JP2002122393A - 積層式熱交換器 - Google Patents

積層式熱交換器

Info

Publication number
JP2002122393A
JP2002122393A JP2001035930A JP2001035930A JP2002122393A JP 2002122393 A JP2002122393 A JP 2002122393A JP 2001035930 A JP2001035930 A JP 2001035930A JP 2001035930 A JP2001035930 A JP 2001035930A JP 2002122393 A JP2002122393 A JP 2002122393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubes
tube
fluid
heat exchanger
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001035930A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Shibagaki
和弘 柴垣
Shigeki Okochi
大河内  隆樹
Katsunori Uchimura
克則 内村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001035930A priority Critical patent/JP2002122393A/ja
Publication of JP2002122393A publication Critical patent/JP2002122393A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/026Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
    • F28F9/027Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of distribution pipes
    • F28F9/0273Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits in the form of distribution pipes with multiple holes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0031Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
    • F28D9/0043Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2250/00Arrangements for modifying the flow of the heat exchange media, e.g. flow guiding means; Particular flow patterns
    • F28F2250/10Particular pattern of flow of the heat exchange media
    • F28F2250/104Particular pattern of flow of the heat exchange media with parallel flow

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EGRクーラの冷却能力が低下してしまうこ
とを防止する。 【解決手段】 冷却水導入パイプ部151に連なる第1
タンク133に開口部135bが形成されたパイプ部1
35aを配設し、このパイプ部135aに形成された開
口部135bの開口面積を調節することによりその開口
部135bに連なるチューブ120に流れ込む冷却水量
を調節する。これにより、各チューブ120内を流通す
る冷却水量が大きく相違することを防止できるので、冷
却水導入パイプ部151近傍のチューブ120におい
て、冷却水が局所的に沸騰してしまうことを防止しつ
つ、熱伝達率が低下してしまうことを抑制できる。延い
ては、EGRクーラクーラの冷却能力が低下してしまう
ことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層式熱交換器に
関するもので、燃焼により発生した排気と水等の冷却流
体との間で熱交換を行う排気熱交換器に適用して有効で
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は発明者等が試作検討した排気熱交
換器の模式図である。そして、図3中120は冷却水が
流通する扁平状のチューブであり、このチューブ120
周りに排気が流通することにより排気と冷却水とが熱交
換される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記試作検
討品では、チューブ120の長手方向と直交する方向
(紙面上下方向)に延びるタンクにて各チューブ120
に冷却水を分配供給しており、この例では紙面下側から
冷却水をタンク内に流入させている。
【0004】このとき、冷却水の入口151から排気熱
交換器内に流入した冷却水は、その流通の向きを略90
度して各チューブ120内に流入するので、タンク内に
おいて、冷却水の入口151から見て最も離れた奥側ほ
ど冷却水の静圧が大きくなる。
【0005】したがって、冷却水の入口151から離れ
た部位に位置するチューブほど、タンクからチューブ内
に流入する冷却水量が大きくなるので、チューブ120
内を流通する冷却水量がチューブ毎に相違してしまう。
【0006】このため、冷却水の入口151近傍に位置
する流量が小さいチューブ120においては、冷却水が
局所的に沸騰してしまうおそれがあるとともに、熱伝達
率が低下して熱交換能力が低下してしまう。
【0007】本発明は、上記点に鑑み、積層式熱交換器
の熱交換能力が低下してしまうことを防止することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、流体が流通
する複数本のチューブ(120)を、その長手方向と直
交する方向に積層することにより構成された積層式熱交
換器であって、チューブ(120)の長手方向と交差す
る方向に延びて複数本のチューブ(120)に連通し、
複数本のチューブ(120)に流体を分配供給するとと
もに、各チューブ(120)に分配供給する流体量を調
節する分配量調節手段(135)が設けられていること
を特徴とする。
【0009】これにより、各チューブ(120)内を流
通する冷却水量が大きく相違することを防止することが
可能となるので、積層式熱交換器の熱交換能力が低下し
てしまうことを防止できる。
【0010】なお、分配量調節手段(135)は、請求
項2に記載の発明のごとく、チューブ(120)の長手
方向と直交する方向に延びるパイプ部(135a)、及
びパイプ部(135a)のうちチューブ(120)に対
応する部位に形成された開口部(135b)を有して構
成することが望ましい。
【0011】また、請求項3に記載の発明のごとく、分
配量調節手段(135)は、開口部(135b)の開口
面積が、パイプ部(135a)の流体入口側に近づくほ
ど大きくなるように構成することが望ましい。
【0012】請求項4に記載の発明では、燃焼により発
生した排気と冷却流体との間で熱交換を行う排気熱交換
器であって、冷却流体が流通する複数本のチューブ(1
20)を、その長手方向と直交する方向に積層し、チュ
ーブ(120)の長手方向と交差する方向に延びて複数
本のチューブ(120)に連通し、複数本のチューブ
(120)に流体を分配供給するとともに、各チューブ
(120)に分配供給する流体量を調節する分配量調節
手段(135)を設けたことを特徴とする。
【0013】これにより、各チューブ(120)内を流
通する冷却水量が大きく相違することを防止できるの
で、流量が小さいチューブ(120)において、冷却流
体が局所的に沸騰してしまうことを防止しつつ、熱伝達
率が低下してしまうことを抑制できる。延いては、排気
熱交換器の熱交換能力(冷却能力)が低下してしまうこ
とを防止できる。
【0014】なお、請求項5に記載の発明のごとく、所
定形状にプレス成形された板材(131、132)を、
その板材(131、132)の厚み方向に積層してろう
付け接合することによりチューブ(120)を構成し、
分配量調節手段(135)は、板材(131、132)
の積層方向に延びるパイプ部(135a)、及びパイプ
部(135a)のうちチューブ(120)に対応する部
位に形成された開口部(135b)を有して構成するこ
とが望ましい。
【0015】請求項6に記載の発明では、流体が流通す
るとともに、互いに略平行に並べられた複数本のチュー
ブ(120)と、チューブ(120)の長手方向端部に
設けられ、チューブ(120)の長手方向と略直交する
方向に延びて複数本のチューブ(120)に流体を分配
するタンク部(133)とを備え、タンク部(133)
のうちその長手方向一端側には、流体の流入口(15
1)が設けられており、さらに、複数本のチューブ(1
20)のうちタンク部(133)の長手方向一端側に位
置するチューブ(120)の通路抵抗が、タンク部(1
33)の長手方向他端側に位置するチューブ(120)
の通路抵抗より小さくなるように構成されていることを
特徴とする。
【0016】これにより、各チューブ(120)内を流
通する冷却水量が大きく相違することを防止することが
可能となるので、積層式熱交換器の熱交換能力が低下し
てしまうことを防止できる。
【0017】請求項7に記載の発明では、流体が流通す
るとともに、互いに略平行に並べられた複数本のチュー
ブ(120)と、チューブ(120)の長手方向端部に
設けられ、チューブ(120)の長手方向と略直交する
方向に延びて複数本のチューブ(120)に流体を分配
するタンク部(133)とを備え、タンク部(133)
のうちその長手方向一端側には、流体の流入口(15
1)が設けられており、さらに、複数本のチューブ(1
20)のうちタンク部(133)の長手方向一端側に位
置するチューブ(120)の通路断面積が、タンク部
(133)の長手方向他端側に位置するチューブ(12
0)の通路断面積より大きくなるように構成されている
ことを特徴とする。
【0018】これにより、各チューブ(120)内を流
通する冷却水量が大きく相違することを防止することが
可能となるので、積層式熱交換器の熱交換能力が低下し
てしまうことを防止できる。
【0019】請求項8に記載の発明では、流体が流通す
るとともに、互いに略平行に並べられた複数本のチュー
ブ(120)と、チューブ(120)の長手方向一端側
に設けられ、チューブ(120)の長手方向と略直交す
る方向に延びて複数本のチューブ(120)に流体を分
配する第1タンク部(133)と、チューブ(120)
の長手方向他端側に設けられ、チューブ(120)の長
手方向と略直交する方向に延びて複数本のチューブ(1
20)から流出する流体を集合させるとともに、流体の
流出口(152)が設けられた第2タンク部(134)
とを備え、第1タンク部(133)のうちその長手方向
一端側には、流体の流入口(151)が設けられており
さらに、複数本のチューブ(120)のうち第1タンク
部(133)の長手方向一端側に位置するチューブ(1
20)を経由して流入口(151)から第2タンク部
(134)に至る流体通路の通路抵抗が、複数本のチュ
ーブ(120)のうち第1タンク部(133)の長手方
向他端側に位置するチューブ(120)を経由して流入
口(151)から第2タンク部(134)に至る流体通
路の通路抵抗より小さくなるように構成されていること
を特徴とする。
【0020】これにより、各チューブ(120)内を流
通する冷却水量が大きく相違することを防止することが
可能となるので、積層式熱交換器の熱交換能力が低下し
てしまうことを防止できる。
【0021】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0022】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係る積層
式熱交換器をディーゼルエンジン(内燃機関)用のEG
Rガス冷却装置(排気熱交換器)用に適用したものであ
り、図1は本実施形態に係るEGRガス冷却装置(以
下、ガスクーラと呼ぶ。)100を用いたEGR(排気
再循環装置)の模式図である。
【0023】図1中、200はディーゼルエンジン(以
下、エンジンと略す。)であり、210はエンジン20
0から排出される排気の一部をエンジン200の吸気側
に還流させる排気再循環管である。
【0024】220は排気再循環管210の排気流れ途
中に配設されて、エンジン200の稼働状態に応じてE
GRガス量を調節する周知のEGRバルブであり、ガス
クーラ100は、エンジン200の排気側とEGRバル
ブ220との間に配設されてEGRガスとエンジン冷却
水(以下、冷却水と略す。)との間で熱交換を行いEG
Rガスを冷却する。
【0025】次に、ガスクーラ100の構造について述
べる。
【0026】図2はガスクーラ100の外形図であり、
図3は図2のA−A断面図であり、図4は図2のB−B
断面図であり、図5は図2のC−C断面図である。そし
て、図3、4中、110はEGRガス(第2流体)が流
通する排気通路であり、120は冷却水(第1流体)が
流通する扁平状のチューブである。
【0027】そして、排気通路110のうちチューブ1
20間の隙間112には、図3に示すように、EGRガ
スとの接触面積を拡大してEGRガスと冷却水との熱交
換を促進するステンレス製のインナーフィン111が配
設されており、このインナーフィン111は、排気通路
110内においてEGRガスの温度境界層が成長するこ
とを抑制すべく、EGRガス流れに対して直交する方向
に互いにずれた部位を有するオフセット型のフィンであ
る。
【0028】また、チューブ120は、図3、4に示す
ように、所定形状にプレス成形されたステンレス製の積
層プレート(板材)131、132を2枚一組としてそ
の厚み方向(紙面上下方向)に積層することによって形
成されており、この組をなす積層プレート131、13
2とインナーフィン111とを交互に積層することによ
ってEGRガスと冷却水とを熱交換する熱交換コア13
0が構成されている。
【0029】また、140は熱交換コア130を収納す
る箱(バスタブ)状に形成されたステンレス製のコアケ
ーシングであり、141は、コアケーシング140の開
口部142を閉塞するステンレス製のコアキャップ(コ
アプレート)である。
【0030】そして、熱交換コア130は、コアケーシ
ング140内に収納された状態でコアケーシング140
及びコアキャップ141と共にろう付けにて一体接合さ
れている。このため、コアケーシング143内空間のう
ち熱交換コア130の周囲の空間が排気通路110を構
成することとなる。
【0031】また、図3中、151は冷却水を熱交換コ
ア130に導く冷却水導入パイプ部(流入口)であり、
152は熱交換を終えた冷却水を排出する冷却水排出パ
イプ部(流出口)であり、153は排気をコアケーシン
グ140(排気通路110)に導入する排気導入ジョイ
ント部であり、154は熱交換を終えた排気を排出する
排気排出ジョイント部である。
【0032】そして、両パイプ部151、152及び両
ジョイント部153、154は、チューブ120内の冷
却水流れと排気通路110内を排気流れとが対向流れと
なるように配置構成されている。なお、両パイプ部15
1、152及び両ジョイント部153、154はステン
レス製であり、コアケーシング140及びコアキャップ
141にろう付けされている。
【0033】ところで、両パイプ部151、152は、
図2に示すように、チューブ120の短径方向(積層方
向)から見て対角の部位に位置するように設けられてお
り、熱交換コア130(チューブ120)のうち両パイ
プ部151、152に対応する部位には、図4、5に示
すように、チューブ120の長手方向と直交する方向
(紙面上下方向)に延びて各チューブ120に連通する
第1、2タンク133、134が設けられている。
【0034】なお、第1タンク133は、その長手方向
一端側(図4では、下側)に設けられた冷却水導入パイ
プ部(流入口)151を経由して流入した冷却水を各チ
ューブ120に分配供給するものであり、第2タンク1
34は、その長手方向一端側(図5では、下側)にて冷
却水排出パイプ部(流出口)152と連通するととも
に、各チューブ120から流出した冷却水を集合回収す
るものである。
【0035】そして、冷却水導入パイプ部151に連な
る第1タンク133には、図4に示すように、第1タン
ク133内をチューブ120の長手方向と直交する方向
(チューブ120の短径方向)に延びるパイプ部135
aが配設されており、このパイプ部135aのうちチュ
ーブ120に対応する部位には、パイプ部135a内と
第1タンク133(チューブ120)とを連通させる開
口部135b(図4の斜線部分)が設けられている。
【0036】そして、開口部135bは、パイプ部13
5aの流体入口(冷却水導入パイプ部151)側に近づ
くほど、その開口面積が大きくなるように構成されてい
る。具体的には、図6に示すように、パイプ部135a
の円周方向における開口角度θ及びパイプ135aの軸
方向と平行な寸法Lをパイプ部135aの流体入口(冷
却水導入パイプ部151)側に近づくほど大きくするこ
とにより開口面積を大きくしている。
【0037】なお、本実施形態では、パイプ部135a
は、冷却水導入パイプ部151を熱交換コア130内ま
で延長することにより冷却水導入パイプ部151と一体
形成されている。
【0038】次に、本実施形態(作用効果)の特徴を述
べる。
【0039】本実施形態によれば、冷却水導入パイプ部
151に連なる第1タンク133に開口部135bが形
成されたパイプ部135aが配設されているので、開口
部135bの開口面積を調節することによりその開口部
135bに連なるチューブ120に流れ込む冷却水量を
調節することができる。
【0040】つまり、本実施形態では、パイプ部135
a及び開口部135bにより各チューブ120に分配供
給する流体量を調節する分配量調節器(分配量調節手
段)135を構成し、この分配量調節器135により各
チューブ120に分配供給する冷却水量を調節している
ので、第1タンク133内に置いて、冷却水導入パイプ
部151から見て奥側に向かうほど冷却水の静圧が大き
くなっても、各チューブ120に分配供給される冷却水
量を略同量とすることができる。
【0041】したがって、各チューブ120内を流通す
る冷却水量が大きく相違することを防止できるので、冷
却水導入パイプ部151近傍のチューブ120におい
て、冷却水が局所的に沸騰してしまうことを防止しつ
つ、熱伝達率が低下してしまうことを抑制できる。延い
ては、ガスクーラ100の熱交換能力(冷却能力)が低
下してしまうことを防止できる。
【0042】また、パイプ部135aを第1タンク13
3内に配設することにより分配量調節器(分配量調節手
段)135を構成することができるので、1つのガスク
ーラ100において、複数枚の積層プレート131、1
32を同一部品とすることができる。したがって、部品
種類を増大させることなく、簡便な手段にて分配量調節
器(分配量調節手段)135を構成することができる。
【0043】(第2実施形態)第1実施形態では、パイ
プ部135a及び開口部135b(分配量調節器13
5)により各チューブ120に分配供給する冷却水量を
調節したが、本実施形態は、図7、8に示すように、パ
イプ部135aを廃止するとともに、複数本のチューブ
120のうち、第1タンク133の長手方向一端側(流
入口側)から他端側(冷却水導入パイプ部151から見
て奥側)にずれた部位に位置するチューブ120ほど、
その通路断面積を大きくすることにより、第1タンク1
33の長手方向他端側から一端側(流入口側)にずれた
部位に位置するチューブ120ほど、その通路抵抗が小
さくなるように構成している。
【0044】なお、図7は、第1タンク133の長手方
向一端側と他端側とで積層プレート131、132の形
状を相違させることによりチューブ120の通路断面積
(通路抵抗)を相違させた例であり、図8は、積層プレ
ート131、132は全て共通として、積層プレート1
31、132間に挿入するカラー(プレート)120a
の厚みを相違させることによりチューブ120の通路断
面積(通路抵抗)を相違させた例である。因みに、カラ
ー120aは熱交換コア130のろう付け時に積層プレ
ート131、132にろう付けされる。
【0045】以上に述べた構造により、本実施形態にお
いても、各チューブ120内を流通する冷却水量が大き
く相違することを防止できるので、冷却水導入パイプ部
151近傍のチューブ120において、冷却水が局所的
に沸騰してしまうことを防止しつつ、熱伝達率が低下し
てしまうことを抑制できる。
【0046】(その他の実施形態)上述の第1実施形態
では、パイプ部135aと冷却水導入パイプ部151と
が一体化されていたが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、パイプ部135aと冷却水導入パイプ部15
1とを別体としてもよい。
【0047】また、上述の第1実施形態では、第1タン
ク133内にパイプ部135aを配設し、このパイプ部
135aに開口部135bを設けることにより分配量調
節器(分配量調節手段)135を構成したが、本発明は
これに限定されるものではなく、例えば積層プレート1
31、132のうち第1タンク133を形成する部位の
連通穴131a、132a(図5参照)の大きさを冷却
水導入パイプ部151側に近づくほど大きくする等して
分配量調節器(分配量調節手段)135を構成してもよ
い。
【0048】また、上述の第1実施形態では、冷却水導
入パイプ部151に連なる第1タンク133のみに分配
量調節器135を設けたが、冷却水排出パイプ部152
に連なる第2タンク134に分配量調節器135を設け
てもよい。
【0049】また、上述の実施形態では、本発明に係る
積層式熱交換器をEGRガスクーラに適用したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、その他の熱交換器
にも適用することができる。
【0050】また、本発明は、上述の実施形態からも明
らかなように、複数本のチューブ120のうち第1タン
ク部133の長手方向一端側(流入口側)に位置するチ
ューブ120を経由して流入口(冷却水導入パイプ部1
51)から第2タンク部134)に至る流体通路の通路
抵抗が、複数本のチューブ120のうち第1タンク部1
13の長手方向他端側に位置するチューブ120を経由
して流入口(冷却水導入パイプ部151)から第2タン
ク部134に至る流体通路の通路抵抗より小さくするこ
とにより、各チューブ120内を流通する冷却水量が大
きく相違することを防止するものであるので、その具体
的な手段は、上述の実施形態に示された手段に限定され
るものではない。
【0051】また、上述の実施形態では、第1タンク1
33の長手方向一端側(流入口側)から他端側(冷却水
導入パイプ部151から見て奥側)に向かうほど、次第
に通水抵抗が大きくなるように、開口部135bやチュ
ーブ120の通路断面積を変化させたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば第1タンク133の
長手方向一端側(流入口側)と他端側とで、開口部13
5bやチューブ120の通路断面積を変化させてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るガスクーラを用い
たEGRガス冷却装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るガスクーラの外形
図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】(a)は本発明の第1実施形態に係るガスクー
ラに適用されるパイプ部の正面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図であり、(c)は(a)の上面図
である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るガスクーラにおけ
る第1タンクの断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の変形例に係るガスクー
ラにおける第1タンクの断面図である。
【符号の説明】
110…排気通路、120…チューブ(冷却水通路)、
130…熱交換コア、133…タンク、135…分配量
調節器(分配量調節手段)、135a…パイプ部、13
5b…開口部。
フロントページの続き (72)発明者 内村 克則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L065 DA13 3L103 AA18 BB17 CC02 CC27 DD19 DD32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流通する複数本のチューブ(12
    0)を、その長手方向と直交する方向に積層することに
    より構成された積層式熱交換器であって、 前記チューブ(120)の長手方向と交差する方向に延
    びて前記複数本のチューブ(120)に連通し、前記複
    数本のチューブ(120)に流体を分配供給するととも
    に、前記各チューブ(120)に分配供給する流体量を
    調節する分配量調節手段(135)が設けられているこ
    とを特徴とする積層式熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記分配量調節手段(135)は、前記
    チューブ(120)の長手方向と直交する方向に延びる
    パイプ部(135a)、及び前記パイプ部(135a)
    のうち前記チューブ(120)に対応する部位に形成さ
    れた開口部(135b)を有して構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の積層式熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記分配量調節手段(135)は、前記
    開口部(135b)の開口面積が、前記パイプ部(13
    5a)の流体入口側に近づくほど大きくなるように構成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の積層式熱
    交換器。
  4. 【請求項4】 燃焼により発生した排気と冷却流体との
    間で熱交換を行う排気熱交換器であって、 前記冷却流体が流通する複数本のチューブ(120)
    を、その長手方向と直交する方向に積層し、 前記チューブ(120)の長手方向と交差する方向に延
    びて前記複数本のチューブ(120)に連通し、前記複
    数本のチューブ(120)に流体を分配供給するととも
    に、前記各チューブ(120)に分配供給する流体量を
    調節する分配量調節手段(135)を設けたことを特徴
    とする排気熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記チューブ(120)は、所定形状に
    プレス成形された板材(131、132)を、その板材
    (131、132)の厚み方向に積層してろう付け接合
    することにより構成されており、 さらに、前記分配量調節手段(135)は、前記板材
    (131、132)の積層方向に延びるパイプ部(13
    5a)、及び前記パイプ部(135a)のうち前記チュ
    ーブ(120)に対応する部位に形成された開口部(1
    35b)を有して構成されていることを特徴とする請求
    項4に記載の排気熱交換器。
  6. 【請求項6】 流体間で熱交換を行う熱交換器であっ
    て、 流体が流通するとともに、互いに略平行に並べられた複
    数本のチューブ(120)と、 前記チューブ(120)の長手方向端部に設けられ、前
    記チューブ(120)の長手方向と略直交する方向に延
    びて前記複数本のチューブ(120)に流体を分配する
    タンク部(133)とを備え、 前記タンク部(133)のうちその長手方向一端側に
    は、流体の流入口(151)が設けられており、 さらに、前記複数本のチューブ(120)のうち前記タ
    ンク部(133)の長手方向一端側に位置するチューブ
    (120)の通路抵抗が、前記タンク部(133)の長
    手方向他端側に位置するチューブ(120)の通路抵抗
    より小さくなるように構成されていることを特徴とする
    熱交換器。
  7. 【請求項7】 流体間で熱交換を行う熱交換器であっ
    て、 流体が流通するとともに、互いに略平行に並べられた複
    数本のチューブ(120)と、 前記チューブ(120)の長手方向端部に設けられ、前
    記チューブ(120)の長手方向と略直交する方向に延
    びて前記複数本のチューブ(120)に流体を分配する
    タンク部(133)とを備え、 前記タンク部(133)のうちその長手方向一端側に
    は、流体の流入口(151)が設けられており、 さらに、前記複数本のチューブ(120)のうち前記タ
    ンク部(133)の長手方向一端側に位置するチューブ
    (120)の通路断面積が、前記タンク部(133)の
    長手方向他端側に位置するチューブ(120)の通路断
    面積より大きくなるように構成されていることを特徴と
    する熱交換器。
  8. 【請求項8】 流体間で熱交換を行う熱交換器であっ
    て、 流体が流通するとともに、互いに略平行に並べられた複
    数本のチューブ(120)と、 前記チューブ(120)の長手方向一端側に設けられ、
    前記チューブ(120)の長手方向と略直交する方向に
    延びて前記複数本のチューブ(120)に流体を分配す
    る第1タンク部(133)と、 前記チューブ(120)の長手方向他端側に設けられ、
    前記チューブ(120)の長手方向と略直交する方向に
    延びて前記複数本のチューブ(120)から流出する流
    体を集合させるとともに、流体の流出口(152)が設
    けられた第2タンク部(134)とを備え、 前記第1タンク部(133)のうちその長手方向一端側
    には、流体の流入口(151)が設けられておりさら
    に、前記複数本のチューブ(120)のうち前記第1タ
    ンク部(133)の長手方向一端側に位置するチューブ
    (120)を経由して前記流入口(151)から前記第
    2タンク部(134)に至る流体通路の通路抵抗が、前
    記複数本のチューブ(120)のうち前記第1タンク部
    (133)の長手方向他端側に位置するチューブ(12
    0)を経由して前記流入口(151)から前記第2タン
    ク部(134)に至る流体通路の通路抵抗より小さくな
    るように構成されていることを特徴とする熱交換器。
JP2001035930A 2000-08-09 2001-02-13 積層式熱交換器 Withdrawn JP2002122393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001035930A JP2002122393A (ja) 2000-08-09 2001-02-13 積層式熱交換器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000241537 2000-08-09
JP2000-241537 2000-08-09
JP2001035930A JP2002122393A (ja) 2000-08-09 2001-02-13 積層式熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002122393A true JP2002122393A (ja) 2002-04-26

Family

ID=26597655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001035930A Withdrawn JP2002122393A (ja) 2000-08-09 2001-02-13 積層式熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002122393A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057901A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 T Rad Co Ltd 熱交換器
WO2006086054A1 (en) * 2005-02-07 2006-08-17 Honeywell Inc. Exhaust gas cooler
JP2007071434A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Tokyo Roki Co Ltd 積層型熱交換器
FR2910119A1 (fr) * 2006-12-18 2008-06-20 Renault Sas Echangeur thermique a plaques
JP2010530054A (ja) * 2007-06-15 2010-09-02 キョンドン ナビエン カンパニー リミテッド 熱交換装置
KR101274233B1 (ko) * 2007-12-14 2013-06-11 현대자동차주식회사 이지알 쿨러 제어장치
JP2016080230A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 日本発條株式会社 熱交換器
FR3059398A1 (fr) * 2016-11-30 2018-06-01 Valeo Systemes Thermiques Dispositif de distribution d'un fluide refrigerant a l'interieur d'une boite collectrice d'un echangeur thermique pour une installation de conditionnement d'air d'un vehicule
JPWO2017141967A1 (ja) * 2016-02-17 2018-10-18 株式会社Ihi 熱処理装置
JP2021032458A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 リンナイ株式会社 プレート式熱交換器
JPWO2020079731A1 (ja) * 2018-10-15 2021-03-11 三菱電機株式会社 熱交換器

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006057901A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 T Rad Co Ltd 熱交換器
JP4602714B2 (ja) * 2004-08-19 2010-12-22 株式会社ティラド 熱交換器
WO2006086054A1 (en) * 2005-02-07 2006-08-17 Honeywell Inc. Exhaust gas cooler
JP2007071434A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Tokyo Roki Co Ltd 積層型熱交換器
FR2910119A1 (fr) * 2006-12-18 2008-06-20 Renault Sas Echangeur thermique a plaques
JP2010530054A (ja) * 2007-06-15 2010-09-02 キョンドン ナビエン カンパニー リミテッド 熱交換装置
KR101274233B1 (ko) * 2007-12-14 2013-06-11 현대자동차주식회사 이지알 쿨러 제어장치
JP2016080230A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 日本発條株式会社 熱交換器
JPWO2017141967A1 (ja) * 2016-02-17 2018-10-18 株式会社Ihi 熱処理装置
JP2020073856A (ja) * 2016-02-17 2020-05-14 株式会社Ihi 熱処理装置
FR3059398A1 (fr) * 2016-11-30 2018-06-01 Valeo Systemes Thermiques Dispositif de distribution d'un fluide refrigerant a l'interieur d'une boite collectrice d'un echangeur thermique pour une installation de conditionnement d'air d'un vehicule
JPWO2020079731A1 (ja) * 2018-10-15 2021-03-11 三菱電機株式会社 熱交換器
JP2021032458A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 リンナイ株式会社 プレート式熱交換器
JP7265962B2 (ja) 2019-08-22 2023-04-27 リンナイ株式会社 プレート式熱交換器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7703505B2 (en) Multifluid two-dimensional heat exchanger
US8857503B2 (en) Calibrated bypass structure for heat exchanger
CN111316057B (zh) 多流体热交换器
US20030010479A1 (en) Exhaust gas heat exchanger
JPH09500710A (ja) 熱交換器
JP2002122393A (ja) 積層式熱交換器
US7007749B2 (en) Housing-less plate heat exchanger
CN106403669A (zh) 车辆用热交换器和具备该车辆用热交换器的车辆
JP2008231929A (ja) Egrクーラ用熱交換器の冷却水入口構造
US6446712B1 (en) Radial flow annular heat exchangers
US20190162489A1 (en) Heat exchanger for an internal combustion engine
US6026894A (en) Plate-type heat exchanger, in particular oil cooler
JP2010270982A (ja) 熱交換器
US7121331B2 (en) Heat exchanger
JP2004037073A (ja) 積層型熱交換器
JP4857074B2 (ja) プレート型熱交換器
JPH07332890A (ja) 複式積層型熱交換器
KR20140005216A (ko) 유체 흐름 제어장치를 갖는 유체 흐름 혼합박스
JP3663667B2 (ja) タンク内蔵型熱交換器
KR102567473B1 (ko) 다수의 유체를 냉각시키기 위한 열교환기
KR20090015582A (ko) 열교환기
JP2020091056A (ja) 熱交換器
JP2001041109A (ja) 排気熱交換器
JP7484345B2 (ja) オイルクーラ
JP2002332920A (ja) 排気熱交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513