JP2002112660A - 投げた玩具が動物を傷つける恐れを減少させる方法及び器具 - Google Patents
投げた玩具が動物を傷つける恐れを減少させる方法及び器具Info
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Abstract
方法及び器具を提供する。 【解決手段】 器具は、投げられると不規則に跳ね返
り、圧縮作用で弾性的に変形し、縮んで衝撃を吸収する
軟質織物外面(28)を有し、犬が噛んでも歯を立てても
持ちこたえることができる玩具(10)から成る。
Description
明は特に、動物用の玩具に関する。本発明は、別の観点
においては、投げられると不規則に跳ね返ることがで
き、投げられた玩具を捕まえようとする動物に危害を与
える恐れを極力少なくし、対称ではあるが、玩具が不規
則に跳ね返ることができるような玩具の中心から様々な
距離を置いて位置した点を有するような形状になってお
り、玩具が予測できる態様で繰り返し圧縮作用で弾性変
形し又は曲がるよう永続的に密閉されており、玩具が動
物又は他の表面に当たったときの衝撃を吸収して緩和す
るよう縮む軟質布製外面を有し、犬が噛んでも或いは歯
を立てても持ちこたえて機能を発揮し続けることができ
る動物用玩具に関する。
様な動物用玩具が知られている。玩具の一つの種類は、
硬質ゴムで作られ、種々の形状のものがある。例えば、
硬質で強靭なゴムで作られた犬用骨が小売店で長い間市
販されている。硬質で強靭なゴムは、犬がこれを噛み砕
くの困難にするために利用されている。ゴムはまた玩具
の重量を増し、かくして玩具を遠くに投げることができ
る。最後に、玩具を作るのに用いられるゴム材料はま
た、玩具としての骨が空中に跳ね返るのを可能にする。
犬は、跳ね返る玩具を追いかけるのが好きである。この
種の玩具は疑いもなく損傷しにくく、又は噛み切られに
くいが、かかる玩具は危険でもある。もし投げられた玩
具が跳ね返って犬に当たると、玩具は硬いので動物を傷
つける場合がある。都合の悪いことに、もしこれが空中
に投げられ、これが地面に当たる前に犬を直撃した場合
にも犬がけがをする場合がある。
シェルの外面に取り付けて布の部分がゴム又は他のポリ
マーの継ぎ目又はストリップによって分離されるように
して構成できる。実際には、布部分をゴム製シェルに接
着し又は他の方法で取り付けて1つの布片の縁部が別の
布片の縁部に隣接するようにする。隣り合う布縁部は、
荒い継ぎ目線を構成する。ゴムテープのストリップを布
片に取り付けてテープが継ぎ目線を覆うようにする。テ
ープの取り付け後、ゴム製シェルと布片とゴムテープの
組立体全体を成形型内に配置し、ゴムテープを溶かして
硬化させる。この手順と関連した特定の問題は、成形型
の上部分と下部分の縁部がゴムテープに係合してこれに
くっつき、テープの大部分を継ぎ目線から引き離すとい
うことである。
な不規則なパターンで跳ね返ることができ、他方、犬を
傷つける恐れをほんのわずかにする改良型動物用玩具を
提供することが非常に望ましい。また、ゴムテープを軟
化させて硬化させるよう玩具を成形する際、玩具の継ぎ
目線から引き離されるゴムテープの量を最小限に抑える
よう動物用又は犬用玩具を成形する改良方法を提供する
ことが非常に望ましい。
具を提供することにある。
玩具を追いかける動物に怪我をさせる恐れを減少させた
改良型動物用玩具を提供することにある。
を最小限に抑えるよう弾性的に縮んだり曲がる改良型動
物用玩具を提供することにある。
目テープが成形中に著しく損傷を受ける恐れを減少させ
る動物用玩具の改良型製造方法を提供することにある。
的及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明
を読むと当業者には明らかになろう。
明によれば、改良型玩具が提供される。この玩具は、選
択された圧縮性気体容積部を包囲してこれを密閉した圧
縮可能に弾性変形可能な中空の薄肉ゴム製コアを有す
る。コアは、中心、外面、厚さ約4mm以下の壁及び中心
から様々な距離を置いて外面上に位置する点を有する。
フェルトカバーが、コアの外面に取り付けられている。
少なくとも1つの細長い材料の材料ストリップが、フェ
ルトカバーを材料ストリップの各側に1つずつ、少なく
とも2つの領域に分離する境界線として外面上に延びて
いる。
提供される。この玩具は、選択された圧縮性気体容積部
を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性変形可能な中
空の薄肉ゴム製コアを有する。コアは、中心、外面、厚
さ約3/16インチ以下の壁及び中心から様々な距離を
置いて外面上に位置する点を有する。フェルトカバー
が、コアの外面に取り付けられている。少なくとも1つ
の細長い材料の材料ストリップが、フェルトカバーを材
料ストリップの各側に1つずつ、少なくとも2つの領域
に分離する境界線として外面上に延びている。
提供される。この玩具は、選択された圧縮性気体容積部
を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性変形可能な中
空の薄肉ゴム製コアを有する。コアは、中心、外面、厚
さ約3/16インチ以下の壁、中心から様々な距離を置
いて外面上に位置する点、及びコアを完全に貫通して延
びる孔を包囲する内壁部分を有する。フェルトカバー
が、コアの外面に取り付けられている。
提供される。この玩具は、選択された圧縮性気体容積部
を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性変形可能な中
空で対称の薄肉ゴム製コアを有する。コアは、中心、外
面、厚さ約3/16インチ以下の壁及び中心から様々な
距離を置いて外面上に位置する点を有する。形状が対称
のコアは、玩具を投げると真っ直ぐな線に沿って跳ね返
ることができ、かつ玩具の移動方向が跳ね返りごとに変
わるような寸法形状になっている。
玩具が提供される。この玩具は、選択された圧縮性気体
容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性変形可
能な中空の薄肉ゴム製コアを有する。コアは、中心、外
面、厚さ約3/16インチ以下の壁、中心から様々な距
離を置いて外面上に位置する点、及びコアを完全に貫通
して延びる孔を包囲する内壁部分を有する。コアは、玩
具が投げられると、でたらめに不規則に跳ね返るような
寸法形状になっている。フェルトカバーが、コアの外面
に取り付けられる。1本のロープが孔を貫通し、玩具を
投げるのにこのロープをつかむことができるようになっ
ている。
玩具が提供される。この玩具は、選択された圧縮性気体
容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性変形可
能な中空の薄肉ゴム製コアを有する。コアは、中心、外
面、厚さ約3/16インチ以下の壁、及び中心から様々
な距離を置いて外面上に位置する点を有する。コアは、
玩具が投げられると、でたらめに不規則に跳ね返るよう
な寸法形状になっている。フェルトカバーがコアの外面
に取りつけられ、このフェルトカバーは、外面に隣接し
て軟質圧縮性の層を形成する複数の繊維から成る。
玩具が提供される。この玩具は、選択された圧縮性気体
容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性変形可
能で曲げることができる中空の薄肉ゴム製コアを有す
る。コアは、中心、外面、厚さ約3/16インチ以下の
壁、及び中心から様々な距離を置いて外面上に位置する
点を有する。コアは、玩具が投げられると、でたらめに
不規則に跳ね返るような寸法形状になっている。フェル
トカバーがコアの外面に取りつけられ、このフェルトカ
バーは、外面に隣接して軟質圧縮性の層を形成する複数
の繊維から成る。
玩具が提供される。この改良型玩具は、選択された圧縮
性気体容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性
変形可能な中空の薄肉ゴム製コアを有し、コアは、中
心、外面、厚さ約4mm以下の壁及び中心から様々な距離
を置いて外面上に位置する点を有し、コアの外面に取り
付けられている選択された厚さのフェルトカバーを有
し、フェルトカバーの厚さと壁の厚さの比は、1:2〜
1:1の範囲にあり、少なくとも1つの細長い材料の材
料ストリップを有し、材料ストリップは、フェルトカバ
ーを材料ストリップの各側に1つずつ、少なくとも2つ
の領域に分離する境界線として外面上に延びている。
玩具が提供される。この改良型玩具は、選択された圧縮
性気体容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に弾性
変形可能な中空の薄肉ゴム製コアを有し、コアは、中
心、外面、厚さ約3/16インチ(4.7625mm)以
下の壁、中心から様々な距離を置いて外面上に位置する
点、及び半径が少なくとも3/4インチ(19.05m
m)の少なくとも1つの弧状外縁部を有し、コアの外面
に取り付けられた厚さが約2mm以上のフェルトカバーを
有する。
動物用玩具が提供される。この改良型動物用玩具は、選
択された圧縮性気体容積部を包囲してこれを密閉した圧
縮可能に弾性変形可能な中空の薄肉ゴム製コアを有し、
コアは、中心、外面、厚さ約3/16インチ(4.76
25mm)以下の壁、及び中心から様々な距離を置いて外
面上に位置する点を有し、少なくとも1つの弧状縁部を
有し、縁部は、縁部を変形させるのに必要な力を減少さ
せる弱め領域を有し、コアの外面に取り付けられたフェ
ルトカバーを有する。
玩具の改良型製造方法を提供する。この方法は、玩具の
上半部を形成する工程と、玩具の下半部を形成する工程
と、前記上半部と前記下半部を継ぎ目線に沿って互いに
締結して一体部材を形成する工程と、ポリマーテープを
前記継ぎ目線に沿って付着させる工程と、フェルトカバ
ーを前記上半部に施して前記カバーの縁部の少なくとも
1部が前記ポリマー底部とオーバーラップするようにす
る工程と、フェルトカバーを前記下半部に施して前記カ
バーの縁部の少なくとも1部が前記ポリマーテープとオ
ーバーラップし、前記一体部材、ポリマーテープ及びフ
ェルトカバーがまとまって、成形可能な部材を形成する
ようにする工程と、前記成形可能な部材を成形して前記
ポリマーテープを軟化させて硬化させ、そして前記フェ
ルトカバーの前記縁部を引き寄せる工程とを有する。
発明の範囲を限定する目的ではなく本発明の実施を説明
する目的で本発明の好ましい実施形態を示しており、図
中、同一の符号は同一の要素を示している)、図1は、
中空円筒形のゴム製コア11を有する玩具を示してい
る。
部に形成してもよく、これは隔壁を船の中空船体の内部
に形成するのと非常によく似ている。フェルト又は別の
所望の布の片12,13が、コア11の外側円筒形表面
28に接着され又は他の方法で取り付けられている。布
片12,13は、布片12,13相互間で実質的に一定
の幅の空間又は溝が形成されるような寸法形状のもので
あって、表面28に付着されている。この軌道はストリ
ップ14を形成する弾性ゴム材料で埋められる。変形例
として、1又は2以上の布片を利用して表面28を完全
に覆い、その後、材料のストリップ14を布上又は布内
に取り付けて、布をストリップ14の各側で幾つかの部
分又は領域に区分するストリップ14を形成してもよ
い。ストリップ14はこの実施形態では、1/16〜7
/16インチ(1.5875mm〜11.1125mm)、
好ましくは、2/16〜5/16インチ(3.175mm
〜7.9375mm)の幅を有している。
片19に接着され又は他の方法で固定された布片20を
有している。端部品18は、円筒形端面又はリップ22
に固定される。
片17に接着され又は他の方法で固定された布片17を
有している。端部品15は、円筒形端面又はリップ21
に固定される。
した後、ゴム片19,16及びコア11は、円筒形容積
部29を包囲し、これを密閉する。
点では好ましくはフェルトである。というのは、フェル
トは、玩具が偶発的に動物に当たったときの動物に対し
する衝撃の強さを減少させる柔らかい表面を備えている
からである。フェルトはまた、衝撃力のうち何割かを吸
収するよう弾性的に縮む。任意のフェルトを利用しても
よいが、好ましいフェルトは、滑らかで弾力のある生地
を形成するよう密に起毛させて縮ませたウール又は綿の
しっかりとした織布である。
必要がある。というのは、コア11は、弾性的に圧縮で
きなければならないからである。本明細書で用いる「ゴ
ム」という用語は、天然又は合成ゴム及びゴムの性質を
有する材料を生じさせるポリマー又は他の成分を含むも
のとする。
を備えなければならないので、本発明の場合、壁は比較
的薄いものであることが重要である。図1に矢印Aで示
したコア11の壁の厚さは、約1/16インチ〜5/1
6インチ、好ましくは、1/16インチ〜3/16イン
チの範囲にある。
れるゴムは、犬又は他の動物が歯でコア11に穴を容易
にあけることができないほど比較的強靭なものである必
要がある。
コア11が、気体容積部29を密封的に包囲しなければ
ならないことである。容積部29は通常、空気で満たさ
れるが、窒素又は任意他の所望のガスを利用してもよ
い。ガスは、幾分かの水分を含んでいても構わないが、
容積部29を液体で満たすことは現時点においては好ま
しくない。というのは、液体は玩具の重さを実質的に増
加させることになり、しかも流体の圧縮は、ガスほど容
易ではないからである。コア11及び端部品15,18
を組み立ててこれらが容積部29を密閉した後、所望な
らば、容積部29を加圧するために追加のガスを容積部
29に加えてもよい。容積部29を加圧するために所望
の方法を利用することができる。例えば、配合物を、製
造中に容積部29内へ入れておくのがよい。部材11及
び端部品15,18を組み立てて容積部29を密閉して
容積部29何に配合物を封じ込めた後、組立状態のユニ
ットを加熱して配合物がガスを放出して容積部29を加
圧するようにする。
とがコア11の壁を支持するのを助ける一方において、
コア11の壁を弾性的に圧縮するのを阻止することをし
ないので好ましい。
筒形壁から間隔を置いた状態でこれによって包囲されて
いる。点40はまた、各端部品15,18から等間隔の
ところに位置している。本発明に従って構成された玩具
の中央点は、玩具の外面上の個所、線又は角度からほぼ
平均距離を置いたところに位置している。各玩具は、玩
具の中央点から等距離に位置していないその外面上の個
所を有することが重要である。この構造により、玩具は
不規則に跳ね返ることができるようになる。すべての表
面上の点が玩具の中央から等距離のところに位置する玩
具は、本発明では利用されない。
ることができ、即ちコア11の円筒形壁を内側に弾性的
に押すことができる。本発明に従って構成された玩具に
組み込むことができるもう一つの重要な特徴は、玩具を
曲げることができるということである。例えば、図1に
おいて、玩具の組み立て後、端部品15を矢印Mの方向
に動かすのと同時に端部品18を矢印Lの方向に動かす
ことができる。物体を曲げると、物体の一部は引張応力
を受け、これと反対側に位置する物体の一部は圧縮応力
を受ける。
積部40を密閉するドーナツ形のゴム製コア26を有し
ている。フェルト布27又は他の布は、布片12,13
が図1に示す玩具の実質的に外面28全体を覆うのと同
様にコア26の外面を実質的に完全に覆っている。円筒
形の孔44が、玩具25を完全に貫通している。ロープ
42に作られた結び目41が、孔44に入り込まないよ
うになっており、これにより、端部43を手でつかんで
ロープ42及び玩具25をくるくる回して投げることが
できるようになっている。
るよう同一の広がりを持つ3つの中空円筒形脚部31,
32,33を有している。脚部相互間の角度は様々であ
ってよく、また玩具の脚部の数も様々であってよいが、
現時点においては、脚部31〜33が互いに直角である
ことが好ましい。
投げる場合、玩具は、空中における玩具の向きを制御し
ようとすることなく投げられる。図1〜図3に示す玩具
をでたらめに投げると、これら玩具は、地面に当たった
ときに不規則に跳ね返る可能性が高い。しかしながら、
各玩具を投げてこれが不規則に跳ね返らないようにする
ことが可能である。例えば、図4に示すように、図1の
玩具を矢印Yの方向に地面に向かって回転させながら
(とんぼ返りで)投げることができ、この玩具は地面に
当たり、引き続き矢印Bの方向に移動し続けることがで
きる。これは、不規則な跳ね返りとはならない。という
のは、玩具は地面に当たった後、引き続き同一方向Dに
移動し続けるからである。
投げて玩具25が、その2つの互いに反対側の円形フェ
ースのうち一方で地面に当たり又は着地して平らになっ
て全く止まるようにすることが可能である。これは、不
規則な跳ね返りとはならない。というのは、玩具25は
跳ね返らないからである。かかる着地を達成するよう玩
具を投げることは、最善を尽くしても困難である。変形
例として、玩具25を垂直の向きに投げてもよく、それ
により玩具が地面にへり立ちして着地し真っ直ぐな線を
描いて回転するようになる。これは、終始一貫して達成
することは困難であり、ロープ42が玩具25の着地時
に玩具25内に依然として付いている場合は特にそうで
ある。ロープ42が玩具内にとどまるようにするために
は、孔44を通らない端部43にも結び目を形成するの
がよい。
跳ね返らないようにすることは困難である。玩具30を
投げて各脚部31〜33の末端部が地面に同時に又はほ
ぼ同時に当たった状態でこれが3箇所の着地を行うよう
にして、玩具30が地面にあたり、そして完全に止まる
ようにすることが可能である。かかる3箇所による着地
の可能性は非常に低い。
に当たった後、地面に当たる直前に移動している方向と
は異なる方向に動くと不規則な跳ね返りを行う。
いて1つの重要な理由は、玩具が不規則な跳ね返りを行
うと、玩具が跳ね返り後に同一の移動方向に進み続ける
場合よりも跳ね返り後の玩具の移動速度が小さく、場合
によっては著しく小さくなるように思われることにあ
る。本発明の主目的は、動物に怪我を負わせる恐れを最
小限に抑えることにあるので、玩具が地面に当たった後
に貨物列車のように同一方向に進み続けず、玩具が不規
則に跳ね返るようにすることにより玩具の慣性のうち何
割かが失われることは必然的である。地面に当たった際
に玩具を圧縮して曲げることができることもまた、玩具
の慣性のうち何割かを失わせる。
に示されている。この方法は、「玩具の上半部と下半部
を成形する」工程50を有する。所望ならば、成形法以
外の方法を工程50で利用して玩具の上半部と下半部を
形成してもよい。
縁部に沿って付着させ、半部を継ぎ目縁部に沿って互い
に押しつけ、継ぎ目線を備えた一体部材を形成し、これ
ら半部を成形型内に配置して接着剤を加熱して交換させ
る」。接着法以外の取付け手段又は方法を利用して上半
部と下半部を継ぎ目線に沿って互いに取り付けてもよ
い。
沿って付着させる」。テープは、軟化され(加熱又は他
の任意所望の方法で)、そして硬化する任意のポリマー
又は他の材料から成るのがよい。
部材の上半部に施してフェルトカバーの縁部がゴムテー
プとオーバーラップするようにする」。
材の下半部に施して下に位置するカバーの縁部がゴムテ
ープ及び上カバーの両側の縁部とオーバーラップするよ
うにする」。
置してゴムテープを軟化させて硬化させるとともにベル
トカバーの対向した縁部を引き寄せる」。
6〜図9に更に示されている。図6〜図9に示す玩具
は、犬用骨の形をしているが、本発明に従って作られる
玩具の寸法形状は所望に応じて様々であってよい。
0,61が図6に示されている。半部60,61は各
々、現時点においては、成形され周囲温度(76°F=
24.4℃))まで冷却された後、曲げることができ弾
力のあるゴム又はポリマー配合物から成形されるのが好
ましい。各半部を製造するのに利用される材料及び方法
は、所望に応じて様々であってよい。
4、前方側部75、後方側部74、内面72及び縁部6
5を有している。弧状縁部67が、半部60と周りに延
びている。半部61は、全体として平らな上方領域7
1、前方側部76、後方側部74、内面72及び縁部6
5を有している。弧状縁部67が、半部60と周りに延
びている。弧状縁部70が、半部61の周りに延びてい
る。縁部62は、縁部65と反対側に位置し、縁部65
の寸法形状に等しい寸法形状及び輪郭を有している。
に沿って延びている。弱め線又は溝86が、弧状縁部7
0の内側に沿って延びている。弱め線85,86は、本
発明の一実施形態において重要である。というのは、こ
れら弱め線は、縁部67,70をそれぞれ(及び、フェ
ルト被覆縁部67,70を)内方又は外方へ変形させる
のに及ぼされる所要の力を少なくするよう働く。縁部6
7,70を変形させるのに必要な力又は圧力が小さい
と、本発明に従って構成された玩具が動物又は人に当た
っても縁部67,70が危害を及ぼす恐れは少ない。弱
め線を、任意所望の方法で形成することができる。例え
ば、溝85,86に代えて、ミシン目を縁部67,70
を貫通して形成して材料を縁部67,70から除去して
これらを弱めてもよい。弱め線を、弧状縁部67,70
の内側及び弧状縁部67,70の外側で縁部67,70
等を貫通して形成するのがよい。
応じて様々であってよい。しかしながら、私玩具の外面
に設けられ、動物又は人の体に当たることができる玩具
の縁部の曲率半径は好ましくは3/4インチ(1.90
5mm)以上である。これよりも大きい曲率半径を用いる
と、縁部67,70が、動物又は人の体の子又は他の部
分に突き刺さったてこれを傷つける恐れが小さくなる。
示している。さらに、図7の破線77は、縁部62に施
された接着剤を示しており、もし縁部65に施すことが
望ましい場合、半部60,61を互いに接着して図8に
示す継ぎ目線79を形成する。半部60,61を接着し
又は他の方法で互いに取り付けた後、ポリマー又はゴム
のストリップを継ぎ目線79に巻きつけてこれを覆う。
ポリマーストリップは、図8に破線78で示されてい
る。ポリマーストリップ78は、ねばねばしていて、そ
れ自体半部60,61にくっつくことができる。さもな
ければ、接着剤を利用してストリップ78を頂部60,
61に接着するのがよい。或いは、半部60,61を接
着するのに用いられた接着剤のうち幾分かが継ぎ目線7
9から漏れ出て、これを用いてストリップ78を縫い目
線79上で半部60,61に接着する。
ん取り付けると、図8に破線80で示すフェルトカバー
を半部60上に被着して、縁部82からストリップ78
とオーバーラップするようにする。図8に破線を81で
示すフェルトカバーを半部61上に被着させて、縁部8
3がストリップ78とオーバーラップするようにする。
縁部82,83は、図8に示すように互いに間隔を置い
て位置する。接着剤(図示せず)をカバー80,81又
は半部60,61に塗布すると、半部60,61へのカ
バー80,81の付着を容易にすることができる。
ったん被着させると、半部60,61を成形型88,8
9内に配置する。1又は2以上の成形型部品88,89
を移動させて半部60,61及び肩80,81を矢印1
00,101によって示される方向に圧縮する。成形型
縁部92〜95は、縁部82,83に係合して縁部8
2,83を図9の矢印96,97で示す方向に互いに引
き寄せる。成形型88,89は、ストリップ78中のポ
リマー又はゴムを加熱して軟化させ、そして硬化させ
る。成形型縁部92,95はまた、縁部82,83をス
トリップ78に内方に押し付けて、ストリップ78が軟
化する際にストリップ78への縁部92,95の付着を
容易にする。成形型88,89はまた、フェルトカバー
80,81を加熱して半部60,61へのカバー80,
81の付着を容易にする。
された厚さに対する半部60,61の壁の矢印T1によ
って示された厚さは本発明の一実施形態では重要であ
る。大抵の犬用玩具は、おそらくは犬が玩具を噛み切る
の困難にしようとして重くて厚く、しかも比較的硬質の
ゴムを利用している。しかしながら、かかるゴムは、玩
具を投げると玩具を危険な軌道に回転させる場合があ
る。本発明者の知見によれば、厚さ2.0mm〜4.0mm
に過ぎない弾力があってしなやかなゴム又はポリマー材
料と組み合わせて2.0mm〜6.0mm、好ましくは厚さ
が2.4mm〜4.0mmの範囲のフェルトカバーを利用す
ると、良好な「耐噛み砕き性」を備えると共に極めて安
全であるという追加の特徴を備えた積層品が得られる。
というのは、薄くて弾力のあるポリマー材料は変形しや
すくて硬くはなく、しかも厚手のフェルトは、犬又は他
の動物が玩具を噛んだ際に生じる力を消失させようとす
るからである。したがって、フェルトカバー80,81
の厚さと半部60,61を構成するポリマー材料の厚さ
の比は、1:3〜1.5:1、好ましくは1:2〜1:
1の範囲にある。
仕方で本発明の現時点において好ましい実施形態を説明
した。
被覆玩具の斜視図である。
の布被覆玩具の斜視図である。
空弾性の布被覆玩具の斜視図である。
向に回転しながら(とんぼ返りの状態で)跳ね返ってい
る図1の玩具の側面図である。
図である。
る上及び下半部の平面図である。
に、継ぎ目線を形成するよう上半部と下半部を互いに固
定するために接着剤がどこに付けられるかを示す図であ
る。
す側面図であり、成形可能な部材を形成するための継ぎ
目線に沿うポリマーテープの付着及びポリマーテープと
オーバーラップするフェルトカバーの付着の状態を示す
図である。
あり、フェルトカバーの縁部を引き寄せてポリマーテー
プを軟化させ、硬化させる成形可能な部材の成形方法を
示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 動物用玩具であって、(a)選択された
圧縮性気体容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に
弾性変形可能な中空の薄肉ゴム製コアを有し、前記コア
は、中心、外面、厚さ約4mm以下の壁及び中心から様々
な距離を置いて外面上に位置する点を有し、(b)前記
コアの前記外面に取り付けられている選択された厚さの
フェルトカバーを有し、前記フェルトカバーの厚さと前
記壁の厚さの比は、1:2〜1:1の範囲にあり、
(c)少なくとも1つの細長い材料の材料ストリップを
有し、前記材料ストリップは、前記フェルトカバーを前
記材料ストリップの各側に1つずつ、少なくとも2つの
領域に分離する境界線として前記外面上に延びているこ
とを特徴とする動物用玩具。 - 【請求項2】 動物用玩具であって、(a)選択された
圧縮性気体容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に
弾性変形可能な中空の薄肉ゴム製コアを有し、前記コア
は、(i)中心、(ii)外面、(iii)厚さ約3/16イ
ンチ(4.7625mm)以下の壁、(iv)中心から様々
な距離を置いて外面上に位置する点、及び(v)半径が
少なくとも3/4インチ(19.05mm)の少なくとも
1つの弧状外縁部を有し、(b)前記コアの前記外面に
取り付けられた厚さが約2mm以上のフェルトカバーを有
することを特徴とする動物用玩具。 - 【請求項3】 動物用玩具であって、(a)選択された
圧縮性気体容積部を包囲してこれを密閉した圧縮可能に
弾性変形可能な中空の薄肉ゴム製コアを有し、前記コア
は、(i)中心、(ii)外面、(iii)厚さ約3/16イ
ンチ(4.7625mm)以下の壁、及び(iv)中心から
様々な距離を置いて外面上に位置する点を有し、(b)
少なくとも1つの弧状縁部を有し、前記縁部は、前記縁
部を変形させるのに必要な力を減少させる弱め領域を有
し、(c)前記コアの前記外面に取り付けられたフェル
トカバーを有することを特徴とする動物用玩具。 - 【請求項4】 動物用玩具を製造する方法であって、
(a)玩具の上半部を形成する工程と、(b)玩具の下
半部を形成する工程と、(c)前記上半部と前記下半部
を継ぎ目線に沿って互いに締結して一体部材を形成する
工程と、(d)ポリマーテープを前記継ぎ目線に沿って
付着させる工程と、(e)フェルトカバーを前記上半部
に施して前記カバーの縁部の少なくとも1部が前記ポリ
マー底部とオーバーラップするようにする工程と、
(f)フェルトカバーを前記下半部に施して前記カバー
の縁部の少なくとも1部が前記ポリマーテープとオーバ
ーラップし、前記一体部材、ポリマーテープ及びフェル
トカバーがまとまって、成形可能な部材を形成するよう
にする工程と、(g)前記成形可能な部材を成形して前
記ポリマーテープを軟化させて硬化させ、そして前記フ
ェルトカバーの前記縁部を引き寄せる工程とを有するこ
とを特徴とする方法。
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