JP2002116341A - 波長合分波器 - Google Patents

波長合分波器

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JP2002116341A
JP2002116341A JP2000305799A JP2000305799A JP2002116341A JP 2002116341 A JP2002116341 A JP 2002116341A JP 2000305799 A JP2000305799 A JP 2000305799A JP 2000305799 A JP2000305799 A JP 2000305799A JP 2002116341 A JP2002116341 A JP 2002116341A
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resonator
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light
peak
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Shiyoukou Tei
昌鎬 鄭
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Suntech Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長多重光において交互に波長を分波し、又
は合波する波長合分波器において、透過帯域を広く、阻
止帯域の阻止量を確保できるようにすること。 【解決手段】 第1ステージの共振器11は、入力され
た波長多重光の周波数間隔の2倍のFSRを持ち、ピー
ク波長を入力光からシフト周波数ΔfS ずらせた共振器
とする。又第2ステージの共振器12,13はこれと同
一の構成の逆方向のシフト周波数をずらせた共振器とす
る。又第3ステージに共振器14,15を設け、入力周
波数と同一間隔のFSRを持ち、そのピーク波長で最大
減衰となる共振器を用いる。こうすれば通過帯域と阻止
帯域を広くすることができ、又阻止量を大きくすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光波長多重(WD
M)伝送における波長合分波器、特に偶数波と奇数波を
合分波する波長合分波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及で情報伝送ネット
ワークインフラの拡張が進んでいる。その一端を担うと
期待されているのが波長多重光を光ファイバで伝送する
伝送WDM伝送である。例えば波長域1480nmから
1620nmは帯域がおよそ17.5THzあるので、
この周波数帯域を100GHz,50GHz又は25G
Hzの間隔で波長多重伝送すれば、夫々175チャンネ
ル,350チャンネル,700チャンネルの多重伝送が
できる。このようにWDMの波長多重度を上げるために
は、波長チャンネル間隔が狭くても合分波やアド、ドロ
ップできるフィルターデバイスが必要である。しかし現
在のところのこの要求を満たすフィルタができない状況
にあり、100波以上のWDMは実用化されていない。
【0003】従って光ファイバの潜在的な伝送容量を有
効に使う為には、光ファイバに多くの波長成分を狭いチ
ャンネル間隔で入れたり、取り出したりするデバイスが
要望されている。特に一定の周波数間隔を隔てて配置さ
れたfi (i=0〜m)の波長成分を含む波長多重信号
の複数波長を、iが偶数の偶数波とiが奇数の奇数波と
に分けたり、偶数波と奇数波の信号を合成して元の間隔
の波長多重光とする合分波器が有効である。この装置は
このような波長合分波器は、最近インターリーバとも呼
ばれている。波長合分波器を一回用いると、波長多重光
から高密度に配置された信号成分を1つおきに取り出す
ことができるので、その後のアド、ドロップ操作がそれ
だけ容易になる。
【0004】従来の波長合分波器として、マッハツェン
ダー干渉系を応用した波長合分波器が提案されている。
この波長合分波器は、入射光を分離し、マッハツェンダ
ー干渉系の2つのアームに所定の行路差(通常は位相
板)を付けることによって、波長成分を分離することが
できる。光路差を発生させるためにバルクの光学系に代
えて、光ファイバの光路長を異ならせて接続する方法も
ある。
【0005】このような従来の波長合分波器は、マッハ
ツェンダー干渉系の透過波長を波長多重光の透過波長に
合わせ、マッハツェンダー干渉系の阻止波長を波長多重
光の阻止波長と一致させて波長多重光を分波し、又は合
波させるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこのような従
来の方法では、アド、ドロップ操作に有利なように夫々
のチャンネルに対して透過帯域を広く、且つ平坦とする
こと、及び阻止帯域に高して高い阻止量を確保すること
は満たすことが難しいという欠点があった。
【0007】本発明はこのような従来の波長合分波器の
問題点に鑑みてなされたものであって、基本的な合分波
器を組合せることによりアド、ドロップ操作に必要な透
過特性を得ると共に、阻止帯域で阻止率の高い合分波器
を得ることを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、等しい周波数間隔Δfi を隔てて配置された複数の
波長成分から成る複数チャンネルの波長多重光信号に対
し、該波長多重光の偶数番目及び奇数番目の光を分離
し、又は合波する波長合分波器であって、波長多重光の
チャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、そ
の周波数のピークを信号チャンネルの周波数のピークか
ら一方の波長方向にΔfi の1/3の範囲内でずらせた
第1の共振器と、前記第1の共振器の一方の出力ポート
に接続され、波長多重光のチャンネル周波数間隔Δfi
の2倍のFSRを持ち、その周波数のピークを信号チャ
ンネルの波長多重光の偶数番目の波長多重光に対して前
記第1の共振器と逆方向に周波数ピークをΔfi の1/
3の範囲内でずらせた第2の共振器と、前記第1の共振
器の他方の出力ポートに接続され、波長多重光のチャン
ネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、その周波
数のピークを信号チャンネルの波長多重光の奇数番目の
波長多重光に対して前記第1の共振器と逆方向に周波数
ピークをΔfi の1/3の範囲内でずらせた第3の共振
器と、を具備することを特徴とするものである。
【0009】これにより第2,第3の共振器の出力側か
ら夫々波長多重光の偶数番目及び奇数番目の多重光を分
離して波長多重光のうち偶数番目及び奇数番目の光を夫
々前記第2,第3の共振器に入射して合波することがで
きる。
【0010】本願の請求項2の発明は、請求項1の波長
合分波器において、前記第1又は第2共振器より出力さ
れる偶数番目の波長多重光が入射され、前記波長多重光
のチャンネル周波数間隔Δfi に等しいFSRを有し、
奇数及び偶数番目の波長で最大の損失となる第4の共振
器と、前記第1又は第3の共振器より出力される波長多
重光の奇数番目の波長多重光が入射され、前記波長多重
光のチャンネル周波数間隔Δfi に等しいFSRを持
ち、奇数及び偶数番目の波長多重光で最大の損失となる
第5の共振器と、を更に有することを特徴とするもので
ある。
【0011】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
の波長合分波器において、前記第1〜3の共振器は、そ
の周波数シフト量をΔfi の1/5〜1/10の範囲内
としたことを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項4の発明は、請求項1又は2
の波長合分波器において、前記第1〜第3の共振器とし
てマッハツェンダー干渉系の共振器を用いたことを特徴
とするものである。
【0013】本願の請求項5の発明は、請求項1又は2
の波長合分波器において、前記第1〜第3の共振器とし
てマイケルソン干渉系の共振器を用いたことを特徴とす
るものである。
【0014】本願の請求項6の発明は、請求項1又は2
の波長合分波器において、前記第1〜第3の共振器とし
てファブリペローエタロンを用いたことを特徴とするも
のである。
【0015】本願の請求項7の発明は、請求項2の波長
合分波器において、前記第4及び第5の共振器は、透過
損失の最大値と最小値との差が1〜4dBの共振器であ
ることを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項8の発明は、請求項2の波長
合分波器において、前記第4,5の共振器としてマッハ
ツェンダー干渉系の共振器を用いたことを特徴とするも
のである。
【0017】本願の請求項9の発明は、請求項2の波長
合分波器において、前記第4,5の共振器としてマイケ
ルソン干渉系の共振器を用いたことを特徴とするもので
ある。
【0018】本願の請求項10の発明は、請求項2の波
長合分波器において、前記第4,5の共振器としてファ
ブリペローエタロンを用いたことを特徴とするものであ
る。
【0019】本願の請求項11の発明は、請求項1の波
長合分波器において、前記第2の共振器の入力側又は出
力側のいずれか一方に挿入され、信号チャンネルの偶数
波と同一周波数のピークを有する第6の共振器と、前記
第3の共振器の入力側又は出力側のいずれか一方に挿入
され、信号チャンネルの奇数波と同一周波数のピークを
有する第7の共振器と、を具備することを特徴とするも
のである。
【0020】本願の請求項12の発明は、請求項11の
波長合分波器において、前記第6,7の共振器としてマ
ッハツェンダー干渉系の共振器を用いたことを特徴とす
るものである。
【0021】本願の請求項13の発明は、請求項11の
波長合分波器において、前記第6,7の共振器としてマ
イケルソン干渉系の共振器を用いたことを特徴とするも
のである。
【0022】本願の請求項14の発明は、請求項11の
波長合分波器において、前記第6,7の共振器としてフ
ァブリペローエタロンを用いたことを特徴とするもので
ある。
【0023】本願の請求項15の発明は、等しい周波数
間隔Δfi を隔てて配置された複数の波長成分から成る
複数チャンネルの波長多重光信号に対し、該波長多重光
の偶数番目及び奇数番目の光を分離し、又は合波する波
長合分波器であって、前記複数チャンネルの波長多重光
を分離するスプリッタと、前記スプリッタによって分離
した一方の波長多重信号が入射され、入射光のチャンネ
ル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、その周波数
を偶数チャンネルの周波数ピークから一方の波長方向に
Δfi の1/3の範囲内でずらせた第7の共振器と、前
記第7の共振器の出力ポートに接続され、波長多重光の
チャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、そ
の周波数のピークを信号チャンネルの波長多重光の偶数
番目の波長多重光に対して前記第7の共振器と逆方向に
周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずらせた第8
の共振器と、前記スプリッタによって分離した他方の波
長多重信号が入射され、入射光のチャンネル周波数間隔
Δfi の2倍のFSRを持ち、その周波数を奇数チャン
ネルの周波数ピークから一方の波長方向にΔfi の1/
3の範囲内でずらせた第9の共振器と、前記第9の共振
器の出力ポートに接続され、波長多重光のチャンネル周
波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、その周波数のピ
ークを信号チャンネルの波長多重光の奇数番目の波長多
重光に対して前記第9の共振器と逆方向に周波数ピーク
をΔfi の1/3の範囲内でずらせた第10の共振器
と、を具備することを特徴とするものである。
【0024】本願の請求項16の発明は、等しい周波数
間隔Δfi を隔てて配置された複数の波長成分から成る
複数チャンネルの波長多重光信号に対し、該波長多重光
の偶数番目及び奇数番目の光を分離し、又は合波する波
長合分波器であって、波長多重光のチャンネル周波数間
隔の2倍のFSRを持ち、その周波数ピークを信号チャ
ンネルの波長多重光に一致させた第11の共振器と、前
記第11の共振器によって分離された偶数番目の波長多
重光が入射され、波長多重光のチャンネル周波数間隔Δ
i の2倍のFSRを持ち、その周波数のピークを信号
チャンネルの周波数のピークから一方の波長方向にΔf
i の1/3の範囲内でずらせた第12の共振器と、前記
第12の共振器の出力ポートに接続され、波長多重光の
チャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、そ
の周波数のピークを信号チャンネルの波長多重光の偶数
番目の波長多重光に対して前記第12の共振器と逆方向
に周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずらせた第
13の共振器と、前記第11の共振器によって分離され
た奇数番目の波長多重光が入射され、波長多重光のチャ
ンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、その周
波数のピークを信号チャンネルの周波数のピークから一
方の波長方向にΔfi の1/3の範囲内でずらせた第1
4の共振器と、前記第14の共振器の出力ポートに接続
され、波長多重光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍
のFSRを持ち、その周波数のピークを信号チャンネル
の波長多重光の奇数番目の波長多重光に対して前記第1
4の共振器と逆方向に周波数ピークをΔfi の1/3の
範囲内でずらせた第15の共振器と、を有することを特
徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図1はマッハツェンダー干渉系に
よる波長分離を示す図である。本図においてビームスプ
リッタ1に波長多重光が入射するものとする。この入射
光は等しい周波数間隔Δfi を隔てて配置された複数の
波長成分を含む波長多重光信号であり、その一部の光は
ビームスプリッタ1を介してミラー2に入射する。ミラ
ー2で反射された光は光路4を介してビームスプリッタ
6に加わる。ビームスプリッタ1で反射された光は光路
5を介してミラー3に入射する。光路5には所定の位相
変化を生じさせる位相器7が配置されており、又ミラー
3で反射された光は光路5内の位相器7を介してビーム
スプリッタ6に入射する。ビームスプリッタ6では光の
干渉によってポート1及びポート2より光が出射する。
入力部から入射され、分離され、ビームスプリッタ6に
入射する光を夫々E1 ,E2 とすると、これは次式で示
される。 E1 =A1 cos(ωt+kz−φ1 ) E2 =A2 cos(ωt+kz−φ2 ) ここで出力での電磁界EはE1 とE2 の和で次のように
表せる。 E=E1 +E2 =(A1 cos+A2 cos)・sin(ωt+kz+φ) =Acos(ωt+kz−φ) 但しφ,Aは以下のものである。
【数1】
【0026】ここで光強度Iは I=A2 =A1 2+A2 2+2A12 cos(kL−Δφ)・・・(1) ここでビームスプリッタ1,6をハーフミラーとする
と、 A1 2=A2 2=I0 /4 I=I0 {1+cos(kL−Δφ)} =2I0 cos2 (kL/2−Δφ/2) と表せる。出力側のポート1,2で観測される光強度
は、夫々2つの光路における光路差と反射による位相差
分を考慮すると、次のように表せる。ここでビームスプ
リッタの反射による位相差はポート1ではΔφ=0とな
り、次式(1)のように表せる。 又ポート2ではΔφ=πとなり、次式(2)のように表
せる。 即ちLの光路差をΔfF c/fに調整することによっ
て、夫々の出力端の光強度はΔfF =f・L/cの周期
(あるいはFSR)で周波数依存性を持つことになる。
ここでポート1と2とはπ/2だけずれているので、夫
々はΔfF /2だけずれていて、元の入力光がポート1
とポート2にΔfF で交互に分離されることになる。以
下簡略的にポート1の出力を偶数波(even)、ポー
ト2の出力を奇数波(odd)と呼ぶことにする。図2
はポート1,2に得られる光強度を示すものである。
【0027】又入力端のビームスプリッタ1,6の分岐
比、又は以下に示される透過率を調整することによっ
て、偶数波と奇数波の抑圧比を調整することも可能であ
る。 a=A1 2/A1 2+A2 2 このとき、ポート1の出力は次式で表せる。 I=I0 4a(1−a)cos2 (2πf・L/c)・・・(4) 又ポート2の出力は次式で表せる。 I=I0 {1−4a(1−a)cos2 (2πf・L/c)}・・・(5)
【0028】更にミラー2,3が共に反射率rのミラー
と仮定すると、ポート1では、 A1 2=A2 2=r(1−r)I0 となり、(1)に代入すると、 I=2r(1−r)I0 {1+coskL} =4r(1−r)I0 cos2 (kL/2) となる。同様にポート2では、 A1 2=(1−r)202 2=r20 I=I0 [1−2r(1−r){1−cos(kL−Δφ}] =I0 [1−4r(1−r)sin2 (kL/2−Δφ/2)] =I0 {1−4r(1−r)cos2 (kL/2)} (Δφ=π)
【0029】(第1の実施の形態)図3は本発明の第1
の実施の形態による波長合分波器の構成を示すブロック
図である。この波長合分波器10は、図1に示すマッハ
ツェンダー干渉系を組合せて、入力された波長多重光で
偶数波と奇数波とに分波する分波器である。ここで14
80〜1620nmの範囲内で一定の周波数間隔Δf
i 、例えば50GHz間隔(190.0±0.05k)
THz(kは整数)で波長多重された波長多重光を10
0GHz間隔の偶数波と奇数波とに分波するものとす
る。図4(a)では波長多重光の周波数190.1TH
zの付近のスペクトルを示している。
【0030】波長多重光は第1のステージの第1の共振
器である図1のマッハツェンダー干渉系(MZI1)1
1に入射される。第1の共振器11の周波数間隔FSR
は、分波される周波数間隔と同じく100GHz、即ち
2Δfi とするが、偶数波又は奇数波の選択される周波
数よりピークが所定周波数ΔfS 、例えば+8GHzず
れるように光学系の位相差を調整したものである。図4
(b)の曲線A1は第1の共振器11の偶数波の出力ポ
ートの特性を示すものであり、ピーク波長である19
0.1THz,190.1±0.1,±0.2THz離
れた波長から図示のように+8GHz高い帯域にピーク
を有するくし形の波長特性を有している。又図6(b)
の曲線B1は第1の共振器11の奇数波の出力ポートの
特性を示すものである。この第1の共振器11によって
も偶数波と奇数波とが分離される。
【0031】さて第1,第2のポートの出力である偶数
波及び奇数波の出力側には、第2ステージの第2,第3
の共振器12,13を配置する。第2ステージの第2,
第3の共振器12,13は図1に示すマッハツェンダー
干渉系と同一の構成であるが、そのFSRを2Δfi
即ち100GHzとし、透過周波数のピーク値を入射さ
れる多重光のピーク周波数より所定周波数ΔfS 、ここ
では−8GHz第1の共振器11とは逆方向にずらせて
構成したものである。第2の共振器12の特性A2を図
4(c)に示す。奇数側の波長が加わる第2共振器13
についても図6(c)に示すように同様に、奇数波の周
波数より所定周波数ΔfS 、即ち−8GHzずらせて構
成する。第2ステージの共振器12,13はいずれも分
波すべき波長から図示のように−8GHz低い帯域にピ
ークを有するくし形の波長特性を示している。又図5
(d)の曲線A3はこれらの第1ステージと第2ステー
ジの共振器11,12の特性A1,A2を合成したもの
であり、1つのマッハツェンダー干渉系を用いた場合に
比べ−25dB以下の阻止帯域を図示のように広くする
ことができる。
【0032】一方第1ステージの第1の共振器11の奇
数側出力では、図6(b)に示すような通過特性B1が
得られており、第2ステージの第2の共振器13では図
6(c)に示す特性B2が得られる。従ってこれらの統
合特性は図7(d)の特性B3に示すものとなる。図3
に示すように、第2ステージの第1の共振器12は図示
のように偶数波のみを取り出すものとし、第2ステージ
の第2の共振器13からは奇数波のみを取り出すものと
する。
【0033】更に偶数波,奇数波の抽出される第2,第
3の共振器の出力側に夫々第3ステージの第4,第5の
共振器14,15を配置する。第3ステージの共振器1
4,15は透過帯域を平坦化するための平坦化手段であ
り、図1に示すマッハツェンダー干渉系(MZI)で構
成するが、入力の分岐比が9:1程度又は透過率が10
%程度のビームスプリッタを用い、光路差を第1ステー
ジ,第2ステージの1/2、即ちFSRを入力信号の周
波数間隔Δfi と同じく50GHzとする。又損失のピ
ークを入力される多重光の周波数と一致するように調整
する。こうして3ステージ構成の波長合分波器を構成す
る。
【0034】第3ステージ目の第4の共振器14によっ
て図5(e)に示す曲線A4の特性が得られるものとす
ると、これと図4(d)に示す曲線特性とを合わせたも
のが図5(e)に示す曲線A5となる。又第3のステー
ジの共振器15によって図7(e)に示す特性B4が得
られるとすると、総合特性は図7(e)示す特性B5と
なる。
【0035】総合特性A5,B5から明らかなように、
透過帯域が平坦化され、広い通過帯域特性を得ることが
できる。又通過帯域から50GHz離れた阻止帯域を広
くし、広い範囲で入射光を阻止することができる。この
ため入射光の波長に変動があって全体として波長が長波
長側、又は短波長側にずれた場合にも、所望の帯域の偶
数波を通過させ、奇数波を遮断することができる。
【0036】次にこの実施の形態の場合と、ΔfS ,−
ΔfS を零とした第1,第2ステージのマッハツェンダ
ー干渉系による共振器を用いた比較例1、及びこの比較
例1に平坦化のための第3ステージの共振器14,15
を加えた比較例2について、パラメータを以下に示す。
【表1】
【0037】この表からも知られるように本実施の形態
は、比較例1に比べて0.5dB,1dBでの通過帯域
は広く、阻止量が大きい。又比較例2に比べても阻止量
が大きくなっていることがわかる。
【0038】このようにして偶数波と奇数波とをあらか
じめ分離すれば、最終的に夫々のチャンネルに分波する
際に従来では50GHzの狭帯域フィルタが必要である
のに対して、本実施の形態によれば周波数の間隔が倍増
するため、結果的に100GHzの狭帯域フィルタで各
チャンネルに分波することができる。従って最終ステー
ジのフィルタ構成を容易にすることができる。
【0039】尚この実施の形態では第1ステージの共振
器11を通過させるべき周波数からΔfS だけ高くずら
せるように調整し、第2ステージの共振器をΔfS だけ
低くずらせるようにしているが、第1ステージの共振器
を入力される波長多重光より低くし、第2ステージの共
振器12,13をこれより高くするようにしてもよい。
又第1ステージと第2ステージの周波数をずらせる幅は
必ずしも同一とする必要がない。又ずらせる周波数幅Δ
S をこの実施の形態では+8GHzとしているが、ず
らせることによって通過帯域を広くし遮断帯域を広くす
ることができれば、この値に限定されるものではない。
例えば周波数シフトΔfS を周波数間隔Δfi の1/3
の範囲内(0<ΔfS <Δfi /3)で夫々上下にずら
せることによって本発明の機能を達成することができ
る。上記の特性を達成するため、ΔfS はΔfi の1/
5〜1/10の範囲内とすることが好ましい。
【0040】尚、この実施の形態1では第1〜第3ステ
ージの共振器を用いているが、第1,第2ステージの共
振器を構成する第1〜第3の共振器11,12,13の
みで波長合分波器を構成することもできる。この場合に
は通過帯域での阻止量が低下するが、隣接するチャンネ
ルの阻止量を大きくすることができる。
【0041】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態について図8を用いて説明する。前述した第
1の実施の形態に示す構成に加えて、本実施の形態で
は、更に阻止量を下げるため、分波する周波数間隔とF
SRが同じ100GHzでピークの阻止帯域上にある第
4ステージの共振器であるMZIを加えたものであり、
図3と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。この実施の形態では図8に示すように第3ステージ
の共振器14の出力側に、FSRが100GHzで偶数
波を通過させる第4ステージの第6の共振器としてマッ
ハツェンダー干渉系(MZI4)16を加える。又第3
ステージの共振器15の出力側に奇数波を通過させる第
4ステージの第7の共振器であるマッハツェンダー干渉
系(MZI4)17を加える。こうすれば偶数波から奇
数成分の阻止量を大きくすることができ、奇数波では偶
数波成分の阻止量を更に大きくすることができる。
【0042】次にこの実施の形態2の場合と、3つのス
テージでマッハツェンダー干渉系のΔfS を零とし、更
に平坦化のためのステージの共振器を加えた比較例3に
ついて以下の表に示す。
【表2】 このようにこの実施の形態では隣接するチャンネルの阻
止量を大きくすることができる。又バンド幅を比較例3
に比べて大きくすることができる。
【0043】又前述した第1,第2の実施の形態におい
て、波長分波器に用いられている共振器11〜17をマ
イケルソン干渉系に置き換えることによっても同一の効
果が得られる。図9はマイケルソン干渉系の基本構成を
示す図である。本図に示すように一対のプリズム31,
32とハーフミラー33を用いて、ハーフミラー33が
入射光に対し45°の角度になる方向に配置する。ハー
フミラー33で反射され、又はハーフミラー33を透過
した光に対し、その斜面が45°の角度となるようにプ
リズム31,32を図示のように配置する。こうすれば
プリズム32の位置を調整することによって、周波数を
調整して図2と同様の出力を得ることができる。
【0044】更に前述した波長合分波器に用いられてい
る共振器11〜17を夫々エタロンを用いて構成するこ
ともできる。
【0045】(第3の実施の形態)図10は本発明の第
3の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形
態では、入射光をあらかじめスプリッタ、例えばファイ
バカップラ41で50:50の強度に分波し、その後実
施の形態1と同様の3ステージ構成のエタロンで入射光
を分波する。ファイバカップラ41で分波した光をチャ
ンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを有する第1,
第2ステージの第7,第8の共振器であるエタロン4
2,43に入射する。第1ステージではシフト周波数Δ
S を+8GHz、第2ステージでは−8GHzとす
る。又第3ステージのエタロン44は入射光の波長多重
光の周波数間隔と同一のFSRを持ち、その波長で最大
の損失となるエタロンとする。ファイバカップラ41で
分波した他方の多重光についても入射された多重光をチ
ャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、シフ
ト周波数ΔfS が+8GHz及び−8GHzの第1ステ
ージ,第2ステージの第9,第10の共振器であるエタ
ロン45,46を用いる。又第3ステージではFSRを
入射光と等しく、奇数波の周波数で最大損失となるエタ
ロン47を用いる。
【0046】図11はエタロンの構成の一例を示す図で
ある。本図において光ファイバを介して入射される入射
光は2芯ファイバコリメータレンズ51の2芯キャピラ
52に入力される。2芯キャピラ52は2つの光ファイ
バが接続できるように構成された部材であり、その端部
にはGRINレンズ53が設けられる。GRINレンズ
53は入射光の光の径を広げ、図示のようにそのレンズ
の断面に近い一定の径とするものであり、その端部には
GRINレンズ53と共にエタロン54を構成する他の
反射部材54aが設けられる。エタロンの反射部材54
aとGRINレンズ53との対向面には反射コートが形
成されており、この間隔を適宜選択することによってエ
タロンの特性が調整される。エタロンからの出力はGR
INレンズ53,2芯キャピラ52を介して出力用のフ
ァイバに導かれる。
【0047】図12は第4の実施の形態による波長分波
器の総合特性を示すグラフである。この実施の形態で
は、ファイバカップラ41での損失−3dBが加わる
が、前述した場合と同様に阻止帯域と通過帯域との拡大
を図ることができる。マッハツェンダー干渉系やマイケ
ルソン干渉系と比較し、エタロンのスペクトル自体は後
ステージで通過帯域を平坦化する処理を行うことなくあ
る程度平坦となっている。従ってエタロン44,47で
の平坦化処理を除いても通過帯域での平坦特性が保持で
きる。この場合にはエタロンによる損失と3dBカップ
ラによる3dBの損失が全体の損失となる。
【0048】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態について図13を用いて説明する。図13は
波長多重光の周波数間隔Δfi の2倍のFSRを有し、
ピーク波長を波長多重光と一致させたマッハツェンダー
干渉系(第11の共振器)61を用い、これによって偶
数波と奇数波とを分波する。更に前述した実施の形態と
同様に、FSRが100GHzで抽出すべき奇数波又は
偶数波に対して夫々±8GHz共振周波数をずらせた第
1ステージ及び第2ステージの第12,第13の共振器
であるエタロン62,63を用いて偶数波を分離し、第
1,第2ステージの第14,第15の共振器であるエタ
ロン64,65を用いて奇数波を分離することができ
る。この場合には第3ステージの平滑化処理を除いて構
成を簡略化している。図14は第4の実施の形態の出力
特性を示すグラフである。
【0049】又前述した各実施の形態では、波長多重さ
れた光信号を偶数波と奇数波とに分離する波長合分波器
について説明しているが、一定の周波数間隔の偶数波と
奇数波の光をこの素子を用いて合波して波長多重光を構
成することができる。
【0050】次にこの波長合分波器の応用例について説
明する。このように構成される各実施の形態による波長
合分波器を用いて、50GHz/100GHz間の合分
波器、100GHz/200GHz間の合分波器、20
0GHz/400GHz間の合分波器のように各合分波
器を多ステージ縦続して接続することによって、チャン
ネル間隔を倍々として増加させることができる。こうす
れば最終ステージでのフィルタの仕様を緩和することが
でき、異なったチャンネル間隔のシステムとの連結や相
互伝送が可能となる。
【0051】図15では50GHz間隔のλ1〜λ16
の波長多重波を波長合分波器101によって奇数波f
1,f3・・・と偶数波f2,f4・・・に分波し、そ
の後100GHz間隔の8つの光バンドパスフィルタ
(OBPF)102,103によって各8波の波長を分
離している。
【0052】図16ではこれと同一の波長合分波器10
1を用い、更に奇数波と偶数波の夫々に対して波長合分
波器111,112を用いて200GHz毎の波長に分
波する。そして200GHz間隔の光バンドパスフィル
タ113〜116によって各波長に分離している。
【0053】図17ではこれらの波長合分波器101,
111,112に加えて、更に4つの波長合分波器12
1〜124を用いることによって、最終ステージで40
0GHZ毎の光バンドパスフィルタ125〜132を用
いて各波長を分離することができる。更に最終ステージ
にもこの発明による波長合分波器を用いれば、全ての分
波に波長分波用の光バンドパスフィルタを用いることな
く全ての波長を分離することができる。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、多段の共振器を用いて波長合分波器を構成している
ため、所望の通過帯域で通過波長幅を大きくすることが
でき、又阻止帯域においても阻止帯域幅を広くすること
ができる。このため波長合分波器を使用して確実に偶数
波と奇数波を分波したり合波することができる。このよ
うな分波器を用いることによってその後のアドドロップ
操作を容易に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波長合分波器に用いられるマッハツェ
ンダー干渉系の構成を示す概略図である。
【図2】マッハツェンダー干渉系の出力特性を示す図で
ある。
【図3】本発明による波長合分波器の第1の実施の形態
を示す図である。
【図4】第1の実施の形態の出力特性を示すグラフであ
る。
【図5】第1の実施の形態の出力特性を示すグラフであ
る。
【図6】第1の実施の形態の出力特性を示すグラフであ
る。
【図7】第1の実施の形態の出力特性を示すグラフであ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態による波長合分波器
の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の波長合分波器に用いられるマイケルソ
ン干渉系の構成を示す概略図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態による波長合分波
器の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に用いられるエタ
ロンの構成を示すブロック図である。
【図12】第3の実施の形態による波長合分波器の出力
特性を示すグラフである。
【図13】本発明の第4の実施の形態による波長合分波
器の構成を示すブロック図である。
【図14】第4の実施の形態による波長合分波器の出力
特性を示すグラフである。
【図15】波長合分波器の使用例を示すブロック図であ
る。
【図16】波長合分波器の使用例を示すブロック図であ
る。
【図17】波長合分波器の使用例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,6 ビームスプリッタ 2,3 ミラー 4,5 光路 7 位相器 11〜17,41 共振器 41 ファイバカップラ 42〜47,54,62〜65 エタロン 101,111,112,121〜124 波長合分波
器 102,103,113〜116,125〜132 光
バンドパスフィルタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等しい周波数間隔Δfi を隔てて配置さ
    れた複数の波長成分から成る複数チャンネルの波長多重
    光信号に対し、該波長多重光の偶数番目及び奇数番目の
    光を分離し、又は合波する波長合分波器であって、 波長多重光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFS
    Rを持ち、その周波数のピークを信号チャンネルの周波
    数のピークから一方の波長方向にΔfi の1/3の範囲
    内でずらせた第1の共振器と、 前記第1の共振器の一方の出力ポートに接続され、波長
    多重光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを
    持ち、その周波数のピークを信号チャンネルの波長多重
    光の偶数番目の波長多重光に対して前記第1の共振器と
    逆方向に周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずら
    せた第2の共振器と、 前記第1の共振器の他方の出力ポートに接続され、波長
    多重光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを
    持ち、その周波数のピークを信号チャンネルの波長多重
    光の奇数番目の波長多重光に対して前記第1の共振器と
    逆方向に周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずら
    せた第3の共振器と、を具備することを特徴とする波長
    合分波器。
  2. 【請求項2】 前記第1又は第2共振器より出力される
    偶数番目の波長多重光が入射され、前記波長多重光のチ
    ャンネル周波数間隔Δfi に等しいFSRを有し、奇数
    及び偶数番目の波長で最大の損失となる第4の共振器
    と、 前記第1又は第3の共振器より出力される波長多重光の
    奇数番目の波長多重光が入射され、前記波長多重光のチ
    ャンネル周波数間隔Δfi に等しいFSRを持ち、奇数
    及び偶数番目の波長多重光で最大の損失となる第5の共
    振器と、を更に有することを特徴とする請求項1記載の
    波長合分波器。
  3. 【請求項3】 前記第1〜3の共振器は、その周波数シ
    フト量をΔfi の1/5〜1/10の範囲内としたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の波長合分波器。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第3の共振器としてマッハツ
    ェンダー干渉系の共振器を用いたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の波長合分波器。
  5. 【請求項5】 前記第1〜第3の共振器としてマイケル
    ソン干渉系の共振器を用いたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の波長合分波器。
  6. 【請求項6】 前記第1〜第3の共振器としてファブリ
    ペローエタロンを用いたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の波長合分波器。
  7. 【請求項7】 前記第4及び第5の共振器は、透過損失
    の最大値と最小値との差が1〜4dBの共振器であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の波長合分波器。
  8. 【請求項8】 前記第4,5の共振器としてマッハツェ
    ンダー干渉系の共振器を用いたことを特徴とする請求項
    2記載の波長合分波器。
  9. 【請求項9】 前記第4,5の共振器としてマイケルソ
    ン干渉系の共振器を用いたことを特徴とする請求項2記
    載の波長合分波器。
  10. 【請求項10】 前記第4,5の共振器としてファブリ
    ペローエタロンを用いたことを特徴とする請求項2記載
    の波長合分波器。
  11. 【請求項11】 前記第2の共振器の入力側又は出力側
    のいずれか一方に挿入され、信号チャンネルの偶数波と
    同一周波数のピークを有する第6の共振器と、 前記第3の共振器の入力側又は出力側のいずれか一方に
    挿入され、信号チャンネルの奇数波と同一周波数のピー
    クを有する第7の共振器と、を具備することを特徴とす
    る請求項1記載の波長合分波器。
  12. 【請求項12】 前記第6,7の共振器としてマッハツ
    ェンダー干渉系の共振器を用いたことを特徴とする請求
    項11記載の波長合分波器。
  13. 【請求項13】 前記第6,7の共振器としてマイケル
    ソン干渉系の共振器を用いたことを特徴とする請求項1
    1記載の波長合分波器。
  14. 【請求項14】 前記第6,7の共振器としてファブリ
    ペローエタロンを用いたことを特徴とする請求項11記
    載の波長合分波器。
  15. 【請求項15】 等しい周波数間隔Δfi を隔てて配置
    された複数の波長成分から成る複数チャンネルの波長多
    重光信号に対し、該波長多重光の偶数番目及び奇数番目
    の光を分離し、又は合波する波長合分波器であって、 前記複数チャンネルの波長多重光を分離するスプリッタ
    と、 前記スプリッタによって分離した一方の波長多重信号が
    入射され、入射光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍
    のFSRを持ち、その周波数を偶数チャンネルの周波数
    ピークから一方の波長方向にΔfi の1/3の範囲内で
    ずらせた第7の共振器と、 前記第7の共振器の出力ポートに接続され、波長多重光
    のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、
    その周波数のピークを信号チャンネルの波長多重光の偶
    数番目の波長多重光に対して前記第7の共振器と逆方向
    に周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずらせた第
    8の共振器と、 前記スプリッタによって分離した他方の波長多重信号が
    入射され、入射光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍
    のFSRを持ち、その周波数を奇数チャンネルの周波数
    ピークから一方の波長方向にΔfi の1/3の範囲内で
    ずらせた第9の共振器と、 前記第9の共振器の出力ポートに接続され、波長多重光
    のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持ち、
    その周波数のピークを信号チャンネルの波長多重光の奇
    数番目の波長多重光に対して前記第9の共振器と逆方向
    に周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずらせた第
    10の共振器と、を具備することを特徴とする波長合分
    波器。
  16. 【請求項16】 等しい周波数間隔Δfi を隔てて配置
    された複数の波長成分から成る複数チャンネルの波長多
    重光信号に対し、該波長多重光の偶数番目及び奇数番目
    の光を分離し、又は合波する波長合分波器であって、 波長多重光のチャンネル周波数間隔の2倍のFSRを持
    ち、その周波数ピークを信号チャンネルの波長多重光に
    一致させた第11の共振器と、 前記第11の共振器によって分離された偶数番目の波長
    多重光が入射され、波長多重光のチャンネル周波数間隔
    Δfi の2倍のFSRを持ち、その周波数のピークを信
    号チャンネルの周波数のピークから一方の波長方向にΔ
    i の1/3の範囲内でずらせた第12の共振器と、 前記第12の共振器の出力ポートに接続され、波長多重
    光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持
    ち、その周波数のピークを信号チャンネルの波長多重光
    の偶数番目の波長多重光に対して前記第12の共振器と
    逆方向に周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずら
    せた第13の共振器と、 前記第11の共振器によって分離された奇数番目の波長
    多重光が入射され、波長多重光のチャンネル周波数間隔
    Δfi の2倍のFSRを持ち、その周波数のピークを信
    号チャンネルの周波数のピークから一方の波長方向にΔ
    i の1/3の範囲内でずらせた第14の共振器と、 前記第14の共振器の出力ポートに接続され、波長多重
    光のチャンネル周波数間隔Δfi の2倍のFSRを持
    ち、その周波数のピークを信号チャンネルの波長多重光
    の奇数番目の波長多重光に対して前記第14の共振器と
    逆方向に周波数ピークをΔfi の1/3の範囲内でずら
    せた第15の共振器と、を有することを特徴とする波長
    合分波器。
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