JP2002115773A - 通気弁インサート及び遮断型通気弁インサート並びに充填型通気弁インサート - Google Patents

通気弁インサート及び遮断型通気弁インサート並びに充填型通気弁インサート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブッシュアセンブリ内を長手方向に移動する
時のピストンアセンブリの非長手方向移動を防止し、そ
れによって従来型弁インサートに見られたベルクラッパ
効果を防止する構造を有する弁インサートを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 弁インサートは、ブッシュアセンブリ
と、ピストンアセンブリと、ばねとを含む。それの構造
は、ピストンアセンブリがブッシュアセンブリの長手方
向ボア内を移動する時のピストンアセンブリの非長手方
向移動を防止する。これは実質的に、当該業界で現在使
用されている弁インサートの多くに共通して生じるベル
クラッパ効果をなくす。弁インサートの構造はまた、従
来型弁インサートに本来的に生じる圧力不均衡を回避す
る。弁インサートは、ECPマニホルドアセンブリの充
填および遮断ボアホールなどの適当なボアホール内に密
接状にはまるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包括的に、マニホル
ド内に配置されて、そのマニホルドを組み込んだシステ
ム内で流体の流れを制御する形式の弁アセンブリ(「通
気弁インサート」とも呼ぶ)に関する。特に、本発明
は、電気制御空気(ECP)ブレーキ装置を装備した貨
物車両のマニホルド内に配置されるように構成された通
気弁インサートに関する。
【0002】
【関連出願】本出願は、同日付けで出願した整理番号S
AS14613の「通気弁インサート」と関連がある。
上記相互参照された同時継続中の出願に開示されている
技術は、参照として本明細書に明確に援用される。
【0003】
【従来の技術】以下の背景情報は、本発明を使用するこ
とができる多くの環境のうちの1つを読者が理解しやす
くするために提供されている。ここに使用されている用
語は、本明細書にそうでないことが明記されている場合
を除いて、特別な狭い解釈に制限されるものではない。
【0004】貨物列車は一般的に、1つまたは複数の機
関車と、複数の車両と、幾つかの引き通し線(trainlin
e)とを含む。ECPブレーキ制御システムを装備した
機関車を先頭にした貨物列車の場合、引き通し線は空気
引き通し線および電線の両方を含み、それらの一部は列
車の先頭の機関車から最後尾の車両まで延びている。ブ
レーキ管として知られる空気引き通し線は、そのような
引き通し線(trainline)の1つである。それは、ECP
引き通し線として知られる2線式電気引き通し線の場合
と同様に、貨物列車の長手方向に延在している。各機関
車はまた、複合ユニット(MU)ケーブル(multiple un
it (MU) line cable)として知られる多線電気引き通し
線も備えている。MUケーブルは、27本の異なった電
線で構成されている。鉄道産業では周知のように、MU
ケーブルは、74V直流電力線および戻り線を含み、そ
れで機関車からのバッテリ電力が列車の様々な電力消費
装置に供給される。
【0005】ブレーキ管は、一連のパイプで構成されて
おり、各車両の下側に1本のパイプが取り付けられてい
る。各パイプはその各端部に、一般的にグラッドハンド
(glad hand)と呼ばれるカプラを備えるたわみホースを
有する。機関車および他の車両を順次連結して貨物列車
を編成する時、各パイプの端部のグラッドハンドを隣接
車両の別のそのようなパイプのグラッドハンドに連結す
ることによって、ブレーキ管が形成される。ブレーキ管
と同様に、ECP引き通し線を収容する導管は、実際に
は一連の個別導管で構成されている。各車両の下側に取
り付けられたそのような導管の1つが、各車両間のコネ
クタを介して別のそのような導管に連結されている。機
関車のMUケーブルの74V直流電力線から供給された
ECP引き通し線は、一般的に公称230V直流で作動
して、貨物列車の各車両のECPブレーキ装置に給電す
る。
【0006】機関車のECPブレーキ制御システムは、
運転席ユニットと、列車にかけるブレーキを最終的に制
御する主幹制御装置とを含む。運転席ユニットは、運転
者がブレーキ操作を指示するために使用する1つまたは
2つのハンドルおよび押しボタンの両方またはいずれか
一方を備えている。自動ブレーキハンドルとして知られ
る1つのそのようなハンドルは、解除、最小ブレーキ、
全ブレーキ、停止(suppression)、常用ブレーキ(contin
uous service)、および非常ブレーキの位置へ、またそ
の間を移動することができる。最小および全ブレーキ位
置の間に、ハンドルを全ブレーキ位置の方へ段階的に移
動させる毎に、ブレーキが順次強くかかる常用域が存在
する。常用ブレーキ(service brake)が加える力は、自
動ブレーキハンドルが全ブレーキ位置の方へどれだけ移
動したかによって決まる。
【0007】ハンドルおよび押しボタンの両方またはい
ずれか一方からの入力は、運転席ユニットによって処理
されてから、主幹制御装置へ送られる。ハンドルおよび
他の供給源からの入力に応じて、それのプログラミング
コード内に含まれる命令に従って作動する主幹制御装置
は、現在状態に適したブレーキコマンドを作成して、そ
れをECP引き通し線に沿って貨物列車の各車両に送達
する。米国鉄道協会(AAR)によって指定されている
ように、ブレーキコマンドおよび他のECPメッセージ
は、エシュロン・ロンワークス・システム(Echelon Lon
Works System)などの電力線通信システムを使用して機
関車から送られる。ブレーキコマンドは、ECP引き通
し線に沿って進み、分岐線を経て各車両のECPブレー
キ装置に送達される。同様に、鉄道産業では周知のよう
にして、ブレーキ管は、分岐管を経て各車両のECPブ
レーキ装置に接続している。
【0008】このため、主幹制御装置は、ブレーキコマ
ンドによって、ブレーキの解除から非常ブレーキまでの
動作か、この両極端の間でブレーキをかける度合いを命
令することができる。ブレーキ装置はまた、ブレーキを
段階的に解除するように設計することもできる。主幹制
御装置によって命令されたブレーキの度合いは一般的
に、全ブレーキに必要な圧力の百分率で表される。たと
えば、ゼロパーセント(0%)は一般的にブレーキ解除
を表し、15%は最小ブレーキを、100%は全ブレー
キを、120%は非常ブレーキを表す。
【0009】各車両のECPブレーキ装置は一般的に、
車両制御ユニット(CCU)と、幾つかの圧力変換器
と、様々な空気圧および電空弁の両方またはいずれか一
方と、補助タンクと、非常タンクと、少なくとも1つの
ブレーキシリンダとを含む。ブレーキ管、ブレーキシリ
ンダおよび2つのタンク内の圧力を監視するために使用
された変換器は、これらの圧力を表す電気信号をCCU
に送達する。
【0010】各CCUは、トランシーバおよびマイクロ
プロセッサを含む。トランシーバは、マイクロプロセッ
サによって制御されて、分岐線を経てECP引き通し線
に接続されて、それから主幹制御装置が発したブレーキ
コマンドを受け取る。トランシーバは、電気ブレーキコ
マンドをマイクロプロセッサで使用可能な形に変換す
る。マイクロプロセッサは、それのプログラミングコー
ドと、受け取ったブレーキコマンドおよび他の電気信号
の指令とに従って作動して、ブレーキ制御技術分野では
周知のようにして上記電空弁を制御する。空気をタンク
内に維持するか、それから排出するか、それからブレー
キシリンダへ送ることができるのは、これらの電空弁を
通してである。たとえば、自動ブレーキハンドルを常用
域内へ移動させることによって、機関車の運転者はEC
Pブレーキ制御システムから常用ブレーキコマンドをE
CP引き通し線に沿って発することができる。常用ブレ
ーキコマンドに応答して、各車両のマイクロプロセッサ
は、適当な量の空気を補助タンクか、非常タンクから適
当な電空弁を通してブレーキシリンダへ流すであろう。
【0011】また、安全手段として、非常ブレーキコマ
ンドが車両に、ECP引き通し線に沿って電気的に送ら
れるだけでなく、ブレーキ管に沿って空気圧的に送られ
る。ハンドルを非常位置に移動させることによって、機
関車の運転者は、ブレーキ管内の圧力を非常率で降下さ
せる。この圧力降下は、ブレーキ管に沿って列車の各車
両に直ちに伝搬される。ECP装置への給電が停止する
か、それに他の電気的故障が発生した場合でも、それは
非常時にブレーキ管内に発生する圧力の警告低下に空気
圧的に反応する。ECPブレーキ装置は、この非常圧力
降下に応答して、加圧空気を補助および非常タンクの両
方からブレーキシリンダに供給し、それによって非常ブ
レーキをかけるように構成されている。ブレーキ制御技
術分野では周知の状態でブレーキをかけるコマンドがな
い場合、車両ブレーキ装置はそれの空気圧弁の1つを通
してこれらの2つのタンクにブレーキ管から得られる加
圧空気を充填する。
【0012】しかし、加圧状態では、ブレーキシリンダ
は受け取った加圧空気を機械力に変換する。この機械力
は機械的リンク機構によってブレーキシューに伝達され
る。ブレーキシューは、ホイールおよびディスクブレー
キの両方またはいずれか一方に押し付けられて、ホイー
ルの回転を低速化または停止させるために使用される。
ホイールに加えられるブレーキ力の大きさは、ブレーキ
シリンダ内で増加した圧力に正比例する。
【0013】鉄道産業では周知のように、ECPブレー
キ制御システムは一般的に、従来の空気圧または電空
(EP)ブレーキ制御システムの重畳または補助手段と
して貨物列車に用いられているだけである。ECPブレ
ーキ制御システムと異なって、機関車の従来の電空ブレ
ーキ制御システムは、非常コマンドだけでなく、ブレー
キコマンドのすべてを空気圧的に列車内のすべての車両
に送達するためにブレーキ管を使用する。
【0014】従来型電空ブレーキ制御システムは、運転
席ユニットに加えて、ブレーキ制御コンピュータ(BC
C)と空気圧作動ユニット(POU)とを含む。BCC
は、運転席ユニットから、すなわち、ハンドルおよび押
しボタンの両方またはいずれか一方から出力された信号
に応答する。これらおよび他の信号と、それの作動を命
令するソフトウェアとに基づいて、BCCはPOUを含
む様々な空気圧および電空作動装置の作動を制御する。
これらの装置は、主に空気圧論理回路およびソレノイド
作動弁からなり、一般的に作動部分と呼ばれている。B
CCが実際にブレーキ管内(および様々な他の空気引き
通し線およびタンク内)の圧力を制御できるようにする
のは、これらの作動部分である。
【0015】各車両の従来型空気圧ブレーキ装置は、ウ
ェスティンハウス・エア・ブレーキ・テクノロジーズ社
(Westinhouse Air Brake Technologies Corporation)
(WABTEC)製のABD、ABDXまたはABDW
形弁などの空気ブレーキ制御弁を含む。ブレーキ制御弁
(BCV)は、常用部分と非常部分とを含み、これらは
共に管ブラケットに取り付けられている。管ブラケット
は、多数の内部通路および幾つかのポートを備えてい
る。各ポートは、ブレーキ管、ブレーキシリンダおよび
2つのタンクに通じるものなどの、車両からの相互連結
管の1つに接続している。BCVの常用および非常部分
を車両の空気管と流体連通させるのは、管ブラケットの
ポートおよび内部通路である。
【0016】自動ブレーキハンドルを移動させることに
よって、機関車の運転者は、ブレーキ管内の圧力レベル
を制御し、それによって、ブレーキをかけるか、それを
どの程度にするか、を命令することができる。自動ブレ
ーキハンドルを使用して圧力レベルを変更することによ
って、ブレーキ管は、解除、常用および非常ブレーキコ
マンドを各車両の空気ブレーキ装置に送達することがで
きる。解除ブレーキコマンドに応じて(すなわち、ブレ
ーキ管圧力がそれの通常作動圧力まで回復した時)、B
CVの常用部分は、ブレーキ管から受け取った加圧空気
を2つのタンクに充填するだけでなく、ブレーキシリン
ダを大気に通気することによって、車両のブレーキを解
除する。常用ブレーキコマンドに応じて(すなわち、ブ
レーキ管圧力が常用率で低下する時)、常用部分は空気
を補助タンクだけからブレーキシリンダに供給してブレ
ーキをかける。ブレーキ管圧力がどれだけ低下するか、
したがって常用ブレーキがかかる大きさは、自動ブレー
キハンドルが全ブレーキ位置の方へどれだけ移動するか
によって決まる。非常ブレーキコマンドに応じて(すな
わち、ブレーキ管が非常率で大気に通気した時)、BC
Vの常用および非常部分が空気を両方のタンクからブレ
ーキシリンダに供給して、もっと迅速で強力にブレーキ
をかける。
【0017】従来型電空ブレーキ制御システムの制御下
では、ブレーキ管、さらに正確に言えば、それに収容さ
れている圧力レベルによって、BCVが2つのタンクに
充填するか、それのタンクの一方または両方に保管され
ていた加圧空気をブレーキシリンダに送るか、が決定さ
れる。
【0018】両形式のブレーキ制御システムを備えた貨
物列車では、機関車の運転者は、ブレーキをかけるため
に、従来型電空ブレーキ制御システムまたはECPブレ
ーキ制御システムのいずれを使用するかを選択すること
ができる。従来型ブレーキモードを選択した時、ブレー
キコマンドを空気圧で各車両の空気ブレーキ装置に送達
するためにブレーキ管が使用される。ECPブレーキモ
ードを選択した時、ECP引き通し線がブレーキコマン
ドを電気的に車両のECPブレーキ装置に送達するが、
安全手段として、非常ブレーキコマンドを送達する場合
にもブレーキ管が使用される。
【0019】各車両のBCVの管ブラケットには、図1
において符号1で全体的に表されたECPマニホルドア
センブリが取り付けられている。部分的に示されている
だけであるが、ECPマニホルドアセンブリ1は、マニ
ホルド150とカバープレート200とを含む。上記弁
の少なくとも幾つかが収容されているのは、ECPマニ
ホルド150内である。ECPマニホルド150は、4
つのボアホール(boreholes)、すなわち、遮断ボアホー
ル10、通気ボアホール30、補助ボアホール50およ
び非常ボアホール70を含む。ボアホール50および7
0は、充填(fill)ボアホールと呼ばれることが多い。こ
れらのボアホールの各々に多重ボアが設けられおり、そ
れに収容される個々の弁アセンブリの外形に合わせるた
めに、その各々の直径が、上部から底部に見た時に順次
小さくなっている。
【0020】ECPマニホルド150はまた、幾つかの
内部通路を備えている。非常通路2が、非常ボアホール
70の底部分71を車両の非常タンクに相互連結してい
る。同様に、補助通路3が、補助ボアホール50の底部
分51を空気圧的に補助タンクに連結している。補助通
路3からパイロット空気路4が分岐している。通気通路
5が、通気ボアホール30の中間部分33を大気に相互
連結している。入口通路6が、遮断ボアホール10の中
間部分13をBCVの常用部分に相互接続している。た
とえば、ABDXブレーキ制御弁では、入口通路6が好
ましくは常用部分内のcl通路に接続されている。遮断
ボアホール10、30、50および70のそれぞれの下
部分12、32、52および72に共通通路7が連通し
ている。共通通路7は、これらの下部分をブレーキシリ
ンダに相互接続している。
【0021】ECPマニホルド150は、幾つかの弁ア
センブリ(すなわち、「弁インサート」)を収容してい
る。遮断ボアホール10は、遮断型通気弁インサート1
00を収容するために使用されている。通気ボアホール
30は、通気弁インサート300を収容するために使用
されている。充填ボアホール50は、補助弁インサート
500を収容するために使用されており、非常ボアホー
ル70は、非常弁インサート700を収容するために使
用されている。補助弁インサート500および非常弁イ
ンサート700は、充填(fill)インサートと呼ばれるこ
とが多い。図1に示されているインサートは、当該技術
分野では周知の構造を用いている。
【0022】弁インサートは、カバープレート200に
よってマニホルド150内に包含されている。1つが図
示されているだけであるが、各ボアホールの上に1つず
つ、4つのパイロット通路8がカバープレート200内
に形成されている。たとえば、遮断型通気弁インサート
100の上方のパイロット通路8は、遮断ボアホール1
0の上部分17に連通している。弁インサート300、
500および700の上方の他のパイロット通路は、そ
れぞれ通気ボアホール30、50および70の上部分3
7、57および77に連通している。
【0023】図2および図3に最もわかりやすく示され
ているように、各弁インサートは、主ブッシュ800と
ピストンアセンブリ900とを含む。主ブッシュ800
は、上部、中間および下部キャビティ801、802お
よび803からなる中央ボアを形成している。上部キャ
ビティ801は、中間キャビティ802より大径であ
る。したがって、上部キャビティ801の底部に環状棚
部分が存在し、その位置で中央ボアが狭くなって中間キ
ャビティ802につながっている。同様に、下部キャビ
ティ803の上部に環状棚部分が存在している。主ブッ
シュ800はまた、中央ボア内に2つの環状弁座を備え
ている。第1弁座810は、上部キャビティ801の底
部の環状棚部分に形成され、第2弁座830は、下部キ
ャビティ803の上部の環状棚部分に形成されている。
各弁座は平坦で、中央ボアの長手方向軸線に対して角度
をなしている。三次元的に見た場合、各弁座は円錐状リ
ング形表面として見えるであろう。
【0024】主ブッシュ800はさらに、その外周を取
り囲むように形成された3つの環状フランジを有する。
環状フランジ811は、主ブッシュ800の上部の周囲
に位置する。環状フランジ812および813は、それ
ぞれ主ブッシュ800の中間部および底部の周囲に位置
している。各フランジの外径は同一であり、各フランジ
に溝が設けられて、それにOリングがはめ込まれてい
る。Oリングを備えているため、主ブッシュ800はE
CPマニホルド150のボアホールのいずれにも密接状
にはめ込まれるように構成されている。Oリングは、弁
インサートを収容しているボアホールの様々な部分間で
の漏れを防止する。
【0025】ピストンアセンブリ900は、主ブッシュ
800の中央ボアにはまるように構成されている。ピス
トンアセンブリ900は、インサートピストン910
と、シール部材920および930とを含む。ピストン
のヘッド911からシャフト912が延びている。ヘッ
ド911は、その外周を取り囲むように形成された環状
カラー913を有する。このカラーに溝が設けられ、そ
れにOリング914がはめ込まれている。このOリング
914は、ヘッド911の周囲での空気の漏れを防止す
る。ヘッド911の上部にノブ915も設けられてい
る。
【0026】シャフト912は、その外周を取り囲むよ
うに形成された3つのリムを有する。シール部材920
が、リム921とヘッド911の下側との間でシャフト
912の周囲に取り付けられており、シール部材930
が、リム922および923の間でシャフト912の周
囲に取り付けられている。シール部材920の下側外縁
部は、第1弁座810に密接するように構成されてい
る。同様に、シール部材930の上側外縁部は、第2弁
座830に密接するように構成されている。シール部材
920および第1弁座810が協働して上部弁として機
能し、シール部材930および第2弁座830が協働し
て下部弁として機能する。
【0027】図3に最もわかりやすく示されているよう
に、ばね940が、環状カラー913の下側と上部キャ
ビティ801の底部の棚部分との間で圧縮された状態で
インサートピストン910に巻装されている。このばね
はインサートピストン910を上方に付勢しており、し
たがって、下部弁は常時閉鎖され、上部弁は常時開放し
ている。
【0028】図1に示されている弁インサートは、弁イ
ンサート300がブースタと呼ばれることが多い補助イ
ンサートを備えていない点を除いて、実質的に同一であ
る。図2は、ブースタ付きの弁インサートを示し、図3
は、それがないものを示している。ブースタ950は、
補助ブッシュ970内に収容された補助ピストン960
を有する。補助ブッシュ970の上部には、補助ピスト
ン960の上方移動を制限する環状リップ971が設け
られている。
【0029】補助ピストン960は、その外周を取り囲
むように形成された環状フランジ961を有する。この
フランジに溝が設けられ、それにOリング962がはめ
込まれている。このOリングは、補助ピストン960の
周囲での空気の漏れを防止する。補助ピストン960の
下側に中空シャフト964が設けられている。図2に示
されているように、この中空シャフトは、インサートピ
ストン910のノブ915と協働するように構成されて
いる。
【0030】カバープレート200の上部に4つのソレ
ノイドが取り付けられているが、図1にはそのうちのソ
レノイド110だけが示されている。各弁インサートの
上方で、1つのソレノイドが、パイロット空気路4と対
応のボアホール用のパイロット通路8とに連通してい
る。各ソレノイドは、励磁コイルを巻装した電機子軸を
有する。電機子軸は、ヘッド側端部にシールを有する。
コイルが消勢された時、電機子軸のヘッド側端部が、弁
インサートの上方でカバープレート200の上部に付勢
される。これによって、パイロット通路8がパイロット
空気路4およびそれに連結された補助タンクから遮断さ
れ、それによって加圧空気が弁インサートの上部に作用
できなくなる。
【0031】どのブレーキ制御システムがブレーキ操作
を指示するかを選択する際に、機関車の運転者は最終的
に、ECPマニホルド150内の遮断型通気弁インサー
ト100の状態を決定する。従来型EPブレーキモード
が選択された時、各車両のCCUは、遮断型通気弁イン
サート100用のソレノイド110を励磁するコマンド
をECP引き通し線経由で受け取らない。このため、遮
断型通気弁インサート100は遮断状態のままである、
すなわち、下部弁が閉鎖され、その上部弁が開放してい
る。(図1から明らかなように、下部弁は使用されな
い。)したがって、従来型ブレーキ制御システムがブレ
ーキ管に沿ってブレーキコマンドを送達する時はいつ
も、遮断型通気弁インサート100は加圧空気をそれの
上部弁からブレーキシリンダに流し込むことができる。
具体的に言うと、BCVの常用部分内のcl通路からの
空気は、入口通路6に流入して遮断ボアホール10の中
間および下部分13および12を通る。加圧空気は次
に、弁座810を通過して共通通路7を通ってブレーキ
シリンダに流入し、それによって車両のブレーキがかか
る。
【0032】ECPブレーキモードが選択された時、各
車両のCCUが、ソレノイド110を励磁する信号をE
CP引き通し線経由で受け取る。ソレノイド110は、
励磁時にそれの電機子軸を電磁的に上方に押し付けるた
め、弁インサート100のパイロット通路8がパイロッ
ト空気路4に相互連結される。そのため、補助タンクか
らのパイロット空気が補助ピストン960の上部に作用
する。パイロット圧力が増加すると、中空シャフト96
4がノブ915を包囲して、すぐにばね940の付勢力
に逆らってインサートピストン910を押し下げる。こ
れによって、遮断型通気弁インサート100がカットイ
ン(cut-in)状態になる、すなわち、それの上部弁が閉鎖
される。この状態では、遮断型通気弁インサート100
が入口通路6を共通通路7から遮断するため、ブレーキ
シリンダがBCVの常用部分のcl通路から切り離され
る。
【0033】さらに、ECPブレーキモードでは、通
気、補助および非常弁インサート300、500および
700を介してブレーキシリンダを排気または加圧する
だけで、ブレーキが解除されるか、またはブレーキがか
かる。各車両のCCUは、ECP引き通し線経由でブレ
ーキ解除およびブレーキコマンドを受け取って、適当な
弁インサートの上方のソレノイドを励磁する。
【0034】たとえば、ECPブレーキ制御システムが
ECP引き通し線に沿ってブレーキコマンドを送達する
時はいつも、CCUが補助弁インサート500または非
常弁インサート700のいずれか一方、または両方の上
方のソレノイドを励磁する。(実際には、常用ブレーキ
コマンドに応じて一般的に作動するのは、非常弁インサ
ートである。)それによって、補助タンクからのパイロ
ット空気が補助ピストン960の上部に作用する。パイ
ロット圧力が増加すると、中空シャフト964がノブ9
15を包囲して、すぐにばね940の付勢力に逆らって
インサートピストン910を押し下げる。これによっ
て、非常弁インサート700が励磁状態に押し進められ
る、すなわち、それの上部弁が閉鎖され、下部弁が開放
する。(図1から明らかなように、上部弁は使用されな
い。)この状態では、非常弁インサート700が加圧空
気を非常タンクから下部弁を通ってブレーキシリンダに
流入する。具体的に言うと、空気は非常通路2から非常
ボアホール70の底部分71に流入する。次に、加圧空
気は弁座830を通過して共通通路7を通り、ブレーキ
シリンダに流入することによって、ブレーキがかかる。
【0035】ECPブレーキ制御システムがECP引き
通し線に沿ってブレーキ解除コマンドを送達する時はい
つも、CCUが通気弁インサート300の上方のソレノ
イドを励磁する。それによって、補助タンクからのパイ
ロット空気がインサートピストン910の上部に作用す
る。パイロット圧力が増加すると、インサートピストン
910がばね940の付勢力に逆らって降下する。これ
によって、通気弁インサート300が励磁状態に押し進
められる、すなわち、それの上部弁が閉鎖され、下部弁
が開放する。(図1から明らかなように、上部弁は使用
されない。)この状態では、通気弁インサート300
が、ブレーキシリンダ内に展開していた加圧空気を下部
弁から大気に流す。具体的に言うと、空気はブレーキシ
リンダから共通通路7を通り、通気ボアホール30の底
部分31に流入する。加圧空気は次に、弁座830を通
過して通気通路5を通って大気に流れ、それによってブ
レーキが解除される。
【0036】遮断型および充填型通気弁インサート10
0、500および700は、最初はブースタ950がな
い構造であった。そのため、ECPマニホルドアセンブ
リ1の作動に問題が生じた。たとえば、ブレーキシリン
ダが充填された後に充填弁500または700が消勢状
態に戻った(すなわち、下部弁が閉鎖した)時、ブレー
キシリンダからの加圧空気が自由に共通通路7を通っ
て、開放した上部弁を通過し、ヘッド911の下側を取
り囲んでいるOリングシール914を押し付ける。残念
ながら、ヘッド911の下側の圧力が増加することは、
インサートピストン910の降下を妨害するように働
く。したがって、充填型通気弁インサートを励磁状態に
移動させる(すなわち、下部弁を開放する)場合、ばね
940とヘッド911の下側に作用するブレーキシリン
ダ圧力とを合計した力に逆らってピストンインサート9
11を押し下げるために、より大きいパイロット圧力が
必要になることを意味する。
【0037】しかし、一定状態では、充填弁を適当に作
動させるには、補助タンク内の圧力がブレーキシリンダ
圧力に対して低すぎる場合があることがすぐにわかっ
た。このような状態では、ヘッド911の上部に作用す
る(タンクから通路3、パイロット空気路4およびパイ
ロット通路8を経た)パイロット圧力は、ピストンアセ
ンブリ900を開放位置まで降下させるのに不十分であ
った。すなわち、ブレーキがECPブレーキモードで作
動している時、加圧空気をそれ以上ブレーキシリンダに
送ることができないことを意味する。
【0038】ブースタ950は、補助タンク内の圧力が
ブレーキシリンダ圧力に対して低くなるこのような時
に、ピストンアセンブリ900を良好に作動させること
ができた。具体的に言うと、図2に最もわかりやすく示
されているように、ブースタのピストン960の周囲の
シール962は、インサートピストン910のヘッド9
11の周囲のOリングシール914より大きい表面積を
有する。パイロット圧力が補助ピストン960の上部の
大きい有効面積に作用すれば、大きい降下力がピストン
アセンブリ900に対して発生することができる。(ピ
ストンの側部の有効面積とそれに加わる圧力とを掛け合
わせることによって、ピストンの側部に作用する力が得
られる)。これによって、パイロット圧力は、インサー
トピストン910のヘッド911の下側の圧力増加によ
って発生した対抗力に、より容易に打ち勝つことができ
た。
【0039】ブースタによって性能が改善されるが、ブ
ースタは、従来型弁インサートに伴うすべての問題に対
処しているわけではなかった。1つの問題は、遮断型お
よび充填型通気弁インサート100、500および70
0の構造に由来する圧力不均衡が原因である。インサー
トピストン910のヘッド911の周囲のOリングシー
ル914は、比較的大きい有効面積を有する。それは、
下部弁を形成するために第2弁座830に使用されてい
るシール部材930より大きい。この有効面積の差は、
ピストンアセンブリ900を閉鎖位置に向けて自己増力
させる効果を有する。ブレーキシリンダ圧力が増加する
と、それに応じてピストンヘッド911の下側に作用す
る力が増加して、下部弁を閉鎖位置の方へ押し付けやす
い。したがって、さらに強力にブレーキをかけるために
必要である場合にブレーキシリンダ圧力を増加させるに
は、弁インサートを開くためにさらに強いパイロット圧
力を補助ピストン960の上部に加えなければならな
い。
【0040】別の問題は、従来型弁インサートのすべて
において、主ブッシュ800内でのインサートピストン
910の移動が案内されないことが原因である。主ブッ
シュ800の中央ボア内でのインサートピストン910
の移動の案内を助けるために、リム921および922
の各々は、それぞれ対応の弁座810および830と一
致した傾斜の表面を有する。しかし、これらのリムは、
シャフト912の下端部が図2で見て前後左右に移動す
ることを防止するためにはほとんど役立たない。これ
は、しばしばベルクラッパ効果(bell clapper effect)
と呼ばれている。したがって、パイロット圧力が除去さ
れた時、ばね940がインサートピストン910を上方
へ後退させる際にリム921および922は必ずしも中
央ボアの長手方向軸線と整合しないであろう。その場
合、ピストンアセンブリ900は開放位置に付着する可
能性がある。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ブッシュアセンブリ内を長手方向に移動する時
のピストンアセンブリの非長手方向移動を防止し、それ
によって従来型弁インサートに見られたベルクラッパ効
果を防止する構造を有する弁インサートを提供すること
である。
【0042】別の目的は、従来型弁インサートのピスト
ンおよびブッシュアセンブリに本来的に生じる圧力不均
衡を回避できるように構成された弁インサートを提供す
ることである。
【0043】さらなる目的は、特に低圧および低温にお
いて従来型弁インサートよりもはるかに信頼性の高いシ
ールを与えるように協働するばね荷重(spring load)お
よび弁座構造を示す弁インサートを提供することであ
る。
【0044】さらに別の目的は、上記利点を備えた信頼
性が高い遮断型通気弁インサートを提供することであ
る。
【0045】さらに別の目的は、上記利点を備えた信頼
性が高い充填型通気弁インサートを提供することであ
る。
【0046】上記目的および利点に加えて、当該技術分
野の専門家であれば、本明細書の詳細な説明を読めば、
本発明の様々な他の目的および利点が容易に明らかにな
るであろう。詳細な説明を図面および請求項と合わせて
考えた時、他の目的および利点が特に明らかになるであ
ろう。
【0047】
【課題を解決するための手段】上記目的および利点は、
画期的な通気弁インサートによって達成される。それの
様々な実施形態において、通気弁インサートは、ブッシ
ュアセンブリと、ピストンアセンブリと、ばねとを含
む。ブッシュアセンブリの周囲に複数の環状フランジが
形成されている。各環状フランジに溝が設けられ、それ
にOリングがはめ込まれている。Oリングは、ブッシュ
アセンブリが、ECPマニホルドアセンブリの充填およ
び遮断ボアホールなどの適当なボアホール内に密接状に
はまることができるようにする。ブッシュアセンブリ
は、上部キャビティ、中間キャビティおよび下部キャビ
ティを有する長手方向ボアを有する。それはまた、上部
キャビティに接続した通気ポートホールと、下部キャビ
ティに接続した第1ポートホールを有する。ブッシュア
センブリはまた、上部キャビティの底部に円周方向に形
成された下部ばね受けと、下部キャビティの周囲に円周
方向に形成された環状弁座とを有する。環状弁座は、所
定角度で傾斜外側部分まで先細になった隆起内側部分を
備えている。ピストンアセンブリは、長手方向ボア内で
開閉位置間を往復移動可能であり、インサートピストン
と環状シール部材とを含む。インサートピストンは、そ
のヘッドが上部キャビティ内に位置し、その軸部がヘッ
ドから下方に延びて中間キャビティを貫通している。ヘ
ッドは、環状カラーを有する。カラーの周囲に設けられ
た溝が第1環状シールを収容して、ヘッドの周囲の漏れ
を防止している。軸部は、ピストンアセンブリが長手方
向ボア内を長手方向に移動する時のピストンアセンブリ
の非長手方向移動を防止する手段を備えている。この手
段はまた、中間キャビティの周囲の漏れを防止する。軸
部の底部分に取り付けられた環状シール部材は、ピスト
ンアセンブリが閉鎖位置をとった時に環状弁座の隆起内
側部分に密封係合する平坦な表面を有する。ばねが、イ
ンサートピストンに巻装されて、環状カラーの下側と下
部ばね受けとの間に圧縮状態で位置している。ばねは、
通気弁インサート(すなわち、カットイン(cut-in)また
は充填インサート)の形状に応じて、ピストンアセンブ
リを長手方向ボア内で閉鎖位置または開放位置のいずれ
かへ付勢する。閉鎖位置では、ピストンアセンブリが下
部キャビティをその下部キャビティのすぐ下側の底部領
域から遮断する。開放位置では、ピストンアセンブリが
下部キャビティおよび底部領域間を連通させる。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する前に、同
一機能を有する同一部材が、可能な場合に添付図面の各
々で同一の参照番号で表されていることに読者は注意さ
れたい。これは、本発明をわかりやすくしてそれの理解
を図るためである。本発明は、改良型弁インサートであ
る。
【0049】図4および図5は、本発明の現時点で好適
な実施形態、すなわち、遮断型通気弁インサートおよび
充填型通気弁インサートを示している。本発明は、本明
細書の背景部分で述べた環境用に意図されているかのよ
うに以下に記載されている。ECPマニホルドアセンブ
リの状況で記載されているが、本発明が様々な流体制御
システムで、鉄道産業に関係ないものでも実施できるこ
とは、本明細書を読めば明らかになるであろう。本発明
は、請求項の範囲を制限するのではなく、本発明の説明
を、したがってそれの理解を簡単にするためだけにこの
状況で示されている。
【0050】本発明の両方の好適な実施形態に当てはま
る包括的な特徴が、図4および図5に示されており、以
下に説明する。特に、好適な実施形態の各々において、
画期的な弁インサートは、ブッシュアセンブリと、ピス
トンアセンブリと、ばねとを含む。ブッシュアセンブリ
400の周囲に複数の環状フランジ411、412およ
び413が形成されている。環状フランジ411は、ブ
ッシュアセンブリの上部の周囲に位置している。環状フ
ランジ412および413は、ブッシュアセンブリ40
0のそれぞれ中間部および底部付近に位置している。各
フランジにはその外周を取り囲むように溝が設けられ、
それにOリングがはめ込まれている。フランジおよびO
リングは、ブッシュアセンブリが、図6に示されている
ECPマニホルドアセンブリ1の遮断ボアホール10ま
たは充填ボアホール50および70などの適当なボアホ
ール内に密接状にはまることができるようにする。Oリ
ング421、422および423は、弁インサートを収
容するボアホールの様々な部分の間での漏れを防止す
る。たとえば、上部Oリング421は、ブッシュアセン
ブリ400とそれを覆うカバープレート200との間を
密封している。
【0051】ブッシュアセンブリ400は、全体的に4
10で表された長手方向ボアを有し、その内部にピスト
ンアセンブリが収容される。長手方向ボア410は、上
部キャビティ401、中間キャビティ402および下部
キャビティ403を有する。ブッシュアセンブリ400
はまた、上部キャビティ401と直接的に連通している
少なくとも1つの通気ポートホール404を有する。そ
れはまた、下部キャビティ403と直接的に連通してい
る1つまたは複数の第1ポートホール405を有する。
【0052】ブッシュアセンブリ400はまた、上部キ
ャビティ401の底部で円周方向に形成された下部ばね
受け406を有する。それはまた、下部キャビティ40
3の周囲に円周方向に形成された環状弁座430を備え
ている。環状弁座430は、所定角度で傾斜外側部分4
32まで先細になった隆起内側部分431を備えてい
る。発明の実施形態に応じて、その所定角度は好ましく
は15〜30度であるが、本発明を使用しようとする環
境に応じて調整することができる。
【0053】ピストンアセンブリ600は、ブッシュア
センブリ400の長手方向ボア410にはまって、その
内部を往復移動するように構成されている。ピストンア
センブリ600は、インサートピストン610と、環状
シール部材630とを含む。インサートピストン610
は、そのヘッド611が上部キャビティ401内に位置
し、軸部612がそれから下方に延びて中間キャビティ
402を貫通している。ヘッド611は、その外周を取
り囲む環状カラー613を有すると共に、上部内に室6
23を形成している。環状カラー613の周囲に設けら
れた溝615に、第1環状シール614がはめ込まれ
て、インサートピストン610のヘッド611の周囲で
の漏れを防止している。
【0054】軸部612は、ピストンアセンブリ600
が長手方向ボア410内を長手方向に移動する時のピス
トンアセンブリ600の非長手方向移動を防止する手段
650を備えている。それはまた、中間キャビティ40
2の周囲での漏れを防止する。この手段について以下に
さらに詳細に説明する。
【0055】環状シール部材630は、軸部612の底
部分に取り付けられており、環状ディスク631を有す
る。環状ディスク631に貫通孔632が設けられ、そ
れを軸部612の底部分が貫通している。環状ディスク
631は弾性材料からなり、平坦面633を有し、ピス
トンアセンブリ600が長手方向ボア410内で閉鎖位
置をとった時、弁座430の隆起内側部分431に密封
係合することができる。
【0056】ばね640は、インサートピストン610
に巻装されて、環状カラー613の下側と下部ばね受け
406との間に圧縮状態で位置している。従来型通気弁
インサートに使用されるばねによって与えられる荷重が
2ポンドであるのに対して、それは好ましくは、3ポン
ドの荷重を与える。ばね640は、ピストンアセンブリ
600を長手方向ボア410内で閉鎖位置または開放位
置のいずれかへ付勢する。ピストンアセンブリが付勢さ
れる位置は、本発明の個々の実施形態によって決まる。
閉鎖位置にある時、ピストンアセンブリ600は、下部
キャビティ403を下部キャビティのすぐ下側の底部領
域407から遮断する。開放位置にある時、ピストンア
センブリは、下部キャビティ403および底部領域40
7間を連通させる。
【0057】再びブッシュアセンブリ400を見ると、
通気ポートホール404は、弁インサートがECPマニ
ホルド150内の適当なボアホール内に取り付けられた
時に通気通路5と整合するように構成されている。この
ため、通気ポートホール404は、ピストンヘッド61
1の下側の上部キャビティ401を大気に通気し、それ
によってそこでの圧力増加を防止することができる。大
気に通気していなければ、そこで増加した圧力が、補助
タンクからのパイロット圧力がインサートピストン61
0の上表面616に加えられてそれに作用した時のピス
トンアセンブリ600の降下に抵抗するであろう。
【0058】本発明が図4に示されている遮断型通気弁
インサートとして実現されている好適な実施形態では、
第1ポートホール405が、ECPマニホルド150の
入口通路6と整合するように構成されている。これは、
図6の左側に最もわかりやすく示されている。図示のよ
うに、遮断型通気弁インサート20は、それの第1ポー
トホール405が入口通路6に連通するようにして、遮
断ボアホール10内に収容されている。インサートピス
トン610のヘッド611の上部の室623が、カバー
プレート200内のパイロット空気路4と整合してい
る。
【0059】遮断型通気弁インサート20に示されてい
る手段650は、軸部612と第2環状シール654と
を含む。さらに具体的に言うと、軸部は上部ランド65
1および下部ランド652を有し、中間キャビティ40
2内においてそれらの間に環状溝653が軸部612を
取り囲むように形成されている。第2環状シール654
は、環状シール部材630とほぼ同一の有効面積を有す
る。上部および下部ランド間の環状溝653内に取り付
けられた第2環状シール654は、中間キャビティ40
2を通過する漏れを防止する。上部および下部ランド6
51および652は、同一の外径を有し、中間キャビテ
ィを形成するブッシュアセンブリ400の内部円筒スリ
ーブ414内に密接状にはまって円滑に摺動することが
できる寸法を有する。ランド651および652が中間
キャビティ402に正確にはめ込まていることによっ
て、軸部612の底端部が図4で見て前後左右に激しく
ぶつかることが防止される。この構造は、ブッシュアセ
ンブリ400内でのインサートピストン610の移動を
案内するだけでなく、従来型弁インサートに見られたベ
ルクラッパ効果を防止する。
【0060】図4に示されている好適な実施形態をさら
に参照すると、遮断型通気弁インサート20の環状弁座
430は、上向きに、底部領域407から離れるように
設けられている。さらに、底部領域は、底部キャビティ
407として設けられている。このキャビティは、ブッ
シュアセンブリ400内において下部キャビティ403
のすぐ下側に連続して形成されている。ブッシュアセン
ブリはまた、底部キャビティ407に連通した1つまた
は複数の第2ポートホール408を有する。
【0061】遮断型通気弁インサート20内で、ばね6
40は、ピストンアセンブリ600を環状弁座430か
ら離れるように上向きに、このため開放位置へと付勢し
ている。インサートピストン610の上表面616に作
用するパイロット圧力がない場合、ばね640の作用に
よって、ピストンアセンブリが長手方向ボア410内で
押し上げられる。インサートピストン610の上方移動
は、環状シール部材630の上表面が内部円筒スリーブ
414の底面に当接することによって制限される。この
ため、軸部612の底部分に取り付けられた環状シール
部材630が、ばね640によって上方へ移動して、弁
座430から離れる。これによって、下部および底部キ
ャビティ403および407が連通し、それによって第
1および第2ポートホール405および408が相互接
続される。
【0062】このため、遮断型通気弁インサート20
は、図6に示されているECPマニホルド150に使用
される時、常時遮断状態に付勢されている。したがっ
て、従来型ブレーキ制御システムがブレーキコマンドを
ブレーキ管に沿って送達する時はいつも、遮断型通気弁
インサート20が加圧空気をブレーキシリンダに流し込
むことができる。具体的に言うと、BCVの常用部分内
のcl通路からの空気が、入口通路6に流入して第1お
よび第2ポートホール405および408を通る。加圧
空気は次に、弁座430を通過して共通通路7を通って
ブレーキシリンダに流入し、それによって車両のブレー
キがかかる。
【0063】パイロット空気路4からのパイロット圧力
がインサートピストン610の上表面616に作用し
て、その内部に形成されている室223に入ると、ピス
トンアセンブリはばね640の対抗力に逆らって押し下
げられて、すぐに閉鎖位置に達する。環状シール部材6
30の平坦表面633が弁座430の隆起内側部分43
1に密封状に着座した時、インサートピストン610の
降下が終了する。この時、遮断型通気弁インサート20
はカットイン状態をとり、下部および底部キャビティ4
03および407が、第1および第2ポートホール40
5および408と共に、互いに遮断される。図6の状況
で見ると、遮断型通気弁インサート20がカットイン状
態にあるので、通気および充填型通気弁インサート80
および40を介してブレーキシリンダを排気または加圧
するだけで、ブレーキを解除またはかけることができ
る。
【0064】環状弁座430は、図4に示されているよ
うに、別体の円筒部材に形成することができることに注
意されたい。この場合、別体の弁座430を長手方向ボ
ア410内の下部および底部キャビティ403および4
07間に取り付ける必要がある。図4に示されているよ
うなOリングまたは同様の環状弾性部材434を使用し
て、下部および底部キャビティ403および407間を
気密状にシールすることができる。
【0065】本発明が図5に示されている充填型通気弁
インサートとして実現されている好適な実施形態では、
第1ポートホール405が、ECPマニホルド150内
の共通通路7と整合するように構成されている。これ
は、図6の右側に最もわかりやすく示されている。2つ
の充填型通気弁インサート40が示されている。一方が
補助ボアホール50内に収容され、他方が非常ボアホー
ル70内に収容されている。各充填型通気弁インサート
40で、第1ポートホール405が共通通路7に連通
し、それを通って本発明を搭載した車両のブレーキシリ
ンダに連通している。インサートピストン610のヘッ
ド611の上部の室623が、カバープレート200内
のパイロット空気路4と整合している。
【0066】充填型通気弁インサート40に示されてい
る手段650は、軸部612と第2環状シール664と
を含む。さらに具体的に言うと、軸部は上部ランド66
1および下部ランド662を有し、中間キャビティ40
2内においてそれらの間に環状溝663が軸部612を
取り囲むように形成されている。第2環状シール664
は、環状シール部材630とほぼ同一の有効面積を有す
る。上部および下部ランド間の環状溝663内に取り付
けられた第2環状シール664は、中間キャビティを通
過する漏れを防止する。上部および下部ランド661お
よび662は、同一の外径を有し、中間キャビティ40
2を形成するブッシュアセンブリ400の内部円筒壁4
24内に密接状にはまって円滑に摺動することができる
寸法を有する。ランド661および662が中間キャビ
ティ402に正確にはめ込まていることによって、軸部
612の底端部が図5で見て前後左右に激しくぶつかる
ことが防止される。この構造は、ブッシュアセンブリ4
00内でのインサートピストン610の移動を案内する
だけでなく、従来型弁インサートに見られたベルクラッ
パ効果を防止する。
【0067】図5に示されている好適な実施形態をさら
に参照すると、充填型通気弁インサート40の環状弁座
430は下向きで、底部領域407に面している。図6
に示されているように、充填型通気弁インサート40を
補助弁として使用した時、底部領域407は充填ボアホ
ール50の底部分51である。同様に、弁インサートを
非常弁として使用した時、底部領域407は非常ボアホ
ール70の底部分71である。
【0068】充填型通気弁インサート40内で、ばね6
40は、ピストンアセンブリ600を上向きに、このた
め閉鎖位置に付勢している。インサートピストン610
の上表面616に作用するパイロット圧力がない場合、
ばね640の作用によって、ピストンアセンブリが長手
方向ボア410内で押し上げられる。このため、軸部6
12の底部分に取り付けられた環状シール部材630が
ばね640によって上方へ移動する結果、それの平坦表
面633が環状弁座430の隆起内側部分431に密封
状に着座する。このため、充填型通気弁インサート40
は常時閉鎖位置へ付勢されて、下部キャビティ403お
よびそれと共に第1ポートホール405が、底部領域4
07から遮断されている。
【0069】パイロット空気路4からのパイロット圧力
がインサートピストン610の上表面616に作用し
て、その内部に形成されている室223に入ると、ピス
トンアセンブリ600がばね640の対抗力に逆らって
押し下げられる。インサートピストン610の降下によ
って、環状シール部材630の平坦表面633が環状弁
座430の隆起内側部分431から離脱する。ピストン
アセンブリ600がパイロット圧力によって開放位置へ
移動することによって、下部キャビティ403およびそ
れに連通した第1ポートホール405が底部領域407
に連通することができる。
【0070】図5は、バックアップ環状クッション47
5も示している。それはまた、インサートピストン61
0のヘッド611の底部の位置で軸部612の周囲に形
成された環状リセス617を示している。この環状リセ
ス617内にバックアップ環状クッション475の内側
部分が取り付けられている。ピストンアセンブリ600
が開放位置へ移動した時、バックアップ環状クッション
475の底表面が、上部キャビティ401の環状内側部
分に係合する。
【0071】弁インサートの両方の好適な実施形態にお
いて、環状シール部材630は内部ワッシャ634を有
し、それの周囲に環状ディスク631が形成されてい
る。遮断型通気弁インサート20では、環状シール部材
630がナットまたは同様の手段635で軸部612の
底部に固定されている。Oリングまたは同様の弾性部材
636を使用して、軸部612の底部と環状シール部材
630の上部との間が気密状にシールされている。充填
型通気弁インサート40では、軸部612は、インサー
トピストン610の底部分付近で外周を取り囲むように
形成されたリム618を有する。軸部612の底部をシ
ール部材の貫通孔632に挿通してから、環状シール部
材630をナットまたは同様の手段635でこのリム6
18の下側に固定する。リム618の外表面は、下向き
に傾斜している。これはさらに、ピストンアセンブリ6
00が長手方向ボア410内を長手方向に移動する時の
ピストンアセンブリ600の案内を助ける。
【0072】本発明の好適な両実施形態は、従来型弁イ
ンサートに本来的に生じる圧力不均衡を回避できるよう
に構成されている。前述したように、遮断型および充填
型通気弁インサート20および40の両方において、第
2環状シール654/664が、ピストンアセンブリ6
00の環状シール部材630とほぼ同一の有効面積を有
する。このように有効面積が等しいことによって、ブッ
シュアセンブリ400の長手方向ボア410内でピスト
ンアセンブリが釣り合うという効果が得られる。
【0073】最初に、図5および図6の場合の充填型通
気弁インサート40を考える。ブレーキシリンダが充填
された後に充填型通気弁インサートが閉鎖位置に戻った
時、ブレーキシリンダからの加圧空気が自由に共通通路
7を通って、軸部612を取り囲んでいる第2環状シー
ル664の下側に作用する。同様に、この同一圧力が、
環状シール部材630の上部の平坦面633に作用す
る。第2環状シール664および環状シール部材630
がほぼ同一の有効面積を有するため、これらの2表面に
作用する上下逆方向の力が釣り合う。したがって、ブレ
ーキをさらに強力にかけるために必要とされる場合に充
填型通気弁インサート40を開放位置へ移動させる時、
弁を再開するために必要なパイロット圧力が、ブレーキ
シリンダが除圧された時に充填弁を開くために必要であ
ったパイロット圧力とほぼ同一である。
【0074】次に、図4および図6の場合の遮断型通気
弁インサート20を考える。パイロット圧力がインサー
トピストン610の上表面616に作用している時、ピ
ストンアセンブリ600はカットイン状態(すなわち、
閉鎖位置)に保持される。続いて従来型EPブレーキモ
ードへ移行する際に、BCVの常用部分内のcl通路か
らの加圧空気が入口通路6に流入してから、パイロット
圧力が除去されるまで、下部キャビティ403に流入す
る。遮断型通気弁インサート20がまだカットイン状態
から移動していないので、BCVからの加圧空気は環状
シール部材630の上表面に作用することができる。同
様に、この同一圧力が、軸部612を取り囲んでいる第
2環状シール654の下側に作用する。環状シール部材
630および第2環状シール654がほぼ同一の有効面
積を有するため、これらの2表面に作用する上下逆方向
の力が釣り合う。したがって、遮断型通気弁インサート
20は、遮断状態に戻ることを命令された時に、その移
動を妨害されないであろう。
【0075】特許法に従って、本発明を実施するための
現時点で好適な実施形態を以上に詳細に説明してきた。
しかし、本発明が関連する技術分野の専門家であれば、
請求項の精神および範囲から逸脱することなく本発明を
実施する様々な他の方法がわかるであろう。当該技術分
野の専門家であれば、以上の説明が単に説明のためであ
って、請求項を特定の狭い解釈に制限するためのもので
はないことを理解できるであろう。
【0076】したがって、科学および有用な技術の発達
を促進するために、請求項によって定義されたすべての
主題に対する排他的権利を特許法で規定された期間にわ
たって得られることを確信している。
【0077】また、本願には特許請求の範囲記載の発明
だけではなく、下記の項目に記載の発明も含まれてい
る。 (1)前記環状弁座は、前記長手方向ボア内で前記ブッ
シュアセンブリの前記下部および前記底部キャビティ間
に密接状に取り付けられた別体の円筒部材に形成されて
いる請求項3記載の通気弁インサート。 (2)前記所定角度は、約15度である上記(2)記載
の通気弁インサート。 (3)前記適当なボアホールは、マニホルドアセンブリ
の遮断ボアホールであり、前記通気ポートホールが前記
マニホルドアセンブリ内の通気通路に連通し、前記第1
ポートホールが前記マニホルドアセンブリ内の入口通路
に連通し、前記第2ポートホールが前記マニホルドアセ
ンブリ内の共通通路に連通するようにして、前記遮断ボ
アホール内にはめ込まれる上記(2)記載の通気弁イン
サート。 (4)前記所定角度は、約15度である請求項1記載の
通気弁インサート。 (5)前記所定角度は、約15度である請求項2記載の
通気弁インサート。 (6)前記所定角度は、約30度である請求項5記載の
通気弁インサート。 (7)前記適当なボアホールは、マニホルドアセンブリ
の充填ボアホールであり、前記通気ポートホールが前記
マニホルドアセンブリ内の通気通路に連通し、前記第1
ポートホールが前記マニホルドアセンブリ内の共通通路
に連通し、前記底部領域が前記マニホルドアセンブリ内
のタンク通路に連通するようにして、前記充填ボアホー
ル内にはめ込まれる上記(7)記載の通気弁インサー
ト。 (8)前記所定角度は、約30度である請求項4記載の
通気弁インサート。 (9)前記所定角度は、約30度である請求項13記載
の充填型通気弁インサート。
【図面の簡単な説明】
【図1】左から右に遮断型通気弁インサート、通気弁イ
ンサートおよび2つの充填型通気弁インサートとして用
いられた4つの従来型弁インサートを含むECPマニホ
ルドアセンブリの断面図である。
【図2】ブースタを備えた図1の従来型弁インサートの
拡大断面図である。
【図3】ブースタを備えていない図1の従来型弁インサ
ートの拡大断面図である。
【図4】本発明に従った遮断型通気弁インサートの断面
図である。
【図5】本発明に従った充填型通気弁インサートの断面
図である。
【図6】ECPマニホルドアセンブリの断面図であっ
て、左側に図4の遮断型通気弁インサートを、右側に図
5に示されている形式の2つの充填型通気弁インサート
を示している。
【符号の説明】
1 マニホルドアセンブリ 2 非常通路 3 補助通路 4 パイロット空気路 5 通気通路 6 入口通路 7 共通通路 8 パイロット通路 10 遮断ボアホール 12 下部分 13 下部分 13 中間部分 17 上部分 20 遮断型通気弁インサート 30 ボアホール 30 通気ボアホール 31 底部分 33 中間部分 37 上部分 40 充填型通気弁インサート 50 補助ボアホール 51 底部分 70 非常ボアホール 71 底部分 80 充填型通気弁インサート 100 遮断型通気弁インサート 110 ソレノイド 150 マニホルド 200 カバープレート 300 通気弁インサート 300 非常弁インサート 400 ブッシュアセンブリ 401 上部キャビティ 402 中間キャビティ 403 下部キャビティ 403 底部キャビティ 404 通気ポートホール 405 ポートホール 407 底部キャビティ 407 底部領域 408 ポートホール 410 長手方向ボア 411 環状フランジ 413 環状フランジ 414 内部円筒スリーブ 421 Oリング 422 Oリング 423 Oリング 424 内部円筒壁 430 環状弁座 431 隆起内側部分 432 傾斜外側部分 434 環状弾性部材 475 バックアップ環状クッション 500 補助弁インサート 600 ピストンアセンブリ 610 インサートピストン 611 ピストンヘッド 611 ヘッド 612 軸部 613 環状カラー 614 環状シール 615 溝 616 上表面 617 環状リセス 618 リム 623 室 630 環状シール部材 631 ディスク 631 環状ディスク 632 貫通孔 633 平坦表面 633 平坦面 634 内部ワッシャ 635 手段 636 弾性部材 650 手段 651 上部ランド 652 下部ランド 653 環状溝 654 環状シール 661 上部ランド 662 下部ランド 663 環状溝 664 環状シール 700 非常弁インサート 800 主ブッシュ 801 上部キャビティ 802 中間キャビティ 803 下部キャビティ 810 弁座 811 環状フランジ 812 環状フランジ 830 弁座 900 ピストンアセンブリ 910 インサートピストン 911 ヘッド 912 シャフト 913 環状カラー 914 Oリングシール 915 ノブ 920 シール部材 921 リム 922 リム 930 シール部材 950 ブースタ 960 ピストン 960 補助ピストン 961 環状フランジ 962 Oリングシール 964 中空シャフト 970 ブッシュ 970 補助ブッシュ 971 環状リップCCU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲイリー・エム・シッチ アメリカ合衆国、ペンシルベニア州、アー ウィン、メイプルウッド・ドライヴ 117 Fターム(参考) 3D049 AA04 BB00 BB27 CC03 HH16 HH20 JJ01 JJ03 JJ06 JJ07 JJ08 JJ09 3H051 AA08 BB03 CC01 FF15 3H056 AA01 BB50 CA01 CB02 CC05 CD03 CE01 DD01 GG02 GG12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気弁インサートであって、 (a)周囲に複数の環状フランジを形成したブッシュア
    センブリを含み、該環状フランジの各々に溝を形成し
    て、それにOリングをはめ込んで、前記ブッシュアセン
    ブリを適当なボアホール内に密接状にはめ込むことがで
    きるようにしており、前記ブッシュアセンブリは、
    (i)上部キャビティ、中間キャビティおよび下部キャ
    ビティを有する長手方向ボアと、(ii)前記上部キャ
    ビティに接続された通気ポートホールと、(iii)前
    記下部キャビティに接続された第1ポートホールとを備
    え、さらに、(iv)前記上部キャビティの底部に円周
    方向に形成された下部ばね受けと、(v)前記下部キャ
    ビティの周囲に円周方向に形成された環状弁座とを備え
    ており、該環状弁座は、所定角度で傾斜外側部分まで先
    細になった隆起内側部分を有しており、さらに、 (b)前記長手方向ボア内で開放位置および閉鎖位置間
    を往復移動可能なピストンアセンブリを含み、該ピスト
    ンアセンブリは、インサートピストンおよび環状シール
    部材を有し、該インサートピストンは、前記上部キャビ
    ティ内に配置されたヘッド、およびそれから下方に延び
    て前記中間キャビティを貫通している軸部を有してお
    り、前記ヘッドは、溝を設けた環状カラーを有し、前記
    ヘッドの周囲での漏れを防止するために、前記溝に第1
    環状シールがはめ込まれており、前記軸部には、前記ピ
    ストンアセンブリが前記長手方向ボア内を長手方向に移
    動する時の前記ピストンアセンブリの非長手方向移動を
    防止すると共に、前記中間キャビティの周囲での漏れを
    防止する手段が設けられており、前記環状シール部材
    は、前記軸部の底部分に取り付けられており、前記ピス
    トンアセンブリが前記閉鎖位置をとった時、前記環状弁
    座の前記隆起内側部分に密封係合する平坦表面を有して
    おり、さらに、 (c)前記インサートピストンに巻装されて、前記環状
    カラーの下側と前記下部ばね受けとの間で圧縮されてい
    るばねを含み、該ばねは、前記ピストンアセンブリを前
    記長手方向ボア内で、(i)前記下部キャビティが該下
    部キャビティのすぐ下側の底部領域から遮断される前記
    閉鎖位置、および(ii)前記下部キャビティおよび前
    記底部領域間を連通させる前記開放位置のうちの一方に
    付勢するようにした通気弁インサート。
  2. 【請求項2】 前記手段は、 (a)前記中間キャビティ内において前記軸部の中間部
    分を取り囲む溝を形成するように設けられた上部ランド
    および下部ランドとを有する前記軸部と、 (b)前記上部および前記下部ランド間の前記溝にはめ
    込まれた第2環状シールとを含み、該第2環状シール
    は、前記ピストンアセンブリの前記環状シール部材と同
    一の有効面積を有する請求項1記載の通気弁インサー
    ト。
  3. 【請求項3】 (a)前記環状弁座は上向きであり、 (b)前記底部領域は、前記ブッシュアセンブリ内で前
    記長手方向ボアの前記下部キャビティにそのすぐ下側で
    連続して形成された底部キャビティとして与えられてお
    り、 (c)前記ブッシュアセンブリはさらに、前記底部キャ
    ビティに接続した第2ポートホールを有し、 (d)前記ばねは、前記ピストンアセンブリを上向きに
    付勢して、前記環状シール部材が前記環状弁座から離脱
    して、前記下部および前記底部キャビティ間、さらに、
    それぞれそれらに接続された前記第1および前記第2ポ
    ートホール間を連通させることができる前記開放位置へ
    移動させる請求項2記載の通気弁インサート。
  4. 【請求項4】 (a)前記環状弁座は下向きで、前記ブ
    ッシュアセンブリの底部の前記底部領域に面しており、 (b)前記ばねは、前記ピストンアセンブリを上向きに
    付勢して、前記環状シール部材が前記環状弁座に押し付
    けられて、前記下部キャビティおよび前記底部領域間の
    連通を遮断する前記閉鎖位置へ移動させる請求項2記載
    の通気弁インサート。
  5. 【請求項5】 前記ヘッドの底部の位置で前記軸部の周
    囲に配置されたバックアップ環状クッションをさらに含
    み、前記ヘッドの上部の制御表面に作用するパイロット
    圧力が前記環状シール部材を前記環状弁座から押し下げ
    て、これによって前記ピストンアセンブリが前記開放位
    置へ移動して、前記下部キャビティおよび前記底部領域
    間を連通させる時、前記バックアップ環状クッションが
    前記上部キャビティの前記底部の環状内側部分に係合す
    るようにした請求項4記載の通気弁インサート。
  6. 【請求項6】 遮断型通気弁インサートであって、 (a)周囲に複数の環状フランジを形成したブッシュア
    センブリを含み、該環状フランジの各々に溝を形成し
    て、それにOリングをはめ込んで、前記ブッシュアセン
    ブリを適当なボアホール内に組み込むことができるよう
    にしており、前記ブッシュアセンブリは、(i)上部キ
    ャビティ、中間キャビティおよび下部キャビティを有す
    る長手方向ボアと、(ii)前記上部キャビティに接続
    された通気ポートホールと、(iii)前記下部キャビ
    ティに接続された第1ポートホールと、(iv)前記底
    部キャビティに接続された第2ポートホールとを備え、
    さらに、(v)前記上部キャビティの底部に円周方向に
    形成された下部ばね受けと、(vi)前記下部および前
    記底部キャビティ間で前記長手方向ボアの周囲に形成さ
    れた上向きの環状弁座とを備えており、該環状弁座は、
    所定角度で傾斜外側部分まで先細になった隆起内側部分
    を有しており、さらに、 (b)前記長手方向ボア内で開放位置および閉鎖位置間
    を往復移動可能なピストンアセンブリを含み、該ピスト
    ンアセンブリは、前記上部キャビティ内に配置されたヘ
    ッド、およびそれから下方に延びて前記中間キャビティ
    を貫通している軸部を有するインサートピストンを有
    し、前記ヘッドは、溝を設けた環状カラーを有し、前記
    ヘッドの周囲での漏れを防止するために、前記溝に第1
    環状シールがはめ込まれており、前記軸部は、(i)1
    対のランドと、(ii)環状シール部材が取り付けられ
    る底部分とを有し、前記ランド間に第2環状シールを配
    置することによって、前記ピストンアセンブリが前記長
    手方向ボア内を長手方向に移動する時の前記ピストンア
    センブリの非長手方向移動を防止すると共に、前記中間
    キャビティの周囲での漏れを防止することができ、前記
    環状シール部材は、前記ピストンアセンブリが前記閉鎖
    位置をとった時に前記環状弁座の前記隆起内側部分に密
    封係合する平坦表面を有しており、また、前記第2環状
    シールは、前記環状シール部材とほぼ同一の有効面積を
    有しており、さらに、 (c)前記インサートピストンに巻装されて、前記環状
    カラーの下側と前記下部ばね受けとの間で圧縮されてい
    るばねを含み、該ばねは、前記ピストンアセンブリを、
    (i)前記ヘッドの上部の制御表面に作用するパイロッ
    ト圧力が前記ばねに打ち勝って、前記環状シール部材を
    下向きに前記環状弁座に押し付けることによって、前記
    下部および前記底部キャビティ間の連通を遮断する前記
    閉鎖位置から、(ii)前記環状シール部材が前記環状
    弁座から離脱して、前記下部および前記底部キャビティ
    間、さらに、それぞれそれらに接続された前記第1およ
    び前記第2ポートホール間を連通させることができる前
    記開放位置へ付勢するようにした遮断型通気弁インサー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記環状弁座は、前記長手方向ボア内で
    前記ブッシュアセンブリの前記下部および前記底部キャ
    ビティ間に密接状に取り付けられた別体の円筒部材に形
    成されている請求項6記載の遮断型通気弁インサート。
  8. 【請求項8】 前記所定角度は、10〜20度の範囲内
    である請求項6記載の遮断型通気弁インサート。
  9. 【請求項9】 前記適当なボアホールは、マニホルドア
    センブリの遮断ボアホールであり、前記通気ポートホー
    ルが前記マニホルドアセンブリ内の通気通路に連通し、
    前記第1ポートホールが前記マニホルドアセンブリ内の
    入口通路に連通し、前記第2ポートホールが前記マニホ
    ルドアセンブリ内の共通通路に連通するようにして、前
    記遮断ボアホール内にはめ込まれる請求項6記載の遮断
    型通気弁インサート。
  10. 【請求項10】 充填型通気弁インサートであって、 (a)周囲に複数の環状フランジを形成したブッシュア
    センブリを含み、該環状フランジの各々に溝を形成し
    て、それにOリングをはめ込んで、前記ブッシュアセン
    ブリを適当なボアホール内に組み込むことができるよう
    にしており、前記ブッシュアセンブリは、(i)上部キ
    ャビティ、中間キャビティおよび下部キャビティを有す
    る長手方向ボアと、(ii)前記上部キャビティに接続
    された通気ポートホールと、(iii)前記下部キャビ
    ティに接続された第1ポートホールとを備え、さらに、
    (iv)前記上部キャビティの底部に円周方向に形成さ
    れた下部ばね受けと、(v)下向きで、前記下部キャビ
    ティのすぐ下側の底部領域に面して前記長手方向ボアの
    周囲に形成された環状弁座とを備えており、該環状弁座
    は、所定角度で傾斜外側部分まで先細になった隆起内側
    部分を有しており、さらに、 (b)前記長手方向ボア内で開放位置および閉鎖位置間
    を往復移動可能なピストンアセンブリを含み、該ピスト
    ンアセンブリは、前記上部キャビティ内に配置されたヘ
    ッド、およびそれから下方に延びて前記下部キャビティ
    を貫通している軸部を有するインサートピストンを有
    し、前記ヘッドは、溝を設けた環状カラーを有し、前記
    ヘッドの周囲での漏れを防止するために、前記溝に第1
    環状シールがはめ込まれており、前記軸部は、(i)1
    対のランドと、(ii)環状シール部材が取り付けられ
    る底部分とを有し、前記ランド間に第2環状シールを配
    置することによって、前記ピストンアセンブリが前記長
    手方向ボア内を長手方向に移動する時の前記ピストンア
    センブリの非長手方向移動を防止すると共に、前記中間
    キャビティの周囲での漏れを防止することができるよう
    にしており、前記環状シール部材は、前記ピストンアセ
    ンブリが前記閉鎖位置をとった時に前記環状弁座の前記
    隆起内側部分に密封係合する平坦表面を有しており、ま
    た、前記第2環状シールは、前記環状シール部材とほぼ
    同一の有効面積を有しており、さらに、 (c)前記インサートピストンに巻装されて、前記環状
    カラーの下側と前記下部ばね受けとの間で圧縮されてい
    るばねを含み、該ばねは、前記ピストンアセンブリを、
    (i)前記環状シール部材が引き上げられて前記環状弁
    座に当接することによって、前記下部キャビティおよび
    前記底部領域間の連通を遮断する前記閉鎖位置へ、(i
    i)前記ヘッドの上部の制御表面に作用するパイロット
    圧力が前記ばねに打ち勝って、前記環状シール部材を前
    記環状弁座から押し下げることによって、前記下部キャ
    ビティおよび前記底部領域間を連通させる前記開放位置
    から付勢するようにした充填型通気弁インサート。
  11. 【請求項11】 前記所定角度は、25〜35度の範囲
    内である請求項10記載の充填型通気弁インサート。
  12. 【請求項12】 前記適当なボアホールは、マニホルド
    アセンブリの充填ボアホールであり、前記通気ポートホ
    ールが前記マニホルドアセンブリ内の通気通路に連通
    し、前記第1ポートホールが前記マニホルドアセンブリ
    内の共通通路に連通し、前記底部領域が前記マニホルド
    アセンブリ内のタンク通路に連通するようにして、前記
    充填ボアホール内にはめ込まれる請求項10記載の充填
    型通気弁インサート。
  13. 【請求項13】 前記ヘッドの底部の位置で前記軸部の
    周囲に配置されたバックアップ環状クッションをさらに
    含み、前記ヘッドの前記制御表面に作用するパイロット
    圧力が前記ピストンアセンブリを前記開放位置へ押し下
    げた時、前記バックアップ環状クッションが前記上部キ
    ャビティの前記底部の環状内側部分に係合するようにし
    た請求項10記載の充填型通気弁インサート。
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