JP2002106892A - 冷却設備用氷蓄熱システム及びその熱交換ユニット - Google Patents

冷却設備用氷蓄熱システム及びその熱交換ユニット

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JP2002106892A
JP2002106892A JP2000299596A JP2000299596A JP2002106892A JP 2002106892 A JP2002106892 A JP 2002106892A JP 2000299596 A JP2000299596 A JP 2000299596A JP 2000299596 A JP2000299596 A JP 2000299596A JP 2002106892 A JP2002106892 A JP 2002106892A
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heat storage
heat exchanger
circuit
heat
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JP2000299596A
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Satoshi Tabei
聡 田部井
Ikutami Taniguchi
育民 谷口
Akira Oiwa
晃 大岩
Yoshio Ida
芳夫 井田
Yoshio Miyamoto
善至雄 宮本
Kiyokazu Goto
清和 後藤
Tomohiro Uchida
朋宏 内田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラインの局所的に凍結による機器の損傷を
未然に回避することができる冷却設備用氷蓄熱システム
及びその熱交換ユニットを提供する。 【解決手段】 冷却設備用氷蓄熱システム1は、冷蔵側
過冷却用熱交換器11に冷媒を供給して蒸発させること
により、蓄熱運転を実行する制御装置50と、冷蔵側過
冷却用熱交換器11から流出するブラインの温度を検出
する温度センサ30を備え、制御装置50は、温度セン
サ30が検出するブラインの温度が所定の凍結温度に低
下した場合に蓄熱運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラインを循環さ
せることにより、蓄熱槽内において氷蓄熱を行うブライ
ン回路と、冷却設備を冷凍機により冷却する冷媒回路
と、ブライン回路と冷媒回路とを熱交換させるための熱
交換器とを備えた冷却設備用氷蓄熱システム及びその熱
交換ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷却設備用氷蓄熱システ
ムは、ブラインを循環させることにより、蓄熱槽内にお
いて氷蓄熱を行うブライン回路と、冷却設備を冷凍機に
より冷却する冷媒回路と、ブライン回路と冷媒回路とを
熱交換させるための熱交換器とにより構成されており、
前記冷凍機の余剰能力によってブラインを冷却し、冷却
設備に負荷が係る時間帯に前記冷却されたブラインによ
って過冷却運転を行い、冷却設備の冷却効率を向上させ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、蓄熱システムに
通常使用されるブラインの凍結温度は−15℃であり、
一般的にブラインが凍結温度に到達するまで、ブライン
が冷却されることはない。しかしながら、熱交換器内部
では、ブラインが局所的に冷却され、一部がブラインの
凍結温度に到達する可能性がある。係る場合には、熱交
換器内部において、ブラインによる氷結が生じ、ブライ
ン回路の流通を阻害する場合がある。また、熱交換器内
部において、ブラインの氷結が成長し、氷の膨張によっ
て熱交換器が押し広げられ、破損する危険性がある。そ
のため、熱交換器内でのブラインの氷結を防止するため
に、安全装置が必要となるが、実情では設けられていな
い。
【0004】そこで、本発明は従来の技術的課題を解決
するためになされたものであり、ブラインの局所的に凍
結による機器の損傷を未然に回避することができる冷却
設備用氷蓄熱システム及びその熱交換ユニットを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却設備用氷蓄
熱システムは、ブラインを循環させることにより、蓄熱
槽内において氷蓄熱を行うブライン回路と、冷却設備を
冷凍機により冷却する冷媒回路と、ブライン回路と冷媒
回路とを熱交換させるための熱交換器とを備えたもので
あって、熱交換器に冷媒を供給して蒸発させることによ
り、蓄熱運転を実行する制御装置と、熱交換器から流出
するブラインの温度を検出する温度センサを備え、制御
装置は、温度センサが検出するブラインの温度が所定の
凍結温度に低下した場合に蓄熱運転を停止することを特
徴とする。
【0006】本発明によれば、ブラインを循環させるこ
とにより、蓄熱槽内において氷蓄熱を行うブライン回路
と、冷却設備を冷凍機により冷却する冷媒回路と、ブラ
イン回路と冷媒回路とを熱交換させるための熱交換器と
を備えた冷却設備用氷蓄熱システムにおいて、熱交換器
に冷媒を供給して蒸発させることにより、蓄熱運転を実
行する制御装置と、熱交換器から流出するブラインの温
度を検出する温度センサを備え、制御装置は、温度セン
サが検出するブラインの温度が所定の凍結温度に低下し
た場合に蓄熱運転を停止するので、熱交換器内におい
て、ブラインが局所的に凍結した場合であっても、係る
温度以下にまで熱交換器内が冷却され、機器内におい
て、ブラインが膨張し機器が破損することを未然に回避
することができるようになり、冷却システムの安全性を
向上させることができる。
【0007】請求項2の発明の冷却設備用氷蓄熱システ
ムは、ブラインを循環させることにより、蓄熱槽内にお
いて氷蓄熱を行うブライン回路と、冷却設備を冷凍機に
より冷却する冷媒回路と、ブライン回路と冷媒回路とを
熱交換させるための熱交換器とを備えたものであって、
熱交換器に冷媒を供給して蒸発させることにより、蓄熱
運転を実行する制御装置と、熱交換器へのブラインの流
量を検出する流量センサを備え、制御装置は、流量セン
サが検出するブラインの流量が所定量に低下した場合に
蓄熱運転を停止することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、ブラインを循環
させることにより、蓄熱槽内において氷蓄熱を行うブラ
イン回路と、冷却設備を冷凍機により冷却する冷媒回路
と、ブライン回路と冷媒回路とを熱交換させるための熱
交換器とを備えた冷却設備用氷蓄熱システムにおいて、
熱交換器に冷媒を供給して蒸発させることにより、蓄熱
運転を実行する制御装置と、熱交換器へのブラインの流
量を検出する流量センサを備え、制御装置は、流量セン
サが検出するブラインの流量が所定量に低下した場合に
前記蓄熱運転を停止するので、熱交換器内において、凍
結が生じ、氷の膨張による機器の損傷を未然に回避する
ことができ、冷却システムの安全性をより一層向上させ
ることができる。
【0009】請求項3の発明の冷却設備用氷蓄熱システ
ムは、請求項1又は請求項2の発明に加えて、制御装置
は、温度センサが検出するブラインの温度が所定の復帰
温度に上昇した場合、又は、流量センサが検出するブラ
インの流量が所定の復帰量に上昇した場合に蓄熱運転を
再開することを特徴とする。
【0010】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明に加えて、制御装置は、温度センサが検出
するブラインの温度が所定の復帰温度に上昇した場合、
又は、流量センサが検出するブラインの流量が所定の復
帰量に上昇した場合に蓄熱運転を再開するので、その後
におけるブラインの冷却を継続して行うことができるよ
うになる。そのため、蓄熱運転が停止された状態が放置
されることによる蓄熱槽内の氷の融解を未然に回避する
ことができ、機器の損傷を未然に防ぐと共に、効率的に
ブラインの冷却を行うことができるようになる。
【0011】請求項4の発明の冷却設備用氷蓄熱システ
ムの熱交換ユニットは、請求項1、請求項2又は請求項
3の発明に加えて、少なくとも熱交換器と、温度センサ
又は流量センサを備えて構成され、ブライン回路及び冷
媒回路に接続可能とされていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、請求項1、請求
項2又は請求項3の発明に加えて、少なくとも熱交換器
と、温度センサ又は流量センサを備えて構成され、ブラ
イン回路及び冷媒回路に接続可能とされているので、熱
交換ユニットをブライン回路及び冷媒回路に接続するの
みで、容易に、上記請求項1、請求項2又は請求項3の
冷却設備用氷蓄熱システムを構成することができるよう
になる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷却システム1の冷媒
・ブライン回路図である。尚、実線の矢印は冷媒又はブ
ラインの流れる方向を示すものである。
【0014】冷却システム1は、スーパーマーケット等
の店舗において利用されるものであり、冷却設備として
の冷蔵ショーケース2と冷凍ショーケース3を冷却する
系統が構成され、6は第1の冷媒回路、7は第2の冷媒
回路、8は第3の冷媒回路である。また、10は第1の
ブライン回路、12は第2のブライン回路、14は第3
のブライン回路を示している。
【0015】第1の冷媒回路6は、冷蔵用冷凍機15、
蓄熱用電磁弁16、蓄熱用減圧装置17、蓄熱用熱交換
器9、吸込圧力調整弁18、三方管20と順次接続され
て回路を構成しており、更に、冷蔵用冷凍機15と蓄熱
用電磁弁16の間には、三方管19が設けられている。
そして、冷蔵用冷凍機15と三方管19との間には、冷
蔵側の冷媒温度を検出するための温度センサ20が設け
られている。
【0016】前記三方管19の他方の出口は前記第2の
冷媒回路7に接続されており、第2の冷媒回路7には、
冷蔵側過冷却用熱交換器11、冷蔵用ショーケース2が
順次接続された後、前記三方管20の他方の出口を介し
て冷蔵用冷凍機15に接続される。また、この第2の冷
媒回路7には、冷蔵側過冷却用熱交換器11をバイパス
するバイパス弁21が設けられている。
【0017】第3の冷媒回路8は、冷凍用冷凍機22
と、冷凍側過冷却用熱交換器13と、冷凍用ショーケー
ス3とが順次接続されて閉回路を構成している。この第
3の冷媒回路8には、冷凍側過冷却用熱交換器13をバ
イパスするためのバイパス弁23が設けられている。更
に、冷凍用冷凍機22と冷凍側過冷却用熱交換器13と
の間には、冷凍側の冷媒の温度を検出する温度センサ2
4が設けられている。
【0018】一方、前記第1のブライン回路10は、不
凍液によって構成されるブラインと熱交換された水等を
収容した蓄熱槽25と、ブラインを循環するための循環
ポンプ26と、容量調節用の膨張タンク27とを順次接
続することにより構成されている。そして、蓄熱槽25
と膨張タンク27との間のブライン配管28は、前記第
1の冷媒回路6の蓄熱用熱交換器9と交熱的に設けられ
ている。また、この蓄熱槽25と蓄熱用熱交換器9との
間には、蓄熱用熱交換器9に流入するブラインの温度を
検出するための温度センサ29が設けられており、蓄熱
用熱交換器9と膨張タンク27との間には、蓄熱用熱交
換器9から流出するブラインの温度を検出するための温
度センサ30が設けられている。また、蓄熱用熱交換器
9と膨張タンク27との間には、蓄熱用熱交換器からの
ブラインの流量を検出する流量センサ31である。尚、
本実施例では、流量センサ31は蓄熱用熱交換器9の出
口に付近の設けられているが、蓄熱用熱交換器9の入口
付近に流量センサ31を設けてもよい。
【0019】また、第1のブライン回路10における蓄
熱槽25と、蓄熱用熱交換器9との間には、三方管32
が設けられており、残りの他方の出口には、第1のブラ
イン回路10と第2のブライン回路12とを接続するブ
ライン配管33が接続されている。更に、蓄熱用熱交換
器9と膨張タンク27との間には、三方管34が設けら
れている。そして、第1のブライン回路10と第2のブ
ライン回路12とを接続するブライン配管33は、他端
が三方管35に接続されており、第2のブライン回路1
2に接続される。第2のブライン回路12は、前記第2
の冷媒回路7の冷蔵側過冷却用熱交換器11と交熱的に
設けられている。また、この冷蔵側過冷却用熱交換器1
1と前記三方管34との間には、冷蔵側過冷却用熱交換
器11へのブラインの流通を制御する流通制御弁として
の電磁弁36が設けられている。
【0020】また、前記三方管の他方の出口には、第2
のブライン回路12と第3のブライン回路14を接続す
るブライン配管37が接続されている。更に、前記三方
管34の他方の出口には、ブライン配管38が接続され
ており、係るブライン配管38の他端には、前記膨張タ
ンク27に接続する三方管39が接続されている。第3
のブライン回路14は、前記第3の冷媒回路8の冷凍側
過冷却用熱交換器13と交熱的に設けられている。ま
た、この冷凍側過冷却用熱交換器13は、ブライン配管
40によって前記三方管39の他方の入口に接続されて
いる。
【0021】尚、前記冷蔵用冷凍機15、蓄熱用電磁弁
16、吸込圧力調整弁18、バイパス弁21、冷凍用冷
凍機22、バイパス弁23、循環ポンプ26、膨張タン
ク27、電磁弁36、温度センサ20、24、29、3
0及び流量センサ31はそれぞれ制御装置50に接続さ
れている。また、これら温度センサ20、24、29、
30、流量センサ31によって検出された温度及び流量
によって、前記冷蔵用冷凍機15、蓄熱用電磁弁16、
吸込圧力調整弁18、バイパス弁21、冷凍用冷凍機2
2、バイパス弁23、循環ポンプ26、膨張タンク2
7、電磁弁36が制御されるものとする。この制御装置
50は、タイマ機能を有するものであり、時刻や月日に
応じて制御を行うことが可能なものであるものとする。
【0022】また、図1において、51は熱交換ユニッ
トであり、52は冷蔵側冷凍機ガス出口であり、53は
冷蔵側冷凍機液入口、54は冷蔵側冷凍機液出口、55
は冷凍側冷凍機液入口、56は冷凍側冷凍機液出口、5
7はブライン入口、58はブライン出口を示している。
【0023】これにより、熱交換ユニット51の冷蔵側
冷凍機ガス出口52、冷蔵側冷凍機液入口53、冷蔵側
冷凍機液出口54、冷凍側冷凍機液入口55、冷凍側冷
凍機液出口56を前記第1の冷媒回路6、第2の冷媒回
路7及び第3の冷媒回路8に接続すると共に、ブライン
入口57、ブライン出口58を第1のブライン回路10
及び第3のブライン回路14に接続するのみで、容易
に、本発明の冷却設備用氷蓄熱システムを構成すること
ができるようになる。
【0024】次に、この冷却システム1の動作について
図2を参照して説明する。冷却システム1の動作は、夜
間モードと、昼間モードに分けられる。はじめに、夜間
モードについて説明する。先ず冷蔵用冷凍機15と、冷
凍用冷凍機22のすべての圧縮機が運転される。このと
き、制御装置50は、蓄熱用電磁弁16を開放すると共
に、バイパス弁21及びバイパス弁23を閉鎖する。こ
れにより、冷蔵用冷凍機15から吐出される冷媒は、三
方管19を経て第1の冷媒回路6及び第2の冷媒回路の
両者に流入する。このとき第1の冷媒回路6に流入した
冷媒は、蓄熱用電磁弁16を通過して、減圧装置17に
よって減圧圧縮された後、蓄熱用熱交換器9に流入し、
冷却作用を発揮する。第1の冷媒回路6と蓄熱用熱交換
器9にて交熱的に配設されている第1のブライン回路1
0のブラインを冷却する。その後、蓄熱用熱交換器9か
ら流出した冷媒は、吸込圧力調整弁18を介して冷蔵用
冷凍機15に帰還する。一方、第2の冷媒回路6に流入
した冷媒は、冷蔵側過冷却用熱交換器11に流入し、第
2のブライン回路12と熱交換した後、冷蔵用ショーケ
ース2の図示しない冷却器にて冷却作用を発揮すること
により冷蔵ショーケース2の庫内を冷却した後、冷蔵用
冷凍機15に帰還する。
【0025】また、冷凍用冷凍機22から吐出される冷
媒は、第3の冷媒回路8に流入し、冷凍側過冷却熱交換
器13において、第3のブライン回路と熱交換した後、
冷凍用ショーケース3の図示しない冷却器にて冷却作用
を発揮することにより冷凍ショーケース3の庫内を冷却
した後、冷凍用冷凍機22に帰還する。
【0026】これにより、第1のブライン回路10で
は、循環ポンプ26から吐出されたブラインは、電磁弁
36が閉鎖されていることから、蓄熱槽25に流通した
後、三方管32を経てブライン配管28及びブライン配
管33を通過する。ブライン配管28を通過したブライ
ンは蓄熱用熱交換器9に入り、ブラインは蓄熱用熱交換
器9で蒸発する冷媒により冷却される。ブライン配管3
3を通過したブラインは、電磁弁36が閉鎖されている
ことから、三方管35を経てブライン配管37を介して
第3のブライン回路14に流入する。ブライン配管37
を経て第3のブライン回路14に流入したブラインは、
冷凍側過冷却用熱交換器13に入り、冷凍側過冷却用熱
交換器13で蒸発する冷媒により冷却される。
【0027】そして、上記蓄熱用熱交換器9から流出し
たブラインは、三方管34を経て、ブライン配管38に
流入し、三方管39にて、冷凍側過冷却用熱交換器13
から流出したブラインと合流した後、膨張タンク27を
経て循環ポンプ26に帰還する。
【0028】上記の構成により、第1の冷媒回路6は、
蓄熱用熱交換器9を含む冷媒流路が常に確保される構成
されているため、例えば、蓄熱用電磁弁16又は減圧装
置17等の弁装置の故障などで冷媒回路の冷媒流通が阻
害される危険性が無くなり、冷蔵用冷凍機15による冷
却設備としての冷蔵用ショーケース2等の冷却を確保す
ることができるようになる。また、本発明によれば、従
来に比して弁装置の使用個数を削減、若しくは、廃止す
ることも可能となるので、コストの削減も図ることがで
きる。
【0029】また、第1のブライン回路10は、それぞ
れ三方管32、34、35、39によって第2のブライ
ン回路12及び第3のブライン回路13と接続されてお
り、蓄熱槽25を含むブライン流路が常に確保される構
成とされているため、例えば、電磁弁36などの弁装置
の開閉・故障・誤動作などが生じたときに、所謂ウォー
ターハンマー現象が発生して危機に損傷を与える不都合
を防止することが可能となり、システム全体の耐久性と
信頼性を向上させることができるようになる。また、従
来に比して弁装置の使用個数を削減、若しくは、廃止す
ることも可能となるので、コストの低減も図ることがで
きる。
【0030】また、本実施例における夜間モードにおい
て、前述の如く冷蔵用冷凍機15が運転されることによ
り、蓄熱用熱交換器9において、第1のブライン回路1
0を流通するブラインが冷却され、蓄熱槽25内に貯留
される水等が所定の温度以下となり、第1のブライン回
路10を流通するブラインの温度が低下する。このと
き、蓄熱用熱交換器9に流入するブラインの温度を検出
する温度センサ29が所定の凍結完了温度、例えば−4
℃に低下したことを検出した際、又は蓄熱槽25の蓄熱
槽25内の水位により氷の量を検出する製氷率計として
の水位計が満氷を検出した際には、制御装置50は、蓄
熱用電磁弁16を閉鎖する。尚、前記満氷は、蓄熱槽2
5内の水すべてが氷となった状態ではなく、所定の水位
になった状態をいう。
【0031】これにより、蓄熱運転を停止し、蓄熱用熱
交換器9によるブラインの冷却を停止することができる
ため、必要以上にブラインを冷却することによるランニ
ングコストの高騰を回避することができるようになる。
また、必要以上にブラインを冷却することによって蓄熱
槽25が凍結完了温度よりも異常に温度が低下し、機器
の損傷が生じることを未然に回避することができるよう
になる。
【0032】更にまた、本実施例で使用されるブライン
の凍結温度は、例えば−15℃であり、上述の如く、蓄
熱用熱交換器9に流入する温度が−4℃となり、蓄熱運
転が停止されるため、一般的にブラインの凍結は、生じ
難い。しかしながら、蓄熱用熱交換器9内部で、局所的
にブラインの温度が凍結温度まで冷却され、ブラインの
凍結が生じることも考えられる。その際には、蓄熱用熱
交換器9内部において、氷の膨張により、機器内部が押
し広げられ、破損する危険性がある。
【0033】そのため、本実施例における夜間モードに
おいて、第1のブライン回路10を流通するブラインの
温度が低下し、蓄熱用熱交換器9から流出するブライン
の温度を検出する温度センサ30が所定の凍結温度、例
えば−10℃に低下したことを検出した際には、凍結警
報として制御装置50は、蓄熱用電磁弁16を閉鎖す
る。
【0034】これにより、蓄熱運転を停止し、蓄熱用熱
交換器9によるブラインの冷却を停止することができる
ため、蓄熱用熱交換器9内において、ブラインが局所的
に凍結した場合であっても、係る温度以下にまで蓄熱用
熱交換器9内が冷却され、機器の損傷が生じることを未
然に回避することができるようになる。そのため、冷却
システム1の安全性を向上させることができる。
【0035】また、蓄熱運転の停止によって、蓄熱用熱
交換器9内に局所的に凍結した氷が融解することにより
ブライン温度が上昇すると、前記温度センサ30は、所
定の復帰温度までブライン温度が上昇したことを検出
し、制御装置50によって、蓄熱用電磁弁16を開放
し、再度蓄熱運転を再開するものとする。
【0036】これにより、蓄熱用熱交換器9から流出し
たブライン温度が所定の凍結温度に達し、蓄熱運転を停
止した場合であっても、所定の復帰温度までブラインが
上昇した場合には、蓄熱運転を再開するため、その後に
おけるブラインの冷却を継続して行うことができるよう
になる。そのため、蓄熱運転が停止された状態が放置さ
れることによる蓄熱槽25内の氷の融解を未然に回避す
ることができ、機器の損傷を未然に防ぐと共に、効率的
にブラインの冷却を行うことができるようになる。
【0037】また、本実施例では、前述のごとく冷蔵用
冷凍機15が運転されることにより、蓄熱用熱交換器9
において、第1のブライン回路10を流通するブライン
が冷却され、蓄熱槽25内に貯留される水等が所定の温
度以下となり、第1のブライン回路10を流通するブラ
インの温度が低下する。このとき、蓄熱用熱交換器9内
部でブラインが凍結し始めると蓄熱用熱交換器9内に流
入するブラインの流量が減少する。そのため、ブライン
の温度が一定以下にまで低下し、蓄熱用熱交換器9の出
口又は入口に設けられた流量センサ31が、ブラインの
流量が所定量に低下したことを検出し、制御装置50に
よって蓄熱用電磁弁16を閉鎖し、蓄熱運転を停止す
る。
【0038】これにより、蓄熱運転を停止し、蓄熱用熱
交換器9によるブラインの冷却を停止することができる
ため、蓄熱用熱交換器9内において、凍結が生じ、氷の
膨張による機器の損傷を未然に回避することができる。
そのため、冷却システム1の安全性をより一層向上させ
ることができる。
【0039】また、蓄熱運転の停止によって、蓄熱用熱
交換器9内に局所的に凍結した氷が融解することにより
ブライン温度が上昇し、ブライン流量が一定量以上とな
ると、前記流量センサ31は、所定のブライン流量まで
ブライン流量が復帰したことを検出し、制御装置50に
よって、蓄熱用電磁弁16を開放し、再度蓄熱運転を再
開するものとする。
【0040】これにより、蓄熱用熱交換器9から流出し
たブライン流量が所定のブライン流量にまで減少し、蓄
熱運転を停止した場合であっても、所定のブライン流量
までブライン流量が上昇した場合には、蓄熱運転を再開
するため、その後におけるブラインの冷却を継続して行
うことができるようになる。そのため、蓄熱運転が停止
された状態が放置されることによる蓄熱槽25内の氷の
融解を未然に回避することができ、機器の損傷を未然に
防ぐと共に、効率的にブラインの冷却を行うことができ
るようになる。
【0041】次に、昼間モードについて図2を参照して
説明する。この昼間モードでは、冷蔵用冷凍機15と、
冷凍用冷凍機22のすべての圧縮機が運転される。この
とき、蓄熱槽25は夜間に冷却されているため、蓄熱槽
25内の蓄熱材は冷却されているものとする。
【0042】また、制御装置50により、蓄熱用電磁弁
16と、電磁弁21、23は閉鎖されると共に、電磁弁
36は開放される。これにより、冷蔵用冷凍機15から
吐出される冷媒は、三方弁19を介して第2の冷媒回路
に流入し、冷蔵側過冷却用熱交換器11にて、第2のブ
ライン回路12と熱交換することにより、第2の冷媒回
路内の冷媒が過冷却される。その後、冷蔵側過冷却用熱
交換器11から流出した冷媒は、冷蔵用ショーケース2
の図示しない冷却器にて冷却作用を発揮することにより
冷蔵ショーケース2の庫内を冷却した後、冷蔵用冷凍機
15に帰還する。
【0043】また、冷凍用冷凍機22から吐出される冷
媒は、第3の冷媒回路8に流入し、冷凍側過冷却用熱交
換器13にて、第3のブライン回路14と熱交換するこ
とにより、第3の冷媒回路内の冷媒が過冷却される。そ
の後、冷凍側過冷却用熱交換器13から流出した冷媒
は、冷凍用ショーケース3の図示しない冷却器にて冷却
作用を発揮することにより冷凍ショーケース3の庫内を
冷却した後、冷凍用冷凍機22に帰還する。
【0044】これにより、電磁弁36が開放されている
ことから、第1のブライン回路10では、循環ポンプ2
6から吐出されたブラインは、蓄熱槽25に流通した
後、三方管32を経てブライン配管28及びブライン配
管33を通過する。ブライン配管28を通過したブライ
ンは蓄熱用熱交換器9を経て、三方管34を介してブラ
イン配管35に流入する。
【0045】一方、ブライン配管33を通過したブライ
ンは三方管35を経て第2のブライン回路12及びブラ
イン配管37を経て第3のブライン回路14に流入す
る。第2のブライン回路12に流入したブラインは、冷
蔵側過冷却用熱交換器11に入り、前述の如く冷蔵用冷
凍機15は、運転されていることから、冷蔵側過冷却用
熱交換器11を通過するブラインは、第2の冷媒回路7
から流入した冷媒と熱交換し、冷媒を過冷却する。更
に、ブライン配管37を経て第3のブライン回路14に
流入したブラインは、冷凍側過冷却用熱交換器13に入
り、前述の如く冷凍用冷凍機22は、運転されているこ
とから、冷凍側過冷却用熱交換器13を通過するブライ
ンは、第3の冷媒回路8から流入した冷媒と熱交換し、
冷媒を過冷却する。
【0046】そして、上記蓄熱用熱交換器9から流出し
たブラインは、三方管34にて、冷蔵側過冷却用熱交換
器11から流出したブラインと合流した後、ブライン配
管38に流入し、三方管39にて、冷凍側過冷却用熱交
換器13から流出したブラインと合流した後、膨張タン
ク27を経て循環ポンプ26に帰還する。
【0047】上記の構成により、第1のブライン回路1
0と第1の冷媒回路6とを熱交換させるための蓄熱用熱
交換器9と、第2のブライン回路12と第2の冷媒回路
とを熱交換させるための冷蔵側過冷却用熱交換器11
は、それぞれ相互に並列に接続され、第1の冷媒回路6
は、蓄熱用熱交換器9にて冷媒を蒸発させるための減圧
装置17を備えているため、冷蔵用冷凍機15の余剰能
力を利用したブラインの冷凍と、ブラインによる冷媒の
過冷却を蓄熱用熱交換器9と冷蔵側過冷却用熱交換器1
1にてそれぞれ独立して行うことができるようになり、
蓄熱運転と過冷却運転の制御を簡素化し、且つ、正確化
することが可能となる。また、第1の冷媒回路6及び第
2の冷媒回路7は、蓄熱用熱交換器9及び冷蔵側過冷却
用熱交換器11を含む冷媒流路が常に確保される構成と
し、或いは、第1のブライン回路10及び第2のブライ
ン回路12を蓄熱槽25を含むブライン流路が常に確保
される構成とすることが容易となるものである。
【0048】また、本実施例における昼間モードにおい
て、前述の如く冷蔵用冷凍機15及び冷凍用冷凍機22
が運転されることにより、冷蔵側過冷却用熱交換器11
及び冷凍側過冷却用熱交換器13によって、第2の冷媒
回路7中の高温の冷媒と第2のブライン回路12中の低
温のブライン及び第3の冷媒回路8中の高温の冷媒と第
3のブライン回路14中の低温のブラインとの間で熱交
換が行われる。これにより、それぞれのブライン回路を
流通するブラインの温度が上昇し、蓄熱槽25内に貯留
される氷が融解される。このとき、制御装置50は、前
記温度センサ29によってブライン回路中の温度を監視
し、温度センサ29がブラインの温度が一定の解氷温度
以上、例えば+5℃以上を検出した場合に、又は蓄熱槽
25内の製氷率計としての水位計が氷の残量が所定量以
下に減少したことを検知した場合、本実施例では例えば
40%にまで減少したことを検知した場合に、過冷却熱
量の制限を行う。即ち、第2のブライン回路に対する過
冷却熱量を制限するために、前記第2の冷媒回路7に設
置されたバイパス弁21を開放し、冷蔵側過冷却用熱交
換器11内に流入する高温の冷媒の冷媒量を制限する。
【0049】これにより、第2の冷媒回路から冷蔵側過
冷却用熱交換器11に流通する冷媒量を調節して冷蔵側
過冷却用熱交換器11での冷媒とブラインの熱交換量を
制限することができる。そのため、第2の冷媒回路から
の高温の冷媒によって、一度にブラインとの熱交換量が
増加し、蓄熱槽25内の温度を上昇させることを未然に
回避し、効率的に蓄熱槽25内の蓄熱を利用することが
できるようになる。
【0050】また、従来の如く蓄熱槽25の解氷状態
を、水位計等によって検出していた場合に比して、温度
センサ29によってブラインの温度を検出し、蓄熱槽2
5内の解氷状態を把握するため、水位センサによる誤作
動やブラインの蒸発や漏洩による解氷状態の誤認を回避
することができ、水位計及び温度センサ29の両者によ
って正確に蓄熱槽25内の解氷状態に応じて、過冷却熱
量の制限を行うことができるようになる。
【0051】更にまた、冷蔵側過冷却用熱交換器11に
おける過冷却熱量の制限をバイパス弁21の開閉によっ
て行うため、仮にバイパス弁21が故障したとしても第
2の冷媒回路7は冷蔵側過冷却用熱交換器11を含む冷
媒流路が常に確保されるため、冷蔵用冷凍機15による
冷却設備の冷却を確保することができる。
【0052】また、蓄熱槽25の解氷が更に進み、冷蔵
側過冷却用熱交換器11における過冷却熱量を停止する
際には、第2のブライン回路12に設置される流通制御
弁としての電磁弁36を閉鎖する。これにより、冷蔵側
過冷却用熱交換器11に流通するブライン量を調節して
冷蔵側過冷却用熱交換器11での冷媒とブラインの熱交
換量を制御することができるようになる。この場合、蓄
熱用熱交換器9と、過冷却用熱交換器11は並列接続さ
れているので、電磁弁36を閉じたとしてもブライン回
路は蓄熱槽25を含むブライン流路が常に確保されるた
め、前述の如きウォーターハンマーの発生をも防止する
ことができるようになる。
【0053】尚、本実施例におけるバイパス弁21及び
電磁弁36の制御は、タイマ機能を有する制御装置50
によっても行うことができるため、一日の時刻や、季節
に応じて、過冷却熱量の制限を行うことができるものと
する。
【0054】また、本実施例における昼間モードにおい
て、前述の如く冷凍用冷凍機22が運転されることによ
り、冷凍側過冷却用熱交換器13によって、第3の冷媒
回路8中の高温の冷媒と第3のブライン回路14中の低
温のブラインとの間で熱交換が行われる。これにより、
それぞれのブライン回路を流通するブラインの温度が上
昇し、蓄熱槽25内に貯留される氷が融解される。特
に、冬季などの外気温が低下する場合には、冷凍側過冷
却用熱交換器13での冷媒とブラインの熱交換により第
3の冷媒回路の冷媒が異常に過冷却され、所謂液バック
が生じる問題がある。
【0055】これを防止するため、第3の冷媒回路8に
設けられた温度センサ24によって第3の冷媒回路8中
の温度を監視し、温度センサ24が所定値に低下したこ
とを検出した場合に、冷凍側過冷却用熱交換器13に流
入する冷媒量を制限するため、バイパス弁23を開放す
る。
【0056】これにより、冷凍側過冷却用熱交換器13
に流入する冷媒量を制限することができ、冷凍側過冷却
用熱交換器13における冷媒とブラインとの熱交換を制
限することができるようになる。また、バイパス弁23
であるので、仮に故障したとしても第3の冷媒回路8
は、冷凍側過冷却用熱交換器13を含む冷媒流路が常に
確保されるため、冷凍用冷凍機22による冷却設備の冷
却を確保することができるようになる。
【0057】また、本実施例におけるバイパス弁23の
制御は、タイマ機能を有する制御装置50によっても行
うことができるため、一日の時刻や、季節に応じて、過
冷却熱量の制限を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、ブラ
インを循環させることにより、蓄熱槽内において氷蓄熱
を行うブライン回路と、冷却設備を冷凍機により冷却す
る冷媒回路と、ブライン回路と冷媒回路とを熱交換させ
るための熱交換器とを備えた冷却設備用氷蓄熱システム
において、熱交換器に冷媒を供給して蒸発させることに
より、蓄熱運転を実行する制御装置と、熱交換器から流
出するブラインの温度を検出する温度センサを備え、制
御装置は、温度センサが検出するブラインの温度が所定
の凍結温度に低下した場合に蓄熱運転を停止するので、
熱交換器内において、ブラインが局所的に凍結した場合
であっても、係る温度以下にまで熱交換器内が冷却さ
れ、機器内において、ブラインが膨張し機器が破損する
ことを未然に回避することができるようになり、冷却シ
ステムの安全性を向上させることができる。
【0059】請求項2の発明によれば、ブラインを循環
させることにより、蓄熱槽内において氷蓄熱を行うブラ
イン回路と、冷却設備を冷凍機により冷却する冷媒回路
と、ブライン回路と冷媒回路とを熱交換させるための熱
交換器とを備えた冷却設備用氷蓄熱システムにおいて、
熱交換器に冷媒を供給して蒸発させることにより、蓄熱
運転を実行する制御装置と、熱交換器へのブラインの流
量を検出する流量センサを備え、制御装置は、流量セン
サが検出するブラインの流量が所定量に低下した場合に
前記蓄熱運転を停止するので、熱交換器内において、凍
結が生じ、氷の膨張による機器の損傷を未然に回避する
ことができ、冷却システムの安全性をより一層向上させ
ることができる。
【0060】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明に加えて、制御装置は、温度センサが検出
するブラインの温度が所定の復帰温度に上昇した場合、
又は、流量センサが検出するブラインの流量が所定の復
帰量に上昇した場合に蓄熱運転を再開するので、その後
におけるブラインの冷却を継続して行うことができるよ
うになる。そのため、蓄熱運転が停止された状態が放置
されることによる蓄熱槽内の氷の融解を未然に回避する
ことができ、機器の損傷を未然に防ぐと共に、効率的に
ブラインの冷却を行うことができるようになる。
【0061】請求項4の発明によれば、請求項1、請求
項2又は請求項3の発明に加えて、少なくとも熱交換器
と、温度センサ又は流量センサを備えて構成され、ブラ
イン回路及び冷媒回路に接続可能とされているので、熱
交換ユニットをブライン回路及び冷媒回路に接続するの
みで、容易に、上記請求項1、請求項2又は請求項3の
冷却設備用氷蓄熱システムを構成することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却システムの冷媒・ブライン回路図
である。
【図2】本発明の冷却システムの動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 冷却システム 2 冷蔵ショーケース 3 冷凍ショーケース 6 第1の冷媒回路 7 第2の冷媒回路 8 第3の冷媒回路 9 蓄熱用熱交換器 10 第1のブライン回路 11 冷蔵側過冷却用熱交換器 12 第2のブライン回路 13 冷凍側過冷却用熱交換器 14 第3のブライン回路 15 冷蔵用冷凍機 16 蓄熱用電磁弁 17 蓄熱用電磁弁 18 吸込圧力調整弁 19、20、32、34、35、39 三方管 21、23 バイパス弁 22 冷凍用冷凍機 25 蓄熱槽 26 循環ポンプ 27 膨張タンク 28、33、37、38、40 ブライン配管 29、30 温度センサ 31 流量センサ 36 電磁弁 50 制御装置 51 熱交換ユニット 52 冷蔵側冷凍機ガス出口 53 冷蔵側冷凍機液入口 54 冷蔵側冷凍機液出口 55 冷凍側冷凍機液入口 56 冷凍側冷凍機液出口 57 ブライン入口 58 ブライン出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 11/00 101 F25D 11/00 101E 17/02 301 17/02 301 (72)発明者 大岩 晃 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 井田 芳夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 宮本 善至雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 後藤 清和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 内田 朋宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA01 AA02 BA01 BA10 CA02 DA01 FA02 HA09 JA01 JA04 JA12 JA14 KA15 LA07 MA01 MA17 PA01 PA05 3L060 AA01 CC05 CC15 DD01 EE01 EE41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインを循環させることにより、蓄熱
    槽内において氷蓄熱を行うブライン回路と、冷却設備を
    冷凍機により冷却する冷媒回路と、前記ブライン回路と
    冷媒回路とを熱交換させるための熱交換器とを備えた冷
    却設備用氷蓄熱システムにおいて、 前記熱交換器に冷媒を供給して蒸発させることにより、
    蓄熱運転を実行する制御装置と、前記熱交換器から流出
    するブラインの温度を検出する温度センサを備え、 前記制御装置は、前記温度センサが検出するブラインの
    温度が所定の凍結温度に低下した場合に前記蓄熱運転を
    停止することを特徴とする冷却設備用氷蓄熱システム。
  2. 【請求項2】 ブラインを循環させることにより、蓄熱
    槽内において氷蓄熱を行うブライン回路と、冷却設備を
    冷凍機により冷却する冷媒回路と、前記ブライン回路と
    冷媒回路とを熱交換させるための熱交換器とを備えた冷
    却設備用氷蓄熱システムにおいて、 前記熱交換器に冷媒を供給して蒸発させることにより、
    蓄熱運転を実行する制御装置と、前記熱交換器へのブラ
    インの流量を検出する流量センサを備え、 前記制御装置は、前記流量センサが検出するブラインの
    流量が所定量に低下した場合に前記蓄熱運転を停止する
    ことを特徴とする冷却設備用氷蓄熱システム。
  3. 【請求項3】 制御装置は、温度センサが検出するブラ
    インの温度が所定の復帰温度に上昇した場合、又は、流
    量センサが検出するブラインの流量が所定の復帰量に上
    昇した場合に蓄熱運転を再開することを特徴とする請求
    項1又は請求項2の冷却設備用氷蓄熱システム。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記熱交換器と、前記温度セ
    ンサ又は前記流量センサを備えて構成され、前記ブライ
    ン回路及び前記冷媒回路に接続可能とされていることを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の冷却設備
    用氷蓄熱システムの熱交換ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111707042A (zh) * 2020-06-30 2020-09-25 长沙新材料产业研究院有限公司 一种mpcvd金刚石合成设备供水保护系统及方法

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