JP2002115312A - 側溝用浄化装置 - Google Patents
側溝用浄化装置Info
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- JP2002115312A JP2002115312A JP2000309815A JP2000309815A JP2002115312A JP 2002115312 A JP2002115312 A JP 2002115312A JP 2000309815 A JP2000309815 A JP 2000309815A JP 2000309815 A JP2000309815 A JP 2000309815A JP 2002115312 A JP2002115312 A JP 2002115312A
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Abstract
タを装着できるようにするとともに、浄水機能が低下し
た浄水フィルタを簡単に交換できるようにする。 【解決手段】 側溝1の集水枡2の内側に通水ケース5
を嵌合する。通水ケース5に固定した押え金具7,7間
に浄水フィルタ6を挿入し、集水枡2に浄水フィルタ6
を並列的に装着する。浄水フィルタ6は側溝1を流れる
排水の流路Rを遮るように設置され、上流側の側溝1か
ら集水枡2に流れた排水が浄水フィルタ6,6を通過し
て浄化される。
Description
を浄化する側溝用浄化装置に関する。
等を排水するU字型側溝が設置されているが、下水道の
未整備地域においては、家庭からの生活雑排水を側溝に
排水し、最終的に河川などに排水することから河川の水
質汚染の大きな原因となっている。このような、問題を
解決するために、木炭層による浄化機能を備えた側溝
が、特開平6−106180号公報、特開平4−238
925号公報などで提案されている。しかし、これらの
浄化装置は、浄化装置を組み込むために側溝を加工が必
要である。すなわち、特開平6−106180号公報で
は、浄化装置が組み込まれる側溝は、側溝の底部に開口
部を形成するとともに、開口部と連続するように地中を
掘削して凹部を形成し、この凹部に木炭層を敷設し、さ
らに、木炭層の上に根張り性のよい植物を植栽してい
る。一方、特開平4−238925号公報においても、
浄化装置が組み込まれる側溝は、底部に開口部が形成さ
れ、この開口部に濾材を充填したカートリッジを着脱自
在に嵌め入れている。このように、これらの側溝用浄化
装置は、浄化装置が組み込まれる側溝に開口部を形成す
ることから、既存の側溝に新たに浄化装置を組み込むに
は、底部に開口部を有する側溝に交換する必要があり、
作業的にも面倒であった。また、特開平6−10618
0号公報では、木炭層に植栽した植物によって浮遊物を
除去し、かつ、植物の根による濾過作用及び木炭層によ
り浄化作用によって水質浄化を図るものであるため、木
炭層に根張り性のよい植物を植栽することから、浄化作
用が低下した木炭層を交換することが極めて困難であ
る。この点、特開平4−238925号公報では、側溝
の底部に形成した開口部に浄水用カートリッジを着脱可
能に設けた構造であるため、側溝に取り付たカートリッ
ジを簡単に交換することができるものの、特開平4−2
38925号で提案される側溝用カートリッジは、側溝
に形成する開口部から排水を地下に浸透させて地下水と
して還元させることを目的とするものであって、側溝を
流れる排水を浄化させることはできない。すなわち、側
溝を流れる排水が開口部から全て地下に浸透することは
困難であり、開口部を通過した排水は何等、浄化されな
いまま流れて、最終的に河川などに排水されてしまうと
いう問題があった。
して、側溝を改造することなく、簡単かつ容易に側溝に
浄化機能を備えることができるとともに、浄水フィルタ
を簡単に交換することができる側溝用浄化装置を提供す
ることを目的とする。
置は、側溝に設置される集水枡の内部に装着する通水ケ
ースと、前記通水ケースに着脱自在に設けた通水性の浄
水フィルタとを具備したものである。
の底部に通水ケースを装着すると、通水ケースが集水枡
の内側に嵌合して集水枡に通水ケースが位置決めされ
る。ここで、側溝に設けられる集水枡は、形状的に規格
化されているので、集水枡を改造することなく集水枡に
通水ケースを固定することができる。これにより、既存
の集水枡に通水ケースを簡単に後付けすることができ
る。このようにして集水枡に通水ケースを装着した後、
通水ケースに浄水フィルタを装着し、上流側の側溝から
集水枡に流れた排水が浄水フィルタを通過して浄化され
る。こうして、浄水フィルタによって側溝に排水された
生活雑排水が浄化され、水質浄化が図られる。
載の側溝用浄化装置において、前記浄水フィルタを、粉
末状の活性炭を混入させた繊維マットと、この繊維マッ
トを保持する通水性のホルダとで構成するとともに、前
記通水ケースの内面には前記ホルダを着脱自在に保持す
る位置決め手段を設けたものである。
れる排水が浄水フィルタを通過して活性炭の浄化作用に
よって家庭からの側溝へと排水された生活雑排水の水質
浄化が図られる。この浄水フィルタは位置決め手段によ
って通水ケースに着脱自在に取り付けられているので、
簡単に通水ケースから取り外すことができ、浄水機能の
低下した浄水フィルタの交換も容易に行える。
は2記載の側溝用浄化装置において、前記浄水フィルタ
を、前記側溝の流路を遮るように間隔を置いて並設した
ものである。
段階に渡って浄化される。
施例について図1〜図3を参照して説明する。同図にお
いて1はU字型側溝、2はこの側溝1に設置される集水
枡であり、共にコンクリートからなる従来から周知の構
造である。集水枡2は底部2Aの周縁から側壁3を一体
形成し、その左右の側壁3に側溝1が連設されている。
また、集水枡2の底部2Aは、側溝1から流れる排水が
集水枡2が一時的に溜まるよう側溝1の底部1Aより深
く設定されている。
であり、格子網6と、この格子網6の周縁部に一体化し
た樹脂枠6Aからなる。この通水ケース5は集水枡2の
内側に嵌まるように有底箱型に形成され、集水枡2の底
部2Aに装着して集水枡2に嵌合させることによって、
通水ケース5が集水枡2に位置決め固定される。この場
合、通水ケース5の高さは集水枡2の底部2Aからほぼ
側溝1の底部1Aまでに設定されている。また通水ケー
ス5の内部には浄水フィルタ6を保持するための位置決
め手段として一対のL型押え金具7,7が、前記通水ケ
ース5の底部から左右内面にかけて連続するように固定
されている。この押え金具7,7は、図1に示すよう
に、浄水フィルタ6の幅に合わせて相対向するようにし
て固定され、これら押え金具7,7の間によって浄水フ
ィルタ6を挟着保持するレール8を形成している。な
お、通水ケース5には二組の押え金具7,7が間隔をお
いて固定され、この押え金具7,7によって構成される
一対のレール8にそれぞれ浄水フィルタ6を装着するこ
とによって、通水ケース5に浄水フィルタ6,6が並設
的に装着される。
成る繊維マット10に粉末状の活性炭11を混入し、これを
格子状のホルダ12で保持して構成される。なお、図中20
は集水枡2の開口部を塞ぐ例えばグレーチングなどから
なる蓋体、21は側溝1の開口部を塞ぐ溝蓋、23は浄水フ
ィルタ6に形成するミシン目であり、浄水フィルタ6の
大きさを調整する際などにおいて、ミシン目23の部分で
浄水フィルタ6を切り取ることによって浄水フィルタ6
の大きさを変更できるようになっている。
られた集水枡2の底部2Aに通水ケース5を装着する。
通水ケース5は集水枡2の大きさに合わせて形成されて
いるので、集水枡2の内側に嵌合する。また、側溝1に
設けられた集水枡2は、形状的に規格化されているの
で、既存の集水枡2にも新設の集水枡2にも通水ケース
5を嵌合することができる。これにより、集水枡2の底
部2Aに通水ケース5を位置決め状態で固定することが
できる。このようにして集水枡2に通水ケース5を装着
した後、通水ケース5に固定した各押え金具7,7間に
それぞれ浄水フィルタ6のホルダ12を挿入することによ
り、ホルダ12の下縁と左右両側縁が押え金具7,7によ
って挟着保持される。このようにして、通水ケース5を
介して集水枡2に取り付けられる浄水フィルタ6,6
は、側溝1を流れる排水の流路Rを遮るように並列的に
設置され、上流側の側溝1から集水枡2に流れた排水が
浄水フィルタ6,6を通過して浄化される。こうして、
浄水フィルタ6,6によって家庭からの側溝1へと排水
された生活雑排水が側溝1に間隔をおいて設置された集
水枡2に取り付けられる浄水フィルタ6,6の活性炭11
による浄化作用によって水質浄化が図られる。また、浄
水フィルタ6,6は、通水ケース5に固定した押え金具
7,7間に形成されるレール8に挟着保持されているの
で、浄水フィルタ6,6を単に引き抜くだけで簡単に通
水ケース5から取り外すことができる。したがって、浄
化作用が低下した浄水フィルタ6,6の交換作業も容易
であるからメンテナンス性にも優れる。
ケース5は、集水枡2と嵌合する形状に形成されている
ため、集水枡2に浄水フィルタ6,6を固定するため
に、集水枡2並びに側溝1には何等の改造も必要がな
い。このため、既存、新設を問わず単に集水枡2に通水
ケース5を嵌め合わせるだけで、側溝1に通水ケース5
を位置決め状態で装着することができ、この通水ケース
5に固定した押え金具7,7の間に浄水フィルタ6を嵌
め入れれば側溝1に浄水フィルタ6,6を簡単に組み付
けることができる。
6,6を組み込むために側溝1や集水枡2を加工するこ
となく、従来構造と全く同じ構成の集水枡2に浄水フィ
ルタ6,6を簡単かつ容易に組み込むことができ、施工
性にも優れる。また、集水枡2に取り付た浄水フィルタ
6,6は通水ケース5に固定した押え金具7,7間に形成
されるレール8に挟着保持されているので、浄水フィル
タ6,6を単に引き抜くだけで簡単に通水ケース5から
取り外すことができるから、浄水フィルタ6,6の交換
も容易である。したがって、浄水機能が低下した浄水フ
ィルタ6,6を交換することで浄水フィルタ6,6による
浄化作用を常に安定した状態で維持することができる。
さらに、浄水フィルタ6,6は間隔をおいて並列的に設
けることで側溝1を流れる生活雑排水を多段階に渡って
浄化することができる。
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、通水ケースは格子網で構成した例を示したが、
板材に多数の孔を穿孔したパンチングメタルなどでもよ
い。また、浄水フィルタの構成や、これを保持する位置
決め手段も前記実施例に限定されるものではない。
溝に設置される集水枡の内部に装着する通水ケースと、
前記通水ケースに着脱自在に設けた通水性の浄水フィル
タとを具備したものであるから、集水枡や側溝を改造す
ることなく既存のの集水枡に通水ケースを簡単に後付け
することができ、この通水ケースに装着した浄水フィル
タによって家庭からの側溝へと排水された生活雑排水が
浄化され、水質浄化が図られる。
項1記載の側溝用浄化装置において、前記浄水フィルタ
を、粉末状の活性炭を混入させた繊維マットと、この繊
維マットを保持する通水性のホルダとで構成するととも
に、前記通水ケースの内面には前記ホルダを着脱自在に
保持する位置決め手段を設けたものであるから、活性炭
の浄化作用によって家庭から排水された生活雑排水の水
質浄化が図られるとともに、浄水機能の低下した浄水フ
ィルタの交換も容易であり、メンテナンス性にも優れ
る。
項1又は2記載の側溝用浄化装置において、前記浄水フ
ィルタを、前記側溝の流路を遮るように間隔を置いて並
設したものであるから、側溝を流れる生活雑排水を多段
階に渡って浄化される。
Claims (3)
- 【請求項1】 側溝に設置される集水枡の内部に装着す
る通水ケースと、前記通水ケースに着脱自在に設けた通
水性の浄水フィルタとを具備したことを特徴とする側溝
用浄化装置。 - 【請求項2】 前記浄水フィルタを、粉末状の活性炭を
混入させた繊維マットと、この繊維マットを保持する通
水性のホルダとで構成するとともに、前記通水ケースの
内面には前記ホルダを着脱自在に保持する位置決め手段
を設けたことを特徴とする請求項1記載の側溝用浄化装
置。 - 【請求項3】 前記浄水フィルタを、前記側溝の流路を
遮るように間隔を置いて並設したことを特徴する請求項
1又は2記載の側溝用浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309815A JP4430223B2 (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 側溝用浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000309815A JP4430223B2 (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 側溝用浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002115312A true JP2002115312A (ja) | 2002-04-19 |
JP4430223B2 JP4430223B2 (ja) | 2010-03-10 |
Family
ID=18789895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000309815A Expired - Fee Related JP4430223B2 (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 側溝用浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4430223B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100713591B1 (ko) | 2005-04-11 | 2007-05-04 | 주식회사 차세대환경 | 맨홀 장착용 정화장치 |
KR100824268B1 (ko) | 2007-02-27 | 2008-04-24 | 주식회사 프라코 | 배수처리장치 |
CN110016954A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-07-16 | 廖婧 | 一种排水沟杂物过滤器 |
CN113262557A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-08-17 | 湖北文理学院 | 适用于排水沟的活动式拦渣装置 |
-
2000
- 2000-10-10 JP JP2000309815A patent/JP4430223B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100824268B1 (ko) | 2007-02-27 | 2008-04-24 | 주식회사 프라코 | 배수처리장치 |
CN110016954A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-07-16 | 廖婧 | 一种排水沟杂物过滤器 |
CN113262557A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-08-17 | 湖北文理学院 | 适用于排水沟的活动式拦渣装置 |
CN113262557B (zh) * | 2021-05-07 | 2023-10-27 | 湖北文理学院 | 适用于排水沟的活动式拦渣装置 |
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