JP2002094387A - 符号処理方法及び装置 - Google Patents
符号処理方法及び装置Info
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- JP2002094387A JP2002094387A JP2000283312A JP2000283312A JP2002094387A JP 2002094387 A JP2002094387 A JP 2002094387A JP 2000283312 A JP2000283312 A JP 2000283312A JP 2000283312 A JP2000283312 A JP 2000283312A JP 2002094387 A JP2002094387 A JP 2002094387A
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- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変換元の係数値が0であった場合には当該項
の演算を行わないようにして、変換にともなう総演算量
の削減と高速演算を可能にする。 【解決手段】 デジタル圧縮符号化されたデータの復号
処理において、変換後の係数値を算出する変換多項式に
ついて、変換後の係数ごとに演算項の抽出を行い、この
抽出結果から変換後の係数と変換元の係数との依存関係
を基にして、変換元の係数ごとにその演算項を集め、変
換元の係数ごとに集めた演算項とこれに依存関係のある
変換後の係数とにより変換後の係数値を求める。
の演算を行わないようにして、変換にともなう総演算量
の削減と高速演算を可能にする。 【解決手段】 デジタル圧縮符号化されたデータの復号
処理において、変換後の係数値を算出する変換多項式に
ついて、変換後の係数ごとに演算項の抽出を行い、この
抽出結果から変換後の係数と変換元の係数との依存関係
を基にして、変換元の係数ごとにその演算項を集め、変
換元の係数ごとに集めた演算項とこれに依存関係のある
変換後の係数とにより変換後の係数値を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル圧縮符号
化されたデータに対する復号処理、特にゼロランレング
ス符号化されたデータに対する復号処理に用いる符号処
理方法及び装置に関する。
化されたデータに対する復号処理、特にゼロランレング
ス符号化されたデータに対する復号処理に用いる符号処
理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像データなどは、画素などの
情報間に相関性が存在するため、高い冗長性を持ってい
るといえる。画像データの場合、画素空間中の冗長性削
減の目的で直交変換がよく用いられる。直交変換の代表
的な例としてDCT変換(Discrete Cosine Transfor
m、離散コサイン変換)が挙げられる。DCT変換は、
JPEG(Joint Photographic Coding Experts Grou
p)、MPEG(Moving Picture Coding Experts Grou
p), H.261、DV(Digital Video)など、現在主
流であるデジタル画像圧縮符号化規格で採用されてい
る。このDCT変換により、画素空間中のエネルギーが
低周波方向へ集中するため、高周波に位置する係数値は
ほとんどの場合0となる。
情報間に相関性が存在するため、高い冗長性を持ってい
るといえる。画像データの場合、画素空間中の冗長性削
減の目的で直交変換がよく用いられる。直交変換の代表
的な例としてDCT変換(Discrete Cosine Transfor
m、離散コサイン変換)が挙げられる。DCT変換は、
JPEG(Joint Photographic Coding Experts Grou
p)、MPEG(Moving Picture Coding Experts Grou
p), H.261、DV(Digital Video)など、現在主
流であるデジタル画像圧縮符号化規格で採用されてい
る。このDCT変換により、画素空間中のエネルギーが
低周波方向へ集中するため、高周波に位置する係数値は
ほとんどの場合0となる。
【0003】また、DCT変換した係数(以後、DCT
係数と呼ぶ。)をより短い符号で表現可能にするため、
そして、さらにより多くの高周波係数を0にするため、
量子化と呼ばれるDCT係数の整数値による除算処理が
行われる。さらに、DCT係数の統計的な性質から、出
現確率の高いものには短い符号を、出現確率の低いもの
には長い符号を割り当てることにより統計的冗長性の削
減を行う。このように、DCT係数値の出現確率により
係数の符号長が変化するため、これを可変長符号化(V
LC:Variable Length Coding)と呼ぶ。前述したいず
れのデジタル画像圧縮符号化規格においても、このよう
な量子化、可変長符号化が採用されている。
係数と呼ぶ。)をより短い符号で表現可能にするため、
そして、さらにより多くの高周波係数を0にするため、
量子化と呼ばれるDCT係数の整数値による除算処理が
行われる。さらに、DCT係数の統計的な性質から、出
現確率の高いものには短い符号を、出現確率の低いもの
には長い符号を割り当てることにより統計的冗長性の削
減を行う。このように、DCT係数値の出現確率により
係数の符号長が変化するため、これを可変長符号化(V
LC:Variable Length Coding)と呼ぶ。前述したいず
れのデジタル画像圧縮符号化規格においても、このよう
な量子化、可変長符号化が採用されている。
【0004】図16に一般的なMPEGビデオ復号装置
の構成を示している。図16において、MPEGビデオ
ストリーム10001は、ストリームパーザ10002
にてMPEGストリームのヘッダ情報の解析が行われ、
そのうち可変長符号列がVLD(Variable Length Code
Decoder:可変長符号復号器)10003へ出力され
る。また、ヘッダ情報に含まれる量子化スケール(Quan
tizer Scale)や量子化テーブル(Quantizer Table)
は、IQ(Inverse Quantizer:逆量子化器)1000
6へ出力される。同様に、ヘッダ情報に含まれるスター
トコードなどは、IZig(Inverse ZigZag Scannin
g:逆ジグザグスキャン器)10005へ出力される。
の構成を示している。図16において、MPEGビデオ
ストリーム10001は、ストリームパーザ10002
にてMPEGストリームのヘッダ情報の解析が行われ、
そのうち可変長符号列がVLD(Variable Length Code
Decoder:可変長符号復号器)10003へ出力され
る。また、ヘッダ情報に含まれる量子化スケール(Quan
tizer Scale)や量子化テーブル(Quantizer Table)
は、IQ(Inverse Quantizer:逆量子化器)1000
6へ出力される。同様に、ヘッダ情報に含まれるスター
トコードなどは、IZig(Inverse ZigZag Scannin
g:逆ジグザグスキャン器)10005へ出力される。
【0005】VLD10003では、VLCT(Variab
le Length Code Table:可変長符号テーブル)1000
4を参照して、可変長符号列を固定長符号で表現可能な
数値、または数値の組への変換が行われる。MPEGビ
デオのVLCTは、MPEGビデオの規格書(ISO/IEC
11172-2)に記述されているとおりである。そして、動
きベクトルなどの情報はMC(Motion Compensation:
動き補償器)10008へ出力され、ゼロランレングス
情報であるランとレベル、およびDCT変換ブロックの
終了を示すEOB(End Of Block)などの情報は、IZ
ig10005へ出力される。
le Length Code Table:可変長符号テーブル)1000
4を参照して、可変長符号列を固定長符号で表現可能な
数値、または数値の組への変換が行われる。MPEGビ
デオのVLCTは、MPEGビデオの規格書(ISO/IEC
11172-2)に記述されているとおりである。そして、動
きベクトルなどの情報はMC(Motion Compensation:
動き補償器)10008へ出力され、ゼロランレングス
情報であるランとレベル、およびDCT変換ブロックの
終了を示すEOB(End Of Block)などの情報は、IZ
ig10005へ出力される。
【0006】IZig10005では、入力されたレベ
ル値を、DCT変換ブロック(MPEGビデオでは8×
8の2次元マトリクス)を示すバッファへ書き込む。こ
の書き込む位置の算出は図17に示すフローにしたがっ
て行われる。なお、DCT変換ブロックのバッファの各
エントリには、図18に示すようなアドレスがふられて
いる。このように、DCT変換ブロックのバッファアド
レスはジグザグな配置となっている。IZig1000
5にはレベル値の書き込み位置を示すアドレスカウンタ
が内蔵されており、スライスのスタートコードまたはE
OBが入力されると(S10101)、DCT変換ブロ
ックの全係数とアドレスカウンタを0にリセットする
(S10102)。次に、DCT変換ブロックのDC成
分(アドレス0)のレベル値を設定した後、アドレスカ
ウンタを最初のAC成分(アドレス1)へ設定する(S
10103)。そして、何らかのスタートコードまたは
EOBが入力されるまで(S10104)、入力された
ランからアドレスカウンタを更新し、アドレスカウンタ
の示すDCT変換ブロックアドレスにレベル値を設定す
る(S10105)。図19にIZig10005へ入
力されるランとレベルの組の例を示している。図20
に、図19を入力とした場合に、IZig10005が
出力するDCT変換ブロック係数値を示している。図2
0に示しているように、DCT変換ブロック係数は多く
の0成分を持ち、実際のMPEGビデオストリームも、
前述したDCT変換および量子化の作用により多くの係
数が0となっている。
ル値を、DCT変換ブロック(MPEGビデオでは8×
8の2次元マトリクス)を示すバッファへ書き込む。こ
の書き込む位置の算出は図17に示すフローにしたがっ
て行われる。なお、DCT変換ブロックのバッファの各
エントリには、図18に示すようなアドレスがふられて
いる。このように、DCT変換ブロックのバッファアド
レスはジグザグな配置となっている。IZig1000
5にはレベル値の書き込み位置を示すアドレスカウンタ
が内蔵されており、スライスのスタートコードまたはE
OBが入力されると(S10101)、DCT変換ブロ
ックの全係数とアドレスカウンタを0にリセットする
(S10102)。次に、DCT変換ブロックのDC成
分(アドレス0)のレベル値を設定した後、アドレスカ
ウンタを最初のAC成分(アドレス1)へ設定する(S
10103)。そして、何らかのスタートコードまたは
EOBが入力されるまで(S10104)、入力された
ランからアドレスカウンタを更新し、アドレスカウンタ
の示すDCT変換ブロックアドレスにレベル値を設定す
る(S10105)。図19にIZig10005へ入
力されるランとレベルの組の例を示している。図20
に、図19を入力とした場合に、IZig10005が
出力するDCT変換ブロック係数値を示している。図2
0に示しているように、DCT変換ブロック係数は多く
の0成分を持ち、実際のMPEGビデオストリームも、
前述したDCT変換および量子化の作用により多くの係
数が0となっている。
【0007】図16において、IQ10006では、ス
トリームパーザ10002から入力された量子化スケー
ルおよび量子化テーブルと、IZig10005により
レベル値の書き込まれたDCT変換ブロック係数との積
算処理を行うことにより逆量子化処理を行う。図21に
IQ10006へ入力された量子化テーブルの例を示し
ており、MPEGビデオではDCT変換ブロックと同じ
く8×8の2次元マトリクスである。この逆量子化処理
は図22に示すフローにしたがって行われる。IQ10
006には量子化テーブルおよびDCT変換係数の特定
位置の係数値を参照するためのアドレスカウンタが内蔵
されており、まずアドレスカウンタを0にリセットする
(S10601)。続いて、アドレスカウンタが、すべ
ての係数値の逆量子化処理が終了したことを示す値(6
4)になるまで(S10602)、逆量子化処理(S1
0603)とアドレスカウンタ更新(S10604)を
行う。
トリームパーザ10002から入力された量子化スケー
ルおよび量子化テーブルと、IZig10005により
レベル値の書き込まれたDCT変換ブロック係数との積
算処理を行うことにより逆量子化処理を行う。図21に
IQ10006へ入力された量子化テーブルの例を示し
ており、MPEGビデオではDCT変換ブロックと同じ
く8×8の2次元マトリクスである。この逆量子化処理
は図22に示すフローにしたがって行われる。IQ10
006には量子化テーブルおよびDCT変換係数の特定
位置の係数値を参照するためのアドレスカウンタが内蔵
されており、まずアドレスカウンタを0にリセットする
(S10601)。続いて、アドレスカウンタが、すべ
ての係数値の逆量子化処理が終了したことを示す値(6
4)になるまで(S10602)、逆量子化処理(S1
0603)とアドレスカウンタ更新(S10604)を
行う。
【0008】図16において、IDCT10007で
は、IQ10006により逆量子化処理されたDCT変
換ブロック係数の逆DCT処理を行う。図23に2次元
DCT変換および逆DCT変換の一般式を示している。
図23において、Nの値はMPEGビデオの場合8であ
る。また、2次元のブロック変数D(u,v)、P
(x,y)は、図18に示すように、1次元のアドレス
マップ(1〜63)と対応付れる。
は、IQ10006により逆量子化処理されたDCT変
換ブロック係数の逆DCT処理を行う。図23に2次元
DCT変換および逆DCT変換の一般式を示している。
図23において、Nの値はMPEGビデオの場合8であ
る。また、2次元のブロック変数D(u,v)、P
(x,y)は、図18に示すように、1次元のアドレス
マップ(1〜63)と対応付れる。
【0009】図16において、MC10008では、I
DCT10007から出力された画像ブロック(イント
ラブロックの場合)もしくは差分画像ブロック(ノンイ
ントラブロックの場合)と、VLD10003から入力
した動きベクトルなどの情報を用いて動き補償処理を行
い、画像データ10009を復号する。
DCT10007から出力された画像ブロック(イント
ラブロックの場合)もしくは差分画像ブロック(ノンイ
ントラブロックの場合)と、VLD10003から入力
した動きベクトルなどの情報を用いて動き補償処理を行
い、画像データ10009を復号する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようにMPEGビ
デオストリームもDCT変換および量子化の作用によ
り、DCT変換ブロック係数は多くの0成分を持つ。し
かしながら、図22の逆量子化処理のフローに示したよ
うに、係数値が0の場合でも64回の逆量子化処理(S
10603)を行っている。また、逆DCT変換の場
合、図23の逆DCT変換の一般式に示したように、変
換後の1つの係数値を求めるための式は、変換元の係数
値による多項式で表現される。例えば、図23の逆DC
T変換の一般式でN=4の場合を図24に示す。図24
において、逆DCT変換後の係数は16項からなる多項
式で表現されているが、変換元の係数値D(u,v)が
図25に例示するように0成分が多いような場合、図2
6の網掛け部分のように、演算結果が0となる部分につ
いても項の計算を行っている。
デオストリームもDCT変換および量子化の作用によ
り、DCT変換ブロック係数は多くの0成分を持つ。し
かしながら、図22の逆量子化処理のフローに示したよ
うに、係数値が0の場合でも64回の逆量子化処理(S
10603)を行っている。また、逆DCT変換の場
合、図23の逆DCT変換の一般式に示したように、変
換後の1つの係数値を求めるための式は、変換元の係数
値による多項式で表現される。例えば、図23の逆DC
T変換の一般式でN=4の場合を図24に示す。図24
において、逆DCT変換後の係数は16項からなる多項
式で表現されているが、変換元の係数値D(u,v)が
図25に例示するように0成分が多いような場合、図2
6の網掛け部分のように、演算結果が0となる部分につ
いても項の計算を行っている。
【0011】以上のMPEGビデオの復号処理にみられ
るように、1つ以上の変換元の係数値に対してなんらか
の演算を行い、変換後の係数値を算出するデータ処理系
において、従来は、変換元の係数値が0であった場合に
も当該項に対して演算を行っていたため、変換元の係数
値に0が多く含まれる場合、明らかに演算結果が0とな
る演算を多く実行していることになり、処理性能の低下
につながっていた。
るように、1つ以上の変換元の係数値に対してなんらか
の演算を行い、変換後の係数値を算出するデータ処理系
において、従来は、変換元の係数値が0であった場合に
も当該項に対して演算を行っていたため、変換元の係数
値に0が多く含まれる場合、明らかに演算結果が0とな
る演算を多く実行していることになり、処理性能の低下
につながっていた。
【0012】本発明は、変換元の係数値が0であった場
合には当該項の演算を行わないようにして、変換にとも
なう総演算量の削減と高速演算を可能にする符号処理方
法及び装置を提供することを目的とする。
合には当該項の演算を行わないようにして、変換にとも
なう総演算量の削減と高速演算を可能にする符号処理方
法及び装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、デジタル圧縮
符号化されたデータの復号処理において、変換後の係数
値を算出する変換多項式について、前記変換後の係数ご
とに演算項の抽出を行い、この抽出結果から前記変換後
の係数と変換元の係数との依存関係を基にして、前記変
換元の係数ごとにその演算項を集め、前記変換元の係数
ごとに集めた演算項とこれに依存関係のある前記変換後
の係数とにより前記変換後の係数値を求めるようにして
いる。この方法により、非0の変換元の係数を使用した
演算項のみを処理することができる。また、本発明は、
前記変換元の係数ごとに集めた前記演算項同士を前記変
換元の係数を入力源として同時に実行するようにしてい
る。この方法により、変換処理をさらに高速に行うこと
ができる。また、本発明は、複数段に亘って変換処理が
行われるデータ処理系において、最終段(N段目)の変
換処理の変換多項式にN−1段目の変換多項式を代入
し、これを初段(1段目)の変換多項式まで繰り返し行
うことで得られた変換多項式について、初段の変換元の
係数ごとにその演算項を集めて、前記変換後の係数値を
求めるようにしている。この方法により、複数段に亘る
変換処理に対し、非0の初段の変換元の係数を使用した
演算項のみで処理することができる。また、本発明は、
複数段に亘って変換処理が行われるデータ処理系におい
て、ある変換多項式の乗数が有限個の組み合わせを取り
得る場合に、有限個の場合別に変換元の係数の演算項を
集めて、前記変換後の係数値を求めるようにしている。
この方法により、変換にともなう乗数部分の演算を削減
することができる。本発明は、デジタル圧縮符号化され
たデータの復号処理において、変換後の係数値を算出す
る変換多項式について、前記変換後の係数ごとに演算項
の抽出を行い、この抽出結果から前記変換後の係数と変
換元の係数との依存関係を基にして、前記変換元の係数
ごとにその演算項を集め、前記変換元の係数ごとに集め
た演算項とこれに依存関係のある前記変換後の係数とに
より前記変換後の係数値を求める手段を備えている。こ
の構成により、非0の変換元係数を使用した演算項のみ
を処理することができる。また、本発明は、前記変換元
の係数ごとに集めた前記演算項同士を前記変換元の係数
を入力源として同時に実行する手段を備えている。この
構成により、変換処理をさらに高速に行うことができ
る。また、本発明は、複数段に亘って変換処理が行われ
るデータ処理系において、最終段(N段目)の変換処理
の変換多項式にN−1段目の変換多項式を代入し、これ
を初段(1段目)の変換多項式まで繰り返し行うことで
得られた変換多項式について、初段の変換元の係数ごと
にその演算項を集めて、前記変換後の係数値を求める手
段を備えている。この構成により、複数段に亘る変換処
理に対し、非0の初段変換元係数を使用した演算項のみ
で処理することができる。また、本発明は、複数段に亘
って変換処理が行われるデータ処理系において、ある変
換多項式の乗数が有限個の組み合わせを取り得る場合
に、有限個の場合別に変換元の係数の演算項を集めて、
前記変換後の係数値を求める手段を備えている。この構
成により、変換にともなう乗数部分の演算を削減するこ
とができる。
符号化されたデータの復号処理において、変換後の係数
値を算出する変換多項式について、前記変換後の係数ご
とに演算項の抽出を行い、この抽出結果から前記変換後
の係数と変換元の係数との依存関係を基にして、前記変
換元の係数ごとにその演算項を集め、前記変換元の係数
ごとに集めた演算項とこれに依存関係のある前記変換後
の係数とにより前記変換後の係数値を求めるようにして
いる。この方法により、非0の変換元の係数を使用した
演算項のみを処理することができる。また、本発明は、
前記変換元の係数ごとに集めた前記演算項同士を前記変
換元の係数を入力源として同時に実行するようにしてい
る。この方法により、変換処理をさらに高速に行うこと
ができる。また、本発明は、複数段に亘って変換処理が
行われるデータ処理系において、最終段(N段目)の変
換処理の変換多項式にN−1段目の変換多項式を代入
し、これを初段(1段目)の変換多項式まで繰り返し行
うことで得られた変換多項式について、初段の変換元の
係数ごとにその演算項を集めて、前記変換後の係数値を
求めるようにしている。この方法により、複数段に亘る
変換処理に対し、非0の初段の変換元の係数を使用した
演算項のみで処理することができる。また、本発明は、
複数段に亘って変換処理が行われるデータ処理系におい
て、ある変換多項式の乗数が有限個の組み合わせを取り
得る場合に、有限個の場合別に変換元の係数の演算項を
集めて、前記変換後の係数値を求めるようにしている。
この方法により、変換にともなう乗数部分の演算を削減
することができる。本発明は、デジタル圧縮符号化され
たデータの復号処理において、変換後の係数値を算出す
る変換多項式について、前記変換後の係数ごとに演算項
の抽出を行い、この抽出結果から前記変換後の係数と変
換元の係数との依存関係を基にして、前記変換元の係数
ごとにその演算項を集め、前記変換元の係数ごとに集め
た演算項とこれに依存関係のある前記変換後の係数とに
より前記変換後の係数値を求める手段を備えている。こ
の構成により、非0の変換元係数を使用した演算項のみ
を処理することができる。また、本発明は、前記変換元
の係数ごとに集めた前記演算項同士を前記変換元の係数
を入力源として同時に実行する手段を備えている。この
構成により、変換処理をさらに高速に行うことができ
る。また、本発明は、複数段に亘って変換処理が行われ
るデータ処理系において、最終段(N段目)の変換処理
の変換多項式にN−1段目の変換多項式を代入し、これ
を初段(1段目)の変換多項式まで繰り返し行うことで
得られた変換多項式について、初段の変換元の係数ごと
にその演算項を集めて、前記変換後の係数値を求める手
段を備えている。この構成により、複数段に亘る変換処
理に対し、非0の初段変換元係数を使用した演算項のみ
で処理することができる。また、本発明は、複数段に亘
って変換処理が行われるデータ処理系において、ある変
換多項式の乗数が有限個の組み合わせを取り得る場合
に、有限個の場合別に変換元の係数の演算項を集めて、
前記変換後の係数値を求める手段を備えている。この構
成により、変換にともなう乗数部分の演算を削減するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の第1の実施の形態にお
ける符号処理装置の構成を示している。図1において、
102は、符号化されたデータ、特にゼロランレングス
符号化が施された可変長符号ストリーム101を固定長
符号で表現可能な数値、または数値の組への変換を行
い、ゼロランレングス情報であるランとレベル、および
スタートコードやEOBを出力するVLD手段であり、
103は、ゼロランレングス情報に対して変換演算を行
い、変換演算の結果を複数係数値の組からなる変換ブロ
ック104として出力する変換手段である。
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の第1の実施の形態にお
ける符号処理装置の構成を示している。図1において、
102は、符号化されたデータ、特にゼロランレングス
符号化が施された可変長符号ストリーム101を固定長
符号で表現可能な数値、または数値の組への変換を行
い、ゼロランレングス情報であるランとレベル、および
スタートコードやEOBを出力するVLD手段であり、
103は、ゼロランレングス情報に対して変換演算を行
い、変換演算の結果を複数係数値の組からなる変換ブロ
ック104として出力する変換手段である。
【0015】まず、図19に示す内容のストリームが可
変長符号ストリーム101として入力される場合を考え
る。VLD手段102では、可変長符号ストリーム10
1が入力されると、可変長符号列を固定長符号で表現可
能な数値、または数値の組への変換を行う。そして、ゼ
ロランレングス情報であるランとレベル、およびスター
トコードやEOBを順次出力する。
変長符号ストリーム101として入力される場合を考え
る。VLD手段102では、可変長符号ストリーム10
1が入力されると、可変長符号列を固定長符号で表現可
能な数値、または数値の組への変換を行う。そして、ゼ
ロランレングス情報であるランとレベル、およびスター
トコードやEOBを順次出力する。
【0016】次に、変換手段103が図2に示すような
4×4の2次元マトリクスに対する変換処理を行い、変
換結果を変換ブロック104として出力する場合につい
て考える。図2の変換式201は一般的な表記であり、
これを本実施の形態では以下に述べる手順で変換式の変
更を行う。まず、変換後の係数値(図2ではP(x,
y))を算出する変換多項式(変換式201における各
式)について、変換後の係数ごとに演算項の抽出を行
う。図3に、変換式201について、変換後の係数ごと
に演算項の抽出を行った結果を示す。P(0,0)につ
いては4つの演算項、P(0,1)、P(0,2)につ
いてはそれぞれ1つの演算項、P(0,3)については
8つの演算項、といった演算項の抽出結果が得られる。
4×4の2次元マトリクスに対する変換処理を行い、変
換結果を変換ブロック104として出力する場合につい
て考える。図2の変換式201は一般的な表記であり、
これを本実施の形態では以下に述べる手順で変換式の変
更を行う。まず、変換後の係数値(図2ではP(x,
y))を算出する変換多項式(変換式201における各
式)について、変換後の係数ごとに演算項の抽出を行
う。図3に、変換式201について、変換後の係数ごと
に演算項の抽出を行った結果を示す。P(0,0)につ
いては4つの演算項、P(0,1)、P(0,2)につ
いてはそれぞれ1つの演算項、P(0,3)については
8つの演算項、といった演算項の抽出結果が得られる。
【0017】次に、変換後の係数P(x,y)と変換元
の係数D(u,v)との依存関係を調べる。両者の依存
関係は前記演算項の抽出結果(図3)からわかり、例え
ば、P(0,0)と依存関係のあるものはk1・D
(0,0)、k2・D(1,1)、−k3・D(2,
2)、k4・D(3,3)であり、P(0,1)と依存
関係にあるものはk5・D(1,0)である。次いで、
これらの変換後の係数と変換元の係数の依存関係をもと
に、変換元の係数ごとに演算項を集める作業を行う。例
えば変換式201において、変換元の係数D(0,0)
と依存関係にある変換後の係数は、P(0,0)、P
(1,1)、P(2,1)、P(2,2)、P(3,
0)、P(3,3)であるので、変換元の係数D(0,
0)に関して演算項を集めた結果は図4のようになる。
の係数D(u,v)との依存関係を調べる。両者の依存
関係は前記演算項の抽出結果(図3)からわかり、例え
ば、P(0,0)と依存関係のあるものはk1・D
(0,0)、k2・D(1,1)、−k3・D(2,
2)、k4・D(3,3)であり、P(0,1)と依存
関係にあるものはk5・D(1,0)である。次いで、
これらの変換後の係数と変換元の係数の依存関係をもと
に、変換元の係数ごとに演算項を集める作業を行う。例
えば変換式201において、変換元の係数D(0,0)
と依存関係にある変換後の係数は、P(0,0)、P
(1,1)、P(2,1)、P(2,2)、P(3,
0)、P(3,3)であるので、変換元の係数D(0,
0)に関して演算項を集めた結果は図4のようになる。
【0018】次に、変換元の係数ごとに演算項を集めた
結果から、変換後の係数値を求める新たな変換式を生成
する。ここで新たな変換式は、それぞれの変換後の係数
に対して、依存関係のある変換元の係数に関する演算項
を加えたものとして表記される。例えば、図4に示した
D(0,0)から、図5のような新たな変換式が生成さ
れる。このようにして、図2の変換式201が変更され
て、図6の新たな変換式が作成される。
結果から、変換後の係数値を求める新たな変換式を生成
する。ここで新たな変換式は、それぞれの変換後の係数
に対して、依存関係のある変換元の係数に関する演算項
を加えたものとして表記される。例えば、図4に示した
D(0,0)から、図5のような新たな変換式が生成さ
れる。このようにして、図2の変換式201が変更され
て、図6の新たな変換式が作成される。
【0019】図7に、変換手段103の動作フローを示
している。変換手段103には処理対象とするレベル値
の位置を示すアドレスカウンタが内蔵されており、スラ
イスのスタートコードまたはEOBが入力されると(S
701)、変換後の係数である変換ブロック104(変
換後の係数P(x,y))の全係数とアドレスカウンタ
を0にリセットする(S702)。次に、レベル値が入
力されると、変換元の係数D(0,0)の値をレベル値
に設定した上で、図5及び図6に示すD(0,0)に関
する演算式を実行し、アドレスカウンタを最初のAC成
分(アドレス1)へ設定する(S703)。そして、何
らかのスタートコードまたはEOBが入力されるまで
(S704)、入力されたランからアドレスカウンタを
更新する(S705)。そしてさらに、アドレスカウン
タが示している変換元の係数D(u,v)を求め、さら
にレベル値が入力されると、D(u,v)の値をレベル
値に設定した上で、図6に示すD(u,v)に関する演
算式を実行する(S706)。変換手段103は、動作
フロー終了時に、変換後の係数P(x,y)を変換ブロ
ック104として出力する。
している。変換手段103には処理対象とするレベル値
の位置を示すアドレスカウンタが内蔵されており、スラ
イスのスタートコードまたはEOBが入力されると(S
701)、変換後の係数である変換ブロック104(変
換後の係数P(x,y))の全係数とアドレスカウンタ
を0にリセットする(S702)。次に、レベル値が入
力されると、変換元の係数D(0,0)の値をレベル値
に設定した上で、図5及び図6に示すD(0,0)に関
する演算式を実行し、アドレスカウンタを最初のAC成
分(アドレス1)へ設定する(S703)。そして、何
らかのスタートコードまたはEOBが入力されるまで
(S704)、入力されたランからアドレスカウンタを
更新する(S705)。そしてさらに、アドレスカウン
タが示している変換元の係数D(u,v)を求め、さら
にレベル値が入力されると、D(u,v)の値をレベル
値に設定した上で、図6に示すD(u,v)に関する演
算式を実行する(S706)。変換手段103は、動作
フロー終了時に、変換後の係数P(x,y)を変換ブロ
ック104として出力する。
【0020】このように第1の実施の形態によれば、ゼ
ロランレングス符号化された非0の変換元の係数がVL
D手段102から変換手段103へ入力されたときに当
該変換元の係数のみの演算を実行することができる。す
なわち、係数値が0である変換元の係数は変換手段10
3へ入力されることがないので、ゼロランレングス符号
化された非0の変換元の係数のみを演算処理の実行対象
とすることができ、変換にともなう総演算量の削減と高
速演算を可能にする。
ロランレングス符号化された非0の変換元の係数がVL
D手段102から変換手段103へ入力されたときに当
該変換元の係数のみの演算を実行することができる。す
なわち、係数値が0である変換元の係数は変換手段10
3へ入力されることがないので、ゼロランレングス符号
化された非0の変換元の係数のみを演算処理の実行対象
とすることができ、変換にともなう総演算量の削減と高
速演算を可能にする。
【0021】また、図4に示すような変換元の係数ごと
に集めた演算項は、互いに変換元の係数に関してのみ依
存関係を持つものであり、変換後の係数同士の間でのそ
の他の依存関係は持っていないため、互いに独立した演
算項とみなすことができる。例えば、6つの変換後の係
数と依存関係にある変換元の係数D(0,0)は、図5
に示すような変換式にすることができる。このとき、6
つの変換後係数P(0,0)、P(1,1)、P(2,
1)、P(2,2)、P(3,0)、P(3,3)同士
の間ではD(0,0)に関する以外の依存関係を持って
いない。このため、図5に示した6つの演算式は、D
(0,0)を入力源とする同時実行な演算式とみなすこ
とができる。図8に、変換元の係数D(0,0)に関す
る6つの演算式を同時実行するための回路図を示す。さ
らに、図9に、変換式201のP(0,0)に関して、
従来の変換多項式を用いた方式にて処理を行う回路図を
示す。図9に示しているように、従来の変換多項式を用
いた場合、加減算処理に要する計算量O(N)はlog
N(対数の底は2であり、Nは変換多項式を構成する演
算項の数)で与えられる。例えば、変換式201のP
(0,0)の場合、Nは4であるので計算量は2とな
る。このことは図9の従来回路図からもわかる。
に集めた演算項は、互いに変換元の係数に関してのみ依
存関係を持つものであり、変換後の係数同士の間でのそ
の他の依存関係は持っていないため、互いに独立した演
算項とみなすことができる。例えば、6つの変換後の係
数と依存関係にある変換元の係数D(0,0)は、図5
に示すような変換式にすることができる。このとき、6
つの変換後係数P(0,0)、P(1,1)、P(2,
1)、P(2,2)、P(3,0)、P(3,3)同士
の間ではD(0,0)に関する以外の依存関係を持って
いない。このため、図5に示した6つの演算式は、D
(0,0)を入力源とする同時実行な演算式とみなすこ
とができる。図8に、変換元の係数D(0,0)に関す
る6つの演算式を同時実行するための回路図を示す。さ
らに、図9に、変換式201のP(0,0)に関して、
従来の変換多項式を用いた方式にて処理を行う回路図を
示す。図9に示しているように、従来の変換多項式を用
いた場合、加減算処理に要する計算量O(N)はlog
N(対数の底は2であり、Nは変換多項式を構成する演
算項の数)で与えられる。例えば、変換式201のP
(0,0)の場合、Nは4であるので計算量は2とな
る。このことは図9の従来回路図からもわかる。
【0022】このように、本方式を用いることにより、
従来方式ではlogNの計算量を要していた演算を、変
換元の係数ごとに各演算項を同時に実行することで計算
量を常に1にすることができる。図8では変換元の係数
D(0,0)について示したが、当該係数以外にもこの
ような回路を変換元の係数ごとに備えることで、各演算
項を同時に実行することができ、変換処理をさらに高速
に行うことができる。なお、ここではハードウェアによ
る回路図を示したが、MMX(MMX Technology)、SI
MD(Single Instruction Multi Data)、VLIW(V
ery Long Instruction Word)、DSP(Digital Signa
l Processor)などを利用したソフトウェアによっても
同様に同時実行可能となり、変換処理をさらに高速に行
うことができる。
従来方式ではlogNの計算量を要していた演算を、変
換元の係数ごとに各演算項を同時に実行することで計算
量を常に1にすることができる。図8では変換元の係数
D(0,0)について示したが、当該係数以外にもこの
ような回路を変換元の係数ごとに備えることで、各演算
項を同時に実行することができ、変換処理をさらに高速
に行うことができる。なお、ここではハードウェアによ
る回路図を示したが、MMX(MMX Technology)、SI
MD(Single Instruction Multi Data)、VLIW(V
ery Long Instruction Word)、DSP(Digital Signa
l Processor)などを利用したソフトウェアによっても
同様に同時実行可能となり、変換処理をさらに高速に行
うことができる。
【0023】(実施の形態2)図10に本発明の第2の
実施の形態として、複数段に亘る変換処理を例示してい
る。図10において、変換元の係数D(u,v)はゼロ
ランレングス符号化が施されている可変長符号ストリー
ムを復号することにより生成した係数、第2の変換元の
係数P(x,y)は変換元の係数D(u,v)を1段目
の変換多項式1001で変換処理することにより算出さ
れる係数、変換後の係数Q(i,j)は第2の変換元の
係数P(x,y)を2段目の変換多項式1002で変換
することにより算出される係数であり、ここではそれぞ
れ1×2の2次元マトリクスであるものとする。
実施の形態として、複数段に亘る変換処理を例示してい
る。図10において、変換元の係数D(u,v)はゼロ
ランレングス符号化が施されている可変長符号ストリー
ムを復号することにより生成した係数、第2の変換元の
係数P(x,y)は変換元の係数D(u,v)を1段目
の変換多項式1001で変換処理することにより算出さ
れる係数、変換後の係数Q(i,j)は第2の変換元の
係数P(x,y)を2段目の変換多項式1002で変換
することにより算出される係数であり、ここではそれぞ
れ1×2の2次元マトリクスであるものとする。
【0024】複数段に亘る複雑な変換処理であっても1
つの変換処理について着目すると、当該変換処理を示す
変換多項式には、当該変換処理とは隣り合わない変換処
理の入力係数および出力係数を含んでいることはない。
また逆に、隣り合う変換処理間においては、ある変換処
理の入力は1つ前の変換処理の出力となる。
つの変換処理について着目すると、当該変換処理を示す
変換多項式には、当該変換処理とは隣り合わない変換処
理の入力係数および出力係数を含んでいることはない。
また逆に、隣り合う変換処理間においては、ある変換処
理の入力は1つ前の変換処理の出力となる。
【0025】そこで、最終段(N段目)の変換処理を示
す変換多項式にN−1段目の変換多項式を代入し、これ
を順次初段(1段目)の変換多項式まで繰り返すことで
新規変換多項式を得ることができる。このとき、当該新
規変換多項式の各多項式は最終段の出力係数を算出する
ための多項式となっており、この当該多項式の入力は、
初段の変換多項式の入力係数で表現される。
す変換多項式にN−1段目の変換多項式を代入し、これ
を順次初段(1段目)の変換多項式まで繰り返すことで
新規変換多項式を得ることができる。このとき、当該新
規変換多項式の各多項式は最終段の出力係数を算出する
ための多項式となっており、この当該多項式の入力は、
初段の変換多項式の入力係数で表現される。
【0026】変換多項式1001、1002を例に取る
と、2段目の変換多項式1002に1段目の変換多項式
1001を代入することで、新規変換多項式1003を
得ることができる。このとき、多段変換処理1004
は、単一の新規変換処理1005に置き換えることがで
きる。そこで、実施の形態1で示した方法により、新規
変換多項式1003について変換元の係数D(u,v)
ごとに演算項を集めると、図11で示すような新たな変
換式を得ることができる。なお、図11での無条件実行
演算項1103は1度だけ必ず実行する演算項であり、
例えば、図7のS702の初期化処理後に1度だけ実行
したり、動作フロー終了時に1度だけ実行したりするこ
とで実装可能である。
と、2段目の変換多項式1002に1段目の変換多項式
1001を代入することで、新規変換多項式1003を
得ることができる。このとき、多段変換処理1004
は、単一の新規変換処理1005に置き換えることがで
きる。そこで、実施の形態1で示した方法により、新規
変換多項式1003について変換元の係数D(u,v)
ごとに演算項を集めると、図11で示すような新たな変
換式を得ることができる。なお、図11での無条件実行
演算項1103は1度だけ必ず実行する演算項であり、
例えば、図7のS702の初期化処理後に1度だけ実行
したり、動作フロー終了時に1度だけ実行したりするこ
とで実装可能である。
【0027】以上のように、変換手段103が新規変換
処理1005、すなわち図11で示す新たな変換式によ
り変換処理を行うことで、複数段にわたる変換処理に対
しても、非0の初段変換元の係数を使用した演算項のみ
で処理することが可能となり、変換にともなう総演算量
の削減と高速演算を可能にする。
処理1005、すなわち図11で示す新たな変換式によ
り変換処理を行うことで、複数段にわたる変換処理に対
しても、非0の初段変換元の係数を使用した演算項のみ
で処理することが可能となり、変換にともなう総演算量
の削減と高速演算を可能にする。
【0028】なお、本実施例では、複数段にわたる変換
処理が1×2の2次元マトリクスで統一されている場合
について示したが、2次元以外の次元であっても適用可
能である。また、すべての変換処理が同一サイズのマト
リクスで統一されている必要もなく、算術的に、最終段
(N段目)の変換処理を示す変換多項式にN−1段目の
変換多項式を代入し、これを順次初段(1段目)の変換
多項式まで繰り返すことで新規変換多項式を得ることが
できれば適用可能である。
処理が1×2の2次元マトリクスで統一されている場合
について示したが、2次元以外の次元であっても適用可
能である。また、すべての変換処理が同一サイズのマト
リクスで統一されている必要もなく、算術的に、最終段
(N段目)の変換処理を示す変換多項式にN−1段目の
変換多項式を代入し、これを順次初段(1段目)の変換
多項式まで繰り返すことで新規変換多項式を得ることが
できれば適用可能である。
【0029】(実施の形態3)図12に本発明の第3の
実施の形態として、第2の実施の形態で説明した複数段
に亘る変換処理のうち、ある段の変換処理が積算もしく
は除算のみからなる単項式で表現されていた場合を例示
している。単項式からなる変換処理に逆量子化処理を例
にあげ、その変換式は1201で与えられる。この実施
の形態でも第2の実施の形態と同様に、最終段(N段
目)の変換処理を示す変換多項式にN−1段目の変換多
項式を代入し、これを順次初段(1段目)の変換多項式
まで繰り返すことで新規変換多項式を得る。図12の例
では、2段目の変換多項式1202に1段目の変換式1
201を代入することで、新規変換多項式1203を得
ることができる。また、新規変換多項式1203に対し
て変換元の係数D(u,v)ごとに演算項を集めると、
図13で示すような新たな変換式を得ることができる。
ここで、変換式1201の乗数q1、q2がそれぞれq
1=(1,2,3)、q2=(1,3,5,8)のいず
れかの値のみを取り得る場合、図13に示した変換式
は、図14のように変更することができる。すなわち、
変換式1301の場合、乗数q1は1,2,3の3値を
取るので、変換式1301中のq1にそれぞれの値を代
入することで、新たな変換式1401、1402、14
03を得ることができる。同様に、変換式1302につ
いてもq2に1,3,5,8を代入することで、変換式
1404、1405、1406、1407を得ることが
できる。
実施の形態として、第2の実施の形態で説明した複数段
に亘る変換処理のうち、ある段の変換処理が積算もしく
は除算のみからなる単項式で表現されていた場合を例示
している。単項式からなる変換処理に逆量子化処理を例
にあげ、その変換式は1201で与えられる。この実施
の形態でも第2の実施の形態と同様に、最終段(N段
目)の変換処理を示す変換多項式にN−1段目の変換多
項式を代入し、これを順次初段(1段目)の変換多項式
まで繰り返すことで新規変換多項式を得る。図12の例
では、2段目の変換多項式1202に1段目の変換式1
201を代入することで、新規変換多項式1203を得
ることができる。また、新規変換多項式1203に対し
て変換元の係数D(u,v)ごとに演算項を集めると、
図13で示すような新たな変換式を得ることができる。
ここで、変換式1201の乗数q1、q2がそれぞれq
1=(1,2,3)、q2=(1,3,5,8)のいず
れかの値のみを取り得る場合、図13に示した変換式
は、図14のように変更することができる。すなわち、
変換式1301の場合、乗数q1は1,2,3の3値を
取るので、変換式1301中のq1にそれぞれの値を代
入することで、新たな変換式1401、1402、14
03を得ることができる。同様に、変換式1302につ
いてもq2に1,3,5,8を代入することで、変換式
1404、1405、1406、1407を得ることが
できる。
【0030】図15に、この実施の形態における変換手
段の動作フローを示している。この実施の形態の場合、
第1の実施の形態で示した動作フロー(図7)中のS7
06に代えてS1501の処理が行われる。すなわち、
S1501では、アドレスカウンタが示している変換元
の係数D(u,v)と、そのアドレスカウンタ位置に対
応する乗数q1、q2の値を求める。例えば、アドレス
カウンタが10である場合に、図18のアドレスマップ
で示されるアドレス10は、図21の量子化テーブルの
例では22となり、q1は22、q2も同様に22とす
ることができる。ここでは、q1=2、q2=5であっ
たと仮定すると、S1501では、図14で示したD
(0,0):q1=2の変換式1402と、D(0,
1):q2=5の変換式1406の実行を行う。
段の動作フローを示している。この実施の形態の場合、
第1の実施の形態で示した動作フロー(図7)中のS7
06に代えてS1501の処理が行われる。すなわち、
S1501では、アドレスカウンタが示している変換元
の係数D(u,v)と、そのアドレスカウンタ位置に対
応する乗数q1、q2の値を求める。例えば、アドレス
カウンタが10である場合に、図18のアドレスマップ
で示されるアドレス10は、図21の量子化テーブルの
例では22となり、q1は22、q2も同様に22とす
ることができる。ここでは、q1=2、q2=5であっ
たと仮定すると、S1501では、図14で示したD
(0,0):q1=2の変換式1402と、D(0,
1):q2=5の変換式1406の実行を行う。
【0031】このように、複数段に亘って変換処理が行
われるデータ処理系において、ある変換多項式の乗数が
有限個の組み合わせを取り得る場合に、変換手段が、有
限個の場合別に変換元の係数の前記演算項を集めて変換
後の係数値を算出する。これにより、変換にともなう乗
数部分の演算を削減することができ、高速演算を可能に
する。
われるデータ処理系において、ある変換多項式の乗数が
有限個の組み合わせを取り得る場合に、変換手段が、有
限個の場合別に変換元の係数の前記演算項を集めて変換
後の係数値を算出する。これにより、変換にともなう乗
数部分の演算を削減することができ、高速演算を可能に
する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、デジタ
ル圧縮符号化されたデータの復号処理において、変換後
の係数値を算出する変換多項式について、前記変換後の
係数ごとに演算項の抽出を行い、この抽出結果から前記
変換後の係数と変換元の係数との依存関係を基にして、
前記変換元の係数ごとにその演算項を集め、前記変換元
の係数ごとに集めた演算項とこれに依存関係のある前記
変換後の係数とにより前記変換後の係数値を求めること
により、非0の変換元の係数を使用した演算項のみを処
理することができ、変換にともなう総演算量の削減と高
速演算を可能にするという優れた効果を有する符号処理
方法および装置を提供することができる。また、本発明
は、前記変換元の係数ごとに集めた前記演算項同士を前
記変換元の係数を入力源として同時に実行することによ
り、変換処理をさらに高速に行うことができるという優
れた効果を有する符号処理方法および符号処理装置を提
供することができる。また、本発明は、複数段に亘って
変換処理が行われるデータ処理系において、最終段(N
段目)の変換処理の変換多項式にN−1段目の変換多項
式を代入し、これを初段(1段目)の変換多項式まで繰
り返し行うことで得られた変換多項式について、初段の
変換元の係数ごとにその演算項を集めて、前記変換後の
係数値を求めることにより、複数段に亘る変換処理に対
し、非0の初段の変換元の係数を使用した演算項のみで
処理することができ、変換にともなう総演算量の削減と
高速演算を可能にするという優れた効果を有する符号処
理方法及び装置を提供することができる。また、本発明
は、複数段に亘って変換処理が行われるデータ処理系に
おいて、ある変換多項式の乗数が有限個の組み合わせを
取り得る場合に、有限個の場合別に変換元の係数の演算
項を集めて、前記変換後の係数値を求めることにより、
変換にともなう乗数部分の演算を削減することができ、
高速演算を可能にするという優れた効果を有する符号処
理方法及び装置を提供することができる。
ル圧縮符号化されたデータの復号処理において、変換後
の係数値を算出する変換多項式について、前記変換後の
係数ごとに演算項の抽出を行い、この抽出結果から前記
変換後の係数と変換元の係数との依存関係を基にして、
前記変換元の係数ごとにその演算項を集め、前記変換元
の係数ごとに集めた演算項とこれに依存関係のある前記
変換後の係数とにより前記変換後の係数値を求めること
により、非0の変換元の係数を使用した演算項のみを処
理することができ、変換にともなう総演算量の削減と高
速演算を可能にするという優れた効果を有する符号処理
方法および装置を提供することができる。また、本発明
は、前記変換元の係数ごとに集めた前記演算項同士を前
記変換元の係数を入力源として同時に実行することによ
り、変換処理をさらに高速に行うことができるという優
れた効果を有する符号処理方法および符号処理装置を提
供することができる。また、本発明は、複数段に亘って
変換処理が行われるデータ処理系において、最終段(N
段目)の変換処理の変換多項式にN−1段目の変換多項
式を代入し、これを初段(1段目)の変換多項式まで繰
り返し行うことで得られた変換多項式について、初段の
変換元の係数ごとにその演算項を集めて、前記変換後の
係数値を求めることにより、複数段に亘る変換処理に対
し、非0の初段の変換元の係数を使用した演算項のみで
処理することができ、変換にともなう総演算量の削減と
高速演算を可能にするという優れた効果を有する符号処
理方法及び装置を提供することができる。また、本発明
は、複数段に亘って変換処理が行われるデータ処理系に
おいて、ある変換多項式の乗数が有限個の組み合わせを
取り得る場合に、有限個の場合別に変換元の係数の演算
項を集めて、前記変換後の係数値を求めることにより、
変換にともなう乗数部分の演算を削減することができ、
高速演算を可能にするという優れた効果を有する符号処
理方法及び装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における符号処理装
置の構成を示すブロック図
置の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態における変換処理の例を示す図
【図3】同実施の形態における演算項の抽出例を示す図
【図4】同実施の形態においてD(0,0)に関して演算
項を集めた結果を示す図
項を集めた結果を示す図
【図5】同実施の形態においてD(0,0)に関する新た
な変換式を示す図
な変換式を示す図
【図6】同実施の形態において変換式201を変更して
作成した新たな変換式を示す図
作成した新たな変換式を示す図
【図7】同実施の形態における変換手段の動作フローを
示す図
示す図
【図8】同実施の形態においてD(0,0)に関して同時
実行する回路図を示す図
実行する回路図を示す図
【図9】同実施の形態においてP(0,0)に関して実行
する従来の回路図を示す図
する従来の回路図を示す図
【図10】本発明の第2の実施の形態における変換処理
の例を示す図
の例を示す図
【図11】同実施の形態において新規変換多項式100
3を変更して作成した変換式を示す図
3を変更して作成した変換式を示す図
【図12】本発明の第3の実施の形態における変換処理
の例を示す図
の例を示す図
【図13】同実施の形態において新規変換多項式120
3を変更して作成した変換式を示す図
3を変更して作成した変換式を示す図
【図14】同実施の形態において新たに作成した変換式
を示す図
を示す図
【図15】同実施の形態における変換手段の動作フロー
を示す図
を示す図
【図16】一般的なMPEGビデオ復号装置の構成を示
すブロック図
すブロック図
【図17】同MPEGビデオ復号装置においてDCT変
換ブロックへのレベル値の書き込み処理フローを示す図
換ブロックへのレベル値の書き込み処理フローを示す図
【図18】同MPEGビデオ復号装置においてDCT変
換ブロックのアドレスマップを示す図
換ブロックのアドレスマップを示す図
【図19】同MPEGビデオ復号装置においてランとレ
ベルの組の例を示す図
ベルの組の例を示す図
【図20】同MPEGビデオ復号装置においてレベル値
書き込み後のDCT変換ブロック係数値(図19の場
合)を示す図
書き込み後のDCT変換ブロック係数値(図19の場
合)を示す図
【図21】同MPEGビデオ復号装置において量子化テ
ーブル例を示す図
ーブル例を示す図
【図22】同MPEGビデオ復号装置において逆量子化
処理フローを示す図
処理フローを示す図
【図23】同MPEGビデオ復号装置において2次元D
CT変換及び逆DCT変換の一般式を示す図
CT変換及び逆DCT変換の一般式を示す図
【図24】同MPEGビデオ復号装置において2次元D
CT変換(N=4)の一般式を示す図
CT変換(N=4)の一般式を示す図
【図25】同MPEGビデオ復号装置において変換前の
DCT変換ブロック係数値の例(N=4)を示す図
DCT変換ブロック係数値の例(N=4)を示す図
【図26】同MPEGビデオ復号装置においてDCT変
換ブロックの直流係数値の算出式(N=4)を示す図
換ブロックの直流係数値の算出式(N=4)を示す図
101 可変長符号ストリーム 102 VLD手段 103 変換手段 104 変換ブロック
Claims (8)
- 【請求項1】 デジタル圧縮符号化されたデータの復号
処理において、変換後の係数値を算出する変換多項式に
ついて、前記変換後の係数ごとに演算項の抽出を行い、
この抽出結果から前記変換後の係数と変換元の係数との
依存関係を基にして、前記変換元の係数ごとにその演算
項を集め、前記変換元の係数ごとに集めた演算項とこれ
に依存関係のある前記変換後の係数とにより前記変換後
の係数値を求めることを特徴とする符号処理方法。 - 【請求項2】 前記変換元の係数ごとに集めた前記演算
項同士を前記変換元の係数を入力源として同時に実行す
ることを特徴とする請求項1記載の符号処理方法。 - 【請求項3】 複数段に亘って変換処理が行われるデー
タ処理系において、最終段(N段目)の変換処理の変換
多項式にN−1段目の変換多項式を代入し、これを初段
(1段目)の変換多項式まで繰り返し行うことで得られ
た変換多項式について、初段の変換元の係数ごとにその
演算項を集めて、前記変換後の係数値を求めることを特
徴とする請求項1記載の符号処理方法。 - 【請求項4】 複数段に亘って変換処理が行われるデー
タ処理系において、ある変換多項式の乗数が有限個の組
み合わせを取り得る場合に、有限個の場合別に変換元の
係数の演算項を集めて、前記変換後の係数値を求めるこ
とを特徴とする請求項1記載の符号処理方法。 - 【請求項5】 デジタル圧縮符号化されたデータの復号
処理において、変換後の係数値を算出する変換多項式に
ついて、前記変換後の係数ごとに演算項の抽出を行い、
この抽出結果から前記変換後の係数と変換元の係数との
依存関係を基にして、前記変換元の係数ごとにその演算
項を集め、前記変換元の係数ごとに集めた演算項とこれ
に依存関係のある前記変換後の係数とにより前記変換後
の係数値を求める手段を備えたことを特徴とする符号処
理装置。 - 【請求項6】 前記変換元の係数ごとに集めた前記演算
項同士を前記変換元の係数を入力源として同時に実行す
る手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の符号処
理装置。 - 【請求項7】 複数段に亘って変換処理が行われるデー
タ処理系において、最終段(N段目)の変換処理の変換
多項式にN−1段目の変換多項式を代入し、これを初段
(1段目)の変換多項式まで繰り返し行うことで得られ
た変換多項式について、初段の変換元の係数ごとにその
演算項を集めて、前記変換後の係数値を求める手段を備
えたことを特徴とする請求項5記載の符号処理装置。 - 【請求項8】 複数段に亘って変換処理が行われるデー
タ処理系において、ある変換多項式の乗数が有限個の組
み合わせを取り得る場合に、有限個の場合別に変換元の
係数の演算項を集めて、前記変換後の係数値を求める手
段を備えたことを特徴とする請求項5記載の符号処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000283312A JP2002094387A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 符号処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000283312A JP2002094387A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 符号処理方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002094387A true JP2002094387A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18767694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000283312A Pending JP2002094387A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 符号処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002094387A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006148237A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Canon Inc | 復号化装置およびその方法 |
JP2007299221A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Samsung Electronics Co Ltd | データ処理装置 |
JP2020184702A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 復号化装置および復号化装置の制御方法 |
-
2000
- 2000-09-19 JP JP2000283312A patent/JP2002094387A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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