JP2002122358A - 太陽熱利用装置 - Google Patents

太陽熱利用装置

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JP2002122358A
JP2002122358A JP2000313145A JP2000313145A JP2002122358A JP 2002122358 A JP2002122358 A JP 2002122358A JP 2000313145 A JP2000313145 A JP 2000313145A JP 2000313145 A JP2000313145 A JP 2000313145A JP 2002122358 A JP2002122358 A JP 2002122358A
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water
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solar
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Yoshitsugu Nishiyama
吉継 西山
Takeji Watanabe
竹司 渡辺
Ryuta Kondo
龍太 近藤
Satoshi Imabayashi
敏 今林
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/44Heat exchange systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽熱を太陽熱集熱パネルで受熱し、水と冷
媒を介して給湯、暖房を行う太陽熱利用装置において、
太陽熱集熱パネルが受熱した太陽熱を冷媒で集熱する運
転を行うとき、水で太陽熱集熱パネルの熱を集熱するこ
とが不可能である。 【解決手段】 大気を太陽熱集熱パネル22に沿うよう
に通風させる送風手段25と、太陽熱集熱パネル22を
通過した大気と冷媒が熱交換する冷媒集熱熱交換器23
と、太陽熱集熱パネルを通過した大気と水が熱交換する
水集熱熱交換器24を設置した。これによって、太陽熱
集熱パネル22で高温の大気を生成し、この熱を冷媒、
および水で集熱するので、太陽熱を冷媒集熱熱交換器2
3で集熱する運転を行う場合でも、これと同時に水集熱
熱交換器24で太陽熱を集熱する給湯運転が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱を熱源とし
て給湯と暖房を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の太陽熱利用装置として
は、例えば、特開昭60−29861号公報に記載され
ているようなものがあった。図12は、前記公報に記載
された従来の給湯と冷暖房を行う太陽熱利用装置を示す
ものである。
【0003】図12において、1は圧縮機、2は冷媒回
路切替弁、3は膨張弁、4は太陽熱集熱パネル、5は太
陽熱集熱パネル4に配した冷媒集熱熱交換器、6は太陽
熱集熱パネル4に冷媒集熱熱交換器5と隣接するように
配した水集熱熱交換器、7は蓄冷熱槽、8は凝縮器、9
はヒートポンプ回路回路、10、11は蓄冷熱槽7とフ
ァンコイル(図示せず)等の放熱手段と接続される接続
配管、12は貯水槽、13、14は水集熱熱交換器6と
貯水槽12を連結する水回路、15は貯水槽12の水を
水集熱熱交換器6、または、温水熱交換器16へ搬送す
るポンプ、16は蓄冷熱槽7に設置して、蓄冷熱槽7の
温冷熱と貯水槽12の水とを熱交換させる温水熱交換
器、17は水回路13、14と温水熱交換器16を連結
する水回路、18、19は水回路切替弁であり、貯水槽
12の水の搬送先を太陽熱集熱パネル4、あるいは温水
熱交換器16のどちらかに選択することが出来る。2
0、21は貯水槽12に水を出水、あるいは給水する接
続配管である。蓄冷熱槽7の媒体として、水、あるいは
不凍液等が用いられている。
【0004】上記構成において、冷房運転は以下の動作
を行う。圧縮機1、冷媒回路切替弁2、冷媒集熱熱交換
器5、膨張弁3、凝縮器8、冷媒回路切替弁2、圧縮機
1の順に冷媒が流れるように冷媒回路切替弁2を設定す
る。圧縮機1より吐出された冷媒は冷媒集熱熱交換器5
で凝縮し、凝縮熱を太陽熱集熱パネル4を通じて大気へ
放熱する。膨張弁3を通過して低温低圧となった冷媒
を、凝縮器8で蒸発させて蓄冷熱槽7に冷熱を蓄え、こ
の冷熱を接続配管10、11よりファンコイル等の放熱
手段へ搬送することによって冷房を行う。
【0005】次に暖房運転は、以下の動作を行う。圧縮
機1、冷媒回路切替弁2、凝縮器8、膨張弁3、冷媒集
熱熱交換器5、冷媒回路切替弁2、圧縮機1の順に冷媒
が流れるように冷媒回路切替弁2を設定する。膨張弁3
を通過して低温低圧となった冷媒は冷媒集熱熱交換器5
で蒸発し、太陽熱集熱パネル4より熱を奪う。その後、
凝縮器8で冷媒を凝縮させて蓄冷熱槽7に温熱を蓄え
る。この温熱を接続配管10、11よりファンコイル等
の放熱手段へ搬送することによって暖房を行う。また、
この蓄熱した温熱を温水熱交換器16を介して、貯水槽
12の水の加温に利用することも出来る。
【0006】次に給湯運転は、以下の動作を行う。ま
ず、昼間の太陽熱受熱によって温度の高くなった太陽熱
集熱パネル4に配している水集熱熱交換器6に水を送
る。水は太陽熱集熱パネル4に蓄えられた熱を受けて温
水となり、貯水槽12に蓄えられる。曇り、または雨天
時には、上記の冷房運転を行い、冷媒集熱熱交換器5よ
り放出される冷媒の凝縮熱を水集熱熱交換器6の水で集
熱し、温水を生成させる。または、蓄冷熱槽7に温熱が
蓄熱されているとき、温水熱交換器16を介して貯水槽
12の水と熱交換させて、温水を生成させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成は、太陽熱集熱パネル4に冷媒集熱熱交換器5
と水集熱熱交換器6を隣接する形で配した構造であるた
め、冷媒を冷媒集熱熱交換器5で蒸発させて、太陽熱集
熱パネル4から受熱した太陽熱を奪う運転を行うとき、
冷媒集熱熱交換器5に隣接して設置した水集熱熱交換器
6も同時に熱伝導によって冷却される。このとき、水集
熱熱交換器6に通水しても水集熱熱交換器6が冷却され
ているので、温水を生成することができない。従って、
太陽熱を冷媒集熱熱交換器5と水集熱熱交換器6を介し
て冷媒と水で同時に集熱することが不可能となるから、
日射がある昼間に太陽熱を使った暖房と給湯の同時運転
が出来ないばかりでなく、水集熱熱交換器6が冷媒の蒸
発によって冷却されるので、水集熱熱交換器6内の水が
凍結して水集熱熱交換器6を破壊するという課題を有し
ていた。
【0008】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、太陽熱を大気の顕熱へ変換し、高温の大気より冷媒
集熱熱交換器と水集熱熱交換器を介して冷媒と水で同時
に集熱することを可能にし、太陽熱を使って給湯、およ
び、暖房と給湯運転を同時に行う効率の高い太陽熱利用
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、太陽熱を集熱する太陽熱集熱パネルと、圧
縮機を有するヒートポンプ回路と、水回路と、大気を前
記太陽熱集熱パネルに沿うように通風させる送風手段
と、前記太陽熱集熱パネルを通過した大気と前記ヒート
ポンプ回路の冷媒が熱交換する冷媒集熱熱交換器と、前
記太陽熱集熱パネルを通過した大気と前記水回路の水が
熱交換する水集熱熱交換器を備えた太陽熱利用装置とし
たものである。
【0010】これによって、太陽熱を太陽熱集熱パネル
を介して大気の温熱へ変換し、生成した高温の大気が保
有する温熱を、冷媒集熱熱交換器と水集熱熱交換器で大
気と冷媒、および水と熱交換させて集熱するので、太陽
熱を冷媒集熱熱交換器で集熱しても、水集熱熱交換器は
熱伝導によって冷却されないから、太陽熱を冷媒集熱熱
交換器と水集熱熱交換器を介して冷媒と水で同時に集熱
することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、太陽熱
を集熱する太陽熱集熱パネルと、圧縮機を有するヒート
ポンプ回路と、水回路と、大気を前記太陽熱集熱パネル
に沿うように通風させる送風手段と、前記太陽熱集熱パ
ネルを通過した大気と前記ヒートポンプ回路の冷媒が熱
交換する冷媒集熱熱交換器と、前記太陽熱集熱パネルを
通過した大気と前記水回路の水が熱交換する水集熱熱交
換器を備えたことを特徴とする太陽熱利用装置とするこ
とにより、太陽熱を太陽熱集熱パネルを介して太陽熱を
大気の温熱へ変換し、生成した高温の大気が保有する温
熱を、冷媒集熱熱交換器と水集熱熱交換器で大気と冷
媒、および水と熱交換させて集熱するので、太陽熱を冷
媒集熱熱交換器で集熱しても、水集熱熱交換器は熱伝導
によって冷却されないから、太陽熱を冷媒集熱熱交換器
と水集熱熱交換器を介して冷媒と水で同時に集熱するこ
とが可能となり、太陽熱を利用して給湯と暖房を同時に
行う効率の高い太陽熱利用装置とすることが出来る。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記太陽熱集熱
パネルを通過した大気が、前記水集熱熱交換器、前記冷
媒集熱熱交換器の順に通過するように、前記水集熱熱交
換器と前記冷媒集熱熱交換器を設置したことを特徴とす
る請求項1記載の太陽熱利用装置とすることにより、太
陽熱集熱パネルが受熱した太陽熱を大気の温熱へ変換し
て、水集熱熱交換器で水と熱交換して集熱したあと、冷
媒集熱熱交換器で冷媒と熱交換して集熱するので、太陽
熱を冷媒集熱熱交換器で集熱しても、水集熱熱交換器は
熱伝導によって冷却されないから、太陽熱を冷媒集熱熱
交換器と水集熱熱交換器を介して冷媒と水で同時に集熱
することが可能となる。従って、水集熱熱交換器による
高温の給湯運転と、給湯能力の増大化が可能となり、太
陽熱を利用して給湯と暖房を同時に行う効率の高い太陽
熱利用装置とすることが出来る。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記冷媒集熱熱
交換器の大気側入口に、外気を吸入するための開閉が可
能な開閉ダンパーを備えたことを特徴とする請求項1〜
2のいずれか1項に記載の太陽熱利用装置とすることに
より、太陽熱集熱パネルが受熱した太陽熱を大気の温熱
へ変換して、水、あるいは冷媒と熱交換させるときに、
大気と水との交換熱量が多いときに、外部の大気を吸引
してヒートポンプの高効率化を図るので、太陽熱を利用
して給湯と暖房運転を同時に行う効率の高い太陽熱利用
装置とすることが出来る。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記太陽熱集熱
パネルの温度を検知する温度センサーと、前記水回路の
水を搬送するポンプと、前記圧縮機の運転を制御する圧
縮機制御手段と、前記ポンプの運転を制御するポンプ制
御手段を備え、前記温度センサーの検知温度T0が所定
温度T1、T2(T1<T2)に対して、T0<T2と
なるとき前記圧縮機制御手段は圧縮機を運転させ、T1
<T0となるとき前記ポンプ制御手段ポンプは前記ポン
プを運転させることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の太陽熱利用装置とすることにより、太陽
熱集熱パネルが受熱した太陽熱を大気の温熱へ変換し、
日射量に応じて、水、あるいは冷媒と同時、あるいは単
独に熱交換させて集熱するので、日射量に応じて給湯と
暖房運転を同時に行う効率の高い太陽熱利用機器とする
ことが出来る。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記水集熱熱交
換器の水回路出口に、水の温度を検知する温度センサー
と、前記温度センサーの検知温度を基に前記圧縮機の運
転を制御する圧縮機制御手段を備え、前記温度センサー
の検知温度T3が所定温度T4に対して、T3<T4と
なるとき前記圧縮機制御手段は圧縮機を運転させること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽
熱利用装置とすることにより、日射量の変化に応じて、
同時に圧縮機の運転を行うか否かを制御し、目標とする
温度の温水を高効率で生成する太陽熱利用装置とするこ
とが出来る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における太陽熱利用装置の構成図を示すものである。
22は太陽熱集熱パネル、23は太陽熱集熱パネル22
を通過した大気とヒートポンプ回路9の冷媒が熱交換す
る冷媒集熱熱交換器、24は太陽熱集熱パネル22を通
過した大気と水が熱交換する水集熱熱交換器、25は外
部より大気を吸引し、太陽熱集熱パネル22を沿うよう
に大気を通風させる送風手段である。太陽熱集熱パネル
22は太陽熱を受熱し、太陽熱集熱パネル22の表面は
高温になる。このとき、送風手段25を作動させると、
大気は太陽熱集熱パネル22を通過し、高温の太陽熱集
熱パネル22表面と熱交換して高温の大気となる。その
あと、温度の高くなった大気は、冷媒集熱熱交換器2
3、および水集熱熱交換器24を通過する際に、冷媒、
および水と熱交換する。太陽熱を太陽熱集熱パネル22
が受熱しないとき(夜間、曇り、雨天時)、送風手段2
5を作動させると、太陽熱集熱パネル22を通過する大
気は、温度上昇しないまま、冷媒集熱熱交換器23、お
よび水集熱熱交換器24を通過する。ここで、冷媒集熱
熱交換器23と水集熱熱交換器24はフィンチューブ式
熱交換器を用いた。
【0018】以上のように構成された太陽熱利用装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0019】この構成において、冷房運転時は以下の動
作を行う。圧縮機1、冷媒回路切替弁2、冷媒集熱熱交
換器23、膨張弁3、凝縮器8、冷媒回路切替弁2、圧
縮機1の順に冷媒が流れるように冷媒回路切替弁2を設
定する。このとき、送風手段25を作動させて外部から
大気を吸引し、太陽熱集熱パネル22、冷媒集熱熱交換
器23の順に通過させる。冷媒は冷媒集熱熱交換器23
で凝縮し、大気は冷媒集熱熱交換器23を通過する際
に、冷媒の凝縮熱を受熱する。凝縮器8において膨張弁
3を通過して低温低圧となった冷媒を蒸発させることに
よって、蓄冷熱槽7に冷熱を蓄えることができる。この
冷熱を接続配管10、11よりファンコイル等の放熱手
段へ搬送することによって冷房を行う。
【0020】暖房運転時は以下の動作を行う。圧縮機
1、冷媒回路切替弁2、凝縮器8、膨張弁3、冷媒集熱
熱交換器23、冷媒回路切替弁2、圧縮機1の順に冷媒
が流れるように冷媒回路切替弁2を設定する。このと
き、送風手段25を作動させて外部から大気を吸引し、
太陽熱集熱パネル22、冷媒集熱熱交換器23の順に通
過させる。冷媒は冷媒集熱熱交換器23で蒸発し、大気
の保有する熱は冷媒集熱熱交換器23を通過する際に、
冷媒により集熱される。凝縮器8において冷媒を凝縮さ
せることによって、蓄冷熱槽7に温熱を蓄えることがで
きる。この温熱を接続配管10、11よりファンコイル
等の放熱手段へ搬送することによって暖房を行う。太陽
熱を太陽熱集熱パネル22が受熱しているとき暖房運転
を行うと、大気は高温となって冷媒集熱熱交換器23を
通過し、大気の保有する温熱を冷媒によって集熱するこ
とができる。ヒートポンプサイクルの効率は熱源温度の
上昇とともに高くなるので、太陽熱を太陽熱集熱パネル
22が受熱するとき、効率の高い暖房運転を行うことが
できる。
【0021】給湯運転時は以下のような動作を行う。送
風手段25の動作によって、大気を昼間の太陽熱を受熱
して温度の高くなった太陽熱集熱パネル23の表面を沿
うように通風させて、温度の高い大気を生成させる。水
集熱熱交換器24に搬送された水は、温度の高くなった
大気と熱交換して温水となり、貯水槽12に貯水され
る。
【0022】また、太陽熱を太陽熱集熱パネル22で受
熱し、高温の大気が生成できるとき、大気が保有する温
熱を冷媒集熱熱交換器23と水集熱熱交換器24で大気
と冷媒、そして水と熱交換させて集熱し、給湯と暖房を
行うことが出来る。図2は、このときの大気の温度変化
を示すものである。送風手段25の動作によって外部か
ら吸引された大気は、高温の太陽熱集熱パネル22と熱
交換して温度の高い大気となる。昇温した大気は冷媒集
熱熱交換器23を通過する際に、低温低圧の冷媒より集
熱されて温度降下する。その後、水集熱熱交換器24へ
流入するが、水集熱熱交換器24に流入するときの大気
の温度が、水集熱熱交換器25に流入する水の温度より
高いときは、大気が保有する温熱を水に受熱させること
が可能であるので、温水を生成することができる。また
これと同時に、蓄冷熱槽7には温熱が蓄えられるので、
温水熱交換器16を介して水集熱熱交換器24で生成し
た温水を高温化することができる。また、蓄冷熱槽7の
温熱を用いて暖房を行うことが出来る。従って、太陽熱
を太陽熱集熱パネル22が受けているとき、従来の構成
では出来なかった冷媒集熱熱交換器23と水集熱熱交換
器24で同時に大気より集熱することが可能となり、生
成した温水の高温化、ならびに暖房と給湯の同時運転を
行うことが出来る。また、ヒートポンプサイクルの効率
は熱源の温度が上昇すると高くなるので、高温の大気よ
り冷媒集熱熱交換器23で集熱するとき、効率の高い暖
房と給湯運転を行うことができる。
【0023】以上のように、本実施例においては、太陽
熱集熱パネル22と、冷媒集熱熱交換器23と、水集熱
熱交換器24と、送風手段25を設置し、太陽熱を太陽
熱集熱パネル22が受熱しているとき、送風手段25に
よって外部より吸入された大気を太陽熱集熱パネル22
と熱交換させて高温化した後、冷媒集熱熱交換器23、
および水集熱熱交換器24で、冷媒、および水と熱交換
させて集熱する構成としたので、生成した温水の高温
化、ならびに暖房と給湯の同時運転を高効率に行う太陽
熱利用装置とすることが出来る。
【0024】また、暖房運転行う場合に、従来の構成で
発生していた熱伝導による水集熱熱交換器の凍結を、冷
媒集熱熱交換器23と水集熱熱交換器24を分離したこ
とによって防止することが出来る。
【0025】また、冷房運転時には、大気に冷媒集熱熱
交換器23で冷媒の凝縮熱を与えて昇温させ、その後、
水集熱熱交換器24で水と熱交換させて温水を生成する
ことが出来る。従って、冷房廃熱を給湯に利用する装置
とすることが出来る。
【0026】また、図3において、26は凝縮器、2
7、28は水回路切替弁、30は水回路14の水を凝縮
器26へ導く水回路である。図3の構成は、図1の蓄冷
熱槽7、凝縮器8、温水熱交換器16の替わりに、凝縮
器26を設置して、水集熱熱交換器24を通過した水、
あるいは、ポンプ15より水集熱熱交換器24を介さず
直接送られる水を、冷媒の凝縮熱を利用して加熱するも
のである。この構成においても、太陽熱集熱パネル22
で加温された大気と、冷媒、および水を、冷媒集熱熱交
換器23、および水集熱熱交換器24で同時に熱交換さ
せて給湯を行うことが可能であり、水集熱熱交換器24
で生成された温水の温度が低い場合は、水回路30を介
して凝縮器26へ送り、冷媒の凝縮熱を利用して所定の
温度の温水を生成することができる。
【0027】尚、図1では送風手段25を水集熱熱交換
器24出口に設置したが、図4に示すように、送風手段
25を太陽熱集熱パネル22の入口に設置して、外部の
大気を太陽熱集熱パネル22と冷媒集熱熱交換器23と
水集熱熱交換器24へ送風する構成としても、太陽熱集
熱パネル22で加温された大気と、冷媒、および水を、
冷媒集熱熱交換器23、および水集熱熱交換器24で同
時に熱交換させて給湯を行うことが可能である。
【0028】また、図5は、冷媒集熱熱交換器31と水
集熱熱交換器32を並列に配したものである。この構成
においても、、太陽熱集熱パネル22で加温された大気
と、冷媒、および水を、冷媒集熱熱交換器31、および
水集熱熱交換器32で同時に熱交換させて給湯を行うこ
とが可能である。
【0029】尚、本実施例において、太陽熱集熱パネル
22と冷媒集熱熱交換器23と水集熱熱交換器24は隣
接する構成としたが、太陽熱集熱パネル22と冷媒集熱
熱交換器23、あるいは、水集熱熱交換器24を隔離し
て設置し、その間をダクト等で連結した構成としても良
い。
【0030】また、本実施例では、貯水槽12に貯水す
る媒体を水としたが、不凍液を媒体として蓄熱する方式
としても良い。
【0031】(実施例2)図6は、本発明の第2の実施
例における太陽熱利用装置の構成図である。図6におい
て、送風手段25によって外部から吸入される大気が、
太陽熱集熱パネル22、水集熱熱交換器24、冷媒集熱
熱交換器25の順に通過するように、水集熱熱交換器2
4と冷媒集熱熱交換器25を配した構成としている。
【0032】以上のように構成された太陽熱利用装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0033】暖房運転を行うときは第1の実施例で記載
した動作と同じく、圧縮機1、冷媒回路切替弁2、凝縮
器8、膨張弁3、冷媒集熱熱交換器23、冷媒回路切替
弁2、圧縮機1の順に冷媒が流れるように冷媒回路切替
弁2を設定し、大気は冷媒集熱熱交換器23を通過する
際に、冷媒の蒸発により熱を奪われ、凝縮器8で冷媒を
凝縮させることによって、蓄冷熱槽7に温熱を蓄えるこ
とができる。この温熱を接続配管10、11よりファン
コイル等の放熱手段へ搬送することによって暖房を行
う。冷房運転を行うときは第1の実施例で記載した動作
と同じ方法で行う。
【0034】給湯時は第1の実施例で記載した動作と同
じく、大気を昼間の太陽熱によって温度の高くなった太
陽熱集熱パネル22の表面を沿うように通風させ、温度
の高い大気を生成させる。水集熱熱交換器24に搬送さ
れた水は、温度の高くなった大気と熱交換して温水とな
り、貯水槽12に貯水される。
【0035】また、太陽熱を太陽熱集熱パネル22で受
熱し、高温の大気が生成できるとき、大気が保有する温
熱を水集熱熱交換器24と冷媒集熱熱交換器23で大気
と水、そして冷媒と熱交換させて集熱し、給湯と暖房を
行うことが出来る。図7は、このときの大気の温度変化
を示すものである。送風手段25の動作によって外部か
ら吸引された大気は、太陽熱集熱パネル22と熱交換し
温度上昇する。大気が保有する温熱は、水集熱熱交換器
24を通過する際に水に集熱され、温水が生成される。
その後大気は、冷媒集熱熱交換器23を通過する際に、
低温低圧の冷媒より集熱される。大気は太陽熱集熱パネ
ル22で温度が高くなった直後に、水と熱交換するの
で、高温の温水を生成することができる。また、冷媒集
熱熱交換器23に流入する大気の温度が低下していて
も、冷媒の蒸発温度を下げることによって、大気から多
量の蒸発熱を奪って蓄冷熱槽7に温熱を蓄熱することが
可能となる。
【0036】以上のように、本実施例においては、水集
熱熱交換器24と冷媒集熱熱交換器23を、水集熱熱交
換器24、冷媒集熱熱交換器23の順となるように設置
し、太陽熱を太陽熱集熱パネル22が受熱していると
き、送風手段25によって外部より吸入された大気を太
陽熱集熱パネル22と熱交換させて高温化した後、水集
熱熱交換器24、冷媒集熱熱交換器23の順で、水、お
よび冷媒と熱交換する構成としたので、生成する温水の
高温化と暖房能力、給湯能力の増加、ならびに暖房と給
湯の同時運転を行う太陽熱利用装置とすることが出来る
(実施例3)図8は、本発明の第3の実施例における太
陽熱利用装置の構成図である。図8において、33は冷
媒集熱熱交換器23の大気入口に設置して外部より大気
を吸引する開閉ダンパーであり、開閉が可能な構成であ
る。34aは冷媒集熱熱交換器23に流入する大気の温
度を検知する温度センサー、34bは装置外部の大気の
温度を検知する温度センサーである。
【0037】以上のように構成された太陽熱利用装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0038】太陽熱を太陽熱集熱パネル22で受熱し、
高温の大気が生成できるとき、大気が保有する温熱を冷
媒集熱熱交換器23と水集熱熱交換器24で大気と冷
媒、そして水と熱交換させて集熱し、給湯、あるいは給
湯と暖房の同時運転を行う場合は、第1、2の実施例と
同様の方法で行う。しかしながら、図9に示すように、
水集熱熱交換器24で大気と水の交換熱量が多い場合
は、冷媒集熱熱交換器24に流入する大気温度が低下す
る。熱源の温度が低下するとヒートポンプサイクルの効
率が低下するので、温度センサー34aにより冷媒集熱
熱交換器24に流入する大気温度を検知し、検知した温
度が外部の大気温度(温度センサー34bで検知した温
度)より低い場合は、開閉ダンパー33を開放して外部
より大気を吸入する。従って、冷媒集熱熱交換器24に
流入する大気温度は上昇するので、冷媒集熱熱交換器2
3と水集熱熱交換器24より同時に大気より熱を奪うと
きにおいても、高効率なヒートポンプサイクルを形成す
ることが出来る。
【0039】以上のように、本実施例においては、冷媒
集熱熱交換器23の大気入口に外部より大気を吸引する
開閉ダンパー33を設置し、水集熱熱交換器24で大気
と水の交換熱量が多い場合は、開閉ダンパー33を開放
して外部より温度の高い大気を吸入するので、効率の高
い、給湯運転、あるいは給湯と暖房運転を同時に行う太
陽熱利用装置とすることが出来る。
【0040】また、水集熱熱交換器24で集熱を行わ
ず、冷媒集熱熱交換器23のみで大気より熱を集熱して
暖房運転する場合において、日射がない場合、開閉ダン
パーを開いて外部より大気を吸引すると、大気の通風量
を大幅に増加させることが出来るので、日射がない場合
のヒートポンプサイクルの効率を向上させることが出来
る。このときの日射量の判断は、温度センサー34aと
34bの検知温度を基に行うことが出来る。
【0041】また、日射がないとき、あるいは日射量が
少ないとき、貯水槽12に蓄えられている温水を水集熱
熱交換器24へ送り、温水と大気を熱交換させてると高
温の大気を生成することができる。この高温の大気が保
有する温熱を冷媒集熱熱交換器23で冷媒によって集熱
すると、高効率に貯水槽12の温熱を高温化して蓄冷熱
槽7へ移動させることが出来る。従って、蓄冷熱槽7に
温熱が蓄熱されていないときでも、貯水槽12の温熱を
高温化して蓄冷熱槽7に蓄え、暖房運転に利用すること
が可能となる。
【0042】(実施例4)図10は、本発明の第4の実
施例における太陽熱利用装置の構成図である。図10に
おいて、35は太陽熱集熱パネル22の温度を検知する
温度センサー、36は温度センサー35の検知温度を基
に圧縮機1の運転を制御する圧縮機制御手段、37は温
度センサー35の検知温度を基にポンプ15の運転を制
御するポンプ制御手段である。ここで、圧縮機制御手段
36とポンプ制御手段37は、予め設定している所定温
度T1、T2(T1<T2)に対して、温度センサー3
5の検知温度T0がT0<T2となるとき、圧縮機1を
運転させ、T1<T0となるとき、ポンプ15を運転さ
せる。従って、T1≦T0≦T2となるとき、圧縮機1
とポンプ15は同時に動作する。ここで、所定温度T1
は外気温度に0℃〜10℃を加算した値に設定し、所定
温度T2は、目標とする貯水槽に貯水する温水温度に0
℃〜40℃を加算した値としている。
【0043】以上のように構成された太陽熱利用装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0044】太陽熱集熱パネル22で受熱した太陽熱
は、太陽熱集熱パネル22を通過する大気の顕熱へ変換
される。温度の高くなった大気より、水集熱熱交換器2
4では水と熱交換させて集熱し、冷媒集熱熱交換器23
では冷媒と熱交換させて集熱して、給湯運転、あるいは
給湯と暖房の同時運転を行う場合は、第1、2の実施例
と同様の方法で行う。しかしながら、日射がない場合、
あるいは、日射量が少ない場合、水集熱熱交換器24で
集熱できる熱量が少なくなるので、温度の高い温水が生
成できないため、水集熱熱交換器24での水による集熱
が無駄となる。従って、太陽熱集熱パネル22に設置し
た温度センサー35の検知温度T0が所定温度T1より
低いときは、日射量が少ないと判断して、圧縮機制御手
段36とポンプ制御手段37により圧縮機1のみを運転
し、水集熱熱交換器24による集熱は行わず、冷媒集熱
熱交換器23のみのヒートポンプサイクルを用いた集熱
運転を行う。日射量が多く、温度センサーの検知温度T
0が所定温度T2より高くなり、水集熱熱交換器24の
みの熱交換で目標とする温度の温水が生成される場合
は、冷媒集熱熱交換器23での集熱を行う必要がないの
で、圧縮機制御手段36とポンプ制御手段37によりポ
ンプ15のみを運転し、冷媒集熱熱交換器25による集
熱は行わず、水集熱熱交換器24のみの集熱運転を行
う。また、T1<T0<T2となるとき、水集熱熱交換
器24と冷媒集熱熱交換器23より同時に集熱し、ヒー
トポンプサイクルを使った給湯運転、さらには、給湯と
暖房の同時運転を行う。
【0045】以上のように、本実施例においては、太陽
熱集熱パネル22の温度を検知する温度センサー35
と、温度センサー35の検知温度に基づいて圧縮機1と
ポンプ15の運転を制御する圧縮機制御手段36とポン
プ制御手段37を設置し、日射量に応じて、冷媒集熱熱
交換器23と水集熱熱交換器24よる集熱方式を切り替
えることとした。従って、日射量に応じて効率よく給湯
運転、あるいは給湯と暖房の同時運転を行う太陽熱利用
装置とすることが出来る。
【0046】尚、本実施例においては、温度センサーを
基に日射量を推測したが、温度センサーの代わりに日射
量を測定する日射計を設置して、圧縮機1とポンプ15
を制御することも出来る。
【0047】また、水集熱熱交換器24に水を搬送する
手段をポンプ15としたが、水回路の差圧を利用して水
が搬送できる場合は、水量制御弁を代わりに設置して、
水集熱熱交換器24で大気より集熱するか否かを制御す
る。
【0048】(実施例5)図11は、本発明の第5の実
施例における太陽熱利用装置の構成図である。図11に
おいて、38は水集熱熱交換器24の水回路出口に設置
して、水集熱熱交換器24を流出する水の温度を検知す
る温度センサー、39は温度センサー38の検知した温
度を基に圧縮機1の運転を制御する圧縮機制御手段であ
る。温度センサー38の検知温度T3が予め設定した所
定温度T4に対して、T3<T4となるとき圧縮機制御
手段39は圧縮機1を運転させる。ここで、所定温度T
4は、貯水槽12に貯水する目標の温水の温度に0〜1
0℃を加算した値に設定する。
【0049】以上のように構成された太陽熱利用装置に
ついて、以下その動作、作用を説明する。
【0050】太陽熱を太陽熱集熱パネル22が受熱して
いるとき、水集熱熱交換器で温度の高くなった大気より
熱を奪い、給湯運転を行うことが出来る。しかしなが
ら、日射量が少ない場合は、太陽熱集熱パネル22で集
熱する熱量が少なくなるので、太陽熱集熱パネル22を
通過する大気の温度上昇も小さくなる。従って、水集熱
熱交換器24で所定温度T4の温水が生成出来ない場合
がある。そこで、温度センサー38の検知温度T3が目
標の給湯温度T4に達しないとき、圧縮機制御手段39
により圧縮機1を動作させ、ヒートポンプサイクルを用
いて冷媒集熱熱交換器23で大気より集熱し、蓄冷熱槽
7に貯水槽12より高温の熱を蓄える。この高温の温熱
を温水熱交換器16を介して、貯水槽12の温水の加熱
に利用すれば、目標温度T4の温水を生成することがで
きる。日射量が増え、水集熱熱交換器24で目標温度T
4の温水が生成できるようになると、圧縮機制御手段3
9を介して、圧縮機1の運転を停止させる。
【0051】以上のように、本実施例においては、水集
熱熱交換器24の水回路出口に温度センサー38と温度
センサー38の検知温度を基に圧縮機1の運転を制御す
る圧縮機制御手段39を設置し、給湯運転を行うとき、
日射量に応じて、冷媒による集熱を同時に行うか否かの
制御を行うので、日射量に応じて、太陽熱を水集熱熱交
換器と冷媒集熱熱交換器で同時に集熱し、目標とする温
度の温水を高効率で生成する太陽熱利用装置とすること
が出来る。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜5に記載の発
明によれば、大気を太陽熱集熱パネルに沿うように通風
させ、太陽熱集熱パネルを通過して温度の高くなった大
気と冷媒が熱交換する冷媒集熱熱交換器と、温度の高く
なった大気と水が熱交換する水集熱熱交換器を設置し、
太陽熱を冷媒集熱熱交換器で集熱しても、水集熱熱交換
器は熱伝導によって冷却されない構成となるので、太陽
熱を水と冷媒で同時に集熱し、暖房と給湯運転を同時に
行う高効率な太陽熱利用装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における太陽熱利用装置の構
成図
【図2】同太陽熱利用装置の大気温度変化グラフ
【図3】同太陽熱利用装置の構成図
【図4】同太陽熱利用装置の構成図
【図5】同太陽熱利用装置の構成図
【図6】本発明の実施例2における太陽熱利用装置の構
成図
【図7】同太陽熱利用装置の大気温度変化グラフ
【図8】本発明の実施例3における太陽熱利用装置の構
成図
【図9】本発明の実施例4における太陽熱利用装置の構
成図
【図10】同太陽熱利用装置の大気温度変化グラフ
【図11】本発明の実施例5における太陽熱利用装置の
構成図
【図12】従来の太陽熱利用装置の構成図
【符号の説明】
1 圧縮機 9 ヒートポンプ回路 12 貯水槽 13、14 水回路 15 ポンプ 22 太陽熱集熱パネル 23 冷媒集熱熱交換器 24 水集熱熱交換器 25 送風手段 33 開閉ダンパー 35、38 温度センサー 36、39 圧縮機制御手段 37 ポンプ制御手段
フロントページの続き (72)発明者 近藤 龍太 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今林 敏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱を集熱する太陽熱集熱パネルと、
    圧縮機を有するヒートポンプ回路と、水回路と、大気を
    前記太陽熱集熱パネルに沿うように通風させる送風手段
    と、前記太陽熱集熱パネルを通過した大気と前記ヒート
    ポンプ回路の冷媒が熱交換する冷媒集熱熱交換器と、前
    記太陽熱集熱パネルを通過した大気と前記水回路の水が
    熱交換する水集熱熱交換器を備えたことを特徴とする太
    陽熱利用装置。
  2. 【請求項2】 太陽熱集熱パネルを通過した大気が、水
    集熱熱交換器、冷媒集熱熱交換器の順に通過するよう
    に、前記水集熱熱交換器と前記冷媒集熱熱交換器を設置
    したことを特徴とする請求項1記載の太陽熱利用装置。
  3. 【請求項3】 冷媒集熱熱交換器の大気側入口に、外気
    を吸入するための開閉が可能な開閉ダンパーを備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載
    の太陽熱利用装置。
  4. 【請求項4】 太陽熱集熱パネルの温度を検知する温度
    センサーと、前記水回路の水を搬送するポンプと、圧縮
    機の運転を制御する圧縮機制御手段と、前記ポンプの運
    転を制御するポンプ制御手段を備え、前記温度センサー
    の検知温度T0が所定温度T1、T2(T1<T2)に
    対して、T0<T2となるとき前記圧縮機制御手段は圧
    縮機を運転させ、T1<T0となるとき前記ポンプ制御
    手段ポンプは前記ポンプを運転させることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽熱利用装置。
  5. 【請求項5】 水集熱熱交換器の水回路出口に、水の温
    度を検知する温度センサーと、前記温度センサーの検知
    温度を基に圧縮機の運転を制御する圧縮機制御手段を備
    え、前記温度センサーの検知温度T3が所定温度T4に
    対して、T3<T4となるとき前記圧縮機制御手段は圧
    縮機を運転させることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の太陽熱利用装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007127290A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱利用システム
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CN104595961A (zh) * 2014-12-18 2015-05-06 河北科莱冷暖工程有限公司 一种太阳能空气双热源多功能地暖系统

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