JP2002122747A - グレーティング型光部品およびその製造方法およびグレーティング型光部品の製造に用いられるマスクおよびグレーティング型光部品を用いた光モジュール。 - Google Patents

グレーティング型光部品およびその製造方法およびグレーティング型光部品の製造に用いられるマスクおよびグレーティング型光部品を用いた光モジュール。

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JP2002122747A
JP2002122747A JP2000318087A JP2000318087A JP2002122747A JP 2002122747 A JP2002122747 A JP 2002122747A JP 2000318087 A JP2000318087 A JP 2000318087A JP 2000318087 A JP2000318087 A JP 2000318087A JP 2002122747 A JP2002122747 A JP 2002122747A
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grating type
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Mariko Miyazawa
真理子 宮澤
Shigeto Yodo
重人 淀
Toshihiko Ota
寿彦 太田
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに異なる複数の波長の光を反射すること
ができ、損失が小さく、コストが安いグレーティング型
光部品を提供する。 【解決手段】 光ファイバ2の長さ方向に直列に反射波
長の異なる複数種のグレーティング6a〜6dを一括配
列形成し、グレーティング同士の間に融着接続部のない
グレーティング型光部品とする。グレーティング6a〜
6dの温度依存性を補償する温度補償パッケージ3N内
に複数種の直列グレーティング6a〜6dを一括収容す
る。グレーティング6a〜6dの形成は、互いに異なる
複数のグレーティング形成パターン1a〜1dを直列に
横列形成したフェイズマスク8Nの各グレーティング形
成パターン1a〜1dを光ファイバ2に対向するように
して、該光ファイバ2をフェイズマスク8Nによって覆
い、フェイズマスク8Nを介して光ファイバ2に紫外光
照射して行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ等の光
導波路のグレーティング形成領域にグレーティングを施
して形成されるグレーティング型光部品およびその製造
方法およびグレーティング型光部品の製造に用いられる
マスクおよびグレーティング型光部品を用いた光モジュ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の発展により、通信情報量が
飛躍的に増大する傾向にあり、光ファイバ通信における
高速大容量化は、必要かつ、不可欠の課題となってい
る。近年、この高速大容量化へのアプローチとして、異
なる複数の波長の信号光を1本の光ファイバで伝送する
波長多重伝送方式の検討が行なわれている。
【0003】この波長多重伝送方式の光通信システムに
おいて、例えば波長多重伝送される光から予め定められ
た波長帯の光を選択的に反射させることにより、この反
射光をシステム監視用の光として用いることが検討され
ており、前記波長帯の光を選択的に反射させ、この波長
帯以外の波長の光を選択的に透過させるフィルタとし
て、光ファイバ等の光導波路にグレーティングを施した
グレーティング型光部品が用いられている。
【0004】上記グレーティングは、光ファイバ等の光
導波路の長手方向に沿って周期的な屈折率変化を起こさ
せ、回折格子を形成したものである。グレーティングの
形成方法としては、マスク(フェイズマスク)を用いて
形成するフェイズマスク法が広く用いられている。この
フェイズマスク法は、光ファイバ等の光導波路のグレー
ティング形成領域に、グレーティング形成パターンを備
えたマスク(フェイズマスク)を介して紫外光を照射
し、この紫外光照射による屈折率の高い部分と紫外光遮
蔽による屈折率の低い部分を光導波路の長手方向に周期
的に配列してグレーティングを施すものである。
【0005】光ファイバのコアは、一般に、ゲルマニウ
ム(Ge)ドープ石英(SiO)ガラスにより形成されて
いる。このようなゲルマニウムドープ石英ガラスのコア
を有する光ファイバ等の光導波路に強い紫外光を照射す
ると、コア内のゲルマニウムの作用によりコアの屈折率
が高まるため、光ファイバ上にフェイズマスクを介して
紫外光の干渉縞を投影することにより、光ファイバのコ
ア内に周期的な屈折率変化を起こさせ、回折格子を形成
することができる。
【0006】なお、従来、グレーティングは光ファイバ
等の光導波路のコア内に周期的な屈折率変化を施して形
成されていたが、光ファイバ等のクラッドにもゲルマニ
ウムドープ石英ガラスを適用すれば、同様に、クラッド
にも上記と同様の屈折率変化を起こさせて回折格子を形
成することができるので、クラッドにもグレーティング
を形成することも考えられる。また、グレーティング形
成方法としては、フェイズマスク法の他に、マスクを用
いないホログラフィック法等もある。
【0007】上記グレーティングにより、信号波長とは
異なる波長帯の透過光阻止帯域を形成すると、このグレ
ーティングを形成したグレーティング型光部品の入力端
から、信号光と前記透過光阻止帯域の波長帯を有する監
視光を入力したときに、信号光はグレーティング型光部
品を透過し、一方、監視光はグレーティング光部品によ
り前記入力端側に反射する。したがって、信号光をグレ
ーティング型光部品の出力端側から取り出し、監視光を
グレーティング型光部品の入力端から取り出すことがで
きる。
【0008】ところで、前記波長多重光伝送方式の光通
信システムにおいて、従来、多重伝送される波長数は、
例えば8波、16波といった比較的少ない波長数であっ
たが、近年、光通信システムの高速大容量化が進み、例
えば160波といった波長数の多い光を多重伝送する光
通信システムの開発が行なわれている。また、それに伴
い、上記のように監視光を取り出すことができるグレー
ティング型光部品以外に、波長多重光から4波、20波
といった複数の波長の光を選択的に反射する、多波長反
射フィルタ機能を備えたグレーティング型光部品が要求
されるようになった。
【0009】図5の(d)には、このような要求に応じ
るために提案された光モジュールの一例が示されてお
り、この光モジュールは、上記多波長反射フィルタ機能
を備えたグレーティング型光部品を有している。この光
モジュールは、OADM(Optical ADD/D
ROP Multipexer)モジュールであり、ア
ド・ドロップモジュールと呼ばれることもある。
【0010】以下、図5の(a)〜(d)を参照し、前
記提案例のOADMモジュールの製造方法および構成お
よび動作について説明する。従来、グレーティング型光
部品に形成していたグレーティングは1つのみであり、
グレーティング型光部品形成用のフェイズマスクには、
1つのグレーティング形成パターンが形成されている。
そこで、複数種のグレーティングを形成したい場合に
は、同図の(a)に示すように、まず、互いに異なるグ
レーティング形成パターン1a,1b,1c,1dを有
する複数(同図では4枚)のフェイズマスク8a,8
b,8c,8dを用意する。
【0011】次に、同図の(b)に示すように、それぞ
れの光ファイバ2a〜2dを、対応するフェイズマスク
8a〜8dで覆い、フェイズマスク8aを介して光ファ
イバ2aに紫外光(UV光)を照射し、フェイズマスク
8bを介して光ファイバ2bに紫外光を照射し、フェイ
ズマスク8cを介して光ファイバ2cに紫外光を照射
し、フェイズマスク8dを介して光ファイバ2dに紫外
光を照射する。
【0012】上記のように、各フェイズマスク8a〜8
dを介して各光ファイバ2a〜2dに紫外光照射を行な
うと、各光ファイバ2a〜2dに、それぞれ、反射波長
の異なるグレーティング6a〜6dが形成される。な
お、同図においては、グレーティング6aは波長λAの
光を反射するものとし、グレーティング6bは波長λB
の光を反射するものとし、グレーティング6cは波長λ
Cの光を反射するものとし、グレーティング6dは波長
λDの光を反射するものとしている。その後、各グレー
ティング6a〜6dを、グレーティングの温度依存性を
補償する温度補償パッケージ3a〜3dにそれぞれ個別
に収容する。
【0013】その後、同図の(c)に示すように、上記
光ファイバ2a〜2dを、融着接続部4で融着接続して
直列に接続し、1本の光ファイバ2とする。そして、同
図の(d)に示すように、複数種の直列グレーティング
6a〜6dの形成部を挟む両側にサーキュレータ10
a,10bを接続する。その後、複数のグレーティング
6a〜6dの形成部およびサーキュレータ10a,10
bをパッケージ5に収容する。
【0014】また、サーキュレータ10aの入力端子に
は光の入力ポート(Inポート)11を接続し、サーキ
ュレータ10aの出力端子にはドロップポート(Dro
pポート)12を接続し、サーキュレータ10bの入力
端子にはアドポート(Addポート)13を接続し、サ
ーキュレータ10bの出力端子には出力ポート(Out
ポート)14を接続し、OADMモジュールを完成させ
る。
【0015】なお、図5の(a)、(b)に示した工程
の代わりに、例えば図6に示すように、1つのフェイズ
マスク8aを用いて複数種のグレーティング6a〜6d
を形成する方法を用いることもある。この場合は、ま
ず、光ファイバ2aに張力Aを加えた状態でフェイズマ
スク8aを介して紫外光照射を行ない、光ファイバ2b
には張力Bを加えた状態でフェイズマスク8aを介して
紫外光照射を行ない、同様に、光ファイバ2c,2dに
も、それぞれ、張力C,Dを加えた状態でフェイズマス
ク8aを介して紫外光照射を行なう。
【0016】その後、上記張力A〜Dは除かれる。そう
すると、各光ファイバ2a〜2dに形成されたグレーテ
ィング6a〜6dが互いに異なるパターンとなって、図
5の(a)、(b)に示した製造方法を用いた場合と同
様に、各光ファイバ2a〜2dに、それぞれ、反射波長
の異なるグレーティング6a〜6dが形成される。各グ
レーティング6a〜6dは、それぞれ個別に、温度補償
パッケージ3a〜3dに収容される。
【0017】この場合も、グレーティング形成後は、図
5の(c)、(d)に示した工程と同様の工程により、
光ファイバ2を融着接続して直列グレーティング6a〜
6dの形成部を有するOADMモジュールを製造する。
【0018】OADMモジュールを上記各製造方法によ
って製造し、上記構成とすると、例えば図5の(d)に
示すように、入力ポート11から波長λA,λa,λ
B,λb,λC,λc,λD,λdの光を多重入力した
ときに、グレーティング6aによって波長λAの光を反
射し、グレーティング6bによって波長λBの光を反射
し、グレーティング6cによって波長λCの光を反射
し、グレーティング6dによって波長λDの光を反射
し、これらの波長λA,λB,λC,λDの反射光をド
ロップポート12から取り出すことができる。
【0019】また、上記グレーティング6a,6b,6
c,6dを全て透過した、波長λa,λb,λc,λd
の光は、出力ポート14から出力される。さらに、アド
ポート13から波長λA,λB,λC,λDの光を入力
すると、これらの光は、直列グレーティング6a〜6d
の形成部側に入射して、上記と同様に各グレーティング
6a〜6dで反射し、出力ポート14から出力される。
【0020】図7の(a)には、上記提案例のOADM
モジュールの例として、グレーティング6a,6b,6
c,6dによってそれぞれ波長λ1,λ3,λ5,λ7
の光を反射して取り出す4波OADMモジュールの構成
および動作が示されている。このOADMモジュールに
おいては、光入力ポート11から、例えば波長λ1,λ
2,λ3,λ4,λ5,λ6,λ7,λ8の光を多重入
力したときに、グレーティング6a,6b,6c,6d
によってそれぞれ波長λ1,λ3,λ5,λ7の光を反
射し、これらの反射光をドロップポート12から取り出
す。
【0021】また、この4波OADMモジュールにおい
ては、上記グレーティング6a〜6dを全て透過した、
波長λ2,λ4,λ6,λ8の光と、アドポート13か
ら入力されてグレーティング6a,6b,6c,6dに
よってそれぞれ反射した波長λ1,λ3,λ5,λ7の
光が共に、出力ポート14から出力される。
【0022】また、同図の(b)には、上記提案例のO
ADMモジュールとして、グレーティング6a,6b,
・・・6g,6hによってそれぞれ波長λ1,λ3,・
・・λ13,λ15の光を反射し、これらの反射光をド
ロップポート12から取り出す8波OADMモジュール
の構成および動作が示されている。
【0023】この8波OADMモジュールにおいては、
光入力ポート11から、例えば波長λ1,λ2,λ3,
λ4,λ5,λ6,・・・λ14,λ15,λ16の光
を多重入力したときに、グレーティング6a,6b,・
・・6g,6hによってそれぞれ波長λ1,λ3,・・
・λ13,λ15の光を反射し、これらの反射光をドロ
ップポート12から取り出す。
【0024】また、このOADMモジュールにおいて
は、上記グレーティング6a〜6hを全て透過した、波
長λ2,λ4,・・・λ14,λ16の光と、アドポー
ト13から入力されてグレーティング6a〜6hによっ
てそれぞれ反射した波長λ1,λ3・・・,λ13,λ
15の光が共に、出力ポート14から出力される。
【0025】グレーティング型光部品の別の例として、
図8に示すようなカスケードフィルタモジュール(櫛歯
型フィルタ)も提案されている。これらのカスケードフ
ィルタモジュールは、上記OADMモジュールにおける
サーキュレータ10a,10bとドロップポート12
と、アドポート13を省略し、サーキュレータ10aの
代わりに光アイソレータ10cを配して構成されてい
る。
【0026】図8の(a)には、グレーティング6a,
6b,6c,6d,6eを有し、各グレーティング6
a,6b,6c,6d,6eによって波長λa,λb,
λc,λd,λeの光を反射することにより、入力ポー
ト11から多重入力された波長λa,λb,λc,λ
d,λe,λf,λg・・・の光のうち、波長λf,λ
g,λh,・・・の光を選択的に光出力ポート14から
出力する5波カスケードフィルタモジュールが示されて
いる。
【0027】また、同図の(b)には、グレーティング
6a,6b,・・・6o,6pを有し、各グレーティン
グ6a,6b,・・・6o,6pによって波長λa,λ
b,・・・λo,λpの光を反射することにより、入力
ポート11から多重入力された波長λa,λb,λc,
λd・・・λp,λq・・・の光のうち、波長λq,λ
r,λs,・・・の光を選択的に光出力ポート14から
出力する16波カスケードフィルタモジュールが示され
ている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、グレーティ
ングを形成する光ファイバは、例えばフッ素などのドー
パントをドープして形成されることが多く、このような
光ファイバの組成に起因して、一般的に光伝送用として
用いられている光ファイバ同士の融着接続損失に比べ、
グレーティング形成用光ファイバ同士の融着接続損失は
大きい。
【0029】しかしながら、上記提案例のグレーティン
グ型光部品の製造方法は、いずれも、異なるパターンの
グレーティング6a,6b,・・・を異なる光ファイバ
2a,2b,・・・に個別に形成し、グレーティング6
a,6b,・・・を形成した光ファイバ2a,2b,・
・・を融着接続部4で融着接続して直列配列するもので
ある。そのため、上記製造方法を適用して形成される提
案例のグレーティング型光部品は、融着接続部4の数が
多く、その分だけグレーティング型光部品全体における
光損失が大きくなってしまうといった問題があった。
【0030】また、融着接続部4の数が多い分だけ、融
着接続コストが高くなるために、提案例のグレーティン
グ型光部品およびOADMモジュール等の光モジュール
は、そのコストが高くなってしまうといった問題もあっ
た。
【0031】さらに、温度補償パッケージ3a,3b,
・・・は、非常に高価なものであるにもかかわらず、上
記提案例のグレーティング型光部品においては、各グレ
ーティング6a,6b・・・ごとに、それぞれ個別に温
度補償パッケージ3a,3b,・・・に収容するため
に、グレーティング型光部品およびOADMモジュール
等の光モジュールのコストが非常に高くなってしまうと
いった問題もあった。
【0032】さらに、上記提案例のグレーティング型光
部品を用いたOADMモジュールにおいては、以下のよ
うな問題があった。例えば図7に示したOADMモジュ
ールにおいて、波長λ1の光は、入力ポート11から入
力されて図の最左側の融着接続部4を通った後にグレー
ティング6aで反射し、再び図の最左側の融着接続部4
を通ってドロップポート12から取り出される。また、
波長λ2の反射光は、図の最左側の融着接続部4とその
右側の融着接続部(グレーティング6aとグレーティン
グ6bとの間の融着接続部)4の2つの融着接続部4を
通った後にグレーティング6bで反射し、再び、上記2
つの融着接続部4を通ってドロップポート12から取り
出される。
【0033】このように、上記提案例のOADMモジュ
ールにおいて、ファイバグレーティング6a〜6hによ
ってそれぞれ反射する反射波長の異なる光が、入力ポー
ト11とドロップポート12の間で往復する(入力ポー
ト11から各グレーティング6a,6b,・・・まで伝
送し、各グレーティング6a,6b,・・・で反射して
ドロップポート12まで伝送する)のに通る融着接続部
4の個数は互いに異なる。したがって、上記OADMモ
ジュールにおいてドロップポート12から取り出される
光の強度が、波長ごとに異なるといった問題もあった。
【0034】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、互いに異なる複数
の波長の光を反射することができ、これらの反射光強度
の均一性が高く、かつ、光部品全体としての損失が小さ
く、コストが安いグレーティング型光部品およびグレー
ティング型光部品を用いた光モジュールを提供すること
と、このような優れたグレーティング型光部品を容易に
製造できるグレーティング型光部品の製造方法およびそ
の製造方法に用いられるマスクを提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明のグレーテ
ィング型光部品は、接続箇所を有しない1本の光導波路
に複数種のグレーティングが一括して形成されている構
成をもって課題を解決する手段としている。
【0036】また、第2の発明のグレーティング型光部
品は、上記第1の発明の構成に加え、前記複数種のグレ
ーティングがグレーティングの温度依存性を補償する温
度補償パッケージ内に一括して収容されている構成をも
って課題を解決する手段としている。
【0037】さらに、第3の発明のグレーティング型光
部品は、接続箇所を有しない1本の光導波路に複数種の
グレーティングが一括して形成されている第1のグレー
ティング部品に、接続箇所を有しない1本の光導波路に
1種以上のグレーティングが一括して形成されているグ
レーティング部品を1つ以上直列に接続して成る構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0038】さらに、第4の発明のグレーティング型光
部品は、上記第3の発明の構成に加え、複数のグレーテ
ィング部品にそれぞれ形成された1種以上のグレーティ
ングは、それぞれのグレーティング部品ごとに、グレー
ティングの温度依存性を補償する温度補償パッケージ内
に一括して収容されている構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0039】さらに、第5の発明のグレーティング型光
部品は、上記第1乃至第4のいずれか一つの発明の構成
に加え、前記光導波路はコアの周りをクラッドで覆って
形成される光ファイバとした構成をもって課題を解決す
る手段としている。
【0040】さらに、第6の発明のグレーティング型光
部品の製造方法は、マスクに複数の互いに異なるグレー
ティング形成パターンを形成しておき、各グレーティン
グ形成パターンを光導波路に対向するようにして該光導
波路を前記マスクによって覆い、然る後に、前記マスク
を介して前記光導波路に紫外光照射を行なうことによ
り、前記光導波路にグレーティングを一括配列形成する
構成をもって課題を解決する手段としている。
【0041】さらに、第7の発明のグレーティング型光
部品の製造方法に用いられるマスクは、1枚のマスク内
に複数の異なるグレーティング形成パターンを形成した
構成をもって課題を解決する手段としている。
【0042】さらに、第8の発明の光モジュールは、上
記第1乃至第5のいずれか1つの発明のグレーティング
型光部品を挟む両端側にサーキュレータを接続し、一方
側のサーキュレータにドロップポートを接続し、他方側
のサーキュレータにアドポートを接続した構成をもって
課題を解決する手段としている。
【0043】さらに、第9の発明の光モジュールは、上
記第1乃至第5のいずれか1つの発明のグレーティング
型光部品の一端側にアイソレータを接続して他端側に出
力ポートを接続し、前記アイソレータに入力ポートを接
続した構成をもって課題を解決する手段としている。
【0044】上記構成の第1、第2の発明のグレーティ
ング型光部品は、接続箇所を有しない1本の光導波路に
複数種のグレーティングを一括して形成したものである
から、複数種のグレーティングを個別に形成してそれぞ
れのグレーティングを融着接続する提案例と異なり、そ
れぞれの種のグレーティング間に接続部(融着接続部)
を有していないので、グレーティング型光部品の全体の
損失を小さくできるし、グレーティング型光部品の製造
コストを安くすることも可能となる。
【0045】特に、第2の発明のグレーティング型光部
品のように、複数種のグレーティングを温度補償パッケ
ージ内に一括収容すると、高価な温度補償パッケージに
それぞれのグレーティングを個別に収容する場合に比
べ、グレーティング型光部品のコストを格段に安くする
ことが可能となる。
【0046】また、第3、第4の発明のグレーティング
型光部品は、接続箇所を有しない1本の光導波路に複数
種のグレーティングが一括して形成されている第1のグ
レーティング部品に、接続箇所を有しない1本の光導波
路に1種以上のグレーティングが一括して形成されてい
るグレーティング部品を1つ以上直列に接続するもので
あるから、複数種のグレーティングを個別に形成してそ
れぞれのグレーティングを融着接続する上記提案例に比
べ、接続部の箇所を格段に少なくすることができる。
【0047】したがって、第3、第4の発明において
も、グレーティング型光部品の全体の損失を小さくでき
るし、グレーティング型光部品の製造コストを安くする
ことも可能となる。
【0048】また、第4の発明のグレーティング型光部
品のように、複数のグレーティング部品に形成されたグ
レーティングを、グレーティング部品ごとに温度補償パ
ッケージ内に一括収容すると、第2の発明のグレーティ
ング型光部品と同様に、グレーティング型光部品のコス
トを格段に安くすることが可能となる。
【0049】そして、本発明のグレーティング型光部品
を用いてOADMモジュール等の光モジュールを構成す
れば、それぞれのグレーティングによって反射する反射
波長光の強度をほぼ均一にする、または、光強度格差を
小さくすることが可能となるので、OADMモジュール
においてドロップポートから取り出す光の波長間強度格
差を低減することが可能となる。
【0050】さらに、上記構成の本発明のグレーティン
グ型光部品の製造方法においては、複数の互いに異なる
グレーティング形成パターンを形成したマスクで光導波
路を覆い、マスクを介して光導波路に紫外光照射を行な
うことにより、前記光導波路にグレーティングを一括配
列形成するために、複数のグレーティングを効率的に形
成できるし、形成されたグレーティング同士の間に接続
部をなくすことが可能となり、また、グレーティング間
の間隔を非常に小さくすることもできる。
【0051】したがって、本発明のグレーティング型光
部品の製造方法を適用することにより、上記のような優
れた本発明のグレーティング型光部品を容易に製造する
ことが可能となる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明に係るグレーティ
ング型光部品の第1実施形態例が、その製造方法の概略
と共に模式図によって示されている。
【0053】本実施形態例のグレーティング型光部品9
Aは、同図に示すように、接続箇所を有しない1本の光
導波路としての光ファイバ2に、複数種(同図では4
種)のグレーティング6a〜6dが一括して形成されて
いる光部品である。また、本実施形態例のグレーティン
グ型光部品9Aは、これらのグレーティング6a〜6d
を温度補償パッケージ3N内に一括して収容している。
【0054】上記各グレーティング6a,6b,6c,
6dの反射光波長はそれぞれ、波長λA,λB,λC,
λDの光である。
【0055】本実施形態例のグレーティング型光部品9
Aは以上のように構成されており、次に、その製造方法
について説明する。本実施形態例でもフェイズマスク法
を適用してグレーティング型光部品9Aを製造している
が、本実施形態例では、同図に示すように、1枚のマス
ク内に複数(同図では4個)の互いに異なるグレーティ
ング形成パターン1a〜1dを直列に横列形成した特徴
的なフェイズマスク8Nを用いている。
【0056】そして、本実施形態例では、このフェイズ
マスク8Nを用い、上記各グレーティング形成パターン
1a〜1dを光ファイバ2に対向するようにして、光フ
ァイバ2をフェイズマスク8Nによって覆い、然る後
に、前記フェイズマスク8Nを介して光ファイバ2に紫
外光照射を行なうことにより、光ファイバ2の長さ方向
に直列に反射波長の異なる複数種のグレーティング6a
〜6dを一括配列形成する。
【0057】また、本実施形態例において、光ファイバ
2に形成する各グレーティング6a〜6dの長さは、そ
れぞれ6〜7mm程度としており、グレーティング同士
の間隔は殆ど零としている。したがって、グレーティン
グ6aの左端からグレーティング6dの右端までの長さ
は30mm未満と成しており、紫外光照射用の光源とし
て発振部の長さが約30mmのエキシマレーザを用いる
ことにより、4種のグレーティング6a〜6dを一括配
列形成している。
【0058】なお、グレーティング6aの左端からグレ
ーティング6dの右端までの長さが30mm以上であっ
ても、レーザ光をスキャンさせることにより4種のグレ
ーティング6a〜6dを一括配列形成することが可能で
ある。
【0059】また、本実施形態例のグレーティング型光
部品9Aを製造する際に用いるフェイズマスク8Nは、
例えば、図5の(a)の破線Cに示す切断線でそれぞれ
のフェイズマスク8a〜8dを切断した後、グレーティ
ング形成パターン1a〜1dを適宜のフェイズマスク保
持具で保持して直列配置し、フェイズマスク間の隙間は
紫外光を遮蔽するフィルムなどの基板またはオイルで覆
うことにより形成することができる。
【0060】また、1つのフェイズマスク8Nに複数の
互いに異なるグレーティング形成パターン1a〜1dを
形成するには、以下の方法を適用することもできる。す
なわち、まず、周知のホログラフィック法を応用してフ
ォトレジストに複数の互いに異なるグレーティング形成
パターンに対応する干渉縞を形成し、このフォトレジス
トと一体になった石英板をエッチングする。その後、有
機溶剤(例えばアセトン)や酸素プラズマを使用してフ
ォトレジストを除去することによって、石英板に、互い
に異なるグレーティング形成パターン1a〜1dの凹凸
を設ける方法でフェイズマスクを作ることもできる。
【0061】例えば図9に示すように、フォトレジスト
18の面と垂直にビームスプリッタ16を固定配置す
る。また、例えばミラー17aと17bの反射面をフォ
トレジスト18の面と垂直に、かつ、ミラー17a,1
7bを図に示す垂直線R(ビームスプリッタ16のフォ
トレジスト18側への延長線)に対称に配置する。
【0062】そして、紫外光をビームスプリッタ16で
分離させてミラー17a,17bのそれぞれの反射面に
入射させ、これらのミラー17a,17bでの反射光を
共にフォトレジスト18上に入射させる。そうすると、
2つのミラー17a,17bでの反射光の干渉によっ
て、フォトレジスト18に適当な周期を持った干渉縞が
形成される。この干渉縞の周期は、ミラー17a,17
bでの反射光がフォトレジスト18に入射する入射角度
θやミラー17a,17bの間隔を変えることによって
変えることができる。
【0063】したがって、1つのパターンの干渉縞を形
成した後、フォトレジスト18を例えば左側に移動し、
その後、入射角度θやミラー17a,17bの間隔を変
えて異なるパターンの干渉縞を先に形成した干渉縞の右
側に形成するといった異種干渉縞形成動作を繰り返すこ
とにより、例えば4種類の周期を有する干渉縞をフォト
レジスト18に横列形成することができる。
【0064】なお、前記の如く、ミラー17a,17b
を移動するときには、上記垂直線Rに対して対称となる
ように移動する。また、フォトレジスト18を移動する
際には、先に形成した干渉縞に対して垂直にフォトレジ
ストを動かさねばならない。
【0065】そして、上記4種類の周期を有する干渉縞
を持つフォトレジスト18を用いてフォトレジスト18
と一体になった石英板19をエッチングし、その後フォ
トレジスト18を除去すれば、干渉縞と対応した凹凸が
形成でき、図1に示したように、互いに異なるグレーテ
ィング形成パターン1a〜1dを横列配列したフェイズ
マスク8Nを形成することができる。
【0066】本実施形態例のグレーティング型光部品9
Aは、上記複数の互いに異なるグレーティング形成パタ
ーンを横列形成したフェイズマスク8Nを用い、前記の
如く、反射波長の異なる複数種のグレーティング6a〜
6dを光ファイバ2の長さ方向に直列に一括配列形成し
たものであり、隣り合うグレーティング同士(同図では
6aと6b、6と6c、6cと6d)の間に接続部が形
成されていないため、グレーティング部品9A全体の損
失を小さくすることができる。
【0067】また、本実施形態例のグレーティング型光
部品9Aは、隣り合うグレーティング同士の間に接続部
が形成されない分だけ、グレーティング型光部品9Aの
製造コストを安くできるし、グレーティング型光部品9
Aにより反射する互いに異なる波長の光の強度をほぼ均
一にすることができる。
【0068】さらに、本実施形態例では、グレーティン
グ6a〜6d間の間隔を非常に小さくし、1つの温度補
償パッケージ3N内に複数種の直列グレーティング6a
〜6dを一括して収容しているため、提案例のように、
高価な温度補償パッケージ3a〜3dに、それぞれのグ
レーティング6a〜6dを個別に収容する場合に比べ、
グレーティング型光部品9Aのコストを格段に安くする
ことができるし、グレーティング型光部品9Aの小型化
を図ることもできる。
【0069】さらに、本実施形態例によれば、上記製造
方法を適用し、複数種のグレーティング6a〜6dを一
括配列形成することにより、複数種のグレーティング6
a〜6dを光ファイバの長さ方向に直列配列したグレー
ティング型光部品を非常に効率的に製造することができ
る。
【0070】さらに、本実施形態例のグレーティング型
光部品9Aを用いて光モジュールを構成すれば、光モジ
ュール全体の損失を小さくすることができるし、その製
造コストおよび部品コストを安くでき、光モジュールの
小型化を図ることができるし、各グレーティング6a〜
6dにより反射して取り出す、波長の異なる光の強度を
ほぼ均一にすることができる。
【0071】図2の(a)には、上記実施形態例のグレ
ーティング型光部品9Aを用いた光モジュールの例が示
されている。この光モジュールは、グレーティング型光
部品9Aの複数種のグレーティング6a〜6dの形成部
を挟む両端側にサーキュレータ10a,10bを接続
し、グレーティング型光部品9Aとサーキュレータ10
a,10bを一括してパッケージ5内に収容している。
【0072】また、この光モジュールは、一方側のサー
キュレータ10aにドロップポート12を接続し、他方
側のサーキュレータ10bにアドポート13を接続して
形成されており、図7の(a)に示した提案例のOAD
Mモジュールと同様の機能を有する4波OADMモジュ
ールである。
【0073】また、図2の(b)には、本発明に係るグ
レーティング型光部品の第2実施形態例が光モジュール
に組み込み状態で示されている。この第2実施形態例の
グレーティング型光部品9Bは、光ファイバ2に8種の
グレーティング6a〜6hが一括して形成されている光
部品であり、グレーティング型光部品9Bは、これらの
グレーティング6a〜6dを温度補償パッケージ3N内
に一括して収容している。
【0074】なお、この第2実施形態例のグレーティン
グ型光部品9Bは、その他の構成および製造方法が上記
第1実施形態例と同様であり、その重複説明は省略す
る。
【0075】図2の(b)に示す光モジュールは、上記
第2実施形態例のグレーティング型光部品9Bの複数種
のグレーティング6a〜6hの形成部を挟む両端側にサ
ーキュレータ10a,10bを接続し、グレーティング
型光部品9Bとサーキュレータ10a,10bを一括し
てパッケージ5内に収容している。
【0076】また、この光モジュールは、一方側のサー
キュレータ10aにドロップポート12を接続し、他方
側のサーキュレータ10bにアドポート13を接続して
形成されており、図7の(b)に示した提案例のOAD
Mモジュールと同様の機能を有する8波OADMモジュ
ールである。
【0077】なお、図2の(a)、(b)にそれぞれ示
す光モジュールにおいて、グレーティング6a,6b,
・・・のパターン(周期など)や長さや間隔、グレーテ
ィング6a,6b,・・・により反射する反射光波長
は、特に限定されるものではなく適宜設定されるもので
ある。
【0078】上記第1、第2実施形態例のグレーティン
グ型光部品9A,9Bにおいては、隣り合うグレーティ
ング同士(同図では6aと6b、6と6c、6cと6
d,・・・)の間に融着接続部4が形成されない。その
ため、図2の(a)、(b)に示すOADMモジュール
において、光ファイバ2に形成される融着接続部4は、
複数種の直列グレーティング6a,6b・・・とサーキ
ュレータ10a,10との接続部のみであり、各光モジ
ュールにおける融着接続部4はいずれも2ヶ所のみであ
る。
【0079】このように、図2の(a)、(b)に示す
各光モジュールは、図7に示した提案例のグレーティン
グ型部品に比べ、融着接続部4の個数を格段に少なくす
ることができるので、融着接続部4で生じる接続損失の
総数を提案例のOADMモジュールに比べて格段に少な
くすることができる。
【0080】例えば、上記各融着接続部4による接続損
失を1ヶ所につき0.15dBとし、4波OADMモジ
ュールにおけるIn−Dropポート間の接続損失(入
力ポート11から入力された光がドロップポート12か
ら出力されるまでの間に生じる融着接続部4による接続
損失)を、波長λ7の光について求めてみる。そうする
と、図7の(a)に示した構成では、波長λ7の光は4
ヶ所の融着接続部4を往復することから、1.2dBで
あり、図2の(a)に示した上記第1実施形態例適用の
構成では波長λ7の光は1ヶ所の融着接続部4を往復す
ることから、0.3dBである。
【0081】したがって、上記第1実施形態例のグレー
ティング型光部品9Aを適用することにより、4波OA
DMモジュールにおけるIn−Dropポート間の接続
損失を提案例に比べて0.9dB改善することができ
る。
【0082】また、同様に、上記各融着接続部4による
接続損失を1ヶ所につき0.15dBとし、8波OAD
MモジュールにおけるIn−Dropポート間の接続損
失を、波長λ15の光について求めると、図7の(b)
に示した提案例の構成では2.4dBであり、図2の
(b)に示した構成では0.3dBである。したがっ
て、上記第2実施形態例のグレーティング型光部品9B
を適用することにより、8波OADMモジュールにおけ
るIn−Dropポート間の接続損失を提案例に比べて
2.1dB改善することができる。
【0083】図3の(a)、(b)には、それぞれ、本
発明に係るグレーティング型光部品の第3、第4実施形
態例が光モジュールに組み込み状態で示されている。
【0084】第3実施形態例のグレーティング型光部品
9Cは、光ファイバ2に5種のグレーティング6a〜6
eが一括して形成されている光部品であり、グレーティ
ング型光部品9Cは、これらのグレーティング6a〜6
eを温度補償パッケージ3N内に一括して収容してい
る。
【0085】また、第4実施形態例のグレーティング型
光部品9Dは、光ファイバ2に16種のグレーティング
6a〜6pが一括して形成されている光部品であり、グ
レーティング型光部品9Dは、これらのグレーティング
6a〜6pを温度補償パッケージ3N内に一括して収容
している。
【0086】なお、これらの各モジュールに形成される
グレーティング6a,6b,・・・のパターン(周期な
ど)や長さや間隔、グレーティング6a,6b,・・・
により反射する反射光波長は、特に限定されるものでな
く適宜設定されるものである。また、上記第3、第4実
施形態例のグレーティング型光部品9C,9Dのその他
の構成や製造方法は上記第1実施形態例と同様であるの
でその重複説明は省略する。
【0087】図3の(a)に示す光モジュールは、上記
第3実施形態例のグレーティング型光部品9Cの一端
側、すなわち複数種のグレーティング6a〜6eの形成
部の一端側にアイソレータ10cを接続し、他端側に出
力ポート14を接続している。また、この光モジュール
は、グレーティング型光部品9Cとアイソレータ10c
をパッケージ5内に収容しており、アイソレータ10c
に入力ポート11を接続している。
【0088】一方、図3の(b)に示す光モジュール
は、上記第4実施形態例のグレーティング型光部品9D
の一端側、すなわち複数種のグレーティング6a〜6p
の形成部の一端側にアイソレータ10cを接続し、他端
側に出力ポート14を接続している。また、この光モジ
ュールは、グレーティング型光部品9Dとアイソレータ
10cをパッケージ5内に収容しており、アイソレータ
10cに入力ポート11を接続している。
【0089】図3の(a)、(b)に示す光モジュール
は、それぞれ、図8の(a)、(b)にそれぞれ示した
提案例のカスケードフィルタモジュールと同様の機能を
有する、5波カスケードフィルタモジュールと16波カ
スケードフィルタモジュールである。
【0090】グレーティング型光部品9C,9Dは、隣
り合うグレーティング同士の間に融着接続部4を有して
いないので、図3の(a)、(b)に示すカスケードフ
ィルタモジュールにおいても、光モジュールに形成され
る融着接続部4は2ヶ所のみである。そのため、これら
のカスケードフィルタモジュールも、提案例に比べて融
着接続部4の個数を格段に小さくすることができ、それ
により、入力ポート11と出力ポート14との間の接続
損失を格段に改善することができる。
【0091】なお、本発明は上記各実施形態例に限定さ
れることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例え
ば、上記各実施形態例のグレーティング型光部品9A〜
9Dは、接続箇所を有しない1本の光ファイバ2に複数
種のグレーティング6a,6b,・・・が一括して形成
されている光部品としたが、グレーティング型光部品の
構成を図4に示すような構成としてもよい。
【0092】すなわち、接続箇所を有しない1本の光フ
ァイバ2に複数種のグレーティング6a〜6dが一括し
て形成されている第1のグレーティング部品9aに、接
続箇所を有しない1本の光ファイバ2に1種以上のグレ
ーティングが一括して形成されているグレーティング部
品(例えば9a,9e,9f,9g)を1つ以上(ここ
では1つ)直列に接続して成る構成としてもよい。
【0093】なお、図4に示すグレーティング型光部品
は、いずれも、第1のグレーティング部品9aに1つの
グレーティング部品を直列に形成しているが、第1のグ
レーティング部品9aに複数のグレーティング部品を直
列に接続してもよい。また、第1のグレーティング部品
9aの構成も、必ずしも図4に示す構成とするとは限ら
ず、グレーティングの種類や配設数等は適宜設定される
ものである。
【0094】図4の(a)に示すグレーティング型光部
品は、第1のグレーティング部品9aを2つ接続して形
成されている。
【0095】図4の(b)に示すグレーティング型光部
品は、第1のグレーティング型部品9aに、この第1の
グレーティング型部品9aに形成された4種のグレーテ
ィング6a〜6dとは異なる複数種類のグレーティング
6e〜6hを光ファイバ2に一括形成したグレーティン
グ部品9eを接続して形成されている。
【0096】同図の(c)に示すグレーティング型光部
品は、第1のグレーティング型部品9aに、この第1の
グレーティング型部品9aに形成された4種のグレーテ
ィング6a〜6dのうちの1種のグレーティング6aを
光ファイバ2に形成したグレーティング部品9fを接続
して形成されている。なお、グレーティング部品9f
は、グレーティング6bを形成したものとしてもよい
し、グレーティング6cを形成したものとしてもよい
し、グレーティング6dを形成したものとしてもよい。
【0097】同図の(d)に示すグレーティング型光部
品は、第1のグレーティング型部品9aに、この第1の
グレーティング型部品9aに形成された4種のグレーテ
ィング6a〜6dとは異なる種類のグレーティング6e
を光ファイバ2に形成したグレーティング部品9gを接
続して形成されている。
【0098】また、図4の(a)〜(d)にそれぞれ示
すグレーティング型光部品において、複数のグレーティ
ング部品6a,6e〜6gにそれぞれ形成された1種以
上のグレーティング6a,6b,・・・は、それぞれの
グレーティング部品6a,6e,9f,6gごとに、グ
レーティングの温度依存性を補償する温度補償パッケー
ジ3N内に一括して収容されている。
【0099】上記のように構成したグレーティング型光
部品も、上記各実施形態例と同様に、複数種のグレーテ
ィングを個別に形成してそれぞれのグレーティングを融
着接続する上記提案例に比べ、融着接続部4の箇所を格
段に少なくすることができるので、グレーティング型光
部品の全体の損失を小さくできるし、グレーティング型
光部品のコストを安くすることができる。
【0100】さらに、上記各実施形態例のように、マス
クを用いてグレーティング型光部品を形成する際に適用
するフェイズマスク8Nは、そのグレーティング形成パ
ターンの種類や数、配設形態が限定されるものではな
く、適宜設定されるものである。
【0101】例えば、上記実施形態例で用いたフェイズ
マスク8Nは、複数の互いに異なるグレーティング形成
パターンを直列に配列形成したものとしたが、フェイズ
マスク8Nに形成する複数のグレーティング形成パター
ンの配列形態は特に限定されるものではなく適宜設定さ
れるものであり、例えば複数のグレーティング形成パタ
ーンが多少斜めに配列されていてもよい。
【0102】さらに、上記フェイズマスク8Nの作製方
法は特に限定されるものではなく、適宜設定されるもの
であり、前記の如く、グレーティング形成パターンの異
なる複数のフェイズマスクを用意して、各フェイズマス
クのグレーティング形成パターンを適宜のフェイズマス
ク保持具で直列に配置し、フェイズマスク間の隙間は紫
外光を遮断するフィルムなどの基板またはオイルで覆っ
てもよい。
【0103】また、1つのフェイズマスクに複数の互い
に異なるグレーティング形成パターンを光源の位置また
はフェイズマスクの位置を順次ずらして書き込み形成す
るようにして上記フェイズマスク8Nを作製してもよ
い。
【0104】さらに、フェイズマスク8Nの作製は、前
記の如く、ホログラフィック法を応用し、例えば図9に
示した装置を用いて前記異種干渉縞形成動作を繰り返し
行ない、複数のグレーティング形成パターンと対応した
周期が異なる複数種類の干渉縞をフォトレジスト18に
横列形成し、このフォトレジスト18と一体になった石
英板19をエッチングし、有機溶剤(例えばアセトン)
や酸素プラズマによってフォトレジストを除去すること
により、グレーティング形成パターンと対応した凹凸を
形成することにより行なってもよい。このようにした場
合も、互いに異なる複数種のグレーティング形成パター
ンを形成したフェイズマスク8Nを形成することができ
る。
【0105】さらに、上記説明では、各実施形態例のグ
レーティング型光部品を用いた光モジュールの例とし
て、OADMモジュールとカスケードフィルタモジュー
ルを挙げたが、本発明のグレーティング型光部品を用い
た光モジュールは、OADMモジュールとカスケードフ
ィルタモジュールに限定されるものではなく適宜設定さ
れるものである。
【0106】すなわち、本発明の光モジュールは、接続
箇所を有しない1本の光導波路に複数種のグレーティン
グが一括して形成されているグレーティング型光部品を
有する光モジュールまたは、接続箇所を有しない1本の
光導波路に複数種のグレーティングが一括して形成され
ている第1のグレーティング部品に、接続箇所を有しな
い1本の光導波路に1種以上のグレーティングが一括し
て形成されているグレーティング部品を1つ以上直列に
接続したグレーティング型光部品を有する光モジュール
であればよい。
【0107】さらに、本発明のグレーティング型光部品
において、光導波路としての光ファイバ2にグレーティ
ングを一括形成したが、光ファイバ2以外の光導波路に
グレーティングを一括形成したものでもよい。
【0108】
【発明の効果】第1、第2の発明のグレーティング型光
部品は、接続箇所を有しない1本の光導波路に複数種の
グレーティングを一括して形成したものであるから、複
数種のグレーティングを個別に形成してそれぞれのグレ
ーティングを融着接続する提案例と異なり、それぞれの
種のグレーティング間に接続部(融着接続部)を有して
いないので、グレーティング型光部品の全体の損失を小
さくできるし、グレーティング型光部品の製造コストを
安くすることもできる。
【0109】また、第2の発明のグレーティング型光部
品によれば、複数種のグレーティングを温度補償パッケ
ージ内に一括収容するものであるから、高価な温度補償
パッケージにそれぞれのグレーティングを個別に収容す
る場合に比べ、グレーティング型光部品のコストを格段
に安くすることができる。
【0110】さらに、第3、第4の発明のグレーティン
グ型光部品は、接続箇所を有しない1本の光導波路に複
数種のグレーティングが一括して形成されている第1の
グレーティング部品に、接続箇所を有しない1本の光導
波路に1種以上のグレーティングが一括して形成されて
いるグレーティング部品を1つ以上直列に接続するもの
であるから、複数種のグレーティングを個別に形成して
それぞれのグレーティングを融着接続する上記提案例に
比べ、接続部の箇所を格段に少なくすることができる。
【0111】したがって、第3、第4の発明において
も、グレーティング型光部品の全体の損失を小さくでき
るし、グレーティング型光部品の製造コストを安くする
ことができる。
【0112】また、第4の発明のグレーティング型光部
品によれば、複数のグレーティング部品に形成されたグ
レーティングを、グレーティング部品ごとに温度補償パ
ッケージ内に一括収容するものであるから、高価な温度
補償パッケージにそれぞれのグレーティングを個別に収
容する場合に比べ、グレーティング型光部品のコストを
格段に安くすることができる。
【0113】さらに、第5の発明のグレーティング型光
部品においては、光導波路を光ファイバとすることによ
り、グレーティング型光部品を光通信等に非常に適用し
やすくすることができる。そして、第5の発明のグレー
ティング型光部品を用いて、例えば波長多重伝送用の複
数波長光反射用フィルタとして機能する優れた光モジュ
ールを形成することができる。
【0114】さらに、第6の発明のグレーティング型光
部品の製造方法によれば、複数のグレーティングを効率
的に形成でき、形成されたグレーティング同士の間に接
続部をなくすことができるし、グレーティング間の間隔
を非常に小さくすることもできる。したがって、本発明
のグレーティング型光部品の製造方法を適用することに
より、上記のような優れた本発明のグレーティング型光
部品を容易に製造することができる。
【0115】さらに、第7の発明のグレーティング型光
部品の製造に用いられるマスクによれば、1つのマスク
内に複数の異なるグレーティング形成パターンを形成し
ているので、このマスクを用いて、複数のグレーティン
グを一括配列形成することができる。
【0116】さらに、第8の発明の光モジュールによれ
ば、例えば波長多重光からグレーティング型光部品の複
数種のグレーティングによって複数波長光を反射し、そ
の反射光をドロップポートから取り出すことができるO
ADMモジュールを、上記本発明のグレーティング型光
部品の優れた特性を有する優れた光モジュールとするこ
とができ、損失が小さく、コストが安い小型の光モジュ
ールとすることができる。
【0117】また、この発明の光モジュールは、グレー
ティング型光部品の互いに隣り合うグレーティングの間
に接続部を有しない、または、グレーティング型光部品
を構成する複数のグレーティング部品のそれぞれにおけ
る互いに隣り合うグレーティングの間に接続部を有しな
い構成としているので、前記ドロップポートから取り出
す複数波長光の波長間強度格差を小さくすることができ
る。
【0118】さらに、第9の発明の光モジュールによれ
ば、例えば波長多重光からグレーティング型光部品の複
数種のグレーティングによって複数波長光を反射し、全
ての種類のグレーティングを透過した光を出力ポートか
ら出力することができるモジュールを、上記本発明のグ
レーティング型光部品の優れた特性を有する優れた光モ
ジュールとすることができ、損失が小さく、コストが安
い小型の光モジュールとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグレーティング型光部品の第1実
施形態例を、その製造方法概略と共に示す要部説明図で
ある。
【図2】上記実施形態例のグレーティング型光部品を用
いた光モジュールの構成例(a)と、本発明に係るグレ
ーティング型光部品の第2実施形態例を用いた光モジュ
ールの構成例(b)を示す模式図である。
【図3】本発明に係るグレーティング型光部品の第3、
第4実施形態例を用いた光モジュールの構成例をそれぞ
れ示す模式図である。
【図4】本発明に係るグレーティング型光部品の他の実
施形態例を示す要部構成図である。
【図5】従来のグレーティング型光部品の製造方法の提
案例を示す工程説明図である。
【図6】従来のグレーティング型光部品の製造方法の別
の提案例を示す工程説明図である。
【図7】従来提案例のグレーティング型光部品の製造方
法を適用して製造したOADMモジュールの構成例とそ
の動作を示す模式図である。
【図8】従来提案例のグレーティング型光部品の製造方
法を適用して製造したカスケードフィルタモジュールの
構成例とその動作を示す模式図である。
【図9】複数のグレーティング形成パターンを有するマ
スクを形成する際に用いられる装置の一例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1a〜1d グレーティング形成パターン 2,2a〜2p 光ファイバ 3N,3a〜3p 温度補償パッケージ 4 融着接続部 5 パッケージ 6,6a〜6p グレーティング 8N,8a〜8d フェイズマスク 9A〜9D グレーティング型光部品 9a〜9g グレーティング部品 10a,10b サーキュレータ 10c 光アイソレータ 11 入力ポート 12 ドロップポート 13 アドポート 14 出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 寿彦 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H038 AA22 BA25 CA52 2H049 AA33 AA45 AA59 AA62 AA66 2H050 AA07 AC84 AC90

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続箇所を有しない1本の光導波路に複
    数種のグレーティングが一括して形成されていることを
    特徴とするグレーティング型光部品。
  2. 【請求項2】 複数種のグレーティングがグレーティン
    グの温度依存性を補償する温度補償パッケージ内に一括
    して収容されていることを特徴とする請求項1記載のグ
    レーティング型光部品。
  3. 【請求項3】 接続箇所を有しない1本の光導波路に複
    数種のグレーティングが一括して形成されている第1の
    グレーティング部品に、接続箇所を有しない1本の光導
    波路に1種以上のグレーティングが一括して形成されて
    いるグレーティング部品を1つ以上直列に接続して成る
    ことを特徴とするグレーティング型光部品。
  4. 【請求項4】 複数のグレーティング部品にそれぞれ形
    成された1種以上のグレーティングは、それぞれのグレ
    ーティング部品ごとに、グレーティングの温度依存性を
    補償する温度補償パッケージ内に一括して収容されてい
    ることを特徴とする請求項3記載のグレーティング型光
    部品。
  5. 【請求項5】 光導波路はコアの周りをクラッドで覆っ
    て形成される光ファイバとしたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項4のいずれか一つに記載のグレーティング
    型光部品。
  6. 【請求項6】 マスクに複数の互いに異なるグレーティ
    ング形成パターンを形成しておき、各グレーティング形
    成パターンを光導波路に対向するようにして該光導波路
    を前記マスクによって覆い、然る後に、前記マスクを介
    して前記光導波路に紫外光照射を行なうことにより、前
    記光導波路にグレーティングを一括配列形成することを
    特徴とするグレーティング型光部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 1枚のマスク内に複数の異なるグレーテ
    ィング形成パターンを形成したことを特徴とするグレー
    ティング型光部品の製造に用いられるマスク。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに
    記載のグレーティング型光部品を挟む両端側にサーキュ
    レータを接続し、一方側のサーキュレータにドロップポ
    ートを接続し、他方側のサーキュレータにアドポートを
    接続したことを特徴とするグレーティング型光部品を用
    いた光モジュール。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに
    記載のグレーティング型光部品の一端側にアイソレータ
    を接続して他端側に出力ポートを接続し、前記アイソレ
    ータに入力ポートを接続したことを特徴とするグレーテ
    ィング型光部品を用いた光モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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