JP2002106977A - 太陽熱利用システムと該太陽熱利用システムの漏れ検査方法 - Google Patents

太陽熱利用システムと該太陽熱利用システムの漏れ検査方法

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JP2002106977A JP2000296741A JP2000296741A JP2002106977A JP 2002106977 A JP2002106977 A JP 2002106977A JP 2000296741 A JP2000296741 A JP 2000296741A JP 2000296741 A JP2000296741 A JP 2000296741A JP 2002106977 A JP2002106977 A JP 2002106977A
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solar
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Masao Inoue
将男 井上
Masashi Kano
正史 加納
Junichi Matsuzaki
純一 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽熱利用システムの機器の取付施工性の向
上と取付施工時間の短縮を図り、メンテナンスを容易と
し、且つ、配管の漏れ検査を容易とした太陽熱利用シス
テムと漏れ検査方法の提供する。 【解決手段】 屋根面の上に設置された太陽熱集熱器
と、該太陽熱集熱器で集熱された太陽熱を利用する建物
内の設備機器と、前記太陽熱集熱器と前記設備機器との
間に集熱媒体を循環供給する往路配管と復路配管とを備
えた太陽熱利用システムにおいて、前記往復路の各配管
が、屋根面上の管路途中で前記各配管を分割接続する配
管接続中継部を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱利用システ
ムと太陽熱利用システムの漏れ検査方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽熱を利用した太陽熱利用シス
テムには、図4に示したような太陽熱利用システムがあ
る。該図4の太陽熱利用システムは、屋根面上に設置し
た太陽熱温水器1と、該太陽熱温水器1で集熱された太
陽熱を利用する建物に設置された貯湯タンク2と、太陽
熱温水器1と貯湯タンク2との間に設けた集熱媒体を循
環供給する往復路の配管3、4と、集熱媒体を貯湯タン
ク2から太陽熱温水器1に供給するポンプ5を備えたも
のであって、該太陽熱を利用した太陽熱温水器給湯シス
テムは、太陽熱温水器1と貯湯タンク2との間に設けた
集熱媒体を循環供給する往復路の配管3、4が、貯湯タ
ンク2に内蔵された熱交換器6に接続されており、貯湯
タンク2内に供給される水を該熱交換器6によって温め
られるようになっている。
【0003】そして、前記太陽熱温水器1と貯湯タンク
2とに集熱媒体を循環供給する往復路の配管3、4は、
配管の接続部分から集熱媒体が漏れないように、屋根面
上に設置された太陽熱温水器1から接続部分なしで直接
建物内に設置された貯湯タンク2と接続されている。
【0004】ポンプ5によって往路の配管3によって供
給された集熱媒体は、屋根面上に設置された太陽熱温水
器1に送られ、太陽熱温水器1内に張り巡らされた太陽
熱を吸熱する吸熱配管(図示はされていない)によって
該吸熱配管内で温められる。太陽熱温水器1で温められ
た集熱媒体は、復路の配管4を経て建物内に設置された
貯湯タンク2に内蔵されている熱交換器6に送られ、貯
湯タンク2内に貯められている水と熱交換して該水を加
温する。そして、この加温された水、即ち、温水は、水
と温水とを混合する混合弁11を経て給湯口12から台
所、洗面所、浴室等に利用される。
【0005】貯湯タンク2への給水手段は、給水配管7
から貯湯タンク2へ止水弁8を介して給水する給水配管
9と、この給水配管9から分岐して貯湯タンク2を経由
しないバイパス配管10と、バイパス配管10の下流側
と貯湯タンク2の出口側を接続する混合弁11とを備
え、貯湯タンク2内の温水の温度が設定温度以下の場合
には、バイパス配管10を通じて混合弁11側に水を供
給し、貯湯タンク2からの混合弁11側への供給を停止
すると共に、貯湯タンク2内の温水の温度が設定温度を
越える場合には、混合出口側の温度を検知して、設定温
度となるように混合弁11にバイパス配管10からの供
給と貯湯タンク2からの供給を所定の割合で混合するこ
とにより、設定温度に近い温度で給湯が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に図示す
るように、従来の太陽熱利用システムは、屋根面上に設
置した太陽熱温水器1と建物内に設置された貯湯タンク
2との間に設けられた集熱媒体を循環供給する往復路の
配管3、4が、配管の接続部分から集熱媒体が漏れない
ようにするために、屋根面上に設置された太陽熱温水器
1から直接建物内に設置された貯湯タンク2まで接続部
分なしで接続されていた。従って、屋根面13上に設置
した太陽熱温水器1と、建物内に設置された貯湯タンク
2と、これらへの配管の接続との全ての接続が完了する
まで、配管の接続部分の漏れ検査をすることができなか
った。
【0007】また、建物内に設置される貯湯タンク2の
建物内での設置位置は、既に決まっている場合が多いの
で、屋根面13上の太陽熱温水器1の設置位置が確定す
るまで、屋根面で使用する配管の長さを余裕を持って準
備する必要があり、この様なときには、配管の長さが太
陽熱温水器1の設置位置によって大きく影響され、余裕
分が無駄となることもあり、また反対に配管が短いとき
には、配管の長さで太陽熱温水器1の設置位置も決まっ
てしまうという場合も発生することがある。
【0008】特に、屋根葺き後の太陽熱温水器1の設置
は屋根業者が行い、貯湯タンク2の設置及び太陽熱温水
器1までの配管接続は設備業者が行うといった、屋根上
と屋根下とで施工業者が異なる場合には、前述のような
問題が発生する。また、施工業者が異なることから、設
備業者が貯湯タンク2からの配管の際に太陽熱温水器1
に触れる機会が発生し、これにより配管の漏れ等のトラ
ブルが発生すると、太陽熱利用システムとしての使用中
に、配管の接続部分から集熱媒体が漏れ出して、建物自
体や配管の設置されている壁内等を汚したり腐食させる
要因となることがある。このような配管の漏れ等のトラ
ブルの責任の所在を明確にするためは、予め屋根上、地
上でそれぞれ漏れ試験をする必要がある。
【0009】そこで、本発明の太陽熱利用システムは、
上述した課題に基づいてなされたものであって、その目
的とするところは、配管部分を二分して中継部を設け、
該中継部に太陽熱集熱器からの配管と、設備機器からの
配管とをそれぞれ接続するべく構成することで、太陽熱
集熱器自体の取付施工性を向上させ、且つ、太陽熱利用
システムの施工時間を短縮させ、また、該中継部での配
管の漏れ検査を容易にしメンテナンスを容易とする太陽
熱利用システムと該太陽熱利用システムの漏れ検査方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の太陽熱利用システムの発
明は、屋根面の上に設置された太陽熱集熱器と、該太陽
熱集熱器で集熱された太陽熱を利用する建物内の設備機
器と、前記太陽熱集熱器と前記設備機器との間に集熱媒
体を循環供給する往路配管と復路配管とを備え、前記往
復路の各配管が、屋根面上の管路途中で前記各配管を分
割接続する配管接続中継部を備えていることを特徴とし
ている。
【0011】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
前記配管接続中継部が、ボックス型中継箱と該ボックス
型中継箱内に配置される中継接続管とを有し、該ボック
ス型中継箱が、分割された前記往路配管と前記復路配管
とを各々固定し、前記中継接続管が、前記分割された往
路配管同士及び復路配管同士の各々を着脱自在に連通接
続していることを特徴としている。
【0012】前記構成によって、太陽熱温水器から配管
接続中継部までの往路配管及び復路配管の接続作業と、
建物内に設置された貯湯タンク2から配管接続中継部ま
での往路配管及び復路配管の接続作業とを、分けて作業
を行うことができるので、他の機器の設置位置の確定を
待たずに取付け作業を行うことができ、この屋根面上で
の往復路の配管部分の二分割化により、太陽熱集熱器自
体の取付施工性が向上し、且つ、太陽熱利用システムの
施工時間が短縮できる。
【0013】前記配管接続中継部を、ボックス型中継箱
とし、該ボックス型中継箱内に中継接続管を配置したこ
とにより、前記分割した往路配管と復路配管とを前記ボ
ックス型中継箱に各々しっかりと固定でき、かつ、該分
割した往路配管と復路配管の各々を集熱媒体が循環供給
できるように前記中継接続管で連通接続することができ
ると共に、該連通接続管部分で分離することができるの
で取り付け作業性とその後の点検等も容易にできる。
【0014】更に、本発明の請求項3に記載の発明は、
太陽熱利用システムの漏れ検査方法の発明であって、配
管接続中継部の前記各往復路の各配管の分割部分に、圧
力を掛けて該配管の漏れ検査を行うことを特徴としてい
る。
【0015】更にまた、本発明の請求項4に記載の発明
は、前記配管の漏れ検査を、前記配管接続中継部と前記
太陽熱集熱器までの前記配管部分と前記配管接続中継部
と前記設備機器までの前記配管部分とに分けて、前記各
配管部分に圧力を掛けて漏れ検査を各々行うことを特徴
としている。
【0016】前記構成によって、太陽熱利用システムの
漏れ検査方法は、屋根面上に設置されている太陽熱集熱
器と貯湯タンクとを接続する往路配管及び復路配管の接
続部分からの漏れの検査するために、屋根面に取付けら
れている配管接続中継箱内の中継接続管の太陽熱集熱器
側又は貯湯タンク側とのいずれか一方の接続端部と中継
接接続管との接続を取り外し、該接続端部に減圧弁、開
閉弁、圧力計等を備えた検査用延長配管を接続して閉管
路を形成し、コンプレッサーから所定の圧力とした空気
を所定の時間この閉管路に掛けることで、各接続部分等
に不完全な接続箇所があるかを検査することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の太陽熱利用システ
ムの一実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の太陽熱利用システムの太陽熱集熱
器(温水器)の取付け概略図、図2は、本実施形態の太
陽熱利用システムの配管中継箱の概略図、図3は、本実
施形態の太陽熱利用システムの漏れ検査の概略図であ
る。
【0018】図1〜図3に示すように、本実施形態の太
陽熱利用システムは、図4に図示するように従来の太陽
熱利用システムと同様に、屋根面13上に設置された太
陽熱温水器1と建物の北側に設置された貯湯タンク2と
が、往路の配管3及び復路の配管4によって接続されて
いる。
【0019】太陽熱温水器1は、太陽電池と太陽熱集熱
器とを一体化したハイブリッド式のもので、太陽熱集熱
器で暖められた温水を建物の北側に設置された貯湯タン
ク2に供給すると共に、太陽電池で発電された電気が建
物内で消費され、余剰の発電された電気が電力会社へ売
電される。該太陽熱温水器1の下面四隅には、取付支持
部材15が設けられており、この取付支持部材15をボ
ルトナットで屋根面13に取付けることで、屋根面13
上に設置・固定されている。
【0020】屋根面13上には、複数個の太陽熱温水器
1、1が設置され、隣接する太陽熱温水器1、1同士
は、往路の配管3及び復路の配管4、配線16及び配線
17を接続し、端部に位置する太陽熱温水器1からの往
路の配管3及び復路の配管4は、後述する屋根面13上
に取付けられた配管中継箱18の一側面に接続されるよ
うになっている。
【0021】建物の北側には、図4に図示するように従
来の太陽熱利用システムと同様貯湯タンク2が設置され
ており、該貯湯タンク2からの往路の配管3及び復路の
配管4は、建物の壁内に既設のさや管を通して屋根面1
3上まで引き回され、屋根面13上に取付けられている
配管中継箱18に接続され、更にこの配管中継箱18を
介して屋根面13上に設置された太陽熱温水器1と接続
される。
【0022】次に、図2に示すボックス型をした配管中
継箱18について説明する。該配管中継箱18は、底部
が取付けボルト27で屋根面13上に取付けられてい
る。一方、配管中継箱18の2側面には、太陽熱温水器
1からの往路の配管3及び復路の配管4と、建物内に設
置された貯湯タンク2からの往路の配管3及び復路の配
管4とが接続される。この往路の配管3及び復路の配管
4は、管体28、29を保温材30、31で被覆して構
成されている。そして、この管体28、29は、銅管又
は架橋ポリエチレン等の合成樹脂製の配管で構成されて
いる。
【0023】配管中継箱18内に接続された往路の配管
3及び復路の配管4は、保護用表皮及び保温材30、3
1から管体28、29が突出しており、太陽熱温水器1
からの往路の配管3の突出した管体28と建物の北側に
設置された貯湯タンク2からの往路の配管3の突出した
管体28とに亘って、中継接続管25が接続され、ま
た、太陽熱温水器1からの復路の配管4の突出した管体
29と建物の北側に設置された貯湯タンク2からの復路
の配管4の突出した管体29とに亘って、中継接続管2
6が接続される。
【0024】そして、往路の配管3の突出した管体2
8、28と中継接続管26との接続端部及び復路の配管
4の突出した管体29、29と中継接続管25との接続
端部には、配管内に流れる集熱媒体が漏れないようにホ
ースバンド32、32で固定してある。このホースバン
ド32を緩めることにより中継接続管26を取り外し、
太陽熱温水器1からの往路の配管3と貯湯タンク2から
の往路の配管3との中継接続を断つことができる。ま
た、復路の配管4同士の接続についても同様である。な
お、この中継接続管25、26は、中継接続管自体の取
換えし易さと漏れ検査の際の検査用延長配管との交換し
易さからEPDM等の合成樹脂製の配管であることが好
ましい。
【0025】また、図3に示されているように、屋根面
13上に取付けられている配管中継箱18内の中継接続
管25、26の太陽熱温水器1側又は貯湯タンク2側と
のいずれか一方の接続端部を外し、その中継接続管26
を外した往路の配管3の突出した管体28に、図示され
ていないコンプレッサー又はハンドポンプ等から減圧弁
22、開閉弁23、圧力計24を備えた検査用延長配管
19を接続し、同じく中継接続管25を外した復路の配
管4の突出した管体29には止め栓となる開閉弁21を
備えた検査用延長配管20が接続される。
【0026】これは、図2に示されている貯湯タンク2
側にある配管中継箱18内の往路の配管3の突出した管
体28と復路の配管4の突出した管体29とに、検査用
延長配管19及び検査用延長配管20を接続することに
より、コンプレッサー又はハンドポンプ−減圧弁22−
開閉弁23−圧力計24−検査用延長配管19−太陽熱
温水器1−…−太陽熱温水器1−検査用延長配管20−
開閉弁21と閉回路が形成される。
【0027】上述のように構成された本実施形態の太陽
熱利用システムは、屋根面13上に設置された太陽熱温
水器1と、貯湯タンク2との間に集熱媒体を循環供給す
るポンプ5を備えた往復路の配管3、4を接続するに際
して、屋根面上に取付けた配管接続用の中継部である配
管中継箱18に太陽熱温水器1からの往路の配管3及び
復路の配管4と、貯湯タンク2からの往路の配管3及び
復路の配管4とを接続するものである。
【0028】そして、配管中継箱18内に接続された往
路の配管3及び復路の配管4の突出した管体28、2
9、すなわち、太陽熱温水器1からの往路の配管3の突
出した管体28と建物内に設置された貯湯タンク2から
の往路の配管3の突出した管体28との間に、中継接続
管25を接続固定し、また、太陽熱温水器1からの復路
の配管4の突出した管体29と貯湯タンク2からの復路
の配管4の突出した管体29との間に、中継接続管26
を接続したものである。
【0029】このため、従来の太陽熱利用システムのよ
うに、屋根面13上に設置された太陽熱温水器1から貯
湯タンク2まで接続部分なしで直接接続されていないの
で、太陽熱温水器1から配管中継箱18までの往路の配
管3及び復路の配管4の接続作業と、貯湯タンク2から
配管中継箱18までの往路の配管3及び復路の配管4の
接続作業とを分けて作業を行うことができるので、他の
機器の設置位置の確定を待たずに取付け作業を行うこと
ができ、この屋根面上での往復路の配管部分の二分化に
より、太陽熱集熱器自体の取付施工性が向上し、且つ、
太陽熱利用システムの施工時間が短縮できる。
【0030】また、上述のように構成された本実施形態
の太陽熱利用システムの漏れ検査方法は、屋根面13上
に設置されている太陽熱温水器1、1間を接続する往路
の配管3及び復路の配管4の接続部分からの漏れの検査
するために、屋根面13上に取付けられている配管中継
箱18内の中継接続管25、26の太陽熱温水器1側又
は貯湯タンク2側とのいずれか一方の接続端部を外し、
その中継接続管26を外した往路の配管3の突出した管
体28に、コンプレッサーから減圧弁22、開閉弁2
3、圧力計24を備えた検査用延長配管19を接続し、
同じく中継接続管25を外した復路の配管4の突出した
管体29には止め栓となる開閉弁21を備えた検査用延
長配管20を接続し、貯湯タンク2側にある配管中継箱
18内の往路の配管3突出した管体28、復路の配管4
の突出した管体29に検査用延長配管19及び検査用延
長配管20を接続することにより、コンプレッサー−減
圧弁22−開閉弁23−圧力計24−検査用延長配管1
9−太陽熱温水器1−…−太陽熱温水器1−検査用延長
配管20−開閉弁21と閉回路が形成され、そして、コ
ンプレッサーから所定の圧力とした空気を所定の時間こ
の閉回路に掛けると、万一、この閉回路の接続部分のど
こかに不完全な箇所があるとそこから空気が漏れ、圧力
計24の針が下がる方向に振れるので、屋根面13上で
太陽熱温水器1の配管の接続不完全箇所を発見すること
ができ、チェックが容易である。
【0031】また、配管中継箱18内の中継接続管2
5、26の貯湯タンク2側の往路の配管3の突出した管
体28及び復路の配管4の突出した管体29の接続端部
を外し、この突出した管体28、29にコンプレッサー
から減圧弁22、開閉弁23、圧力計24を備えた検査
用延長配管19および止め栓となる開閉弁21を備えた
検査用延長配管20を接続することにより、コンプレッ
サー−減圧弁22−開閉弁23−圧力計24−検査用延
長配管19−往路の配管3−貯湯タンク2−復路の配管
4−検査用延長配管20−開閉弁21と、1での漏れ検
査の閉回路と同様の閉回路が形成され、同様の配管の接
続不完全箇所のチェックを行うことができる。なお、本
実施の形態で設備機器を貯湯タンクとしたが、ファンコ
イルユニットや床暖房パネルなどの暖房機器としてもよ
い。また、設備機器を建物外に設けても、建物内に設け
てもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の太陽熱利
用システムにおいて、屋根面上に設置された太陽熱集熱
器と貯湯タンクとの間の屋根面上にある往復路の配管部
分に、配管接続用の配管接続中継箱を設けて往復路の配
管部分を二分割し、この配管接続中継箱に太陽熱集熱器
からの配管と、設備機器からの配管とをそれぞれ接続す
ることにより太陽熱集熱器自体の取付施工性が向上し、
且つ、太陽熱利用システムの施工時間が短縮できる。ま
た、この配管接続中継箱で配管から集熱媒体の漏れ検査
を容易とすると共に、メンテナンスを容易とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の太陽熱利用システムの太
陽熱集熱器(温水器)の取付け概略図、
【図2】図1の太陽熱利用システムの配管中継箱の概略
図、
【図3】本発明の太陽熱利用システムの漏れ検査の概略
図、
【図4】従来の太陽熱利用システムを示す概念図。
【符号の説明】
1 太陽熱温水器(太陽熱集熱器)、 2 貯湯タンク
(設備機器)、 3 往路の配管、 4 復路の配管、
5 ポンプ、 6 熱交換器、 7 給水配管、8 止
水弁、9 給水配管、 10 バイパス配管、 11
混合弁、 12 給湯口、13 屋根面、 14 取付
支持部材、 15 取付支持部材、16、17 配線、
18 配管中継箱、 19 検査用延長配管、20
検査用延長配管、 21 開閉弁、 22 減圧弁、
23 開閉弁、24 圧力計、 25、26 中継接続
管、 27 取付けボルト、28、29、銅管、 3
0、31 保温材、 32 ホースバンド、33 蓋、
34 取付けネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根面の上に設置された太陽熱集熱器
    と、該太陽熱集熱器で集熱された太陽熱を利用する設備
    機器と、前記太陽熱集熱器と前記設備機器との間に集熱
    媒体を循環供給する往路配管と復路配管とを備えた太陽
    熱利用システムにおいて、 前記往復路の各配管は、屋根面上の管路途中で前記各配
    管を分割接続する配管接続中継部を備えていることを特
    徴とする太陽熱利用システム。
  2. 【請求項2】 前記配管接続中継部は、ボックス型中継
    箱と該ボックス型中継箱内に配置される中継接続管とを
    有し、該ボックス型中継箱は、分割された前記往路配管
    と前記復路配管とを各々固定し、前記中継接続管は、前
    記分割された往路配管同士及び復路配管同士の各々を着
    脱自在に連通接続していることを特徴する請求項1に記
    載の太陽熱利用システム。
  3. 【請求項3】 静求項1又は2に記載の太陽熱利用シス
    テムの漏れ検査方法であって、前記配管接続部の前記各
    往復路の各配管の分割部分に、圧力を掛けて該配管の漏
    れ検査を行うことを特徴とする太陽熱利用システムの漏
    れ検査方法。
  4. 【請求項4】 前記配管の漏れ検査は、前記配管接続中
    継部と前記太陽熱集熱器までの前記配管部分と前記配管
    接続中継部と前記設備機器までの前記配管部分とに分け
    て、前記各配管部分に圧力を掛けて漏れ検査を各々行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽熱利用システム
    の漏れ検査方法。
JP2000296741A 2000-09-28 2000-09-28 太陽熱利用システムと該太陽熱利用システムの漏れ検査方法 Pending JP2002106977A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003106654A (ja) * 2001-09-27 2003-04-09 Noritz Corp 太陽熱利用温水装置

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