JP2002099519A - 動的ファイルサーバシステムの構築方法及び動的ファイルサーバシステム - Google Patents

動的ファイルサーバシステムの構築方法及び動的ファイルサーバシステム

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JP2002099519A
JP2002099519A JP2000287588A JP2000287588A JP2002099519A JP 2002099519 A JP2002099519 A JP 2002099519A JP 2000287588 A JP2000287588 A JP 2000287588A JP 2000287588 A JP2000287588 A JP 2000287588A JP 2002099519 A JP2002099519 A JP 2002099519A
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Toshimitsu Noguchi
俊光 野口
Osamu Wakamori
修 若森
Satoshi Hoshina
聡 保科
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、既存のファイルサーバにディスクの
増設を行うための専門知識や拡張用の機器類、及びその
作業等を一切不要として、簡単かつ迅速にサーバ容量を
増減でき、これにより無駄のない効率のよいファイルサ
ーバシステムを容易に構築することができる動的ファイ
ルサーバシステムの構築方法及び動的ファイルサーバシ
ステムを提供することを課題とする。 【解決手段】仮想的ファイルサーバA10の一構成要素
となり得るサーバマシンD13が自己の存在を示す情報
と仮想的ファイルサーバA10へ加入する旨の情報をネ
ットワーク30上に送出し、既に仮想的ファイルサーバ
A10を構成している他のサーバマシンB11、C12
が上記情報を受信し、その内容を解釈して、当該サーバ
マシンD13を仮想的ファイルサーバA10に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続されて相互にアクセス可能な複数のサーバ計算機によ
り構成され、クライアントに対しては動的かつ仮想的な
単一のファイルサーバとして機能する動的ファイルサー
バシステムの構築方法及び動的ファイルサーバシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク上に複数のファイルサーバ
を置く従来技術として、NFS(Network File Syste
m)と称される技術が存在する。このNFSは、複数の
計算機がネットワークに存在した場合、互いが独立にサ
ービスを提供することを前提としており、従って、例え
ば同じネットワーク上に2つのサーバ計算機が存在した
場合、サーバを利用するクライアントからは別々の2つ
のファイルシステムが存在するように見える。このよう
なシステム構成に於いては、同じデータが2つのサーバ
上に別々に保存されたり、片方のサーバが容量不足にな
っても他方のサーバを有効に利用することができない
等、運用上の問題を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ネッ
トワーク上に複数のファイルサーバを置くNFS等の従
来技術に於いては、複数の計算機がネットワークに存在
した場合、互いが独立にサービスを提供することを前提
としていることから、例えば同じネットワーク上に2つ
のサーバ計算機が存在した場合、サーバを利用するクラ
イアントからは別々の2つのファイルシステムが存在す
るように見える。このようなシステム構成に於いては、
同じデータが2つのサーバ上に別々に保存されたり、片
方のサーバが容量不足になっても他方のサーバを有効に
利用することができない等の運用上の問題を有してい
た。更に、従来では、例えばファイルサーバの容量が不
足してきた場合、サーバシステムを拡張したい場合等に
於いて、サーバ機能を拡充する際、既存ファイルサーバ
へディスク増設を行なう等の専門的知識を必要とする面
倒な作業が必要とし、またサーバ計算機個々に拡張のた
めの装置や器具が必要になる等のシステム構成上の問題
を有していた。
【0004】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
複数のファイルサーバがそれぞれ独立したファイルシス
テムを提供するのではなく、複数のファイルサーバが協
同して一つの動的な仮想ファイルシステムを実現するこ
とにより、例えばファイルサーバの容量が不足しサーバ
容量を増加したい場合等に於いて、従来必要とされてい
た、既存のファイルサーバにディスクの増設を行うため
の専門知識や拡張用の機器類、及びその作業等を一切不
要として、簡単かつ迅速にサーバ容量を増減でき、これ
により無駄のない効率のよいファイルサーバシステムを
容易に構築することができる動的ファイルサーバシステ
ムの構築方法及び動的ファイルサーバシステムを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のサーバ
計算機により構成されるファイルサーバシステムに於い
て、複数のファイルサーバがそれぞれ独立したファイル
システムを提供するのではなく、動的仮想ファイルサー
バを実現可能な複数のサーバ計算機が各々自発的に、若
しくは動的仮想ファイルサーバより呼び出しを受けて、
動的仮想ファイルサーバに参加(加入)し、また、自発
的に、若しくは動的仮想ファイルサーバより呼び出しを
受けた際に応答しないことにより任意に動的仮想ファイ
ルサーバから脱退(離脱)できるシステム体系を採るこ
とによって、サーバ容量を必要に応じて効率よく可変
(増減)できる動的仮想ファイルサーバを実現したこと
を特徴とする。このような複数のファイルサーバが協同
して一つの動的な仮想ファイルシステムを実現するシス
テム構成とすることにより、例えばファイルサーバの容
量が不足しサーバ容量を増加したい場合等に於いて、従
来必要とされていた、既存のファイルサーバにディスク
の増設を行うための専門知識や拡張用の機器類、及びそ
の作業等が一切不要となり、簡単かつ迅速にサーバ容量
を増減でき、無駄のない効率のよいファイルサーバシス
テムが容易に構築できる。
【0006】即ち、本発明は、ネットワークに接続され
て相互にアクセス可能な複数のサーバ計算機により構成
され、クライアントに対しては動的かつ仮想的な単一の
ファイルサーバとして機能する動的ファイルサーバシス
テムの構築方法に於いて、前記サーバ計算機が動的仮想
ファイルサーバに加入する旨の宣言情報を前記ネットワ
ーク上に送出し、前記動的仮想ファイルサーバを構成し
ている他の各サーバ計算機が前記宣言情報を受信し解釈
して前記動的仮想ファイルサーバ内で当該動的仮想ファ
イルサーバの管理情報を更新し、前記宣言情報を発送し
たサーバ計算機を前記動的仮想ファイルサーバに加える
ことによって、前記動的ファイルサーバシステムを運用
しつつ当該システムのサーバ容量を動的に増加すること
を特徴とする。
【0007】また、本発明は、ネットワークに接続され
て相互にアクセス可能な複数のサーバ計算機により構成
され、クライアントに対しては動的かつ仮想的な単一の
ファイルサーバとして機能する動的ファイルサーバシス
テムの構築方法に於いて、動的仮想ファイルサーバを構
成しているサーバ計算機が当該動的仮想ファイルサーバ
から離脱する旨の宣言情報を前記ネットワーク上に送出
し、前記動的仮想ファイルサーバを構成している他の各
サーバ計算機が前記宣言情報を受信し解釈して動的仮想
ファイルサーバの管理情報を更新し、前記宣言情報を発
送したサーバ計算機を前記動的仮想ファイルサーバから
除外することによって、前記動的ファイルサーバシステ
ムを運用しつつ当該システムのサーバ容量を動的に減少
させることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、ネットワークに接続され
て相互にアクセス可能な複数のサーバ計算機により構成
され、クライアントに対しては動的かつ仮想的な単一の
ファイルサーバとして機能する動的ファイルサーバシス
テムの構築方法に於いて、動的仮想ファイルサーバを構
成しているサーバ計算機が確認応答要求を前記ネットワ
ーク上に送出し、前記動的仮想ファイルサーバを構成し
得るサーバ計算機を含む他のサーバ計算機が前記応答要
求に応答する応答情報を返送して、前記動的仮想ファイ
ルサーバ内で当該動的仮想ファイルサーバの管理情報を
更新し、前記応答情報を返送したサーバ計算機を前記動
的仮想ファイルサーバに加えることによって、前記動的
ファイルサーバシステムを運用しつつ当該システムのサ
ーバ容量を動的に増加することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、ネットワークに接続され
て相互にアクセス可能な複数のサーバ計算機により構成
され、クライアントに対しては動的かつ仮想的な単一の
ファイルサーバとして機能する動的ファイルサーバシス
テムの構築方法に於いて、動的仮想ファイルサーバを構
成しているサーバ計算機が確認応答要求を前記ネットワ
ーク上に送出し、前記動的仮想ファイルサーバを構成し
ている他のサーバ計算機が前記応答要求に応答する応答
情報を返送せず、前記確認応答要求を送出したサーバ計
算機が当該応答情報の返送を拒否したサーバ計算機を認
識して前記動的仮想ファイルサーバ内で当該動的仮想フ
ァイルサーバの管理情報を更新し、前記認識したサーバ
計算機を前記動的仮想ファイルサーバから除外すること
によって、前記動的ファイルサーバシステムを運用しつ
つ当該システムのサーバ容量を動的に減少することを特
徴とする。
【0010】また、本発明は、前記動的ファイルサーバ
システムの構築方法に於いて、前記サーバ計算機を前記
動的仮想ファイルサーバから除外する際に、除外される
サーバ計算機が保持するデータを動的仮想ファイルサー
バを構成する他のサーバ計算機に退避することで、個々
のサーバ計算機が除外されても動的仮想ファイルサーバ
全体のデータを変動させないことをことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、複数のサーバ計算機によ
り構成される動的ファイルサーバシステムに於いて、前
記各サーバ計算機に、動的仮想ファイルサーバとなるこ
とを宣言する情報を当該動的仮想ファイルサーバを構築
している他の各サーバ計算機に送出する送信手段と、前
記動的仮想ファイルサーバを構成するサーバ計算機各々
の装置アドレスと動的変更を伴う情報とを含むファイル
システム情報を保存し管理する管理手段と、前記送信手
段を介して前記宣言情報を受信した際に、当該宣言情報
を発送したサーバ計算機より受けたファイルシステム情
報を前記管理手段に登録する登録手段と、前記宣言情報
を送出後、前記動的仮想ファイルサーバを構成する他の
サーバ計算機より当該動的仮想ファイルサーバに固有の
ファイルサーバアドレスを取得し、前記動的仮想ファイ
ルサーバとして存在する期間に亘り保持して、前記管理
手段に登録されたファイルシステム情報を参照し当該動
的仮想ファイルサーバアドレス宛の要求に応答する手段
とを具備することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、前記動的仮想ファイルサ
ーバから離脱することを宣言する離脱宣言情報を当該動
的仮想ファイルサーバを構築している他の各サーバ計算
機に送出する送信手段と、前記送信手段を介して前記離
脱宣言情報を受信した際、当該離脱宣言情報を発送した
サーバ計算機のファイルシステム情報を前記管理手段よ
り削除する登録削除手段と、前記離脱宣言情報を送出
後、前記動的仮想ファイルサーバに固有のファイルサー
バアドレスを廃棄して若しくは当該動的仮想ファイルサ
ーバを構成する他のサーバ計算機に返却して前記動的仮
想ファイルサーバから離脱する手段とを具備することを
特徴する。
【0013】また、本発明は、複数のサーバ計算機によ
り構成される動的ファイルサーバシステムに於いて、前
記各サーバ計算機に、動的仮想ファイルサーバを構成す
るサーバ計算機各々の装置アドレス及び動的変更を伴う
情報を含むファイルシステム情報を保存し管理する管理
手段と、前記動的仮想ファイルサーバに加入することの
できる未加入のサーバ計算機に加入要請の呼びかけを行
う応答要求手段と、前記加入要請の呼びかけを受けたと
き、応答を返す応答手段と、前記応答をやり取りする毎
に当該応答内容に応じて前記管理手段に登録されるファ
イルシステム情報を更新する更新手段と、前記応答を送
出した後、前記動的仮想ファイルサーバを構成する他の
サーバ計算機より当該動的仮想ファイルサーバに固有の
ファイルサーバアドレスを取得し、前記動的仮想ファイ
ルサーバとして存在する期間に亘り保持して、前記管理
手段に登録されたファイルシステム情報を参照し当該フ
ァイルサーバアドレス宛の要求に応答する応答処理手段
とを具備することを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記動的仮想ファイルサ
ーバに加入しない際、若しくは動的仮想ファイルサーバ
から離脱する際、前記加入要請の呼びかけに対してタイ
ムオーバーした場合、前記動的仮想ファイルサーバに固
有のファイルサーバアドレスを廃棄して若しくは当該動
的仮想ファイルサーバを構成する他のサーバ計算機に返
却して前記動的仮想ファイルサーバから離脱する手段と
を具備することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、前記動的ファイルサーバ
システムに於いて、前記動的仮想ファイルサーバから離
脱する際に、前記管理手段が管理する情報に関係する内
部の保持情報を当該動的仮想ファイルサーバを構成する
他のサーバ計算機に送出する手段、及び当該サーバ計算
機に前記保持情報が受信され保持された際に、これに伴
い前記動的仮想ファイルサーバを構成する各サーバ計算
機が前記管理手段に管理されるファイルシステム情報を
更新する手段を具備することを特徴とする。
【0016】このように、複数のファイルサーバが協同
して一つの動的な仮想ファイルシステムを実現すること
により、例えばファイルサーバの容量が不足しサーバ容
量を増加したい場合等に於いて、従来必要とされてい
た、既存のファイルサーバにディスクの増設を行うため
の専門知識や拡張用の機器類、及びその作業等が一切不
要となり、簡単かつ迅速にサーバ容量を増減でき、無駄
のない効率のよいファイルサーバシステムを容易に構築
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。尚、ここでは一般的に用いられるTC
P/IPによる実施形態を示す。また、この実施形態に
於いては説明を簡素にするため、ファイル単位でのデー
タ管理のみを前提に述べるが、これに限るものではな
く、他のデータ単位、データ形式、データ構造等による
管理機構に於いても適用可能である。
【0018】図1は本発明の実施形態に於ける、動的フ
ァイルサーバシステムの基本構成を説明するためのシス
テム構成例を示すブロック図である。
【0019】ここでは、ネットワーク30に、仮想的フ
ァイルサーバ(動的仮想ファイルサーバ)を構成するこ
とができる複数のサーバ計算機(ここではサーバマシン
B11、サーバマシンC12、サーバマシンD13とす
る)と、少なくとも一つの動的仮想ファイルサーバを利
用することができるクライアントE20が存在する。ま
た、このとき、上記各サーバマシン11,12,13の
いずれか、あるいは全てが動的仮想ファイルサーバ(こ
こでは仮想的ファイルサーバAとする)10を構成し、
ネットワーク30内でサービスを提供するものとする。
【0020】ここで、上記仮想的ファイルサーバA1
0、サーバマシンB11、サーバマシンC12、サーバ
マシンD13、及びクライアントE20は、それぞれ固
有のIPアドレスAi、Bi、Ci、Di、Ei、およ
びMACアドレスAm、Bm、Cm、Dm、Emを持っ
ている。尚、仮想的ファイルサーバA10は、仮想的な
計算機として振舞うため、IPアドレスAiやMACア
ドレスAmは仮想的ファイルサーバA10を構成するサ
ーバマシンB11、サーバマシンC12、サーバマシン
D13のいずれかのアドレスと同一であってもよい。
【0021】図2は上記仮想的ファイルサーバA10を
構成する各サーバマシン11,12,13に設けられる
構成要素の一例を示す図である。
【0022】上記仮想的ファイルサーバA10を構成す
るサーバマシンB11、サーバマシンC12、サーバマ
シンD13には、それぞれ、図2に示すように、仮想的
ファイルサーバA10としてのIPアドレスAi、及び
MACアドレスAmを記憶する仮想的ファイルサーバア
ドレス保持部(VSA)101と、仮想的ファイルサー
バA10の動的変更を伴う所定のファイルシステム情報
を保存し管理する管理テーブル(TBL1,TBL2)
102,103が設けられる。
【0023】上記各管理テーブル(TBL1,TBL
2)102,103のうち、管理テーブル(TBL1)
102は仮想的ファイルサーバA10の構成管理情報が
登録されるもので、ここでは仮想的ファイルサーバ構成
管理テーブルと称す。また管理テーブル(TBL2)1
03は仮想的ファイルサーバA10のファイル管理情報
が登録されるもので、ここではファイル管理テーブルと
称す。
【0024】上記仮想的ファイルサーバ構成管理テーブ
ル(TBL1)102には、IPアドレス、及びMAC
アドレスと、仮想的ファイルサーバA10のサーバ容量
を決定する開放可能なディスク容量(サイズ)とがそれ
ぞれ対応付けて登録され管理される。また、ファイル管
理テーブル(TBL2)103には、ファイル名と、そ
のファイルの置かれたサーバマシン名及び格納場所を示
すアドレスとがそれぞれ対応付けて登録され管理され
る。
【0025】ここで、上記図1及び図2に示した構成を
もとに本発明の各実施形態について説明する。
【0026】先ず、図3乃至図7を参照して本発明の第
1実施形態について説明する。この第1実施形態は、仮
想的ファイルサーバA10の一構成要素となり得るサー
バマシンD13が自己の存在を示す情報と仮想的ファイ
ルサーバA10へ加入する旨の情報をネットワーク30
上に送出(ブロードキャスト)し、既に仮想的ファイル
サーバA10を構成している他のサーバマシン(ここで
はサーバマシンB11、及びサーバマシンC12)が上
記情報を上記ネットワーク30を介して受信し、その内
容を解釈して、当該サーバマシンD13を仮想的ファイ
ルサーバA10に加えることにより、仮想的ファイルサ
ーバA10を構成するサーバ計算機を増加せしめ、これ
によってファイル提供サービスを停止することなく仮想
的ファイルサーバA10の容量を動的に増加している。
【0027】図3に示す第1実施形態では、仮想的ファ
イルサーバA10が、サーバマシンB11、及びサーバ
マシンC12により構成されているとき、仮想的ファイ
ルサーバA10にサーバマシンD13を加えようとして
いる。
【0028】この際はサーバマシンD13がネットワー
ク30にパケットz(D)をブロードキャストする(図
4ステップA11)。このパケットz(D)の内容は、
サーバマシンD13が仮想的ファイルサーバを構成する
ことができるサーバ計算機であるということを示す情報
と、既存の仮想的ファイルサーバA10へ加入する旨を
示す情報を含む。
【0029】このパケットz(D)をネットワーク30
を介してサーバマシンB11、およびサーバマシンC1
2が受信し、その内容を解釈すると(図4ステップA1
2)、サーバマシンD13は仮想的ファイルサーバA1
0の一部として認められる(図4ステップA13)。こ
の際の仮想的ファイルサーバA10のシステム状態を図
6に示している。
【0030】この際は、既存の仮想的ファイルサーバA
10を構成している、サーバマシンB11、またはサー
バマシンC12から、サーバマシンD13に、仮想的フ
ァイルサーバA10のアドレス(IPアドレスAi、お
よびMACアドレスAm)が付与される。
【0031】その後、新規な仮想的ファイルサーバA1
0を構成する、サーバマシンB11、サーバマシンC1
2、サーバマシンD13相互の間で、仮想的ファイルサ
ーバA10の動的変更を伴う、ディスク容量などの新規
に登録する更新されたファイルシステム情報を送受信し
(図4ステップA14)、inodeに代表される仮想
的ファイルサーバA10のファイルシステム情報を変更
する(図4ステップA15)。
【0032】ここでは、仮想的ファイルサーバA10を
構成する、サーバマシンB11、サーバマシンC12、
及びサーバマシンD13がもつ、仮想的ファイルサーバ
構成管理テーブル(TBL1)102、及びファイル管
理テーブル(TBL2)103がそれぞれ共通の内容
(値)で更新される。このとき、クライアントE20か
らみた仮想的ファイルサーバA10のファイルシステム
容量は、サーバマシンB11のサイズとサーバマシンC
12のサイズとでなる[B+C]のサイズから、サーバ
マシンB11のサイズとサーバマシンC12のサイズと
サーバマシンD13のサイズとでなる[B+C+D]の
サイズに変更(増加)される。この際の仮想的ファイル
サーバ構成管理テーブル(TBL1)102の更新状態
を図5(更新前を(a)、更新後を(b))に示してい
る。
【0033】次に上記した本発明の第1実施形態に於け
る変形例を図7に示すフローチャートを参照して説明す
る。上記した図4のフローチャートに示す第1実施形態
に於いては、サーバマシンD13が仮想的ファイルサー
バA10に加入した後に於いて、仮想的ファイルサーバ
A10の動的変更を伴う情報の交換を行っていたが、こ
の図7のフローチャートに示す変形例では、サーバマシ
ンD13が自己の存在を示す情報をネットワーク30上
に送出(ブロードキャスト)する際に、動的変更を伴う
情報の転送を同時に行うことによって、処理の効率化を
図っている。
【0034】ここでは、図3に示すように、仮想的ファ
イルサーバA10が、サーバマシンB11、およびサー
バマシンC12により構成されているとき、仮想的ファ
イルサーバA10にサーバマシンD13を加えようとし
ている。
【0035】この際、サーバマシンD13がネットワー
ク30にパケットz(D+Dy)をブロードキャストす
る(図7ステップB11)。このパケットz(D+D
y)の内容は、サーバマシンD13が仮想的ファイルサ
ーバA10を構成することができるサーバ計算機である
ということを示す情報、及び既存の仮想的ファイルサー
バA10へ加入する旨を示す情報に加えて、サーバマシ
ンD13のディスク容量(サイズ)等の仮想的ファイル
サーバA10の動的変更を伴う情報を含む。
【0036】サーバマシンB11、およびサーバマシン
C12がネットワーク30を介して上記パケットz(D
+Dy)を受信し、その内容を解釈することにより(図
7ステップB12)、サーバマシンD13は仮想的ファ
イルサーバA10の一部として認められる(図7ステッ
プB13)。この際の仮想的ファイルサーバA10シス
テム状態を図6に示している。
【0037】その後、上記パケットz(D)に含まれる
ディスク容量(サイズ)等を含む情報をもとに、ino
deに代表される仮想的ファイルサーバA10のファイ
ルシステム情報が変更(更新)される(図7ステップB
14)。
【0038】このとき、クライアントE20からみた仮
想的ファイルサーバA10のファイルシステム容量は、
上記した第1実施形態と同様に、サーバマシンB11の
サイズとサーバマシンC12のサイズとでなる[B+
C]のサイズから、サーバマシンB11のサイズとサー
バマシンC12のサイズとサーバマシンD13のサイズ
とでなる[B+C+D]のサイズに変更(増加)され
る。この際の仮想的ファイルサーバ構成管理テーブル
(TBL1)102の更新状態を図5(更新前を
(a)、更新後を(b))に示している。
【0039】次に、図8乃至図12を参照して本発明の
第2実施形態について説明する。
【0040】この第2実施形態は、仮想的ファイルサー
バA10を構成しているサーバマシンD13が自己の存
在と仮想的ファイルサーバA10からの離脱を示す情報
をネットワーク30上に送出(ブロードキャスト)し、
仮想的ファイルサーバA10を構成している他のサーバ
マシン(ここではサーバマシンB11、及びサーバマシ
ンC12)が上記情報を上記ネットワーク30を介して
受信し、その内容を解釈することによって、当該サーバ
マシンD13が仮想的ファイルサーバA10から除外さ
れ、これによってファイル提供サービスを停止すること
なく仮想的ファイルサーバA10の容量が動的に減少
(縮小)される。
【0041】図8に示す第2実施形態では、仮想的ファ
イルサーバA10が、サーバマシンB11、サーバマシ
ンC12、サーバマシンD13により構成されていると
き、サーバマシンD13が仮想的ファイルサーバA10
から離脱しようとしている。
【0042】この際は、サーバマシンD13がネットワ
ーク30にパケットy(D)をブロードキャストする
(図9ステップC11)。このパケットy(D)の内容
は、サーバマシンD13が仮想的ファイルサーバA10
を構成することができるサーバ計算機であるということ
を示す情報と、既存の仮想的ファイルサーバA10から
離脱したいということを示す情報とを含む。
【0043】このパケットy(D)をネットワーク30
を介してサーバマシンB11、及びサーバマシンC12
が受信し、その内容を解釈すると(図9ステップC1
2)、サーバマシンD13が仮想的ファイルサーバA1
0から除外される(図9ステップC13)。この際の仮
想的ファイルサーバA10のシステム状態を図11に示
している。
【0044】その後、サーバマシンB11、サーバマシ
ンC12、サーバマシンD13の間で各々のディスク容
量(サイズ)などの情報を送受信し(図9ステップC1
4)、inodeに代表される仮想的ファイルサーバA
10のファイルシステム情報を変更する(図9ステップ
C15)。このとき、クライアントE20からみた仮想
的ファイルサーバA10のファイルシステム容量は、サ
ーバマシンB11のサイズとサーバマシンC12のサイ
ズとサーバマシンD13のサイズとでなる[B+C+
D]のサイズから、サーバマシンB11のサイズとサー
バマシンC12のサイズとでなる[B+C]のサイズに
変更(減少)される。この際の仮想的ファイルサーバ構
成管理テーブル(TBL1)102の更新状態を図10
(更新前を(a)、更新後を(b))に示している。
【0045】次に上記した本発明の第2実施形態に於け
る変形例を図12に示すフローチャートを参照して説明
する。上記した図9にのフローチャートに示す第2実施
形態に於いては、サーバマシンD13が仮想的ファイル
サーバA10から離脱した後に於いて、仮想的ファイル
サーバA10の動的変更を伴う情報の交換を行っていた
が、この図12のフローチャートに示す変形例では、サ
ーバマシンD13が自己の存在を示す情報をネットワー
ク30上に送出(ブロードキャスト)する際に、動的変
更を伴う情報の転送を同時に行うことによって、処理の
効率化を図っている。
【0046】ここでは、図8に示すように、仮想的ファ
イルサーバA10が、サーバマシンB11、サーバマシ
ンC12、およびサーバマシンD13により構成されて
いるとき、サーバマシンD13が仮想的ファイルサーバ
A10から離脱しようとしている。
【0047】この際は、サーバマシンD13がネットワ
ーク30にパケットy(D+Dy)をブロードキャスト
する(図12ステップD11)。このパケットy(D+
Dy)の内容は、サーバマシンD13が仮想的ファイル
サーバA10を構成することができるサーバ計算機であ
るということを示す情報、及び既存の仮想的ファイルサ
ーバA10から離脱したい旨を示す情報に加えて、サー
バマシンD13のディスク容量(サイズ)等、仮想的フ
ァイルサーバA10の動的変更を伴う情報を含む。
【0048】サーバマシンB11、及びサーバマシンC
12がネットワーク30を介してパケットy(D+D
y)を受信し、その内容を解釈することにより(図12
ステップD12)、サーバマシンD13が仮想的ファイ
ルサーバA10から除外される(図12ステップD1
3)。この際の仮想的ファイルサーバA10のシステム
状態を図11に示している。
【0049】その後、上記パケットy(D+Dy)に含
まれる情報から、inodeに代表される仮想的ファイ
ルサーバA10のファイルシステム情報が変更(更新)
される(図12ステップD14)。このとき、クライア
ントE20からみた仮想的ファイルサーバA10のファ
イルシステム容量は、サーバマシンB11のサイズとサ
ーバマシンC12のサイズとサーバマシンD13のサイ
ズとでなる[B+C+D]のサイズから、サーバマシン
B11のサイズとサーバマシンC12のサイズとでなる
[B+C]のサイズに変更(減少)される。この際の仮
想的ファイルサーバ構成管理テーブル(TBL1)10
2の更新状態を図10(更新前を(a)、更新後を
(b))に示している。
【0050】次に、図13乃至図16を参照して本発明
の第3実施形態について説明する。
【0051】この第3実施形態は、仮想的ファイルサー
バA10を構成しているサーバマシン(ここではサーバ
マシンB11、及びサーバマシンC12)のいずれかが
確認の応答要求をネットワーク30上に送出(ブロード
キャスト)し、この応答要求を受けた、仮想的ファイル
サーバA10を構成し得るサーバマシンD13、及び既
に仮想的ファイルサーバA10を構成している各サーバ
マシンB11、サーバマシンC12がそれぞれ上記応答
要求に応答する応答情報を返送することによって、仮想
的ファイルサーバA10を構成するサーバ計算機が増加
したしたことを確認でき、その応答した各サーバマシン
(サーバマシンB11、サーバマシンC12、サーバマ
シンD13)により仮想的ファイルサーバA10を再構
成することにより、ファイル提供サービスを停止するこ
となく仮想的ファイルサーバA10の容量を動的に増加
することができる。
【0052】図13に示す第3実施形態では、仮想的フ
ァイルサーバA10が、サーバマシンB11、及びサー
バマシンC12により構成されているとき、仮想的ファ
イルサーバA10にサーバマシンD13を加えようとし
ている。
【0053】この際は、仮想的ファイルサーバA10を
構成しているサーバマシンのいすれか(ここではサーバ
マシンB11とする)がネットワーク30にパケットx
(B)をブロードキャストする(図14ステップE1
1)。尚、サーバマシンC12の場合はパケットx
(C)をブロードキャストする。
【0054】このパケットx(B)の内容は、「仮想的
ファイルサーバA10を構成しているサーバ計算機及び
仮想的ファイルサーバA10を構成できるサーバ計算機
は、サーバマシンB11へ応答を返すように」という情
報を含む。
【0055】サーバマシンC12、およびサーバマシン
D13は、それぞれネットワーク30を介して上記パケ
ットx(B)を受信し、その内容を解釈すると(図14
ステップE12)、それぞれネットワーク30を介して
上記パケットx(B)に対する応答パケットw(C)、
w(D)をサーバマシンB11宛てに送信する(図14
ステップE13)。この際の応答パケットw(C)、w
(D)の内容は、サーバマシンC12、およびサーバマ
シンD13がそれぞれ仮想的ファイルサーバA10を構
成することができるサーバ計算機であることを示す情報
を含む。
【0056】サーバマシンB11は上記応答パケットw
(C)、w(D)を受信し、その内容を解釈すると、サ
ーバマシンD13がサーバマシンB11及びサーバマシ
ンC12とともに仮想的ファイルサーバA10を構成す
るサーバ計算機であることが認められる(図14ステッ
プE14)。この際の仮想的ファイルサーバA10のシ
ステム状態を図15に示している。
【0057】その後、上記仮想的ファイルサーバA10
を構成するサーバマシンB11、サーバマシンC12、
サーバマシンD13の間で各々のディスク容量(サイ
ズ)などの情報を送受信し(図14ステップE15)、
inodeに代表される仮想的ファイルサーバA10の
ファイルシステム情報を変更(更新)する(図14ステ
ップE16)。
【0058】このとき、クライアントE20からみた仮
想的ファイルサーバA10のファイルシステム容量は、
上述した第1実施形態と同様に、サーバマシンB11の
サイズとサーバマシンC12のサイズとでなる[B+
C]のサイズから、サーバマシンB11のサイズとサー
バマシンC12のサイズとサーバマシンD13のサイズ
とでなる[B+C+D]のサイズに変更(増加)され
る。
【0059】次に上記した本発明の第3実施形態に於け
る変形例を図16に示すフローチャートを参照して説明
する。上記した図14のフローチャートに示す第3実施
形態に於いては、サーバマシンD13が仮想的ファイル
サーバA10に加入した後に於いて、仮想的ファイルサ
ーバA10の動的変更を伴う情報の交換を行っていた
が、この図16のフローチャートに示す変形例では、サ
ーバマシンD13が自己の存在を示す情報をネットワー
ク30上に送出(ブロードキャスト)する際に、動的変
更を伴う情報の転送を同時に行うことによって、処理の
効率化を図っている。
【0060】ここでは、図13に示すように、仮想的フ
ァイルサーバA10が、サーバマシンB11、およびサ
ーバマシンC12により構成されているとき、仮想的フ
ァイルサーバA10にサーバマシンD13を加えようと
している。
【0061】この際は、仮想的ファイルサーバA10を
構成しているサーバマシンのいずれか(ここではサーバ
マシンB11とする)がネットワーク30にパケットx
(B)をブロードキャストする(図16ステップF1
1)。尚、サーバマシンC12の場合はパケットx
(C)をブロードキャストする。
【0062】このパケットx(B)の内容は「仮想的フ
ァイルサーバA10を構成しているサーバ計算機及び仮
想的ファイルサーバA10を構成できるサーバ計算機
は、サーバマシンB11へ応答を返すように」という情
報を含む。
【0063】サーバマシンC12、およびサーバマシン
D13は、それぞれネットワーク30を介して上記パケ
ットx(B)を受信し、その内容を解釈すると(図16
ステップF12)、それぞれネットワーク30を介して
上記パケットx(B)に対する応答パケットw(C+C
y)、w(D+Dy)をサーバマシンB11宛てに送信
する(図16ステップF13)。この際の応答パケット
w(C+Cy)、w(D+Dy)の内容は、サーバマシ
ンC12、およびサーバマシンD13がそれぞれ仮想的
ファイルサーバA10を構成することができるサーバ計
算機であることを示す情報に加えて、サーバマシンC1
2、及びサーバマシンD13の各ディスク容量(サイ
ズ)等の仮想的ファイルサーバA10の動的変更を伴う
情報を含む。
【0064】サーバマシンB11は上記応答パケットw
(C+Cy)、w(D+Dy)を受信し、その内容を解
釈すると、サーバマシンD13がサーバマシンB11及
びサーバマシンC12とともに仮想的ファイルサーバA
10を構成するサーバ計算機であることが認められる
(図16ステップF14)。この際の仮想的ファイルサ
ーバA10のシステム状態を図15に示している。
【0065】その後、上記応答パケットw(D+Dy)
に含まれる情報をもとに、inodeに代表される仮想
的ファイルサーバA10のファイルシステム情報を変更
する(図16ステップF15)。
【0066】このとき、クライアントE20からみた仮
想的ファイルサーバA10のファイルシステム容量は、
上述した第1実施形態と同様に、サーバマシンB11の
サイズとサーバマシンC12のサイズとでなる[B+
C]のサイズから、サーバマシンB11のサイズとサー
バマシンC12のサイズとサーバマシンD13のサイズ
とでなる[B+C+D]のサイズに変更(増加)され
る。
【0067】次に、図17乃至図20を参照して本発明
の第4実施形態について説明する。
【0068】この第4実施形態は、仮想的ファイルサー
バA10を構成しているサーバマシン(ここではサーバ
マシンB11、サーバマシンC12、サーバマシンD1
3)のいずれかが確認の応答要求をネットワーク30上
に送出(ブロードキャスト)し、この応答要求を受け
た、仮想的ファイルサーバA10を構成している各サー
バマシンB11、サーバマシンC12、サーバマシンD
13のうち、サーバマシンD13が上記応答要求に応答
する応答情報を返送しないことによって、サーバマシン
D13が仮想的ファイルサーバA10から除外され、こ
れによりファイル提供サービスを停止することなく仮想
的ファイルサーバA10の容量を動的に減少することが
できる。
【0069】図17に示す第4実施形態では、仮想的フ
ァイルサーバA10が、サーバマシンB11、サーバマ
シンC12、サーバマシンD13により構成されている
とき、サーバマシンD13が仮想的ファイルサーバA1
0から離脱しようとしている。
【0070】この際は、仮想的ファイルサーバA10を
構成しているサーバマシンのいすれか(ここではサーバ
マシンB11とする)がネットワーク30にパケットx
(B)をブロードキャストする(図18ステップG1
1)。尚、サーバマシンC12の場合はパケットx
(C)をブロードキャストする。
【0071】このパケットx(B)の内容は、「仮想的
ファイルサーバA10を構成しているサーバ計算機及び
仮想的ファイルサーバA10を構成できるサーバ計算機
は、サーバマシンB11へ応答を返すように」という情
報を含む。
【0072】サーバマシンC12は、ネットワーク30
を介して上記パケットx(B)を受信し、その内容を解
釈すると(図18ステップG12)、ネットワーク30
を介して上記パケットx(B)に対する応答パケットw
(C)をサーバマシンB11宛てに送信する(図18ス
テップG13)。
【0073】これに対して、サーバマシンD13は、ネ
ットワーク30を介して上記パケットx(B)を受信
し、その内容を解釈する(図18ステップG12)が、
仮想的ファイルサーバA10から離脱することを前提に
一定時間を経過しても上記パケットx(B)に対する応
答パケットw(D)をサーバマシンB11宛てに送信し
ない(図18ステップG14)。
【0074】サーバマシンB11は上記パケットx
(B)を送出後、一定時間を経過してもサーバマシンD
13から応答パケットw(D)が返ってこないため、サ
ーバマシンD13を仮想的ファイルサーバA10から除
外する(図18ステップG15)。この際の仮想的ファ
イルサーバA10のシステム状態を図19に示してい
る。
【0075】その後、上記仮想的ファイルサーバA10
を構成するサーバマシンB11、サーバマシンC12、
サーバマシンD13の間で各々のディスク容量(サイ
ズ)などの情報を送受信し(図18ステップG16)、
inodeに代表される仮想的ファイルサーバA10の
ファイルシステム情報を変更(更新)する(図18ステ
ップG17)。
【0076】このとき、クライアントE20からみた仮
想的ファイルサーバA10のファイルシステム容量は、
上述した第2実施形態と同様に、サーバマシンB11の
サイズとサーバマシンC12のサイズとサーバマシンD
13とでなる[B+C+D]のサイズから、サーバマシ
ンB11のサイズとサーバマシンC12のサイズとでな
る[B+C]のサイズに変更(減少)される。
【0077】次に上記した本発明の第4実施形態に於け
る変形例を図20に示すフローチャートを参照して説明
する。上記した図18のフローチャートに示す第4実施
形態に於いては、サーバマシンD13を仮想的ファイル
サーバA10から除外した後に於いて、仮想的ファイル
サーバA10の動的変更を伴う情報の交換を行っていた
が、この図20のフローチャートに示す変形例では、上
記応答を返却する際に、動的変更を伴う情報の転送を同
時に行うことによって、処理の効率化を図っている。
【0078】ここでは、図17に示すように、仮想的フ
ァイルサーバA10が、サーバマシンB11、サーバマ
シンC12、サーバマシンD13により構成されている
とき、サーバマシンD13が仮想的ファイルサーバA1
0から離脱しようとしている。
【0079】この際は、仮想的ファイルサーバA10を
構成しているサーバマシンのいすれか(ここではサーバ
マシンB11とする)がネットワーク30にパケットx
(B)をブロードキャストする(図20ステップH1
1)。尚、サーバマシンC12の場合はパケットx
(C)をブロードキャストする。
【0080】このパケットx(B)の内容は、「仮想的
ファイルサーバA10を構成しているサーバ計算機及び
仮想的ファイルサーバA10を構成できるサーバ計算機
は、サーバマシンB11へ応答を返すように」という情
報を含む。
【0081】サーバマシンC12は、ネットワーク30
を介して上記パケットx(B)を受信し、その内容を解
釈すると(図20ステップH12)、ネットワーク30
を介して上記パケットx(B)に対する応答パケットw
(C)をサーバマシンB11宛てに送信する(図20ス
テップH13)。この応答パケットw(C+Cy)の内
容は、サーバマシンC12が仮想的ファイルサーバA1
0を構成することができるサーバ計算機であるというこ
とを示す情報、及びサーバマシンC12のディスク容量
(サイズ)等、仮想的ファイルサーバA10の動的変更
を伴う情報を含む。
【0082】これに対して、サーバマシンD13は、ネ
ットワーク30を介して上記パケットx(B)を受信
し、その内容を解釈する(図20ステップH12)が、
仮想的ファイルサーバA10から離脱することを前提に
一定時間を経過しても上記パケットx(B)に対する応
答パケットw(D+Dy)をサーバマシンB11宛てに
送信しない(図20ステップH14)。
【0083】サーバマシンB11は上記パケットx
(B)を送出後、一定時間を経過してもサーバマシンD
13から応答パケットw(D+Dy)が返ってこないた
め、サーバマシンD13を仮想的ファイルサーバA10
から除外する(図20ステップH15)。この際の仮想
的ファイルサーバA10のシステム状態を図19に示し
ている。
【0084】その後、上記応答パケットw(C+Cy)
に含まれる情報をもとに、inodeに代表される仮想
的ファイルサーバA10のファイルシステム情報を変更
(更新)する(図20ステップH16)。
【0085】このとき、クライアントE20からみた仮
想的ファイルサーバA10のファイルシステム容量は、
上述した第2実施形態と同様に、サーバマシンB11の
サイズとサーバマシンC12のサイズとサーバマシンD
13とでなる[B+C+D]のサイズから、サーバマシ
ンB11のサイズとサーバマシンC12のサイズとでな
る[B+C]のサイズに変更(減少)される。
【0086】次に、図21乃至図23を参照して、本発
明の第5実施形態を説明する。この第5実施形態に於い
ては、上述した第2実施形態、及び第4実施形態に於い
て、あるサーバ計算機(この実施形態ではサーバマシン
D13)を仮想的ファイルサーバA10から除外する際
に、その除外するサーバ計算機(サーバマシンD13)
がもつファイル情報を、仮想的ファイルサーバA10を
構成する他のサーバ計算機(この実施形態ではサーバマ
シンB11、若しくはサーバマシンC12)が引き継い
で保存し管理する機能を実現している。
【0087】従って、この第5実施形態に於いては、図
21に於いて、例えばサーバマシンD13を仮想的ファ
イルサーバA10から除外しようとするとき、その除外
に際して、除外の対象となるサーバマシンD13が保持
するデータを仮想的ファイルサーバA10を構成する、
例えばサーバマシンB11に退避することで、個々のサ
ーバ計算機が除外されても仮想的ファイルサーバA10
全体のデータ(ファイル構成)には変更が生じない。
【0088】ここでは、仮想的ファイルサーバA10か
らサーバマシンD13を除外する際、その除外に際し
て、その除外の対象となるサーバマシンD13が内部に
記憶しているデータ、例えばファイルDをネットワーク
30を介して仮想的ファイルサーバA10を構成してい
るサーバマシンB11、及びサーバマシンC12に送信
する(図22ステップI11)。
【0089】仮想的ファイルサーバA10を構成するサ
ーバマシンB11、及びサーバマシンC12は、上記フ
ァイルDをすべて受信した(図22ステップI12)後
に、サーバマシンD13の除外処理を行う(図22ステ
ップI13)。
【0090】このとき、クライアントE20から看る
と、図23に示すように、サーバマシンD13が仮想的
ファイルサーバA10から除外されても、除外されたサ
ーバマシンD13に格納されていたファイルDがそのま
ま仮想的ファイルサーバA10内に存在することから、
ファイル参照に何ら支障はなく、今まで通りのファイル
アクセスが可能となる。
【0091】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、複
数のファイルサーバがそれぞれ独立したファイルシステ
ムを提供するのではなく、複数のファイルサーバが協同
して一つの動的な仮想ファイルシステムを実現すること
により、例えばファイルサーバの容量が不足しサーバ容
量を増加したい場合等に於いて、従来必要とされてい
た、既存のファイルサーバにディスクの増設を行うため
の専門知識や拡張用の機器類、及びその作業等を一切不
要として、簡単かつ迅速にサーバ容量を増減でき、これ
により無駄のない効率のよいファイルサーバシステムを
容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に於ける動的ファイルサーバ
システムの基本構成を説明するためのシステム構成例を
示すブロック図。
【図2】上記実施形態に於ける仮想的ファイルサーバを
構成する各サーバマシンに設けられる構成要素の一例を
示す図。
【図3】本発明の第1実施形態に於けるシステム構成状
態を示すブロック図。
【図4】本発明の第1実施形態に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図5】本発明の第1実施形態に於ける仮想的ファイル
サーバ構成管理テーブル(TBL1)の更新例を示す
図。
【図6】本発明の第1実施形態に於けるシステム構成変
更後の状態を示すブロック図。
【図7】本発明の第1実施形態の変形例に於ける処理手
順を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2実施形態に於けるシステム構成状
態を示すブロック図。
【図9】本発明の第2実施形態に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図10】本発明の第2実施形態に於ける仮想的ファイ
ルサーバ構成管理テーブル(TBL1)の更新例を示す
図。
【図11】本発明の第2実施形態に於けるシステム構成
変更後の状態を示すブロック図。
【図12】本発明の第2実施形態の変形例に於ける処理
手順を示すフローチャート。
【図13】本発明の第3実施形態に於けるシステム構成
状態を示すブロック図。
【図14】本発明の第3実施形態に於ける処理手順を示
すフローチャート。
【図15】本発明の第3実施形態に於けるシステム構成
変更後の状態を示すブロック図。
【図16】本発明の第3実施形態の変形例に於ける処理
手順を示すフローチャート。
【図17】本発明の第4実施形態に於けるシステム構成
状態を示すブロック図。
【図18】本発明の第4実施形態に於ける処理手順を示
すフローチャート。
【図19】本発明の第4実施形態に於けるシステム構成
変更後の状態を示すブロック図。
【図20】本発明の第4実施形態の変形例に於ける処理
手順を示すフローチャート。
【図21】本発明の第5実施形態に於けるシステム構成
状態を示すブロック図。
【図22】本発明の第5実施形態に於ける処理手順を示
すフローチャート。
【図23】本発明の第5実施形態に於けるシステム構成
変更後の状態を示すブロック図。
【符号の説明】
10…仮想的ファイルサーバA 11…サーバマシンB 12…サーバマシンC 13…サーバマシンD 20…クライアントE 30…ネットワーク30 101…仮想的ファイルサーバアドレス保持部(VS
A) 102…仮想的ファイルサーバ構成管理テーブル(TB
L1) 103…ファイル管理テーブル(TBL2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保科 聡 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 Fターム(参考) 5B045 AA03 BB12 BB28 BB47 DD02 DD11 JJ17 JJ38 JJ46 5B082 EA01 HA08 HA09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されて相互にアクセ
    ス可能な複数のサーバ計算機により構成され、クライア
    ントに対しては動的かつ仮想的な単一のファイルサーバ
    として機能する動的ファイルサーバシステムの構築方法
    に於いて、 前記サーバ計算機が動的仮想ファイルサーバに加入する
    旨の宣言情報を前記ネットワーク上に送出し、前記動的
    仮想ファイルサーバを構成している他の各サーバ計算機
    が前記宣言情報を受信し解釈して前記動的仮想ファイル
    サーバ内で当該動的仮想ファイルサーバの管理情報を更
    新し、前記宣言情報を発送したサーバ計算機を前記動的
    仮想ファイルサーバに加えることによって、前記動的フ
    ァイルサーバシステムを運用しつつ当該システムのサー
    バ容量を動的に増加することを特徴とする動的ファイル
    サーバシステムの構築方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続されて相互にアクセ
    ス可能な複数のサーバ計算機により構成され、クライア
    ントに対しては動的かつ仮想的な単一のファイルサーバ
    として機能する動的ファイルサーバシステムの構築方法
    に於いて、 動的仮想ファイルサーバを構成しているサーバ計算機が
    当該動的仮想ファイルサーバから離脱する旨の宣言情報
    を前記ネットワーク上に送出し、前記動的仮想ファイル
    サーバを構成している他の各サーバ計算機が前記宣言情
    報を受信し解釈して動的仮想ファイルサーバの管理情報
    を更新し、前記宣言情報を発送したサーバ計算機を前記
    動的仮想ファイルサーバから除外することによって、前
    記動的ファイルサーバシステムを運用しつつ当該システ
    ムのサーバ容量を動的に減少させることを特徴とする動
    的ファイルサーバシステムの構築方法。
  3. 【請求項3】 ネットワークに接続されて相互にアクセ
    ス可能な複数のサーバ計算機により構成され、クライア
    ントに対しては動的かつ仮想的な単一のファイルサーバ
    として機能する動的ファイルサーバシステムの構築方法
    に於いて、 動的仮想ファイルサーバを構成しているサーバ計算機が
    確認応答要求を前記ネットワーク上に送出し、前記動的
    仮想ファイルサーバを構成し得るサーバ計算機を含む他
    のサーバ計算機が前記応答要求に応答する応答情報を返
    送して、前記動的仮想ファイルサーバ内で当該動的仮想
    ファイルサーバの管理情報を更新し、前記応答情報を返
    送したサーバ計算機を前記動的仮想ファイルサーバに加
    えることによって、前記動的ファイルサーバシステムを
    運用しつつ当該システムのサーバ容量を動的に増加する
    ことを特徴とする動的ファイルサーバシステムの構築方
    法。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続されて相互にアクセ
    ス可能な複数のサーバ計算機により構成され、クライア
    ントに対しては動的かつ仮想的な単一のファイルサーバ
    として機能する動的ファイルサーバシステムの構築方法
    に於いて、 動的仮想ファイルサーバを構成しているサーバ計算機が
    確認応答要求を前記ネットワーク上に送出し、前記動的
    仮想ファイルサーバを構成している他のサーバ計算機が
    前記応答要求に応答する応答情報を返送せず、前記確認
    応答要求を送出したサーバ計算機が当該応答情報のタイ
    ムオーバーしたサーバ計算機を認識して前記動的仮想フ
    ァイルサーバ内で当該動的仮想ファイルサーバの管理情
    報を更新し、前記認識したサーバ計算機を前記動的仮想
    ファイルサーバから除外することによって、前記動的フ
    ァイルサーバシステムを運用しつつ当該システムのサー
    バ容量を動的に減少することを特徴とする動的ファイル
    サーバシステムの構築方法。
  5. 【請求項5】 前記サーバ計算機を前記動的仮想ファイ
    ルサーバから除外する際に、除外されるサーバ計算機が
    保持するデータを動的仮想ファイルサーバを構成する他
    のサーバ計算機に退避することで、個々のサーバ計算機
    が除外されても動的仮想ファイルサーバ全体のデータを
    変動させないことをことを特徴とする請求項2または4
    記載の動的ファイルサーバシステムの構築方法。
  6. 【請求項6】 複数のサーバ計算機により構成される動
    的ファイルサーバシステムに於いて、 前記各サーバ計算機に、 動的仮想ファイルサーバとなることを宣言する情報を当
    該動的仮想ファイルサーバを構築している他の各サーバ
    計算機に送出する送信手段と、 前記動的仮想ファイルサーバを構成するサーバ計算機各
    々の装置アドレスと動的変更を伴う情報とを含むファイ
    ルシステム情報を保存し管理する管理手段と、 前記送信手段を介して前記宣言情報を受信した際に、当
    該宣言情報を発送したサーバ計算機より受けたファイル
    システム情報を前記管理手段に登録する登録手段と、 前記宣言情報を送出後、前記動的仮想ファイルサーバを
    構成する他のサーバ計算機より当該動的仮想ファイルサ
    ーバに固有のファイルサーバアドレスを取得し、前記動
    的仮想ファイルサーバとして存在する期間に亘り保持し
    て、前記管理手段に登録されたファイルシステム情報を
    参照し当該動的仮想ファイルサーバアドレス宛の要求に
    応答する手段とを具備することを特徴とした動的ファイ
    ルサーバシステム。
  7. 【請求項7】 複数のサーバ計算機により構成される動
    的ファイルサーバシステムに於いて、 前記各サーバ計算機に、 動的仮想ファイルサーバに加入することを宣言する加入
    宣言情報を当該動的仮想ファイルサーバを構築している
    他の各サーバ計算機に送出する第1の送信手段と、 前記動的仮想ファイルサーバを構成するサーバ計算機各
    々の装置アドレスと動的変更を伴う情報とを含むファイ
    ルシステム情報を保存し管理する管理手段と、 前記第1の送信手段を介して前記加入宣言情報を受信し
    た際に、当該加入宣言情報を発送したサーバ計算機より
    受けたファイルシステム情報を前記管理手段に登録する
    登録手段と、 前記加入宣言情報を送出後、前記動的仮想ファイルサー
    バを構成する他のサーバ計算機より当該動的仮想ファイ
    ルサーバに固有のファイルサーバアドレスを取得し、前
    記動的仮想ファイルサーバとして存在する期間に亘り保
    持して、前記管理手段に登録されたファイルシステム情
    報を参照し当該動的仮想ファイルサーバ宛の要求に応答
    する応答処理手段と、 前記動的仮想ファイルサーバから離脱することを宣言す
    る離脱宣言情報を当該動的仮想ファイルサーバを構築し
    ている他の各サーバ計算機に送出する第2の送信手段
    と、 前記第2の送信手段を介して前記離脱宣言情報を受信し
    た際、当該離脱宣言情報を発送したサーバ計算機のファ
    イルシステム情報を前記管理手段より削除する登録削除
    手段と、 前記離脱宣言情報を送出後、前記動的仮想ファイルサー
    バに固有のファイルサーバアドレスを廃棄して若しくは
    当該動的仮想ファイルサーバを構成する他のサーバ計算
    機に返却して前記動的仮想ファイルサーバから離脱する
    手段とを具備することを特徴とした動的ファイルサーバ
    システム。
  8. 【請求項8】 複数のサーバ計算機により構成される動
    的ファイルサーバシステムに於いて、 前記各サーバ計算機に、 動的仮想ファイルサーバを構成するサーバ計算機各々の
    装置アドレス及び動的変更を伴う情報を含むファイルシ
    ステム情報を保存し管理する管理手段と、 前記動的仮想ファイルサーバに加入することのできる未
    加入のサーバ計算機に加入要請の呼びかけを行う応答要
    求手段と、 前記加入要請の呼びかけを受けたとき、応答を返す応答
    手段と、 前記応答をやり取りする毎に当該応答内容に応じて前記
    管理手段に登録されるファイルシステム情報を更新する
    更新手段と、 前記応答を送出した後、前記動的仮想ファイルサーバを
    構成する他のサーバ計算機より当該動的仮想ファイルサ
    ーバに固有のファイルサーバアドレスを取得し、前記動
    的仮想ファイルサーバとして存在する期間に亘り保持し
    て、前記管理手段に登録されたファイルシステム情報を
    参照し当該ファイルサーバアドレス宛の要求に応答する
    応答処理手段とを具備することを特徴とした動的ファイ
    ルサーバシステム。
  9. 【請求項9】 複数のサーバ計算機により構成される動
    的ファイルサーバシステムに於いて、 前記各サーバ計算機に、 動的仮想ファイルサーバを構成するサーバ計算機各々の
    装置アドレス及び動的変更を伴う情報を含むファイルシ
    ステム情報を保存し管理する管理手段と、 前記動的仮想ファイルサーバに加入することのできる未
    加入のサーバ計算機に加入要請の呼びかけを行う応答要
    求手段と、 前記加入要請の呼びかけを受けたとき、応答を返す応答
    手段と、 前記応答をやり取りする毎に当該応答内容に応じて前記
    管理手段に登録されるファイルシステム情報を更新する
    更新手段と、 前記応答を送出した後、前記動的仮想ファイルサーバを
    構成する他のサーバ計算機より当該動的仮想ファイルサ
    ーバに固有のファイルサーバアドレスを取得し、前記動
    的仮想ファイルサーバとして存在する期間に亘り保持し
    て、前記管理手段に登録されたファイルシステム情報を
    参照し当該ファイルサーバアドレス宛の要求に応答する
    応答処理手段と、 前記動的仮想ファイルサーバに加入しない際、若しくは
    動的仮想ファイルサーバから離脱する際、前記加入要請
    の呼びかけに対してタイムオーバーした場合、前記動的
    仮想ファイルサーバに固有のファイルサーバアドレスを
    廃棄して若しくは当該動的仮想ファイルサーバを構成す
    る他のサーバ計算機に返却して前記動的仮想ファイルサ
    ーバから離脱する手段とを具備することを特徴とした動
    的ファイルサーバシステム。
  10. 【請求項10】 前記動的仮想ファイルサーバから離脱
    する際に、前記管理手段が管理する情報に関係する内部
    の保持情報を当該動的仮想ファイルサーバを構成する他
    のサーバ計算機に送出する手段、及び当該サーバ計算機
    に前記保持情報が受信され保持された際に、これに伴い
    前記動的仮想ファイルサーバを構成する各サーバ計算機
    が前記管理手段に管理されるファイルシステム情報を更
    新する手段を具備することを特徴とする請求項6または
    7または8または9記載の動的ファイルサーバシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記管理手段に管理される、動的仮想
    ファイルサーバの動的変更を伴うファイルシステム情報
    は、加入後に於いて情報交換により更新される、若しく
    は加入時の情報転送により更新される請求項6または7
    または8または9記載の動的ファイルサーバシステム。
  12. 【請求項12】 前記管理手段で管理されるファイルシ
    ステム情報は、IPアドレス及びMACアドレスと開放
    可能なディスク容量、若しくはその他の機器アドレスと
    サーバ容量とを対応付けて管理する動的仮想ファイルサ
    ーバ管理テーブルと、ファイルとその格納場所を対応付
    けて管理するファイル検索用テーブルとでなる請求項6
    または7または8または9記載の動的ファイルサーバシ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記宣言情報及びファイルシステム情
    報はそれぞれパケットにより転送される請求項6または
    7または8または9記載の動的ファイルサーバシステ
    ム。
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