JP2002096396A - テープハンドルのシール方法及びシール装置 - Google Patents

テープハンドルのシール方法及びシール装置

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JP2002096396A
JP2002096396A JP2000291777A JP2000291777A JP2002096396A JP 2002096396 A JP2002096396 A JP 2002096396A JP 2000291777 A JP2000291777 A JP 2000291777A JP 2000291777 A JP2000291777 A JP 2000291777A JP 2002096396 A JP2002096396 A JP 2002096396A
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tapes
bag
handle
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Isao Fujita
勲 藤田
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FUJITA KIKAI KK
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FUJITA KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープハンドルの長さを任意に変えることが
でき、テープハンドル素材に特殊表面処理を行う必要の
ないシール方法を提供する。 【解決手段】 下記の工程を備えたテープハンドルのシ
ール方法。プラスチックフィルム製の長尺の2枚のテー
プを上下に重ね先端部を所定の位置まで水平に引き出
し、テープの下面の2箇所を支え中間部を上方から押し
下げて必要長さ弛ませたのち後端部を切断し、テープの
両端部から所定距離ずれた位置を吸着して2枚のテープ
を上下に分離し、内面との間に空隙を設けて中板を挿入
した袋をテープの側方に配置し、上下のテープの両端部
をそれぞれ旋回させながら同じ方向に揃え袋と中板の間
の空隙に挿入し、ヒーターによりテープと袋を中板に押
圧してシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープハンドル付
ファッションバッグに係り、特には、テープハンドルの
長さを調節できるようにしたテープハンドルのシール方
法及びシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】開口端にプラスチックフィルム製のテー
プを溶着したテープハンドル付のファッションバッグは
公知であり、通常製袋工程の中でテープハンドルの溶着
が行われている。
【0003】従来のテープハンドルの溶着は、予め所定
長さのテープハンドルに合わせた治工具が取り付けられ
た専用機で製作されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したテープハンド
ルの溶着装置は、テープハンドルの長さに合わせた専用
機であるため、袋のサイズや用途に合わせてテープハン
ドルの長さを変更することはできなかった。
【0005】また、二枚のテープハンドル素材が、互い
に溶着しないようにするため、テープハンドル素材に印
刷や特殊表面処理を行う必要があり、コストアップの要
因になっていた。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、テープハンドルの長さを任意に変え
ることができ、しかもテープハンドル素材に特殊表面処
理を行う必要のないテープハンドルのシール方法及びシ
ール装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のテープハンド
ルのシール方法は、下記の工程を備えたところに特徴を
有する。プラスチックフィルム製の長尺の2枚のテープ
を上下に重ね先端部を所定の位置まで水平に引き出す工
程。これらテープの下面の間隔を存した2箇所を支え中
間部を上方から押し下げて必要長さ弛ませたのち後端部
を切断する工程。上下のテープの両端部から所定距離中
央側へずれた位置をそれぞれ吸着して該2枚のテープを
上下に分離する工程。内面との間に空隙を設けて中板を
挿入した袋を前記テープの側方に配置する工程。吸着し
た上下のテープの両端部をそれぞれ旋回させながら該両
端部を同じ方向に揃え前記袋と中板の間の空隙に挿入す
る工程。ヒーターによりテープと袋を中板に押圧して袋
の内面とテープの外面側をシールする工程。
【0008】請求項2の発明は、水平方向に移動可能に
設けられ上下に重ねられたプラスチックフィルム製の2
枚のテープの先端部を把持して所定の位置まで引き出す
引出し部と、所定の間隔を存して上下動可能に設けられ
引き出されたテープの下面2箇所を支持するテープ受け
と、これらテープ受けの中間部上方に位置して上下動可
能で且つストロークが調節可能に設けられ引き出された
2枚のテープを押し下げて必要長さ弛ませるプッシヤー
と、前記2枚のテープの後端部を切断するカッターユニ
ットと、前記2枚のテープの先端部及び後端部の上下に
それぞれ上下動可能に設けられテープの端部から所定距
離中央側へずれた位置を吸着する対をなす吸着ユニット
と、内面との間に空隙を設けて中板を挿入した袋を前記
2枚のテープの側方に供給する袋供給部と、前記上下の
吸着ユニットを水平に90度旋回させるとともに前進し
てテープの端部を前記袋と中板の間の空隙に挿入する挿
入部と、挿入されたテープと袋とを中板に押圧して袋の
内面とテープの外面側とをシールするヒーターとを備え
たところに特徴を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
面を参照して説明する。第1図ないし第5図において、
テープハンドル素材は、所定の幅にスリットされ、紙管
に巻き付けられた原反A、A’であって、この原反A、
A’が並列に配置され、かつ回転自在に取り付けられて
いる。
【0010】原反A、A’から解反され、上下二枚に揃
えられたテープB、B’の水平方向の進路にはエアシリ
ンダ1によるテープ押え2が設けられており、そのテー
プ押え2の下に受け台3が設けられている。このテープ
押え2に近接してテープB、B’のカッターユニット4
が設けられている。カッターユニット4は、カミソリ状
の薄い刃物5がエアシリンダでテープと直交する方向に
往復移動するようになっている。
【0011】またこのカッターユニット4にはテープ
B、B’がずれないようにするための上下一対のテープ
押え7,8が設けられ、テープB、B’のカットを補助
している。テープ押え7、8はエアシリンダ6で上下動
する。刃物5はエアシリンダ(図示略す)により前後に
移動し、テープB、B’を切断する。テープ押え7、8
は後述のテープ掴み9の移動を妨げない位置まで待避す
る。
【0012】前記テープ押え7、8とカッターユニット
4の間にはテープB、B’の先端側を上下から把持して
移動する引出し部としてのテープ掴み9が例えばロッド
レスのエアシリンダ10によりテープB、B’の進路上
を往復移動可能に設けられている。このテープ掴み9は
エアチャックと称されるものが使用される。
【0013】テープB、B’の進路にはテープB、B’
のテープ受けとしての受けローラ11と、テープ受けと
しての受けローラ12が所定の間隔を保って併設されて
いる。両受けローラ11,12はエアシリンダ(図示略
す)により上下に移動し、前記テープ掴み9の移動中は
下降してテープ掴み9の移動を妨げない位置に配置され
ている。
【0014】受けローラ11と受けローラ12の中間の
上方にはエアシリンダ13で上下動するプッシャー14
が設けられている。このプッシャー14は通常テープ
B、B’の上方に待避し、テープ掴み9及びテープB、
B’の移動を妨げない。このプッシャー14は、テープ
掴み9がテープBの先端を掴んで前進した状態において
のみ所定量下降することによりテープB、B’を弛ませ
てU字形状に延長する機能を有する。
【0015】エアシリンダ13は、上下動のストローク
が調節可能に構成されている。プッシャー14の下降量
はエアシリンダ13のストロークで規制され、エアシリ
ンダ13のストロークを調節すればテープハンドルの長
さが任意に設定可能である。例えばエアシリンダ13の
希望するストロークエンド位置にストッパー(図示略
す)を取り付け、このストッパーの位置を移動させるこ
とによりエアシリンダ13のストローク量を規制し、テ
ープ長さを所望に決めることができる。
【0016】前記カッターユニット5と受けローラ12
との間には水平面内で90度旋回可能で、かつ上下方向
に移動可能な後端側の吸着ユニット15、16が上下一
対に設けられている。この吸着ユニット15、16はテ
ープB、B’面側に真空による吸着孔17を有し、テー
プB、B’を吸着する。吸着ユニット15、16は真空
ポンプ(図示略す)に配管されている。
【0017】前記テープ掴み9の前進端と受けローラ1
1との間には水平面内で90度回転可能で、かつ上下方
向に移動可能な先端側の吸着ユニット18、19が上下
一対に設けられている。この吸着ユニット18、19は
テープB、B’面側に真空による吸着孔20を有し、テ
ープB、B’を吸着する。
【0018】吸着ユニット15、16と吸着ユニット1
8、19はそれぞれエアシリンダ21で上下動可能に設
けられている。各エアシリンダ21にはギヤ22が取付
けられ、そのギヤ22はラック23に噛み合っており、
このラック23はフレーム24に取付けられている。
【0019】吸着ユニット15、16と吸着ユニット1
8、19のそれぞれの後方側にはフレーム24に取付け
られたエアシリンダ(図示略す)が連結されている。
【0020】挿入部30は、このフレーム24に取付け
られたエアシリンダと、ギヤ22と、ラック23とから
構成されている。そのエアシリンダの作動により吸着ユ
ニット15、16と吸着ユニット18、19が水平面内
で90度旋回しつつ前進し、テープB、B’の両端部が
開口した袋側へ向き、かつ空隙D,D’に挿入されるよ
うになっている。
【0021】袋供給部31は、別途製袋機において製作
された袋Cの内側に中板25を挿入し、テープB、B’
の側方に供給する。この中板25は、袋Cの開口部内に
挿入されるサイズ及び形状となっており、その中央部は
袋Cとの間に空隙D、D’が形成されるようになってい
る。
【0022】中板25の上方及び下方にはテープB、
B’を袋の開口部内面にシールするためのヒーター26
が設けられている。ヒーター26はシールピッチに合わ
せて上2個、下2個が対向するようにエアシリンダ(図
示略す)で上下動可能に設けられている。
【0023】前記各エアシリンダは電磁弁に配管され、
制御装置(図示略す)でシーケンス制御される。
【0024】尚、上記実施例ではアクチェータとしてエ
アシリンダを使用したが、電動シリンダあるいはサーボ
モータとボールねじの組み合わせにより直線運動を行う
ようにしてもよい。また、上記実施例ではテープにテン
ションを与えないようにするため、モータにより積極的
に解反するようにしてもよい。
【0025】上記実施例における作用を以下に説明す
る。 (1)準備作業としてテープ原反A、A’をセットし、
テープ掴み9をスタート位置に配置し、テープB、B’
の先端をテープ掴み9に把持させる。カッターユニット
4のテープ押え7、8は作動が解除され、テープ掴み9
の移動の妨げにならない位置まで待避している。
【0026】(2)一方、テープハンドルを取付ようと
する袋Cを中板に被せ、位置決めしておく。
【0027】(3)次に、制御装置のスタートスイッチ
を押すと、テープ掴み9がテープB、B’を把持した状
態で前進し、前進端で停止する。このとき、テープ押え
2とカッターユニット4のテープ押え7、8は作動は解
除されたままであるからテープ掴み9はテープB、B’
を把持したまま前進可能となる。従ってテープ原反A、
A’は解反される。
【0028】(4)次に、左右のテープ受け11、12
が所定位置まで上昇したのち、プッシャー14がテープ
B、B’を押し下げながら下降し、原反A、A’からテ
ープB、B’をさらに解反して受けロール11と受けロ
ール12間にU字形状に垂れ下がるようにテープを延長
する。
【0029】(5)続いてテープ押え2とカッターユニ
ット4のテープ押え7、8が作動し、テープB、B’の
後端側を保持する。
【0030】(6)カッターユニット4の刃物5が走行
してテープB、B’の後端側をカットする。
【0031】(7)テープB、B’のカットが終了する
と、上側の吸着ユニット15、18が下降するととも
に、下側の吸着ユニット16、19が上昇し、テープ
B、B’を真空力により吸着する。二枚重ねのテープ
B、B’のうちの上側のテープBは上側の吸着ユニット
15、18で吸着され、下側のテープB’は下側の吸着
ユニット16、19で吸着される。
【0032】(8)テープB、B’を吸着した吸着ユニ
ット15、18は上側のエアシリンダ21が作動して上
昇し、吸着ユニット16、19は下側のエアシリンダ2
1が作動して下降する。テープBとテープB’は離間す
る。カッターユニット4のテープ押え7、8の作動が解
除され、テープ掴み9の前進の妨げにならない位置まで
待避する。続いて吸着ユニット15、16、18、19
の後方に設けられたエアシリンダ(図示略す)が作動を
始め、吸着ユニット15、16、18、19を旋回させ
るとともに前進させる。フレーム24内面のラック23
は固定されているからこのラック23にかみ合うギヤ2
2は回転しながら前進する。吸着ユニット15、16、
18、19が水平に旋回し、テープBとテープB’の両
端部を袋Cの開口部側へ向ける。
【0033】(9)吸着ユニット15、16、18、1
9が前進すると、テープBとテープB’の両端部は袋C
内の空隙D,D’内へ挿入される。
【0034】(10)テープB、B’の挿入が確認され
ると、所定温度に加熱されたヒーター26が接近して袋
Cを押圧し、袋Cの内面とテープB、B’のシールが行
われる。このとき、テープB、B’は中板25の上下に
配置され、直接接触していないから、テープどうしがシ
ールされることがない。
【0035】(11)シールが完了すると、ヒーター2
6が袋Cから離れる。そしてテープハンドル付きの袋が
完成する。袋Cは中板25から取外される。袋の装着及
び取外しは自動または手動で行われる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上記の構成であるから、プッ
シヤーのストロークを調整することによりテープハンド
ルの長さを任意に変えることができ、袋の用途に応じて
テープハンドルの長さが異なる多様な袋に対応でき、袋
のファッション性が向上する。
【0037】しかも、2個のテープハンドルは中板で仕
切られるので、テープハンドル素材に特殊処理を行う必
要のないテープハンドル付の袋が提供され、コストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の構成図である。
【図2】 テープ掴みとプッシャーの斜視図である。
【図3】 吸着ユニットの斜視図である。
【図4】 中板と袋口元の斜視図である。
【図5】 ヒーターと中板の断面図である。
【符号の説明】
2 テープ押え 4 カッターユニット 5 刃物 9 テープ掴み(引出し部) 15 吸着ユニット 16 吸着ユニット 18 吸着ユニット 19 吸着ユニット 30 挿入部 31 袋供給部 A 原反 A’ 原反 B テープ B’ テープ C 袋 D 空隙 D’ 空隙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程を備えたことを特徴とするテ
    ープハンドルのシール方法。プラスチックフィルム製の
    長尺の2枚のテープを上下に重ね先端部を所定の位置ま
    で水平に引き出す工程。これらテープの下面の間隔を存
    した2箇所を支え中間部を上方から押し下げて必要長さ
    弛ませたのち後端部を切断する工程。上下のテープの両
    端部から所定距離中央側へずれた位置をそれぞれ吸着し
    て該2枚のテープを上下に分離する工程。内面との間に
    空隙を設けて中板を挿入した袋を前記テープの側方に配
    置する工程。吸着した上下のテープの両端部をそれぞれ
    旋回させながら該両端部を同じ方向に揃え前記袋と中板
    の間の空隙に挿入する工程。ヒーターによりテープと袋
    を中板に押圧して袋の内面とテープの外面側をシールす
    る工程。
  2. 【請求項2】 水平方向に移動可能に設けられ上下に重
    ねられたプラスチックフィルム製の2枚のテープの先端
    部を把持して所定の位置まで引き出す引出し部と、 所定の間隔を存して上下動可能に設けられ引き出された
    テープの下面2箇所を支持するテープ受けと、 これらテープ受けの中間部上方に位置して上下動可能で
    且つストロークが調節可能に設けられ引き出された2枚
    のテープを押し下げて必要長さ弛ませるプッシヤーと、 前記2枚のテープの後端部を切断するカッターユニット
    と、 前記2枚のテープの先端部及び後端部の上下にそれぞれ
    上下動可能に設けられテープの端部から所定距離中央側
    へずれた位置を吸着する対をなす吸着ユニットと、 内面との間に空隙を設けて中板を挿入した袋を前記2枚
    のテープの側方に供給する袋供給部と、 前記上下の吸着ユニットを水平に90度旋回させるとと
    もに前進してテープの端部を前記袋と中板の間の空隙に
    挿入する挿入部と、 挿入されたテープと袋とを中板に押圧して袋の内面とテ
    ープの外面側とをシールするヒーターとを備えたことを
    特徴とするテープハンドルのシール装置。
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