JP2002111104A - 光増幅用光ファイバ及びそれを用いた光増幅器 - Google Patents

光増幅用光ファイバ及びそれを用いた光増幅器

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JP2002111104A
JP2002111104A JP2000305418A JP2000305418A JP2002111104A JP 2002111104 A JP2002111104 A JP 2002111104A JP 2000305418 A JP2000305418 A JP 2000305418A JP 2000305418 A JP2000305418 A JP 2000305418A JP 2002111104 A JP2002111104 A JP 2002111104A
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optical
optical fiber
amplification
amplifier
ions
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Keiichi Aiso
景一 相曽
Norio Tashiro
至男 田代
Takeshi Yagi
健 八木
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非線形性が抑制され、かつ励起光波長に依存
せず良好な増幅特性を有する光増幅用光ファイバおよび
それを用いた光増幅器を提供する。 【解決手段】 Erイオンを添加した光増幅用光ファイ
バのコア部に、さらにLaイオンがErイオンの2倍以
降添加されている光増幅用光ファイバを提供する。さら
に、この光増幅用光ファイバを用いて、波長980nm
付近の励起光と波長1480nm付近の励起光とにより
励起する光増幅器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、主に光通信システムに
利用される光増幅器およびそれに用いられる光増幅用光
ファイバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等による通信需要
の急激な増大により、光ファイバ伝送路における伝送容
量拡大の検討が活発に行われている。それに伴い波長多
重(WDM)光伝送システムにおける大容量化、すなわ
ちチャンネル数の増大や伝送帯域の拡大が進行してい
る。WDM光伝送路での大容量化のためには、信号光を
増幅する光増幅器の高出力化、広帯域化の実現が不可欠
であり、光増幅器が益々重要なキーデバイスとして着目
されている。
【0003】WDM信号のチャンネル数増加に従い、ト
ータルの信号光入力パワーが増大し、それらを一括増幅
する光増幅器に対して、より高い飽和出力が要求される
ようになってきている。そのため光増幅用光ファイバの
高効率化や励起光源の高出力化により、光増幅器出力の
増大がはかられている。
【0004】また、伝送帯域の拡大のため、光増幅器の
利得帯域拡大の検討も進められており、光増幅用光ファ
イバの長尺使用により、従来の増幅波長域よりも長波長
域での利得を有した光増幅器も実現されている。
【0005】しかし、以上のような光増幅用光ファイバ
の高出力化と長尺化は、従来では現れていなかった光増
幅用光ファイバ中での非線形現象の発現という新たな問
題を引き起こすに至っている。非線形現象の主なものと
しては4光波混合(FWM)や相互位相変調(XPM)
などがあげられるが、これらの非線形効果により信号光
の伝送品質が劣化するため、光増幅器用光ファイバにお
ける非線形性の抑制が必要不可欠な状況となっている。
【0006】この非線形現象を抑制する方法としては、
希土類元素の添加量を増やして、単位長さあたりの利得
を高め、使用ファイバ長を短くすること有効である。し
かしEDFにおいて、Er濃度を高めていくと、Erイ
オン間距離が短くなり、Erイオン同士の相互作用によ
って増幅効率低下を引き起こす(濃度消光)。Al23
−SiO2をホストガラスとする通常のEDFでは、1
000wtppmを越えると、濃度消光による効率低下
が発生する。(例えば、R.I.LAMING,D.N.PAYNE,F.MELI,
G.GRASSO,E.J.TARBOX , "SATURATED ERBIUM-DOPED FIBR
E AMPLIFIERS",OAA'90.Tech.Digest MB3.)
【0007】そこで、Erイオンの添加濃度限界を向上
させるため、ErとともにYbを共添加したEYDFが
提案されている。このEYDFにおいてはErイオンの
周りにYbイオンが複数個配位してクラスターを形成す
ることでErイオン同士のイオン間距離が拡がり、従来
のEDFの場合に比べて濃度消光が抑制される。
【0008】現在、EDFの励起波長としては980n
mと1480nmの2波長が一般的である。Ybイオン
は1480nm付近の固有吸収を持たないため、EYD
Fを1480nmで励起した場合は、Erのエネルギー
準位のみを利用して吸収、誘導放出が行われる。つまり
1480nm励起の場合、Ybは光学的に不活性であ
り、Ybイオンは濃度消光を抑制する役割のみを果た
す。
【0009】しかしながら、EYDFを980nmの波
長で励起した場合は、EDFに比べてその変換効率が低
下する。この理由を図4に示したEYDFにおける98
0nm帯の吸収スペクトルの一例と図5に記述したE
r、Yb系におけるエネルギー準位モデルにより説明す
る。
【0010】図4のようにYbは980nm帯でErイ
オンのスペクトルよりもブロードな吸収スペクトルを有
する。この吸収は 27/225/2準位間の基底準位
吸収である。
【0011】EYDFを980nm帯の波長で励起した
場合、先ずYbイオンが励起光を吸収して 25/2準位
へ遷移した後、Erイオンとイオン間相互作用すること
でErイオンを411/2準位に間接的に励起し(Energy
Transfer)、Ybイオン自身は基底準位27/2に脱励起
する。411/2準位に励起されたErイオンは413/2
非放射過程で緩和し、413/2415/2準位間において
反転分布を形成し、誘導放出により光信号を増幅する。
【0012】しかしながら、411/2準位から25/2
位への逆遷移過程やYb準位間での発光等によって、エ
ネルギーロスが生じるため、励起光から信号光への変換
効率はErイオンだけのエネルギー準位を利用している
EDFの場合に比べて、必然的に低い値となってしま
う。
【0013】980nm帯励起は1480nm帯励起に
比べて、雑音指数(Noise Figure:NF)
特性が2dB程度優れており、低雑音光増幅器はほとん
ど980nm励起配置を採用している。しかしながら上
述のようにEYDFにおいては980nm励起による低
雑音光増幅器を構成することが、EDFに比べて不利と
なる。
【0014】すなわち、光増幅用ファイバ中での非線形
性を抑制しつつ、かつ励起光波長に依存せず良好な増幅
特性を有する光増幅用光ファイバを実現し、これにより
高出力、低非線形性、低雑音な光増幅器を実現する手法
が求められている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以上の
ような問題点に鑑み、以下に記載の手段によって、非線
形現象を抑制した光増幅用光ファイバを提供することに
ある。
【0016】本発明の第1の解決手段は、コア部に少な
くともエルビウムを添加した光増幅用光ファイバであっ
て、前記光ファイバは前記コア部にエルビウム以外の希
土類元素イオンが少なくとも1種類添加されており、前
記エルビウム以外の希土類元素イオンは前記光増幅用フ
ァイバを励起する波長において基底準位吸収を有しない
希土類元素イオンであることを特徴とする。
【0017】また、本発明の第2の解決手段は、第1の
解決手段において、前記コア部に添加されるエルビウム
以外の希土類元素イオンは、La、Ce、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Luのうちから選択されるこ
とを特徴とする。
【0018】また、本発明の第3の解決手段は、第1の
解決手段において、前記エルビウム以外の希土類元素イ
オンの個数がエルビウムイオンの個数の2倍以上添加さ
れていることを特徴とする。
【0019】また、本発明の第4の解決手段は、第1な
いし第3の解決手段のいずれかに記載の光増幅用光ファ
イバを用いた光増幅器であって、該光増幅器の利得帯域
は1560nm〜1620nmを含むことを特徴とす
る。
【0020】また、本発明の第5の解決手段は、第4の
解決手段において、前記光増幅器の励起光源の波長は、
少なくとも波長980nm帯を含むことを特徴とする。
【0021】また、本発明の第6の解決手段は、第5の
解決手段において、前記光増幅器に用いられる光増幅用
光ファイバの光信号入力側から波長980nm帯の励起
光が入射されることを特徴とする。
【0022】また、本発明の第7の解決手段は、光増幅
用光ファイバを用いた光増幅器を光増幅ユニットとし、
2個以上の光増幅ユニットを縦続接続して構成される光
増幅器であって、前記光増幅ユニットのうち少なくとも
1個が第5の解決手段に記載の光増幅器であることを特
徴とする。
【0023】これらの解決手段を用いることにより、高
効率で低非線形性を有する光増幅用光ファイバおよび光
増幅器を実現できる。Erとともに第2の解決手段に記
載の希土類元素イオンを共添加することで、共添加され
た希土類元素イオンがErイオンを取り囲むことによ
り、Erイオン間の距離が大きくなり、Erイオン相互
作用が抑制される。
【0024】また使用する励起波長において共添加され
た希土類元素は基底準位吸収を持たず光学的に不活性で
あり、Erイオンの固有状態に対応した吸収、発光遷移
のみを利用した光増幅が行われる。そのためエネルギー
のロスの少ない効率のよい励起が行われる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて説明
する。図1に一例としてErとともにLaを添加したE
r、La共添加光ファイバにおける損失スペクトルの例
を示す。このスペクトルはEDFにおける吸収スペクト
ルと完全に一致しており、Laイオン固有の基底準位吸
収は存在していない。このため増幅効率を劣化させるこ
となく、低非線形性を実現可能となる。
【0026】また利得係数が1530nm帯(C−BA
ND)に比べて小さい1580nm帯(L−BAND)
の光アンプでは、より長尺のEDFが必要であり、非線
形現象が発現しやすく、しかも雑音特性(NF)が劣化
しやすい。そこで、本発明の解決手段を用いることによ
り、このL−BAND帯の光信号を増幅する光アンプに
対しても、より光増幅用光ファイバを短尺化でき、低非
線形性、低NF性を向上させることが可能となる。
【0027】ここで、本発明の実施例について説明す
る。Erイオンの濃度消光抑制の効果があると予想され
るEr以外の希土類元素イオンにおいてEDFの一般的
な励起波長である980nm帯と1480nm帯の波長
で基底準位吸収の有無を調べた。この結果を表1に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】表1より980nm帯において基底準位吸
収を持たない希土類元素はLa、Ce、Sm、Eu、G
d、Tb、Dy、Ho、Tm、Lu、また1480nm
において基底準位吸収を持たない希土類元素はLa、C
e、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Y
b、Luである。
【0030】すなわち、励起波長において基底準位吸収
を持たない希土類元素を選択することで、Erイオンの
固有状態に対応した吸収、発光遷移のみを利用した光増
幅が行われ、エネルギーのロスの少ない効率のよい励起
が行われる。
【0031】ここで、実施例1および実施例2では表1
の希土類元素のうち980nm帯および1480nm帯
で基底準位吸収を有しないLaを共添加したEr、La
共添加ファイバを作製し、従来例1および従来例2では
通常のEDFを作製し、比較例1では1480nm帯で
基底準位吸収を有しないが、980nm帯で基底準位吸
収を有するYbを共添加したEr、Yb共添加光ファイ
バを作製した。
【0032】従来例1および従来例2のEDFはコア部
分に屈折率を上げるドーパントとしてGeO2を添加
し、さらにクラッドにFを添加して高Δ化している。こ
れは高Δ化により励起光密度を高め、良好な励起効率を
実現させるためである。この特徴を実施例1、実施例
2、比較例1と比較すると、コア部分にGeO2を添加
する点で共通し、実施例1、実施例2、比較例1ではク
ラッドにFを添加しない点で異なる。
【0033】これらの光ファイバのパラメータ、具体的
にはEr濃度と励起光強度に対して最適な長さと、その
時のエネルギー効率を比較した。その結果を表2に示
す。
【0034】
【表2】
【0035】Er、La共添加光ファイバにおけるLa
イオンは980nm帯においても基底準位吸収を持たな
いため、980nm帯励起においてもErイオンの固有
状態に対応する吸収、発光遷移のみを利用して効率の良
い光増幅が行われる。従って低雑音性に優れた980n
m帯の励起光源が利用可能である。これにより低非線形
性と低雑音特性を従来の光増幅器に比べてより向上させ
ることが可能となる。
【0036】一方、Er、Yb共添加光ファイバにおけ
るYbイオンは980nm帯に基底吸収を有するため、
前記のEr、La共添加光ファイバあるいは通常のED
Fに比して増幅効率が低下しまい、980nm帯励起光
増幅器としては好ましくない。
【0037】このことを実証するため、実施例2と比較
例1において980nmで励起した場合のパワー変換効
率を評価した。その結果、Er、La共添加光ファイバ
では54%の高いパワー変換効率であったのに対し、E
r、Yb共添加光ファイバでは38%と、両者の間に明
らかな差が生じた。これは比較例1の光ファイバが98
0nm帯に基底準位吸収を持つために、効率の良いEr
イオンの励起が行われなかったためである。
【0038】このことは、実施例2および比較例1の光
ファイバの1480nmで励起した場合のパワー変換効
率の評価結果がそれぞれ75%、76%でありほぼ同等
であったことを考えると、実施例2の光ファイバが98
0nmでも1480nmでも励起可能であることがわか
る。
【0039】また、実施例1の光ファイバの1480n
mで励起した場合のパワー変換効率の評価結果が81%
であったため、従来例1および従来例2の光ファイバの
1480nmで励起した場合のパワー変換効率の評価結
果が62%および86%であったことを考慮すると、L
aがYbと同様にEr濃度消光抑制の効果を有すること
が確認できる。
【0040】なお、コア部にAl、Pを添加しても、あ
る程度濃度消光抑制効果が得られることが知られている
が、この場合でもEr添加濃度が1000wtppmを
越えると濃度消光による変換効率低下が発生してしま
う。これは従来例1におけるエネルギー効率測定の結果
からも明らかである。
【0041】次に実施例3および比較例2として、E
r、La共添加ファイバにおいてLaイオンとErイオ
ンの添加濃度比を変えたものを試作した。それらの光フ
ァイバのパラメータと励起波長1480nmにおけるパ
ワー変換効率の測定結果とを実施例1とあわせて表3に
示した。
【0042】
【表3】
【0043】以上の結果から、Erイオンの相互作用を
抑制するためには添加されたErイオンの濃度に対し
て、ある比率以上のLaイオンを共添加する必要がある
ことがわかる。
【0044】比較例2のようにLa/Erモル濃度比が
1の場合には、パワー変換効率の測定結果から濃度消光
が起こっていると判断できる。それに対してLa/Er
モル濃度比を2まで上げた実施例3では濃度消光による
顕著な変換効率低下は発生していない。従って添加され
たErイオンの個数に対して少なくとも2倍以上の個数
のLaイオンを共添加すれば、Erイオンどうしの相互
作用を抑制する効果があるといえる。
【0045】Er、La共添加光ファイバにおけるLa
イオンは980nm帯においても基底準位吸収を持たな
いため、980nm帯励起においてもErイオンの固有
状態に対応する吸収、発光遷移のみを利用して効率の良
い光増幅が行われる。従って低雑音性に優れた980n
m帯の励起光源が利用可能である。これにより低非線形
性と低雑音特性を従来の光増幅器に比べてより向上させ
ることが可能となる。
【0046】なお、La以外に前記光増幅用ファイバを
励起する波長において基底準位吸収を有しない希土類元
素イオンをErと共添加してもほぼ同様の結果が得られ
る。
【0047】一方、Er、Yb共添加光ファイバにおけ
るYbイオンは980nm帯に基底吸収を有するため、
前記のEr、La共添加光ファイバあるいは通常のED
Fに比して増幅効率が低下しまい、980nm帯励起光
増幅器としては好ましくない。
【0048】ここで、本発明による光増幅器の一例を図
2に示す。図2において、21は光アイソレータ、22
は光カプラ等の光結合手段、23は励起光源、24は光
増幅用光ファイバである。図2の光増幅器において、光
増幅用光ファイバ24に本発明の光増幅用光ファイバを
用いることで、光増幅特性が向上する。
【0049】1560nmから1620nmの信号帯域
では、EDFの利得係数が小さいので、通常の信号帯域
で用いる場合より数倍のEDF長を必要とするが、本発
明の光ファイバを用いることで、より短いファイバ長で
の増幅が可能である。長尺のEDFが必要となるこの長
波長帯域では特に本発明が有効になってくる。
【0050】また本発明による光増幅器の別の一例を図
3に示す。図3の光増幅器30は、光増幅ユニット3
1、32により構成される。なお、光増幅ユニットの個
数は2個以上であればその個数は問わない。
【0051】図3において、光増幅ユニット31に98
0nm帯で励起したEr、La共添加光ファイバ増幅
器、光増幅ユニット32に高出力光増幅器を使用するこ
とで、低雑音特性、低非線形性、高出力特性を有する光
増幅器30を構成することが可能となる。具体的には光
増幅ユニット32に1480nm帯で励起したEr、L
a共添加光ファイバ増幅器等を使用することが可能であ
るが、これに限定されるものではない。
【0052】同様に図3のように光増幅ユニット32に
1480nm励起のEr、La共添加光ファイバ増幅
器、光増幅ユニット31に低雑音光増幅器を使用するこ
とで、低雑音特性、低非線形性、高出力特性を有する光
増幅器30を構成することが可能となる。この例では前
段に980nm帯で励起したEr、La共添加光ファイ
バ増幅器を使用することが可能であるが、これに限定さ
れるものではない。
【0053】本実施例ではEr、La共添加光ファイバ
の例を示したが、使用励起波長で基底準位吸収を有しな
いEr以外の希土類元素を共添加した光ファイバにおい
ても同様な効果が期待できる。
【0054】
【発明の効果】本発明により、低非線形性、高出力特
性、低NF特性を有する光増幅用光ファイバおよび光増
幅器を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の光増幅用光ファイバの損失
スペクトルの一例を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態の光増幅用光ファイバを用い
た光増幅器の一例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態の光増幅用光ファイバを用い
た光増幅器の他の一例を示す説明図である。
【図4】従来の光増幅用光ファイバの損失スペクトルの
一例を示す説明図である。
【図5】Er、Yb系におけるエネルギー準位モデルを
示す説明図である。
【符号の説明】
21 光アイソレータ 22 光結合手段 23 励起光源 24 光増幅用光ファイバ 30 光増幅器 31 光増幅ユニット 32 光増幅ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H050 AB18X AC71 5F072 AB09 AK06 JJ02 JJ05 PP07 YY17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア部に少なくともエルビウムを添加し
    た光増幅用光ファイバであって、前記光ファイバは前記
    コア部にエルビウム以外の希土類元素イオンが少なくと
    も1種類添加されており、前記エルビウム以外の希土類
    元素イオンは前記光増幅用ファイバを励起する波長にお
    いて基底準位吸収を有しない希土類元素イオンであるこ
    とを特徴とする光増幅用ファイバ。
  2. 【請求項2】 前記コア部に添加されるエルビウム以外
    の希土類元素イオンは、La、Ce、Sm、Eu、G
    d、Tb、Dy、Ho、Luのうちから選択されること
    を特徴とする、請求項1記載の光増幅用光ファイバ。
  3. 【請求項3】 前記エルビウム以外の希土類元素イオン
    の個数がエルビウムイオンの個数の2倍以上添加されて
    いることを特徴とする、請求項1に記載の光増幅用光フ
    ァイバ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の光増幅用光ファイバを用いた光増幅器であって、該
    光増幅器の利得帯域は1560nm〜1620nmを含
    むことを特徴とする光増幅器。
  5. 【請求項5】 前記光増幅器の励起光源の波長は、少な
    くとも波長980nm帯を含むことを特徴とする、請求
    項4に記載の光増幅器。
  6. 【請求項6】 前記光増幅器に用いられる光増幅用光フ
    ァイバの光信号入力側から波長980nm帯の励起光が
    入射されることを特徴とする、請求項5に記載の光増幅
    器。
  7. 【請求項7】 光増幅用光ファイバを用いた光増幅器を
    光増幅ユニットとし、2個以上の光増幅ユニットを縦続
    接続して構成される光増幅器であって、前記光増幅ユニ
    ットのうち少なくとも1個が請求項5に記載の光増幅器
    であることを特徴とする光増幅器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751119B2 (en) 2005-03-07 2010-07-06 Fujitsu Limited Optical surge suppressive type optical amplifier

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751119B2 (en) 2005-03-07 2010-07-06 Fujitsu Limited Optical surge suppressive type optical amplifier

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