JP2002116262A - センサ固定方法 - Google Patents

センサ固定方法

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JP2002116262A
JP2002116262A JP2000306388A JP2000306388A JP2002116262A JP 2002116262 A JP2002116262 A JP 2002116262A JP 2000306388 A JP2000306388 A JP 2000306388A JP 2000306388 A JP2000306388 A JP 2000306388A JP 2002116262 A JP2002116262 A JP 2002116262A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサのロッド部を孔の奥まで挿入した状態
で確実且つ容易に固定できるセンサ固定方法を提供す
る。 【解決手段】 孔4内に未硬化の充填材5を注入する第
1工程と、ロッド部3Aを挿入すべき位置に棒10を挿
入する第2工程と、それぞれ外径の異なる複数のパイプ
20A、20B、20Cを用意し、孔4内に既に挿入さ
れている棒10或いはパイプに外嵌させる状態で、孔4
内に既に挿入されている棒10或いはパイプより外径の
大きいパイプを、外径の小さいものから順に孔4内に挿
入する第3工程と、孔4内に挿入したパイプの中で最外
郭のパイプ20Aを残しそれ以外のパイプ20B、20
Cと棒10とを孔4内から引き抜いて最外郭のパイプ2
0Aの内側に空隙7を形成する第4工程と、ロッド部3
Aを空隙7に挿入する第5工程と、最外郭のパイプ20
Aを孔4内から引き抜く第6工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩盤などの構造体
の孔内に、加速度センサなどのセンサのロッド部を挿入
し、該挿入状態でロッド部を構造体に対して固定するセ
ンサ固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネルなどの地下の土木工事に
おいては、被構築物周囲の岩盤の良否を判定するための
岩盤調査が一般的に行われている。この岩盤調査方法と
しては、例えば、弾性波探査が知られている。この弾性
波探査は、地中を伝わる弾性波が物性の異なる境界で屈
折や反射などの現象を生じることを利用して地下構造を
調査するものである。この弾性波探査では、予め定めら
れた地点に、例えば、加速度センサ、速度センサなどを
設置し、該センサからの出力に基づいて、人工的に発信
された弾性波の到達時間等を計測し、その計測結果に基
づいて、地下構造を解析するのが一般的である。
【0003】この弾性波探査では、掘削緩み域の影響を
無くすため、或いは岩盤深部のデータを得るために、岩
盤内に小孔を穿孔し、該小孔内に上記センサを設置する
ことがある。その場合、センサのロッド部(センサの計
測部位、或いは計測部位を収納したケーシング)を岩盤
に確実に固定するため、小孔内にはセメントやモルタル
等の充填材が充填される。具体的に、小孔内にセンサを
固定設置する方法としては、例えば、センサを小孔内に
挿入した後、該挿入状態で小孔内に充填材を注入すると
いう方法がある。しかし、この方法の場合には、センサ
のロッド部と孔壁との間に形成される隙間が狭いことか
ら、小孔の奥まで充填材が行き渡らずに空隙が生じてし
まうことがあり、例えば、空隙が生じた場合には、有効
な計測ができないという問題点があった。そこで、従来
では、例えば、図5に示すように、先ず、岩盤6に小孔
4を穿孔し、該小孔4内に充填材5を注入してから、充
填材5で満たされた小孔4内にセンサのロッド部3Aを
押し込むという方法が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、充填材5で満たされた小孔4内にセンサ
のロッド部3Aを押し込むようにしていたので、センサ
のロッド部3Aを押し込む際にかなり強い力をロッド部
3Aにかける必要があった。そのため、作業性が悪く、
その上、センサのロッド部3Aが破損したり、小孔4の
奥までセンサのロッド部3Aを挿入できないなどの不具
合を生じることもあった。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、センサのロッド部を孔の奥まで
挿入した状態で確実且つ容易に固定できるセンサ固定方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図2及び図3に示
すように、構造体(例えば、岩盤6など)に設けられた
孔(4)内にセンサのロッド部(3A)を挿入し、該挿
入状態で前記ロッド部を前記構造体に対して固定するセ
ンサ固定方法であって、前記孔内に未硬化の充填材
(5)を注入する工程と、前記充填材を前記孔内に注入
した後で、前記ロッド部を挿入すべき位置に棒状部材
(例えば、棒10など)を挿入する工程と、前記棒状部
材に外嵌させる状態で、筒状部材(例えば、パイプ20
Cなど)を前記孔内に挿入する工程と、前記筒状部材を
前記孔内に挿入した後で、前記棒状部材を前記孔内から
引き抜いて、前記筒状部材の内側に空隙を形成する工程
と、前記ロッド部を前記空隙に挿入する工程と、前記ロ
ッド部を前記空隙に挿入した後で、前記筒状部材を前記
孔内から引き抜く工程とを有することを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、孔内に未硬
化の充填材を注入した後、センサのロッド部を挿入すべ
き位置に棒状部材を挿入すると共に、該棒状部材に外嵌
させる状態で筒状部材を孔内に挿入し、その後、棒状部
材を孔内から引き抜くことにより筒状部材の内側に空隙
を形成し、該空隙にセンサのロッド部を挿入してから、
筒状部材を孔内から引き抜くようにしたので、センサの
ロッド部を孔の奥まで挿入した状態で確実且つ容易に固
定することができる。また、孔の奥まで充填材が行き渡
らずに空隙が生じてしまうことを回避することができ
る。また、センサのロッド部を孔内に挿入する際にセン
サに対して強い力をかける必要がないので、センサの破
損を防止することもできる。従って、センサを構造体に
設置するのに手間や時間がかからなくなる。
【0008】具体的に、センサとしては、例えば、加速
度センサ、速度センサ、温度センサなどが挙げられる
が、構造体の孔内に固定設置して用いるセンサであれ
ば、如何なるセンサであってもよい。センサのロッド部
とは、構造体の孔内に挿入されるセンサのロッド状の部
分のことであり、例えば、センサの計測部位、或いは計
測部位を収納したケーシングなども含まれる。構造体に
は、例えば、岩盤や地盤などの自然に存在する構造体が
含まれる他、コンクリート構造物などの人工的に築造さ
れる構造体も含まれる。充填材としては、例えば、セメ
ントやモルタルなどが挙げられるが、構造体と物性が近
い充填材であることが望ましい。筒状部材としては、所
望の強度(充填材の中に押し込み得る強度)を有し、筒
状(例えば、円筒状、角筒状など)に形成された部材で
あれば、如何なる材質の部材であっても良い。棒状部材
としては、所望の強度(充填材の中に押し込み得る強
度)を有し、棒状(例えば、円柱状、角柱状など)に形
成された部材であれば、如何なる材質の部材であっても
良い。
【0009】請求項2記載の発明は、例えば、図2及び
図3に示すように、構造体(例えば、岩盤6など)に設
けられた孔(4)内にセンサのロッド部(3A)を挿入
し、該挿入状態で前記ロッド部を前記構造体に対して固
定するセンサ固定方法であって、前記孔内に未硬化の充
填材(5)を注入する工程と、前記充填材を前記孔内に
注入した後で、前記ロッド部を挿入すべき位置に棒状部
材(例えば、棒10など)を挿入する工程と、それぞれ
外径の異なる複数の筒状部材(例えば、パイプ20A、
20B、20Cなど)を用意し、前記孔内に既に挿入さ
れている前記棒状部材或いは筒状部材に外嵌させる状態
で、前記孔内に既に挿入されている前記棒状部材或いは
筒状部材より外径の大きい筒状部材を、外径の小さいも
のから順に前記孔内に挿入する工程と、前記孔内に挿入
した筒状部材の中で最外郭の筒状部材(例えば、パイプ
20Aなど)を残し、それ以外の筒状部材(例えば、パ
イプ20B、20Cなど)と前記棒状部材とを前記孔内
から引き抜いて、前記最外郭の筒状部材の内側に空隙
(7)を形成する工程と、前記ロッド部を前記空隙に挿
入する工程と、前記ロッド部を前記空隙に挿入した後
で、前記最外郭の筒状部材を前記孔内から引き抜く工程
とを有することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、孔内に未硬
化の充填材を注入した後、センサのロッド部を挿入すべ
き位置に棒状部材を挿入すると共に、該棒状部材に外嵌
させる状態で外径の異なる複数の筒状部材を順次孔内に
挿入し、その後、孔内に挿入した筒状部材の中で最外郭
の筒状部材を残してそれ以外の筒状部材と棒状部材を孔
内から引き抜くことにより最外郭の筒状部材の内側に空
隙を形成し、該空隙にセンサのロッド部を挿入してか
ら、最外郭の筒状部材を孔内から引き抜くようにしたの
で、センサのロッド部を孔の奥まで挿入した状態で確実
且つ容易に固定することができる。また、孔の奥まで充
填材が行き渡らずに空隙が生じてしまうことを回避する
ことができる。また、センサのロッド部を孔内に挿入す
る際にセンサに対して強い力をかける必要がないので、
センサの破損を防止することもできる。従って、センサ
を構造体に設置するのに手間や時間がかからなくなる。
また、棒状部材に外嵌させる筒状部材の数を変えること
で、最外郭の筒状部材の内側に形成される空隙の大きさ
を適宜変更することが可能となる。従って、外径の異な
る複数種類のロッド部に対して、当該センサ固定方法を
適用することが可能となる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサ固定方法において、例えば、図4に示すように、前
記筒状部材の長さは、外径の小さいもの程長く設定され
ていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、筒状部材の
長さが外径の小さいもの程長く設定されているので、孔
内にある筒状部材の中で最外郭の筒状部材を残してそれ
以外の筒状部材を孔内から引き抜くのが容易となる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載のセンサ固定方法において、例えば、図4に
示すように、前記棒状部材の長さは、前記筒状部材より
も長く設定されていることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、棒状部材の
長さが筒状部材よりも長く設定されているので、筒状部
材を残して棒状部材を孔内から引き抜くのが容易とな
る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載のセンサ固定方法において、例えば、図2〜
図4に示すように、前記棒状部材は略円柱状に形成され
たステンレス製の棒であり、前記筒状部材は略円筒状に
形成されたステンレス製のパイプであることを特徴とす
る。
【0016】請求項5記載の発明によれば、所望の強度
を有する棒状部材や筒状部材を実現でき、棒状部材や筒
状部材が変形したり破損したりすることを可及的になく
すことができる。従って、棒状部材や筒状部材を永続的
に使用することができる。また、棒状部材が略円柱状に
形成される一方、筒状部材が略円筒状に形成されるの
で、棒状部材や筒状部材を孔内に円滑に挿入することが
できる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載のセンサ固定方法において、前記棒状部材と
前記筒状部材の各々の基端側には、それぞれ紐状部材が
取り付けられ、該紐状部材を引っ張ることで、前記棒状
部材と前記筒状部材の各々が前記孔内から引き抜き可能
となっていることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明によれば、棒状部材と
筒状部材の各々の基端側には、それぞれ紐状部材が取り
付けられ、該紐状部材を引っ張ることで、棒状部材と筒
状部材の各々を孔内から引き抜くことができるので、棒
状部材と筒状部材の各々を孔内から引き抜くのが容易と
なる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何
れかに記載のセンサ固定方法において、前記構造体は、
岩盤或いは地盤であり、前記センサは、弾性波探査に用
いられるセンサであることを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明によれば、弾性波探査
に際して、探査に用いるセンサを岩盤や地盤に設置する
のに手間や時間がかからなくなる。また、岩盤や地盤に
センサが確実に固定されるので、弾性波探査の探査精度
を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0022】この実施の形態の弾性波探査装置1は、図
1に示すように、各受振点に設置される複数のセンサ3
(例えば、加速度センサなど)と、該センサ3からの出
力を記録すると共に該記録結果に基づいて地下構造の解
析を行う制御装置2とにより概略構成される。制御装置
2とセンサ3とはケーブルを介して電気的に接続され、
センサ3は、例えば、ロッドに固定されるか、円筒状の
ケーシング内に収納された状態で、岩盤6(構造体)の
小孔4内に固定設置される。この実施の形態では、セン
サ3と、該センサ3を収納したケーシングとにより、セ
ンサのロッド部3Aが構成されている。
【0023】次に、上記弾性波探査装置1のセンサ3を
岩盤6の孔4内に固定設置する場合を例にとって、本発
明に係るセンサ固定方法を説明する。
【0024】センサ3の固定に先立って、センサのロッ
ド部3Aを挿入するための小孔4を岩盤6の所望位置に
穿孔しておく。また、ロッド部3Aの外径や小孔4の内
径に応じて必要な数のステンレス製のパイプ(筒状部
材)と棒(棒状部材)を準備する。各パイプと棒には、
表面に凹凸のない平滑なものを使用する。棒は、小孔4
の深さ(奥行き)より長い円柱状のものとする。また、
パイプは外径の異なるものを複数用意し、各パイプの中
空部内に該パイプの次に外径の小さいパイプが順次納ま
るように、かつ外径の最も小さいパイプの中空部内に棒
が納まるように、各パイプの外径と内径を設定する。例
えば、図4に示すように、大、中、小の3サイズのパイ
プ20A、20B、20Cを使用する場合、大サイズの
パイプ20Aの中空部内に中サイズのパイプ20Bが納
まり、中サイズのパイプ20Bの中空部内に小サイズの
パイプ20Cが納まり、小サイズのパイプ20Cの中空
部内に棒10が納まるように、各パイプ20A、20
B、20Cの外径と内径を設定する。その際に、各パイ
プ20A、20B、20C間や、パイプ20Cと棒10
の間のクリアランスを、相互に潤滑に動くことのできる
範囲内で極力小さくなるように設定する。また、各パイ
プ20A、20B、20Cや棒10の長さは、外径の小
さいもの程(つまり、孔4内から先に引き抜かれるもの
程)長くなるように設定する。さらに、棒10とパイプ
20A、20B、20Cの各々の基端部に、引き抜き用
の紐状部材(図示省略)を取り付けておく。
【0025】以上の準備が完了したら、以下に示す第1
工程〜第6工程の各処理を順次実行する。先ず、第1工
程では、前述した図5(a)、図5(b)、図5(c)
に示すように、孔4内に未硬化の充填材5を注入する。
充填材5には、例えば、岩盤6と物性の近いモルタルを
使用する。続いて、第2工程では、図2(a)に示すよ
うに、孔4内のロッド部3Aを挿入すべき位置に棒10
を挿入する。これにより、棒10の位置にあった充填材
5が棒10の周囲に押し退けられることとなる。第3工
程では、図2(b)〜図2(d)に示すように、孔4内
に既に挿入されている棒10或いはパイプに外嵌させる
状態で、孔4内に既に挿入されている棒10或いはパイ
プより外径の大きいパイプを、外径の小さいものから順
に孔4内に挿入していく。具体的には、小サイズのパイ
プ20C、中サイズのパイプ20B、大サイズのパイプ
20Aの順に各パイプを孔4内に挿入していく。これに
より、各パイプ20A、20B、20Cの位置にあった
充填材5が徐々に孔壁側に押し退けられることとなる。
そして、充填材5が押し退けられて、センサのロッド部
3Aを挿入可能な空隙7(図3(a)参照)が最外郭の
パイプの内側に形成され得る状態となったところで(つ
まり、ロッド部3Aの外径以上の内径を有するパイプが
孔4内に挿入されたところで)、この第3工程を終了
し、続く第4工程に移行する。
【0026】第4工程では、図3(a)に示すように、
第3工程で孔4内に挿入したパイプ20A、20B、2
0Cの中で最外郭のパイプ20Aを残し、それ以外のパ
イプ20B、20Cと棒10を、各々に取り付けた紐状
部材を引っ張ることで孔4内から引き抜いて、最外郭の
パイプ20Aの内側に空隙7を形成する。第5工程で
は、図3(b)に示すように、第4工程で形成した空隙
7にセンサのロッド部3Aを挿入し、ロッド部3Aの先
端を小孔4の奥壁(底部)に当接させる。第6工程で
は、図3(c)に示すように、センサのロッド部3Aが
動かないように維持しながら、最外郭のパイプ20Aを
孔4内からゆっくりと引き抜く。すると、最外郭のパイ
プ20Aがあった位置やロッド部3Aの周囲に充填材5
が流入し、前記空隙7が消滅する。これにより、孔4内
に隙間なく充填材5が充填される。また、センサのロッ
ド部3Aが小孔4の奥まで挿入された状態で孔4内に固
定されることとなる。
【0027】このように、この実施の形態のセンサ固定
方法によれば、センサのロッド部3Aを小孔4の奥まで
挿入した状態で確実且つ容易に固定することができる。
また、小孔4の奥まで充填材5が行き渡らずに空隙が生
じてしまうことを回避できる。従って、弾性波探査に際
して、各センサ3を岩盤6等に設置するのに手間や時間
がかからなくなる。また、センサのロッド部3Aが岩盤
6に確実に固定されるので、弾性波探査装置1による探
査精度を高めることができる。
【0028】また、センサのロッド部3Aを孔4内に挿
入する際にセンサ3に対して強い力をかける必要がない
ので、センサ3の破損を防止することもできる。また、
棒10(棒状部材)に外嵌させるパイプ(筒状部材)の
段数を変えることで、前記空隙7の大きさを適宜変更す
ることができる。従って、ロッド部3Aの外径や形状に
関わらず、当該センサ固定方法を適用することが可能で
ある。例えば、角柱形状のロッド部や、外周部に凹凸の
あるロッド部であっても、外径が最大となる部分を基準
にして前記空隙7を形成するようにすれば、図3に示す
円柱状のロッド部3Aの場合と同様に、孔4内に確実に
固定することが可能である。
【0029】また、この実施の形態では、パイプ(筒状
部材)20A、20B、20Cや棒(棒状部材)10を
ステンレス製としたので、パイプ20A、20B、20
Cや棒10が破損したりすることを可及的になくすこと
ができる。従って、パイプ20A、20B、20Cや棒
10を永続的に使用することができる。また、各々のパ
イプ20A、20B、20Cの肉厚を薄くして、各パイ
プを充填材5の中に挿入し易くすることも可能である。
また、パイプ20A、20B、20Cを円筒状に形成
し、棒10を円柱状に形成して、各部材間の抵抗を低減
するようにしたので、各部材を孔4内に円滑に挿入する
ことができると共に、各部材を孔4内から円滑に引き抜
くことができる。また、各パイプ20A、20B、20
Cや棒10の長さを、外径の小さいもの程(つまり、孔
4内から先に引き抜かれるもの程)長く設定すると共
に、棒10とパイプ20A、20B、20Cの各々の基
端部に引き抜き用の紐状部材を取り付けるようにしたの
で、孔4内に挿入したパイプ20A、20B、20Cや
棒10を簡単に引き抜くことができる。
【0030】なお、この実施の形態では、センサとして
弾性波探査装置1のセンサ3を例示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、構造体の孔内に固定設置
して用いるセンサであれば、如何なるセンサであっても
よい。また、この実施の形態では、構造体として岩盤6
を例示したが、例えば、ダムやトンネルなどの人工的に
築造される構造体などに本発明を適用することも可能で
ある。また、弾性波探査装置1の構成等も任意であり、
その他、具体的な細部構造等についても本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、センサの
ロッド部を孔の奥まで挿入した状態で確実且つ容易に固
定することができる。また、孔の奥まで充填材が行き渡
らずに空隙が生じてしまうことを回避することができ
る。さらに、センサの破損を防止することもできる。従
って、センサを構造体に設置するのに手間や時間がかか
らなくなる。請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られると共に、外径の異なる
複数種類のロッド部に対して、当該センサ固定方法を適
用することが可能となる。請求項3記載の発明によれ
ば、最外郭の筒状部材を残してそれ以外の筒状部材を孔
内から引き抜くのが容易となる。請求項4記載の発明に
よれば、筒状部材を残して棒状部材を孔内から引き抜く
のが容易となる。
【0032】請求項5記載の発明によれば、棒状部材や
筒状部材が変形したり破損したりすることを可及的にな
くすことができる。従って、棒状部材や筒状部材を永続
的に使用することができる。また、棒状部材や筒状部材
を孔内に円滑に挿入することができる。請求項6記載の
発明によれば、棒状部材と筒状部材の各々を孔内から引
き抜くのが容易となる。請求項7記載の発明によれば、
弾性波探査に際して、探査に用いるセンサを岩盤や地盤
に設置するのに手間や時間がかからなくなる。また、弾
性波探査の探査精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾性波探査装置の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明に係るセンサ固定方法を説明する図であ
る。
【図3】図2の続きの工程を説明する図である。
【図4】図2及び図3のセンサ固定方法で用いる棒とパ
イプを示す図である。
【図5】従来のセンサ固定方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 弾性波探査装置 3 センサ 3A ロッド部 4 孔 5 充填材 6 岩盤(構造体) 10 棒(棒状部材) 20A、20B、20C パイプ(筒状部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造体に設けられた孔内にセンサのロッド
    部を挿入し、該挿入状態で前記ロッド部を前記構造体に
    対して固定するセンサ固定方法であって、 前記孔内に未硬化の充填材を注入する工程と、 前記充填材を前記孔内に注入した後で、前記ロッド部を
    挿入すべき位置に棒状部材を挿入する工程と、 前記棒状部材に外嵌させる状態で、筒状部材を前記孔内
    に挿入する工程と、 前記筒状部材を前記孔内に挿入した後で、前記棒状部材
    を前記孔内から引き抜いて、前記筒状部材の内側に空隙
    を形成する工程と、 前記ロッド部を前記空隙に挿入する工程と、 前記ロッド部を前記空隙に挿入した後で、前記筒状部材
    を前記孔内から引き抜く工程と、 を有することを特徴とするセンサ固定方法。
  2. 【請求項2】構造体に設けられた孔内にセンサのロッド
    部を挿入し、該挿入状態で前記ロッド部を前記構造体に
    対して固定するセンサ固定方法であって、 前記孔内に未硬化の充填材を注入する工程と、 前記充填材を前記孔内に注入した後で、前記ロッド部を
    挿入すべき位置に棒状部材を挿入する工程と、 それぞれ外径の異なる複数の筒状部材を用意し、前記孔
    内に既に挿入されている前記棒状部材或いは筒状部材に
    外嵌させる状態で、前記孔内に既に挿入されている前記
    棒状部材或いは筒状部材より外径の大きい筒状部材を、
    外径の小さいものから順に前記孔内に挿入する工程と、 前記孔内に挿入した筒状部材の中で最外郭の筒状部材を
    残し、それ以外の筒状部材と前記棒状部材とを前記孔内
    から引き抜いて、前記最外郭の筒状部材の内側に空隙を
    形成する工程と、 前記ロッド部を前記空隙に挿入する工程と、 前記ロッド部を前記空隙に挿入した後で、前記最外郭の
    筒状部材を前記孔内から引き抜く工程と、 を有することを特徴とするセンサ固定方法。
  3. 【請求項3】前記筒状部材の長さは、外径の小さいもの
    程長く設定されていることを特徴とする請求項2記載の
    センサ固定方法。
  4. 【請求項4】前記棒状部材の長さは、前記筒状部材より
    も長く設定されていることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載のセンサ固定方法。
  5. 【請求項5】前記棒状部材は略円柱状に形成されたステ
    ンレス製の棒であり、 前記筒状部材は略円筒状に形成されたステンレス製のパ
    イプであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載のセンサ固定方法。
  6. 【請求項6】前記棒状部材と前記筒状部材の各々の基端
    側には、それぞれ紐状部材が取り付けられ、該紐状部材
    を引っ張ることで、前記棒状部材と前記筒状部材の各々
    が前記孔内から引き抜き可能となっていることを特徴と
    する請求項1〜5の何れかに記載のセンサ固定方法。
  7. 【請求項7】前記構造体は、岩盤或いは地盤であり、 前記センサは、弾性波探査に用いられるセンサであるこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のセンサ固
    定方法。
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CN107272055A (zh) * 2017-07-04 2017-10-20 山东大学 一种高强度混凝土表面检波器有效耦合方法

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