JP2002107948A - 現像液のアルカリ濃度推定方法及び装置 - Google Patents

現像液のアルカリ濃度推定方法及び装置

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JP2002107948A
JP2002107948A JP2000294091A JP2000294091A JP2002107948A JP 2002107948 A JP2002107948 A JP 2002107948A JP 2000294091 A JP2000294091 A JP 2000294091A JP 2000294091 A JP2000294091 A JP 2000294091A JP 2002107948 A JP2002107948 A JP 2002107948A
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conductivity
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Shuji Kayama
周二 加山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリ現像液の正確な推定が可能な現像液
のアルカリ濃度推定方法及びリアルタイムでアルカリ濃
度の推定が可能な現像液のアルカリ濃度管理システムを
提供する。 【解決手段】 繰り返し種々の回数で現像処理を行った
現像液について吸光度、伝導度、アルカリ濃度の測定を
行い、伝導度−アルカリ濃度の関係グラフに測定値をプ
ロットし、同じ吸光度をもつ点を結んで吸光度の値ごと
の伝導度−アルカリ濃度の関係グラフを作製し、この吸
光度の値ごとの伝導度−アルカリ濃度の関係グラフを用
いて、吸光度及び伝導度からアルカリ濃度を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像液のアルカリ
濃度推定方法及び現像液のアルカリ濃度管理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動現像機によるオフセット用版
のCTP(コンピュータ・ツー・プレート)版処理は、
一般的には、CTP版を処理することによる処理液の疲
労、及び経時変化による処理液の疲労を補う方法、即ち
補充方式を取り入れることにより行われている。
【0003】また、オフセットCTP版における現像工
程で、所定の希釈率によって現像液を調整し、現像液温
と時間をコントロールすることが行われている。アルカ
リ性の現像液は空気中の炭酸ガスの吸収により疲労して
いく。
【0004】現像処理によって形成される像の品質と現
像時間は、現像液のアルカリ濃度に強く依存するため、
アルカリ濃度を正確に把握することは、安定した現像状
態を維持するために不可欠である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、アルカリ濃度
の測定は、pH計や中和滴定により、行われている。し
かし、pH計では、現像液等の強アルカリ溶液の測定に
おいては、十分な精度は得られない。また中和滴定では
測定ごとに現像液が消耗してしまうので、繰り返しやリ
アルタイル測定には向かない。それ故、これまで現像機
においてはアルカリ濃度を推定するために伝導度計が用
いられてきた。
【0006】しかし、伝導度計のみによるアルカリ濃度
の推定では、現像処理を行うことで現像処理される版材
から現像液中に溶解する物質の影響を強く受けてしま
い、繰り返し現像処理を行ってきた現像液においては正
確なアルカリ濃度の推定はできない。
【0007】本発明の目的は、アルカリ現像液の正確な
推定が可能な現像液のアルカリ濃度推定方法及びリアル
タイムでアルカリ濃度の推定が可能な現像液のアルカリ
濃度管理システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記の方法に関する課題を解決するもので、繰り返
し種々の回数で現像処理を行った現像液について吸光
度、伝導度、アルカリ濃度の測定を行い、伝導度−アル
カリ濃度の関係グラフに測定値をプロットし、同じ吸光
度をもつ点を結んで吸光度の値ごとの伝導度−アルカリ
濃度の関係グラフを作製し、この吸光度の値ごとの伝導
度−アルカリ濃度の関係グラフを用いて、吸光度及び伝
導度からアルカリ濃度を求めることを特徴とする。
【0009】本発明の現像液のアルカリ濃度推定方法に
よれば、現像液中に溶解しているイオンの種類及び量に
依存する伝導度と共に伝導度に大きな影響を与える物質
の量に依存する吸光度を測定することによりアルカリ濃
度を比較的正確に推定することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記のシステム
に関する課題を解決するもので、自動現像機に備えられ
た伝導度計及び吸光度計と、前記伝導度計及び吸光度計
からリアルタイムに伝導度及び吸光度を測定する自動測
定部と、前記自動測定部により測定された伝導度および
吸光度からアルカリ濃度を推定するシーケンサーと、前
記シーケンサーから出力されるアルカリ濃度情報に基づ
いてアルカリ濃度を管理する品質管理パソコンとからな
ることを特徴とする。
【0011】本発明の現像液のアルカリ濃度管理システ
ムによれば、オンラインでリアルタイムに、伝導度及び
吸光度を自動測定し、得られた伝導度及び吸光度に関す
る情報からアルカリ濃度を推定し品質管理パソコンで管
理しアルカリ濃度が管理限界を超えて変化したとき新し
い現像液の補充等によりアルカリ濃度を適正な水準に戻
すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の現像液
のアルカリ濃度推定方法について説明する。先ず、繰り
返し種々の回数で現像処理を行った現像液について吸光
度、伝導度、及び中和滴定等によるアルカリ濃度の測定
を行い、伝導度−アルカリ濃度の関係グラフに測定値を
プロットし、同じ吸光度をもつ点を結んで吸光度の値ご
との伝導度−アルカリ濃度の関係グラフを作製する。図
1はそのようにして作製したグラフを模式的に示すもの
である。
【0013】次に上記のようにして作製したグラフを用
いて行う現像液のアルカリ濃度測定方法について説明す
る。図2に示すように、現像槽1に伝導度計2及び吸光
度計3を備え、現像液の吸光度、伝導度を測定する。得
られた吸光度が○○であったとする。そのときは、図3
に示すグラフ(b)から図4に示すように伝導度に対す
るアルカリ濃度が推定される。
【0014】図1から明らかなように伝導度だけではア
ルカリ濃度は特定できない。しかし現像液中に溶解して
いるイオンの種類及び量に依存する伝導度と共に伝導度
に大きな影響を与える物質の量に依存する吸光度を測定
することによりアルカリ濃度を比較的正確に推定するこ
とができる。
【0015】図5は、本発明の現像液のアルカリ濃度管
理システムを示す。自動現像機11に備えられた自動測
定部を備える伝導度計12及び自動測定部を備える吸光
度計13と、前記自動測定部から出力される伝導度およ
び吸光度情報からアルカリ濃度を推定するシーケンサー
14と、前記シーケンサー14にて得られたアルカリ濃
度情報に基づいてアルカリ濃度を管理する品質管理パソ
コン15とからなる。尚16はプレヒータを示す。この
プレヒータはCTP版のネガ版を現像前処理のためネガ
版を加熱するために用いられるものである。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、現像液のア
ルカリ濃度推定方法は、繰り返し種々の回数及び条件下
で現像処理を行った現像液について吸光度、伝導度、ア
ルカリ濃度の測定を行い、伝導度−アルカリ濃度の関係
グラフに測定値をプロットし、同じ吸光度をもつ点を結
んで吸光度の値ごとの伝導度−アルカリ濃度の関係グラ
フを作製し、この吸光度の値ごとの伝導度−アルカリ濃
度の関係グラフを用いて、吸光度及び伝導度からアルカ
リ濃度を求めることを特徴とする方法であるので、現像
液中に溶解しているイオンの種類及び量に依存する伝導
度と共に伝導度に大きな影響を与える物質の量に依存す
る吸光度を測定することによりアルカリ濃度を比較的正
確に推定することができる。
【0017】また、本発明の現像液のアルカリ濃度管理
システムは、自動現像機に備えられた伝導度計及び吸光
度計と、前記伝導度計及び吸光度計からリアルタイムに
伝導度及び吸光度を測定する自動測定部と、前記自動測
定部により測定された伝導度および吸光度からアルカリ
濃度を推定するシーケンサーと、前記シーケンサーにて
得られたアルカリ濃度情報に基づいてアルカリ濃度を管
理する品質管理パソコンとからなることを特徴とするの
で、オンラインでリアルタイムに、伝導度及び吸光度を
自動測定し、得られた伝導度及び吸光度に関する情報か
らアルカリ濃度を推定し品質管理パソコンで管理しアル
カリ濃度が管理限界を超えて変化したとき新しい現像液
の補充等によりアルカリ濃度を適正な水準に戻すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像液の伝導度、吸光度、アルカリ濃度の測定
を行い、その結果を吸光度ごとにまとめた伝導度−アル
カリ濃度のグラフを示す。
【図2】図2は本発明の方法で測定するために現像槽に
伝導度計と吸光度計を備えた状態を示す模式図である。
【図3】本発明の方法で用いる吸光度ごとの伝導度−ア
ルカリ濃度のグラフを示す。
【図4】図3に示すグラフ(b)と伝導度からアルカリ
濃度を推定する方法を示す模式図である。
【図5】本発明の現像液のアルカリ濃度管理システムの
模式図である。
【符号の説明】
1 現像槽 2 伝導度計 3 吸光度計 11 自動現像機 12 自動測定部を備える伝導度計 13 自動測定部を備える吸光度計 14 自動測定部から出力される伝導度および吸光度情
報からアルカリ濃度を推定するシーケンサー 15 品質管理パソコン 16 プレヒーター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し種々の回数で現像処理を行った
    現像液について吸光度、伝導度、アルカリ濃度の測定を
    行い、伝導度−アルカリ濃度の関係グラフに測定値をプ
    ロットし、同じ吸光度をもつ点を結んで吸光度の値ごと
    の伝導度−アルカリ濃度の関係グラフを作製し、この吸
    光度の値ごとの伝導度−アルカリ濃度の関係グラフを用
    いて、吸光度及び伝導度からアルカリ濃度を求めること
    を特徴とする現像液のアルカリ濃度推定方法。
  2. 【請求項2】 自動現像機に備えられた伝導度計及び吸
    光度計と、前記伝導度計及び吸光度計からリアルタイム
    に伝導度及び吸光度を測定する自動測定部と、前記自動
    測定部により測定された伝導度および吸光度からアルカ
    リ濃度を推定するシーケンサーと、前記シーケンサーか
    ら出力されるアルカリ濃度情報に基づいてアルカリ濃度
    を管理する品質管理パソコンとからなることを特徴とす
    る現像液のアルカリ濃度管理システム。
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