JP2002112120A - 撮像装置および方法 - Google Patents

撮像装置および方法

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JP2002112120A
JP2002112120A JP2000303520A JP2000303520A JP2002112120A JP 2002112120 A JP2002112120 A JP 2002112120A JP 2000303520 A JP2000303520 A JP 2000303520A JP 2000303520 A JP2000303520 A JP 2000303520A JP 2002112120 A JP2002112120 A JP 2002112120A
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vertical transfer
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voltage supply
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Koichi Harada
耕一 原田
Tomoo Mitsunaga
知生 光永
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCDイメージセンサの各画素の感度のパター
ンに自由度を持たせる。 【解決手段】 CCDイメージセンサがAND型であるとき、
最初のタイミングで第2相電源2cと第3相電源3aか
ら読出しパルスが、印加されると第2相電極5b,5d
と第3相電極6b,6dに接続されたPD8b,8dから
蓄積された電荷が垂直転送CCD7aに出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置および方
法に関し、特に、撮像される画像のダイナミックレンジ
を向上させるようにした撮像装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD(Charged Coupled Device)イメー
ジセンサを用いた撮像装置が一般に普及しつつある。
【0003】CCDイメージセンサは、固体撮像素子であ
り、ビデオカメラやデジタルスチルカメラといった撮像
機器に用いられている。このCCDイメージセンサを用い
た撮像機器は、FA(Factory Automation)における部品
検査装置や、ME(Medical Electronics)における電子
内視鏡といった光学計測装置に幅広く利用されている。
【0004】図1は、従来の撮像装置におけるインター
ライン方式のCCDイメージセンサの電気的構成を示す図
である。
【0005】第1相電源1、第2相電源2、および、第
3相電源3は、各々第1相電極4a乃至4d(以下、こ
れらをここに区別する必要がない場合、単に、第1相電
極4と称する。他の装置についても同様とする)、第2
相電極5a乃至5d、および、第3相電極6a乃至6d
を介して、垂直転送CCD(垂直転送レジスタ)7a,7
bに転送パルス(駆動電圧)を供給する。また、第2相
電源2は、垂直転送CCD7a,7bに、PD(Photo Diod
e:フォトダイオード)8a乃至8hに蓄積された電荷
の読み出しを指令する読出しパルス(駆動電圧)を供給
する。
【0006】PD8は、映像を構成する光を光電変換して
電荷を生成し、蓄積する。PD8に蓄積された電荷は、第
2相電源2から供給される読出しパルスに応じて、垂直
転送CCD7a,7bに読み出される。尚、図1におい
て、PD8は、説明の関係上4行×2列に配列された場合
を示しているが、実際には、PD8は、水平方向、およ
び、垂直方向に対してもっと多くの数だけ配列されてい
る。
【0007】垂直転送CCD7a,7bには、各PD8に対
して、3つのポリシリコン電極が配置され、これが各PD
8から読み出した電荷を蓄積するレジスタとして機能す
る。また、このポリシリコン電極は、垂直転送CCD9上
に、垂直方向に連結されたレジスタのセルを構成するよ
うに配置されており、第1相電極4、第2相電極5、お
よび、第3相電極6より供給される転送パルスにより、
ポリシリコン電極下のレジスタに蓄積した電荷を、順
次、図中下方向に連結されたレジスタに転送して、垂直
転送CCD7の端部に接続された水平転送CCD9に出力す
る。このとき、垂直転送CCD7は、各PD8より出力され
た電荷が混ざり合わないよう制御しながら、水平転送CC
D9に出力する。
【0008】第1相電極4、第2相電極5、および、第
3相電極6は、図中水平方向に配置されている。このた
め、例えば、第2相電極5aより供給される読出しパル
スに基づいて、水平方向に並んでいるPD8a,8eに蓄
積された電荷は、同期したタイミングで垂直転送CCD7
a,7bに読み出されることになる。すなわち、PD8
は、水平方向に伸びるように配置された各電極に共通に
接続されているので、水平方向に並ぶPD8の電荷は、同
期したタイミングで(同時に)垂直転送CCD7に読み出
される。また、垂直転送CCD7a,7bが各PD8より出
力された電荷を水平転送CCD9に転送する際の転送パル
スも、第1相電極4a乃至4d、第2相電極5a乃至5
d、および、第3相電極6a乃至6d毎に、水平方向に
対して同期したタイミングで供給される。
【0009】水平転送CCD9は、駆動電源10a,10
bにより供給される転送パルスにより駆動され、垂直転
送CCD7a,7bより転送されてきた、各PD8より読み
出された電荷を出力端子11に出力する。
【0010】ところで、上述のCCDイメージセンサを用
いて、ダイナミックレンジを向上させるため、異なる感
度のPD8を利用して画像を撮像し、合成させる手法が提
案されている。
【0011】第1の手法として、光学的に複数の透過率
の異なる光軸に分岐させた入射光をそれぞれの光軸上に
配置させたCCDイメージセンサで計測することが、特開
平8−223491、特開平7−254965、特開平
7−254966、特開平8−340486、特開平1
0−069011、または、U.S. Patent 580177
3に記載されている。
【0012】また、第2の手法として、1つのCCDイメ
ージセンサを用いて、露光時間を分割し、異なる時刻
で、かつ、異なる時間幅で、複数枚の画像を撮像した
後、それらを合成する手法が、特開平8−33146
1、特開平7−254965、U.S.Patent 54206
35、U.S. Patent 5455621、特開平6−141
229、U.S. Patent 5801773、U.S. Patent 5
638118、または、U.S.Patent 5309243に
記載されている。
【0013】さらに、第3の手法として、1つのCCDイ
メージセンサを用いて、CCDイメージセンサの各受光素
子の感度を異なるようにして撮像した後、複数の異なる
感度の受光素子で計測された信号を合成させる手法が、
U.S. Patent 5789737、特開昭59−21735
8、または、U.S. Patent 5420635に記載されて
いる。これらにおいては、1つのCCDイメージセンサ内
の受光素子の感度を変える手段として、各受光素子上に
透過率の異なるフィルタを張る方法が提案されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
手法は、複数のCCDイメージセンサと、光を分岐させる
複雑な光学系が必要となるため、製造コストや装置規模
が大きくなってしまうと言う課題があった。
【0015】また、第2の手法は、異なる感度で計測さ
れた情報が異なる時刻で、かつ、異なる時間幅で得られ
ることになるため、時々刻々と光強度が変化する動的な
シーン(画像)を正しく撮像することができないことが
あるという課題があった。
【0016】さらに、第3の手法は、上記の2つの手法
とは異なり、装置が複雑になるといった課題や、動的な
シーンを正確に撮像することができない場合があるとい
った課題を解消することができる。しかしながら、第3
の手法は、透過率の異なるフィルタを張ることによる感
度制御がなされるので、CCDイメージセンサの製造時に
各受光素子の感度が固定されることになるため、可変制
御することができなくなり、ダイナミックレンジ拡大率
を状況に合せて可変に制御することが困難になるという
課題があった。
【0017】この各受光素子の感度が固定されることに
より、ダイナミックレンジ拡大率を状況に合せて可変に
制御することが困難になるという課題に対して、特開平
9−191099には、第1の蓄積時間の後に、選択さ
れた列の信号を読出し、その後、電子シャッタをかけ、
続く第2の蓄積時間の後に、上記列以外の列の信号を読
み出すことによりダイナミックレンジを拡大することが
記載されている。しかしながら、この手法でも、フィル
タを張る手法のような感度の空間パターンの設計に自由
度がないという問題があり、例えば、垂直方向に3種類
以上の複数の露光時間を有する信号を得ることができな
いという課題があった。
【0018】これらの課題は、従来の読出しパルスが、
第2相電源2より、図1中の水平方向に伸びる第2相電
極5を介して供給されているため、垂直転送CCD7に電
荷が読み出されるタイミングが、水平方向に並ぶPD8毎
に同期してしまうことに起因している。すなわち、従来
の構成では、CCDイメージセンサの各PD8が電荷を蓄積
し始めてから蓄積した電荷を転送するまでの、いわゆる
露出時間が、水平ライン毎に同一となるので、この露出
時間により設定される各PD8の感度を水平方向に対して
変化させることができず、PD8の空間パターンを自由に
設定することができないという課題があった。
【0019】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、CCDイメージセンサの各受光素子(PD)の
感度の空間パターンに自由度をもたせ、動的シーンも正
確に、かつ、広ダイナミックレンジで撮像できるように
するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、光
を受光し、受光した光を光電変換して電荷を蓄積する、
水平方向、および、垂直方向に配置された複数の受光素
子と、受光素子により蓄積された電荷を垂直方向に転送
する複数の垂直転送レジスタと、複数の垂直転送レジス
タと平行に配置され、垂直転送レジスタのうちの所定の
ものに、その駆動電圧を供給する第1の駆動電圧供給電
極とを備えることを特徴とする。
【0021】前記受光素子により蓄積された電荷を垂直
転送レジスタに転送する転送ゲートをさらに設けさせる
ようにすることができ、第1の駆動電圧供給電極には、
転送ゲートに、受光素子により蓄積された電荷を垂直転
送レジスタに転送させる駆動電圧もさらに供給させるよ
うにすることができる。
【0022】前記複数の垂直転送レジスタと垂直に配置
され、複数の垂直転送レジスタに駆動電圧を同時に供給
する第2の駆動電圧供給電極をさらに設けさせるように
することができる。
【0023】前記垂直転送レジスタには、第1の駆動電
圧供給電極、および、第2の駆動電圧供給電極のいずれ
か一方、または、両方から供給される電圧により、受光
素子により蓄積された電荷を、垂直方向に転送させるよ
うにすることができる。
【0024】前記転送ゲートには、第1の駆動電圧供給
電極、および、第2の駆動電圧供給電極のいずれか一
方、または、両方から供給される電圧により受光素子に
より蓄積された電荷を前記垂直転送レジスタに転送させ
るようにすることができる。
【0025】前記第1の駆動電圧供給電極、および、前
記第2の駆動電圧供給電極は、転送ゲート上において、
互いに電荷が転送される方向に対して垂直に配置させる
ようにすることができる。
【0026】前記第1の駆動電圧供給電極、および、前
記第2の駆動電圧供給電極は、転送ゲート上において、
互いに電荷が転送される方向に対して平行に配置させる
ようにすることができる。
【0027】本発明の撮像方法は、駆動電圧供給電極
が、複数の垂直転送レジスタの駆動電圧を垂直転送レジ
スタのうちの所定のものに供給することを特徴とする。
【0028】本発明の撮像装置および方法においては、
受光素子により蓄積された電荷を垂直方向に転送する複
数の垂直転送レジスタと平行に配置される第1の駆動電
圧供給電極により、垂直転送レジスタのうちの所定のも
のに、その駆動電圧が供給される。
【0029】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係るデジタルス
チルカメラの一実施の形態の構成を示す図である。図示
せぬ被写体からの光Lは、シャッタ21、および、レン
ズ22を透過し、絞り23により調整されて、適度な明
るさでCCDイメージセンサ24に入射する。このとき、
レンズ22は、図示せぬ被写体からの光Lからなる映像
が、CCDイメージセンサ24上で結像されるように焦点
位置を調整する。
【0030】CCDイメージセンサ24は、複数の受光素
子(後述する図12のPD8)により構成されており、レ
ンズ22および絞り23を介して入射された光Lを光電
変換し、映像を電気信号に変換して、後段のCDS回路(C
orrelated Double Sampling:相関2重サンプリング回
路)25に出力する。
【0031】CDS回路25は、CCDイメージセンサ24よ
り入力される信号を基準信号と比較し、その差電圧をサ
ンプリングし、これを映像信号としてA/D変換回路(Ana
log/Digital変換回路)26に出力する。A/D変換回路2
6は、CDS回路25より入力されたアナログ信号をデジ
タル信号に変換し、DSP(Digital Signal Processor)
27に出力する。
【0032】DSP27は、CPU(Central Processing Uni
t)34により制御され、A/D変換回路26より入力され
た信号を所定の映像データに変換し、D/A変換回路(Dig
ital/Analog変換回路)30、または、CODEC(Coder De
coder)28に出力する。また、DSP27は、CODEC28
より入力された映像データをD/A変換回路30に出力す
る。CODEC28は、DSP27より入力された映像データを
所定の方法でコーディングし、メモリ29に記憶させる
と共に、メモリ29に記憶されているデータを読み出
し、デコードしてDSP27に出力する。
【0033】D/A変換回路30は、DSP27より入力され
た映像データのデジタル信号をアナログ信号に変換し、
ビデオエンコーダ31に出力する。ビデオエンコーダ3
1は、D/A変換回路30より入力されたアナログ信号の
映像データを所定のビデオ信号に変換し、ビデオモニタ
32に出力し、映像を表示させる。
【0034】CPU34は、デジタルスチルカメラのバス
33に接続されたDSP27、CODEC28、メモリ29、絞
りコントローラ35、および、タイミングジェネレータ
36を制御している。
【0035】絞りコントローラ35は、DSP27に送ら
れた画像の明るさが適度な明るさを保つようにその制御
値がCPU34により設定され、その制御値に従って絞り
23を制御する。具体的には、CPU34がDSP27に保持
されている画像から適当な個数の輝度値のサンプルを獲
得し、その平均値があらかじめ定められた適当とされる
輝度の範囲に収まるように絞り23の制御値を設定す
る。
【0036】タイミングジェネレータ36は、CPU34
により制御され、CCDイメージセンサ24、CDS回路2
5、A/D変換回路26、および、DSP27の動作に必要と
されるタイミングパルスを発生し、供給する。操作部3
7は、ユーザが、デジタルスチルカメラを動作させると
き操作され、図3に示すような構成となっている。
【0037】図3に示すように、操作部37のキャプチ
ャボタン41は、プッシュボタンで構成され、静止画を
撮像するとき、ユーザにより押下される。アクションモ
ード切替スイッチ42は、アクションモードを設定する
ための上下にスライドする切替スイッチであり、図中上
段から“record”、“off”、および、“play”の文字
が表示されており、セットされた位置のアクションモー
ドに設定される。今の場合、アクションモード切替スイ
ッチ42は、“off”の位置にセットされている。尚、
アクションモードについては、後述する。
【0038】露出モード切替スイッチ43は、露出モー
ドを切替えるスイッチであり、図中上段から“SVE(Spa
tially Varying Exposure)”、および、“normal”の
文字が表示されており、スイッチがセットされた位置の
露出モードに設定される。今の場合、露出モード切替ス
イッチ43は、“normal”の位置にセットされている。
尚、露出モードについては、後述する。
【0039】次に、図4乃至図10を参照して、各アク
ションモードと、アクションモード毎のデジタルスチル
カメラの動作について説明する。図3に示すように、ア
クションモード切替スイッチ42が、“off”の位置に
セットされているとき、アクションモードは、図4の状
態遷移図の「off状態」となっており、デジタルスチル
カメラは停止した状態になっている。
【0040】この状態から、アクションモード切替スイ
ッチ42が、上方向にスライドされて、図5に示すよう
に“record”の位置にセットされると、アクションモー
ドは、図4の番号1に示すように、「off状態」から
「モニタ状態」に遷移する。
【0041】「モニタ状態」のとき、デジタルスチルカ
メラは、図6に示すように、CPU34が、タイミングジ
ェネレータ36を制御してドラフト読出用のタイミング
パルスを出力させる。これに基づいて、CCDイメージセ
ンサ24、CDS回路25、A/D変換回路26、DSP27
は、シャッタ21、レンズ22、および、絞り23を透
過した光Lからなる映像を、画像信号としてドラフト読
出しし、D/A変換回路30に出力する。D/A変換回路30
は、入力された画像信号をデジタル信号からアナログ信
号に変換し、ビデオエンコーダ31に出力する。さら
に、ビデオエンコーダ31は、入力されたアナログ信号
をビデオ信号に変換し、ビデオモニタ32に表示させ
る。また、同様にして、アクションモード切替スイッチ
42が、“off”の位置に戻されると、図4の番号2に
示すように「モニタ状態」から「off状態」に戻る。
【0042】尚、ドラフト読出しについては、後述す
る。また、図6においては、「モニタ状態」で、デジタ
ルスチルカメラの動作に関与している回路は、実線で示
されており、直接動作に関与していない回路は、点線で
示されている。以下の説明においても同様に図示が行わ
れる。
【0043】アクションモード切替スイッチ42が、
“record”の位置にセットされた状態で、すなわち、図
4中の「モニタ状態」のとき、図7に示すようにキャプ
チャボタン41が押下されると、図4の番号3に示すよ
うに、「モニタ状態」から「キャプチャ状態」に状態が
遷移する。
【0044】「キャプチャ状態」のとき、デジタルスチ
ルカメラは、図8に示すように、CPU34が、タイミン
グジェネレータ36を制御して全画素読出用のタイミン
グパルスを出力させる。これに基づいて、CCDイメージ
センサ24、CDS回路25、A/D変換回路26、DSP27
は、シャッタ21、レンズ22、および、絞り23を透
過した光Lからなる映像を、1フレーム分だけ全画素読
出しし、DSP27によりガンマ補正等の処理を施させた
後、CODEC28に出力する。CODEC28は、DSP27より
入力された1フレーム分の画像データを所定の形式で圧
縮符号化し(コーディングし)、メモリ29に記憶させ
る。さらに、「キャプチャ状態」は、この画像データが
メモリ29に書き込まれた時点で終了し、図4の番号4
に示すように、「キャプチャ状態」から「モニタ状態」
に戻る。
【0045】「モニタ状態」で、ユーザが、アクション
モード切替スイッチ42を操作して、図9に示すよう
に、“play”の位置にセットすると、デジタルスチルカ
メラは、図4中の番号5に示すように「モニタ状態」か
ら「再生状態」に遷移する。同様にして、「off状態」
で、ユーザが、アクションモード切替スイッチ42を操
作して、“play”の位置にセットしても、デジタルスチ
ルカメラは、図4中の番号7に示すように「off状態」
から「再生状態」に状態が遷移する。
【0046】「再生状態」のとき、デジタルスチルカメ
ラは、図10に示すように、CPU34がタイミングジェ
ネレータ36を停止させて、CCDイメージセンサ24か
らの読出しを停止させる。さらに、CPU34は、CODEC2
8を制御して、メモリ29に記憶されている画像データ
を読み出させて、復号処理させた後、DSP27に出力さ
せる。DSP27は、CPU34により制御されて、CODEC2
8から出力された画像データをビデオ信号のフォーマッ
トに合せるためのダウンサンプリング処理を施し、D/A
変換回路30に出力する。D/A変換回路30は、DSP27
より入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換し、
ビデオエンコーダ31に出力する。ビデオエンコーダ3
1は、D/A変換回路30より入力されたアナログ信号を
ビデオ信号に変換し、ビデオモニタ32に表示させる。
【0047】もちろん、「再生状態」のときに、ユーザ
が、アクションモード切替スイッチ42を操作して、
“record”の位置にセットすると、デジタルスチルカメ
ラは、図4中の番号6に示すように「再生状態」から
「モニタ状態」に遷移し、また、同様に、“off”の位
置にセットすれば、図4中の番号8に示すように「再生
状態」から「off状態」に遷移する。
【0048】次に、図11を参照して、露出モードにつ
いて説明する。露出モードは、上記の「キャプチャ状
態」の時に有効な、CCDイメージセンサ24の露出状態
を設定するもので、アクションモードとは独立に設定さ
れるモードである。露出モードには、「Normalモード」
と「SVEモード」の2つのモードがある。「Normalモー
ド」は、CCDイメージセンサ24の各受光素子(後述す
る図12のPD8)の露出時間を全て一定にする(全ての
受光素子の感度を一定にする)露出モードである。これ
に対して、「SVEモード」は、各受光素子の露出時間
を、受光素子毎に、いくつかのパターンで変化させる露
出モードである。
【0049】図3に示すように、ユーザが、露出モード
切替スイッチ43を操作して、“normal”の位置にセッ
トすると、露出モードは、図11の「Normalモード」に
セットされる。また、図3に示す露出モード切替スイッ
チ43が、図中上方向にスライドされて、“SVE”の位
置にセットされると、図11の番号21に示すように、
露出モードは「SVEモード」に遷移する。同様に、「SVE
モード」のとき、露出モード切替スイッチ43が、図3
に示すように“normal”の位置に戻されると、番号22
に示すように、露出モードは、「SVEモード」から「Nor
malモード」に遷移する。
【0050】次に、図12を参照して、CCDイメージセ
ンサ24の電極構成の詳細について説明する。尚、図1
2以降の図面の説明においては、従来の場合と対応する
部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略
する。
【0051】第1相電極4(図中破線で表示)、およ
び、第2相電極5(図中点線で表示)は、水平方向に伸
びるように配置されており、さらに、第2相電極5は、
転送ゲート61に接続されている。すなわち、図中、例
えば、第1相電極4aと第2相電極5aは、PD8a,8
e,8iを上下から挟み込むように水平方向に配置され
ている。また、同様にして、第1相電極4bと第2相電
極5bは、PD8b、8f、8jを上下から挟み込むよう
に水平方向に配置されている。
【0052】第3相電極6(図中実線で表示)は、垂直
方向に伸びるように配置され、垂直方向に並ぶPD8の転
送ゲート61に接続されている。すなわち、例えば、第
3相電極6aは、垂直方向に並ぶPD8e,8f,8g,
8hの転送ゲート61a,61b,61c,61dに接
続されている。第2相電極5は、第3相電極6との交差
部分に上方向に突出する凸部が設けられており、その一
部分が転送ゲート61に接触するように構成されている
(接続されている)。
【0053】図13は、図12に示されているCCDイメ
ージセンサ24の線分AA'で示される部分の図12中
左側面方向から見た断面を示している。図13に示すよ
うに、第2相電極5は、側面から見ると階段状の形状を
しており、図12中の上下方向で(図13中の左右方向
で)段差のある構造となっている。第2相電極5の図1
2中の下方(図13中の右方)では、第2相電極5の下
層に第1相電極4が配置されている。さらに、図13中
の垂直方向(厚さ方向)に対して、第1相電極5と第2
相電極6を覆うように、最上層として第3相電極6が設
けられている。
【0054】転送ゲート61は、第2相電極5または第
3相電極6から印加される読出しパルスに基づいて、PD
8で、光電変換されて蓄積された電荷を垂直転送CCD7
に送り出す。図12に示すように、転送ゲート61は、
PD8との接合面に対して垂直方向に(PD8から出力され
る電荷が転送される方向(図12の左右方向)に)、第
2層電極5と第3相電極6が、(第2層電極5と第3相
電極6とが互いに平行に)接触する構造となっている。
このため、転送ゲート61は、第2相電極5、または、
第3相電極6のいずれか一方から、電荷読出しパルスが
印加されるとPD8の電荷を垂直転送CCD7に転送する。
図12に示すように、第2相電極5、または、第3相電
極6のいずれか一方から電荷読出しパルスが印加された
ときに、PD8の電荷が垂直転送CCD7出力されるCCDイメ
ージセンサ24は、以下の説明において、特にOR型CCD
イメージセンサと呼ぶものとする。
【0055】これに対して、図14に示すように、転送
ゲート61上でPD8との接合面に平行に(PD8から出力
される電荷が転送される方向と垂直方向(図14におい
て上下方向)に)、第2相電極5と第3相電極6とが接
触する構造となっている場合、転送ゲート61は、第2
相電極5と第3相電極6の両電極から読出しパルスが印
加されたときにのみPD8の電荷を垂直転送CCD7に転送
させる。図14に示されたように、第2相電極5、およ
び、第3相電極6の両電極から電荷読出しパルスが印加
されたときにPD8の電荷を出力させるCCDイメージセン
サは、特に、AND型CCDイメージセンサと呼ぶものとす
る。
【0056】次に、CCDイメージセンサ24のドラフト
読出しと全画素読出しについて説明する。CCDイメージ
センサ24の各PD8の電荷の読出し方法には、上記のよ
うにドラフト読出しと全画素読出しがあり、全画素読出
しは、CCDイメージセンサ24の全てのPD8で受光し、
蓄積された電荷を出力させるものである。これに対し
て、ドラフト読出しは、全てのPD8の中の一部から電荷
を出力させるものである。
【0057】図15は、ドラフト読出しをするときのCC
Dイメージセンサ24の電気的構成を示している。基本
的には、図1の構成と同様であるが、従来の構成と異な
るのは、第2相電源2が、第2相電源2a,2bの2つ
に分けられており、第2相電源2aは、第2相電極5c
に接続され、第2相電源2bは、第2相電極5a,5
b,5dに接続されている。すなわち、第2相電源2a
と第2相電源2bは、1:3の比率で第2相電極5に接
続されている。尚、図15においては、第2相電源2
が、物理的に、第2相電源2aと第2相電源2bの2つ
に分けられているように表示されているが、実際には、
各電極への読出しパルスの印加タイミングが上記の構成
となるように制御される。
【0058】CCDイメージセンサ24が上述のOR型(図
12のような構成)であるとき、第2相電源2a(第2
相電極5c)のみが、読出しパルスを出力すると、全PD
8のうち、対応するライン上のPD8c,8gのみから電
荷が出力されることになる。従って、このとき、CCDイ
メージセンサ24の全体のPD8の1/4から、電荷が出
力されることになるので、垂直転送CCD7の転送速度を
4倍にすることができるので、高速処理を実現させるこ
とができる。
【0059】このドラフト読出しは、上述のように「モ
ニタ状態」において使用されるモードである。このとき
デジタルスチルカメラは、ビデオモニタ32に、CCDイ
メージセンサ24により撮像される被写体を表示させる
だけなので(記録させないので)、CCDイメージセンサ
24の全体のPD8の1/4の電荷から画像を構成するこ
とで、画質は低下するが、被写体の映像を高速で表示さ
せることが可能となる。
【0060】また、CCDイメージセンサ24が上述のAND
型(図14のような構成)である場合、第2相電源2a
と第3相電源3の両方が読出しパルスを出力すると、や
はり、対応するライン上のPD8c,8gからのみ電荷が
出力されることになる。
【0061】次に、全画素読出しについて説明する。全
画素読出しは、さらに、NormalモードとSVEモードの2
つの露出モードによりその動作が分けられる。Normalモ
ードの全画素読出しは、上述のように従来のCCDイメー
ジセンサにより実行されてきた読出し方式と同様の読出
し方式である。すなわち、この方式は、図4における
「キャプチャ状態」のとき、CCDイメージセンサ24の
全てのPD8に対して、一定の露光時間により蓄積される
電荷を読み出す方式である。
【0062】これに対して、露出モードが、SVEモード
である場合の全画素読出しでは、各PD8の露出時間がい
くつかのパターンに分けて受光され、異なる感度で受光
された電荷が読み出される。
【0063】図16は、SVEモードのときのCCDイメージ
センサ24の電気的構成を示している。SVEモードにお
いても、基本的には、図1の構成と同様であるが、従来
の構成と異なるのは、第2相電源2が、第2相電源2
a,2b,2cの3相に分けられており、さらに、第3
相電源3も、第3相電源3a,3bの2相に分けられて
いることである。
【0064】図16に示すように、第2相電源2aは、
第2相電極5cに、第2相電源2bは、第2相電極5a
に、第2相電源2cは、第2相電極5b,5dにそれぞ
れ接続されている。また、第3相電源3aは、第3相電
極6a,6b,6c、および、6dに、第3相電源3b
は、第3相電源3aが接続されている第3相電極6a,
6b,6c、および、6dの列に隣接する列の第3相電
極6a',6b',6c'、および、6d'に、それぞれ接
続されている。
【0065】このように接続されることにより、第2相
電極2に接続されるPD8を水平方向に対して1行おきに
制御することができると共に、第3相電極3に接続され
るPD8を垂直方向に1列おきに制御することが可能とな
る。このため、PD8の露出時間をいくつかのパターンに
変化させて、PD8により蓄積された電荷を垂直転送CCD
7に出力させることが可能となる。
【0066】次に、図17のタイミングチャートを参照
して、アクションモード切替スイッチ42が、“recor
d”の位置にセットされて、かつ、露出モード切り替え
スイッチ43が“normal”の位置にセットされた状態
で、キャプチャボタン41が押下されたときのCCDイメ
ージセンサ24の動作を説明する。
【0067】ここで、図17(A)は、図4に対応する
状態を示しており、図17(B)は、CCDイメージセン
サ24の動作内容を示している。図17(C)は、キャ
プチャボタン41が押下されたタイミングを示してい
る。図17(D)は、タイミングジェネレータ36から
出力された垂直同期パルスを示している。図17(E)
は、基板電圧制御信号(リセットパルス)を示してお
り、Highが、リセットパルスが印加された状態を示して
いる。図17(F)は、シャッタ21の開閉タイミング
を示しており、Highはシャッタが開いた状態を示し、Lo
wはシャッタが閉じた状態を示している。図17(G)
乃至図17(L)は、第1相電源1、第2相電源2a,
2b,2c、第3相電源3a,3bから出力される読出
しパルス、および、転送パルスを示している。なお、基
準位置より高い信号(上方に示されている信号)が読出
しパルスを示し、基準位置より低い信号(下方に示され
ている信号)が転送パルスを示している。図17(M)
は、CCDイメージセンサ24から画像データが出力され
るタイミングを示している。
【0068】時刻t0において、ユーザが、アクション
モード切替スイッチ42を操作して、“record”の位置
にセットすると、デジタルスチルカメラは、図4の「モ
ニタ状態」に入り、同時に、ドラフト読出しが始まる。
このとき、図17(D)に示すように、垂直同期パルス
が、時刻t0,t12,t14において、読み込まれる画像
の1フレームに対応するタイミングで、タイミングジェ
ネレータ36より出力される。また、同時に、図17
(G)乃至図17(L)に示すように、第1相電源1、
第2相電源2a,2b,2c、第3相電源3a,3bか
ら転送パルスが出力される。また、図17(E),図1
7(H)に示すように、この垂直同期パルスに同期し
て、基板電圧制御信号と、第2相電極2aからの読出し
パルスが出力される(尚、読出しパルスは、正確には、
垂直同期パルスの直前のタイミングで出力されてい
る)。基板電圧制御信号は、タイミングジェネレータ3
6から出力される信号である。この基板電圧制御信号
が、出力されている間(例えば、時刻t0乃至t31
は、PD8で生じた(光電変換された)電荷は、基板方向
に開放されるように制御されるので、蓄積されない状態
となる(蓄積された電荷がリセットされる)。この基板
電圧制御信号により、撮像される映像の各フレーム毎に
一定の期間だけPD8が電荷を蓄積するように制御され
る。
【0069】図18は、図17(A)の「モニタ状態」
の期間を拡大して表示したものである。ここで、図18
(A)は、図4に対応するデジタルスチルカメラの状態
を示しており、図18(B)は、CCDイメージセンサ2
4の動作内容を示している。図18(C)は、タイミン
グジェネレータ36から出力された垂直同期パルスを示
している。図18(D)は、タイミングジェネレータ3
6から出力された水平同期パルスを示している。図18
(E)は、基板電圧制御信号を示している。図18
(F)は、シャッタ21の開閉タイミングを示してい
る。図18(G)乃至図18(L)は、第1相電源1、
第2相電源2a,2b,2c、第3相電源3a,3bか
ら出力される読出しパルス、および、転送パルスを示し
ている。図18(M)は、CCDイメージセンサ24から
画像データが出力されるタイミングを示している。
【0070】図18(D)に示すように、水平同期パル
スは、垂直同期パルスが出力された直後の時刻(例え
ば、時刻t11)から出力され、1フレーム(垂直同期パ
ルスのインターバル)の総水平ライン数の1/4の数だ
け出力される。今の場合、水平同期パルスの1つのイン
ターバルとして、例えば、時刻t11乃至t62の間には、
各電極から出力される電荷転送パルスが、4個存在して
いる。すなわち、ドラフト読出しの場合、CCDイメージ
センサ24は、図15に示す構成となるので、第2相電
極2aから、例えば、時刻t11のタイミングで供給され
る読出しパルスにより、CCDイメージセンサ24の全PD
8の1/4のPD8から電荷が出力される。
【0071】図18(M)に示すように、CCDイメージ
センサ24からの信号の出力は、最初の水平ラインのPD
8の転送が終了した直後(時刻t41=時刻t62)から開
始され、次の垂直同期パルスの直前の時刻(例えば、時
刻t12)に終了する。このような処理により、時刻t41
乃至t12の間に、全画素数に対して1/4に間引きされ
た1フレーム分の画像データが出力され、さらに、この
処理が繰り返される。
【0072】次に、図19は、図17の「キャプチャ状
態」の期間を拡大して表示したタイミングチャートであ
る。ここで、図19(A)は、図4に対応する状態を示
しており、図19(B)は、CCDイメージセンサ24の
動作内容を示している。図19(C)は、キャプチャボ
タン41が押下されたタイミングを示している。図19
(D)は、タイミングジェネレータ36から出力された
垂直同期パルスを示している。図19(E)は、タイミ
ングジェネレータ36から出力された水平同期パルスを
示している。図19(F)は、基板電圧制御信号を示し
ている。図19(G)は、シャッタ21の開閉タイミン
グを示している。図19(H)乃至図19(M)は、第
1相電源1、第2相電源2a,2b,2c、第3相電源
3a,3bから出力される読出しパルス、および、転送
パルスを示している。図19(N)は、CCDイメージセ
ンサ24から画像データが出力されるタイミングを示し
ている。
【0073】「キャプチャ状態」は、図19(C)に示
すように、キャプチャボタン41が押下されたことを示
すパルスが終了する時刻t2から開始される。「キャプ
チャ状態」では、「掃出し動作」、「露出動作」、およ
び、「全画素読出し動作」が順次実行される。「掃出し
動作」は、PD8に蓄積された電荷と、垂直転送CCD7、
および、水平転送CCD9に蓄積されている電荷(ドラフ
ト読出し中に転送していた電荷)を全て放出する動作で
あり、図19(F)に示すように、時刻t16(=t2
乃至t33において、基板電圧制御信号が印加されて、PD
8の蓄積電荷が基板に開放されると共に、図19(H)
乃至図19(M)に示すように垂直転送CCD7、およ
び、水平転送CCD9で転送中の電荷を全て掃出させる。
【0074】「露出動作」は、図19(F)に示すよう
に、「掃出し動作」が終了する時刻t 33から開始される。
このとき、基板電圧制御信号がLowの状態になることに
より、PD8は電荷の蓄積を開始する。タイミングジェネ
レータ36は、CCDイメージセンサ24へのパルスの出
力を停止するように制御されるので、図19(H)乃至
図19(M)に示すように、第1相電源1、第2相電源
2a,2b,2c、第3相電源3a,3bから読出しパ
ルス、および、転送パルスが出力されない。このため、
垂直転送CCD7は、電荷の転送を停止する(「掃出し動
作」で電荷が掃出されているので垂直転送CCD7上には
電荷は無い)。また、「露出動作」は、図19(G)に
示すように、予め設定されたタイミングでシャッタが閉
じる状態まで継続される。
【0075】「全画素読出し動作」は、図19(G)に
示すように、シャッタが閉じたタイミングから開始され
る。また、シャッタが閉じるタイミングに対応して、時
刻t 81において、PD8の読出しパルスが、第2相電極2
a,2b,2cより、全てのPD8に対して、同時に出力
される(OR型の場合)(AND型の場合は、第3相電極3
a,3bからも読出しパルスが出力される)。これを受
けて、PD8は、蓄積していた電荷を垂直転送CCD7に出
力する。また、基板電圧制御信号がHighの状態となるの
で、PD8には、新たに電荷が蓄積されない状態になる。
【0076】この状態で、シャッタが閉じる時刻t18
り、第1相電源1、第2相電源2a,2b,2c、第3
相電源3a,3bは、PD8の水平ラインの数だけ、転送
パルスを出力し、垂直転送CCD7にPD8から出力された
電荷を順次水平転送CCD9に転送させる。尚、第1相電
極1、第2相電極2a,2b,2c、第3相電源3a,
3bから出力する転送パルスが、図19(H)に示すよ
うに、第1相電極の最初の立上りパルスが、時刻t71
立上り、図19(I),図19(J),図19(K)に
示すように、第2相電極2a,2b,2cの立下りパル
スが、時刻t82(=時刻t91=時刻t101)に立下り、
図19(L)に示すように、第3相電極3a,3bの立
上りパルスが、時刻t111(=時刻t121)に立上ってい
るように、パルスにずれが存在するのは、垂直転送CCD
7に電荷を転送させるためである。また、CCDイメージ
センサ24の出力は、図19(N)に示すように、シャ
ッタが閉じられた時刻t19から開始される。
【0077】次に、アクションモード切替スイッチ42
が、“record”の位置にセットされて、かつ、露出モー
ド切り替えスイッチ43が“SVE”の位置にセットされ
た状態で、キャプチャボタン41が押下されたときのCC
Dイメージセンサ24の動作を説明する。
【0078】基本的な動作は、上述の露出モード切替ス
イッチ43が“normal”に設定されたときの動作と同様
であるが、露出動作のみが異なるので、ここでは、露出
モードがSVEモードの場合の露出動作について説明す
る。
【0079】図20を参照して、CCDイメージセンサ2
4が、OR型であるときのSVEモードの「露出動作」につ
いて説明する。ここで、図20(A)は、CCDイメージ
センサ24の動作内容を示している。図20(B)は、
タイミングジェネレータ36から出力された垂直同期パ
ルスを示している。図20(C)は、タイミングジェネ
レータ36から出力された水平同期パルスを示してい
る。図20(D)は、基板電圧制御信号を示している。
図20(E)は、シャッタ21の開閉タイミングを示し
ている。図20(F)乃至図20(K)は、第1相電源
1、第2相電源2a,2b,2c、第3相電源3a,3
bから出力される読出しパルスと転送パルスを示してい
る。尚、以下の説明においては、説明の便宜上、露出動
作の期間を水平同期パルス16個分とする。また、1個
のPD8が、水平同期パルスの1個のインターバルの間に
蓄積できる電荷量を1Qと表すものとする(ただし、露
出動作中に受光される光強度は変化しないものとす
る)。
【0080】露出動作が、時刻t33において、開始され
ると、全てのPD8で電荷の蓄積が開始される。図21
は、PD8毎の電荷量を示している。ここで、図21
(A)は、CCDイメージセンサ24の動作内容を示して
いる。図21(B)は、タイミングジェネレータ36か
ら出力された垂直同期パルスを示している。図21
(C)は、タイミングジェネレータ36から出力された
水平同期パルスを示している。図21(D)は、基板電
圧制御信号を示している。図21(E)乃至図21
(H)は、PD8a,8b,8e、および、8f(図16
中の上部の2行×2列のPD8)が蓄積している電荷量を
示している。尚、図中の太実線で示す電荷量が、各PD8
が、垂直転送CCD7に出力される電荷量を示している。
【0081】図20(C),図21(C)に示すよう
に、1個目の垂直同期パルスが出力される直前の時刻t
151に、第2相電源2cと第3相電源3aから読出しパ
ルスを出力させると、第2相電極5b,5dに接続され
たPD8b,8d,8f、および、8hから電荷が出力さ
れるとともに、第3相電極6a乃至6dに接続された、
PD8a乃至8dから電荷が出力される。従って、図21
(E),図21(F),図21(H)に示すように、1
Qの電荷量が、PD8a,8b,8fより垂直転送CCD7に
より読み出される。このとき、転送パルスは、出力され
ていないので、PD8a,8b,8fより出力された電荷
は垂直転送CCD7上のそれぞれのPD8に対応するポリシ
リコン電極に蓄積される。すなわち、今の場合、時刻t
151において、垂直転送CCD7上には、PD8a,8b,8
e,8fから出力された電荷が、それぞれ、PD8a:PD
8b:PD8e:PD8f=1Q:1Q:0Q:1Qのように蓄
積されている。
【0082】その直後に、図20(D)に示すように、
基板電圧制御信号が、時刻t131で印加される。この結
果、図21(E)乃至図21(H)に示すように、各PD
8に蓄積された電荷が放出され、蓄積電荷量がゼロに戻
る。そして、基板電圧制御信号のパルスが、消滅した時
刻t132から、図21(E)乃至図21(H)に示すよ
うに再び電荷の蓄積が開始される。
【0083】図20(G),図20(H)に示すよう
に、7個目の水平同期パルスが出力される直前の時刻t
141では、図21(E)乃至図21(H)に示すように、
各PD8には、6Qの電荷量が蓄積されていることにな
る。このとき、第2相電源2a,2bから読出しパルス
を出力すると、図21(E),図20(G)に示すよう
に、第2相電極2a,2bに接続されたPD8a,8eか
ら6Qの電荷が、垂直転送CCD7に出力される。このと
き、時刻t151で、PD8aより出力されて、垂直転送CCD
7のレジスタ上のポリシリコン電極に蓄積された1Qの
電荷は、転送されていないので、さらに加算されて、7
Qの電荷が、蓄積されることになる。すなわち、今の場
合、時刻t141において、垂直転送CCD7上には、PD8
a,8b,8e,8fから出力された電荷が、それぞ
れ、PD8a:PD8b:PD8e:PD8f=7Q:1Q:6
Q:1Qのように蓄積されている。
【0084】その直後の時刻t133に、図20(D)に
示すように、基板電圧制御信号のパルスが、入力される
と図21に示すように、全てのPD8に蓄積された電荷量
はゼロに戻る。そして、基板電圧制御信号のパルスが、
消滅した時刻t134から、図21(E)乃至図21
(H)に示すように再び電荷の蓄積が開始される。
【0085】さらに、露出動作の期間が終了する直前の
時刻t161では、各PD8には、9Qの電荷量が蓄積されて
いることになる。このとき、再び第3相電源3aから読
出しパルスが出力されると、図21(E),図21
(F)に示すように、第3相電極6a,6bに接続され
たPD8a,8bから9Qの電荷が出力されることにな
る。すなわち、今の場合、時刻t161において、垂直転
送CCD7上には、PD8a,8b,8e,8fから出力さ
れた電荷が、それぞれ、PD8a:PD8b:PD8e:PD8
f=16Q:10Q:6Q:1Qのように蓄積されている。
【0086】従って、以上のような構成により、隣接す
る2×2個のPD8は、異なる露出時間、すなわち、異な
る感度を設定することが可能となる。今の場合、PD8
a:PD8b:PD8e:PD8f=16:10:6:1の4
種類の露出時間を設定することが可能となる。尚、図2
1においては、電荷量の変化をPD8a,8b,8e,8
fについて示してきたが、同様な、電荷量の変化がPD8
c,8d,8g,8hでも生じることになる。従って、
2行×2列のPD8のブロックにより4種類の露出時間
(4種類の感度)のパターンを作ることができる。もち
ろん、電極からの読出しパルスとのタイミングを変化さ
せることにより、4種類の露出時間(感度)の設定は様
々に変化させることが可能であり、さらに、基板電圧制
御信号のタイミングを変化させることでもこのパターン
は変化させることが可能である。
【0087】また、上述の説明においては、露出時間を
水平同期パルス16個分として説明してきたが、例え
ば、露出時間を長くして、図20に示すような読出しパ
ルスと基板電圧制御信号のパターンを繰り返すようにし
ても良い。さらに、以上の例においては、読出しパルス
の直後のタイミングで基板電圧制御信号のパルスが入力
される場合について説明したが、読出しパルスだけであ
ってもよい。
【0088】また、図22に示すように、水平同期パル
スの周波数をあげて(水平同期パルスの間隔を細かくし
て)、同じ露出時間内で、図20に示すような読出しパ
ルスと基板電圧制御信号のパターンを時間的に圧縮し
て、複数回繰り返すようにしても良い。
【0089】すなわち、図20(I),図20(J)に
おける時刻t151の読出しパルスは、図22(I),図
22(J)の時刻t201,t202,t203の読出しパルス
に対応しており、図20(D)の時刻t131,t133の基
板電圧制御信号のパルスは、図22(D)の時刻
171,t172,t174,t175のパルスに対応する。ま
た、図20(G),図20(H)の時刻t141の読出し
パルスは、図22(G),図22(H)の時刻t181
182の読出しパルスに対応する。図20に示すタイミ
ングチャートと、図22に示すタイミングチャートに示
すように、CCDイメージセンサ24の制御タイミングが
異なり、図22に示すタイミングでCCDイメージセンサ
24を制御することにより、図20に示すタイミングで
CCDイメージセンサ24を制御するよりも、露出時間の
開始から終了までの時間で、各PD8から出力される電荷
を分散して、まんべんなく検出することが可能となる。
ただし、いずれにおいても露出動作中の各PD8の露出時
間(感度)は同じである。
【0090】次に、図23のタイミングチャートを参照
して、CCDイメージセンサ24が、AND型であるときのSV
Eモードの露出動作について説明する。ここで、図23
(A)は、CCDイメージセンサ24の動作内容を示して
いる。図23(B)は、タイミングジェネレータ36か
ら出力された垂直同期パルスを示している。図23
(C)は、タイミングジェネレータ36から出力された
水平同期パルスを示している。図23(D)は、基板電
圧制御信号を示している。図23(E)は、シャッタ2
1の開閉タイミングを示している。図23(F)乃至図
23(K)は、第1相電源1、第2相電源2a,2b,
2c、第3相電源3a,3bから出力される読出しパル
スと転送パルスを示している。
【0091】露出動作が、時刻t33において開始される
と、全てのPD8で電荷の蓄積が開始される。図24は、
PD8毎の電荷の蓄積の様子を示している。ここで、図2
4(A)は、CCDイメージセンサの動作内容を示してい
る。図24(B)は、タイミングジェネレータ36から
出力された垂直同期パルスを示している。図24(C)
は、タイミングジェネレータ36から出力された水平同
期パルスを示している。図24(D)は、基板電圧制御
信号を示している。図24(E)乃至図24(H)は、
PD8a,8b,8e、および、8fが蓄積している電荷
量を示している。
【0092】図23(I),図23(J)に示すよう
に、1個目の垂直同期パルスが出力される直前の時刻t
231に、第2相電源2cと第3相電源3aから読出しパ
ルスを出力させると、第2相電極5b,5dと第3相電
極6b,6dに接続された、PD8bから電荷が出力され
る。従って、図24(F)に示すように、1Qの電荷
が、PD8bより垂直転送CCD7に読み出される。すなわ
ち、今の場合、時刻t231において、垂直転送CCD7上に
は、PD8a,8b,8e,8fから出力された電荷が、
それぞれ、PD8a:PD8b:PD8e:PD8f=0Q:1
Q:0Q:0Qのように蓄積されている。
【0093】この結果、PD8bは、蓄積された電荷を出
力するので、蓄積電荷量がゼロに戻るが、時刻t231
直後から再び電荷の蓄積を開始する。
【0094】例えば、図23(G),図23(H),図
23(K)に示すように、3個目の水平同期パルスが出
力される直前の時刻t221で、PD8a,8e,8fに
は、図24(E),図24(G),図24(H)に示す
ように、3Qの電荷量が蓄積されていることになる。こ
のとき、第2相電源2a,2bと第3相電源3bから読
出しパルスを出力すると、図24(G)に示すように、
第2相電極5a,5bと第3相電極6a'、6b'に接続
されたPD8eから3Qの電荷が垂直転送CCD7に出力され
ることになる。すなわち、今の場合、時刻t221におい
て、垂直転送CCD7上には、PD8a,8b,8e,8f
から出力された電荷が、それぞれ、PD8a:PD8b:PD
8e:PD8f=0Q:1Q:3Q:0Qのように蓄積されて
いる。
【0095】さらに、図23(G),図23(H),図
23(J)に示すように、9個目の水平同期パルスが出
力される直前の時刻t223では、PD8a,8fには、図
24(E),図24(H)に示すように、8Qの電荷量
が蓄積されていることになる。このとき、第2相電源2
a,2bと第3相電源3aから読出しパルスを出力する
と、図24(E)に示すように、第2相電極5a,5b
と第3相電極6a、6bに接続されたPD8aから8Qの
電荷が出力されることになる。すなわち、今の場合、時
刻t223において、垂直転送CCD7上には、PD8a,8
b,8e,8fから出力された電荷が、それぞれ、PD8
a:PD8b:PD8e:PD8f=8Q:1Q:3Q:0Qのよ
うに蓄積されている。
【0096】図23(I),図23(K)に示すよう
に、露出動作の期間が終了する直前の時刻t233では、
図24(H)に示すように、PD8fには、16Qの電荷
量が蓄積されていることになる。このとき、第2相電源
2cと第3相電源3bから読出しパルスが出力される
と、図24(H)に示すように、第3相電極3aに接続
されたPD8fから16Qの電荷が出力されることにな
る。すなわち、今の場合、時刻t233において、垂直転
送CCD7上には、PD8a,8b,8e,8fから出力さ
れた電荷が、それぞれ、PD8a:PD8b:PD8e:PD8
f=8Q:1Q:3Q:16Qのように蓄積されている。
【0097】この露出動作の期間では、上述のように、
垂直転送CCD7は、電荷の転送を停止しているので、PD
8から出力された電荷量は、垂直転送CCD7上で蓄積さ
れていくことになる。すなわち、以上のような構成によ
り、隣接するPD8は、異なる露出時間、すなわち、異な
る感度を設定することが可能となる。今の場合、PD8
a:PD8b:PD8e:PD8f=8:1:3:16の4種
類の露出時間を設定することが可能となる。尚、図21
においては、電荷量の変化をPD8a,8b,8e,8f
について示してきたが、同様な、電荷量の変化がPD8
c,8d,8g,8hでも生じることになる。従って、
2行×2列のPD8のブロックにより4種類の露出時間
(4種類の感度)のパターンを作ることができる。もち
ろん、電極からの読出しパルスのタイミングを変化させ
ることにより、4種類の露出時間(感度)の設定は様々
に変化させることが可能である。
【0098】また、上述の説明においては、露出時間を
水平同期パルス16個分として説明してきたが、例え
ば、露出時間を長くして、図23に示すような読出しパ
ルスのパターンを繰り返すようにしても良い。また、以
上の例においては、読出しパルスのみでPD8の感度を制
御しているが、もちろん、読出しパルスと基板電圧制御
信号のパルスの組み合わせにより感度を制御するように
しても良い。
【0099】さらに、図25に示すように、水平同期パ
ルスの周波数をあげて、同じ露出時間内で、図23に示
すような読出しパルスと基板電圧制御信号のパターンを
時間的に圧縮して、複数回繰り返すようにしても良い。
【0100】すなわち、図23(I),図23(J)の
時刻t231の読出しパルスは、図25(I),(J)の
時刻t261,t263,t265,t267の読出しパルスが対応
し、図23(G),図23(H),図23(K)の時刻
221の読出しパルスは、図25(G),図25
(H),図25(K)の時刻t251(=t281),t253
(=t283)の読出しパルスに対応する。また、図23
(G),図23(H),図23(J)の時刻t223の読
出しパルスは、図25(G),図25(H),図25
(J)の時刻t252(=t271),t254(=t272)の読
出しパルスに対応する。図23に示すタイミングチャー
トと、図25に示すタイミングチャートに示すように、
CCDイメージセンサ24の制御タイミングが異なり、図
24に示すタイミングでCCDイメージセンサ24を制御
することにより、図23に示すタイミングでCCDイメー
ジセンサ24を制御するよりも、露出時間の開始から終
了までの時間で、各PD8から出力される電荷を分散し
て、まんべんなく検出することが可能となる。ただし、
露出動作中の各PD8の露出時間(感度)は、どちらも同
じである。
【0101】尚、以上のように、OR型、および、AND型
のいずれのCCDイメージセンサ24においても、読出し
パルスと基板電圧制御信号のタイミングの組み合わせに
より、隣接するPD8の感度のパターンを電子的に様々に
変化させることができる。特に、この例では、第2相電
源2を3個に、第3相電極を2個に分けて、制御するこ
とにより、2行×2列単位でPD8を4種類の感度のパタ
ーンを設定していたが、第2相電極2と第3相電極3
を、さらに、複数に分けることで、PD8の感度のパター
ンをさらに多く設定するようにしてもよい。
【0102】次に、以上のようなCCDイメージセンサ2
4により生成された画像信号を処理するDSP27の動作
について説明する。このDSP27の動作の説明にあた
り、DSP27に入力される画像の各画素位置を示す座標
の表現方法について、図26を参照して定義する。
【0103】図26に示すように、画像の左下端を原点
71とする。また、右上端を座標(xSize,ySize)とす
る。ここで、xSizeは、画像の幅を表し、ySizeは、画
像の高さを表す。各画素72は、上述の各PD8により撮
像された画素データを表示するものであり、図中の四角
で表されている。また、画素の高さおよび幅は、それぞ
れ座標上の1であるものとする。従って、図26に示す
左下端の画素72aの中心位置は、座標(0.5,0.5)で
示される。また、同様にして右上端の画素72a'の中
心位置は、座標(xSize−0.5,ySize−0.5)で示され
る。
【0104】また、図中の黒丸は、各画素の中間画素7
3を示しており、例えば、左下端の中間画素位置73a
の位置は、座標(1,1)で示される。尚、中間画素7
3は、PD8によりえられる実データの画素(図中四角で
示されている)間に、仮想的に存在する画素データであ
り、以降の処理で導入されるものである。
【0105】次に、図27を参照して、DSP27の構成
について説明する。
【0106】DSP27のキャプチャイメージデータスト
レージ81は、CCDイメージセンサ24で取り込まれ、C
DS回路25、A/D変換回路26で処理された画素データ
Icを格納する。ポジションジェネレータ82は、DSP
27に読み込まれた画素データIcのx,y方向の座標
のカウンタを内蔵しており、これにより画素位置を順次
生成する。LUT(Look-up table)83は、キャプチャイ
メージデータストレージの画素データIcにガンマ補正
処理を実行するためのデータを格納している。また、SV
Eモードの撮像に対応して、各PD8の露出時間の設定に
応じたガンマ補正処理用のデータが格納されている。
【0107】輝度補正処理部84は、キャプチャイメー
ジデータストレージ81に格納されている画素データI
cを読出し、ポジションジェネレータ82より入力され
る、その画素データIcに対応する画素位置(x,y)
から、LUT83を参照して、ガンマ補正した画素データ
Io(x,y)(または画素(Im(x,y))を生成
し、露出モード切替スイッチ43と連動して制御される
スイッチ86を介して、normalモードのとき、出力画素
データストレージ93に画素データIo(x,y)を出
力し、SVEモードのとき、画素データIm(x,y)
を、輝度補正画素データストレージ87に出力する。
【0108】感度パターンデータストレージ85は、SV
Eモード時の各画素の感度のデータ(各画素、すなわ
ち、各PD8毎の露出時間のデータ)が格納されている。
例えば、SVEモードにおいては、無地の画像(均一の画
素値)を撮像すると、図28に示すように、4種類の感
度のパターンを持った2×2画素の画素ブロック101
aが縦方向と横方向に所定の数だけ配置された画像10
1が生成される。感度パターンデータストレージ85
は、この画素ブロック101aの各画素に対応する4つ
の感度のパターンのデータを格納している。輝度補正画
素データストレージ87は、輝度補正処理部84より出
力された画素データIm(x,y)を格納する。
【0109】擬似逆行列処理部88は、輝度補正画素デ
ータストレージ87に格納された画素データIm(x,
y)と、ポジションジェネレータ89により生成された
座標データから、補間処理部91における補間処理で使
用する中間画素(の輝度)データB(x,y)を、所定
の補間フィルタを用いて生成し、中間画素データストレ
ージ90に格納させる。
【0110】補間処理部91は、中間画素データストレ
ージ90に格納された中間画素データB(x,y)と、
ポジションジェネレータ92により生成された座標位置
より出力画像の画素データIo(x,y)を、上記の所
定の補間フィルタを用いて補間生成し、出力画素データ
ストレージ93に格納させる。
【0111】次に、図29のフローチャートを参照し
て、Normalモード時のDSP27の動作について説明す
る。
【0112】ステップS1において、露出モード切替ス
イッチ43が“normal”の位置にセットされた時点で、
スイッチ86が端子86aに接続される。
【0113】ステップS2において、ポジションジェネ
レータ82は、内蔵するx,yのカウンタ値を、それぞ
れ0.5に初期化する。ステップS3において、輝度補正
処理部84は、キャプチャイメージデータストレージか
ら画素データIcを読み出す。
【0114】ステップS4において、輝度補正処理部8
4は、LUT83を参照して、読み出した画素データIc
の輝度値に対応するLUTデータを読み出す。
【0115】ステップS5において、輝度補正処理部8
4は、読み出したLUTデータに基づいて、画素データI
cを処理し、出力画素データIoを生成し、出力画素デ
ータストレージ93に出力する。すなわち、例えば、最
初に出力されるデータは、画素データIo(0.5,0.5)
ということになる。
【0116】ステップS6において、ポジションジェネ
レータ82は、内蔵されているxのカウンタ値を1だけ
インクリメントする。ステップS7において、ポジショ
ンジェネレータ82は、x>xSize−0.5であるか否かを判
定する。すなわち、xのカウンタ値が、画像の幅方向の
最大値を越えたか否かを判定し、xがxSize−0.5を超え
ていないと判定した場合、その処理は、ステップS3に
戻る。
【0117】ステップS7において、xがxSize−0.5を
超えたと判定された場合、ステップS8において、ポジ
ションジェネレータ82は、xのカウンタ値を0.5に戻
す。ステップS9において、ポジションジェネレータ8
2は、yのカウンタ値を1だけインクリメントする。ス
テップS10において、ポジションジェネレータ82
は、y>ySize−0.5であるか否か、すなわち、yのカウ
ンタ値が、画像の高さ方向の最大値を超えたか否かを判
定し、超えていないと判定した場合、その処理は、ステ
ップS3の処理に戻りそれ以降の処理が、繰り返され
る。ステップS7において、yがySize−0.5を超えたと
判定された場合、その処理は終了される。
【0118】以上のように、“normalモード”における
DSPの処理は、各画素について、LUT83を用いて、ガン
マ補正(輝度補正処理)を施して出力するものである。
【0119】次に、図31のフローチャートを参照し
て、SVEモード時のDSP27の動作について説明する。
【0120】ステップS21において、露出モード切替
スイッチ43が“SVE”の位置にセットされた時点で、
スイッチ86が端子86bに接続される。ステップS2
2において、DSP27の輝度補正処理部84は、SVEモー
ドの輝度補正処理を実行する。
【0121】ここで、図32のフローチャートを参照し
て、SVEモードの輝度補正処理について説明する。
【0122】ステップS31において、ポジションジェ
ネレータ82は、内蔵されているx、yのカウンタ値を
0.5に初期化する。ステップS32において、ポジショ
ンジェネレータ82は、キャプチャイメージデータスト
レージ81から画素データIcを読み出し、ポジション
ジェネレータ82の座標データから画素データIc
(x,y)を生成する。
【0123】ステップS33において、輝度補正処理部
84は、感度パターンデータストレージ85を参照し
て、生成した画素データIc(x,y)を撮像したPD8
の感度を読出し、感度に対応したLUT83に格納されて
いるLUTデータを選択する。ステップS34において、
輝度補正処理部84は、選択されたLUTデータをLUT84
から読み出す。ステップS35において、輝度補正処理
部84は、読み出したLUT84のデータに基づいて、画
素データIc(x,y)に輝度補正処理を施し、画素デ
ータIm(x,y)を生成し、輝度補正画素データスト
レージ87に出力する。
【0124】ステップS36において、ポジションジェ
ネレータ82は、xのカウンタ値を1だけインクリメン
トする。ステップS37において、ポジションジェネレ
ータ82は、xのカウンタ値がxSize−0.5を越えている
か否かを判定し、越えていないと判定した場合、その処
理は、ステップS32に戻り、それ以降の処理が繰り返
される。
【0125】ステップS37において、xのカウンタ値
が、xSize−0.5を越えたと判定された場合、ステップS
38において、ポジションジェネレータ82は、xのカ
ウンタ値を0.5に戻す。ステップS39において、ポジ
ションジェネレータ82は、yのカウンタ値を1だけイ
ンクリメントする。ステップS40において、ポジショ
ンジェネレータ82は、yのカウンタ値が、ySize−0.
5を越えたか否かを判定し、超えていると判定した場
合、その処理は終了される。また、ステップS40にお
いて、yのカウンタ値が、ySize−0.5を越えていないと
判定された場合、その処理は、ステップS32に戻り、
それ以降の処理が繰り返される。
【0126】すなわち、SVEモードの輝度補正処理にお
いては、各画素の感度に応じたガンマ補正処理が施され
ることになる。
【0127】ここで、図30のフローチャートの説明に
戻る。
【0128】ステップS23において、DSP27は、擬
似逆行列処理を実行する。
【0129】ここで、図32のフローチャートを参照し
て、擬似逆行列処理を説明する。
【0130】ステップS51において、ポジションジェ
ネレータ89は、中間画素の座標を示すx,yのカウン
タ値を2にセットする。ステップS52において、S,
Wのカウンタ値を0にセットする。尚、カウンタ値S,
Wについては、後述する。
【0131】ステップS53において、ポジションジェ
ネレータ89は、輝度補正画素データ(=Im(u,
v))の画素位置を示すカウンタ値u,vを、u=x−
1.5、v=y−1.5を演算し求める。今の場合、x=y=
2なので、u=0.5、v=0.5となる。
【0132】ステップS54において、擬似逆行列処理
部88は、輝度補正画素データストレージ87に格納さ
れている画素データIm(u,v)を読み込む。今の場
合、読み込まれるのは画素データIm(0.5,0.5)であ
り、図33に示す画素72aの画像データが読み込まれ
る。尚、図33は、輝度補正画像データを示しているも
のとする。
【0133】ステップS55において、画素データIm
(u,v)(輝度値)が、PD8のノイズレベルの閾値θ
Lより大きく、PD8の飽和レベルの閾値θHよりも小さい
範囲であるか否かを判定する。すなわち、画素データI
m(0.5,0.5)の輝度値(=画素72aの輝度値)が適
正範囲であるか否かが判定される。
【0134】ステップS56において、擬似逆行列処理
部88は、補間フィルタφの行列要素の位置を示すカウ
ンタ値i,jを以下のように演算する。
【0135】i=u−(x−1.5) j=v−(y−1.5)
【0136】従って、今の場合、i=0(=0.5−(2−
0.5)),j=0(=0.5−(2−0.5))である。
【0137】ステップS57において、擬似逆行列処理
部88は、以下の式(1)および式(2)を演算し、内
蔵するメモリに記憶させる。
【0138】
【数1】
【0139】
【数2】
【0140】ここで、φijは、図34に示すような一般
的な補間フィルタである。すなわち、今の場合、S,W
は、以下のように演算される。尚、図34においては、
水平方向の座標がiにより表され、垂直方向の座標がj
により表される。
【0141】 S=0+(φ2 00×φ00×Im(0.5,0.5))/(φ2 00+φ2 01+・・・φ2 32+ φ2 33) =((0.043)2×0.043×Im(0.5,0.5)) /((0.043)2+(-0.661)2+・・・(-0.661)2+(0.043)2) W=φ2 00=(0.043)2
【0142】ステップS58において、ポジションジェ
ネレータ89は、uのカウンタ値を1だけインクリメン
トする。すなわち、今の場合、uは、1.5となる。ステ
ップS59において、ポジションジェネレータ89は、
uのカウンタ値がx+1.5よりも大きいか否かを判定す
る。今の場合、x+1.5=3.5であるので、u(=1.5)
は、x+1.5よりも小さいと判定され、ステップS54の
処理に戻る。
【0143】ステップS54において、擬似逆行列処理
部88は、輝度補正画素データストレージ87より画素
データIm(u,v)を読み込む。今の場合、図33に
示す、画素72bの画素データIm(1.5,0.5)が読み
込まれることになる。
【0144】以下、上記と同様に、ステップS56,S
57,S58の処理を繰り返し、ステップS59におい
て、uがx+1.5よりも大きいと判定された場合、すなわ
ち、図33の画素72a乃至72dまでの処理が終了し
たと判定された場合、ステップS60において、ポジシ
ョンジェネレータ89は、vを1だけインクリメントす
る。すなわち、今の場合、vのカウンタ値は、1.5とな
る。ステップS61において、ポジションジェネレータ
89は、uのカウンタ値をx−1.5にする。ステップS6
2において、ポジションジェネレータ89は、vのカウ
ンタ値がy+1.5を越えたか否かを判定し、超えていない
と判定した場合、その処理は、ステップS54に戻る。
【0145】ステップS62において、vのカウンタ値
が、y+1.5よりも大きいと判定された場合、ステップS
63において、擬似逆行列処理部88は、S/Wを演算
し、その演算結果を中間画素データB(x,y)とし
て、中間画素データストレージ90に記憶させる。すな
わち、今の場合、図33に示す、4行×4列のブロック
を構成する画素72a乃至72pの画素データImを用
いて、最小二乗法(=S/W)により、そのブロックの
中央に位置する中間画素73fの中間画素データB
(2,2)が、求められることになる。
【0146】ステップS64において、ポジションジェ
ネレータ89は、xのカウンタ値を1だけインクリメン
トする。ステップS65において、擬似逆行列処理部8
8は、xのカウンタ値が、xSize−2よりも大きいか否
か、すなわち、画像データの幅方向の右端部を越えてい
るか否かを判定し、xのカウンタ値が、xSize−2よりも
大きくないと判定されると、その処理は、ステップS5
2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。また、ステ
ップS65において、xのカウンタ値が、xSize−2よ
りも大きいと判定されたとき、その処理は、ステップS
66に進む。
【0147】ステップS66において、ポジションジェ
ネレータ89は、xのカウンタ値を2に戻す。ステップ
S67において、ポジションジェネレータ89は、yの
カウンタ値を1だけインクリメントする。ステップS6
8において、ポジションジェネレータ89は、yのカウ
ンタ値が、ySize−2を越えたか否か、すなわち、画像デ
ータの高さ方向の端部を越えたか否かを判定し、yのカ
ウンタ値が、ySize−2を越えたと判定されたとき、その
処理は終了される。また、ステップS68において、y
のカウンタ値が、ySize−2を越えていないと判定された
場合、その処理は、終了する。
【0148】従って、擬似逆行列処理では、輝度補正画
素データストレージ87に格納されている、画像データ
Im(x,y)を4行×4列単位で使用して、その中央
に位置する中間画素73の中間画素データB(x,y)
を求めている。
【0149】すなわち、図33の画素72a乃至72p
の中心位置の中間画素73fの中間画素データB(2,
2)は、その近傍の4行×4列の画素である、図33の
画素72a乃至72pのブロックの各画素データImか
ら、最小二乗法(=S/W)により演算される。次に、
4行×4列の画素データImのブロックを右側に(x方
向に)1つずらすことにより、同様の方法で中間画素7
3gの画素データB(3,2)が求められ、これが順次
右方向に繰り返されていく。この処理が、画像の幅方向
まで実行されると、4行×4列の画素データImのブロ
ックのx方向の位置を元に(x=2)戻して、高さ方向に
(y方向に)1だけずらして、中間画素73jの画素デ
ータB(2,3)を求める。以下、この操作が繰り返さ
れることにより、画像データ全体の中間画素73の画素
データB(x,y)が求められ、中間画素データストレ
ージ90に格納される。
【0150】ここで、図30のフローチャートの説明に
戻る。
【0151】ステップS24において、DSP27は、補
間処理を実行する。
【0152】ここで、図35のフローチャートを参照し
て、補間処理について説明する。
【0153】ステップS81において、ポジションジェ
ネレータ92は、x,yのカウンタ値を2.5にセットす
る。ステップS82において、ポジションジェネレータ
92は、補間フィルタφ(図34)の行列位置を設定す
るカウンタ値i,jと出力画素データIo(x−2、y
−2)を0にする。
【0154】ステップS83において、補間処理部91
は、中間画素データストレージ90より中間画素データ
B(x−1.5+i,y−1.5+j)を読み込み、以下の演
算を実行する。
【0155】Io(x−2,y−2)=Io(x−2,
y−2)+B(x−1.5+i,y−1.5+j)φij
【0156】今の場合、以下のように演算される。
【0157】Io(0.5,0.5)=0+B(1,1)×0.0
43
【0158】ステップS84において、ポジションジェ
ネレータ92は、iのカウンタ値を1だけインクリメン
トする。ステップS85において、ポジションジェネレ
ータ92は、iが3以下であるか否かを判定する。今の
場合、iは、1であるので、iは3以下であると判定さ
れ、その処理は、ステップS83に戻る。
【0159】ステップS83において、補間処理部91
は、以下の演算を実行する。
【0160】Io(0.5,0.5)=B(1,1)×0.043+
B(2,1)×(−0.661)
【0161】ステップS84において、ポジションジェ
ネレータ92は、iのカウンタ値を1だけインクリメン
トする。ステップS85において、補間処理部91は、
iが3以下であるか否かを判定する。今の場合、iは、
2であるので、iは3以下であると判定され、その処理
は、ステップS83に戻る。
【0162】以降、ステップS85において、iが3以
下ではないと判定されるまで、ステップS83乃至S8
5の処理が繰り返される。
【0163】ステップS85において、iが3以下では
ないと判定されると、ステップS86において、ポジシ
ョンジェネレータ92は、jのカウンタ値を1だけイン
クリメントすると共に、iのカウンタ値を0に戻す。
【0164】ステップS87において、jのカウンタ値
が、3以下であるか否かを判定し、3以下であると判定
された場合、その処理はステップS83に戻る。ステッ
プS87において、jのカウンタ値が3以下ではないと
判定された場合、ステップS88において、補間処理部
91は、その時点での出力画像データIo(x−2,y
−2)を出力画素データストレージ93に出力し、記憶
させる。
【0165】ステップS89において、ポジションジェ
ネレータ92は、xのカウンタ値を1だけインクリメン
トする。ステップS90において、ポジションジェネレ
ータ92は、xのカウンタ値がxSize−2.5を越えている
か否かを判定し、xのカウンタ値がxSize−2.5を越えて
いないと判定された場合、その処理はステップS82に
戻る。
【0166】ステップS90において、xのカウンタ値
がxSize−2.5を越えていると判定された場合、ステップ
S91において、ポジションジェネレータ92は、jの
カウンタ値を1だけインクリメントする。ステップS9
2において、ポジションジェネレータ92は、yのカウ
ンタ値が、ySize−2.5を越えているか否かを判定し、越
えていないと判定した場合、その処理は、ステップS8
2に戻り、越えていると判定した場合、その処理は終了
される。
【0167】すなわち、ステップS83乃至S86の処
理を繰り返すことにより、例えば、図33に示す中間画
素73a乃至73pの画素データBに、図34に示す補
間フィルタφによる処理が施されることになる。この処
理により、今の場合、図33中の画素72kに対応する
画素データIo(2.5,2.5)が出力されることになる。
この繰り返しにより、画面全体の出力画素データIoが
生成される(ここでは、図33の画素72は、出力画素
であるものとする)。
【0168】尚、中間画素データBから出力画素データ
Ioが演算されるので、x方向、および、y方向に、それ
ぞれ2のオフセットを持つことになる。結果として、I
oの座標位置は、2だけオフセットされることになる
(例えば、Io(2.5,2.5)が、Io(2.5−2,2.5−
2)にオフセットされる)。
【0169】以上のように、“SVEモード”では、各画
素の感度が異なるので、感度に応じた各画素の輝度値
(画素データ)の規格化が必要となるが、実際の映像の
輝度値は不均一であるため、輝度値がノイズレベルに埋
もれてしまったり、飽和してしまったりすることがあ
り、規格化だけでは元の輝度値を復元できないことがあ
るので、近傍の画素のデータを用いて、擬似逆行列を利
用した画素値の推定を行っている。
【0170】以上によれば、各画素の読出しパルスを水
平方向と垂直方向で独立して供給することができるの
で、各画素の感度の空間パターンの自由度を水平方向お
よび垂直方向に持たせることができ、安価で動的なシー
ンの撮影も可能な、広ダイナミックレンジの撮像をする
ことが可能となる。
【0171】
【発明の効果】本発明の撮像装置および方法によれば、
受光素子により蓄積された電荷を垂直方向に転送する複
数の垂直転送レジスタと平行に配置される第1の駆動電
圧供給電極が、垂直転送レジスタのうちの所定のもの
に、その駆動電圧を供給するようにしたので、各画素の
読出しパルスを水平方向と垂直方向で独立して供給する
ことができ、各画素の感度の空間パターンの自由度を水
平方向および垂直方向に持たせることが可能となるの
で、動的なシーンにも適した広ダイナミックレンジの撮
像をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCCDイメージセンサの電気的構成を示す
図である。
【図2】本発明を適用したデジタルスチルカメラのブロ
ック図である。
【図3】図2の操作部を示す図である。
【図4】図2のデジタルスチルカメラのアクションモー
ドを説明する状態図である。
【図5】図2の操作部を示す図である。
【図6】本発明を適用したデジタルスチルカメラのブロ
ック図である。
【図7】図2の操作部を示す図である。
【図8】本発明を適用したデジタルスチルカメラのブロ
ック図である。
【図9】図2の操作部を示す図である。
【図10】本発明を適用したデジタルスチルカメラのブ
ロック図である。
【図11】図2のデジタルスチルカメラの露出モードを
説明する状態図である。
【図12】図2のCCDイメージセンサの電極構成を示す
図である。
【図13】図2のCCDイメージセンサの電極構成を示す
図である。
【図14】図2のCCDイメージセンサの電極構成を示す
図である。
【図15】図2のCCDイメージセンサの電気的構成を示
す図である。
【図16】図2のCCDイメージセンサの電気的構成を示
す図である。
【図17】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図18】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図19】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図20】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図21】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図22】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図23】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図24】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図25】図2のCCDイメージセンサの動作を説明する
タイミングチャートである。
【図26】図2のデジタルスチルカメラで撮像される画
像の画素と中間画素の座標位置を説明する図である。
【図27】図2のDSPの構成を示すブロック図である。
【図28】画素の感度のパターンを説明する図である。
【図29】NormalモードでのDSPの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図30】SVEモードでのDSPの処理を説明するフローチ
ャートである。
【図31】SVEモードの輝度補正処理を説明するフロー
チャートである。
【図32】擬似逆行列の処理を説明するフローチャート
である。
【図33】画素と中間画素の関係を説明する図である。
【図34】補間フィルタの一例を示す図である。
【図35】補間処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 第1相電源,2,2a,2b,2c 第2相電源,
3,3a,3b 第3相電源,4,4a乃至4d 第1
相電極,5,5a乃至5d 第2相電極,6,6a乃至
6d 第3相電極,7,7a,7b 垂直転送CCD,
8,8a乃至8lPD,9 水平転送CCD,21 レン
ズ,22 絞り,23 CCDイメージセンサ 24 CDS,26 DSP,33 CPU,35 タイミング
ジェネレータ,41 キャプチャボタン,42 アクシ
ョンモード切替スイッチ,43 露出モード切替スイッ
チ,61,61a乃至61h 転送ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA06 AB01 BA03 BA10 DB06 DB13 5C024 CX46 CY47 EX03 GY04 GY25 JX24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサを用いた撮像装置におい
    て、 光を受光し、受光した光を光電変換して電荷を蓄積す
    る、水平方向、および、垂直方向に配置された複数の受
    光素子と、 前記受光素子により蓄積された電荷を垂直方向に転送す
    る複数の垂直転送レジスタと、 前記複数の垂直転送レジスタと平行に配置され、前記垂
    直転送レジスタのうちの所定のものに、その駆動電圧を
    供給する第1の駆動電圧供給電極とを備えることを特徴
    とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記受光素子により蓄積された電荷を前
    記垂直転送レジスタに転送する転送ゲートをさらに備
    え、 前記第1の駆動電圧供給電極は、前記転送ゲートに、前
    記受光素子により蓄積された電荷を前記垂直転送レジス
    タに転送させる駆動電圧もさらに供給することを特徴と
    する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の垂直転送レジスタと垂直に配
    置され、複数の前記垂直転送レジスタに駆動電圧を同時
    に供給する第2の駆動電圧供給電極をさらに備えること
    を特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記垂直転送レジスタは、前記第1の駆
    動電圧供給電極、および、前記第2の駆動電圧供給電極
    のいずれか一方、または、両方から供給される電圧によ
    り、前記受光素子により蓄積された電荷を、垂直方向に
    転送することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記転送ゲートは、前記第1の駆動電圧
    供給電極、および、前記第2の駆動電圧供給電極のいず
    れか一方、または、両方から供給される電圧により前記
    受光素子により蓄積された電荷を前記垂直転送レジスタ
    に転送することを特徴とする請求項4に記載の撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の駆動電圧供給電極、および、
    前記第2の駆動電圧供給電極は、前記転送ゲート上にお
    いて、互いに前記電荷が転送される方向に対して垂直に
    配置されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の駆動電圧供給電極、および、
    前記第2の駆動電圧供給電極は、前記転送ゲート上にお
    いて、互いに前記電荷が転送される方向に対して平行に
    配置されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装
    置。
  8. 【請求項8】 水平方向、および、垂直方向に配置され
    た複数の受光素子と、前記受光素子により蓄積された電
    荷を垂直方向に転送する複数の垂直転送レジスタと、前
    記複数の垂直転送レジスタと平行に配置された駆動電圧
    供給電極を備えるイメージセンサを用いた撮像装置の撮
    像方法において、 前記駆動電圧供給電極は、前記複数の垂直転送レジスタ
    の駆動電圧を前記垂直転送レジスタのうちの所定のもの
    に供給することを特徴とする撮像方法。
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