JP2002094037A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法

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健蔵 福吉
Tadashi Ishimatsu
忠 石松
Tomohito Kitamura
智史 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受光素子上に平坦化層及び樹脂レンズを備え、
受光素子と樹脂レンズの間に複数色のカラーフィルタを
配設する固体撮像素子において、カラーフィルタの各主
波長の光が各々対応した受光素子上に焦点を結び、受光
素子の各色毎の感度のバラツキ、色バランスの不具合を
もたらすことのない固体撮像素子及びその製造方法を提
供すること。 【解決手段】樹脂レンズ11に入射する光の内、カラー
フィルタ13B、13G、13Rの各主波長の光が受光
素子17上に焦点を結ぶようにカラーフィルタの各膜厚
を設定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C−MOSやCC
Dなどに代表される固体撮像素子に関するものであり、
特に、固体撮像素子表面に形成される樹脂レンズの焦点
距離を最適化した固体撮像素子及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CCDなどの固体撮像素子の光電変換に
寄与する領域(開口部)は、素子サイズや画素数にも依
存するが、その全面積に対し10〜40%程度に限られ
てしまう。開口部が小さいことは、そのまま感度低下に
つながるので、これを補うために受光素子上に集光用の
樹脂レンズを形成することが一般的である。また、固体
撮像素子のカラー化は、その受光素子と樹脂レンズに間
にB(青)、G(緑)、R(赤)の原色のカラーフィル
タをそれぞれ配設することによって行われるのが一般的
であり、カラー化された固体撮像素子はこのカラーフィ
ルタで色分解をする。
【0003】図3は、このような固体撮像素子の一例を
示す部分断面図である。図3に示すように、固体撮像素
子は、その表面に受光素子(37)、遮光層(36)、
バリアー膜(39)などが形成された半導体基板(3
8)上に、平坦化層(34)、原色のカラーフィルタ
(33B、33G、33R)、平坦化層(32)、樹脂
レンズ(31)が順次形成されたものである。
【0004】複数の受光素子(37)の上方には、各々
の受光素子(37)に対応した樹脂レンズ(31)が設
けられており、各々の受光素子(37)と樹脂レンズ
(31)の間には、各々の受光素子(37)及び樹脂レ
ンズ(31)に対応した複数色のカラーフィルタ(33
B、33G、33R)が設けられている。そして、平坦
化層(32)表面と受光素子(37)表面との距離
(D)は一定なものとなっている。
【0005】外光(30)は樹脂レンズ(31)に入射
すると、樹脂レンズ(31)にて屈折し平坦化層(3
2)、カラーフィルタ(33B、33G、33R)、平
坦化層(34)を経て受光素子(37)に達するが、光
は色(波長)によって屈折が変わるので、例えば、原色
のカラーフィルタのB(青)、G(緑)、R(赤)にお
いては、B(青)、G(緑)、R(赤)の順に屈折が小
さくなる。固体撮像素子の樹脂レンズ(31)の形成に
用いる樹脂の屈折率は高屈折率であるので、固体撮像素
子の樹脂レンズにおいては、この色(波長)によって変
わる屈折の差は大きなものとなり、発現する光の分散の
量は大きなものとなる。
【0006】例えば、原色のカラーフィルタのG(緑)
の主波長540nmの光が樹脂レンズ(31)にて屈折
し平坦化層(32)、カラーフィルタ(33G)、平坦
化層(34)を経て受光素子(37)上に焦点を結ぶよ
うに、平坦化層表面と受光素子表面との距離(D)を設
定すると、距離(D)は主波長540nmの光での樹脂
レンズ(31)の焦点距離(fG )と等しくなる。
【0007】この際、原色のカラーフィルタのB(青)
の主波長450nmの光での樹脂レンズ(31)の焦点
距離(fB )は、(fG )より短くなり受光素子(3
7)上方に位置し、また、原色のカラーフィルタのR
(赤)の主波長610nmの光での樹脂レンズ(31)
の焦点距離(fR )は、(fG )より長くなり受光素子
(37)下方に位置することになる。すなわち、樹脂レ
ンズの色収差に相当する現象が顕著に表れ、各々の主波
長の光が異なった位置に焦点を結ぶことになる。このよ
うな状態の固体撮像素子では、受光素子の各色毎の感度
のバラツキ、色バランスの不具合をもたらすものとな
る。
【0008】表1は本発明者らの測定データであるが、
固体撮像素子に用いる樹脂レンズの材料の一例として東
京応化(株)製:TMR−P3を取り上げ、その可視光
領域の各波長における屈折率の数値を示した。表1に示
すように、例えば、400nmと700nmとでは、樹
脂レンズの材料の屈折率の差が略0.04程度あること
が理解できる。この例以外の市販の樹脂レンズの材料に
おける屈折率の差も、屈折率の絶対値は多少異なるもの
の略同様な傾向にある。このことは、樹脂レンズを用い
る光学系において、正確な焦点距離の設計を行い、受光
感度の精度を向上させるには、使用する材料の屈折率、
各波長における屈折率の差、すなわち、分散を考慮する
必要があることが示されたといえる。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するためになされたものであり、複数の受光素子上
に平坦化層及び該複数の受光素子に対応した複数の樹脂
レンズを備え、該複数の受光素子と複数の樹脂レンズの
間に該複数の受光素子及び複数の樹脂レンズに対応した
複数色のカラーフィルタを配設する固体撮像素子におい
て、複数色のカラーフィルタの各主波長の光が各々対応
した受光素子上に焦点を結び、従って、受光素子の各色
毎の感度のバラツキ、色バランスの不具合をもたらすこ
とのない固体撮像素子を提供することを課題とするもの
である。また、その固体撮像素子の製造方法を提供する
ことを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の受光素
子上に平坦化層及び該複数の受光素子に対応した複数の
樹脂レンズを備え、該複数の受光素子と複数の樹脂レン
ズの間に該複数の受光素子及び複数の樹脂レンズに対応
した複数色のカラーフィルタを配設する固体撮像素子に
おいて、該複数の樹脂レンズに入射する光の内、複数色
のカラーフィルタの各主波長の光が各々対応した各受光
素子上に焦点を結ぶように複数色のカラーフィルタの各
膜厚を設定したことを特徴とする固体撮像素子である。
【0012】また、本発明は、上記発明による固体撮像
素子において、前記カラーフィルタが着色顔料を分散さ
せた樹脂組成物を用いて形成されたことを特徴とする固
体撮像素子である。
【0013】また、本発明は、複数の受光素子上に平坦
化層及び該複数の受光素子に対応した複数の樹脂レンズ
を備え、該複数の受光素子と複数の樹脂レンズの間に該
複数の受光素子及び複数の樹脂レンズに対応した複数色
のカラーフィルタを配設する固体撮像素子の製造方法に
おいて、該複数の樹脂レンズに入射する光の内、複数色
のカラーフィルタの各主波長の光が各々対応した各受光
素子上に焦点を結ぶように複数色のカラーフィルタの各
膜厚を設定した複数色のカラーフィルタの形成を、その
膜厚の薄い順に形成していくことを特徴とする固体撮像
素子の製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明による固体撮像素子
及びその製造方法を、その実施形態に基づいて説明す
る。図1は、本発明による固体撮像素子の一実施例を示
す部分断面図である。図1に示すように、固体撮像素子
(10)は、その表面に受光素子(17)、遮光層(1
6)、バリアー膜(19)などが形成された半導体基板
(18)上に、平坦化層(14)、原色のカラーフィル
タ(13B、13G、13R)、平坦化層(12)、樹
脂レンズ(11)が順次形成されたものである。
【0015】複数の受光素子(17)の上方には、各々
の受光素子(17)に対応した樹脂レンズ(11)が設
けられており、各々の受光素子(17)と樹脂レンズ
(11)の間には、各々の受光素子(17)及び樹脂レ
ンズ(11)に対応した複数色のカラーフィルタが設け
られている。図1においては、複数色のカラーフィルタ
は原色のB(青)、G(緑)、R(赤)のカラーフィル
タ(13B、13G、13R)である。平坦化層(1
4)の層厚は一定なものであり、また、原色のカラーフ
ィルタ(13B、13G、13R)部分と樹脂レンズ
(11)部分の間の平坦化層(12)の層厚も一定なも
のとなっている。
【0016】原色のB(青)のカラーフィルタ(13
B)の膜厚は、樹脂レンズ(11)に入射した光の内、
B(青)の各主波長450nmの光が受光素子(17)
上に焦点を結ぶように設定したものである。また、原色
のG(緑)のカラーフィルタ(13G)の膜厚は、樹脂
レンズ(11)に入射した光の内、G(緑)の各主波長
540nmの光が受光素子(17)上に焦点を結ぶよう
に、B(青)のカラーフィルタ(13B)の膜厚より厚
く設定したものである。また、原色のR(赤)のカラー
フィルタ(13R)の膜厚は、樹脂レンズ(11)に入
射した光の内、R(赤)の各主波長610nmの光が受
光素子(17)上に焦点を結ぶように、G(緑)のカラ
ーフィルタ(13G)の膜厚より厚く設定したものであ
る。従って、各主波長の光が、各カラーフィルタに対応
した受光素子上に焦点を結ぶことになり、受光素子の各
色毎の感度のバラツキ、色バランスの不具合をもたらす
ことのない固体撮像素子となる。
【0017】光の屈折は、一般にスネルの法則と呼ばれ
る下記の数式(1)で表され、数式(1)においては、
図4に示すように、θ1 は光の入射角、θ2 は屈折角、
n’が媒質2(2)(屈折側)の媒質1(1)(入射
側)に対する屈折率である。本発明の固体撮像素子にお
いて、光は固体撮像素子の外側、つまり媒質1が空気で
ある方向から入射し、媒質2、つまり樹脂レンズ(凸レ
ンズ)との界面で屈折することになる。 SIN θ1 / SIN θ2 = n’・・・・・・・(1)
【0018】また、固体撮像素子の樹脂レンズのような
形状のレンズの焦点距離(f)は、下記の数式(2)で
表される。 f = n’r/(n’−n) ・・・・・・・(2) 数式(2)で、n’は上記屈折率、rは樹脂レンズの曲
率半径、nは空気の屈折率である。n’を樹脂レンズの
屈折率としたとき、樹脂レンズの焦点距離(f)は樹脂
レンズの曲率半径とその屈折率できまる。本発明では、
樹脂レンズの曲率半径は、全て同じであることを前提と
するので、樹脂レンズの焦点距離(f)は樹脂レンズの
B(青)、G(緑)、R(赤)の各主波長での屈折率で
ほぼ決定される。
【0019】既に表1で示したこれら主波長での屈折率
と、実際の樹脂レンズの曲率半径を当てはめて計算すれ
ば焦点距離は、各色間で大凡0.03μm〜0.3μm
の程度の範囲で差のあることがわかる。本発明において
は、この焦点距離の差を各色カラーフィルタの厚み調整
で最適化するものである。
【0020】本発明では、原色のB(青)、G(緑)、
R(赤)のカラーフィルタの際には、B(青)のカラー
フィルタ(13B)、G(緑)のカラーフィルタ(13
G)、R(赤)のカラーフィルタ(13R)の順にカラ
ーフィルタの膜厚を厚く設定することになるが、カラー
フィルタを製造する方法の内、染料により非染色体を染
着する染色法においては、染着後の(染料自身による)
膜厚変動があり、非染色体の膜厚、染料、染着条件によ
ってバラツキを生じカラーフィルタの膜厚コントロール
が困難であり、本発明に適する方法とは言えない。
【0021】カラーフィルタを製造する方法の内、顔料
を樹脂に分散させた樹脂組成物を用いる顔料分散法は、
カラーフィルタの膜厚調整、色調整にすぐれ本発明に適
する方法と言える。顔料分散法によるカラーフィルタで
は、一般に顔料を樹脂に分散させた樹脂組成物を用いる
が、カラーフィルタの形成に用いる各色樹脂組成物の
内、B(青)の顔料の含有率はもともと低く、R(赤)
の顔料の含有率は高いため、G(緑)のカラーフィルタ
の膜厚を基準にしてB(青)のカラーフィルタの膜厚を
薄く(同一の濃度を得るため、B(青)の顔料の含有率
を高くする)こと、及びR(赤)のカラーフィルタ(1
3R)の膜厚を厚く(R(赤)の顔料の含有率を下げ
る)ことは容易なものである。
【0022】また、染色法、顔料分散法のいずれにおい
ても、フォトリソグラフィー法によってカラーフィルタ
を形成する際は、一般に色数に相当する工程数が必要で
あるが、固体撮像素子のように高精細化された3μm〜
10μmピッチの画素パターンの形成では、そのカラー
フィルタの形成順序によって膜厚や色残りに影響を受け
る。すなわち、膜厚の厚いカラーフィルタから形成する
と、薄く形成すべきカラーフィルタの形状が、膜厚方向
で悪影響を受ける。従って、正確な膜厚制御を行うに
は、膜厚の薄いものから順に形成していくことが好まし
い。本発明においては、カラーフィルタの形成が、膜厚
の薄い順であるB(青)のカラーフィルタ、G(緑)の
カラーフィルタ、R(赤)のカラーフィルタの順に形成
していくことを特徴とするものである。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 <実施例1>この実施例1に係わる固体撮像素子は、図
1に示すように半導体基板(18)と、この半導体基板
(18)表面にマトリックス状に配列された複数の受光
素子(17)と、透明な平坦化層(14)と、カラーフ
ィルタ(13B、13G、13R)と、カラーフィルタ
にさらに積層された平坦化層(12)と、該平坦化層上
に積層された樹脂レンズ(11)とでその主要部が構成
された固体撮像素子(10)である。
【0024】カラーフィルタは、B(青)のカラーフィ
ルタの膜厚を0.90μm、G(緑)のカラーフィルタ
の膜厚を1.0μm、R(赤)のカラーフィルタの膜厚
を1.05μmにそれぞれ形成した。そして、この実施
例1に係わる固体撮像素子の感度を測定したところ、従
来法、例えば、G(緑)の主波長540nmでの屈折率
のみで設計し各色カラーフィルタの膜厚を同一にしたも
のと比較し、B(青)及びR(赤)の画素(受光素子)
で凡そ3%の感度向上が得られた。
【0025】なお、この実施例1に係わる固体撮像素子
は、以下のような工程を経て製造した。図2(イ)に示
すように、半導体基板(28)の複数の受光素子(2
7)を覆うように、アクリル系樹脂液をスピンコートに
て塗布、さらに硬膜させて平坦化層(24)を形成し
た。次に、図2(ロ)に示すようにB(青)顔料を分散
させた顔料レジストを用い、塗布、乾燥、露光、現像、
硬膜といった公知のフォトリソグラフィー手法で、膜厚
0.90μmのB(青)のカラーフィルタ(23B)
を、1色目として形成した。
【0026】さらに、図2(ハ)に示すように、同様の
フォトリソグラフィー手法にて、2色目に膜厚1.0μ
mのG(緑)のカラーフィルタ(23G)を、3色目に
膜厚1.05μmのR(赤)のカラーフィルタを形成し
た。膜厚の薄いものから順次形成したので、カラーフィ
ルタのパターンエッジが盛り上がるなどの支障なく、良
好な形状でパターンが形成できた。次に、図2(ニ)に
示すように、平坦化層(28)を積層した。また、図2
(ホ)に示すように、東京応化(株)製:PMR−P3
をレンズ材料として用いて、樹脂レンズ(21)を形成
した。樹脂レンズは、レンズ材料をスピンコートで塗布
後、上記フォトリソグラフィー手法とほぼ同じようにし
て、乾燥、露光、現像を行い、このあと加熱リフローに
て流動化させ、半球のレンズ形状に丸く加工して樹脂レ
ンズとするものである。
【0027】
【発明の効果】本発明は、複数の受光素子上に平坦化層
及び該複数の受光素子に対応した複数の樹脂レンズを備
え、該複数の受光素子と複数の樹脂レンズの間に該複数
の受光素子及び複数の樹脂レンズに対応した複数色のカ
ラーフィルタを配設する固体撮像素子において、該複数
の樹脂レンズに入射する光の内、複数色のカラーフィル
タの各主波長の光が各々対応した各受光素子上に焦点を
結ぶように複数色のカラーフィルタの各膜厚を設定した
ので、受光素子の各色毎の感度のバラツキ、色バランス
の不具合をもたらすことのない固体撮像素子となる。
【0028】また、本発明は、上記固体撮像素子におい
て、カラーフィルタが着色顔料を分散させた樹脂組成物
を用いて形成されたので、染色法によるカラーフィルタ
に比べ容易にカラーフィルタの膜厚調整、色調整が可能
となる。
【0029】また、本発明は、複数の受光素子上に平坦
化層及び該複数の受光素子に対応した複数の樹脂レンズ
を備え、該複数の受光素子と複数の樹脂レンズの間に該
複数の受光素子及び複数の樹脂レンズに対応した複数色
のカラーフィルタを配設する固体撮像素子の製造方法に
おいて、該複数の樹脂レンズに入射する光の内、複数色
のカラーフィルタの各主波長の光が各々対応した各受光
素子上に焦点を結ぶように複数色のカラーフィルタの各
膜厚を設定した複数色のカラーフィルタの形成を、その
膜厚の薄い順に形成していくので、受光素子の各色毎の
感度のバラツキ、色バランスの不具合をもたらすことの
ない固体撮像素子の製造方法となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体撮像素子の一実施例を示す部
分断面図である。
【図2】(イ)〜(ホ)は、本発明による固体撮像素子
の製造方法の一実施例を工程順に示す説明図である。
【図3】従来法による固体撮像素子の一例を示す部分断
面図である。
【図4】スネルの法則を示す説明図である。
【符号の説明】
10…本発明による固体撮像素子 11、21、31…樹脂レンズ 12、22、32…平坦化層 13B、13G、13R…原色のカラーフィルタ 23B、23G、23R…原色のカラーフィルタ 33B、33G、33R…原色のカラーフィルタ 14、24、34…平坦化層 15、30…外光 16、26、36…遮光層 17、27、37…受光素子 18、28、38…半導体基板 19、29、39…バリアー膜 fB …B(青)の主波長450nmの光での樹脂レンズ
の焦点距離 fG …G(緑)の主波長540nmの光での樹脂レンズ
の焦点距離 fR …R(赤)の主波長610nmの光での樹脂レンズ
の焦点距離
フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA45 BA47 BB02 BB07 BB08 BB28 BB47 4M118 AA01 AB01 BA10 BA14 CA04 GC08 GC17 GD04 GD07 5C065 BB42 CC01 DD02 DD15 EE10 EE11 5F088 BA20 BB03 EA04 JA12 JA13 LA03 LA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の受光素子上に平坦化層及び該複数の
    受光素子に対応した複数の樹脂レンズを備え、該複数の
    受光素子と複数の樹脂レンズの間に該複数の受光素子及
    び複数の樹脂レンズに対応した複数色のカラーフィルタ
    を配設する固体撮像素子において、該複数の樹脂レンズ
    に入射する光の内、複数色のカラーフィルタの各主波長
    の光が各々対応した各受光素子上に焦点を結ぶように複
    数色のカラーフィルタの各膜厚を設定したことを特徴と
    する固体撮像素子。
  2. 【請求項2】前記カラーフィルタが着色顔料を分散させ
    た樹脂組成物を用いて形成されたことを特徴とする請求
    項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】複数の受光素子上に平坦化層及び該複数の
    受光素子に対応した複数の樹脂レンズを備え、該複数の
    受光素子と複数の樹脂レンズの間に該複数の受光素子及
    び複数の樹脂レンズに対応した複数色のカラーフィルタ
    を配設する固体撮像素子の製造方法において、該複数の
    樹脂レンズに入射する光の内、複数色のカラーフィルタ
    の各主波長の光が各々対応した各受光素子上に焦点を結
    ぶように複数色のカラーフィルタの各膜厚を設定した複
    数色のカラーフィルタの形成を、その膜厚の薄い順に形
    成していくことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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