JP2002099788A - 印刷物の発注方法および編集システム - Google Patents

印刷物の発注方法および編集システム

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JP2002099788A
JP2002099788A JP2000291957A JP2000291957A JP2002099788A JP 2002099788 A JP2002099788 A JP 2002099788A JP 2000291957 A JP2000291957 A JP 2000291957A JP 2000291957 A JP2000291957 A JP 2000291957A JP 2002099788 A JP2002099788 A JP 2002099788A
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Hirofusa Takamiya
弘房 高宮
Akira Kondo
朗 近藤
Toshio Kazama
利生 風間
Tatsuya Saito
達哉 齋藤
Koji Saito
浩二 齋藤
Michitaka Matsui
通隆 松井
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Hitachi Document Solutions Co Ltd
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Dreams Come True Kk
Hitachi Intermedix Co Ltd
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発注から納品までの期間を短縮可能にした印
刷物の発注方法および編集システムを提供する。 【解決手段】 印刷物の編集用ソフトウエア100と、
印刷レイアウトパターンを示す複数のテンプレート30
をクライアント端末10にロードしておき、クライアン
ト端末の表示画面で、上記何れかのテンプレートを利用
して、イメージ情報とテキスト情報とを含む印刷レイア
ウトを編集し、得られたレイアウトデータ160を発注
用電子メール3に添付した形で印刷会社に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷物の発注方法
および編集システムに関し、特に、多数の商品写真を含
む広告用印刷物に適した印刷物の発注方法および編集シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】カタログや広告用のチラシなどの商業印
刷物には、消費者の注目と購買意欲を生み出すように、
広告対象物の写真やイラストを巧みに配置した人目を引
くデザインが要求される。特に、商品の販売促進のため
に利用される広告用チラシの場合は、キャッチフレーズ
と共に、販売対象となる各商品の実物写真、価格、性能
表示などを紙面上に洗練されたデザインで配置し、タイ
ミングよく印刷、配布する必要がある。
【0003】従来、これらの印刷物は、広告主と印刷会
社のデザイナとの間で事前に打合せを行い、掲載すべき
商品の数、目玉商品、広告主側の要望などに応じてチラ
シの概略的なデザインを決定しておき、具体的なデザイ
ンはデザイナに依存する形となっている。デザイナは、
端末画面上でチラシを編集し、必要に応じて顧客のチェ
ックを受けた後、編集結果を電子データとして出力す
る。一般的な印刷プロセスでは、各デザイナ端末におい
て比較的低解像度のイメージデータを利用して編集作業
を行い、得られたレイアウトデータを別の装置(イメー
ジセッタ)に入力し、写真部分を高解像度のイメージデ
ータに置き換えることによって、高精細の印刷用原版を
作成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】広告効果を活かすため
には、広告主となる各商店あるいは販売店でタイミング
よくチラシを配布する必要がある。しかしながら、従来
の印刷プロセスでは、デザイナとの事前の打合せが必要
であり、印刷物を入手するまでに時間がかかると言う問
題があった。また、発注段階で、顧客が最終的な印刷内
容を確認することは困難であった。
【0005】本発明の目的は、発注から納品までの期間
を短縮可能にした印刷物の発注方法および編集システム
を提供することにある。本発明の他の目的は、顧客が最
終的な印刷内容を直ちに確認可能にした印刷物の発注方
法および編集システムを提供することにある。本発明の
更に他の目的は、特に商品写真や洗練されたデザインが
要求される広告用チラシに適した印刷物の発注方法およ
び編集システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、デザイナの専門知識を生かして印刷会
社側で用意した標準的な印刷レイアウトを示すテンプレ
ートに基づいて、各顧客が自分の端末装置で印刷物を編
集し、発注資料に添えて印刷物のレイアウトデータを印
刷会社に送るようにしたことを特徴とする。更に具体的
に言うと、本発明による印刷物の発注方法は、印刷物の
編集用ソフトウエアと、印刷レイアウトパターンを示す
複数のテンプレートをクライアント端末にロードしてお
き、クライアント端末の表示画面で、上記何れかのテン
プレートを利用して、イメージ情報とテキスト情報とを
含む印刷レイアウトを編集し、上記編集によって得られ
たレイアウトデータを発注用電子メールに添付した形で
印刷会社に送信することを特徴とする。
【0007】本発明の好ましい実施形態では、クライア
ント端末に、顧客が扱う複数の商品について、商品カタ
ログ情報と商品写真のイメージ情報とを配布しておき、
クライアント端末の表示画面で、上記テンプレートに予
め定義された複数の部品領域に対してユーザが商品を指
定し、編集用ソフトウエアによって、上記指定商品の特
定項目のカタログ情報とイメージ情報を上記各部品領域
と対応して予め定義された印刷素材配置領域に自動的に
配置し、商品写真を含む商品情報レイアウトを表示画面
に表示し、上記商品情報レイアウトをベースとして、ユ
ーザが印刷素材の位置、サイズまたは内容の変更を含む
レイアウト編集処理を実行し、得られたレイアウトデー
タのうち、上記指定商品についてはイメージ情報を除外
し、イメージ情報の識別子とテキスト情報とを含むもの
を発注用電子メールに添付する。但し、電子メールに代
えて、印刷会社に送信すべきレイアウトデータをフロッ
ピディスク等の記憶媒体を使用してもよい。
【0008】本発明による印刷物の編集システムは、印
刷会社に設置された端末装置と、通信網を介して上記印
刷会社と接続されるクライアント端末とからなり、上記
クライアント端末が、予め配布された商品情報のレイア
ウトパターンを示す複数のテンプレートのうちの1つを
利用して、ユーザに商品情報の印刷レイアウト編集用と
なる一連の操作画面を提供するための手段と、上記編集
されたレイアウトデータのうち、商品情報についてはイ
メージ情報を除外し、イメージ情報の識別子とテキスト
情報とを含むものを自動的に添付した形で、ユーザに発
注用電子メールの操作画面を提供するための手段とを備
え、上記印刷会社に設置された端末装置が、上記発注用
電子メールに添付されたレイアウトデータと該レイアウ
トデータ中のイメージ情報識別子に基づいてイメージ情
報ファイルから読み出されたイメージ情報とに基づいて
印刷レイアウトを再現するための手段と、上記レイアウ
トデータを印刷機原版作成装置の入力用レイアウトデー
タに変換するための手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のこれらの特徴および他の特徴は、以下の実施の
形態から明かになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、広告用印刷物を編集対象の
1例として、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、本発明による広告用印刷物(以
下、チラシと言う)の発注方法を実現するためのネット
ワークシステム(編集システム)の構成の1例を示す。
図において、10(10−1〜10−N)は、広告主と
なるユーザが操作するクライアント端末、20は広告対
象となる商品についてメーカの最新情報を提供するサー
バ、23は印刷会社に設置されたレイアウトデータ変換
用の端末装置であり、これらの装置は通信網(インター
ネット)1によって接続されている。
【0010】本発明では、各クライアント端末10に、
チラシ編集ソフトと、チラシ編集の専門家によって用意
された標準的な商品レイアウトをもつテンプレートと、
チラシの素材となる商品(製品)情報を予め配布してお
き、各ユーザが、これらのテンプレートのうちの1つを
利用して、端末画面上で広告対象となる商品について、
製品名、型式、サイズ、性能、価格などのカタログ情報
と、製品写真(イメージ情報)などをレイアウトし、自
らの手でチラシを編集する。各クライアント端末10で
利用するチラシ編集ソフト、テンプレート、カタログ情
報、商品イメージ情報は、例えば、CD−ROMなどの
情報記憶媒体に記録した形で各ユーザに配布される。そ
の後に発生する新製品の商品情報については、例えば、
矢印2で示すように、インターネット1を通じて、サー
バ20から各クライアント端末10にダウンロードす
る。
【0011】各クライアント端末10で編集されたチラ
シのレイアウトデータは、例えば、数量、納期、発注元
などの発注データを示す電子メール3に添付され、イン
ターネット1を介して印刷会社に送付される。但し、上
記レイアウトデータをフロッピー(登録商標)ディスク
などの記憶媒体に出力し、電子メール3に代えて郵送あ
るいは宅配形式で印刷会社に注文するようにしてもよ
い。
【0012】印刷会社では、各ユーザから受け取ったチ
ラシのレイアウトデータを端末装置23に入力し、イメ
ージセッタ24で取り扱うことが可能な印刷用レイアウ
トデータに変換して出力する。印刷用レイアウトデータ
は、例えば、フロッピディスク等の記憶媒体4を介し
て、イメージセッタ24に入力する。但し、複数の端末
装置23とイメージセッタ24を構内ネットワーク(L
AN)に接続し、各端末装置でデザイナが独自に生成し
た印刷用レイアウトデータ、またはユーザのレイアウト
データから変換して得られた印刷用のレイアウトデータ
をデータ蓄積用のサーバに出力し、イメージセッタ24
が上記サーバから印刷用レイアウトデータを取り出すよ
うにしてもよい。
【0013】サーバ20は、チラシの素材として各ユー
ザに配布すべき商品カタログ情報と対応して、低解像度
のイメージ情報を蓄積した第1ファイル21と、実際の
印刷に適用される高解像度のイメージ情報を蓄積した第
2ファイル22とを備えている。各クライアント端末1
0には、上記第1ファイル21に蓄積された商品カタロ
グ情報と低解像度のイメージ情報が、CD−ROM形
式、またはインターネット経由で配布され、各ユーザ
は、クライアント端末の画面上で、上記解像度イメージ
情報による商品イメージ(写真)を利用してチラシを編
集する。
【0014】本発明では、各クライアント端末10で編
集されたレイアウトデータを電子メール3で印刷会社に
送付する時、送信データ量を圧縮するために、各商品の
イメージデータを除外し、テキスト主体のデータとして
送信する。印刷会社では、上記電子メール3に添付され
たレイアウトデータを端末装置23に入力し、レイアウ
トデータに部品情報として含まれるイメージ識別子(イ
メージファイル名)に基づいて、第1ファイル21から
低解像度の商品イメージ情報を取り出し、これを受信レ
イアウト情報と合成することによって、各クライアント
端末10で編集されたチラシ画面を再現する。また、上
記端末装置23によって、レイアウトデータをイメージ
セッタ24に入力可能な印刷用ページ記述言語形式のレ
イアウトデータに変換して出力する。
【0015】イメージセッタ24は、フロッピディスク
4またはデータ蓄積サーバからレイアウトデータを読み
込み、レイアウトデータ中に含まれるイメージ識別子に
基づいて第2ファイル22をアクセスし、チラシに含ま
れる商品イメージを上記第2ファイルから得られた高解
像度のイメージ情報に置き換え、カラー印刷に必要なシ
アン、イエロー、マジェンダ、ブラックの印刷原版(4
色分版)5C、5M、5Y、5BKを生成する。これら
の4色分版を印刷機にかけ、順次に印刷を重ねることに
より、高解像度の商品写真を含むユーザ所望のレイアウ
トをもったチラシが得られる。
【0016】図2は、クライアント端末10の画面上に
提示されるチラシ編集用のテンプレート30の1例を示
す。ここに例示したテンプレート30は、商品情報が配
置される複数の部品領域31(31−1〜31−11)
と、見出し領域32と、広告主領域33とからなってい
る。部品領域31には、商品イメージ(写真)31A
と、例えば、商品名、型式、メーカ名、価格などの商品
カタログ情報(文字列)31Bとが配置される。著名な
商品であって、例えば、商標などを表した商品ロゴマー
クを持った製品については、上記商品イメージまたは商
品カタログ情報と組み合わせて、適当な位置に商品ロゴ
マークが配置される。また、見出し領域32には、キャ
ッチフレーズとなる文言32Aや、イラスト、写真32
Bなどが配置され、広告主領域33には、例えば、店
名、住所、電話番号などの広告主となる商店や販売会社
の表示情報33Aと、地図33B、ロゴマーク33C、
その他の文字列33Dが配置される。
【0017】本発明では、後述するように、上記テンプ
レート30で定義された各部品領域31に、ユーザが商
品リストから指定した商品の商品情報を自動的に配置す
る。ユーザは、レイアウト画面上で、自動配置された商
品イメージや商品カタログ情報について、表示サイズや
表示位置に修正を加えることができる。また、価格の設
定など、表示文字列の内容を変更したり、新たな文字列
やロゴマークなどを追加することもできる。
【0018】図3は、クライアント端末10の1実施例
を示す。クライアント端末10は、例えば、プロセッサ
11と、表示装置12と、キーボードやマウス等の入力
装置13と、フロッピディスク・ドライブ14A、CD
−ROMドライブ14B、イメージスキャナ14Cなど
の入出力装置14と、メモリ15と、編集済みのレイア
ウトデータが蓄積されるデータファイル16と、通信網
(インターネット)1に接続するための通信インタフェ
ース17とからなる。
【0019】半導体メモリまたはディスク装置からなる
メモリ15には、クライアント端末10を通常のパソコ
ンとして利用するために必要な各種のプログラムの他
に、本発明に特有のものとして、CD―ROMで提供さ
れるレイアウト編集プログラム100と、複数種類のテ
ンプレート101と、チラシの素材となる商品カタログ
情報102と、各商品の写真を示すイメージデータ10
3とが格納される。商品ロゴマークは、商品カタログ情
報102の一部としてメモリ15に蓄積される。上記メ
モリ15には、ユーザの個別部品データ104として、
例えば、見出し領域や広告主領域33で使用する写真、
イラストなどのイメージ104Aや、広告主に固有のロ
ゴマーク104B、店名、住所などの広告主情報104
Cも格納される。広告主領域33で使用する地図は、一
種のロゴマークとして扱ってもよいし、イメージとして
入力してもよい。
【0020】図4は、クライアント端末10で実行され
るチラシレイアウト用の編集プログラム100の基本フ
ローチャートを示す。編集プログラム100は、表示装
置12のデスクトップ画面に表示されたチラシ編集用の
アイコンが選択された時に起動される。編集プログラム
100が起動されると、表示装置の表示画面に、例え
ば、図6に示す初期画面が表示される(ステップ10
1)。
【0021】上記初期画面は、タイトルバー41A、メ
ニューバー41B、ツールバー41Cからなるバー表示
領域41をもった基本ウインドウ40と、各種の選択肢
をもつ初期ウインドウ50とからなり、初期ウインドウ
50には、チラシを新たに作成するための選択肢51
A、作成済みチラシを再編集するための選択肢51B、
最新情報をダウンロードするための選択肢51Cと、登
録ボタン52、終了ボタン53、装飾部品用のアイコン
54などが用意されている。
【0022】上記初期ウインドウ50において、ユーザ
が登録ボタン52をクリックすると(ステップ10
2)、個別部品の登録・選択処理110が実行される。
この処理110では、先ず、個別部品104として登録
すべきロゴマーク、イメージ(写真)、広告主情報を入
力するための個別部品登録ウインドウが生成される。広
告主情報104Cは、上記ウインドウに用意された店
名、住所、電話、FAXなどの入力ボックスにテンキー
で文字入力することによって登録される。
【0023】イメージ104Aは、同一のイメージ情報
を印刷会社側のファイル21、22にも記憶しておく必
要があるため、例えば、各ユーザが個別部品として利用
したい写真を印刷会社に提示し、印刷会社でイメージ識
別子(ファイル名)を割り当てた後、クライアント端末
10に登録すべきイメージ情報を記憶媒体の形で要求元
のユーザに渡し、クライアント端末側で、上記ウインド
ウが示す操作指示に従って登録処理を行う。個別のロゴ
マーク104Bは、クライアント端末で作成したものを
登録できる。ユーザ側で作成困難な場合は、ユーザから
の依頼に基づいて印刷会社でロゴマークデータを作成
し、写真の場合と同様、上記個別部品登録ウインドウが
示す指示に従って登録処理を行う。
【0024】上記個別部品の登録・選択処理110で
は、個別部品104として登録された複数種類の写真、
個別ロゴマークの中から、チラシ編集に使用すべきもの
を選択するための個別部品選択ウインドウの生成機能が
あり、個別部品選択ウインドウで既登録の写真、個別ロ
ゴマークの中から特定のものを選択すると、これらの写
真と個別ロゴマークが、例えば、図2に示したテンプレ
ート30のロゴマーク33Cおよび写真32Bに自動的
に配置される。
【0025】図6に示した初期ウインドウ50におい
て、新規作成用の選択肢51Aがクリックされた場合は
(ステップ103)、図5で後述する新規作成処理ルー
チン120が実行される。再編集用の選択肢51Bがク
リックされた場合は(ステップ104)、レイアウトデ
ータファイルに登録済みのファイルのうちの1つを選択
し、これを表示画面上に開くための処理140が実行さ
れる。この場合、開かれたファイルデータをベースとし
て、新規作成処理ルーチン120によるレイアウト編集
が実行される。
【0026】上記初期ウインドウ50でダウンロード用
の選択肢51Cがクリックされた場合は(ステップ10
5)、サーバ20から最新情報をダウンロードするため
の処理ルーチン150が実行される。例えば、各クライ
アント端末10で最新情報の最終更新日を記憶してお
き、処理ルーチン150で上記最終更新日と必要とする
商品区分およびメーカを指定してサーバ20にダウンロ
ード要求を行う。最新情報のダウンロードは、サーバ2
0が、ファイル21に保持された商品情報のうち、ユー
ザが指定した条件に合致し、指定の更新日よりも後に登
録された情報(商品カタログ情報とイメージ情報)を選
択的に送信することによって達成される。これらの情報
は、追加の商品カタログ情報102およびイメージ情報
103としてメモリ15に格納される。初期ウインドウ
50で終了ボタン53が選択された場合は(ステップ1
06)、この編集処理プログラムが終了する。
【0027】図5は、新規作成処理ルーチン120のフ
ローチャートを示す。ユーザが初期ウインドウ50で新
規作成用の選択肢51Aをクリックすると、用紙サイズ
とレイアウトパターンを指定するための処理121が実
行され、この処理において、基本ウインドウ40に重ね
て、例えば、図7に示すような用紙サイズ・デザイン選
択ウインドウ60が生成される。
【0028】上記ウインドウ60は、用紙サイズの指定
領域61と、テンプレート(レイアウトパターン)選択
領域62とからなり、用紙サイズの指定領域61には、
用紙サイズの選択肢611、612、613と、戻りボ
タン614、ヘルプボタン615が用意されている。ま
た、テンプレート選択領域62には、標準レイアウトの
テンプレートを表示するための複数の表示枠63、6
4、65とが設けてあり、スクロールボタン66A、6
6Bを操作することによって、テンプレート表示枠63
〜64にユーザが利用可能なテンプレートが次々と表示
されるようになっている。テンプレートとしては、部品
領域のレイアウトが異なる複数種類のものが用意され
る。部品領域が同一レイアウトであっても、例えば、中
元セールス用、クリスマス商戦用など、見出し領域32
の内容が適用シーズンに応じて異なったものを予め別々
のテンプレートとして用意してもよい。
【0029】ユーザは、上記用紙サイズ・デザイン選択
ウインドウ60において、用紙サイズ選択肢611、6
12、613の何れかをクリックすることにより、編集
対象となるチラシのサイズを指定する。また、テンプレ
ート表示枠63〜64の何れかをクリックすることによ
り、利用するテンプレート(レイアウトパターン)を指
定する。用紙サイズとレイアウトパターンの指定が完了
すると、部品の選択処理122によって、基本ウインド
ウ40に重ねて、例えば、図8に示すような部品選択ウ
インドウ70が生成される。
【0030】部品選択ウインドウ70は、ユーザが指定
した用紙サイズとテンプレート(レイアウトパターン)
識別子を表示する枠71と、指定テンプレートの表示枠
72と、指定商品表示枠73とからなっている。指定テ
ンプレートの表示枠72には、部品領域毎31−i(i
=1〜N)に領域番号iを付した形でユーザ指定のテン
プレート30が表示される。また、指定商品表示枠73
には、上記部品領域番号iと対応して商品の選択状態7
4が表示され、下辺部にデザイン確認ボタン55、発注
ボタン56と、装飾部品アイコン54、戻りボタン57
およびヘルプボタン58が用意してある。
【0031】ユーザが上記指定商品表示枠73に表示さ
れた部品領域番号iを選択すると、部品選択ウインドウ
70に重ねて、例えば、図9に示す商品選択ウインドウ
80が生成される。上記商品選択ウインドウ80は、製
品分類表示領域81と、商品一覧表示領域82と、型式
表示ボックス83と、商品イメージの表示枠84とから
なり、解除ボタン85A、OKボタン85B、取消しボ
タン85Cが用意してある。
【0032】製品分類表示領域81には、メモリ15に
商品カタログ情報102として蓄積されている製品の分
類名が列挙される。ユーザが製品分類を指定していない
段階では、商品一覧表示領域82は空き状態となってお
り、ユーザが何れかの製品分類を指定(クリック)する
と、この製品分類に該当する商品名、型式、メーカ名、
価格、サイズ、性能、その他の属性情報からなる商品カ
タログ情報が商品一覧表示領域82表示される。商品一
覧表示領域82の表示内容は、下辺および右辺に用意さ
れたスクロールボタンを操作することによって、上下、
左右にスクロールすることができる。
【0033】ユーザが、商品一覧表示領域82で何れか
の商品名を指定(クリック)すると、指定商品の型式名
が型式表示ボックス83に表示され、上記指定商品と対
応してメモリ15にイメージデータ103として蓄積さ
れている商品イメージが商品イメージ表示枠84に表示
される。ユーザは、上記指定商品を領域番号iの部品領
域に割り付けることに決めた場合は、OKボタン85B
をクリックする。上記OKボタン85Bをクリックする
代りに、商品名をダブルクリックしてもよい。もし、別
の商品に置き変えたい場合には、解除ボタン85Aをク
リックした後、商品一覧表示領域82から別の商品名を
選び直す。取消しボタン85Cは、このウインドウ80
を消去し、元のウインドウ70に戻る場合に用いられ
る。ユーザがOKボタン85Bをクリックすると、図8
に示した部品選択ウインドウ70の指定商品表示枠73
で、現在選択中の部品領域番号iと対応する状態表示
が、指定商品の商品カタログ情報に置き換えられる。
【0034】部品の選択処理122では、上述した部品
選択ウインドウ70における部品領域番号iの選択操作
と、商品選択ウインドウ80による商品選択操作が繰り
返される。部品選択ウインドウ70に表示された全ての
部品領域31について商品選択を終えた段階では、指定
商品表示枠73は、例えば、図10に示すように、全部
品領域番号と対応して商品カタログ情報が表示された状
態となる。ここで、ユーザがデザイン確認ボタン55を
クリックすると(ステップ123)、部品選択ウインド
ウ70に重ねて、例えば、図2に示したテンプレート3
0の各部品領域31−i(i=1〜m)に商品情報(カ
タログ情報とイメージ情報)を自動的に割り付けたレイ
アウト表示ウインドウが生成され(ステップ124)、
デザイン修正処理125が実行される。
【0035】デザイン確認ボタン55のクリックに応答
して表示される印刷レイアウトは、テンプレートで各部
品領域30―i毎に予め決められたイメージ表示領域、
テキスト表示領域、ロゴマーク表示領域に、それぞれ指
定商品のイメージ(写真)、商品カタログ情報(製品
名、型式、メーカ名、サイズ、その他)、ロゴマークを
自動的に割り付けた内容となっている。見出し領域32
と広告主領域33は、既にレイアウト済みのテンプレー
トを使用する場合を除いて、個別部品の登録・選択処理
110で選択された個別部品がそれぞれ所定の位置に割
り付けられる。
【0036】デザイン修正処理125では、チラシ素材
を自動割り付けしたレイアウトに対して、ユーザ操作に
応じた部分修正と素材の追加を受け付ける。例えば、商
品のイメージサイズを変更したい場合、ユーザは、修正
対象となるイメージをカーソルで特定し、マウスをダブ
ルクリック操作する。上記ユーザ操作に応答して、デザ
イン修正処理125では、例えば、図11に示すイメー
ジ設定ウインドウ90を生成し、ユーザが指定した商品
イメージの現在の表示条件を表示する。上記イメージ設
定ウインドウ90は、レイアウト画面(チラシ用紙)に
おける指定された商品イメージの表示領域の基準点、例
えば、左上隅の位置と上記イメージ表示領域のサイズ
(幅と高さ)を示す領域定義ボックス91と、イメージ
表示領域における商品イメージの表示状態92と、商品
イメージの現在の倍率の表示ボックス93、倍率変更ボ
ックス94、操作ボタン90(90A〜90C)、その
他の付随情報表示を含むダイアログボックスとなってい
る。
【0037】ユーザは、領域定義ボックス91に表示さ
れた基準点の位置と領域サイズの値を変更することによ
って、商品イメージの配置位置を修正できる。また、倍
率変更ボックス94で倍率の値を変更することによっ
て、商品イメージのサイズを拡大、縮小することができ
る。これらの変更操作の後、設定ボタン90Aを押すこ
とによって、表示画面とレイアウトデータにおける商品
イメージの状態を修正することができる。倍率や背景を
変更することなく、商品イメージの表示位置のみを修正
したい場合、ユーザは、表示画面上で商品イメージをド
ラッグ&ドロップ操作することによって所望の位置に移
動できる。
【0038】部品領域31にカタログ情報として表示さ
れた商品名、型式、価格などのテキストの表示条件を変
更したい場合、ユーザは、カーソルで修正対象となる文
字列を特定し、マウスをダブルクリック操作する。上記
ユーザ操作に応答して、デザイン修正処理125では、
例えば、図12に示すテキスト設定ウインドウ95を生
成し、指定文字列の現在の表示条件を表示する。上記テ
キスト設定ウインドウ95は、レイアウト画面における
上記文字列を含むテキスト表示領域の基準点の位置とサ
イズ(幅と高さ)を示す領域定義ボックス96と、文字
列のフォント、スタイル、サイズ、色、文字方向、文字
間隔、文字配置、行間隔など、表示条件の設定ボックス
群97と、現在表示されている文字列の内容表示98
と、表示文字列の書体見本99と、操作ボタン95(9
5A、95B)とを含むダイアログボックスとなってい
る。
【0039】ユーザは、領域定義ボックス96に表示さ
れた基準点の位置と領域サイズの値を変更することによ
って、文字列の配置位置を修正できる。また、表示条件
の設定ボックス群97の内容を変更することによって、
文字列の表示形式を変更することができ、これらの変更
操作の後、設定ボタン95Aを押すことによって、表示
画面とレイアウトデータにおける文字列の状態を修正す
ることができる。
【0040】単に文字列の表示位置を変更したい場合、
ユーザは、表示画面で文字列をドラッグ&ドロップ操作
することによって所望の位置に移動できる。また、文字
列の表示内容、例えば、価格を変更したい場合、ユーザ
は、パソコンにおける通常のワープロ機能と同様のカー
ソル操作とキーボード入力によって、不要文字を消去
し、新たな文字を挿入する。見出し領域32と広告主領
域33の表示内容についても、同様の操作によって修正
を加えることができる。
【0041】デザインの修正処理125において、ユー
ザが装飾部品アイコン54を選択した場合、例えば、ク
レジット会社のカードマークや、チラシに特有の特売商
品の表示マークなど、予め装飾部品として登録された各
種のロゴマークを含む装飾部品選択ウインドウが生成さ
れる。ユーザは、上記装飾部品選択ウインドウから任意
のロゴマークを選択し、これをドラッグ&ドロップ操作
でレイアウト表示ウインドウに複写することによって、
所望の位置にロゴマークを貼り付けることができる。
【0042】レイアウト表示ウインドウに表示されたチ
ラシの内容についてデザインの修正が完了すると、ユー
ザは、基本ウインドウ40のメニューバー41Bにある
「ファイル(F)」を選択する。これによって、編集済
みレイアウトデータの保存処理126が実行され、ファ
イル処理コマンドメニューが表示される。上記コマンド
メニューでユーザが「添付ファイル用として保存」を選
択すると、レイアウトデータファイル16に既に登録済
みのファイル名の一覧リストと、保存場所、ファイル
名、ファイル種類の表示ボックスと、保存ボタン、キャ
ンセルボタンを含むダイアログボックスが表示される。
ユーザが、今回編集したチラシ(レイアウトデータ)に
与えるべきファイル名を入力し、保存ボタンをクリック
することによって、編集済みのチラシのレイアウトデー
タファイル16への保存処理が完了する。既存のチラシ
を再編集し、表示ボックスに表示された元のファイル名
をそのまま使用して保存ボタンをクリックした場合、レ
イアウトデータが上書き保存される。
【0043】データファイル16へ保存される編集済み
レイアウトデータ160は、例えば、図14に示すよう
に、レイアウト基本情報161と、複数の部品データ1
62―j(j=1〜m)からなっている。ここで言う部
品データ162―jは、レイアウト画面30の見出し領
域32に含まれる各文字列や写真、部品領域31―iに
含まれる各イメージ、文字列、ロゴマークの要素図形
等、それぞれの印刷素材を個別の部品として扱ってお
り、テンプレートで示した部品領域とは無関係になって
いる。
【0044】上記レイアウト基本情報161としては、
例えば、用紙サイズ、用紙の色、部品データの数などの
情報が含まれる。部品データ162―jは、各部品(印
刷素材)に共通するデータ163と、部品の種類(テキ
スト、図形、イメージ)によって異なる固有データ16
4と、部品内容を示す実データ165とからなってお
り、共通データ163としては、例えば、図11の領域
定義ボックス91や図12の領域定義ボックス96に示
した表示領域の基準点位置、領域サイズの他に、部品種
類や、その他の属性情報が含まれる。
【0045】部品がテキストの場合、上記固有データ1
64として、図12の表示条件ボックス群97に示した
フォント、文字色、その他の各種の属性情報が含まれ、
実データ165には、テキスト内容となる文字コード群
が設定される。部品が図形の場合は、上記固有データ1
64として、図形パラメータ、図形枠の色、図形表示色
などの属性情報が含まれ、実データ165は不要とな
る。部品がイメージの場合は、上記固有データ164と
して、例えば、図14に示すように、表示倍率164A
と、背景を透明にするか否かの区分などを示す属性情報
164Bと、付加情報164Cと、部品ファイル名16
4D、その他の情報164Eが含まれ、実データ165
にはイメージデータが設定される。
【0046】上記部品ファイル名164Dは、各クライ
アント端末10のイメージファイル103から商品イメ
ージを読み出すためのファイル名(イメージ識別子)が
設定される。上記イメージファイル名は、印刷会社が利
用するファイル21、22における商品イメージの識別
子(イメージファイル名)と対応しており、印刷会社側
では、上記レイアウトデータ160中の部品ファイル名
164Dに基づいて、ファイル21、22から該当する
商品イメージを読み出せるようになっている。
【0047】付加情報164Cは、実データ(イメー
ジ)165が付加されているか否かを示しており、ユー
ザが特に指定しない限り、データファイル16には、実
データを付加した形でレイアウトデータが保存される。
データファイル16に実データを除外した形でレイアウ
トデータを保存したい場合、ユーザは、例えば、図11
に示したイメージ設定ウインドウ90において付加情報
ボタン90Cをクリックし、これに応答して表示される
付加情報設定ウインドウにおいて、実データを付加しな
い旨を指定する。
【0048】編集されたレイアウトデータの保存が終わ
ると、ユーザは、ファイル保存用のダイアログボックス
とレイアウト表示ウインドウを閉じた後、部品選択ウイ
ンドウ70にある発注ボタン56をクリックする。新規
作成処理ルーチン120では、上記発注ボタン56が選
択されると(ステップ130)、編集済みレイアウトデ
ータ160からイメージの実データ165を除外(ステ
ップ131)し、表示画面に、例えば、図13に示すメ
ール送信用のウインドウ200を生成する(ステップ1
32)。この時点で、上記イメージ実データを除外済み
のレイアウトデータ160が送信メールに自動的に添付
される。
【0049】編集済みのレイアウトデータ160は、イ
メージ付きの場合、例えば、1〜数10Mバイトの情報
量をもつが、ステップ131でイメージの実データを除
外することによって、その情報量を数10〜100Kバ
イト程度に圧縮できる。従って、イメージを除外するこ
とによって、電子メールによる送信データ量を大幅に削
減できる。また、郵送または宅配便を利用する場合で
も、1件分のレイアウトデータを通常の1枚のフロッピ
ディスクに納めて送付することが可能となる。
【0050】メール送信用のウインドウ200は、例え
ば、図13に示すように、タイトルバー201、メニュ
ーバー202、ツールバー203と、宛先ボックス20
4、CC入力ボックス205、件名入力ボックス20
6、添付ファイル名入力ボックス207、メッセージ入
力ボックス208を含み、添付ファイル名入力ボックス
207には、上述した編集済みレイアウトデータ160
のファイル名が自動的に設定された状態となっている。
【0051】ユーザは、上記メール送信用のウインドウ
200において、宛先ボックス204に印刷会社のメー
ルアドレスを設定し、件名入力ボックス206にチラシ
印刷の依頼案件である旨の文字列を入力し、メッセージ
入力ボックス208に、例えば、数量、納期、納品先な
ど、チラシ印刷発注に必要な要件を含むメッセージを入
力する(ステップ133)。これらの入力操作の後、ユ
ーザが、ツールバー203にある送信アイコン203A
を選択すると(ステップ134)、チラシのレイアウト
データを添付した形で、発注用の電子メール3が印刷会
社宛に送信され(ステップ135)、ユーザがメール送
信用のウインドウ200を閉じると、このルーチン12
0が終了する。
【0052】新規作成処理120の実行中に、ユーザ
が、部品選択ウインドウ70で上述したデザイン確認ボ
タン55、発注ボタン56、装飾部品アイコン54以外
のボタン操作をした場合は、ボタン操作に対応したその
他の処理138が実行される。例えば、ヘルプボタン5
8が選択された場合は、ユーザに操作ガイダンスを与え
るためのウインドウが生成され、戻りボタン57が選択
された場合は、現在ウインドウの1つ前のウインドウ表
示状態に戻る。以上の説明では、メール送信の前に編集
済みレイアウトデータ160を保存したが、レイアウト
データ160の保存は任意の時点で行うことができる。
従って、編集済みレイアウトデータ160の保存は、メ
ール送信後に行ってもよい。また、編集途中でレイアウ
トデータを保存した場合、これを再編集用の選択肢51
Bで呼び出すことによって、残り部分の編集を行うこと
ができる。
【0053】図15は、発注用の電子メール3を受信し
た印刷会社側の端末装置23で実行されるレイアウト復
元処理ルーチン210の動作フローチャートを示す。レ
イアウト復元処理ルーチン210では、受信メールに添
付されたレイアウトデータ160を読み込み(ステップ
211)、レイアウト基本情報161に含まれる部品個
数mを上限として、部品データ162−j(j=1〜
m)を順次に表示用の画面データに変換する(ステップ
214)。部品データ162−jの種類を判別し(ステ
ップ215)、部品データがイメージ以外の場合は、次
の部品データ162−j(j=j+1)について上述し
た処理を繰り返す。部品データがイメージの場合は、イ
メージ識別子(部品ファイル名)164Dに基づいて、
第1ファイル21から該当する低解像度の商品イメージ
データを読み出し(ステップ216)、表示用の画面デ
ータに埋め込み(ステップ217)、次の部品データに
ついて上述した処理を繰り返す。
【0054】全ての部品データについて表示画面データ
への変換処理が完了すると(ステップ212)、商品イ
メージが埋め込まれた表示画面データを端末画面に出力
する(ステップ218)。端末装置のオペレータは、端
末画面に表示された印刷レイアウトを目視チェックし
(ステップ219)、修正すべき個所があれば、修正す
る(ステップ220)。レイアウトに問題がなければ、
上記レイアウトデータをイメージセッタ24に入力可能
なページ記述言語形式をもつ印刷用レイアウトデータに
変換しながら、次々とフロッピディスクまたはデータ蓄
積サーバに出力する(ステップ221)。
【0055】尚、端末装置23の基本ソフト(オペレー
ションシステム)が、クライアント端末10とは異なる
場合、受信したレイアウトデータ160を端末装置23
に適合したファイル形式に変換した後、上述したレイア
ウト復元処理ルーチン210を実行すればよい。また、
端末装置23の編集ソフトが、固有のレイアウトデータ
形式を前提として、上述した画面表示、編集処理および
印刷用レイアウトデータへの変換処理を実行するように
構成されていた場合は、ステップ211で読み込んだレ
イアウト基本情報と、ステップ214で処理対象とする
部品データをそれぞれ上記固有のレイアウトデータ形式
に変換しておき、ステップ221で固有のレイアウトデ
ータ形式から印刷用レイアウトデータ形式へ変換すれば
よい。
【0056】イメージセッタ24では、端末装置23か
ら出力されたレイアウトデータと第2ファイル22から
読み出された高解像度のイメージ情報に基づいて4色の
印刷原版5C〜5BKが作成され、これらの原版を印刷
機にかけることによって、ユーザが所望する高精細イメ
ージを含むチラシが印刷される。
【0057】上記実施例では、部品選択ウインドウ70
に用意された発注ボタン56の選択に応答して、発注メ
ール送信用のウインドウ200が生成されるようになっ
ているが、メール送信用のウインドウ200の生成は、
ユーザが、ツールバー41Bから「ファイル(F)」を
選択し、ファイル処理のコマンドメニューから「送信」
コマンドを選択したことに応答して行うようにしてもよ
い。この場合、メール送信用のウインドウ200の生成
時に、イメージ情報を除外したレイアウトデータを送信
メールに自動的に添付する。
【0058】上記実施例では、印刷会社側で、レイアウ
トデータ変換用の端末装置23で発注メールを受信し、
イメージセッタ用のレイアウトデータを出力するように
したが、別の端末装置で発注メイルを受信処理し、受信
メールから抽出したレイアウトデータを上記データ変換
用の端末装置23に転送するようにしてもよい。また、
図1では、イメージ情報を低解像度イメージは第1ファ
イル21、高解像度イメージは第2ファイル22に分け
て格納したが、実際の応用においては、上記第1、第2
ファイルを統合し、例えば、同一イメージ識別子でアク
セスされる低解像度イメージと高解像度イメージには同
一のファイル名を与え、ファイル名に付随する拡張子に
よって低解像度イメージと高解像度イメージを区別する
ようにしてもよい。
【0059】また、上記実施例では、部品選択ウインド
ウ70にデザイン確認55、発注56、装飾部品54の
3つの機能ボタンを用意したが、上記部品選択ウインド
ウ70または初期ウインドウ50に発注処理に便利な更
に他の機能ボタンを設けてもよい。例えば、印刷費用
は、チラシの内容と印刷部数によって異なるため、編集
処理プログラム100で生成される何れかのウインドウ
に見積り機能を呼び出すためのボタン(見積りボタン)
を用意しておき、ユーザがこのボタンをクリックした
時、レイアウトパターン(テンプレートの種類)と部数
を指定すれば印刷費用が算出される見積り用ウインドウ
が生成されるようにしておくと便利である。
【0060】
【発明の効果】以上の実施例から明かなように、本発明
によれば、印刷物の発注元ユーザがクライアント端末で
印刷内容を編集し、ユーザから提出された電子データを
活かして印刷会社が印刷機用の原版を作成するようにし
ているため、従来の印刷プロセスが必要としていた発注
元とデザイナと事前の打合せや校正作業を省略し、印刷
納期を短縮することが可能となる。また、本発明では、
印刷物の編集段階で顧客に商品等の実物イメージを含む
レイアウト画面を提示し、発注の段階でレイアウトデー
タから情報量の多いイメージデータを除外し、レイアウ
トデータに残されたイメージデータのファイル識別子に
基づいて印刷会社側でイメージデータを補充するように
しているため、発注元から印刷会社への送信データ量を
大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステムの構成
図。
【図2】クライアント端末10に提示されるチラシ編集
用のテンプレートの1例を示す図。
【図3】クライアント端末10の1実施例を示す構成
図。
【図4】クライアント端末で実行される編集プログラム
100の基本フローチャート。
【図5】編集プログラム100における新規作成処理ル
ーチン120の詳細を示すフローチャート。
【図6】編集プログラム100で初期画面として生成さ
れる基本ウインドウ40と初期ウインドウ50を示す
図。
【図7】新規作成処理ルーチン120で生成される用紙
サイズ・デザイン選択ウインドウ60を示す図。
【図8】新規作成処理ルーチン120で生成される部品
選択ウインドウ70を示す図。
【図9】新規作成処理ルーチン120で生成される商品
選択ウインドウ80を示す図。
【図10】全ての商品選択を終えた段階での部品選択ウ
インドウ70内の指定商品表示枠73の状態を示す図。
【図11】新規作成処理ルーチン120で生成されるイ
メージ設定ウインドウ90を示す図。
【図12】新規作成処理ルーチン120で生成されるテ
キスト設定ウインドウ95を示す図。
【図13】新規作成処理ルーチン120で生成されるメ
ール送信用ウインドウ200を示す図。
【図14】編集済みレイアウトデータ160の構造を示
す図。
【図15】印刷会社側の端末装置で実行されるレイアウ
ト復元処理ルーチン210のフローチャート。
【符号の説明】
1:通信網(インターネット)、 2:ダウンロード情
報、 3:発注メール、10:クライアント端末、 2
0:サーバ、 21:第1ファイル、22:第2ファイ
ル、23:印刷会社側の端末装置、24:イメージセッ
タ、30:テンプレート、31:部品領域、32:見出
し領域、33:広告主領域、40:基本ウインドウ、
50:初期ウインドウ、60:用紙サイズ・デザイン選
択ウインドウ、 70:部品選択ウインドウ、80:商
品選択ウインドウ、 90:イメージ設定ウインドウ、
95:テキスト設定ウインドウ、 200:メール送信
用ウインドウ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 朗 東京都三鷹市下連雀5丁目6番1号 日立 印刷株式会社三鷹工場内 (72)発明者 風間 利生 東京都三鷹市下連雀5丁目6番1号 日立 印刷株式会社三鷹工場内 (72)発明者 齋藤 達哉 千葉県柏市明原1丁目2番7号ハセガワビ ル4F−B 有限会社ドリームズ・カム・ トゥルー テクニカルセンター内 (72)発明者 齋藤 浩二 千葉県柏市明原1丁目2番7号ハセガワビ ル4F−B 有限会社ドリームズ・カム・ トゥルー テクニカルセンター内 (72)発明者 松井 通隆 千葉県柏市明原1丁目2番7号ハセガワビ ル4F−B 有限会社ドリームズ・カム・ トゥルー テクニカルセンター内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC05 DD01 FF02 FF03 GG00 GG04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のイメージとテキストとを含む印刷物
    の発注方法であって、 印刷物の編集用ソフトウエアと、印刷レイアウトパター
    ンを示す複数のテンプレートをクライアント端末にロー
    ドしておき、 クライアント端末の表示画面で、上記何れかのテンプレ
    ートを利用して、イメージ情報とテキスト情報とを含む
    印刷レイアウトを編集し、 上記編集によって得られたレイアウトデータを発注用電
    子メールに添付した形で印刷会社に送信することを特徴
    とする印刷物の発注方法。
  2. 【請求項2】前記クライアント端末に、顧客が扱う複数
    の商品について、商品カタログ情報と商品写真のイメー
    ジ情報とを配布しておき、 上記クライアント端末の表示画面で、前記テンプレート
    に予め定義された複数の部品領域に対してユーザが商品
    を指定し、前記編集用ソフトウエアによって、上記指定
    商品の特定項目のカタログ情報とイメージ情報を上記各
    部品領域と対応して予め定義された印刷素材配置領域に
    自動的に配置し、商品写真を含む商品情報レイアウトを
    表示画面に表示し、 上記商品情報レイアウトをベースとして、ユーザが印刷
    素材の位置、サイズまたは内容の変更を含むレイアウト
    編集処理を実行し、 上記編集によって得られたレイアウトデータのうち、上
    記指定商品についてはイメージ情報を除外し、イメージ
    情報の識別子とテキスト情報とを含むものを前記発注用
    電子メールに添付することを特徴とする請求項1に記載
    の印刷物の発注方法。
  3. 【請求項3】クライアント端末の表示画面に、印刷用紙
    のサイズと、印刷レイアウトパターンを示す複数のテン
    プレートのうちの1つを選択するための第1ウインドウ
    を生成するステップと、 上記第1ウインドウでユーザが選択したテンプレートを
    構成する複数の部品領域について、部品領域を選択し、
    各部品領域と印刷すべき商品との関係を表示するための
    第2ウインドウを生成するステップと、 上記第2ウインドウで選択された部品領域毎に、商品を
    指定するための商品情報リストを表示するための第3ウ
    インドウを生成するステップと、 上記第2ウインドウで表示されたテンプレートの各部品
    領域と対応して予め定義された印刷素材配置領域に、上
    記第3ウインドウで指定された商品の特定項目のカタロ
    グ情報とイメージ情報を自動的に配置して得られた商品
    情報レイアウトを表示するための第4ウインドウを生成
    するステップと、 上記第4ウインドウに表示された商品情報レイアウトを
    ベースとして、ユーザ操作によって印刷素材の位置、サ
    イズまたは内容の変更を含むレイアウト編集処理を実行
    するためのステップと、 上記編集によって得られたレイアウトデータのうち、指
    定商品についてはイメージ情報を除外し、イメージ情報
    の識別子とテキスト情報とを含むものを発注用電子メー
    ルに添付した形で印刷会社に送信するステップとからな
    ることを特徴とする印刷物の発注方法。
  4. 【請求項4】前記電子メールに代えて、前記印刷会社に
    送信すべきレイアウトデータを格納した記憶媒体を使用
    することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記
    載の印刷物の発注方法。
  5. 【請求項5】印刷会社に設置された端末装置と、通信網
    を介して上記印刷会社と接続されるクライアント端末と
    からなる印刷物の編集システムであって、 上記クライアント端末が、予め配布された商品情報のレ
    イアウトパターンを示す複数のテンプレートのうちの1
    つを利用して、ユーザに商品情報の印刷レイアウト編集
    用となる一連の操作画面を提供するための手段と、上記
    編集されたレイアウトデータのうち、商品情報について
    はイメージ情報を除外し、イメージ情報の識別子とテキ
    スト情報とを含むものを自動的に添付した形で、ユーザ
    に発注用電子メールの操作画面を提供するための手段と
    を備え、 上記印刷会社に設置された端末装置が、上記発注用電子
    メールに添付されたレイアウトデータと該レイアウトデ
    ータ中のイメージ情報識別子に基づいてイメージ情報フ
    ァイルから読み出されたイメージ情報とに基づいて印刷
    レイアウトを再現するための手段と、上記レイアウトデ
    ータを印刷機原版作成装置の入力用レイアウトデータに
    変換するための手段とを備えたことを特徴とする印刷物
    の編集システム。
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