JP2002108839A - 通信ネットワークシステム、ジョブ割当方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

通信ネットワークシステム、ジョブ割当方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002108839A
JP2002108839A JP2000297322A JP2000297322A JP2002108839A JP 2002108839 A JP2002108839 A JP 2002108839A JP 2000297322 A JP2000297322 A JP 2000297322A JP 2000297322 A JP2000297322 A JP 2000297322A JP 2002108839 A JP2002108839 A JP 2002108839A
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Yasutomo Akiyama
康智 秋山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切なジョブの割当処理を行う通信ネットワ
ークシステムを得ること。 【解決手段】 複数のジョブを実行する複数の計算機2
−1〜2−Nを通信接続した通信ネットワークシステム
において、各計算機2−1〜2−Nの性能を示す性能情
報を記録した性能テーブルD2と、各計算機の使用状況
を示す状況情報を取得する計算機状況取得部4と、各ジ
ョブを実行する装置に対して要求される条件を示す条件
情報を記録したジョブ条件テーブルD4と、いずれかの
計算機に障害が発生した場合、性能情報および状況情報
に基づいて、該計算機が実行していた障害ジョブに関す
る条件情報に対して最適な計算機を決定し、該最適な計
算機に障害ジョブを割り当てる割当処理を行うジョブ割
当計画部6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のジョブを
実行する複数の情報処理装置を通信接続した通信ネット
ワークシステム、その通信ネットワークシステムにおけ
るジョブ割当方法およびその方法をコンピュータに実行
させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関し、特に、情報処理装置に障害が発生し
た場合、その情報処理装置に割り当てられていたジョブ
を他の情報処理装置に自動的に割り当てて、そのジョブ
の実行を継続する通信ネットワークシステム、ジョブ割
当方法およびその方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の通信ネットワークシステムとし
て、例えば、特開平8−249201号公報に開示され
た「計算機システム」が知られている。図14は、この
従来の計算機システムの全体構成を示す図である。この
計算機システムは、計算機80aおよび80bを備え
る。計算機80aおよび80bは、それぞれ、データ処
理等を行うプロセッサ81と、プロセッサ81に接続さ
れたデータ,プログラム等を格納する記憶装置であるメ
モリ82とを備える。
【0003】メモリ82内には、この計算機システムの
動作を管理するためのデータである管理データ86が格
納される。また、この計算機システムは、計算機80a
および80bとそれぞれのケーブル84によって接続さ
れ、計算機80aおよび80bのデータを記憶する共用
記憶装置83と、計算機80aと計算機80bとを接続
するLANケーブル85とを備える。
【0004】この計算機システムは、ホットスタンバイ
型二重系システムをとっている。ホットスタンバイ型二
重系システムは、運転系と待機系の2台の計算機で構成
され、運転系が何らかの理由で停止した場合に、待機系
が業務を引き継ぐ。例えば、計算機80aが運転系とし
て稼動し、計算機80bが待機系となっているときは、
通常は計算機80aが全ての業務を実行しており、計算
機80bは計算機80aの動作を監視しながら待機して
いる。もし計算機80aが何らかの原因で故障したとき
は、計算機80bがこれを検出し、計算機80aの行っ
ていた業務の全てを引き継いで、計算機80aの代わり
に実行する。
【0005】ここで、業務とは、関連性のあるプログラ
ム群あるいは単数のプログラムからなるジョブのことを
言う。また、業務の引継ぎは、管理データ86に従って
行われるため、両計算機80a,80bの管理データ8
6が同じであるように、管理データの変更のあるときに
は両計算機80a,80bの管理データ86に対して変
更が行われる。各計算機80a,80bには、計算機シ
ステムを管理し、上述のような業務引継ぎ処理、管理情
報変更処理等を行う管理プログラムが動作している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、ジョブを引き継ぐ側の計算機の使用
状況(負荷状況,空き内部メモリ容量,空きハードディ
スク容量等)を考慮せずにジョブを割り当てるため、ジ
ョブを引き継ぐ側の計算機が他のジョブを実行している
場合、割り当てられたジョブを適切に実行することがで
きない場合があり、適切なジョブの割当処理を行うこと
ができないという問題点があった。例えば、64メガバ
イトの内部メモリを有する計算機が、あるジョブAを実
行しており、内部メモリの空き容量が16メガバイトで
ある場合、32メガバイトを必要とする他のジョブBを
割り当てられたとき、その計算機は、ジョブBを適切に
実行することができない。
【0007】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、適切なジョブの割当処理を行う通信ネットワー
クシステム、ジョブ割当方法およびその方法をコンピュ
ータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、この発明にかかる通信ネットワ
ークシステムにあっては、複数のジョブを実行する複数
の情報処理装置を通信接続した通信ネットワークシステ
ムにおいて、前記各情報処理装置の性能を示す性能情報
を記憶する性能記憶装置と、前記各情報処理装置の使用
状況を示す状況情報を取得する取得装置と、前記各ジョ
ブを実行する装置に対して要求される条件を示す条件情
報を記憶する条件記憶装置と、いずれかの前記情報処理
装置に障害が発生した場合、または、いずれかの前記情
報処理装置の使用状況が所定条件を満足する場合、前記
性能情報および前記状況情報に基づいて、該情報処理装
置が実行していた障害ジョブに関する前記条件情報に対
して最適な情報処理装置を決定し、該最適な情報処理装
置に前記障害ジョブを割り当てる割当処理を行うジョブ
割当装置と、を具備することを特徴とする。
【0009】この発明によれば、性能記憶装置が、各情
報処理装置の性能を示す性能情報を記憶し、取得装置
が、各情報処理装置の使用状況を示す状況情報を取得
し、条件記憶装置が、各ジョブを実行する装置に対して
要求される条件を示す条件情報を記憶し、ジョブ割当装
置が、いずれかの情報処理装置に障害が発生した場合、
または、いずれかの情報処理装置の使用状況が所定条件
を満足する場合、性能情報および状況情報に基づいて、
該情報処理装置が実行していた障害ジョブに関する条件
情報に対して最適な情報処理装置を決定し、該最適な情
報処理装置に前記障害ジョブを割り当てる割当処理を行
う。これにより、各情報処理装置の性能および使用状況
を考慮して、ジョブを割り当てる情報処理装置を決定す
ることができる。
【0010】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、前記ジョブ割当装置が、前記障害ジョブ
に関する前記条件情報に含まれる前記各条件を前記各情
報装置が満足するか否かに基づいて、該条件に対する前
記各情報処理装置の適切さを示す数値を算出し、該数値
に基づいて前記最適な情報処理装置を決定することを特
徴とする。
【0011】この発明によれば、ジョブ割当装置が、障
害ジョブに関する条件情報に含まれる各条件を各情報装
置が満足するか否かに基づいて、該条件に対する各情報
処理装置の適切さを示す数値を算出し、該数値に基づい
て最適な情報処理装置を決定することによって、容易に
最適な情報処理装置を決定することができる。
【0012】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、前記ジョブ割当装置が、いずれかの前記
情報処理装置に障害が発生した場合、または、いずれか
の前記情報処理装置の使用状況が所定条件を満足する場
合に、前記性能情報,前記状況情報および前記条件情報
に基づいて、該情報処理装置が実行していた障害ジョブ
を割り当てる候補の情報処理装置を、優先順位を持たせ
て複数決定することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、ジョブ割当装置が、い
ずれかの情報処理装置に障害が発生した場合、または、
いずれかの情報処理装置の使用状況が所定条件を満足す
る場合に、性能情報,状況情報および条件情報に基づい
て、該情報処理装置が実行していた障害ジョブを割り当
てる候補の情報処理装置を、優先順位を持たせて複数決
定することによって、緊急の場合や最適な情報処理装置
を決定する処理を行うことができない場合に、優先順位
に従ってジョブを割り当てることができる。
【0014】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、前記性能情報が、前記各情報処理装置が
接続する回線の種類および/または性能を示す回線性能
情報を含み、前記状況情報が、前記各情報処理装置が接
続する回線の状況を示す回線性能情報を含むことを特徴
とする。
【0015】この発明によれば、性能情報が、各情報処
理装置が接続する回線の種類および/または性能を示す
回線性能情報を含み、状況情報が、各情報処理装置が接
続する回線の状況を示す回線状況情報を含み、ジョブ割
当装置が、回線に関する情報に基づいて割当処理を行
う。これにより、回線に関する情報も考慮して、ジョブ
を割り当てる情報処理装置を決定することができる。
【0016】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、前記ジョブ割当装置が、前記割当処理を
該ジョブ割当装置に代わって実行する割当代替情報処理
装置を、前記複数の情報処理装置のうちから優先順位を
持たせて複数決定し、前記ジョブ割当装置に障害が発生
した場合、前記割当処理の実行が可能な使用状況の前記
割当代替情報処理装置のうちで前記優先順位が最も高い
前記割当代替情報処理装置が前記割当処理を行うことを
特徴とする。
【0017】この発明によれば、ジョブ割当装置が、割
当処理を該ジョブ割当装置に代わって実行する割当代替
情報処理装置を、複数の情報処理装置のうちから優先順
位を持たせて複数決定し、ジョブ割当装置に障害が発生
した場合、割当処理の実行が可能な使用状況の割当代替
情報処理装置のうちで優先順位が最も高い割当代替情報
処理装置が割当処理を行うことによって、ジョブ割当装
置に障害が発生した場合でも、ジョブの割当処理を継続
することができる。
【0018】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、さらに、新たに接続された前記情報処理
装置である新情報処理装置を検出し、該新情報処理装置
の性能を示す新性能情報を取得する新接続検出装置と、
前記性能情報に前記新性能情報を付加して前記性能情報
を更新する性能更新装置と、を具備することを特徴とす
る。
【0019】この発明によれば、新接続検出装置が、新
たに接続された新情報処理装置を検出し、該新情報処理
装置の性能を示す新性能情報を取得し、性能更新装置
が、性能情報に新性能情報を付加して性能情報を更新す
る。これにより、新情報処理装置を自動的に検出し、該
新情報処理装置にジョブを割り当てることができる。
【0020】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、前記ジョブ割当装置が、前記新接続検出
装置が前記新情報処理装置を検出した場合、いずれかの
前記情報処理装置が実行しているジョブを、該情報処理
装置に代えて該新情報処理装置に割り当てることを特徴
とする。
【0021】この発明によれば、ジョブ割当装置が、新
接続検出装置が新情報処理装置を検出した場合、いずれ
かの情報処理装置が実行しているジョブを、該情報処理
装置に代えて該新情報処理装置に割り当てることによっ
て、新接続検出装置に迅速にジョブを割り当てることが
できる。
【0022】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあってはさらに、障害から回復した前記情報処理装
置である回復情報処理装置を検出する回復検出装置を具
備し、前記ジョブ割当装置が、前記回復検出装置が前記
回復情報処理装置を検出した場合、いずれかの前記情報
処理装置が実行しているジョブを、該情報処理装置に代
えて該回復情報処理装置に割り当てることを特徴とす
る。
【0023】この発明によれば、回復検出装置が、障害
から回復した回復情報処理装置を検出し、ジョブ割当装
置が、回復検出装置が回復情報処理装置を検出した場
合、いずれかの情報処理装置が実行しているジョブを、
該情報処理装置に代えて該回復情報処理装置に割り当て
る。これにより、回復情報処理装置を自動的に検出し、
該回復情報処理装置に迅速にジョブを割り当てることが
できる。
【0024】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、さらに、前記各ジョブの優先順位を示す
ジョブ優先順位情報を記憶したジョブ優先順位記憶装置
を具備し、前記ジョブ割当装置が、前記障害ジョブが複
数である場合、前記ジョブ優先順位情報に基づいて、前
記優先順位の高い前記障害ジョブから順に前記割当処理
を行うことを特徴とする。
【0025】この発明によれば、ジョブ優先順位記憶装
置が、各ジョブの優先順位を示すジョブ優先順位情報を
記憶し、ジョブ割当装置が、障害ジョブが複数である場
合、ジョブ優先順位情報に基づいて、優先順位の高い障
害ジョブから順に割当処理を行う。これにより、優先順
位に従って障害ジョブを処理していくことができる。
【0026】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、当該通信ネットワークシステムが、他の
通信ネットワークシステムと通信接続し、前記複数のジ
ョブが、当該通信ネットワークシステム内の前記情報処
理装置および前記他の通信ネットワークシステム内の情
報処理装置が協働して実行する複数ネットワークジョブ
を含み、前記ジョブ優先順位記憶装置が、前記各ジョブ
が前記複数ネットワークジョブであるか否かを示す複数
ネットワーク情報を記憶し、前記ジョブ割当装置が、前
記複数の障害ジョブの前記優先順位が等しい場合、前記
複数ネットワークジョブから優先して前記割当処理を行
うことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、当該通信ネットワーク
システムが、他の通信ネットワークシステムと通信接続
し、ジョブ優先順位記憶装置が、各ジョブが複数ネット
ワークジョブであるか否かを示す複数ネットワーク情報
を記憶し、ジョブ割当装置が、複数の障害ジョブの優先
順位が等しい場合、複数ネットワークジョブから優先し
て割当処理を行う。これにより、複数ネットワークジョ
ブを優先して処理することができる。
【0028】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、さらに、前記ジョブ優先順位記憶装置に
記憶された前記複数ネットワーク情報に変更があった場
合、該変更があったことを前記他の通信ネットワークシ
ステムに通知する通知装置を具備することを特徴とす
る。
【0029】この発明によれば、通知装置が、ジョブ優
先順位記憶装置に記憶された複数ネットワーク情報に変
更があった場合、該変更があったことを他の通信ネット
ワークシステムに通知する。これにより、各通信ネット
ワークシステムが保持する複数ネットワーク情報を一致
させることができる。
【0030】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、さらに、前記障害ジョブに関する前記条
件情報に対して適切な情報処理装置が当該通信ネットワ
ークシステム内に接続されていない場合、前記他の通信
ネットワークシステムに対して該障害ジョブの実行を依
頼する依頼装置を具備することを特徴とする。
【0031】この発明によれば、依頼装置が、障害ジョ
ブに関する条件情報に対して適切な情報処理装置が当該
通信ネットワークシステム内に接続されていない場合、
他の通信ネットワークシステムに対して該障害ジョブの
実行を依頼する。これにより、ある通信ネットワークシ
ステム内に適切な情報通信装置が接続されていない場合
でも、他の通信ネットワークシステムに障害ジョブを依
頼することができる。
【0032】次の発明にかかる通信ネットワークシステ
ムにあっては、複数のジョブを実行する複数の情報処理
装置を通信接続したドメインを複数通信接続した通信ネ
ットワークシステムにおいて、異なる前記ドメイン内の
複数の前記情報処理装置が協働して実行する複数ドメイ
ンジョブの割当処理を制御する複数ドメイン制御装置を
具備し、前記各ドメインが、当該ドメイン内の前記各情
報処理装置の性能を示す性能情報を記憶する性能記憶装
置と、当該ドメイン内の前記各情報処理装置の使用状況
を示す状況情報を取得する取得装置と、当該ドメイン内
の前記各ジョブを実行する装置に対して要求される条件
を示す条件情報を記憶する条件記憶装置と、当該ドメイ
ン内のいずれかの前記情報処理装置に障害が発生した場
合、または、当該ドメイン内のいずれかの前記情報処理
装置の使用状況が所定条件を満足する場合、前記性能情
報および前記状況情報に基づいて、該情報処理装置が実
行していた障害ジョブに関する前記条件情報に対して最
適な情報処理装置を、当該ドメイン内の前記複数の情報
処理装置のうちから決定し、該最適な情報処理装置に前
記障害ジョブを割り当てるジョブ割当装置と、前記障害
ジョブが前記複数ドメインジョブであり、当該複数ドメ
インジョブに関する前記条件情報に対して適切な情報処
理装置が当該ドメイン内に接続されていない場合、該複
数ドメインジョブに関する複数ドメインジョブ情報を前
記複数ドメイン制御装置に通知する通知装置と、他の前
記ドメイン内の前記情報処理装置が実行していた前記複
数ドメインジョブを割り当てる適切な情報処理装置が当
該ドメイン内に接続されているか否かの問合せを前記複
数ドメイン制御装置から受信し、前記性能情報および前
記状況情報に基づいて、該複数ドメインジョブに関する
前記条件情報に対して最適な情報処理装置を、当該ドメ
イン内の前記複数の情報処理装置のうちから決定し、該
最適な情報処理装置に関する最適情報処理装置情報を前
記複数ドメイン制御装置に回答する回答装置と、を有
し、前記複数ドメイン制御装置が、前記複数ドメインジ
ョブ情報に基づいて、該複数ドメインジョブを実行して
いる他の前記制御装置を有する他の前記ドメインに、該
複数ドメインジョブを割り当てる適切な情報処理装置が
該他のドメイン内に接続されているか否かの問合せを行
い、前記最適情報処理装置情報に基づいて、該複数ドメ
インジョブを割り当てる情報処理装置を決定し、該情報
処理装置に対して該複数ドメインジョブの実行を依頼す
ることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、各ドメインにおいて、
性能記憶装置が、当該ドメイン内の各情報処理装置の性
能を示す性能情報を記憶し、取得装置が、当該ドメイン
内の各情報処理装置の使用状況を示す状況情報を取得
し、条件記憶装置が、当該ドメイン内の各ジョブを実行
する装置に対して要求される条件を示す条件情報を記憶
し、ジョブ割当装置が、当該ドメイン内のいずれかの情
報処理装置に障害が発生した場合、または、当該ドメイ
ン内のいずれかの情報処理装置の使用状況が所定条件を
満足する場合、性能情報および状況情報に基づいて、該
情報処理装置が実行していた障害ジョブに関する条件情
報に対して最適な情報処理装置を、当該ドメイン内の複
数の情報処理装置のうちから決定し、該最適な情報処理
装置に障害ジョブを割り当て、通知装置が、障害ジョブ
が複数ドメインジョブであり、当該複数ドメインジョブ
に関する条件情報に対して適切な情報処理装置が当該ド
メイン内に接続されていない場合、該複数ドメインジョ
ブに関する複数ドメインジョブ情報を複数ドメイン制御
装置に通知し、回答装置が、他のドメイン内の情報処理
装置が実行していた複数ドメインジョブを割り当てる適
切な情報処理装置が当該ドメイン内に接続されているか
否かの問合せを複数ドメイン制御装置から受信し、性能
情報および状況情報に基づいて、該複数ドメインジョブ
に関する条件情報に対して最適な情報処理装置を、当該
ドメイン内の複数の情報処理装置のうちから決定し、該
最適な情報処理装置に関する最適情報処理装置情報を複
数ドメイン制御装置に回答する。そして、複数ドメイン
制御装置が、複数ドメインジョブ情報に基づいて、該複
数ドメインジョブを実行している他の制御装置を有する
他のドメインに、該複数ドメインジョブを割り当てる適
切な情報処理装置が該他のドメイン内に接続されている
か否かの問合せを行い、最適情報処理装置情報に基づい
て、該複数ドメインジョブを割り当てる情報処理装置を
決定し、該情報処理装置に対して該複数ドメインジョブ
の実行を依頼する。これにより、各情報処理装置の性能
および使用状況を考慮して、ジョブを割り当てる情報処
理装置を決定することができ、また、あるドメイン内に
適切な情報通信装置が接続されていない場合でも、他の
ドメインに障害ジョブを依頼することができる。
【0034】次の発明にかかるジョブ割当方法にあって
は、複数のジョブを実行する複数の情報処理装置を通信
接続した通信ネットワークシステムのジョブ割当方法に
おいて、前記各情報処理装置の使用状況を示す状況情報
を取得する取得工程と、いずれかの前記情報処理装置に
障害が発生したか否か、または、いずれかの前記情報処
理装置の使用状況が所定条件を前記各情報装置が満足す
るか否かを判定する障害判定工程と、前記判定工程で、
いずれかの前記情報処理装置に障害が発生した、また
は、いずれかの前記情報処理装置の使用状況が所定条件
を満足すると判定された場合に、前記状況情報、前記各
情報処理装置の性能を示す性能情報および前記各ジョブ
を実行する装置に対して要求される条件を示す条件情報
に基づいて、該情報処理装置が実行していた障害ジョブ
に関する前記条件情報に対して最適な情報処理装置を決
定する決定工程と、該最適な情報処理装置に前記障害ジ
ョブを割り当てる割当工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0035】この発明によれば、取得工程で、各情報処
理装置の使用状況を示す状況情報を取得し、障害判定工
程で、いずれかの情報処理装置に障害が発生したか否
か、または、いずれかの情報処理装置の使用状況が所定
条件を各情報装置が満足するか否かを判定し、決定工程
で、判定工程でいずれかの情報処理装置に障害が発生し
た、または、いずれかの情報処理装置の使用状況が所定
条件を満足すると判定された場合に、状況情報、各情報
処理装置の性能を示す性能情報および各ジョブを実行す
る装置に対して要求される条件を示す条件情報に基づい
て、該情報処理装置が実行していた障害ジョブに関する
条件情報に対して最適な情報処理装置を決定し、割当工
程で、該最適な情報処理装置に前記障害ジョブを割り当
てる。これにより、各情報処理装置の性能および使用状
況を考慮して、ジョブを割り当てる情報処理装置を決定
することができる。
【0036】次の発明にかかるコンピュータ読み取り可
能な記録媒体にあっては、前述した発明にかかる方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムがコンピュータ読み取り可能とな
り、これによって、前述した発明にかかる方法の動作を
コンピュータによって実現することが可能となる。
【0037】ここで、「コンピュータ読み取り可能な記
録媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁
気ディスク、ROM,EPROM,EEPROM,フラ
ッシュROM等の半導体メモリ(カートリッジ,PCカ
ード等に内蔵されているものを含む)、CD−ROM,
DVD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、等の
「可搬の物理媒体」や、各種コンピュータシステムに内
蔵されるROM,RAM,ハードディスク等の「固定用
の物理媒体」を含むものである。
【0038】さらに、「コンピュータ読み取り可能な記
録媒体」には、LAN,WAN,インターネット等のネ
ットワークを介してプログラムを送信する場合の通信回
線のように、プログラムを短期間保持する通信媒体を含
めてもよい。また、「プログラム」とは、データ処理方
法を記述したものであって、記述する言語や記述方法は
特に限定されず、ソースコード,バイナリコード,実行
形式等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ず
しも単一に構成されるものに限られず、複数のモジュー
ルやライブラリとして分散構成されるものや、OS等の
別個のプログラムと協働してその機能を達成するものを
含む。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態
により、この発明が限定されるものではない。
【0040】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかる通信ネットワークシステムの概略構成を
示す図である。実施の形態1の通信ネットワークシステ
ムは、所定の地域ごとに配置されたドメインである。実
施の形態1のドメイン1は、複数のジョブを実行する複
数の情報処理装置(計算機)2−1〜2−Nと、いずれ
かの計算機に障害が発生した場合、その計算機が実行し
ていたジョブを他の計算機に割り当てるジョブ割当管理
サーバ3と、計算機2−1〜2−Nおよびジョブ割当管
理サーバ3を通信接続する通信回線10と、図示しない
他のドメインとの通信を行うゲートウェイ20とを備え
る。
【0041】ジョブ割当管理サーバ3は、ドメイン1内
に新たな計算機が接続されたことを検出し、その計算機
に関するの性能(処理性能,その計算機が接続する回線
の速度,その計算機が接続する回線の種類等)を示す新
性能情報を取得する新規接続計算機検出部19と、各計
算機2−1〜2−Nの使用状況(負荷状況,空き内部メ
モリ容量,空きハードディスク容量,計算機が接続する
回線の輻輳状況等)を示す状況情報を各計算機2−1〜
2−Nに問い合わせて取得する計算機状況取得部4と、
状況情報を記録した状況テーブルD1と、各計算機2−
1〜2−Nの性能(処理性能,計算機が接続する回線の
速度,計算機が接続する回線の種類等)を示す性能情報
を記録した性能テーブルD2と、計算機状況取得部4が
取得した状況情報に基づいて状況テーブルD1を更新
し、新規接続計算機検出部19が取得した新性能情報に
基づいて性能テーブルD2を更新するテーブル情報更新
部5とを備える。
【0042】また、ジョブ割当管理サーバ3は、各ジョ
ブがいずれのドメイン内の計算機で動作しているかを示
す動作ドメイン情報(この発明の複数ネットワーク情
報)および各ジョブの優先順位を示す優先度情報を記録
したジョブ管理テーブルD3と、各ジョブを実行する装
置に対して要求される条件を示す条件情報を記録したジ
ョブ条件テーブルD4と、ジョブを割り当てる計算機の
情報を記録したジョブ割当管理テーブルD5と、各テー
ブルD1〜D4に基づいて、障害ジョブ(障害が発生し
た計算機またはジョブ実行継続が不可能であると判定さ
れた計算機が実行していたジョブ)を割り当てる計算機
を決定し、ジョブ割当管理テーブルD5を更新するジョ
ブ割当計画部6と、ジョブ割当計画部6が決定した計算
機に対して、障害ジョブに関する障害ジョブ情報(障害
ジョブの名称、障害ジョブの引継ぎ用の情報等)を通知
し、その障害ジョブの実行を依頼するジョブ割当通知部
7と、ジョブ割当管理サーバ3と通信回線10とを接続
する送受信部8と、ジョブ割当管理サーバ3とゲートウ
ェイ20とを接続する送受信部18とを備える。
【0043】新規接続計算機検出部19は、定期的に、
返信を要求する返信要求パケットをドメイン1内にブロ
ードキャストし、各計算機から返信されてきたパケット
の送信元をチェックし、新たにドメイン1内に付加され
た計算機が存在するか否か、および障害が発生していた
計算機が回復したか否かを判定する。そして、新計算機
(新たな計算機)が存在する場合は、その新計算機に対
して新性能情報の送信を要求する新性能情報要求パケッ
トを送信する。そして、新性能情報を受信し、テーブル
情報更新部5に性能テーブルD2の更新を依頼する。
【0044】計算機状況取得部4は、各計算機2−1〜
2−Nに対して状況情報の送信を要求する状況情報要求
パケットを定期的に送信する。そして、計算機状況取得
部4は、計算機状況取得部4を介してテーブル情報更新
部5に状況テーブルD1の更新を依頼する。また、新規
接続計算機検出部19ではなく、計算機状況取得部4
が、新計算機に対して新性能情報要求パケットを送信
し、新性能情報を受信し、テーブル情報更新部5に性能
テーブルD2の更新を依頼するようにしてもよい。
【0045】また、新規接続計算機検出部19およびテ
ーブル情報更新部5は、状況情報要求パケットおよび返
信要求パケットをまとめて送信し、性能テーブルD2お
よび状況テーブルD1の更新をまとめて行ってもよい。
また、状況情報要求パケットおよび返信要求パケットの
送信は、いずれかの計算機に障害が発生したという通知
をジョブ割当管理サーバ3が受信した場合等、所定の条
件が満たされた場合に行ってもよい。
【0046】ジョブ割当計画部6は、障害ジョブを割り
当てる計算機を決定するとともに、ジョブ実行中の計算
機に障害が発生した場合にそのジョブを割り当てる計算
機を、優先順位を持たせて複数選択し、選択した計算機
の情報をジョブ割当管理テーブルD5に記録する。ま
た、ジョブ割当計画部6は、前述したジョブ割当管理サ
ーバ3の各部が実行する処理をジョブ割当管理サーバ3
に代わって実行する計算機を、優先順位を持たせて複数
選択し、選択した計算機の情報をジョブ割当管理テーブ
ルD5に記録する。さらに、ジョブ割当計画部6は、ジ
ョブ管理テーブルD3の内容が変更された場合、送受信
部18およびゲートウェイ20を介して、その変更内容
を、図示しない他のドメインに通知する。
【0047】通信回線10の種類は特に限定されず、L
ANであってもよいし、アナログ電話回線,ISDN等
の公衆回線であってもよいし、これらの組合せであって
もよい。また、図1では、各テーブルD1〜D5がジョ
ブ割当管理サーバ3内に配置されているが、各テーブル
D1〜D5を記憶するデータベース管理装置9を設け、
各計算機2−1〜2−Nおよびジョブ割当管理サーバ3
が通信回線10を介してデータベース管理装置9の各テ
ーブルD1〜D5にアクセスするようにしてもよい。
【0048】計算機2−1は、ジョブ割当管理サーバ3
から通知された障害ジョブ情報を記憶するジョブ記憶部
11と、ジョブ記憶部11に記憶された障害ジョブ情報
に基づいて、その障害ジョブを実行するジョブ実行部1
2と、自計算機の状況情報をジョブ割当管理サーバ3に
通知する状況情報通知部13と、自計算機の性能情報を
ジョブ割当管理サーバ3に通知する性能情報通知部14
と、ジョブ割当管理サーバが正常に動作しているか否か
を監視するサーバ監視部15と、これら各部と通信回線
10とを接続する送受信部16とを備える。
【0049】状況情報通知部13は、自計算機の状況情
報を取得し、その状況情報をジョブ割当管理サーバ3に
通知する。この通知は、状況情報要求パケットを受信し
た場合に行う。また、状況情報要求パケットを受信しな
い場合も定期的に自計算機の状況情報をジョブ割当管理
サーバ3に通知するようにしてもよい。性能情報通知部
14は、返信要求パケットを受信すると、自計算機に関
する情報(ネットワークアドレス等)を含むパケットを
返信する。
【0050】また、性能情報通知部14は、自計算機が
ドメイン1に新たに付加されたあと、新性能情報要求パ
ケットを受信した場合、自計算機の性能情報を取得し、
その性能情報を新性能情報としてジョブ割当管理サーバ
3に通知する。また、新性能情報要求パケットを受信し
ない場合も、自計算機がドメイン1に新たに付加された
場合に自計算機の性能情報を新性能情報としてジョブ割
当管理サーバ3に通知するようにしてもよい。
【0051】サーバ監視部15は、ジョブ割当管理サー
バ3が正常に動作しているか否かを監視する。サーバ監
視部15は、たとえば、ジョブ割当管理サーバ3に対し
て動作確認用の動作確認パケットを送信し、正常な返信
がない場合、ジョブ割当管理サーバ3に障害が発生した
と判断する。そして、サーバ監視部15は、データベー
ス管理装置9に記憶されたジョブ割当管理テーブルD5
および状況テーブルD1を参照し、ジョブ割当管理サー
バ3の各部が実行する処理をジョブ割当管理サーバ3に
代わって実行する計算機のうちで優先順位の高いものか
ら順に、その処理の実行が可能か否かを判定し、可能な
もののうちで優先順位が最も高い計算機に、その処理を
依頼する。
【0052】他の計算機2−2〜2−Nは、計算機2−
1と同じ構成を有する。また、図1では、計算機2−1
とジョブ割当管理サーバ3とは、まったく異なる構成と
なっているが、計算機2−2〜2−Nにジョブ割当管理
サーバ3の機能を持たせることもできるし、ジョブ割当
管理サーバ3に計算機2−2〜2−Nの機能を持たせる
こともできる。計算機2−1およびジョブ割当管理サー
バ3の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも
物理的に図示したように構成されていなくてもよい。例
えば、計算機2−1およびジョブ割当管理サーバ3が備
える処理機能のうち全部または一部を、図示しないCP
U(Central Processing Unit)およびこのCPUにて
解釈実行されるプログラムにより実現することができ
る。
【0053】すなわち、図示しないROMには、OS
(Operating System)等と協働してCPUに命令を与
え、CPUに各種処理を行わせるコンピュータプログラ
ムが格納されている。そして、CPUは、このプログラ
ムに従って各種処理を行う。また、計算機2−1および
ジョブ割当管理サーバ3が備える処理機能のうち全部ま
たは一部を、ワイヤードロジックによるハードウェアと
して実現することも可能である。
【0054】そして、いずれかの計算機内にジョブ割当
管理サーバ3と同じ構成要素を具現化させて、その計算
機にジョブ割当管理サーバ3と同じ処理を実行させるこ
とができる。また、ジョブ割当管理サーバ3内に計算機
2−1と同じ構成要素を具現化させて、ジョブ割当管理
サーバ3に計算機2−1と同じ処理を実行させることも
できる。ジョブ割当管理サーバ3に計算機2−1と同じ
処理を実行させる場合、計算機状況取得部4およびジョ
ブ割当通知部7は、送受信部8を介さずに、ジョブ割当
管理サーバ3内のジョブ記憶部および状況情報通知部と
通信することになる。
【0055】図2は、図1に示した性能テーブルD2の
一例を示す図である。性能テーブルD2は、各計算機と
各計算機の性能情報とを対応させて記録している。この
性能情報は、たとえば、各計算機の種類(アーキテクチ
ャ,ベンダ,機種等)および処理性能(MIPS等)、
各計算機上で動作しているOS、各計算機が搭載するC
PUの種類および性能、各計算機が接続する通信回線、
各計算機が接続する通信回線の種類(衛星回線,アナロ
グ電話回線,LAN等)および帯域幅、各計算機が接続
する通信回線の接続料金等の情報を含む。すなわち、計
算機および通信回線の物理的な要素や計算機上で動作し
ているソフトウェアの情報を含む。この例では、計算機
2−1は、100MIPSの処理能力を有し、図示しな
い衛星回線SAT1およびLAN回線LAN1に接続し
ている。
【0056】図3は、図1に示した状況テーブルD1の
一例を示す図である。状況テーブルD1は、各計算機と
各計算機の状況情報とを対応させて記録している。この
状況情報は、たとえば、各計算機が搭載するCPUにか
かっている負荷、各計算機に新たに割り当てられるジョ
ブが使用可能な空き内部メモリ容量および空きハードデ
ィスク容量、各計算機に接続された回線の輻輳状況等の
情報を含む。この例では、たとえば、計算機2−1に
は、100パーセントの負荷がかかっており、空き内部
メモリ容量が16メガバイトであり、空きハードディス
ク容量が100メガバイトである。
【0057】図4は、図1に示したジョブ条件テーブル
D4の一例を示す図である。ジョブ条件テーブルD4
は、各ジョブと各ジョブの条件情報とを対応させて記録
している。この条件情報は、たとえば、空き内部メモリ
の容量の最低値、空きハードディスクの容量の最低値、
処理性能(MIPS等)の最低値、接続コストの最悪
値、処理期限(処理を依頼してから完了するまでの時間
の長さ)の最長値等の情報を含む。すなわち、各ジョブ
の起動に必要なリソース条件の情報や、ユーザが希望す
る条件の情報を含む。そして、各ジョブを実行する計算
機には、これらの値をクリアすることが求められる。ま
た、計算機2−1または計算機2−Nのみに処理を実行
させるというように、各ジョブの処理を行う計算機を指
定することも可能である。
【0058】条件の数は、特に限定されず、一つでもよ
いし、複数でもよい。また、あるジョブの条件は一つ
で、他のジョブの条件は五つというように、条件の数が
各ジョブで異なっていてもよい。また、空き内部メモリ
の容量の最低値および空きハードディスクの容量の最低
値は必須であって、他の条件は推奨であるというよう
に、必須の条件と推奨の条件とを設けてもよい。さら
に、各条件に重み付けをしてもよい。この例では、たと
えば、ジョブJ1を実行する計算機に対しては、50M
IPS以上の処理性能、毎時10000円以下の接続コ
スト、64メガバイト以上の空き内部メモリ、1000
メガバイト以上の空きハードディスク容量、という条件
が課されている。この条件情報は、ユーザが予め設定し
ておく。
【0059】図5は、図1に示したジョブ管理テーブル
D3の一例を示す図である。ジョブ管理テーブルD3
は、各ジョブと各ジョブの優先度情報および動作ドメイ
ン情報とを対応させて記録している。優先度情報は、た
とえば、自然数で表され、数値が小さいほど優先順位が
高い。複数のジョブに対して同一値の優先度情報が対応
していてもよい。また、動作ドメイン情報は、各ジョブ
がいずれのドメイン内の計算機上で動作しているかを示
す情報である。この動作ドメイン情報によって、各ジョ
ブがドメイン1以外のドメイン内の計算機上で動作して
いることを知ることができる。この例では、たとえば、
ジョブJ1は、優先度情報が1であり、ドメイン1内お
よび図示しないドメインB内の計算機上で動作してい
る。また、ジョブJMの動作ドメイン情報として「AL
L」が設定されている。この「ALL」は、全てのドメ
イン内の計算機上で、そのジョブが動作していることを
示す。
【0060】図6は、図1に示したジョブ割当管理テー
ブルD5の一例を示す図である。ジョブ割当管理テーブ
ルD5は、各ジョブと各ジョブを割り当てる計算機の候
補の情報とを対応させて記録している。各ジョブを割り
当てる計算機の候補は、優先順位を持たせて複数選択さ
れており、各第1候補の計算機が各ジョブを実行する。
この候補の数は、特に限定されず、いくつであってもよ
い。第1の候補の計算機がジョブを継続することができ
なくなった場合であって、最適な計算機を決定すること
ができないとき、または、緊急のときは、第2の候補の
計算機にそのジョブを割り当てる。以下、同様に、第3
の候補,第4の候補というようにジョブを割り当てる。
この例では、たとえば、ジョブJ1を割り当てる第1の
候補は計算機2−1であり、第2の候補は図示しない計
算機2−3であり、第3の候補は計算機2−2である。
【0061】なお、計算機状況取得部4は、この発明の
取得装置に対応し、ジョブ割当計画部6は、この発明の
ジョブ割当装置,通知装置および依頼装置に対応し、新
規接続計算機検出部19は、この発明の新接続検出装置
および回復検出装置に対応する。
【0062】以上の構成において、実施の形態1の動作
について図7〜図10のフローチャートを参照して説明
する。ジョブ割当管理サーバ3は、各計算機2−1〜2
−Nが各ジョブの実行を継続することができるか否かを
定期的に判定するジョブ実行継続可否判定処理を行う。
図7は、実施の形態1にかかるジョブ実行継続可否判定
処理の処理手順を示すフローチャートである。ジョブ実
行継続可否判定処理では、まず、計算機状況取得部4
が、予めユーザが設定した指定時間をカウントし、この
指定時間内に計算機2−1〜2−Nの全てからの状況情
報を受信したか否かを判定する(S1)。
【0063】指定時間内に計算機2−1〜2−Nの全て
からの状況情報を受信した場合、計算機状況取得部4
は、受信した各計算機2−1〜2−Nの状況情報をテー
ブル情報更新部5に伝達し、テーブル情報更新部5は、
その状況情報を状況テーブルD1に書き込む(S2)。
状況テーブルD1に状況情報が書き込まれると、ジョブ
割当計画部6は、状況テーブルD1を参照し、各計算機
2−1〜2−Nが行っている各ジョブをそのまま継続で
きるか否かを判定する。すなわち、各計算機2−1〜2
−Nに関する状況情報が所定の条件を満足するか否かを
判定する。そして、ある計算機が所定の条件を満足する
場合、その計算機が実行しているジョブの継続が不可能
であると判定する。
【0064】たとえば、計算機の負荷が90パーセント
以上となった場合、空き内部メモリ容量が1メガバイト
以下となった場合または空きハードディスク容量が1メ
ガバイト以下となった場合には、その計算機が実行して
いるジョブの継続が不可能であると判定する。また、他
のテーブルD2〜D5を参照し、これらのテーブルの情
報に基づいてジョブ継続の可否を判定してもよい。この
条件は、ユーザが予め設定しておく。全ての計算機2−
1〜2−Nについてジョブの実行継続が可能であると判
定した場合は、ステップS1に戻る。一方、いずれかの
計算機についてジョブの実行が不可能であると判定した
場合は、後述するジョブ割当再計画処理(S6)を行
い、ステップS1に戻る。
【0065】一方、ステップS1で、いずれかの計算機
からの状況情報を指定時間内に受信しなかった場合、計
算機状況取得部4は、送受信部8および通信回線10を
介し、その計算機に対して状況情報要求パケットを送信
し、状況情報の送信を要求する(S4)。状況情報を送
信してこなかった計算機が複数の場合は、これら複数の
計算機に対して状況情報要求パケットを送信し、状況情
報の送信を要求する。この要求は、1回だけ行ってもよ
いし、所定回数繰り返し行ってもよい。そして、状況情
報要求パケットに応答して、その計算機(または、それ
らの計算機)の状況情報通知部が状況情報を送信し、そ
の状況情報(または、それらの状況情報全て)をジョブ
割当管理サーバの計算機状況取得部4が受信した場合
は、ステップS2に進む。
【0066】一方、ステップS5で、状況情報を送信し
てこなかった計算機がある場合は、その計算機(また
は、それらの計算機)に障害が発生していると判断し、
ステップS6に進む。図8は、実施の形態1にかかるジ
ョブ割当再計画処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。ジョブ割当再計画処理では、まず、ジョブ割当計
画部6が、障害計算機(ジョブの継続が不可能であると
判定された計算機および障害が発生したと判定された計
算機)の情報を性能テーブルD2に書き込む。たとえ
ば、計算機2−1が障害計算機である場合は、計算機2
−1に関する性能情報の後ろに「NG」という情報を付
加する。つぎに、ジョブ割当計画部6は、ジョブ割当管
理テーブルD5を参照し、障害計算機が実行していた障
害ジョブが複数あるか否かを判定する(S10)。
【0067】障害ジョブが一つである場合は、ステップ
S12に進む。一方、障害ジョブが複数である場合、ジ
ョブ割当計画部6は、ジョブ管理テーブルD3を参照し
てジョブの優先順位を決定し(S11)、ステップS1
2に進む。ステップS11では、各計算機の優先度情報
を比較し、優先度情報が小さいものほど優先順位が高い
と判断する。優先度情報が同一の場合は、他に比して多
くのドメイン内の計算機が協働して実行するジョブを優
先させる。すなわち、優先度情報が同一である場合、
「ALL」が設定されている計算機が最も優先順位が高
くなる。優先度情報およびドメイン数が同一の場合は、
ジョブ管理テーブルD3の上段に記載されたジョブを優
先させる。そして、優先順位の高いものから順に、以下
に説明する割当処理および再起動処理を行う。これによ
り、緊急度の高いジョブから順に処理していくことがで
きる。
【0068】ステップS12では、ジョブ割当計画部6
が、状況テーブルD1,性能テーブルD2およびジョブ
条件テーブルD4を参照し、障害ジョブに関する条件情
報の各条件を満足するか否かに応じて各計算機の適切度
を算出する(S12)。たとえば、図4の例で、ジョブ
J1が障害ジョブであるとすると、内部メモリ空き容量
の最低値およびハードディスク空き容量の最低値を必須
とし、これらを満足しない計算機を除外する。そして、
処理能力や接続コスト等の各要求項目を満たすか否かを
判定し、要求項目を満たす数を適切度としてカウントす
る。たとえば、二つの要求項目を満たす場合は、適切度
が「2」となり、Y個の要求項目を満たす場合は、適切
度が「Y」となる。また、要求項目1を満たす場合は
「3」を加算し、要求項目2を満たす場合は「2」を加
算するというように、各要求項目に重み付けを行っても
よい。
【0069】ジョブ割当計画部6は、各計算機の適切度
を算出すると、その適切度に基づいて、障害ジョブを割
り当てる計算機を、優先順位を持たせて複数選択する
(S13)。適切度が同一の場合は、たとえば、他に比
して使用状況にゆとりのあるものを優先させる。そし
て、ジョブ割当計画部6は、選択した計算機の情報をジ
ョブ割当管理テーブルD5に書き込むとともに、優先順
位の最も高い計算機の情報および障害ジョブに関する情
報をジョブ割当通知部7に伝達する。続いて、優先順位
の最も高い計算機の情報および障害ジョブに関する情報
を取得したジョブ割当通知部7は、送受信部8および通
信回線10を介し、その優先順位の最も高い計算機に障
害ジョブに関する情報を送信し、その障害ジョブの実行
を依頼する(S14)。
【0070】割当てを行っていない他の障害ジョブがあ
る場合は、その障害ジョブについて、ステップS12〜
S14の処理を繰り返す。また、ジョブ割当計画部6
は、ジョブ割当管理サーバ3が実行する処理も一つのジ
ョブとみなし、そのジョブを割り当てる計算機を、優先
順位を持たせて複数選択し、これらの計算機の情報をジ
ョブ割当管理テーブルD5に記録している。ジョブ割当
管理サーバ3に障害が発生した場合、各計算機2−1〜
2−Nが、ジョブ割当管理テーブルD5を参照し、優先
順位に応じて、そのジョブをいずれかの計算機に割り当
てる処理を行う。
【0071】つぎに、新計算機を検出する新規接続計算
機検出処理について説明する。図9は、実施の形態1に
かかる新規接続計算機検出処理の処理手順を示すフロー
チャートである。新規接続計算機検出処理では、まず、
新規接続計算機検出部19が、予めユーザが設定した所
定時間ごとに応答要求パケットをドメイン1内にブロー
ドキャストし、新計算機が接続されたか否かを問い合わ
せる(S20,S21)。応答要求パケットを受信した
各計算機2−1〜2−Nは、自計算機に関する情報を含
むパケットを返信する。これらのパケットを受信した新
規接続計算機検出部19は、新計算機がドメイン1内に
存在するか否かを判定する(S22)。
【0072】ステップS22では、受信したパケットに
記録された送信元を確認し、性能テーブルD2を参照
し、これらの送信元のうちで、性能テーブルD2にエン
トリのない送信元が存在するか否かを判定する。これに
よって、新計算機がドメイン1内に存在するか否かを判
定する。新計算機がドメイン1内に存在する場合、新規
接続計算機検出部19は、その新計算機に対して新性能
情報要求パケットを送信する。たとえば、計算機2−1
が新計算機である場合、計算機2−1の性能情報通知部
14は、新性能情報要求パケットを受信すると、自計算
機の性能情報を新性能情報としてジョブ割当管理サーバ
3に送信する。そして、ジョブ割当管理サーバ3の新規
接続計算機検出部19は新性能情報を取得し、取得した
新性能情報を性能テーブルD2の性能情報に付加して性
能テーブルD2を更新する(S23)。
【0073】つぎに、新規接続計算機検出部19は、計
算機状況取得部4に新計算機が検出されたこと、および
新計算機の名称を通知する。この通知を受けた計算機状
況取得部4は、各計算機2−1〜2−Nに対して状況情
報要求パケットを送信して状況情報を取得し(S2
4)、取得した情報情報を状況テーブルD1に書き込む
(S25)。そして、ジョブ割当計画部6に、新計算機
が検出されたこと、および新計算機の名称を通知する。
この通知を受けたジョブ割当計画部6は、計算機新規接
続時ジョブ再計画処理を行い(S26)、ステップS2
0に戻る。なお、ステップS23の処理を終了したあ
と、ステップS24に進まず、ステップS20に戻り、
新計算機に対するジョブの割当ては、前述したジョブ割
当再計画処理において行ってもよい。
【0074】図10は、実施の形態1にかかる計算機新
規接続時ジョブ割当再計画処理の処理手順を示すフロー
チャートである。この計算機新規接続時ジョブ割当再計
画処理では、まず、ジョブ割当計画部6が、状況テーブ
ルD1の参照し、使用状況が最も厳しい計算機を決定す
る(S31)。この決定では、たとえば、状況情報に基
づいて、使用状況を評価する所定の評価値を算出し、こ
の評価値が最も高い計算機の使用状況が最も厳しいと判
断する。または、使用状況が最も厳しい計算機ではな
く、最も性能が低い計算機を決定するようにしてもよ
い。この場合も、性能を評価する所定の評価値を用いて
決定を行うことができる。
【0075】そして、ジョブ割当計画部6は、性能テー
ブルD2を参照し、決定した計算機と新計算機との性能
を比較し、決定した計算機の性能が新計算機の性能以上
であるか否かを判定する(S32)。この場合も、性能
を評価する所定の評価値を用いて決定を行うことができ
る。決定した計算機の性能が新計算機の性能以上であれ
ば、処理を終了する。一方、決定した計算機の性能が新
計算機の性能よりも低ければ、その計算機が実行してい
るジョブを、その計算機に代えて新計算機に割り当て
(S33)、処理を終了する。
【0076】すなわち、ジョブ割当計画部6は、ジョブ
割当管理テーブルD5を更新し、ジョブ割当通知部7
に、新計算機に関する情報および新計算機に割り当てる
ジョブに関する情報をジョブ割当通知部7に通知し、ジ
ョブ割当通知部7は、そのジョブに関する情報を新計算
機に送信し、そのジョブの実行を依頼する。これによ
り、優秀な新計算機が導入された場合、その新計算機に
迅速にジョブを割り当てることができる。なお、ステッ
プS33において、ジョブ割当管理テーブルD5の更新
は行うが、新計算機に対するジョブの割当てを行わず、
ドメイン1内で障害が発生した時点で、新計算機に対す
るジョブの割当てを行うようにしてもよい。
【0077】また、新規接続計算機検出処理および計算
機新規接続時ジョブ割当再計画処理を実行するととも
に、回復計算機(障害から回復した計算機)を検出し、
その回復計算機にジョブを割り当てることができる。新
規接続計算機検出処理のステップS23において、応答
要求パケットを受信した回復計算機は、自計算機に関す
る情報を含むパケットをジョブ割当管理サーバ3に対し
て返信する。ステップS22において、ジョブ割当管理
サーバ3の新規接続計算機検出部19は、性能テーブル
D2を参照し、受信したパケットの送信元のうちで、障
害が発生していた計算機が存在するか否かを判定する。
【0078】障害が発生していた計算機が存在する場合
は、その計算機が障害から回復したと判断し、ステップ
S24〜S26と同様に、回復計算機に対してジョブを
割り当てる処理を行う。すなわち、計算機状況取得部4
が、各計算機2−1〜2−Nの状況情報を取得する。そ
して、ジョブ割当計画部6が、最も使用状況が厳しい計
算機を決定し、決定した計算機の性能が回復計算機の性
能よりも低い場合は、その計算機が実行しているジョブ
を回復計算機に割り当てる。
【0079】前述したように、実施の形態1によれば、
性能テーブルD2に、各計算機2−1〜2−Nの性能を
示す性能情報を記録し、ジョブ管理テーブルD3に、各
ジョブを実行する装置に対して要求される条件を示す条
件情報を記録し、計算機状況取得部4が、各計算機2−
1〜2−Nの使用状況を示す状況情報を取得し、ジョブ
割当計画部6が、いずれかの計算機に障害が発生した場
合、または、いずれかの計算機の使用状況が所定条件を
満足する場合、性能情報および状況情報に基づいて、該
計算機が実行していた障害ジョブに関する条件情報に対
して最適な計算機を決定し、該最適な計算機にその障害
ジョブを割り当てる割当処理を行う。これにより、各計
算機2−1〜2−Nの性能および使用状況を考慮して、
ジョブを割り当てる計算機を決定することができるた
め、適切なジョブの割当処理を行うことができる。
【0080】実施の形態2.図11および図12は、こ
の発明の実施の形態2にかかる通信ネットワークシステ
ムの概略構成を示す図である。実施の形態2の通信ネッ
トワークシステムは、所定の地域ごとに配置された複数
のドメインを通信接続したものである。なお、図1と同
一の構成部分については同一の符号を付している。
【0081】この通信ネットワークシステムは、所定の
地域ごとに配置された複数のドメイン1−1〜1−Xを
備える。ドメイン1−1は、計算機2−1〜2−Nと、
データベース管理装置9と、複数のドメイン内の計算機
が協働して実行する複数ドメインジョブを管理するとと
もに複数ドメインジョブの割当処理を行う複数ドメイン
ジョブ割当管理サーバ23と、自ドメイン内に割当用の
適切な計算機が存在しない場合、その旨を複数ドメイン
ジョブ割当管理サーバ23に通知するジョブ割当管理サ
ーバ3aと、ドメイン1−1内の各部を通信接続する通
信回線10とを備える。
【0082】また、ドメイン1−2〜1−Xは、全て同
じ構成を有する。ドメイン1−2は、実施の形態1の計
算機2−1〜2−Nと同じ構成の計算機2b−1〜2b
−Nと、自ドメイン内の複数ドメインジョブ計算機(複
数ドメインジョブを行う計算機)を管理するドメイン代
表計算機32bと、自ドメイン内に割当用の適切な計算
機が存在しない場合、その旨をドメイン代表計算機32
bに通知するジョブ割当管理サーバ3cと、ドメイン1
−2内の各部を通信接続する通信回線10とを備える。
【0083】ジョブ割当管理サーバ3aは、実施の形態
1のジョブ割当管理サーバ3において、ジョブを割り当
てる際に、自ドメイン内に割当用の適切な計算機が存在
しない場合、そのジョブに関する情報を複数ドメインジ
ョブ割当管理サーバ23に通知するようにしたものであ
る。また、ジョブ割当管理サーバ3aは、ゲートウェイ
と直接接続していない。一方、ジョブ割当管理サーバ3
bは、実施の形態1のジョブ割当管理サーバ3におい
て、ジョブを割り当てる際に、自ドメイン内に割当用の
適切な計算機が存在しない場合、そのジョブに関する情
報をドメイン代表計算機32bに通知するようにしたも
のである。また、ジョブ割当管理サーバ3bは、ゲート
ウェイと直接接続していない。
【0084】複数ドメインジョブ割当管理サーバ23お
よびドメイン代表計算機32bは、ゲートウェイ30−
1および30−2に接続し、ゲートウェイ30−1およ
び30−2を介してWAN31に接続している。複数ド
メインジョブ割当管理サーバ23は、実施の形態1のジ
ョブ割当管理サーバ3がドメイン1内の計算機2−1〜
2−Nに対して行う処理と同様の処理を、各ドメイン1
−2〜1−Xに対して行う。すなわち、各ドメイン1−
2〜1−Xを一つの計算機とみなし、いずれかのドメイ
ンからの障害発生の報告があった場合、他のドメインに
障害ジョブを割り当てる。
【0085】複数ドメインジョブ割当管理サーバ23
は、通信ネットワークシステム内の各複数ドメインジョ
ブ計算機の状況情報を取得するドメイン状況取得部24
と、通信ネットワークシステム内の各複数ドメインジョ
ブ計算機の状況情報を記録したドメイン状況テーブルD
11と、通信ネットワークシステム内の各複数ドメイン
ジョブ計算機の性能情報を記録したドメイン性能テーブ
ルD12と、ドメイン状況取得部24が取得した状況情
報に基づいてドメイン状況テーブルD11を更新するテ
ーブル情報更新部25とを備える。
【0086】また、複数ドメインジョブ割当管理サーバ
23は、各複数ドメインジョブの動作ドメイン情報およ
び優先度情報を記録した複数ドメインジョブ管理テーブ
ルD13と、各複数ドメインジョブの条件情報を記録し
た複数ドメインジョブ条件テーブルD14と、複数ドメ
インジョブを割り当てる計算機の情報を記録した複数ド
メインジョブ割当管理テーブルD15と、各テーブルD
11〜D14に基づいて、障害ジョブを割り当てる計算
機を決定し、複数ドメインジョブ割当管理テーブルD1
5を更新する複数ドメインジョブ割当計画部26と、複
数ドメインジョブ割当計画部26が決定した計算機に対
して、障害ジョブ情報を通知し、その障害ジョブの実行
を依頼するジョブ割当通知部27と、複数ドメインジョ
ブ割当管理サーバ23と通信回線10とを接続するとと
もに、複数ドメインジョブ割当管理サーバ23とゲート
ウェイ30−1とを接続するWAN・LAN送受信部2
9とを備える。
【0087】ドメイン代表計算機32bは、自ドメイン
内の複数ドメインジョブ計算機の状況情報を取得する複
数ドメインジョブ計算機状況取得部33bと、自ドメイ
ン内の複数ドメインジョブ計算機の状況情報を記録した
複数ドメインジョブ計算機状況テーブルD21bと、複
数ドメインジョブ計算機状況取得部33bが取得した状
況情報を複数ドメインジョブ計算機状況テーブルD21
bに書き込むテーブル情報更新部34bと、送受信部3
7b,ゲートウェイ30−2およびWAN31を介して
他のドメインとの通信を行うドメイン間通信制御部35
bと、複数ドメインジョブ割当管理サーバ23を監視す
る複数ドメインジョブ割当管理サーバ管理部36bと、
自ドメイン内の各部との通信を行う送受信部38bとを
備える。
【0088】ここで、複数ドメインジョブ割当管理サー
バ23にジョブ割当管理サーバ3aの機能を具現化し、
一つの複数ドメインジョブ割当管理サーバ23が、複数
ドメインジョブ割当管理サーバ23およびジョブ割当管
理サーバ3aが実行すべき処理をまとめて行うようにし
てもよい。また、ドメイン代表計算機32bにドメイン
代表計算機32bの機能を具現化し、一つのドメイン代
表計算機32bが、ドメイン代表計算機32bおよびド
メイン代表計算機32bが実行すべき処理をまとめて行
うようにしてもよい。なお、ドメイン代表計算機32b
およびジョブ割当管理サーバ3bは、この発明の通知装
置および回答装置に対応し、複数ドメインジョブ割当管
理サーバ23は、この発明の複数ドメイン制御装置に対
応する。
【0089】以上の構成において、実施の形態2の動作
について図13のフローチャートを参照して説明する。
図13は、実施の形態2にかかる複数ドメインジョブ割
当再計画処理の処理手順を示すフローチャートである。
この複数ドメインジョブ割当再計画処理は、いずれかの
ドメインのジョブ割当管理サーバが、ジョブ割当再計画
処理において、障害ジョブが複数ドメインジョブであ
り、その障害ジョブを割り当てる適切な計算機がないと
判断した場合に開始する。たとえば、障害ジョブに関す
る必須の条件(最低空き内部メモリ等)を満足する計算
機がドメイン内に存在しない場合に開始する。
【0090】たとえば、ドメイン1−2内に適切な計算
機がない場合、まず、ジョブ割当管理サーバ3bのジョ
ブ割当計画部が、ドメイン代表計算機32bに対して障
害ジョブの名称を通知し、他のドメイン内の計算機に対
する該障害ジョブの割当処理を要求する。この通知を受
けたドメイン代表計算機32bのドメイン間通信制御部
35bは、送受信部37b,ゲートウェイ30−2,W
AN31およびゲートウェイ30−1を介し、複数ドメ
インジョブ割当管理サーバ23に対し、該障害ジョブの
名称を通知し、他のドメイン内の計算機に対する該障害
ジョブの割当処理を要求する(S41)。
【0091】この要求を受けたジョブ割当管理サーバ3
は、該障害ジョブを協働して実行しているドメイン1−
2以外のドメインのドメイン代表計算機に対し、そのド
メイン内で、該障害ジョブを実行する最適な計算機の通
知を要求する(S42)。この要求を受けたドメイン代
表計算機は、そのドメイン内のジョブ割当管理サーバに
対し、該障害ジョブを実行する最適な計算機を選択する
ことを要求する。この要求をうけたジョブ割当管理サー
バは、そのドメイン内の状況テーブル,性能テーブルお
よび条件テーブルを参照し、そのドメイン内で最適な計
算機を選択し、その計算機に関する情報(その計算機の
状況情報および性能情報等)をドメイン代表計算機に通
知する。そして、ドメイン代表計算機は、その計算機に
関する情報を複数ドメインジョブ割当管理サーバ23に
通知する(S43)。
【0092】該障害ジョブを協働して実行するドメイン
が三つ以上ある場合、複数ドメインジョブ割当管理サー
バ23は、複数のドメインから複数の最適な計算機に関
する情報を受信することになる。この場合、複数ドメイ
ンジョブ割当管理サーバ23は、複数ドメインジョブ条
件テーブルD14を参照し、受信した複数の最適な計算
機に関する情報を比較し、これらのうちで最適な計算機
を決定する(S45)。そして、その計算機に対し、該
障害ジョブに関する情報を送信し、該障害ジョブの実行
を依頼する。
【0093】前述したように、実施の形態2によれば、
各ドメイン1−1〜1−Xにおいて、性能テーブルに、
当該ドメイン内の各計算機の性能を示す性能情報を記録
し、条件テーブルに、当該ドメイン内の各ジョブを実行
する装置に対して要求される条件を示す条件情報を記録
し、計算機状況取得部が、当該ドメイン内の各計算機の
使用状況を示す状況情報を取得し、ジョブ割当計画部
が、当該ドメイン内のいずれかの計算機に障害が発生し
た場合、または、当該ドメイン内のいずれかの計算機の
使用状況が所定条件を満足する場合、性能情報および状
況情報に基づいて、該計算機が実行していた障害ジョブ
に関する条件情報に対して最適な計算機を、当該ドメイ
ン内の複数の計算機のうちから決定し、該最適な計算機
に障害ジョブを割り当てる。
【0094】しかし、障害ジョブが複数ドメインジョブ
であり、当該複数ドメインジョブに関する条件情報に対
して適切な計算機が当該ドメイン内に接続されていない
場合、ジョブ割当計画部およびドメイン代表計算機は、
該複数ドメインジョブに関する複数ドメインジョブ情報
を複数ドメインジョブ割当管理サーバ23に通知する。
また、ジョブ割当計画部およびドメイン代表計算機は、
他のドメイン内の計算機が実行していた複数ドメインジ
ョブを割り当てる適切な計算機が当該ドメイン内に接続
されているか否かの問合せを複数ドメインジョブ割当管
理サーバ23から受信し、性能情報および状況情報に基
づいて、該複数ドメインジョブに関する条件情報に対し
て最適な計算機を、当該ドメイン内の複数の計算機のう
ちから決定し、該最適な計算機に関する最適計算機情報
を複数ドメインジョブ割当管理サーバ23に回答する。
【0095】複数ドメインジョブ割当管理サーバ23
は、複数ドメインジョブ情報に基づいて、該複数ドメイ
ンジョブを実行している他の計算機を有する他のドメイ
ンに、該複数ドメインジョブを割り当てる適切な計算機
が該他のドメイン内に接続されているか否かの問合せを
行い、最適計算機情報に基づいて、該複数ドメインジョ
ブを割り当てる計算機を決定し、該計算機に対して該複
数ドメインジョブの実行を依頼する。これにより、各計
算機の性能および使用状況を考慮して、ジョブを割り当
てる計算機を決定することができ、また、あるドメイン
内に適切な計算機が接続されていない場合でも、他のド
メインに障害ジョブを依頼することができるため、適切
なジョブの割当処理を行うことができる。
【0096】たとえば、地震等によって、あるドメイン
内の計算機が全て停止した場合でも、そのドメイン内の
計算機が他のドメイン内の計算機と協働して実行してい
たジョブについては、他のドメイン内のいずれかの計算
機に割り当てて、そのジョブの処理を継続することがで
きる。
【0097】なお、前述した実施の形態1,実施の形態
2にかかるジョブ割当方法を実現するコンピュータプロ
グラムを、フロッピーディスク等の磁気ディスク、RO
M,EPROM,EEPROM,フラッシュROM等の
半導体メモリ(カートリッジ,PCカード等に内蔵され
ているものを含む)、CD−ROM,DVD等の光ディ
スク、MO等の光磁気ディスク、等の可搬の記録媒体に
格納し、この記録媒体に記録されたプログラムを、計算
機に内蔵されるROM,RAM,ハードディスク等の固
定用の記録媒体にインストールすることにより、その計
算機に、実施の形態1,実施の形態2の計算機,ジョブ
割当管理サーバ,ドメイン代表計算機または複数ドメイ
ンジョブ割当管理サーバの機能を具備させることもでき
る。
【0098】また、このプログラムを、LAN,WA
N,インターネット等のネットワークを介して伝送し、
伝送されたプログラムを計算機の固定用の記録媒体にイ
ンストールするようにしてもよい。また、このプログラ
ムは、必ずしも単一に構成されるものに限られず、複数
のモジュールやライブラリとして分散構成されていても
よいし、OS等の別個のプログラムと協働してその機能
を達成するものであってもよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、性能記憶装置が、各情報処理装置の性能を示す性能
情報を記憶し、取得装置が、各情報処理装置の使用状況
を示す状況情報を取得し、条件記憶装置が、各ジョブを
実行する装置に対して要求される条件を示す条件情報を
記憶し、ジョブ割当装置が、いずれかの情報処理装置に
障害が発生した場合、または、いずれかの情報処理装置
の使用状況が所定条件を満足する場合、性能情報および
状況情報に基づいて、該情報処理装置が実行していた障
害ジョブに関する条件情報に対して最適な情報処理装置
を決定し、該最適な情報処理装置に前記障害ジョブを割
り当てる割当処理を行う。これにより、各情報処理装置
の性能および使用状況を考慮して、ジョブを割り当てる
情報処理装置を決定することができるため、適切なジョ
ブの割当処理を行うことができる、という効果を奏す
る。
【0100】次の発明によれば、ジョブ割当装置が、障
害ジョブに関する条件情報に含まれる各条件を各情報装
置が満足するか否かに基づいて、該条件に対する各情報
処理装置の適切さを示す数値を算出し、該数値に基づい
て最適な情報処理装置を決定するため、容易に最適な情
報処理装置を決定することができる、という効果を奏す
る。
【0101】次の発明によれば、ジョブ割当装置が、い
ずれかの情報処理装置に障害が発生した場合、または、
いずれかの情報処理装置の使用状況が所定条件を満足す
る場合に、性能情報,状況情報および条件情報に基づい
て、該情報処理装置が実行していた障害ジョブを割り当
てる候補の情報処理装置を、優先順位を持たせて複数決
定することによって、緊急の場合や最適な情報処理装置
を決定する処理を行うことができない場合に、優先順位
に従ってジョブを割り当てることができるため、さらに
適切なジョブの割当処理を行うことができる、という効
果を奏する。
【0102】次の発明によれば、性能情報が、各情報処
理装置が接続する回線の種類および/または性能を示す
回線性能情報を含み、状況情報が、各情報処理装置が接
続する回線の状況を示す回線状況情報を含み、ジョブ割
当装置が、回線に関する情報に基づいて割当処理を行
う。これにより、回線に関する情報も考慮して、ジョブ
を割り当てる情報処理装置を決定することができるた
め、さらに適切なジョブの割当処理を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0103】次の発明によれば、ジョブ割当装置が、割
当処理を該ジョブ割当装置に代わって実行する割当代替
情報処理装置を、複数の情報処理装置のうちから優先順
位を持たせて複数決定し、ジョブ割当装置に障害が発生
した場合、割当処理の実行が可能な使用状況の割当代替
情報処理装置のうちで優先順位が最も高い割当代替情報
処理装置が割当処理を行うことによって、ジョブ割当装
置に障害が発生した場合でも、ジョブの割当処理を継続
することができるため、さらに適切なジョブの割当処理
を行うことができる、という効果を奏する。
【0104】次の発明によれば、新接続検出装置が、新
たに接続された新情報処理装置を検出し、該新情報処理
装置の性能を示す新性能情報を取得し、性能更新装置
が、性能情報に新性能情報を付加して性能情報を更新す
る。これにより、新情報処理装置を自動的に検出し、該
新情報処理装置にジョブを割り当てることができるた
め、さらに適切なジョブの割当処理を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0105】次の発明によれば、ジョブ割当装置が、新
接続検出装置が新情報処理装置を検出した場合、いずれ
かの情報処理装置が実行しているジョブを、該情報処理
装置に代えて該新情報処理装置に割り当てることによっ
て、新接続検出装置に迅速にジョブを割り当てることが
できるため、さらに適切なジョブの割当処理を行うこと
ができる、という効果を奏する。
【0106】次の発明によれば、回復検出装置が、障害
から回復した回復情報処理装置を検出し、ジョブ割当装
置が、回復検出装置が回復情報処理装置を検出した場
合、いずれかの情報処理装置が実行しているジョブを、
該情報処理装置に代えて該回復情報処理装置に割り当て
る。これにより、回復情報処理装置を自動的に検出し、
該回復情報処理装置に迅速にジョブを割り当てることが
できるため、さらに適切なジョブの割当処理を行うこと
ができる、という効果を奏する。
【0107】次の発明によれば、ジョブ優先順位記憶装
置が、各ジョブの優先順位を示すジョブ優先順位情報を
記憶し、ジョブ割当装置が、障害ジョブが複数である場
合、ジョブ優先順位情報に基づいて、優先順位の高い障
害ジョブから順に割当処理を行う。これにより、優先順
位に従って障害ジョブを処理していくことができるた
め、さらに適切なジョブの割当処理を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0108】次の発明によれば、当該通信ネットワーク
システムが、他の通信ネットワークシステムと通信接続
し、ジョブ優先順位記憶装置が、各ジョブが複数ネット
ワークジョブであるか否かを示す複数ネットワーク情報
を記憶し、ジョブ割当装置が、複数の障害ジョブの優先
順位が等しい場合、複数ネットワークジョブから優先し
て割当処理を行う。これにより、複数ネットワークジョ
ブを優先して処理することができるため、さらに適切な
ジョブの割当処理を行うことができる、という効果を奏
する。
【0109】次の発明によれば、ジョブ優先順位記憶装
置に記憶された複数ネットワーク情報に変更があった場
合、該変更があったことを他の通信ネットワークシステ
ムに通知する。これにより、各通信ネットワークシステ
ムが保持する複数ネットワーク情報を一致させることが
できるため、さらに適切なジョブの割当処理を行うこと
ができる、という効果を奏する。
【0110】次の発明によれば、依頼装置が、障害ジョ
ブに関する条件情報に対して適切な情報処理装置が当該
通信ネットワークシステム内に接続されていない場合、
他の通信ネットワークシステムに対して該障害ジョブの
実行を依頼する。これにより、ある通信ネットワークシ
ステム内に適切な情報通信装置が接続されていない場合
でも、他の通信ネットワークシステムに障害ジョブを依
頼することができるため、さらに適切なジョブの割当処
理を行うことができる、という効果を奏する。
【0111】次の発明によれば、各ドメインにおいて、
性能記憶装置が、当該ドメイン内の各情報処理装置の性
能を示す性能情報を記憶し、取得装置が、当該ドメイン
内の各情報処理装置の使用状況を示す状況情報を取得
し、条件記憶装置が、当該ドメイン内の各ジョブを実行
する装置に対して要求される条件を示す条件情報を記憶
し、ジョブ割当装置が、当該ドメイン内のいずれかの情
報処理装置に障害が発生した場合、または、当該ドメイ
ン内のいずれかの情報処理装置の使用状況が所定条件を
満足する場合、性能情報および状況情報に基づいて、該
情報処理装置が実行していた障害ジョブに関する条件情
報に対して最適な情報処理装置を、当該ドメイン内の複
数の情報処理装置のうちから決定し、該最適な情報処理
装置に障害ジョブを割り当て、通知装置が、障害ジョブ
が複数ドメインジョブであり、当該複数ドメインジョブ
に関する条件情報に対して適切な情報処理装置が当該ド
メイン内に接続されていない場合、該複数ドメインジョ
ブに関する複数ドメインジョブ情報を複数ドメイン制御
装置に通知し、回答装置が、他のドメイン内の情報処理
装置が実行していた複数ドメインジョブを割り当てる適
切な情報処理装置が当該ドメイン内に接続されているか
否かの問合せを複数ドメイン制御装置から受信し、性能
情報および状況情報に基づいて、該複数ドメインジョブ
に関する条件情報に対して最適な情報処理装置を、当該
ドメイン内の複数の情報処理装置のうちから決定し、該
最適な情報処理装置に関する最適情報処理装置情報を複
数ドメイン制御装置に回答する。そして、複数ドメイン
制御装置が、複数ドメインジョブ情報に基づいて、該複
数ドメインジョブを実行している他の制御装置を有する
他のドメインに、該複数ドメインジョブを割り当てる適
切な情報処理装置が該他のドメイン内に接続されている
か否かの問合せを行い、最適情報処理装置情報に基づい
て、該複数ドメインジョブを割り当てる情報処理装置を
決定し、該情報処理装置に対して該複数ドメインジョブ
の実行を依頼する。これにより、各情報処理装置の性能
および使用状況を考慮して、ジョブを割り当てる情報処
理装置を決定することができ、また、あるドメイン内に
適切な情報通信装置が接続されていない場合でも、他の
ドメインに障害ジョブを依頼することができるため、適
切なジョブの割当処理を行うことができる、という効果
を奏する。
【0112】次の発明によれば、取得工程で、各情報処
理装置の使用状況を示す状況情報を取得し、障害判定工
程で、いずれかの情報処理装置に障害が発生したか否
か、または、いずれかの情報処理装置の使用状況が所定
条件を各情報装置が満足するか否かを判定し、決定工程
で、判定工程でいずれかの情報処理装置に障害が発生し
た、または、いずれかの情報処理装置の使用状況が所定
条件を満足すると判定された場合に、状況情報、各情報
処理装置の性能を示す性能情報および各ジョブを実行す
る装置に対して要求される条件を示す条件情報に基づい
て、該情報処理装置が実行していた障害ジョブに関する
条件情報に対して最適な情報処理装置を決定し、割当工
程で、該最適な情報処理装置に前記障害ジョブを割り当
てる。これにより、各情報処理装置の性能および使用状
況を考慮して、ジョブを割り当てる情報処理装置を決定
することができるため、適切なジョブの割当処理を行う
ことができる、という効果を奏する。
【0113】次の発明によれば、前述した発明にかかる
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
ことで、そのプログラムがコンピュータ読み取り可能と
なり、これによって、前述した発明にかかる方法の動作
をコンピュータによって実現することが可能となる、と
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかる通信ネット
ワークシステムの概略構成を示す図である。
【図2】 図1に示した性能テーブルの一例を示す図で
ある。
【図3】 図1に示した状況テーブルの一例を示す図で
ある。
【図4】 図1に示したジョブ条件テーブルの一例を示
す図である。
【図5】 図1に示したジョブ管理テーブルの一例を示
す図である。
【図6】 図1に示したジョブ割当管理テーブルの一例
を示す図である。
【図7】 実施の形態1にかかるジョブ実行継続可否判
定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態1にかかるジョブ割当再計画処理
の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 実施の形態1にかかる新規接続計算機検出処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態1にかかる計算機新規接続時ジ
ョブ割当再計画処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図11】 この発明の実施の形態2にかかる通信ネッ
トワークシステムの概略構成を示す図である。
【図12】 実施の形態2にかかる通信ネットワークシ
ステムの概略構成を示す図である。
【図13】 実施の形態2にかかる複数ドメインジョブ
割当再計画処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図14】 従来の計算機システムの全体構成を示す図
である。
【符号の説明】
1,1−1〜1−X ドメイン、2−1〜2−N,2b
−1〜2b−N 計算機、3,3a,3b ジョブ割当
管理サーバ、4 計算機状況取得部、5,25,34b
テーブル情報更新部、6 ジョブ割当計画部、7 ジ
ョブ割当通知部、9 データベース管理装置、10 通
信回線、11 ジョブ記憶部、12 ジョブ実行部、1
3 状況情報通知部、14 性能情報通知部、15 サ
ーバ監視部、19 新規接続計算機検出部、20,30
−1,30−2 ゲートウェイ、24 ドメイン状況取
得部、26 複数ドメインジョブ割当計画部、27 複
数ドメインジョブ割当通知部、31 WAN、32b
ドメイン代表計算機、33b 複数ドメインジョブ計算
機状況取得部、35b ドメイン間通信制御部、36b
複数ドメインジョブ割当管理サーバ監視部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のジョブを実行する複数の情報処理
    装置を通信接続した通信ネットワークシステムにおい
    て、 前記各情報処理装置の性能を示す性能情報を記憶する性
    能記憶装置と、 前記各情報処理装置の使用状況を示す状況情報を取得す
    る取得装置と、 前記各ジョブを実行する装置に対して要求される条件を
    示す条件情報を記憶する条件記憶装置と、 いずれかの前記情報処理装置に障害が発生した場合、ま
    たは、いずれかの前記情報処理装置の使用状況が所定条
    件を満足する場合、前記性能情報および前記状況情報に
    基づいて、該情報処理装置が実行していた障害ジョブに
    関する前記条件情報に対して最適な情報処理装置を決定
    し、該最適な情報処理装置に前記障害ジョブを割り当て
    る割当処理を行うジョブ割当装置と、 を具備することを特徴とする通信ネットワークシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ジョブ割当装置は、前記障害ジョブ
    に関する前記条件情報に含まれる前記各条件を前記各情
    報装置が満足するか否かに基づいて、該条件に対する前
    記各情報処理装置の適切さを示す数値を算出し、該数値
    に基づいて前記最適な情報処理装置を決定することを特
    徴とする請求項1に記載の通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 前記ジョブ割当装置は、いずれかの前記
    情報処理装置に障害が発生した場合、または、いずれか
    の前記情報処理装置の使用状況が所定条件を満足する場
    合に、前記性能情報,前記状況情報および前記条件情報
    に基づいて、該情報処理装置が実行していた障害ジョブ
    を割り当てる候補の情報処理装置を、優先順位を持たせ
    て複数決定することを特徴とする請求項1または2に記
    載の通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記性能情報は、前記各情報処理装置が
    接続する回線の種類および/または性能を示す回線性能
    情報を含み、 前記状況情報は、前記各情報処理装置が接続する回線の
    状況を示す回線状況情報を含むことを特徴とする請求項
    1,2または3に記載の通信ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記ジョブ割当装置は、前記割当処理を
    該ジョブ割当装置に代わって実行する割当代替情報処理
    装置を、前記複数の情報処理装置のうちから優先順位を
    持たせて複数決定し、 前記ジョブ割当装置に障害が発生した場合、前記割当処
    理の実行が可能な使用状況の前記割当代替情報処理装置
    のうちで前記優先順位が最も高い前記割当代替情報処理
    装置が前記割当処理を行うことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 さらに、新たに接続された前記情報処理
    装置である新情報処理装置を検出し、該新情報処理装置
    の性能を示す新性能情報を取得する新接続検出装置と、 前記性能情報に前記新性能情報を付加して前記性能情報
    を更新する性能更新装置と、 を具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一
    つに記載の通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 前記ジョブ割当装置は、前記新接続検出
    装置が前記新情報処理装置を検出した場合、いずれかの
    前記情報処理装置が実行しているジョブを、該情報処理
    装置に代えて該新情報処理装置に割り当てることを特徴
    とする請求項6に記載の通信ネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 さらに、障害から回復した前記情報処理
    装置である回復情報処理装置を検出する回復検出装置を
    具備し、 前記ジョブ割当装置は、前記回復検出装置が前記回復情
    報処理装置を検出した場合、いずれかの前記情報処理装
    置が実行しているジョブを、該情報処理装置に代えて該
    回復情報処理装置に割り当てることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれか一つに記載の通信ネットワークシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 さらに、前記各ジョブの優先順位を示す
    ジョブ優先順位情報を記憶したジョブ優先順位記憶装置
    を具備し、 前記ジョブ割当装置は、前記障害ジョブが複数である場
    合、前記ジョブ優先順位情報に基づいて、前記優先順位
    の高い前記障害ジョブから順に前記割当処理を行うこと
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の通信
    ネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 当該通信ネットワークシステムは、他
    の通信ネットワークシステムと通信接続し、 前記複数のジョブは、当該通信ネットワークシステム内
    の前記情報処理装置および前記他の通信ネットワークシ
    ステム内の情報処理装置が協働して実行する複数ネット
    ワークジョブを含み、 前記ジョブ優先順位記憶装置は、前記各ジョブが前記複
    数ネットワークジョブであるか否かを示す複数ネットワ
    ーク情報を記憶し、 前記ジョブ割当装置は、前記複数の障害ジョブの前記優
    先順位が等しい場合、前記複数ネットワークジョブから
    優先して前記割当処理を行うことを特徴とする請求項9
    に記載の通信ネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 さらに、前記ジョブ優先順位記憶装置
    に記憶された前記複数ネットワーク情報に変更があった
    場合、該変更があったことを前記他の通信ネットワーク
    システムに通知する通知装置を具備することを特徴とす
    る請求項10に記載の通信ネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 さらに、前記障害ジョブに関する前記
    条件情報に対して適切な情報処理装置が当該通信ネット
    ワークシステム内に接続されていない場合、前記他の通
    信ネットワークシステムに対して該障害ジョブの実行を
    依頼する依頼装置を具備することを特徴とする請求項1
    0または11に記載の通信ネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 複数のジョブを実行する複数の情報処
    理装置を通信接続したドメインを複数通信接続した通信
    ネットワークシステムにおいて、 異なる前記ドメイン内の複数の前記情報処理装置が協働
    して実行する複数ドメインジョブの割当処理を制御する
    複数ドメイン制御装置を具備し、 前記各ドメインは、 当該ドメイン内の前記各情報処理装置の性能を示す性能
    情報を記憶する性能記憶装置と、 当該ドメイン内の前記各情報処理装置の使用状況を示す
    状況情報を取得する取得装置と、 当該ドメイン内の前記各ジョブを実行する装置に対して
    要求される条件を示す条件情報を記憶する条件記憶装置
    と、 当該ドメイン内のいずれかの前記情報処理装置に障害が
    発生した場合、または、当該ドメイン内のいずれかの前
    記情報処理装置の使用状況が所定条件を満足する場合、
    前記性能情報および前記状況情報に基づいて、該情報処
    理装置が実行していた障害ジョブに関する前記条件情報
    に対して最適な情報処理装置を、当該ドメイン内の前記
    複数の情報処理装置のうちから決定し、該最適な情報処
    理装置に前記障害ジョブを割り当てるジョブ割当装置
    と、 前記障害ジョブが前記複数ドメインジョブであり、当該
    複数ドメインジョブに関する前記条件情報に対して適切
    な情報処理装置が当該ドメイン内に接続されていない場
    合、該複数ドメインジョブに関する複数ドメインジョブ
    情報を前記複数ドメイン制御装置に通知する通知装置
    と、 他の前記ドメイン内の前記情報処理装置が実行していた
    前記複数ドメインジョブを割り当てる適切な情報処理装
    置が当該ドメイン内に接続されているか否かの問合せを
    前記複数ドメイン制御装置から受信し、前記性能情報お
    よび前記状況情報に基づいて、該複数ドメインジョブに
    関する前記条件情報に対して最適な情報処理装置を、当
    該ドメイン内の前記複数の情報処理装置のうちから決定
    し、該最適な情報処理装置に関する最適情報処理装置情
    報を前記複数ドメイン制御装置に回答する回答装置と、 を有し、 前記複数ドメイン制御装置は、前記複数ドメインジョブ
    情報に基づいて、該複数ドメインジョブを実行している
    他の前記制御装置を有する他の前記ドメインに、該複数
    ドメインジョブを割り当てる適切な情報処理装置が該他
    のドメイン内に接続されているか否かの問合せを行い、
    前記最適情報処理装置情報に基づいて、該複数ドメイン
    ジョブを割り当てる情報処理装置を決定し、該情報処理
    装置に対して該複数ドメインジョブの実行を依頼するこ
    とを特徴とする通信ネットワークシステム。
  14. 【請求項14】 複数のジョブを実行する複数の情報処
    理装置を通信接続した通信ネットワークシステムのジョ
    ブ割当方法において、 前記各情報処理装置の使用状況を示す状況情報を取得す
    る取得工程と、 いずれかの前記情報処理装置に障害が発生したか否か、
    または、いずれかの前記情報処理装置の使用状況が所定
    条件を前記各情報装置が満足するか否かを判定する障害
    判定工程と、 前記判定工程で、いずれかの前記情報処理装置に障害が
    発生した、または、いずれかの前記情報処理装置の使用
    状況が所定条件を満足すると判定された場合に、前記状
    況情報、前記各情報処理装置の性能を示す性能情報およ
    び前記各ジョブを実行する装置に対して要求される条件
    を示す条件情報に基づいて、該情報処理装置が実行して
    いた障害ジョブに関する前記条件情報に対して最適な情
    報処理装置を決定する決定工程と、 該最適な情報処理装置に前記障害ジョブを割り当てる割
    当工程と、 を含むことを特徴とするジョブ割当方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載された方法をコンピ
    ュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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