JP2002119772A - 水中玩具 - Google Patents
水中玩具Info
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- JP2002119772A JP2002119772A JP2000317163A JP2000317163A JP2002119772A JP 2002119772 A JP2002119772 A JP 2002119772A JP 2000317163 A JP2000317163 A JP 2000317163A JP 2000317163 A JP2000317163 A JP 2000317163A JP 2002119772 A JP2002119772 A JP 2002119772A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】モータの駆動源として電池を用いるとともに、
電池の電力消費を極力抑えることができる水中玩具の提
供。 【解決手段】魚、亀等を模した形状を有し、以下の要件
を備えたこと。 (イ)玩具本体1には、電池2と、電池2で作動するモ
ータ3と、モータ3により駆動される推進手段が設けら
れていること (ロ)上記電池2とモータ3とは密閉空間内に収納さ
れ、モータ3の出力軸端と密閉空間の外に設けられた上
記推進手段の軸端とは、密閉空間の隔壁をはさみ、永久
磁石を介して対向していること (ハ)上記玩具本体1には、モータ3を作動させる光セ
ンサー40と、光センサー40による光の検出に基づい
てパルス発生回路が発生するパルスを駆動信号として出
力させる制御回路4とが設けられていること
電池の電力消費を極力抑えることができる水中玩具の提
供。 【解決手段】魚、亀等を模した形状を有し、以下の要件
を備えたこと。 (イ)玩具本体1には、電池2と、電池2で作動するモ
ータ3と、モータ3により駆動される推進手段が設けら
れていること (ロ)上記電池2とモータ3とは密閉空間内に収納さ
れ、モータ3の出力軸端と密閉空間の外に設けられた上
記推進手段の軸端とは、密閉空間の隔壁をはさみ、永久
磁石を介して対向していること (ハ)上記玩具本体1には、モータ3を作動させる光セ
ンサー40と、光センサー40による光の検出に基づい
てパルス発生回路が発生するパルスを駆動信号として出
力させる制御回路4とが設けられていること
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は技、亀などの水中動
物の形態を模した水中玩具に関する。
物の形態を模した水中玩具に関する。
【0002】
【従来技術】この種の水中玩具として登録第30723
53号に係るものが知られている。これはソーラーパネ
ルとモータと推進用スクリューを備え、水槽の縁に配置
した照明手段から照射された光によってソーラーパネル
に電力を発生させ、この電力によってスクリューを回転
させて泳動するものである。
53号に係るものが知られている。これはソーラーパネ
ルとモータと推進用スクリューを備え、水槽の縁に配置
した照明手段から照射された光によってソーラーパネル
に電力を発生させ、この電力によってスクリューを回転
させて泳動するものである。
【0003】モータの動力源となるソーラーパネルの電
力は照明用の光源からの光の照射によって得られるもの
で、電池のように交換する必要がないので、便利である
とともに、光という無尽蔵に供給されるエネルギーを利
用するものであるから、半永久的に使用することができ
る。しかも、上記エネルギーはそれほど大きくないの
で、ゆっくりとした生物的な動きを表現するのに適して
いる。
力は照明用の光源からの光の照射によって得られるもの
で、電池のように交換する必要がないので、便利である
とともに、光という無尽蔵に供給されるエネルギーを利
用するものであるから、半永久的に使用することができ
る。しかも、上記エネルギーはそれほど大きくないの
で、ゆっくりとした生物的な動きを表現するのに適して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、室内で泳動
させる場合には、照明手段からの光を受けることが必須
の要件となり、しかもモータを駆動するエネルギーを得
るためにはある程度強い光でなければならない。通常の
室内の蛍光灯では不足である。このため、十分な照度の
照明手段を水槽の縁に取り付けておく必要があり、面倒
である。
させる場合には、照明手段からの光を受けることが必須
の要件となり、しかもモータを駆動するエネルギーを得
るためにはある程度強い光でなければならない。通常の
室内の蛍光灯では不足である。このため、十分な照度の
照明手段を水槽の縁に取り付けておく必要があり、面倒
である。
【0005】しかしながら、ソーラーパネルを電池に変
えると、取り扱いは簡便であるが、電池はモータに通電
したままになるので、短時間のうちに電池の電力が消費
されてしまうという問題があった。
えると、取り扱いは簡便であるが、電池はモータに通電
したままになるので、短時間のうちに電池の電力が消費
されてしまうという問題があった。
【0006】本発明は上記問題点を解消し、モータの駆
動源として電池を用いるとともに、電池の電力消費を極
力抑えることができる水中玩具を提供することをその課
題とする。
動源として電池を用いるとともに、電池の電力消費を極
力抑えることができる水中玩具を提供することをその課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る水中玩具は、魚、亀等を模した形状を
有するとともに、以下の要件を備えたことを特徴とす
る。 (イ)玩具本体には、電池と、電池で作動するモータ
と、モータにより駆動される推進手段が設けられている
こと (ロ)上記電池とモータとは密閉空間内に収納され、モ
ータの出力軸端と密閉空間の外に設けられた上記推進手
段の軸端とは、密閉空間の隔壁をはさみ、永久磁石を介
して対向していること (ハ)上記玩具本体には、モータを作動させる光センサ
ーと、光センサーによる光の検出に基づいてパルス発生
回路が所定の周期で発生するパルスを駆動信号として出
力させる制御回路とが設けられていること
め、本発明に係る水中玩具は、魚、亀等を模した形状を
有するとともに、以下の要件を備えたことを特徴とす
る。 (イ)玩具本体には、電池と、電池で作動するモータ
と、モータにより駆動される推進手段が設けられている
こと (ロ)上記電池とモータとは密閉空間内に収納され、モ
ータの出力軸端と密閉空間の外に設けられた上記推進手
段の軸端とは、密閉空間の隔壁をはさみ、永久磁石を介
して対向していること (ハ)上記玩具本体には、モータを作動させる光センサ
ーと、光センサーによる光の検出に基づいてパルス発生
回路が所定の周期で発生するパルスを駆動信号として出
力させる制御回路とが設けられていること
【0008】前記推進手段がスクリューにするのがよ
い。
い。
【0009】また、前記推進手段が水中の水を後方に噴
出するものであるのが好ましい。
出するものであるのが好ましい。
【0010】さらに、前記電池とモータを収納した密閉
空間によって浮力が生じるようになすのがよい。
空間によって浮力が生じるようになすのがよい。
【0011】さらにまた、前記モータは一定の時間間隔
毎にオンオフ制御するのがよい。
毎にオンオフ制御するのがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は魚の形状を模して水中を泳
動する水中玩具の斜視図で、玩具本体1は透明なプラス
チックにより防水加工され、内部を密閉空間とした箱形
で、図2に示されたように、下部には電池2とモータ3
が、上部にはモータ3の回転を制御する制御回路4等が
収納されている。なお、電池2は蓋で密閉された空間に
収納されているが、この密閉空間は蓋のネジを外すこと
により開放して電池を交換することができるようになっ
ている。
動する水中玩具の斜視図で、玩具本体1は透明なプラス
チックにより防水加工され、内部を密閉空間とした箱形
で、図2に示されたように、下部には電池2とモータ3
が、上部にはモータ3の回転を制御する制御回路4等が
収納されている。なお、電池2は蓋で密閉された空間に
収納されているが、この密閉空間は蓋のネジを外すこと
により開放して電池を交換することができるようになっ
ている。
【0013】図2に詳しく示されるように、モータ3の
出力軸5には小プーリー6が固定され、小プーリー6は
ベルト7を介して大プーリー8に連結されている。大プ
ーリー8の回転軸9にはクラウン歯車10が固定され、
クラウン歯車10は歯車11を介して水平軸12に作動
連結されている。水平軸12の端部にはN極、S極が同
一面にあるドーナツ型の第1の磁石aが固定されてい
る。この第1の磁石aは玩具本体1の後壁に対面してい
る。また、上記水平軸12には小プーリー13が固定さ
れ、小プーリー13はベルト14を介して上部の大プー
リー15に連結されている。大プーリー15の水平の回
転軸16の前部と後部には歯車17、18が固定され、
後部歯車18はクラウン歯車21aに噛合し、その軸端
部にはN極、S極が同一面にあるドーナツ型の第2の磁
石bが固定されている。また、前部歯車17は玩具本体
1の前部の垂直軸20の上端のクラウン歯車21bに噛
合されている。上記垂直軸20の下端にはN極、S極が
同一面にあるドーナツ型の第3の磁石cが固定されてい
る。したがって、モータ3が回転すると、第1の磁石
a、第2の磁石b及び第3の磁石cがそれぞれ回転す
る。
出力軸5には小プーリー6が固定され、小プーリー6は
ベルト7を介して大プーリー8に連結されている。大プ
ーリー8の回転軸9にはクラウン歯車10が固定され、
クラウン歯車10は歯車11を介して水平軸12に作動
連結されている。水平軸12の端部にはN極、S極が同
一面にあるドーナツ型の第1の磁石aが固定されてい
る。この第1の磁石aは玩具本体1の後壁に対面してい
る。また、上記水平軸12には小プーリー13が固定さ
れ、小プーリー13はベルト14を介して上部の大プー
リー15に連結されている。大プーリー15の水平の回
転軸16の前部と後部には歯車17、18が固定され、
後部歯車18はクラウン歯車21aに噛合し、その軸端
部にはN極、S極が同一面にあるドーナツ型の第2の磁
石bが固定されている。また、前部歯車17は玩具本体
1の前部の垂直軸20の上端のクラウン歯車21bに噛
合されている。上記垂直軸20の下端にはN極、S極が
同一面にあるドーナツ型の第3の磁石cが固定されてい
る。したがって、モータ3が回転すると、第1の磁石
a、第2の磁石b及び第3の磁石cがそれぞれ回転す
る。
【0014】なお、玩具本体1は密閉され、内部には空
間が形成されているので、これにより浮力が発生するよ
うに構成されている。したがって、別途発泡スチロール
等のフロートを必要としない。発泡スチロールはゆっく
りではあるが水を吸うので、水中玩具自体の重さがだん
だん重くなるので好ましくない。
間が形成されているので、これにより浮力が発生するよ
うに構成されている。したがって、別途発泡スチロール
等のフロートを必要としない。発泡スチロールはゆっく
りではあるが水を吸うので、水中玩具自体の重さがだん
だん重くなるので好ましくない。
【0015】これに対し、玩具本体1の外部には、上記
第1の磁石aに対向する位置には、推進スクリュー22
を備えたドーナツ型の磁石dが配置されている。第2の
磁石bに対向する位置には、玩具本体1の後部の軸23
に左右に揺動可能に配置された尾ビレ24の上部支持片
25の端部に設けられたドーナツ型の磁石eが配置され
ている。また、上記第3の磁石cに対向する位置にはド
ーナツ型の磁石fが配置されている。この磁石fの中心
には垂直軸26が固定され、中間部には膨突部27が形
成され、さらにその下端からはバー28が水平に張り出
し形成されている。これにより、玩具本体1内の第1の
磁石a、第2の磁石b及び第3の磁石cの回転力は、磁
力により玩具本体1外の磁石d、磁石e及び磁石fに伝
達される。
第1の磁石aに対向する位置には、推進スクリュー22
を備えたドーナツ型の磁石dが配置されている。第2の
磁石bに対向する位置には、玩具本体1の後部の軸23
に左右に揺動可能に配置された尾ビレ24の上部支持片
25の端部に設けられたドーナツ型の磁石eが配置され
ている。また、上記第3の磁石cに対向する位置にはド
ーナツ型の磁石fが配置されている。この磁石fの中心
には垂直軸26が固定され、中間部には膨突部27が形
成され、さらにその下端からはバー28が水平に張り出
し形成されている。これにより、玩具本体1内の第1の
磁石a、第2の磁石b及び第3の磁石cの回転力は、磁
力により玩具本体1外の磁石d、磁石e及び磁石fに伝
達される。
【0016】頭部30は図3及び図4に示されるように
頭部本体31と下顎部32とから構成され、頭部本体3
1は玩具本体1の前部の軸33に左右に揺動自在に設け
られ、下顎部32は上記頭部の両側の軸34に上下動可
能に設けられている。そして、下顎部32の下板の後部
には凹溝35が切欠き形成されている。この凹溝に上記
磁石の垂直軸26に設けられた膨突部27が係合してい
る。また、頭部本体31のエラ部分の内側には玩具本体
1に回動自在に設けられた胸ビレ36の前端から突出し
た係合片37が係合している。
頭部本体31と下顎部32とから構成され、頭部本体3
1は玩具本体1の前部の軸33に左右に揺動自在に設け
られ、下顎部32は上記頭部の両側の軸34に上下動可
能に設けられている。そして、下顎部32の下板の後部
には凹溝35が切欠き形成されている。この凹溝に上記
磁石の垂直軸26に設けられた膨突部27が係合してい
る。また、頭部本体31のエラ部分の内側には玩具本体
1に回動自在に設けられた胸ビレ36の前端から突出し
た係合片37が係合している。
【0017】玩具本体1の下方には水平の軸38が前後
方向に設けられ、この水平軸には複数の重錘板39が着
脱可能に設けられ、さらに水平軸38の後方には臀ビレ
が形成されている。
方向に設けられ、この水平軸には複数の重錘板39が着
脱可能に設けられ、さらに水平軸38の後方には臀ビレ
が形成されている。
【0018】前記構成の水中玩具を水槽で泳動させるに
あたり、まず上記水平軸37に取り付ける重錘板39の
数を増減し、水中玩具が水中で浮き沈みないように調整
する。そして、モータ3が回転すると、同時に第1の磁
石a、第2の磁石b及び第3の磁石cが回転する。これ
らの磁石が回転すると、磁界が変化するから、これに同
調して上記各磁石d、e、fに回転力が伝達される。
あたり、まず上記水平軸37に取り付ける重錘板39の
数を増減し、水中玩具が水中で浮き沈みないように調整
する。そして、モータ3が回転すると、同時に第1の磁
石a、第2の磁石b及び第3の磁石cが回転する。これ
らの磁石が回転すると、磁界が変化するから、これに同
調して上記各磁石d、e、fに回転力が伝達される。
【0019】第1の磁石aの回転に応じて磁石dが回転
すると、推進スクリュー22が回転する。第2の磁石b
の回転力が磁石eに伝えられると、磁石eは回転できな
いが左右に動くので、上部支持片25とともに尾ビレ2
4も左右に揺動する。このため、水中玩具は尾ビレ24
を左右に揺らしながら前進する。第3の磁石cが回転す
ると、垂直軸26が回転し、バー28が回転するととも
に、垂直軸26の膨突部27が下顎部32の凹溝の一側
を押し、前側を押し、さらに他側を押す。一側と他側を
押すと、下顎部32とともに頭部30が左右に動く。頭
部30が左右に動くと、胸ビレ36の係合片37を押す
から、胸ビレ36も動く。また、上記膨突部27が凹溝
35の前側を押すと、下顎部32が前に押しだされるの
で、軸34を中心に回動し、口部が閉じる。膨突部27
が凹溝35と反対側に移動すると下顎部32は再び開
く。なお、泳動中に壁や他の水中玩具にあたったとき
は、バー28が回転するので、水中玩具の向きが変わ
り、再び泳動し始める。
すると、推進スクリュー22が回転する。第2の磁石b
の回転力が磁石eに伝えられると、磁石eは回転できな
いが左右に動くので、上部支持片25とともに尾ビレ2
4も左右に揺動する。このため、水中玩具は尾ビレ24
を左右に揺らしながら前進する。第3の磁石cが回転す
ると、垂直軸26が回転し、バー28が回転するととも
に、垂直軸26の膨突部27が下顎部32の凹溝の一側
を押し、前側を押し、さらに他側を押す。一側と他側を
押すと、下顎部32とともに頭部30が左右に動く。頭
部30が左右に動くと、胸ビレ36の係合片37を押す
から、胸ビレ36も動く。また、上記膨突部27が凹溝
35の前側を押すと、下顎部32が前に押しだされるの
で、軸34を中心に回動し、口部が閉じる。膨突部27
が凹溝35と反対側に移動すると下顎部32は再び開
く。なお、泳動中に壁や他の水中玩具にあたったとき
は、バー28が回転するので、水中玩具の向きが変わ
り、再び泳動し始める。
【0020】ところで、上記玩具本体1には、図5(a)
(b) に示されるように、モータ3を作動させる光センサ
ー40と、光センサー40による光の検出に基づいてパ
ルス発生回路が発生するパルスを駆動信号として出力さ
せる制御回路4と、制御回路4が出力する駆動信号に基
づいてモータ3を回転させるドライブ回路41と、モー
タ3が設けられている。
(b) に示されるように、モータ3を作動させる光センサ
ー40と、光センサー40による光の検出に基づいてパ
ルス発生回路が発生するパルスを駆動信号として出力さ
せる制御回路4と、制御回路4が出力する駆動信号に基
づいてモータ3を回転させるドライブ回路41と、モー
タ3が設けられている。
【0021】上記制御回路4はマルチバイブレータ(パ
ルス発生回路)で構成され、光センサー40が光を検出
した状態では、一定の周期(例えば2秒)でON/OF
Fを繰り返すパルス状態の駆動信号を出力するようにな
っている。光を検出しないときはモータ3はオフ状態に
なっている。
ルス発生回路)で構成され、光センサー40が光を検出
した状態では、一定の周期(例えば2秒)でON/OF
Fを繰り返すパルス状態の駆動信号を出力するようにな
っている。光を検出しないときはモータ3はオフ状態に
なっている。
【0022】上記構成によれば、光を検出すると、制御
回路4は駆動信号を出力し、モータ3をインターバル駆
動する。間欠的に作動するインターバル駆動ではモータ
3に印加される電圧がON/OFFを交互に繰り返すの
で、モータ3は一定の時間間隔毎にオンオフ制御されて
回転/停止を交互に繰り返すことになり、結果としてモ
ータ3は低速で回転することになる。
回路4は駆動信号を出力し、モータ3をインターバル駆
動する。間欠的に作動するインターバル駆動ではモータ
3に印加される電圧がON/OFFを交互に繰り返すの
で、モータ3は一定の時間間隔毎にオンオフ制御されて
回転/停止を交互に繰り返すことになり、結果としてモ
ータ3は低速で回転することになる。
【0023】上述のように、上記水中玩具は電池2を使
用するので、簡便であるとともに、モータ3は連続的に
作動するわけではなく、間欠的に作動するので、全体の
動きもゆったりしたものになるほか、電池2の電力消費
も抑えられ、長時間電池2を交換する必要がない。
用するので、簡便であるとともに、モータ3は連続的に
作動するわけではなく、間欠的に作動するので、全体の
動きもゆったりしたものになるほか、電池2の電力消費
も抑えられ、長時間電池2を交換する必要がない。
【0024】次に、図6及び図7はそれぞれ亀の形状を
模して水中を泳動する水中玩具の平面図及び底面図で、
玩具本体1は透明なプラスチックにより防水加工され、
内部の一部を密閉空間とした甲羅形で、下部には2本の
電池2(交換可能になっている)とモータ3とモータ3
の回転を制御する制御回路4等が収納されている。すな
わち、玩具本体1の内部中央にはモータ3が配置され、
その両側には1対の扇形の開口部42が形成されてい
る。1対の開口部42の下部は一体の空間部となり、さ
らにこの空間部は図9に示されるように玩具本体1の下
部に設けられた噴水ケース43に連通している。噴水ケ
ース43は後方に開口している。これにより、開口部4
2と噴水ケース43により推進手段が構成されている。
電池2は蓋で密閉された空間に収納されているが、この
密閉空間は蓋のネジを外すことにより開放して電池を交
換することができるようになっている。
模して水中を泳動する水中玩具の平面図及び底面図で、
玩具本体1は透明なプラスチックにより防水加工され、
内部の一部を密閉空間とした甲羅形で、下部には2本の
電池2(交換可能になっている)とモータ3とモータ3
の回転を制御する制御回路4等が収納されている。すな
わち、玩具本体1の内部中央にはモータ3が配置され、
その両側には1対の扇形の開口部42が形成されてい
る。1対の開口部42の下部は一体の空間部となり、さ
らにこの空間部は図9に示されるように玩具本体1の下
部に設けられた噴水ケース43に連通している。噴水ケ
ース43は後方に開口している。これにより、開口部4
2と噴水ケース43により推進手段が構成されている。
電池2は蓋で密閉された空間に収納されているが、この
密閉空間は蓋のネジを外すことにより開放して電池を交
換することができるようになっている。
【0025】また、図8に示されるように、上記モータ
3の出力軸にはN極、S極が同一面にあるドーナツ型の
内側磁石gが固定されている。内側磁石gには隔壁45
を介して同じ構成の円形の外側磁石hが配置され、この
外側磁石hの中心から突出した軸にはプロペラ47が固
定されている。
3の出力軸にはN極、S極が同一面にあるドーナツ型の
内側磁石gが固定されている。内側磁石gには隔壁45
を介して同じ構成の円形の外側磁石hが配置され、この
外側磁石hの中心から突出した軸にはプロペラ47が固
定されている。
【0026】また、上記玩具本体1の内部の前部にはプ
ーリー48が配置され、このプーリー48と上記内側磁
石g(プーリーも兼ねている)とはベルト49を介して
連結され、プーリー48の中心軸の軸端にも内側磁石i
が固定されている。上記磁石iには隔壁45を介して同
じ構成の円形の外側磁石jが固定され、この外側磁石j
の中心軸44の中間には外方に突出する突片51が形成
され、軸端にはバー28が固定されている。
ーリー48が配置され、このプーリー48と上記内側磁
石g(プーリーも兼ねている)とはベルト49を介して
連結され、プーリー48の中心軸の軸端にも内側磁石i
が固定されている。上記磁石iには隔壁45を介して同
じ構成の円形の外側磁石jが固定され、この外側磁石j
の中心軸44の中間には外方に突出する突片51が形成
され、軸端にはバー28が固定されている。
【0027】次に、図8、図10に示されるように、玩
具本体1の前部底面には左右にスライド可能なスライド
部材52が設けられ、その中央には方形の開口部53が
形成され、開口部53の内縁には上記外側磁石jの中心
軸44の突片54が係合するように設けられている。ス
ライド部材52の両端は亀の前足55の基部57に係合
している。前足55は図11に示すように、軸56によ
って玩具本体1に対して上下に揺動可能に取り付けら
れ、上記基部57はL字形に屈曲している。また、スラ
イド部材52の中間突部46の軸50は頭部60の後端
に設けた切欠き溝58に係合している。なお、頭部60
は玩具本体1の前部の軸59に左右に揺動自在に取り付
けられている。
具本体1の前部底面には左右にスライド可能なスライド
部材52が設けられ、その中央には方形の開口部53が
形成され、開口部53の内縁には上記外側磁石jの中心
軸44の突片54が係合するように設けられている。ス
ライド部材52の両端は亀の前足55の基部57に係合
している。前足55は図11に示すように、軸56によ
って玩具本体1に対して上下に揺動可能に取り付けら
れ、上記基部57はL字形に屈曲している。また、スラ
イド部材52の中間突部46の軸50は頭部60の後端
に設けた切欠き溝58に係合している。なお、頭部60
は玩具本体1の前部の軸59に左右に揺動自在に取り付
けられている。
【0028】ところで、上記玩具本体1にも、図5(a)
(b) と同様に、モータ3を作動させる光センサー40
と、光センサー40による光の検出に基づいてパルス発
生回路が発生するパルスを駆動信号として出力させる制
御回路4と、制御回路4が出力する駆動信号に基づいて
モータ3を回転させるドライブ回路と、モータ3が設け
られている。
(b) と同様に、モータ3を作動させる光センサー40
と、光センサー40による光の検出に基づいてパルス発
生回路が発生するパルスを駆動信号として出力させる制
御回路4と、制御回路4が出力する駆動信号に基づいて
モータ3を回転させるドライブ回路と、モータ3が設け
られている。
【0029】上記制御回路4もマルチバイブレータ(パ
ルス発生回路)で構成され、光センサー40が光を検出
した状態ではON/OFFを繰り返すパルス状態の駆動
信号を出力するようになっている。
ルス発生回路)で構成され、光センサー40が光を検出
した状態ではON/OFFを繰り返すパルス状態の駆動
信号を出力するようになっている。
【0030】上記構成によれば、光センサー40が光を
検出すると、制御回路4は駆動信号を出力し、モータ3
をインターバル駆動する。間欠的に作動するインターバ
ル駆動ではモータ3に印加される電圧がON/OFFを
交互に繰り返すので、モータ3が回転/停止を交互に繰
り返すことになる。
検出すると、制御回路4は駆動信号を出力し、モータ3
をインターバル駆動する。間欠的に作動するインターバ
ル駆動ではモータ3に印加される電圧がON/OFFを
交互に繰り返すので、モータ3が回転/停止を交互に繰
り返すことになる。
【0031】したがって、前記構成の水中玩具を水槽等
に入れた後、光センサー40が光を感知すると、モータ
3が回転し、内側磁石gと外側磁石hが回転するので、
プロペラ47が回転する。このため、水は甲羅部分の上
部から取り入れられ、プロペラ47によって下方に押し
出され、噴水ケース43から後方に噴出される。この噴
流により推進力を得た水中玩具は前に進む。同時に、内
側磁石gの回転力はプーリー48を経て前部の内側磁石
iに伝達され、さらに外側磁石jに伝達されるから、そ
の中心軸とともに突片54が回転するので、スライド部
材52が左右に動く。これにより、前足55は軸56を
中心に上下に動き、また、頭部60は左右に動く。中心
軸と同時にバー28も回転するので、泳動中に壁や他の
水中玩具にあたったときは、バー28により水中玩具の
向きが変わり、再び泳動し始める。
に入れた後、光センサー40が光を感知すると、モータ
3が回転し、内側磁石gと外側磁石hが回転するので、
プロペラ47が回転する。このため、水は甲羅部分の上
部から取り入れられ、プロペラ47によって下方に押し
出され、噴水ケース43から後方に噴出される。この噴
流により推進力を得た水中玩具は前に進む。同時に、内
側磁石gの回転力はプーリー48を経て前部の内側磁石
iに伝達され、さらに外側磁石jに伝達されるから、そ
の中心軸とともに突片54が回転するので、スライド部
材52が左右に動く。これにより、前足55は軸56を
中心に上下に動き、また、頭部60は左右に動く。中心
軸と同時にバー28も回転するので、泳動中に壁や他の
水中玩具にあたったときは、バー28により水中玩具の
向きが変わり、再び泳動し始める。
【0032】この場合も、間欠的に作動するインターバ
ル駆動ではモータ3に印加される電圧がON/OFFを
交互に繰り返すので、モータ3が回転/停止を交互に繰
り返すことになり、結果としてモータ3は低速で回転す
ることになる。
ル駆動ではモータ3に印加される電圧がON/OFFを
交互に繰り返すので、モータ3が回転/停止を交互に繰
り返すことになり、結果としてモータ3は低速で回転す
ることになる。
【0033】なお、水中玩具は必ずしも、魚や亀を模し
たものに限らない。イルカや蛸、いかなどを模したもの
であってもよい。
たものに限らない。イルカや蛸、いかなどを模したもの
であってもよい。
【0034】
【発明の作用、効果】請求項1に係る発明によれば、光
を検出すると、パルス発生回路が発生するパルスが駆動
信号として出力されるので、モータは間欠的に作動す
る。モータが回転/停止を交互に繰り返すことになり、
結果としてモータは低速で回転することになる。このよ
うに、水中玩具は電池を使用するので、簡便であるとと
もに、モータは連続的に作動するわけではなく、間欠的
に作動するので、全体の動きもゆったりしたものになる
ほか、電池の電力消費も抑えられ、長時間電池を交換す
る必要がない。
を検出すると、パルス発生回路が発生するパルスが駆動
信号として出力されるので、モータは間欠的に作動す
る。モータが回転/停止を交互に繰り返すことになり、
結果としてモータは低速で回転することになる。このよ
うに、水中玩具は電池を使用するので、簡便であるとと
もに、モータは連続的に作動するわけではなく、間欠的
に作動するので、全体の動きもゆったりしたものになる
ほか、電池の電力消費も抑えられ、長時間電池を交換す
る必要がない。
【0035】請求項2に係る発明によれば、前記推進手
段がスクリューであるから、比較的早いスピードが実現
できる。したがって、魚などの早いスピードで泳ぐ種類
の水中動物を模した水中玩具に適する。
段がスクリューであるから、比較的早いスピードが実現
できる。したがって、魚などの早いスピードで泳ぐ種類
の水中動物を模した水中玩具に適する。
【0036】請求項3に係る発明によれば、前記推進手
段が水中の水を後方に噴出するものであるから、推進ス
ピードは比較的緩やかになる。したがって、ゆっくりと
進む種類の水中動物を模した水中玩具に適する。
段が水中の水を後方に噴出するものであるから、推進ス
ピードは比較的緩やかになる。したがって、ゆっくりと
進む種類の水中動物を模した水中玩具に適する。
【0037】請求項4に係る発明によれば、前記電池と
モータを収納した密閉空間によって浮力が生じるように
なしたので、フロートのような特別の浮力手段を設ける
必要がない。
モータを収納した密閉空間によって浮力が生じるように
なしたので、フロートのような特別の浮力手段を設ける
必要がない。
【図1】本発明に係る水中玩具の斜視図
【図2】上記水中玩具の縦断面図
【図3】顎部の開閉状態説明図
【図4】上記水中玩具の要部の底面図
【図5】(a) (b)は回路のブロック図及びタイムチャー
ト図
ト図
【図6】水中玩具の他の例の平面図
【図7】水中玩具の他の例の底面図
【図8】上記水中玩具の要部の縦断面図
【図9】図8のAーA線上の断面図
【図10】上記水中玩具の前部の要部の拡大底面図
【図11】上記水中玩具の前足部分の拡大説明図
1 玩具本体 2 電池 3 モータ 4 制御回路 40 光センサー
Claims (5)
- 【請求項1】 魚、亀等を模した形状を有するととも
に、以下の要件を備えたことを特徴とする水中玩具。 (イ)玩具本体には、電池と、電池で作動するモータ
と、モータにより駆動される推進手段が設けられている
こと (ロ)上記電池とモータとは密閉空間内に収納され、モ
ータの出力軸端と密閉空間の外に設けられた上記推進手
段の軸端とは、密閉空間の隔壁をはさみ、永久磁石を介
して対向していること (ハ)上記玩具本体には、モータを作動させる光センサ
ーと、光センサーによる光の検出に基づいてパルス発生
回路が所定の周期で発生するパルスを駆動信号として出
力させる制御回路とが設けられていること - 【請求項2】 前記推進手段がスクリューである、請求
項1記載の水中玩具。 - 【請求項3】 前記推進手段が水中の水を後方に噴出す
るものである、請求項1記載の水中玩具。 - 【請求項4】 前記電池とモータを収納した密閉空間に
よって浮力が生じるようになした、請求項1、2又は3
に記載の水中玩具。 - 【請求項5】 前記モータは一定の時間間隔毎にオンオ
フ制御されるようになした、請求項1、2又は3に記載
の水中玩具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317163A JP2002119772A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 水中玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000317163A JP2002119772A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 水中玩具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002119772A true JP2002119772A (ja) | 2002-04-23 |
Family
ID=18795998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000317163A Pending JP2002119772A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 水中玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002119772A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6860785B2 (en) * | 2002-06-13 | 2005-03-01 | Vap Creative, Ltd. | Self-propelled figure |
GB2415913A (en) * | 2004-07-10 | 2006-01-11 | Dimitri Rembisz | Underwater propulsion unit |
KR101544360B1 (ko) | 2013-09-06 | 2015-08-13 | 주식회사 로시 | 부력 조절 기능을 가지는 물고기 로봇 |
KR102061056B1 (ko) | 2019-10-22 | 2019-12-31 | (주)아이로 | 물고기 로봇 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000317163A patent/JP2002119772A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6860785B2 (en) * | 2002-06-13 | 2005-03-01 | Vap Creative, Ltd. | Self-propelled figure |
GB2415913A (en) * | 2004-07-10 | 2006-01-11 | Dimitri Rembisz | Underwater propulsion unit |
GB2415913B (en) * | 2004-07-10 | 2008-07-09 | Dimitri Rembisz | Pressure Compensated Underwater Propulsion Unit |
KR101544360B1 (ko) | 2013-09-06 | 2015-08-13 | 주식회사 로시 | 부력 조절 기능을 가지는 물고기 로봇 |
KR102061056B1 (ko) | 2019-10-22 | 2019-12-31 | (주)아이로 | 물고기 로봇 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040421 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040817 |