JP2002119601A - 介護用具 - Google Patents

介護用具

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JP2002119601A
JP2002119601A JP2000318882A JP2000318882A JP2002119601A JP 2002119601 A JP2002119601 A JP 2002119601A JP 2000318882 A JP2000318882 A JP 2000318882A JP 2000318882 A JP2000318882 A JP 2000318882A JP 2002119601 A JP2002119601 A JP 2002119601A
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JP
Japan
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patient
tube
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Yasuo Hashimoto
康男 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、患者に経胃瘻経管栄養を行なうため
の介護用具に関し、痴呆性老人等の患者を強くは拘束せ
ずに、安全に経胃瘻経管栄養を行なう。 【解決手段】先端111が患者の胃瘻に挿入されてその
患者に経胃瘻経管栄養を行なうためのカテーテル11
と、そのカテーテル11の、先端111が患者の胃瘻に
挿入された状態におけるその患者の手の届く範囲を覆
い、患者の把持によるカテーテル11の潰れを防止する
チューブ12と、そのチューブ12の患者側の端が固定
された、患者の腹部にあてがわれるパッド13と、その
パッド13を患者の腹部に固定する固定帯14とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者に経胃瘻経管
栄養を行なうための介護用具に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者は経年変化により大脳基底核の機
能が低下し、咳反射と嚥下機能の低下をきたし、誤嚥性
肺炎を起こしやすくなる。誤嚥性肺炎は難治性であり、
これが高齢者の生命予後に重大な影響を与える。老人が
通常の摂食ができない状況になったとき行われる栄養補
給の方法として、鼻腔より胃ヘカテーテルを挿入し、流
動食を注入する経鼻経管栄養と、手術によって腹壁から
胃に直接胃瘻を造設し、それを経て胃内に流動食を注入
する経胃瘻経管栄養の2つの方法がある。経胃瘻経管栄
養は経鼻経管栄養に比して誤嚥性肺炎を起こし難いと云
われている。従って、最近の傾向として自力で摂食する
能力が低下した人に対して経胃瘻経管栄養を行うのが一
般常識となりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この経胃瘻経
管栄養方法が適応される患者の大部分は痴呆性老人であ
り、胃瘻に挿入したカテーテルを痴呆性老人が頻々抜去
することがみられる。このため一般にこの栄養方法を行
う時、痴呆性老人の手足を縛って拘束しカテーテルが抜
かれないようにする。しかし、現在、国は痴呆性老人に
医療行為を行う時に拘束しないように指導している。従
って、痴呆性老人を拘束しないで、経胃瘻経管栄養を行
う介護用具が必要になった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、痴呆性老人等
の患者を強くは拘束せずに、安全に経胃瘻経管栄養を行
なうことのできる介護用具を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の介護用具は、先端が患者の胃瘻に挿入されてその患
者に経胃瘻経管栄養を行なうためのカテーテルと、上記
カテーテルの、先端が患者の胃瘻に挿入された状態にお
けるその患者の手の届く範囲を覆い、患者の把持による
前記カテーテルの潰れを防止するチューブと、上記チュ
ーブの患者側の端が固定された、患者の腹部にあてがわ
れるパッドと、上記パッドを患者の腹部に固定する固定
帯とを備えたことを特徴とする。
【0006】本発明の介護用具は、上記のパッドを固定
帯で患者の腹部に固定する構造のものであり、患者の拘
束の程度が大幅に緩和される。
【0007】また、上記介護用具は、経胃瘻経管栄養を
行なうカテーテルの、患者の届く範囲を覆うチューブを
備えているため、患者がそのチューブを把持してもその
チューブの中を通るカテーテルが潰されるおそれがな
く、かつそのチューブの患者側の先端は、固定体により
患者腹部に固定されるパッドに固定されるため、患者が
そのチューブを引き抜こうとしても引き抜きが防止され
る。したがってこの介護用具を用いることにより、患者
に安全に経胃瘻経管栄養を行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0009】図1は、本発明の介護用具の第1実施形態
のうちの、固定帯を除いた部分の模式図、図2はその固
定帯の模式図である。
【0010】図1,図2に示す介護用具10は、先端1
11が患者(図示せず)の胃の胃瘻に挿入されてその患
者に経胃瘻経管栄養を行なうためのカテーテル11と、
そのカテーテル11の一部を覆うチューブ12と、その
チューブ12の患者側の端121が固定されたパッド1
3と、そのパッド13を患者の腹部に固定するための固
定帯14(図2参照)とを備えている。
【0011】ここで、チューブ12は、カテーテル11
の先端111が患者の胃瘻に挿入された状態における、
その患者の手の届く範囲を覆い、ある程度の弾力性と可
撓性を持つものの、患者がそのチューブ12の、患者か
ら離れた側の端122を自分の手の届く範囲内にたぐり
寄せるのは困難な程度の剛性を有し、その中を通るカテ
ーテル11を患者が握ろうとしたりそのカテーテル11
を自分の胃瘻から引き抜こうとする行為からそのカテー
テルを保護する役割りを成すものである。本実施形態で
は固めの透明なビニールチューブを採用している。
【0012】また、パッド13は、患者の腹部の丸みに
沿って撓む程度の可撓性を持つと共に、チューブ12の
一端121を固定し、チューブ12が患者によってパッ
ド13から引き離されてしまうことのない程度の剛性を
備えた板部131と、患者の腹部の凹凸や曲面にそのま
ましたがって変形する、例えばスポンジ状の腹当て部1
32とから構成されている。
【0013】また、固定帯は、パッド13を患者の腹部
に固定する役割りを成すものであり、図2に示す固定帯
14は、患者の胴体を一周して面ファスナ(商標:マジ
ックテープ)141で両端が固定されるようになってい
る。この固定帯14は、高分子材料性の布からなり、十
分な可撓性と十分な強度を有するものであって、面ファ
スナ141で固定される両端部の間からチューブ12を
突出させるようになっている。
【0014】尚、この図2に示す固定帯14では患者に
より外されてしまう可能性があるときは、両端に紐を固
定しておいて結んだり、あるいは、この固定帯14の両
端が患者の背に位置するように患者に取り付け、その固
定帯に孔を設けてチューブをその固定帯に設けた孔から
突出させてもよい。
【0015】患者に経胃瘻経管栄養を行なうにあたって
は、カテーテル11の先端111を患者の胃瘻に挿入し
てパッド13を腹部にあてがい、そのパッド13を固定
帯14で患者の腹部に固定する。こうしておいて、カテ
ーテル11の、患者から離れた側の端112から患者の
胃に送り込むための栄養を注入し、図示しないポンプに
よりその栄養を患者の胃に送り込む。こうすることによ
って、患者に安全に経胃瘻経管栄養が行なわれる。
【0016】図3は、本発明の介護用具の第2実施形態
の模式図である。
【0017】図1,図2に示す第1実施形態と共通の要
素には、同一の符号を付して示し、その第1実施形態と
の相違点について説明する。
【0018】この図3に示す第2実施形態の介護用具2
0では、固定帯24が左右に分かれ、その左右に分かれ
た各固定帯24がパッド13に固定された構造を有す
る。
【0019】このように、パッド13に固定された固定
帯を備えると、パッド13を患者の腹部に固定するとき
に便利である。
【0020】尚、上記の実施形態では、パッドにスポン
ジ状のものを用いる旨説明したが、パッドの、患者に接
触する側の面に、粘性のある、例えばシリコンゴム等を
備えてもよい。その場合、固定帯により固定されること
とともに、その粘性により、パッドが患者腹部でずれて
しまうことが一層確実に防止される。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の介護用
具によれば、患者の手足を拘束する必要がなく、すなわ
ち患者を拘束する程度が十分に低く、かつ患者によるカ
テーテルの抜去等が防止され、安全確実に経胃瘻経管栄
養を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の介護用具の第1実施形態のうちの、固
定帯を除いた部分の模式図である。
【図2】本発明の介護用具の第1実施形態のうちの固定
帯の模式図である。
【図3】本発明の介護用具の第2実施形態の模式図であ
る。
【符号の説明】
10,20 介護用具 11 カテーテル 111 先端 12 チューブ 122 端 13 パッド 131 板部 132 スポンジ状の腹当て部 14,24 固定帯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端が患者の胃瘻に挿入されて該患者に
    経胃瘻経管栄養を行なうためのカテーテルと、 前記カテーテルの、先端が患者の胃瘻に挿入された状態
    における該患者の手の届く範囲を覆い、患者の把持によ
    る前記カテーテルの潰れを防止するチューブと、 前記チューブの患者側の端が固定された、患者の腹部に
    あてがわれるパッドと、 前記パッドを患者の腹部に固定する固定帯とを備えたこ
    とを特徴とする介護用具。
JP2000318882A 2000-10-19 2000-10-19 介護用具 Withdrawn JP2002119601A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070012A (ja) * 2004-09-04 2006-03-16 Misuzu Nakajima 経管栄養カテーテルの栄養液注入後の経管栄養カテーテル内腔に貯留させる注入溶液
JP2007252671A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Nippon Zeon Co Ltd 内視鏡用処置具
JP2009273608A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 瘻孔カテーテルおよび瘻孔カテーテルセット

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JP2007252671A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Nippon Zeon Co Ltd 内視鏡用処置具
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