JP2002095010A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP2002095010A
JP2002095010A JP2000282414A JP2000282414A JP2002095010A JP 2002095010 A JP2002095010 A JP 2002095010A JP 2000282414 A JP2000282414 A JP 2000282414A JP 2000282414 A JP2000282414 A JP 2000282414A JP 2002095010 A JP2002095010 A JP 2002095010A
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eye
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crosstalk
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Minoru Uchiyama
実 内山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体画像におけるクロストークを確実に除去
できる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 逆変換補正手段及びクロストーク補正手
段109は、所定の変換補正(γ補正等)が施された右
目用画像及び左目用画像に対して、当該変換補正の逆の
変換補正を施すことで、当該変換補正前の右目用画像及
び左目用画像へと戻し、これらの右目用画像及び左目用
画像に対して、クロストーク補正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、立体画像
(3D画像)におけるクロストークを除去するための装
置或いはシステムに用いられる、画像処理装置、画像処
理システム、画像処理方法、及びそれを実施するための
処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、図10に示すような、
被写体を撮影して当該被写体の3D画像を取得する撮影
装置(以下、「3D撮影画像」と言う)700がある。
3D撮影装置700では、上記図10に示すように、被
写体側(対物側)の光学系700aと、光学系700a
に続く電気系700bとを備えている。
【0003】光学系700aの構成は、左右(L,R)
に分離されている。光学系700aでは、左右(L,
R)の各々に配置された液晶シャッター701R,70
1Lの働きで、左右(L,R)の何れか一方の光束しか
透過しないように、交互に所定の周期(フィールド周
期)で開閉動作するようになされている。当該透過光束
は、ミラー702R,702L,703の働きで、一つ
の光束にまとめられ、絞り704を通過した後、撮像素
子(CCD)705の結像面へ結像され、光電変換によ
って入射光に応じた画像信号(電気信号)が得られる。
そして、CCD705に対しては、フィールド周期で左
右の何れかの光束が交互に入射することになるため、フ
ィールドシーケンシャルによって、CCD705から左
右の画像信号を交互に出力することで、3D画像が得ら
れることになる。
【0004】しかしながら、液晶シャッター701R,
701Lが光束を完全に遮断しきれなかったり、CCD
705において以前の画像が電気的に残っていると、左
右の画像がそれぞれに写りこみクロストークが発生して
しまう。
【0005】上記の問題は、3D撮影装置700だけで
はなく、3D画像を表示する表示系でも生じている。具
体的には例えば、レンジキュラーや液晶シャッター眼鏡
を使用することにより、右目には右目用画像、左目には
左目用画像のみが観察できるように分離することで、立
体視を実現している表示装置があるが、このような表示
装置においても、完全に右目用画像と左目用画像との分
離を行えない場合、クロストークが発生してしまう。
【0006】上記の問題を解決するために、例えば、特
開平08−331600号等では、次のような画像処理
装置の構成が提案されている。
【0007】上記画像処理装置は、互いに視差を有する
左目用画像信号と右目用画像信号によって立体画像表示
するための画像処理を行うものであり、左目用画像信号
へ“1”よりも小さい係数(クロストーク補正係数)を
乗算して第1のクロストーク補正信号を生成する第1演
算器と、右目用画像信号へ“1”よりも小さい係数を乗
算して第2のクロストーク補正信号を生成する第2演算
器と、左目用画像信号から第2のクロストーク補正信号
を滅じる第3演算器と、右目用画像信号から第1のクロ
ストーク補正信号を減じる第4演算器とを備えている。
したがって、第1演算器における係数、及び第2演算器
における係数として、表示系におけるクロストーク量に
応じた値を与えておくことにより、画面上に表示される
右目用画像からは、予め表示系におけるクロストーク量
分の左目用画像が除去され、同じく画面上に表示される
左目用画像からは、予め表示系におけるクロストーク量
分の右目用画像が除去される。すなわち、表示系の液晶
シャッターやレンチキュラー等で発生するクロストーク
量分が予め減算されることになり、この結果、クロスト
ークを除去することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
08−331600号等に記載された従来の画像処理装
置は、表示系でのこれから発生するであろうクロストー
クを除去するものであり、既に発生しているクロストー
クを除去できるものではない。例えば、γ補正等の非線
型な変換が行われた後の画像におけるクロストークにつ
いては考慮されていない。
【0009】具体的には例えば、図11の上部に示すよ
うに、左画像801において、何らかの形で右画像(点
線参照)が写り込み、右画像802においても、何らか
の形で左画像(点線参照)が写り込むクロストークが発
生しているものとする。そして、左画像801及び右画
像802が、例えば、ビデオカメラ等で記録媒体へ記録
されるとき、上記図11の中部に示すように、非線型な
γ関数(折線近似)で変換され記録される。
【0010】尚、ここでの左画像801及び右画像80
2は、“B”で示されるような人物等の比較的輝度の小
さいオブジェクト(以下、「オブジェクトB」と言う)
と、“A”で示されるような光源等の輝度の高いオブジ
ェクト(以下、「オブジェクトA」と言う)とが存在す
るシーンをビデオカメラ等で撮影して得られた画像であ
る。
【0011】そこで、上記非線型な変換が行なわれた後
の左画像801及び右画像802に対して、一定のクロ
ストーク補正係数を使用してクロストークを除去するた
めの処理(クロストーク補正処理)を行なうと、オブジ
ェクトAとオブジェクトBの輝度の大小によって補正の
過不足が生じてしまう。
【0012】さらに具体的には例えば、オブジェクトA
とオブジェクトBのそれぞれにおいて、クロストークの
ない画像の理想値(ここでは、輝度に応じた値とする)
を、 左画像801のオブジェクトAの理想値Al=1000 左画像801のオブジェクトBの理想値Bl=100 右画像802のオブジェクトAの理想値Ar=1000 右画像802のオブジェクトBの理想値Br=100 であるものとし、実際には、これらの理想値Al,B
l,Ar,Brに対してクロストークが10%発生して
いるものとする。
【0013】この場合、実際に得られる情報は、10%
クロストークを含んだ実際値であり、ここでのクロスト
ークが、例えば、右画像802が左画像801へ写り込
むクロストークであるものとすると、このときのクロス
トークありの実際値は、 左画像801のオブジェクトAの実際値Al´=1000+0.1*1000 =1100 左画像801のオブジェクトBの実際値Bl´=100+0.1*100 =110 右画像802のオブジェクトAの実際値Ar´=1000+0.1*1000 =1100 右画像802のオブジェクトBの実際値Br´=100+0.1*100 =110 となる。
【0014】上記の実際値Al´,Bl´,Ar´,B
r´に対して、γ補正等の非線型な変換を行う。例え
ば、実際値Al´,Bl´,Ar´,Br´に対して、
入力値Xと出力値Yを以って、 Y=0.1X(0<X<500) Y=0.05X+25(500<X) なる式で表されるγ係数を掛けると、その結果得られる
変換値γ(Al´),γ(Bl´),γ(Ar´),γ
(Br´)は、 γ(Al´)=80 γ(Bl´)=11 γ(Ar´)=80 γ(Br´)=11 となる。上記の変換値γ(Al´),γ(Bl´),γ
(Ar´),γ(Br´)に対して、クロストーク補正
処理を行う。
【0015】ここで、γ(Al´)=80には、クロス
トーク分が含まれており、仮にクロストーク分がなけれ
ば、 0.05*1000+25=75 となり、したがって、γ(Al´)=80からクロスト
ーク分を除去するためには、補正係数をかけることが必
要となる。そこで、例えば、変換値γ(Al´)でのク
ロストークがほとんどなくなるように、左画像801の
オブジェクトAの輝度に合わせてクロストーク補正係数
Kの値を求めると、 K=約0.0625 となり、このクロストーク補正係数Kを用いて、変換値
γ(Al´),γ(Bl´)に対してクロストーク補正
処理を行うと、補正後の値γ(Al´)´,γ(Bl
´)´は、 γ(Al´)´=80−0.0625×80=75 γ(Bl´)´=11−0.0625×20=9.75 となる。
【0016】一方、クロストークなしの理想値Al(=
1000),Bl(=100)に対して、上述したγ関
数を掛けた結果は、 γ(Al)=75 γ(Bl)=10 となる。
【0017】したがって、γ(Al´)´,γ(Bl
´)´と、γ(Al),γ(Bl)との間に差分が生じ
てしまう。すなわち、クロストーク補正処理を行ったこ
とにより、Alでは誤差“0”、Blでは“0.75”
の誤差がそれぞれ生じてしまう。
【0018】上述のように、オブジェクトAの輝度に合
わせてクロストーク補正係数Kの値を用いたクロストー
ク補正処理を行うと、オブジェクトBの写り込みが残っ
てしまう。また、オブジェクトBの輝度に合わせてクロ
ストーク補正係数Kの値を用いたクロストーク補正処理
を行う場合も同様に、オブジェクトAの写り込みが残っ
てしまう(上記図11参照)。
【0019】尚、上述の説明で使用している各種数値
は、クロストークを定量的に説明するために、その一例
として、輝度に対応する数値を示したものであって、そ
の数値そのものに意味はない。
【0020】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、立体画像におけるクロストーク
を確実に除去できる、画像処理装置、画像処理システ
ム、画像処理方法、及びそれを実施するための処理ステ
ップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、所定の変換処理が行なわれた右目用画像
及び左目用画像から立体画像を取得するための画像処理
を行う画像処理装置であって、上記右目用画像及び左目
用画像のそれぞれに対して、上記所定の変換処理とは逆
の変換処理を行う逆変換処理手段と、上記逆変換処理手
段による変換後の上記右目用画像及び左目用画像のそれ
ぞれに対して、クロストーク補正処理を行うクロストー
ク補正手段と、上記クロストーク補正手段によるクロス
トーク補正処理後の上記右目用画像及び左目用画像のそ
れぞれに対して、上記所定の変換処理を行う変換処理手
段とを備えることを特徴とする。
【0022】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記所定の補正変換は、非線型な変換を含み、上記逆補
正変換手段は、上記非線型な変換の逆関数にあたる変換
処理を上記右目用画像及び左目用画像のそれぞれに対し
て行うことを特徴とする。
【0023】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記非線型な変換は、γ関数による変換、及びknee
関数による変換の少なくとも何れかの変換を含むことを
特徴とする。
【0024】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記右目用画像及び左目用画像は、フィールドシーケン
シャル方式で撮影して得られた画像を含み、同時刻の上
記右目用画像及び左目用画像が入手できない場合、上記
右目用画像及び左目用画像の何れか一方の画像の前後フ
ィールドの画像から、他方の画像と同時刻の画像を生成
する画像生成手段を備え、上記逆変換処理手段は、上記
画像生成手段により得られた同時刻の右目用画像及び左
目用画像のそれぞれに対して、上記所定の変換処理とは
逆の変換処理を行うことを特徴とする。
【0025】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記クロストーク補正手段は、上記右目用画像へ所定の
クロストーク補正係数を乗算し、当該乗算結果をクロス
トーク補正画像とする第1の演算手段と、上記左目用画
像へ所定のクロストーク補正係数を乗算し、当該乗算結
果をクロストーク補正画像とする第2の演算手段と、上
記右目用画像から上記第2の演算手段で得られたクロス
トーク補正画像を減算する第3の演算手段と、上記左目
用画像から上記第1の演算手段で得られたクロストーク
補正画像を減算する第4の演算手段とを含むことを特徴
とする。
【0026】第6の発明は、複数の機器が互いに通信可
能に接続されてなる画像処理システムであって、上記複
数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜5
の何れかに記載の画像処理装置の機能を有することを特
徴とする。
【0027】第7の発明は、互いに視差を有する右目用
画像及び左目用画像から立体画像を取得するための画像
処理方法であって、上記右目用画像及び左目用画像のそ
れぞれに対して既に施された所定の変換処理とは逆の変
換処理を、上記右目用画像及び左目用画像のそれぞれに
対して施す逆変換処理ステップと、上記逆変換処理ステ
ップによる変換後の上記右目用画像及び左目用画像のそ
れぞれに対して、クロストーク補正処理を行うクロスト
ーク補正ステップと、上記クロストーク補正ステップに
よるクロストーク補正処理後の上記右目用画像及び左目
用画像のそれぞれに対して、上記所定の変換処理を行う
変換処理ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記所定の補正変換は、非線型な変換を含み、上記逆補
正変換ステップは、上記非線型な変換の逆関数にあたる
変換処理を上記右目用画像及び左目用画像のそれぞれに
対して施すステップを含むことを特徴とする。
【0029】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記非線型な変換は、γ関数による変換、及びknee
関数による変換の少なくとも何れかの変換を含むことを
特徴とする。
【0030】第10の発明は、上記第7の発明におい
て、上記右目用画像及び左目用画像は、フィールドシー
ケンシャル方式で撮影して得られた画像を含み、同時刻
の上記右目用画像及び左目用画像が入手できない場合、
上記右目用画像及び左目用画像の何れか一方の画像の前
後フィールドの画像から、他方の画像と同時刻の画像を
生成する画像生成ステップを更に含み、上記逆変換処理
ステップは、上記画像生成ステップにより得られた同時
刻の右目用画像及び左目用画像のそれぞれに対して、上
記所定の変換処理とは逆の変換処理を施すステップを含
むことを特徴とする。
【0031】第11の発明は、上記第7の発明におい
て、上記クロストーク補正ステップは、上記右目用画像
へ1よりも小さいクロストーク補正係数を乗算し、当該
乗算結果をクロストーク補正画像とする第1の演算ステ
ップと、上記左目用画像へ1よりも小さいクロストーク
補正係数を乗算し、当該乗算結果をクロストーク補正画
像とする第2の演算ステップと、上記右目用画像から上
記第2の演算ステップで得られたクロストーク補正画像
を減算する第3の演算ステップと、上記左目用画像から
上記第1の演算ステップで得られたクロストーク補正画
像を減算する第4の演算ステップとを含むことを特徴と
する。
【0032】第12の発明は、請求項1〜5の何れかに
記載の画像処理装置の機能、又は請求項6記載の画像処
理システムの機能を実施するための処理プログラムを、
コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体でることを
特徴とする。
【0033】第13の発明は、請求項7〜11の何れか
に記載の画像処理方法の処理ステップを、コンピュータ
が読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0035】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すようなビデオカメラ100に適用される。本
実施の形態のビデオカメラ100は、フィールドシーケ
ンシャル方式で撮影動作を行うものであり、立体画像
(3D画像)におけるクロストークを除去するためのク
ロストーク補正処理機能を有する。
【0036】ビデオカメラ100は、上記図1に示すよ
うに、光学系100a及び電気系100bを備えてい
る。光学系100aは、左右の光束を遮断するための液
晶シャッター101R,101Lと、液晶シャッター1
01R又は101Lからの光束を後段のハーフミラー1
03へと導くためのミラー102R,102Lと、ミラ
ー102R又は102Lからの光束を後段の絞り(絞り
レンズ)へと導くためのハーフミラー103と、ハーフ
ミラー103からの光束を後段の撮像素子(CCD)1
05へ結像させるための絞り104とを含んでいる。電
気系100bは、絞り104からの光束を電気信号へ変
換(光電変換)して出力するCCD(Charge C
oupled Device)105と、CCD105
の出力信号をサンプリングして信号成分のみ抽出するC
DS(Correlated Double Samp
ling)106と、CDS106で得られた信号(ア
ナログ信号)に対してγ補正処理等を施すアナログ信号
処理回路107と、アナログ信号処理回路107での処
理後のアナログ信号をディジタル化するA/D変換器1
08と、A/D変換器108で得られたデータに対して
クロストーク補正処理等を施すDSP(Degital
Signal Processor)109と、DS
P109より一時的なデータ保持等に使用されるメモリ
110と、DSP109の処理後のデータに対する更な
る信号処理や記録処理等を行う出力系111とを含んで
いる。
【0037】そこで、ビデオカメラ100の光学系10
0aでは、液晶シャッター101R,101Lの働き
で、左右(L,R)の何れか一方の光束しか透過しない
ようにフィールド周期で交互に開閉動作するようになさ
れている。当該透過光束は、ミラー102R,102L
及びハーフミラー103の働きで一つの光束にまとめら
れ、絞り104を通過した後、電気系100bのCCD
105の結像面へ結像される。電気系100bにおい
て、CCD105では、光電変換によって入射光に応じ
た画像信号(電気信号)が得られる。このとき、液晶シ
ャッター101R,101Lが光束を完全に遮断しきれ
なかったり、CCD105において以前の画像が電気的
に残っていると、左右の画像がそれぞれに写りこみクロ
ストークが発生する。
【0038】CCD105から出力される画像信号、具
体的には左右時分割形式の画像信号(RGBデータ)
は、CDS106へ供給される。CDS106は、CC
D105からの画像信号(アナログ信号)をサンプリン
グして、信号成分のみ抽出してアナログ信号処理回路1
07へ供給する。アナログ信号処理回路107は、CD
S106からの画像信号に対して、ガンマ補正処理等の
非線型或いは線形な画像処理を施してA/D変換器10
8へ供給する。A/D変換器108は、アナログ信号処
理回路107からの画像信号をディジタル化してDSP
109へ供給する。DSP109は、詳細は後述する
が、A/D変換器108からの画像データに対して、ク
ロストークを除去するための処理(クロストーク補正処
理)等を施し、クロストークのない画像データを出力系
111へ供給する。
【0039】ここで、本実施の形態のビデオカメラ10
0の最も特徴とする構成は、DSP102にある。DS
P102は、メモリ110を用いて、例えば、図2に示
すフローチャートに従った次のような処理を実行する。
【0040】先ず、DSP102は、A/D変換器10
8からの画像データ(対象画像データ)を受け取る(ス
テップS202)。次に、DSP102は、対象画像デ
ータを、アナログ信号処理回路107でのガンマ補正処
理前の画像データに戻すために、当該ガンマ補正処理で
使用されたγ関数の逆関数である逆γ関数を用いて、逆
ガンマ補正処理を対象画像データに対して施し(ステッ
プS203)、これにより得られたガンマ補正処理前の
対象画像データ(以下、「逆γ補正画像データ」と言
う)をメモリ110へ一旦格納する。
【0041】次に、DSP102は、対象画像データが
左右の何れの画像(フィールド画像)であるかを判別す
る(ステップS204)。この判別の結果、右画像デー
タである場合にはステップS205R〜S207Rの処
理を実行し、左画像データである場合にはステップS2
05L〜S207Lの処理を実行する。
【0042】右画像データである場合の処理(ステップ
S205R〜S207R):先ず、DSP102は、ク
ロストーク補正係数を決定する(ステップS205
R)。次に、DSP102は、処理メモリ110へ一旦
格納した左右の逆γ補正画像データのうち、対象画像デ
ータ(ここでは右画像データ)とは反対側の逆γ補正画
像データ(左画像データ)をメモリ110から読み出す
(ステップS206R)。そして、DSP102は、ス
テップS205Rで決定したクロストーク補正係数と、
ステップS206Rで取得した逆γ補正画像データ(左
画像データ)とを乗算して、クロストーク補正処理のた
めの画像データ(右クロストーク補正画像データ)を生
成する(ステップS207R)。
【0043】左画像データである場合の処理(ステップ
S205L〜S207L):先ず、DSP102は、ク
ロストーク補正係数を決定する(ステップS205
L)。次に、DSP102は、処理メモリ110へ一旦
格納した左右の逆γ補正画像データのうち、対象画像デ
ータ(ここでは左画像データ)とは反対側の逆γ補正画
像データ(右画像データ)をメモリ110から読み出す
(ステップS206L)。そして、DSP102は、ス
テップS205Lで決定したクロストーク補正係数と、
ステップS206Lで取得した逆γ補正画像データ(右
画像データ)とを乗算して、クロストーク補正処理のた
めの画像データ(左クロストーク補正画像データ)を生
成する(ステップS207L)。
【0044】ステップS207R又はS207Lの処理
後、DSP102は、ステップS207R又はS207
Lで生成したクロストーク補正画像データを、対象画像
データに対応する逆γ補正画像データから減算すること
で、クロストークのない画像を生成し(ステップS20
8)、当該画像データをメモリ110へ保存する(ステ
ップS209)。このときメモリ110へ保存された画
像データは、次のフィールド画像に対するクロストーク
補正処理で使用される。これは、次の第2の実施の形態
で詳細は後述するが、左右画像が同時に得られないよう
な場合、この記憶画像を使用するためである。
【0045】そして、DSP102は、ステップS20
8で生成したクロストークのない画像データに対してガ
ンマ補正処理を施し(ステップS210)、当該処理後
の画像データを出力系111へ供給する(ステップS2
11)。
【0046】上述のように、本実施の形態では、γ補正
が行なわれた画像(非線形な変換補正が行なわれた画
像)に対して、その逆補正(非線形な変換補正の逆変換
補正)を行うことで、γ補正前の画像を取得し、当該画
像に対してクロストーク補正を行うように構成したの
で、輝度の異なるオブジェクトが存在する画像に対し
て、一定のクロストーク補正係数を用いたクロストーク
補正を行ったとしても、オブジェクトの輝度の違いによ
る補正の過不足が生じることはない。したがって、対象
画像からクロストークを確実に除去することができ、良
好な立体画像を提供することができる。
【0047】尚、本実施の形態では、左右時分割形式の
画像を処理対象としているが、これに限られることはな
い。例えば、処理対象の画像が左右時分割形式でない場
合、ステップS206L,S206Rで画像をメモリ1
10に記憶して読み出す代わりに、外部から画像を入力
するように構成すればよい。このとき、外部入力画像の
バッファとしては、メモリ110を利用するようにして
もよい。
【0048】(第2の実施の形態)本発明は、例えば、
図3に示すような画像処理装置300に適用される。本
実施の形態の画像処理装置300は、立体画像(3D画
像)におけるクロストークを除去するためのクロストー
ク補正処理機能を有し、上記図3に示すように、テープ
状記録媒体等に記録された動画データを再生する再生部
311と、VTR再生部311で得られた動画データ
(コンポジット信号)からY信号(ルミナンス信号)及
びC信号(クロマ信号)を分離するY/C分離器312
と、Y/C分離器312で得られたY及びC信号をRG
B信号へと変換するRGB変換器313と、RGB変換
器313で得られたRGB信号(アナログ信号)をディ
ジタル化するA/D変換器314と、A/D変換器31
4で得られたRGBデータに対してクロストーク補正処
理を施すクロストーク除去処理部315と、クロストー
ク除去処理部315の処理後のRGBデータをアナログ
化するD/A変換器316と、D/A変換器316で得
られたRGB信号をY信号及びC信号へと変換するY/
C変換器317と、Y/C変換器317で得られたY信
号及びC信号コンポジット信号へと変換するY/C混合
器318と、Y/C混合器318で得られたコンポジッ
ト信号に基づいた3D画像を観察するための3D表示部
319とを備えている。
【0049】本実施の形態の画像処理装置300におい
て、先ず、再生部311は、テープ状記録媒体から、V
TRや3Dカメラ等によって得られた画像データ、具体
的にはγ補正されクロストークのある画像データを再生
し、当該画像データをコンポジット信号としてY/C分
離器312へ供給する。ここで、本実施の形態では、V
TRによって再生された画像データを処理対象とする
が、例えば、第1の実施の形態のように、カメラで撮像
して得られた画像データ等に対しても、全く同様に適用
することができる。
【0050】Y/C分離器312は、再生部311から
のコンポジット信号を、Y信号とC信号の2つに分離し
てRGB変換器313へ供給する。RGB変換器313
は、Y/C分離器312からのY信号及びC信号を、
R,G,Bの3原色信号(RGB信号)へと変換してA
/D変換器314へ供給する。A/D変換器314は、
RGB変換器313からのRGB信号をディジタル化し
てクロストーク除去処理部315へ供給する。クロスト
ーク除去処理部315は、詳細は後述するが、A/D変
換器108からのRGBデータに対して、クロストーク
を除去するための処理(クロストーク補正処理)を施
し、クロストークのないRGBデータを出力する。
【0051】クロストーク除去処理部315から出力さ
れたRGBデータは、上述のA/D変換器314、RG
B変換器313、及びY/C分離器312とは逆の処理
を実行するD/A変換器316、Y/C変換器317、
及びY/C混合器318を介して、クロストークの無い
YC混合信号(コンポジット信号)として、3D表示部
319へと供給される。したがって、3D表示部319
では、クロストークの無い3D画像が鑑賞可能となる。
【0052】ここで、本実施の形態の画像処理装置30
0の最も特徴とする構成は、クロストーク除去処理部3
15にある。クロストーク除去処理部315は、例え
ば、図4に示すように、R,G,Bのそれぞれに対応し
て、A/D変換器314からのRGBデータ(対象画像
データ)をγ補正処理前の画像データへと戻す逆γ補正
器321と、逆γ補正器321からの画像データ(逆γ
補正画像データ)に対して1フィールド分の遅延を与え
て出力する遅延器322R,322G,322Bと、遅
延器322R,322G,322Bからの画像データに
対してクロストーク補正係数を乗算した結果を補正画像
データとして出力する乗算器323R,323G,32
3Bと、逆γ補正器321で得られた画像データ(1フ
ィールド分の遅延が与えられていない画像データ)から
乗算器323R,323G,323Bで得られた補正画
像データを減算する減算器324R,324G,324
Bと、減算器324R,324G,324Bの減算で得
られた画像データにγ補正処理を施してD/A変換器3
16へと供給するγ補正器325とを備えている。
【0053】先ず、A/D変換器314からクロストー
ク除去処理部315に対してRGBデータが入力される
と、逆γ補正器321は、R,G,Bの各データに対し
て、γ補正を打ち消す処理(逆γ補正処理)を施す。
尚、当該逆γ補正処理で使用する逆γ関数は、γ補正処
理で使用されたγ関数(再生部311でのγ関数等)に
よって変わる場合があるため、任意の複数のγ関数を予
め用意しておき、これらの中から任意に選択できるよう
に構成してもよい。
【0054】逆γ補正器321により得られたγ補正前
の状態のR,G,Bの各データはそれぞれ、タイミング
調整のために、遅延器322R,322G,322Bの
中の対応する遅延器へ供給されると共に、減算器324
R,324G,324Bの中の対応する減算器へ直接供
給される。
【0055】そこで、例えば、Rのデータに着目する
と、遅延器322Rは、逆γ補正器321からのRデー
タ(逆γ補正画像データ)に対して、1フィールド分の
遅延量を与えて出力する。乗算器323Rは、遅延器3
22RからのRデータに対して、クロストーク用の係数
(クロストーク補正係数)を乗算し、その乗算結果を、
クロストーク補正Rデータとして出力する。減算器32
4Rは、逆γ補正器321から直接供給されたRデータ
から、乗算器323Rからクロストーク補正Rデータを
減算し、その減算結果、すなわちクロストークが除去さ
れた状態のRデータをγ補正器325へ供給する。
【0056】G,Bの各データについても、上述のRデ
ータと同様に処理されて、クロストークが除去された状
態のG,Bの各データとしてγ補正器325へ供給され
る。γ補正器325は、減算器324R,324G,3
24BからのR,G,Bの各データにγ補正処理を施し
て、当該γ補正処理後のRGBデータをD/A変換器3
16へ供給する。
【0057】上述のように、本実施の形態では、γ補正
が行なわれた画像(非線形な変換補正が行なわれた画
像)に対して、その逆補正(非線形な変換補正の逆変換
補正)を行うことで、γ補正前の画像を取得し、当該画
像に対してクロストーク補正を行い、再度γ補正を行う
ように構成したので、輝度の異なるオブジェクトが存在
する画像に対して、一定のクロストーク補正係数を用い
たクロストーク補正を行ったとしても、オブジェクトの
輝度の違いによる補正の過不足が生じることはない。し
たがって、対象画像からクロストークを確実に除去する
ことができ、3D表示部319において良好な立体画像
を観察することができる。
【0058】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
第2の実施の形態におけるクロストーク除去処理部31
5の構成(上記図4参照)を、例えば、図5に示すよう
な構成とする。
【0059】尚、上記図5のクロストーク除去処理部3
15´において、上記図4のクロストーク除去処理部3
15と同様に動作する個所には同じ符号を付し、その詳
細な説明は省略する。ここでは、第2の実施の形態と異
なる構成についてのみ具体的に説明する。また、本実施
の形態での処理対象となる画像信号は、左右の画像が交
互に変わるフィールドシーケンシャル方式に従ったもの
とする。
【0060】本実施の形態のクロストーク除去処理部3
15´は、上記図5に示すように、R,G,Bの各デー
タに対応した遅延器331R,331G,331B及び
画像生成器332R,332G,332Bを更に備えた
構成としている。
【0061】先ず、A/D変換器314からクロストー
ク除去処理部315´に対してRGBデータが入力され
ると、逆γ補正器321は、R,G,Bの各データに対
して、γ補正を打ち消す処理(逆γ補正処理)を施す。
【0062】逆γ補正器321により得られたγ補正前
の状態のR,G,Bの各データはそれぞれ、タイミング
調整のために、遅延器331R,331G,331Bの
中の対応する遅延器へ供給されると共に、画像生成器3
32R,332G,332Bの中の対応する画像生成器
へ供給される。
【0063】そこで、例えば、Rのデータに着目する
と、遅延器331Rは、逆γ補正器321からのRデー
タ(逆γ補正画像データ)に対して、1フィールド分の
遅延量を与えて、減算器324Rに対して直接出力する
と共に、遅延器322Rに対して出力する。
【0064】遅延器322Rは、遅延器331Rで1フ
ィールド分の遅延量が与えられたRデータに対して、更
に1フィールド分の遅延量を与えて出力する。
【0065】画像生成器322Rに対しては、逆γ補正
器321により得られたγ補正前の状態のRデータと、
遅延器331R及び遅延器322Rによって当該Rデー
タに対して2フィールド分の遅延量が与えられたRデー
タとが供給されることになる。
【0066】ここで、例えば、遅延器331Rから出力
されるRデータが、左目用のRデータであるとする。画
像生成器322Rは、フィードシーケンシャルで右画像
と左画像が交互に入力されること等により、遅延器33
1Rから出力される左目用のRデータと時間的に同時刻
の右目用のRデータを連続して、すなわち1フィールド
遅延で入手できない場合、逆γ補正器321及び遅延器
322Rからの2フィールド分のずれのある2つのRデ
ータを平均化することで、遅延器331Rから出力され
る左目用のRデータと時間的に同時刻の右目用のRデー
タを生成して出力する。
【0067】乗算器323Rは、画像生成器332Rか
らのRデータに対して、クロストーク用の係数(クロス
トーク補正係数)を乗算し、その乗算結果を、クロスト
ーク補正Rデータとして出力する。減算器324Rは、
遅延器331Rから直接供給されたRデータから、乗算
器323Rからクロストーク補正Rデータを減算し、そ
の減算結果、すなわちクロストークが除去された状態の
Rデータをγ補正器325へ供給する。
【0068】G,Bの各データについても、上述のRデ
ータと同様に処理されて、クロストークが除去された状
態のG,Bの各データとしてγ補正器325へ供給され
る。γ補正器325は、減算器324R,324G,3
24BからのR,G,Bの各データにγ補正処理を施し
て、当該γ補正処理後のRGBデータをD/A変換器3
16へ供給する。
【0069】上述のように、本実施の形態では、同時刻
の左右の画像が入手できない場合、前後フィールドの画
像から擬似的に同時刻の画像を生成し、その生成画像を
使用してクロストーク補正処理を行うように構成したの
で、さらに確実にクロストーク補正処理を行える。
【0070】(第4の実施の形態)本発明は、例えば、
図6に示すようなノンリニア編集システム500に適用
される。本実施の形態のシステム500は、上記図6に
示すように、DV(ディジタルビデオ)録再生装置50
1と、ノンリニア編集装置503とが、IEEE139
4規格に準拠した通信回線502を介して互いに通信可
能なように接続された構成としている。これにより、D
V録再生装置501において、ノンリニア編集装置50
3で編集処理された画像データ(加工された動画データ
等)をテープ状記録媒体等へ記録することができる。
【0071】具体的には、まず、ノンリニア編集装置5
03は、パーソナルコンピュータやワークステーション
等からなり、図7に示すような構成としている。すなわ
ち、ノンリニア編集装置503は、上記図7に示すよう
に、CPU601と、ROM602と、RAM603
と、キーボード(KB)609のキーボードコントロー
ラ(KBC)605と、表示部としてのCRTディスプ
レイ(CRT)610のCRTコントローラ(CRT
C)606と、ハードディスク(HD)611及びフロ
ッピー(登録商標)ディスク(FD)612のディスク
コントローラ(DKC)607と、IEEE1394イ
ンターフェース608とが、システムバス604を介し
て互いに通信可能に接続された構成としている。そし
て、IEEE1394インターフェース608が、上記
図1に示した通信回線502と接続される。
【0072】CPU601は、ROM602或いはHD
611に記憶されたソフトウェア、或いはFD612よ
り供給されるソフトウェアを実行することで、システム
バス604に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU601は、所定の処理シーケンスに従
った処理プログラムを、ROM602、或いはHD61
1、或いはFD612から読み出して実行することで、
本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0073】RAM603は、CPU601の主メモリ
或いはワークエリア等として機能する。KBC605
は、KB609や図示していないポインティングデバイ
ス等からの指示入力を制御する。CRTC606は、C
RT610の表示を制御する。DKC607は、ブート
プログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、
ユーザファイル、通信管理プログラム、及び本実施の形
態における上記処理プログラム等を記憶するHD611
及びFD612とのアクセスを制御する。IEEE13
94インターフェース608は、通信回線502を介し
て、DV録再生装置501と双方向にデータをやりとり
する。
【0074】図8は、ノンリニア編集装置503で実行
される処理プログラムとしての編集ソフトウェアによる
処理をフローチャートで示したものである。特に、当該
処理にて、クロストーク補正処理が行われる。すなわ
ち、ノンリニア編集装置503において、CPU601
が、ROM602、或いはHD611、或いはFD61
2により供給される、上記図8のフローチャートに従っ
た処理プログラムを実行することで、ノンリニア編集装
置503では次のような動作が実施される。
【0075】尚、ここでは説明の簡単のため、DV再生
記録装置501で使用される動画ソースは、NTSC方
式の左右の画像がフィールド毎に変化する動画データで
あるとする。そして、当該動画データが通信回線502
を介してノンリニア編集装置503へ送られるものとす
る。また、ノンリニア編集装置503で保存されている
動画データは、1/60秒毎の左右1枚ずつのフィール
ドが1つのフレーム形式に変換されたものとする。
【0076】先ず、CPU601は、クロストーク補正
処理を施す対象動画ファイルを取得する(ステップS7
02)。次に、CPU601は、対象動画ファイル内の
補正対象のフレーム画像(対象フレーム画像)を取得す
る(ステップS703)。
【0077】次に、CPU601は、対象フレーム画像
に対して、対象フレーム画像全体に既に施されているγ
補正処理の逆γ補正処理を施す(ステップS704)。
尚、逆γ補正処理で使用するγ関数については、予め数
種類のγ関数を用意しておき、これらのγ係数の中から
任意に選択して使用するようにしてもよい。或いは、任
意の生成したγ係数を使用するようにしてもよい。
【0078】次に、CPU601は、逆γ補正処理後の
対象フレーム画像を、左右のフィールド画像へ分割する
(ステップS705)。具体的には例えば、CPU60
1は、対象フレーム画像において、偶数ラインを右画
像、奇数ラインを左画像として取り出す。このとき、左
右の画像の不足ラインについては、その上下ラインの平
均値を求めることで補う。また、不足ラインが最上ライ
ン或いは最下ラインの場合には、その1つ下或いは1つ
上のラインをそのまま利用する。
【0079】次に、CPU601は、対象フレーム画像
の1つ前のフレームが対象動画ファイルの中にあるか否
かを判別する(ステップS706)。この判別の結果、
1つ前のフレームが存在しない場合、後述するステップ
S710へそのまま進む。
【0080】ステップS706の判別の結果、対象フレ
ーム画像の1つ前のフレームが対象動画ファイルの中に
存在する場合、CPU601は、当該1つ前のフレーム
画像を取得し(ステップS707)、そのフレーム画像
から左のフィールド画像を取得する(ステップS70
8)。そして、CPU601は、現在の対象フレーム画
像の左のフィールド画像と、ステップS708で取得し
た1つ前のフレーム画像の左のフィールド画像との平均
画像を生成することで、クロストーク補正処理する右の
フィールド画像と同時刻の左のフィールド画像を生成す
る(ステップS709)。その後、次のステップS71
0へと進む。
【0081】ステップS710では、CPU601は、
右のフィールド画像に対するクロストーク補正係数を決
定する。次に、CPU601は、ステップS709で生
成した左のフィールド画像、或いはステップS706の
判別により1つ前のフレームが存在しない場合にはステ
ップS705で取得した左のフィールド画像に対して、
ステップS710で決定したクロストーク補正係数を乗
算して、クロストーク補正用画像を生成する(ステップ
S711)。
【0082】そして、CPU601は、ステップS70
5で取得した右のフィールド画像から、ステップS71
1で取得したクロストーク補正用画像を減算することに
より、右画像のクロストーク補正後の画像を生成する
(ステップS712)。
【0083】上述のようにして右画像のクロストーク補
正後の画像を生成し終えると、次に、CPU601は、
左画像のクロストーク補正後の画像を生成するために、
対象フレーム画像の1つ前のフレームが対象動画ファイ
ルの中にあるか否かを判別する(ステップS713)。
この判別の結果、1つ前のフレームが存在しない場合、
後述するステップS717へそのまま進む。
【0084】ステップS713の判別の結果、対象フレ
ーム画像の1つ前のフレームが対象動画ファイルの中に
存在する場合、CPU601は、当該1つ前のフレーム
画像を取得し(ステップS714)、そのフレーム画像
から右のフィールド画像を取得する(ステップS71
5)。そして、CPU601は、現在の対象フレーム画
像の右のフィールド画像と、ステップS708で取得し
た1つ前のフレーム画像の右のフィールド画像との平均
画像を生成することで、クロストーク補正処理する左の
フィールド画像と同時刻の右のフィールド画像を生成す
る(ステップS716)。その後、次のステップS71
7へと進む。
【0085】ステップS717では、CPU601は、
左のフィールド画像に対するクロストーク補正係数を決
定する。次に、CPU601は、ステップS716で生
成した左のフィールド画像、或いはステップS713の
判別により1つ前のフレームが存在しない場合にはステ
ップS705で取得した左のフィールド画像に対して、
ステップS717で決定したクロストーク補正係数を乗
算して、クロストーク補正用画像を生成する(ステップ
S718)。
【0086】そして、CPU601は、ステップS70
5で取得した左のフィールド画像から、ステップS71
8で取得したクロストーク補正用画像を減算することに
より、左画像のクロストーク補正後の画像を生成する
(ステップS719)。
【0087】上述のようにして左右画像のクロストーク
補正後の2枚の画像を生成し終えると、CPU601
は、当該左右画像のクロストーク補正後の2枚の画像の
何れかの画像から偶数ラインを取りだし、他方の画像か
ら奇数ラインを取り出して、1つのクロストーク補正後
のフレーム画像を生成する(ステップS720)。
【0088】次に、CPU601は、対象フレーム画像
が始めてのフレームであるか否かを判別し(ステップS
721)、始めてのフレームの場合であるのみ、補正動
画ファイルを生成する(ステップS722)。次に、C
PU601は、ステップS720で取得したクロストー
ク補正後のフレーム画像を、ステップS722で生成し
た補正動画ファイルへ保存する(ステップS723)。
そして、CPU601は、処理すべきフレーム画像が未
だ存在するか否かを判別し(ステップS724)、未だ
存在する場合には再びステップS703へ戻り以降の処
理ステップを繰り返し実行する。一方、全てのフレーム
画像の処理をし終えた場合には、本処理終了となる。
【0089】上述のように、本実施の形態では、γ補正
が行なわれた画像(非線形な変換補正が行なわれた画
像)に対して、その逆補正(非線形な変換補正の逆変換
補正)を行うことで、γ補正前の画像を取得し、当該画
像に対してクロストーク補正を行うように構成したの
で、輝度の異なるオブジェクトが存在する画像に対し
て、一定のクロストーク補正係数を用いたクロストーク
補正を行ったとしても、オブジェクトの輝度の違いによ
る補正の過不足が生じることはない。したがって、対象
画像からクロストークを確実に除去することができ、ノ
ンリニア編集装置503のCRT610等において良好
な立体画像を観察することができる。
【0090】尚、第1〜第4の実施の形態での逆γ補正
処理で使用する逆γ関数としては、例えば、図9に示す
ような関数が挙げられる。具体的には、上記図9に示す
逆γ関数は、上記図11を用いて説明したγ補正処理に
おけるγ関数の逆γ関数である。すなわち、上記図11
において、オブジェクトAとオブジェクトBのそれぞれ
のクロストークのない画像の理想値を、 左画像801のオブジェクトAの理想値Al=1000 左画像801のオブジェクトBの理想値Bl=100 右画像802のオブジェクトAの理想値Ar=1000 右画像802のオブジェクトBの理想値Br=100 であるものとし、実際には、これらの理想値Al,B
l,Ar,Brに対してクロストークが10%発生して
いる場合に、 左画像801のオブジェクトAの実際値Al´=1000+0.1*1000 =1100 左画像801のオブジェクトBの実際値Bl´=100+0.1*100 =110 右画像802のオブジェクトAの実際値Ar´=1000+0.1*1000 =1100 右画像802のオブジェクトBの実際値Br´=100+0.1*100 =110 で表される実際値Al´,Bl´,Ar´,Br´に対
して、γ補正処理を施す際に使用した、 Y=0.1X(0<X<500) Y=0.05X+25(500<X) なる式で表されるγ関数の逆γ関数である。
【0091】上記の場合、γ補正処理後の実際値Al
´,Bl´,Ar´,Br´(変換値γ(Al´),γ
(Bl´),γ(Ar´),γ(Br´))は、 γ(Al´)=80 γ(Bl´)=11 γ(Ar´)=80 γ(Br´)=11 となる。これらの変換値γ(Al´),γ(Bl´),
γ(Ar´),γ(Br´)に対して、上記図9で示さ
れる逆γ関数、すなわち Y=10X(0<X<500) Y=20X−500(500<X) で表される逆γ関数を掛けると、 Al´=1100 Bl´=110 Ar´=1100 Br´=110 のように、γ補正処理前の状態へと戻る。
【0092】そこで、例えば、Al´でのクロストーク
がほとんどなくなるように、左画像801のオブジェク
トAの輝度に合わせてクロストーク補正係数Kの値を求
めると、 K=約0.091 となり、このクロストーク補正係数Kを用いて、γ補正
処理前の状態のAl´,Bl´に対してクロストーク補
正処理を行うと、補正後の値Al´´,Bl´´は、 Al´´=1100−0.091×1100=999.
9 Bl´´=11−0.091×11=99.9 となる。これらの結果Al´´,Bl´´に対して再び
γ関数を掛けると、 γ(Al´´)=74.995 γ(Bl´´)=9.99 となる。
【0093】一方、クロストークなしの理想値Al(=
1000),Bl(=100)に対してγ関数を掛けた
結果は、 γ(Al)=75 γ(Bl)=10 となる。
【0094】したがって、γ(Al´´)´,γ(Bl
´´)´と、γ(Al),γ(Bl)との間に殆ど差分
が生じず、略完全なクロストークの除去が可能となる。
【0095】また、第1〜第4の実施の形態では、非線
型の変換としてγ関数を用いるように構成としたが、こ
れに限られることはなく、例えば、knee関数等でも
適用可能である。
【0096】また、本発明の目的は、第1〜第4の実施
の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或
いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュ
ータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読みだして実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が第1〜第4の
実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することと
なる。プログラムコードを供給するための記憶媒体とし
ては、ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−
R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いるこ
とができる。また、コンピュータが読みだしたプログラ
ムコードを実行することにより、本実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の
処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第
4の実施の形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機
能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコー
ドの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を
行い、その処理によって第1〜第4の実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、所定の
変換補正(γ補正等)が施された右目用画像及び左目用
画像に対して、当該変換補正の逆の変換補正を施すこと
で、当該変換補正前の右目用画像及び左目用画像へと戻
し、これらの右目用画像及び左目用画像に対して、クロ
ストーク補正を行なうように構成したので、すなわち右
目用画像及び左目用画像の補正効果をなくした状態でク
ロストーク補正を行なうように構成したので、例えば、
クロストーク補正の際に、対象画像の座標によって輝度
に大小があるオブジェクトに対して、空間に対して一定
のクロストーク補正係数を用いても、オブジェクトの輝
度の大小によっても過不足ないクロストーク補正を行う
ことができ、クロストークのない良好な立体画像を得る
ことができる。また、フィールドシーケンシャル方式で
処理対象となる右目用画像及び左目用画像を取り込み、
これらの右目用画像及び左目用画像から立体画像を得る
場合において、同時刻の右目用画像及び左目用画像が入
手できない場合には、右目用画像及び左目用画像のうち
の一方の画像の前後フィールド画像から、他方の画像と
同時刻の画像を生成するように構成すれば、同時刻の右
目用画像及び左目用画像が入手できない場合であって
も、確実にクロストーク補正を行った立体画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
ビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】上記ビデオカメラでのクロストーク補正処理を
説明するためのフローチャートである。
【図3】第2の実施の形態において、本発明を適用した
画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】上記画像処理装置のクロストーク除去処理部の
構成を示すブロック図である。
【図5】第3の実施の形態における上記クロストーク除
去処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】第4の実施の形態において、本発明を適用した
ノンリニア編集システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図7】上記ノンリニア編集システムのノンリニア編集
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】上記ノンリニア編集装置でのクロストーク補正
処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】上記クロストーク補正処理で用いる逆γ関数の
一例を説明するための図である。
【図10】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図11】上記画像処理装置でのクロストーク補正処理
を説明するための図である。
【符号の説明】
100 ビデオカメラ 100a 光学系 100b 電気系 101R,101L 液晶シャッター 102R,102L ミラー 103 ハーフミラー 104 絞りレンズ 105 撮像素子(CCD) 106 CDS 107 アナログ信号処理部 108 A/D変換器 109 DSP 110 メモリ 111 出力系 300 画像処理装置 311 再生部 312 Y/C分離器 313 RGB変換器 314 A/D変換器 315 クロストーク除去処理部 316 D/A変換器 317 Y/C変換器 318 Y/C混合器 319 3D表示部 321 逆γ補正器 322B,322G,322B 遅延器 323B,323G,323B 乗算器 324R,324G,324B 減算器 325 γ補正器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の変換処理が行なわれた右目用画像
    及び左目用画像から立体画像を取得するための画像処理
    を行う画像処理装置であって、 上記右目用画像及び左目用画像のそれぞれに対して、上
    記所定の変換処理とは逆の変換処理を行う逆変換処理手
    段と、 上記逆変換処理手段による変換後の上記右目用画像及び
    左目用画像のそれぞれに対して、クロストーク補正処理
    を行うクロストーク補正手段と、 上記クロストーク補正手段によるクロストーク補正処理
    後の上記右目用画像及び左目用画像のそれぞれに対し
    て、上記所定の変換処理を行う変換処理手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記所定の補正変換は、非線型な変換を
    含み、 上記逆補正変換手段は、上記非線型な変換の逆関数にあ
    たる変換処理を上記右目用画像及び左目用画像のそれぞ
    れに対して行うことを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 上記非線型な変換は、γ関数による変
    換、及びknee関数による変換の少なくとも何れかの
    変換を含むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 上記右目用画像及び左目用画像は、フィ
    ールドシーケンシャル方式で撮影して得られた画像を含
    み、 同時刻の上記右目用画像及び左目用画像が入手できない
    場合、上記右目用画像及び左目用画像の何れか一方の画
    像の前後フィールドの画像から、他方の画像と同時刻の
    画像を生成する画像生成手段を備え、 上記逆変換処理手段は、上記画像生成手段により得られ
    た同時刻の右目用画像及び左目用画像のそれぞれに対し
    て、上記所定の変換処理とは逆の変換処理を行うことを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記クロストーク補正手段は、 上記右目用画像へ所定のクロストーク補正係数を乗算
    し、当該乗算結果をクロストーク補正画像とする第1の
    演算手段と、 上記左目用画像へ所定のクロストーク補正係数を乗算
    し、当該乗算結果をクロストーク補正画像とする第2の
    演算手段と、 上記右目用画像から上記第2の演算手段で得られたクロ
    ストーク補正画像を減算する第3の演算手段と、 上記左目用画像から上記第1の演算手段で得られたクロ
    ストーク補正画像を減算する第4の演算手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 複数の機器が互いに通信可能に接続され
    てなる画像処理システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜5の何れかに記載の画像処理装置の機能を有するこ
    とを特徴とする画像処理システム。
  7. 【請求項7】 互いに視差を有する右目用画像及び左目
    用画像から立体画像を取得するための画像処理方法であ
    って、 上記右目用画像及び左目用画像のそれぞれに対して既に
    施された所定の変換処理とは逆の変換処理を、上記右目
    用画像及び左目用画像のそれぞれに対して施す逆変換処
    理ステップと、 上記逆変換処理ステップによる変換後の上記右目用画像
    及び左目用画像のそれぞれに対して、クロストーク補正
    処理を行うクロストーク補正ステップと、 上記クロストーク補正ステップによるクロストーク補正
    処理後の上記右目用画像及び左目用画像のそれぞれに対
    して、上記所定の変換処理を行う変換処理ステップとを
    含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 上記所定の補正変換は、非線型な変換を
    含み、 上記逆補正変換ステップは、上記非線型な変換の逆関数
    にあたる変換処理を上記右目用画像及び左目用画像のそ
    れぞれに対して施すステップを含むことを特徴とする請
    求項7記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 上記非線型な変換は、γ関数による変
    換、及びknee関数による変換の少なくとも何れかの
    変換を含むことを特徴とする請求項8記載の画像処理方
    法。
  10. 【請求項10】 上記右目用画像及び左目用画像は、フ
    ィールドシーケンシャル方式で撮影して得られた画像を
    含み、 同時刻の上記右目用画像及び左目用画像が入手できない
    場合、上記右目用画像及び左目用画像の何れか一方の画
    像の前後フィールドの画像から、他方の画像と同時刻の
    画像を生成する画像生成ステップを更に含み、 上記逆変換処理ステップは、上記画像生成ステップによ
    り得られた同時刻の右目用画像及び左目用画像のそれぞ
    れに対して、上記所定の変換処理とは逆の変換処理を施
    すステップを含むことを特徴とする請求項7記載の画像
    処理方法。
  11. 【請求項11】 上記クロストーク補正ステップは、 上記右目用画像へ1よりも小さいクロストーク補正係数
    を乗算し、当該乗算結果をクロストーク補正画像とする
    第1の演算ステップと、 上記左目用画像へ1よりも小さいクロストーク補正係数
    を乗算し、当該乗算結果をクロストーク補正画像とする
    第2の演算ステップと、 上記右目用画像から上記第2の演算ステップで得られた
    クロストーク補正画像を減算する第3の演算ステップ
    と、 上記左目用画像から上記第1の演算ステップで得られた
    クロストーク補正画像を減算する第4の演算ステップと
    を含むことを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5の何れかに記載の画像処
    理装置の機能、又は請求項6記載の画像処理システムの
    機能を実施するための処理プログラムを、コンピュータ
    が読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  13. 【請求項13】 請求項7〜11の何れかに記載の画像
    処理方法の処理ステップを、コンピュータが読出可能に
    格納したことを特徴とする記憶媒体。
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