される。ロッドリセプタ34は、軟質金(Au)のよう
な、導電性でかつ熱誘発応力に追従する材料から製造さ
れるのが好ましい。
【0038】図7を参照して説明すると、チップ38は
チップ支持体32にフリップチップボンディング法で結
合されてサブモジュール90を形成するが、この場合各
ロッド33は対応するロッドリセプタ34と軸方向に心
合わせされ、そしてロッドリセプタ34と接触せしめら
れる。次に、ロッド33とロッドリセプタ34とを一緒
に突き合わせ、またははめ合わせると、ロッド33は変
形せしめられてロッドリセプタ34と嵌合、結合され
る。ロッド33がロッドリセプタ34内にさらに配置さ
れるにつれて、ロッド33の端部がロッドリセプタ34
のハウジングの井戸部に係合して、ロッド33の外壁が
拡げられ、ロッドリセプタ34のリップ部の下方でカー
ル状になり、かくしてロッド33をロッドリセプタ34
の中にしっかりと嵌合、結合させ、それに対応して光子
レシーバーディバイス10をチップ支持体32にしっか
りと嵌合、結合する。この接続法、好ましくは熱圧縮ボ
ンディング法は熱および力を適用しながら行われ、それ
によって強いインターロックがもたらされる。
【0039】図8および9を参照して説明すると、サブ
モジュール90は、デュアルインラインパッケージ、ボ
ールグリッドアレイ(BGA)パッケージまたは表面実装
技術(SMT)パッケージのような万能型(標準型)金属
またはプラスチックパッケージ28の中にパッケージ化
される。図9に示されるサブモジュール90は、金−ス
ズ(Au/Sn)共晶はんだまたは同様の技術を用いてパッ
ケージハウジングのベース36に固定される。
【0040】そして、図10に示されるように、光ファ
イバー30は、そのファイバー30をパッケージ28の
側壁44に取り付けられた管状ケーシング42を通して
延在させることにより、サブモジュール90のファイバ
ーチャンネル20中に配置される。光ファイバー30
は、ファイバーチャンネル20の中に、気密Au/Sn共晶
はんだまたはエポキシ取付け法のようなファイバー集成
技術を用いて固定される。パッケージカバー48は、パ
ッケージ28の開口50に、パッケージ28がプラスチ
ック材料から形成されているかどうか、または金属材料
から形成されているかどうかに依存して、継目シーラー
法、レーザーウェルダー法またはプラスチック成形法を
用いて封止される。
【0041】本発明の利点によれば、前記モノリシック
光子レシーバーディバイス技術は、増幅器、受信機およ
び送信機を使用する可能性のある宇宙用途、アビオニク
ス用途および商業用途に使用される全ての電子ディバイ
スに適用することができる。自動処理製造法を用いる
と、光子レシーバーディバイスのアレイを製作し、フリ
ップチップボンディング法でディバイスに取り付けて高
信頼性の低コスト電気光学アセンブリを製造することが
できる。
【0042】以上の教示に照らして、本発明には、明ら
かに、多数の修正および変更が可能である。従って、本
発明は、前記特許請求の範囲内であるが、前記で具体的
に説明されたものとは別の方法でも実施できることを理
解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるモノリシック光子レシー
バーディバイスの側断面説明図である。
【図2】図2は、本発明によるパッケージ化光子レシー
バーモジュールの側断面説明図である。
【図3】図3A〜3Pは、本発明によるモノリシック光
子レシーバーディバイスの製作工程を断面図として説明
するものである。
【図4】図4は、フリップチップの搭載、取り付けに適
したロッド相互接続手段を有する本発明のモノリシック
光子レシーバーディバイスの断面説明図である。
【図5】図5Aは、スクライビングされたチップ上に含
まれる多重光子レシーバーディバイスの上面説明図であ
る。図5Bは、スクライビングされたチップ上に含まれ
る多重光子レシーバーディバイスの底面説明図である。
図5Cは、図5A〜5Bに図解されるモノリシック光子
レシーバーディバイスの側断面説明図である。図5D
は、図5Cに図解されるモノリシック光子レシーバーデ
ィバイスの上面説明図である。
【図6】図6Aは、多重ロッドリセプタ構造を含むチッ
プ支持体の上面説明図である。図6Bは、図6Aに図解
されるロッドリセプタ構造の側断面説明図である。
【図7】図7は、図6Aに図解されるチップ支持体に搭
載し、取り付けられている、図5Aに図解されるスクラ
イビングされたチップの上面説明図である。
【図8】図8Aは、常用のフォトニクスパッケージのハ
ウジングの側断面説明図である。図8Bは、図8Aに図
解される常用フォトニクスパッケージハウジングの上面
説明図である。
【図9】図9Aは、モノリシックフォトニクスレシーバ
ーディバイス、並びに図8Aおよび8Bに図解される常
用フォトニクスパッケージハウジングの平らなベースに
搭載し、取り付けられているチップ支持体を含むパッケ
ージ化光子レシーバーモジュールの側断面説明図であ
る。図9Bは、図9Aに図解されるパッケージ化光子レ
シーバーモジュールの上面説明図である。
【図10】図10は、パッケージカバーおよびファイバ
ーピグテーリングを含んでいる、図9Aに図解されるパ
ッケージ化光子レシーバーモジュールの側断面説明図で
ある。
【符号の説明】
10 光子レシーバーディバイス 12 半導体チップ 14 光電子レシーバー構造 16 チップ前面 17 光信号 18 反射鏡 20 ファイバーチャンネル 22 チップ背面 24 パッケージ化フォトニクスレシーバーモジュール 28 ディバイスパッケージ 30 光ファイバー 32 チップ支持体 33 フリップチップボンディングロッド 34 ロッドリセプタ 35 リップ部 36 ディバイスパッケージのベース 38 チップ 40 チップ支持体表面 42 管状ケーシング 44 パッケージ側壁 48 パッケージカバー 50 パッケージの開口 52 能動層 54 フォトレジスト層 56 パターンマスク 58 フォトレジストマスク 60 絶縁膜 62 ウインドウ領域 64 フォトレジストマスク 66 電気コンタクト 68 金属化合物 70 アルミニウム薄膜 72 フォトレジスト層 74 金層 76 ウェーハ支持体 80 光電子MMICディバイス構造 84 受動回路部品 86 バイアホール相互接続 90 サブモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・エム・ハーシュバーグ アメリカ合衆国カリフォルニア州91362, サウザンド・オウクス,ポカノ・コート 3055 (72)発明者 ルイス・エム・ロチン アメリカ合衆国カリフォルニア州95762, エル・ドラド・ヒルズ,ステイジ・ストッ プ・コート 301 (72)発明者 ロナルド・エル・ストリジェク アメリカ合衆国カリフォルニア州95020, ギルロイ,ソウルダッド・ストリート 9059 (72)発明者 エリック・アール・アンダーソン アメリカ合衆国カリフォルニア州90278, リダンド・ビーチ,フィスク・レイン 2515 (72)発明者 エドワード・エイ・レゼク アメリカ合衆国カリフォルニア州90505, トーランス,パセオ・トートゥガス 4720 Fターム(参考) 2H037 BA11 CA38 DA04 DA06 DA12 DA16 4M104 AA04 AA05 BB02 BB09 BB11 BB15 CC05 DD08 DD16 DD17 DD19 DD20 DD35 DD52 DD68 EE09 EE15 EE16 EE17 EE18 FF03 FF13 FF17 GG02 GG05 5F088 AB07 BB01 CB14 DA20 EA06 HA09 JA03 JA11 JA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光子レシーバーディバイスであって、次
    の:前面、該前面の反対側の背面、第一結晶面および第
    二結晶面を有するチップ;該チップ前面上の光電子ディ
    バイス;該光電子ディバイスの反対側に整列されている
    該第一結晶面中における該チップ背面上の反射鏡;およ
    び該第一結晶面と交差している該第二結晶面中における
    該チップ背面上のチャンネルを含む上記の光子レシーバ
    ーディバイス。
  2. 【請求項2】 チップがガリウムヒ素(GaAs)、ガリウ
    ムリン(GaP)、インジウムヒ素(InAs)およびインジ
    ウムリン(InP)より成る群から選ばれる第III−V
    族半導体材料である、請求項1に記載の光子レシーバー
    ディバイス。
  3. 【請求項3】 反射鏡が平らな反射表面を有する、請求
    項1に記載の光子レシーバーディバイス。
  4. 【請求項4】 平らな反射表面が約36〜53度の結晶
    面角を有する、請求項3に記載の光子レシーバーディバ
    イス。
  5. 【請求項5】 反射鏡が反射曲面を有する、請求項1に
    記載の光子レシーバーディバイス。
  6. 【請求項6】 反射曲面が放物面形状である、請求項5
    に記載の光子レシーバーディバイス。
  7. 【請求項7】 光子レシーバーディバイスの製造方法で
    あって、次の:前面、該前面の反対側の背面、第一結晶
    面および第二結晶面を有するチップを用意し;該チップ
    前面上に光電子ディバイスを形成し;該チップ背面を該
    第一結晶面に沿ってエッチングして反射鏡を形成し;該
    チップ背面を該第二結晶面に沿ってエッチングしてチャ
    ンネルを該反射鏡と交差するように形成し;そして該反
    射鏡の表面を金属材料で被覆する工程を含む上記の方
    法。
  8. 【請求項8】 チップを用意する工程が、ガリウムヒ素
    (GaAs)、ガリウムリン(GaP)、インジウムヒ素(InA
    s)またはインジウムリン(InP)より成る群から選ばれ
    る第III−V族半導体材料のチップを選択する工程を
    さらに含む、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 チップ前面上に光電子ディバイスを形成
    する工程が、次の:該チップ前面上で結晶ディバイス層
    をエピタキシャル成長させ;該結晶ディバイス層上にフ
    ォトレジストマスクを該光電子ディバイスの構造に相当
    するパターンで形成し;該チップ前面を選択的にエッチ
    ングして該光電子ディバイス構造を形成し;そして該フ
    ォトレジストマスクを該チップ前面から取り除き、それ
    によって該光電子ディバイス構造を露出させる工程をさ
    らに含む、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 パッケージ化光子レシーバーシステム
    であって、次の:複数の側壁、および該複数の側壁に取
    り付けられている平らなベースを有するパッケージ;該
    パッケージ側壁の1つに取り付けられている管状ケーシ
    ングにして、該1つの側壁を水平に貫通、延在している
    そのような管状ケーシング;該平らなベースの表面に取
    り付けられているチップ支持体;該チップ支持体の表面
    に取り付けられているチップにして、前面、該前面の反
    対側の背面、第一結晶面および第二結晶面を有し、該チ
    ップ前面が該チップ支持体表面に取り付けられているそ
    のようなチップ;該チップ前面上に含まれている光電子
    ディバイス;該チップ背面の第一結晶面中に含まれてい
    る反射鏡;該チップ第二結晶面中における該チップ背面
    上に含まれているチャンネルにして、該第一結晶面と交
    差しているそのようなチャンネル;および該管状ケーシ
    ング内に配置されている光源にして、光信号を該チャン
    ネル内に伝播させる手段を有し、それによって該光信号
    が該チャンネルに沿って走行し、そして該反射鏡の表面
    で反射され、それにより該光電子ディバイスに到達する
    そのような光源を含む、上記のパッケージ化光子レシー
    バーシステム。
JP2001249965A 2000-09-01 2001-08-21 フリップチップアセンブリに適した自己整列ファイバーホルダーを具えるモノリシック光子レシーバー Pending JP2002122760A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US65460400A 2000-09-01 2000-09-01
US09/654604 2000-09-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002122760A true JP2002122760A (ja) 2002-04-26

Family

ID=24625528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001249965A Pending JP2002122760A (ja) 2000-09-01 2001-08-21 フリップチップアセンブリに適した自己整列ファイバーホルダーを具えるモノリシック光子レシーバー

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1189087A2 (ja)
JP (1) JP2002122760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1325951C (zh) * 2003-09-24 2007-07-11 国际商业机器公司 光通信设备

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004042829A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Upside-down photo detector
US7030032B2 (en) * 2003-05-13 2006-04-18 Raytheon Company Photodiode passivation technique
US8855452B2 (en) * 2012-01-18 2014-10-07 International Business Machines Corporation Silicon photonic chip optical coupling structures

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1325951C (zh) * 2003-09-24 2007-07-11 国际商业机器公司 光通信设备

Also Published As

Publication number Publication date
EP1189087A2 (en) 2002-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7479401B2 (en) Front side illuminated photodiode with backside bump
US6115521A (en) Fiber/waveguide-mirror-lens alignment device
US6999493B2 (en) Surface emission laser and manufacturing method for surface emission laser, light reception element and manufacturing method for light reception element, and optical transceiver module
US7968429B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor photodetector device by removing the semiconductor substrate on one surface after forming the light-transmitting layer on the opposing surface
US6187515B1 (en) Optical integrated circuit microbench system
US20060239612A1 (en) Flip-chip devices formed on photonic integrated circuit chips
EP0541386A1 (en) Optical interconnection circuit structure
US20050062055A1 (en) Surface emitting laser package having integrated optical element and alignment post
US6626585B1 (en) Subassembly for passively aligning an optical fiber with a VCSEL and method of manufacturing the same
US4940672A (en) Method of making monolithic integrated III-V type laser devices and silicon devices on silicon
US20030123508A1 (en) Integral vertical cavity surface emitting laser and power monitor
US20030098511A1 (en) Flip-chip-bonded optical module package and method of packaging optical module using flip chip bonding
JP2001042150A (ja) 光導波路、その作製方法、およびこれを用いた光インタコネクション装置
JP2000106468A (ja) レ―ザ―ダイオ―ドチップの製造方法、光送/受信モジュ―ル及びこれらの位置整列方法
US6227723B1 (en) Substrate for mounting an optical component and optical module provided with the same
JP2002031747A (ja) 面型光素子実装体、その作製方法、及びそれを用いた装置
US6655853B1 (en) Optical bond-wire interconnections and a method for fabrication thereof
US20140029890A1 (en) Optical system with integrated photodetectors
US7482184B2 (en) Manufacture of a layer of optical interconnection on an electronic circuit
JP2002122760A (ja) フリップチップアセンブリに適した自己整列ファイバーホルダーを具えるモノリシック光子レシーバー
JP3277646B2 (ja) 光半導体装置の製造方法
JPH0774341A (ja) 光電子集積回路装置の製造方法
US11448827B2 (en) Wafer-level optoelectronic packaging
JP2003131088A (ja) 光路変換体及びその製造方法並びにそれを用いた光モジュール
JPH11344649A (ja) レンズファイバカップラ―組立体と組立体を製造するための方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050304