JP2002116837A - 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法、装置、記録媒体、伝送媒体 - Google Patents

複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法、装置、記録媒体、伝送媒体

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JP2002116837A
JP2002116837A JP2000311625A JP2000311625A JP2002116837A JP 2002116837 A JP2002116837 A JP 2002116837A JP 2000311625 A JP2000311625 A JP 2000311625A JP 2000311625 A JP2000311625 A JP 2000311625A JP 2002116837 A JP2002116837 A JP 2002116837A
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健稔 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存のソフトウェアを利用した新たなソフトウ
ェアを販売するとき、それぞれの販売者が使用許諾料を
受け取ることを可能にする。また、利用するソフトウェ
アの権利処理を簡単にする。 【解決手段】利用される既存のソフトウェアの販売者が
提供する解除キーや暗号化ソフトウェアを、利用するソ
フトウェアの販売者が自ら提供する解除キーや暗号化ソ
フトウェアと共に利用者に提供し、利用者の装置では、
それぞれのソフトウェアと解除キー、又は、暗号化ソフ
トウェアと暗号鍵を対応させてプロテクトを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、コンピュータ、又
は、デジタル著作物(音声・音楽・CG・写真・映画・
テキスト・文字フォント等のデジタル化データ)再生装
置に用いるソフトウェアの権利保護(主に著作権、特許
権、肖像権)のためのプロテクト技術に関するもの、よ
り詳細には、複数のソフトウェアのプロテクトを制御す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのソフトウェアは簡単に複
写できるため、いわゆる「ソフトウェアの違法コピー」
がソフトウェアを作る側の利益を侵害して問題となって
いることは、この業界では今や常識であるさらに、イン
ターネットやマルチメディアの普及は、従来の利用者が
逆に情報の発信者となることを容易にし、今後はソフト
ウェアの権利保護がさらに複雑かつ困難になろうとして
いる。つまり、従来のソフトウェアでは作る側と買う側
の関係がはっきりしていたが、これからは、従来の買う
側の人(利用者)でも、自ら創作した情報やアイデア
と、既に流通するコンピュータプログラム、音楽、写
真、映画等のソフトウェア(マルチメディア作品)を利
用して新たな作品を創作し市場に流通させることが簡単
にできるようになり、その行為がソフトウェアに係る権
利の侵害となる可能性が大きくなってきたのである。
【0003】それを生業とし専門的な知識や技術を有す
るプロフェッショナルならば、怠りなく権利の侵害を回
避するするのは当然であるかもしれない。しかし、アマ
チュア、つまり、一般の利用者には、既存のソフトウェ
アを利用して、新たなマルチメディア作品を創作し発表
することが、利用するソフトウェアの権利を侵害すると
いうことを理解し、その対応をすることは非常に困難な
ことである。また、たとえプロフェッショナルであって
も、既存のソフトウェアを利用することを考えたとき、
その権利処理のために権利者を探し出して許諾契約をす
ること、さらには、既存のソフトウェアを模倣している
ことになるか否か、特許権等の侵害の可能性はないか等
の検討まで漏れなく実施することは困難であり、それが
創作活動の障壁となっていることも事実である。
【0004】ソフトウェアに係る権利保護に関して様々
な議論がされている。当然、法的な保護の整備は必要か
つ重要であるが、著作者がすでに亡くなり権利を遺族が
相続している場合など、複雑かつ困難なソフトウェアの
権利処理を簡単にするための技術的な方法や装置の開発
が必要なのである。
【0005】このように複雑化するソフトウェアの使用
に係る権利の保護に関して種々の方法や装置が考案され
ているが、その一つとして、特開昭50−77218で
公開された方式がある。
【0006】前記の方式を簡単に説明すると、ソフトウ
ェアに対応したソフトウェア固有データを格納したソフ
トウェア記憶手段、ソフトウェアの利用者に対応した利
用者固有データを格納した利用者固有データ記憶手段、
上記ソフトウェア固有データと上記利用者固有データ各
々との少なくとも一部のデータを用いてソフトウェアの
利用可否を判定する利用可否判定手段、及び、該利用可
否判定手段が利用可と判定した時、ソフトウェア固有デ
ータに対応したデータを格納するための利用ソフトウェ
ア履歴格納手段とを備え、該利用ソフトウェア履歴格納
手段の格納内容に関し、上記ソフトウェア固有データに
対応させた処理を行えるように構成し、そして、ソフト
ウェアの利用状況を管理組合であるSS協会がオンライ
ンやICカード等を用いた方式で把握しソフトウェアの
権利者に代わって利用者に対して利用料の徴収を行うと
いうものである。
【0007】この方式を用いれば、すべてのソフトウェ
アはSS協会の許諾のもとに利用され、かつ利用状況が
把握されるためソフトウェアの権利者は確実に利用料を
受け取ることができるのである。
【0008】また、あるソフトウェアを素材又は部品と
して利用する別のソフトウェアがあったとしても、それ
ぞれのソフトウェアに対して課金がなされ、それぞれの
権利者に分配するので素材又は部品として利用されるソ
フトウェアも保護されるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記、従来の
技術の方式には以下の問題点がある。
【0010】前記従来の技術は、それぞれのソフトウェ
アの使用許諾をSS協会が平面的に集中管理するもので
ある。そのため、既存のソフトウェアを利用した新たな
ソフトウェアを制作・販売しようとするとき、利用する
既存のソフトウェアが、さらに他のソフトウェアを利用
しているか否か、また、さらにそのソフトウェアが他の
ソフトウェアを利用しているか否か、というように利用
する全てのソフトウェアの関係を調べ、それらの使用許
諾料を合計しなければ自らが販売するソフトウェアの料
金を決めることができない。
【0011】さらに、素材又は部品として利用するソフ
トウェアを、それを利用するソフトウェアの一部として
組み込んでしまった場合には、全体が一つのソフトウェ
アとして扱われるため、素材又は部品のソフトウェアに
対する課金がなされず、よって、権利者に対する支払い
が行われない。
【0012】よって、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決することを課題とする。より特定すれば、この発
明は、利用するソフトウェアと利用されるソフトウェア
の権利者が代金を徴収するための、更に、流通する既存
のソフトウェアを利用して新たなソフトウェアを開発す
るときの権利処理を簡単にするための方法、装置、記録
媒体、伝送媒体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の複数の
ソフトウェアのプロテクトを制御する方法は、複数のソ
フトウェアを構成するソフトウェアのプロテクトを解除
する解除キーの情報を少なくとも1以上入力する解除キ
ー入力のステップと、解除キーの情報を少なくとも1以
上生成する解除キー生成のステップと、解除キー入力の
ステップで入力した解除キーの情報と解除キー生成のス
テップで生成した解除キーの情報を、複数のソフトウェ
アを構成するどのソフトウェアと対応するか識別可能な
手順又は形式に構成する解除キー構成のステップと、解
除キー構成のステップで構成した解除キーの情報を出力
する解除キー出力のステップとを有することを特徴とす
る。
【0014】請求項2に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構成
するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの情
報を少なくとも2以上入力する解除キー入力のステップ
と、解除キー入力のステップで入力した解除キーの情報
を、複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアと
対応するか識別可能な手順又は形式に構成する解除キー
構成のステップと、解除キー構成のステップで構成した
解除キーの情報を出力する解除キー出力のステップとを
有することを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構成
するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少
なくとも1以上入力する暗号化ソフトウェア入力のステ
ップと、暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成す
る暗号化ソフトウェア生成のステップと、暗号化ソフト
ウェア入力のステップで入力した暗号化ソフトウェアと
暗号化ソフトウェア生成のステップで生成した暗号化ソ
フトウェアを、複数のソフトウェアを構成するどのソフ
トウェアを暗号化したものであるか識別可能な手順又は
形式に構成する暗号化ソフトウェア構成のステップと、
暗号化ソフトウェア構成のステップで構成した暗号化ソ
フトウェアを出力する暗号化ソフトウェア出力のステッ
プとを有することを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構成
するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少
なくとも2以上入力する暗号化ソフトウェア入力のステ
ップと、暗号化ソフトウェア入力のステップで入力した
暗号化ソフトウェアを、複数のソフトウェアを構成する
どのソフトウェアを暗号化したものであるか識別可能な
手順又は形式に構成する暗号化ソフトウェア構成のステ
ップと、暗号化ソフトウェア構成のステップで構成した
暗号化ソフトウェアを出力する暗号化ソフトウェア出力
のステップとを有することを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構成
するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの情
報を少なくとも1以上入力する解除キー入力のステップ
と、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号
化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成する
暗号化ソフトウェア生成のステップと、解除キー入力の
ステップで入力した解除キーの情報と暗号化ソフトウェ
ア生成のステップで生成した暗号化ソフトウェアを、解
除キーの情報は複数のソフトウェアを構成するどのソフ
トウェアと対応するか識別可能な、暗号化ソフトウェア
は複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアを暗
号化したものであるか識別可能な、手順又は形式に構成
する解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップと、
解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップで構成し
た解除キーの情報と暗号化ソフトウェアを出力する解除
キーと暗号化ソフトウェア出力のステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構成
するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少
なくとも1以上入力する暗号化ソフトウェア入力のステ
ップと、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアの
プロテクトを解除する解除キーの情報を少なくとも1以
上生成する解除キー生成のステップと、暗号化ソフトウ
ェア入力のステップで入力した暗号化ソフトウェアと解
除キー生成のステップで生成した解除キーの情報を、暗
号化ソフトウェアは複数のソフトウェアを構成するどの
ソフトウェアを暗号化したものであるか識別可能な、解
除キーの情報は複数のソフトウェアを構成するどのソフ
トウェアと対応するか識別可能な、手順又は形式に構成
する解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップと、
解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップで構成し
た解除キーの情報と暗号化ソフトウェアを出力する解除
キーと暗号化ソフトウェア出力のステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構成
するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの情
報を少なくとも1以上入力する解除キー入力のステップ
と、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号
化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する
暗号化ソフトウェア入力のステップと、解除キー入力の
ステップで入力した解除キーの情報と暗号化ソフトウェ
ア入力のステップで入力した暗号化ソフトウェアを、解
除キーの情報は複数のソフトウェアを構成するどのソフ
トウェアと対応するか識別可能な、暗号化ソフトウェア
は複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアを暗
号化したものであるか識別可能な、手順又は形式に構成
する解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップと、
解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップで構成し
た解除キーの情報と暗号化ソフトウェアを出力する解除
キーと暗号化ソフトウェア出力のステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項8に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアの使用
許諾を要求する情報を入力する使用許諾要求入力のステ
ップと、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアの
プロテクトを解除する解除キーの情報を要求すべき相手
先を少なくとも1以上指定する使用許諾要求先指定のス
テップと、使用許諾要求入力のステップで使用許諾を要
求する情報を入力すると、使用許諾要求先指定のステッ
プで指定した相手先に対して、使用許諾を要求する情報
又は使用許諾を要求する情報の内容を自らを利用者とす
る内容に変更した情報を出力する使用許諾要求出力のス
テップとを有することを特徴とする。
【0021】請求項9に記載の複数のソフトウェアのプ
ロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアの使用
許諾を要求する情報を入力する使用許諾要求入力のステ
ップと、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを
暗号化した暗号化ソフトウェアを要求すべき相手先を少
なくとも1以上指定する使用許諾要求先指定のステップ
と、使用許諾要求入力のステップで使用許諾を要求する
情報を入力すると、使用許諾要求先指定のステップで指
定した相手先に対して、使用許諾を要求する情報又は使
用許諾を要求する情報の内容を自らを利用者とする内容
に変更した情報を出力する使用許諾要求出力のステップ
とを有することを特徴とする。
【0022】請求項10に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報の生成に用いる、装置、利用者、通信回線およびソ
フトウェアの内いずれかの識別情報を少なくとも1以上
入力する識別情報入力のステップと、複数のソフトウェ
アを構成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除
キーの情報を要求すべき相手先を少なくとも1以上指定
する解除キー要求先指定のステップと、識別情報入力の
ステップで入力した識別情報を解除キー要求先指定のス
テップで指定した相手先に対して出力する識別情報出力
のステップとを有することを特徴とする。
【0023】請求項11に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアの暗号化に用いる慣用暗号方式の暗
号鍵又は公開鍵暗号方式の公開鍵を少なくとも1以上入
力する暗号鍵入力のステップと、複数のソフトウェアを
構成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェア
を要求すべき相手先を少なくとも1以上指定する暗号化
ソフトウェア要求先指定のステップと、暗号鍵入力のス
テップで入力した慣用暗号方式の暗号鍵又は公開鍵暗号
方式の公開鍵を暗号化ソフトウェア要求先指定のステッ
プで指定した相手先に対して出力する暗号鍵出力のステ
ップとを有することを特徴とする。
【0024】請求項12に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも2以上入力する解除キー入力のステッ
プと、解除キー入力のステップで入力した解除キーの情
報を複数のソフトウェアを構成するソフトウェアと対応
させる解除キー対応のステップと、解除キー対応のステ
ップで対応させた解除キーの情報を対応するソフトウェ
アが参照可能な方法で出力する解除キー出力のステップ
とを有することを特徴とする。
【0025】請求項13に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを
少なくとも2以上入力する暗号化ソフトウェア入力のス
テップと、暗号化ソフトウェア入力のステップで入力し
た暗号化ソフトウェアが、複数のソフトウェアを構成す
るどのソフトウェアを暗号化したものであるか識別する
暗号化ソフトウェア識別のステップと、暗号化ソフトウ
ェア識別のステップで識別した結果により、暗号化ソフ
トウェアと慣用暗号方式の暗号鍵又は公開鍵暗号方式の
秘密鍵を対応させ暗号化ソフトウェアを復号化するソフ
トウェア復号化のステップとを有することを特徴とす
る。
【0026】請求項14に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する方法は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも1以上入力する解除キー入力のステッ
プと、解除キー入力のステップで入力した解除キーの情
報を複数のソフトウェアを構成するソフトウェアと対応
させる解除キー対応のステップと、解除キー対応のステ
ップで対応させた解除キーの情報を対応するソフトウェ
アが参照可能な方法で出力する解除キー出力のステップ
と、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号
化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する
暗号化ソフトウェア入力のステップと、暗号化ソフトウ
ェア入力のステップで入力した暗号化ソフトウェアが、
複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアを暗号
化したものであるか識別する暗号化ソフトウェア識別の
ステップと、暗号化ソフトウェア識別のステップで識別
した結果により、暗号化ソフトウェアと慣用暗号方式の
暗号鍵又は公開鍵暗号方式の秘密鍵を対応させ暗号化ソ
フトウェアを復号化するソフトウェア復号化のステップ
とを有することを特徴とする。
【0027】請求項15に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも1以上入力する解除キー入力手段と、
解除キーの情報を少なくとも1以上生成する解除キー生
成手段と、解除キー入力手段で入力した解除キーの情報
と解除キー生成手段で生成した解除キーの情報を、複数
のソフトウェアを構成するどのソフトウェアと対応する
か識別可能な手順又は形式に構成する解除キー構成手段
と、解除キー構成手段で構成した解除キーの情報を出力
する解除キー出力手段とを有することを特徴とする。
【0028】請求項16に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも2以上入力する解除キー入力手段と、
解除キー入力手段で入力した解除キーの情報を、複数の
ソフトウェアを構成するどのソフトウェアと対応するか
識別可能な手順又は形式に構成する解除キー構成手段
と、解除キー構成手段で構成した解除キーの情報を出力
する解除キー出力手段とを有することを特徴とする。
【0029】請求項17に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを
少なくとも1以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段
と、暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成する暗
号化ソフトウェア生成手段と、暗号化ソフトウェア入力
手段で入力した暗号化ソフトウェアと暗号化ソフトウェ
ア生成手段で生成した暗号化ソフトウェアを、複数のソ
フトウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化したも
のであるか識別可能な手順又は形式に構成する暗号化ソ
フトウェア構成手段と、暗号化ソフトウェア構成手段で
構成した暗号化ソフトウェアを出力する暗号化ソフトウ
ェア出力手段とを有することを特徴とする。
【0030】請求項18に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを
少なくとも2以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段
と、暗号化ソフトウェア入力手段で入力した暗号化ソフ
トウェアを、複数のソフトウェアを構成するどのソフト
ウェアを暗号化したものであるか識別可能な手順又は形
式に構成する暗号化ソフトウェア構成手段と、暗号化ソ
フトウェア構成手段で構成した暗号化ソフトウェアを出
力する暗号化ソフトウェア出力手段とを有することを特
徴とする。
【0031】請求項19に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも1以上入力する解除キー入力手段と、
複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成する暗号
化ソフトウェア生成手段と、解除キー入力手段で入力し
た解除キーの情報と暗号化ソフトウェア生成手段で生成
した暗号化ソフトウェアを、解除キーの情報は複数のソ
フトウェアを構成するどのソフトウェアと対応するか識
別可能な、暗号化ソフトウェアは複数のソフトウェアを
構成するどのソフトウェアを暗号化したものであるか識
別可能な、手順又は形式に構成する解除キーと暗号化ソ
フトウェア構成手段と、解除キーと暗号化ソフトウェア
構成手段で構成した解除キーの情報と暗号化ソフトウェ
アを出力する解除キーと暗号化ソフトウェア出力手段と
を有することを特徴とする。
【0032】請求項20に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを
少なくとも1以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段
と、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロ
テクトを解除する解除キーの情報を少なくとも1以上生
成する解除キー生成手段と、暗号化ソフトウェア入力手
段で入力した暗号化ソフトウェアと解除キー生成手段で
生成した解除キーの情報を、暗号化ソフトウェアは複数
のソフトウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化し
たものであるか識別可能な、解除キーの情報は複数のソ
フトウェアを構成するどのソフトウェアと対応するか識
別可能な、手順又は形式に構成する解除キーと暗号化ソ
フトウェア構成手段と、解除キーと暗号化ソフトウェア
構成手段で構成した解除キーの情報と暗号化ソフトウェ
アを出力する解除キーと暗号化ソフトウェア出力手段と
を有することを特徴とする。
【0033】請求項21に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも1以上入力する解除キー入力手段と、
複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する暗号
化ソフトウェア入力手段と、解除キー入力手段で入力し
た解除キーの情報と暗号化ソフトウェア入力手段で入力
した暗号化ソフトウェアを、解除キーの情報は複数のソ
フトウェアを構成するどのソフトウェアと対応するか識
別可能な、暗号化ソフトウェアは複数のソフトウェアを
構成するどのソフトウェアを暗号化したものであるか識
別可能な、手順又は形式に構成する解除キーと暗号化ソ
フトウェア構成手段と、解除キーと暗号化ソフトウェア
構成手段で構成した解除キーの情報と暗号化ソフトウェ
アを出力する解除キーと暗号化ソフトウェア出力手段と
を有することを特徴とする。
【0034】請求項22に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアの使
用許諾を要求する情報を入力する使用許諾要求入力手段
と、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロ
テクトを解除する解除キーを要求すべき相手先を少なく
とも1以上指定する使用許諾要求先指定手段と、使用許
諾要求入力手段で使用許諾を要求する情報を入力する
と、使用許諾要求先指定手段で指定した相手先に対し
て、使用許諾を要求する情報又は使用許諾を要求する情
報の内容を自らを利用者とする内容に変更した情報を出
力する使用許諾要求出力手段とを有することを特徴とす
る。
【0035】請求項23に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアの使
用許諾を要求する情報を入力する使用許諾要求入力手段
と、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号
化した暗号化ソフトウェアを要求すべき相手先を少なく
とも1以上指定する使用許諾要求先指定手段と、使用許
諾要求入力手段で使用許諾を要求する情報を入力する
と、使用許諾要求先指定手段で指定した相手先に対し
て、使用許諾を要求する情報又は使用許諾を要求する情
報の内容を自らを利用者とする内容に変更した情報を出
力する使用許諾要求出力手段とを有することを特徴とす
る。
【0036】請求項24に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報の生成に用いる、装置、利用者、通信回線およびソ
フトウェアの内いずれかの識別情報を少なくとも1以上
入力する識別情報入力手段と、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を要求すべき相手先を少なくとも1以上指定する解
除キー要求先指定手段と、識別情報入力手段で入力した
識別情報を解除キー要求先指定手段で指定した相手先に
対して出力する識別情報出力手段とを有することを特徴
とする。
【0037】請求項25に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアの暗号化に用いる慣用暗号方式の暗
号鍵又は公開鍵暗号方式の公開鍵を少なくとも1以上入
力する暗号鍵入力手段と、複数のソフトウェアを構成す
るソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを要求
すべき相手先を少なくとも1以上指定する暗号化ソフト
ウェア要求先指定手段と、暗号鍵入力手段で入力した慣
用暗号方式の暗号鍵又は公開鍵暗号方式の公開鍵を暗号
化ソフトウェア要求先指定手段で指定した相手先に対し
て出力する暗号鍵出力手段とを有することを特徴とす
る。
【0038】請求項26に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも2以上入力する解除キー入力手段と、
解除キー入力手段で入力した解除キーの情報を複数のソ
フトウェアを構成するソフトウェアと対応させる解除キ
ー対応手段と、解除キー対応手段で対応させた解除キー
の情報を、対応する複数のソフトウェアを構成するソフ
トウェアが参照可能な方法で出力する解除キー出力手段
とを有することを特徴とする。
【0039】請求項27に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを
少なくとも2以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段
と、暗号化ソフトウェア入力手段で入力した暗号化ソフ
トウェアが、複数のソフトウェアを構成するどのソフト
ウェアを暗号化したものであるか識別する暗号化ソフト
ウェア識別手段と、暗号化ソフトウェア識別手段で識別
した結果により、暗号化ソフトウェアと慣用暗号方式の
暗号鍵又は公開鍵暗号方式の秘密鍵を対応させ暗号化ソ
フトウェアを復号化するソフトウェア復号化手段とを有
することを特徴とする。
【0040】請求項28に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する装置は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェアのプロテクトを解除する解除キーの
情報を少なくとも1以上入力する解除キー入力手段と、
解除キー入力手段で入力した解除キーの情報を複数のソ
フトウェアを構成するソフトウェアと対応させる解除キ
ー対応手段と、解除キー対応手段で対応させた解除キー
の情報を、対応する複数のソフトウェアを構成するソフ
トウェアが参照可能な方法で出力する解除キー出力手段
と、複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号
化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する
暗号化ソフトウェア入力手段と、暗号化ソフトウェア入
力手段で入力した暗号化ソフトウェアが、複数のソフト
ウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化したもので
あるか識別する暗号化ソフトウェア識別手段と、暗号化
ソフトウェア識別手段で識別した結果により、暗号化ソ
フトウェアと慣用暗号方式の暗号鍵又は公開鍵暗号方式
の秘密鍵を対応させ暗号化ソフトウェアを復号化するソ
フトウェア復号化手段とを有することを特徴とする。
【0041】請求項29に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御するプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、請求項
15から請求項28のいずれかに記載の手段として機能
させることを特徴とする。
【0042】請求項30に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御するプログラムを伝送可能な伝送媒体
は、コンピュータを、請求項15から請求項28のいず
れかに記載の手段として機能させることを特徴とする。
【0043】請求項31に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御するコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェ
アと対応するか識別可能な形式を有する複数のソフトウ
ェアを構成するソフトウェアのプロテクトを解除する解
除キーの情報を記録したことを特徴とする。
【0044】請求項32に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する伝送媒体は、複数のソフトウェア
を構成するどのソフトウェアと対応するか識別可能な手
順又は形式を有する複数のソフトウェアを構成するソフ
トウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を伝送
可能であることを特徴とする。
【0045】請求項33に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御するコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェ
アを暗号化したものであるか識別可能な形式を有する複
数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化した
暗号化ソフトウェアを記録したことを特徴とする。
【0046】請求項34に記載の複数のソフトウェアの
プロテクトを制御する伝送媒体は、複数のソフトウェア
を構成するどのソフトウェアを暗号化したものであるか
識別可能な手順又は形式を有する複数のソフトウェアを
構成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウェア
を伝送可能であることを特徴とする。
【0047】請求項1から7および請求項15から21
に記載の方法及び装置は、ソフトウェアの販売者が提供
する解除キーの情報や暗号化ソフトウェアを中継する。
詳細には、階層型に構成されたソフトウェアのプロテク
トのシステムの、利用されるソフトウェアの販売者と利
用者との間で、解除キーの情報と複数のソフトウェアと
を、又は、暗号化ソフトウェアと暗号鍵や秘密鍵とを、
対応させることが可能な構成に組み立てて(まとめて)
中継することで、利用者に複数の解除キーの情報や暗号
化ソフトウェアを一括で提供することを可能にするもの
である。
【0048】請求項8から11および請求項22から2
5に記載の方法及び装置は、利用者からの使用許諾を要
求する情報、識別情報、暗号鍵、公開鍵、をソフトウェ
アの販売者に中継する。詳細には、階層型に構成された
ソフトウェアのプロテクトのシステムの、利用者と利用
されるソフトウェアの販売者との間で、利用されるソフ
トウェアの販売者をあらかじめ登録しておいた情報で指
定し、それら利用者側からの情報を中継することによっ
て、ソフトウェアの販売者側の装置が解除キーの情報や
暗号化ソフトウェアを生成することを可能にするもので
ある。
【0049】請求項12から14および請求項26から
28に記載の方法及び装置は、利用者の装置が、配付さ
れた解除キーの情報と複数のソフトウェアとを対応さ
せ、複数のソフトウェアが参照可能(読み取り可能)な
手段で出力すること、又は、配付された暗号化ソフトウ
ェアと暗号鍵や秘密鍵とを対応させ復号化することで、
複数のソフトウェアの使用(プロテクトの解除)を可能
にするものである。
【0050】請求項31に記載のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、利用されるソフトウェアの販売者が
発行する、複数のソフトウェアのプロテクトを解除する
解除キーの情報を、複数のソフトウェアを構成するどの
ソフトウェアと対応するか識別可能な形式で記録し、階
層型に構成されたソフトウェアのプロテクトを制御する
システムの、中間の販売者、最終の販売者、および、利
用者へ配付するものである。
【0051】請求項32に記載の伝送媒体は、利用され
るソフトウェアの販売者が発行する、複数のソフトウェ
アのプロテクトを解除する解除キーの情報を、複数のソ
フトウェアを構成するどのソフトウェアと対応するか識
別可能な手順又は形式で、階層型に構成されたソフトウ
ェアのプロテクトを制御するシステムの、中間の販売
者、最終の販売者、および、利用者へ伝送するものであ
る。
【0052】請求項33に記載のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、利用されるソフトウェアの販売者が
提供する、複数のソフトウェアを構成するソフトウェア
を暗号化した暗号化ソフトウェアを、複数のソフトウェ
アを構成するどのソフトウェアを暗号化したものである
か識別可能な形式で記録し、階層型に構成されたソフト
ウェアのプロテクトを制御するシステムの、中間の販売
者、最終の販売者、および、利用者へ配付するものであ
る。
【0053】請求項34に記載の伝送媒体は、利用され
るソフトウェアの販売者が提供する、複数のソフトウェ
アを構成するソフトウェアを暗号化した暗号化ソフトウ
ェアを、複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェ
アを暗号化したものであるか識別可能な手順又は形式
で、階層型に構成されたソフトウェアのプロテクトを制
御するシステムの、中間の販売者、最終の販売者、およ
び、利用者へ伝送するものである。
【0054】
【発明の実施の形態】まず、「複数のソフトウェア」の
概念について詳しく説明する。
【0055】図2は、本発明における複数のソフトウェ
アの最も簡単な構成の例の説明図である。部品となるソ
フトウェアとしてソフトウェア(B)21、それを利用
するソフトウェアとしてソフトウェア(A)20があ
り、利用者はソフトウェア(B)21を含むソフトウェ
ア(A)20を購入する。それぞれのソフトウェアの例
としては、ソフトウェア(B)21が写真をデジタル化
した情報、ソフトウェア(A)20がそれを表示するプ
ログラム、又は、ソフトウェア(B)21が音楽をデジ
タル化した情報、ソフトウェア(A)20がそれを演奏
(再生)するプログラム、又は、ソフトウェア(B)2
1がオンラインで銀行との取引を行うプログラム、ソフ
トウェア(A)20が家計簿のプログラムであり、全体
として銀行口座をリアルタイムに表示・取引することが
可能な家計簿のソフトウェアなど、その組み合わせは無
数にある。
【0056】なお、図2ではソフトウェア(A)20と
ソフトウェア(B)21が親子の関係をなしているが、
たとえば、ソフトウェア(A)20が音声の再生ソフト
ウェア、ソフトウェア(B)21が動画の再生ソフトウ
ェアであり、それらが同期をとりながら動作する映画の
ソフトウェアのように、それらソフトウェアの機能が並
列的、または、対等な関係であってもよい。
【0057】図2の例で、利用者が購入するのは、ソフ
トウェア(B)21を含むソフトウェア(A)20であ
り、これを販売するのはソフトウェア(A)20を制作
した者である。また、ソフトウェア(B)21を制作
し、販売するのはソフトウェア(A)20を制作したの
とは別の者であり、他のソフトウェアへの応用ができる
よう、その仕様を公開し流通させているものであり、利
用者がこれを単体で購入しても使えるものである。ま
た、他のソフトウェアへの利用のみを目的にしたもので
あってもよい。
【0058】図2の例で、利用者が支払うソフトウェア
の使用許諾料が、どのようにソフトウェアの制作者に渡
るかを説明する。図3は、ソフトウェアの使用許諾料の
支払いの関係の説明図である。利用者34は、図2の例
のソフトウェア(A)20を制作したA社30にソフト
ウェア全体の代金33(ソフトウェアの使用許諾に係る
使用料)を支払う。そして、その代金の一部である、部
品となるソフトウェア、つまり、ソフトウェア(B)2
1の代金35はソフトウェア(B)21を制作したB社
31にA社30が支払うのである。そして、残りはA社
30に対するソフトウェア(A)20の代金32とな
る。
【0059】図2の例で、ソフトウェアの制作者が利用
者に対して、どのようにソフトウェアのプロテクトを解
除するか説明する。図1は、ソフトウェアのプロテクト
解除の関係の説明図である。利用者34が使用する装置
には、ソフトウェア(A)20、および、ソフトウェア
(B)21がインストールされている。ソフトウェア
(A)20、および、ソフトウェア(B)21は、プロ
グラム的なプロテクトやソフトウェア自体の暗号化など
のプロテクトが施されており、そのプロテクトを解除す
るためには解除キーの情報を指定の方法で入力すること
が必要である。そこで、後に説明する利用者34からの
使用許諾(プロテクト解除)の要求によって、B社31
はソフトウェア(B)21のプロテクトを解除するため
の解除キー(B)2をA社30に提供、A社30はソフ
トウェア(A)20のプロテクトを解除する解除キー
(A)1と、B社31から提供された解除キー(B)2
の両方を利用者34に提供するのである。
【0060】つまり、利用者34はA社30から、まと
めて提供される解除キーでソフトウェア全体のプロテク
トを解除できるのである。ソフトウェアの制作者がいく
ら多く存在しても、また、ソフトウェアが他のソフトウ
ェアを利用する階層がいくら深くても、最終の販売者が
解除キーの情報をまとめて利用者に提供するため、利用
者がソフトウェアの使用許諾(プロテクト解除)を要求
する相手は一つだけで済むのである。
【0061】図1の例ではA社30が最終の販売者であ
ったが、最終の販売者はソフトウェアの制作者でなくて
も構わない。図4は、最終の販売者がソフトウェアの制
作者ではない例の説明図である。ソフトウェアの制作者
であるA社30とB社31は、後に説明する利用者34
からの使用許諾(プロテクト解除)の要求によって、最
終の販売者であるC社40に解除キー(A)1、およ
び、解除キー(B)2を提供する。C社40は利用者3
4に解除キー(A)1と解除キー(B)2を提供する。
つまり、C社40は、それまで別々であったソフトウェ
ア(A)20とソフトウェア(B)21を組み合わせる
という創作を行ったのである。
【0062】図1の例で利用者34に解除キーの情報を
提供する方法を説明したが、今度は、その利用者34が
ソフトウェア(A)20とソフトウェア(B)21を利
用して新たなソフトウェアを制作し他の利用者に販売す
る場合を説明する。
【0063】図5は、利用者が新たなソフトウェアを制
作し次の利用者に販売する例の説明図である。利用者3
4は、ソフトウェア(A)20とソフトウェア(B)2
1を利用するソフトウェア(D)50を制作し、その全
体を次の利用者52に提供する。次の利用者52から、
後に説明する使用許諾(プロテクト解除)の要求があっ
たならば、利用者34はA社30にソフトウェア(B)
21を含むソフトウェア(A)20の使用許諾(プロテ
クト解除)を要求し、さらに、A社30はB社31にソ
フトウェア(B)21の使用許諾(プロテクト解除)を
要求する。このような使用許諾(プロテクト解除)の要
求によって、B社31からは解除キー(B)2が、A社
30からは解除キー(A)1が利用者34に提供され、
利用者34は自らが制作したソフトウェア(D)50の
プロテクトを解除する解除キー(D)51を、前記、解
除キー(A)1、解除キー(B)2とともに次の利用者
52に提供するのである。
【0064】以上のように、階層型のソフトウェアの使
用許諾の要求、使用許諾料の支払い、および、使用許諾
(プロテクトの解除)を構成することで、最終の利用者
は最終の販売者から使用許諾を得れば、そのソフトウェ
アに含まれる部品や素材となっているソフトウェアの使
用許諾をまとめて得ることができるのである。また、利
用者がそのソフトウェアを利用した新たなソフトウェア
を制作したときには、利用したソフトウェアの権利者を
すべて洗い出さなくても、自分の前の階層の販売者に使
用許諾を得ることで、その中に含まれる何階層も前のソ
フトウェアの権利に関する処理が自動的に行われるので
ある。
【0065】次に、複数のソフトウェアの使用許諾(プ
ロテクト解除)の要求について説明する。図6は、使用
許諾を要求する情報について示した説明図である。利用
者34の装置にはソフトウェア(A)20、および、ソ
フトウェア(B)21がインストールされている。利用
者34がソフトウェアの使用許諾(プロテクト解除)を
希望するとき、最終の販売者であるA社30は、使用許
諾を要求する情報である使用許諾要求60を利用者34
から受け付ける。その情報の具体的な内容は、利用者の
装置に表示した使用許諾契約の内容に同意する意味でク
リックしたOKボタンの応答、利用者の住所・氏名やソ
フトウェアの名称など利用者とソフトウェアに関する情
報、および、使用許諾料の支払いに使うクレジットカー
ドの番号等である。そして、A社30は、ソフトウェア
(A)20が、ソフトウェア(B)21を利用している
ことから、B社31にも使用許諾要求60と同じ内容の
使用許諾要求(B)61を中継するのである。また、B
社31への使用許諾料の支払いはA社30が行う(代行
する)こと、つまり、B社31から見ればソフトウェア
(B)21の使用許諾はA社30が相手であると見なし
ても問題ないことから、運用の必要性に応じて、使用許
諾要求(B)61は、A社30がソフトウェア(B)2
1の利用者となる内容に変更されていても構わない。こ
の場合、使用許諾契約の形は、B社31がA社30に対
して使用許諾契約を結び、その後、A社30が利用者3
4に権利を譲渡していると考えるべきである。
【0066】ソフトウェアのプロテクトには、解除キー
の情報の生成に、装置や記録媒体の固有情報やソフトウ
ェアの固有情報、又は、利用者の識別情報や利用者が使
用する通信回線の識別情報等を用いるものがある。それ
らの情報は、利用者側の装置に表示され利用者が販売者
に通知、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体
を介して販売者に通知、又は、通信手段で自動的に販売
者に通知されるものである。そして、販売者は、その情
報を元にソフトウェアのプロテクトを解除する解除キー
の情報を生成するのである。このような、解除キーの情
報の生成に用いる情報(それらを総称して識別情報とす
る)を販売者が受け取る必要がある場合の構成を説明す
る。
【0067】図7は、識別情報について示した説明図で
ある。ソフトウェア(A)20はプロテクトを解除する
解除キーの情報を生成するのに必要な識別情報(A)7
0を、ソフトウェア(B)21はプロテクトを解除する
解除キーの情報を生成するのに必要な識別情報(B)7
1を生成し、それらの情報はA社30に通知され、A社
30は、そのうちの識別情報(B)71をB社31に通
知する。
【0068】このように識別情報を通知することで販売
者は解除キーの情報を生成することが可能となる。この
例では、両方のソフトウェアが識別情報を生成している
が、識別情報を生成する(必要とする)ソフトウェアと
生成しない(必要としない)ソフトウェアが混在してい
たとしても、その対応が可能であることは明らかであ
る。
【0069】ソフトウェアのプロテクトの別の形態に、
装置や記録媒体の固有情報や利用者の識別情報、又は、
通信回線の識別情報を元に慣用暗号方式の暗号鍵や公開
鍵暗号方式の公開鍵を生成し、その暗号鍵や公開鍵を用
いてソフトウェアを暗号化して配付し、利用者側の装置
では、暗号化されたソフトウェアを暗号鍵や秘密鍵で復
号化するものがある。この暗号鍵や公開鍵を利用者側の
装置から販売者側の装置に通知する方法についても図7
の例があてはまる。つまり、識別情報(A)70を暗号
鍵(A)、識別情報(B)71を暗号鍵(B)と置き換
え、A社30に暗号鍵(A)および暗号鍵(B)が通知
され、A社30は暗号鍵(B)をB社31に通知する、
又は、識別情報(A)70を公開鍵(A)、識別情報
(B)71を公開鍵(B)と置き換え、A社30に公開
鍵(A)および公開鍵(B)が通知され、A社30は公
開鍵(B)をB社31に通知する、となる。
【0070】A社30、および、B社31は通知された
暗号鍵や公開鍵を用いてソフトウェアの暗号化を行い、
それを提供するのであるが、この場合には、図1の例が
あてはまる。解除キー(A)1を暗号化ソフトウェア
(A)、解除キー(B)2を暗号化ソフトウェア(B)
と置き換え、B社31は暗号化ソフトウェア(B)をA
社30に提供し、A社30は暗号化ソフトウェア(A)
と暗号化ソフトウェア(B)を利用者34に提供する。
利用者34が使用する装置では、それぞれの暗号化ソフ
トウェアを暗号鍵又は秘密鍵を用いて復号化するのであ
る。
【0071】以上、複数のソフトウェアの概念を説明し
てきた。このような「複数のソフトウェア」を簡潔に説
明すると、それらソフトウェアに係る権利の行使を一本
化した複数のソフトウェアである。さらに説明するなら
ば1の製品を構成する複数のソフトウェアのことであ
る。より説明するならば、1の製品を構成する販売者の
異なる複数のソフトウェアのことである。また、「複数
のソフトウェア」は、構成する各ソフトウェアが持つ異
なる機能や表現の集合体であることから「複合ソフトウ
ェア」とも表現できる。
【0072】次に、この発明の具体的な実施の一形態を
説明する
【0073】図8は、この発明に適用できる複数のソフ
トウェアのプロテクトの制御を行うシステムの構成の一
例を示す説明図である。例えばインターネットであるネ
ットワーク80に販売者側の装置としてサーバ(A)8
1、サーバ(B)82、サーバ(C)83、および、利
用者側の装置として例えばパーソナルコンピュータやデ
ジタル音楽再生装置やデジタル出版物再生装置であるク
ライアント84が多数接続される。また、サーバ(A)
81、サーバ(B)82、サーバ(C)83には、ソフ
トウェア配信のためのソフトウェアを記録したデータベ
ース85が接続される。なお、サーバ(C)83は複数
のソフトウェアの最終の販売者、サーバ(A)81、お
よび、サーバ(B)82は利用されるソフトウェアの販
売者であると想定し、サーバ(C)83が自ら販売する
ソフトウェアがある形態と無い形態の両方について説明
する。また、この図では、サーバ(A)81からサーバ
(C)83の3つの販売者を想定しているが、複数のソ
フトウェアを構成するソフトウェアの数によって、より
多い販売者があり得るのは説明してきたとおりである。
【0074】図8を参照しながら、先の複数のソフトウ
ェアの概念で説明した、ソフトウェアのプロテクトを解
除するために販売者が解除キーの情報を利用者に提供す
る形態について説明する。
【0075】利用者側の装置であるクライアント84に
は複数のソフトウェアがインストールされている。これ
は、事前にサーバ(A)81、サーバ(B)82、サー
バ(C)83からのダウンロード、CD−ROM等の記
録媒体からのインストール、および、他の装置からのコ
ピー等のいずれか、又は、装置が販売される時点ですで
にインストールされている、いわゆるプレインストール
でも構わない。
【0076】利用者がクライアント84で使用許諾(プ
ロテクトの解除)を要求する操作をするとクライアント
84は使用許諾を要求する情報をサーバ(C)83にネ
ットワーク80を介して送信する。このとき、識別情報
を必要とするソフトウェアについては、その情報も送信
する。また、使用許諾の料金の支払いのため、クレジッ
ト契約の情報交換、電子マネーでの支払いの情報交換、
等を必要に応じて行う。
【0077】クライアント84から使用許諾を要求する
情報および識別情報を受信したサーバ(C)83は、ク
ライアント84にインストールされているソフトウェア
の内、自らが販売者ではないソフトウェアについて、あ
らかじめサーバ(C)83に登録してある情報で、ソフ
トウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を要求
する要求先(サーバ(A)81およびサーバ(B)8
2)を指定し、クライアント84から受信した使用許諾
を要求する情報、又は、サーバ(C)83が利用者とな
る内容の使用許諾を要求する情報、および識別情報をネ
ットワーク80を介して中継(送信)する。
【0078】最終の販売者(サーバ(C)83)が中継
(送信)する使用許諾を要求する情報および識別情報を
受信した、利用されるソフトウェアの販売者(サーバ
(A)81およびサーバ(B)82)は、そのソフトウ
ェアの解除キーの情報を生成し、ネットワーク80を介
して最終の販売者(サーバ(C)83)に送信する。
【0079】サーバ(A)81およびサーバ(B)82
が生成した解除キーの情報を受信した最終の販売者(サ
ーバ(C)83)は、自らが販売者であるソフトウェア
がある場合には、その解除キーの情報を生成し、使用許
諾を要求する情報を送信してきたクライアント84を送
信先として指定し、それら解除キーの情報を、クライア
ント84で各ソフトウェアと各解除キーの情報が対応
(識別)できる手順又は形式に構成し、ネットワーク8
0を介してクライアント84に送信する。つまり、クラ
イアント84が送信した複数のソフトウェアの使用許諾
を要求する情報に基づいて、サーバ(A)81およびサ
ーバ(B)82が生成した解除キーの情報は、サーバ
(C)83で中継されクライアント84に送られるので
ある。
【0080】複数のソフトウェアの解除キーの情報を受
信したクライアント84は、複数のソフトウェアを構成
する各ソフトウェアと各解除キーの情報を対応(識別)
させて、各ソフトウェアが参照可能(読み取り可能)
な、つまり、各ソフトウェアの指定する方法又は手段で
解除キーの情報を出力する。具体的には、クライアント
84のハードディスク等の記憶装置の特定のファイルへ
の書込、クライアント84のメモリーの特定番地への書
込、クライアント84の有する不揮発性RAMやメモリ
ーカード等への書込など、複数のソフトウェアを構成す
る各ソフトウェアが参照可能な指定の方法又は手段で出
力(書込)することで、前記各ソフトウェアのプロテク
トが解除される(実行が可能になる)のである。
【0081】なお、サーバ(A)81およびサーバ
(B)82が、最終の販売者のサーバ(C)83と同様
に、さらに前の階層の販売者に対して使用許諾(プロテ
クト解除)の要求や解除キーの受信・中継を行うことが
あることは、先の複数のソフトウェアの概念で説明した
とおりである。
【0082】図8を参照しながら、先の複数のソフトウ
ェアの概念で説明した、利用者側の装置で生成した暗号
鍵で複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号
化し利用者に提供する形態について説明する。なお、こ
の暗号化ソフトウェアを提供する形態でもクライアント
84から使用許諾の要求は必要であるが、先に説明した
形態と同様であるので省略する。
【0083】利用者がクライアント84でソフトウェア
購入の操作をすると、クライアント84はソフトウェア
の暗号化に必要な慣用暗号方式の暗号鍵や公開鍵暗号方
式の公開鍵を生成し、サーバ(C)83にネットワーク
80を介して送信する。
【0084】暗号鍵や公開鍵の情報を受信したサーバ
(C)83は、自らが販売者ではないソフトウェアにつ
いて、あらかじめサーバ(C)83に登録してある情報
で、暗号化ソフトウェアを要求する要求先(サーバ
(A)81およびサーバ(B)82)を指定し、暗号鍵
や公開鍵の情報をネットワーク80を介して中継(送
信)する。
【0085】最終の販売者(サーバ(C)83)が中継
(送信)した暗号鍵や公開鍵の情報を受信した、利用さ
れるソフトウェアの販売者(サーバ(A)81およびサ
ーバ(B)82)は、そのソフトウェアを暗号鍵や公開
鍵で暗号化し、ネットワーク80を介して最終の販売者
(サーバ(C)83)に送信する。
【0086】サーバ(A)81およびサーバ(B)82
が生成した暗号化ソフトウェアを受信した最終の販売者
(サーバ(C)83)は、自らが販売者であるソフトウ
ェアがある場合には、その暗号化ソフトウェアを生成
し、暗号鍵や公開鍵の情報を送信してきたクライアント
84を送信先として指定し、それらの暗号化ソフトウェ
アをクライアント84がどのソフトウェアを暗号化した
ものであるかを識別できる手順又は形式に構成し、ネッ
トワーク80を介してクライアント84に送信する。つ
まり、クライアント84が送信した暗号鍵や公開鍵を使
って、サーバ(A)81およびサーバ(B)82が生成
した暗号化ソフトウェアは、サーバ(C)83によって
中継されクライアント84に送られるのである。
【0087】暗号化された複数のソフトウェアを構成す
るソフトウェアを受信したクライアント84は、それぞ
れの暗号化ソフトウェアが複数のソフトウェアのどのソ
フトウェアを暗号化したものであるか識別し、対応する
暗号鍵や秘密鍵を使ってソフトウェアの復号化を行う。
【0088】なお、慣用暗号方式の暗号鍵を用いる場合
には、暗号の安全性のために暗号鍵の情報をさらに暗号
化してから通信することが望ましいのは周知である。ま
た、使用許諾を要求する情報、解除キーの情報、暗号化
ソフトウェアなども、必要に応じて、情報の合成、暗号
化、データ圧縮等を用いて通信することが望ましいこと
も周知である。
【0089】以上の説明は、ネットワーク80がインタ
ーネットである場合について説明してきたが、これを衛
星を利用した通信システムにすることも可能である。こ
の場合、使用許諾の要求や暗号鍵などクライアント84
からサーバ(C)83へ送る上りの通信は公衆回線やI
SDN回線を利用する。さらに、通信を利用した販売を
希望しない利用者に対してサーバ(C)83に窓口用端
末機を設けてオフラインの販売を行うことも可能であ
る。
【0090】また、クライアント84の一種としてデジ
タル音楽再生装置やデジタル出版物再生装置を説明して
いるが、これらが、クライアント84の一種であるパー
ソナルコンピュータのインターフェイスに接続される形
態、いわばクライアント84の子となる接続の形態も可
能である。
【0091】また、1の複数のソフトウェアの中で、利
用者に解除キーの情報を配付する形態と暗号化ソフトウ
ェアを配付する形態が混在することも可能である。
【0092】また、1の複数のソフトウェアに対する使
用許諾の要求で、その複数のソフトウェアを構成する各
ソフトウェア全てについて解除キーの情報や暗号化ソフ
トウェアが配付されるとは限らない。既にプロテクトが
解除されているソフトウェアがある場合や、料金によっ
て機能制限をするため部分的にソフトウェアのプロテク
ト解除を行えるようにする場合は解除キーや暗号化ソフ
トウェアの数が複数のソフトウェアを構成するソフトウ
ェアの数よりも少なくなる。
【0093】次に、解除キーの情報と複数のソフトウェ
アの対応について説明する。
【0094】図9は、手順による解除キーの情報と複数
のソフトウェアの対応を示す説明図である。
【0095】最終の販売者のサーバ(C)が他のサーバ
から解除キーの情報を受け取り、解除キー配付の準備が
整うと解除キー配付準備完了の情報をクライアントに送
信する。解除キー配付準備完了の情報を受け取ったクラ
イアントはソフトウェア(A)に対応する解除キー
(A)の要求をする。解除キー(A)の要求を受け付け
たサーバ(C)は、解除キー(A)を送信する。
【0096】ここまでの手順による交信でクライアント
が受信した解除キーの情報は、複数のソフトウェアを構
成するソフトウェア(A)に対応する解除キー(A)で
あり、その解除キー(A)はソフトウェア(A)の指定
する方法又は形式で出力(書き込み)することができる
のである。以下、ソフトウェア(B)、ソフトウェア
(C)についても同様に、クライアントからの解除キー
の要求とサーバ(C)からの解除キーの送信を繰り返
す。
【0097】図10は、形式による解除キーの情報と複
数のソフトウェアの対応を示す説明図である。
【0098】クライアントが複数のソフトウェアの解除
キーを要求する。解除キーを要求されたサーバ(C)
は、他のサーバから解除キーの情報を受け取り、ソフト
ウェア(A)に対応する解除キー(A)にはソフトウェ
ア(A)に対する解除キーであることを示す識別名
(A)を、ソフトウェア(B)に対応する解除キー
(B)にはソフトウェア(B)に対する解除キーである
ことを示す識別名(B)を、ソフトウェア(C)に対応
する解除キー(C)にはソフトウェア(C)に対する解
除キーであることを示す識別名(C)を、それぞれ付加
してからクライアントに送信する。
【0099】クライアントが受信した解除キーの情報に
は、それぞれに対応するソフトウェアの識別名が付加さ
れているので、その識別名を元に各ソフトウェアの指定
する方法又は形式で出力(書き込み)することができる
のである。
【0100】また、識別名を付加しなくても、一定のバ
イト数で複数のブロックに区切り、先頭ブロックが解除
キー(A)、次のブロックが解除キー(B)というよう
に特定のフォーマットで送信すること、1つの解除キー
を1つのファイルにしてファイル名で識別することなど
も可能である。
【0101】また、クライアントから解除キーの情報を
要求されるとすぐに解除キーの情報を送信するのではな
く、電子メールで送信しクライアントがメールサーバか
ら受け取ることや、記録媒体を用いた解除キーの情報の
配付も可能である。
【0102】以上、解除キーの情報と複数のソフトウェ
アの対応について説明したが、暗号化ソフトウェアが複
数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化
したものであるかの識別についても同様である。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法、
装置、記録媒体、伝送媒体は、個々にプロテクトされた
複数のソフトウェアを階層型に制御することで以下に記
載されるような効果を奏する。
【0104】新たなソフトウェアの一部に既存のソフト
ウェアを組み込んで販売しても、プロテクトを個々のソ
フトウェアが行っているため、それぞれの販売者が使用
許諾料を確実に徴収することができる。
【0105】利用者が使用許諾を要求(プロテクトを解
除)するときの手間がソフトウェア単体のプロテクトを
解除するときと変わらない。つまり、複数のソフトウェ
アが多くのソフトウェアで構成されていても利用者が使
用許諾を要求するのは最終の販売者に対する1回だけで
ある。
【0106】既存のソフトウェアを利用して新たなソフ
トウェアを制作・販売しようとするとき、利用するソフ
トウェアがさらに利用している他のソフトウェアに対す
る使用許諾を意識しなくても、利用するソフトウェアの
使用許諾を得ることで、より深い階層のソフトウェアの
使用許諾が自動的に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソフトウェアのプロテクト解除の関係を示す説
明図
【図2】複数のソフトウェアの最も簡単な構成の例を示
す説明図
【図3】ソフトウェアの使用許諾料の支払いの関係を示
す説明図
【図4】最終の販売者がソフトウェアの制作者ではない
例を示す説明図
【図5】利用者が新たなソフトウェアを制作し次の利用
者に販売する例の説明図
【図6】使用許諾を要求する情報について示した説明図
【図7】識別情報について示した説明図
【図8】複数のソフトウェアのプロテクトの制御を行う
システムの構成の一例を示す説明図
【図9】手順による解除キーの情報と複数のソフトウェ
アの対応を示す説明図
【図10】形式による解除キーの情報と複数のソフトウ
ェアの対応を示す説明図
【符号の説明】
1 解除キー(A) 2 解除キー(B) 20 ソフトウェア(A) 21 ソフトウェア(B) 30 A社 31 B社 32 ソフトウェア(A)の代金 33 ソフトウェア全体の代金 34 利用者 35 ソフトウェア(B)の代金 40 C社 50 ソフトウェア(D) 51 解除キー(D) 52 次の利用者 60 使用許諾要求 61 使用許諾要求(B) 70 識別情報(A) 71 識別情報(B) 80 ネットワーク 81 サーバ(A) 82 サーバ(B) 83 サーバ(C) 84 クライアント 85 データベース

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なくと
    も1以上入力する解除キー入力のステップと、 前記解除キーの情報を少なくとも1以上生成する解除キ
    ー生成のステップと、 前記解除キー入力のステップで入力した前記解除キーの
    情報と前記解除キー生成のステップで生成した前記解除
    キーの情報を、複数のソフトウェアを構成するどのソフ
    トウェアと対応するか識別可能な手順又は形式に構成す
    る解除キー構成のステップと、 前記解除キー構成のステップで構成した前記解除キーの
    情報を出力する解除キー出力のステップとを有すること
    を特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  2. 【請求項2】 複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なくと
    も2以上入力する解除キー入力のステップと、 前記解除キー入力のステップで入力した前記解除キーの
    情報を、複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェ
    アと対応するか識別可能な手順又は形式に構成する解除
    キー構成のステップと、 前記解除キー構成のステップで構成した前記解除キーの
    情報を出力する解除キー出力のステップとを有すること
    を特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  3. 【請求項3】 複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1以
    上入力する暗号化ソフトウェア入力のステップと、 前記暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成する暗
    号化ソフトウェア生成のステップと、 前記暗号化ソフトウェア入力のステップで入力した前記
    暗号化ソフトウェアと前記暗号化ソフトウェア生成のス
    テップで生成した前記暗号化ソフトウェアを、複数のソ
    フトウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化したも
    のであるか識別可能な手順又は形式に構成する暗号化ソ
    フトウェア構成のステップと、 前記暗号化ソフトウェア構成のステップで構成した前記
    暗号化ソフトウェアを出力する暗号化ソフトウェア出力
    のステップとを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  4. 【請求項4】 複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも2以
    上入力する暗号化ソフトウェア入力のステップと、 前記暗号化ソフトウェア入力のステップで入力した前記
    暗号化ソフトウェアを、複数のソフトウェアを構成する
    どのソフトウェアを暗号化したものであるか識別可能な
    手順又は形式に構成する暗号化ソフトウェア構成のステ
    ップと、 前記暗号化ソフトウェア構成のステップで構成した前記
    暗号化ソフトウェアを出力する暗号化ソフトウェア出力
    のステップとを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  5. 【請求項5】 複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なくと
    も1以上入力する解除キー入力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成する暗号
    化ソフトウェア生成のステップと、 前記解除キー入力のステップで入力した前記解除キーの
    情報と前記暗号化ソフトウェア生成のステップで生成し
    た前記暗号化ソフトウェアを、前記解除キーの情報は複
    数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアと対応す
    るか識別可能な、前記暗号化ソフトウェアは複数のソフ
    トウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化したもの
    であるか識別可能な、手順又は形式に構成する解除キー
    と暗号化ソフトウェア構成のステップと、 前記解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップで構
    成した前記解除キーの情報と前記暗号化ソフトウェアを
    出力する解除キーと暗号化ソフトウェア出力のステップ
    とを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  6. 【請求項6】 複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1以
    上入力する暗号化ソフトウェア入力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテク
    トを解除する解除キーの情報を少なくとも1以上生成す
    る解除キー生成のステップと、 前記暗号化ソフトウェア入力のステップで入力した前記
    暗号化ソフトウェアと前記解除キー生成のステップで生
    成した前記解除キーの情報を、前記暗号化ソフトウェア
    は複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアを暗
    号化したものであるか識別可能な、前記解除キーの情報
    は複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアと対
    応するか識別可能な、手順又は形式に構成する解除キー
    と暗号化ソフトウェア構成のステップと、 前記解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップで構
    成した前記解除キーの情報と前記暗号化ソフトウェアを
    出力する解除キーと暗号化ソフトウェア出力のステップ
    とを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  7. 【請求項7】 複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なくと
    も1以上入力する解除キー入力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する暗号
    化ソフトウェア入力のステップと、 前記解除キー入力のステップで入力した前記解除キーの
    情報と前記暗号化ソフトウェア入力のステップで入力し
    た前記暗号化ソフトウェアを、前記解除キーの情報は複
    数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアと対応す
    るか識別可能な、前記暗号化ソフトウェアは複数のソフ
    トウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化したもの
    であるか識別可能な、手順又は形式に構成する解除キー
    と暗号化ソフトウェア構成のステップと、 前記解除キーと暗号化ソフトウェア構成のステップで構
    成した前記解除キーの情報と前記暗号化ソフトウェアを
    出力する解除キーと暗号化ソフトウェア出力のステップ
    とを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  8. 【請求項8】 複数のソフトウェアの使用許諾を要求す
    る情報を入力する使用許諾要求入力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテク
    トを解除する解除キーの情報を要求すべき相手先を少な
    くとも1以上指定する使用許諾要求先指定のステップ
    と、 前記使用許諾要求入力のステップで前記使用許諾を要求
    する情報を入力すると、前記使用許諾要求先指定のステ
    ップで指定した相手先に対して、前記使用許諾を要求す
    る情報又は前記使用許諾を要求する情報の内容を自らを
    利用者とする内容に変更した情報を出力する使用許諾要
    求出力のステップとを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  9. 【請求項9】 複数のソフトウェアの使用許諾を要求す
    る情報を入力する使用許諾要求入力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを要求すべき相手先を少なくとも
    1以上指定する使用許諾要求先指定のステップと、 前記使用許諾要求入力のステップで前記使用許諾を要求
    する情報を入力すると、前記使用許諾要求先指定のステ
    ップで指定した相手先に対して、前記使用許諾を要求す
    る情報又は前記使用許諾を要求する情報の内容を自らを
    利用者とする内容に変更した情報を出力する使用許諾要
    求出力のステップとを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  10. 【請求項10】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報の生成に
    用いる、装置、利用者、通信回線およびソフトウェアの
    内いずれかの識別情報を少なくとも1以上入力する識別
    情報入力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテク
    トを解除する解除キーの情報を要求すべき相手先を少な
    くとも1以上指定する解除キー要求先指定のステップ
    と、 前記識別情報入力のステップで入力した前記識別情報を
    前記解除キー要求先指定のステップで指定した相手先に
    対して出力する識別情報出力のステップとを有すること
    を特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  11. 【請求項11】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアの暗号化に用いる慣用暗号方式の暗号鍵又は公開
    鍵暗号方式の公開鍵を少なくとも1以上入力する暗号鍵
    入力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを要求すべき相手先を少なくとも
    1以上指定する暗号化ソフトウェア要求先指定のステッ
    プと、 前記暗号鍵入力のステップで入力した前記慣用暗号方式
    の暗号鍵又は公開鍵暗号方式の公開鍵を前記暗号化ソフ
    トウェア要求先指定のステップで指定した相手先に対し
    て出力する暗号鍵出力のステップとを有することを特徴
    とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  12. 【請求項12】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも2以上入力する解除キー入力のステップと、 前記解除キー入力のステップで入力した前記解除キーの
    情報を複数のソフトウェアを構成するソフトウェアと対
    応させる解除キー対応のステップと、 前記解除キー対応のステップで対応させた前記解除キー
    の情報を対応するソフトウェアが参照可能な方法で出力
    する解除キー出力のステップとを有することを特徴とす
    る、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  13. 【請求項13】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも2
    以上入力する暗号化ソフトウェア入力のステップと、 前記暗号化ソフトウェア入力のステップで入力した前記
    暗号化ソフトウェアが、複数のソフトウェアを構成する
    どのソフトウェアを暗号化したものであるか識別する暗
    号化ソフトウェア識別のステップと、 前記暗号化ソフトウェア識別のステップで識別した結果
    により、前記暗号化ソフトウェアと慣用暗号方式の暗号
    鍵又は公開鍵暗号方式の秘密鍵を対応させ前記暗号化ソ
    フトウェアを復号化するソフトウェア復号化のステップ
    とを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  14. 【請求項14】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも1以上入力する解除キー入力のステップと、 前記解除キー入力のステップで入力した前記解除キーの
    情報を複数のソフトウェアを構成するソフトウェアと対
    応させる解除キー対応のステップと、 前記解除キー対応のステップで対応させた前記解除キー
    の情報を対応するソフトウェアが参照可能な方法で出力
    する解除キー出力のステップと、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する暗号
    化ソフトウェア入力のステップと、 前記暗号化ソフトウェア入力のステップで入力した前記
    暗号化ソフトウェアが、複数のソフトウェアを構成する
    どのソフトウェアを暗号化したものであるか識別する暗
    号化ソフトウェア識別のステップと、 前記暗号化ソフトウェア識別のステップで識別した結果
    により、前記暗号化ソフトウェアと慣用暗号方式の暗号
    鍵又は公開鍵暗号方式の秘密鍵を対応させ前記暗号化ソ
    フトウェアを復号化するソフトウェア復号化のステップ
    とを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法。
  15. 【請求項15】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも1以上入力する解除キー入力手段と、 前記解除キーの情報を少なくとも1以上生成する解除キ
    ー生成手段と、 前記解除キー入力手段で入力した前記解除キーの情報と
    前記解除キー生成手段で生成した前記解除キーの情報
    を、複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアと
    対応するか識別可能な手順又は形式に構成する解除キー
    構成手段と、 前記解除キー構成手段で構成した前記解除キーの情報を
    出力する解除キー出力手段とを有することを特徴とす
    る、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  16. 【請求項16】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも2以上入力する解除キー入力手段と、 前記解除キー入力手段で入力した前記解除キーの情報
    を、複数のソフトウェアを構成するどのソフトウェアと
    対応するか識別可能な手順又は形式に構成する解除キー
    構成手段と、 前記解除キー構成手段で構成した前記解除キーの情報を
    出力する解除キー出力手段とを有することを特徴とす
    る、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  17. 【請求項17】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1
    以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段と、 前記暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成する暗
    号化ソフトウェア生成手段と、 前記暗号化ソフトウェア入力手段で入力した前記暗号化
    ソフトウェアと前記暗号化ソフトウェア生成手段で生成
    した前記暗号化ソフトウェアを、複数のソフトウェアを
    構成するどのソフトウェアを暗号化したものであるか識
    別可能な手順又は形式に構成する暗号化ソフトウェア構
    成手段と、 前記暗号化ソフトウェア構成手段で構成した前記暗号化
    ソフトウェアを出力する暗号化ソフトウェア出力手段と
    を有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  18. 【請求項18】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも2
    以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段と、 前記暗号化ソフトウェア入力手段で入力した前記暗号化
    ソフトウェアを、複数のソフトウェアを構成するどのソ
    フトウェアを暗号化したものであるか識別可能な手順又
    は形式に構成する暗号化ソフトウェア構成手段と、 前記暗号化ソフトウェア構成手段で構成した前記暗号化
    ソフトウェアを出力する暗号化ソフトウェア出力手段と
    を有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  19. 【請求項19】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも1以上入力する解除キー入力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上生成する暗号
    化ソフトウェア生成手段と、 前記解除キー入力手段で入力した前記解除キーの情報と
    前記暗号化ソフトウェア生成手段で生成した前記暗号化
    ソフトウェアを、前記解除キーの情報は複数のソフトウ
    ェアを構成するどのソフトウェアと対応するか識別可能
    な、前記暗号化ソフトウェアは複数のソフトウェアを構
    成するどのソフトウェアを暗号化したものであるか識別
    可能な、手順又は形式に構成する解除キーと暗号化ソフ
    トウェア構成手段と、 前記解除キーと暗号化ソフトウェア構成手段で構成した
    前記解除キーの情報と前記暗号化ソフトウェアを出力す
    る解除キーと暗号化ソフトウェア出力手段とを有するこ
    とを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  20. 【請求項20】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも1
    以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテク
    トを解除する解除キーの情報を少なくとも1以上生成す
    る解除キー生成手段と、 前記暗号化ソフトウェア入力手段で入力した前記暗号化
    ソフトウェアと前記解除キー生成手段で生成した前記解
    除キーの情報を、前記暗号化ソフトウェアは複数のソフ
    トウェアを構成するどのソフトウェアを暗号化したもの
    であるか識別可能な、前記解除キーの情報は複数のソフ
    トウェアを構成するどのソフトウェアと対応するか識別
    可能な、手順又は形式に構成する解除キーと暗号化ソフ
    トウェア構成手段と、 前記解除キーと暗号化ソフトウェア構成手段で構成した
    前記解除キーの情報と前記暗号化ソフトウェアを出力す
    る解除キーと暗号化ソフトウェア出力手段とを有するこ
    とを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  21. 【請求項21】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも1以上入力する解除キー入力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する暗号
    化ソフトウェア入力手段と、 前記解除キー入力手段で入力した前記解除キーの情報と
    前記暗号化ソフトウェア入力手段で入力した前記暗号化
    ソフトウェアを、前記解除キーの情報は複数のソフトウ
    ェアを構成するどのソフトウェアと対応するか識別可能
    な、前記暗号化ソフトウェアは複数のソフトウェアを構
    成するどのソフトウェアを暗号化したものであるか識別
    可能な、手順又は形式に構成する解除キーと暗号化ソフ
    トウェア構成手段と、 前記解除キーと暗号化ソフトウェア構成手段で構成した
    前記解除キーの情報と前記暗号化ソフトウェアを出力す
    る解除キーと暗号化ソフトウェア出力手段とを有するこ
    とを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  22. 【請求項22】 複数のソフトウェアの使用許諾を要求
    する情報を入力する使用許諾要求入力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテク
    トを解除する解除キーを要求すべき相手先を少なくとも
    1以上指定する使用許諾要求先指定手段と、 前記使用許諾要求入力手段で前記使用許諾を要求する情
    報を入力すると、前記使用許諾要求先指定手段で指定し
    た相手先に対して、前記使用許諾を要求する情報又は前
    記使用許諾を要求する情報の内容を自らを利用者とする
    内容に変更した情報を出力する使用許諾要求出力手段と
    を有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  23. 【請求項23】 複数のソフトウェアの使用許諾を要求
    する情報を入力する使用許諾要求入力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを要求すべき相手先を少なくとも
    1以上指定する使用許諾要求先指定手段と、 前記使用許諾要求入力手段で前記使用許諾を要求する情
    報を入力すると、前記使用許諾要求先指定手段で指定し
    た相手先に対して、前記使用許諾を要求する情報又は前
    記使用許諾を要求する情報の内容を自らを利用者とする
    内容に変更した情報を出力する使用許諾要求出力手段と
    を有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  24. 【請求項24】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報の生成に
    用いる、装置、利用者、通信回線およびソフトウェアの
    内いずれかの識別情報を少なくとも1以上入力する識別
    情報入力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテク
    トを解除する解除キーの情報を要求すべき相手先を少な
    くとも1以上指定する解除キー要求先指定手段と、 前記識別情報入力手段で入力した前記識別情報を前記解
    除キー要求先指定手段で指定した相手先に対して出力す
    る識別情報出力手段とを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  25. 【請求項25】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアの暗号化に用いる慣用暗号方式の暗号鍵又は公開
    鍵暗号方式の公開鍵を少なくとも1以上入力する暗号鍵
    入力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを要求すべき相手先を少なくとも
    1以上指定する暗号化ソフトウェア要求先指定手段と、 前記暗号鍵入力手段で入力した前記慣用暗号方式の暗号
    鍵又は公開鍵暗号方式の公開鍵を前記暗号化ソフトウェ
    ア要求先指定手段で指定した相手先に対して出力する暗
    号鍵出力手段とを有することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  26. 【請求項26】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも2以上入力する解除キー入力手段と、 前記解除キー入力手段で入力した前記解除キーの情報を
    複数のソフトウェアを構成するソフトウェアと対応させ
    る解除キー対応手段と、 前記解除キー対応手段で対応させた前記解除キーの情報
    を、対応する複数のソフトウェアを構成するソフトウェ
    アが参照可能な方法で出力する解除キー出力手段とを有
    することを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  27. 【請求項27】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを少なくとも2
    以上入力する暗号化ソフトウェア入力手段と、 前記暗号化ソフトウェア入力手段で入力した前記暗号化
    ソフトウェアが、複数のソフトウェアを構成するどのソ
    フトウェアを暗号化したものであるか識別する暗号化ソ
    フトウェア識別手段と、 前記暗号化ソフトウェア識別手段で識別した結果によ
    り、前記暗号化ソフトウェアと慣用暗号方式の暗号鍵又
    は公開鍵暗号方式の秘密鍵を対応させ前記暗号化ソフト
    ウェアを復号化するソフトウェア復号化手段とを有する
    ことを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  28. 【請求項28】 複数のソフトウェアを構成するソフト
    ウェアのプロテクトを解除する解除キーの情報を少なく
    とも1以上入力する解除キー入力手段と、 前記解除キー入力手段で入力した前記解除キーの情報を
    複数のソフトウェアを構成するソフトウェアと対応させ
    る解除キー対応手段と、 前記解除キー対応手段で対応させた前記解除キーの情報
    を、対応する複数のソフトウェアを構成するソフトウェ
    アが参照可能な方法で出力する解除キー出力手段と、 複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗号化し
    た暗号化ソフトウェアを少なくとも1以上入力する暗号
    化ソフトウェア入力手段と、 前記暗号化ソフトウェア入力手段で入力した前記暗号化
    ソフトウェアが、複数のソフトウェアを構成するどのソ
    フトウェアを暗号化したものであるか識別する暗号化ソ
    フトウェア識別手段と、 前記暗号化ソフトウェア識別手段で識別した結果によ
    り、前記暗号化ソフトウェアと慣用暗号方式の暗号鍵又
    は公開鍵暗号方式の秘密鍵を対応させ前記暗号化ソフト
    ウェアを復号化するソフトウェア復号化手段とを有する
    ことを特徴とする、 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する装置。
  29. 【請求項29】 コンピュータを、請求項15から請求
    項28のいずれかに記載の手段として機能させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  30. 【請求項30】 コンピュータを、請求項15から請求
    項28のいずれかに記載の手段として機能させるための
    プログラムを伝送可能な伝送媒体。
  31. 【請求項31】 複数のソフトウェアを構成するどのソ
    フトウェアと対応するか識別可能な形式を有する複数の
    ソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテクトを解
    除する解除キーの情報を記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  32. 【請求項32】 複数のソフトウェアを構成するどのソ
    フトウェアと対応するか識別可能な手順又は形式を有す
    る複数のソフトウェアを構成するソフトウェアのプロテ
    クトを解除する解除キーの情報を伝送可能な伝送媒体。
  33. 【請求項33】 複数のソフトウェアを構成するどのソ
    フトウェアを暗号化したものであるか識別可能な形式を
    有する複数のソフトウェアを構成するソフトウェアを暗
    号化した暗号化ソフトウェアを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  34. 【請求項34】 複数のソフトウェアを構成するどのソ
    フトウェアを暗号化したものであるか識別可能な手順又
    は形式を有する複数のソフトウェアを構成するソフトウ
    ェアを暗号化した暗号化ソフトウェアを伝送可能な伝送
    媒体。
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JP2000311625A Pending JP2002116837A (ja) 2000-10-12 2000-10-12 複数のソフトウェアのプロテクトを制御する方法、装置、記録媒体、伝送媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008234675A (ja) * 2008-04-17 2008-10-02 Cyberlink Corp ソフトウェア実行方法
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