JP2002096613A - 車両用タイヤ - Google Patents
車両用タイヤInfo
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- JP2002096613A JP2002096613A JP2000288273A JP2000288273A JP2002096613A JP 2002096613 A JP2002096613 A JP 2002096613A JP 2000288273 A JP2000288273 A JP 2000288273A JP 2000288273 A JP2000288273 A JP 2000288273A JP 2002096613 A JP2002096613 A JP 2002096613A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイヤがパンクしても一定距離を走れるスペ
アタイヤレス対応の車両用タイヤを提供する。 【解決手段】 タイヤ1の内部に一周にわたってリング
状に装着する中子3を予め複数に分割して構成してお
く。さらに、該中子3は内周部3bと外周部3aからな
る二重構成とし、中子3の内周面をリム2に固定する。
上記中子3の外周部3aを軟質プラスチック、内周部3
bを金属又は硬質プラスチックで構成する。
アタイヤレス対応の車両用タイヤを提供する。 【解決手段】 タイヤ1の内部に一周にわたってリング
状に装着する中子3を予め複数に分割して構成してお
く。さらに、該中子3は内周部3bと外周部3aからな
る二重構成とし、中子3の内周面をリム2に固定する。
上記中子3の外周部3aを軟質プラスチック、内周部3
bを金属又は硬質プラスチックで構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用タイヤに関
するもので、とくにタイヤがパンクした場合でも一定距
離を走れるスペアタイヤレス対応装備に関するものであ
る。
するもので、とくにタイヤがパンクした場合でも一定距
離を走れるスペアタイヤレス対応装備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、走行中にタイヤがパンクした場合
は車両に搭載している応急用のスペアタイヤを使用する
のが通常であったが、常時スペアタイヤを車両に搭載し
ておくと車体の重量が増えてしまう不都合が以前より指
摘されていた。また、例えば高速道路でのパンク時のタ
イヤ交換は非常に危険であることも誰もが認識してい
た。そこで、応急用のスペアタイヤを積まないことで車
体の軽量化などを図れる利点があり、しかもタイヤ交換
時の危険性を解消できることから、パンクしても一定距
離を走れる「スペアレス車両」が注目されている。この
スペアレス車両を実現するにあたり、スペアタイヤの代
替装備として注目を浴びているのが標準装備の「ランフ
ラットタイヤ」である。
は車両に搭載している応急用のスペアタイヤを使用する
のが通常であったが、常時スペアタイヤを車両に搭載し
ておくと車体の重量が増えてしまう不都合が以前より指
摘されていた。また、例えば高速道路でのパンク時のタ
イヤ交換は非常に危険であることも誰もが認識してい
た。そこで、応急用のスペアタイヤを積まないことで車
体の軽量化などを図れる利点があり、しかもタイヤ交換
時の危険性を解消できることから、パンクしても一定距
離を走れる「スペアレス車両」が注目されている。この
スペアレス車両を実現するにあたり、スペアタイヤの代
替装備として注目を浴びているのが標準装備の「ランフ
ラットタイヤ」である。
【0003】このランフラットタイヤというのは、空気
圧ゼロでも走れるというもので、たとえばタイヤ側面を
肉厚にして車体を支えるサイド補強型のものがすでに開
発されている。
圧ゼロでも走れるというもので、たとえばタイヤ側面を
肉厚にして車体を支えるサイド補強型のものがすでに開
発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記サ
イド補強型のランフラットタイヤは、路面からの振動を
吸収するタイヤ側面に厚みを持たせているため乗り心地
に影響するうえ、燃費を犠牲にし、肝心の重量が重くな
ってしまうという欠点がある。また、別の手段として、
タイヤの内部に輪状の中子を装着する中子方式も考えら
れるが、パンク時にリムを傷めないようにするために
は、当然のことながらリムの径よりも中子の径を大きく
する必要がある。しかし、通常はリムにタイヤを嵌め込
むこと自体容易ではないのに、リムの周囲にこれよりも
径の大きい輪状に一体で出来ている中子を装着してから
タイヤを嵌め込むことは通常の方法では殆ど不可能とい
ってもよい。
イド補強型のランフラットタイヤは、路面からの振動を
吸収するタイヤ側面に厚みを持たせているため乗り心地
に影響するうえ、燃費を犠牲にし、肝心の重量が重くな
ってしまうという欠点がある。また、別の手段として、
タイヤの内部に輪状の中子を装着する中子方式も考えら
れるが、パンク時にリムを傷めないようにするために
は、当然のことながらリムの径よりも中子の径を大きく
する必要がある。しかし、通常はリムにタイヤを嵌め込
むこと自体容易ではないのに、リムの周囲にこれよりも
径の大きい輪状に一体で出来ている中子を装着してから
タイヤを嵌め込むことは通常の方法では殆ど不可能とい
ってもよい。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、タイヤがパンクして
も一定距離を走れるスペアタイヤレス対応の車両用タイ
ヤを提供することにある。
もので、その目的とするところは、タイヤがパンクして
も一定距離を走れるスペアタイヤレス対応の車両用タイ
ヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1記
載の発明によれば、車軸のリムの外周に取付けられた接
地する連続体である車両用タイヤにおいて、該タイヤの
内部にリング状に装着する中子を複数に分割して構成す
るとともに、該中子は内周部と外周部からなる二重構成
とし、該中子の内周面を前記リムに固定することにより
達成される。
載の発明によれば、車軸のリムの外周に取付けられた接
地する連続体である車両用タイヤにおいて、該タイヤの
内部にリング状に装着する中子を複数に分割して構成す
るとともに、該中子は内周部と外周部からなる二重構成
とし、該中子の内周面を前記リムに固定することにより
達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る車両用タイヤ
(以下単に「タイヤ」と称する)の内部構造を示す断面
図である。
施の形態を説明する。図1は本発明に係る車両用タイヤ
(以下単に「タイヤ」と称する)の内部構造を示す断面
図である。
【0008】同図に示すように、車軸のリム2の外周に
取付けられた接地する連続体であるタイヤ1において、
該タイヤ1の内部に中子3を一周にわたってリング状に
装着している。そして、該中子3は、全体を輪状の単一
物として形成されているのではなく、予め全体を2〜6
等分に分割して形成されている。さらに、該中子3は、
内周部3bと外周部3aからなる二重構成とし、中子3
の内周面を上記リム2に固定している。
取付けられた接地する連続体であるタイヤ1において、
該タイヤ1の内部に中子3を一周にわたってリング状に
装着している。そして、該中子3は、全体を輪状の単一
物として形成されているのではなく、予め全体を2〜6
等分に分割して形成されている。さらに、該中子3は、
内周部3bと外周部3aからなる二重構成とし、中子3
の内周面を上記リム2に固定している。
【0009】上記中子3を単一物として形成しておく
と、前述のように中子を先に装着し、あとからタイヤを
嵌め込むことが現実には非常に困難であったが、本発明
のように中子3をいくつかに分割して形成しておくと装
着が極めて容易になる。つまり、タイヤにリム2の片方
を嵌めてから、リム2を少し傾けてタイヤの外に臨ませ
るようにして、その傾けた部位に分割した一片の中子3
を装着し、また別の部位のリム2を外に出してから中子
3を装着する。こうして分割した中子3を順々にタイヤ
の中に装着していく。中子3の装着は後でも説明するよ
うに、嵌合やボルトで行う。
と、前述のように中子を先に装着し、あとからタイヤを
嵌め込むことが現実には非常に困難であったが、本発明
のように中子3をいくつかに分割して形成しておくと装
着が極めて容易になる。つまり、タイヤにリム2の片方
を嵌めてから、リム2を少し傾けてタイヤの外に臨ませ
るようにして、その傾けた部位に分割した一片の中子3
を装着し、また別の部位のリム2を外に出してから中子
3を装着する。こうして分割した中子3を順々にタイヤ
の中に装着していく。中子3の装着は後でも説明するよ
うに、嵌合やボルトで行う。
【0010】このように、中子3を分割構成としておく
ことにより、従来は現実にはほぼ不可能と考えられてい
た中子3の装着が極めて容易にできるようになる。図2
の(a)は2等分した場合、(b)は4等分した場合を
それぞれ例示している。また、同図(c)に示すよう
に、分割した一片において中子3の外周部3aは連続し
ていて内周部3bは部分的に切れて不連続となる形態と
してもよい。
ことにより、従来は現実にはほぼ不可能と考えられてい
た中子3の装着が極めて容易にできるようになる。図2
の(a)は2等分した場合、(b)は4等分した場合を
それぞれ例示している。また、同図(c)に示すよう
に、分割した一片において中子3の外周部3aは連続し
ていて内周部3bは部分的に切れて不連続となる形態と
してもよい。
【0011】なお、中子3を以上のごとく分割構成とし
たことにより、タイヤの中ではほぼ連続した輪状に装着
される必要があるが、もちろん、不都合が生じない程度
に中子同士が少し離れた状態でも構わない。そのために
は分割された中子3の各片がリム2に対して固定され、
しかも中子3がリム2にしっかりと固定されるためには
中子3が比較的硬い材質で形成されることが必要であ
る。もちろん中子3がリム2に固定されることで、走行
中にタイヤ内で中子3が空回りすることも防止できる。
本発明では、中子3を内周部3bと外周部3aからなる
二重構成とし、中子3の内周部3bを上記リム2に固定
するようにしたので、中子3の内周部3bと外周部3a
を異なる材質で構成でき、リム2に対して固定する内周
部3bを硬い材質で形成することが可能になった。
たことにより、タイヤの中ではほぼ連続した輪状に装着
される必要があるが、もちろん、不都合が生じない程度
に中子同士が少し離れた状態でも構わない。そのために
は分割された中子3の各片がリム2に対して固定され、
しかも中子3がリム2にしっかりと固定されるためには
中子3が比較的硬い材質で形成されることが必要であ
る。もちろん中子3がリム2に固定されることで、走行
中にタイヤ内で中子3が空回りすることも防止できる。
本発明では、中子3を内周部3bと外周部3aからなる
二重構成とし、中子3の内周部3bを上記リム2に固定
するようにしたので、中子3の内周部3bと外周部3a
を異なる材質で構成でき、リム2に対して固定する内周
部3bを硬い材質で形成することが可能になった。
【0012】たとえば、上記中子3の外周部3aは軟質
プラスチック、内周部3bは金属又は硬質プラスチック
でそれぞれ構成する。上記中子3の外周部3aを構成す
る軟質プラスチックは、例えばゴム、シリコン樹脂、ス
チレン系、SIS、SEPS、SBS、SBBS、オレ
フィン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系、ア
ミド系、ゴム系、その他エラストマー等であり、また内
周部3bを構成する金属は、例えば鉄、アルミニウム、
チタン、カーボン等であり、硬質プラスチックは、例え
ばABS樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹脂、エチ
ルセルロース、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
アセタール樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン、ユリ
ア樹脂、FRP等である。また、内周部3bは木で構成
してもよい。もちろん、材質は以上に限定するものでは
ない。
プラスチック、内周部3bは金属又は硬質プラスチック
でそれぞれ構成する。上記中子3の外周部3aを構成す
る軟質プラスチックは、例えばゴム、シリコン樹脂、ス
チレン系、SIS、SEPS、SBS、SBBS、オレ
フィン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系、ア
ミド系、ゴム系、その他エラストマー等であり、また内
周部3bを構成する金属は、例えば鉄、アルミニウム、
チタン、カーボン等であり、硬質プラスチックは、例え
ばABS樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹脂、エチ
ルセルロース、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリアミ
ド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
アセタール樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン、ユリ
ア樹脂、FRP等である。また、内周部3bは木で構成
してもよい。もちろん、材質は以上に限定するものでは
ない。
【0013】このように、中子3を分割構成としたこと
により、タイヤ1の内部に中子3を容易に装着すること
ができ、タイヤ1がパンクした場合でも中子3で車体を
支持しながら一定距離を走れるので、中子方式のスペア
タイヤレス対応装備となる。また、中子3を外周部3a
と内周部3bの二重構成とすることで、タイヤゴム側の
外周部3aは軟質の材料で、リム側の内周部3bは硬質
の材料でそれぞれ構成することができる。
により、タイヤ1の内部に中子3を容易に装着すること
ができ、タイヤ1がパンクした場合でも中子3で車体を
支持しながら一定距離を走れるので、中子方式のスペア
タイヤレス対応装備となる。また、中子3を外周部3a
と内周部3bの二重構成とすることで、タイヤゴム側の
外周部3aは軟質の材料で、リム側の内周部3bは硬質
の材料でそれぞれ構成することができる。
【0014】図3は上記中子とリムとの取付構造の例を
示したもので、(a)はリム2の外周面に凹凸部2aを
形成するとともに、中子3の内周面に凹凸部2aと嵌合
する凹凸部3cを形成することで中子3をリム2に取付
ける構造としたものである。また、同図(b)は、リム
2の外周面に突起部2bを形成するとともに、中子3の
内周面に突起部2bが嵌入される嵌入穴3dを形成する
ことで中子3をリム2に取付ける構造を示している。
示したもので、(a)はリム2の外周面に凹凸部2aを
形成するとともに、中子3の内周面に凹凸部2aと嵌合
する凹凸部3cを形成することで中子3をリム2に取付
ける構造としたものである。また、同図(b)は、リム
2の外周面に突起部2bを形成するとともに、中子3の
内周面に突起部2bが嵌入される嵌入穴3dを形成する
ことで中子3をリム2に取付ける構造を示している。
【0015】また、図4も上記中子とリムとの取付構造
を示したもので、(a)は、リム2と一体的に取付けた
左右の側板4、4で中子3の内周部3bの両側面を挟み
込み、ボルト5で固定して取付ける構造としたものであ
る。また、同図(b)はリム2の内側からボルト5で中
子3を直接取付ける構造を示している。このような図
3、図4に示すものはあくまでも一例であって、本発明
では中子3の取付手段はこれらに限定するものではな
い。
を示したもので、(a)は、リム2と一体的に取付けた
左右の側板4、4で中子3の内周部3bの両側面を挟み
込み、ボルト5で固定して取付ける構造としたものであ
る。また、同図(b)はリム2の内側からボルト5で中
子3を直接取付ける構造を示している。このような図
3、図4に示すものはあくまでも一例であって、本発明
では中子3の取付手段はこれらに限定するものではな
い。
【0016】図5は中子3の縦断面図で、(a)乃至
(d)はそれぞれ断面構造の一例を示している。本発明
では、同図(c)に示すように外周部3aと内周部3b
とが接着又は融着等により重合している構造のものであ
ってもよいし、同図(a)、(b)、(d)に示すよう
に一方が他方に一部入り込むような嵌合構造のものであ
っても構わない。もちろん、同図に示した構造に限定す
るわけではない。ここで、中子3を作製する方法とし
て、中子3の外周部3aと内周部3bとをそれぞれ適当
な材質で作製してからこれらを接着剤を使用して貼り合
せてもよいが、例えばゴム、エラストマー等はインサー
ト成形してもよく、プラスチック、ゴム、エラストマー
等は二色成形してもよい。いずれにしても、外周部3a
と内周部3bとが強固に重合していることが望ましい。
(d)はそれぞれ断面構造の一例を示している。本発明
では、同図(c)に示すように外周部3aと内周部3b
とが接着又は融着等により重合している構造のものであ
ってもよいし、同図(a)、(b)、(d)に示すよう
に一方が他方に一部入り込むような嵌合構造のものであ
っても構わない。もちろん、同図に示した構造に限定す
るわけではない。ここで、中子3を作製する方法とし
て、中子3の外周部3aと内周部3bとをそれぞれ適当
な材質で作製してからこれらを接着剤を使用して貼り合
せてもよいが、例えばゴム、エラストマー等はインサー
ト成形してもよく、プラスチック、ゴム、エラストマー
等は二色成形してもよい。いずれにしても、外周部3a
と内周部3bとが強固に重合していることが望ましい。
【0017】図6についても中子3の断面構造を示すも
のであるが、外周部3aの上面は同図(a)に示すよう
な平らでもよいし、(b)乃至(e)にそれぞれ示すよ
うに凹凸形状や丸みを帯びた形状でも構わない。本発明
は勿論これらに限定するものではない。
のであるが、外周部3aの上面は同図(a)に示すよう
な平らでもよいし、(b)乃至(e)にそれぞれ示すよ
うに凹凸形状や丸みを帯びた形状でも構わない。本発明
は勿論これらに限定するものではない。
【0018】なお、本発明は、タイヤ1の内部に中子3
を装着することで、タイヤ1がパンクした場合でも一定
距離は走れるようにしたものであり、図1に示すよう
に、通常は中子3を装着したときにリム2より高くなる
(突出する)ように設けられるが、場合によっては図7
に示すごとく、中子3をリム2と同じくらいの高さ、或
いは若干低くすることも可能である。ただし、この場合
は、タイヤ1の内側の一部に凸部1aを形成したり、タ
イヤ1の肉厚tを厚くすることが望ましい。
を装着することで、タイヤ1がパンクした場合でも一定
距離は走れるようにしたものであり、図1に示すよう
に、通常は中子3を装着したときにリム2より高くなる
(突出する)ように設けられるが、場合によっては図7
に示すごとく、中子3をリム2と同じくらいの高さ、或
いは若干低くすることも可能である。ただし、この場合
は、タイヤ1の内側の一部に凸部1aを形成したり、タ
イヤ1の肉厚tを厚くすることが望ましい。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、タイヤの内部に輪状に装着する中子を複数に分割
して構成したことにより、従来は現実的には殆ど不可能
であったタイヤ内部への中子の装着が極めて容易に出来
るようになり、中子方式のランフラットタイヤが可能と
なった。中子は内周部と外周部からなる二重構成とし、
中子の内周面をリムに固定するようにしたので、タイヤ
がパンクしても中子で支持しながら一定距離を走ること
ができ、タイヤがパンクした場合の応急処置としてスペ
アタイヤを装備しなくても済む。また、中子を二重構成
としたので、外周部と内周部をそれぞれ異なる材質で構
成することが出来、たとえば中子の外周部を軟質プラス
チック、内周部を金属又は硬質プラスチックで構成する
ことにより、タイヤがパンクしても車体を安定して支持
しながら一定距離を走ることができる。
れば、タイヤの内部に輪状に装着する中子を複数に分割
して構成したことにより、従来は現実的には殆ど不可能
であったタイヤ内部への中子の装着が極めて容易に出来
るようになり、中子方式のランフラットタイヤが可能と
なった。中子は内周部と外周部からなる二重構成とし、
中子の内周面をリムに固定するようにしたので、タイヤ
がパンクしても中子で支持しながら一定距離を走ること
ができ、タイヤがパンクした場合の応急処置としてスペ
アタイヤを装備しなくても済む。また、中子を二重構成
としたので、外周部と内周部をそれぞれ異なる材質で構
成することが出来、たとえば中子の外周部を軟質プラス
チック、内周部を金属又は硬質プラスチックで構成する
ことにより、タイヤがパンクしても車体を安定して支持
しながら一定距離を走ることができる。
【図1】本発明に係るタイヤの内部構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係るタイヤの分割構成を示す図であ
る。
る。
【図3】中子とタイヤのリムとの取付構造の例を示す図
である。
である。
【図4】同じく中子とタイヤのリムとの取付構造の例を
示す図である。
示す図である。
【図5】中子の縦断面図である。
【図6】同じく中子の縦断面図である。
【図7】本発明のタイヤの他の形態を示す断面図であ
る。
る。
1 タイヤ 2 リム 3 中子 3a 外周部 3b 内周部 4 側板 5 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 車軸のリムの外周に取付けられた接地す
る連続体である車両用タイヤにおいて、該タイヤの内部
にリング状に装着する中子を複数に分割して構成すると
ともに、該中子は内周部と外周部からなる二重構成と
し、該中子の内周面を前記リムに固定することを特徴と
する車両用タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288273A JP2002096613A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 車両用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288273A JP2002096613A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 車両用タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002096613A true JP2002096613A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18771884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000288273A Withdrawn JP2002096613A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 車両用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002096613A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2072278A2 (en) | 2007-12-18 | 2009-06-24 | Kazuhiro Ikeda | A dual structure tire wheel and a method for installing it |
JP2012171592A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Susumu Mizuno | タイヤ組立体 |
JP2012533467A (ja) * | 2009-07-23 | 2012-12-27 | ウー,シャオイン | 車輌防爆安全タイヤ |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000288273A patent/JP2002096613A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2072278A2 (en) | 2007-12-18 | 2009-06-24 | Kazuhiro Ikeda | A dual structure tire wheel and a method for installing it |
EP2189302A1 (en) | 2007-12-18 | 2010-05-26 | Kazuhiro Ikeda | Dual structure tire wheel |
US8528612B2 (en) | 2007-12-18 | 2013-09-10 | Kazuhiro Ikeda | Dual structure tire wheel and method for installing it |
JP2012533467A (ja) * | 2009-07-23 | 2012-12-27 | ウー,シャオイン | 車輌防爆安全タイヤ |
JP2012171592A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Susumu Mizuno | タイヤ組立体 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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