JP2002119630A - シャフトおよび該シャフトを装着したゴルフクラブ並びにシャフト切断方法 - Google Patents
シャフトおよび該シャフトを装着したゴルフクラブ並びにシャフト切断方法Info
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- JP2002119630A JP2002119630A JP2001117317A JP2001117317A JP2002119630A JP 2002119630 A JP2002119630 A JP 2002119630A JP 2001117317 A JP2001117317 A JP 2001117317A JP 2001117317 A JP2001117317 A JP 2001117317A JP 2002119630 A JP2002119630 A JP 2002119630A
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Abstract
端部2やグリップ部3の端部を切断する場合には、組付
け作業者は、予め切断する位置に印を施してから切断し
ていた。また、通常の仕様で組み付けしたか、前記通常
の仕様以外で組み付けしたかは、ゴルフクラブの状態で
は即座に見分けることが出来なかった。 【解決手段】シャフト1の先端部2とグリップ部3には
切断可能位置をあらわす距離および、前記シャフトを切
断して他の部材と組み付けてゴルフクラブとした後に、
前記切断長さを測定可能な距離に相当する範囲に、5m
m乃至10mm毎に目盛りA1による識別マークAが表
示されている。
Description
およびグリップを組付けてゴルフクラブと成す際に、前
記シャフトに係る先端部又はグリップ側の端部の切断可
能な長さを容易に認識可能であって、前記シャフトを組
み付けてゴルフクラブを形成した後においては、前記シ
ャフトに係る切断された長さ等、組付け時における組み
付け情報が、ゴルフクラブの外観を確認するのみで識別
・判断できる、識別マークを表示したシャフトおよびそ
のシャフトを装着したゴルフクラブ並びにそのようなシ
ャフトの切断方法に関するものである。
に、主としてヘッド4,シャフト1,グリップ7、ソケ
ット5からなり、これらを接着・接合・装着・組付けし
て成るものである。このうち、ヘッド4はホーゼル部6
を有している。このホーゼル部6は、シャフト1が挿入
され、ヘッド4とシャフト1とを接合するための部分で
ある。前記ホーゼル部6は、一般的にヘッド4の外部に
設けられる。そのほか、最近では、前記ホーゼル部をヘ
ッドの中空部内に埋め込むように設けたものも存在して
いる。
する構造を示すものである。この図によれば、ヘッド4
のホーゼル部6に穿設されたシャフト挿入用のホーゼル
穴6aに、シャフト1の先端部2が規定の長さ分挿入さ
れ、接着剤を用いて接着・接合されている。一方、ソケ
ット5は、ホーゼル穴6aの上端部付近でのシャフト1
の耐衝撃性を向上させる役割を有するとともに、シャフ
ト1を前記ホーゼル穴6a内に挿入する際の接着長さを
規制するためのストッパーの役割をも有するものであ
る。
4とシャフト1との接合・接着の手順を説明する。ま
ず、ゴルフクラブ10の長さ・重量・曲げ剛性等の特性
を設定し、それらの特性を具現化するために最適なシャ
フト1を選択する。次に、前記特性を付与するためにシ
ャフト1の長さを決定する。そして、例えば、シャフト
1の先端部2かグリップ部3の端部、あるいは両方の端
部の、切断しようとする位置に予めマークを施してか
ら、その位置を切断して、必要な長さにするのである。
この時、シャフト1の先端部2では、該シャフト1の先
端部2をホーゼル穴6aに挿入したとき、ある程度のク
リアランスが発生するのが好適である。従って、前記シ
ャフト1の先端部2のホーゼル穴6aへの挿入に先だ
ち、シャフト1の先端部2の多少の研磨やホーゼル穴6
aの内部の研磨等を行なう。
の、ホーゼル穴6a内に挿入する接着長さを規定の長さ
に保持するために、そのホーゼル穴6aに係る該当位置
にソケット5を挿入して固着する。さらに、前記ホーゼ
ル穴6aの内部、並びに、前記シャフト1に係る先端部
2の接着される部分につき、洗浄・脱脂等を行なう。そ
の後、これらの部分に接着剤を塗布して接着・接合す
る。また、グリップ部3にはグリップ7を装着する。通
常は、以上の組み立て工程を経ることにより、ゴルフク
ラブ10を完成させることとなる。
一般的に行われている方法に係る組み立て工程を経て完
成されたゴルフクラブ10においては、シャフト1に係
る先端部2のホーゼル部6への挿着に先立って、該シャ
フト1の先端部2が、どの程度切断されたのかを一目し
て識別することが困難であった。つまり、例えば、44
インチ長さのシャフトを選択して、ゴルフクラブの特性
を具現化するために前記シャフトを43インチの長さに
して組み付けようとする場合には、シャフト1の先端部
2を1インチ切断したのか、グリップ部3の端部を1イ
ンチ切断したのか、あるいは両方の端部を切断して必要
な長さにしたのか、完成品に係るゴルフクラブの状態で
判別することは困難である。
貼付された印刷物の位置、或いは、シール・ラベルの位
置のずれで判断しなければならなかった。
表示が付されていない。そのため、シャフト1に係る先
端部2のホーゼル部6への挿着に先立って、該シャフト
1の先端部2を切断するに際し、どの程度の長さまでな
らば切断しても強度や性能等に影響なく、安心してプレ
ーに使用できるかの判断が困難であった。
接合の手順において、現在では、シャフト1に係る先端
部2乃至グリップ部3の端部を切断する際には、組付け
作業者により、予め切断する位置にマークを施してから
切断している。しかし、組付け本数が多いと、前記マー
クを施す作業だけでも長時間を要するため、作業効率が
低下する等の問題がある。
決するためになされたものであり、本願請求項1記載の
発明は、一部分を切断除去して所望の特性が付与される
ゴルフクラブ用シャフトにおいて、該シャフトの切断位
置を示す記号、文字又は色彩等の識別マークを備えたこ
とを特徴とするゴルフクラブ用シャフトである。本発明
にかかるシャフトは、その端部を表示に従って切断すこ
とにより、硬さ(flex)やトルク等の特性を適宜変
更して設定できるものである。すなわち本発明は、シャ
フト端部の切断寸法如何により、硬さやトルク等の性能
を変えることができるため、ターゲットユーザーごと
に、そのユーザーに最適な性能を備えたクラブを提供す
ることが容易となるのである。
ャフトにおいて、前記識別マークは、前記シャフトがゴ
ルフクラブに組み付けられた後においても、切断された
寸法を認識できる範囲の長さで設けたことを特徴とする
ゴルフクラブ用シャフトである。本発明に係るシャフト
は、ゴルフクラブへ組み付けられる以前に識別マークが
設けられている。そのため、ゴルフクラブに組み付けら
れた後においても、先端部或いはグリップ側端部をどの
程度切断したかを測定することが可能となるのである。
部或いはグリップ側端部に、切断可能な領域に識別マー
クが表示されている。そのため、切断限度の寸法が一目
瞭然となる。即ち、ゴルフクラブへの組み付けに先立っ
て、シャフトを切断する際には、どの程度の長さまでな
らば切断しても強度や性能等に影響なく、安心してプレ
ーに使用できるかを、容易に判断可能となるのである。
それに伴い、前記限度寸法を超過した切断を原因とす
る、シャフト折損等の問題或いは性能の低下等の問題を
解消することも可能となるのである。
に識別マークを設けたため、ヘッドとシャフト及びグリ
ップの組付け・接着・接合に先立ってシャフトの先端部
を切断する際に、別途、シャフトにマーキングすること
を要しない。従って、シャフトの切断作業が容易とな
り、当該作業に要する時間を短縮することも可能とな
る。
ャフトにおいて、前記識別マークは、目盛を表示するこ
とにより設けたことを特徴とするゴルフクラブ用シャフ
トである。
シャフトにおいて、前記目盛は、1mmから13mmま
での何れかの間隔にて設けたことを特徴とするゴルフク
ラブ用シャフトである。
シャフトにおいて、前記目盛は、5mm間隔にて設けた
ことを特徴とするゴルフクラブ用シャフトである。
シャフトにおいて、前記目盛は、10mm間隔にて設け
たことを特徴とするゴルフクラブ用シャフトである。
シャフトにおいて、前記目盛は、1/2インチ間隔にて
設けたことを特徴とするゴルフクラブ用シャフトであ
る。
シャフトにおいて、前記目盛は、1/4インチ間隔にて
設けたことを特徴とするゴルフクラブ用シャフトであ
る。
シャフトにおいて、前記目盛には、長さを示す数値表示
が付されていることを特徴とするゴルフクラブ用シャフ
トである。
の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフトにおいて、前
記識別マークは、前記シャフトを含んだゴルフクラブを
使用してアドレスするプレーヤから見えないところに設
けたことを特徴とするゴルフクラブ用シャフトである。
の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフトにおいて、前
記識別マークは、前記シャフトのヘッド側先端部に設け
たことを特徴とするゴルフクラブ用シャフトである。
体格に合わせて、シャフトの先端部を切断する際に、前
記効果を奏することとなる。
の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフトにおいて、前
記識別マークは、前記シャフトのグリップ側基端部に設
けたことを特徴とするゴルフクラブ用シャフトである。
ャフトのグリップ部にも識別マークを設けることによっ
て、グリップ部における「切断限度寸法領域」を容易に
認識することが可能となり、シャフトに対する「切断限
度寸法領域」を超過した切断を防止できることとなる。
従って、「切断限度寸法領域」を超過した切断を原因と
する、シャフトとグリップとを装着した際の不具合発生
を防止できることとなるのである。
の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフトにおいて、切
断後の寸法に係る該シャフトの特性を示す一覧表に基づ
いて切断位置を決定し、該シャフトに設けた識別マーク
の前記切断位置に対応する位置で切断されることを特徴
とする、請求項1から9の何れかに記載のゴルフクラブ
用シャフトである。
3のいずれかに記載のシャフトを組み付けて成ることを
特徴とするゴルフクラブである。
る既製品・量産品のゴルフクラブの流通が滞りつつあ
る。しかし、そのような状況の中で、例えば「このヘッ
ドにこのシャフトを」というようなオリジナル性の高い
ゴルフクラブや、個々のゴルファーの技量に最適な性能
を備えたゴルフクラブ等は、その流通が増加傾向にあ
る。かかる事情の下、本発明のように、寸法の微調整が
容易に行うことができるシャフト及び該シャフトを装着
したゴルフクラブは、市場優位を図る上では有効であ
る。
識別マークが設けられたゴルフクラブ用シャフトを、前
記識別マークが示す切断位置に基づいて切断することを
特徴とする、ゴルフクラブ用シャフトの切断方法であ
る。
のゴルフクラブ用シャフトの切断方法において、前記識
別マークは10mm間隔の目盛にて表示したことを特徴
とするゴルフクラブ用シャフトの切断方法である。
のゴルフクラブ用シャフトの切断方法において、前記切
断情報は5mm間隔の目盛にて表示したことを特徴とす
るゴルフクラブ用シャフトの切断方法である。
のゴルフクラブ用シャフトの切断方法において、前記切
断情報は1/2インチ間隔の目盛にて表示したことを特
徴とするゴルフクラブ用シャフトの切断方法である。
のゴルフクラブ用シャフトの切断方法において、前記切
断情報は1/4インチ間隔の目盛にて表示したことを特
徴とするゴルフクラブ用シャフトの切断方法である。
19の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフトの切断方
法において、ゴルフクラブ用シャフトを、切断後の寸法
に係る当該シャフトの特性を示す一覧表に基づいて切断
位置を決定して切断することを特徴とするゴルフクラブ
用シャフトの切断方法である。
づき、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の実
施例に係るシャフト1の外観説明図で、図2〜図4はそ
のシャフト1とヘッド4を組み付けた状態の拡大説明図
であり、図5はゴルフクラブの外観図であって、そして
図6及び図7はシャフト1における「切断寸法」と「硬
さ(flex)」或いは「トルク」との相関関係を示し
たグラフである。本実施例において符号は、従来と同様
のものである場合は同じ符号を用いた。
ャフト1の全体、及び、(b)に当該ショフト1の先端
部2、(c)にグリップ部3を部分拡大して示すよう
に、シャフト1に係る先端部2とグリップ部3には切断
可能位置をあらわす距離(寸法)を示す識別マークAが
表示されている。この識別マークAは、前記シャフト1
を「切断して」又は「切断することなく」他の部材と組
み付けてゴルフクラブとした後には、どの程度切断され
て組み付けがなされたか、その切断された長さの測定を
も可能とするものである。例えば、(b)(c)では、
切断可能位置をあらわす識別マークAとして、目盛A1
が付してある。本実施例において目盛りA1は、5mm
乃至10mm毎に付すことによって設けている。また、
(d)では、目盛A1に加えて、端部からの距離を表す
数字A2を設けている。
用いて、その先端2を切断する場合に、その先端部に付
された目盛にしたがって切断した時、その切断寸法によ
ってシャフトのフレックス、トルク、クラブ長さ、切断
後の先端部の外径、グリップ部端部の外径の関係を表に
したもので、識別マークAがmm単位で表示された例を
示している。
ルフクラブ10と成す場合について説明する。たとえ
ば、ヘッド4のホーゼル穴6aの長さ(接着代)が35
mmの場合には、該シャフト1の先端部2においては、
接着代として35mm寸法とソケット5を装着する部分
の寸法(ここでは15mm)を必要とする。また、この
時、シャフト1の先端部2に対する切断限度寸法は、端
部2aから最大40mmまでとする。また、両者の接着
・組み付けにあたり、ホーゼル穴6aの内径はストレー
トである場合を例とする。
ある場合には、シャフト1は、ゴルフクラブ10として
組み付ける際には不都合が生ずるため端部2aから80
mmまでは一定の直径断面にて形成されている。前記端
部2aから80mmを超えると前記直径断面が大きくな
っている。
4を組み付けてゴルフクラブ10に組み付けて背面から
示したものである。即ち、図2はたとえば、それほどハ
ードヒッターではないが、ハンディキャップがシングル
のゴルファー用として、先端部2を切断することなくシ
ャフト1を組付けたゴルフクラブ10を背面から示した
説明図である。シャフト1には目盛りA1が4目盛り
(40mm)見えるので、切断なしで組み付けられたこ
とが分かる。
ハンディキャップがシングルのゴルファー用として、シ
ャフト1の先端部2を、端部2aから20mm、即ち2
目盛り切断してヘッド4に組み付けたゴルフクラブ10
を示す。このように構成することによって、図6に示す
表を参照すれば、前記シャフト1の硬さを約2〜3%硬
くし、シャフト1のトルクも約4〜5%程度小さくなっ
ていることがわかる。
ベル用として、先端部2を4目盛り(40mm)切断し
てヘッド4に組み付けたゴルフクラブ10を示す。この
ように構成することによって、図6に示す表から、シャ
フト1の硬さを前記した2目盛り切断したシャフト1の
場合より更に約2〜3%硬くし、シャフト1のトルクも
約4〜5%程度小さくなっていることがわかる。
施例においては40mm)を超えて切断することによ
り、性能乃至強度の面に対して著しく影響を及ぼす場合
には、識別マークAにおいて“色分け(図示しない)”
して表示することが考えられる。本実施例では、先端部
2の端部2aから40mmまでを「赤色」にて、45m
m〜80mmまでを「銀色」にて、5mm乃至10mm
毎に目盛りA1を付すことにより設けている。
は5目盛り)切断しようとすると、切断後の先端からの
ストレート部の長さが40mm未満になる為、接着工程
の際に、40mmに足りない部分を研磨してストレート
にしないといけないが、反面、そのような研磨によりシ
ャフトの強度にも影響を与えてしまう恐れがあり好まし
くない。
る部分は先端部2に限定されるものではなく、グリップ
部3であってもよい。すなわち、ゴルフクラブ用シャフ
トは、ユーザーの技量や体格に合わせるべく、組み付け
に先立って、そのグリップ部を切断することが必要な場
合もある。例えば、前記の先端部2は、前述のように
「切断限度寸法」を超過して切断することはできない。
しかし、更にシャフト1を短くしなければならない場合
もある。そのような場合には、シャフト1のグリップ部
3を切断することとなる。尚、場合によっては先端部2
を切断することなく、シャフト1のグリップ部3のみを
切断する場合もある。
する際に、切断寸法が一定の領域(切断限度寸法領域)
を超えてしまうと、当該シャフト1の直径寸法が小さく
なってしまう。シャフト1は、図1に示すように、先端
部2は細くグリップ部3は太く形成されているためであ
る。
一定の規格に基づいて製造されており、該グリップ7に
おけるシャフト挿入口の内径もまた、一定の寸法にて形
成されている。かかる事情の下、前述の如く「切断限度
寸法領域」を超過して、グリップ部3を切断されたシャ
フト1は、その直径の寸法が規格よりも小さくなる。そ
のため、前記の市販のグリップ7の挿入口へシャフト1
を挿入した際にあっては、前記シャフト1の外周面とグ
リップ7の挿入口の内周面との密着性に欠けることとな
り、使用感に劣るのみならず、安心してプレーに使用す
ることができない等の問題がある。
く、本発明は、シャフト1のグリップ部3にも識別マー
クAを設けることを提案している。すなわち本発明によ
れば、シャフト1のグリップ部3にも識別マークAを設
けることによって、グリップ部3における「切断限度寸
法領域」を容易に認識することが可能となり、シャフト
1に対する「切断限度寸法領域」を超過した切断を防止
できることとなる。従って、「切断限度寸法領域」を超
過した切断を原因とする、シャフト1とグリップ7とを
装着した際の不具合発生を防止できることとなるのであ
る。
は、前述の先端部2に設けられた識別マークAと同様
に、5mm乃至10mm間隔の目盛りA1を付すことに
よって設けることが考えられる。また、この目盛りA1
は、グリップ部3における切断限度寸法領域を容易に認
識できるよう、“色分け(図示しない)”して表示する
と更に好適である。
リップ部3に目盛りを表示しておくことにより、シャフ
ト1の切断作業が容易となり、当該作業に要する時間を
短縮することも可能となる。なぜなら、ゴルフクラブの
組み付け作業時に、シャフト1の切断作業を行う場合で
あっても、組付け作業者が定規等により個々のシャフト
1の切断寸法を測定する必要がなくなるためである。
ヘッド4及びグリップ7が組み付けられる以前に、目盛
りA1を付すことによって識別マークAが設けられてい
る。そのため、ゴルフクラブヘッド4に組み付けられた
後においても、先端部2をどの程度切断したかを測定す
ることが可能となるのである。特に図1(d)に示すよ
うに、数字A2による文字表示を付加することで、切断
位置と切断量を容易に知ることが可能となる。
うに、同一ヘッドにおいて尚かつシャフト接着代が同じ
場合には、ゴルフクラブ10の外観を確認することのみ
を以て、シャフト1に係る先端部2の切断寸法を、直ち
に識別・判断できるのである。さらに、本発明に係るシ
ャフト1は、「切断限度寸法領域」と「その他の領域」
とを色分けして成る識別マークAが設けられていること
から、切断限度寸法が一目瞭然となる。即ち、ゴルフク
ラブ10への組み付けに先立って、シャフト1を切断す
る際には、どの程度の長さまでならば切断しても強度や
性能等に影響なく、安心してプレーに使用できるかを、
容易に判断可能となるのである。それに伴い、前記限度
寸法を超過した切断を原因とする、シャフト折損等の問
題或いは性能の低下等の問題を解消することも可能とな
るのである。
けられた識別マークAは、5mm乃至10mm毎の目盛
りA1を付し、該目盛りA1は「赤色」及び「銀色」の
2色に分けて構成されている。勿論、本発明は上記構成
に特段限定されるものではなく、前記識別マークAを5
mm以下(例えば、1mm,2mm,3mm,4mm間
隔)の目盛りA1にて表示してもよいし、10mm以上
(例えば、11mm,12mm,13mm間隔)の目盛
りA1にて表示してもよい。すなわち、前記目盛りA1
は、1mm〜13mm程度の等間隔又は不等間隔にて表
示するものとしてもよく、勿論、使用する単位系として
はインチその他の単位を使用してもよい。
ンチ乃至1/2インチ間隔の目盛りA1を付することに
よって設けることが考えられる。かかる場合には、先端
部2の識別マークAにおいては、端部2aから1 3/
4インチまでの領域の目盛りA1と、端部2aから2イ
ンチ以降の領域の目盛りA1とを、“色分け(図示しな
い)”して表示することが好適と考えられる。図7のグ
ラフに示すように、端部2aから2インチ以上の寸法を
切断すると、シャフト1の直径寸法が大きくなり、ヘッ
ド4に組み付ける際に不都合が生じるからである。
・色彩・模様等、如何なる表示のものとしてもよい。
ブへ組み付けられる以前に識別マークが設けられている
ので、その端部を表示に従って切断すことにより、硬さ
(flex)やトルク等の特性を適宜変更して設定でき
るものである。すなわち本発明は、シャフト端部の切断
寸法如何により、硬さやトルク等の性能を変えることが
できるため、ターゲットユーザーごとに、そのユーザー
に最適な性能を備えたクラブを提供することが容易とな
るのである。
おいても、先端部或いはグリップ側端部をどの程度切断
したかを測定することが可能となるのである。さらに、
本発明に係るシャフトは、その先端部或いはグリップ側
端部に、切断可能な領域に識別マークが表示されてい
る。そのため、切断限度の寸法が一目瞭然となる。即
ち、ゴルフクラブへの組み付けに先立って、シャフトを
切断する際には、どの程度の長さまでならば切断しても
強度や性能等に影響なく、安心してプレーに使用できる
かを、容易に判断可能となるのである。それに伴い、前
記限度寸法を超過した切断を原因とする、シャフト折損
等の問題或いは性能の低下等の問題を解消することも可
能となるのである。
域に識別マークを設けたため、ヘッドとシャフト及びグ
リップの組付け・接着・接合に先立ってシャフトの先端
部を切断する際に、別途、シャフトにマーキングするこ
とを要しない。従って、シャフトの切断作業が容易とな
り、当該作業に要する時間を短縮することも可能とな
る。また、識別マークは、シャフトのグリップ部に設け
ることによって、グリップ部における「切断限度寸法領
域」を容易に認識することが可能となり、シャフトに対
する「切断限度寸法領域」を超過した切断を防止できる
こととなる。従って、「切断限度寸法領域」を超過した
切断を原因とする、シャフトとグリップとを装着した際
の不具合発生を防止できることとなるのである。
可能位置を表示するとともに、前記シャフトをゴルフク
ラブに組み付けた後においては、シャフトの切断された
長さを測定可能な範囲にわたって距離を表す記号、文
字、色彩等の識別マークを表示したシャフトを組み付け
たことを特徴とするものである。昨今の市場において
は、店頭にて販売される既製品・量産品のゴルフクラブ
の流通が滞りつつある。しかし、そのような状況の中
で、例えば「このヘッドにこのシャフトを」というよう
なオリジナル性の高いゴルフクラブや、個々のゴルファ
ーの技量に最適な性能を備えたゴルフクラブ等は、その
流通が増加傾向にある。かかる事情の下、本発明のよう
に、寸法の微調整が容易に行うことができるシャフト及
び該シャフトを装着したゴルフクラブは、市場優位を図
る上では有効である。
る。
図である。
図である。
図である。
と「硬さ(flex)」或いは「トルク」との相関関係
を示した表である。
示)」と「硬さ(flex)」或いは「トルク」との相
関関係を示した表である。
Claims (20)
- 【請求項1】 一部分を切断除去して所望の特性が付与
されるゴルフクラブ用シャフトにおいて、該シャフトの
切断位置を示す記号、文字又は色彩等の識別マークを備
えたことを特徴とするゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項2】 前記識別マークは、前記シャフトがゴル
フクラブに組み付けられた後においても、切断された寸
法を認識できる範囲の長さで設けたことを特徴とする請
求項1に記載のゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項3】 前記識別マークは、目盛を表示すること
により設けたことを特徴とする、請求項1に記載のゴル
フクラブ用シャフト。 - 【請求項4】 前記目盛は、1mmから13mmまでの
何れかの間隔にて設けたことを特徴とする、請求項3に
記載のゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項5】 前記目盛は、5mm間隔にて設けたこと
を特徴とする、請求項3に記載のゴルフクラブ用シャフ
ト。 - 【請求項6】 前記目盛は、10mm間隔にて設けたこ
とを特徴とする、請求項3に記載のゴルフクラブ用シャ
フト。 - 【請求項7】 前記目盛は、1/2インチ間隔にて設け
たことを特徴とする、請求項3に記載のゴルフクラブ用
シャフト。 - 【請求項8】 前記目盛は、1/4インチ間隔にて設け
たことを特徴とする、請求項3に記載のゴルフクラブ用
シャフト。 - 【請求項9】 前記目盛には、長さを示す数値表示が付
されていることを特徴とする、請求項3に記載のゴルフ
クラブ用シャフト。 - 【請求項10】 前記識別マークは、前記シャフトを含
んだゴルフクラブを使用してアドレスするプレーヤから
見えないところに設けたことを特徴とする、請求項1か
ら9の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項11】 前記識別マークは、前記シャフトのヘ
ッド側先端部に設けたことを特徴とする、請求項1から
9の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項12】 前記識別マークは、前記シャフトのグ
リップ側基端部に設けたことを特徴とする、請求項1か
ら9の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項13】 切断後の寸法に係る該シャフトの特性
を示す一覧表に基づいて切断位置を決定し、該シャフト
に設けた識別マークの前記切断位置に対応する位置で切
断されることを特徴とする、請求項1から9の何れかに
記載のゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項14】 請求項1から13のいずれかに記載の
シャフトを組み付けて成ることを特徴とするゴルフクラ
ブ。 - 【請求項15】 切断位置を示す識別マークが設けられ
たゴルフクラブ用シャフトを、前記識別マークが示す切
断位置に基づいて切断することを特徴とする、ゴルフク
ラブ用シャフトの切断方法。 - 【請求項16】 前記識別マークは10mm間隔の目盛
にて表示したことを特徴とする請求項15記載のゴルフ
クラブ用シャフトの切断方法。 - 【請求項17】 前記切断情報は5mm間隔の目盛にて
表示したことを特徴とする請求項15記載のゴルフクラ
ブ用シャフトの切断方法。 - 【請求項18】 前記切断情報は1/2インチ間隔の目
盛にて表示したことを特徴とする請求項15記載のゴル
フクラブ用シャフトの切断方法。 - 【請求項19】 前記切断情報は1/4インチ間隔の目
盛にて表示したことを特徴とする請求項15記載のゴル
フクラブ用シャフトの切断方法。 - 【請求項20】 ゴルフクラブ用シャフトを、切断後の
寸法に係る当該シャフトの特性を示す一覧表に基づいて
切断位置を決定して切断することを特徴とする、請求項
15から19の何れかに記載のゴルフクラブ用シャフト
の切断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001117317A JP2002119630A (ja) | 2000-08-09 | 2001-04-16 | シャフトおよび該シャフトを装着したゴルフクラブ並びにシャフト切断方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000240832 | 2000-08-09 | ||
JP2000-240832 | 2000-08-09 | ||
JP2001117317A JP2002119630A (ja) | 2000-08-09 | 2001-04-16 | シャフトおよび該シャフトを装着したゴルフクラブ並びにシャフト切断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002119630A true JP2002119630A (ja) | 2002-04-23 |
Family
ID=26597608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001117317A Pending JP2002119630A (ja) | 2000-08-09 | 2001-04-16 | シャフトおよび該シャフトを装着したゴルフクラブ並びにシャフト切断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002119630A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012500088A (ja) * | 2008-08-18 | 2012-01-05 | ナイキ インターナショナル リミテッド | 取り外し可能かつ交換可能なヘッドおよびシャフト接続を有するゴルフクラブのための方向付けマーカ |
JP2012516755A (ja) * | 2009-02-05 | 2012-07-26 | ナイキ インターナショナル リミテッド | ゴルフクラブヘッドおよびシャフトのための取り外し可能かつ交換可能な接続部 |
-
2001
- 2001-04-16 JP JP2001117317A patent/JP2002119630A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012500088A (ja) * | 2008-08-18 | 2012-01-05 | ナイキ インターナショナル リミテッド | 取り外し可能かつ交換可能なヘッドおよびシャフト接続を有するゴルフクラブのための方向付けマーカ |
JP2012516755A (ja) * | 2009-02-05 | 2012-07-26 | ナイキ インターナショナル リミテッド | ゴルフクラブヘッドおよびシャフトのための取り外し可能かつ交換可能な接続部 |
US8449404B2 (en) | 2009-02-05 | 2013-05-28 | Nike, Inc. | Releasable and interchangeable connections for golf club heads and shafts |
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