JP2002111782A - ネットワーク・システムの障害管理システム、そのために用いられるサーバ、障害管理方式、および記録媒体 - Google Patents

ネットワーク・システムの障害管理システム、そのために用いられるサーバ、障害管理方式、および記録媒体

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JP2002111782A
JP2002111782A JP2000277259A JP2000277259A JP2002111782A JP 2002111782 A JP2002111782 A JP 2002111782A JP 2000277259 A JP2000277259 A JP 2000277259A JP 2000277259 A JP2000277259 A JP 2000277259A JP 2002111782 A JP2002111782 A JP 2002111782A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解析を集中して行うことができ、ネットワー
ク環境のパフォーマンスを低下させずに、柔軟にトラブ
ルに対して対応することを可能とし、トラブルの解析に
あたって、プロトコル専用の解析装置を必要としない障
害管理を提供する。 【解決手段】 ネットワークを介して接続される端末コ
ンピュータおよびサーバを含むネットワーク装置から構
成されるネットワーク・システムにおける障害を管理す
るためのシステムであって、ネットワーク装置から障害
情報を得る手段12a〜12dと、障害情報を、前記ネ
ットワークを介して通信される業務システムと分離され
た障害情報専用回線14を介して通信するための障害情
報通信手段13a〜13dと、通信された障害情報を受
信し、解析するための障害管理用サーバ15とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク・シ
ステムにおける障害情報の管理に関し、より詳細にはコ
ンピュータを含むネットワーク・システムの無線ネット
ワークまたはADSLを介した障害管理システム、その
ために用いられるサーバ、障害管理方式、および記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、e−ビジネス・システムにはイン
ターネットといったネットワークを介して、予測できな
いほど大量のアクセスがなされている。このため、一旦
ネットワークがトラブルに陥ると、その影響はユーザの
ビジネスばかりではなく、社会的な問題にも発展する。
したがって、ネットワークにおいてトラブルが発生した
場合には、問題を引き起こしている要因を迅速に解析
し、問題を早急に解決する必要がある。しかしながら、
今日のネットワーク・システム環境は、LAN、ワイヤ
レス・ネットワーク、ISDN、ATM、ルータ、ハ
ブ、PBXなど、何百〜何千のネットワーク・キャリア
や、その機器メーカによって、ネットワークが構築さ
れ、きわめて複雑なシステムとされており、この傾向は
今後もますます加速するものと考えられる。
【0003】このような状況では、トラブルの解析は、
多種多様のネットワーク・プロトコルやインターフェイ
スの知識と、その解析ツールを必要とし、かつシステム
を構成する多くのクライアントと、ネットワーク装置の
設置場所とに、ネットワークの専門家を配置することが
必要となる。このためいったんトラブルが発生すると、
トラブル解決までの長期間にわたり、多大な費用と、ネ
ットワークの専門家などの人的資産とを必要とする。
【0004】図1は、ネットワーク・システムにおいて
従来行われているトラブル解析プロセスのフローチャー
トを示した図である。従来では、ステップ101におい
てトラブルが発生すると、ステップ102においてトラ
ブルが発生したサイトのシステム管理者がトラブル現象
をセンターに報告する。ステップ103では、この報告
を受けたセンターのシステム管理者が問題を受け付け、
電話といった方法によりリカバリー、現象LOG取得の
指示を行う。このような連絡は、トラブルの半数以上の
場合においてシステム管理者の慣れなどの理由により、
ステップ104に示すようにリカバリー、データの収集
を行うために何度も繰返される。さらに、電話といった
連絡では充分でない場合には、ステップ105に示され
るようにシステム管理専門家がトラブルの発生している
サイトに出向くことが必要となる。
【0005】ステップ106においては、システム管理
専門家は、トラブルを発生させた装置、すなわち、クラ
イアント、サーバ、ルータ、またはHubといったネッ
トワーク装置へと、トラブル情報を収集するために、特
別の設けられたポートを介して、コンソールまたは解析
ツールを接続する。ついで、ステップ107で示すよう
にこの結果を見ながらトラブルの解析をセンターにおけ
るシステム専門家と、端末コンピュータやネットワーク
設置場所のシステム管理者とが電話で検討/解析を行
い、個別的にトラブルに対して対処されている。
【0006】また、これまで、ネットワークにおけるト
ラブル情報を、通信回線を介して解析センターまたはホ
スト・サーバサイトへと送信する障害管理システムおよ
び方式が知られている。通常では、障害管理システム
は、実システムのサーバおよびネットワークと通信回線
を共有する関係にあり、トラブル時にトレースを行う際
に、トレースの負荷が増大し、トラブル発生に加えトレ
ース・データを送信するために、システムのパフォーマ
ンスが劣化するという問題がある。また実システムのネ
ットワークの帯域の一部を使用してトラブル情報を転送
するため、同様にシステムのパフォーマンスの低下を招
いてしまうという問題がある。
【0007】これらの従来技術として、特開平3−24
4058号公報には、センタ・コンピュータと接続され
た端末の障害状態を管理するための、障害状態を集中管
理する端末障害状態管理テーブルと、端末における障害
内容をロギングする手段と、端末の障害のロギング内容
を集信する手段と、該テーブルの内容を更新する手段
と、該テーブルに格納された端末の障害状態情報を出力
表示する指示手段と、該指示手段からの出力指示により
該テーブルに格納された情報を可視表示する端末障害状
態管理方式が提案されている。
【0008】また、特開平6−139165号公報に
は、情報を収集するホストと通信回線で接続される端末
装置であって、送信指令を出力する起動指令手段と、端
末装置に発生した障害の原因探索に必要な障害探索情報
を規定する障害情報管理ファイルと、該起動指令手段か
らの入力により該障害管理情報ファイルに規定した情報
を収集してホストに送信する障害情報送信機能部と、を
含む障害情報送信機能付端末装置が提案されている。
【0009】さらに、特開平9−297721号公報に
おいては、管理対象システムのエラーコードとエラー内
容とを記憶する第1のデータベースと、管理対象システ
ムのエラー情報を格納するための第2のデータベース
と、管理対象システムからエラー情報をダウンロードし
て第2のデータベースに格納する手段とを含む、通信管
理支援システムが提案されている。
【0010】一方、トラブル情報をバックアップ・ネッ
トワークを使用したリモート・コンソールや、ユーザ・
システムの本回線の一部を使って転送する方法も知られ
ている。しかしながら、この方法は、ユーザ・システム
のパフォーマンスを低下させ、ホスト・サーバとは別に
設置されるブランチ・サーバの設置場所、ブランチ・オ
フィスなどについて、全国にわたり、何百、年千箇所に
バックアップ回線を用意しなければならないという問題
がある。
【0011】さらに、これまでさらに別のいくつかのネ
ットワーク管理方式も知られている。これらのネットワ
ーク管理方式は、ネットワーク装置に含まれる、クライ
アント、またはサーバがどこで故障したかを検知するこ
とは可能ではあるものの、全国各地において発生する可
能性のあるトラブルの解析にあたって、必要とされるだ
けのネットワーク装置に対応するトレースを同時に得る
ことが困難である。また、ネットワークに接続される多
種多様なネットワーク環境でのネットワーク・プロトコ
ル、例えばLAN、WAP、ATM、ISDNなどのト
レースを一度に取得することができないという問題点も
ある。
【0012】また、ルータなどにはトレース機能を含む
ものも知られているが、このようなトレース機能は、当
該ルータに直接つながる回線のトレースはできるが、他
のルータ/ネットワーク装置およびクライアント・サー
バについてのトラブル情報は、エラーログだけが取得で
きるだけに過ぎず、結局のところ、トラブル解析の専門
家を各地に配置しなければならない、という問題は解消
することができない。
【0013】上述したように各種のネットワーク解析ツ
ールは、数多く市販されているものの、いずれも高価
で、精密なものであり、それぞれ分散した箇所に設置し
たり、都度運搬したりするのでは、労力および費用が多
大となる。さらには、それぞれのネットワーク解析ツー
ルは、ネットワークごとに個別、例えばLAN用、IS
DN用、ATM用のプロトコル解析専用とされているた
め、トラブルが一旦生じた場合には、ネットワーク解析
を行うために個別的な解析装置が必要となり、トラブル
対策に時間、コスト、労力を要することになる。また、
システムが複雑になり、システム監視手段(SW)の構
造も複雑で、大きなサイズとなり、システム監視手段
(SW)の異常ループなどにより、ある端末コンピュー
タが連続的に繰返しIPや、それに同期した信号などを
送り続けるといったように暴走し、ひいてはサーバ側が
その同期データを連続して受け続けてオーバーフローす
ることでハング状態となり、全体のシステム・ダウンに
至る場合もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このため、分散した全
国各地の端末コンピュータ/サーバおよびネットワーク
装置のトラブル解析に必要な、多様なトレース/ダンプ
情報を収集し、解析をセンターといった解析施設、また
はホスト・サーバ設置施設において無線ネットワーク
や、ADSLを介して集中して行うことができるネット
ワーク・システムの障害管理システム、そのために用い
られるサーバ、障害管理方式、そのために記録媒体が必
要とされている。
【0015】さらには、ネットワーク環境のパフォーマ
ンスを低下させずに、ユーザの業務に影響を与えること
なく、トラブル解析を可能とし、かつ柔軟にトラブルに
対して対応することを可能とする障害管理システム、そ
のために用いられるサーバ、障害管理方式、そのために
記録媒体が必要とされている。
【0016】また、トラブルの解析にあたって、プロト
コル専用の解析装置を必要とせず、さらには解析センタ
ーなどの単一の場所において多様なプロトコルにわたる
トラブルを並列的に解析することが可能な障害管理シス
テム、そのために用いられるサーバ、障害管理方式、そ
のために記録媒体が必要とされている。また、端末コン
ピュータの暴走を自動的に検知し、暴走した端末コンピ
ュータのIPまたはアドレス経路を自動的に停止させ
て、サーバのハングアップ状態、システム全体のシステ
ム・ダウンを防止する、障害管理システムが必要とされ
ている。さらには、1つのシステムで、何百、何千の端
末コンピュータや、サーバ、またはこれら以外のネット
ワーク機器が設置されている状況にあって、ある箇所に
障害が発生している場合に、高価で精密なネットワーク
解析機器を設置するために膨大な設備と時間とを要せず
に、USBポートといった無線ネットワークを用い、モ
バイル端末を用いて障害情報を取得することができる障
害管理システムが必要とされている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、ネットワークを介して接続さ
れる端末コンピュータおよびサーバを含むネットワーク
装置から構成されるネットワーク・システムにおける障
害を管理するためのシステムであって、前記ネットワー
ク装置から障害情報を得る手段と、前記障害情報を、前
記ネットワークを介して通信される業務システムと分離
された障害情報専用回線を介して通信するための障害情
報通信手段と、前記通信された障害情報を受信し、処理
するための障害管理用サーバとを含む、障害管理システ
ムが提供される。請求項23に記載の記録媒体。
【0018】本発明によれば、分散した全国各地の端末
コンピュータ/サーバおよびネットワーク装置のトラブ
ル解析に必要な多様なトレース/ダンプ情報を収集し、
解析をセンターにおいて集中して行うことができ、ネッ
トワーク環境のパフォーマンスを低下させず、さらには
ユーザの業務システムに影響を与えることなく、トラブ
ル解析を行うことを可能とし、かつ柔軟にトラブルに対
して対応することを可能とする。さらには、トラブルの
解析にあたって、プロトコル専用の解析装置を必要とせ
ず、さらには解析センターなどの単一の場所において多
様なプロトコルにわたるトラブルを並列的に解析するこ
とが可能となる。
【0019】本発明においては、前記ネットワーク装置
から障害情報を得る手段が無線ネットワークを経由して
前記障害情報専用回線に接続される。また、本発明にお
いては、前記障害情報専用回線は、ADSLとされても
よい。本発明においては、前記ネットワーク装置から障
害情報を得るための手段は、携帯端末である。本発明に
おいては、前記障害管理用システムは、端末コンピュー
タの暴走を防止するために、障害管理用サーバが、前記
障害情報に応答して前記障害情報専用回線を通じて前記
障害情報に関連するネットワーク装置を停止させる信号
を送る。
【0020】本発明においては、前記障害管理用サーバ
は、異なる通信プロトコルを使用する前記ネットワーク
装置の障害情報を処理する。本発明においては、前記障
害情報通信手段は、セルラ電話を含む。本発明において
は、前記障害管理用サーバは、前記ネットワーク装置か
ら送信されるIPまたはアドレスを比較するための手段
と、同一のIPまたは同一アドレスからの同一の同期デ
ータの通信時間を計る手段と、前記同一のIPまたは同
一のアドレスに関連する前記障害情報通信手段へと、I
P経路またはアドレス経路を停止させるコマンドを前記
障害情報専用回線を通して暴走した端末コンピュータま
たはサーバに接続されたネットワーク機器へと送信する
手段とを含み、端末コンピュータまたはサーバの1つ
が、同一IPまたはアドレスおよび同期データを繰返し
送出する場合に、前記同一IPまたは前記同一アドレス
および同期データを検知し、前記端末コンピュータまた
はサーバのIP経路またはアドレス経路を自動的に停止
させる。
【0021】本発明によれば、ネットワークを介して接
続される端末コンピュータおよびサーバを含むネットワ
ーク装置から構成されるネットワーク・システムにおけ
る障害を管理するための方式であって、前記ネットワー
ク装置から障害情報を得る段階と、前記障害情報を、前
記ネットワークを介して通信される業務システムと分離
された障害情報専用回線を介して障害情報専用回線を介
して送信する段階と、前記通信された障害情報を障害管
理用サーバが受信して、処理する段階とを含む、障害管
理方式が提供される。
【0022】本発明においては、前記ネットワーク装置
から障害情報を得る段階を、無線ネットワークを経由し
て前記障害情報専用回線に接続することにより行なう。
また、本発明においては、前記障害情報専用回線は、A
DSLとすることもできる。本発明においては、前記ネ
ットワーク装置から障害情報を得る段階に、携帯端末を
使用する。本発明においては、前記障害管理用サーバ
が、前記障害情報に応答して前記障害情報専用回線を通
じて前記障害情報に関連するネットワーク装置を停止さ
せる信号を送る段階を含む。本発明においては、前記障
害管理用サーバは、異なる通信プロトコルを使用する前
記ネットワーク装置の障害情報を処理する。本発明にお
いては、前記障害情報をセルラ電話で送信する段階を含
む。
【0023】本発明における前記障害管理用サーバは、
暴走した端末コンピュータまたはサーバのIP経路また
はアドレス経路を停止させるために、さらに前記ネット
ワーク装置から送信されるIPまたはアドレスを比較す
る段階と、同一のIPまたはアドレスからの同一の同期
データを含む通信時間を計る段階と、前記同一のIPま
たは同一のアドレスに関連する障害情報通信手段へとI
P経路またはアドレス経路を停止させるコマンドを前記
障害情報専用回線を通して送信する段階とを含み、端末
コンピュータまたはサーバの1つが、同一IPまたは同
一アドレスおよび同期データを繰返し送出する場合に、
前記同一IPまたは同一アドレス、および同期データを
検知し、前記端末コンピュータまたはサーバのIP経路
またはアドレス経路を自動的に停止させる。
【0024】本発明によれば、ネットワークを介して接
続される端末コンピュータおよびサーバを含むネットワ
ーク装置から構成されるネットワーク・システムにおけ
る障害を管理するために用いられるサーバであって、前
記ネットワーク装置から得られた障害情報を、前記ネッ
トワークを介して通信される業務システムと分離された
障害情報専用回線を介して受信するための手段と、前記
ネットワーク装置の通信プロトコルを判断する手段と、
前記通信プロトコルごとに表示ウインドウを設ける手段
と、前記通信プロトコルごとに障害状態を処理するため
の手段とを含む、障害管理用サーバが提供される。
【0025】本発明においては、前記ネットワーク装置
から障害情報を得る手段が無線ネットワークを経由して
前記障害情報専用回線に接続される。また、本発明にお
いては、前記障害情報専用回線を、ADSLとすること
ができる。本発明においては、前記障害情報に応答して
前記障害情報専用回線を通じて前記障害情報に関連する
ネットワーク装置を停止させる信号を送る。本発明にお
ける前記障害管理用サーバは、異なる通信プロトコルを
使用する前記ネットワーク装置の障害情報を処理する。
【0026】本発明においては、前記障害管理用サーバ
は、暴走した端末コンピュータまたはサーバのIP経路
またはアドレス経路を停止させるために、前記ネットワ
ーク装置から送信されるIPまたはアドレスを比較する
ための手段と、同一のIPまたは同一アドレスからの同
一の同期データの通信時間を計る手段と、前記同一のI
Pまたは同一のアドレスに関連する前記障害情報通信手
段へとIP経路またはアドレス経路を停止させるコマン
ドを前記障害情報専用回線を通して送信する手段とを含
み、端末コンピュータまたはサーバの1つが、同一IP
またはアドレスおよび同期データを繰返し送出する場合
に、前記同一IPまたは前記同一アドレスおよび同期デ
ータを検知し、前記端末コンピュータまたはサーバのI
P経路またはアドレス経路を自動的に停止させる。
【0027】本発明によれば、ネットワークを介して接
続される端末コンピュータおよびサーバを含むネットワ
ーク装置から構成されるネットワーク・システムにおけ
る障害を管理するためのコンピュータ・プログラムが記
録されたコンピュータ可読な記録媒体であって、前記ネ
ットワーク装置から得られた障害情報を、前記ネットワ
ークを介して通信される業務システムと分離された障害
情報専用回線を介して受信する段階と、前記ネットワー
ク装置の通信プロトコルを判断する段階と、前記通信プ
ロトコルごとに表示ウインドウを設ける段階と、前記通
信プロトコルごとに障害を処理する段階とを実行させる
コンピュータ・プログラムが含まれる、コンピュータ可
読な記録媒体が提供される。
【0028】本発明においては、さらに前記ネットワー
ク装置から送信されるIPまたはアドレスを比較する段
階と、同一のIPまたはアドレスからの同一の同期デー
タを含む通信時間を計る段階と、前記同一のIPまたは
同一のアドレスに関連する障害情報通信手段へと、IP
経路またはアドレス経路を停止させるコマンドを前記障
害情報専用回線を通して送信する段階とを含み、端末コ
ンピュータまたはサーバの1つが、同一IPまたは同一
アドレスおよび同期データを繰返し送出する場合に、前
記同一IPまたは同一アドレス、および同期データを検
知し、前記端末コンピュータまたはサーバのIP経路ま
たはアドレス経路を自動的に停止させる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて説明するが、本発明は下記実施の形態に
制限されるものではない。
【0030】図2は、本発明の障害管理システムを示し
た構成図である。本発明の障害管理システムにおけるネ
ットワーク・システムは、ネットワーク機器として含ま
れる端末コンピュータ1と、ブランチ・サーバ2と、ホ
スト・サーバ3とが、ネットワーク4およびネットワー
ク5により接続されて構成されている。端末コンピュー
タ1、ブランチ・サーバ2、およびホスト・サーバ3
は、パーソナル・コンピュータまたはワークステーショ
ンから構成することができる。
【0031】このようなパーソナル・コンピュータまた
はワークステーションとしては、PENTIUM(商
標:インテル社)といったCPUまたはこれと互換性の
あるCPUを搭載することが可能で、WINDOWS
(商標:マイクロソフト・コーポレイション)、WIN
DOWS NT(商標:マイクロソフト・コーポレイシ
ョン)、OS/2(商標:インターナショナル・ビジネ
ス・マシーンズ・コーポレイション)、LINUX、P
ower PC(商標:インターナショナル・ビジネス
・マシーンズ・コーポレーション)といったCPUまた
はこれと互換性の有るCPUを搭載することが可能で、
AIXwindows(商標:インターナショナル・ビ
ジネス・マシーンズ・コーポレーション)、UNIX
(登録商標)、といったオペレーティング・システムを
動作させることが可能なパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションを挙げることができるが、これらのもの
に限定されるわけではない。
【0032】また、図2に示されたネットワーク4およ
びネットワーク5としては、いわゆるインターネットを
挙げることができるが、これ以外にも光通信、LAN/
WANといった適切な通信プロトコルを用いる通信によ
り遠隔的に情報を送受信することができるものであれ
ば、いかなるネットワークでも用いることができる。ま
た、本発明においては、LAN/WANと、インターネ
ットといった複数種のネットワークとが混在して、ネッ
トワークとして構成されていてもよい。この通信に用い
ることができる通信プロトコルとしては、例えばTCP
/IP、LAN用の専用プロトコル、ISDN用プロト
コル、ATM用プロトコルといったプロトコルを用いる
ことができるが、これらに限定されるわけではない。
【0033】図2に示されたネットワーク4には、さら
にネットワーク機器として、ルータ6およびHub7が
含まれていて、ネットワーク4を通してを通信を制御し
ている。また、ネットワーク5についても、ネットワー
ク機器としてブランチ・サーバ側ルータ8、Hub9お
よびホスト・サーバ側ルータ10およびHub11が設
置されていて、ネットワーク5の通信を制御している。
ネットワーク4およびネットワーク5は、端末コンピュ
ータ1、ブランチ・サーバ2およびホスト・サーバ3に
より処理が行われる業務システムを構成している。端末
コンピュータ1、ブランチ・サーバ2、ルータ6、Hu
b7、ブランチ・サーバ側ルータ8、Hub9には、障
害時に使用されるエラー・ログが記録されている。ま
た、端末コンピュータ1およびブランチ・サーバ2は、
障害時にそれぞれに導入されるソフトウエア製品のトレ
ース機能が行われ、障害情報が取得される。
【0034】図2に示した障害情報管理システムにおけ
る、端末コンピュータ1、ブランチ・サーバ2には、障
害情報を得るための手段12a,12bがUSBまたは
シリアルポートを介して接続されていて、端末コンピュ
ータ1およびブランチ・サーバ2から、障害情報を取得
している。同様にネットワーク4のルータ6、Hub
7、およびネットワーク5のHub9、ブランチ・サー
バ側ルータ8にも障害情報を得るための手段12c、1
2dが、USBまたはシリアルポートを介して接続され
ていて、障害情報を接続されたネットワーク装置から取
得している。上述した障害情報を得るための手段として
は、接続されるネットワーク装置に応じて、ネットワー
ク・コンソール、モバイルPC、またはワイヤレス変換
器などを適宜用いることができる。特にUBSポートを
用いると、上述した障害情報を得るための手段の設置が
省スペースで、かつネットワーク装置の特定の配置状態
に依存せずに設置できるため好ましい。
【0035】さらに、図2に示すように障害情報を得る
ための手段12a〜12dには、障害情報通信手段13
a〜13dが接続、または含まれていて、取得した障害
情報を、ネットワーク4およびネットワーク5とは別に
構成され、障害情報専用回線として用いられる無線ネッ
トワークの実施の形態であるワイヤレス・ネットワーク
14へと送信している。この障害情報通信手段13a〜
13dは、ワイヤレス・アダプタと、ワイヤレス通信装
置とを含んで構成されている。ワイヤレス・アダプタと
しては、市販のワイヤレス・カードなどを用いることが
でき、ワイヤレス通信手段としてはセルラ電話などを用
いることができる。ワイヤレス・ネットワーク14へと
送信された障害情報は、障害情報を管理し、解析を行う
と共に、必要に応じてホスト・サーバ3の暴走を防止す
る、自動暴走ストップ機能が付与された、障害情報管理
用サーバ15に受信される。障害情報管理用サーバ15
は、これとは別にホスト側ルータ10およびHub11
からエラーログといった障害情報を、LAN接続を介し
て受信して、ネットワーク4およびネットワーク5にわ
たる障害情報を取得している。この障害情報管理用サー
バ15についても、上述したパーソナル・コンピュータ
またはワークステーションから構成することができる。
【0036】障害情報管理用サーバ15は、LANトレ
ース18と、ワイヤレス自動発着信機能19と、プロト
コルの種別を判断して、トレース、エラーログ、データ
の収集を多種のプロトコルについて行うことが可能なマ
ルチ・プロトコル解析手段20とを含んで構成される。
LANトレース18は、ホスト側ルータ10およびHu
b11からの障害情報を受信する。ワイヤレス自動発着
信機能19は、ワイヤレス・ネットワーク14といった
から送信される端末コンピュータ1およびブランチ・サ
ーバ2といったネットワーク装置との間で、障害情報お
よびSNMPコマンドといった情報を送受信している。
LANトレース18およびワイヤレス自動発着信機能1
9からの障害情報は、マルチ・プロトコル解析手段20
へと送られて、プロトコルの判断が行われた後、障害情
報の解析を複数のプロトコルについて同時に行うことが
できるようにされている。
【0037】また、図2においては、ネットワーク4お
よびネットワーク5、およびブランチ・サーバ2を用い
るものとして説明したが、本発明においては、必ずしも
ネットワーク4、ネットワーク5、ブランチ・サーバ2
を必要とするものではなく、ネットワーク・システムの
構成に応じて、いかなるネットワーク装置、ネットワー
ク構成でも用いることができる。
【0038】図3は、図2に示した障害管理用サーバ1
5のハードウエア構成を詳細に示した構成図である。こ
の障害管理用サーバ15は、Windows2000
(商標:マイクロソフトコーポレイション)またはAI
Xウインドウズ(インターナショナル・ビジネス・マシ
ーンズ・コーポレイション)といった適切なオペレーテ
ィング・システム(以下OSと略する)により動作され
ている。また、障害管理用サーバ15は、TCP/IP
といった通信プロトコルを用いて通信を行うことができ
るようにされている。
【0039】障害管理用サーバ15のハードウエア構成
についてさらに説明すると、ホスト側ルータ10および
Hub11からの障害情報をLANトレース18により
受信する。本発明において用いることができるLANト
レース18には、特に制限はなく市販の、例えばクライ
アント/サーバ/のIPまたはアドレスデータ・モニタ
機能を含むものであれば、いかなるものでも用いること
ができる。また、図3に示された障害管理用サーバ15
には、図2で示したマルチ・プロトコル解析手段20の
他、その時点で受信しているIPまたはアドレスおよび
その同期データと、それ以前のIPまたはアドレスおよ
びその同期データとを比較するための比較手段21を含
んでいて、同一のIPが連続して同一の同期データを送
出していることを判断する。このために用いる比較手段
21としては、メモリと、ディジタル・データを比較す
るためのコンパレータといった手段を含む構成とされて
いれば、いかなる手段でも採用することができる。
【0040】また、障害管理用サーバ15には、ハード
ウエア的またはソフトウエア的に構成されるタイマ手段
22が含まれていて、障害時に同一のIPからの同一の
同期データが連続して送信される時間をモニタしてい
る。障害管理用サーバ15は、さらにデータベースなど
を含む記憶手段23を含んでいる。この記憶手段23
は、アドレス・テーブル24を記憶している。このアド
レス・テーブル24には、IPに対応するルータIDお
よびワイヤレス通信手段、例えばセルラ電話の電話番号
またはメール・アドレスといったワイヤレスIDが記憶
されていて、所定のIPに対応するルータおよびワイヤ
レス端末が特定できるようにされている。
【0041】また、この記憶手段23には、SNMP
(Simple Network Management Protocol)コマンド・テ
ーブル25も記憶されている。障害管理用サーバ15
は、同一のIPからの同一の同期データが連続して送信
されていると判断した場合には、当該IPを停止させる
ためのコマンドを、SNMPコマンド・テーブル25か
ら読取ってワイヤレス自動発着信機能19へと与え、ワ
イヤレス・ネットワーク14を介して、特定されたIP
に対応した端末コンピュータ、ブランチ・サーバなどを
含むネットワーク装置へと送信する。
【0042】図4は、本発明において用いられる障害管
理用サーバ15に含まれる記憶手段23に記憶された、
アドレス・テーブル24の実施の形態を示した図であ
る。アドレス・テーブル24には、IPと、そのIPに
対応するルータIDと、障害情報通信手段13a〜13
dに付与されているワイヤレスIDとが対応して記憶さ
れていて、ルータIDと、ワイヤレスIDとを指定し
て、SNMPコマンド・テーブル25から、例えばIP
stopコマンドを、特定のIPを有する端末コンピュ
ータ1またはブランチ・サーバ2、またはこれらに接続
されているネットワーク装置へとワイヤレス・ネットワ
ーク14を介して送信できるようにされている。
【0043】図5は、本発明の障害管理システムにおけ
る障害管理用サーバ15のマルチ・プロトコル解析手段
20の機能を示した図である。マルチ・プロトコル解析
手段20は、Windows2000またはAIXウイ
ンドウズといったOSにより動作されていて、いわゆる
マルチ・ウインドウにより操作することができるように
されている。また、障害管理用サーバ15には、図5に
示されているように、LANプロトコルの情報を解析す
るためのLANトレース・ソフトウエア26aと、AT
Mプロトコルの情報を解析するためのATMトレース・
ソフトウエア26bと、ISDNプロトコルの情報を解
析するためのISDNトレース・ソフトウエア26c
と、モデム・プロトコルの情報を解析するためのモデム
・トレース・ソフトウエア26dと、WAPプロトコル
の情報を解析するためのWAPトレース・ソフトウエア
26eと、SNMPコマンドの履歴を解析するためのS
NMP・LOG・ソフトウエア26fと、クライアント
/サーバの履歴を解析するためのクライアント・サーバ
・トレース・ソフトウエア26gとが含まれている。
【0044】このマルチ・プロトコル解析手段20に
は、プロトコル判断手段が含まれており、このプロトコ
ル判断手段は、障害情報に付加されたフラッグにもとづ
いてプロトコルを判断するようにされていてもよい。例
えば、障害情報通信手段13a〜13dから送信される
ときに障害情報にプロトコル判断フラッグを付与してお
くことができる。この障害情報が障害管理用サーバ15
に受信されると、プロトコル判断手段が、ネットワーク
装置の使用するプロトコルに対応するフラッグを判断し
て、送信された障害情報に関連するネットワーク装置の
プロトコルを判断する。この後、障害管理用サーバ15
が、適切なトレース・ソフトウエアを起動する構成とす
ることができる。本発明においては、ネットワーク装置
のプロトコルを判断するためには、上述以外の方法であ
っても、これまで知られたいかなる方法でも用いること
ができる。図5に示したマルチ・プロトコル解析手段2
0は、上述したようにマルチ・ウインドウにより動作さ
れていて、各トレース・ソフトウエア26a〜26gに
対応したウインドウ27a〜27gを障害管理用サーバ
15のディスプレイ画面上に表示できるようにされてい
る。
【0045】また、図5に示されたマルチ・プロトコル
解析手段20は、上述した各トレース・ソフトウエア2
6a〜26gにより、マルチ・ウインドウを用いて1つ
の障害管理用サーバ15により解析された、異なったプ
ロトコルの障害情報を共通に処理するための共通フォー
マッタ手段28を含んでいる。
【0046】この共通フォーマッタ手段28は、異なっ
たプロトコルを有する障害情報を使用して、タイム・ス
タンプ検索28a、IPシーケンス検索28b、データ
を発行したクライアントまたはサーバのIPを保持し、
IPと、各ネットワーク・トレース中に含まれるIPと
を検索/照合し、ネットワーク中のデータ・ルートを表
示させるためのIP検索28c、キー・フレーム検索2
8dなどを行って、端末コンピュータ1からネットワー
ク4、ネットワーク5を介してホスト・サーバ3までの
IP、データのフローを時間と、順序と、それらに対応
したシステム状態とを共通して判断する。このためのソ
フトウエア構成としては、これまで知られたいかなる構
成であっても用いることができる。また、本発明におい
ては、解析に必要とされるいかなる検索、検索シーケン
スでも用いることができる。
【0047】この際、ISDN、ATMなどのネットワ
ーク・アナライザに、モバイルPCといった携帯端末を
接続し、この携帯端末にワイヤレス・カードといった市
販のワイヤレス・アダプタおよびワイヤレス通信手段、
例えばセルラ電話などを含んで構成される障害情報通信
手段を接続することにより、異なったプロトコルを有す
るネットワーク装置からの障害情報をまとめて一度に障
害管理用サーバ15へと送信することが可能となり、ネ
ットワークのパフォーマンスを低下させることなく障害
状態を解析することが可能となる。
【0048】図6には、障害管理用サーバ15のディス
プレイ画面上に、各トレース・ソフトウエア26a〜2
6gに対応するウインドウが開かれたところを示した図
である。図6に示すように、本発明における障害管理用
サーバ15は、異なったプロトコルに対応するネットワ
ーク装置ごとに異なる解析装置を用いることなく、マル
チ・ウインドウ環境の下で障害の解析を行うことができ
る。
【0049】図7は、図6において説明した共通フォー
マッタ手段28により、異なったプロトコルを用いるネ
ットワーク装置の障害情報を解析して得られた解析結果
を例示した図である。図7に示すように、本発明の障害
管理用サーバ15は、ホスト・サーバ、ISDNアナラ
イザ、ATMアナライザといった各種ネットワーク・ア
ナライザ、ブランチ・サーバ、ルータ、端末コンピュー
タといった異なったプロトコルを用いる可能性のあるネ
ットワーク装置の障害情報を、IP、時間を基本として
一度にリストアップすることができる。このため、本発
明の障害管理システムは、システム管理者、およびネッ
トワーク解析の専門家などの解析負担を、著しく低減さ
せることができると共に、プロトコルごとに専用化され
た解析装置を必要とするロスを避けることができる。
【0050】図8は、本発明の障害管理方式による障害
状態の概略の解析プロセスを示したフローチャートであ
る。図8に示される解析プロセスは、ステップ201に
おいて、ネットワークのトラブルが発生すると、ステッ
プ202において、トラブルが発生したサイトのシステ
ム管理者が、そのシステム機器に障害情報を取得するた
め、モバイルPC、ネットワーク・コンソール、ワイヤ
レス変換器などを接続し、さらにワイヤレス・アダプタ
およびセルラ電話といった障害情報通信手段を接続す
る。ついで、ステップ203において障害管理用サーバ
15が設置されているセンターへと、ワイヤレスネット
ワーク14を含む専用の通信回線を介して接続を行う。
【0051】さらにステップ204において、トラブル
が発生している機器のトレース、LOGデータをモバイ
ルPC、ネットワーク・コンソールを用いて取得する。
この後、ステップ205において、トレース、LOGデ
ータを障害管理用サーバ15へとワイヤレス・ネットワ
ーク14を用いて送信する。障害管理用サーバ15は、
障害情報を受信した後、解析ソフトウエアを起動して解
析を開始する。ついで、ステップ206においてシステ
ム管理者/ネットワーク専門家がトラブル情報を解析す
ることにより、解析プロセスが進行して行く。
【0052】図9は、本発明の第1の実施の形態の障害
管理方式により対応することができる、ネットワーク・
トラブルを示した図である。図9に示したネットワーク
・システムは、複数の端末コンピュータ1a,1bがネ
ットワーク29を介してホスト・サーバ3へと通信を行
っている。図9に示したネットワーク・システムにおけ
るネットワーク・トラブルでは、端末コンピュータ1b
は、時折無効フレームを発行しており、この無効フレー
ムは、ネットワーク29を介してホスト・サーバ3へと
送信される。このような無効フレームを受信したホスト
・サーバ3は、ネットワーク制御が異常となり、トラッ
プされた状態となる。
【0053】図9に示したようなネットワーク・トラブ
ルでは、無効フレームによりホスト・サーバ3がトラッ
プ状態となる。図9に示したトラブルによりネットワー
ク異常が発生した場合における、本発明の障害管理方式
のフローチャートを示したのが図10である。図10に
示した障害管理方式では、ステップ303において端末
コンピュータ1bに例えば図9に示すようにISDNア
ナライザ30を接続して、プロトコル・トレースを実行
させる。さらにステップ305において、ISDNアナ
ライザ30に対してワイヤレス通信を可能とさせるワイ
ヤレスカード31を接続し、適切なセルラ電話といった
ワイヤレス通信手段を接続して障害情報通信手段を構成
する。ステップ306では、この障害情報通信手段を用
いて障害管理用サーバ15へと、ワイヤレス・ネットワ
ーク14を介して通信を行い、トレース・データを障害
管理用サーバ15へと送信する。
【0054】ワイヤレス・ネットワーク14へと送信す
る際の通信速度は、56kbpsを用いることもできる
し、さらに高速の1Mbps〜2Mbpsの通信速度を
用いることもできる。1Mbps〜2Mbpsの通信速
度を用いることにより、トレース・データをより効率よ
く障害管理用サーバ15へと送信することができる。ま
た、図9に示されるネットワーク29において通信を制
御するルータ32およびHub33には、図9に示され
るようにコンソール34を接続し、さらにコンソール3
4には、ワイヤレス通信を可能とするワイヤレス・カー
ド31などを接続して、ワイヤレス通信を可能とさせ
る。ついで、ステップ308で、ルータのLOGを取得
して、ワイヤレス通信により障害管理用サーバ15へと
回線を接続して、ワイヤレス・ネットワーク14を介し
てLOGデータを送信する。
【0055】このとき、ワイヤレス通信を行わせるため
の障害情報通信手段を、セルラ電話を含んで構成する場
合には、障害管理用サーバ15に付与されたメール・ア
ドレス、またはURL・アドレスなどへと電子メールを
送信することなどにより、障害情報の送信を行うことが
できる。また、図9に示されたネットワーク・システム
のトラブルにおいては、図10のステップ302におい
て、ホスト側ルータおよびHub35からLAN接続に
より、障害管理用サーバ15のLANトレース18へと
障害情報を送信する。ステップ310において障害管理
サーバ15は、それぞれ端末コンピュータ1b、ルータ
32、ホスト側ルータおよびHub35から送信され
た、それぞれプロトコルの異なった障害情報を受信し、
そのプロトコルを判断して、それぞれに対応したソフト
ウエアを起動して、処理および解析を行う。このように
して、図9に示した実施の形態においてはISDNアナ
ライザのトレース・データから無効フレームを端末コン
ピュータ1bが発行していることを見出すことができ
る。
【0056】ついで、障害管理用サーバ15では、ステ
ップ311でトラブル原因の特定を行い、共通フォーマ
ッタ手段28において、問題となったIPを検索し、そ
のIPの順番を検索し、無効フレームといったキー・フ
レームを検索し、無効フレームが発行された後のプロト
コルの推移を確認、解析し、ネットワーク制御が異常状
態になった原因を解析する。この解析に基づいて、ステ
ップ312においてトラブル原因が解析され、解析ステ
ップが終了する。
【0057】図11は、本発明の障害管理方式の第2の
実施の形態により対応されるネットワーク・トラブルを
示した図である。図11に示したネットワークは、端末
コンピュータ1a、1b、1cがネットワーク36およ
びネットワーク37を介してホスト・サーバ3へと接続
されている。図11に示した第2の実施の形態において
は、発生するネットワーク・トラブルが端末コンピュー
タ1cが、連続してIPと、それに同期する同期データ
を繰り返してホスト・サーバ3へと送信することにより
生じる。この状態を放置しておけば、ホスト・サーバ3
がオーバーフローしてダウンすることになる。そこで、
本発明の障害管理方式においては、図11に示すよう
に、障害管理用サーバ15は、比較手段21により、そ
の時点でのIPと、それ以前のIPとを比較して、同一
のIPおよびそれに同期した同期データの継続時間をタ
イマ手段22によりモニタしている。
【0058】例えば、図11に示したトラブルにおいて
は、同一のIPおよびそれに同期した同期データが連続
して8秒以上、または15回以上持続する場合には、ホ
スト・サーバ3のダウンを防止するべく、同一のIPお
よびそれに同期する同期データを送信している端末コン
ピュータ1cに接続されるネットワーク機器へと、アド
レス・テーブル24からルータIDおよびワイヤレスI
Dを読取り、送信先を特定する。その後、障害管理用サ
ーバ15は、SNMPコマンド・テーブル25から特定
IPを停止させるIPstopコマンドを、ワイヤレス
・ネットワーク14を介して、特定のIDが付与された
障害情報通信手段へと送信する。IPstopコマンド
を受信した、例えば、ネットワーク・コンソール、モバ
イルPCといった障害情報取得手段は、受信したIPs
topコマンドを使用して、暴走するなどしてIP、お
よびそれに同期する同期データを連続した送信を停止さ
せる。このようにしてホスト・サーバ3のダウンを防ぐ
ことにより、本発明においては、障害管理用サーバ15
に対して自動暴走ストップ機能を付与することができ
る。
【0059】図12には、図11に示したトラブルに対
応するための本発明の障害管理方式の第2の実施の形態
のフローチャートを示す。図12に示すように、まず、
ステップ402において、障害管理用サーバ15に含ま
れるLANトレース18によりホスト・サーバ3が受信
するIPをモニタする。ついで、ステップ403では、
その時点でのIPと、それ以前のIP、およびそれぞれ
の同期データを比較手段21を使用して比較する。この
とき、ステップ404に示すように、同一のIPからの
同一の同期データが8秒以上持続しているか、または1
5回以上連続している場合(yes)には、ステップ4
05で当該IPを特定する。また、同一のIPからの同
一の同期データが8秒以上持続しているか、または15
回以上連続していない場合(no)には、ステップ40
6でタイマ手段22をリセットしてステップ402へと
戻る。ついで、ステップ407において特定したIP
を、障害管理用サーバ15の記憶手段に記録されている
アドレス・テーブル24を参照してルータIDおよび電
話番号、またはメールアドレスといったワイヤレスID
を抽出する。
【0060】ついで、ステップ408でSNMPコマン
ド・テーブル25からIPstopコマンドを抽出し、
ステップ409ではワイヤレス自動発着信機能19か
ら、ルータIDおよびワイヤレスIDを特定して、その
ルータIDおよびワイヤレスIDが付与された障害情報
通信手段へとワイヤレス・ネットワーク14を介して接
続する。ステップ410では、ワイヤレス自動発着信機
能19によりIPstopコマンドをネットワーク・コ
ンソールへと送信し、ステップ411では、Hubにコ
ンソール機能が含まれている場合にはそのHubに特定
のIPstopコマンドを送信する。このIPstop
コマンドを受信したネットワーク・コンソールは、ステ
ップ412においてルータ中に見出された特定IPの経
路を停止させる。このようにすることで、本発明の障害
管理方式においては、端末コンピュータ1cの暴走を自
動的に停止させることができる。
【0061】図13は、本発明の障害管理方式を、電子
メール送受信システムのトラブルに対して適用した第3
の実施の形態を示した図である。図13に示した第3の
実施の形態においては端末コンピュータ1a,1b,1
cが電子メール・ネットワーク38を介してメール・サ
ーバ39に対して例えば電子メールといったMailを
送信している。メール・サーバ39は、LANアダプタ
40を介してMailを受信し、適切なOSの下で、T
CP/IPプロトコルを使用して、市販のメール・ソフ
トウエアを動作させている。端末コンピュータ1cは、
何らかの理由で暴走し、同一のIPと、それに同期した
同期データをメール・サーバ39へとルータ・Hub4
1およびHub42を介して送信している。送信された
同期データは、メール・サーバ39をオーバーフローさ
せて、メール・サーバ39ダウンさせてしまう可能性が
ある。さらに、ルータ41をオーバフローさせてしまう
可能性がある。
【0062】図14は、図13に示したトラブルに対応
した、本発明の障害管理方式の第3の実施の形態を示し
たフローチャートである。まず、障害管理用サーバ15
は、ステップ502においてHub42からLAN接続
を経由して信号を受信し、LANトレース18におい
て、メール・サーバ39に送信されるIPをモニタす
る。ついで、その時点でのIPと、ステップ503にお
いてそれ以前のIP、およびそれぞれの同期データを、
比較手段21により比較する。ステップ504では、タ
イマ手段22により同一のIPまたはアドレスからの同
一の同期データが8秒以上持続しているか、または15
回以上連続しているかを判断する。
【0063】同一のIPからの同一の同期データが8秒
以上持続しているか、または15回以上連続している場
合(yes)には、ステップ506で当該IPを特定す
る。また、同一のIPからの同一の同期データが8秒以
上持続しているか、または15回以上連続していない場
合には、ステップ505でタイマをリセットした後、ス
テップ502へと戻り、IPまたはアドレスの監視を続
ける。ついで、ステップ507で特定したIPを障害管
理用サーバ15の記憶手段に記録されているアドレス・
テーブル24を参照して、ルータID、および電話番
号、またはメール・アドレスといったワイヤレス端末I
Dを取得する。
【0064】ついで、ステップ508では、障害管理用
サーバ15は、SNMPコマンド・テーブル25からI
Pstopコマンドを抽出し、ステップ509でワイヤ
レス自動発着信機能19から、ルータIDおよびワイヤ
レスIDを特定して、そのルータID及びワイヤレスI
Dが付与された障害情報通信手段に対し、ワイヤレス・
ネットワーク14を介して接続する。また、ステップ5
09では、IPstopコマンドをコンソール、または
Hub42にコンソール機能が含まれている場合には、
Hub42に特定のIPstopコマンドを送信する。
さらに、ステップ510では、このIPstopコマン
ドを、ワイヤレス・ネットワーク14を介して受信した
ネットワーク・コンソールまたはモバイルPC、または
ワイヤレス変換器が受信して、ルータ・Hub41中に
見出された特定IP経路を停止させる。このようにする
ことで、本発明の障害管理方式においては、端末コンピ
ュータ1cの暴走を自動的に停止させることができる。
また、端末コンピュータ1cに接続しているルータのオ
ーバーフローを防止することができる。
【0065】また、本発明においては障害情報専用回線
として、無線ネットワーク14を用いることを例に取り
説明を行ってきたが、本発明は、障害情報専用回線とし
て、既設の導線を用い、音声伝送用、ISDNよりも高
い周波数帯域を利用して高速・大容量のデータ転送を行
うことを可能とする非対称ディジタル・サブスクライバ
・ライン(Asymmetric Digital Subscriber Line: ADS
L)を使用することも可能である。ADSLのダウンスト
リームを、障害情報の送信を行うために用いることによ
り、約10Mbpsの通信速度で障害情報を取得するこ
とができる。また、アップストリームとしては、約1M
bps程度の速度が得られるが、この場合のアップスト
リームは、IPstopコマンドといった限定されたコ
マンドを送信するだけであり、充分な通信速度を得るこ
とができる。
【0066】上述したADSLを用いて障害情報を取得
するためには、ITU−Tといった国際規格で「G99
2.2」として勧告される規格を用いることもできる
し、例えば「Universal ADSL」とよばれている、相互接
続性を確保した規格ANSIT1.413ADSLに準
拠した通信システムを用いることができる。ADSL通
信手段を用いる場合には、例えば、キャリアレス・アン
プリチュード・フェーズ・モジュレーション(Carrierle
ss Amplitude Phase Modulation:CAP)タイプ、またはデ
ィスクリート・マルチトーン(Disclete Multitone)タイ
プのADSL用モデムを利用して、障害情報専用回線を
構成することができる。
【0067】本発明の上述した障害管理方式を実行させ
るためのプログラムは、種々のプログラミング言語によ
り記述することができ、例えばオブジェクト指向のC言
語といったプログラミング言語で記述することができ
る。また、本発明の障害管理方式を実行させるためのプ
ログラムは、フロッピー・ディスク、ハード・ディス
ク、磁気テープといった磁気記録媒体、CD−ROM、
DVD、光磁気ディスクといった光学的に記録が行われ
る記録媒体に記録することができ、またインターネット
といったネットワークを介して配布される伝送媒体など
とすることができる。本発明は、これまでネットワーク
・システムの障害管理を行うためのシステム及び方式に
ついて詳細に説明してきたが、本発明は、本発明の障害
管理方式を実行させるためのコンピュータ・プログラム
が記録されたコンピュータ可読な記録媒体をも含むもの
である。
【0068】これまで本発明を図面に示した特定の実施
の形態にもとづいて説明してきたが、本発明は、図面に
示した実施の形態に限定されるものではなく、ネットワ
ーク構成、ネットワーク構成装置、障害情報取得手段、
障害情報通信手段、および障害管理方式の細部の手順に
ついては、本発明の効果が得られる限り、これまで知ら
れている、いかなるものでも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク・システムにおける従来のトラブ
ル解決のためのフローチャート。
【図2】本発明の障害情報管理システムの構成図。
【図3】図2に示した障害管理用サーバの詳細な構成
図。
【図4】本発明の障害管理用サーバの記憶手段に含まれ
るアドレス・テーブルの構成を示した図。
【図5】本発明の障害管理用サーバのマルチ・プロトコ
ル解析手段の機能を示した図。
【図6】マルチ・プロトコル解析手段によりディスプレ
イ画面上に表示されたマルチ・ウインドウを示した概略
図。
【図7】共通フォーマッタ手段により得られた異なるプ
ロトコルを用いるネットワーク装置の障害情報を示した
図。
【図8】本発明の障害管理方式による障害状態の解析プ
ロセスを示したフローチャート。
【図9】本発明の障害管理方式の第1の実施の形態によ
り対応されるネットワーク・トラブルを示した図。
【図10】図9に示した本発明の障害管理方式のフロー
チャート。
【図11】本発明の障害管理方式の第2の実施の形態に
より対応されるネットワーク・トラブルを示した図。
【図12】図11に示した本発明の障害管理方式のフロ
ーチャート。
【図13】本発明の障害管理方式の第3の実施の形態に
より対応されるネットワーク・トラブルを示した図。
【図14】図13に示した本発明の障害管理方式のフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…端末コンピュータ 2…ブランチ・サーバ 3…ホスト・サーバ 4…ネットワーク 5…ネットワーク 6…ルータ 7…Hub 8…サーバ側ルータ 9…Hub 10…ホスト・サーバ側ルータ 11…Hub 12a〜12d…障害情報取得手段 13a〜13d…障害情報通信手段 14…ワイヤレス・ネットワーク 15…障害管理用サーバ 18…LANアダプタ 19…ワイヤレス自動発着信機能 20…マルチ・プロトコル解析手段 21…比較手段 22…タイマ手段 23…記憶手段 24…アドレス・テーブル 25…SNMPコマンド・テーブル 26a〜26g…トレース・ソフトウエア 27a〜27g…ウインドウ 28…共通フォーマッタ手段 29…ネットワーク 30…ISDNアナライザ 31…ワイヤレス・カード 32…ルータ 33…Hub 34…ネットワーク・コンソール 35…Hub 36,37,38…ネットワーク 39…メール・サーバ 40…LANアダプタ 41…ルータ・Hub 42…Hub
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/26 (72)発明者 森谷 之信 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 吉田 順一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 和田 裕之 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 和田 直也 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 5B042 GA12 GA18 GC02 JJ02 KK12 KK13 NN52 NN54 5B085 AC11 AC18 5B089 GA11 GA25 GB02 HA13 JA35 JB17 KA12 ME06 5K030 JT09 KA01 KA02 MB01 MC07 5K035 DD01 FF01 FF04 LL01 MM07

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続される端末コ
    ンピュータおよびサーバを含むネットワーク装置から構
    成されるネットワーク・システムにおける障害を管理す
    るためのシステムであって、 前記ネットワーク装置から障害情報を得る手段と、 前記障害情報を、前記ネットワークを介して通信される
    業務システムと分離された障害情報専用回線を介して通
    信するための障害情報通信手段と、 前記通信された障害情報を受信し、処理するための障害
    管理用サーバとを含む、障害管理システム。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク装置から障害情報を得
    る手段が無線ネットワークを経由して前記障害情報専用
    回線に接続される請求項1に記載の障害管理システム。
  3. 【請求項3】 前記障害情報専用回線は、ADSLとさ
    れる、請求項1に記載の障害管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク装置から障害情報を得
    るための手段は、携帯端末である、請求項2に記載の障
    害管理システム。
  5. 【請求項5】 前記障害管理用サーバは、前記障害情報
    に応答して前記障害情報専用回線を通じて前記障害情報
    に関連するネットワーク装置を停止させる信号を送る請
    求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の障害管理
    システム。
  6. 【請求項6】 前記障害管理用サーバは、異なる通信プ
    ロトコルを使用する前記ネットワーク装置の障害情報を
    処理する、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記
    載の障害管理システム。
  7. 【請求項7】 前記障害情報通信手段は、セルラ電話を
    含む、請求項4に記載の障害管理システム。
  8. 【請求項8】 前記障害管理用サーバは、前記ネットワ
    ーク装置から送信されるIPまたはアドレスを比較する
    ための手段と、同一のIPまたは同一アドレスからの同
    一の同期データの通信時間を計る手段と、前記同一のI
    Pまたは同一のアドレスに関連する前記障害情報通信手
    段へと、IP経路またはアドレス経路を停止させるコマ
    ンドを前記障害情報専用回線を通して送信する手段とを
    含み、端末コンピュータまたはサーバの1つが、同一I
    Pまたはアドレスおよび同期データを繰返し送出する場
    合に、前記同一IPまたは前記同一アドレスおよび同期
    データを検知し、前記端末コンピュータまたはサーバの
    IP経路またはアドレス経路を自動的に停止させる、請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の障害管理システム。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して接続される端末コ
    ンピュータおよびサーバを含むネットワーク装置から構
    成されるネットワーク・システムにおける障害を管理す
    るための方式であって、 前記ネットワーク装置から障害情報を得る段階と、 前記障害情報を、前記ネットワークを介して通信される
    業務システムと分離された障害情報専用回線を介して障
    害情報専用回線を介して送信する段階と、 前記通信された障害情報を障害管理用サーバが受信し
    て、処理する段階とを含む、障害管理方式。
  10. 【請求項10】 前記ネットワーク装置から障害情報を
    得る段階を、無線ネットワークを経由して前記障害情報
    専用回線に接続することにより行なう、請求項9に記載
    の障害管理方式。
  11. 【請求項11】 前記障害情報専用回線は、ADSLと
    される、請求項9に記載の障害管理方式。
  12. 【請求項12】 前記ネットワーク装置から障害情報を
    得る段階に、携帯端末を使用する、請求項9に記載の障
    害管理方式。
  13. 【請求項13】 前記障害管理用サーバが、前記障害情
    報に応答して前記障害情報専用回線を通じて前記障害情
    報に関連するネットワーク装置を停止させる信号を送る
    段階を含む、請求項9ないし請求項12のいずれか1項
    に記載の障害管理方式。
  14. 【請求項14】 前記障害管理用サーバは、異なる通信
    プロトコルを使用する前記ネットワーク装置の障害情報
    を処理する、請求項9ないし請求項13のいずれか1項
    に記載の障害管理方式。
  15. 【請求項15】 前記障害情報をセルラ電話で送信する
    段階を含む、請求項10に記載の障害管理方式。
  16. 【請求項16】 前記障害管理用サーバは、さらに前記
    ネットワーク装置から送信されるIPまたはアドレスを
    比較する段階と、同一のIPまたはアドレスからの同一
    の同期データを含む通信時間を計る段階と、前記同一の
    IPまたは同一のアドレスに関連する障害情報通信手段
    へとIP経路またはアドレス経路を停止させるコマンド
    を前記障害情報専用回線を通して送信する段階とを含
    み、端末コンピュータまたはサーバの1つが、同一IP
    または同一アドレスおよび同期データを繰返し送出する
    場合に、前記同一IPまたは同一アドレス、および同期
    データを検知し、前記端末コンピュータまたはサーバの
    IP経路またはアドレス経路を自動的に停止させる、請
    求項9ないし15のいずれか1項に記載の障害管理方
    式。
  17. 【請求項17】 ネットワークを介して接続される端末
    コンピュータおよびサーバを含むネットワーク装置から
    構成されるネットワーク・システムにおける障害を管理
    するために用いられるサーバであって、 前記ネットワーク装置から得られた障害情報を、前記ネ
    ットワークを介して通信される業務システムと分離され
    た障害情報専用回線を介して受信するための手段と、 前記ネットワーク装置の通信プロトコルを判断する手段
    と、 前記通信プロトコルごとに表示ウインドウを設ける手段
    と、 前記通信プロトコルごとに障害状態を処理するための手
    段とを含む、障害管理用サーバ。
  18. 【請求項18】 前記ネットワーク装置から障害情報を
    得る手段が無線ネットワークを経由して前記障害情報専
    用回線に接続される請求項17に記載の障害管理用サー
    バ。
  19. 【請求項19】 前記障害情報専用回線は、ADSLと
    される、請求項17に記載の障害管理用サーバ。
  20. 【請求項20】 前記障害情報に応答して前記障害情報
    専用回線を通じて前記障害情報に関連するネットワーク
    装置を停止させる信号を送る請求項17ないし請求項1
    9のいずれか1項に記載の障害管理用サーバ。
  21. 【請求項21】 前記障害管理用サーバは、異なる通信
    プロトコルを使用する前記ネットワーク装置の障害情報
    を処理する、請求項17ないし請求項20のいずれか1
    項に記載の障害管理用サーバ。
  22. 【請求項22】 前記障害管理用サーバは、前記ネット
    ワーク装置から送信されるIPまたはアドレスを比較す
    るための手段と、同一のIPまたは同一アドレスからの
    同一の同期データの通信時間を計る手段と、前記同一の
    IPまたは同一のアドレスに関連する前記障害情報通信
    手段へとIP経路またはアドレス経路を停止させるコマ
    ンドを前記障害情報専用回線を通して送信する手段とを
    含み、端末コンピュータまたはサーバの1つが、同一I
    Pまたはアドレスおよび同期データを繰返し送出する場
    合に、前記同一IPまたは前記同一アドレスおよび同期
    データを検知し、前記端末コンピュータまたはサーバの
    IP経路またはアドレス経路を自動的に停止させる、請
    求項17ないし請求項21のいずれか1項に記載の障害
    管理用サーバ。
  23. 【請求項23】 ネットワークを介して接続される端末
    コンピュータおよびサーバを含むネットワーク装置から
    構成されるネットワーク・システムにおける障害を管理
    するためのコンピュータ・プログラムが記録されたコン
    ピュータ可読な記録媒体であって、 前記ネットワーク装置から得られた障害情報を、前記ネ
    ットワークを介して通信される業務システムと分離され
    た障害情報専用回線を介して受信する段階と、 前記ネットワーク装置の通信プロトコルを判断する段階
    と、 前記通信プロトコルごとに表示ウインドウを設ける段階
    と、 前記通信プロトコルごとに障害を処理する段階とを実行
    させるコンピュータ・プログラムが含まれる、コンピュ
    ータ可読な記録媒体。
  24. 【請求項24】 さらに前記ネットワーク装置から送信
    されるIPまたはアドレスを比較する段階と、同一のI
    Pまたはアドレスからの同一の同期データを含む通信時
    間を計る段階と、前記同一のIPまたは同一のアドレス
    に関連する障害情報通信手段へと、IP経路またはアド
    レス経路を停止させるコマンドを前記障害情報専用回線
    を通して送信する段階とを含み、端末コンピュータまた
    はサーバの1つが、同一IPまたは同一アドレスおよび
    同期データを繰返し送出する場合に、前記同一IPまた
    は同一アドレス、および同期データを検知し、前記端末
    コンピュータまたはサーバのIP経路またはアドレス経
    路を自動的に停止させる、請求項23に記載の記録媒
    体。
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